JP2023102329A - 非常時体制構築システムおよび非常時体制構築プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】適正な人員を適正な班に割り当てることを可能にする。【解決手段】 各社員の経歴を含む社員情報を記憶する社員情報データベース341と、非常時体制を構成する各班に社員を割り当てる際の基準であり、各班の役割を含む割当基準を記憶する割当基準データベース342と、社員情報と割当基準とに基づいて、各班に社員を割り当てる割当タスク35と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、災害時や有事時における体制を構築するための非常時体制構築システムおよび非常時体制構築プログラムに関する。
例えば、発電所では、火災やガス漏れなどの災害、台風やテロ行為などの有事に備えて、自衛防災組織(非常時体制)を構成するための編成表を予め作成している。すなわち、災害対策本部下における各班の班長や班員などを誰にするか、有事対策本部下における各班の班長や班員などを誰にするか、などを示す編成表を予め作成している。しかしながら、実際の非常時においては、誰が発電所にいるかは定かではなく、予め作成された編成表の班長や班員などが発電所にいない場合があり、編成表通りに非常時体制を構築することができない場合が生じ得る。
このため、防災体制を即座に構築することを可能にする、という防災体制構築システムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。このシステムは、施設内にいる在場者の情報を示す在場者データと、防災体制を構成する複数の職務のそれぞれに対して所定の人材を割り当てる基準である構築ルールとに基づいて、即座に構築可能な防災体制を割り出すものである。すなわち、構築ルールとして、各職務を担当する役職が記憶され、現在施設内にいる在場者の役職に基づいて防災体制を割り出すものである。
特開2015-88178号公報
ところで、非常時体制においては、設備への対応をしたり、顧客への対応をしたり、あるいは、救護的対応をしたりしなければならない班などがある。そして、これらの班においては、技術的経験や顧客対応経験、あるいは救護的経験などの専門的な経験などを要し、このような経験などを有する者を班員などに割り当てる必要がある。しかしながら、特許文献1に記載のシステムでは、在場者の役職に基づいて防災体制を割り出すだけであるため、適正な人員を適正な班に割り当てることができない。
そこで本発明は、適正な人員を適正な班に割り当てることを可能にする、非常時体制構築システムおよび非常時体制構築プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、各人員の経歴を含む人員情報を記憶する人員情報記憶手段と、非常時体制を構成する各班に人員を割り当てる際の基準であり、前記各班の役割を含む割当基準を記憶する割当基準記憶手段と、前記人員情報と前記割当基準とに基づいて、前記各班に人員を割り当てる割当手段と、を備えることを特徴とする非常時体制構築システムである。
請求項2の発明は、請求項1に記載の非常時体制構築システムにおいて、前記人員情報として、前記人員の取得資格および教育履歴の少なくとも一方を含む、ことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の非常時体制構築システムにおいて、前記割当基準として、前記各班の班長の要件を含み、前記割当手段は、前記人員のなかから前記各班の班長を選出する、ことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1から3に記載の非常時体制構築システムにおいて、前記割当基準として、前記各班の最低人員数を含み、前記割当手段は、前記最低人員数が確保されるように人員を割り当てる、ことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1から4に記載の非常時体制構築システムにおいて、前記割当手段は、前記人員情報と前記割当基準が入力されると、前記各班に割り当てる人員が出力されるように、過去の実績データに基づいて機械学習された体制構築用学習モデルを用いる、ことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1から5に記載の非常時体制構築システムにおいて、対象施設内への前記人員の入退出を管理する入退出管理手段を備え、前記割当手段は、前記対象施設内に入場している人員を前記各班に割り当てる、ことを特徴とする。
請求項7の発明は、コンピュータを、各人員の経歴を含む人員情報を記憶する人員情報記憶手段と、非常時体制を構成する各班に人員を割り当てる際の基準であり、前記各班の役割を含む割当基準を記憶する割当基準記憶手段と、前記人員情報と前記割当基準とに基づいて、前記各班に人員を割り当てる割当手段、として機能させることを特徴とする非常時体制構築プログラムである。
請求項8の発明は、請求項7に記載の非常時体制構築プログラムにおいて、前記人員情報として、前記人員の取得資格および教育履歴の少なくとも一方を含む、ことを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項7または8に記載の非常時体制構築プログラムにおいて、前記割当基準として、前記各班の班長の要件を含み、前記割当手段は、前記人員のなかから前記各班の班長を選出する、ことを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項7から9に記載の非常時体制構築プログラムにおいて、前記割当基準として、前記各班の最低人員数を含み、前記割当手段は、前記最低人員数が確保されるように人員を割り当てる、ことを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項7から10に記載の非常時体制構築プログラムにおいて、前記割当手段は、前記人員情報と前記割当基準が入力されると、前記各班に割り当てる人員が出力されるように、過去の実績データに基づいて機械学習された体制構築用学習モデルを用いる、ことを特徴とする。
請求項1および請求項7に記載の発明によれば、各人員の経歴を含む人員情報と、各班の役割を含む割当基準とに基づいて、各班に人員が割り当てられるため、適正な人員を適正な班に割り当てることが可能となる。すなわち、経歴などに合った適正な人員を各班の役割などに合った適正な班に割り当てることが可能となる。例えば、技術に関する経歴を有する人員を非常時に設備への対応を行う班に割り当てたり、顧客対応の経歴を有する人員を非常時に顧客への対応を行う班に割り当てたりすることが可能となる。そして、このような割当が自動的に行われるため、人による労力が削減されるとともに、迅速に非常時体制を構築することが可能となる。
請求項2および請求項8に記載の発明によれば、人員の取得資格や教育履歴が人員情報として含まれるため、取得資格や教育履歴に合った適正な人員を適正な班に割り当てることが可能となる。例えば、上級救命講習を受講した人員を非常時に応急手当を行う班に割り当てることが可能となる。
請求項3および請求項9に記載の発明によれば、各班の班長の要件に基づいて、人員のなかから各班の班長が選出されるため、適正な班長を選出することが可能となる。すなわち、班長の要件に合った経歴などを有する適正な人員を、班長として選出することが可能となる。そして、このような選出が自動的に行われるため、人による労力が削減されるとともに、迅速に班長を選定して非常時体制を構築することが可能となる。
請求項4および請求項10に記載の発明によれば、各班において最低人員数が確保されるように人員が割り当てられるため、各班で必要な人員数を確保して適正な非常時体制を構築することが可能となる。
請求項5および請求項11に記載の発明によれば、機械学習された体制構築用学習モデルを用いて各班に割り当てる人員が出力されるため、より適正な人員をより適正な班に割り当てることが可能となる。この結果、より適正な非常時体制を構築することが可能となる。
請求項6に記載の発明によれば、対象施設内に現在入場している人員が各班に割り当てられるため、非常時に実際に対応できる人員による非常時体制を構築することが可能となる。
この発明の実施の形態に係る非常時体制構築システムを示す概略構成図である。 図1の非常時体制構築システムの非常時対応サーバの概略構成ブロック図である。 図2の非常時対応サーバの社員情報データベースのデータ構成図である。 図2の非常時対応サーバの割当基準データベースのデータ構成図である。 図2の非常時対応サーバによって策定された災害対策体制と有事対策体制を示す図である。 図2の非常時対応サーバの体制構築用学習モデルの概略構成を示す機能ブロック図である。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態に係る非常時体制構築システム1を示す概略構成図である。この非常時体制構築システム1は、災害時や有事時など(非常時)における人的体制を構築するためのシステムであり、この実施の形態では、電力会社の発電所や支社などの施設Fを対象施設とし、電力会社の社員(人員)Mで非常時体制を構築する場合について説明する。この非常時体制構築システム1は、入退出管理サーバ(入退出管理手段)2と非常時対応サーバ3とが通信自在に接続されている。
入退出管理サーバ2は、施設F内への社員Mの入退出を管理するサーバである。すなわち、各社員Mが携帯する社員証(ICカード)21から社員Mの識別情報を読み取るICカードリーダ22が、施設Fの各出入り口23付近に設置されている。そして、ICカードリーダ22で読み取られた識別情報が入退出管理サーバ2に送信されることで、施設F内への社員Mの入退出を管理するものである。つまり、現在どの社員Mが施設F内にいるか、どの社員Mがいつからいつまで施設F内にいたか、などを管理できるものである。
非常時対応サーバ3は、非常時体制を策定するためのサーバであり、図2に示すように、主として、入力部31と、表示部32と、通信部33と、記憶部34と、割当タスク(割当手段)35と、学習タスク36と、これらを制御などする中央処理部37とを備える。
入力部31は、各種情報や指令などを入力するためのインターフェイスであり、具体的には、割当タスク35の起動指令などを入力する。表示部32は、各種データや情報などを表示するディスプレイであり、具体的には、策定された災害対策体制や有事対策体制などを表示する。通信部33は、インターネット網や電話通信網などを介して外部と通信するためのインターフェイスであり、具体的には、入退出管理サーバ2から各社員Mの入退出状況を受信、取得したりする。
記憶部34は、主として、社員情報データベース(人員情報記憶手段)341と、割当基準データベース(割当基準記憶手段)342と、体制構築用学習モデル343と、体制構築用実績データベース344と、を備える。ここでは、社員情報データベース341と割当基準データベース342について説明し、体制構築用学習モデル343と体制構築用実績データベース344については後述する。
社員情報データベース341は、各社員Mの経歴を含む人員情報・社員情報を記憶するデータベースであり、図3に示すように、社員ID3411ごとに、氏名3412、年齢3413、経歴3414、資格3415、教育3416、その他3417が記憶されている。社員ID3411には、社員Mの識別情報・社員番号が記憶され、氏名3412には、社員Mの姓名が記憶され、年齢3413には、社員Mの年齢や性別が記憶されている。
経歴3414には、社員Mの経歴、つまり、学歴や職歴(技術系か事務系かを含む)、過去および現在の役職などが記憶されている。この経歴には、過去に経験した非常時における職務・任務も含まれる。資格3415には、社員Mが取得している資格や過去に取得した資格が記憶され、例えば、技術的な資格、英会話に関する資格、救護に関する資格などが記憶されている。教育3416には、社員Mが過去に受けた教育に関する履歴が記憶され、例えば、上級救命講習や防火・防災管理講習を受講したことや、その有効期限などが記憶されている。このような社員情報によって各社員Mの能力、スキルなどが把握可能で、入力部31や通信部33を介して入力、更新できるようになっている。
割当基準データベース342は、非常時体制を構成する各班に社員Mを割り当てる際の基準であり、各班の役割を含む割当基準を記憶するデータベースである。すなわち、非常時体制におけるどの班にどのような社員Mを割り当てるべきかを示す割当基準を記憶するデータベースである。この実施の形態では、図4に示すように、情報班、広報班、支援班および警備救護班(警備班)のそれぞれに対して、役割、班長要件、最低人員数およびその他、という割当基準を記憶する。
役割には、各班の役割・機能が記憶され、例えば、情報班に対しては、現場状況・情報の収集、現場での対応、本社等への連絡などが役割として記憶され、技術系の社員Mの担当が好ましいことが記憶されている。広報班に対しては、住民への周知、メディアへの対応などが役割として記憶され、技術系、事務系どちらの社員Mも担当が可能なことが記憶されている。支援班に対しては、経理的対応、広報班への支援などが役割として記憶され、事務系の社員Mの担当が好ましいことが記憶されている。警備救護班に対しては、負傷者の救護、出入り管理などが役割として記憶され、事務系の社員Mの担当が好ましいことが記憶されている。
また、班長要件には、各班の班長を担当すべき社員Mの要件が記憶され、例えば、現在技術系または事務系の管理職であること、管理職経験を有すること、非常時の対応経験を所定回数以上有すること、などが記憶されている。さらに、この実施の形態では、班長代行の要件も記憶されている。また、最低人員数には、各班で最低必要な社員Mの数が記憶され、例えば、重要度が高い班の最低人員数が多くなるように記憶されている。ここで、具体的な人数を記憶せずに、各班の相対的な構成比率(例えば、5:2:1:2など)を記憶してもよい。
割出タスク35は、社員情報と割当基準とに基づいて、各班に社員Mを割り当てるタスク・プログラムであり、現在施設F内に入場している社員Mを各班に割り当てる。すなわち、入退出管理サーバ2から取得した各社員Mの入退出状況に基づいて、今現在施設F内にいる社員Mのみから各班を構成するように社員Mを割り当てる。この割出タスク35は、任意時に入力部31から起動指令が入力されると起動したり、非常事態発生時(非常事態検出時)に自動的に起動したりする。
まず、基本的には、各社員Mの社員情報に基づいて、各班の役割に適合する社員Mを各班に割り当てる。すなわち、各班の役割を果たせる経歴や取得資格、教育履歴などを有する社員Mを各班に割り当てる。例えば、情報班に対しては、設備の管理、保守などの技術的経験を有する技術系の社員Mや、技術的な資格を有する社員Mなどを割り当る。広報班に対しては、顧客対応の経歴を有する事務系の社員Mや、過去の非常時において公報班を担当した経験を有する社員M、あるいは、外国人への対応を要する場合には、英会話に関する資格を有する社員Mなどを割り当る。支援班に対しては、経理業務の経歴を有する事務系の社員Mや、過去の非常時において支援班を担当した経験を有する社員Mなどを割り当る。警備救護班に対しては、上級救命講習や防火・防災管理講習を受講して有効期限内である社員Mや、比較的若い社員Mなどを割り当る。
このような割当に際して、各班の最低人員数が確保されるように人員を割り当てる。すなわち、各班の役割を果たせる能力を有する社員Mを単純に各班に割り当てると、一部の班の最低人員数が確保されないような場合に、その班に対して他の班からの社員Mを補充したりする。例えば、警備救護班に適する社員Mが少ない場合、情報班にも警備救護班にも適している社員Mを優先的に警備救護班に割り当てたり、人員が最低人員数を超える班の比較的若い社員Mなどを警備救護班に割り当てたりする。
さらに、社員Mのなかから各班の班長を選出する。すなわち、各班の班長要件に適合する経歴や取得資格、教育履歴などを有する社員Mを各班の班長に選出する。例えば、情報班の班長要件として、現在技術系の管理職であることが規定されている場合、現在技術系の管理職である社員Mを情報班の班長に選出する。このような班長の選出は、上記の各班への社員割当の前に行ってもよいし、後に行ってもよい。
このような割当、選出によって、例えば、図5に示すような非常時体制を策定し、表示部32に表示したり所定の社員Mの携帯端末などに送信したりする。ここで、この実施の形態では、火災やガス漏れなどの災害に対応するための災害対策体制と、台風やテロ行為などの有事に対応するための有事対策体制の2つの非常時体制を策定可能で、同時に2つの非常時体制を策定してもよいし、割出タスク35の起動時の入力パラメータ(災害か有事か)によって一方のみを策定してもよい。また、この実施の形態では、班長と同様にして、各班の班長代行の要件を満たす社員Mを班長代行に選出し、さらに、予め設定された協力会社(CC社、DC社)の社員Mも所定の班に割り当てる。
この2つの非常時体制は、基本的な班構成が同等であり、最低人員数がやや異なり、また、災害対策体制における警備救護班と有事対策体制における警備班とが同等であるとする。これに対して、災害対策体制と有事対策体制を分けずに1つの非常時体制だけを策定したり、非常事態の内容などに応じて3つ以上の非常時体制を策定したりしてもよい。
このような割出タスク35は、社員情報(施設F内にいる社員Mの識別情報)と割当基準が入力されると、各班に割り当てる社員Mが出力されるように、過去の実績データに基づいて機械学習された体制構築用学習モデル343を用いる。この体制構築用学習モデル343は、学習タスク36によって作成される。
すなわち、学習タスク36は、体制構築用実績データベース344に記録・蓄積されている過去の実績データを用いて、ニューラルネットワーク等の公知の機械学習アルゴリズムにより体制構築用学習モデル343を作成する。この体制構築用実績データベース344は、入力情報としての社員情報と割当基準に基づいて、非常時対応の有識者・経験者などが、各班の最低人員数や班長を確保して、非常時体制における各班に割り当てるべきとして選定した社員Mを含む実績データが記録・蓄積されているデータベースである。なお、過去の実績データには、実際の社員情報および割当基準と、非常時対応の有識者・経験者などが実際に各班に割り当てた社員Mとに基づいて作成されたデータの他、事前訓練などで作成されたデータなどが含まれる。
この学習タスク36は、図6に示すように、ニューラルネットワークを利用した機械学習・深層学習を用い、体制構築用実績データベース344に記録されている実績データに基づいて、例えば、社員情報と割当基準を入力層、各班に割り当てる社員Mを出力層、入力層から出力層への解析処理を中間層とするニューラルネットワークを作成する。そして、学習タスク36は、体制構築用学習モデル343の実績データを学習データとして用いて、中間層における各種パラメータについて学習を行う。すなわち、学習タスク36は、社員情報と割当基準に基づいて、各班に社員Mが適正に割り当てられるように、中間層における各種パラメータの学習を行う。
以上のように、この非常時体制構築システム1によれば、非常事態が発生したりして割出タスク35が起動されると、その時点で施設F内にいる社員Mを非常時体制の各班に割り当てる。すなわち、社員Mの経歴を含む社員情報と、各班の役割を含む割当基準とに基づいて、各班に社員Mが割り当てられるため、適正な社員Mを適正な班に割り当てることが可能となる。すなわち、経歴などに合った適正な社員Mを各班の役割などに合った適正な班に割り当てることが可能となる。例えば、技術に関する経歴を有する社員Mを非常時に設備への対応を行う班に割り当てたり、顧客対応の経歴を有する社員Mを非常時に顧客への対応を行う班に割り当てたりすることが可能となる。そして、このような割当が自動的に行われるため、人による労力が削減されるとともに、迅速に非常時体制を構築することが可能となる。
しかも、社員Mの取得資格や教育履歴が社員情報として含まれるため、取得資格や教育履歴に合った適正な社員Mを適正な班に割り当てることが可能となる。例えば、上級救命講習を受講した社員Mを非常時に応急手当を行う班に割り当てることが可能となる。
また、各班の班長の要件に基づいて、社員Mのなかから各班の班長が選出されるため、適正な班長を選出することが可能となる。すなわち、班長の要件に合った経歴などを有する適正な社員Mを、班長として選出することが可能となる。そして、このような選出が自動的に行われるため、人による労力が削減されるとともに、迅速に班長を選定して非常時体制を構築することが可能となる。
さらに、各班において最低人員数が確保されるように社員Mが割り当てられるため、各班で必要な人員数を確保して適正な非常時体制を構築することが可能となる。
しかも、機械学習された体制構築用学習モデル343を用いて各班に割り当てる社員Mが出力されるため、より適正な社員Mをより適正な班に割り当てることが可能となる。この結果、より適正な非常時体制を構築することが可能となる。
一方、対象施設F内に現在入場している社員Mが各班に割り当てられるため、非常時に実際に対応できる社員Mによる非常時体制を構築することが可能となる。
以上、この発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上記の実施の形態では、電力会社の社員Mで非常時体制を構築する場合について説明したが、その他の組織・団体の人員で非常時体制を構築する場合にも適用することができる。
一方、次のような非常時体制構築プログラムを汎用のコンピュータにインストールすることで、上記のような非常時体制構築システム1や非常時対応サーバ3を構成してもよい。すなわち、コンピュータを、各社員Mの経歴を含む社員情報を記憶する人員情報記憶手段(社員情報データベース341)と、非常時体制を構成する各班に社員Mを割り当てる際の基準であり、各班の役割を含む割当基準を記憶する割当基準記憶手段(割当基準データベース342)と、社員情報と割当基準とに基づいて、各班に社員Mを割り当てる割当手段(割当タスク35)、として機能させる非常時体制構築プログラムであり、社員情報として、社員Mの取得資格および教育履歴の少なくとも一方を含み、割当基準として、各班の班長の要件を含み、割当手段は、社員Mのなかから各班の班長を選出し、割当基準として、各班の最低人員数を含み、割当手段は、最低人員数が確保されるように社員Mを割り当て、さらに、割当手段は、社員情報と割当基準が入力されると、各班に割り当てる社員Mが出力されるように、過去の実績データに基づいて機械学習された体制構築用学習モデル343を用いる。
1 非常時体制構築システム
2 入退出管理サーバ(入退出管理手段)
3 非常時対応サーバ
341 社員情報データベース(人員情報記憶手段)
342 割当基準データベース(割当基準記憶手段)
343 体制構築用学習モデル
344 体制構築用実績データベース
35 割当タスク(割当手段)
F 電力会社の施設(対象施設)
M 電力会社の社員(人員)

Claims (11)

  1. 各人員の経歴を含む人員情報を記憶する人員情報記憶手段と、
    非常時体制を構成する各班に人員を割り当てる際の基準であり、前記各班の役割を含む割当基準を記憶する割当基準記憶手段と、
    前記人員情報と前記割当基準とに基づいて、前記各班に人員を割り当てる割当手段と、
    を備えることを特徴とする非常時体制構築システム。
  2. 前記人員情報として、前記人員の取得資格および教育履歴の少なくとも一方を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の非常時体制構築システム。
  3. 前記割当基準として、前記各班の班長の要件を含み、
    前記割当手段は、前記人員のなかから前記各班の班長を選出する、
    ことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の非常時体制構築システム。
  4. 前記割当基準として、前記各班の最低人員数を含み、
    前記割当手段は、前記最低人員数が確保されるように人員を割り当てる、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の非常時体制構築システム。
  5. 前記割当手段は、前記人員情報と前記割当基準が入力されると、前記各班に割り当てる人員が出力されるように、過去の実績データに基づいて機械学習された体制構築用学習モデルを用いる、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の非常時体制構築システム。
  6. 対象施設内への前記人員の入退出を管理する入退出管理手段を備え、
    前記割当手段は、前記対象施設内に入場している人員を前記各班に割り当てる、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の非常時体制構築システム。
  7. コンピュータを、
    各人員の経歴を含む人員情報を記憶する人員情報記憶手段と、
    非常時体制を構成する各班に人員を割り当てる際の基準であり、前記各班の役割を含む割当基準を記憶する割当基準記憶手段と、
    前記人員情報と前記割当基準とに基づいて、前記各班に人員を割り当てる割当手段、
    として機能させることを特徴とする非常時体制構築プログラム。
  8. 前記人員情報として、前記人員の取得資格および教育履歴の少なくとも一方を含む、
    ことを特徴とする請求項7に記載の非常時体制構築プログラム。
  9. 前記割当基準として、前記各班の班長の要件を含み、
    前記割当手段は、前記人員のなかから前記各班の班長を選出する、
    ことを特徴とする請求項7または8のいずれか1項に記載の非常時体制構築プログラム。
  10. 前記割当基準として、前記各班の最低人員数を含み、
    前記割当手段は、前記最低人員数が確保されるように人員を割り当てる、
    ことを特徴とする請求項7から9のいずれか1項に記載の非常時体制構築プログラム。
  11. 前記割当手段は、前記人員情報と前記割当基準が入力されると、前記各班に割り当てる人員が出力されるように、過去の実績データに基づいて機械学習された体制構築用学習モデルを用いる、
    ことを特徴とする請求項7から10のいずれか1項に記載の非常時体制構築プログラム。
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KAUFFMAN This article is updated from one published in Chemical Engineering Progress, July 1987, with special permission, copyright© 1987 by American Institute of Chemical Engineers, New York, New York, 1987.
Ranta et al. Safe Schools through Safety Walks