JP2023104695A - 支援システム、支援方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】バイオリズムを用いて健康管理を支援する。【解決手段】ユーザの心拍及び動きを含むバイタルデータを取得する取得部と、前記バイタルデータを記憶する記憶部と、過去に取得された前記バイタルデータに基づいて前記ユーザのバイオリズム周期を算出し、前記算出したバイオリズムにおける何れのフェーズであるかを判定する第1判定部と、今回取得された前記バイタルデータに基づいて前記ユーザの睡眠状態を判定する第2判定部と、前記ユーザのバイオリズム及び睡眠状態に基づいて、香りを発生させる装置であるディフューザ装置を制御するディフューザ制御部を有する。【選択図】図2
Description
本発明は、健康管理(ヘルスケア)を支援する支援システム、支援方法、及びプログラムに関する。
健康管理を支援する技術がある。例えば、特許文献1には、ユーザの生理指標からストレス状態にあるか集中状態にあるか等の心身状態を取得し、取得した心身状態に応じた香りのレシピを決定する技術が開示されている。
しかしながら、人間にはバイオリズムがあり、高調期と低調期とが繰り返されていることが知られている。ユーザの生理指標が同じ場合であってもバイオリズムが高調期と低調期とで心身の状態が異なる場合もある。心身の状態が異なる場合にはそれぞれの状態に応じた対応を行う方がより適切に健康管理を行うことができる。このため、健康管理を行うにあたりバイオリズムを考慮できることが望ましい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、バイオリズムを用いて健康管理を支援することができる支援システム、支援方法、及びプログラムを提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明に係る支援システムは、ユーザの心拍及び動きを含むバイタルデータを取得する取得部と、前記バイタルデータを記憶する記憶部と、過去に取得された前記バイタルデータに基づいて前記ユーザのバイオリズム周期を算出し、前記算出したバイオリズムにおける何れのフェーズであるかを判定する第1判定部と、今回取得された前記バイタルデータに基づいて前記ユーザの睡眠状態を判定する第2判定部と、前記ユーザのバイオリズム及び睡眠状態に基づいて、香りを発生させる装置であるディフューザ装置を制御するディフューザ制御部を有する。
また、上述した課題を解決するために、本発明に係る支援方法は、ユーザの心拍及び動きを含むバイタルデータを記憶する記憶部を備える健康支援システムであるコンピュータが行う健康支援方法であって、取得部が、ユーザの心拍及び動きを含むバイタルデータを取得し、第1判定部が、過去に取得された前記バイタルデータに基づいて前記ユーザのバイオリズム周期を算出し、前記算出したバイオリズムにおける何れのフェーズであるかを判定し、第2判定部が、今回取得された前記バイタルデータに基づいて前記ユーザの睡眠状態を判定し、ディフューザ制御部が、前記ユーザのバイオリズム及び睡眠状態に基づいて、香りを発生させる装置であるディフューザ装置を制御する。
また、上述した課題を解決するために、本発明は、コンピュータを、上記に記載の支援システムとして動作させるためのプログラムであって、前記コンピュータを前記支援システムが備える各部として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、バイオリズムを用いて健康管理を支援することができる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、実施形態に係る支援システム1の構成例を示す概略ブロック図である。支援システム1は、サーバ装置10と、端末装置20と、測定デバイス30と、ディフューザ装置40とを備える。
サーバ装置10は、健康管理を支援するサービスを提供する提供者によって管理される。サーバ装置10は、通信ネットワークNWを介して端末装置20と通信を行い、端末装置20を介して、測定デバイス30によって測定されたデータ(バイタルデータ)を受信する。サーバ装置10は、端末装置20を介して、ディフューザ装置40を制御する。
端末装置20は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等のうち何れかの装置である。端末装置20には、健康管理を支援するサービスを提供するアプリケーションプログラム(以下、健康管理アプリという)がインストールされている。
端末装置20は、例えば、BLE(Bluetooth Low Energy)や赤外線通信、或いは無線LANなどの近距離無線通信により測定デバイス30と通信可能に接続される。端末装置20は、健康管理アプリの機能に基づいて測定デバイス30によって測定されたバイタルデータを取得し、取得したバイタルデータをサーバ装置10に送信する。
端末装置20は、例えば、有線通信、或いはBLE(Bluetooth Low Energy)や赤外線通信、或いは無線LANなどの近距離無線通信によりディフューザ装置40と通信可能に接続される。端末装置20は、健康管理アプリの機能に基づいて、サーバ装置10からディフューザ装置40を制御する制御信号を受信し、受信した制御信号をディフューザ装置40に出力することによってディフューザ装置40を制御する。
端末装置20は、例えば、BLE(Bluetooth Low Energy)や赤外線通信、或いは無線LANなどの近距離無線通信により測定デバイス30と通信可能に接続される。端末装置20は、健康管理アプリの機能に基づいて測定デバイス30によって測定されたバイタルデータを取得し、取得したバイタルデータをサーバ装置10に送信する。
端末装置20は、例えば、有線通信、或いはBLE(Bluetooth Low Energy)や赤外線通信、或いは無線LANなどの近距離無線通信によりディフューザ装置40と通信可能に接続される。端末装置20は、健康管理アプリの機能に基づいて、サーバ装置10からディフューザ装置40を制御する制御信号を受信し、受信した制御信号をディフューザ装置40に出力することによってディフューザ装置40を制御する。
測定デバイス30は、ユーザのバイタルデータを測定する。ここでのバイタルデータは、例えば、心拍、体温、及び動きである。測定デバイス30は、ユーザに装着されることによって用いられる。測定デバイス30は、例えば、装着具としての下着などの衣服の内部に設けられた収納ポケットに収納されることによってユーザの身体に装着される。或いは、シールなどの粘着部材を用いて、ユーザの身体或いは下着などに貼り付けられることによって装着されてもよい。また、装着具としての取付ベルトに収納され、取付ベルトがユーザの体幹等取り付けられることによって装着されてもよい。或いは、測定デバイス30は、手首に装着するウォッチ型の危機であってもよいし、頭に装着するヘッド取付機器などであってもよい。測定デバイス30は、測定したバイタルデータを、端末装置20に出力する。
ディフューザ装置40は、香りを発生させる。ディフューザ装置40は、例えば、香り成分を含む香りカプセルを格納し、端末装置20を介して通知された制御信号に従って香りカプセルを圧縮させ、香りカプセル内の香りを放出することによって香りを発生する。
図2は、実施形態に係るサーバ装置10の構成の例を示すブロック図である。サーバ装置10は、コンピュータである。サーバ装置10は、例えば、通信部11と記憶部12と制御部13とを備える。
通信部11は、通信ネットワークNWを介して端末装置20と通信を行う。
記憶部12は、サーバ装置10が行う各種の処理を実行するためのプログラム、及び各種の処理を行う際に利用される一時的なデータを記憶媒体に記憶する。記憶媒体は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、RAM(Random Access read/write Memory)、ROM(Read Only Memory)、または、これらの記憶媒体の任意の組み合わせによって構成される。
記憶部12は、サーバ装置10が行う各種の処理を実行するためのプログラム、及び各種の処理を行う際に利用される一時的なデータを記憶媒体に記憶する。記憶媒体は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、RAM(Random Access read/write Memory)、ROM(Read Only Memory)、または、これらの記憶媒体の任意の組み合わせによって構成される。
制御部13は、例えば、取得部130と、第1判定部131と、第2判定部132と、ディフューザ制御部133とを備える。これらの機能部の全部または一部が、端末装置20に設けられていてもよい。
制御部13は、サーバ装置10が備えるCPU(Central Processing Unit)に、記憶部12に記憶されたプログラムを実行することにより、各種の処理(取得部130、第1判定部131、第2判定部132、及びディフューザ制御部133のそれぞれが行う処理)を実現する。
取得部130は、通信部11を介して、端末装置20から受信したバイタルデータを取得する。取得部130は、取得したバイタルデータを記憶部12に記憶させる。
第1判定部131は、過去に取得されたバイタルデータに基づいて、ユーザのバイオリズム周期を算出する。ここでのバイオリズムは、ユーザの生理状態における周期的なパターンであり、1か月程度の間に高調期と低調期とを繰り返すパターンである。
第1判定部131は、算出したバイオリズム周期に基づいて、ユーザがバイオリズムにおける何れのフェーズにいるか否かを判定する。
以下では、第1判定部131が女性の生理周期を算出し、算出した生理周期に基づいてユーザが生理日であるか否かを判定する場合を例に説明する。しかしながら、これに限定されることはない。第1判定部131は、ユーザが男性であるか女性であるかに関わらす、過去に取得されたバイタルデータに基づいて算出できる任意の周期的なパターンを、ユーザのバイオリズムとして算出するようにしてよい。
また、第1判定部131は、ユーザが生理日であるか否かを判定するのではなく、生理が始まる1週間前であるか否か、生理が終わった後の1週間であるか否かなど、任意のフェーズを判定するようにしてよい。
また、第1判定部131は、過去に取得されたバイタルデータ、及びユーザによって入力された生理日に関する情報を用いて生理周期を判定するようにしてもよい。この場合、第1判定部131は、通信部11を介して、端末装置20に生理日を入力する画面の情報を送信し、端末装置20に例えばカレンダなどを表示させる。ユーザは、端末装置20に表示されたカレンダに生理日を入力する。第1判定部131は、操作入力された生理日に関する情報を、通信部11を介して取得する。
第1判定部131は、算出したバイオリズム周期に基づいて、ユーザがバイオリズムにおける何れのフェーズにいるか否かを判定する。
以下では、第1判定部131が女性の生理周期を算出し、算出した生理周期に基づいてユーザが生理日であるか否かを判定する場合を例に説明する。しかしながら、これに限定されることはない。第1判定部131は、ユーザが男性であるか女性であるかに関わらす、過去に取得されたバイタルデータに基づいて算出できる任意の周期的なパターンを、ユーザのバイオリズムとして算出するようにしてよい。
また、第1判定部131は、ユーザが生理日であるか否かを判定するのではなく、生理が始まる1週間前であるか否か、生理が終わった後の1週間であるか否かなど、任意のフェーズを判定するようにしてよい。
また、第1判定部131は、過去に取得されたバイタルデータ、及びユーザによって入力された生理日に関する情報を用いて生理周期を判定するようにしてもよい。この場合、第1判定部131は、通信部11を介して、端末装置20に生理日を入力する画面の情報を送信し、端末装置20に例えばカレンダなどを表示させる。ユーザは、端末装置20に表示されたカレンダに生理日を入力する。第1判定部131は、操作入力された生理日に関する情報を、通信部11を介して取得する。
第2判定部132は、今回取得されたバイタルデータに基づいて、ユーザの睡眠状態を判定する。ここで判定する睡眠状態は、例えば、入眠、レム睡眠、及びノンレム睡眠のそれぞれである。
第2判定部132は、就寝後に測定された心拍に基づいて副交感神経が優位か否かを判定し、副交感神経が優位であれば、入眠状態であると判定する。
心拍に基づいて副交感神経が優位か否かを判定する方法として、既存の判定方法を適用することができる。例えば、第2判定部132は心拍の時系列変化を周波数解析することにより、心拍の周波数特性を算出する。第2判定部132は、心拍の周波数特性において、比較的低い周波数領域(例えば、0.05~0.15Hz付近:LF)と、比較的高い周波数領域(例えば、0.15~0.4Hz付近:HF)における強度を算出する。第2判定部132は、比較的高い周波数領域の強度に対する、比較的低い周波数領域の強度の比率である、LF/HFが閾値未満である場合、副交感神経が優位であると判定する。
第2判定部132は、心拍による判定と共に、ユーザの動きに基づいてユーザが入眠状態であるか否かを判定するようにしてもよい。例えば、第2判定部132は、ユーザの動きがほとんどない状態、具体的には、所定時間内に重力方向に働く加速度の変化量が閾値未満であり、且つ、水平方向に働く加速度の大きさが閾値未満である場合に入眠状態であると判定する。
第2判定部132は、心拍による判定と共に、ユーザの温度(体温)に基づいてユーザが入眠状態であるか否かを判定するようにしてもよい。例えば、第2判定部132は、ユーザの体温が、普段の体温(平熱)よりも低い状態にある、具体的には、体温が閾値未満である場合に入眠状態であると判定する。ここで入眠状態となる場合に低下する体温の低下量は個人差がある。このため、過去のバイタルデータを基に、ユーザ毎に、入眠状態となる場合に低下する体温の低下量を決定するようにして判定の精度を向上させるようにしてもよい。
心拍に基づいて副交感神経が優位か否かを判定する方法として、既存の判定方法を適用することができる。例えば、第2判定部132は心拍の時系列変化を周波数解析することにより、心拍の周波数特性を算出する。第2判定部132は、心拍の周波数特性において、比較的低い周波数領域(例えば、0.05~0.15Hz付近:LF)と、比較的高い周波数領域(例えば、0.15~0.4Hz付近:HF)における強度を算出する。第2判定部132は、比較的高い周波数領域の強度に対する、比較的低い周波数領域の強度の比率である、LF/HFが閾値未満である場合、副交感神経が優位であると判定する。
第2判定部132は、心拍による判定と共に、ユーザの動きに基づいてユーザが入眠状態であるか否かを判定するようにしてもよい。例えば、第2判定部132は、ユーザの動きがほとんどない状態、具体的には、所定時間内に重力方向に働く加速度の変化量が閾値未満であり、且つ、水平方向に働く加速度の大きさが閾値未満である場合に入眠状態であると判定する。
第2判定部132は、心拍による判定と共に、ユーザの温度(体温)に基づいてユーザが入眠状態であるか否かを判定するようにしてもよい。例えば、第2判定部132は、ユーザの体温が、普段の体温(平熱)よりも低い状態にある、具体的には、体温が閾値未満である場合に入眠状態であると判定する。ここで入眠状態となる場合に低下する体温の低下量は個人差がある。このため、過去のバイタルデータを基に、ユーザ毎に、入眠状態となる場合に低下する体温の低下量を決定するようにして判定の精度を向上させるようにしてもよい。
第2判定部132は、入眠状態となった後に測定されたユーザの動きに基づいて、ユーザの睡眠状態が、レム睡眠状態であるか否かを判定する。第2判定部132は、ユーザが腕を上げたり、足蹴りをしたりするなど、比較的大きな動きをした場合、レム睡眠状態であると判定する。具体的には、所定時間内に重力方向に働く加速度の変化量が閾値以上である場合、又は、水平方向に働く加速度の大きさが閾値以上である場合にレム睡眠状態であると判定する。
第2判定部132は、動きによる判定と共に、ユーザの心拍に基づいてユーザがレム睡眠状態であるか否かを判定するようにしてもよい。例えば、第2判定部132は、ユーザの心拍数が増加した、又は、不規則に変動する場合、具体的には、所定時間内における心拍数が増加し、その変化率が閾値以上である場合、又は、所定時間内における心拍数のばらつきが(例えば標準偏差)が閾値以上である場合にレム睡眠状態であると判定する。
第2判定部132は、動きによる判定と共に、ユーザの心拍に基づいてユーザがレム睡眠状態であるか否かを判定するようにしてもよい。例えば、第2判定部132は、ユーザの心拍数が増加した、又は、不規則に変動する場合、具体的には、所定時間内における心拍数が増加し、その変化率が閾値以上である場合、又は、所定時間内における心拍数のばらつきが(例えば標準偏差)が閾値以上である場合にレム睡眠状態であると判定する。
第2判定部132は、入眠状態となった後に測定されたユーザの心拍に基づいて、ユーザの睡眠状態が、ノンレム睡眠状態であるか否かを判定するようにしてもよい。第2判定部132は、心拍に基づいて副交感神経が優位か否かを判定し、副交感神経が優位であれば、ノンレム睡眠状態であると判定する。
第2判定部132は、心拍による判定と共に、ユーザの動きに基づいてユーザがノンレム睡眠状態であるか否かを判定するようにしてもよい。例えば、第2判定部132は、ユーザが寝返りをうった場合、具体的には、所定時間内に水平方向に働く加速度の大きさが変動した後、変動後の値を維持している場合にノンレム睡眠状態であると判定する。
第2判定部132は、心拍による判定と共に、ユーザの体温に基づいてユーザがノンレム睡眠状態であるか否かを判定するようにしてもよい。例えば、第2判定部132は、ユーザの体温が、ユーザの平熱よりも低い状態にある、具体的には、体温が閾値未満である場合にノンレム睡眠状態であると判定する。ここでノンレム睡眠状態となる場合に低下する体温の低下量は、入眠状態となる場合の低下量よりも大きい。
一般的に、入眠した後の約90分間に最初のノンレム睡眠状態となると言われている。最初のノンレム睡眠状態が終了すると、レム睡眠とノンレム睡眠が交互に繰り返される。過去の心拍データに基づいて最初のノンレム睡眠状態が終了した後に上昇した体温が低下に転じる様子を蓄積しておき、ユーザ毎に、ノンレム睡眠状態となる場合に低下する体温の低下量を決定するようにして判定の精度を向上させるようにしてもよい。
第2判定部132は、心拍による判定と共に、ユーザの動きに基づいてユーザがノンレム睡眠状態であるか否かを判定するようにしてもよい。例えば、第2判定部132は、ユーザが寝返りをうった場合、具体的には、所定時間内に水平方向に働く加速度の大きさが変動した後、変動後の値を維持している場合にノンレム睡眠状態であると判定する。
第2判定部132は、心拍による判定と共に、ユーザの体温に基づいてユーザがノンレム睡眠状態であるか否かを判定するようにしてもよい。例えば、第2判定部132は、ユーザの体温が、ユーザの平熱よりも低い状態にある、具体的には、体温が閾値未満である場合にノンレム睡眠状態であると判定する。ここでノンレム睡眠状態となる場合に低下する体温の低下量は、入眠状態となる場合の低下量よりも大きい。
一般的に、入眠した後の約90分間に最初のノンレム睡眠状態となると言われている。最初のノンレム睡眠状態が終了すると、レム睡眠とノンレム睡眠が交互に繰り返される。過去の心拍データに基づいて最初のノンレム睡眠状態が終了した後に上昇した体温が低下に転じる様子を蓄積しておき、ユーザ毎に、ノンレム睡眠状態となる場合に低下する体温の低下量を決定するようにして判定の精度を向上させるようにしてもよい。
ディフューザ制御部133は、ディフューザ装置40を制御する。ディフューザ制御部133は、第1判定部131によって判定されたユーザのバイオリズム、及び第2判定部132によって判定されたユーザの睡眠状態に基づいて、ディフューザ装置40に香りを発生させるか否かを決定する。
ディフューザ制御部133は、ユーザの睡眠状態がノンレム睡眠である場合、香りを発生させないと判定する。一方、ディフューザ制御部133は、ユーザの睡眠状態が入眠状態又はレム睡眠である場合、ユーザがバイオリズムにおける特定のフェーズ、例えば、生理日にある場合に香りを発生させると判定する。
ディフューザ制御部133は、入眠状態となってから所定時間(例えば、6-8時間)が経過する前であり、且つ、ユーザの睡眠状態がレム睡眠である場合、鎮静系の香りを発生させると判定する。鎮静系の香りは、例えば、ラベンダー等、神経を鎮静させる効果があると言われる香りである。
ディフューザ制御部133は、入眠状態となってから所定時間(例えば、6-8時間)が経過した後であり、且つ、ユーザの睡眠状態がレム睡眠である場合、覚醒系の香りを発生させると判定する。覚醒系の香りは、例えば、ミント系の爽やかでフレッシュな刺激があると言われる香りである。
ディフューザ制御部133は、ユーザの睡眠状態がノンレム睡眠である場合、香りを発生させないと判定する。一方、ディフューザ制御部133は、ユーザの睡眠状態が入眠状態又はレム睡眠である場合、ユーザがバイオリズムにおける特定のフェーズ、例えば、生理日にある場合に香りを発生させると判定する。
ディフューザ制御部133は、入眠状態となってから所定時間(例えば、6-8時間)が経過する前であり、且つ、ユーザの睡眠状態がレム睡眠である場合、鎮静系の香りを発生させると判定する。鎮静系の香りは、例えば、ラベンダー等、神経を鎮静させる効果があると言われる香りである。
ディフューザ制御部133は、入眠状態となってから所定時間(例えば、6-8時間)が経過した後であり、且つ、ユーザの睡眠状態がレム睡眠である場合、覚醒系の香りを発生させると判定する。覚醒系の香りは、例えば、ミント系の爽やかでフレッシュな刺激があると言われる香りである。
図3は、実施形態に係る測定デバイス30の構成の例を示すブロック図である。測定デバイス30は、マイコン(microcontroller)、PLC(Programmable Logic Controller)等である。測定デバイス30は、例えば、加速度測定部31と、温度測定部32と、心拍測定部33と、装着判定部34と、測定データ出力部35とを備える。
加速度測定部31は加速度センサを含む。加速度センサは、例えば、3軸の加速度センサであり、x軸、y軸及びz軸の3軸のそれぞれの方向に働く加速度を測定する。加速度センサは、測定デバイス30がユーザ装着された場合、加速度センサにおける特定の軸(例えば、z軸)の方向が、ユーザの正面に垂直な方向となるように配置される。ここでの正面に垂直な方向とは、ユーザが起立している状態においては水平方向であり、ユーザが寝ている状態においては重力方向である。
温度測定部32は、温度センサを含む。温度センサは、温度を測定する。測定デバイス30がユーザ装着された場合、温度センサは、ユーザの体温を測定する。温度測定部32は、温度センサによって計測した温度を端末装置20に出力する。
心拍測定部33は光センサを含む。光センサは、発光部と受光部を有し、発光部がユーザの皮膚表面に照射した光が、毛細血管内の血流により反射した反射光を受光部が受光する。光センサは、受光部によって受光された光の光量や周波数成分に基づいて心拍を算出する。光センサは、心拍の他、血中酸素飽和度(SPO2)を算出するようにしてもよい。
温度測定部32は、温度センサを含む。温度センサは、温度を測定する。測定デバイス30がユーザ装着された場合、温度センサは、ユーザの体温を測定する。温度測定部32は、温度センサによって計測した温度を端末装置20に出力する。
心拍測定部33は光センサを含む。光センサは、発光部と受光部を有し、発光部がユーザの皮膚表面に照射した光が、毛細血管内の血流により反射した反射光を受光部が受光する。光センサは、受光部によって受光された光の光量や周波数成分に基づいて心拍を算出する。光センサは、心拍の他、血中酸素飽和度(SPO2)を算出するようにしてもよい。
装着判定部34は、測定デバイス30がユーザに装着されたか否かを判定する。一般に、人間の体温は外気温より高い。このことを利用し、装着判定部34、温度センサによって測定された温度が体温より低い所定の閾値(例えば、33℃)未満である場合には、装着されていないと判定し、閾値以上である場合には、装着されていると判定する。
なお、装着判定部34が行う処理が、端末装置20又はサーバ装置10によって実行されてもよい。この場合、端末装置20又はサーバ装置10が装着判定部34に相当する機能部を有し、測定デバイス30は装着判定部34を省略することができる。
測定データ出力部35は、加速度センサ、光センサ、及び温度センサのそれぞれによって測定されたデータ(バイタルデータ)を端末装置20に出力する。
なお、装着判定部34が行う処理が、端末装置20又はサーバ装置10によって実行されてもよい。この場合、端末装置20又はサーバ装置10が装着判定部34に相当する機能部を有し、測定デバイス30は装着判定部34を省略することができる。
測定データ出力部35は、加速度センサ、光センサ、及び温度センサのそれぞれによって測定されたデータ(バイタルデータ)を端末装置20に出力する。
図4は、実施形態に係るディフューザ装置40の構成の例を示すブロック図である。ディフューザ装置40は、例えば、通信部41と、香りカプセル格納部42と、香り発生部43とを備える。通信部41は、端末装置20と通信を行う。香りカプセル格納部42には香りカプセルが格納される。香りカプセルには、覚醒系の香りが封入されたものと、鎮静系の香りが封入されたものがあり、それぞれが区別されて格納される。香り発生部43は、通信部41を介してサーバ装置10によって送信された制御信号を取得し、制御信号に基づいて、覚醒系又は鎮静系の香りを発生させる。
図5は、実施形態に係る支援システム1が行う処理の流れを示すシーケンス図である。サーバ装置10は、過去のバイタルデータに基づいてバイオリズム周期を算出し、ユーザがバイオリズムにおける何れのフェーズであるかを判定する(ステップS10)。
測定デバイス30は、測定デバイス30が装着されたか否かを判定する(ステップS11)。測定デバイス30が装着された場合、バイタルデータの測定を開始し、測定したバイタルデータを、端末装置20を介してサーバ装置10に送信する(ステップS12)。サーバ装置10は、受信したバイタルデータを用いて、支援処理を行う(ステップS13)。支援処理は、ユーザの寝つき、及び寝覚めを支援する処理である。支援処理の詳細については後で詳しく説明する。サーバ装置10は、ユーザが起床したか否かを判定する(ステップS14)。例えば、サーバ装置10は、ユーザの動きに基づいてユーザが起床したか否かを判定する。具体的には、サーバ装置10は、測定デバイス30によって、ユーザに働く重力加速度相当の加速度の方向が変化した場合、例えばユーザの正面方向から足元方向に変化した場合、ユーザが起床したと判定する。サーバ装置10は、端末装置20を介して測定デバイス30に制御信号を送信し、測定デバイス30による測定を終了させる(ステップS15)。
測定デバイス30は、測定デバイス30が装着されたか否かを判定する(ステップS11)。測定デバイス30が装着された場合、バイタルデータの測定を開始し、測定したバイタルデータを、端末装置20を介してサーバ装置10に送信する(ステップS12)。サーバ装置10は、受信したバイタルデータを用いて、支援処理を行う(ステップS13)。支援処理は、ユーザの寝つき、及び寝覚めを支援する処理である。支援処理の詳細については後で詳しく説明する。サーバ装置10は、ユーザが起床したか否かを判定する(ステップS14)。例えば、サーバ装置10は、ユーザの動きに基づいてユーザが起床したか否かを判定する。具体的には、サーバ装置10は、測定デバイス30によって、ユーザに働く重力加速度相当の加速度の方向が変化した場合、例えばユーザの正面方向から足元方向に変化した場合、ユーザが起床したと判定する。サーバ装置10は、端末装置20を介して測定デバイス30に制御信号を送信し、測定デバイス30による測定を終了させる(ステップS15)。
なお、ステップS15において、測定デバイス30は、サーバ装置10からの制御信号の他、測定デバイス30が装着されているか否かを判定した結果に基づいて、測定を終了させるようにしてもよい。例えば、測定デバイス30は、ステップS11に示す処理と同様な方法で測定デバイス30が装着されているか否かを判定する。測定デバイス30は、測定デバイス30が装着された状態から装着されていない状態に変化した場合、測定デバイス30による測定を終了させる。
図6は、図5のステップS13に示す支援処理の流れを示すフロー図である。サーバ装置10は、バイタルデータに基づいてユーザの睡眠状態を判定する(ステップS130)。
ユーザの睡眠状態が入眠状態である場合、タイマによる時間測定を開始する(ステップS131)。サーバ装置10は、入眠から所定時間(例えば、6-8時間)が経過したか否かをタイマの測定値に基づいて判定する(ステップS132)。入眠から所定時間が経過していた場合、サーバ装置10は、ユーザがバイオリズムにおける特定のフェーズ(例えば、生理日)にあるか否かを判定する(ステップS133)。ユーザがバイオリズムにおける特定のフェーズにある場合、サーバ装置10は、覚醒系の香りを発生させる制御信号を、端末装置20を介してディフューザ装置40に送信する(ステップS134)。
一方、ステップS132において、入眠から所定時間が経過していない場合、サーバ装置10は、ユーザがバイオリズムにおける特定のフェーズ(例えば、生理日)にあるか否かを判定する(ステップS135)。ユーザがバイオリズムにおける特定のフェーズにある場合、サーバ装置10は、鎮静系の香りを発生させる制御信号を、端末装置20を介してディフューザ装置40に送信する(ステップS136)。
ユーザの睡眠状態がレム睡眠状態である場合、サーバ装置10はステップS132に示す処理を行う。
ユーザの睡眠状態がノンレム睡眠状態である場合、サーバ装置10は香りを発生させることなくステップS14に示す処理を行う。
ステップS133,またはステップS135において、ユーザがバイオリズムにおける特定のフェーズにないと判定された場合、サーバ装置10は香りを発生させることなくステップS14に示す処理を行う。
ユーザの睡眠状態が入眠状態である場合、タイマによる時間測定を開始する(ステップS131)。サーバ装置10は、入眠から所定時間(例えば、6-8時間)が経過したか否かをタイマの測定値に基づいて判定する(ステップS132)。入眠から所定時間が経過していた場合、サーバ装置10は、ユーザがバイオリズムにおける特定のフェーズ(例えば、生理日)にあるか否かを判定する(ステップS133)。ユーザがバイオリズムにおける特定のフェーズにある場合、サーバ装置10は、覚醒系の香りを発生させる制御信号を、端末装置20を介してディフューザ装置40に送信する(ステップS134)。
一方、ステップS132において、入眠から所定時間が経過していない場合、サーバ装置10は、ユーザがバイオリズムにおける特定のフェーズ(例えば、生理日)にあるか否かを判定する(ステップS135)。ユーザがバイオリズムにおける特定のフェーズにある場合、サーバ装置10は、鎮静系の香りを発生させる制御信号を、端末装置20を介してディフューザ装置40に送信する(ステップS136)。
ユーザの睡眠状態がレム睡眠状態である場合、サーバ装置10はステップS132に示す処理を行う。
ユーザの睡眠状態がノンレム睡眠状態である場合、サーバ装置10は香りを発生させることなくステップS14に示す処理を行う。
ステップS133,またはステップS135において、ユーザがバイオリズムにおける特定のフェーズにないと判定された場合、サーバ装置10は香りを発生させることなくステップS14に示す処理を行う。
以上説明した通り、実施形態の支援システム1は、取得部130と、記憶部12と、第1判定部131と、第2判定部132と、ディフューザ制御部133とを備える。取得部130はユーザの心拍及び動きを含むバイタルデータを取得する。記憶部12はバイタルデータを記憶する。第1判定部131は過去に取得された前記バイタルデータに基づいてユーザのバイオリズム周期を算出する。第1判定部131は算出したバイオリズムにおける何れのフェーズにユーザがいるかを判定する。第2判定部132は今回取得されたバイタルデータに基づいて前記ユーザの睡眠状態を判定する。ディフューザ制御部133はユーザのバイオリズム及び睡眠状態に基づいてディフューザ装置40を制御する。これにより、実施形態の支援システム1では、ユーザがバイオリズムにおける特定のフェーズにいる、例えば、生理日や低調期にいる場合に、特定の香りを発生させることができる。これにより、バイオリズムにおいて睡眠の質が低下すると考えられるフェーズに睡眠の質を向上させるような香りを発生させ、熟睡或いはすっきり覚醒することができるように支援することができる。したがって、バイオリズムを用いて健康管理を支援することができる。
また、実施形態の支援システム1では、ディフューザ制御部133は、ユーザがバイオリズムにおける特定のフェーズにあり、ユーザの睡眠状態が入眠状態と判定されてから所定の時間が経過し、且つ今回取得されたバイタルデータに基づいて判定されたユーザの睡眠状態がレム睡眠状態と判定された場合、ディフューザ装置40に覚醒系の香りを発生させる。これにより、所定時間以上の睡眠をとった後、覚醒しやすいレム睡眠の状態にある場合に覚醒系の香りを発生させることができ、すっきり覚醒することができるように支援することができる。
また、実施形態の支援システム1では、ディフューザ制御部133は、ユーザの睡眠状態が入眠状態と判定されてから所定の時間が経過しておらず、且つ、今回取得されたバイタルデータに基づいて判定されたユーザの睡眠状態がノンレム睡眠状態ではないと判定された場合、ディフューザ装置40に鎮静系の香りを発生させる。これにより、所定時間以上の睡眠をとっていない場合において、覚醒しやすいレム睡眠の状態にある場合には、鎮静系の香りを発生させることができ、ユーザが熟睡できるように支援することができる。
また、実施形態の支援システム1では、第1判定部131は、ユーザの生理周期を、バイオリズム周期として判定する。これにより、ユーザの生理周期に応じて月経前症候群(PMS)など睡眠の質が低下すると考えられるフェーズに睡眠の質を向上させることができる。
また、実施形態の支援システム1では、第1判定部131は、過去に取得されたバイタルデータ及びユーザによって入力された生理日に関する情報を用いて生理周期を判定する。これにより、より精度よく生理周期を算出することができる。
また、実施形態の支援システム1では、第1判定部131は、過去に取得されたバイタルデータ及びユーザによって入力された生理日に関する情報を用いて生理周期を判定する。これにより、より精度よく生理周期を算出することができる。
また、実施形態の支援システム1では、測定デバイス30とサーバ装置10を備える。測定デバイス30はユーザの心拍及び動きを含むバイタルデータを測定する。サーバ装置10は、取得部130と、記憶部12と、第1判定部131と、第2判定部132と、ディフューザ制御部133とを有する。これにより、測定デバイス30により測定されたバイタルデータを用いて、サーバ装置10を用いてユーザの健康管理を支援することができ、サーバに処理を集約させて効率よく処理を行うことができる。また、サーバに処理を集約させることにより処理のアップデートにも一括して対応することができる。
また、実施形態の支援システム1では、測定デバイス30は、ユーザに装着されて用いられる。これにより、ユーザが装着したタイミングで測定を開始することが可能となる。このため、ユーザが装着していない状態では測定を実行しないようにすることができ、消費電力の増大を抑制することが可能となる。また、測定デバイス30をナイトブラなどの下着の内部に設けられた収納ポケットに収納して装着する場合には、腰回りや指先などに装着した場合と比較して着け心地と良くすることができ装着感を向上させることができる。
(実施形態の変形例1)
ユーザと同じ空間に寝ている他人、例えば幼い子どもなど、がいる場合、他人の動作の影響を受けると考えられる。例えば、ユーザが熟睡状態、例えばノンレム睡眠状態にある場合であっても、側に寝ていた幼い子供が起きたり動いたりした場合、睡眠が妨げられる原因になり得る。この対策として、ディフューザ装置40に、人間の在不在を判定する人感センサを配置するように構成されてもよい。この場合、ディフューザ装置40は、人感センサを備える。人感センサは感知領域に赤外光などを照射し、照射した赤外光が遮られたか否かに応じて人間の在不在を感知する。ディフューザ装置40は、感知領域に人間が存在する場合、鎮静系の香りを発生させる。これにより、側に寝ていた幼い子供が起きたり動いたりした場合、その子供が熟睡できるようにしてユーザの睡眠を妨げないようにする。
ユーザと同じ空間に寝ている他人、例えば幼い子どもなど、がいる場合、他人の動作の影響を受けると考えられる。例えば、ユーザが熟睡状態、例えばノンレム睡眠状態にある場合であっても、側に寝ていた幼い子供が起きたり動いたりした場合、睡眠が妨げられる原因になり得る。この対策として、ディフューザ装置40に、人間の在不在を判定する人感センサを配置するように構成されてもよい。この場合、ディフューザ装置40は、人感センサを備える。人感センサは感知領域に赤外光などを照射し、照射した赤外光が遮られたか否かに応じて人間の在不在を感知する。ディフューザ装置40は、感知領域に人間が存在する場合、鎮静系の香りを発生させる。これにより、側に寝ていた幼い子供が起きたり動いたりした場合、その子供が熟睡できるようにしてユーザの睡眠を妨げないようにする。
(実施形態の変形例2)
サーバ装置10は、ユーザが夜中に急に起床したことが検知された場合、鎮静系の香りを発生させるようにしてもよい。例えば、サーバ装置10は、ユーザの動きに基づいてユーザが起床したか否かを判定する。具体的には、サーバ装置10は、測定デバイス30によって、ユーザに働く重力加速度相当の加速度の方向が変化した場合、例えばユーザの正面方向から足元方向に変化した場合、ユーザが起床したと判定する。サーバ装置10は、入眠から所定時間(例えば、6-8時間)が経過しておらず、ユーザが起床した場合、鎮静系の香りを発生させる制御信号をディフューザ装置40に送信する。
サーバ装置10は、ユーザが夜中に急に起床したことが検知された場合、鎮静系の香りを発生させるようにしてもよい。例えば、サーバ装置10は、ユーザの動きに基づいてユーザが起床したか否かを判定する。具体的には、サーバ装置10は、測定デバイス30によって、ユーザに働く重力加速度相当の加速度の方向が変化した場合、例えばユーザの正面方向から足元方向に変化した場合、ユーザが起床したと判定する。サーバ装置10は、入眠から所定時間(例えば、6-8時間)が経過しておらず、ユーザが起床した場合、鎮静系の香りを発生させる制御信号をディフューザ装置40に送信する。
(実施形態の変形例3)
ディフューザ装置40は充電機能を備えるように構成されてもよい。この場合、ディフューザ装置40は、端末装置20を充電するとともに、端末装置20を介して取得した制御信号に応じた香りを発生させる。
ディフューザ装置40は充電機能を備えるように構成されてもよい。この場合、ディフューザ装置40は、端末装置20を充電するとともに、端末装置20を介して取得した制御信号に応じた香りを発生させる。
(実施形態の変形例4)
ディフューザ装置40は端末装置20のスピーカ機能や、他のスピーカ装置と連動するように構成されてもよい。この場合、ディフューザ装置40は、端末装置20を介して取得した制御信号に応じた香りを発生させると共に、覚醒系の香りを発生させた場合にアラームを鳴動させる。
ディフューザ装置40は端末装置20のスピーカ機能や、他のスピーカ装置と連動するように構成されてもよい。この場合、ディフューザ装置40は、端末装置20を介して取得した制御信号に応じた香りを発生させると共に、覚醒系の香りを発生させた場合にアラームを鳴動させる。
(実施形態の変形例5)
端末装置20はアラーム機能と連動してディフューザ装置40を制御するように構成されてもよい。この場合、端末装置20は、端末装置20に設定されたアラーム時刻における前後の所定時間(例えば、アラーム時刻の一時間前から一時間後)において、ユーザの睡眠状態がレム睡眠状態であるか否かをディフューザ装置40からの制御信号に基づいて判定する。端末装置20は、アラーム時刻における前後の所定時間においてユーザの睡眠状態がレム睡眠状態である場合、ディフューザ装置40に覚醒系の香りを発生させる。
端末装置20はアラーム機能と連動してディフューザ装置40を制御するように構成されてもよい。この場合、端末装置20は、端末装置20に設定されたアラーム時刻における前後の所定時間(例えば、アラーム時刻の一時間前から一時間後)において、ユーザの睡眠状態がレム睡眠状態であるか否かをディフューザ装置40からの制御信号に基づいて判定する。端末装置20は、アラーム時刻における前後の所定時間においてユーザの睡眠状態がレム睡眠状態である場合、ディフューザ装置40に覚醒系の香りを発生させる。
(実施形態の変形例6)
サーバ装置10は睡眠学習を支援するように構成されてもよい。この場合、サーバ装置10は、例えば、ユーザの睡眠状態が特定の状態、例えば、レム睡眠状態又はノンレム睡眠状態にある場合、特定の音楽や学習教材の音声を出力させることによって、睡眠学習を支援する。
サーバ装置10は睡眠学習を支援するように構成されてもよい。この場合、サーバ装置10は、例えば、ユーザの睡眠状態が特定の状態、例えば、レム睡眠状態又はノンレム睡眠状態にある場合、特定の音楽や学習教材の音声を出力させることによって、睡眠学習を支援する。
(実施形態の変形例7)
サーバ装置10は睡眠の質を可視化するように構成されてもよい。この場合、サーバ装置10は、測定デバイス30によって測定されたバイタルデータ、サーバ装置10によって判定した睡眠状態を時系列に示す画像情報を生成し、端末装置20に送信する。端末装置20は、サーバ装置10から受信した画像情報に基づく画像を表示する。これにより、端末装置20に睡眠の質を可視化した画像が表示され、ユーザは可視化された自分の睡眠の質を視認することができる。睡眠の質の可視化には、バイタルデータ、及び睡眠状態の他、AI(機械学習)又は所定のアルゴリズムを用いて算出した睡眠スコアが示されていてもよい。睡眠スコアは、睡眠の質を示す指標である。睡眠スコアが示されることにより、ユーザは睡眠の質の良し悪しを直観的に把握することができる。
サーバ装置10は睡眠の質を可視化するように構成されてもよい。この場合、サーバ装置10は、測定デバイス30によって測定されたバイタルデータ、サーバ装置10によって判定した睡眠状態を時系列に示す画像情報を生成し、端末装置20に送信する。端末装置20は、サーバ装置10から受信した画像情報に基づく画像を表示する。これにより、端末装置20に睡眠の質を可視化した画像が表示され、ユーザは可視化された自分の睡眠の質を視認することができる。睡眠の質の可視化には、バイタルデータ、及び睡眠状態の他、AI(機械学習)又は所定のアルゴリズムを用いて算出した睡眠スコアが示されていてもよい。睡眠スコアは、睡眠の質を示す指標である。睡眠スコアが示されることにより、ユーザは睡眠の質の良し悪しを直観的に把握することができる。
(実施形態の変形例8)
ディフューザ装置40は端末装置20のライトや、他の照明装置と連動するように構成されてもよい。この場合、ディフューザ装置40は、端末装置20を介して取得した制御信号に応じた香りを発生させると共に、覚醒系の香りを発生させた場合に、端末装置20のライトを発光させたり、他の照明装置を点灯させたりする。
ディフューザ装置40は端末装置20のライトや、他の照明装置と連動するように構成されてもよい。この場合、ディフューザ装置40は、端末装置20を介して取得した制御信号に応じた香りを発生させると共に、覚醒系の香りを発生させた場合に、端末装置20のライトを発光させたり、他の照明装置を点灯させたりする。
上述した実施形態における支援システム1及びサーバ装置10の全部又は一部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1…支援システム、10…サーバ装置、20…端末装置、30…測定デバイス、40…ディフューザ装置、130…取得部、131…第1判定部、132…第2判定部、133…ディフューザ制御部
Claims (5)
- ユーザの心拍及び動きを含むバイタルデータを取得する取得部と、
前記バイタルデータを記憶する記憶部と、
過去に取得された前記バイタルデータに基づいて前記ユーザのバイオリズム周期を算出し、前記算出したバイオリズムにおける何れのフェーズであるかを判定する第1判定部と、
今回取得された前記バイタルデータに基づいて前記ユーザの睡眠状態を判定する第2判定部と、
前記ユーザのバイオリズム及び睡眠状態に基づいて、香りを発生させる装置であるディフューザ装置を制御するディフューザ制御部
を有する支援システム。 - 前記第1判定部は、前記ユーザの生理周期を、前記バイオリズム周期として判定する、
請求項1に記載の支援システム。 - ユーザの心拍及び動きを含むバイタルデータを測定する測定デバイスと、
前記測定デバイスと通信するサーバ装置であって、前記取得部と、前記記憶部と、前記第1判定部と、前記第2判定部と、前記ディフューザ制御部とを有するサーバ装置
を備える請求項1又は請求項2に記載の支援システム。 - ユーザの心拍及び動きを含むバイタルデータを記憶する記憶部を備える健康支援システムであるコンピュータが行う健康支援方法であって、
取得部が、ユーザの心拍及び動きを含むバイタルデータを取得し、
第1判定部が、過去に取得された前記バイタルデータに基づいて前記ユーザのバイオリズム周期を算出し、前記算出したバイオリズムにおける何れのフェーズであるかを判定し、
第2判定部が、今回取得された前記バイタルデータに基づいて前記ユーザの睡眠状態を判定し、
ディフューザ制御部が、前記ユーザのバイオリズム及び睡眠状態に基づいて、香りを発生させる装置であるディフューザ装置を制御する
支援方法。 - コンピュータを、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の支援システムとして動作させるためのプログラムであって、前記コンピュータを前記支援システムが備える各部として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
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JP2022005843A JP2023104695A (ja) | 2022-01-18 | 2022-01-18 | 支援システム、支援方法、及びプログラム |
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