JP2023103122A - 情報提示システム、および、情報提示方法 - Google Patents

情報提示システム、および、情報提示方法 Download PDF

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Abstract

Figure 2023103122000001
【課題】コンテンツの提示のタイミングが重複する場合であっても、利用者が欲する可能性が高いコンテンツを優先的に提供すること。
【解決手段】本願に係る情報提示システムは、コンテンツを提示させる際の提示の優先度を変更する変更操作を利用者から受け付ける受付部と、変更操作に基づいて、コンテンツのカテゴリごとに提示の優先度の設定を変更するする設定部と、提示候補のコンテンツの提示のタイミングが重複する場合には、前記利用者に提示させる提示順を前記優先度に基づいて決定する決定部とを有する。また、設定部は、変更操作によりコンテンツの第1のカテゴリの優先度が変更される場合に、第1のカテゴリの優先度の設定、および、第1のカテゴリに対応付けられたカテゴリであるコンテンツの第2のカテゴリの優先度の設定を、連動させて変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報提示システム、および、情報提示方法に関する。
従来、複数の音声情報の再生が干渉する恐れがある場合に、これら音声情報の再生順位の各組合せのうち、再生されないことおよび再生が遅延することによる損失度が最小の組合せに係る再生順位を選択して、再生を行う技術が提案されている。
特開2013-221837号公報
例えば、上記の従来技術では、音声情報に係る事象の発生からの再生開始の遅れに対する許容限界時間が短い音声情報が重なった場合、許容限界時間内に再生が間に合わず、結果として再生出力されない音声情報が生じる場合がある。このように、コンテンツの提示のタイミングが重複する場合には、提示されるコンテンツと、提示されないコンテンツが出てきてしまう可能性があるため、利用者が本来望むコンテンツが適切に提供されないといった問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、例えば、コンテンツの提示のタイミングが重複する場合であっても、利用者が欲する可能性が高いコンテンツを優先的に提供することができる情報提示システム、および、情報提示方法の実現を目的とする。
請求項1に記載の情報提示システムは、コンテンツを提示させる際の提示の優先度を変更する変更操作を利用者から受け付ける受付部と、前記変更操作に基づいて、コンテンツのカテゴリごとに提示の優先度の設定を変更するする設定部と、提示候補のコンテンツの提示のタイミングが重複する場合には、前記利用者に提示させる提示順を前記優先度に基づいて決定する決定部とを有し、前記設定部は、前記変更操作によりコンテンツの第1のカテゴリの優先度が変更される場合に、前記第1のカテゴリの優先度の設定、および、前記第1のカテゴリに対応付けられたカテゴリであるコンテンツの第2のカテゴリの優先度の設定を、連動させて変更することを特徴とする。
請求項9に記載の情報提示方法は、情報提示システムが実行する情報提示方法であって、コンテンツを提示させる際の提示の優先度を変更する変更操作を利用者から受け付ける受付工程と、前記変更操作に基づいて、コンテンツのカテゴリごとに提示の優先度の設定を変更するする設定工程と、提示候補のコンテンツの提示のタイミングが重複する場合には、前記利用者に提示させる提示順を前記優先度に基づいて決定する決定工程とを含み、前記設定工程は、前記変更操作によりコンテンツの第1のカテゴリの優先度が変更される場合に、前記第1のカテゴリの優先度の設定、および、前記第1のカテゴリに対応付けられたカテゴリであるコンテンツの第2のカテゴリの優先度の設定を、連動させて変更することを特徴とする。
図1は、実施形態に係るシステムの一例を示す図である。 図2は、第1の実施形態に係る各装置の構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る出力済コンテンツデータベース12aに記憶されるデータの構造の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係る未出力コンテンツデータベース12bに記憶されるデータの構造の一例を示す図である。 図5は、第1の実施形態に係るメタデータ付与手順を示すフローチャートである。 図6は、第1の実施形態に係る表示制御手順を示すフローチャートである。 図7は、第1の実施形態に係るリスト画面の一例を示す図である。 図8は、第2の実施形態に係る各装置の構成例を示す図である。 図9は、第2の実施形態に係る紐付け結果のリストの一例を示す図である。 図10は、第2の実施形態に係る優先度設定処理を示す概念図である。 図11は、変形例に係る表示制御処理(第1のパターン)の一例を示す図である。 図12は、変形例に係る表示制御処理(第2のパターン)の一例を示す図である。 図13は、携帯装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
[実施形態]
以下に、情報提示システム、および、情報提示方法を実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)の一例について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により情報提示システム、および、情報提示方法が限定されるものではない。また、以下の実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
<システム構成>
まず、図1を用いて、実施形態に係るシステムの構成を説明する。図1は、実施形態に係るシステムの一例を示す図である。図1には、実施形態に係るシステムの一例として、システム1が示される。
図1に示すように、システム1は、情報処理装置10と、情報提示装置100と、エージェント装置300とを備えてよい。また、情報処理装置10と、情報提示装置100と、エージェント装置300とは、ネットワークNを介して、有線または無線により通信可能に接続される。
情報処理装置10は、利用者Ux(任意の利用者を指し示す)によって日常的に利用されている携帯型端末装置(例えば、スマートフォン、タブレット型端末、ノート型PC、デスクトップPC、PDA等)である。例えば、利用者Uxは、情報処理装置10に対して所定のアプリケーションを導入することで、情報処理装置10と後述する情報提示装置100とを通信可能とすることができる。
情報提示装置100は、コンテンツを再生出力させるタイミングが重複した場合に、コンテンツのそれぞれの優先度に応じて、1のコンテンツを優先して再生出力する機能を有する。このような機能は、後述する情報整合エンジン131によって実現されてよい。
また、図1に示すように、情報提示装置100は、車両VExに搭載されてよい。すなわち、情報提示装置100は、車載装置であってよい。
例えば、情報提示装置100は、車両VExに内蔵あるいは積載される専用のナビゲーション装置であってよい。例えば、情報提示装置100は、ナビゲーション装置と、録画装置とで構成されてもよい。この一例として、情報提示装置100は、互いに独立したナビゲーション装置および録画装置が通信可能に接続された複合的な装置であってよい。他の例として、情報提示装置100は、ナビゲーション機能と、録画機能とを有する1つの装置であってもよい。
また、情報提示装置100は、各種のセンサを備えていてよい。例えば、情報提示装置100は、カメラ、加速度センサ、ジャイロセンサ、GPSセンサ、気圧センサ等の各種センサを備えていてよい。この結果、情報提示装置100は、各種センサによって取得されたセンサ情報に基づいて、利用者Uxの運転を支援するための対話や情報提供を行うことができる。
また、情報提示装置100は、エージェント機能部を有する。例えば、情報提示装置100は、複数のエージェント機能部を有してよい。エージェント機能部とは、例えば、利用者Uxと対話をしながら、利用者Uxの発話の中に含まれる要求(コマンド)に基づく各種の情報提供や各種機器制御を行ったり、ネットワークサービスを仲介したりする機能である。
このようなことから、エージェント機能部は、利用者Uxからの音声依頼に対応する応答処理を行うが、実際に応答処理を行うのはエージェント機能部に紐づくエージェント装置300であってよい。
また、例えば、情報処理装置10および情報提示装置100を利用者Uxの近くでエッジ処理を行うエッジコンピュータとするなら、エージェント装置300は、クラウド側で処理を行うクラウドコンピュータであってよい。すなわち、エージェント装置300は、サーバ装置であってよい。
ここで、図1に示すように、システム1は、利用者Uxごとに当該利用者Uxに対応する情報提示システムSyを含んでいてよい。情報提示システムSyは、利用者Uxごとに構築されてよい。例えば、利用者U1(利用者Uxの一例)に対応する情報提示システムSyは、情報処理装置10-1(情報処理装置10の一例)と、情報提示装置100-1(情報提示装置100の一例)とで構成されてよい。その他の利用者Uxとして、例えば、利用者U2、利用者U3、・・・についても同様のことがいえる。
なお、以下の実施形態では、情報処理装置10を「携帯装置10」と表記し、情報提示装置100を「車載装置100」と表記する場合がある。
また、図1で示したシステム1および情報提示システムSyは、第1の実施形態、第2の実施形態、および、これら各実施形態に対応する変形例の全てにおいて共通するものであってよい。
<第1の実施形態>
ここからは、第1の実施形態について説明する。第1の実施形態に係る情報処理は、図1に示した情報提示システムSyで実現されてよい。
〔1.車載装置の機能構成〕
まず、図2を用いて、第1の実施形態に係る車載装置100について説明する。図2は、第1の実施形態に係る各装置の構成例を示す図である。
車載装置100は、利用者Uxの音声を認識すると、認識結果に基づく応答を含むサービスを提供するエージェント機能部を有する。この結果、利用者Uxは、エージェント機能部との対話によって各種の運転支援やお役立ち情報の提供を受けることができるようになる。
図2に示すように、車載装置100は、マイクMCと、スピーカーSPと、アプリ群30と、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。
(マイクMCについて)
マイクMCは、車両VEx内で発生した音を集音する。例えば、マイクMCは、車両VExの搭乗者が発話したことによる発話音声を集音する。
(スピーカーSP)
スピーカーSPは、音声を出力する出力手段に相当する。例えば、スピーカーSPは、制御部130による提示制御(出力制御)に応じて、マイクMCを介して入力された発話に対応する応答の音声を出力させる。
(アプリ群30)
アプリ群30は、運転支援やお役立ち情報に関するサービスを提供するアプリケーション群である。アプリ群30に含まれるアプリケーション(以下、「アプリ」と略す)は、それぞれ異なる種別のサービスを提供するものであってもよいし、同一種別のサービスを提供するが性能が異なるといった場合もある。また、アプリ群30に含まれる各アプリは、サービスを提供する仲介役のエージェント機能部を有する。また、各アプリ(エージェント機能部)には、当該アプリに対応するサービスを実現するための処理を行うエージェント装置300が紐付けられている。この点について、図2の例を用いてより具体的に説明する。
図2の例によれば、アプリ群30には、アプリAP31、アプリAP32等の複数のアプリAP30が含まれる例が示される。説明の便机上、図2には、アプリAP31、および、アプリAP32のみ図示されている。
図2の例によれば、アプリAP31は、音声エージェント機能として、エージェント機能部31を有し、エージェント機能部31には、エージェント装置300-1(エージェント装置300の一例)が紐付けられている。また、図2の例によれば、アプリAP32は、音声エージェント機能として、エージェント機能部32を有し、エージェント機能部32には、エージェント装置300-2(エージェント装置300の一例)が紐付けられている。
また、アプリ群30に含まれる各アプリ(アプリAP31、アプリAP32等)は、利用者Uxに提供したいコンテンツを情報整合エンジン131に渡すことで、情報整合エンジン131を介してコンテンツを再生出力させる。このときアプリは、コンテンツに対して、再生出力させるべき範囲を示す範囲情報、コンテンツのカテゴリを示すカテゴリ情報、コンテンツの長さ(再生時間)等を付与してよい。
再生出力させるべき範囲を示す範囲情報とは、コンテンツを再生出力させるべき地理的範囲、時刻範囲、車両VExの走行距離範囲、車両VExの通過エリア範囲、車両の速度範囲等を指定することで、その範囲内であればコンテンツの再生出力を許容することを条件付ける条件情報に相当する。このようなことから、アプリは、情報整合エンジン131に対してコンテンツの再生出力に関する予約を行う。
(通信部110)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、例えば、携帯装置10との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子またはハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、例えば、実施形態に係る情報処理に関するデータやプログラムが記憶されてよい。
(制御部130)
制御部130は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、車載装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(例えば、実施形態に係る情報処理プログラム)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図2に示すように、制御部130は、情報整合エンジン131と、付与部132と、蓄積部133とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図2に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図2に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(情報整合エンジン131)
上述した通り、アプリが再生出力に関する条件情報を設定する場合、アプリ間で条件の一部または全てが重複してしまう場合がある。すなわち、コンテンツ間において再生出力のタイミングが重複してしまう場合がある。
例えば、各アプリが地理的範囲を設定する場合、アプリ間で地理的範囲の一部または全てが重複してしまう場合がある。そうすると、重複関係にある各地理的範囲に対応するコンテンツの間で再生出力が干渉してしまうという問題が生じる。このようなことから、情報整合エンジン131は、再生出力を予約されているコンテンツの間で、適切な出力順や、適切な出力タイミングを決定する。
例えば、情報整合エンジン131は、車両VExの走行に関するセンサ情報から車両VExの走行状況を予測し、予測結果に基づいて、予約されている複数のコンテンツそれぞれに対して再生出力の優先度を算出する。そして、情報整合エンジン131は、算出した優先度に応じて、複数のコンテンツを車両VExに再生出力させる際の出力順を決定する。
例えば、情報整合エンジン131は、再生出力させるべき範囲において重なりが検出された場合には、検出された重なりに対応する範囲での車両VExの走行状況に基づいて、出力順を決定する。例えば、情報整合エンジン131は、重なりが検出された場合には、検出された重なりに対応する範囲での車両VExの走行速度であって、センサ情報から予測された所定のタイミングでの走行速度と、検出された重なりに対応する範囲で再生出力させる予定のコンテンツそれぞれの再生時間とに基づき、コンテンツの再生時間に応じて車両VExが進む距離を算出する。そして情報整合エンジン131は、算出した距離と重なりの関係性とに基づいて、出力順を決定してよい。
より詳細には、情報整合エンジン131は、距離および関係性に基づいて、所定のタイミングとなった場合において複数のコンテンツを互いに干渉させないよう順に再生出力させることのできる組合せを複数のコンテンツ情報の中から抽出し、抽出した組合せについて出力順を決定する。例えば、情報整合エンジン131は、複数のコンテンツそれぞれに算出した優先度をさらに用いて、複数のコンテンツの中から適切な組合せを抽出し、抽出した組合せについて優先度に応じた出力順を決定し、出力順に従って自装置である車載装置100側のスピーカーSPからコンテンツが出力されるよう制御してよい。
また、このとき、情報整合エンジン131は、出力するコンテンツの提供元であるアプリ(エージェント機能部)に応じた声色の音声を生成してよい。例えば、出力するコンテンツの提供元がアプリAP31(エージェント機能部31)である場合は、コンテンツを読み上げる音声を女性の声V1とし、出力するコンテンツの提供元がアプリAP32(エージェント機能部32)である場合は、コンテンツを読み上げる音声を男性の声V2としてよい。そのために、声色を設定するための音声合成パラメータであって、アプリ(エージェント機能部)ごとに対応付けられた音声合成パラメータを例えば記憶部120に記憶させておき、情報整合エンジン131は、出力するコンテンツの提供元のアプリ(エージェント機能部)に対応する音声合成パラメータを記憶部120から取得するようにしてよい。
ここで、情報整合エンジン131は、優先度がより高いコンテンツを再生出力させるように出力順を決定してよいが、この場合、優先度がより高いコンテンツが再生出力されたことに伴い再生出力されなかった未出力のコンテンツが出てきてしまう場合がある。例えば、「この先のXX交差点を右折して100m進んだところに、チーズケーキが評判の〇〇カフェがあります。」という店舗紹介のコンテンツが出力されるはずだった地点で、「事故の影響により□□線△△区間が通行止めになりました。経路を再設定しますか?」という緊急度の高い交通情報が割り込んだ結果、交通情報のコンテンツが優先して出力されて、店舗紹介のコンテンツが未出力となる場合等があり得る。
このように、未出力となったコンテンツの中には、利用者Uxが後からでも知りたいと考えるコンテンツが含まれている可能性がある。また、利用者Uxによっては、例えば、出力されたコンテンツであっても後から再度確認したい場合がある。このようなことから、第1の実施形態に係る情報処理とは、出力済みのコンテンツ、および、未出力のコンテンツを利用者Uxが任意のタイミングで適切に確認することができるよう支援するものである。
なお、情報整合エンジン131は、再生出力された出力済みのコンテンツについては、再生出力された日時を示す出力日時と、再生出力された位置を示す位置情報と、再生出力の優先度とを対応付けた情報を記憶部120に格納してよい。また、出力済みのコンテンツには、当該コンテンツのタイトルや、当該コンテンツが属するカテゴリも含まれていてよい。
また、情報整合エンジン131は、再生出力されなかった未出力のコンテンツについては、再生出力される予定であった日時を示す出力予定日時と、再生出力される予定であった位置を示す位置情報と、再生出力の優先度とを対応付けた情報を記憶部120に格納してよい。また、未出力のコンテンツには、当該コンテンツのタイトルや、当該コンテンツが属するカテゴリも含まれていてよい。
以下では、再生出力された出力済みのコンテンツを「出力済みコンテンツ」と表記し、再生出力されなかった未出力のコンテンツを「未出力コンテンツ」と表記する場合がある。
(付与部132について)
付与部132は、出力済みコンテンツ、および、未出力コンテンツそれぞれに対して、所定の情報をメタデータとして付与する。
また、付与部132は、メタデータを付与するにあたって、未出力コンテンツに対して優先的に出力された出力済みコンテンツを判断してよい。例えば、付与部132は、出力済みコンテンツの出力日時と、未出力のコンテンツの出力予定日時とに基づいて、未出力のコンテンツごとに、当該未出力のコンテンツに対して優先的に出力された出力済のコンテンツを判断してよい。
このような状態において、付与部132は、出力済みコンテンツに対しては、当該コンテンツを識別可能とし、また、出力済みであることを識別可能とするような識別情報をメタデータとして付与する。また、付与部132は、未出力コンテンツに対しては、当該コンテンツを識別可能とし、また、未出力であることを識別可能とするような識別情報をメタデータとして付与する。
また、付与部132は、出力済みコンテンツ、および、未出力コンテンツそれぞれに対して、当該コンテンツの属性を示す属性情報をメタデータとしてさらに付与してよい。
例えば、付与部132は、出力済みコンテンツに対しては、再生出力された日時を示す出力日時、再生出力された位置を示す位置情報、タイトル、カテゴリ、あるいは、再生出力の優先度等といった各種の属性情報をメタデータとして付与してよい。
また、付与部132は、未出力コンテンツに対しては、再生出力される予定であった日時を示す出力予定日時、再生出力される予定であった位置を示す位置情報、タイトル、カテゴリ、あるいは、再生出力の優先度等といった各種の属性情報をメタデータとして付与してよい。
(蓄積部133)
蓄積部133は、付与部132によってメタデータ付与された出力済みコンテンツと、未出力コンテンツとを、任意のタイミングで再生出力可能な状態で蓄積させる。例えば、蓄積部133は、付与部132によってメタデータ付与された出力済みコンテンツと、未出力コンテンツとを紐付けた状態で携帯装置10に送信することで、携帯装置10に対して、出力済みコンテンツと未出力コンテンツとを区別して管理させる。
例えば、蓄積部133は、出力関係に基づいて、メタデータ付与された出力済みコンテンツと、未出力コンテンツとを紐付けてよい。例えば、蓄積部133は、出力日時の順に出力済みコンテンツを並べた状態で、未出力コンテンツを当該コンテンツに対して優先的に出力された出力済みコンテンツに紐付けてよい。そして、蓄積部133は、係る紐付けによって得られた一連の紐付けコンテンツを携帯装置10に送信してよい。
例えば、利用者U1は、自身の車両VE1に搭載されている車載装置100-1に対して、携帯装置10-1に関する情報を登録しているものとする。係る場合、車載装置100-1と、携帯装置10-1との間で情報提示システムSyが構築される。すなわち、車載装置100-1と、携帯装置10-1との間で、ネットワークNを介して情報の送受信が可能となる。このため、蓄積部133は、ネットワークNを介して、携帯装置10-1に紐付けコンテンツを送信することで、紐付けコンテンツに含まれるメタデータ付与済みのコンテンツ(出力済みコンテンツ、未出力コンテンツ)を、携帯装置10-1に蓄積させてよい。
なお、蓄積部133は、出力関係に基づいて、メタデータ付与された出力済みコンテンツと、未出力コンテンツとを紐付けた状態で記憶部120に格納しておいてもよい。
〔2.携帯装置の機能構成〕
引き続き、図2を用いて、第1の実施形態に係る携帯装置10について説明する。
図2に示すように、携帯装置10は、マイクMCと、スピーカーSPと、通信部11と、記憶部12と、制御部13とを有する。
(マイクMCについて)
マイクMCは、利用者Uxの周辺で発生した音を集音する。例えば、マイクMCは、車両VExの車内で利用される場合には、搭乗者が発話したことによる発話音声を集音する。
(スピーカーSP)
スピーカーSPは、音声を出力する出力手段に相当する。例えば、スピーカーSPは、制御部13による提示制御(出力制御)に応じて、マイクMCを介して入力された発話に対応する応答の音声を出力させる。
制御部13は、CPUやMPU等によって、携帯装置10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(例えば、実施形態に係る情報処理プログラム)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部13は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図2に示すように、制御部13は、取得部13aと、管理部13bと、要求受付部13cと、表示制御部13dとを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部13の内部構成は、図2に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部13が有する各処理部の接続関係は、図2に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(取得部13a)
取得部13aは、車載装置100から未出力のコンテンツと、出力済みのコンテンツとを取得する。例えば、取得部13aは、未出力コンテンツと、未出力コンテンツに対して優先的に出力された出力済みコンテンツとを取得する。
例えば、車載装置100側の蓄積部133が、付与部132によりメタデータ(識別情報や属性情報)が付与された出力済みコンテンツおよび未出力コンテンツを出力関係に基づき紐付けた状態で携帯装置10に送信する旨説明した。したがって、取得部13aは、メタデータが付与された出力済みコンテンツと、メタデータが付与された未出力コンテンツとの組を車載装置100から取得する。
(管理部13b)
管理部13bは、取得部13aにより取得された未出力コンテンツと、出力済みコンテンツとを区別させた状態で管理する。例えば、管理部13bは、未出力コンテンツにメタデータとして付与される未出力を示す識別情報と、出力済みコンテンツにメタデータとして付与される出力済みを示す識別情報とに基づいて、未出力のコンテンツと、出力済みのコンテンツとを区別させた状態で管理する。より具体的には、管理部13bは、未出力コンテンツと、未出力コンテンツに対して優先的に出力された出力済みコンテンツとを紐付けた状態で管理する。なお、ここでいう管理とは、記憶部12に蓄積させることによる管理を示すものであってよい。
(要求受付部13c)
要求受付部13cは、携帯装置10が有する表示画面に対して所定の情報を表示させるよう要求する要求操作を受け付ける。例えば、要求受付部13cは、後述するリスト画面を表示するよう要求する要求操作を利用者から受け付ける。
(表示制御部13d)
表示制御部13dは、未出力コンテンツを示す情報である未出力情報と、出力済みコンテンツを示す情報である出力済情報とを表示させる。例えば、表示制御部13dは、未出力コンテンツを示す情報である未出力情報と、未出力コンテンツに対して優先的に出力された出力済みコンテンツを示す出力済情報とを紐付けた状態で表示させる。
例えば、表示制御部13dは、未出力コンテンツの属性を示す未出力情報と、出力済みコンテンツの属性を示す出力済情報とを表示させてよい。未出力コンテンツの属性とは、未出力コンテンツが再生出力される予定であった日時を示す出力予定日時、未出力コンテンツのタイトル、未出力コンテンツが属するカテゴリ、または、未出力コンテンツを示すテキストのいずれかであってよい。また、出力済みコンテンツの属性とは、出力済みコンテンツが再生出力された日時を示す出力日時、出力済みコンテンツのタイトル、出力済みコンテンツが属するカテゴリ、または、出力済みコンテンツを示すテキストのいずれかであってよい。
例えば、表示制御部13dは、管理部13bにより管理されている未出力コンテンツに対応する未出力情報と、管理部13bにより管理されている出力済みコンテンツに対応する出力済情報とを表示画面に表示させる。
ここで、表示制御部13dによる表示制御について具体的に説明する。表示制御部13dは、未出力情報として、利用者による操作に応じて対応する未出力コンテンツが再生出力されるよう制御された未出力情報と、出力済情報として、利用者による操作に応じて対応する出力済みコンテンツが再生出力されるよう制御された出力済情報とを表示させる。
より具体的には、表示制御部13dは、未出力情報と出力済情報とが再生リストとして一覧表示されるリスト画面を表示させる。例えば、表示制御部13dは、未出力コンテンツと、未出力コンテンツに対して優先的に出力された出力済みコンテンツとの間での優位関係を示す態様で、未出力情報と出力済情報とが表示されたリスト画面を表示させてよい。
また、表示制御部13dは、リスト画面として、未出力情報または出力済情報に対する利用者操作に応じてコンテンツを再生出力させる際の出力の優先度を変更可能に制御されたリスト画面を表示させてよい。例えば、表示制御部13dは、未出力情報と出力済情報との並び順を入れ替える利用者操作に応じてコンテンツを再生出力させる際の出力の優先度を変更可能に制御されたリスト画面を表示させてよい。
一例として、表示制御部13dは、未出力コンテンツを示す未出力情報と、出力済みコンテンツを示す出力済情報とが紐付け結果に応じて一覧表示されるリスト画面であって、コンテンツを再生出力させる際の出力の優先度をコンテンツのカテゴリ単位で変更可能に制御されたリスト画面を生成する。そして、表示制御部13dは、生成したリスト画面が表示画面に表示されるよう制御する。
なお、ここでいう利用者操作は、コンテンツを提示させる際の提示の優先度を変更する変更操作と言い換えることができる。より具体的には、第1のカテゴリに属する第1のコンテンツを操作対象とする変更操作と言い換えることができる。また、これまで説明してきたリスト画面については、後に図7を用いてより詳細に説明する。
〔3.記憶部の構成〕
次に、管理部13bによる記憶部12での管理について、図3および図4を用いて説明する。記憶部12は、出力済みコンテンツに関する情報を記憶する出力済コンテンツデータベース12aと、未出力コンテンツに関する情報を記憶する未出力コンテンツデータベース12bとを有してよい。
(出力済コンテンツデータベース12a)
まず、図3を用いて、出力済コンテンツデータベース12aに記憶されるデータの構造について説明する。図3は、実施形態に係る出力済コンテンツデータベース12aに記憶されるデータの構造の一例を示す図である。図3の例では、出力済コンテンツデータベース12aに記憶されるデータは、「利用者ID」と、「出力済みコンテンツ」と、「識別情報」、「出力日時」、「位置情報」、「タイトル」、「カテゴリ」、「優先度」といった項目を有する。「識別情報」、「出力日時」、「位置情報」、「タイトル」、「カテゴリ」、「優先度」は、メタデータの一例である。
「利用者ID」は、車載装置100と携帯装置10とを紐付けることで、情報提示システムSyを構築させている利用者を識別する識別情報を示す。「利用者ID」が示す利用者は、例えば、車載装置100が搭載されている車両VExの所有者、あるいは、携帯装置10の所有者と言い換えることができる。したがって、「利用者ID」は、車載装置100を識別する識別情報、あるいは、携帯装置10を識別する識別情報のいずれかであってもよい。
「出力済みコンテンツ」は、出力済みコンテンツそのもの、つまり、出力済みコンテンツを構成するデータであってよい。「出力済みコンテンツ」は、コンテンツの内容を示すテキストデータや画像データであってよい。
「識別情報」は、「出力済みコンテンツ」を一意に識別可能とし、また、「出力済みコンテンツ」が出力済みであることを識別可能とするような識別情報であってよい。
「出力日時」は、「出力済みコンテンツ」が再生出力された日時を示す情報である。「位置情報」は、「出力済みコンテンツ」が再生出力された位置を示す位置情報である。「タイトル」は、「出力済みコンテンツ」の表題を示す情報である。「カテゴリ」は、「出力済みコンテンツ」が属するジャンルを示す情報である。「優先度」は、「出力済みコンテンツ」について算出された再生出力の優先度である。
ここで、図3の例によれば、管理部13bは、出力済みコンテンツDA11、DA12、DA13およびDA14を、出力日時の順に並べて紐付けた状態で管理しているといえる。なお、管理部13bは、出力済みコンテンツDA11、DA12、DA13およびDA14を、優先度の順に並べて紐付けた状態で管理してもよい。
(未出力コンテンツデータベース12b)
まず、図4を用いて、未出力コンテンツデータベース12bに記憶されるデータの構造について説明する。図4は、実施形態に係る未出力コンテンツデータベース12bに記憶されるデータの構造の一例を示す図である。図4の例では、未出力コンテンツデータベース12bに記憶されるデータは、「利用者ID」、「未出力コンテンツ」と、「優先コンテンツ情報」、「識別情報」、「出力予定日時」、「位置情報」、「タイトル」、「カテゴリ」、「優先度」といった項目を有する。「優先コンテンツ情報」、「識別情報」、「出力予定日時」、「位置情報」、「タイトル」、「カテゴリ」、「優先度」は、メタデータの一例である。
「利用者ID」は、出力済コンテンツデータベース12a側の「利用者ID」に対応する。
「未出力コンテンツ」は、未出力コンテンツそのもの、つまり、未出力コンテンツを構成するデータであってよい。「未出力コンテンツ」は、コンテンツの内容を示すテキストデータや画像データであってよい。
「優先コンテンツ情報」は、「未出力コンテンツ」に対して優先的に出力された出力済みコンテンツを識別する識別情報である。係る「優先コンテンツ情報」には、図3の「識別情報」が用いられてよい。なお、1つの「未出力コンテンツ」に対して優先的に出力された出力済みコンテンツが複数存在する場合は、「優先コンテンツ情報」には、複数の出力済みコンテンツを識別する識別情報が含まれてよい。
「識別情報」は、「未出力コンテンツ」を一意に識別可能とし、また、「未出力コンテンツ」が未出力であることを識別可能とするような識別情報であってよい。図4の例では、優先コンテンツ情報「13」と、識別情報「21」とが対応付けられる例が示される。係る例は、識別情報「21」で識別される未出力コンテンツDA21に対して優先的に出力された出力済みコンテンツは、優先コンテンツ情報「13」で識別されるコンテンツすなわち出力済みコンテンツDA13であった例を示す。図4の例によれば、管理部13bは、未出力を示す識別情報(図4の「識別情報」)と、出力済みを示す識別情報(図4の「優先コンテンツ情報」)とに基づいて、未出力コンテンツと、出力済みのコンテンツとを区別させた状態で管理しているといえる。
「出力予定日時」は、「未出力コンテンツ」が再生出力される予定であった日時を示す情報である。「位置情報」は、「未出力コンテンツ」が再生出力される予定であった位置を示す位置情報である。「タイトル」は、「未出力コンテンツ」の表題を示す情報である。「カテゴリ」は、「未出力コンテンツ」が属するジャンルを示す情報である。「優先度」は、「未出力コンテンツ」について算出された再生出力の優先度である。
ここで、図3および図4の例によれば、管理部13bは、未出力を示す識別情報と、出力済みを示す識別情報とに基づいて、未出力コンテンツを記憶させる記憶先と、出力済みコンテンツを記憶させる記憶先とを分けることで、双方を区別させた状態で管理しているといえる。
〔4.付与手順〕
ここからは、携帯装置10が、未出力コンテンツと、出力済コンテンツとを区別させた状態で管理できるよう、第1の実施形態において、車載装置100側で行われるメタデータ付与手順について説明する。図5は、第1の実施形態に係るメタデータ付与手順を示すフローチャートである。
まず、付与部132は、メタデータを付与するタイミングになったか否かを判定する(ステップS501)。例えば、付与部132は、車両VE1の運転が終了されたか否かに基づいて、メタデータを付与するタイミングになったか否かを判定してよい。例えば、付与部132は、車両VE1の運転が終了された場合には、メタデータを付与するタイミングになったと判定してよい。
次に、付与部132は、メタデータ付与対象のコンテンツを取得する(ステップS502)。例えば、情報整合エンジン131によって、出力済みコンテンツおよび未出力コンテンツが記憶部120に格納されている場合、付与部132は、記憶部120からこれらのコンテンツを取得してよい。
ここで、付与部132は、未出力コンテンツと、出力済みコンテンツとを取得したとする。係る場合、付与部132は、未出力コンテンツに対して優先的に出力された出力済みコンテンツを判断する(ステップS503)。例えば、付与部132は、出力済みコンテンツの出力日時と、未出力のコンテンツの出力予定日時とに基づいて、未出力のコンテンツごとに、当該未出力のコンテンツに対して優先的に出力された出力済のコンテンツを判断してよい。
続いて、付与部132は、出力済みコンテンツに対しては、当該コンテンツを一意に識別可能とし、また、出力済みであることを識別可能とする識別情報をメタデータとして付与し、未出力コンテンツに対しては、当該コンテンツを一意に識別可能とし、また、未出力であることを識別可能とする識別情報をメタデータとして付与する(ステップS504)。
また、付与部132は、出力済みコンテンツ、および、未出力コンテンツそれぞれに対して、当該コンテンツの属性を示す属性情報をメタデータとしてさらに付与してよい(ステップS505)。
次に、蓄積部133は、出力関係に基づいて、メタデータ付与された出力済みコンテンツと、未出力コンテンツとを紐付ける(ステップS506)。例えば、蓄積部133は、出力日時の順(優先度の順でもよい)に出力済みコンテンツを並べた状態で、未出力コンテンツを当該コンテンツに対して優先的に出力された出力済みコンテンツに紐付けてよい。
最後に、蓄積部133は、紐付けによって得られた一連の紐付けコンテンツを携帯装置10に送信することで、メタデータ付与された出力済みコンテンツと、未出力コンテンツとを、任意のタイミングで再生出力可能な状態で蓄積させる(ステップS507)。例えば、蓄積部133は、ネットワークNを介して、携帯装置10に紐付けコンテンツを送信する。
なお、図5では不図示であるが、携帯装置10の取得部13aは、蓄積部133によって送信された出力済みコンテンツおよび未出力コンテンツを取得する。また、管理部13bは、未出力コンテンツに付与される未出力を示す識別情報と、出力済みコンテンツに付与される出力済みを示す識別情報とに基づいて、未出力のコンテンツと、出力済みのコンテンツとを区別させた状態で管理する。この結果、携帯装置10は、例えば、図3に示すような出力済コンテンツデータベース12aや、図4に示す未出力コンテンツデータベース12bを得ることができる。
〔5.表示制御手順〕
次に、未出力コンテンツを示す未出力情報と、出力済みコンテンツを示す出力済情報とを表示させるため、第1の実施形態において、携帯装置10側で行われる表示制御手順について説明する。図6は、第1の実施形態に係る表示制御手順を示すフローチャートである。
まず、要求受付部13cは、未出力情報と出力済情報とが再生リストとして一覧表示されるリスト画面の表示を要求する要求操作が行われたか否かを判定する(ステップS601)。
要求受付部13cは、要求操作が行われていない間は(ステップS601;No)、要求操作が行われたと判定できるまで待機する。
一方、表示制御部13dは、要求操作が行われた場合には(ステップS601;Yes)、管理部13bによって管理されている紐付けコンテンツ、すなわち、メタデータが付与された状態で互いに紐付けられている未出力コンテンツおよび出力済みコンテンツの組を抽出する(ステップS602)。
そして、表示制御部13dは、紐付け結果に応じて、未出力情報と出力済情報とが一覧表示されるリスト画面を生成する(ステップS603)。例えば、表示制御部13dは、未出力コンテンツを示す未出力情報と、出力済みコンテンツとを示す出力済情報とが紐付け結果に応じて一覧表示されるリスト画面であって、コンテンツを再生出力させる際の出力の優先度をコンテンツのカテゴリ単位で変更可能に制御されたリスト画面を生成する。
また、表示制御部13dは、生成したリスト画面が自装置である携帯装置10の表示画面に表示されるよう制御する(ステップS604)。
〔6.リスト画面〕
ここからは、図6で説明した表示制御処理によって生成および表示されるリスト画面について図7を用いて詳細に説明する。図7は、第1の実施形態に係るリスト画面の一例を示す図である。図7では、利用者U1からの配信要求に応じて、携帯装置10-1の表示画面にリスト画面の一例であるリスト画面G1が表示される場面を例に、リスト画面G1に関る表示制御を説明する。また、図7に示すリスト画面G1は、図3および図4の例のように出力済みコンテンツと未出力コンテンツとが紐付けて管理されている状態で生成されるものとする。
図7の例によれば、リスト画面G1には、出力済みコンテンツDA11に対応するコンテンツ情報C11、出力済みコンテンツDA12に対応するコンテンツ情報C12、出力済みコンテンツDA13に対応するコンテンツ情報C13、未出力コンテンツDA21に対応するコンテンツ情報C21、および、出力済みコンテンツDA14に対応するコンテンツ情報C14、という計5つのコンテンツ情報が再生リストとして一覧表示されている。
例えば、図7に示すように、リスト画面G1には、日時に従って、画面上からコンテンツ情報C11>コンテンツ情報C12>コンテンツ情報C13>コンテンツ情報C21>コンテンツ情報C14という順で各コンテンツ情報が一覧表示されてよい。また、係る例に限らず、リスト画面G1には、優先度に従って、各コンテンツ情報が一覧表示されてよい。
また、図7に例によれば、コンテンツ情報C11には、出力済みコンテンツDA11を示す出力済情報として、出力済みコンテンツDA11が再生出力された出力日時「2021年11月4日 16:00:30」と、出力済みコンテンツDA11が属するカテゴリ「レコメンド」と、出力済みコンテンツDA11の概要を示す見出し「あなたにおすすめのレストラン」とが示されている。
また、コンテンツ情報C12には、出力済みコンテンツDA12を示す出力済情報として、出力済みコンテンツDA12が再生出力された出力日時「2021年11月4日 16:10:15」と、出力済みコンテンツDA12が属するカテゴリ「交通情報」と、出力済みコンテンツDA12の概要を示す見出し「国道N号〇△町交差点付近渋滞」とが示されている。
また、コンテンツ情報C13には、出力済みコンテンツDA13を示す出力済情報として、出力済みコンテンツDA13が再生出力された出力日時「2021年11月4日 16:15:20」と、出力済みコンテンツDA13が属するカテゴリ「天気情報」と、出力済みコンテンツDA13の概要を示す見出し「16時気象庁発表 明日の天気」とが示されている。
また、コンテンツ情報C21には、未出力コンテンツDA21を示す未出力情報として、未出力コンテンツDA21が再生出力される予定であった出力予定日時「2021年11月4日 16:15:25」と、未出力コンテンツDA21が属するカテゴリ「芸能ニュース」と、未出力コンテンツDA21の概要を示す見出し「〇山△子さん離婚発表」とが示されている。
また、コンテンツ情報C14には、出力済みコンテンツDA14を示す出力済情報として、出力済みコンテンツDA14が再生出力された出力日時「2021年11月4日 16:16:00」と、出力済みコンテンツDA14が属するカテゴリ「交通情報」と、出力済みコンテンツDA14の概要を示す見出し「国道N号通行止め」とが示されている。
なお、図7の例では、各コンテンツ情報には、コンテンツの概要を示す見出し(タイトル)が表示される例が示されるが、コンテンツの本文を示すテキストに基づき例えば本文冒頭の文章の一部が見出しに代わって表示されてもよい。
また、コンテンツ情報が利用者U1によってリスト中から選択された場合には、選択されたコンテンツ情報に対応するコンテンツが、当該コンテンツ提供元のエージェント機能部の声で再生出力されるよう制御されてよい。
例えば、コンテンツ情報C11に対応する出力済みコンテンツDA11を提供したエージェント機能部31は、女性の声V1のエージェントNA1であるとする。係る場合、例えば、出力済コンテンツデータベース12aにおいて、コンテンツDA11の本文を女性の声V1で読み上げる合成音声VDA11が格納されていてよい。このような状態で、例えば、利用者U1がコンテンツ情報C11を選択したとすると、表示制御部13dは、合成音声VDA11が、携帯装置10-1が有するスピーカーSPから出力されるよう制御してよい。
また、コンテンツ情報C12に対応する出力済みコンテンツDA12もエージェント機能部31によって提供されたものであるとする。係る場合、例えば、出力済コンテンツデータベース12aにおいて、コンテンツDA12の本文を女性の声V1で読み上げる合成音声VDA12が格納されていてよい。このような状態で、利用者U1がコンテンツ情報C12を選択した場合には、表示制御部13dは、合成音声VDA12が、携帯装置10-1が有するスピーカーSPから出力されるよう制御してよい。
また、コンテンツ情報C13に対応する出力済みコンテンツDA13を提供したエージェント機能部32は、男性の声V2のエージェントNA2であるとする。係る場合、例えば、出力済コンテンツデータベース12aにおいて、コンテンツDA13の本文を男性の声V13で読み上げる合成音声VDA13が格納されていてよい。このような状態で、例えば、利用者U1がコンテンツ情報C13を選択したとすると、表示制御部13dは、合成音声VDA13が、携帯装置10-1が有するスピーカーSPから出力されるよう制御してよい。
また、コンテンツ情報C21に対応する未出力コンテンツDA21もエージェント機能部32によって提供されたものであるとする。係る場合、例えば、未出力コンテンツデータベース12bにおいて、コンテンツDA21の本文を男性の声V2で読み上げる合成音声VDA21が格納されていてよい。このような状態で、利用者U1がコンテンツ情報C21を選択した場合には、表示制御部13dは、合成音声VDA21が、携帯装置10-1が有するスピーカーSPから出力されるよう制御してよい。
また、コンテンツ情報C14に対応する出力済みコンテンツDA14もエージェント機能部31によって提供されたものであるとする。係る場合、例えば、出力済コンテンツデータベース12aにおいて、コンテンツDA14の本文を女性の声V1で読み上げる合成音声VDA14が格納されていてよい。このような状態で、利用者U1がコンテンツ情報C12を選択した場合には、表示制御部13dは、合成音声VDA14が、携帯装置10-1が有するスピーカーSPから出力されるよう制御してよい。
なお、図7に示すように、リスト画面G1には、再生ボタンBT1が設けられてよく、コンテンツ情報を選択した状態で、例えば、再生ボタンBT1が押下された場合に、対応する合成音声が再生出力されるという構成が採用されてもよい。
また、出力済みコンテンツに対応するコンテンツ情報C11、C12、C13およびC14と、未出力コンテンツに対応するコンテンツ情報C21との間において、出力の優位関係を示すような表示がなされてもよい。
例えば、図7に示すように、コンテンツ情報C11、C12、C13およびC14と、コンテンツ情報C21とは、互いに異なるカラーで表示されてよい。例えば、コンテンツ情報C11、C12、C13およびC14については、再生出力されたことが視覚的に容易に認識できるよう明るめの背景色で表示される一方、コンテンツ情報C21については、再生出力されなかったことが視覚的に容易に認識できるよう暗めの背景色で表示されてよい。
また、他の例として、コンテンツ情報C11、C12、C13およびC14と、コンテンツ情報C21との間において、出力の優位関係を示すように重ねた表示がなされてもよい。例えば、図7に示すように、コンテンツ情報C21に対して、コンテンツ情報C11、C12、C13およびC14が前面に位置する様子が視覚的に認識できるよう、双方で重なりをもたせた表示がなされてよい。
ここで、図7の例によれば、出力済みコンテンツC11のカテゴリは「レコメンド」、出力済みコンテンツC12のカテゴリは「交通情報」、出力済みコンテンツC13のカテゴリは「天気情報」、未出力コンテンツC21のカテゴリは「芸能ニュース」、出力済みコンテンツC14のカテゴリは「交通情報」である。係る例では、利用者U1は、コンテンツ情報C11、C12、C13、C21、C14のいずれかを操作対象として選択した状態で、これらコンテンツ情報の間で並び順を入れ替える変更操作を行うことで、今後、車載装置100においてコンテンツを再生出力させる際の出力の優先度をカテゴリ単位で変更することができる。
図7には、利用者U1がコンテンツ情報C21を選択した状態で、コンテンツ情報C21とコンテンツ情報C13との並び順を入れ替えている。具体的には、利用者U1は、コンテンツ情報C21を選択して、コンテンツ情報C13をくぐらすように上方へと移動させることで、コンテンツ情報C21とコンテンツ情報C13との並び順を入れ替えるという利用者操作を行っている。係る利用者操作は、車載装置100において、カテゴリ「天気予報」に属するコンテンツよりも、カテゴリ「芸能ニュース」に属するコンテンツの方が今後優先的に再生出力されるよう、コンテンツを再生出力させる際の出力の優先度をカテゴリ単位で変更する変更操作といえる。
なお、優先度を変更するための変更操作は、操作対象のコンテンツ情報を直に移動させるような操作である必要はない。例えば、図7に示すように、リスト画面G1には、優先度を高めるためのボタンBT2と、優先度を下げるためのボタンBT3とが設けられてよく、利用者U1は、これらのボタンを用いることで、出力の優先度をカテゴリ単位で変更することもできる。
例えば、利用者U1は、カテゴリ「天気予報」のコンテンツよりも、カテゴリ「芸能ニュース」のコンテンツの方が優先的に再生出力されるよう優先度を変更したいとする。係る場合、利用者U1は、コンテンツ情報C21を操作対象として選択した状態で、ボタンBT2を1回押下すればよい。
一方、利用者U1は、カテゴリ「芸能ニュース」のコンテンツよりも、カテゴリ「交通情報」のコンテンツの方が優先的に再生出力されるよう優先度を変更したいとする。係る場合、利用者U1は、コンテンツ情報C21を操作対象として選択した状態で、ボタンBT3を所望の優先順となるように任意の回数だけ押下すればよい。他の手法として、利用者U1は、コンテンツ情報C12を操作対象として選択した状態で、ボタンBT3を所望の優先順となるように任意の回数だけ押下してもよい。さらに他の手法として、利用者U1は、コンテンツ情報C14を操作対象として選択した状態で、ボタンBT2を所望の優先順となるように任意の回数だけ押下してもよい。
なお、車載装置100-1は、携帯装置10-1によって変更操作(利用者操作)が受け付けられた場合には、変更操作の内容に基づいて、コンテンツを再生出力させる際の出力の優先度をカテゴリ単位で設定するという情報処理を行ってよい。以下では、係る情報処理を第2の実施形態として説明することにする。
〔7.第1の実施形態のまとめ〕
これまで、図面を用いて、第1の実施形態に係る情報処理について説明してきた。係る情報処理によれば、出力済みコンテンツおよび未出力コンテンツがそれぞれ区別された状態で紐付け管理されるため、出力済みのコンテンツに関する情報と、未出力コンテンツに関する情報とが出力関係を認識可能とされたリスト画面を提供できるようになる。このようなことから、出力済みのコンテンツ、および、未出力のコンテンツを利用者が任意のタイミングで適切に確認することができるよう支援することができるようになる。
<第2の実施形態>
ここからは、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態に係る情報処理も、図1に示した情報提示システムSyで実現されてよい。上述した通り、第2の実施形態に係る情報処理とは、コンテンツを提示させる際の提示の優先度を変更する変更操作を利用者から受け付けることで、コンテンツを提示させる際の提示の優先度をカテゴリ単位で設定するものである。
なお、以下の実施形態では、第1の実施形態の例を採用し、未出力情報と出力済情報とが表示されたリスト画面を介して、変更操作が受け付けられるものとして説明するが、変更操作を受け付けるための手段は係る例に限定されるものではない。
また、以下の実施形態では、第2の実施形態に係る携帯装置10を「携帯装置20」と区別して表記し、第2の実施形態に係る車載装置100を「車載装置200」と区別して表記する。
〔1.携帯装置の機能構成〕
まず、図8を用いて、第2の実施形態に係る携帯装置20について説明する。図8は、第2の実施形態に係る各装置の構成例を示す図である。なお、第1の実施形態に係る携帯装置10と共通する処理部については同一の符号が付されており、係る処理部については説明を省略する。
(制御部23)
制御部23は、CPUやMPU等によって、携帯装置20内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(例えば、実施形態に係る情報処理プログラム)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部23は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図8に示すように、制御部23は、取得部13a、管理部13b、要求受付部13c、表示制御部13dに加えて、変更操作受付部23eをさらに有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部23の内部構成は、図8に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部23が有する各処理部の接続関係は、図8に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(変更操作受付部23e)
変更操作受付部23eは、コンテンツを提示させる際の提示の優先度を変更する変更操作を利用者から受け付ける。例えば、変更操作受付部23eは、コンテンツを再生出力させる際の出力の優先度を変更する変更操作を利用者から受け付ける。例えば、変更操作受付部23eは、第1のカテゴリに属する第1のコンテンツを操作対象とする変更操作を受け付ける。
図7の例を用いると、変更操作受付部23eは、カテゴリ「天気情報」のコンテンツよりも、カテゴリ「芸能ニュース」のコンテンツの方が優先的に再生出力されるよう優先度を変更する変更操作として、コンテンツ情報C21を操作対象とする変更操作を利用者U1から受け付けている。また、係る例では「芸能ニュース」が第1のカテゴリに相当し、コンテンツ情報C21に対応する未出力コンテンツDA21が第1のコンテンツに相当する。
また、変更操作受付部23eは、受け付けた変更操作の内容を示す操作情報を車載装置200側に出力してよい。
〔2.車載装置の機能構成〕
引き続き、図8を用いて、第2の実施形態に係る車載装置200について説明する。なお、第2の実施形態に係る車載装置100と共通する処理部については同一の符号が付されており、係る処理部については説明を省略する。
(制御部230)
制御部230は、CPUやMPU等によって、車載装置200内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(例えば、実施形態に係る情報処理プログラム)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部230は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図8に示すように、制御部230は、情報整合エンジン131、付与部132、蓄積部133に加えて、紐付部234と、操作情報受付部235と、設定部236と、決定部237とをさらに有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部230の内部構成は、図8に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部230が有する各処理部の接続関係は、図8に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(紐付部234)
紐付部234は、コンテンツに関する所定の情報に基づいて、互いに関係性を有するカテゴリ同士を紐付けする。例えば、紐付部234は、コンテンツの閲覧履歴に基づいて、遷移元と遷移先の関係となる傾向にあるカテゴリを推定し、推定したカテゴリ同士を紐付ける。より具体的には、紐付部234は、コンテンツの閲覧履歴に基づいて、どのようなカテゴリのコンテンツから、どのようなカテゴリのコンテンツへと遷移する傾向にあるか、コンテンツ間での遷移の関係性を、コンテンツのカテゴリ単位で分析する。そして、紐付部234は、分析結果が示す関係性に基づいて、遷移元と遷移先の関係となる傾向にあるカテゴリを推定してよい。
一例として、紐付部234は、コンテンツの閲覧履歴のうち、所定の属性(例えば、性別、年代、職業等)に分類される利用者群に対応する閲覧履歴に基づいて、所定の属性ごとに、当該属性に分類される利用者群を対象として、遷移元と遷移先の関係となる傾向にあるカテゴリを推定し、推定したカテゴリ同士を紐付けてよい。このような紐付処理によれば、紐付部234は、例えば、20代での紐付結果、30代での紐付け結果、・・・、といったように、年代ごとの紐付け結果を得ることができるようになる。
ここで、図9を用いて、紐付処理により属性ごとに得られた紐付け結果のリストの一例を示す。図9は、第2の実施形態に係る紐付け結果のリストの一例を示す図である。図9には、属性として年代ごとに得られた紐付け結果のリストLTが示される。
図9の例によれば、年代「20」を対象に、遷移元コンテンツのカテゴリ「野球」と、遷移先コンテンツのカテゴリ「サッカー」とが対応付けられる例が示される。係る例は、20代に分類される利用者は、カテゴリ「野球」に属するコンテンツを閲覧した場合には、続いて、カテゴリ「サッカー」に属するコンテンツを閲覧する傾向にあるとの分析結果が得られたことに基づき、カテゴリ「野球」とカテゴリ「サッカー」とが紐付けられていることを意味する。なお、係る紐付け結果は、20代に分類される利用者であって、カテゴリ「野球」に属するコンテンツを好む利用者は、カテゴリ「サッカー」に属するコンテンツも好む傾向にあるとの推定結果を示唆しているともいえる。
また、図9の他の例によれば、年代「50」を対象に、遷移元コンテンツのカテゴリ「野球」と、遷移先コンテンツのカテゴリ「相撲」とが対応付けられる例が示される。係る例は、50代に分類される利用者は、カテゴリ「野球」に属するコンテンツを閲覧した場合には、続いて、カテゴリ「相撲」に属するコンテンツを閲覧する傾向にあるとの分析結果が得られたことに基づき、カテゴリ「野球」とカテゴリ「相撲」とが紐付けられていることを意味する。なお、係る紐付け結果は、50代に分類される利用者であって、カテゴリ「野球」に属するコンテンツを好む利用者は、カテゴリ「相撲」に属するコンテンツも好む傾向にあるとの推定結果を示唆しているともいえる。
なお、上記では、属性を例に説明したが、紐付部234は、コンテンツの閲覧履歴のうち、変更操作を行った1の利用者に対応する閲覧履歴に基づいて、この1の利用者を対象として、遷移元と遷移先の関係となる傾向にあるカテゴリを推定し、推定したカテゴリ同士を紐付けてもよい。このような紐付処理によれば、紐付部234は、例えば、利用者U1での紐付結果、利用者U2での紐付け結果、・・・、といったように、利用者ごとの紐付け結果を得ることができるようになる。
ここで、車載装置200が行うものとして説明した紐付処理は、車載装置200と連携される外部のサーバ装置(例えば、各種のコンテンツの配信を制御するコンテンツサーバ装置)によって行われてもよい。係る場合、車載装置200は、外部のサーバ装置から紐付け結果のリストを取得してよい。また、車載装置200が紐付処理を行う場合、例えば、紐付部234が、外部のサーバ装置へとコンテンツの閲覧履歴を参照しに行ってもよい。
(操作情報受付部235)
操作情報受付部235は、変更操作の内容を示す操作情報を受け付ける。例えば、操作情報受付部235は、変更操作の内容を示す操作情報を変更操作受付部23eから受け付ける。なお、車載装置200と携帯装置20との間でネットワークNを介した通信接続がなされていない状況下で携帯装置20の変更操作受付部23eがコンテンツを再生出力させる際の出力の優先度を変更する変更操作を利用者から受け付けた場合には、変更操作受付部23eは、一時的に変更操作の内容を示す操作情報を記憶しておき、操作情報受付部235は、ネットワークNを介した通信接続が車載装置200と携帯装置20の間で確立した際に変更操作受付部23eにより記憶された操作情報を取得してもよい。
(設定部236)
設定部236は、コンテンツを提示させる際の提示の優先度を変更する変更操作に基づいて、コンテンツのカテゴリごとに提示の優先度の設定を変更する。
また、設定部236は、変更操作によりコンテンツの第1のカテゴリの優先度が変更される場合に、第1のカテゴリの優先度の設定、および、第1のカテゴリに対応付けられたカテゴリであるコンテンツの第2のカテゴリの優先度の設定を、連動させて変更する。例えば、設定部236は、変更操作により第1のコンテンツの優先度が変更される場合には、第1のコンテンツが属する第1のカテゴリの優先度の設定、および、第2のカテゴリの優先度の設定を、連動させて変更する。一例として、設定部236は、変更操作により第1のカテゴリに属する第1のコンテンツの優先度を高くされた場合には、第2のカテゴリに属する第2のコンテンツの優先度を高く変更する。
ここで、設定部236は、紐付部234による紐付けに基づいて、第1のカテゴリに対応付けられるカテゴリを第2のカテゴリとして選択してよい。例えば、設定部236は、変更操作を行った利用者が好むと推定されるカテゴリとして、第2のカテゴリを選択してよい。
また、設定部236は、利用者群のうち、変更操作を行った利用者が属する利用者群に対応する紐付けに基づいて、第1のカテゴリに対応付けられるカテゴリを第2のカテゴリとして選択してよい。一方、設定部236は、変更操作を行った1の利用者に対応する紐付けに基づいて、第1のカテゴリに対応付けられるカテゴリを第2のカテゴリとして選択してもよい。
なお、設定部236は、自装置が有するエージェント機能部(アプリ群30)によって出力条件の設定とともに提供されたコンテンツを対象として、このような優先度の設定を行ってよい。したがって、設定部236は、情報整合エンジン131の一機能として実装されてよい。
次に、図10を用いて、設定部236によって行われる優先度設定処理について説明する。図10は、第2の実施形態に係る優先度設定処理を示す概念図である。
図10は、図7の例に対応するが、説明の便宜上、出力済みコンテンツDA17に対応するコンテンツ情報C17も示されている。
また、図10の例では、情報整合エンジン131によって算出された優先度に従って、コンテンツ情報C11>コンテンツ情報C12>コンテンツ情報C13>コンテンツ情報C21>コンテンツ情報C14・・・コンテンツ情報C17という順で各コンテンツ情報が一覧表示されている。
また、例えば、図10の例によれば、カテゴリ「天気予報」のコンテンツDA13の優先度は「♯3」であり、カテゴリ「芸能ニュース」のコンテンツDA21の優先度は「♯4」であるため、本来であれば、コンテンツDA13に引き続きコンテンツDA21が再生出力される予定であったことが伺える。しかし、コンテンツDA13が再生出力されている間に、コンテンツDA21の出力条件が満たされなくなり、コンテンツDA14の出力条件に入ったことから、コンテンツDA21が未出力となってしまっている様子が示される。
このような状態において、変更操作受付部23eは、カテゴリ「天気予報」のコンテンツよりも、カテゴリ「芸能ニュース」のコンテンツの方が優先的に再生出力されるよう優先度を変更する変更操作として、コンテンツ情報C21を操作対象とする変更操作を利用者U1から受け付けている。また、操作情報受付部235は、係る変更操作の内容を示す操作情報を携帯装置20-1から受け付ける。以下では、利用者U1が20代の人物であるものとして説明する。
係る場合、車載装置200-1の設定部236は、紐付け結果のリストLTのうち、年代「20代」に対応する領域を参照し、「遷移元コンテンツのカテゴリ」の中から、変更操作の対象となっている第1のカテゴリであるカテゴリ「芸能ニュース」を検索する。そして、設定部236は、「遷移先コンテンツのカテゴリ」のうち、検索したカテゴリ「芸能ニュース」に紐付けられるカテゴリを認識する。図9の例では、設定部236は、カテゴリ「ファッション」を認識することで、これを利用者U1に対応する第2のカテゴリとして設定する。つまり、設定部236は、第2のカテゴリ「ファッション」を選択する。
図10の説明に戻り、変更操作前におけるコンテンツのカテゴリごとの提示の優先度は、カテゴリ「レコメンド」が優先度「♯1」、カテゴリ「交通情報」が優先度「♯2」、カテゴリ「天気情報」が優先度「♯3」、カテゴリ「芸能ニュース」が優先度「♯4」・・・カテゴリ「ファッション」が優先度「♯5」となっている。
しかし、設定部236は、操作情報に基づいて、カテゴリ「天気情報」と、第1のカテゴリ「芸能ニュース」との間で優先度を入れ替える。また、設定部236は、これに連動させて、第2のカテゴリ「ファッション」の優先度も変更する。一例として、設定部236は、第1のカテゴリ「芸能ニュース」の優先度を「♯4」から「♯3」へと高めるよう設定し直し、これに連動させて、優先度「♯5」であった第2のカテゴリ「ファッション」についても優先度を「♯4」まで高める設定を行う。一方で、設定部236は、カテゴリ「天気情報」の優先度を「♯3」から「♯5」へと下げるよう設定し直す。
また、設定部236は、設定し直した情報を例えば記憶部120に格納してよく、この情報は後述する決定部によって利用される。
(決定部237)
決定部237は、提示候補のコンテンツの提示のタイミングが重複する場合には、利用者に提示させる提示順を優先度に基づいて決定する。このようなことから、決定部237も、情報整合エンジン131の一機能として実装されてもよい。
〔3.第2の実施形態のまとめ〕
これまで、図面を用いて、第2の実施形態に係る情報処理について説明してきた。係る情報処理によれば、コンテンツの提示のタイミングが重複することで、提示されるコンテンツと、提示されないコンテンツが出てきてしまう可能性がある状況下において、利用者が欲する可能性が高いコンテンツを優先的に提供することができるようになる。
また、コンテンツを提示させる際の提示の優先度を変更する変更操作が利用者によって行われた場合、変更操作に基づき、複数の異なるカテゴリに対して優先度が動的に設定されるため、利用者は優先度の設定において面倒な操作を行う必要がなく、ユーザビリティの高い優先度設定を実現することができるようになる。
<変形例>
第1の実施形態に係る情報処理、および、第2の実施形態に係る情報処理は、上述してきた内容以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、第1の実施形態および第2の実施形態に共通して実施されてよい他の実施形態を変形例として説明する。
変形例に係る情報処理は、情報整合エンジン131に対して、エージェント機能部が出力条件を用いてコンテンツの再生出力を予約することで、出力条件が満たされた場合に車載装置100からコンテンツが再生出力されることを前提とする。そして、係る前提の場合、運転中の利用者にとって、どのような位置でどのようなコンテンツが出力されたかを把握できない場合があり、後からでもこれを確認したいといったニーズがある。
そこで、変形例に係る情報処理は、コンテンツが再生出力された位置と、コンテンツを示す情報とを利用者が適切に確認することができるよう支援するものである。
なお、変形例に係る情報処理は、主に携帯装置10側で行われてよいものである。そこで、以下では、変形例に係る情報処理を行う携帯装置10について、図2を用いて説明する。図2は、第1の実施形態に係る携帯装置10が示されるが、図8に示す携帯装置20でも同様の処理が行われてよい。
〔2.携帯装置の機能構成〕
(取得部13a)
取得部13aは、車両VExと共に移動し、出力条件が満たされた場合にコンテンツを再生出力させる情報提示装置100(車載装置100)から、再生出力された出力済みのコンテンツであって、再生出力された位置を示す位置情報が付与された出力済みのコンテンツを取得する。なお、係る位置情報は、メタデータの1つとして、車載装置100の付与部132によって出力済みコンテンツに付与される旨説明した。したがって、管理部13bは、再生出力された位置を示す位置情報がメタデータとして付与された出力済みコンテンツを例えば出力済コンテンツデータベース12a(図3)で管理している。
また、取得部13aは、出力済みコンテンツが再生出力されている間に、出力条件が満たされなくなり再生出力されなかった未出力コンテンツとして、再生出力される予定であった位置を示す位置情報が付与された未出力のコンテンツも車載装置100から取得してよい。係る位置情報についても、メタデータの1つとして、車載装置100の付与部132によって未出力コンテンツに付与される旨説明した。したがって、管理部13bは、再生出力される予定であった位置を示す位置情報がメタデータとして付与された出力済みコンテンツを例えば未出力コンテンツデータベース12b(図4)で管理している。
(表示制御部13d)
表示制御部13dは、出力済みコンテンツが再生出力された位置を示す位置情報に基づき定まる地図画像上の位置である再生位置と、当該再生位置において再生出力された出力済みコンテンツを示す出力済情報とを対応付けた第1の画像情報を表示させる。例えば、表示制御部13dは、第1の画像情報として、再生位置でコンテンツが再生出力されたことを示す所定の情報を含む第1の画像情報を表示させてよい。より具体的には、表示制御部13dは、再生位置に対して、再生位置でコンテンツが再生出力されたことを示す所定の情報を表示させる。以下では、表示制御部13dによって行われる変形例に係る表示制御処理について2つのパターンを説明する。
まず、変形例に係る表示制御処理における第1のパターンについて説明する。
例えば、表示制御部13dは、所定の情報として、出力済みコンテンツのうち、再生位置で再生出力されたコンテンツを識別する識別情報を表示させてよい。なお、ここでいう識別情報は、出力済みコンテンツを一意に識別可能とし、また、出力済みコンテンツが出力済みであることを識別可能とするような識別情報であってよい。すなわち、係る識別情報は、第1の実施形態で説明したように、メタデータの1つとして、付与部132によって付与されるものであってよい。
また、表示制御部13dは、第1の画像情報として、出力済みコンテンツを示す出力済情報が一覧表示されるリスト情報を含む第1の画像情報を表示させてよい。また、表示制御部13dは、リスト情報において、未出力情報に対応する出力済みコンテンツを識別する識別情報も表示させてよい。
また、上記によれば、第1のパターンにおいて表示制御される第1の画像情報とは、再生位置と出力済み情報とで構成される画像情報であってよい。
ここで、図11を用いて、変形例に係る表示制御処理における第1のパターンについてより詳細に説明する。図11は、変形例に係る表示制御処理(第1のパターン)の一例を示す図である。
また、図11の例では、車両VE1を運転中の利用者U1に対して車載装置100から再生出力されたコンテンツが、図3の例を採用し、コンテンツDA11(出力済みコンテンツDA11)、コンテンツDA12(出力済みコンテンツDA12)、および、コンテンツDA13(出力済みコンテンツDA13)であったものとする。
また、図3の例を採用し、出力済みコンテンツDA11が再生出力された位置を示す位置情報は「PT11」(位置PT11と表記する)、出力済みコンテンツDA12が再生出力された位置を示す位置情報は「PT12」(位置PT12と表記する)、出力済みコンテンツDA13が再生出力された位置を示す位置情報は「PT13」(位置PT11と表記する)であったものとする。
そして、このような状態において、利用者U1は、運転を終えた後に、どのような位置でどのようなコンテンツが車載装置100から出力されたかを自身の携帯装置10-1で確認しようと、第1の画像情報を地図上に表示するよう要求する操作を行ったとする。
係る場合、表示制御部13dは、例えば、位置PT1~位置PT3を含む地図画像MPを携帯装置10-1の表示画面に表示させるとともに、地図画像MPに対して、各出力済みコンテンツに対応する識別情報と、各出力済みコンテンツを示す出力済情報が一覧表示されるリスト情報とを含む第1の画像情報を重畳表示させる。
まず、識別情報の表示について説明する。
例えば、表示制御部13dは、図11に示すように、位置PT11に基づき定まる地図画像MP上の再生位置(再生位置PT111)に対して、出力済みコンテンツDA11を識別する識別情報「11」を含む第1の画像情報IM11を表示させる。
また、表示制御部13dは、図11に示すように、位置PT12に基づき定まる地図画像MP上の再生位置(再生位置PT121)に対して、出力済みコンテンツDA12を識別する識別情報「12」を含む第1の画像情報IM12を表示させる。
また、表示制御部13dは、図11に示すように、位置PT13に基づき定まる地図画像MP上の再生位置(再生位置PT131)に対して、出力済みコンテンツDA13を識別する識別情報「13」を含む第1の画像情報IM13を表示させる。
続いて、リスト情報の表示について説明する。
例えば、表示制御部13dは、図11に示すように、出力済みコンテンツDA11に対応するコンテンツ情報C11、出力済みコンテンツDA12に対応するコンテンツ情報C12、および、出力済みコンテンツDA13に対応するコンテンツ情報C13、という計3つのコンテンツ情報が一覧表示されるリスト情報LTGを含む第1の画像情報IMLを表示させる。
また、図11の例によれば、コンテンツ情報C11には、出力済みコンテンツDA11を示す出力済情報として、出力済みコンテンツDA11が再生出力された出力日時「2021年11月4日 16:00:30」と、出力済みコンテンツDA11が属するカテゴリ「レコメンド」と、出力済みコンテンツDA11の概要を示す見出し「あなたにおすすめのレストラン」とが示されている。
さらに、図11に示すように、第1の画像情報IMLでは、地図画像MPで用いられている第1の画像情報IM11が、コンテンツ情報C11に対して隣接するように表示されてよい。これにより、コンテンツ情報C11に対応する出力済みコンテンツDA11が、地図画像MPにおいてどの位置で再生出力されたかが容易に視認可能となる。
また、コンテンツ情報C12には、出力済みコンテンツDA12を示す出力済情報として、出力済みコンテンツDA12が再生出力された出力日時「2021年11月4日 16:10:15」と、出力済みコンテンツDA12が属するカテゴリ「交通情報」と、出力済みコンテンツDA12の概要を示す見出し「国道N号〇△町交差点付近渋滞」とが示されている。
さらに、図11に示すように、第1の画像情報IMLでは、地図画像MPで用いられている第1の画像情報IM12が、コンテンツ情報C12に対して隣接するように表示されてよい。これにより、コンテンツ情報C12に対応する出力済みコンテンツDA12が、地図画像MPにおいてどの位置で再生出力されたかが容易に視認可能となる。
また、コンテンツ情報C13には、出力済みコンテンツDA13を示す出力済情報として、出力済みコンテンツDA13が再生出力された出力日時「2021年11月4日 16:15:20」と、出力済みコンテンツDA13が属するカテゴリ「天気情報」と、出力済みコンテンツDA13の概要を示す見出し「16時気象庁発表 明日の天気」とが示されている。
さらに、図11に示すように、第1の画像情報IMLでは、地図画像MPで用いられている第1の画像情報IM13が、コンテンツ情報C13に対して隣接するように表示されてよい。これにより、コンテンツ情報C13に対応する出力済みコンテンツDA13が、地図画像MPにおいてどの位置で再生出力されたかが容易に視認可能となる。
続いて、変形例に係る表示制御処理における第2のパターンについて説明する。
例えば、表示制御部13dは、所定の情報として、出力済みコンテンツのうち、再生位置で再生出力されたコンテンツの概要が示されるタグ情報を表示させてよい。また、表示制御部13dは、タグ情報を選択する選択操作が行われた場合には、第1の画像情報として、選択されたタグ情報が示す出力済みコンテンツに対応する未出力情報を含む第1の画像情報を表示させてよい。
ここで、図12を用いて、変形例に係る表示制御処理における第2のパターンについてより詳細に説明する。図12は、変形例に係る表示制御処理(第2のパターン)の一例を示す図である。
また、図12の例でも、車両VE1を運転中の利用者U1に対して、車載装置100から再生出力されたコンテンツが、コンテンツDA11(出力済みコンテンツDA11)、コンテンツDA12(出力済みコンテンツDA12)、および、コンテンツDA13(出力済みコンテンツDA13)であったものとする。
また、図11の例と同様に、出力済みコンテンツDA11が再生出力された位置情報は「PT11」、出力済みコンテンツDA12が再生出力された位置情報は「PT12」、出力済みコンテンツDA13が再生出力された位置情報は「PT13」であったものとする。
そして、このような状態において、利用者U1は、運転を終えた後に、どのような位置でどのようなコンテンツが車載装置100から出力されたかを自身の携帯装置10-1で確認しようと、第1の画像情報を地図上に表示するよう要求する操作を行ったとする。
係る場合、表示制御部13dは、例えば、位置PT1~位置PT3を含む地図画像MPを携帯装置10-1の表示画面に表示させるとともに、地図画像MPに対して、各出力済みコンテンツに対応するタグ情報を含む第1の画像情報を重畳表示させる。また、表示制御部13dは、タグ情報が選択された場合には、選択されたタグ情報が示す出力済みコンテンツに対応する出力済情報を含む第1の画像情報を重畳表示させる。
まず、タグ情報の表示について説明する。
例えば、表示制御部13dは、図12に示すように、位置PT11に基づき定まる地図画像MP上の再生位置(再生位置PT111)に対して、出力済みコンテンツDA11の概要をタグ情報として含む第1の画像情報TG11を表示させる。
また、図12の例によれば、第1の画像情報TG11には、出力済みコンテンツDA11の概要を示すタグ情報として、出力済みコンテンツDA11が再生出力された出力日時「2021年11月4日 16:00:30」と、出力済みコンテンツDA11のカテゴリ「レコメンド」とが表示されてよい。図12に示すように、第1の画像情報TG11には、出力済みコンテンツDA11を識別する識別情報「11」がさらに表示されてよい。
また、表示制御部13dは、図12に示すように、位置PT12に基づき定まる地図画像MP上の再生位置(再生位置PT121)に対して、出力済みコンテンツDA12の概要をタグ情報として含む第1の画像情報TG12を表示させる。
また、図12の例によれば、第1の画像情報TG12には、出力済みコンテンツDA12の概要を示すタグ情報として、出力済みコンテンツDA12が再生出力された出力日時「2021年11月4日 16:10:15」と、出力済みコンテンツDA12のカテゴリ「交通情報」とが表示されてよい。図12に示すように、第1の画像情報TG12には、出力済みコンテンツDA12を識別する識別情報「12」がさらに表示されてよい。
また、表示制御部13dは、図12に示すように、位置PT13に基づき定まる地図画像MP上の再生位置(再生位置PT131)に対して、出力済みコンテンツDA13の概要をタグ情報として含む第1の画像情報TG13を表示させる。
また、図12の例によれば、第1の画像情報TG13には、出力済みコンテンツDA13の概要を示すタグ情報として、出力済みコンテンツDA13が再生出力された出力日時「2021年11月4日 16:15:20」と、出力済みコンテンツDA13のカテゴリ「天気情報」とが表示されてよい。図12に示すように、第1の画像情報TG13には、出力済みコンテンツDA13を識別する識別情報「13」がさらに表示されてよい。
続いて、選択操作に応じた画像表示について説明する。
例えば、図12のように、タグ情報に相当する第1の画像情報TG11、TG12およびTG13が表示されている状態で、利用者U1が第1の画像情報TG11を選択したとする。係る場合、表示制御部13dは、出力済みコンテンツDA11に対応するコンテンツ情報C11を含む第1の画像情報IMGを表示させる。
図12の例によれば、コンテンツ情報C11には、出力済みコンテンツDA11を示す出力済情報として、出力済みコンテンツDA11が再生出力された出力日時「2021年11月4日 16:00:30」と、出力済みコンテンツDA11が属するカテゴリ「レコメンド」と、出力済みコンテンツDA11の概要を示す見出し「あなたにおすすめのレストラン」とが示されている。
なお、図12の例によれば、カテゴリについては第1の画像情報TG11の方に表示されている。このようなことから、コンテンツ情報C11には、カテゴリや見出しは示されなくてもよく、出力済みコンテンツDA11の本文を示すテキストに基づき例えば本文冒頭の文章の一部が代わりに示されてもよい。
また、第1の画像情報IMGでは、図11で説明した第1の画像情報IM11が、コンテンツ情報C11に対して隣接するように表示されてよい。これにより、コンテンツ情報C11に対応する出力済みコンテンツDA11が、地図画像MPにおいてどの位置で再生出力されたかが容易に視認可能となる。
〔3.変形例のまとめ〕
これまで、図面を用いて、第1および第2の実施形態に係る情報処理の変形例について説明してきた。係る情報処理によれば、コンテンツが再生出力された位置と、コンテンツを示す情報とを利用者が適切に確認することができるよう支援することができるようになる。
〔4.変形例に対応するその他の実施形態〕
ここからは、変形例に対応するその他の実施形態について説明する。例えば、これまで変形例として説明してきた情報処理は、図11および図12の内容に限定されるものではない。
〔4-1.その他の実施形態(1)〕
例えば、取得部13aは、利用者によってコンテンツのカテゴリが指定された場合には、出力済みコンテンツのうち、指定されたカテゴリに属するコンテンツを表示対象のコンテンツとして取得してよい。また、係る場合、例えば、表示制御部13dは、表示対象のコンテンツが再生出力された位置を示す位置情報に基づき定まる地図画像上の再生位置と、当該再生位置において再生出力された表示対象のコンテンツを示すコンテンツ情報とを対応付けた第1の画像情報を表示させてよい。
例えば、利用者U1が、カテゴリ「レコメンド」を指定した状態で、第1の画像情報を地図上に表示するよう要求する操作を行ったとする。係る場合、取得部13aは、出力済コンテンツデータベース12aに記憶される出力済みコンテンツのうち、カテゴリ「レコメンド」に属するコンテンツDA11、および、コンテンツDA11に対応付けられる情報を取得し、表示制御部13dに提供してよい。この結果、表示制御部13dは、図11の例を用いると、第1の画像情報IM11と、コンテンツ情報C11のみ表示されるリスト情報LTGを含む第1の画像情報IMLを表示することになる。
〔4-2.その他の実施形態(2)〕
また、表示制御部13dは、携帯装置10と、所定の外部装置として例えば車載装置100とが連携された場合には、車載装置100の表示画面に地図画像MPを表示させるとともに、地図画像MPにおいて位置情報に基づき定まる再生位置と、当該再生位置において再生出力された出力済みのコンテンツを示すコンテンツ情報とを対応付けた第1の画像情報を表示させてよい。要するに、表示制御部13dは、これまで自装置の携帯装置10において行っていた表示制御処理を、連携先の車載装置100に対して行ってよいものである。
〔4-3.その他の実施形態(3)〕
また、取得部13aは、出力済みのコンテンツが再生出力されている間に、出力条件が満たされなくなり再生出力されなかった未出力コンテンツとして、再生出力される予定であった位置を示す位置情報が付与された未出力コンテンツを取得してよい。係る場合、表示制御部13dは、この位置情報に基づき定まる地図画像上の再生予定位置と、当該再生予定位置において再生出力される予定であった未出力コンテンツを示すコンテンツ情報とを対応付けた第2の画像情報をさらに表示させてよい。要するに、これまで出力済みコンテンツを対象に行われるものとして説明してきた表示制御処理が、未出力コンテンツについても行われてよい。
また、表示制御部13dは、第2の画像情報をさらに表示させる場合、第1の画像情報と、第2の画像情報との間で表示態様を区別させた状態で表示させてよい。また、表示制御部13dは、利用者による選択操作に応じて、第1の画像情報、および、第2の画像情報のうちのいずれか一方を表示させてもよい。
<その他>
〔1.ハードウェア構成〕
また、上述してきた携帯装置10、携帯装置20、車載装置100および車載装置200は、例えば、図13に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、携帯装置10を例に説明する。図13は、携帯装置10の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、所定の通信網を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを所定の通信網を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイ等の出力装置、及び、キーボード等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が第1の実施形態に係る携帯装置10(第2の実施形態に係る携帯装置20)として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部13(23)の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
例えば、コンピュータ1000が第1の実施形態に係る車載装置100(第2の実施形態に係る車載装置200)として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130(230)の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔2.その他〕
また、上記各実施形態において説明した処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上記各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
<まとめ>
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
1 システム
Sy 情報提示システム
10 情報処理装置(携帯装置)
12 記憶部
12a 出力済コンテンツデータベース
12b 未出力コンテンツデータベース
13 制御部
13a 取得部
13b 管理部
13c 要求受付部
13d 表示制御部
20 情報処理装置(携帯装置)
23 制御部
23e 変更操作受付部
100 情報提示装置(車載装置)
130 制御部
131 情報整合エンジン
132 付与部
133 蓄積部
200 情報提示装置(車載装置)
230 制御部
234 紐付部
235 操作情報受付部
236 設定部
237 決定部
300 エージェント装置

Claims (9)

  1. コンテンツを提示させる際の提示の優先度を変更する変更操作を利用者から受け付ける受付部と、
    前記変更操作に基づいて、コンテンツのカテゴリごとに提示の優先度の設定を変更するする設定部と、
    提示候補のコンテンツの提示のタイミングが重複する場合には、前記利用者に提示させる提示順を前記優先度に基づいて決定する決定部と
    を有し、
    前記設定部は、前記変更操作によりコンテンツの第1のカテゴリの優先度が変更される場合に、前記第1のカテゴリの優先度の設定、および、前記第1のカテゴリに対応付けられたカテゴリであるコンテンツの第2のカテゴリの優先度の設定を、連動させて変更する
    ことを特徴とする情報提示システム。
  2. 前記受付部は、前記第1のカテゴリに属する第1のコンテンツを操作対象とする前記変更操作を受付け、
    前記設定部は、前記変更操作により前記第1のコンテンツの優先度が変更される場合には、前記第1のコンテンツが属する前記第1のカテゴリの優先度の設定、および、前記第2のカテゴリの優先度の設定を、連動させて変更する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報提示システム。
  3. 前記設定部は、前記変更操作により前記第1のカテゴリに属する前記第1のコンテンツの優先度を高くされた場合には、前記第2のカテゴリに属する第2のコンテンツの優先度を高く変更する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報提示システム。
  4. コンテンツに関する所定の情報に基づいて、互いに関係性を有するカテゴリ同士を紐付けする紐付部をさらに有し、
    前記設定部は、前記紐付部による紐付けに基づいて、前記第1のカテゴリに対応付けられるカテゴリを前記第2のカテゴリとして設定する
    ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1つに記載の情報提示システム。
  5. 前記紐付部は、前記互いに関係性を有するカテゴリ同士として、前記利用者が同時に好むと推定されるカテゴリ同士を紐付ける
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報提示システム。
  6. 前記紐付部は、コンテンツの閲覧履歴に基づいて、遷移元と遷移先の関係となる傾向にあるカテゴリを推定し、推定したカテゴリ同士を紐付ける
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の情報提示システム。
  7. 前記紐付部は、前記コンテンツの閲覧履歴のうち、所定の属性に分類される利用者群に対応する閲覧履歴に基づいて、前記所定の属性ごとに、当該属性に分類される利用者群を対象として、遷移元と遷移先の関係となる傾向にあるカテゴリを推定し、推定したカテゴリ同士を紐付けし、
    前記設定部は、前記利用者群のうち、前記変更操作を行った利用者が属する利用者群に対応する紐付けに基づいて、前記第1のカテゴリに対応付けられるカテゴリを前記第2のカテゴリとして設定する
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報提示システム。
  8. 前記紐付部は、前記コンテンツの閲覧履歴のうち、前記変更操作を行った利用者に対応する閲覧履歴に基づいて、当該利用者を対象として、遷移元と遷移先の関係となる傾向にあるカテゴリを推定し、推定したカテゴリ同士を紐付けし、
    前記設定部は、前記変更操作を行った利用者に対応する紐付けに基づいて、前記第1のカテゴリに対応付けられるカテゴリを前記第2のカテゴリとして設定する
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の情報提示システム。
  9. 情報提示システムが実行する情報提示方法であって、
    コンテンツを提示させる際の提示の優先度を変更する変更操作を利用者から受け付ける受付工程と、
    前記変更操作に基づいて、コンテンツのカテゴリごとに提示の優先度の設定を変更するする設定工程と、
    提示候補のコンテンツの提示のタイミングが重複する場合には、前記利用者に提示させる提示順を前記優先度に基づいて決定する決定工程と
    を含み、
    前記設定工程は、前記変更操作によりコンテンツの第1のカテゴリの優先度が変更される場合に、前記第1のカテゴリの優先度の設定、および、前記第1のカテゴリに対応付けられたカテゴリであるコンテンツの第2のカテゴリの優先度の設定を、連動させて変更する
    ことを特徴とする情報提示方法。
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