JP2023100091A - 地理情報システム - Google Patents

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Abstract

【課題】広範な異なる用途又はユーザニーズに適用し得る地理情報システムを提供する。【解決手段】地理情報システム1は、データベース11と、ユーザからアップロードされる地理コンテンツをデータベースに登録するコンテンツ登録部13と、登録された地理コンテンツを表示した地理情報画面をユーザ端末に提供するコンテンツ表示部19とを備える。登録可能な地理コンテンツは、単画像、オルソ画像、動画像、3次元モデルデータ、それらの解析結果データなどである。地理情報画面では、重畳表示と分割表示が選べる。重畳表示の場合、コンテンツの表示配置は、背面から前面へ向かって、地図、オルソ画像、その他のコンテンツのアイコンの順である。分割表示では、複数のコンテンツが対比閲覧できる。動画像を再生すると、再生時点に応じた地図上の位置にカメラ位置マークが表示される。【選択図】図1

Description

本発明は、土地、自然物又は人工物などの地理物の存在する地理空間の情報を、それら地理空間の地理的位置に関連付けて管理し、かつ視覚的に表示するための地理情報システムに関する。
例えば特許文献1に、地理情報システムを用いた防災・災害復旧支援システムが記載されている。この防災・災害復旧支援システムの用途は、災害発生前に被害を防ぐための対策の立案を支援したり、災害発生後に復旧作業を支援したりすることにある。
このシステムは、入力された浸水深さ情報に基づき、地形図情報に浸水深さ情報を関連付けした浸水深レイヤを作成し、その浸水深レイヤに浸水深さに応じて異なる着色を施し、そして、その浸水深レイヤを地形図情報に重畳表示する。
特開2007-220030号公報
地理情報システムを利用し得る用途は、上記のような災害対策の他に多岐にわたる。また、同じ用途においても、ユーザにより、地図情報システムに対するニーズが異なるであろう。したがって、地理情報システムで管理されるべき地理情報の種類は、それぞれの用途及びユーザにより異なる。
例えば、特許文献1に記載された防災・災害復旧支援システムは、浸水深レイヤを表示するので、水害対策には有用であるが、それとは異なる用途又はニーズには適さない可能性がある。
上記したことに鑑み、本発明の一つの目的は、より広範な異なる用途又はユーザニーズに適用し得る地理情報システムを提供することにある。
本発明の別の目的は、より広範な種類の地理情報を管理できる地理情報システムを提供することにある。
本発明のまた別の目的は、それぞれの地理情報を、その地理的位置だけでなく時間をも利用した方法で、視覚的に表示することができる地理情報システムを提供することにある。本発明のその他の目的は、以下の説明から明らかになる。
開示された一つの実施形態に従えば、ユーザ端末と通信可能に接続され、前記ユーザ端末に地理情報を提供する地理情報システムは、1以上の地理コンテンツを管理するためのデータベースと、ユーザに任意に選択されて前記ユーザ端末からアップロードされる1以上の地理コンテンツを受信して、前記受信した地理コンテンツを前記データベースに登録するコンテンツ登録手段と、前記データベースに登録された前記地理コンテンツのうちの少なくとも一部を表示した1種類以上の地理情報画面を前記ユーザ端末に提供するコンテンツ表示手段とを備える。
前記地理コンテンツは、必ずしも地上のデータである必要はなく、上空のデータ、地中のデータ、海中のデータなどでも良く、それぞれデータは対応する地理空間に紐づけられ得る。
前記ユーザ端末は、パーソナルコンピュータに限定されず、スマートフォン、タブレット、ヘッドマウントディスプレイ、将来生まれるであろう新たな端末装置などでよく、その構造や機能や用途の種類を問わない。
前記ユーザ端末からアップロードされる前記地理コンテンツの各々は、所定の複数のコンテンツ種別のうちのいずれか一つのコンテンツ種別をもつ。
前記コンテンツ登録手段は、前記ユーザ端末からアップロードされた1以上の地理コンテンツを受信した場合、前記受信した地理コンテンツの各々のコンテンツ種別を識別し、前記受信した地理コンテンツの各々を、前記識別されたコンテンツ種別に応じた所定の登録形式で、前記データベースに登録する。
前記1以上のコンテンツ種別のうちのいずれの種別に応じた前記所定の登録形式にも、地理コンテンツに関連付けられた地理座標が含まれる。
受信した地理コンテンツに地理座標が含まれない場合、ユーザに直接地理座標を指定させるか、あるいは地理コンテンツに紐つける地点をユーザに地図上で指定させることで、前記コンテンツ登録手段は、受信した地理コンテンツに地理座標を関連付けることができる。
前記コンテンツ表示手段は、所定の1種類以上のサーチ条件に関しユーザが任意に指定した指定条件を用いて、前記指定条件に合致する地理コンテンツを前記データベースから検索し、前記検索された地理コンテンツの表示画像を所定の地図上の前記地理座標に対応した位置に重畳して表示した第1のコンテンツ表示部を有する第1種類の地理情報画面を作成し、前記第1種類の地理情報画面を前記ユーザ端末に提供する。
前記地理コンテンツの前記種別には、少なくとも、オルソ画像と他の1以上の種別が含まれる。
前記地理コンテンツの前記種別には、少なくとも、動画像が含まれる。前記コンテンツ登録手段は、前記ユーザ端末からアップロードされる前記地理コンテンツに動画像が含まれる場合、前記動画像の始点と終点のそれぞれの地理座標を特定し、前記動画像を前記始点と前記終点のそれぞれの地理座標に関連付けた動画用登録形式で前記データベースに登録する。
動画像に紐つけて登録される地理座標は始点と終点に限定する必要はなく、動画を撮影した時の移動軌跡を地図上に表示する際に必要とユーザが考えて指定した数の地点が登録されて良い。ユーザに指定された地点を通る移動軌跡は、直線に限られず、直線でない形状、例えば、往復経路を示すU字状の軌跡や折れ線状や曲線状の軌跡が登録可能であってよい。
前記コンテンツ表示手段は、前記第1種類の地理情報画面を作成するとき、前記第1種類の地理情報画面内に、前記第1のコンテンツ表示部と共に前記動画像を再生し表示する実体画像表示部を配置する。
前記コンテンツ表示手段は、さらに、前記第1のコンテンツ表示部の前記地図上に、前記動画像の前記始点の地理座標と前記終点の地理座標との間に位置に、カメラ位置マークを表示する。
前記コンテンツ表示手段は、さらに、前記実体画像表示部における前記動画像の再生時に、再生時点に応じて前記カメラ位置マークを前記始点から前記終点へ向けて移動させる。
前記カメラ位置マークは、撮影時のカメラ位置だけではなく、カメラの視線方向も示すようなマークであっても良い。
前記地理コンテンツの前記種別には、少なくとも、パノラマ画像(全天球画像、360度画像、あるいは通常の写真画像より非常に広い角度範囲を撮影した画像)が含まれ得る。前記コンテンツ登録手段は、前記ユーザ端末からアップロードされる前記地理コンテンツにパノラマ写真が含まれる場合、前記パノラマ写真の撮影位置を示す地理座標を特定し、前記データベースに登録することができる。
受信したパノラマ写真に地理座標が含まれない場合、ユーザに地図上で撮影地点の座標を指定させるなどの方法で、前記コンテンツ登録手段は、地理座標に関連付けたパノラマ写真用登録形式で前記データベースに登録することができる。
前記地理コンテンツの前記種別には、少なくとも、DSM(Digital Surface Model:数値表層モデル)が含まれ得る。DSMとは、地物表面の標高からなる3次元データを2次元メッシュ形式で表現したファイルを指す。前記コンテンツ登録手段は、前記ユーザ端末からアップロードされる前記地理コンテンツにDSMが含まれる場合、前記DSMに対応する平面的地理領域を定義する地理座標を特定し、前記データベースに登録することができる。受信したDSMに対応する地理領域の地理座標が含まれない場合、ユーザに地図上でその地理座標を指定させるなどの方法で、前記コンテンツ登録手段は、地理座標に関連付けたDSM用登録形式で前記データベースに登録することができる。これと同様の扱いを、その他の種類の地理モデル、例えばDEM(Digital Elevation Model:数値標高モデル)、DTM(Digital Terrain Model:数値地形モデル)、 DHM(Digital Hight Model:数値高さモデル)、DLM(Digital Land Use Map:土地利用分類図)などについても行ってよい。また、ユーザ端末からアップロードされた或る地理領域の多数の写真画像を用いて、その地理領域の上記のような地理モデルを、本システムがその内部で自動的に作成して、上記のように登録できるようにしてもよい。それらの地理モデルは、オルソ地図画像と同じレイヤーに配置されて画像としてユーザに見せるようにしてもよい。あるいは、それらの地理モデルのアイコンがオルソ地図画像の上に重畳して表示され、そのアイコンをユーザがクリックすると、そのモデル用のビューワが立ち上がって、そのモデルを画像としてユーザに見せるようになっていてもよい。
前記地理コンテンツの前記種別には、少なくとも、3D(3次元)点群データが含まれ得る。3D点群データとは、3次元座標をもった点データの集合を指す。前記コンテンツ登録手段は、前記ユーザ端末からアップロードされる前記地理コンテンツに3D点群データが含まれる場合、前記3D点群データに対応する地理領域を示す地理座標を特定し、前記データベースに登録することができる。3D点群データについても、上述したDSMに対する取り扱いと同様の取り扱いが行えるようにしてよい。
前記地理コンテンツの前記種別には、少なくとも、3D(3次元)メッシュデータが含まれ得る。3Dメッシュデータとは、3次元点群データの各点を頂点とするポリゴンから構成される3次元データを指し、前記ポリゴンの表面をメッシュと呼ぶ。前記コンテンツ登録手段は、前記ユーザ端末からアップロードされる前記地理コンテンツに3Dメッシュデータが含まれる場合、前記3Dメッシュデータの撮影領域を示す地理座標を特定し、前記データベースに登録することができる。3Dメッシュデータについても、上述したDSMに対する取り扱いと同様の取り扱いが行えるようにしてよい。
前記地理コンテンツの前記種別には、少なくとも、ラベルが含まれ得る。ラベルとは、ユーザが地図上で指定する任意の地点とその地点に付随される情報で構成される地理コンテンツを指す。その地点に付随される情報とは、ラベル名称、メモ、ファイル、URLリンクなどである。前記コンテンツ登録手段は、ユーザにラベルを配置したい地点を地図上で指定させることで、そのラベルを管理する地理座標を特定し、地理座標に紐づけてそのラベルを前記データベースに登録することができる。
前記地理コンテンツのうち、オルソ画像、DSM、3D点群データ、3Dメッシュデータなどについては、必ずしも外部から入力される必要はなく、本システムが、前記データベースに登録された画像や動画を元に、例えばSfM/MVS解析を行うことで、それらのデータを生成しても良い。
前記地理コンテンツのうち、パノラマ写真については、必ずしも外部から入力される必要はなく、本システムが、前記データベースに登録された画像や動画を元に、それらの画像を結合して、パノラマ画像を生成しても良い。
前記コンテンツ表示手段は、ユーザにオルソ画像上で計測領域を指定させることで、指定された領域の距離、面積、体積などを計測し、その計測結果を例えばグラフなどの形式でオルソ画像上に重畳して表示するようにしてよい。
前記コンテンツ表示手段は、ユーザが前記計測領域を指定するとき、または、前記計測結果を表示するとき、表示される背景画像を、任意の地理コンテンツ(例えば、複数時期のオルソ画像の内のいずれか、あるいは、オルソ画像に代えてDSMなどの地理モデルの画像)に切り替えることができてよい。これにより、ユーザは計測対象領域の状況をより詳細に又は的確に把握することができる。
前記計測領域及び計測結果は、それ自体が地理コンテンツとして前記データベースに登録され得る。これにより前記計測領域及び計測結果も、ユーザが登録した他の地理コンテンツと同様に、任意のサーチ手段を使って検索することができる。また、前記計測領域及び計測結果を前記データベースに登録する際は、他の地理コンテンツと同様に、ユーザの入力した任意のコメントやタグを付与することができてよい。
前記計測領域は、前記計測領域が前記データベースに登録された後であっても、ユーザによりその頂点等の地理座標を自由に更新することができてよい。更新された頂点座標は、前記データベースに上書き保存されてよい。
前記コンテンツ表示手段は、前記第1種類の地理情報画面において、前記ユーザに1以上の地理コンテンツを選択させることができ、かつ、前記ユーザに、前記地理コンテンツを表示するための形式として、重畳表示形式と分割表示形式を選択させることができる。選択方法には、ユーザが一つ一つの地理コンテンツを順に選択する方法と、ユーザがある地理領域を指定することでその地理領域内に存在する1以上の地理コンテンツを同時に選択する方法が採用し得る。
前記コンテンツ表示手段は、前記第1種類の地理情報画面において、前記ユーザが1以上の地理コンテンツを選択すると共に前記分割表示形式を選択した場合、前記選択された地理コンテンツを対比して閲覧可能な分割表示形式で表示した第2のコンテンツ表示部を有する第2種類の地理情報画面を作成して、前記第2種類の地理情報画面を前記ユーザ端末に提供する。
前記コンテンツ表示手段は、ユーザが地図上で選択した地理領域に存在する地理コンテンツの数だけ、地理情報画面を分割してそれらの地理コンテンツを表示することができてよい。地理情報画面の分割数は2に限らず、ユーザが望む数の地理コンテンツを分割表示形式で表示することができる。
前記コンテンツ表示手段は、複数のパノラマ写真を分割表示形式で表示する場合、どれか一つのパノラマ写真の視線方向をユーザが変更するよう操作する、その操作に追従する形で、表示された他のパノラマ写真の視線方向も自動的に変更することができてよい。
前記コンテンツ表示手段は、複数のパノラマ写真を分割表示形式で表示する場合、ユーザが地図上で任意の一地点を指定すると、表示された複数のパノラマ写真の視線方向を、ユーザに指定された地点に向かう方向に指向するように変更できてよい。
前記コンテンツ表示手段は、ある地理領域に複数の異なる時期の地理コンテンツが存在する場合、それら地理コンテンツを表示できるだけでなく、それら異なる時期の地理コンテンツの相互間の差分を解析して、その差分解析結果を表示できてよい。
前記コンテンツ表示手段は、前記複数時期の地理コンテンツがそれぞれ位置誤差を有する場合、前記の差分解析を行う前に、その地理コンテンツをそれぞれ解析して重複した特徴点を抽出し、この重複した特徴点の差が最小となるように局所反復演算を行うことで、地理コンテンツが有する位置誤差を自動補正しても良い。
前記コンテンツ表示手段は、前記複数時期の地理コンテンツがそれぞれ位置誤差を有する場合、前記の差分解析を行う際に必ずしも全て自動で行う必要はなく、その地理コンテンツの中で重複した特徴点を人が、地図上をクリックあるいは、画面またはファイルから数値を直接指定し、この重複した特徴点の差が最小となるように局所反復演算を行うことで、地理コンテンツが有する位置誤差を半自動的に補正しても良い。
前記コンテンツ登録及び表示手段は、ある地理コンテンツを登録及び表示できるだけでなく、その地理コンテンツを入力として画像解析又はAI解析を行なった解析結果も、別の地理コンテンツとして、登録及び表示できてよい。
前記コンテンツ表示手段は、ある地理領域に複数の異なる時期の画像解析結果又はAI解析結果が存在する場合、それら異なる時期の画像解析結果又はAI解析結果の相互間の差分を解析して、その差分解析結果を表示できてよい。
前記解析結果は、前記コンテンツ表示手段に表示されるだけではなく、外部システムにインポートできるよう、外部出力できてよい。
前記コンテンツ登録手段は、前記ユーザ端末からアップロードされた1以上の地理コンテンツを受信した場合、前記受信した地理コンテンツの各々の日時を特定すると共に、前記受信した地理コンテンツの各々に対して前記ユーザに任意の1以上のタグを設定させ、前記受信した地理コンテンツの各々を、前記識別された日時と前記設定されたタグとに関連付けられた各コンテンツ種別に応じた所定の登録形式で、前記データベースに登録する。
前記所定の1種類以上のサーチ条件には、少なくとも、前記検索される地理コンテンツを前記日時で絞り込むための期間条件と、前記検索される地理コンテンツを前記タグで絞り込むためのタグ条件とが含まれる。
前記コンテンツ登録手段は、前記ユーザ端末からアップロードされた1以上の地理コンテンツを、前記ユーザが任意に設定した1以上のプロジェクトに関連付けて登録することができる。
前記コンテンツ登録手段は、1つのプロジェクトに関連付けて1以上の地理コンテンツを登録する第1の登録方法と、複数のプロジェクトに関連付けて複数の地理コンテンツを登録する第2の登録方法とを、前記ユーザに選択させることができる。
前記コンテンツ登録手段は、前記第2の登録方法が選択されると共に前記ユーザ端末から複数の地理コンテンツがアップロードされた場合、前記アップロードされた複数の地理コンテンツを自動的に複数のグループに分類し、前記分類された複数のグループの各々について前記ユーザに所望の修正を実行させ、前記分類された複数のグループの各々について前記ユーザにプロジェクトを設定させ、そして、前記分類された複数のグループの各々に属する前記地理コンテンツを前記設定されたプロジェクトに関連付けて前記データベースに登録する。
前記コンテンツ表示手段は、前記ユーザ端末から前記ユーザが所望するプロジェクトを開く要求を受け、前記所望されたプロジェクトに関連付けられた前記データベース内の地理コンテンツを用いて、前記第1種類の地理情報画面を作成して前記ユーザ端末に提供する。
前記第1種類の地理情報画面は、前記第1種類の地理情報画面上に表示された地理コンテンツの各々のタグを前記ユーザが編集するためのタグ編集部を有する。
一実施形態にかかる地理情報システムの全体的なハードウェア構成を示す図。 データベースに記憶された管理テーブルの構成例を示す図。 プロジェクトの表示画面の例を示す図。 複数のコンテンツの分割表示画面の例を示す図。 コンテンツ表示部によるプロジェクトを開く制御の流れを示す図。 コンテンツ表示部によるコンテンツを検索し表示する制御の流れを示す図。 コンテンツ表示部によるコンテンツの分割表示と重畳表示を切り替える制御の流れを示す図。 動画を表示する画面の例を示す図。 コンテンツ表示部による動画の再生時点に応じてカメラ位置マークを制御する処理の流れを示す図。 コンテンツ表示部によるカメラ位置マークに応じて動画の再生時点を制御する処理の流れを示す図。 コンテンツの登録の仕方を選ぶ画面の例を示す図。 登録したいコンテンツを選択する画面の例を示す図。 登録したいコンテンツを選択した結果の画面の例を示す図。 選択されたコンテンツを自動的にグループ分けした結果の画面の例を示す図。 コンテンツのグループを修正する画面の例を示す図。 グループごとにプロジェクトを登録する画面の例を示す図。 コンテンツ登録部によるコンテンツを登録する制御の流れを示す図。 コンテンツ表示部によるコンテンツアップロード時のより詳細な制御の流れを示す図。 コンテンツ解析ツールの計算処理の一つの制御例の流れを示す図。 複数のパノラマ画像を分割表示形式で表示した場合の、コンテンツ表示部による、それらパノラマ画像の視線方向を制御する一つの態様の流れを示す図。 複数のパノラマ画像を分割表示形式で表示した場合の、コンテンツ表示部による、それらパノラマ画像の視線方向を制御する別の一つの態様の流れを示す図。 同じ地理領域に存在する複数の地理コンテンツ間の位置合わせをする制御の流れを示す図。 パノラマ画像を表示したプロジェクト画面の例を示す図。
図1は、一実施形態にかかる地理情報システムの全体的なハードウェア構成を示す。
一実施形態にかかる地理情報システム1は、1以上のユーザ端末3に通信ネットワーク5を介して通信可能に接続され、ユーザ端末3に対して地理情報を提供する。すなわち、地理情報システム1は、ユーザ端末3から様々な種別の地理コンテンツを受信し、受信した地理コンテンツを保存し登録できる。そして、地理情報システム1は、ユーザ端末3に対して、登録された地理コンテンツを地図上に重畳して表示する、複数の地理コンテンツを対比して表示する、地理コンテンツの詳細情報を表示するなど、様々な態様で地理情報を提供することができる。地理情報システム1が扱える地理コンテンツ(以下、コンテンツと略称する)の種別には、例えば、任意の地点でカメラで撮影された単一の静止画像(以下、単画像ともいう)、パノラマ表示用の360度画像及び/又は全天球画像、動画像、任意の地域のオルソ画像、そのオルソ画像を作成するための複数の静止画像、任意の地理物や地域の3次元又は2次元のモデルデータ(例えば、DEM(Digital Elevation Model:数値標高モデル)、DTM(Digital Terrain Model:数値地形モデル)、 DHM(Digital Hight Model:数値高さモデル)、3D点群データ(3次元座標をもった点データの集合)、3Dメッシュデータ(3次元点群データの各点を頂点とするポリゴンから構成される3次元データ)、DLM(Digital Land Use Map:土地利用分類図)など)、それらのコンテンツを解析した解析データ、などがあるが、これに限られるわけではない。上記解析データには、例えば、登録された複数の地理コンテンツ間の差分解析結果、画像解析結果、人工知能(AI)で地理コンテンツを解析したAI解析結果、複数の画像解析結果間の差分解析結果、及び/又は複数のAI解析結果間の差分解析結果などがあり得る。
地理情報システム1は、プロセッサ7、メモリ9、データベース11を備える。メモリ9には、各種のコンピュータプログラムが格納されており、それらのコンピュータプログラムをプロセッサ7が実行することにより、以下に詳述する地理情報の提供のための各種の機能が実現される。
メモリ9内のコンピュータプログラムには、例えば、コンテンツ登録部13、オルソ生成部15、タイル画像生成部17、コンテンツ表示部 19、コンテンツ解析部21などがある。コンテンツ登録部13は、コンテンツをユーザ端末3から受信してデータベース11に格納し登録するプログラムである。オルソ生成部15は、登録されたある地域の複数の単画像から、オルソ画像を作成するプログラムである。タイル画像生成部17は、オルソ画像や単画像などの表示対象画像から、それをユーザ所望のズーム率で表示するための複数のタイル画像を作成するプログラムである。コンテンツ表示部19は、ユーザ所望のコンテンツをユーザ所望の態様で表示するプログラムである。コンテンツ解析部21は、1種類以上のコンテンツ解析ツール23の集まりであり、各コンテンツ解析ツール23は、所定の目的のために所定の種別のコンテンツを所定の方法で分析するプログラムである。
データベース11は、1種類以上の管理テーブル25、及び、登録された各種のコンテンツのファイル17などを格納し管理する。データベース11は、また、1種類以上の地図(図示省略)を保持していてもよい(あるいは、地図は、地図を表示するときにリアルタイムで、外部の地図提供システムからネットワーク5を通じて地理情報システム1に受信されてもよい。)。
図2は、データベース11に記憶された管理テーブル25の構成例を示す。
図2には、プロジェクトを管理するためのプロジェクト管理テーブル25A、及びコンテンツを管理するためのコンテンツ管理テーブル25Bが例示されている(その他に、図示してないが、ユーザを管理するためのユーザ管理テーブルなどもあり得る)。
プロジェクト管理テーブル25Aには、ユーザにより設定された1以上のプロジェクトが、プロジェクト用の登録形式で登録される。すなわち、プロジェクト管理テーブル25Aには、プロジェクト(つまり、ユーザが地理情報システム1を使用する目的又は作業)ごとに、そのプロジェクトの名称、そのプロジェクトで表示されるべき地図上の場所又は地域の住所表記、そのプロジェクトを閲覧できるユーザグループ、そのプロジェクトで使用できるコンテンツ解析ツール、などが登録される。
コンテンツ管理テーブル25Bには、ユーザ端末3からアップロードされた1以上のコンテンツ(コンテンツファイル)が、それぞれのコンテンツ種別に応じた所定の登録形式で登録される。すなわち、コンテンツ管理テーブル25Bには、ユーザ端末3から受信(アップロード)されたコンテンツごとに、ファイル名、ファイルの種別(つまりコンテンツの種別)、撮影開始地点の地理座標(緯度、経度、高度)、撮影終了地点の地理座標(緯度、経度、高度)、撮影開始時のカメラの向き、撮影終了時点のカメラの向き、そのコンテンツが使われるプロジェクトの名称、そのコンテンツに付されたタグ(ユーザが任意に設定したそのコンテンツの利用目的、用途、特性、場所、効用、価値などに関わる概念)、そのコンテンツの(撮影時又は登録時の)日時、などが登録される。なお、コンテンツ種類が単画像やオルソ画像の場合、撮影開始時と終了時について同じ撮影位置と向きが登録されるが、動画像では撮影開始時と終了時で異なる撮影位置と向きが登録され得る。また、オルソ画像の場合、撮影開始地点の地理座標には、そのオルソ画像の代表的な四隅の地点の地理座標が登録される。
図3は、地理情報システム1がユーザ端末3に表示するプロジェクト画面の例を示す。
ユーザが地理情報システム1にログインして、自分の閲覧可能なプロジェクトの内の一つを開くと、そのプロジェクトの作業を行うためのプロジェクト画面がユーザ端末3に表示される。プロジェクト画面には複数の種類があるが、図3に示されたものは、代表的なプロジェクト画面の一つである。
図3に例示されたプロジェクト画面31の上部には、プロジェクト名欄33、タグサーチ欄35、期間サーチ欄37がある。プロジェクト画面31の中央には、コンテンツ表示フレーム39があり、その左側に詳細表示フレーム41がある。また、コンテンツ表示フレーム39の上隣にアップロードボタン62があり、詳細表示フレーム41に下隣にダウンロードボタン71がある。
プロジェクト名欄33には、今開かれているプロジェクトの名称が表示される。タグサーチ欄35では、そこにユーザが任意のタグを記入して、そのタグが付されたコンテンツだけをデータベース11から検索して、コンテンツ表示フレーム39に表示することができる。期間サーチ欄37では、そこにユーザが任意の期間(期間の開始日と終了日)を記入して、その期間内の日時が付されたコンテンツだけをデータベース11から検索して、コンテンツ表示フレーム39に表示することができる。このようにタグと期間という異なる種類のサーチ条件を選択的又は組み合わせてコンテンツをサーチすることで、ユーザは、概念的及び日時的に作業に不要なコンテンツをコンテンツ表示フレーム39に表示させないようにすることができる。
コンテンツ表示フレーム39では、コンテンツの表示形式を、重畳表示と分割表示の2種類の間で切り替えられる。その切り替えは、コンテンツ表示フレーム39上の分割/重畳表示切替ボタン59をクリックすることで行える。
図3の例では、今、重畳表示形式が選ばれている場合を示す。重畳表示形式では、コンテンツ表示フレーム39の背景として、所定の地図43(予め用意された複数種類の地図(例えば、異なるベンダーからのイラストや衛星写真など異なる画像の地図)の中からユーザが選んだ一種類の地図)が表示される。プロジェクトを開いた当初に表示される地図の場所又は地域は、プロジェクト管理テーブル25A(図2)に登録されたそのプロジェクトの代表箇所に相当する場所又は地域である(その後、ユーザがスクロールなどで表示場所又は地域を自由に変えられる)。この背景としての地図43の上に、ユーザが登録した(そして、タグ及び/又は期間で検索された)コンテンツが重畳して表示される。
その場合、図3に示すように、地域のオルソ画像45は、その実体画像が地図43の上に載せられて表示される(ズーム率に応じて実体画像の表示に使用されるタイル画像のセットは異なる)。オルソ画像以外のコンテンツ(例えば、単画像、パノラマ表示用画像、動画像、3次元モデルデータ、解析結果データなど)は、実体画像ではなく、それぞれのコンテンツ種別を示すアイコン47(通常カメラで撮影した単画像)、49(スマートフォンで撮影した単画像)、51(パノラマ表示用360度静止画像)、53(動画像)、55(解析結果データ)の形式で、地図43又はオルソ画像47の上に載せられて表示される。したがって、コンテンツが表示される前後配置関係は、背面側から前面へ向かって、まず最背面に地図43、次にオルソ画像45、そして、最前面に他のコンテンツのアイコン47、49、51、53、55という順序となる。この表示順序は、コンテンツの日時の順序に関係がない。各コンテンツ(又はそのアイコン)の地図上の表示位置は、コンテンツ管理テーブル25Bに登録された各コンテンツの地理座標に対応する位置である。
また、複数のオルソ画像が重畳表示される場合には、それらオルソ画像の間に前後配置関係はなく、それぞれのオルソ画像に対してユーザが設定した透明度に応じた明瞭度で、それぞれのオルソ画像が表示される。
また、オルソ画像以外のコンテンツのアイコンを相互に重ねて表示する場合は、例えば日時順の前後配置(例えば、日時のより新しいアイコンがより古いアイコンの上に重ねられる)で、かつ、全く同じ地理座標のアイコンでも背後のアイコンが隠れないように若干位置をずらして、表示される。
上述した、背面から前面へ、地図、オルソ画像、そして、その他の地理コンテンツのアイコンという表示順序に代えて、次のような表示順序を採用しても良い。それは、最も背面側のレイヤに地図を表示し、その上の中間レイヤにオルソ画像と3次元モデルデータの実画像を表示し、最も前面側のレイヤにその他の地理コンテンツのアイコンを表示するものである。中間レイヤのオルソ画像と3次元モデルデータの実画像は、それぞれの透明度を調節でき、それによりお互いの関係が視認できるようになっていてよい。
また、表示される地理コンテンツに解析データが含まれる場合には、次のような表示順序を採用しても良い。それは、最も背面側のレイヤに地図を表示し、その上の中間レイヤにオルソ画像(又は、オルソ画像と3次元モデルデータの実画像)を表示し、さらにその上の第2の中間レイヤに解析データを表し、その上の最も前面側のレイヤにその他の地理コンテンツのアイコンを表示するものである。
このような態様で複数のコンテンツを重畳表示することで、ユーザは地図上に何処に何のコンテンツがあるかを容易に把握できる。
さらに、ユーザが望めば、コンテンツ表示フレーム39の地図43上に表示されたコンテンツのリスト57を、コンテンツ表示フレーム39の最前面に表示することもできる。表示コンテンツリスト57には、地図43上に表示されたコンテンツのサムネイル画像58(図3では、サムネイル画像の実体は図示省略)が表示される。ユーザが、地図43上で任意の1以上のコンテンツを選択すると、表示コンテンツリスト57上でも、その選択されたコンテンツのサムネイル画像58も選択される(例えば、チェックマークが付く)。逆に、ユーザが、表示コンテンツリスト57上で任意の1以上のサムネイル画像58を選択すると、地図43上でも、その選択されたコンテンツが選択される(例えば、選択されたコンテンツのアイコン又はオルソ画像の表示色が変わる)。これにより、ユーザは、地図上の何処にどのようなコンテンツがあるかを一層確認しやすい。
さらに、ユーザがコンテンツ表示フレーム39上の分割/重畳表示切替ボタン59をクリックすると、コンテンツ表示フレーム39の表示形式が重畳表示から分割表示へ(又はその逆へ)と切り替わる。図4は、分割表示形式に切り替えた場合のコンテンツ表示フレーム39の表示例を示す。図4の例は、ユーザが予め、図3に例示された重畳表示形式の時に4つのコンテンツ(例えば、撮影日時の異なるほぼ同じ地域のオルソ画像)73A~73Dを選択した上で、コンテンツ表示フレーム39を重畳表示から分割表示へと切り替えた場合の例を示している。図4に示すように、分割表示形式では、ユーザが選択した複数のコンテンツの実体が対比して表示される。さらに、選択されたコンテンツ73A~73Dに関して解析結果データ75が存在する場合には、その解析結果データ75の実体も一緒に表示される。これにより、ユーザは、選択した複数のコンテンツ間の相違や変化を、視覚的かつ数値的に把握することが容易である。
また、図4に例示するように、分割表示形式で複数のオルソ画像73A~73Dが対比表示された場合、ユーザが一つのオルソ画像(例えば73A)上で任意の地点、2地点を結ぶ線分、又は3地点以上を頂点とする領域を指定すると(図4の例では、破線で示した矩形領域がユーザに指定された)、他のオルソ画像73B~73D上でも、ユーザの指定と同じ地理座標の地点、線分、又は領域が自動的に特定され表示される。そして、それぞれのオルソ画像73A~73Dに、その作成過程で作られた3次元モデルデータが付属する場合には、それぞれの3次元モデルデータを利用して、ユーザが指定した上記地点、線分又は領域についての各種の計測や解析(例えば、距離計測、面積計測、堆積計測、計測値の対比や統計処理など)を、前述した解析ツール23のいずれかを用いて行うことができる。
再び図3を参照して、ユーザがコンテンツ表示フレーム39上の任意の一つのコンテンツについて詳細情報表示を要求する(例えば、そのコンテンツのアイコン又はサムネイル画像をダブルクリックする)と、そのコンテンツの詳細情報が、詳細表示フレーム41に表示される。図3は、一例として、オルソ画像45の詳細情報が表示された場合を示している。詳細表示フレーム41に表示される詳細情報内の複数の欄の種類は、コンテンツの種別により異なるが、どのコンテンツ種別にも共通する欄として、コンテンツの実体画像欄63、基本情報欄65、コメント編集欄67、タグ編集欄69などがある。
コンテンツの実体画像欄63には、そのコンテンツの実体画像が表示される。この実体画像は、全画面表示やその他のユーザ所望のサイズで表示できる。オルソ画像の場合は、ユーザはこの欄63で、そのオルソ画像の透過率の設定ができる。動画像の場合、この欄63で、動画の再生もできる。
コメント編集欄67には、そのコンテンツに対して、ユーザが任意のコメントを記入して追加したり、既存のコメントを修正したりして、そのコメントを登録できる。タグ編集欄69では、そのコンテンツに対して、ユーザが任意のタグを記入して新タグを追加登録したり、既存の登録済みタグを削除したりすることができる。
また、ダウンロードボタン71をクリックすると、詳細表示フレーム41に表示されたコンテンツのファイルを、地理情報システム1からユーザ端末3にダウンロードできる。
また、アップロードボタン62をクリックすると、任意のコンテンツファイルをユーザ端末3から地理情報システム1へアップロードできる。
図5は、コンテンツ表示部19(図1)による、上述したプロジェクトを開いてプロジェクト画面31を表示する制御の流れを示す。
図5に示すように、ユーザが開きたいプロジェクトを指定すると(ステップS1)、そのプロジェクトの図3に例示したようなプロジェクト画面31がユーザ端末3に表示され、その画面31内のコンテンツ表示フレーム39では、ユーザが指定した地図が背景として表示され、その地図の上に重畳して、そのプロジェクトに関連付けられた(コンテンツ管理テーブル25B上でそのプロジェクトが登録された)各種の登録コンテンツ(オルソ画像や、その他の種類のコンテンツのアイコンなど)が表示される(S2)。各コンテンツは、そのコンテンツの地理座標に対応した地図上の位置に表示される。前述したように、コンテンツの前後の配置関係は、背面から前面へ向かって、地図、オルソ画像、その他のコンテンツアイコンの順である。さらに、コンテンツ表示フレーム39内に、そのプロジェクトで使用される解析ツール23(プロジェクト管理テーブル25A上でそのプロジェクトに登録された)のアイコンも表示される(S3)。
この状態で、ユーザが任意の1つのコンテンツの詳細情報表示を要求すると(S4)、そのコンテンツの詳細情報が詳細表示フレーム41に表示される(S5)。ユーザは詳細表示フレーム41に表示された各種欄の詳細情報を編集することで(S6)、そのコンテンツに付けられたタグなどの付加情報を追加、変更、削除などして、コンテンツ管理テーブル25B内の登録情報を更新することができる(S7)。
図6は、コンテンツ表示部19(図1)による、プロジェクト画面31上でコンテンツを検索し表示する制御の流れを示す。
図6に示すように、プロジェクト画面31(図3)のタグサーチ欄35でユーザが任意のタグを指定してサーチ(絞り込み)を要求すると(S11)、そのプロジェクトに関連付けれたコンテンツの中から、そのタグが付されたコンテンツだけがサーチされる(S12)。ユーザが、コンテンツ表示フレーム39に表示される地図をスクロールしたり、拡大縮小したり、地図上で任意の領域を選択したりして、その地図の表示範囲を任意の領域に指定すると(S13)、そのプロジェクトに関連付けれたコンテンツの中から、その指定された領域に存在するコンテンツだけがサーチされる(S14)。また、期間サーチ欄37でユーザが任意の期間を指定してサーチ(絞り込み)を要求すると(S15)、そのプロジェクトに関連付けれたコンテンツの中から、その期間内に入る日時が付されたコンテンツだけがサーチされる(S16)。
以上のタグ、地図表示範囲及び期間という3種類のサーチ条件の1種又は2種以上組み合わせた1以上の指定条件で絞り込み(サーチ)が行われると、そのプロジェクトに関連付けれたコンテンツの中から、それらの指定条件に合致するコンテンツだけが選択されることになり、その選択されたコンテンツだけがコンテンツ表示フレーム39の地図上に表示される(S17)。
図7は、コンテンツ表示部19(図1)による、プロジェクト画面31のコンテンツ表示フレーム39での表示形式を分割表示と重畳表示との間で切り替える制御の流れを示す。
図7に示すように、プロジェクト画面31(図3)のコンテンツ表示フレーム39が重畳表示形式であるときに、ユーザが、コンテンツ表示フレーム39内の地図上又はコンテンツリストから1又は複数のコンテンツを選択した上で(S21)、分割/重畳表示切替ボタン59をクリックすると(S22)、選択されたコンテンツに関する解析結果のデータがデータベース11からサーチされ(S23)、解析結果データがあれば、その解析結果データと一緒に選択コンテンツの実体画像が分割表示形式で表示される(S24)。解析結果データが無ければ、選択コンテンツの実体画像が対比閲覧できる分割表示形式で表示される(S25)。
その後、ユーザが分割/重畳表示切替ボタン59をクリックすると(S26)、コンテンツ表示フレーム39の表示形式が重畳表示に切り替わる(S27)。以後、(図7には明確に図示してないが)ユーザが分割/重畳表示切替ボタン59をクリックする都度、重畳表示と分割表示が交互に切り替わる。
図8は、図3に例示したようなプロジェクト画面31で動画を表示するときの表示例を示す。
図8に示すように、プロジェクト画面31で(例えば、ユーザが動画像アイコン47をダブルクリックすることで)詳細表示フレーム41に動画像の詳細情報を表示した場合、詳細表示フレーム41のトップの実体画像欄81に、その動画像83が表示される。動画像83の下にある再生ボタン85をクリックすれば、その動画像83が再生できる。また、動画像83の再生時点(開始フレームからの再生時間)表示87が示され、再生制御バーにも再生時点マーク89が表示される。
このように詳細表示フレーム41に動画像を表示した場合、詳細表示フレーム41内に軌跡設定欄91が表示される。この軌跡設定欄91には、この動画像の始点(撮影開始位置)と終点(撮影終了位置)のぞれぞれの地理座標とカメラの向きが表示され(これらの情報は後述するコンテンツ登録時に設定され得る)、ユーザは、始点と終点の地理座標とカメラ向きを、軌跡設定欄91で変更することもできる。
さらに、この場合、コンテンツ表示フレーム39には、この動画の始点と終点のそれぞれの地理座標上に、始点マーク93と終点マーク97が自動的に表示され、かつ、始点マーク93と終点マーク97を例えば直線分で結んだ軌跡マーク95も自動的に表示される。軌跡マーク95は、動画撮影時のカメラの移動軌跡を近似的に表す。なお、動画を撮影したカメラの移動軌跡が曲線や折れ線である場合には、始点と終点だけではなく、その移動軌跡上の1以上の経由地点の座標もユーザが設定できるようにしてよい。その場合、始点から1以上の経由地点を順に経由して終点に到達するような折れ線または曲線の軌跡マーク95が表示されるようにしてよい。
さらに、軌跡マーク95上の再生時点87に対応した位置に、カメラ位置マーク99が自動的に表示される。つまり、動画の全再生時間長における再生時点の割合で軌跡マーク95の全長を比例配分した位置が自動的に計算され、その位置にカメラ位置マーク99が表示される。したがって、動画が再生されている間、カメラ位置マーク99が軌跡マーク95に沿って始点から終点へ向かって移動していき、それにより、ユーザは今見ているシーンが地図上のどの位置から撮影したものかを把握できる。
また、動画の再生制御バー上の再生時点マーク89(再生時点)をユーザが移動させれば、これに連動して地図上のカメラ位置マーク99も移動する。同様に、地図上のカメラ位置マーク99をユーザが移動させれば、これに連動して動画の再生時点マーク89(再生時点)も移動する。
図9は、コンテンツ表示部19(図1)による、動画83の再生時点に応じてカメラ位置マーク99を制御する処理の流れを示す。
図9に示すように、コンテンツ表示フレーム39の地図上に、始点マーク93、終点マーク97、軌跡マーク95が表示される(S31)。さらに、動画83の再生時点に応じた軌跡マーク95上の位置が計算され、その位置にカメラ位置マーク99が表示される(S32)。
図10は、コンテンツ表示部19(図1)による、カメラ位置マーク99に応じて動画83の再生時点を制御する処理の流れを示す。
図10に示すように、ユーザが地図上のカメラ位置マーク99を軌跡マーク95に沿って移動させると(S41)、カメラ位置マーク99の位置に対応した動画83の再生時点が計算され、その計算された再生時点に動画の実際の再生時点が変更される(S42)。
再び図3を参照する。プロジェクト画面31内のアップロードボタン62をユーザがクリックすると、ユーザは、上述したような各種のコンテンツをユーザ端末3から地図情報システム1にアップロードし登録することができる。
図11から図16は、コンテンツのアップロードと登録の際に、地理情報システム1がユーザ端末3に表示する一連の画面の例を示す。
上述したアップロードボタン62をクリックするとまず、図11に示すような登録方法選択画面106が表示される。この画面106では、1以上のコンテンツを1つのプロジェクトに登録する方法と、複数のコンテンツを複数プロジェクトに登録する方法の一方を選択できる。ボタン103をクリックすれば前者が、ボタン105をクリックすれば後者が選択できる。
ボタン103と105のいずれをクリックした場合でも、次に、制御はコンテンツ選択ステップに進み、図12に示すようなコンテンツ選択画面106が表示される。この画面106には、ファイル選択欄107と地図表示欄109がある。ユーザは、ファイル選択欄107を用いて、ユーザ端末3又はネットワーク5上の任意のディレクトリにある、登録したい1以上のコンテンツファイルを選択することができる。地図表示欄109には、ユーザが選んだ任意の地域の地図か、又は、ユーザが選択した登録したいコンテンツファイルに記述されている地位座標を包含する地域の地図が表示される。
ユーザが、ファイル選択欄107を用いて、登録したい1以上のコンテンツファイルを選択すると、図13に示すように、コンテンツ選択欄107に、選択されたコンテンツのサムネイル画像111のリストが表示される。また、地図表示欄109内の地図上の選択コンテンツの地理座標に対応した位置に、選択コンテンツの整理番号を表したコンテンツアイコン113が表示される。
このように登録したいコンテンツを選択した後、ユーザが次へボタン114をクリックすると、1つのプロジェクトに登録する場合と、複数のプロジェクトに登録する場合とで、次に行われるステップと表示される画面が異なる。前者の場合は、制御はプロジェクト登録ステップに進み、図16に示すようなプロジェクト登録画面121が表示される。他方、後者の場合は、制御はコンテンツ分類ステップに進み、図14に示すようなコンテンツ分類画面115が表示される。
後者の場合にコンテンツ分類ステップに進むと、地理情報システム1のコンテンツ登録部13(図1)が自動的に、選択されたコンテンツを複数のグループに分類する。この分類は、同じプロジェクトに登録されると推測されるコンテンツは同じグループに、異なるプロジェクトに登録されると推測されるコンテンツは異なるグループに分類するもので、例えば、コンテンツファイルの種別(識別子)や、コンテンツファイルに記録されている地理座標、カメラの向き、撮影日時などに基づいて、例えば機械学習したニューラルネットワークを用いて行うことができる。この自動分類の結果が、図14に例示したコンテンツ分類画面115に表示される。すなわち、この画面115のファイル分類欄117に、自動分類の結果が表示される。
この画面115のファイル分類欄117に示された分類結果について、ユーザが修正を要求すると、画面は図15に示すような分類修正画面118に切り替わる。この分類修正画面118で、ユーザは、ファイル選択欄107か地図表示欄109上で任意のコンテンツを選び、それを移動先グループボックス119内の任意のグループに移動させることで、コンテンツのグループ分類を修正できる。この画面で、ユーザが確定ボタン120をクリックすると、修正結果が確定されて、画面は図14に例示したコンテンツ分類画面115に移る。
図14に例示したコンテンツ分類画面115で、ユーザが次へボタン116をクリックすると、制御はプロジェクト登録ステップへ進み、図16に示すようなプロジェクト登録画面121が表示される。
図16に例示したプロジェクト登録画面121では、各コンテンツグループごとに、地図表示欄109にそのグループに属するコンテンツのアイコン113が表示され、かつ、それらのコンテンツの登録先であるプロジェクトを設定するためのプロジェクト設定欄123が表示される。プロジェクト設定欄123では、ユーザは、登録先のプロジェクトの名称や、そのグループのコンテンツに対して行うべきコンテンツ処理(例えば、オルソ画像化処理やタイル画像化処理など)を設定できる。
このプロジェクト登録画面121で、ユーザが、必要なプロジェクト設定を行った上で、次へボタン125をクリックすると、そのグループのコンテンツファイルがユーザ端末3から地理情報システム1へアップロードされて、登録先のプロジェクトに登録される。その際に、地理情報システム1は、設定されたコンテンツ処理を、アップロードされたコンテンツに対して施す。また、コンテンツが動画の場合には、地理情報システム1は、ユーザに、図16に示したような地図表示欄109内の地図上で、その動画の始点や終点の位置やカメラの向きを指定させて(そのための具体的な画面は図示省略)、その始点と終点の地理座標やカメラ向きも動画のファイルと共に登録する。
図17は、コンテンツ登録部13(図1)による、上述したコンテンツを登録する制御の流れを示す。
図17に示すように、ユーザが、登録方法選択画面101(図11)上で、コンテンツの登録(アップロード)先が1つのプロジェクトか複数のプロジェクトかを選択する(S41)。いずれかが選択された場合でも、その後、ユーザは、コンテンツ選択画面106(図12)のコンテンツ選択欄107を用いて、登録したい1以上のコンテンツを選択する(S42)。すると、選択されたコンテンツのアイコンが、コンテンツ選択画面106(図12)の地図表示欄109の地図上の対応する位置に表示される(S43)。
その後、ステップS41で複数プロジェクトへの登録が選択された場合にのみ、選択されたコンテンツの自動的なグループ分類が行われる(S44)。その後、ユーザが、自動的な分類結果を修正する。すなわち、ユーザが、分類修正画面118(図15)を表示させ、その画面118内の地図表示欄109内の地図上にカーソルを持っていき(S45でYes)、地図上の任意のコンテンツを選択して移動先グループボックス119内の任意のグループへ移動させることで、グループの修正ができる(S46)。あるいは、ユーザが、分類修正画面118(図15)内のファイル選択欄107にカーソルを持っていき(S45でNo)、その欄107内のコンテンツリストから任意のコンテンツを選択して移動先グループボックス119内の任意のグループへ移動させることで、グループの修正ができる(S47)。
このようにして各プロジェクトに登録されるコンテンツが確定した後、ユーザが、プロジェクト登録画面121(図16)で各プロジェクトの情報を設定する(S48)。さらに、ユーザが、プロジェクト登録画面121(図16)でコンテンツに対して行うべき処理を設定する(S49)。
以上の設定が終わった後、ユーザがプロジェクト登録画面121(図16)の次へボタン125をクリックすると、各プロジェクトに登録されるべきコンテンツのファイルが、設定された上記の各種情報と一緒に地理情報サーバ1へアップロードされ、データベース11に格納され登録される(S50)。
図18は、図17のステップS50に示すコンテンツアップロードのステップのより詳細な制御の流れを示す。
図18に示すように、アップロードされたコンテンツファイルの拡張子が調べられ(S51)、そのコンテンツの種別が識別される(S52~S55)。コンテンツの種別として、図18では単画像(静止画像)、オルソ画像、動画像、3次元モデルデータが例示されているが、それ以外の種別(例えば、解析結果でデータ、カメラごとに識別子の異なるパノラマ表示用360度静止画像又は動画像、ある地点又は地域に関する報告文書、など)もあり得る。
そして、識別結果が単画像の場合(S52でYes)、もしその単画像についてオルソ画像化処理が設定されていなければ(S56でNo)、単画像用の所定の登録形式でデータベース11に格納及び登録される(S59)。
また、ある地域をカメラで撮影した相互にオーバーラップする複数の単画像について、オルソ画像化処理が設定されている場合は(S56でYes)、それらの複数の単画像からその地域のオルソ画像が作成され(S57)、そのオルソ画像から表示用のタイル画像が作成される(S58)。そして、それらの単画像、オルソ画像及びタイル画像が相互に関連づけられて、それぞれの画像種別用の所定の登録形式でデータベース11に格納され登録される(S59)。なお、ステップS57のオルソ画像を作成する過程では、通常、中間生成物としてその地域の3次元モデルデータが作られる。この3次元モデルデータも、オルソ画像に関連付けられて、あるいは、オルソ画像から独立して、3次元モデルデータ用の所定の登録形式でデータベース11に格納され登録されてよい(S59)。
また、上記の識別結果がオルソ画像の場合(S53でYes)、そのオルソ画像から表示用のタイル画像が作成され(S58)、そして、そのオルソ画像及びタイル画像が相互に関連づけられて、それぞれの画像種別用の所定の登録形式でデータベース11に格納され登録される(S59)。
また、上記の識別結果が動画像の場合(S54でYes)、プロジェクト登録画面121(図16)の地図表示欄109上でユーザにその動画の撮影時のカメラの移動軌跡の始点と終点の位置とカメラの視線の向きを設定させる(S60)(移動軌跡が折れ線や曲線などの場合、その移動軌跡上の1以上の経由地点の位置も設定されてよい)。その後、その動画像が、始点と終点とカメラ向きなどの設定情報と共に、動画像用の所定の登録形式でデータベース11に格納され登録される(S59)。
アップロードされた地理コンテンツを上記のようなプロセスで登録するとき、そのアップロードされた地理コンテンツに、その地理コンテンツに対応する地点又は地域を特定する1以上の地理座標が付属しているならば、その付属する地理座標がその地理コンテンツに関連付けて登録され得る。他方、そのような地理座標がそのアップロードされた地理コンテンツに付属してない場合には、ユーザにその地理座標の数値を入力させるか、または、ユーザに地理情報表示画面に表示された地図上でその地理座標に該当する地点を指定させるかすることで、そのユーザから提供された地理座標がその地理コンテンツに関連付けて登録され得る。
各地理コンテンツに関連付けて登録され得る1以上の地理座標には、例えば、単画像の撮影地点の座標、パノラマ画像の視座(撮影地点)の座標とパノラマ画像の全体の中心位置の方位(パノラマ画像のその他の所定位置の方位も含まれてよい)、オルソ画像の輪郭の頂点の座標、3次元モデルが存在する地理領域の輪郭の頂点の座標、動画像の撮影開始から終了までのカメラの移動軌跡の始点と終点と必要に応じた通過点の座標、及び、解析データの解析対象コンテンツの地理座標などがあり得る。
図19は、コンテンツ解析ツール23の一例として、ある地理領域の面積と体積を計測するツールの制御例の流れを示す。
図19に示すように、コンテンツ表示フレーム39上に表示されたオルソ画像地図上でユーザが所望の地理領域を指定すると(S61)、そのツールにより、そのオルソ画像内のその指定領域の頂点の地理座標を用いて、その指定領域の平面的な面積が計算される(S62)。また、その指定領域に三次元モデル(例えば、3D点群データあるいは3Dメッシュデータなど)が存在するならば、その3次元モデルがそのツールに取得され(S63)、そして、その3次元モデルの指定領域内の諸点の地理座標を用いてその指定領域の体積が計算される(S64)。
その同じ指定領域に、異なる複数の時期に得られた複数の3次元モデルが存在する場合、それら異なる時期のそれぞれの3次元モデルを用いて、ぞれぞれの時期の指定領域の体積が上記方法で計算される(S65)。指定領域の面積とそれぞれの時期の体積の計算結果は、その指定領域の地理座標と関連付けられて、計測データの地理コンテンツとしてデータベース11に登録され、そして、地理情報表示画面上に例えばグラフなどの形式で表示される(S66)。
このツールはさらに、上記計算結果が表示されている時、ユーザがコンテンツ表示フレーム39の背景として所望の地理コンテンツ(例えば、上記異なる時期の内のいずれかの時期のオルソ画像又は3次元データの画像)を選択することを可能にする(S67)。ユーザがある地理コンテンツを背景として選ぶと、その選択されたコンテンツを背景として表示する(S68)。このように、指定領域の面積と異なる時期の体積の計算結果を表示しているとき、所望の地理コンテンツ、とくに所望の時期の地理コンテンツ、を背景として表示することで、ユーザは、時期による地理状態の変化を把握しやすくなる。
図20は、複数のパノラマ画像を分割表示形式で表示した場合の、それらパノラマ画像の視線方向を制御する一つの態様の流れを示す。この態様では、複数のパノラマ画像の視線方向が同じパン(視線の左右振り)角度とチルト(視線の上下振り)角度だけ変更されるように制御される。
図20に示すように、コンテンツ表示フレーム39に表示された地図領域に存在するパノラマ画像(例えば、パノラマ写真画像)がデータベース11から検索される(S71)。それら検索されたパノラマ画像の中から、ユーザが分割表示形式で表示したい複数のパノラマ画像を指定すると(S72)、指定された複数のパノラマ画像が分割表示形式でコンテンツ表示フレーム39に表示される(S73)。
表示された複数のパノラマ画像に対するユーザによるマウス操作が監視され(S74)、そして、その内のいずれか一つのパノラマ画像に対するマウス操作が検出されると(S75)、そのマウス操作のパン操作量とチルト(視線の上下振り)操作量が計算される(S76)。そして、計算されたパン(視線の上下振り)操作量のパンと、計算されたチルト操作量のチルトとが、表示された全部のパノラマ画像に同時に適用されて(S77)、全パノラマ画像の視線が同時に同じパン角度と同じチルト角度だけ変更される。
なお、ステップS73で複数のパノラマ画像を表示した初期に、全てのパノラマ画像の視線方向を例えば北のように同じ方位にそろえるように制御することができ、その場合、図20に示されたプロセスにより、表示された全てのパノラマ画像の視線方向を同一方向へそろえることができる。
図21は、複数のパノラマ画像を分割表示形式で表示した場合の、それらパノラマ画像の視線方向を制御する別の一つの態様の流れを示す。。この態様では、複数のパノラマ画像の視線方向が、地図上のある1地点に向かう方向に制御される。
図21に示すように、コンテンツ表示フレーム39に表示された地図領域に存在するパノラマ画像(例えば、パノラマ写真画像)がデータベース11から検索される(S81)。それら検索されたパノラマ画像の中から、ユーザが分割表示形式で表示したい複数のパノラマ画像を指定する(S82)。また、ユーザが、それらパノラマ画像を指向させたい一つの地点を、表示された地図上で又は地理座標値入力で指定する(S83)。すると、その指定地点の地理座標と、措定されたそれぞれのパノラマ画像の視座地点(つまり、パノラマ写真の撮影地点)の地理座標に基づいて、それぞれのパノラマ画像を指定地点へ指向させるためのパン角度が計算される(S84)。そして、計算されたパン角度がそれぞれ適用された複数の指定パノラマ画像が、分割形式でコンテンツ表示フレーム39に表示される(S85)。こうして、表示された全てのパノラマ画像の視線のパン方向が、同じ一つの指定地点へ向かう。
そして、それら複数のパノラマ画像に対するユーザによるマウス操作が監視され(S86)、そして、その内のいずれか一つのパノラマ画像に対するマウス操作が検出されると(S87)、そのマウス操作のチルト操作量が計算される(S88)。そして、計算されたチルト操作量のチルトが、表示された全部のパノラマ画像に同時に適用されて(S89)、それら全パノラマ画像の視線が同時に同じチルト角度だけ変更される。
図22は、同じ地理領域に存在する複数の地理コンテンツ(特に画像)間の位置合わせをする制御の流れを示す。この制御は、例えば、図19に示した面積と体積の計算のような、同じ地理領域に存在する地理コンテンツを対比する又はそれらの間の差分を解析するなどの計算を高精度に解析ツールが行えるようにするために、その前処理として行われる制御である。
図22に示すように、解析対象の複数の画像において、ユーザが特徴点を指定したかどうかがチェックされる(S91)。ユーザが特徴点を指定すれば(S91でNo)、その指定された特徴点が位置合わせの手掛かりとされて、制御はステップS93へ進む。他方、ユーザが特徴点を指定しなければ(S91でYes)、解析対象の複数の画像のそれぞれにおいて、複数の特徴点が自動的に特定され(S92)、そして、制御はステップS93へ進む。
ステップS93で、各画像から各特徴点を含むその近傍の領域の画素が抽出され、それら抽出された画素から各特徴点の特徴量が計算される。そして、異なる画像間で、各特徴点毎にその特徴量を用いて、ある画像の各特徴点が他の画像のどの特徴点にマッチするかを見つけ出すマッチング処理が行われる(S94)。
そして、各画像の拡大縮小、平行移動、回転、スキューなどをそれぞれ行うための画像変換行列のパラメタに所定の初期値が設定されて、それらの画像変換行列が各画像に適用される(S96)。その後、解析対象の複数画像内の各ペアの画像間でマッチした特徴点ペア毎に、地理座標値の誤差が計算され(S97)、その誤差が前回計算した誤差より減少したかどうかっチェックされる(S97)。誤差が減少してなければ、画像変換行列のパラメタが、前回のパラメタから今回のパラメタへのパラメタ変更方向とは逆方向へ所定単位量だけ変更され(S98)、そして、再びステップS96へ進んで誤差が計算される。
他方、ステップS97で誤差が減少していたら、解析対象の全てのペアの画像の全ての特徴点ペアの誤差が、所定の許容誤差範囲内に収束しているか否かがチェックされる(S99)。その結果、未だ収束してない誤差があれば、その誤差に関わる画像変換行列のパラメタが、前回から今回への変更方向と同方向へ所帯の単位量だけ変更され(S100)、そして、制御は再びステップS96へ戻る。
ステップS96 ~S100のプロセスが繰り返されていくと、最終的に、ステップS99で全ての誤差が収束することになり、それでこの制御は終了する。
図23は、パノラマ画像を表示した画面の例を示す。
図23は、プロジェクト画面31内のコンテンツ表示フレーム39に表示された1つのパノラマ画像のアイコン51がユーザにより選択され、その選択されたパノラマ画像が詳細表示フレーム41の実体画像欄63に表示された例を示す。パノラマ画像のアイコン51は、コンテンツ表示フレーム39内の地図上のそのパノラマ画像の視座(パノラマ写真であれば、それの撮影地点)の座標に配置される。実体画像欄63に表示されたパノラマ画像は、ユーザがマウス操作で、パンしたりチルトしたりすることができる。
コンテンツ表示部19が、データベース11に登録されたそのパノラマ画像の地理座標(例えば、パノラマ画像全体の水平方向の中心位置の方位)に基づいて、そのパノラマ画像の実体画像欄63に表示された部分の水平方向の中央位置の方位(つまりパン角度)を計算する。ユーザが、そのパノラマ画像の上記表示部分をパンすると、コンテンテンツ表示部19は、ユーザによるパンの操作量に基づいて、パン角度つまり上記表示部分の中央位置の方位を計算し直し、その方位に合致するように上記表示部分を変更(パン)する。加えて、コンテンツ表示部19は、コンテンツ表示フレーム39内の地図上に、そのパノラマ画像の上記表示部分の中央位置の方位(視線方向)を示す視線マーク511を、そのパノラマ画像のアイコン51に関連づけて表示する。この視線マーク511により、ユーザは、自分がどの方向のパノラマ画像部分を見ているかを容易に把握できる。
以上、一つの実施形態を説明したが、これは本発明の説明のための例示であり、この実施形態にのみ本発明を限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で他の様々な形態で実施可能である。
1:地理情報システム、3:ユーザ端末、11:データベース、13:コンテンツ登録部、15:オルソ生成部、17:タイル画像生成部、19:コンテンツ表示部、21:コンテンツ解析部、23:解析ツール、25:管理テーブル、25A:プロジェクト管理テーブル、25B:コンテンツ管理テーブル、27:コンテンツファイル、31:プロジェクト画面、39:コンテンツ表示フレーム、43:地図、45:オルソ画像、47,49,51,53,55:コンテンツアイコン、57:表示コンテンツリスト、58:コンテンツのサムネイル画像、59:分割/重畳表示切替ボタン、61:解析ツールアイコン、63:アップロードボタン、63:実体画像欄、65:基本情報欄、67:コメント編集欄、69:タグ編集欄、75:解析結果データ、83:動画像、85:再生ボタン、87:再生時点表示、89:再生時点マーク、93:始点マーク、95:軌跡マーク、97:終点マーク、99:カメラ位置マーク、91:軌跡設定欄、101:登録方法選択画面、106:コンテンツ選択画面、107:コンテンツ選択欄、109:地図表示欄、111:サムネイル画像、113:コンテンツアイコン、115:コンテンツ分類画面、117:ファイル分類欄、118:分類修正画面、119:移動先グループボックス、121:プロジェクト登録画面、123:プロジェクト設定欄

Claims (12)

  1. ユーザ端末と通信可能に接続され、前記ユーザ端末に地理情報を提供する地理情報システムにおいて、
    1以上の地理コンテンツを管理するためのデータベースと、
    前記ユーザ端末からアップロードされる1以上の地理コンテンツを受信して、前記受信した地理コンテンツを前記データベースに登録するコンテンツ登録手段と、
    前記データベースに登録された前記地理コンテンツのうちの少なくとも一部を表示した1種類以上の地理情報画面を前記ユーザ端末に提供するコンテンツ表示手段と
    を備え、
    前記ユーザ端末からアップロードされる前記地理コンテンツの各々は、所定の複数のコンテンツ種別のうちのいずれか一つのコンテンツ種別をもち、
    前記コンテンツ登録手段は、前記ユーザ端末からアップロードされた1以上の地理コンテンツの各々のコンテンツ種別を識別し、前記アップロードされた地理コンテンツの各々を、前記識別されたコンテンツ種別に応じた所定の登録形式で、前記データベースに登録し、
    前記1以上のコンテンツ種別のうちのいずれの種別に応じた前記所定の登録形式にも、地理コンテンツに関連付けられた地理座標が含まれ、
    前記コンテンツ表示手段は、所定の1種類以上のサーチ条件に関しユーザが任意に指定した指定条件を用いて、前記指定条件に合致する地理コンテンツを前記データベースから検索し、前記検索された地理コンテンツの表示画像を所定の地図上の前記地理座標に対応した位置に重畳して表示した第1のコンテンツ表示部を有する第1種類の地理情報画面を作成し、前記第1種類の地理情報画面を前記ユーザ端末に提供する、
    ように構成された地理情報システム。
  2. 請求項1記載の地理情報システムにおいて、
    前記地理コンテンツの前記種別には、少なくとも、オルソ画像と他の1以上の種別が含まれ、
    前記コンテンツ表示手段は、前記検索された地理コンテンツにオルソ画像と他の1以上の種別の地理コンテンツが含まれる場合、前記第1種類の地理情報画面を作成するとき、前記第1のコンテンツ表示部に、背面から前面に向かって、前記地図、前記オルソ画像の実体画像、及び前記他の1以上の種別のコンテンツのアイコンの順で、それらを重畳して表示する、
    ように構成された地理情報システム。
  3. 請求項1又は2のいずれか一項記載の地理情報システムにおいて、
    前記地理コンテンツの前記種別には、少なくとも、動画像が含まれ、
    前記コンテンツ登録手段は、前記ユーザ端末からアップロードされる前記地理コンテンツに動画像が含まれる場合、前記動画像の始点と終点のそれぞれの地理座標を特定し、前記動画像を前記始点と前記終点のそれぞれの地理座標に関連付けた動画用登録形式で前記データベースに登録し、
    前記コンテンツ表示手段は、前記第1種類の地理情報画面を作成するとき、前記第1種類の地理情報画面内に、前記第1のコンテンツ表示部と共に前記動画像を再生し表示する実体画像表示部を配置し、
    前記コンテンツ表示手段は、さらに、前記第1のコンテンツ表示部の前記地図上に、前記動画像の前記始点の地理座標から前記終点の地理座標までの間の移動軌跡上の位置に、カメラ位置マークを表示し、
    前記コンテンツ表示手段は、さらに、前記実体画像表示部における前記動画像の再生時に、再生時点に応じて前記カメラ位置マークを前記始点から前記終点へ向けて前記移動軌跡に沿って移動させる、
    ように構成された地理情報システム。
  4. 請求項1又は2のいずれか一項記載の地理情報システムにおいて、
    前記地理コンテンツの前記種別には、少なくとも、前記地理コンテンツを解析した解析データが含まれ、
    前記コンテンツ表示手段は、前記第1種類の地理情報画面を作成するとき、前記第1のコンテンツ表示部に、背面から前面に向かって、前記地図、前記オルソ画像の実体画像、前記解析データ、及び前記他の1以上の種別のコンテンツのアイコンの順で、それらを重畳して表示する、
    ように構成された地理情報システム。
  5. 請求項1又は2のいずれか一項記載の地理情報システムにおいて、
    前記地理コンテンツの前記種別には、少なくとも、パノラマ画像が含まれ、
    前記コンテンツ登録手段は、前記ユーザ端末からアップロードされた前記地理コンテンツにパノラマ画像が含まれる場合、前記パノラマ画像の視座の地理座標及び/又は前記パノラマ画像の所定箇所の方位に関連付けて、前記パノラマ画像を前記データベースに登録し、
    前記コンテンツ表示手段は、前記第1種類の地理情報画面を作成するとき、前記第1種類の地理情報画面内に、前記第1のコンテンツ表示部と共に前記パノラマ画像を表示するパノラマ画像表示部を配置し、
    前記コンテンツ表示手段は、さらに、前記第1のコンテンツ表示部の前記地図上に、前記パノラマ画像の前記視座の地理座標の位置にマークを表示し、
    前記コンテンツ表示手段は、さらに、前記パノラマ画像表示部に表示された前記パノラマ画像の部分の中央位置の方位を前記第1のコンテンツ表示部の前記地図上に表示する、
    ように構成された地理情報システム。
  6. 請求項1又は2のいずれか一項記載の地理情報システムにおいて、
    前記地理コンテンツの前記種別には、少なくとも、3次元データが含まれ、
    前記コンテンツ登録手段は、前記ユーザ端末からアップロードされる前記地理コンテンツに前記3次元データが含まれる場合、前記3次元データが存在する地理領域の地理座標に関連付けて、前記3次元データを前記データベースに登録し、
    前記コンテンツ表示手段は、前記第1種類の地理情報画面を作成するとき、前記第1種類の地理情報画面内に、前記第1のコンテンツ表示部と共に前記3次元データを表示する3次元データ表示部を配置する、
    ように構成された地理情報システム。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項記載の地理情報システムにおいて、
    前記コンテンツ表示手段は、前記第1種類の地理情報画面において、前記ユーザに1以上の地理コンテンツを選択させることができ、かつ、前記ユーザに、前記地理コンテンツを表示するための形式として、重畳表示形式と分割表示形式を選択させることができ、
    前記コンテンツ表示手段は、前記第1種類の地理情報画面において、前記ユーザが1以上の地理コンテンツを選択すると共に前記分割表示形式を選択した場合、前記選択された地理コンテンツを対比して閲覧可能な分割表示形式で表示した第2のコンテンツ表示部を有する第2種類の地理情報画面を作成して、前記第2種類の地理情報画面を前記ユーザ端末に提供する、
    ように構成された地理情報システム。
  8. 請求項7記載の地理情報システムにおいて、
    前記地理コンテンツの前記種別には、少なくとも、パノラマ画像が含まれ、
    前記コンテンツ表示手段は、複数の前記パノラマ画像を分割表示形式で表示した場合、前記ユーザが前記表示された複数のパノラマ画像のうちのいずれか一つをパン又はチルトさせる操作をした時、前記表示された複数のパノラマ画像の全てを、前記ユーザの操作に応じてパン又はチルトさせる、
    ように構成された地理情報システム。
  9. 請求項7又は8記載の地理情報システムにおいて、
    前記コンテンツ表示手段は、複数の前記パノラマ画像を分割表示形式で表示した場合、前記ユーザが前記第1種類の地理情報画面の地図上で一つの地点を指定した時、前記表示された複数のパノラマ画像の全てを前記指定された一つの地点に指向させる、
    ように構成された地理情報システム。
  10. 請求項1乃至9のいずれか一項記載の地理情報システムにおいて、
    前記コンテンツ登録手段は、前記ユーザ端末からアップロードされた1以上の地理コンテンツを受信した場合、前記受信した地理コンテンツの各々の日時を特定すると共に、前記受信した地理コンテンツの各々に対して前記ユーザに任意の1以上のタグを設定させ、前記受信した地理コンテンツの各々を、前記識別された日時と前記設定されたタグとに関連付けられた各コンテンツ種別に応じた所定の登録形式で、前記データベースに登録し、
    前記所定の1種類以上のサーチ条件には、少なくとも、前記検索される地理コンテンツを前記日時で絞り込むための期間条件と、前記検索される地理コンテンツを前記タグで絞り込むためのタグ条件とが含まれる、
    ように構成された地理情報システム。
  11. 請求項1乃至10のいずれか一項記載の地理情報システムにおいて、
    前記コンテンツ登録手段は、前記ユーザ端末からアップロードされた1以上の地理コンテンツを、前記ユーザが任意に設定した1以上のプロジェクトに関連付けて登録することができ、
    前記コンテンツ登録手段は、1つのプロジェクトに関連付けて1以上の地理コンテンツを登録する第1の登録方法と、複数のプロジェクトに関連付けて複数の地理コンテンツを登録する第2の登録方法とを、前記ユーザに選択させることができ、
    前記コンテンツ登録手段は、前記第2の登録方法が選択されると共に前記ユーザ端末から複数の地理コンテンツがアップロードされた場合、前記アップロードされた複数の地理コンテンツを自動的に複数のグループに分類し、前記分類された複数のグループの各々について前記ユーザに所望の修正を実行させ、前記分類された複数のグループの各々について前記ユーザにプロジェクトを設定させ、そして、前記分類された複数のグループの各々に属する前記地理コンテンツを前記設定されたプロジェクトに関連付けて前記データベースに登録し、
    前記コンテンツ表示手段は、前記ユーザ端末から前記ユーザが所望するプロジェクトを開く要求を受け、前記所望されたプロジェクトに関連付けられた前記データベース内の地理コンテンツを用いて、前記第1種類の地理情報画面を作成して前記ユーザ端末に提供する、
    ように構成された地理情報システム。
  12. 請求項1乃至11のいずれか一項記載の地理情報システムにおいて、
    前記第1種類の地理情報画面は、前記第1種類の地理情報画面上に表示された地理コンテンツの各々のタグを前記ユーザが編集するためのタグ編集部を有する、
    ように構成された地理情報システム。

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