JP2023103734A - 連続体ロボットシステム - Google Patents
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- A61B34/00—Computer-aided surgery; Manipulators or robots specially adapted for use in surgery
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Abstract
【課題】連続体ロボットの操作性を向上させることを目的とする。【解決手段】本発明は、湾曲可能体、および前記湾曲可能体が設けられた基部を備える連続体ロボットと、前記連続体ロボットを、着脱可能に、かつ直線に沿って移動可能に支持する移動ステージを有する支持台と、前記支持台を支持し、第1の軸を中心に回動可能なアームと、を備える連続体ロボットシステムであって、前記移動ステージに前記連続体ロボットを装着して前記移動ステージを移動させたとき、前記連続体ロボットは前記第1の軸と垂直な平面上に沿って移動することを特徴とする。【選択図】図6
Description
本発明は、連続体ロボットシステムに関するものである。
連続体ロボットで構成される医療装置が知られている。特許文献1の医療装置は、湾曲医用機器を比較的幅広の患者管腔を通過させる際に、使用者が湾曲医用機器を挿入ユニットから取り外し、湾曲医用機器を手で保持して、患者管腔内に手動で挿入する。次に、繊細な部位に到達したら、使用者は湾曲医用機器を挿入ユニットに取り付けて、ロボット制御に切り替えて挿入工程を続けることができる。
湾曲医用機器が挿入ユニットに取り付けられた状態で、使用者が湾曲医用機器を患者管腔内に手動で挿入することができれば、使用者は湾曲医用機器の脱着の操作を行う必要がないことから操作性が良好に改善される。
しかしながら、特許文献1で開示されている装置では、アームの回動による湾曲医用機器の移動の軌跡と、ロボット制御による湾曲医用機器の移動の軌跡の間でずれが生じてしまう。したがって、湾曲医用機器が挿入ユニットに取り付けられた状態で手動挿入するのは難しいという課題があった。
しかしながら、特許文献1で開示されている装置では、アームの回動による湾曲医用機器の移動の軌跡と、ロボット制御による湾曲医用機器の移動の軌跡の間でずれが生じてしまう。したがって、湾曲医用機器が挿入ユニットに取り付けられた状態で手動挿入するのは難しいという課題があった。
本発明は、連続体ロボットの操作性を向上させることを目的とする。
本発明は、湾曲可能体、および前記湾曲可能体が設けられた基部を備える連続体ロボットと、前記連続体ロボットを、着脱可能に、かつ直線に沿って移動可能に支持する移動ステージを有する支持台と、前記支持台を支持し、第1の軸を中心に回動可能なアームと、を備える連続体ロボットシステムであって、前記移動ステージに前記連続体ロボットを装着して前記移動ステージを移動させたとき、前記連続体ロボットは前記第1の軸と垂直な平面上に沿って移動することを特徴とする。
本発明によれば、連続体ロボットの操作性を向上させることができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施例を説明する。なお、実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、配置等は、本発明が適用される装置の構成や各種条件等により適宜変更されるべきものである。
[実施例1]
図1、図2を用いて、本実施例に係る医療システム1Aについて説明する。図1は、医療システム1Aの全体図である。図2は、医療装置1および支持台2の斜視図である。
医療システム1Aは、連続体ロボットで構成される医療装置1と、医療装置1を支持する支持台2と、支持台2を支持するアーム6と、を備える。医療システム1Aが、本発明を適用した連続体ロボットシステムである。また、医療システム1Aは、医療装置1および支持台2を制御する制御部3と、表示装置としてのモニタ4と、モニタ4およびアーム6を移動可能に支持する台車7と、を備える。
[実施例1]
図1、図2を用いて、本実施例に係る医療システム1Aについて説明する。図1は、医療システム1Aの全体図である。図2は、医療装置1および支持台2の斜視図である。
医療システム1Aは、連続体ロボットで構成される医療装置1と、医療装置1を支持する支持台2と、支持台2を支持するアーム6と、を備える。医療システム1Aが、本発明を適用した連続体ロボットシステムである。また、医療システム1Aは、医療装置1および支持台2を制御する制御部3と、表示装置としてのモニタ4と、モニタ4およびアーム6を移動可能に支持する台車7と、を備える。
医療装置1は、湾曲可能体としてのカテーテル11を備えるカテーテルユニット(湾曲可能ユニット)100と、基部となるベースユニット(駆動ユニット、被装着ユニット)200を備える。カテーテルユニット100は、ベースユニット200に対して着脱可能に構成されている。
本実施例において、医療システム1Aおよび医療装置1の使用者は、対象の内部にカテーテル11を挿入することにより、対象の内部の観察、対象の内部からの各種検体の採取、対象の内部に対する処置等の作業を行うことができる。一つの実施形態として、使用者は、カテーテル11を対象としての患者の内部に挿入できる。具体的には、患者の口腔もしくは鼻腔を介して気管支に挿入することにより、肺組織の観察、採取、切除等の作業を行うことができる。
本実施例において、医療システム1Aおよび医療装置1の使用者は、対象の内部にカテーテル11を挿入することにより、対象の内部の観察、対象の内部からの各種検体の採取、対象の内部に対する処置等の作業を行うことができる。一つの実施形態として、使用者は、カテーテル11を対象としての患者の内部に挿入できる。具体的には、患者の口腔もしくは鼻腔を介して気管支に挿入することにより、肺組織の観察、採取、切除等の作業を行うことができる。
カテーテル11は、上記作業を行うための医療器具をガイドするガイド(シース)として用いることができる。医療器具(ツール)の例としては、内視鏡、鉗子、アブレーション装置等が挙げられる。また、カテーテル11自身が上記の医療器具としての機能を有していてもよい。
本実施例において、制御部3は、演算装置3a、入力装置3bを含む。入力装置3bは、カテーテル11を操作するための命令や入力を受ける。演算装置3aは、カテーテル11を制御するためのプログラムや各種データを記憶するストレージ、ランダムアクセスメモリ、プログラムを実行するための中央処理装置を含む。また、制御部3は、モニタ4に画像を表示するための信号を出力する出力部を備えていてもよい。
図2に示すように、本実施例では、医療装置1は、医療装置1のベースユニット200と支持台2を連結するケーブル5を介して、制御部3に電気的に接続される。なお、医療装置1と制御部3がケーブルで直接接続されていてもよい。医療装置1と制御部3が無線で接続されていてもよい。
支持台2は、移動ステージ(受け部)2aと、移動ステージ2aを直線移動可能に支持するガイド部2bを有している。移動ステージ2aは、制御部3と接続した不図示のモータにより駆動されることでガイド部2bに沿って移動する。
医療装置1は、ベースユニット200を介して支持台2に取り外し可能に装着される。より具体的には、医療装置1は、ベースユニット200の取り付け部(接続部)200aが、支持台2の移動ステージ2aに取り外し可能に装着される。医療装置1の取り付け部200aが移動ステージ2aから取り外された状態であっても、制御部3によって医療装置1を制御可能なように、医療装置1と制御部3の接続は維持される。本実施例においては、医療装置1の取り付け部200aが移動ステージ2aから取り外された状態であっても、医療装置1と支持台2は、ケーブル5によって接続されている。
医療装置1が移動ステージ2aに取り付けられた状態で、移動ステージ2aが移動することにより、医療装置1が移動する。そして、カテーテル11を対象に挿入する方向に移動する動作、カテーテル11を対象から引き抜く方向に移動する動作が行われる。移動ステージ2aの移動は、制御部3によって制御される。
ベースユニット200の取り付け部200aは、不図示の取り外しスイッチを備えている。取り付け部200aが移動ステージ2aに装着された状態で、取り外しスイッチが押されると、使用者は医療装置1を移動ステージ2aから取り外すことができる。取り付け部200aが移動ステージ2aに装着され、取り外しスイッチが押されていない状態では、医療装置1は、移動ステージ2aに固定される。
医療装置1は、カテーテル11を駆動するためのワイヤ駆動部300を備える。本実施例において、医療装置1は、制御部3によって制御されたワイヤ駆動部300によって、カテーテル11を駆動するロボットカテーテル装置である。
制御部3は、ワイヤ駆動部300を制御し、カテーテル11を屈曲する動作を行うことができる。本実施例では、ワイヤ駆動部300は、ベースユニット200に内蔵されている。
カテーテル11の延伸方向について、対象に挿入されるカテーテル11の先端が配置される端部を、遠位端と呼ぶ。カテーテル11の延伸方向について、遠位端の反対側を近位端と呼ぶ。
カテーテルユニット100は、カテーテル11の近位端側をカバーする近位端カバー16を有する。近位端カバー16はツール穴16aを有する。カテーテル11には、ツール穴16aを介して、医療器具を挿入することができる。
カテーテルユニット100は、カテーテル11の近位端側をカバーする近位端カバー16を有する。近位端カバー16はツール穴16aを有する。カテーテル11には、ツール穴16aを介して、医療器具を挿入することができる。
上述したように、本実施例において、カテーテル11は、医療器具を対象の内部の所望の位置にガイドするためのガイド装置としての機能を有する。
例えば、カテーテル11に内視鏡を挿入した状態で、対象の内部の目標の位置までカテーテル11を挿入する。カテーテル11が目標の位置に到達した後、ツール穴16aを介してカテーテル11から内視鏡が引き抜かれる。そして、ツール穴16aから医療器具を挿入し、対象の内部からの各種検体の採取、対象の内部に対する処置等の作業が行われる。
例えば、カテーテル11に内視鏡を挿入した状態で、対象の内部の目標の位置までカテーテル11を挿入する。カテーテル11が目標の位置に到達した後、ツール穴16aを介してカテーテル11から内視鏡が引き抜かれる。そして、ツール穴16aから医療器具を挿入し、対象の内部からの各種検体の採取、対象の内部に対する処置等の作業が行われる。
後述するように、カテーテルユニット100は、ベースユニット200に対して取り外し可能に装着される。医療装置1が使用された後に、使用者は、ベースユニット200からカテーテルユニット100を取り外し、新たなカテーテルユニット100をベースユニット200に取り付けて、再び医療装置1を使用することができる。
医療装置1は、操作部400を有する。本実施例において、操作部400は、カテーテルユニット100に備えられる。操作部400は、ベースユニット200に対するカテーテルユニット100の固定、ベースユニット200からのカテーテルユニット100の取り外しが行われる際に、使用者によって操作される。
カテーテル11に挿入される内視鏡とモニタ4とを接続することにより、モニタ4に内視鏡によって撮影された画像を表示させることができる。また、モニタ4と制御部3を接続することにより、医療装置1の状態、医療装置1の制御に関連する情報をモニタ4に表示させることができる。例えば、対象の内部におけるカテーテル11の位置や、対象の内部におけるカテーテル11のナビゲーションに関連する情報を、モニタ4に表示させることができる。モニタ4と制御部3および内視鏡は、有線接続されていてもよく、無線接続されていてもよい。また、モニタ4と制御部3は、支持台2を介して接続されていてもよい。
カテーテル11に挿入される内視鏡とモニタ4とを接続することにより、モニタ4に内視鏡によって撮影された画像を表示させることができる。また、モニタ4と制御部3を接続することにより、医療装置1の状態、医療装置1の制御に関連する情報をモニタ4に表示させることができる。例えば、対象の内部におけるカテーテル11の位置や、対象の内部におけるカテーテル11のナビゲーションに関連する情報を、モニタ4に表示させることができる。モニタ4と制御部3および内視鏡は、有線接続されていてもよく、無線接続されていてもよい。また、モニタ4と制御部3は、支持台2を介して接続されていてもよい。
図3、図4を用いて、支持台2を支持するアーム6について説明する。図3は、実施例1に係る医療システム1Aの概略図である。図3(a)、(b)はそれぞれ異なるアングルから見た図である。図4は、実施例1に係るアーム6の内部構造を説明するための概略図である。
図3に示すように、アーム6はベース部61、回動部62、支持部63から構成されている。ベース部61は、台車7の支柱7aに固定されている。またベース部61と回動部62との接続部には第1の軸である第1関節軸62aが備えられている。回動部62はベース部61に対し、第1関節軸62a(軸X)を中心に回動可能に支持されている。回動部62と支持部63との接続部には第2の軸である第2関節軸62bが備えられている。支持部63は回動部62に対し、第2関節軸62bを中心に回動可能に支持されている。支持部63は、支持台2を支持している。
図3に示すように、アーム6はベース部61、回動部62、支持部63から構成されている。ベース部61は、台車7の支柱7aに固定されている。またベース部61と回動部62との接続部には第1の軸である第1関節軸62aが備えられている。回動部62はベース部61に対し、第1関節軸62a(軸X)を中心に回動可能に支持されている。回動部62と支持部63との接続部には第2の軸である第2関節軸62bが備えられている。支持部63は回動部62に対し、第2関節軸62bを中心に回動可能に支持されている。支持部63は、支持台2を支持している。
さらにアーム6の内部構造について、図4(a)を用いて説明する。アーム6のベース部61には、第1関節軸62aと第3関節軸62cが設けられている。一方、支持部63には、第2関節軸62bと第4関節軸62dが設けられている。第1リンクアーム62eは、第1関節軸62aと第2関節軸62bをつないでおり、各軸を中心に回動可能である。また、第2リンクアーム62fは、第3関節軸62cと第4関節軸62dをつないでおり、各軸を中心に回動可能である。そのため、アーム6の回動部62は4節リンクを構成している。さらに、第1関節軸62aと第3関節軸62cの距離と、第2関節軸62bと第4関節軸62dの距離は略同一である。また、第1関節軸62aと第2関節軸62bの距離(つまり第1リンクアーム62eの長さ)と第3関節軸62cと第4関節軸62dの距離(つまり第2リンクアーム62fの長さ)は同じである。そのため、この4節リンクの関節軸は平行四辺形の関係であり、アーム6の回動部62は平行クランク機構を構成している。したがって、アーム6の回動部62を第1関節軸62a周りに回動させても、支持台2の姿勢は一定に保たれる。例えば、図4(a)に示す状態から、アーム6の回動部62を第1関節軸62a周りに回動させて図4(b)に示す状態に移動させても、支持台2の姿勢は略一定に維持される。図4では、回動部62の回動方向をYで示している。支持台2の姿勢が略一定に維持されることで、支持台2によって支持される医療装置1も同様に、姿勢が略一定に維持される。
ここで、図3に示すように、アーム6の支持部63には、アーム6の回動動作を行うためのハンドル63aが設けられている。アーム6は、回動動作のロックを行う不図示のロック部としてのロック機構が設けられており、ハンドル63aに設けられたロック解除ボタン63a1を押している間のみ、回動動作のロックが解除される。そのため、ハンドル63aが操作されていないときは、アーム6の回動部62と支持部63は固定されており、アーム6が意図せず移動することを防ぐことができる。
なお、支持台2は、支持部63に設けられた不図示の関節軸(軸V)によって回動可能に支持されている。軸Xと軸Vは平行の関係になっている。図3では、軸Vにおける支持台2の回動方向をWで示している。支持台2をW方向に回動させることにより、使用者は支持台2および支持台2によって支持される医療装置1の姿勢を自由に調整可能である。
また、アーム6の回動部62には不図示のガススプリングが設けられており、医療装置1と、支持台2と、アーム6自身との重量を打ち消すように調整可能である。そのため、使用者は軽い力でアーム6の回動動作が可能となる。
支持部63により支持されている支持台2は、医療装置1が装着されている移動ステージ2aをガイド部2cでガイドさせることで直線に沿って移動可能に支持する。移動ステージ2aによる医療装置1の移動方向Zがアーム6の第1関節軸62a(軸X)に対して垂直になるように、支持台2は支持部63に固定されている。
前述したように、使用者はカテーテル11を対象としての患者の内部に挿入する。具体的には、患者の口腔もしくは鼻腔を介して気管支に挿入することにより、肺組織の観察、採取、切除等の作業を行うことができる。カテーテル11を患者の内部に挿入する手段は2つの方法が用意されている。
第一の方法は、使用者がアーム6の回動部62を、Y方向に手動で移動させることで、アーム6に支持されている支持台2と医療装置1を一体に移動させる方法である。以降、この方法を手動挿入と呼ぶ。
第二の方法は、医療装置1が装着された移動ステージ2aをガイド部2bに沿ってZ方向に直線移動させる方法である。移動ステージ2aによる移動は、使用者の指示により、制御部3と接続した不図示のモータにより駆動される。以降、この方法をロボット挿入と呼ぶ。
第二の方法は、医療装置1が装着された移動ステージ2aをガイド部2bに沿ってZ方向に直線移動させる方法である。移動ステージ2aによる移動は、使用者の指示により、制御部3と接続した不図示のモータにより駆動される。以降、この方法をロボット挿入と呼ぶ。
手動挿入とロボット挿入の2つの挿入方法を切り替えることで、必要な状況に応じたカテーテル11の挿入の柔軟な適応が可能となる。例えば、最初に患者の生体構造の大きい/広い部分を通してカテーテル11を挿入するときは、手動挿入により、カテーテル11の迅速な前進を促すことができ、結果として時間を節約することができる。カテーテル11が患者の生体構造のより曲がりくねった部分に到達したら、カテーテル11をロボット挿入に切り替える。これにより、カテーテル11をさらに限定して挿入することができる。カテーテル11の挿入は、患者に対する擦過と不快感を最低限にするように、より低速のゆっくりとした速度でなされる。
まず、手動挿入について、図5と図6を用いて詳細を説明する。図5は実施例1に係る医療システム1Aの概略図である。図6は実施例1に係る医療装置1の挿入軌跡を説明するための図である。
最初に、図5(a)に示すように、カテーテル11が対象の挿入口(例えば、患者の口腔もしくは鼻腔等)に向くように、支持台2の姿勢および位置を調整する。使用者は、支持台2を支持部63aに対して軸V周りであるW方向に回動させることで、支持台2の姿勢を調整する。また、使用者は、台車7の移動、アーム6の軸Xを中心としたY方向の回動、挿入対象の高さ調整(例えば、不図示の患者のベッドの高さ調整)等により、支持台2の位置を調整する。なお、台車7の支柱7aには、アーム6のベース部61の高さを調整する調整機能を備えていてもよい。また、ベース部61と支柱7aの間には、更に位置調整用に自由度を持たせたアームを備えていてもよい。図5(a)は、支持台2の姿勢および位置を調整した状態の医療システム1Aを示している。
最初に、図5(a)に示すように、カテーテル11が対象の挿入口(例えば、患者の口腔もしくは鼻腔等)に向くように、支持台2の姿勢および位置を調整する。使用者は、支持台2を支持部63aに対して軸V周りであるW方向に回動させることで、支持台2の姿勢を調整する。また、使用者は、台車7の移動、アーム6の軸Xを中心としたY方向の回動、挿入対象の高さ調整(例えば、不図示の患者のベッドの高さ調整)等により、支持台2の位置を調整する。なお、台車7の支柱7aには、アーム6のベース部61の高さを調整する調整機能を備えていてもよい。また、ベース部61と支柱7aの間には、更に位置調整用に自由度を持たせたアームを備えていてもよい。図5(a)は、支持台2の姿勢および位置を調整した状態の医療システム1Aを示している。
次に、使用者はハンドル63aを把持し、ロック解除ボタン63a1を押しながら、アーム6の回動部62を軸X周りであるY方向に回動させることで、アーム6に装着された支持台2と医療装置1を一体に移動させる。図5(b)は、手動挿入後の医療システム1Aの状態を示している。
ここで、手動挿入によるカテーテル11(近位端)の軌跡を図6のPで示している。軌跡Pの始点P0は図5(a)に示す手動挿入前の位置である。一方、軌跡Pの終点P1は図5(b)に示す手動挿入後の位置である。図6に示すように、手動挿入の軌跡Pは円弧状であり、手動挿入によるアーム6の第2関節軸62bの軌跡Rと同一の軌跡(ただし、位置は移動している)となっている。これは前述したように、手動挿入前後で支持台2および医療装置1の姿勢は略一定に維持されるためである。図6では、手動挿入前の第2関節軸62bの位置をR0とし、手動挿入後の第2関節軸62bの位置をR1としている。したがって、軌跡Pの始点P0、終点P1にはそれぞれ、軌跡RのR0、R1が対応する。
軌跡Rは、軸Xを中心にアーム6の回動部62を回動させたときの軌跡であるため、軸Xに対して垂直な平面上を移動する。手動挿入前後で、支持台2および医療装置1の姿勢は略一定に維持されるために、軌跡Pは軌跡Rを通る平面と平行な平面上を移動する。すなわち、軌跡Pも軸Xに対して垂直な平面上を移動する。
前述したように、手動挿入前にカテーテル11が対象の挿入口に向くように、支持台2の姿勢および位置を調整するが、手動挿入後でもカテーテル11が対象の挿入口を向いていることが好ましい。手動挿入後でもカテーテル11が対象の挿入口を向くことで、手動挿入からロボット挿入に切り替える際に、カテーテル11の位置および姿勢の再調整が不要になる。したがって、図6において、移動ステージ2aによる医療装置1の移動方向Zに垂直な方向をUとすると、手動挿入前後のカテーテル11のU方向の移動量(軌跡PのU方向の移動量)は小さい方が好ましい。なお、本実施例では、手動挿入は、アーム6の回動部62を軸X周りに回動させることで行うため、カテーテル11はX方向に移動しない。
ここで、手動挿入によるカテーテル11のZ方向の移動量Lpは、挿入の対象の構造により概ね定まる。そのため、手動挿入によりカテーテル11がZ方向に移動量Lpだけ移動するときに、カテーテル11のU方向の移動量が小さくなるように、手動挿入前のアーム6の第2関節軸62bの位置R0および支持台2の姿勢(Z方向ベクトル)を定めるとよい。
例えば、カテーテル11のZ方向の移動量Lpと、支持台2の姿勢(Z方向ベクトル)を予め決めた場合、手動挿入前のアーム6の第2関節軸62bの位置R0を以下のように定めることが可能である。
図6に示すように、Z方向ベクトルと平行であって、軌跡Rと2点で交わり、かつ2点の直線距離がLpとなるように直線Sを引く。ここで、軌跡Rと直線Sの交点のうち、Z方向の上流側をS0、下流側をS1とすると、R0=S0(およびR1=S1)のように第2関節軸62bの位置R0を決める。このような方向で位置R0を決めれば、手動挿入前後のカテーテル11のU方向の移動量(軌跡PのU方向の移動量)は0(ゼロ)になる。これにより、予め手動挿入前に、カテーテル11が対象の挿入口に向くように、支持台2の姿勢および位置を調整していれば、手動挿入後においても、カテーテル11が対象の挿入口を向いていることになる。
図6に示すように、Z方向ベクトルと平行であって、軌跡Rと2点で交わり、かつ2点の直線距離がLpとなるように直線Sを引く。ここで、軌跡Rと直線Sの交点のうち、Z方向の上流側をS0、下流側をS1とすると、R0=S0(およびR1=S1)のように第2関節軸62bの位置R0を決める。このような方向で位置R0を決めれば、手動挿入前後のカテーテル11のU方向の移動量(軌跡PのU方向の移動量)は0(ゼロ)になる。これにより、予め手動挿入前に、カテーテル11が対象の挿入口に向くように、支持台2の姿勢および位置を調整していれば、手動挿入後においても、カテーテル11が対象の挿入口を向いていることになる。
次に、ロボット挿入について、図6を用いて詳細を説明する。
ロボット挿入では、カテーテル11は手動挿入後の位置P1を始点としてZ方向に移動する。ここで、ロボット挿入によるカテーテル11(近位端)の軌跡をQで示している。前述したように、移動ステージ2aによる医療装置1の移動方向Zは、アーム6の第1関節軸62a(軸X)に対し垂直になるように、支持台2は支持部63に固定されている。したがって、ロボット挿入によるカテーテル11の軌跡Qは、軸Xに垂直な平面上を移動する。
手動挿入による軌跡Pとロボット挿入による軌跡Qは、共に軸Xに垂直な平面上を移動し、かつ、軌跡Pと軌跡Qは点P1でつながっているため、軌跡Pと軌跡Qは軸Xに垂直な同一平面上を移動する。
ロボット挿入では、カテーテル11は手動挿入後の位置P1を始点としてZ方向に移動する。ここで、ロボット挿入によるカテーテル11(近位端)の軌跡をQで示している。前述したように、移動ステージ2aによる医療装置1の移動方向Zは、アーム6の第1関節軸62a(軸X)に対し垂直になるように、支持台2は支持部63に固定されている。したがって、ロボット挿入によるカテーテル11の軌跡Qは、軸Xに垂直な平面上を移動する。
手動挿入による軌跡Pとロボット挿入による軌跡Qは、共に軸Xに垂直な平面上を移動し、かつ、軌跡Pと軌跡Qは点P1でつながっているため、軌跡Pと軌跡Qは軸Xに垂直な同一平面上を移動する。
使用者は、カテーテル11を対象としての患者の内部に挿入後、肺組織の観察、採取、切除等の作業を行う。作業の完了後、使用者はカテーテル11を対象としての患者の内部から抜去する。カテーテルの抜去は、例えば挿入と逆の手順で行う。つまり、医療装置1が装着された移動ステージ2aを制御部3と接続した不図示のモータにより、患者の内部から抜去する方向に移動させる。その後、使用者は、アーム6の回動部62を手動で移動させることで、アーム6に装着された支持台2と医療装置1を一体に移動し、患者の内部から抜去する。
以上のように、本実施例によれば、支持台2は医療装置1を第1関節軸62a(軸X)と垂直な平面上に沿って移動可能に支持する。したがって、使用者が医療装置1を患者の管腔内に手動で挿入する場合において、アーム6の回動による医療装置1の移動の軌跡Pと、ロボット挿入による医療装置1の移動の軌跡Qがアーム6の軸Xに垂直な同一の平面上となり、ずれが生じることがない。したがって、医療装置1が支持台2に取り付けられた状態で手動挿入が可能となり、使用者は医療装置1の脱着の操作等を行う必要がないために、医療装置1の操作性を向上させることができる。
また、本実施例によれば、アーム6の回動による手動挿入を可能にすることにより、ロボット挿入での挿入長さを短くすることができる。したがって、移動ステージ2aの移動ストロークを短くでき、支持台2を小型化することが可能となる。支持台2を小型化することで医療装置1の操作性を向上させることができる。
また、本実施例では、手動挿入前後のカテーテル11のU方向の移動量が0(ゼロ)になるように、手動挿入前の第2関節軸62bの位置R0を決める方法について説明したが、この場合に限られない。カテーテル11はある程度の可撓性を有しているため、U方向の移動量が0でなくても十分に効果は得られる。例えば、軌跡PにZ方向と平行な接線Tを引くことができる程度に、軌跡Pの始点P0と終点P1がU方向に揃っていれば十分である。支持台2は、第1関節軸62aを中心にしてアーム6を介して支持台2が回動したときの医療装置1の軌跡に対して、医療装置1が移動する直線と平行な接線Tが存在するように、医療装置1を支持できる構造であればよい。
また、本実施例によれば、アーム6が4節リンクにより構成されていることにより、支持台2はアーム6の軸Xを中心として回動した場合でも、姿勢が略一定に維持される。また、アーム6は、軸Xを中心として回動したときに、医療装置1の姿勢を略一定に維持するように支持台2を支持する。したがって、支持台2に支持された医療装置1の姿勢も略一定に維持されるために、容易に手動挿入が可能となる。また、アーム6が4節リンクにより構成されていることにより、支持台2が滑らかに回動することが可能となる。
また、本実施例によれば、アーム6には、軸Xを中心にした回動を固定する不図示のロック機構が設けられている。したがって、アーム6が意図せず移動することを防ぐことができる。
なお、本実施例では、アーム6のベース部61が台車7の支柱7aに取り付けられている構成について説明したが、前述したように、ベース部61と支柱7aの間には、さらに位置調整用に自由度を持たせたアームを備えていてもよい。ベース部61と支柱7aの間にアームを備えた場合には、支持台2の位置調整の柔軟性をさらに向上させることができる。
また、本実施例では、第1関節軸62aの軸Xは、台車7の支柱7aに対して固定されている構成について説明したが、軸Xを床面に対し傾斜するように角度調整可能に構成してもよい。また、アーム6は壁面や天井に直接取り付けられていてもよい。
また、本実施例では、第1関節軸62aの軸Xは、台車7の支柱7aに対して固定されている構成について説明したが、軸Xを床面に対し傾斜するように角度調整可能に構成してもよい。また、アーム6は壁面や天井に直接取り付けられていてもよい。
また、本実施例では、カテーテル11の挿入は手動挿入後にロボット挿入する手順で行う場合について説明したが、この場合に限られない。例えば、最初にロボット挿入を行い、その後に手動挿入に切り替え、また再びロボット挿入を行うようにしてもよい。また、カテーテル11の抜去についても、挿入の逆の手順で行う方法に限られず、その他の手順で行ってもよい。
また、前述したように、医療装置1は支持台2に対し着脱可能であり、医療装置1が支持台2から取り外された状態(脱状態)においても、医療装置1と制御部3との接続は維持されている。すなわち、制御部3は、支持台2に対する医療装置1の着脱状態にかかわらず医療装置1に常に電気的に接続されている。このような構成によれば、使用者は医療装置1を手に持った状態で、手動でカテーテル11を患者の内部に挿入および抜去することは可能である。したがって、アーム6の回動による手動挿入および抜去と、医療装置1を使用者が手に持った状態での手動挿入および抜去を組み合わせて使用することが可能となる。例えば、カテーテル11を挿入する際は、アーム6の回動による手動挿入とロボット挿入により進入し、カテーテル11を抜去する際は、医療装置1を使用者が手に持った状態で、手動で抜去することができる。これにより、カテーテル11の挿抜に対する柔軟性がさらに向上する。
[実施例2]
図7を用いて、実施例2に係る医療システム1Bについて説明する。図7は、医療システム1Bのアーム600を説明するための図である。なお、実施例1と共通の参照符号を付した要素は、実施例1で説明したものと実質的に同一の構成および作用を有する。以下では、主に実施例1と異なる部分について説明する。
本実施例では、支持台2をアーム600の軸Xを中心として回動した場合でも姿勢が略一定に維持する構成について説明する。なお、図7は、アームの内部構造を説明するための概略図である。
図7を用いて、実施例2に係る医療システム1Bについて説明する。図7は、医療システム1Bのアーム600を説明するための図である。なお、実施例1と共通の参照符号を付した要素は、実施例1で説明したものと実質的に同一の構成および作用を有する。以下では、主に実施例1と異なる部分について説明する。
本実施例では、支持台2をアーム600の軸Xを中心として回動した場合でも姿勢が略一定に維持する構成について説明する。なお、図7は、アームの内部構造を説明するための概略図である。
アーム600は、ベース部161、リンクアーム503、支持部163から構成されている。ここでは、アームの内部構造が理解できるように、リンクアーム503を破線で示している。リンクアーム503は、第1関節軸162aと第2関節軸162bとが設けられている。リンクアーム503は、それぞれベース部161、支持部163に対して回動可能に支持されている。第1関節軸162a上と第2関節軸162b上にはそれぞれ、第1の部材としてのプーリ500と第2の部材としてのプーリ501が設けられている。プーリ500とプーリ501とは、同径である。
第1関節軸162a上のプーリ500は、リンクアーム503の第1関節軸162aに対して回動可能であり、ベース部161に対して回動しないように固定されている。また、第2関節軸162b上のプーリ501は、リンクアーム503の第2関節軸162bに対して回動可能であり、支持部163に対して回動しないように固定されている。プーリ500、501には、第3の部材としての無端ベルト(ベルト)502が相対的に滑らないように架け渡されている。無端ベルト502は、アーム600が第1関節軸162aのX軸を中心に回動したときに、プーリ501の姿勢を略一定に維持する機能を有する。
使用者は、アーム600のリンクアーム503を第1関節軸162aの軸X周りに回動させることで、アーム600に装着された支持台2と医療装置1を一体に移動させる。このとき、リンクアーム503の回動に応じて無端ベルト502がプーリ500、501に対して滑ることなく接する位置を変えながら、プーリ501がX軸周りに回動(公転)する。ここで、プーリ501は第2関節軸162bに対して回動可能であるために、プーリ501がX軸周りに回動(公転)するときにプーリ501と第2関節軸162bとが相対的に回動して、プーリ501の姿勢が略一定に維持される。プーリ501の姿勢が略一定に維持されることで、プーリ501に固定された支持部163と、支持部163を支持する支持台2および支持台2を支持する医療装置1との姿勢は略一定に維持される。
なお、本実施例では、アーム600がプーリ500、501と、無端ベルト502とを有する場合について説明したが、この場合に限られない。例えば、プーリ500、501を同径のスプロケットに置き換え、無端ベルト502を無端チェーン(チェーン)に置き換えてもよい。
[実施例3]
図8を用いて、実施例3に係る医療システム1Cについて説明する。図8は、医療システム1Cのアーム800を説明するための図である。なお、実施例2と共通の参照符号を付した要素は、実施例2で説明したものと実質的に同一の構成および作用を有する。以下では、主に実施例2と異なる部分について説明する。
図8を用いて、実施例3に係る医療システム1Cについて説明する。図8は、医療システム1Cのアーム800を説明するための図である。なお、実施例2と共通の参照符号を付した要素は、実施例2で説明したものと実質的に同一の構成および作用を有する。以下では、主に実施例2と異なる部分について説明する。
本実施例は、実施例2のプーリ500、501を同径の歯車700、701に置き換え、歯車700と歯車701との間にアイドル歯車705を配置した構成である。
第1関節軸162a上の歯車700は、リンクアーム503の第1関節軸162aに対して回動可能であり、ベース部161に対して回動しないように固定されている。また、第2関節軸162b上の歯車701は、リンクアーム503の第2関節軸162bに対して回動可能であり、支持部163に対して回動しないように固定されている。歯車700、701は、それぞれアイドル歯車705と噛み合っている。アイドル歯車705は、第1関節軸162aと第2関節軸162bとの間でリンクアーム503に対して回動可能に支持されている。アイドル歯車705は、アーム800が第1関節軸162aのX軸を中心に回動したときに、歯車701の姿勢を略一定に維持する機能を有する。
第1関節軸162a上の歯車700は、リンクアーム503の第1関節軸162aに対して回動可能であり、ベース部161に対して回動しないように固定されている。また、第2関節軸162b上の歯車701は、リンクアーム503の第2関節軸162bに対して回動可能であり、支持部163に対して回動しないように固定されている。歯車700、701は、それぞれアイドル歯車705と噛み合っている。アイドル歯車705は、第1関節軸162aと第2関節軸162bとの間でリンクアーム503に対して回動可能に支持されている。アイドル歯車705は、アーム800が第1関節軸162aのX軸を中心に回動したときに、歯車701の姿勢を略一定に維持する機能を有する。
使用者は、アーム800のリンクアーム503を第1関節軸162aの軸X周りに回動させることで、アーム800に装着された支持台2と医療装置1を一体に移動させる。このとき、リンクアーム503の回動に応じてアイドル歯車705は、歯車700、701に対して噛み合う位置を変えながら軸X周りに回動(公転)する。ここで、歯車701は第2関節軸162bに対して回動可能であるために、アイドル歯車705がX軸周りに回動(公転)するときに歯車701と第2関節軸162bとが相対的に回動して、歯車701の姿勢が略一定に維持される。歯車701の姿勢が略一定に維持されることで、歯車701に固定された支持部163と、支持部163を支持する支持台2および支持台2を支持する医療装置1との姿勢は略一定に維持される。
以上、本発明を種々の実施例と共に説明したが、本発明はこれらの実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。例えば、各実施例で説明した構成の一部を他の実施例に組み合わせたり、実施例で説明した変形例を他の実施例に適用したりすることができる。
1:医療装置(連続体ロボット) 1A、1B、1C:医療システム(連続体ロボットシステム) 2:支持台 6、600、800:アーム 11:カテーテル(湾曲可能体) 62a、162a:第1関節軸(第1の軸)
Claims (14)
- 湾曲可能体、および前記湾曲可能体が設けられた基部を備える連続体ロボットと、
前記連続体ロボットを、着脱可能に、かつ直線に沿って移動可能に支持する移動ステージを有する支持台と、
前記支持台を支持し、第1の軸を中心に回動可能なアームと、を備える連続体ロボットシステムであって、
前記移動ステージに前記連続体ロボットを装着して前記移動ステージを移動させたとき、前記連続体ロボットは前記第1の軸と垂直な平面上に沿って移動することを特徴とする連続体ロボットシステム。 - 前記移動ステージは、前記第1の軸を中心にして前記アームを介して前記支持台が回動したときの前記連続体ロボットの軌跡に対して、前記直線と平行な接線が存在するように前記連続体ロボットを移動可能に支持することを特徴とする請求項1に記載の連続体ロボットシステム。
- 前記アームは、前記第1の軸を中心として回動したときに、前記連続体ロボットの姿勢が略一定に維持されるように前記支持台を支持することを特徴とする請求項1または2に記載の連続体ロボットシステム。
- 前記アームは、4節リンクにより構成されていることを特徴とする請求項3に記載の連続体ロボットシステム。
- 前記アームは、前記支持台を回動可能に支持する支持部を有し、
前記4節リンクは、前記支持部に対して接続されていることを特徴とする請求項4に記載の連続体ロボットシステム。 - 前記アームは、
前記第1の軸に設けられた第1の部材と、
前記第1の軸の反対側に位置する第2の軸に設けられた第2の部材と、
前記第1の部材および前記第2の部材にそれぞれ接しており、該アームが前記第1の軸を中心として回動したときに前記第2の部材の姿勢を略一定に維持する第3の部材と、を有することを特徴とする請求項3に記載の連続体ロボットシステム。 - 前記アームは、前記支持台を回動可能に支持する支持部を有し、
前記第3の部材は前記支持部に対して固定されていることを特徴とする請求項6に記載の連続体ロボットシステム。 - 前記第1の部材および前記第2の部材は、プーリであり、
前記第3の部材は、前記プーリに架け渡されるベルトであることを特徴とする請求項6または7に記載の連続体ロボットシステム。 - 前記第1の部材および前記第2の部材は、スプロケットであり、
前記第3の部材は、前記スプロケットに架け渡されるチェーンであることを特徴とする請求項6または7に記載の連続体ロボットシステム。 - 前記第1の部材と前記第2の部材は、歯車であり、
前記第3の部材は、アイドル歯車であることを特徴とする請求項6または7に記載の連続体ロボットシステム。 - 前記連続体ロボットおよび前記支持台に電気的に接続される制御部を備え、
前記制御部は、前記移動ステージに対する前記連続体ロボットの着脱状態にかかわらず前記連続体ロボットと常に電気的に接続されていることを特徴とする請求項1ないし10の何れか1項に記載の連続体ロボットシステム。 - 前記アームは、前記第1の軸を中心とした回動を固定するロック部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし11の何れか1項に記載の連続体ロボットシステム。
- 前記アームは、前記第1の軸および第2の軸を有し、
前記支持台を前記第2の軸を中心に回動可能に支持することを特徴とする請求項1ないし12の何れか1項に記載の連続体ロボットシステム。 - 移動可能な台車を備え、
前記アームは、前記台車に支持されていることを特徴とする請求項1ないし13の何れか1項に記載の連続体ロボットシステム。
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