JP2023102044A - Uv殺菌機能付きウォーターサーバー - Google Patents
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Abstract
【課題】飲料水タンクの内部に殺菌用の紫外線を照射する紫外線LEDを、ユーザーでも容易に交換することが可能なUV殺菌機能付きウォーターサーバーを提供する。【解決手段】紫外線LED13は、筐体1に設けたUVカートリッジ装着部40に着脱可能なUVカートリッジ41に設けられ、UVカートリッジ41は、紫外線LED13の電極に電気的に接続された一対の受電端子49を有し、UVカートリッジ装着部40は、一対の給電端子50を有し、常温水タンク6には、紫外線LED13から照射される紫外線を常温水タンク6の外側から内側に透過させるUV透過窓30が設けられている。【選択図】図1
Description
この発明は、UV殺菌機能付きウォーターサーバーに関する。
従来、主にオフィスや病院などでウォーターサーバーが利用されてきたが、近年、水の安全や健康への関心の高まりから、一般家庭にもウォーターサーバーが普及しつつある。ウォーターサーバーは、一般に、筐体と、筐体内に配置された飲料水タンクと、飲料水タンク内の飲料水を筐体の外部に注出する飲料水注出路とを有し、その飲料水注出路に設けられたバルブを開弁することで、いつでもすぐに美味しい飲料水を利用することができ、優れた利便性をもつ(例えば、特許文献1)。
上記ウォーターサーバーの筐体内の飲料水タンクには、一般に、天然水や、浄水フィルタで濾過した浄水が貯留される。ここで、天然水や浄水は塩素を含まないため、何も対策をしないとすれば、飲料水タンクの内部で雑菌が繁殖する可能性がある。
そこで、特許文献1においては、飲料水タンクの内部で雑菌が繁殖するのを防止するため、飲料水タンクの内部に紫外線LEDを設け、その紫外線LEDから飲料水タンクの内部に殺菌用の紫外線を照射するようにしている。
ところで、特許文献1のUV殺菌機能付きウォーターサーバーは、紫外線LEDの交換を可能とするため、紫外線LEDを飲料水タンクの内部に着脱可能としている。この紫外線LEDを交換するに際しては、ウォーターサーバーの筐体を開け、筐体内に配置された飲料水タンクのタンク蓋を取り外し、飲料水タンクの内部にある紫外線LEDを取り外して交換する。
この紫外線LEDの交換作業をユーザーが行なうとすれば、ユーザーが飲料水タンクのタンク蓋を取り外したときに、飲料水タンク内に異物等が入ってしまう可能性を排除することができず、そのため、紫外線LEDの交換作業は、ユーザーではなく、ウォーターサーバーの業者が行なう必要がある。
しかしながら、ウォーターサーバーの業者が紫外線LEDの交換作業をする場合、業者がユーザーの自宅等からウォーターサーバーをいったん回収するか、業者がユーザーの自宅等に訪問するかする必要があるので、コストがかかり、ユーザーの経済的負担が大きくなってしまう。
この発明が解決しようとする課題は、飲料水タンクの内部に殺菌用の紫外線を照射する紫外線LEDを、ユーザーでも容易に交換することが可能なUV殺菌機能付きウォーターサーバーを提供することである。
上記課題を解決するため、この発明では、以下の構成のUV殺菌機能付きウォーターサーバーを提供する。
筐体と、
前記筐体内に配置された飲料水タンクと、
前記飲料水タンク内の飲料水を前記筐体の外部に注出する飲料水注出路と、
前記飲料水タンクの内部に殺菌用の紫外線を照射する紫外線LEDとを有するUV殺菌機能付きウォーターサーバーにおいて、
前記紫外線LEDは、前記筐体に設けたUVカートリッジ装着部に着脱可能なUVカートリッジに設けられ、
前記UVカートリッジは、前記紫外線LEDの電極に電気的に接続された一対の受電端子を有し、
前記UVカートリッジ装着部は、前記UVカートリッジが装着されたときに前記一対の受電端子と接触する一対の給電端子を有し、
前記飲料水タンクには、前記UVカートリッジを前記UVカートリッジ装着部に装着した状態で前記紫外線LEDから照射される紫外線を飲料水タンクの外側から内側に透過させるUV透過窓が設けられていることを特徴とするUV殺菌機能付きウォーターサーバー。
筐体と、
前記筐体内に配置された飲料水タンクと、
前記飲料水タンク内の飲料水を前記筐体の外部に注出する飲料水注出路と、
前記飲料水タンクの内部に殺菌用の紫外線を照射する紫外線LEDとを有するUV殺菌機能付きウォーターサーバーにおいて、
前記紫外線LEDは、前記筐体に設けたUVカートリッジ装着部に着脱可能なUVカートリッジに設けられ、
前記UVカートリッジは、前記紫外線LEDの電極に電気的に接続された一対の受電端子を有し、
前記UVカートリッジ装着部は、前記UVカートリッジが装着されたときに前記一対の受電端子と接触する一対の給電端子を有し、
前記飲料水タンクには、前記UVカートリッジを前記UVカートリッジ装着部に装着した状態で前記紫外線LEDから照射される紫外線を飲料水タンクの外側から内側に透過させるUV透過窓が設けられていることを特徴とするUV殺菌機能付きウォーターサーバー。
このようにすると、紫外線LEDが、飲料水タンクに設けたUV透過窓を介して飲料水タンクの内部に殺菌用の紫外線を照射するように飲料水タンクの外側に配置され、その紫外線LEDを有するUVカートリッジが、筐体に設けたUVカートリッジ装着部に着脱可能とされているので、飲料水タンクの内部を開放することなくUVカートリッジの交換を行なうことが可能であり、ユーザーでも容易にUVカートリッジ(紫外線LED)を交換することができる。
前記UVカートリッジ装着部は、前記筐体の外面に開口するカートリッジ挿入孔から前記筐体の内部を通って前記飲料水タンクの前記UV透過窓に向かって延びるカートリッジ挿入筒を有し、
前記UVカートリッジは、前記カートリッジ挿入孔から前記カートリッジ挿入筒に挿入されるように構成すると好ましい。
前記UVカートリッジは、前記カートリッジ挿入孔から前記カートリッジ挿入筒に挿入されるように構成すると好ましい。
このようにすると、ウォーターサーバーの筐体の外面に開口するカートリッジ挿入孔からカートリッジ挿入筒にUVカートリッジを挿入する構成なので、ウォーターサーバーの筐体を開けることなくUVカートリッジを交換することが可能であり、ユーザーでも容易にUVカートリッジの交換作業を行なうことができる。
前記一対の給電端子は、前記カートリッジ挿入筒の内周に内向きに対向して配置され、
前記一対の受電端子は、前記UVカートリッジを前記カートリッジ挿入筒に挿入したときに前記一対の給電端子で挟み込まれるように前記UVカートリッジの外周の互いに反対側に配置されている構成を採用すると好ましい。
前記一対の受電端子は、前記UVカートリッジを前記カートリッジ挿入筒に挿入したときに前記一対の給電端子で挟み込まれるように前記UVカートリッジの外周の互いに反対側に配置されている構成を採用すると好ましい。
このようにすると、UVカートリッジをカートリッジ挿入筒に挿入したときに、UVカートリッジの一対の受電端子がカートリッジ挿入筒の一対の給電端子で挟み込まれるので、受電端子と給電端子の接触状態を安定したものとすることができる。
この場合、前記一対の給電端子と前記一対の受電端子とが対応する特定の角度位置においてのみ前記UVカートリッジが前記カートリッジ挿入筒に挿入可能であり、それ以外の角度位置では挿入することができないように、前記UVカートリッジの外周の輪郭形状および前記カートリッジ挿入筒の内周の輪郭形状が非回転対称形状とされている構成を採用すると好ましい。
このようにすると、ユーザーがUVカートリッジをカートリッジ挿入筒に挿入するときに、UVカートリッジの一対の受電端子のプラスとマイナスの向きと、カートリッジ挿入筒の一対の給電端子のプラスとマイナスの向きが誤って逆になるのを確実に防止することが可能となる。すなわち、紫外線LEDは、その電極に印加する電圧のプラスとマイナスの向きを逆にすると点灯しない。また、紫外線LEDは、UVカートリッジのカートリッジ挿入筒への挿入部分に配置されているので、UVカートリッジをカートリッジ挿入筒に挿入した状態で、紫外線LEDが点灯しているか否かを視認することが難しい。そのため、UVカートリッジをカートリッジ挿入筒に挿入するときに、プラスとマイナスの向きを誤って逆になるように挿入してしまうと、ユーザーは、紫外線LEDが点灯していないことに気づかずに、その状態でウォーターサーバーを使用してしまうおそれがある。この問題に対し、上記のように、UVカートリッジの外周の輪郭形状およびカートリッジ挿入筒の内周の輪郭形状が非回転対称形状とされている構成を採用すると、ユーザーがプラスとマイナスの向きを誤って逆にしたときに、UVカートリッジの外周がカートリッジ挿入筒の内周に干渉し、UVカートリッジをカートリッジ挿入筒に挿入することができない状態となる。そのため、紫外線LEDに供給される電圧のプラスとマイナスの向きが誤って逆になるのを確実に防止することが可能となり、紫外線LEDを確実に点灯させることが可能となる。
前記筐体は、上下方向に延びる筒部と、前記筒部の上端に設けられた天板とを有し、
前記飲料水タンクは、前記天板の下側に対向して配置されるタンク蓋を有し、
前記タンク蓋に、前記UV透過窓が設けられ、
前記カートリッジ挿入筒は、前記筐体の天板の上面に開口する前記カートリッジ挿入孔から前記筐体の内部を通って前記UV透過窓に向かって延びる構成を採用することができる。
前記飲料水タンクは、前記天板の下側に対向して配置されるタンク蓋を有し、
前記タンク蓋に、前記UV透過窓が設けられ、
前記カートリッジ挿入筒は、前記筐体の天板の上面に開口する前記カートリッジ挿入孔から前記筐体の内部を通って前記UV透過窓に向かって延びる構成を採用することができる。
前記UVカートリッジは、前記紫外線LEDが固定された端板と、前記端板から軸方向に延びる中空筒部と、前記中空筒部を軸直角方向に貫通して形成された放熱用の通気孔とを有する構成を採用すると好ましい。
このようにすると、紫外線LEDから発生する熱が、中空筒部の内部と放熱用の通気孔とを介して排出されるので、紫外線LEDが高温になりにくく、紫外線LEDの熱による輝度低下を防止することが可能である。
この発明のUV殺菌機能付きウォーターサーバーは、紫外線LEDが、飲料水タンクに設けたUV透過窓を介して飲料水タンクの内部に殺菌用の紫外線を照射するように飲料水タンクの外側に配置され、その紫外線LEDを有するUVカートリッジが、筐体に設けたUVカートリッジ装着部に着脱可能とされているので、飲料水タンクの内部を開放することなくUVカートリッジの交換を行なうことが可能であり、ユーザーでも容易にUVカートリッジ(紫外線LED)を交換することができる。
図1に、この発明の実施形態のUV殺菌機能付きウォーターサーバーを示す。このウォーターサーバーは、床面Fに設置される筐体1と、水道水を原水として貯留する原水タンク2と、交換式の浄水フィルタカートリッジ3と、原水タンク2と浄水フィルタカートリッジ3の間を連通する原水管4と、原水管4の途中に設けられた電動ポンプ5と、筐体1内に配置された常温水タンク6および冷水タンク7および温水タンク8(図2参照)と、常温水タンク6内の飲料水を筐体1の外部に注出する常温水注出路10(図3参照)と、冷水タンク7内の飲料水を筐体1の外部に注出する冷水注出路11と、温水タンク8内の飲料水を筐体1の外部に注出する温水注出路12(図4参照)と、常温水タンク6の内部に殺菌用の紫外線を照射する紫外線LED13(図2参照)とを有する。
筐体1は、上下方向に延びる筒部14と、筒部14の上端に設けられた天板15と、筒部14の下端に設けられた底板16とを有する。原水タンク2は、天板15に着脱可能にセットされる。天板15には、原水管4の上流側の端部の原水導入口17が設けられている。
原水タンク2にはタンク開閉弁18が設けられている。タンク開閉弁18は、原水タンク2を天板15から持ち上げた状態では、原水タンク2の内部と外部の連通を遮断し、原水タンク2を天板15にセットした状態では、原水タンク2の内部を原水導入口17に連通させる開閉弁である。電動ポンプ5は、原水タンク2の側から原水を吸い込み、その原水を浄水フィルタカートリッジ3の側に吐出することで、原水管4内の原水を、原水タンク2の側から浄水フィルタカートリッジ3の側に移送する。浄水フィルタカートリッジ3と常温水タンク6との間は浄水管19で接続され、浄水フィルタカートリッジ3で濾過して生成された浄水が、浄水管19を通って常温水タンク6に導入されるようになっている。
図2に示すように、常温水タンク6は、上端が開口する有底筒状のタンク本体20と、タンク本体20の上端開口に取り付けられたタンク蓋21とを有する。タンク蓋21は、筐体1の天板15の下側に対向して配置されている。常温水タンク6には、空気と、浄水フィルタカートリッジ3(図1参照)で濾過された浄水とが、上下二層に収容されている。常温水タンク6には、常温水タンク6内の水位を検知する水位センサ22が設けられ、この水位センサ22の出力信号に基づいて電動ポンプ5(図1参照)が制御される。
図3に示すように、常温水タンク6の底面には、常温水タンク6内の浄水を筐体1の外部に注出する常温水注出路10が接続されている。常温水注出路10の途中には、常温水注出弁23が設けられている。常温水注出弁23を開弁すると、常温水タンク6内の浄水が、その自重によって押し出され、常温水注出路10を通って筐体1の外部に注出される。
図1に示すように、冷水タンク7は、常温水タンク6の下方に配置されている。冷水タンク7と常温水タンク6は、タンク接続管24を介して接続され、そのタンク接続管24を通って、常温水タンク6から冷水タンク7に浄水が導入されるようになっている。冷水タンク7には、冷水タンク7内の浄水を冷却する冷却装置25が取り付けられている。冷水タンク7内の浄水は、冷却装置25によって所定の低温(例えば10℃以下)に保たれる。
冷水タンク7の底面には、冷水タンク7内の浄水を筐体1の外部に注出する冷水注出路11が接続されている。冷水注出路11の途中には、冷水注出弁26が設けられている。冷水注出弁26を開弁すると、冷水タンク7内の浄水が、冷水タンク7の上方に位置する常温水タンク6内の浄水の自重によって押し出され、冷水注出路11を通って注出される。このとき、冷水タンク7から注出される浄水と同量の浄水が、タンク接続管24を通って常温水タンク6から冷水タンク7に流入し、冷水タンク7は常に満水状態に保たれる。
図4に示すように、温水タンク8は、常温水タンク6の下方に配置されている。温水タンク8と常温水タンク6は、タンク接続管27を介して接続され、そのタンク接続管27を通って、常温水タンク6から温水タンク8に浄水が導入されるようになっている。温水タンク8には、温水タンク8内の浄水を加熱する加熱装置28が取り付けられている。温水タンク8内の浄水は、加熱装置28によって所定の高温(例えば80℃以上)に保たれる。
温水タンク8の上面には、温水タンク8内の浄水を筐体1の外部に注出する温水注出路12が接続されている。温水注出路12の途中には、温水注出弁29が設けられている。温水注出弁29を開弁すると、温水タンク8内の浄水が、温水タンク8の上方に位置する常温水タンク6内の浄水の自重によって押し出され、温水注出路12を通って注出される。このとき、温水タンク8から注出される浄水と同量の浄水が、タンク接続管27を通って常温水タンク6から温水タンク8に流入し、温水タンク8は常に満水状態に保たれる。
図5に示すように、紫外線LED13は、常温水タンク6のタンク蓋21に設けたUV透過窓30と対向して配置されている。紫外線LED13は、殺菌作用をもつ275nmの波長の深紫外線を照射するLEDである。UV透過窓30は、紫外線LED13から照射される紫外線を常温水タンク6の外側から内側に透過させるように透明の石英ガラスで形成されている。UV透過窓30の外周縁は、窓保持プレート31に保持されている。
窓保持プレート31は、タンク蓋21に形成した窓取付孔32にUV透過窓30を取り付けるための部材である。窓保持プレート31は、窓取付孔32に常温水タンク6の内側から外側に差し込まれるねじ筒部33と、窓取付孔32の周縁部の常温水タンク6の内側の面に対向するフランジ部34とを有する。フランジ部34と窓取付孔32の周縁部の常温水タンク6の内側の面との間には、環状のシール部材35が組み込まれている。ねじ筒部33の常温水タンク6の外側への突出部分には、環状のナット部材36がねじ係合している。窓保持プレート31は、ナット部材36とフランジ部34とで窓取付孔32の周縁を挟み込むことでタンク蓋21に固定されている。この窓保持プレート31を用いると、常温水タンク6の内部への異物侵入をシール部材35で防止するとともに、UV透過窓30の固定を確実に行なうことが可能となる。
紫外線LED13は、筐体1の天板15に設けたUVカートリッジ装着部40に着脱可能なUVカートリッジ41に設けられている。UVカートリッジ装着部40は、筐体1の天板15の上面に開口するカートリッジ挿入孔42から筐体1の内部を通ってUV透過窓30に向かって延びるカートリッジ挿入筒43を有し、カートリッジ挿入孔42からカートリッジ挿入筒43にUVカートリッジ41が挿入されている。UVカートリッジ41のカートリッジ挿入孔42への挿入端は、カートリッジ挿入筒43のUV透過窓30の側の端部から突出している。紫外線LED13は、UVカートリッジ41のカートリッジ挿入筒43への挿入端に配置されている。
UVカートリッジ41は、紫外線LED13が固定された端板44と、端板44から軸方向に延びる中空筒部45と、中空筒部45を軸直角方向に貫通して形成された放熱用の通気孔46と、中空筒部45の端板44の側と反対側の端部に設けられた第2端板47とを有する。第2端板47は中空筒部45の外周から外側に張り出すように形成され、カートリッジ挿入孔42の入口の周縁部に当接している。また、中空筒部45の第2端板47の側の端部外周には、中空筒部45の外周とカートリッジ挿入筒43の内周との間をシールするゴム製のOリング48が装着されている。
UVカートリッジ41の中空筒部45の外周には、一対の受電端子49が設けられている。一対の受電端子49は、中空筒部45の内側に組み込まれた図示しない電気配線を介して、紫外線LED13の一対の電極に電気的に接続されている。UVカートリッジ装着部40のカートリッジ挿入筒43の内周には、一対の受電端子49と接触する一対の給電端子50が内向きに対向して配置されている。給電端子50は、カートリッジ挿入筒43の内外を貫通して形成した端子取付孔に組み込まれている。一対の給電端子50のカートリッジ挿入筒43の外側に位置する部分は、図示しない電気配線を介して直流電圧電源に接続されている。
図6に示すように、一対の受電端子49は、UVカートリッジ41をカートリッジ挿入筒43に挿入したときに一対の給電端子50で挟み込まれるようにUVカートリッジ41の外周の互いに反対側に配置されている。カートリッジ挿入筒43の内周には突起51が設けられ、UVカートリッジ41の中空筒部45の外周には、突起51に対応する位置に軸方向溝52が設けられている。この突起51と軸方向溝52を設けることにより、UVカートリッジ41の外周の輪郭形状およびカートリッジ挿入筒43の内周の輪郭形状は、一対の給電端子50と一対の受電端子49とが対応する特定の角度位置においてのみUVカートリッジ41がカートリッジ挿入筒43に挿入可能であり、それ以外の角度位置では挿入することができない非回転対称形状とされている。
図1に示す常温水タンク6には、浄水フィルタカートリッジ3で濾過した浄水が貯留される。ここで、浄水は塩素を含まないため、何も対策をしないとすれば、常温水タンク6の内部で雑菌が繁殖する可能性がある。この問題に対し、上記のウォーターサーバーでは、図2に示すように、紫外線LED13から常温水タンク6の内部に殺菌用の紫外線を照射するようにしているので、常温水タンク6の内部で雑菌が繁殖するのを防止することが可能となっている。
紫外線LED13は、紫外線LED13の累積点灯時間が所定時間に達すると交換する必要がある。もしこの紫外線LED13の交換作業をウォーターサーバーの業者が行なう場合、業者がユーザーの自宅等からウォーターサーバーをいったん回収するか、業者がユーザーの自宅等に訪問するかする必要があるので、コストがかかり、ユーザーの経済的負担が大きくなってしまう。
この問題に関し、上記のウォーターサーバーは、図5に示すように、紫外線LED13が、常温水タンク6に設けたUV透過窓30を介して常温水タンク6の内部に殺菌用の紫外線を照射するように常温水タンク6の外側に配置され、その紫外線LED13を有するUVカートリッジ41が、図7に示すように、UVカートリッジ装着部40に着脱可能とされているので、常温水タンク6の内部を開放することなくUVカートリッジ41の交換を行なうことが可能であり、ユーザーでも容易にUVカートリッジ41(紫外線LED13)を交換することができる。
また、このウォーターサーバーは、図7に示すように、ウォーターサーバーの筐体1の外面に開口するカートリッジ挿入孔42からカートリッジ挿入筒43にUVカートリッジ41を挿入する構成なので、ウォーターサーバーの筐体1を開けることなくUVカートリッジ41を交換することが可能であり、ユーザーでも容易にUVカートリッジ41の交換作業を行なうことができる。
また、このウォーターサーバーは、図5、図6に示すように、カートリッジ挿入筒43の内周に一対の給電端子50を内向きに対向して配置し、UVカートリッジ41の外周の互いに反対側に一対の受電端子49を配置しているので、UVカートリッジ41をカートリッジ挿入筒43に挿入したときに、UVカートリッジ41の一対の受電端子49がカートリッジ挿入筒43の一対の給電端子50で挟み込まれ、受電端子49と給電端子50の安定した接触状態を得ることが可能となっている。
また、このウォーターサーバーは、図5、図7に示すように、ユーザーがUVカートリッジ41をカートリッジ挿入筒43に挿入するときに、UVカートリッジ41の一対の受電端子49のプラスとマイナスの向きと、カートリッジ挿入筒43の一対の給電端子50のプラスとマイナスの向きが誤って逆になるのを確実に防止することが可能である。すなわち、紫外線LED13は、その電極に印加する電圧のプラスとマイナスの向きを逆にすると点灯しない。また、紫外線LED13は、UVカートリッジ41のカートリッジ挿入筒43への挿入部分に配置されているので、UVカートリッジ41をカートリッジ挿入筒43に挿入した状態で、紫外線LEDが点灯しているか否かを視認することが難しい。そのため、UVカートリッジ41をカートリッジ挿入筒43に挿入するときに、プラスとマイナスの向きを誤って逆になるように挿入してしまうと、ユーザーは、紫外線LED13が点灯していないことに気づかずに、その状態でウォーターサーバーを使用してしまうおそれがある。この問題に対し、上記のウォーターサーバーは、図6に示すように、UVカートリッジ41の外周の輪郭形状およびカートリッジ挿入筒43の内周の輪郭形状が非回転対称形状とされているので、ユーザーがプラスとマイナスの向きを誤って逆にしたときに、UVカートリッジ41の外周がカートリッジ挿入筒43の内周に干渉し、UVカートリッジ41をカートリッジ挿入筒43に挿入することができない状態となる。そのため、紫外線LED13に供給される電圧のプラスとマイナスの向きが誤って逆になるのを確実に防止することが可能であり、紫外線LED13を確実に点灯させることが可能である。
また、このウォーターサーバーは、図5に示すように、紫外線LED13が固定された端板44と、端板44から軸方向に延びる中空筒部45と、中空筒部45を軸直角方向に貫通して形成された放熱用の通気孔46とを有する構成のUVカートリッジ41を採用しているので、紫外線LED13から発生する熱が、中空筒部45の内部と放熱用の通気孔46とを介して排出される。そのため、紫外線LED13が高温になりにくく、紫外線LED13の熱による輝度低下を防止することが可能である。
上記実施形態では、図2に示すように、筐体1の天板15の下側に対向して常温水タンク6を配置し、その常温水タンク6にUV透過窓30を設けたものを例に挙げて説明したが、筐体1の天板15の下側に対向して冷水タンク7を配置し、その冷水タンク7にUV透過窓30を設けるように構成することも可能である。
また、上記実施形態では、図3に示すように、UV透過窓30をタンク蓋21に設けたものを例に挙げて説明したが、UV透過窓30は、飲料水タンクのタンク本体20の側面または底面に設けるように構成することも可能である。
また、上記実施形態では、筐体1の外面に開口するカートリッジ挿入孔42として、図3に示すように、筐体1の天板15の上面に開口するものを例に挙げて説明したが、筐体1の前面や側面に開口するカートリッジ挿入孔42を採用し、そのカートリッジ挿入孔42にUVカートリッジ41を挿入するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、図6に示すように、UVカートリッジ41の外周およびカートリッジ挿入筒43の内周の非回転対称形状の輪郭形状として、円周の一箇所に突起51を設けた形状のものを採用したが、前記輪郭形状として、台形状、涙形状など他の形状を採用することも可能である。
また、上記実施形態では、図1に示すように、原水タンク2の原水を筐体1の内部に配置した浄水カートリッジで濾過し、その濾過後の浄水を常温水タンク6と冷水タンク7と温水タンク8とに貯留する浄水式ウォーターサーバーを例に挙げて説明したが、この発明は、天然水やRO水等の飲料水が充填された交換式ボトルを筐体1にセットし、その交換式ボトルの飲料水を筐体1内に配置した低温の飲料水タンク(冷水タンク)に導入するボトル交換式ウォーターサーバーにも同様に適用することができる。
1 筐体
6 常温水タンク(飲料水タンク)
10 常温水注出路(飲料水注出路)
13 紫外線LED
14 筒部
15 天板
21 タンク蓋
30 UV透過窓
40 UVカートリッジ装着部
41 UVカートリッジ
42 カートリッジ挿入孔
43 カートリッジ挿入筒
44 端板
45 中空筒部
46 通気孔
49 受電端子
50 給電端子
6 常温水タンク(飲料水タンク)
10 常温水注出路(飲料水注出路)
13 紫外線LED
14 筒部
15 天板
21 タンク蓋
30 UV透過窓
40 UVカートリッジ装着部
41 UVカートリッジ
42 カートリッジ挿入孔
43 カートリッジ挿入筒
44 端板
45 中空筒部
46 通気孔
49 受電端子
50 給電端子
Claims (6)
- 筐体(1)と、
前記筐体(1)内に配置された飲料水タンク(6)と、
前記飲料水タンク(6)内の飲料水を前記筐体(1)の外部に注出する飲料水注出路(10)と、
前記飲料水タンク(6)の内部に殺菌用の紫外線を照射する紫外線LED(13)とを有するUV殺菌機能付きウォーターサーバーにおいて、
前記紫外線LED(13)は、前記筐体(1)に設けたUVカートリッジ装着部(40)に着脱可能なUVカートリッジ(41)に設けられ、
前記UVカートリッジ(41)は、前記紫外線LED(13)の電極に電気的に接続された一対の受電端子(49)を有し、
前記UVカートリッジ装着部(40)は、前記UVカートリッジ(41)が装着されたときに前記一対の受電端子(49)と接触する一対の給電端子(50)を有し、
前記飲料水タンク(6)には、前記UVカートリッジ(41)を前記UVカートリッジ装着部(40)に装着した状態で前記紫外線LED(13)から照射される紫外線を飲料水タンク(6)の外側から内側に透過させるUV透過窓(30)が設けられていることを特徴とするUV殺菌機能付きウォーターサーバー。 - 前記UVカートリッジ装着部(40)は、前記筐体(1)の外面に開口するカートリッジ挿入孔(42)から前記筐体(1)の内部を通って前記飲料水タンク(6)の前記UV透過窓(30)に向かって延びるカートリッジ挿入筒(43)を有し、
前記UVカートリッジ(41)は、前記カートリッジ挿入孔(42)から前記カートリッジ挿入筒(43)に挿入される請求項1に記載のUV殺菌機能付きウォーターサーバー。 - 前記一対の給電端子(50)は、前記カートリッジ挿入筒(43)の内周に内向きに対向して配置され、
前記一対の受電端子(49)は、前記UVカートリッジ(41)を前記カートリッジ挿入筒(43)に挿入したときに前記一対の給電端子(50)で挟み込まれるように前記UVカートリッジ(41)の外周の互いに反対側に配置されている請求項2に記載のUV殺菌機能付きウォーターサーバー。 - 前記一対の給電端子(50)と前記一対の受電端子(49)とが対応する特定の角度位置においてのみ前記UVカートリッジ(41)が前記カートリッジ挿入筒(43)に挿入可能であり、それ以外の角度位置では挿入することができないように、前記UVカートリッジ(41)の外周の輪郭形状および前記カートリッジ挿入筒(43)の内周の輪郭形状が非回転対称形状とされている請求項2または3に記載のUV殺菌機能付きウォーターサーバー。
- 前記筐体(1)は、上下方向に延びる筒部(14)と、前記筒部(14)の上端に設けられた天板(15)とを有し、
前記飲料水タンク(6)は、前記天板(15)の下側に対向して配置されるタンク蓋(21)を有し、
前記タンク蓋(21)に、前記UV透過窓(30)が設けられ、
前記カートリッジ挿入筒(43)は、前記筐体(1)の天板(15)の上面に開口する前記カートリッジ挿入孔(42)から前記筐体(1)の内部を通って前記UV透過窓(30)に向かって延びる、
請求項2から4のいずれかに記載のUV殺菌機能付きウォーターサーバー。 - 前記UVカートリッジ(41)は、前記紫外線LED(13)が固定された端板(44)と、前記端板(44)から軸方向に延びる中空筒部(45)と、前記中空筒部(45)を軸直角方向に貫通して形成された放熱用の通気孔(46)とを有する請求項1から5のいずれかに記載のUV殺菌機能付きウォーターサーバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022002369A JP2023102044A (ja) | 2022-01-11 | 2022-01-11 | Uv殺菌機能付きウォーターサーバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2022002369A JP2023102044A (ja) | 2022-01-11 | 2022-01-11 | Uv殺菌機能付きウォーターサーバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2023102044A true JP2023102044A (ja) | 2023-07-24 |
Family
ID=87425281
Family Applications (1)
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JP2022002369A Pending JP2023102044A (ja) | 2022-01-11 | 2022-01-11 | Uv殺菌機能付きウォーターサーバー |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2023102044A (ja) |
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2022
- 2022-01-11 JP JP2022002369A patent/JP2023102044A/ja active Pending
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