JP2023100122A - Seat structure for vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両用シート構造に関する。 The present invention relates to a vehicle seat structure.
例えば、運転席及び助手席等の車両用シートは、座部とシートバックとを有している。当該車両シートにおいて、シートバックに電装部品を配置する場合、シート骨格を構成するシートフレームの周囲には、電装部品に接続される配索材(ワイヤハーネス)が配索される。このとき、ワイヤハーネスは、シート骨格を構成するシートフレームに複数の孔を設け、この孔に挿通される場合がある。また、ワイヤハーネスは、シートフレームの孔にクリップを取り付けて、該クリップに挿通される場合もある。 For example, a vehicle seat such as a driver's seat and a passenger's seat has a seat portion and a seat back. In the vehicle seat, when the electrical components are arranged on the seat back, a wiring material (wire harness) connected to the electrical components is routed around the seat frame forming the seat frame. At this time, the wire harness may be inserted through a plurality of holes provided in the seat frame forming the seat frame. In some cases, the wire harness is inserted through a clip attached to a hole in the seat frame.
例えば、特許文献1に開示される車両用シートでは、シートフレームを構成するシートバックフレームの側板に、ハーネス挿通孔が形成され、該ハーネス挿通孔にワイヤハーネスが挿通されている。また、この例では、シートバックフレームのロアフレームの中央部にクリップ係止孔を設け、当該クリップ係止孔には、クリップが圧入されている。圧入されたクリップには、ワイヤハーネスが挿通されており、これにより、シートフレームの周囲にワイヤハーネスが配索されている。
For example, in a vehicle seat disclosed in
一方で、車両用シートは、座部に対するシートバックの位置を調整可能なリクライニング機構を有している。また、上記のように、シートバックに設けられた電装部品は、通常、リクライニング機構によりシートバックが傾倒移動するときに、シートバックと共に移動する。 On the other hand, the vehicle seat has a reclining mechanism that can adjust the position of the seat back with respect to the seat. Further, as described above, the electrical components provided on the seatback usually move together with the seatback when the seatback tilts due to the reclining mechanism.
車両用シートのシートフレームには、クッション材が取り付けられている。すなわち、上記例におけるシートバックフレームには、シートバッククッションが設けられている。シートバックフレームにハーネス挿通孔及びクリップ係止孔等を設け、ワイヤハーネスを配索する場合、ワイヤハーネスは、シートバックフレームとシートバッククッションとの間に配索される部分を有している。 A cushion material is attached to the seat frame of the vehicle seat. That is, the seat back frame in the above example is provided with a seat back cushion. When the seatback frame is provided with a harness insertion hole, a clip locking hole, and the like, and a wire harness is routed, the wire harness has a portion routed between the seatback frame and the seatback cushion.
シートバックフレームの傾倒移動時には、シートバックフレームの周囲に配索されるワイヤハーネスは、当該傾倒移動に追従するように、シートバックフレームの周囲を摺動する。ところが、上記例のようなハーネス挿通孔及びクリップ係止孔を有する構造では、摺動時に作用する張力等により、シートバックフレームとシートバッククッションとの間に配索されるワイヤハーネスが、シートバッククッションに沈み込む可能性がある。このような沈み込みは、ワイヤハーネスの摺動性を低下させる可能性がある。 When the seatback frame tilts, the wire harness wired around the seatback frame slides around the seatback frame so as to follow the tilting movement. However, in the structure having the harness insertion hole and the clip locking hole as in the above example, the wire harness routed between the seat back frame and the seat back cushion is pulled out of the seat back due to tension or the like that acts during sliding. It may sink into the cushion. Such sinking may reduce the slidability of the wire harness.
シートバックフレームに形成される枠形状の内部空間にワイヤハーネスを配索することにより、上記したようなワイヤハーネスの摺動性の低下を抑制できる可能性はある。しかしながら、シートバックで乗員の上半身を支持しているときには、乗員の荷重によって、シートバッククッションが後方に押され、シートバッククッションが枠形状内のワイヤハーネスに接触する可能性がある。当該接触は、ワイヤハーネスがシートバッククッションに沈み込む可能性があるため、好ましくない。そのため、上記例の構造は、シートフレームの周囲に配索される配索材の摺動性を確保する上で、改善の余地があった。 By routing the wire harness in the frame-shaped internal space formed in the seatback frame, it is possible to suppress the above-described decrease in the slidability of the wire harness. However, when the seat back supports the occupant's upper body, the occupant's load pushes the seat back cushion rearward, and there is a possibility that the seat back cushion will come into contact with the wire harness inside the frame shape. Such contact is undesirable because the wire harness may sink into the seat back cushion. Therefore, the structure of the above example has room for improvement in terms of ensuring the slidability of the wiring member that is laid around the seat frame.
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、車両用シートの周囲に配索される配索材の摺動性を維持することが可能な車両用シート構造を提供することである。 SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a vehicle seat structure capable of maintaining the slidability of a wiring member that is laid around the vehicle seat. to provide.
上記目的を達成するための本発明に係る車両用シート構造は、クッション材と、前記クッション材を支持するシートフレームと、有し、前記シートフレームは、車両用シートのシートの上下方向における下側の後部に配置され、シート幅方向に延びるロアフレームと、配索材が配索される配索部と、前記ロアフレームに設けられ、前記配索部を支持する支持部と、を有している。当該車両用シート構造において、前記支持部は、前記ロアフレームから上下方向に延び、前記配索部は、前記ロアフレームに対して上下方向にずれて配置されている。 A vehicle seat structure according to the present invention for achieving the above object includes a cushion material and a seat frame that supports the cushion material, and the seat frame is positioned below the seat of the vehicle seat in the vertical direction. a lower frame disposed at the rear portion of the seat and extending in the seat width direction; a routing portion in which a routing member is routed; and a support portion provided in the lower frame for supporting the routing portion. there is In the vehicle seat structure, the support portion extends vertically from the lower frame, and the wiring portion is vertically displaced from the lower frame.
本発明によれば、車両用シートの周囲に配索される配索材の摺動性を維持することが可能である。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, it is possible to maintain the slidability of the wiring material wired around the vehicle seat.
以下、本発明に係る車両の車両用シート構造の一実施形態について、図面(図1~図8)を参照しながら説明する。なお、図において、矢印Fr方向は車両用シート1の前後方向における前方を示す。実施形態の説明における「前部(前端)及び後部(後端)」は、シート前後方向における前部及び後部に対応する。また、本実施形態におけるシート前後方向の前方は、車両前後方向の前方に対応する。また、矢印R及び矢印Lは、乗員がシート1に着座したときの右側及び左側を示している。また、矢印Uは、上方を示している。
An embodiment of a vehicle seat structure for a vehicle according to the present invention will be described below with reference to the drawings (FIGS. 1 to 8). In the drawings, the arrow Fr direction indicates the front of the
本実施形態の車両用シート1は、図1及び図2に示すように、シートレール2上をシート前後方向に移動可能な運転席または助手席等の前列シートの構造である。シートレール2は、車両室内のフロア部を構成するフロアパネル(図示せず)に取り付けられている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
本実施形態の車両用シート1は、クッション材20,40と、クッション材を支持するシートフレームと、を有しており、シートフレームは、車両用シート1の上下方向における下側の後部に配置され、シート幅方向に延びるロアフレーム35と、ワイヤハーネス(配索材)8が配索される配索部36f,36gと、ロアフレーム35に設けられ、配索部36f,36gを支持する支持部36a,36bと、を有している。また、車両用シート構造において、支持部36a,36bは、ロアフレーム35から上下方向に延び、配索部36f,36gは、ロアフレーム35に対して上下方向にずれて配置されている。以下、本実施形態の車両用シート1を構成する各部材について、説明する。
The
先ず、車両用シート1の基本構成について説明する。車両用シート1は、座部10と、シートバック30と、を有している。以下、座部10及びシートバック30について説明する。
First, the basic configuration of the
先ず、座部10について説明する。図1及び図2に示すように、座部10は、乗員が着座する部分であり、座部フレーム11と、座部クッション(クッション材)20と、座部表皮部材22と、を有している。座部フレーム11は、図2に示すように、座部10の骨格を構成する部分である。また、座部フレーム11は、シート幅方向(左右)の両側部に配置され、シート前後方向に延びるサイドフレーム12と、シート幅方向に延び左右のサイドフレーム12の前部に接合される前部フレーム13と、シート幅方向に延び左右のサイドフレーム12の後部に接合される後部フレーム14と、を有している。
First, the
右側に位置するサイドフレーム12の後部には、リクライニング機構51が設けられている。この例におけるリクライニング機構51は、シートバック30が座部10に対面するように傾倒可能にするための機構である。また、サイドフレーム12の下部は、シートレール2に走行部(図示せず)を介して移動可能に取り付けられている。
A reclining
座部クッション20は、図1及び図3に示すように、弾性特性を有し、座部フレーム11の上部に設置されている。当該座部クッション20の上部には、乗員が着座する着座面20aが設けられている。座部表皮部材22は、座部クッション20に上方から被さることにより、座部クッション20の着座面20a、前部、左右両側部を覆っている。
As shown in FIGS. 1 and 3, the
シートバック30は、図1及び図2に示すように、座部10の後部から上方に延びている部分であり、座部10に着座した乗員の特に上半身を支持するように構成されている。シートバック30は、シートバックフレーム31と、シートバッククッション(クッション材)40と、シートバック表皮部材47と、を有している。図2及び図3に示すように、シートバックフレーム31は、フレーム本体32と、縦フレーム37と、接続部材38と、S字状ばね39と、を有している。
The
図2に示すように、フレーム本体32は、シートバックフレーム31の骨格を構成する部材で、パイプ状の部材を湾曲させて略長方形状に形成されている。当該フレーム本体32は、シート幅方向に延びるアッパフレーム33と、該アッパフレーム33の左右端のそれぞれから下方に延び、互いに平行に配置された左右のバックサイドフレーム34と、左右のバックサイドフレーム34の下端を繋ぐようにシート幅方向に延びるロアフレーム35と、を有している。バックサイドフレーム34は、ロアフレーム35のシート幅方向両端のそれぞれに接続されている。また、アッパフレーム33及びロアフレーム35は、それぞれが水平で、互いに平行に延びている。なお、アッパフレーム33及びロアフレーム35は、断面が円筒形状の中実または中空のパイプで構成され、その上部後方に第1支持部36a及び第2支持部36bが溶接されている。左右のバックサイドフレーム34も、ロアフレーム35と同様のパイプで構成されている。
As shown in FIG. 2, the frame
ここで、ロアフレーム35について説明する。上記したように、ロアフレーム35には、ワイヤハーネス8が配索される配索部36f,36gを支持する支持部36a,36bが設けられている。本実施形態の支持部36a,36bは、第1支持部36a及び第2支持部36bを含んでいる。また、本実施形態の配索部36f,36gは、第1配索部36f及び第2配索部36gを含んでいる。
Here, the
第1支持部36aは、図2、図6及び図7に示すように、ロアフレーム35のシート幅方向における所定位置に配置されており、詳細には、ロアフレーム35の後部おけるシート幅方向の中間部に配置されている。詳細な図示による説明は省略しているが、この例の第1支持部36aは、金属製で、シート幅方向に延びる略長方形状のブラケットであり、ロアフレーム35に、例えばアーク溶接等により接合されている。第1配索部36fは、第1支持部36aに設けられたクリップで、ワイヤハーネス8はクリップに配索されている。この例では、第1配索部36fは、ロアフレーム35に対して上方にずれて配置され、さらに、後方にずれて配置されている。
As shown in FIGS. 2, 6 and 7, the
なお、第1配索部36fは、クリップに限られることはなく、ワイヤハーネス8がシート幅方向に摺動可能な状態で引っ掛けられるような構造であればよい。例えば、ワイヤハーネス8を下方から支持できるようにU字状に湾曲された板状の部材でもよい。この場合、第1配索部36fは、第1支持部36aを構成するブラケットに溶接等により接合されているとよい。
The
第2支持部36bは、ロアフレーム35のシート幅方向における端部に配置されており、詳細には、ロアフレーム35の後部おける右側端部に配置されている。この例の第2支持部36bは、金属製で、シート幅方向に延びているブラケットであり、ロアフレーム35の右側端部に、例えばアーク溶接等により接合されている。また、本実施形態の第2支持部36bは、ロアフレーム35と右側のバックサイドフレーム34により形成される角部に配置されている。
The
第2配索部36gは、第1配索部36fと同様に、第2支持部36bに設けられているクリップである。この例では、第2配索部36fは、第1配索部36fと同様に、ロアフレーム35に対して上方にずれて配置されて、さらに、後方にずれて配置されている。なお、第2配索部36gも、クリップに限定されない。第2配索部36gは、第1配索部36fと同様に、ワイヤハーネス8がシート幅方向に摺動可能な状態で引っ掛けられるような構造であればよい。
The
また、第2支持部36bには、ワイヤハーネス8の配索方向を調整する案内部36cが設けられている。当該案内部36cは、第2支持部36bの後面から後方に突出し、シート幅方向に延びる部分と、右端において上方に延びている部分と、を有している。本実施形態の案内部36cは、ワイヤハーネス8の配索方向を、バックサイドフレーム34に沿う方向(上下方向)からロアフレーム35に沿う方向(シート幅方向)に変更するように構成されている。例えば、案内部36cにおける上下に延びる部分とシート幅方向に延びる部分でL字系の壁を構成し、L字系の壁に沿うようにワイヤハーネス8を配索し、配索方向を変更している。なお、案内部36cは、後述する第2空間S2の上方側に配置されている。
Further, the
ここで、シートバックフレーム31を構成する他の部材について説明する。図5に示すように、S字状ばね39は、フレーム本体32の左右のバックサイドフレーム34を繋ぐように、シート幅方向に沿って配置されている。この例では、2本のS字ばねが上下方向に互いに間隔を空けて配置されている。
Here, other members constituting the seat back frame 31 will be described. As shown in FIG. 5 , the S-shaped
図2に示すように、縦フレーム37は、座部10の右側のサイドフレーム12の後部から上方に延びる部材で、フレーム本体32の右側のバックサイドフレーム34に取り付けられている。縦フレーム37の上部(上端)は、バックサイドフレーム34の上下方向の中央と上端との間に配置されている。縦フレーム37の下部は、リクライニング機構51を介して、座部10の右側のサイドフレーム12の後部に接続されている。すなわち、縦フレーム37は、リクライニング機構51の回動軸を回動中心として、回動可能である。
As shown in FIG. 2 , the
また、図2に示すように、縦フレーム37には、エアバッグ装置(電装部品)53が取り付けられている。すなわち、エアバッグ装置53は、縦フレーム37と一体となって回動する。エアバッグ装置53は、縦フレーム37の長手方向に沿って延びており、当該エアバッグ装置53には、ワイヤハーネス(配索材)8が接続されている。本実施形態のワイヤハーネス8は、車両に搭載されたバッテリ装置(図示せず)からエアバッグ装置53に、電力を供給する。この例のエアバッグ装置53は、側突時に乗員を保護するサイドエアバッグであり、車両室内における車幅方向外側のバックサイドフレーム34に配置されている。
Further, as shown in FIG. 2 , an airbag device (electrical component) 53 is attached to the
接続部材38は、座部10の左側のサイドフレーム12の後部に回動可能に取り付けられており、フレーム本体32の左側のバックサイドフレーム34に取り付けられている。本実施形態のフレーム本体32は、縦フレーム37及び接続部材38を介して、座部フレーム11の後部に傾倒可能に取付られている。なお、本実施形態のリクライニング機構51は、座部10の右側のみ(車幅方向の一方の側部のみ)に設けられている。そのため、この例におけるシートバック30が傾倒するための回動軸は、座部フレーム11を構成する左右のサイドフレーム12を繋ぐようなパイプ状の部材ではなく、左右のサイドフレーム12の後部のそれぞれに設けられている。すなわち、本実施形態では、シート幅方向の両側部を連結する回動軸がないため、そのため、第1支持部36a及び第2支持部36bは、ロアフレーム35に設けられている。
The connecting
続いて、シートバッククッション40について説明する。図5に示すように、シートバッククッション40は、上側クッション41と、バックパッド(ロアバック部)45と、を有している。上側クッション41は、本体部42と、サイドバック部43と、凹部44と、を有している。本体部42は、弾性特性を有し、シートバックフレーム31のフレーム本体32を上方から覆っている部分であり、乗員の背中を支持する支持面42aを有している。サイドバック部43は、本体部42のシート幅方向外側部に配置され、上下方向に延びている。この例におけるサイドバック部43は、バックサイドフレーム34の後方側に配置されている。
Next, the seat back
凹部44は、本体部42の後面側で、左右のサイドバック部43の間に設けられ、シート前方に凹んでいる。凹部44の上端は、本体部42の上下方向中間部よりも下方に位置している。また、凹部44の内側には、2本のS字状ばね39が凹部44を横断するように配置されている。凹部44の下端は、下方に開放されている。また、上側クッション41は、シートバック表皮部材47により覆われている。
The recessed portion 44 is provided between the left and right side back
バックパッド45は、図4及び図5に示すように、凹部44の下方側に配置され、シート幅方向に延びている部分である。当該バックパッド45は、シートバックフレーム31のフレーム本体32のロアフレーム35を後方から覆うように配置されている。本実施形態では、バックパッド45の上方側の領域に、ワイヤハーネス8が配索されている。
As shown in FIGS. 4 and 5, the
バックパッド45は、上記したように、ロアフレーム35のシート後方側に配置されている。本実施形態のバックパッド45は、ベース部45aと、突出部46a,46bと、を有している。ベース部45aは、バックパッド45の本体を構成し、シート幅方向に延び、ロアフレーム35の後面をシート後方側から覆っている。また、ベース部45aは、ワイヤハーネス8が配索される配索部(この例では、第1配索部36f及び第2配索部36g)の下方に配置されている。
The
本実施形態では、突出部46a,46bは、第1支持部36aを後方側から覆う第1突出部46aと、第2支持部36bを後方側から覆う第2突出部46bと、を含んでいる。第1突出部46aは、図5及び図6に示すように、ベース部45aの上部におけるシート幅方向の中間部に配置され、該中間部から上方に突出し、シート幅方向に延びている。第1突出部46aのシート幅方両側部は、図6~図8に示すように、第1突出部46aのシート幅方向中央に向かうに従い互いに近づくように傾斜している。この例では、第1突出部46aは、略台形形状をなしている。
In this embodiment, the projecting
なお、本実施形態では、第1突出部46aは、ベース部45aの上面前端より後方位置から上方に突出して延びている。この構成により、第1突出部46aと第1支持部36aとの間に第3空間S3を形成することができ、ワイヤハーネス8と、第1突出部46aとの干渉を避けることができる。さらに、ベース部45aは、第1突出部46aの前方位置から下方に窪む窪み部46c(図8)を設けることで、第3空間S3を下方に延ばすことが可能となり、第1支持部36aの第1配索部36fに対するワイヤハーネス8を配索する作業が容易になる。しかも、窪み部46cは、下方に向かうほど車幅方向の寸法が短くなると共に、ベース部45aの厚みが前方に厚くなるように、前後方向で窪み量が浅く形成しているので、第1突出部46aが後方から軽く押されたときに、前方に撓みにくくすることができる。さらに、窪み部46cを形成することによる、ベース部45のクッション性(衝撃吸収性)の低下を避けることができる。
In this embodiment, the first projecting
第2突出部46bは、ベース部45aの上部におけるシート幅方向の端部(右側端部)に配置され、該右側端部から上方に突出し、シート幅方向に延びている。また、本実施形態では、第2突出部46bがベース部45aから突出している突出量は、第1突出部46aがベース部45aから突出している突出量よりも小さく設置されている。
The second protruding
また、本実施形態では、図7に示すように、バックパッド45の上方側には、第1配索部36fと第2配索部36gとの間で、シート後面視で、シート前後方向に貫通する第1空間S1が形成されている。また、この例では、第1空間S1は、バックパッド45のベース部45aの上端と、上側クッション41の凹部44の下端との間に配置されている。
Further, in the present embodiment, as shown in FIG. 7, on the upper side of the
シートバック表皮部材47は、図1に示すように、シートバッククッション40の本体部42に上方から覆っている。シートバック表皮部材47は、支持面42aを含む本体部42、サイドバック部43、及び、凹部44を覆い、さらに、バックパッド45の後面をシート後方側から覆っている。
As shown in FIG. 1, the seat back
ここで、本実施形態のワイヤハーネス8の配索について説明する。ワイヤハーネス8は、例えば左側のシートレール2に設けられたワイヤ接続部3(図5)と、エアバッグ装置53とを繋ぐように延びている。また、図示は省略しているが、ワイヤハーネス8は、ワイヤ接続部3等を介して、バッテリ装置とワイヤ接続部3とを繋ぐように延びている。ワイヤ接続部3は、ワイヤハーネス8の中継接点であり、エアバッグ装置53とワイヤ接続部3との間のワイヤハーネス8と、ワイヤ接続部3とバッテリ装置との間のワイヤハーネス8とを、電気的及び機械的に接続している。
Here, wiring of the
以下、ワイヤ接続部3とエアバッグ装置53とを繋ぐワイヤハーネス8の配索について説明する。ワイヤハーネス8は、図5に示すように、座部クッション20の下方において、ワイヤ接続部3から、シート後方に向かって延びている。ここで、後方に延びるワイヤハーネス8のシート前後方向の中間部は、座部フレーム11に設けられたばねに弛みを持たせて状態で支持されている。ワイヤハーネス8は、ばねに支持された部分から弛んだ状態で、シートバックフレーム31の下方側における左側部まで延びている。
The wiring of the
さらに、シートバックフレーム31の下方側に配索されたワイヤハーネス8は、弛んだ状態で、上方に向かって湾曲し、バックパッド45の上部まで延び、当該上部において、右側に向かって湾曲し、バックパッド45の上部における右側端まで、バックパッド45の上部で、シート幅方向に沿って延びている。ここで、ワイヤハーネス8は、バックパッド45の上部に位置する第1配索部36fに摺動可能に配索され、さらに、バックパッド45の右側端部の第2配索部36gに摺動可能に配索されている(図7)。また、ワイヤハーネス8は、シート1の移動やシートバック30の位置調整時に変形または移動できるように、配索部36f,36gによってワイヤハーネス8の配索方向へ摺動可能に支持されている。ここで、摺動する際に、ワイヤハーネス8の一部は、変形しながら摺動する。
Furthermore, the
さらに、ワイヤハーネス8は、バックパッド45の上部における右側端に位置する第2支持部36bの案内部36cおいて、上方に湾曲するように案内され、縦フレーム37に沿って延び、エアバッグ装置53の例えば下部に接続されている。なお、図示による説明は省略しているが、ワイヤハーネス8のうち、座部フレーム11及びシートバックフレーム31に沿って配索される部分は、例えばクリップのような、複数の固定部材等を介して、シートバックフレーム31に対して摺動可能に取り付けられている。
Further, the
本実施形態によれば、上記のように、第1支持部36aが、乗員の荷重が作用しにくいシートバックフレーム31の枠形状の下枠を構成するロアフレーム35から、上方に延びているので、第1配索部36fの周辺においてワイヤハーネス8とシートバッククッション40との接触、又は、ワイヤハーネス8がシートバッククッション40に沈み込むことを抑制することが可能となる。しかも、図7に示すように、上面視で、第1支持部36aがロアフレーム35の後部側から上方に延び、且つ、第1支持部36aの後方側にワイヤハーネス8が配索されているので、第1配索部36fの周辺において、ワイヤハーネス8とシートバッククッション40との間に間隔を置くことが可能となり、第1配索部36fの周辺において、ワイヤハーネス8とシートバッククッション40との接触をより一層抑制することができる。また、第1配索部36fが、ロアフレーム35に対して上方又は下方にオフセットされて配置されているため、ワイヤハーネス8とロアフレーム35とがシート前後方向において接触することを抑制できる。これにより、シートバックフレーム31の周囲に配索されるワイヤハーネス8が、第1配索部36fにおいて、摺動性を維持することが可能となる。なお、第1支持部36aにおける後部または前後方向の中間位置から上方または下方に延びていれば、第1支持部36aの前方側にワイヤハーネス8を配索することも可能である。
According to the present embodiment, as described above, the
シートバッククッション40のバックパッド(ロアバック部)45に、上記のようにベース部45a及び第1突出部46aを設けることにより、すなわち、第1突出部46aを、第1支持部36aの後方に配置することにより、第1支持部36aの後方に何らかの物体が接触したとき、該物体と第1支持部36a、又は、物体と第1配索部36fとの間に、ワイヤハーネス8が挟まれても、物体から伝達される衝撃エネルギを、第1突出部46aの弾性変形により吸収することができる。すなわち、衝撃エネルギを弾性エネルギとして吸収できるので、ワイヤハーネス8及び第1配索部36fを保護することが可能となる。
By providing the
さらに、ワイヤハーネス8をベース部45aよりも上方に配索しやすい構造とすることが可能となり、ワイヤハーネス8とバックパッド45との接触面積を小さくすることが可能となる。その結果、ワイヤハーネス8の摺動性を向上することが可能となる。
Furthermore, it is possible to provide a structure in which the
さらに、本実施形態では、第1支持部36aを、ロアフレーム35のシート幅方向の中間部(この例では、ほぼ中央部)に設けることにより、第1支持部36aの上方への突出量を少なくしつつ、ワイヤハーネス8をベース部45aよりも高い位置で保持しやすくなる。
Further, in the present embodiment, the
例えば、ロアフレーム35に1つの支持部を設ける場合には、シート幅方向端部に支持部を配置する場合に比べてシート幅方向中央に支持部を配置する場合は、配索部36f,36gの高さを低くしつつ、ベース部45aの上端よりも高い位置で、ワイヤハーネス8を保持することが可能となる。その結果、ワイヤハーネス8の摺動性を維持することができる。
For example, when one supporting portion is provided in the
さらに、本実施形態では、第1配索部36fに加え、第2配索部36gが設けられている。そのため、2つの配索部36f,36gでワイヤハーネス8が保持されるので、ベース部45aの上端よりも上方側にワイヤハーネス8を容易に配置することができる。そのため、ワイヤハーネス8とベース部45aとの接触面積をより小さくすることが可能となり、ワイヤハーネス8を摺動させやすく配索することができる。
Furthermore, in this embodiment, a
また、第1空間S1を、第1配索部36fと第2配索部36gとの間でシート前後方向に貫通するように設けることにより、第1配索部36fと第2配索部36gとの間に位置するワイヤハーネス8を、シート前後方向に湾曲させやすくなる。これにより、ワイヤハーネス8の摺動性をより確実に保つことができる。
In addition, by providing the first space S1 so as to penetrate in the seat front-rear direction between the
また、本実施形態では、図5に示すように、上下方向で、サイドバック部43の下部と、ベース部45aとの間には、シート前後方向に貫通する第2空間S2が形成されている。また、ワイヤハーネス8は、シート前後方向視で、第2空間S2に重なるように配索されている。このように構成することにより、第2空間S2を含むその周辺において、ワイヤハーネス8がベース部45a及びサイドバック部43に、前方側または後方側から接触することを抑制することができる。これにより、ワイヤハーネス8は、前後方向に湾曲しやすくなり、摺動性が向上する。
Further, in the present embodiment, as shown in FIG. 5, a second space S2 penetrating in the seat front-rear direction is formed between the lower portion of the side back
また、本実施形態では、第2空間S2は、上下方向において、サイドバック部43の下端部と、上記のように突出量が設定された第2突出部46bの上端との間に、形成されている。第2突出部46bは、第1突出部46aと同様の効果を得ることができる。さらに、第2突出部46bの上方にサイドバック部43の下部が配置されるため、第2支持部36bの後方側に何らかの物体が接触したとき、接触による衝撃エネルギを、サイドバック部43の下部及び第2突出部46bの弾性変形よる変形エネルギとして吸収できるので、第2突出部46bの突出量を少なくしてワイヤハーネス8を摺動させやすくすることができる。
Further, in the present embodiment, the second space S2 is formed between the lower end of the side back
さらに、第2空間S2は、上下方向において、バックパッド45とサイドバック部43との間の空間に対応している。このように、バックパッド45及びサイドバック部43を配置することで、より一層、ワイヤハーネス8が、ベース部45aやサイドバック部に対して、前後方向で接触しにくくなり、ワイヤハーネス8は、前後方向に湾曲しやすくなり、摺動性が向上する。
Furthermore, the second space S2 corresponds to the space between the
また、本実施形態では、サイドバック部43のシート幅方向内側における下部には、下方に向かいに従いシート幅方向外側に向かって傾斜する内側傾斜部43aが設けられている。第2配索部36gは、内側傾斜部43aよりもシート幅方向内側に配置されている。これにより、第2配索部36gの周辺に位置するワイヤハーネス8が、サイドバック部43に接触することを抑制することができる。そのため、ワイヤハーネス8は、上下方向に変形させやすくすることが可能となり、ワイヤハーネス8をシート前後方向に湾曲させやすく、さらに、ワイヤハーネス8をより効率よく摺動させることが可能となる。
In addition, in the present embodiment, an inner
また、図5に示すように、サイドバック部43のシート幅方向外側における下部には、下方に向かいに従いシート幅方向内側に向かって傾斜する外側傾斜部43bが設けられている。第2配索部36gは、外側傾斜部43bよりもシート幅方向内側に配置されているので、第2配索部36gの周辺に位置するワイヤハーネス8が、サイドバック部43に接触することを抑制することができる。
Further, as shown in FIG. 5, an outer
また、案内部36cを設けることにより、ワイヤハーネス8の配索方向が変更される部位に、過度に応力が集中してワイヤハーネス8が撓むことを抑制することが可能となる。
In addition, by providing the
本実施形態の説明は、本発明を説明するための例示であって、特許請求の範囲に記載の発明を限定するものではない。また、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。 The description of the present embodiment is an example for describing the present invention, and does not limit the invention described in the claims. Moreover, the configuration of each part of the present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications are possible within the technical scope described in the claims.
例えば、本実施形態では、第1支持部36aは、ロアフレーム35に対して上方に突出しているが、これに限らない。例えば、図9のように、支持部36aをロアフレーム35に対して下方に突出させてもよい。この場合、ベース部45aのロアフレーム35より下方に空間を形成し、ベース部45aのロアフレーム35側から下方に突出部を突出させるか、または、突出部を設ける代わりに、ベース部45aのうちワイヤハーネス8の配索領域(図9の破線で示す領域)部分に対応する位置が後方に窪むような窪み部46cを設けてもよい。また、第1支持部36aは、ロアフレーム35のシート幅方向のほぼ中央に配置されることが望ましいが、これに限らない。ロアフレーム35のシート幅方向の中間部であればよい。なお、図9の例では、第1配索部36f及び第2配索部36gは、ロアフレーム35に対して下方にずれて配置される。
For example, in the present embodiment, the
また、本実施形態では、第1配索部36fは、ロアフレーム35に対してシート後方にずれて配置されているが、これに限らない。例えば、第1配索部36fは、ロアフレーム35に対して、前方にずれて配置されてもよい。なお、第2支持部36b及び第2配索部36gを設ける場合には、第1支持部36a及び第1配索部36fと同じ方向に突出させればよい。
Further, in the present embodiment, the
また、本実施形態のロアフレーム35は、シートバックフレーム31のフレーム本体32の下部に位置するフレームとしているが、これに限らない。例えば、座部フレーム11の後部フレーム14に設けることも可能である。また、ロアフレーム35は、シートバックフレーム31の骨格を構成する部材であって、パイプ状の部材に限定されるものではない。例えば、車幅方向に延び左右の縦フレーム37を連結する板状のフレームでもよい。
Further, although the
本実施形態では、ワイヤハーネス8が接続される電装部品を、エアバッグ装置53としているが、これに限らない。例えば、位置調整機構(リクライニング機構51)等を駆動する電気モータ等であってもよい。さらに、本実施形態では、ワイヤハーネス8は、電力を供給する電線の集合体であるが、これに限らない。例えば、シートに送風装置等に供給するためのエアチューブ等で、流体(液体または気体)を供給するものでもよい。
In this embodiment, the electrical component to which the
また、本実施形態の変形例として、例えば、支持部(第1支持部36a、第2支持部36b)は、ロアフレーム35と一体的に構成されてもよい。また、本実施形態では、第1支持部36a及び第2支持部36bを設けているが、一方でもよい。
Further, as a modification of the present embodiment, for example, the support portions (the
また、案内部36cは、左右方向に延び、ワイヤハーネス8を上部に配置しているが、これに限らない。ワイヤハーネス8を案内部36cの下方側で案内してもよい。また、案内部36cは、上下方向に延び、上下方向に配索されるワイヤハーネス8のシート幅方向内側または外側に配置されてもよい。
Moreover, although the
バックパッド45は、配索部36f,36gよりも上方側で、第1突出部46a及び第2突出部46bを連結する連結部(図示せず)を設けてもよい。バックパッド45は、第2空間S2があれば、サイドバック部43の下端部とバックパッド45のシート幅方向側部とが連結されてもよい。また、バックパッド45の突出部は、第1突出部46aのみでもよい。この場合でも、第2空間S2が形成されているとよい。
The
また、第1突出部46a及び第2空間46bをより薄肉にし、例えば第1突出部46aの前方側に空間を形成し、ベース部45aとワイヤハーネス8との接触を抑制することも可能である。この場合、第1空間S1を設けなくてもよい。また、第2突出部46bを、第2空間S2に対して、戦後方向長さをより短くし、前方側に空間を形成し、ベース部45aとワイヤハーネス8との接触を抑制してもよい。また、サイドバック部43とベース部45aを連結する連結部を左右に設けてもよいし、一方でもよい。
Further, it is also possible to make the first projecting
また、本実施形態では、第1支持部36aがロアフレーム35の後部に配置しているが、これに限らない。例えば、第1支持部36aをロアフレーム35の前部に配置してもよい。これにより、第1突出部46aと第1支持部36aとの間の間隔を大きくして、ワイヤハーネス8と第1突出部46aとの接触及び干渉を抑制することが可能となり、また、第1突出部46aの厚み増加させることにより、衝撃吸収性能を高めることができる。
Also, in the present embodiment, the
1 シート(車両用シート)
2 シートレール
8 ワイヤハーネス(配索材)
10 座部
11 座部フレーム
12 サイドフレーム
13 前部フレーム
14 後部フレーム
20 座部クッション(クッション材)
20a 着座面
22 座部表皮部材
30 シートバック
31 シートバックフレーム
32 フレーム本体
33 アッパフレーム
34 バックサイドフレーム
35 ロアフレーム
36a 第1支持部
36b 第2支持部
36c 案内部
36f 第1配索部
36g 第2配索部
37 縦フレーム
38 接続部材
39 S字状ばね
40 シートバッククッション(クッション材)
41 上側クッション
42 本体部
42a 支持面
43 サイドバック部
43a 内側傾斜部
43b 外側傾斜部
44 凹部
45 バックパッド
45a ベース部
46a 第1突出部
46b 第2突出部
46c 窪み部
47 シートバック表皮部材
51 リクライニング機構
53 エアバッグ装置(電装部品)
1 seat (vehicle seat)
2
10
41 upper cushion 42 body portion
Claims (9)
前記シートフレームは、
車両用シートの上下方向における下側の後部に配置され、シート幅方向に延びるロアフレームと、
配索材が配索される配索部と、
前記ロアフレームに設けられ、前記配索部を支持する支持部と、
を有している、車両用シート構造において、
前記支持部は、前記ロアフレームから上下方向に延び、
前記配索部は、前記ロアフレームに対して上下方向にずれて配置されていることを特徴とする、車両用シート構造。 having a cushion material and a seat frame supporting the cushion material,
The seat frame is
a lower frame arranged at a lower rear portion of the vehicle seat in the vertical direction and extending in the seat width direction;
A routing section in which the routing material is routed;
a support portion provided on the lower frame for supporting the wiring portion;
In a vehicle seat structure having
The support portion extends vertically from the lower frame,
The vehicle seat structure, wherein the wiring portion is arranged to be displaced in the vertical direction with respect to the lower frame.
前記ロアバック部は、シート幅方向に延び、前記ロアフレームの後面をシート後方側から覆うベース部と、前記ベース部から上方に突出する突出部と、を有し、
前記ベース部は、前記配索部の下方に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の車両用シート構造。 The cushion material has a lower back portion arranged on the rear side of the seat of the lower frame,
The lower back portion extends in the seat width direction and has a base portion covering the rear surface of the lower frame from the seat rear side, and a projecting portion projecting upward from the base portion,
2. The vehicle seat structure according to claim 1, wherein the base portion is arranged below the wiring portion.
前記突出部のシート幅方両側部は、前記突出部のシート幅方向中央に向かうに従い互いに近づくように傾斜していることを特徴とする、請求項2に記載の車両用シート構造。 The support portion is arranged at an intermediate portion of the lower frame in the seat width direction,
3. The vehicle seat structure according to claim 2, wherein both sides in the seat width direction of the protrusion are inclined so as to approach each other toward the center of the protrusion in the seat width direction.
前記配索部は、前記第1支持部に設けられた第1配索部と、前記第2支持部に設けられた第2配索部と、を含み、
前記ロアバック部の上方側には、前記第1配索部と前記第2配索部との間で、シート後面視で、シート前後方向に貫通する第1空間が形成されていることを特徴とする、請求項2に記載の車両用シート構造。 The support portion includes a first support portion arranged at a predetermined position in the seat width direction of the lower frame, and a second support portion arranged at an end portion of the lower frame in the seat width direction,
The routing portion includes a first routing portion provided on the first support portion and a second routing portion provided on the second support portion,
A first space penetrating in the front-rear direction of the seat is formed between the first routing portion and the second routing portion on the upper side of the lower back portion, as viewed from the rear side of the seat. The vehicle seat structure according to claim 2, wherein:
前記シートバックフレームは、前記ロアフレームと、前記ロアフレームの前記ロアフレームのシート幅方向の両側部のそれぞれに接続されるサイドフレームと、を有しており、
前記クッション材は、前記サイドフレームを後方側に配置されるサイドバック部を有し、
上下方向で、前記サイドバック部の下部と前記ベース部との間には、シート前後方向に貫通する第2空間が形成されており、
前記配索材は、シート前後方向視で、前記第2空間に重なるように配索されていることを特徴とする、請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の車両用シート構造。 The seat frame includes a seat back frame that constitutes the seat back of the vehicle seat,
The seatback frame includes the lower frame and side frames connected to both side portions of the lower frame in the seat width direction,
The cushion material has a side back portion arranged on the rear side of the side frame,
A second space penetrating in the seat front-rear direction is formed between the lower portion of the side back portion and the base portion in the vertical direction,
The vehicle seat structure according to any one of claims 1 to 4, wherein the wiring member is laid so as to overlap with the second space when viewed in the seat front-rear direction. .
前記第2突出部が前記ベース部から突出している突出量は、前記第1突出部の前記突出量よりも小さく設置されており、
前記第2空間は、上下方向における前記サイドバック部の下端部と前記第2突出部との間に形成されていることを特徴とする、請求項5に記載の車両用シート構造。 The protrusion includes a first protrusion that covers the first support from the rear side and a second protrusion that covers the second support from the rear,
The projection amount by which the second projecting portion projects from the base portion is set smaller than the projecting amount of the first projecting portion,
6. The vehicle seat structure according to claim 5, wherein the second space is formed between a lower end portion of the side back portion and the second projecting portion in the vertical direction.
前記第2配索部は、前記内側傾斜部よりも、シート幅方向内側に配置されていることを特徴とする、請求項5ないし請求項7のいずれか一項に記載の車両用シート構造。 An inner inclined portion inclined outward in the seat width direction as it goes downward is provided at the lower portion of the side back portion on the inside in the seat width direction,
The vehicle seat structure according to any one of claims 5 to 7, wherein the second wiring portion is arranged on the inner side in the seat width direction of the inner inclined portion.
前記第2支持部には、前記配索材の配索方向を調整する案内部が設けられ、
前記案内部は、前記第2空間の上方側において、前記配索材の配索方向を、前記サイドフレームに沿う方向から前記ロアフレームに沿う方向に案内するように構成されていることを特徴とする、請求項6ないし請求項8のいずれ一項に記載の車両用シート構造。
A part of the wiring material is wired along the side frame,
The second support portion is provided with a guide portion for adjusting the routing direction of the routing material,
The guide portion is configured to guide the routing direction of the routing member from the direction along the side frame to the direction along the lower frame on the upper side of the second space. The vehicle seat structure according to any one of claims 6 to 8.
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