JP2023101054A - ケースおよび分電盤 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023101054000001
【課題】カバーの落下が抑制されたケース等を提供する。
【解決手段】ケースは、主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50の少なくとも一方を収納する分電盤1に用いられるケースである。ケースは、基台20、および、上端部に凹部33が形成され、基台20の左右方向の両端部に設けられた支持部30を有するベース10と、ベース10を覆うカバー60とを備える。そして、カバー60は、基台20と対向する前面板61と、前面板61の上部からベース10側に突出するように設けられる天板62とを有し、天板62は、凹部33に対応する位置に下方に突出する爪部68aを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ケースおよび分電盤に関する。
特許文献1には、本体カバー(カバー)を基台に着脱するための取手部が設けられた分電盤が開示されている。
特開2016-189638号公報
ところで、分電盤は、玄関、トイレの天井等の比較的高い位置に設けられることが多いため、カバーの落下を抑制することが望まれる。
そこで、本発明は、カバーの落下が抑制されたケースおよび分電盤を提供する。
本発明の一態様に係るケースは、主幹ブレーカおよび分岐ブレーカの少なくとも一方を収納する分電盤に用いられるケースであって、基台、および、上端部に第1の凹部が形成され、前記基台の左右方向の両端部に設けられた支持部を有するベースと、前記ベースを覆うカバーとを備え、前記カバーは、前記基台と対向する前面板と、前記前面板の上部から前記ベース側に突出するように設けられる天板とを有し、前記天板は、前記第1の凹部に対応する位置に下方に突出する第1の爪部を有する。
本発明の一態様に係る分電盤は、主幹ブレーカおよび分岐ブレーカの少なくとも一方と、前記主幹ブレーカおよび前記分岐ブレーカの前記少なくとも一方を収納する上記のケースとを備える。
本発明の一態様に係る分電盤は、主幹ブレーカおよび分岐ブレーカと、前記主幹ブレーカおよび前記分岐ブレーカを収納する上記のケースとを備える。
本発明の一態様によれば、カバーの落下が抑制されたケース等を実現することができる。
図1は、実施の形態1に係る分電盤の閉状態における外観を示す斜視図である。 図2は、実施の形態1に係る分電盤の開状態における外観を示す斜視図である。 図3は、実施の形態1に係る分電盤の構成を示す分解斜視図である。 図4は、カバーをベースに取り付ける前の分電盤の一部を示す図である。 図5は、図1に示すV-V線で切断したときの分電盤の部分断面図である。 図6は、カバーがベースに取り付けられた状態の引っかけ部および凹部を模式的に示す断面図である。 図7は、カバーがベースに取り付けられた状態の、実施の形態1の変形例1に係るガイド部および天板を模式的に示す断面図である。 図8は、実施の形態1の変形例2に係るガイド部を上面視した図である。 図9は、実施の形態2に係る分電盤の構成を示す分解斜視図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
なお、以下で説明する実施の形態等は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態等で示される数値、形状、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態等は一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。したがって、例えば、各図において縮尺等は必ずしも一致しない。また、各図において、実質的に同一の構成については同一の符号を付しており、重複する説明は省略または簡略化する。
また、本明細書および図面において、X軸、Y軸およびZ軸は、三次元直交座標系の三軸を示している。実施の形態等では、X軸方向を分電盤の厚み方向(構成要素の積層方向)としている。また、本明細書において、「正面視」とは、X軸方向(分電盤の厚み方向)に沿って分電盤を見ることを意味し、「上面視」とは、Z軸方向に沿って分電盤を見ることを意味する。また、Y軸方向は、分電盤が造営材に取り付けられたときに左右方向(例えば、水平方向)となる方向であり、Z軸方向は、分電盤が造営材に取り付けられたときに上下方向(例えば、鉛直方向)となる方向であり、X軸方向は、分電盤が造営材に取り付けられたときに前後方向となる方向であるとして説明するが、これに限定されない。
また、本明細書において、平行、同じ等の要素間の関係性を示す用語、および、矩形、U字等の要素の形状を示す用語、並びに、数値、および、数値範囲は、厳格な意味のみを表す表現ではなく、実質的に同等な範囲、例えば数%程度(例えば、10%程度)の差異をも含むことを意味する表現である。
(実施の形態1)
[1-1.分電盤の構成]
本実施の形態に係る分電盤の構成について、図1~図3を参照しながら説明する。図1は、本実施の形態に係る分電盤1の閉状態における外観を示す斜視図である。図2は、本実施の形態に係る分電盤1の開状態における外観を示す斜視図である。
図1および図2に示すように、分電盤1は、扉70を有し、当該扉70の開閉により、主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50の一部(例えば、ハンドル等を含む操作部)を露出させる開状態と、当該一部を露出させない閉状態とを有する。
分電盤1は、電力事業者等の設備である電力系統からの電力(系統電力)の供給を受け、当該電力を複数の分岐回路それぞれに分岐させる。分電盤1は、例えば、住宅、病院、工場、ビル等の電力を使用する施設の内部に設置される。
以下、さらに図3~図6を参照しながら、分電盤1の構成を説明する。図3は、本実施の形態に係る分電盤1の構成を示す分解斜視図である。
図3に示すように、分電盤1は、ベース10と、主幹ブレーカ40と、分岐ブレーカ50と、カバー60と、扉70とを備える。ベース10とカバー60とにより、分電盤1のケースが構成される。また、ケースは、さらに扉70を含んで構成されてもよい。主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50は、ケース内に収納される。本実施の形態では、ケースは、主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50を内部に収納可能な箱状である。
ベース10は、基台20と、支持部30とを有する。ベース10の正面視形状は、例えば矩形状である。
基台20は、板状の部材であり、主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50が取り付けられる。また、基台20は、造営材に取り付けられる。基台20は、例えば、造営材に直接取り付けられる。基台20は、例えば、壁(例えば、石膏ボード)に接触して取り付けられてもよい。
本実施の形態では、基台20の左右方向(Y軸方向)の両端部には支持部30(壁部)が配置され、基台20の上下方向(Z軸方向)の両端部には壁部は配置されない。これにより、作業者がベース10を持つ際に支持部30が持ち手となるので、支持部30が配置されていない場合(ベース10が平板状である場合)に比べて造営材への取り付け作業等の作業性を向上させることができる。また、上下方向の両端部に壁部が配置されていないことで、配線作業等の作業性を向上させることができる。
なお、基台20の上下方向の両端部には、基台20からカバー60に向かう方向(X軸プラス方向)に突出する壁部が配置されていてもよい。当該壁部は、例えば、Y軸方向に長尺である。この場合、当該壁部のX軸方向の長さは、支持部30のX軸方向の長さより小さいとよい。つまり、壁部の高さは、支持部30の高さより低いとよい。これにより、基台20の上下方向の両端部に壁部がある場合であっても、配線作業等の作業性の低下を抑制することができる。
基台20には、第1配線口21、第2配線口22および凹部23が形成されている。
第1配線口21および第2配線口22は、電力線を通すための開口である。第1配線口21には、主幹ブレーカ40に接続される電力線が挿通され、第2配線口22には、分岐ブレーカ50に接続される電力線が挿通される。なお、第1配線口21および第2配線口22の位置、大きさ、数は特に限定されない。
凹部23は、ベース10の側方(Y軸方向の外側面)に形成されたベース10の中央側にへこむ凹みであり、カバー60の側面板(例えば、第1側面板63および第2側面板)に設けられた爪部(図示しない)と嵌合する。凹部23は、当該爪部の位置および形状に応じた位置および形状に形成される。本実施の形態では、凹部23は、基台20に形成されているが、支持部30(支持部30の外側面)に形成されていてもよいし、基台20および支持部30に跨がって形成されていてもよい。また、図3ではベース10におけるY軸プラス側の側方に形成された凹部23を図示しているが、ベース10におけるY軸マイナス側の側方にも凹部23が形成されている。凹部23は、第2の凹部の一例である。
支持部30は、基台20の左右方向(Y軸方向)の両端部に設けられたZ軸方向に長尺状の部材である。支持部30は、上面視においてU字状であり、カバー60の天板62に形成された爪部68a(図5参照)が嵌合する凹部33(図4参照)が上端部(Z軸プラス側の端部)に形成されている。
本実施の形態では、基台20および支持部30は、樹脂により一体形成されている。ベース10は、例えば、成形品(樹脂成形品)である。ベース10は、電気絶縁性を有する。ベース10を形成する樹脂は、例えば、カバー60を形成する樹脂と同じであってもよい。樹脂は、例えば、ポリエチレン樹脂が例示されるがこれに限定されず、他の樹脂が用いられてもよい。
なお、ベース10の少なくとも一部は、金属により形成されていてもよい。例えば、基台20および支持部30の少なくとも一方は金属により形成されていてもよい。例えば、基台20および支持部30のそれぞれが金属により形成されていてもよい。金属は、亜鉛メッキ鋼、ステンレス等が例示されるがこれに限定されない。この場合、支持部30は、基台20に締結部材等により固定されてもよい。
主幹ブレーカ40は、所定の電流(例えば、電力会社との契約で定められる電力に基づく電流)を超える電流が電力系統から流れた時に、電力系統からの電力の供給を停止するブレーカである。
分岐ブレーカ50は、分電盤1に接続される各電力線(分岐回路)に設けられるブレーカである。分岐ブレーカ50は、複数設けられる。分岐ブレーカ50は、当該分岐ブレーカ50に接続された電力線に過電流が流れた場合に、当該電力線への電力の供給を停止する。
なお、分電盤1は、主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50の少なくとも一方を備えていればよい。この場合、主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50の当該少なくとも一方がベース10に取り付けられる。
カバー60は、ベース10を覆う部材である。カバー60は、前面板61と、前面板61の周囲を囲むよう形成された天板62、Y軸プラス側の側面板(第1側面板63)と、Y軸マイナス側の側面板(第2側面板)と、底板とを有する。
前面板61は、基台20と対向する板状の部材であり、前面(X軸プラス側の面)に凸部64が形成されている。凸部64は、カバー60を保持するための部分であり、カバー60の前面において、左右方向の両端部の中央付近からX軸プラス方向に突出して設けられる。凸部64には、カバー60を閉じた状態で維持するための保持構造を有する。一対の凸部64は、正面視において、開口65および66を挟むように、互いに対向して設けられる。一対の凸部64は、Y軸方向から見ると台形状であるが、形状はこれに限定されない。
また、前面板61には、主幹ブレーカ40の操作部を露出させる開口65および複数の分岐ブレーカ50それぞれの操作部を露出させる開口66が形成されている。なお、操作部には、ブレーカの接続先等の表示がなされた表示部が含まれていてもよい。
天板62、第1側面板63、第2側面板および底板は、前面板61の周囲からベース10側(X軸マイナス側)に突出する壁部である。天板62は、前面板61の上部(Z軸プラス側の端部)からベース10側に突出するように設けられる板状の部材である。天板62には、切り欠き67が形成されており、かつ、爪部68aを有する引っかけ部68が設けられる。切り欠き67および引っかけ部68については、後述する。
第1側面板63および第2側面板は、前面板61の左右方向の両端部(Y軸プラス側の端部およびY軸マイナス側の端部)からベース10側に突出するように設けられる板状の部材である。底板は、前面板61の下部(Z軸マイナス側の端部)からベース10側に突出するように設けられる板状の部材である。このように、カバー60は、X軸マイナス側の面に開口が形成された箱状である。
なお、第1側面板63および第2側面板は、凹部23に嵌合する爪部(図示しない)を有する。当該爪部と凹部23とが嵌合することで、カバー60のベース10に対する上下方向(Z軸方向)及び前後方向(X軸方向)の移動を規制することができる。爪部は、第1側面板63および第2側面板における凹部23に対応する位置に形成される。爪部は、第1側面板63および第2側面板の内面からケースの内方に突出して設けられてもよいし、X軸マイナス側に突出して設けられてもよい。当該爪部は、第2の爪部の一例である。
扉70は、カバー60に対して回転可能に取り付けられ、開口65および66を開閉する。扉70は、開口65および66を覆い、Y軸方向を回転軸とし回転可能にカバー60の凸部64に取り付けられる。扉70は、例えば、正面視形状が矩形状であるがこれに限定されない。
本実施の形態では、扉70は、下開きの扉である。言い換えると、扉70は、下開き可能にカバー60に取り付けられる。扉70は、例えば、長手方向の両端のZ軸マイナス側の端部が凸部64のZ軸マイナス側の端部に、ピン等の棒状の部材により取り付けられる。これにより、例えば、ピン等の構造が単純な部品により、扉70を凸部64に回転可能に取り付けることができる。扉70は、例えば、上開きの扉より小さい部品により、凸部64に回転可能に取り付けることができる。なお、扉70は、上開きの扉であってもよい。
カバー60および扉70は、電気絶縁性を有する。カバー60および扉70は、同じ材料で構成されていてもよい。カバー60および扉70は、例えば、樹脂で構成されている。例えば、扉70は、成形品(樹脂成形品)であってもよい。樹脂は、例えば、ポリエチレン樹脂が例示されるがこれに限定されず、他の樹脂が用いられてもよい。
ここで、支持部30および引っかけ部68等について、さらに図4~図6を参照しながら説明する。図4は、カバー60をベース10に取り付ける前の分電盤1の一部を示す図である。図5は、図1に示すV-V線で切断したときの分電盤1の部分断面図である。図6は、カバー60がベース10に取り付けられた状態の引っかけ部68および凹部33を模式的に示す断面図である。図4では、分電盤1のうち、Y軸プラス側かつZ軸プラス側の部分のみを図示している。
図4に示すように、支持部30は、本体部30aと、本体部30aの上端部に形成される蓋部31と、ガイド部32と、凹部33とを有する。
本体部30aは、支持部30のベースとなる部分であり、上面視において、U字状である。本体部30aは、例えば、作業者がベース10を持つ際の持ち手となる部分である。
蓋部31は、上端部において、U字状の支持部30の開口の一部を覆う。蓋部31は、例えば、天板62と平行な板状であってもよい。なお、図6に示すように、蓋部31は、少なくとも一部が傾斜する傾斜面31aを有していてもよい。傾斜面31aは、例えば、ベース10からカバー60に向かうにつれ下方(Z軸マイナス側)に傾斜する。これにより、支持部30がカバー60の内側と嵌合する際に、誘い込み形状となっていることで上下方向の位置決めがなされ、引っかけ部68の爪部68aと凹部33とが嵌合しやすくなるとともに、引っかけ部68の爪部68aと凹部33とが嵌合していない場合にカバー60が傾斜面31aにより滑るので、作業者が取付不良を気づきやすくなる。
また、蓋部31は、爪部68aが凹部33に嵌合した状態において、凹部33内における爪部68aのX軸プラス側への移動を規制する。例えば、蓋部31のX軸プラス側の端部は、爪部68aと接触する。言い換えると、爪部68aと蓋部31のX軸プラス側の端部とは係合する。
ガイド部32は、爪部68aを凹部33に導くために設けられる。ガイド部32は、凹部33を左右方向から挟み、ベース10からカバー60に向けて延在する一対の壁部を有する。一対の壁部は、互いに平行であってもよい。一対の壁部の上面視形状は、例えば、矩形状であるが、これに限定されない。壁部は、本体部30aと一体であり、本体部30aから突出するように設けられる。壁部は、例えば、本体部30aのうち蓋部31より上方(Z軸プラス側)の部分であってもよい。
ガイド部32は、例えば、ベース10からカバー60に向かうにつれ下方(Z軸マイナス側)に傾斜する。ガイド部32は、Y軸方向から見ると三角形状であってもよく、例えば、上面視において凹部33を挟む部分は高さ(Z軸方向の長さ)が相対的に高い。これにより、ガイド部32は、爪部68aの左右方向の移動を規制することができる。
ガイド部32の一部は、カバー60がベース10に取り付けられた状態で、天板62と接触していてもよいし、接触していなくてもよい。
凹部33は、支持部30の上端部に形成された凹みであり、カバー60の天板62に設けられた爪部68aと嵌合する。凹部33は、上面視において、基台20と、本体部30aと、蓋部31とで囲まれている。凹部33は、基台20と本体部30aとの間の空間(例えば、上下方向に貫通する貫通孔)の一部であってもよい。凹部33の上面視形状は、例えば、矩形状であるが、爪部68aの形状に応じた形状であればよい。また、凹部33の大きさは、例えば、爪部68aの大きさに応じた大きさであればよい。
図4~図6に示すように、引っかけ部68は、弾性部62aと、爪部68aとを有する。
弾性部62aは、天板62の一部であり、本実施の形態では、天板62のうち切り欠き67に挟まれた部分である。弾性部62aは、切り欠き67に挟まれているので、天板62における他の部分より弾性変形しやすい(例えば、しなりやすい)部分である。弾性部62aの幅(Y軸方向の長さ)は、ガイド部32の一対の壁部の間隔(Y軸方向の間隔)より小さい。また、弾性部62aの上面視形状は矩形状であるが、形状はこれに限定されない。
爪部68aは、凹部33に対応する天板62の位置(例えば、天板62の左右方向の両端部)に下方(Z軸マイナス側)に突出して設けられる。爪部68aは、天板62の下面から下方に突出して設けられる。本実施の形態では、爪部68aは、天板62の弾性部62aの先端部(X軸マイナス側の端部)から下方に突出して設けられる。つまり、爪部68aは、左右方向に突出していない。爪部68aの突出方向は、例えば、カバー60が落下する場合の落下方向と同方向である。なお、爪部68aは、断面形状が三角形状の突起であるが、形状はこれに限定されない。爪部68aの数は、例えば、2つであるが3つ以上であってもよい。
このような凹部33および爪部68aを用いることで、爪部68aを凹部33に嵌合させる(例えば、ひっかける)だけで、つまり1つの動作でカバー60をベース10に取り付けることができる。また、分電盤1は、凹部33と爪部68aとによりカバー60の下方への移動(つまり落下)を抑制するので、第2の爪部と凹部23との嵌合が不完全嵌合であっても、カバー60が落下することを抑制することができる。
なお、ここでの落下とは、分電盤1が施工された後にカバー60が落下することを意味し、例えば、生活振動においてカバー60が落下することを意味する。なお、生活振動とは、分電盤1が施工された環境で生じる全ての振動をいう。生活振動は、例えば、分電盤1の周囲における人または装置の動きによって発生する振動等が例示される。
なお、爪部68aの突出方向(Z軸マイナス方向)と、第2の爪部の突出方向とは、互いに突出方向が異なる。例えば、爪部68aの突出方向(Z軸マイナス方向)と、第2の爪部の突出方向は、正面視において交差する。
また、天板62には、天板62のベース10側の端部から前面板61に向けて延在する1以上の切り欠き67が形成されている。切り欠き67は、天板62上に形成された溝(貫通溝)である。切り欠き67は、上面視において、引っかけ部68の側方に少なくとも1つ設けられる。図3および図4等に示すように、本実施の形態では、切り欠き67は、1つの引っかけ部68に対して2つ形成されている。2つの切り欠き67は、上面視において、1つの引っかけ部68を挟むように設けられる。2つの切り欠き67は、上面視において、1つの爪部68aを挟むように設けられるとも言える。切り欠き67が形成されることで、切り欠き67の周囲の天板62の部分(例えば、2つの切り欠き67で挟まれた部分)を弾性変形しやすくすることができるので、カバー60をベース10に取り付ける際の作業性が向上する。また、カバー60をX軸プラス側に引っ張ることでカバー60をベース10から取り外すことができ、カバー60をベース10から取り外す際の作業性も向上する。例えば、X軸方向に水平にカバー60を移動させることで、ベース10への取り付けおよび取り外しが可能である。
2つの切り欠き67のうちの一方の切り欠き67は、第1の切り欠きの一例であり、2つの切り欠き67のうちの他方の切り欠き67は、第2の切り欠きの一例である。なお、切り欠き67は3つ以上形成されていてもよい、つまり、第2の切り欠きが複数形成されていてもよい。
なお、切り欠き67は形成されていなくてもよい。言い換えると、天板62は、弾性部62aを有していなくてもよい。
[1-2.効果等]
以上のように、本実施の形態に係るケースは、主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50の少なくとも一方を収納する分電盤1に用いられるケースである。ケースは、基台20、および、上端部に凹部33(第1の凹部の一例)が形成され、基台20の左右方向の両端部に設けられた支持部30を有するベース10と、ベース10を覆うカバー60とを備える。そして、カバー60は、基台20と対向する前面板61と、前面板61の上部からベース10側に突出するように設けられる天板62とを有し、天板62は、凹部33に対応する位置に下方に突出する爪部68a(第1の爪部の一例)を有する。
例えば、特許文献1のように、左右方向に取手部が設けられ、かつ、取手部に左右方向に突出する爪部がある場合、取手部と凹部とが正常に嵌合していなくても爪部と凹部を形成する壁とが当接する等によりカバーがベースに固定されているように見えるので、作業者が正常に嵌合したと誤認してしまうことがある。取手部と凹部とが正常に嵌合していない状態で使用すると、例えば、生活振動等によりカバーが落下する恐れがある。
一方、本実施の形態に係るケースは、下方に突出する爪部68aを凹部33に嵌合させる(例えば、ひっかける)ことでカバー60をベース10に固定するので、正常に嵌合していない(例えば、爪部68aが凹部33にひっかかっていない)場合に爪部68aと凹部33を形成する壁とが当接する等が起こりにくい。つまり、爪部68aと凹部33とが正常に嵌合していない場合に、作業者が正常に嵌合したと誤認してしまうことを抑制することができる。よって、本実施の形態に係るケースによれば、爪部68aと凹部33とが正常に嵌合している状態で使用され得るので、カバー60の落下を抑制することができる。
また、支持部30は、爪部68aを凹部33に導くためガイド部32を上端部に有する。
これにより、ガイド部32に沿って爪部68aを凹部33に嵌合させることができるので、爪部68aと凹部33とをより確実に嵌合させることができる。これは、カバー60の落下を抑制することにつながる。また、ガイド部32があることで、カバー60をベース10に取り付ける際の作業性が向上する。
また、ガイド部32は、凹部33を挟み、ベース10からカバー60に向けて延在する一対の壁部を有する。
これにより、一対の壁部を設けるだけで、爪部68aと凹部33とをより確実に嵌合させることができる。
また、天板62の爪部68aの側方には、天板62のベース10側の端部から前面板61に向けて延在する切り欠き67(第1の切り欠きの一例)が形成されている。
これにより、爪部68a(具体的には、弾性部62a)に弾性をもたせることができるので、カバー60をベース10に取り付ける際の作業性を向上させることができる。
また、天板62の爪部68aの側方には、切り欠き67とにより爪部68aを挟む1以上の切り欠き67(他方の切り欠きであり、第2の切り欠きの一例)が形成されている。
これにより、爪部68a(具体的には、弾性部62a)にさらに弾性をもたせることができるので、カバー60をベース10に取り付ける際の作業性をさらに向上させることができる。例えば、爪部68a(具体的には、弾性部62a)の弾性を利用して、ベース10の正面から水平に(X軸に平行に)カバー60をベース10に近づけたときでも、凹部33と爪部68aとを容易に嵌合させることができる。
また、カバー60は、前面板61の左右方向の両端部からベース10側に突出するように設けられる第1側面板63および第2側面板(側面板の一例)を有し、ベース10の側方には凹部23(第2の凹部の一例)が形成されている。そして、第1側面板63および第2側面板は、凹部23に対応する位置に第2の爪部を有する。
これにより、カバー60の上下方向(Z軸方向)及び前後方向(X軸方向)の移動を規制することができる。
また、凹部23は、基台20および支持部30のうち基台20に形成されている。
これにより、基台20に形成された凹部23により、カバー60の上下方向(Z軸方向)及び前後方向(X軸方向)の移動を規制することができる。
また、基台20と支持部30とは樹脂により一体形成されている。
これにより、カバー60の落下が抑制されたケースを、容易に作成することができる。
また、ベース10は、基台20の上下方向の両端部からカバー60に向かう方向に突出する突出部を有し、突出部の当該方向の長さは、支持部30の当該方向の長さより小さい。
これにより、突出部が配線作業等の邪魔になることを抑制することができるので、さらに作業性が向上する。
また、以上のように、本実施の形態に係る分電盤1は、主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50の少なくとも一方と、主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50の当該少なくとも一方を収納する上記のケースとを備えてもよい。また、以上のように、本実施の形態に係る分電盤1は、主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50と、主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50を収納する上記のケースとを備えてもよい。
これにより、上記のケースと同様の効果を奏する。つまり、カバー60の落下が抑制された分電盤1を実現することができる。
(実施の形態1の変形例1)
以下では、本変形例に係る分電盤について、図7を参照しながら説明する。図7は、カバー60がベース10に取り付けられた状態の、本変形例に係るガイド部32および天板62を模式的に示す断面図である。図7は、ガイド部32を通りかつXZ平面と平行な切断面で分電盤を切断したときの部分断面図である。なお、以下では、実施の形態1との相違点を中心に説明し、実施の形態1と同一または類似の内容については説明を省略または簡略化する。本変形例に係る分電盤のガイド部32は、天板62と面接触する点において実施の形態1のガイド部32と相違する。
図7に示すように、ガイド部32は、傾斜面32aと当接面32bとを有する。傾斜面32aおよび当接面32bのうち当接面32bがベース10(例えば、基台20)側に配置される。傾斜面32aおよび当接面32bは、ガイド部32の上面(Z軸プラス側の面)の一例である。
傾斜面32aは、例えば、ベース10からカバー60に向かうにつれ下方(Z軸マイナス側)に傾斜する。傾斜面32aは、例えば、天板62とは接触していない。なお、傾斜面32aは設けられなくてもよい。
当接面32bは、ガイド部32の上面の少なくとも一部であり、天板62の下面と平行な平面である。つまり、当接面32bは、カバー60がベース10に取り付けられた状態で、天板62の下面と面接触する。ここで、当接面32bと接触する天板62の部分は、爪部68aが形成されていない部分(例えば、弾性部62aとは異なる部分)である。例えば、上面視において、切り欠き67より外側の天板62の部分の下面と当接面32bとが面接触する。
なお、当接面32bと天板62の下面とは面接触することに限定されない。カバー60がベース10に取り付けられた状態で、ガイド部32の上面と天板62の下面とが接触していればよい。
なお、本変形例では、上面視において、切り欠き67とガイド部32とは重ならない位置に形成されているとよい。例えば、上面視において、切り欠き67は、ガイド部32(一対の壁部)の間に形成されていてもよい。言い換えると、ガイド部32は、上面視において、切り欠き67を挟むように設けられてもよい。
以上のように、本変形例に係るケースのガイド部32の上面は、カバー60がベース10に取り付けられた状態で、天板62の下面と接触する。
これにより、爪部68aだけでカバー60を支える場合に比べて、爪部68aにかかる圧力を低減することができる。よって、応力により爪部68aが変形することが抑制されるので、爪部68aの変形によりカバー60が落下することを抑制することができる。
また、ガイド部32の上面の少なくとも一部(例えば、当接面32b)は、天板62の下面と平行な平面である。
これにより、爪部68aにかかる圧力をさらに低減することができるので、爪部68aの変形によりカバー60が落下することをさらに抑制することができる。
(実施の形態1の変形例2)
以下では、本変形例に係る分電盤について、図8を参照しながら説明する。図8は、本変形例に係るガイド部32を上面視した図である。なお、以下では、実施の形態1との相違点を中心に説明し、実施の形態1と同一または類似の内容については説明を省略または簡略化する。本変形例に係る分電盤のガイド部32は、内側の面が逆テーパ状である点において実施の形態1のガイド部32と相違する。
図8に示すように、ガイド部32の内面(一対の壁部の内面)は、ベース10からカバー60に向かうにつれ(X軸プラス側に向かうにつれ)間隔が大きくなる逆テーパ形状を有する。具体的には、ガイド部32は、一対の第1面32c1と、一対の第2面32c2とを有する。第1面32c1と、第2面32c2とは、連続して形成される面である。
一対の第1面32c1は、一対の第2面32c2よりベース10側(基台20側)に配置される内面であり、互いに平行な面である。一対の第1面32c1は、凹部33を挟むように配置される。言い換えると、一対の第1面32c1は、爪部68aを挟むように配置される。一対の第1面32c1は、例えば、爪部68aの左右方向の移動を規制する。
一対の第2面32c2は、一対の第1面32c1よりカバー60側に配置される内面であり、互いに非平行な面である。一対の第2面32c2は、ベース10からカバー60に向かうにつれ間隔が大きくなる逆テーパ形状を有する。一対の第2面32c2は、蓋部31を挟むように配置されている。
なお、図8では、一対の第2面32c2は、平面である例について図示しているが、少なくとも一部が曲面であってもよい。
以上のように、本変形例に係るケースの一対の壁部は、ベース10からカバー60に向かうにつれ間隔が大きくなる逆テーパ形状を有する。
これにより、ガイド部32に沿って爪部68aを導きやすくなるので、カバー60をベース10に取り付ける際の作業性がさらに向上する。
(実施の形態2)
[2-1.分電盤の構成]
以下では、本実施の形態に係る分電盤について、図9を参照しながら説明する。図9は、本実施の形態に係る分電盤1aの構成を示す分解斜視図である。なお、以下では、実施の形態1との相違点を中心に説明し、実施の形態1と同一または類似の内容については説明を省略または簡略化する。本実施の形態に係る分電盤1aは、内器ユニットをベース10に着脱自在に取り付け可能な構成を有する点において実施の形態1の分電盤1と相違する。
図9に示すように、分電盤1aは、ベース110と、主幹ブレーカ40と、分岐ブレーカ50と、カバー60と、扉70と、取り付け台80とを備える。
ベース110は、本体部120と、支持部30とを有する。
本体部120は、主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50が取り付けられる長尺状の部材である。本体部120には、主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50が固定された取り付け台80(内器ユニット)が着脱自在に取り付けられる。つまり、本体部120は、内器ユニットが着脱自在な構成を有する。本体部120は、例えば、クランク形状のレールであってもよい。本体部120は、例えば、ディンレールであってもよい。なお、着脱自在とは、例えば、ネジ等の締結部材を用いずに、本体部120に内器ユニットを取り付けおよび取り外し可能であることを意味する。
本実施の形態では、本体部120は、平板部121とフランジ部122とを有する。本体部120は、取り付け部の一例である。
平板部121は、支持部30を接続する板状の部材である。平板部121は、支持部30の一方から他方に延在する。つまり、平板部121は、左右方向(Y軸方向)に長尺状である。
フランジ部122は、平板部121の上下方向(短手方向)の両端部からX軸プラス側に突出して設けられる。フランジ部122は、Y軸方向から見たときに、L字状である。
シート部材123は、正面視において、左右の支持部30の間に配置されるシート状の部材であり、例えば、分電盤1aの施工時に造営材に開ける電力線通線用の穴の位置が示されていてもよい。シート部材123は、正面視において、左右の支持部30の間の全面に設けられてもよい。シート部材123は、例えば、透明であるが、これに限定されず、不透明であってもよい。シート部材123は、例えば、有色であってもよいし、白色または黒色であってもよい。シート部材123は、例えば、透光性を有する樹脂等により形成される。
なお、シート部材123は設けられなくてもよいし、金属により形成されてもよい。
取り付け台80は、主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50が固定される固定板である。取り付け台80は、主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50を固定可能な構成を有する。取り付け台80が主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50を固定する固定方法は、特に限定されない。取り付け台80と、主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50との一方に設けられた突起と、他方に設けられた凹部またはスリットとが嵌め合うことで、主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50が取り付け台80に固定されてもよい。
取り付け台80には、ベース110の形状に応じた係合部(図示しない)が設けられる。係合部は、例えば、ベース110のクランク形状に応じた爪部であってもよい。本実施の形態では、係合部は、フランジ部122に引っ掛かるように構成された爪部である。これにより、取り付け台80は、ネジ等の締結部材を締める、緩める等することなく、フランジ部122と爪部とを係合させたり、係合を解除させたりするだけで、ベース110に内器ユニットを自在に着脱することができる。
このように、分電盤1aでは、内器ユニットを本体部120に着脱自在に取り付け可能である。つまり、内器ユニットは、主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50が取り付けられたまま、本体部120に着脱可能である。
なお、内器ユニットは、主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50を一体化したものであればよい。
[2-2.効果等]
以上のように、本実施の形態に係るケースのベース110は、主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50を一体化した内器ユニットを着脱自在に取り付けるための本体部120(取り付け部の一例)を有する。
これにより、当該ケースを備える分電盤1aの組み立てが容易となる。例えば、ベース110単体を造営材に固定した後に、内器ユニットをベース110に取り付けることができる。ベース110単体であれば、内器ユニットが取り付けられたベース110より軽いので、ベース110の重量に関する作業性の低下を抑制することができる。また、施工時における作業者の疲労を低減する効果も期待できる。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態等について説明したが、本発明は、上記実施の形態等に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態等では、支持部は、Z軸方向に長尺な形状を有する例について説明したが、支持部の形状はこれに限定されない。支持部は、第1の爪部が嵌合する第1の凹部を有し、かつ、作業者がベースを持つときに支持部を手で持つことができる形状であれば、いかなる形状であってもよい。
また、上記実施の形態等では、支持部は、基台の左右方向の両端部に設けられたが、例えば、基台の上下方向の両端部に設けられてもよい。この場合、支持部は、Y軸方向に長尺な形状を有し、上面(Z軸プラス側の面)に第1の爪部が嵌合する第1の凹部が形成されてもよい。この場合、Z軸方向に長尺な支持部(壁部)は設けられなくてもよい。
また、上記実施の形態等では、支持部の上面視形状がU字状である例について説明したが、形状はこれに限定されない。上端部に凹部が形成されていれば、支持部の上面視形状は、いかなる形状であってもよい。
また、上記実施の形態等では、第1の爪部が天板の両端部に設けられる例について説明したが、第1の爪部の位置はこれに限定されず、下方に突出していれば天板のいずれの位置に設けられてもよい。
また、上記実施の形態等では、基台の上下方向の両端部に配置される壁部のX軸方向の長さは、支持部のX軸方向の長さより小さい例について説明したがこれに限定されず、例えば、壁部のX軸方向の長さと支持部のX軸方向の長さとは等しくてもよい。
また、上記実施の形態等では、主幹ブレーカおよび分岐ブレーカを露出させる開口がカバーに形成される例について説明したが、当該開口は形成されなくてもよい。
その他、実施の形態等に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、または、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素および機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1、1a 分電盤
10、110 ベース
20 基台
23 凹部(第2の凹部)
30 支持部
32 ガイド部
32a 傾斜面(上面)
32b 当接面(上面、平面)
40 主幹ブレーカ
50 分岐ブレーカ
60 カバー
61 前面板
62 天板
63 第1側面板
67 切り欠き
68a 爪部
120 本体部(取り付け部)

Claims (15)

  1. 主幹ブレーカおよび分岐ブレーカの少なくとも一方を収納する分電盤に用いられるケースであって、
    基台、および、上端部に第1の凹部が形成され、前記基台の左右方向の両端部に設けられた支持部を有するベースと、
    前記ベースを覆うカバーとを備え、
    前記カバーは、前記基台と対向する前面板と、前記前面板の上部から前記ベース側に突出するように設けられる天板とを有し、
    前記天板は、前記第1の凹部に対応する位置に下方に突出する第1の爪部を有する
    ケース。
  2. 前記支持部は、前記第1の爪部を前記第1の凹部に導くためガイド部を前記上端部に有する
    請求項1に記載のケース。
  3. 前記ガイド部は、前記第1の凹部を挟み、前記ベースから前記カバーに向けて延在する一対の壁部を有する
    請求項2に記載のケース。
  4. 前記一対の壁部は、前記ベースから前記カバーに向かうにつれ間隔が大きくなる逆テーパ形状を有する
    請求項3に記載のケース。
  5. 前記ガイド部の上面は、前記カバーが前記ベースに取り付けられた状態で、前記天板の下面と接触する
    請求項2~4のいずれか1項に記載のケース。
  6. 前記ガイド部の前記上面の少なくとも一部は、前記天板の前記下面と平行な平面である
    請求項5に記載のケース。
  7. 前記天板の前記第1の爪部の側方には、前記天板の前記ベース側の端部から前記前面板に向けて延在する第1の切り欠きが形成されている
    請求項1~6のいずれか1項に記載のケース。
  8. 前記天板の前記第1の爪部の側方には、前記第1の切り欠きとにより前記第1の爪部を挟む1以上の第2の切り欠きが形成されている
    請求項7に記載のケース。
  9. 前記カバーは、前記前面板の左右方向の両端部から前記ベース側に突出するように設けられる側面板を有し、
    前記ベースの側方には第2の凹部が形成されており、
    前記側面板は、前記第2の凹部に対応する位置に第2の爪部を有する
    請求項1~8のいずれか1項に記載のケース。
  10. 前記第2の凹部は、前記基台および前記支持部のうち前記基台に形成されている
    請求項9に記載のケース。
  11. 前記基台と前記支持部とは樹脂により一体形成されている
    請求項1~10のいずれか1項に記載のケース。
  12. 前記ベースは、前記基台の上下方向の両端部から前記カバーに向かう方向に突出する突出部を有し、
    前記突出部の前記方向の長さは、前記支持部の前記方向の長さより小さい
    請求項1~11のいずれか1項に記載のケース。
  13. 前記ベースは、前記主幹ブレーカおよび前記分岐ブレーカを一体化した内器ユニットを着脱自在に取り付けるための取り付け部を有する
    請求項1~12のいずれか1項に記載のケース。
  14. 主幹ブレーカおよび分岐ブレーカの少なくとも一方と、
    前記主幹ブレーカおよび前記分岐ブレーカの前記少なくとも一方を収納する請求項1~12のいずれか1項に記載のケースとを備える
    分電盤。
  15. 主幹ブレーカおよび分岐ブレーカと、
    前記主幹ブレーカおよび前記分岐ブレーカを収納する請求項13に記載のケースとを備える
    分電盤。
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