本明細書の実施例を詳細に参照し、その例は添付図面に例示できる。以下の説明で、よく知られた機能または構成の具体的な説明が本明細書の要旨を不必要に曇せる場合、その具体的な説明は、簡潔さのために省略され得る。説明された段階および/または動作の進行は、一例示的なものだが、段階および/または動作の順序は、本明細書に記載されたものに限定されず、特定の順序で必ず発生する段階および/または動作を除いて変更され得る。
特に明記しない限り、同一の参照符号は、これらが異なる図面に図示されていても、全体的に類似の構成要素を指すことができる。1つ以上の実施例で、異なる図面で同一の構成要素(または同一の名前を有する構成要素)は、特に明記しない限り、同一または実質的に同一の機能および特性を有することができる。以下の説明で使用される構成要素のそれぞれの名称は、便宜上選択されたもので、実際の製品とは異なり得る。
本明細書の利点と特徴、そしてそれらを達成する方法は添付の図と共に詳細に後述されている一実施例を参照すると明確になるだろう。しかし、本明細書は、以下で開示される実施例に限定されるものではなく、異なる多様な形状で実現されるものであり、単に本実施例は、本明細書の開示を完全にし、本明細書が属する技術分野で通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供され得る。
本明細書の実施例を説明するため、図に示した形状、大きさ、面積、比率、角度、個数などは、例示的なものであって、本明細書が図に示した事項に限定されるものではない。
本明細書で言及した「含む」、「有する」、「からなる」、「構成する」、「形成される」などが使用されている場合、「だけ」または「のみ」が使用されていない限り、他の部分を追加することができる。本明細書で使用される用語は、単に特定の実施例を説明するために使用され、本明細書示の範囲を限定することを意図するものではない。本明細書で使用される用語は、例示的な実施例を説明するために使用されるだけで、本明細書示の範囲を限定することを意図するものではない。構成要素を単数で表現した用語は、特に明示的な記載事項がない限り、複数を含む場合を含む。「実施例」は、例示的な例であり得る。本明細書に記載された「実施例」または「一例」で説明された任意の実装は、必ずしも他の実装に比べて好ましいとは限らず、また有利なものと解釈される必要はない。
1つ以上の実施例において、構成要素、特徴または対応する情報(例えば、レベル、範囲、寸法、サイズなど)は、これらの誤差または公差範囲について明示的な説明が提供されない場合でも、誤差または公差範囲を含むものと解釈され得る。誤差または公差範囲は、様々な要因(例:工程要因、内部または外部衝撃、騒音など)によって発生され得る。
位置関係についての説明である場合、位置関係についての説明である場合、「上または上方に」、「上部に」、「下または下方に」、「下部に」、「近く」、「隣接して」、「横に」、または「次に」、などを使用して2つの部分の間に位置関係が説明されている場合、「すぐに」、「即時(に)」、「密接(に)」、または「直接(に)」が使用されていない限り、2つの部分の間に1つ以上の他の部分が配置され得る。例えば、構造物が、「上または上方に」、「上部に」、「下または下方に」、「下部に」、「近く」、「隣接して」、「横に」、または「次に」に位置していると説明されている場合、この説明は、構造物が互いに接触する場合、その間に第3構造物が配置される場合を含むものと解釈されなければならない。例えば、構造物が、「上または上方に」、「上部に」、「下または下に」、「下部に」、「近く」、「隣接に」、「横に」、または「次に」に位置していると説明されている場合、この説明は、構造物が互いに接触する場合、その間に第3構造物が配置または介在される場合を含むものと解釈されなければならない。また、「前」、「後」、「背」、「左」、「右」、「上」、「底」、「下向」、「上向」、「上部」、「下部」、「列」、「行」、「垂直」、「水平」などは、任意の参照フレームを参照します。
時間の関係についての説明である場合、例えば、「後に」、「に続いて」、「次に」、「前に」などで時間的前後関係が説明されている場合、「すぐに」、「即時(に)」、または「直接(に)」が使用されていない以上、連続的または連続的でない場合も含み得る。
第1、第2などが多様な構成要素を記述するために使用されるが、これらの構成要素はこれらの用語によって制限されない。これらの用語は、単に1つの構成要素を他の構成要素と区別するために使用されるものである。したがって、以下で言及される第1構成要素は、本発明の技術的思想内で第2構成要素であることもあり得る。さらに、第1要素、第2要素などは、本明細書の範囲から逸脱することなく、当業者の便宜に応じて任意に命名され得る。「第1」、「第2」などの用語は、構成要素を互いに区別するために使用され得るが、構成要素の機能または構造は、構成要素の前の序数または構成要素の名称によって限定されない。
本明細書の構成要素を説明するにあたって、第1、第2、A、B、(a)、(b)などの用語を使用され得る。このような用語は、その構成要素を他の構成要素と区別するためのもので、その構成要素の本質、基礎、順番または個数な定義するために使用されない。
ある構成要素または層が他の構成要素に「連結」、「結合」または「連結」すると記載されている場合、その構成要素は、その他の構成要素に直接連結するか、または連結することができるが、特に明示的な記載事項がない間接的に連結、または連結することができる各構成要素の間に、他の構成要素また他の層が「配置」または「介在」されることもあると理解されなければならない。
ある構成要素または層が他の構成要素また他の層に「接触」または「重畳」などと記載されている場合、その構成要素は、その他の構成要素また他の層に直接に接触するか、または重畳されることができるが、特に明示的な記載事項がない間接的に接触するか、または重畳されることができる各構成要素また他の層の間に、1つ以上の他の構成要素また他の層が「配置」または「介在」されることもあると理解されなければならない。例えば、本明細書について、「重複するまたは重複し」、「重なり合い」などの用語は、例えば、面と面との連結による「重複する、電気的および/または物理的に連結する」、例えば、面と面との連結による「重なり合い、電気的および/または物理的に連結する」と理解されなければならない。
「少なくとも1つ」の用語は、1つ以上の関連項目から提示可能なすべての組み合わせを含むものと理解されなければならない。例えば、「第1項目、第2項目、および第3項目のうちの少なくとも1つ」の意味は、第1項目、第2項目、または第3項目のうちの2つ以上から提示された項目の組み合わせだけではなく、第1項目、第2項目、および第3項目のいずれかの組み合わせのみを含むとすることができる。
第1構成要素、第2構成要素「および/または」第3構成要素の表現は、第1、第2および第3の構成要素のうちの1つまたは第1、第2および第3の構成要素の任意の組み合わせまたはすべての組み合わせと理解されなければならない。例えば、A、Bおよび/またはCは、Aのみ、Bのみ、Cのみ、A、BおよびCの任意または何らかの組み合わせ、またはA、BおよびCのすべてと見なすことができる。さらに、「構成要素A/構成要素B」の表現は、構成要素Aおよび/または構成要素Bと理解されなければならない。
1つ以上の実施例で、「の間」および「の中」の用語は、特に明記しない限り、便宜のために単に交換可能に使用され得る。例えば、「複数の構成要素の間」の表現は、「複数の構成要素の中」と理解することもできる。他の実施例で、「複数の構成要素の中」の表現は、「複数の構成要素の間」と理解することもできる。1つ以上の実施例で、構成要素の個数は、2であり得る。1つ以上の実施例で、構成要素の個数は、2よりも多いことがあり得る。
1つ以上の実施例で、「互いに異なる」の表現は、任意の構成要素が他の構成要素と異なるものと理解することができる。
1つ以上の実施例で、「の1つ以上」および「のうちの1つ以上」の表現は、特に明記しない限り、便宜のために単に交換可能に使用され得る。例えば、「の1つ以上」の表現は、「のうちの1つ以上」と理解することもできる。例えば、「のうちの1つ以上」の表現は、「の1つ以上」と理解することもできる。
本明細書のいくつかの実施例のそれぞれの特徴が部分的または全体的に互いに結合または組み合わせ可能で、技術的に多様な連動および駆動が可能であり、各例を互いに対して独立的に実施することができ、関連の関係で一緒に実施することもできる。1つ以上の実施例で、本明細書の多様な実施例による各装置の構成要素は、動作可能に結合されるか、または構成され得る。
本明細書で使用される用語(技術的および科学的用語を含む)は、本明細書が属する技術分野で通常の知識を有する者によって理解されるものと同一の意味を有することができる。さらに、一般的に使用される辞書で定義された用語のような用語は、例えば、関連技術の文脈でその意味と一致する意味を有することして解釈されるべきであり、特に明記しない限り、理想化されるか、または過度に形式的な意味と解釈されてはならない。
以下、添付の図を参照して本明細書の様々な実施例に係る振動装置、振動装置およびそれらを含む車両について詳細に説明する。各図面の構成要素に対する参照番号は、他の図面に同じ構成要素が図示されていることがあるが、特に明記しない限り、同じ参照番号は、類似の構成要素を指すことができる。さらに、説明の便宜上、図に示した構成要素のスケール、寸法、大きさおよび厚さは、実際と異なるスケール、寸法、大きさおよび厚さを有し得るので、図に示したスケール、寸法、大きさおよび厚さに限定されない。
図1は、本明細書の一実施例に係る装置を示す図であり、図2は、本明細書の一実施例に係る装置を示す背面図である。
図1および図2を参照すると、本明細書の一実施例に係る装置は、表示装置であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
表示装置は、白黒またはカラー映像を表示(または実現)する複数の画素を含む表示パネル、および表示パネルを駆動するための駆動部を含み得る。画素は、カラー映像を表示する複数の色のうちのいずれか1つを実現する副画素であり得る。本明細書の一実施例に係る装置は、液晶表示パネルまたは有機発光表示パネルなどの表示パネルを含む完成品(complete productまたはfinal product)であるノートブックコンピュータ、テレビ、コンピュータモニタ、車両用または自動車用装置(automotive apparatus)または車両(vehicle)の他形態などを含む電装装置(equipment apparatus)、スマートフォンまたは電子パッドなどのモバイル電子装置(mobile electronic apparatus)などのようなセット電子装置(set electronic apparatus)またはセット装置(set deviceまたはset apparatus)も含み得る。
本明細書の一実施例に係る装置は、振動部材100、支持部300、および振動装置500を含み得る。
振動部材100は、音響と振動のうちの1つ以上を発生または出力する振動板として使用され得る。これにより、振動部材100は、振動板、受動振動板、または受動振動部材であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例による振動部材100は、表示部材110およびカバー部材130を含み得る。
表示部材110は、映像を表示する表示パネル111を含み得る。例えば、映像は、電子映像(electronic image)、デジタル映像(digital image)、静止映像(still image)、ビデオ(video)、または動映像(moving image)などを含み得る。例えば、表示パネル111は、白黒またはカラー映像を構成する複数の画素を有する液晶表示パネルを含むことができ、表示パネルの種類がこれに限定されるものではない。例えば、表示パネル111は、有機発光表示パネル、電気泳動表示パネル、マイクロ発光ダイオード表示パネル、電子湿潤表示パネル、または量子ドット発光表示パネルなどのような表示パネルを含得る。例えば、液晶表示パネルにおいて、画素は、画素電極と共通電極との間にある液晶層を含み得る。例えば、有機発光表示パネルにおいて、画素は、画素電極と共通電極との間にある有機発光層などの有機発光素子を含み得る。
カバー部材130は、表示部材110の背面を覆うように構成され得る。カバー部材130は、表示部材110の背面を覆う背面部131を含み得る。カバー部材130は、プラスチック材質および/または金属材質またはその組み合わせを含み得る。例えば、カバー部材130は、背面カバー、バックカバー、システム背面カバー、ハウジング、システムハウジング、セットカバー、背面セットカバー、最外郭セットカバー、製品カバー、または最外郭製品カバーなどで表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
カバー部材130の背面部131は、第1領域100A1と第2領域100A2を含み得る。例えば、カバー部材130の背面部131は、Y方向に延長される第1長さ(または横の長さ)の中心ライン(または第1中心ライン)(CL1)を基準として、第1領域100A1と第2領域100A2に区分され得る。第1領域100A1および第2領域100A2は、水平方向(X方向)に第1長さを有することができる。例えば、第1領域100A1および第2領域100A2のそれぞれは、背面部131で同じ大きさまたは面積を有することができる。例えば、第1長さの中心ライン(CL1)は、第1中心ラインまたは垂直中心ラインであり得、以下の説明では、「第1中心ライン(CL1)」と称する。例えば、第1領域100A1は、第1背面領域、左側領域、または背面左側領域であり得、第2領域100A2は、第2背面領域、右側領域、または背面右側領域であり得る。例えば、第1方向(X)は、カバー部材130の長辺長手方向、横方向、水平方向、またはXYZ軸方向のうちのいずれであるX軸方向であり得る。
背面部131の第1領域100A1および第2領域100A2のそれぞれは、第1方向(X)と交差する第2方向(Y)と平行な第2長さ(または水平の長さ)の中心ライン(CL2)を基準として、第1サブ領域100B1と第2サブ領域100B2を含み得る。例えば、第1領域100A1と第2領域100A2のそれぞれで、第1サブ領域100B1と第2サブ領域100B2のそれぞれは、背面部131で同じ大きさまたは面積を有することができる。例えば、第2長さの中心ライン(CL2)は、第2中心ラインまたは水平中心ラインであり得、以下の説明では、「第2中心ライン(CL2)」と称する。例えば、第2方向(Y)は、カバー部材130の短辺長手方向、縦方向、垂直方向、またはXYZ軸方向のうちのいずれであるY軸方向であり得る。
カバー部材130は、背面部131に配置された1つ以上の補強部133をさらに含み得る。
1つ以上の補強部133は、カバー部材130の剛性を補強するように構成され得る。これにより、補強部133は、補強部材、補強パターン、補強パターン部、剛性部、剛性補強部材、剛性パターン、または剛性パターン部あり得、本明細書の実施例はこれに限定されない。
補強部133は、カバー部材130の背面の縁部分と背面の中間部分に沿って配置され得る。補強部133は、予め設定された高さを有するように、カバー部材130の背面部131の縁部分からカバー部材130の背面方向に突出されることによって、構成され得る。補強部133は、カバー部材130の剛性またはカバー部材130の背面部131の剛性を補強することにより、装置または振動部材100の反り現象を防止し、または減少させることができる。
1つ以上の支持部300は、振動部材100の背面に配置され、振動装置500を支持するように構成され得る。例えば、支持部300は、振動部材100の表示部材110の背面に配置され得る。例えば、支持部300は、振動部材100のカバー部材130の背面に配置され、振動装置500を支持するように構成され得る。振動装置500を支持するように構成され得る。支持部300は、振動装置500の形状が非平面(または非平坦)になるように支持することができる。例えば、支持部300は、振動装置500が曲面形状または曲面構造になるように支持することができる。例えば、支持部300は、振動装置500に事前応力を加えるように構成され得る。例えば、支持部300は、振動装置500に引張ストレス(または引張応力)のみを加えるように構成され得る。
本明細書の一実施例に係る支持部300は、第1支持部310および第2支持部320を含み得る。第1支持部310と第2支持部320とのそれぞれは、互いに類似の形状を有することができる。第1支持部310と第2支持部320とのそれぞれは、振動装置500に事前応力を加えることができる形状または構造を含得る。例えば、第1支持部310と第2支持部320とのそれぞれは、振動装置500に引張ストレスのみを加えるように構成された曲面または曲面部を含み得る。このような支持部300または第1および第2支持部310、320に対しては、後述する。
振動装置500は、振動部材100の背面にある支持部300に配置され、振動部材100を振動させることができるように構成され得る。本明細書の一実施例に係る振動装置500は、フィルム振動装置、フィルム型振動装置、またはフレキシブル振動装置を含み得る。これにより、振動装置500は、音響発生装置、音響発生素子、音響発生部材、音響発生器、振動源、能動振動部材、能動振動素子、能動振動装置、圧電振動装置、圧電振動部材、圧電振動素子、圧電振動器、圧電振動発生器、フレキシブル振動発生器、フレキシブルアクチュエータ、フレキシブルスピーカー、フレキシブル圧電スピーカー、フィルムアクチュエーター、フィルム型圧電複合体アクチュエーター、フィルムスピーカー、フィルム型圧電スピーカー、またはフィルム型圧電複合体スピーカーなどで表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
振動装置500は、支持部300に結合されるか、または付着され得る。振動装置500は、支持部300によって非平面(または非平坦)の構造を有することができる。例えば、振動装置500は、支持部300によって曲面形状または曲面構造で配置され得る。例えば、振動装置500は、支持部300によって事前応力が加わった状態で配置され得る
本明細書の一実施例に係る振動装置500は、第1振動装置500-1および第2振動装置500-2を含み得る。
第1および第2振動装置500-1、500-2のそれぞれは、フィルム振動装置、またはフィルム型の振動装置であり得る。第1および第2振動装置500-1、500-2のそれぞれは、カバー部材130の背面の縁部分に配置され得る。例えば、第1および第2振動装置500-1、500-2は、第1中心ライン(CL1)を間に置いて、互いに平行に配置され得る。例えば、第1および第2振動装置500-1、500-2は、カバー部材130の第1中心ライン(CL1)を中心に、対称構造(または左右対称構造)または非対称構造(または左右非対称構造)を有するように配置され得る。
第1振動装置500-1は、カバー部材130の第1背面の縁部分に配置され得る。例えば、第1振動装置500-1は、カバー部材130の第1領域100A1にある第1支持部310に配置され得る。例えば、第1振動装置500-1は、カバー部材130の第1背面の縁部分に近くに配置され得る。
本明細書の実施例によると、第1振動装置500-1の中心部(または真中部)(CP)は、カバー部材130の第2中心ライン(CL2)に整列されるか、または位置することができる。例えば、第1振動装置500-1の中心部(または真中部)(CP)は、カバー部材130の第1領域100A1内の第2中心ライン(CL2)上で、カバー部材130の第1中心ライン(CL1)とカバー部材130の第1側壁(または第1短辺)との間に配置され得る。例えば、第1振動装置500-1は、カバー部材130の第1領域100A1内で、カバー部材130の第1中心ライン(CL1)よりもカバー部材130の第1側壁の近くに配置され得る、または第1中心ライン(CL1)までの距離は、第1側壁までの距離よりも大きいことがあり得る。
本明細書の他の実施例によると、第1振動装置500-1の中心部(または真中部)(CP)は、カバー部材130の第2中心ライン(CL2)から離隔され得る。例えば、第1振動装置500-1の中心部(または真中部)(CP)は、第1領域100A1の第1サブ領域100B1内に位置することができる。例えば、第1振動装置500-1の中心部(または真中部)(CP)は、カバー部材130の第2中心ラインCL2から予め設定された離隔距離(ΔL)だけ離隔された第1領域100A1の第1サブ領域100B1に位置することができる。これにより、第1振動装置500-1の振動によって発生される低音域帯の音響特性および/または音圧特性が向上され得る。
本明細書の他の実施例では、第1サブ領域100B1に配列された第1振動装置500-1の部分または領域は、第2サブ領域100B2に配列された第1振動装置500-1の部分または領域よりも大きいことができる。例えば、本明細書の実施例に係る装置が表示装置に適用されるとき、カバー部材130の第2サブ領域100B2の最下部(または最下端)は、台座として作用することができるので、振動部材100の振動における第2サブ領域100B2の最下部から第1サブ領域100B1の最上部にいく程、自由に移動であるか、または振動することができる自由端となり得る。これにより、第1振動装置500-1の中心部(CP)が、カバー部材130の第2中心ライン(CL2)から離隔された第1サブ領域100B1に位置するとき、同一の駆動信号に対する第1振動装置500-1の振動幅(または変位幅)が、第1振動装置500-1の中心部(CP)が振動部材100の第2中心ラインCL2に位置するときより増加することができるので、第1振動装置500-1の振動によって発生される低音域帯の音響特性および/または音圧特性が向上され得る。
第2振動装置500-2は、カバー部材130の第2背面の縁部分に配置され得る。例えば、第2振動装置500-2は、カバー部材130の第2領域100A2にある第2支持部320に配置され得る。例えば、第2振動装置500-2は、カバー部材130の第2背面の縁部分に近くに配置され得る。
本明細書の実施例によると、第2振動装置500-2の中心部(または真中部)(CP)は、カバー部材130の第2中心ライン(CL2)に整列されるか、または位置することができる。例えば、第2振動装置500-2の中心部(または真中部)(CP)は、カバー部材130の第2領域100A2内の第2中心ライン(CL2)上で、カバー部材130の第1中心ライン(CL1)とカバー部材130の第2側壁(または第2短辺)との間に配置され得る。例えば、第2振動装置500-2は、カバー部材130の第2領域100A2内で、カバー部材130の第1中心ライン(CL1)よりもカバー部材130の第2側壁の近くに配置され得る。
第1および第2振動装置500-1,500-2は、第1中心ライン(CL1)に対称的に配置される。各側壁に対して同様の距離を有し、すべて側壁は、第1中心ライン(CL1)に対して同様の距離を有し得る。
本明細書の他の実施例によると、第2振動装置500-2の中心部(または真中部)(CP)は、カバー部材130の第2中心ライン(CL2)から離隔され得る。例えば、第2振動装置500-2の中心部(または真中部)(CP)は、第2領域100A2の第1サブ領域100B1内に位置することができる。例えば、第2振動装置500-2の中心部(または真中部)(CP)は、カバー部材130の第2中心ラインCL2から予め設定された離隔距離(ΔL)だけ離隔された第2領域100A2の第1サブ領域100B1に位置することができる。これにより、第1振動装置500-1と同様に、第2振動装置500-2の振動によって発生される低音域帯の音響特性および/または音圧特性が向上され得る。
第1振動装置500-1および第2振動装置500-2のそれぞれは、外部から入力される、例えば、音響信号(またはボイス信号)を含むか、または音響信号とハプティックフィードバック信号を含む駆動信号によって振動し、振動部材100を振動させることにより、振動部材100の振動による音響(S)を発生させ、または使用者のタッチに応答するハプティックフィードバック(またはハプティック振動)を発生させることができる。
本明細書の一実施例に係る装置は、振動装置500の駆動による振動部材100の振動によって、音響(S)および/またはハプティックフィードバック(またはハプティック振動)を発生させることができる。例えば、振動部材100の振動によって発生される音響(S)は、振動部材100の前面方向または画面の前面方向に出力され得る。例えば、本明細書の一実施例に係る装置は、第1振動装置500-1と第2振動装置500-2のそれぞれの駆動による振動部材100の振動によって、左側の音響と右側の音響を振動部材100の前面方向または画面の前面方向に出力することができ、左側の音響と右側を介して音響、例えばステレオ音響を実現することができる。したがって、本明細書の実施例に係る装置は、表示パネルを含む振動部材100を音響発生(または音響出力)のための振動板として用いて、振動部材100の前面方向または画面の前面方向に音響を出力することにより、より正確な音響伝達が可能であり、音質および/または音響が改善され、視聴者の没入感を向上させることができる。
図3は、図2に示す線I-I’の断面図であり、図4は、図2および図3に示したカバーと支持部材を示す斜視図である。図3および図4は、本明細書の第1実施形態に係る装置を説明するための図である。
図2~図4を参照すると、本明細書の一実施例に係る装置1は、振動部材100、支持部300、および振動装置500を含み得る。
振動部材100は、映像を表示するか、または映像を表示しながら音響を直接的に出力するように構成され得る。振動部材100は、表示部材110およびカバー部材130を含み得る。
表示部材110は、表示パネル111およびガイド部材115を含み得る。
表示パネル111は、液晶表示パネルであり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、表示パネル111は、発光表示パネル、電気泳動表示パネル、マイクロ発光ダイオード表示パネル、電子湿潤表示パネル、または量子ドット発光表示パネルなどであり得る。
表示パネル111が、液晶表示パネルである場合、表示部材110または振動部材100は、表示パネル111とカバー部材130との間に配置されたバックライト113をさらに含み得る。
本明細書の実施例に係る表示パネル111は、第1基板111a、第2基板111b、第1偏光部材111c、および/または第2偏光部材111dを含み得る。
第1基板111aは、上部基板または薄膜トランジスタのアレイ基板であって、複数のゲートラインおよび/または複数のデータラインによって交差される画素領域に形成された複数の画素を有する画素アレイ(または表示部または表示領域)を含み得る。複数の画素のそれぞれは、ゲートラインおよび/またはデータラインに接続された薄膜トランジスタ、薄膜トランジスタに接続された画素電極、および画素電極に隣接するように形成されて共通電圧が供給される共通電極を含み得る。
第1基板111aは、第1縁(または第1非表示部)に設けられ、パネル駆動回路に連結されたパッド部、および第2縁(または第2非表示部)に設けられ、複数のゲートラインに連結されたゲート駆動回路をさらに含み得る。例えば、パネル駆動回路は、パッド部に連結され、カバー部材130の背面に配置され得る。例えば、パネル駆動回路は、図2に示したカバー部材130の第1および第2領域100A1、100A2のそれぞれの第2サブ領域100B2に配置され得る。パネル駆動回路は、保護部150(またはカバーシールド)によって覆われるか、または保護され得る。例えば、保護部150は、パネル駆動回路のユーザーコネクタを除く残りの部分の全体を覆うようにカバー部材130の第1および第2領域100A1、100A2のそれぞれの第2サブ領域100B2に結合されるか、または固定されることで、パネル駆動回路を保護することができる。
第2基板111bは、下部基板またはカラーフィルタアレイ基板であって、第1基板111aに形成された複数の画素のそれぞれに対応される開口領域を含む画素開口パターン、および開口領域に形成されたカラーフィルター層を含み得る。第2基板111bは、シーラント(sealant)によって液晶層を挟んで第1基板111aの第1縁を除いた残りの部分と合着され得る。
液晶層は、第1基板111aおよび第2基板111bの間に介在されるもので、各画素ごとに画素電極に印加されるデータ電圧と共通電圧によって形成される電界によって液晶分子の配列方向が変化される液晶からなり得る。
第1偏光部材111cは、第2基板111bの下面に付着されてバックライト113から入射されて液晶層に進行する光を偏光させることができる。第2偏光部材111dは、第1基板111aの上面に付着されて第1基板111aを透過して外部に放出される光を偏光させることができる。
本明細書の実施例に係る表示パネル111は、各画素ごとに印加されるデータ電圧と共通電圧によって各画素ごとに形成される電界によって液晶層が駆動されることにより、液晶層を透過する光によって画像を表示することができる。
本明細書の一実施例に係る表示パネル111は、薄膜トランジスタのアレイ基板からなる第1基板111aが映像表示面を構成するので、別途の機構物(または別途の構造物)によって遮られる部分なしに前面の全体が外部に露出され得る。
本明細書の他の実施例に係る表示パネル111は、第1基板111aが、カラーフィルタアレイ基板からなり、第2基板111bが薄膜トランジスタのアレイ基板からなることができる。例えば、本明細書の他の実施例に係る表示パネル111は、本明細書の実施例に係る表示部材110が上下反転された形態を有することができ、この場合、本明細書の他の実施例に係る表示パネル111のパッド部は、別途の機構物(または別途の構造物)によって遮られ得る。
本明細書の一実施例に係る表示パネル111は、緩衝部材117をさらに含み得る。緩衝部材117は、表示パネル111の1つ以上の側面または全部を囲むように形成され得る。緩衝部材117は、外部の衝撃から表示パネル111の側面を保護するか、または表示パネル111の側面の光漏れを防止する役割を兼ねることができる。
バックライト(または照明部またはバックライト部)113は、表示パネル111の背面に配置され、表示パネル111の背面に光を照射することができる。本明細書の一実施例に係るバックライト113は、導光板113a、光源部、反射シート113b、および光学シート部(または光学部材)113cを含むことができ、本明細書の実施例はこれに限定されない。
導光板(または光ガイド部材)113aは、表示パネル111と重畳されるようにカバー部材130に配置され、少なくとも1つの一側に設けられた入光面を含み得る。導光板113aは、光透過性プラスチックまたはガラス材質を含むことができ、本明細書の実施例はこれに限定されない。導光板113aは、光源部から入光面を介して入射される光を表示パネル111の方に進行(または出光)させることができる。
光源部は、導光板113aに設けられた入光面に光を照射することができる。光源部は、表示パネル111の縁部分と重畳されるようにカバー部材130に配置され得る。光源部は、光源用プリント回路基板に実装されて導光板113aの入光面に光を照射する複数の発光ダイオード素子を含み得る。
反射シート113bは、導光板113aの背面を覆うようにカバー部材130に配置され得る。反射シート113bは、導光板113aから入射される光を導光板113aの方に反射させることで、光の損失を最小にすることができる。
光学シート部113cは、導光板113aの前面上に配置されて導光板113aから出光される光の輝度特性を向上させることができる。本明細書の一実施例に係る光学シート部113cは、下部拡散シート、下部プリズムシート、および上部プリズムシートを含み得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、光学シート部113cは、下部拡散シート、下部プリズムシート、および上部プリズムシートを含む一枚の層で構成され得る。本明細書の実施例はこれに限定されず、光学シート部113cは、拡散シート、プリズムシート、二重輝度強化フィルム、およびレンチキュラーシートのうちの1つ以上の積層の組み合わせからなるか、または光の拡散と集光機能を有する一枚の複合シートからなることができる。
ガイド部材115は、表示パネル111の背面の縁部分に配置され、表示パネル111の背面の縁部分を支持することができる。ガイド部材115は、表示パネル111の背面の縁部分と重畳されるようにカバー部材130に支持されるか、または収納され得る。ガイド部材115は、表示パネル111の各側面の外部に突出されないように表示パネル111の背面の下に配置され得る。
本明細書の一実施例に係るガイド部材(または支持フレーム)115は、ガイドフレーム115aおよびガイド側部115bを含み得る。例えば、ガイド部材115は、ガイドフレーム115aとガイド側部115bとの結合構造によって、「┓」字(ガンマ形または「L」字)または「┏」字(回転した「┓」字または回転された「L」字)形状の断面構造を有することができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
ガイドフレーム115aは、表示パネル111の背面の縁部分と連結され、カバー部材130によって支持され得る。例えば、ガイドフレーム115aは、表示パネル111の背面の縁部分を除く残りの中間部分と重畳される開口部を有する四角い帯(またはベルト(belt))形状を有することができるが、本明細書の実施例は、この形状に限定されない。例えば、ガイドフレーム115aは、バックライト113の最上面、例えば光学シート部113cの最上面と直接に接触されるか、または光学シート部113cの最上面から一定の距離で離隔され得る。
ガイド側部115bは、ガイドフレーム115aに連結されてカバー部材130の一側または側面を包み得る。例えば、ガイド側部115bは、ガイドフレーム115aからカバー部材130の側面の方に曲げてカバー部材130の側面を囲むか、またはカバー部材130の側面によって囲まれ得る。
本明細書の一実施例に係るガイド部材115は、プラスチック材質、金属材質、またはプラスチック材質と金属材質の混合材質からなることができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、ガイド部材115は、振動装置500によって発生される音振動を表示パネル111の縁部分に伝達する振動伝達部材の役割をすることができる。したがって、ガイド部材115は、表示パネル111の剛性を維持させながら、振動装置500によって発生される音振動を損失なく表示パネル111に伝達することができる。例えば、ガイド部材115は、表示パネル111の剛性を維持させながら、振動装置500によって発生される音振動を表示パネル111に伝達するために、金属材質を含むことができ、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例に係るガイド部材115は、結合部材(またはパネル結合部材)114を介して表示パネル111の背面の縁部分と連結されるか、または結合され得る。結合部材114は、表示パネル111の背面の縁部分とガイド部材115との間に配置されて表示パネル111をガイド部材115に配置させられ、または結合させることができる。例えば、結合部材114は、アクリル系またはウレタン系の接着部材を含み得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、結合部材114は、ガイド部材115の振動が表示パネル111によく伝達されるように、相対的に接着力に優れ、硬度が高い特性を有するアクリル系の接着部材を含み得る。例えば、結合部材114は、アクリル系の接着層を有する両面フォーム接着パッドまたはアクリル系の接着樹脂硬化層を含み得る。
本明細書の一実施例に係る結合部材114の前面は、表示パネル111の第2基板111bまたは第1偏光部材111cに配置され得る。結合部材114は、表示パネル111との接着力を向上させるために、第2基板111bの背面の縁部分と直接に結合され得る。例えば、結合部材114は、第1偏光部材111cの側面を囲むことにより、第1偏光部材111cで発生される側面の光漏れを防止することができる。
結合部材114は、一定の厚さ(または高さ)を有することができる。これにより、結合部材114は、ガイド部材115のガイドフレーム115aと共に表示パネル111とバックライト113との間に音伝達空間(STS)を設けることができる。結合部材114は、ガイド部材115のガイドフレーム115aに4辺密閉型または閉ループ形状で形成することができ、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、結合部材114は、ガイド部材115の開口部を挟んで互いに対向する表示パネル111の最背面とバックライト113の最上面との間に設けられる音伝達空間(STS)を密閉させることで、音伝達空間(STS)に伝達される音圧の漏洩(または損失)を防止するか、または最小限に抑えることができる。音伝達空間(STS)は、バックライト113の振動によって音圧が発生される音圧発生空間であるか、または表示パネル111の振動を円滑にするパネル振動空間であり得る。例えば、音伝達空間(STS)は、音波伝達部または音響伝達部であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
カバー部材130は、表示部材110を支持するように構成され得る。カバー部材130は、背面部131および側面部135を含み得る。
背面部131は、表示部材110の背面に配置され得る。背面部131は、表示部材110を支持する底面(または支持面)130aを含み得る。これにより、このような背面部131は、図1および図2を参照して説明した背面部131と同一または実質的に同一であるので、これに対する重複する説明は、簡潔さのために省略され得る。背面部131は、図1および図2を参照して説明した補強部を含み得る。
側面部135は、背面部131の縁部分に連結され、表示部材110を支持するように構成され得る。側面部135は、背面部131の縁部分に沿って予め設定された高さを有するように構成されることにより、背面部131の底面130a上に収納空間を設けることができる。例えば、側面部135は、背面部131の縁部分から曲げることによって構成され得る。例えば、側面部135は、側壁部または側面カバー部であり得、本明細書の実施例はこれに限定されない。
支持部300は、振動部材100の背面に配置され得る。支持部300は、振動部材100に構成されるカバー部材130の背面に配置され、振動装置500を支持するように構成され得る。支持部300は、振動装置500の形状が非平面(または非平坦)になるように支持することができる。例えば、支持部300は、振動装置500に事前応力を加えるように構成され得る。例えば、支持部300は、振動装置500に引張ストレスのみを加えるように構成され得る。例えば、支持部300は、振動装置500に引張ストレスのみを加えるための曲面形状(または曲面構造)を有する曲面部315を含み得る。
本明細書の一実施例に係る支持部300は、第1支持部310および第2支持部320を含み得る。
第1支持部310と第2支持部320とのそれぞれは、振動装置500に事前応力を加えることができる形状または構造を含み得る。例えば、第1支持部310と第2支持部320とのそれぞれは、振動装置500に引張ストレスのみを加えるように構成された曲面部315を含み得る。
第1支持部310および第2支持部320のそれぞれは、一対の第1支持部材311、312を含み得る。
一対の第1支持部材311、312は、第1方向(X)に沿って互いに平行であり得る。一対の第1支持部材311、312のそれぞれは、予め設定された曲率を有する曲面部315を含み得る。
曲面部315は、変曲点のない1つの曲率(または単一の曲率)を有する曲面構造を有することができる。例えば、曲面部315は、カバー部材130の背面部131から凸状に突出された造物を有することができる。例えば、曲面部315は、一定の曲率を有する単一の凸状の曲面形状を有することができる。例えば、曲面部315を含む一対の第1支持部材311、312は、曲面支持部、支持バー、突出バー、曲率ガイド部、曲面構造物、曲率構造物、曲面突出部、アーチ部、または応力印加部であり得、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例によると、支持部300の曲面部315と振動部材100との間の高さ(または距離)(H1)は、曲面部315の縁部分から中心部に行くほど増加し得る。本明細書の一実施例によると、曲面部315の高さ(H1)は、振動装置500に事前に応力を加えることができる範囲内で設定され得る。例えば、曲面部315の高さ(H1)は、2mm~200mmであり得るが、本明細書の実施例は、これに限定されず、振動装置500の大きさによって変更され得る。曲面部315の高さ(H1)が2mm未満の場合、相対的に小さな曲率によって振動装置500に事前応力を加え難いか、微々たるもので効果的でないことがある。曲面部315の高さ(H1)が200mmを超過する時には、相対的に大きな曲率により振動装置500の信頼性が低下され得、装置または表示装置の厚さが増加し、これによりスリム化が困難となる場合があり得る。
一対の第1支持部材311、312のそれぞれは、第1方向(X)と平行するようにカバー部材130の背面部131に配置され得る。一対の第1支持部材311、312のそれぞれは、振動装置500の縁部分のうち、第1方向(X)と平行な一対の第1縁部分を支持することができる。これにより、振動装置500は、一対の第1支持部材311、312のそれぞれの曲面部315によって曲面状に曲げることができる。例えば、振動装置500は、一対の第1支持部材311、312のそれぞれの曲面部315の曲面によって曲面状に曲げることができる。一対の第1支持部材311、312のそれぞれは、第2方向(Y)と平行な一対の短辺311a、311bとの間に予め設定された曲率を有するアーチ形状を含み得る。
第1支持部310および第2支持部320のそれぞれは、一対の第2支持部材(または支持バー)321、322をさらに含み得る。
一対の第2支持部材321、322は、第2方向(Y)に沿って互いに平行することができる。一対の第2の支持部材321、322のそれぞれは、一対の第1の支持部材(または支持バー)311、312との間に連結されるか、または配置され得る。一対の第2支持部材321、322のそれぞれは、第2方向(Y)と平行するようにカバー部材130の背面部131に配置され得る。一対の第2支持部材321、322のそれぞれは、振動装置500の縁部分のうち、第2方向(Y)と平行な一対の第2縁部分を支持することができる。
図4では、一対の第1支持部材311、312のそれぞれと一対の第2支持部材321、322のそれぞれが互いに分離されることを示しているが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、一対の第1支持部材311、312のそれぞれと一対の第2支持部材321、322のそれぞれは、1つのフレーム形状を有するように一体化され得る。
本明細書の実施例によると、振動装置500が長辺と短辺を有する長方形の形状を有するとき、一対の第1支持部材311、312のそれぞれの曲面部315は、振動装置500の短辺側の縁部分を曲面状に支持することができる。例えば、一対の第1支持部材311、312のそれぞれが、第1方向(X)と平行するようにカバー部材130の背面部131に配置され、振動装置500の短辺側の縁部分を支持するとき、振動装置500の長辺は第2方向(Y)と並んで配置され得る。例えば、一対の第1支持部材311、312のそれぞれが、第2方向(Y)に平行するようにカバー部材130の背面部131に配置され、振動装置500の短辺側の縁部分を支持するとき、振動装置500の長辺は、第1方向(X)と並んで配置され得る。
本明細書の一実施例によると、第1支持部310および第2支持部320のそれぞれは、金属材質、プラスチック材質、および弾性材質のうちの1つ以上を含み得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、金属材質は、電気亜鉛めっき鋼板であることができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。プラスチック材質は、PC(Polycarbonate)樹脂とABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)樹脂との混合物であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、弾性材材質は、エポキシ(epoxy)樹脂、アクリル(acrylic)樹脂、シリコーン(silicone)樹脂、またはウレタン(urethane)樹脂を含み得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の実施例によると、第1支持部310および第2支持部320のそれぞれは、接着部材を介して振動部材100の背面に結合されるか、または付着され得る。例えば、第1支持部310および第2支持部320のそれぞれは、接着部材を介してカバー部材130の背面部131に結合されるか、または付着され得る。
本明細書の実施例によると、第1支持部310および第2支持部320のそれぞれは、スクリューまたはナットなどの締結部材によって振動部材100の背面に結合されるか、または締結され得る。例えば、第1支持部310および第2支持部320のそれぞれは、締結部材によってカバー部材130の背面部131に結合されるか、または締結され得る。
本明細書の実施例によると、第1支持部310と第2支持部320のそれぞれは、金属材質からなり、溶接などにより振動部材100の背面に結合されるか、または固定され得る。例えば、第1支持部310および第2支持部320のそれぞれは、溶接などによりカバー部材130の背面部131に結合されるか、または固定され得る。
本明細書の実施例によると、第1支持部310と第2支持部320のそれぞれは、金属材質からなり、別途の中間媒介物なしに振動部材100の後面と一体または1つの胴体(またはbody)で構成され得る。例えば、第1支持部310および第2支持部320のそれぞれは、別途の中間媒介物なしにカバー部材130の背面部131と一体または1つの胴体で構成され得る。
振動装置500は、支持部300の曲面部315に結合されるか、または付着され得る。例えば、振動装置500は、曲面部315の曲率をそのまま沿う等角形状を有するように曲面部315に結合されるか、または付着され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、振動装置500は、曲面部315の曲率の輪郭をそのまま沿う等角形状を有するように曲面部315に結合されるか、または付着され得る。例えば、振動装置500は、曲面部315の曲率をそのまま沿わない非等角形状を有するか、または曲面部315の曲率と異なる曲率を有するように曲面部315に結合されるか、または付着され得る。例えば、振動装置500は、曲面部315の曲率の輪郭をそのまま沿わない非等角形状を有するように、曲面部315に結合されるか、または付着され得る。
本明細書の一実施例によると、振動装置500は、支持部300の曲面部315に結合されるか、または付着されることによって、曲面部315によって事前応力を有するか、または事前応力を受けることができる。例えば、振動装置500は、支持部300の曲面部315に結合されるか、または付着されることにより、曲面部315によって事前応力を有するか、または事前応力を受けた状態で維持され得る。例えば、振動装置500は、支持部300の曲面部315の曲率によって引張ストレスを受けるか、または引張ストレスを含み得る。例えば、支持部300の曲面部315は、振動装置500の振動特性を向上させるために、振動装置500に引張ストレスのみを加えるように構成され得る。例えば、振動装置500が、支持部300の曲面部350によって引張ストレスではなく圧縮ストレスを受ける場合、振動装置500の振動特性が低下し得る。
本明細書の一実施例によると、振動装置500は、支持部300の曲面部315によって事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態を含むことで、断面二次モーメントが増加し得る。振動装置500は、断面二次モーメントの増加によって、振動時に発生される共振周波数の数が減少することができ、これによりノード(または節点)の数が減少するにつれて、音響特性および/または音圧特性が向上され得る。例えば、振動装置500は、断面二次モーメントの増加による共振周波数の減少によって、モード形状が補正されることにより、音響特性および/または音圧特性が向上され得る。
本明細書の一実施例によると、振動装置500は、曲面部315によって事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態で振動することにより、振動方向(または変位方向または曲げ方向)が、一方向に一元化され得、動的変位が拡張され得る。これにより、振動装置500の振動によって発生される音響は、曲面部315の中心方向に集中され得、振動部材100に伝達される音圧が増加されるか、または増幅されることができるので、振動部材100の振動によって発生される音響特性および/または音圧特性が向上され得る。
振動装置500の第1振動装置500-1は、第1支持部310の曲面部315に結合されるか、または付着され得る。第1振動装置500-1は、曲面部315の曲率をそのまま沿う等角形状を有するように曲面部315に結合されるか、または付着され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、第1振動装置500-1は、曲面部315の曲率の輪郭をそのまま沿う等角形状を有するように曲面部315に結合されるか、または付着され得る。例えば、第1振動装置500-1は、曲面部315の曲率をそのまま沿わない非等角形状を有するか、または曲面部315の曲率と異なる曲率を有するように曲面部315に結合されるか、または付着され得る。例えば、第1振動装置500-1は、曲面部315の曲率の輪郭をそのまま沿わない非等角形状を有するように曲面部315に結合されるか、または付着され得る。これにより、第1振動装置500-1は、曲面部315によって事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態で振動することにより、音響または音波を発生し、または出力することができる。これにより、第1振動装置500-1と重畳される振動部材100の第1領域は、第1振動装置500-1の振動によって発生される音響または音波の伝達を受けて振動することにより、音響および/またはハプティックフィードバックを発生し、または出力することができる。
振動装置500の第2振動装置500-2は、第2支持部320の曲面部315に結合されるか、または付着され得る。第2振動装置500-2は、曲面部315の曲率をそのまま沿う等角形状を有するように曲面部315に結合されるか、または付着され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、第2振動装置500-2は、曲面部315の曲率の輪郭をそのまま沿う等角形状を有するように曲面部315に結合されるか、または付着され得る。例えば、第2振動装置500-2は、曲面部315の曲率をそのまま沿わない非等角形状を有するか、または曲面部315の曲率と異なる曲率を有するように曲面部315に結合されるか、または付着され得る。例えば、第2振動装置500-2は、曲面部315の曲率の輪郭をそのまま沿わない非等角形状を有するように曲面部315に結合されるか、または付着され得る。これにより、第2振動装置500-2は、曲面部315によって事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態で振動することにより、音響または音波を発生し、または出力することができる。これにより、第2振動装置500-2と重畳される振動部材100の第2領域は、第2振動装置500-2の振動によって発生される音響または音波の伝達を受けて振動することにより、音響および/またはハプティックフィードバックを発生し、または出力することができる。
本明細書の第1実施例に係る装置1は、支持部300によって振動部材100と振動装置500との間に設けられたギャップ空間(GS)をさらに含み得る。
ギャップ空間(GS)は、支持部300によってカバー部材130の背面部131と振動装置500との間に設けられ得る。ギャップ空間(GS)は、振動装置500の振動によって音響または音圧が発生される空間、振動装置500の振動を円滑にする空間、または振動装置500の振動によって発生される音波が振動部材100に伝播される空間または経路を含み得る。例えば、ギャップ空間(GS)は、エアギャップ、音圧発生空間、音響空間、音圧空間、響き部、響箱、音波伝搬経路、音響エネルギー入射部、または音響経路であり得、本明細書の実施例はこれに限定されない。
振動装置500は、支持部300の曲面部315によって事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態で振動してギャップ空間(GS)に音響または音波を発生させ、または出力することができる。ことにより、振動部材100は、ギャップ空間(GS)の音響(または音波)によって振動して音響またはハプティックフィードバックを発生し、または出力することができる。例えば、表示部材110は、カバー部材130の振動によるバックライト113の振動によって発生される音響が、音伝達空間(STS)に出力され、音伝達空間(STS)の音響による表示パネル111の振動によって音響および/またはハプティックフィードバックが発生され得る。
したがって、本明細書の第1実施例に係る装置1は、支持部300によって事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態で振動する振動装置500を含むことにより、振動装置500の断面二次モーメントが増加し、または振動装置500の振動方向が一方向に一元化されるので、振動装置500の振動によって振動する振動部材100によって発生される音響特性および/または音圧特性が向上され得る。
図5は、本明細書の実施例に係る振動装置を示す斜視図である。図5は、図2および図3に示した振動装置または第1および第2振動装置を示す図である。
図5を参照すると、本明細書の第1実施例に係る振動装置500または第1および第2振動装置500-1、500-2は、振動発生器510、第1連結部材520、プレート530、および第2連結部材540を含み得る。
振動発生器510は、印加される駆動信号(または電気信号またはボイス信号)によって振動(または変位)して、振動部材100を振動(または変位)させるように構成され得る。例えば、振動発生器510は、振動素子、振動構造物、振動器、振動発生素子、音響発生器、音響素子、音響発生構造物、または音響発生素子であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例による振動発生器510は、圧電特性を有する圧電物質(または電気活性物質)を含み得る。振動発生器510は、圧電物質に印加される電気信号による圧電物質の振動(または変位)によって、自ら振動(または変位)し、または振動部材を振動(または変位)させることができる。例えば、振動発生器510は、圧電効果(または圧電特性)によって収縮と膨張を交互に繰り返すことで振動(または変位)することができる。例えば、振動発生器510は、逆圧電効果による収縮と膨張を交互に繰り返すことで垂直方向(または厚み方向)(Z)に振動(または変位)することができる。
振動発生器510は、柔軟性を有するように構成され得る。例えば、振動発生器510は、曲面を含む非平面形状に曲がるように構成され得る。
本明細書の一実施例に係る振動発生器510は、第1方向(X)と平行な第1長さ、および第2方向(Y)と平行な第2長さを有する四角形状を含み得る。例えば、振動発生器510は、第1長さと第2長さが同一の正方形の形状を含むか、または第1長さと第2長さが異なる長方形の形状を含み得る。
第1連結部材520は、振動発生器510の第1面、および第1面と異なる(または反対の)第2面のうちのいずれかの面に連結されるか、または結合され得る。例えば、振動発生器510で、第1面は、上面、前面、上部面、または表面であり得る。振動発生器510で、第2面は、下面、背面、後面、下部面、または裏面であり得る。例えば、第1連結部材520は、接着部材または第1接着部材であり得る。
本明細書の一実施例に係る第1連結部材520は、相対的に強い密着力または接着力を有する接着層(または粘着層)を含み得る。例えば、第1連結部材520は、両面接着テープ、両面接着フォームパッド、または粘着シートを含み得る。例えば、第1連結部材520が粘着シート(または粘着層)を含む場合、第1連結部材520は、プラスチック材質などのベース部材なしに、接着層または粘着層のみを含み得る。
本明細書の一実施例に係る第1連結部材520の接着層(または粘着層)は、エポキシ(epoxy)、アクリル(acrylic)、シリコーン(silicone)、またはウレタン(urethane)を含み得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。本明細書の他の実施例に係る第1連結部材520の接着層(または粘着層)は、PSA(pressure sensitive adhesive)、OCA(optically clear adhesive)、またはOCR(optically clear Resin)を含み得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
プレート530は、第1連結部材520に連結されるか、または付着され得る。プレート530は、振動発生器510よりも大きい大きさを有するか、または大きな面積を有することができる。例えば、プレート530の中心部は、振動発生器510の中心部に位置し、または整列され得る。プレート530は、第2連結部材540を介して図3に示す支持部300の曲面部315に結合されるか、または付着され得る。
本明細書の一実施例によると、振動発生器510は、第1連結部材520とプレート530および第2連結部材540のそれぞれのモジュラス(またはヤング率)より大きいモジュラスを有するか、または第1連結部材520と第2連結部材540のそれぞれのモジュラスと同じであり、プレート530より大きいモジュラスを有することができる。これにより、振動発生器510は、曲面形状に曲げることができる。例えば、プレート530は、振動発生器510よりも小さいモジュラスを有することができる。したがって、振動発生器510は、第1連結部材520とプレート530および第2連結部材540を介して、支持部300の曲面部315に対応される形状に曲げられ得るので、音響再生の信頼性を向上させることができる。
そして、本明細書の一実施例に係る振動発生器510は、第1連結部材520とプレート530および第2連結部材540を媒介とする、支持部300の曲面部315との接着性が向上され得、これにより音響再生の信頼性が向上され、低音域帯での音響特性および/または音圧特性が向上され得る。例えば、プレート530の弾性率が振動発生器510の弾性率より大きい場合、振動発生器510は、支持部300の曲面部315に対応される形状に曲がり難く、第1連結部材520とプレート530および第2連結部材540を媒介とする、支持部300の曲面部315との接着性が低下し得、これにより、音響再生の信頼性が低下し得、低音域帯での音響特性および/または音圧特性が低下し得る。
本明細書の一実施例によると、プレート530は、振動発生器510が曲面状に曲げることができる材質を含み得る。例えば、プレート530は、振動発生器510の曲げ剛性より低い剛性を有する材質を含み得る。プレート530は、金属、ガラス、プラスチック、ゴム、繊維、皮革、木材、布、および紙のうちの1つ以上を含み得る。例えば、プレート530は、支持プレート、剛性プレート、伝達プレート、中間プレート、または振動伝達プレートであり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
第2連結部材540は、図3に示すように、プレート530を支持部300の曲面部315に連結させ、または結合させることができる。例えば、第2連結部材540は、支持部300の曲面部315とプレート530との間に配置され得る。例えば、第2連結部材540は、支持部300の曲面部315とプレート530の前面の縁部分との間に配置され得る。
第2連結部材540は、相対的に強い密着力または接着力を有する接着層(または粘着層)を含み得る。第2連結部材540は、第1連結部材520とは異なるモジュラスを有する接着材料を含み得る。例えば、第1連結部材520は、プレート530と振動発生器510が曲面形状に円滑に曲げられ得るように、第2連結部材540より大きいモジュラス(または接着力または硬度)を有することができる。
本明細書の実施例に係る第2連結部材540は、開口部541を含み得る。これにより、第2連結部材540は、支持部300の曲面部315とプレート530の前面の縁部分との間に配置されるか、または介在され得る。例えば、第2連結部材540は、開口部541を有する四角の帯形状で構成され得る。
本明細書の他の実施例に係る第2連結部材540は、プレート530の前面の縁部分と対応されるか、または重畳されるように4つ以上に分割された構造を有することができる。
本明細書の第1実施例に係る振動装置500または第1および第2振動装置500-1、500-2において、振動発生器510は、第1連結部材520とプレート530および第2連結部材540を介して、支持部300の曲面部315に結合されるか、または付着されることにより、曲面部315の曲面形状によって事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態であるか、または状態を含み得る。これにより、振動発生器510は、事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態で振動することができるので、断面二次モーメントの増加または振動方向の一元化による効果を含み得る。
本明細書の第1実施例に係る振動装置500または第1および第2振動装置500-1、500-2は、パッド550をさらに含み得る。
パッド550は、振動発生器510の第2面に結合されるか、または付着され得る。例えば、パッド550は、振動発生器510の第2面のうちの中心部に結合されるか、または付着され得る。パッド550は、振動発生器510と同じ大きさを有するか、または小さい大きさを有することができる。例えば、パッド550は、多角形の柱形状または円形の柱形状を有することができ、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例に係るパッド550は、振動発生器510の曲げ剛性よりも低い剛性を有する材質を含み得る。本明細書の他の実施例に係るパッド550は、振動発生器510に対して重量体(または質量体)(mass)として作用することができる弾性材質で構成され得る。
本明細書の実施例に係るパッド550は、振動発生器510の重量を増加させることによって、振動発生器510の最低共振周波数(または最低固有周波数)を減少させることができる。したがって、振動発生器510は、パッド550による重量の増加による最低共振周波数(または最低固有周波数)の減少によって、相対的に低い周波数で振動することができる。これにより、振動発生器510の振動によって発生される低音域帯の音響特性および/または音圧特性が向上され得る。例えば、パッド550は、共振パッド、質量部材、重量錘、または重量部材であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、低音域帯は、300Hzまたは500Hz以下であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
図6は、図2に示した線I-I’の他の断面図であり、図7は、図6に示したカバー部材を示す背面斜視図である。図6および図7は、本発明の第2実施例に係る装置を説明するための図である。図6および図7は、図1~図5を参照して説明した装置にホールをさらに構成したものである。
図6および図7を参照すると、本発明の第2実施例に係る装置2は、振動部材100、支持部300、および振動装置500を含み得る。
振動部材100は、支持部300または振動装置500と重畳される1つ以上のホール137を含み得る。例えば、振動部材100のカバー部材130は、支持部300または振動装置500と重畳される1つ以上のホール137を含み得る。振動部材100は、カバー部材130にホール137が構成されることを除き、図1~図5を参照して説明したのと同一または実質的に同一であるため、以下の説明では、1つ以上のホールおよびそれに関連された構成を除いて、残りの構成に対しては同一または類似の図面符号を付与し、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。
カバー部材130は、振動装置500と重畳される1つ以上のホール137をさらに含み得る。1つ以上のホール137は、振動装置500によって覆われ得る。例えば、1つ以上のホール137は、図4に示す一対の第1支持部材(または支持バー)311、312との間に配置され得る。例えば、1つ以上のホール137は、図4に示す一対の第1支持部材(または支持バー)311、312と一対の第2支持部材(または支持バー)321、322によって囲まれ得る。
1つ以上のホール137は、振動装置500と重畳されるようにカバー部材130の背面部131に形成され得る。例えば、1つ以上のホール137は、第3方向(Z)に沿って、カバー部材130の背面部131を貫通するように形成され得る。これにより、1つ以上のホール137は、開口部、連通部、開口ホール、連通ホール、貫通部、貫通口、貫通ホール、支持ホール、スリット、スロット、または音響通過部であり得、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、第3方向(Z)は、カバー部材130の厚さ方向または高さ方向であるか、またはXYZ軸方向でのZ軸方向であり得る。
本発明の実施例に係る1つ以上のホール137は、振動装置500と同じ形状を有することができる。例えば、振動装置500が正方形の形状を有する場合、1つ以上のホール137は、正方形の形状を有することができ、振動装置500が長方形の形状を有する場合、1つ以上のホール137は、長方形の形状を有することができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
1つ以上のホール137は、振動部材100と振動装置500-1、500-2との間に配置され得る。これにより、1つ以上のホール137は、振動部材100と振動装置500-1、500-2との間に、ギャップ空間(GS)を設けることができる。これにより、図3に示した装置1と比較して、振動部材100と振動装置500との間のギャップ空間(GS)が、カバー部材130の背面部131の厚さとホール137の大きさに対応する体積(または空間)だけ拡張され得る。例えば、ギャップ空間(GS)は、エアギャップ、音圧発生空間、音響空間、音圧空間、響き部、響箱、音波伝搬経路、音響エネルギー入射部、または音響経路であり得、本明細書の実施例はこれに限定されない。
1つ以上のホール137は、振動部材100のバックライト113と振動装置500-1、500-2との間に配置され得る。これにより、1つ以上のホール137は、バックライト113と振動装置500-1、500-2との間に、ギャップ空間(GS)を設けることができる。例えば、1つ以上のホール137は、バックライト113の反射シート113bと振動装置500-1、500-2との間に、ギャップ空間(GS)を設けることができる。
振動装置500の第1および第2振動装置500-1、500-2のそれぞれは、1つ以上のホール137を覆うように支持部300の曲面部315に連結されるか、または付着されることにより、曲面部315の曲率によって事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態で振動することができるので、断面二次モーメントの増加または振動方向の一元化による効果を含み得る。
振動装置500の第1および第2振動装置500-1、500-2のそれぞれは、1つ以上のホール137を介して、振動部材100の背面と向かい合うか、または振動部材100の背面と直接に向かい合うことができる。例えば、第1および第2振動装置500-1、500-2のそれぞれは、1つ以上のホール137を介して、振動部材100の表示部材110のバックライト113と向かい合うか、またはバックライト113と直接に向かい合うことができる。例えば、第1および第2振動装置500-1、500-2のそれぞれは、1つ以上のホール137を介して、バックライト113の反射シート113bと向かい合うか、または反射シート113bと直接に向かい合うことができる。これにより、第1および第2振動装置500-1、500-2のそれぞれの駆動によって発生される音響(または音波)は、1つ以上のホール137またはギャップ空間(GS)を介して、振動部材100の表示部材110に直接に伝達され得る。例えば、第1および第2振動装置500-1、500-2のそれぞれの駆動によって発生される音響(または音波)は、1つ以上のホール137またはギャップ空間(GS)を介して、表示部材110のバックライト113に直接に伝達され得る。これにより、第1および第2振動装置500-1、500-2のそれぞれの振動が、表示部材110または振動部材100に効率的に伝達され得るので、表示部材110または振動部材100の振動によって発生される音響特性および/または音圧特性が向上され得る。例えば、第1および第2振動装置500-1、500-2のそれぞれは、駆動信号によって振動してギャップ空間(GS)に音響(または音波)を出力し、ギャップ空間(GS)の音響によるバックライト113の振動によって発生される音響が、音伝達空間(STS)に出力され、音伝達空間(STS)の音響による表示パネル111の振動によって音響および/またはハプティックフィードバックが発生され得る。
本明細書の第2実施例に係る装置2は、事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態で振動する振動装置500の断面二次モーメントが増加し、または振動装置500の振動方向が一元化されることによって、振動部材100の振動によって発生される音響特性および/または音圧特性が向上され得る。そして、本明細書の第2実施例に係る装置2は、振動部材100またはカバー部材130に形成された1つ以上のホール137を含むことにより、振動装置500の振動によって発生される音響(または音波)が、表示部材110に直接に伝達され得、これにより振動の伝達効率が増加することができ、振動部材100または表示部材110の振動によって発生される音響特性および/または音圧特性がさらに向上され得る。
図8は、本明細書の他の実施例に係る支持部とカバー部材を示す背面斜視図である。図8は、図7に示した支持部とカバー部材を変更したものである。
図6および図8を参照すると、本明細書の他の実施例に係る振動部材100の背面またはカバー部材130の背面部131は、第1領域100A1、第2領域100A2、および第3領域100A3を含み得る。例えば、振動部100の背面またはカバー部材130の背面部131は、第1方向(X)と平行な第1長さ(または横の長さ)を基準として、第1~第3領域100A1、100A2、100A3を含み得る。
第1領域100A1は、第1背面領域、左側領域、または背面左側領域であり得る。第2領域100A2は、第2背面領域、右側領域、または背面右側領域であり得る。第3領域100A3は、第1領域100A1と第2領域100A2との間の領域であり得る。例えば、第3領域100A3は、支持部材300の第1長さの中間ラインを含む中間領域であり得る。
支持部300は、振動部材100またはカバー部材130の背面部131の第1~第3領域100A1、100A2、100A3のそれぞれに配置された曲面部315を含み得る。例えば、支持部300は、第1~第3領域100A1、100A2、100A3のそれぞれに配置された曲面部315を有する第1~第3支持部310、320、330を含み得る。
第1~第3支持部310、320、330のそれぞれは、互いに同じ大きさと同じ形状を有するように、振動部材100の背面またはカバー部材130の背面部131に結合されるか、または連結され得る。第1~第3支持部310、320、330のそれぞれは、正方形の形状または長方形の形状を有することができる。第1~第3支持部310、320、330のそれぞれは、互いに同じ曲率を有することができ、第1~第3支持部310、320、330のそれぞれは、図3および図4を参照して説明したものと同一または実質的に同一であるため、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。
振動装置500は、第1~第3支持部310、320、330のそれぞれの曲面部315に配置された第1~第3振動装置を含み得る。第1~第3振動装置のそれぞれは、前述のように、曲面部315の曲率による事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態で振動することができるので、前述のように、断面二次モーメントの増加または振動方向の一元化による効果を含み得る。
振動部材100の背面またはカバー部材130は、第1~第3支持部310、320、330のうちの1つ以上に配置された振動装置500と重畳される1つ以上のホール137をさらに含み得る。例えば、1つ以上のホール137は、第3支持部330に配置された振動装置500と重畳されるようにカバー部材130の背面部131に構成され得る。1つ以上のホール137は、第3支持部330に配置された振動装置500と重畳されるようにカバー部材130の背面部131に形成されることを除いては、図6および図7で説明したものと同一または実質的に同一であるため、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。これにより、第3支持部330に配置された振動装置500の振動によって発生される音響(または音波)が、1つ以上のホール137を介して表示部材110の第3の領域100A3に直接に伝達され得、これにより振動の伝達効率が増加することができ、振動部材100または表示部材110の第3領域100A3の振動によって発生される低音域の音響特性および/または音圧特性がさらに向上され得る。
本明細書の実施例によると、第1~第3支持部310、320、330のそれぞれの曲面部315に配置された第1~第3振動装置のそれぞれは、同じ音域帯の音響を発生し、または出力するように構成され得る。これにより、本明細書の第2実施例に係る装置2は、第1~第3振動装置のそれぞれの振動による振動部材100の振動によって振動部材100の左側、右側、および真中側(または中央側)のそれぞれから出力される音響によって、立体音響を出力することができ、3チャンネルの音響出力特性を有することができる。
本明細書の他の実施例によると、第1~第3支持部310、320、330のそれぞれの曲面部315に配置された第1~第3振動装置のうちの1つ以上は、異なる音域帯の音響を発生し、または出力するように構成され得る。例えば、第3振動装置は、低音域帯の音響を発生し、または出力するように構成され、第1および第2振動装置のそれぞれは、第3振動装置より広い音域帯の音響を発生し、または出力するように構成され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。これにより、本明細書の第2実施例に係る装置2は、第1振動装置と第2振動装置のそれぞれの駆動による振動部材100の振動によって出力される左側音響と右側音響を介して、音響、例えばステレオ音響を構成することができ、第3振動装置の駆動による振動部材100の振動によって出力される低音域帯の音響によって、低音域帯の音響特性および/または音圧特性が向上され得る。
図9は、本明細書の他の実施例に係る支持部とカバー部材を示す背面斜視図である。図9は、図8に示した第1および第2支持部を変更したものである。
図6および図9を参照すると、本明細書の他の実施例に係る支持部300は、振動部材100またはカバー部材130の背面部131の第1~第3領域100A1、100A2、100A3のそれぞれに配置され、曲面部315を有する第1~第3支持部310、320、330を含み得る。
第1~第3支持部310、320、330のうちの1つ以上は、異なる大きさを有することができる。例えば、第1および第2支持部310、320の大きさは、第3支持部330よりも小さい大きさを有するように構成され得る。
第1および第2支持部310、320のそれぞれに配置される第1および第2振動装置のそれぞれは、第3支持部330に配置される第3振動装置よりも相対的に小さい大きさを有することができる。これにより、第1および第2振動装置のそれぞれは、高音域帯の音響を発生するように構成され得る。
図10は、本明細書の他の実施例に係る振動発生器を示す図面であり、図11は、図10に示した線II-II’の断面図であり、図12は、図11に示した振動部を示す斜視図である。図10~図12は、図1~図9を参照して説明した振動発生器の他の実施例を示す図である。
図10~図12を参照すると、本明細書の他の実施例に係る振動発生器510は、フレキシブル振動構造物、フレキシブル振動器、フレキシブル振動発生素子、フレキシブル振動発生器、フレキシブル音響器、フレキシブル音響素子、フレキシブル音響発生素子、フレキシブル音響発生器、フレキシブルアクチュエータ、フレキシブルスピーカ、フレキシブル型圧スピーカー、フィルムアクチュエータ、フィルム型圧電複合体アクチュエータ、フィルムスピーカー、フィルム型圧電スピーカー、またはフィルム型圧電複合体スピーカーなどで表すことができるが、本明細書の実施形態は、これに限定されない。
本明細書の他の実施例に係る振動発生器510は、振動部511を含み得る。振動部511は、振動層511a、第1電極層511b、および第2電極層511cを含み得る。
振動層511aは、圧電効果を含む圧電物質(または電気活性物質)を含み得る。例えば、圧電物質は、外力によって結晶構造に圧力またはねじれ現象が作用しながら陽(+)イオンと陰(-)イオンの相対的な位置の変化による誘電分極によって電位差が発生され、逆に印加される電圧による電界によって振動が発生される特性を有することができる。例えば、振動層511aは、圧電層、圧電物質層、電気活性層、圧電物質部、電気活性部、圧電構造物、圧電複合層、圧電複合体、または圧電セラミック複合体などで表現することができ、本明細書の実施例はこれに限定されない。振動層511aは、透明、半透明、または不透明な圧電物質からなることができる。振動層511aは、透明、半透明、または不透明であり得る。
本明細書の一実施例に係る振動層511aは、複数の第1部分511a1および複数の第2部分511a2を含み得る。例えば、複数の第1部分511a1および複数の第2部分511a2は、第1方向(X)(または第2方向(Y))に沿って交互に繰り返して配置され得る。例えば、第1方向(X)は、振動層511aの横方向であり得る。第2方向(Y)は、第1方向(X)と交差する振動層511aの縦方向であることができ、これに限定されず、第1方向(X)は、振動層511aの縦方向であり得、第2方向(Y)は、振動層511aの横方向であり得る。
複数の第1部分511a1のそれぞれは、無機物質部で構成され得る。無機物質部は、圧電効果を含む圧電物質、複合圧電物質、または電気活性物質を含み得る。
複数の第1部分511a1のそれぞれは、相対的に高い振動の構成が可能なセラミック系の物質で構成するか、またはペロブスカイト(perovskite)系の結晶構造を有する圧電セラミックで構成され得る。ペロブスカイト結晶構造は、圧電および逆圧電効果を有し、配向性を有する構造であり得る。ペロブスカイト結晶構造は、ABO3の化学式で表され、Aサイトは2価の金属元素からなり、Bサイトは4価の金属元素からなることができる。本明細書の一実施例として、ABO3の化学式で、AサイトおよびBサイトはカチオンであり得、Oはアニオンであり得る。例えば、複数の第1部分511a1のそれぞれは、PbTiO3、PbZrO3、PbZrTiO3、BaTiO3、およびSrTiO3のうちの少なくとも1つ以上を含み得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の他の実施例に係る振動層511aまたは第1部分511a1は、鉛(Pb)、ジルコニウム(Zr)、チタン(Ti)、亜鉛(Zn)、ニッケル(Ni)、およびニオブ(Nb)のうち1種以上を含み得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の他の実施例に係る振動層511aまたは第1部分511a1は、鉛(Pb)、ジルコニウム(Zr)、およびチタン(Ti)を含むPZT(lead zirconate titanate)系物質、または鉛(Pb)、ジルコニウム(Zr)、ニッケル(Ni)、およびニオブ(Nb)を含むPZNN(lead zirconate nickel niobate)系物質を含み得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。他の実施例では、振動層511aまたは第1部分511a1は、鉛(Pb)を含まないCaTiO3、BaTiO3、およびSrTiO3のうちの少なくとも1つ以上を含み得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例に係る複数の第1部分511a1のそれぞれは、複数の第2部分511a2の間に配置され、第1方向(X)(または第2方向(Y))と平行な第1幅(W1)を有しながら、第2方向(Y)(または第1方向(X))と平行の長さを有することができる。複数の第2部分511a2のそれぞれは、第1方向(X)(または第2方向(Y))と平行な第2幅(W2)を有しながら、第2方向(Y)(または第1方向(X))と平行な長さを有することができる。第1幅(W1)は、第2幅(W2)と同一または異なり得る。例えば、第1幅(W1)は、第2幅(W2)よりも大きいことがあり得る。例えば、第1部分511a1と第2部分511a2は、互いに同一または異なる大きさを有するライン形状またはストライプ形状を含み得る。したがって、振動層511aは、2-2振動モードの圧電特性を有する2-2複合体(composite)構造を有することにより、20kHz以下の共振周波数を有することができ、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、振動層511aの共振周波数は、形状、長さ、および厚さなど少なくとも1つ以上に基づいて変更され得る。
振動層511aで、複数の第1部分511a1と複数の第2部分511a2のそれぞれは、同一平面(または同一層)に互いに並んで配置(または配列)され得る。複数の第2部分511a2のそれぞれは、隣接する2つの第1部分511a1の間のギャップを埋めるように構成されることによって、隣接する第1部分511a1と連結されるか、または接着され得る。これにより、振動層511aは、第1部分511a1と第2部分511a2の側面結合(または連結)によって所望の大きさまたは長さに拡張され得る。
振動層511aで、複数の第2部分511a2のそれぞれの幅(W2)は、振動層511aまたは振動発生器510の中間部分から両縁部分(または両先端)の方にいくほど徐々に減少し得る。
本明細書の一実施例によると、複数の第2部分511a2のうちで最も大きな幅(W2)を有する第2部分511a2は、振動層511aまたは振動発生器510が上下方向(Z)(または厚さ方向)に振動するとき、最も大きな応力が集中され部分に位置することができる。複数の第2部分511a2のうちで最も小さい幅(W2)を有する第2部分511a2は、振動層511aまたは振動発生器510が上下方向(Z)に振動するとき、相対的に最も小さな応力が発生され部分に位置することができる。例えば、複数の第2部分511a2のうちで最も大きな幅(W2)を有する第2部分511a2は、振動層511aのうち間部分に配置され、複数の第2部分511a2のうちで最も小さい幅(W2)を有する第2部分511a2は、振動層511aの両縁部分に配置され得る。これにより、振動層511aまたは振動発生器510が上下方向(Z)に振動するとき、最も大きな応力が集中され部分で発生される音波の干渉または共振周波数の重畳が最小限に抑えされ得き、これによって低音域帯で発生する音圧の低下(dipping)現象か改善され得、低音域帯で音響特性の平坦度が改善され得る。例えば、音響特性の平坦度は、最高音圧と最低音圧の間の偏差の大きさであり得る。
振動層511aで、複数の第1部分511a1のそれぞれは、互いに異なる大きさ(または広さまたは幅)を有することができる。例えば、複数の第1部分511a1のそれぞれの大きさ(または広さまたは幅)は、振動層511aまたは振動発生器510の中間部分から両縁部分(または両先端)の方にいくほど段々に減少、または増加することができる。例えば、振動層511aは、互いに異なる大きさを有する複数の第1部分511a1のそれぞれの振動による様々な固有振動周波数によって音響の音圧特性が向上され得、音響の再生帯域が拡大され得る。
複数の第2部分511a2のそれぞれは、複数の第1部分511a1間に配置され得る。これにより、振動層511aまたは振動発生器510は、第2部分511a2によって第1部分511a1の単位格子内のリンクによる振動エネルギーが増加され得るので、振動特性が増加することができ、圧電特性と柔軟性が確保され得る。例えば、第2部分511a2は、エポキシ(epoxy)系ポリマー、アクリル(acrylic)系ポリマー、およびシリコーン(silicone)系ポリマーの1つ以上であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例に係る複数の第2部分511a2のそれぞれは、有機物質部で構成され得る。例えば、有機物質部は、無機物質部の間ごとに配置されることによって無機物質部(または第1部分)に印加される衝撃を吸収することができ、無機物質部に集中されるストレス(stress)をリリーシング(releasing)して振動層511aまたは振動発生器510の耐久性を向上させることができ、振動層511aまたは振動発生器510に柔軟性を提供することができる。これにより、振動発生器510は、柔軟性を有することにより、支持部の曲面部の形状とマッチングされる形状に曲げることができる。例えば、振動発生器510は、柔軟性を有することにより、支持部の曲面部の形状に沿って配置され得る。
第2部分511a2に構成される有機物質部は、第1部分511a1である無機物質部と比較して柔軟な特性を有する有機物質、有機ポリマー、有機圧電物質、または有機非圧電物質を含み得る。例えば、第2部分511a2は、柔軟性を有する接着部、伸縮部、曲げ部、ダンピング部、または軟性部などで表現することができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の実施例に係る振動層511aは、複数の第1部分511a1と第2部分511a2が同一平面上に配置(または連結)されることにより、単一の薄膜または単一の薄膜型であり得る。例えば、振動層511aは、複数の第1部分511a1が一側に連結された構造を有することができる。例えば、複数の第1部分511a1は、振動層511aの全体で連結された構造を有することができる。例えば、複数の第1部分511a1は、振動層511aの全体にわたって連結構造を有することができる。例えば、振動層511aは、振動特性を有する第1部分511a1によって上下方向に振動することができ、柔軟性を有する第2部分511a2によって曲面形状に曲げることができる。そして、本明細書の実施例に係る振動層511aにおいて、第1部分511a1の大きさおよび第2部分511a2の大きさは、振動層511aまたは振動発生器510に要求される圧電特性および柔軟性によって設定され得る。本明細書の一実施例として、柔軟性より圧電特性を要求とする振動層511aの場合、第1部分511a1の大きさは、第2部分511a2の大きさよりも大きく構成され得る。本明細書の他の実施例としては、圧電特性よりも柔軟性を要求とする振動層511aの場合、第2部分511a2の大きさは、第1部分511a1の大きさよりも大きく構成され得る。したがって、振動層511aの大きさが求められる特性によって調節され得るので、振動層511aの設計が容易であるという長所がある。
第1電極層511bは、振動層511aの第1面(または上面)に配置され得る。第1電極層511bは、複数の第1部分511a1のそれぞれの第1面と複数の第2部分511a2のそれぞれの第1面に共通して配置されるか、または結合され得、複数の第1部分511a1のそれぞれの第1面と電気的に連結され得る。例えば、第1電極層511b、振動層511aの第1面全体に配置された単一電極(または1つの電極)形状を有することができる。例えば、第1電極層511bは、振動層511aと同一または実質的に同一の形状を有することができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
第2電極層511cは、振動層511aの第1面とは異なる(または反対の)第2面(または背面)上に配置され得る。第2電極層511cは、複数の第1部分511a1のそれぞれの第2面と複数の第2部分511a2のそれぞれの第2面に共通して配置されるか、または結合され得る。例えば、第2電極層511cは、振動層511aの第2面全体に配置された単一電極(または1つの電極)形状を有することができる。例えば、第2電極層511cは、振動層511aと同一の形状を有することができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例に係る第1電極層511bおよび第2電極層511cのうちの1つ以上は、透明導電性物質、半透明導電性物質、または不透明導電性物質からなり得る。例えば、透明または半透明の導電性物質は、ITO(indium tin oxide)またはIZO(indium zinc oxide)を含むことができ、本明細書の実施例はこれに限定されない。不透明導電性物質は、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、金(Au)、銀(Ag)、モリブデン(Mo)、またはマグネシウム(Mg)などを含むか、またはこれらの合金からなり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
振動層511aは、一定の温度雰囲気または高温から常温に変化される温度雰囲気で、第1電極層511bと第2電極層511cに印加される一定の電圧によって分極化(または冶金(poling))され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、振動層511aは、外部から第1電極層511bと第2電極層511cに印加される音響信号(またはボイス信号または駆動信号)による逆圧電効果により収縮および/または膨張を交互に繰り返すことにより、振動することができる。例えば、振動層511aは、第1電極層511bと第2電極層511cに印加される音響信号によって垂直方向の振動および平面方向の振動により振動することができる。振動層511aは、平面方向の収縮および/または膨張によって振動部材の変位を増加させることができ、これにより振動部材の振動をより向上させることができる。
本明細書の第1実施例に係る振動発生器510は、第1カバー部材512および第2カバー部材513をさらに含み得る。
第1カバー部材512は、振動部511の第1面に配置され得る。例えば、第1カバー部材512は、第1電極層511bを覆うように構成され得る。したがって、第1カバー部材512は、第1電極層511bを保護することができる。
第2カバー部材513は、振動部511の第2面に配置され得る。例えば、第2カバー部材513は、第2電極層511cを覆うように構成され得る。したがって、第2カバー部材513は、第2電極層511cを保護することができる。
本明細書の一実施例に係る第1カバー部材512と第2カバー部材513のそれぞれは、プラスチック、繊維、布、紙、革、ゴム、および木材のうちの1つ以上の材質を含むことができ、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、第1カバー部材512と第2カバー部材513のそれぞれは、互いに同一または異なる材質を含み得る。例えば、第1カバー部材512と第2カバー部材513のそれぞれは、ポリイミド(Polyimide)フィルムまたはポリエチレンテレフタレート(Polyethylene terephthalate)フィルムであり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例に係る第1カバー部材512は、第1接着層514を介して、第1電極層511bに連結されるか、または結合され得る。例えば、第1カバー部材512は、第1接着層514を媒介とするフィルムラミネート工程により、第1電極層511bに連結されるか、または結合され得る。
本明細書の一実施例に係る第2カバー部材513は、第2接着層515を介して、第2電極層511cに連結されるか、または結合され得る。例えば、第2カバー部材513は、第2接着層515を媒介とするフィルムラミネート工程により、第2電極層511cに連結されるか、または結合され得る。例えば、第1カバー部材512と第2カバー部材513により、振動発生器510は、1つのフィルムで実現され得る。
第1接着層514は、第1電極層511bと第1カバー部材512との間に配置され得る。第2接着層515は、第2電極層511cと第2カバー部材513との間に配置され得る。例えば、第1接着層514と第2接着層515は、振動層511aと第1電極層511bおよび第2電極層511cを完全に囲むように、第1カバー部材512と第2カバー部材513との間に構成され得る。例えば、振動層511aと第1電極層511bおよび第2電極層511cは、第1接着層514と第2接着層515との間に埋め込まれるか、または内蔵され得る。
本明細書の実施例に係る第1接着層514と第2接着層515のそれぞれは、接着性を有しながら、圧縮と復元が可能な電気絶縁物質を含み得る。例えば、第1接着層514と第2接着層515のそれぞれは、エポキシ(epoxy)樹脂、アクリル(acrylic)樹脂、シリコーン(silicone)樹脂、またはウレタン(urethane)樹脂を含み得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例によると、第1カバー部材512および第2カバー部材513のうちのいずれかは、図3~図7に示すように、第1連結部材520を介してプレート530に結合される、プレート530と第2連結部材540を介して支持部300の湾曲部315に結合されるか、または付着され得る。
本明細書の一実施例に係る振動発生器510は、第1カバー部材512に配置された第1電源供給ライン(PL1)、第2カバー部材513に配置された第2電源ライン(PL2)、および第1電源供給ライン(PL1)と第2電源供給ライン(PL2)に電気的に連結されたパッド部516をさらに含み得る。
第1電源供給ライン(PL1)は、第1電極層511bと第1カバー部材512との間に配置され、第1電極層511bと電気的に連結され得る。第1電源供給ライン(PL1)は、第2方向(Y)に沿って長く延長され、第1電極層511bの中央部分と電気的に連結され得る。本明細書の実施例として、第1電源供給ライン(PL1)は、異方性導電フィルムを媒介として、第1電極層511bと電気的に連結され得る。本明細書の他の実施例として、第1電源供給ライン(PL1)は、第1接着層514に含有された導電性物質(または粒子)を介して第1電極層511bと電気的に連結され得る。
第2電源供給ライン(PL2)は、第2電極層511cと第2カバー部材513との間に配置され、第2電極層511cと電気的に連結され得る。第2電源供給ライン(PL2)は、第2方向(Y)に沿って長く延長され、第2電極層511cの中央部分と電気的に連結され得る。本明細書の実施例として、第2電源供給ライン(PL2)は、異方性導電フィルムを媒介として、第2電極層511cと電気的に連結され得る。本明細書の他の実施例として、第2電源供給ライン(PL2)は、第2接着層515に含有された導電性物質(または粒子)を介して第2電極層511cと電気的に連結され得る。
本明細書の一実施例によると、第1電源供給ライン(PL1)は、第2電源供給ライン(PL2)と重畳ならないように配置され得る。第1電源供給ライン(PL1)が第2電源供給ライン(PL2)と重畳ならないように配置された場合、第1電源供給ライン(PL1)と第2電源供給ライン(PL2)との間のショート不良の問題点が改善され得る。
パッド部516は、第1電源供給ライン(PL1)と第2電源供給ライン(PL2)のそれぞれの一側(または一端)と電気的に連結されるように、第1カバー部材512および第2カバー部材513のうちのいずれかの一側の縁部分に構成され得る。
本明細書の一実施例に係るパッド部516は、第1電源供給ライン(PL1)の一端と電気的に連結された第1パッド電極、および第2電源供給ライン(PL2)の一端と電気的に連結された第2パッド電極を含み得る。
第1パッド電極は、第1カバー部材512および第2カバー部材513のうちのいずれかの一側の縁部分に配置され、第1電源供給ライン(PL1)の一端に連結され得る。例えば、第1パッド電極は、第1カバー部材512および第2カバー部材513のうちのいずれかを貫通して第1電源供給ライン(PL1)の一端と電気的に連結され得る。
第2パッド電極は、第1パッド電極と並んで配置され、第2電源供給ライン(PL2)の一端に連結され得る。例えば、第2パッド電極は、第1カバー部材512および第2カバー部材513のうちのいずれかを貫通して第2電源供給ライン(PL2)の一端と電気的に連結され得る。
本明細書の一実施例によると、第1電源供給ライン(PL1)、第2電源供給ライン(PL2)、およびパッド部516のそれぞれは、透明、半透明、または不透明になるように構成され得る。
本明細書の一実施例に係るパッド部516は、信号ケーブル517と電気的に連結され得る。
信号ケーブル517は、振動発生器510に配置されたパッド部516と電気的に連結され、音響処理回路から提供される振動駆動信号(または音響信号またはボイス信号)を振動発生器510に供給することができる。本明細書の一実施例に係る信号ケーブル517は、パッド部516の第1パッド電極と電気的に連結された第1端子、およびパッド部516の第2パッド電極と電気的に連結された第2端子を含み得る。例えば、信号ケーブル517は、フレキシブルプリント回路ケーブル、フレキシブルフラットケーブル、片面フレキシブルプリント回路、片面フレキシブルプリント回路ボード、フレキシブル多層プリント回路、またはフレキシブル多層プリント回路ボードで構成され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
音響処理回路は、外部の音響データ発生回路部から供給される音響データに基づいて、第1振動駆動信号および第2振動駆動信号を含む交流形の振動駆動信号を発生することができる。第1振動駆動信号は、正極性(+)の振動駆動信号および負極性(-)の振動駆動信号のいずれかであり、第2振動駆動信号は、正極性(+)の振動駆動信号および負極性(-)の振動駆動信号のいずれかであり得る。例えば、第1振動駆動信号は、信号ケーブル517の第1端子とパッド部516の第1パッド電極および第1電源供給ライン(PL1)を介して、第1電極層511bに供給され得る。第2振動駆動信号は、信号ケーブル517の第2端子とパッド部516の第2パッド電極および第2電源供給ライン(PL2)を介して、第2電極層511cに供給され得る。
本明細書の一実施例によると、信号ケーブル517は、透明、半透明、または不透明になるように構成され得る
本明細書の他の実施例に係る振動発生器510は、圧電特性を有する第1部分511a1と柔軟性を有する第2部分511a2とが交互に繰り返し連結されることにより、薄いフィルムまたは薄いフィルム型に実現され得る。これにより、振動発生器510は、支持部の曲面部または振動部材の形状に対応する形状に曲げることができる。例えば、振動発生器510は、連結部材を介して、様々な曲面部を含む振動部材に連結されるか、または結合されるとき、振動部材の曲面部の形状に沿って曲面形状に曲げられ得、曲面形状に曲げられても損傷または破損などの信頼性が低下しない。また、本明細書の他の実施例に係る振動発生器510は、柔軟性を有する第2部分511a2により、振動幅(または変位幅)が増加され得、これにより、振動部材の振動によって発生される低音域帯での音響特性および/または音圧特性が向上され得る。
図13は、図12に示した振動部の他の実施例を示す斜視図である。
図13を参照すると、本明細書の他の実施例に係る振動層511aは、第1方向(X)と第2方向(Y)に沿って互いに離隔された複数の第1部分511a1、および複数の第1部分511a1との間に配置された第2部分511a2を含み得る。
複数の第1部分511a1のそれぞれは、第1方向(X)と第2方向(Y)のそれぞれに沿って互いに離隔されるように配置され得る。例えば、複数の第1部分511a1それぞれは、互いに同じ大きさを有する六面体態を有しながら格子の形態に配置され得る。複数の第1部分511a1のそれぞれは、図10~図12を参照して説明した第1部分511a1と同一または実質的に同じ圧電物質からなり得るので、これについては同一の図面符号を付与し、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。
第2部分511a2は、第1方向(X)と第2方向(Y)のそれぞれに沿って複数の第1部分511a1間に配置され得る。第2部分511a2は、隣接した2つの第1部分511a1間のギャップを埋めるか、複数の第1部分511a1のそれぞれを囲むように構成されることによって、隣接した第1部分511a1と連結されるか、または接着され得る。本明細書の一実施例によると、第1方向(X)に沿って隣接した2つの第1部分511a1間に配置された第2部分511a2の幅(W4)は、第1部分511a1の幅(W3)と同じか異なっていて、第2方向(Y)に沿って隣接する2つの第1部分511a1間に配置された第2部分511a2の幅(W4)は、第1部分511a1の幅(W3)と同じか異なることができる。複数の第2部分511a2は、図10~図12を参照して説明した第2部分511a2と同一または実質的に同じ有機物質からなり得るので、これについては同一の図面符号を付与し、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。
本明細書の他の実施例に係る振動層511aは、1-3振動モードの圧電特性を有する1-3複合体構造を含むことにより、30MHz以下の共振周波数を有することができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、振動層511aの共振周波数は、形状、長さ、および厚さなど少なくとも1つ以上に基づいて変更され得る。
図14は、図12に示した振動部の他の実施例を示す斜視図である。
図14を参照すると、本明細書の他の実施例に係る振動層511aは、第1方向(X)と第2方向(Y)に沿って互いに離隔された複数の第1部分511a1、および複数の第1部分511a1との間に配置された第2部分511a2を含み得る。
複数の第1部分511a1のそれぞれは、円の形状の平面構造を有することができる。例えば、複数の第1部分511a1のそれぞれは、円板の形状を有することができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、複数の第1部分511a1のそれぞれは、楕円形状、多角形状、またはドーナツ形状などを含む点形状を有することができる。複数の第1部分511a1のそれぞれは、図10~図12を参照して説明した第1部分511a1と同一または実質的に同じ圧電物質からなり得るので、これについては同一の図面符号を付与し、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。
第2部分511a2は、第1方向(X)と第2方向(Y)のそれぞれに沿って複数の第1部分511a1間に配置され得る。第2部分511a2は、複数の第1部分511a1のそれぞれを囲むように構成されることによって、複数の第1部分511a1のそれぞれの側面と連結されるか、または接着され得る。複数の第1部分511a1と第2部分511a2のそれぞれは、同一平面(または同じ層)に互いに並んで配置(または配列)され得る。例えば、第2部分511a2は、図10~図12を参照して説明した第2部分511a2と同一または実質的に同じ有機物質からなり得るので、これについては同一の図面符号を付与し、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。
図15は、図12に示した振動部の他の実施例を示す斜視図である。
図15を参照すると、本明細書の他の実施例に係る振動層511aは、第1方向(X)と第2方向(Y)に沿って互いに離隔された複数の第1部分511a1、および複数の第1部分511a1との間に配置された第2部分511a2を含み得る。
複数の第1部分511a1のそれぞれは、三角の形状の平面構造を有することができる。例えば、複数の第1部分511a1のそれぞれは、三角板の形状を有することができる。複数の第1部分511a1のそれぞれは、図10~図12を参照して説明した第1部分511a1と同一または実質的に同じ圧電物質からなり得るので、これについては同一の図面符号を付与し、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。
本明細書の一実施例によると、複数の第1部分511a1のうちの隣接した4つの第1部分511a1は、四角の形状(または正四角の形状)をなすように隣接して配置され得る。四角の形状をなす隣接した4つの第1部分511a1のそれぞれの頂点は、四角の形状の中央部(または真中部)に隣接して配置され得る。
第2部分511a2は、第1方向(X)と第2方向(Y)のそれぞれに沿って複数の第1部分511a1間に配置され得る。第2部分511a2は、複数の第1部分511a1のそれぞれを囲むように構成されることによって、複数の第1部分511a1のそれぞれの側面と連結されるか、または接着され得る。複数の第1部分511a1と第2部分511a2のそれぞれは、同一平面(または同じ層)に互いに並んで配置(または配列)され得る。例えば、第2部分511a2は、図10~図12を参照して説明した第2部分511a2と同一または実質的に同じ有機物質からなり得るので、これについては同一の図面符号を付与し、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。
本明細書の他の実施例によると、三角形状を有する複数の第1部分511a1のうちの隣接する2N(Nは、2以上の自然数)個の第1部分511a1は、2N角形状をなすように隣接して配置され得る。例えば、複数の第1部分511a1のうちの隣接した6つの第1部分511a1は、六角の形状(または正六角の形状)をなすように隣接して配置され得る。六角の形状をなす隣接した6つの第1部分511a1のそれぞれの頂点は、六角の形状の中央部(または真中部)に隣接して配置され得る。第2部分511a2は、複数の第1部分511a1のそれぞれを囲むように構成されることによって、複数の第1部分511a1のそれぞれの側面と連結されるか、または接着され得る。複数の第1部分511a1と第2部分511a2のそれぞれは、同一平面(または同じ層)に互いに並んで配置(または配列)され得る。
図16は、本明細書の他の実施例に係る振動発生器を示す図であり、図17は、図16に示した線III-III’の断面図である。図16および図17は、図1~図9を参照して説明した振動発生器の他の実施例を示す図である。
図16および図17を参照すると、本明細書の他の実施例に係る振動発生器510は、第1および第2振動部511-1、511-2を含み得る。
第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれは、第1方向(X)に沿って互いに離隔しながら電気的に分離配置され得る。第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれは、圧電効果によって収縮および/または膨張を交互にまたは繰り返すことにより、振動することができる。例えば、第1および第2振動部511-1、511-2は、第1方向(X)に沿って一定の間隔(D1)で配置されるか、またはタイリングされ得る。これにより、第1および第2振動部511-1、511-2がタイリングされた振動発生器510は、振動アレイ、振動アレイ部、振動モジュールアレイ部、振動アレイ構造物、タイリング振動アレイ、タイリング振動アレイモジュール、またはタイリング振動フィルムであり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の実施例に係る第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれは、四角の形状を有することができる。例えば、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれは、5cm以上の幅を有する四角の形状を有することができる。例えば、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれは、5cm×5cm以上の大きさ。
第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれは、同一平面上に配置されるか、またはタイリングされることにより、振動発生器510は、相対的小さい大きさを有する第1および第2振動部511-1、511-2のタイリングによって大面積化され得る。
第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれは、一定の間隔(D1)で配置されるか、またはタイリングされることによって、独立して駆動せず、完全な1つの単一体の形態で駆動される1つの振動装置(または単一振動装置)として実現され得る。本明細書の一実施例によると、第1方向(X)を基準に、第1および第2振動部511-1、511-2の間の第1離隔距離(D1)は、0.1mm以上3cm未満であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の実施例によると、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれは、0.1mm以上3cm未満の第1離隔距離(または間隔)(D1)を有するように配置されるか、またはタイリングされることにより、1つの振動装置として駆動され得、第1および第2振動部511-1、511-2の単一体振動に連動されて発生される音響の再生帯域および音響の音圧特性のそれぞれが増加され得る。例えば、第1および第2振動部511-1、511-2の単一体振動に連動されて発生される音響の再生帯域を増加させ、低音域帯音響、例えば、500Hz以下での音圧特性を増加させるために、第1および第2振動部511-1、511-2は、0.1mm以上5mm未満の第1離隔距離(または間隔)(D1)で配置され得る。
本明細書の一実施例によると、第1および第2振動部511-1、511-2が0.1mm未満の第1離隔距離(または間隔)(D1)、または第1離隔距離(D1)なしに配置されるとき、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの振動時に互いの間の物理的な接触によるクラックの発生または破損によって、第1および第2振動部511-1、511-2または振動発生器510の信頼性が低下され得る。
本明細書の一実施例によると、第1および第2振動部511-1、511-2が3cm以上の第1離隔距離(D1)で配置されるとき、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの独立した振動によって、第1および第2振動部511-1、511-2が1つの振動装置として駆動されないことがあり得る。これにより、第1および第2振動部511-1、511-2の振動によって発生される音響の再生帯域および音響の音圧特性が低下され得る。例えば、第1および第2振動部511-1、511-2が3cm以上の第1離隔距離(D1)で配置されるとき、低音域帯、例えば、500Hz以下での音響特性と音圧特性のそれぞれが低下され得る。
本明細書の一実施例によると、第1および第2振動部511-1、511-2が5mmの第1離隔距離(D1)で配置されるとき、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれが1つの振動装置として駆動されないため、低音域帯、例えば、200Hz以下で音響特性と音圧特性のそれぞれが低下され得る。
本明細書の他の実施例によると、第1および第2振動部511-1、511-2が1mmの第1離隔距離(D1)で配置されるとき、第1および第2振動部511-1、511-2が1つの振動装置として振動されることにより、音響の再生帯域が増加して低音域帯の音響、例えば、500Hz以下での音圧特性が増加され得る。例えば、第1および第2振動部511-1、511-2が1mmの第1離隔距離(D1)で配置されるとき、振動発生器510は、第1および第2振動部511-1、511-2間の離隔距離が最適化されることによる大面積化された振動体で実現され得る。これにより、第1および第2振動部511-1、511-2の単一体振動による大面積の振動体として駆動することができ、これにより、振動発生器510の大面積の振動に連動されて発生される音響の再生帯域と低音域帯の音響特性および音圧特性のそれぞれが増加されるが、または向上され得る。
したがって、第1および第2振動部511-1、511-2の単一体振動(または1つの振動装置)を実現するために、第1および第2振動部511-1、511-2間の第1離隔距離(D1)は、0.1mm以上3cm未満に設定され得る。また、第1および第2振動部511-1、511-2の単一体振動(または1つの振動装置)を実現して、低音域帯の音響の音圧特性を増加させるために、第1および第2振動部511-1、511-2間の第1離隔距離(D1)は、0.1mm以上5mm未満に設定され得る。
本明細書の一実施例に係る第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれは、振動層511a、第1電極層511b、および第2電極層511cを含み得る。
第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの振動層511aは、圧電効果を含む圧電物質(または電気活性物質)を含み得る。例えば、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの振動層511aは、図12~図15を参照して説明した振動層511aのうちのいずれかと同一または実質的に同様に構成されるので、これについては同一の図面符号を付与し、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。
本明細書の一実施例によると、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれは、図12~図15を参照して説明した振動部511のうちのいずれかの振動部511を含むか、または互いに異なる振動部511を含み得る。
第1電極層511bは、振動層511aの第1面に配置され、振動層511aの第1面と電気的に連結され得る。第1電極層511bは、図11および図12を参照して説明した第1電極層511bと同一または実質的に同じであるので、これについては同一の図面符号を付与し、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。
第2電極層511cは、振動層511aの第2面に配置され、振動層511aの第2面と電気的に連結され得る。第2電極層511c は、図11および図12を参照して説明した第2電極層511cと同一または実質的に同じであるので、これについては同一の図面符号を付与し、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。
本明細書の他の実施例に係る振動発生器510は、第1カバー部材512および第2カバー部材513をさらに含み得る。
第1カバー部材512は、振動発生器510の第1面に配置され得る。例えば、第1カバー部材512は、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第1面に配置された第1電極層511bを覆うことにより、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第1面に共通して連結されるか、または第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第1面を共通に支持することができる。これにより、第1カバー部材512は、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第1面または第1電極層511bを保護することができる。
第2カバー部材513は、振動発生器510の第2面に配置され得る。例えば、第2カバー部材513は、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第2面に配置された第2電極層511cを覆うことにより、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第2面に共通して連結されるか、または第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第2面を共通に支持することができる。これにより、第2カバー部材513は、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第2面または第2電極層511cを保護することができる。
本明細書の一実施例に係る第1カバー部材512と第2カバー部材513のそれぞれは、プラスチック、繊維、革、木材、布、ゴム、および紙のうちの1つ以上を含み得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、第1カバー部材512と第2カバー部材513のそれぞれは、互いに同一または異なる材質を含み得る。例えば、第1カバー部材512と第2カバー部材513のそれぞれは、ポリイミド(Polyimide)フィルムまたはポリエチレンテレフタレート(Polyethylene terephthalate)フィルムであり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例に係る第1カバー部材512は、第1接着層514を介して、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第1面に配置され得る。例えば、第1カバー部材512は、第1接着層514を媒介とするフィルムラミネート工程により、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第1面に直接に配置され得る。したがって、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれは、第1離隔距離(D1)を有するように、第1カバー部材512に一体化(または配置)されるか、またはタイリングされ得る。
本明細書の一実施例に係る第2カバー部材513は、第2接着層515を介して、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第2面に配置され得る。例えば、第2カバー部材513は、第2接着層515を媒介とするフィルムラミネート工程により、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第2面に直接に配置され得る。したがって、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれは、第1離隔距離(D1)を有するように、第2カバー部材513に一体化(または配置)されるか、またはタイリングされ得る。例えば、第1カバー部材512と第2カバー部材513により、振動発生器510は、1つのフィルムで実現され得る。
第1接着層514は、第1および第2振動部511-1、511-2の間に配置され、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第1面に配置され得る。例えば、第1接着層514は、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第1面と向き合う第1カバー部材512の背面(または内部面)に形成されて、第1および第2振動部511-1、511-2の間に充填され、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第1面と第1カバー部材512との間に充填され得る。
第2接着層515は、第1および第2振動部511-1、511-2の間に配置され、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第2面に配置され得る。例えば、第2接着層515は、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第2面と向き合う第2カバー部材513の前面(または内部面)に形成されて、第1および第2振動部511-1、511-2の間に充填され、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第2面と第2カバー部材513との間に充填され得る。
第1および第2接着層514、515は、第1および第2振動部511-1、511-2の間で相互に連結されるか、または結合され得る。これにより、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれは、第1および第2接着層514、515によって囲まれ得る。例えば、第1および第2接着層514、515は、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれを完全に囲むように、第1カバー部材512と第2カバー部材513との間に構成され得る。例えば、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれは、第1接着層514と第2接着層515との間に埋め込まれるか、または内蔵され得る。
本明細書の一実施例に係る第1および第2接着層514、515のそれぞれは、接着性を有しながら、圧縮と復元が可能な電気絶縁物質を含み得る。例えば、第1および第2接着層514、515のそれぞれは、エポキシ(epoxy)樹脂、アクリル(acrylic)樹脂、シリコーン(silicone)樹脂、またはウレタン(urethane)樹脂を含み得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、第1および第2接着層514、515のそれぞれは、透明、半透明、または不透明になるように構成され得る。
本明細書の他の実施例に係る振動発生器510は、第1カバー部材512に配置された第1電源供給ライン(PL1)、第2カバー部材513に配置された第2電源ライン(PL2)、および第1電源供給ライン(PL1)と第2電源供給ライン(PL2)に電気的に連結されたパッド部518をさらに含み得る。
第1電源供給ライン(PL1)は、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第1面と向き合う第1カバー部材512の背面に配置され得る。第1電源供給ライン(PL1)は、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第1電極層511bと連結されるか、または電気的に連結され得る。例えば、第1電源供給ライン(PL1)は、異方性導電フィルムまたは第1接着層514に含有された導電性物質(または粒子)を介して、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第1電極層511bと電気的に連結され得る。
本明細書の一実施例に係る第1電源供給ライン(PL1)は、第2方向(Y)に沿って配置された第1および第2上部電源ライン(PL11、PL12)を含み得る。例えば、第1上部電源ライン(PL11)は、第1振動部511-1の第1電極層511bと連結されるか、または電気的に直接に連結され得る。第2上部電源ライン(PL12)は、第2振動部511-2の第1電極層511bと連結されるか、または電気的に直接に連結され得る。
第2電源供給ライン(PL2)は、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第2面と向き合う第2カバー部材513の前面に配置され得る。第2電源供給ライン(PL2)は、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第2電極層511cと連結されるか、または電気的に連結され得る。例えば、第2電源供給ライン(PL2)は、異方性導電フィルムまたは第2接着層515に含有された導電性物質(または粒子)を介して、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第2電極層511cと電気的に連結され得る。
本明細書の一実施例に係る第2電源供給ライン(PL2)は、第2方向(Y)に沿って配置された第1および第2下部電源ライン(PL21、PL22)を含み得る。例えば、第1下部電源ライン(PL21)は、第1振動部511-1の第2電極層511cと連結されるか、または電気的に直接に連結され得る。例えば、第1下部電源ライン(PL21)は、第1上部電源ライン(PL11)と重畳ならないように配置され得る。第1下部電源ライン(PL21)が第1上部電源ライン(PL11)と重畳ならないように配置された場合、第1電源供給ライン(PL1)と第2電源供給ライン(PL2)との間のショート不良の問題点が改善され得る。第2下部電源ライン(PL22)は、第2振動部511-2の第2電極層511cと連結されるか、または電気的に直接に連結され得る。例えば、第2下部電源ライン(PL22)は、第2上部電源ライン(PL12)と重畳ならないように配置され得る。第2下部電源ライン(PL22)が第2上部電源ライン(PL12)と重畳ならないように配置された場合、第1電源供給ライン(PL1)と第2電源供給ライン(PL2)との間のショート不良の問題点が改善され得る。
パッド部518は、第1電源供給ライン(PL1)と第2電源供給ライン(PL2)のそれぞれの一側(または一端)と電気的に連結されるように、第1カバー部材512および第2カバー部材513のうちのいずれかの一側の縁部分に構成され得る。
本明細書の一実施例に係るパッド部518は、第1電源供給ライン(PL1)の一端と電気的に連結された第1パッド電極、および第2電源供給ライン(PL2)の一端と電気的に連結された第2パッド電極を含み得る。
第1パッド電極は、第1電源供給ライン(PL1)の第1および第2上部電源ライン(PL11、PL12)のそれぞれの一端に共通して連結され得る。例えば、第1および第2上部電源ライン(PL11、PL12)のそれぞれの一端は、第1パッド電極から分岐され得る。第2パッド電極は、第2電源供給ライン(PL2)の第1および第2下部電源ライン(PL21、PL22)のそれぞれの一端に共通して連結され得る。例えば、第1および第2下部電源ライン(PL21、PL22)のそれぞれの一端は、第2パッド電極から分岐され得る。
本明細書の他の実施例に係る振動発生器510は、信号ケーブル519をさらに含み得る。
信号ケーブル519は、振動発生器510に配置されたパッド部518と電気的に連結され、音響処理回路から提供される振動駆動信号(または音響信号)を振動発生器510に供給することができる。本明細書の一実施例に係る信号ケーブル519は、パッド部518の第1パッド電極と電気的に連結された第1端子、およびパッド部518の第2パッド電極と電気的に連結された第2端子を含み得る。例えば、信号ケーブル519は、フレキシブルプリント回路ケーブル、フレキシブルフラットケーブル、片面フレキシブルプリント回路、片面フレキシブルプリント回路ボード、フレキシブル多層プリント回路、またはフレキシブル多層プリント回路ボードで構成され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
音響処理回路は、音響データに基づいて、第1振動駆動信号および第2振動駆動信号を含む交流形の振動駆動信号を発生することができる。第1振動駆動信号は、正極性(+)の振動駆動信号および負極性(-)の振動駆動信号のいずれかであり、第2振動駆動信号は、正極性(+)の振動駆動信号および負極性(-)の振動駆動信号のいずれかであり得る。例えば、第1振動駆動信号は、信号ケーブル519の第1端子とパッド部518の第1パッド電極および第1電源供給ライン(PL1)を介して、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第1電極層511bに供給され得る。第2振動駆動信号は、信号ケーブル519の第2端子とパッド部518の第2パッド電極および第2電源供給ライン(PL2)を介して、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれの第2電極層511cに供給され得る。
本明細書の他の実施例に係る振動発生器510は、図10~図15を参照して説明した振動発生器510と同じ方式で、薄いフィルムまたは薄いフィルム型で構成され得、これにより、振動部材または振動対象物の形状に対応する形状に曲げることができ、様々な曲面部を含む振動部材を容易に振動させることができ、振動部材の振動によって発生される低音域帯での音響特性および/または音圧特性が向上され得る。そして、本明細書の他の実施例に係る振動発生器510は、独立して駆動せずに、1つの単一の振動体として実現されるように第1離隔距離(D1)で配列(またはタイリング)された第1および第2振動部511-1、511-2を含むことにより、第1および第2振動発生部511-1、511-2の単一体振動による大面積振動体として駆動され得る。
図18は、本明細書の他の実施例に係る振動発生器を示す図である。図18は、図16および図17に示した振動発生器に4つの振動部を構成したものである。したがって、以下では、4つの振動部とそれに関連された構成以外の残りの同一または類似の構成については同一の図面の符号を付与し、これに対する重複する説明は、省略するか、または簡略にすることができる。図18に示した線III-III’の断面は、図17に図示される。
図17および図18を参照すると、本明細書の他の実施例に係る振動発生器510は、複数の振動部511-1、511-2、511-3、511-4を含み得る。
複数の振動部511-1、511-2、511-3、511-4のそれぞれは、第1方向(X)および第2方向(Y)のそれぞれに沿って、互いに離隔しながら電気的に分離配置され得る。例えば、複数の振動部511-1、511-2、511-3、511-4のそれぞれは、同一平面上にi×jの形態で配置またはタイリングされることにより、振動発生器510は、相対的に小さい大きさを有する複数の振動部511-1、511-2、511-3、511-4のタイリングによって大面積化され得る。例えば、iは、第1方向(X)に沿って配置された振動部の数で、2以上の自然数であり、jは、第2方向(Y)に沿って配置された振動部の数で、iと等しいかまたは異なる2以上の自然数であり得る。例えば、複数の振動部511-1、511-2、511-3、511-4のそれぞれは、2×2の形態で配置されるか、またはタイリングされ得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。以下の説明では、振動発生器510が、第1~第4振動部511-1、511-2、511-3、511-4を含むものと仮定して説明する。
本明細書の一実施例によると、第1および第2振動部511-1、511-2は、第1方向(X)に沿って互いに離隔され得る。第3および第4振動部511-3、511-4は、第1方向(X)に沿って互いに離隔しながら第2方向(Y)に沿って、第1および第2振動部511-1、511-2のそれぞれから離隔され得る。第1および第3振動部511-1、511-3は、互いに向かい合って第2方向(Y)に沿って互いに離隔され得る。第2および第4振動部511-2、511-4は、互いに向かい合って第2方向(Y)に沿って互いに離隔され得る。
第1~第4振動部511-1、511-2、511-3、511-4は、第1カバー部材512と第2カバー部材513との間に配置され得る。例えば、第1カバー部材512と第2カバー部材513のそれぞれは、第1~第4振動部511-1、511-2、511-3、511-4を連結するか、または共通して支持することにより、第1~第4振動部511-1、511-2、511-3、511-4を1つの振動装置(または単一の振動装置)として駆動させる役割をすることができる。例えば、第1~第4振動部511-1、511-2、511-3、511-4は、カバー部材512、513に一定の間隔(D1、D2)でタイリングすることによって、1つの振動装置(または単一の振動装置)として駆動され得る。
本明細書の一実施例によると、図30と図31を参照して説明したように、第1~第4振動部511-1、511-2、511-3、511-4は、完全な単一体振動または大面積の振動のために、第1方向(X)および第2方向(Y)のそれぞれに沿って0.1mm以上3cm未満の間隔(D1、D2)で配置(またはタイリング)され得、0.1mm以上5mm未満の間隔(D1、D2)で配置(またはタイリング)され得る。
第1~第4振動部511-1、511-2、511-3、511-4のそれぞれは、振動層511a、第1電極層51b、および第2電極層511cを含み得る。
第1~第4振動部511-1、511-2、511-3、511-4のそれぞれの振動層511aは、圧電効果を含む圧電物質(または電気活性物質)を含み得る。第1~第4振動部511-1、511-2、511-3、511-4のそれぞれの振動層511aは、図12~図15を参照して説明した振動層511aのうちのいずれかと同一または実質的に同様に構成されるので、これについては同一の図面符号を付与し、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。
本明細書の一実施例によると、第1~第4振動部511-1、511-2、511-3、511-4のそれぞれは、図26~図29を参照して説明した振動層511aのうちのいずれかの振動層511aを含むか、または互いに異なる振動層511aを含み得る。本明細書の他の実施例によると、第1~第4振動部511-1、511-2、511-3、511-4のうちの1つ以上は、図12~図15を参照して説明した振動層511aのうちの異なる振動層511aを含み得る。
第1電極層511bは、対応する振動層511aの第1面に配置され、振動層511aの第1面と電気的に連結され得る。第1電極層511bは、図11および図12を参照して説明した第1電極層511bと同一または実質的に同じであるので、これについては同一の図面符号を付与し、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。
第2電極層511cは、振動層511aの第2面に配置され、振動層511aの第2面と電気的に連結され得る。第2電極層511cは、図11および図12を参照して説明した第2電極層511cと同一または実質的に同じであるので、これについては同一の図面符号を付与し、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。
本明細書の一実施例によると、第1および第2接着層514、515は、第1~第4振動部511-1、511-2、511-3、511-4の間で互いに連結されるか、または互いに結合され得る。これにより、第1~第4振動部511-1、511-2、511-3、511-4のそれぞれは、第1および第2接着層514、515によって囲まれ得る。例えば、第1および第2接着層514、515は、第1~第4振動部511-1、511-2、511-3、511-4のそれぞれを完全に囲むように、第1カバー部材512と第2カバー部材513との間に構成され得る。例えば、第1~第4振動部511-1、511-2、511-3、511-4のそれぞれは、第1接着層514と第2接着層515との間に埋め込まれるか、または内蔵され得る。
本明細書の他の実施例に係る振動発生器510は、第1電源供給ライン(PL1)、第2電源供給ライン(PL2)、およびパッド部518をさらに含み得る。
第1電源供給ライン(PL1)および第2電源供給ライン(PL2)のそれぞれは、第1~第4振動部511-1、511-2、511-3、511-4との電気的な連結構造を除いて、図16および図17を参照して説明した第1電源供給ライン(PL1)および第2電源供給ライン(PL2)のそれぞれと同一または実質的に同じであるので、以下の説明では、第1電源供給ライン(PL1)と第2電源供給ライン(PL2)のそれぞれと第1~第4振動部511-1、511-2、511-3、511-4との電気的な連結構造についてのみ簡単に説明する。
本明細書の一実施例に係る第1電源供給ライン(PL1)は、第2方向(Y)に沿って配置された第1および第2上部電源供給ライン(PL11、PL12)を含み得る。例えば、第1上部電源供給ライン(PL11)は、第1~第4振動部511-1、511-2、511-3、511-4のうちの第2方向(Y)と平行な第1列に配置された第1および第3振動発生部511-1、511-3のそれぞれの第1電極層511bと電気的に連結され得る。第2上部電源供給ライン(PL12)は、第1~第4振動部511-1、511-2、511-3、511-4のうちの第2方向(Y)と平行な第2列に配置された第2および第4振動部511-2、511-4のそれぞれの第1電極層511bと電気的に連結され得る。
本明細書の一実施例に係る第2電源供給ライン(PL2)は、第2方向(Y)に沿って配置された第1および第2下部電源供給ライン(PL21、PL22)を含み得る。例えば、第1下部電源供給ライン(PL21)は、第1~第4振動部511-1、511-2、511-3、511-4のうちの第2方向(Y)と平行な第1列に配置された第1および第3振動発生部511-1、511-3のそれぞれの第2電極層511cと電気的に連結され得る。第2下部電源供給ライン(PL22)は、第1~第4振動部511-1、511-2、511-3、511-4のうちの第2方向(Y)と平行な第2列に配置された第2および第4振動部511-2、511-4のそれぞれの第2電極層511cと電気的に連結され得る。
パッド部518は、第1電源供給ライン(PL1)および第2電源供給ライン(PL2)のそれぞれの一側(または一端)と電気的に連結されるように、第1カバー部材512および第2カバー部材513のうちのいずれかの一側縁部分に構成され得る。パッド部518は、図16および図17を参照して説明したパッド部518と同一または実質的に同じであるので、これについては同一の図面符号を付与し、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。
本明細書の他の実施例に係る振動発生器510は、図16および図17を参照して説明した振動発生器510と同様の効果を有するので、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。
図19は、本明細書の他の実施例に係る振動発生器を示す図であり、図20は、図19に示した線IV-IV’の断面図である。図19および図20は、図1~図10を参照して説明した振動発生器の他の実施例を示す図である。
図19よび図20を参照すると、本明細書の他の実施例に係る振動発生器510は、複数の振動発生部510A、510B、および中間部材510mを含み得る。例えば、本明細書の他の実施例に係る振動発生器510は、第1振動発生部510A、第2振動発生部510B、および第1振動発生部510Aと第2振動発生部510Bとの間にある中間部材510mを含み得る。
複数の振動発生部(または第1および第2振動発生部)510A、510Bは、振動発生器510の振幅変位および/または振動部材の振幅変位を最大化するために、互いに同じ方向に変位(または駆動または振動)されるように、互いに重ねられた、または積層され得る。複数の振動発生部(または第1および第2振動発生部)510A、510Bのそれぞれの一側(または端部分、または先端、または外側面、または各角部分)は、第3方向(Z)に沿って延長された仮想の延長線(VL)に整列されるか、または仮想の延長線(VL)に位置することができる。例えば、第1振動発生部510Aは、第2振動発生部510Bの正面または背面に配置され得る。
複数の振動発生部(または第1および第2振動発生部)510A、510Bのそれぞれは、図10~図18を参照して説明した振動発生器510のうちのいずれかであるため、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。
複数の振動発生部510A、510Bは、振動層511aの分極方向に基づいて、互いに同じ方向に変位(または駆動または振動)されるように、互いに重ねられた、または積層され得る。例えば、第1および第2振動発生部510A、510Bのそれぞれの振動層511aが、同じ分極方向を有する場合、第2振動発生部510Bは、第1振動発生部510Aの正面または背面に配置され得る。例えば、第1および第2振動発生部510A、510Bのそれぞれの振動層511aが、互いに反対の分極方向を有する場合、第2振動発生部510Bは、上下反転された形状で第1振動発生部510Aの正面または背面に配置され得る。
中間部材510mは、複数の振動発生部510A、510Bの間に配置されるか、または介在され得る。例えば、中間部材510mは、第1振動発生部510Aの第2カバー部材513と第2振動発生部510Bの第1カバー部材512との間に配置され得る。例えば、中間部材510mは、上下に重なった第1振動発生部510Aおよび第2振動発生部510Bのそれぞれに対して、相対的に強い密着力または接着力を有する接着層を含む接着材質で構成され得る。
本明細書の一実施例に係る中間部材510mは、フォームパッド、両面フォームパッド、両面テープ、または接着剤などを含むことができ、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、中間部材510mの接着層は、エポキシ(epoxy)、アクリル(acrylic)、シリコーン(silicone)、またはウレタン(urethane)系を含むことができ、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、中間部材510mの接着層は、アクリルとウレタンのうちのアクリルより相対的に軟性特性を有するウレタン系の物質(または材質)を含み得る。これにより、本明細書の他の実施例に係る振動発生器510内で、複数の振動発生部510A、510Bの間の変位の干渉による振動損失が最小限に抑え、または複数の振動発生部510A、510Bのそれぞれが自由に変位され得る。
本明細書の他の実施例に係る中間部材510mは、熱硬化性接着剤、光硬化性接着剤、および熱融着接着剤のうちの1つ以上を含み得る。例えば、中間部材510mは、熱融着接着剤を含み得る。熱融着接着剤は、熱活性タイプまたは熱硬化性タイプであり得る。例えば、熱融着接着剤を含む中間部材510mは、熱と圧力によって、隣接する2つの振動発生部510A、510Bを互いに接着させられ、または結合させることができる。例えば、熱融着接着剤を含む中間部材510mは、振動発生部器510の振動の損失を最小限に抑えたり、減少させることができる。
複数の振動発生部510A、510Bは、中間部材510mを用いたラミネート工程により1つの構造物(または部品)に一体化することができる。例えば、複数の振動発生部510A、510Bは、ローラーを用いたラミネート工程により1つの構造物に一体化され得る。
図21A~21Dは、図19および図20に示した複数の振動発生部のそれぞれの振動層間の積層構造を示す斜視図である。
図19および図21Aを参照すると、複数の振動発生部510A、510Bのそれぞれの振動層511aは、複数の第1部分511a1、および複数の第1部分511a1の間に配置された複数の第2部分511a2を含み得る。振動層511aは、図11および図12を参照して説明した振動層511aと同一または実質的に同じであるので、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。
複数の振動発生部510A、510Bのうちで、下層に配置された振動発生部510Bの第1部分511a1と、上層に配置された振動発生部510Aの第1部分511a1は、互いに行き違うことなく実質的に互いに重ねられ、または重畳されるか、第3方向(Z)に沿って延長される仮想の延長線(VL)上に整列されるか、または仮想の延長線(VL)に配置され得る。複数の振動発生部510A、510Bのうちで、下層に配置された振動発生部510Bの第2部分511a2と、上層に配置された振動発生部510Aの第2部分511a2は、互いに行き違うことなく実質的に互いに重ねられ、または重畳されるか、第3方向(Z)に沿って延長される仮想の延長線(VL)上に整列されるか、または仮想の延長線(VL)に配置され得る。これにより、複数の振動発生部510A、510Bのそれぞれの第1部分511a1が、互いに行き違うことなく実質的に互いに重ねられ、または重畳して、互いに同じ方向に変位(または駆動または振動)することで、複数の振動発生部510A、510Bのそれぞれの合成振動によって、振動発生器510の振幅変位および/または振動部材の振幅変位が増加されるか、または最大化され得、これにより振動部材の振動によって発生される低音域帯での音響特性および/または音圧特性が向上され得る。
図19、図21B~図21Dを参照すると、複数の振動発生部510A、510Bのそれぞれの振動層511aは、複数の第1部分511a1、および複数の第1部分511a1のそれぞれを囲むように配置された第2部分511a2を含み得る。振動層511aは、図13~図15を参照して説明した振動層511aと同一または実質的に同じであるので、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。
複数の振動発生部510A、510Bのうち、下層に配置された振動発生部510Bの第1部分511a1と、上層に配置された振動発生部510Aの第1部分511a1は、互いに行き違うことなく実質的に互いに重ねられ、または重畳されるか、第3方向(Z)に沿って延長される仮想の延長線(VL)上に整列されるか、または仮想の延長線(VL)に位置し得る。複数の振動発生部510A、510Bのうち、下層に配置された振動発生部510Bの第2部分511a2と、上層に配置された振動発生部510Aの第2部分511a2は、互い行き違うことなく実質的に互いに重ねられ、または重畳されるか、第3方向(Z)に沿って延長される仮想の延長線(VL)上に整列されるか、または仮想の延長線(VL)に位置し得る。これにより、複数の振動発生部510A、510Bのそれぞれの第1部分511a1が、互いに行き違うことなく実質的に互いに重ねられ、または重畳して、互いに同じ方向に変位(または駆動または振動)することで、複数の振動発生部510A、510Bのそれぞれの合成振動によって、振動発生器510の振幅変位および/または振動部材の振幅変位が増加されるか、または最大化され得、これにより振動部材の振動によって発生される低音域帯での音響特性および/または音圧特性が向上され得る。
図22は、本明細書の他の実施例に係る装置を示す斜視図であり、図23は、図2に示した線V-V’の断面図であり、図24は、図22および図23に示したカバー部材の背面を示す斜視図である。
図22~図24を参照すると、本明細書の第3実施例に係る装置3は、音響装置、音響出力装置、サウンドバー、音響システム、運送装置用音響装置、運送装置用音響出力装置、または運送装置用サウンドバーなどに適用され得る。例えば、運送装置は、1つ以上の座席と1つ以上のガラス窓を含み得る。例えば、運送装置は、車両、列車、船舶、または航空機を含むことができ、本明細書の実施例はこれに限定されない。そして、本明細書の第3実施例に係る装置3は、広告用看板、ポスター、案内板などのアナログサイネージまたはデジタルサイネージなどを構成することができる。
本明細書の第3実施例に係る装置3は、振動部材600、支持部300、および第1~第n(nは、2以上の自然数)振動装置500を含み得る。
振動部材600は、第1~第n振動装置500の振動によって音響を出力するように構成され得る。振動部材600は、振動パネル610およびカバー部材630を含み得る。
振動パネル610は、第1~第n振動装置500の振動によって音響を出力することができる。これにより、振動パネル610は、受動振動部材、正面部材、振動対象物、振動板、受動振動パネル、音響板、音響出力部材、または音響出力パネルであり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
振動パネル610は、透明、半透明、または不透明に構成され得る。本明細書の一実施例に係る振動パネル610は、振動によって音響を出力するのに適した材料特性を有する金属材質を含むか、または非金属材質(または複合非金属材質)を含み得る。本明細書の一実施例に係る振動パネル610の金属材質は、ステンレススチール(stainless steel)、アルミニウム(Al)、アルミニウム合金、マグネシウム(Mg)、マグネシウム合金、およびマグネシウムリチウム(Mg-Li)合金のうちのいずれか1つ以上の材質を含み得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。振動パネル610の非金属材質(または複合非金属材質)は、ガラス、プラスチック、繊維、皮革、木材、布、ゴム、紙、カーボン、および鏡のうちのいずれか1つ以上を含み得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例に係る振動パネル610は、広告用看板、ポスター、案内板などのアナログサイネージパネルなどを実現することができる。例えば、振動部材600がサイネージパネルを実現するとき、アナログサイネージは、文章、絵、および記号などのサイネージコンテンツを含み得る。サイネージコンテンツは、視認可能するように振動パネル610に配置され得る。例えば、サイネージコンテンツは、振動パネル610第1面(または正面)600a、および第1面600aとは異なる(または反対の)第2面(または背面)600bのうちの1つ以上に直接に付着され得る。例えば、サイネージコンテンツは、紙などの媒体に印刷され得、サイネージコンテンツが印刷された媒体は、振動パネル610の第1面600aと第2面600bのうちの1つ以上に直接に付着され得る。例えば、サイネージコンテンツが振動パネル610の第2面600bに付着されるとき、振動パネル610は、透明な材質で構成され得る。
本明細書の一実施例に係る振動パネル610は、四角形状を有するプレート構造を含み得る。振動パネル610は、第1方向(X)と平行な横の長さ、および第2方向(Y)と平行な縦の長さを含み得る。例えば、振動パネル610は、横の長さが縦の長さよりも相対的長い長方形の形状を含み得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、振動パネル610は、横の長さと縦の長さが等しい正方形の形状を含むこともできる。
カバー部材630は、振動パネル610の背面に配置され得る。カバー部材630は、振動パネル610の背面を覆うように構成され得る。カバー部材630は、背面部631および側面部633を含み得る。カバー部材630は、振動パネル610の背面を覆う背面部631、背面部631に連結して振動パネル610を支持する側面部633を含み得る。背面部631と側面部633のそれぞれは、図1~図3を参照して説明したカバー部材130の背面部131と側面部135のそれぞれと同一または実質的に同一であるため、図1~図3に示したカバー部材130に対する説明(または記載内容)は、図22~図24に示すカバー部材630に対する説明に含まれ得、これに対する重複する説明は、省略され、または簡略され得る。
カバー部材630の側面部633は、結合部材(または連結部材)620を介して振動パネル610の背面の縁部分と連結されるか、または結合され得る。
結合部材620は、振動パネル610の振動がカバー部材630に伝達されるのを最小化するか、または防止するように構成され得る。結合部材620は、振動の遮断に適した材料特性を含み得る。例えば、結合部材620は、振動吸収(または衝撃吸収)のために弾性を有する材質を含み得る。本明細書の一実施例による結合部材620は、ポリウレタン(polyurethane)材質またはポリオレフィン(polyolefin)材質で構成され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、結合部材620は、接着剤、両面テープ、両面フォームテープ、および両面クッションテープのうちの1つ以上を含み得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
結合部材620は、振動パネル610とカバー部材630の側面部633との間の物理的な接触(または摩擦)を防止し、これにより振動パネル610とカバー部材630との間の物理的な接触(または摩擦)による騒音(またはノイズ)の発生を防止することができる。例えば、結合部材620は、緩衝部材、弾性部材、ダムピング部材、振動吸収部材、または振動遮断部材であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
カバー部材630は、第1方向(X)と第2方向(Y)のうちの1つ以上の方向に沿って予め設定された間隔を有するように振動部材600の背面に配置され、曲面部315を有する第1~第n(nは、2以上の自然数)支持部310、320、330を含み得る。
第1~第3支持部310、320、330のそれぞれは、第1~第n振動装置500のそれぞれに個別に引張ストレスのみを加えるように構成された曲面部315を含み得る。例えば、第1~第n支持部310、320、330のそれぞれは、予め設定された曲率を有する曲面部315を含み得る。第1~第n支持部310、320、330のそれぞれは、図4に示すように、一対の第1支持部材311、312および/または一対の第2支持部材321、322を含み得る。第1~第n支持部310、320、330のそれぞれは、図4に示す支持部310、320と同一または実質的に同じであるので、図4に示す支持部310、320に対する説明(または記載内容)は、図22~図24に示す支持部310、320、330に対する説明に含まれ得、これに対する重複する説明は、省略され、または簡略され得る。
本明細書の他の実施例によると、第1~第3支持部310、320、330のそれぞれは、予め設定された曲率を含むように振動部材600の背面またはカバー部材630の背面部631に構成され得る。例えば、第1~第3支持部310、320、330のそれぞれは、1つの曲率(または単一の曲率)を有する曲面形状を有することができる。例えば、第1~第3支持部310、320、330のそれぞれの曲面部315のそれぞれは、変曲点のない1つの曲率(または単一の曲率)を有する曲面構造を有することができる。
本明細書の他の実施例によると、第1~第3支持部310、320、330のそれぞれの曲面部315のうちの1つ以上は、異なる大きさを有することができる。例えば、第1~第3支持部310、320、330のうちのいずれか1つは、図9を参照して説明した第1および第2支持部310、320のように、残りの第3支持部330より小さい大きさを有することができる。例えば、振動部材600の背面またはカバー部材630の背面部631に構成された支持部310、320、330の大きさは、第1方向(X)を基準に、振動部材600の中心部から両縁部分の方にいくほど段々に小さくなる大きさを有することができる。
本明細書の第3実施例に係る装置3は、支持部300によって振動部材600の背面またはカバー部材630の背面部631と第1~第n振動装置500との間に設けられたギャップ空間(GS)をさらに含み得る。
ギャップ空間(GS)は、支持部300によってカバー部材630の背面部631と第1~第n振動装置500との間に設けられ得る。ギャップ空間(GS)は、第1~第n振動装置500のそれぞれの振動によって音響または音圧が発生される空間、第1~第n振動装置500のそれぞれの振動を円滑にする空間、または第1~第n振動装置500のそれぞれの振動によって発生される音波が振動部材600に伝播される空間または経路を含み得る。例えば、ギャップ空間(GS)は、エアギャップ、音圧発生空間、音響空間、音圧空間、響き部、響箱、音波伝搬経路、音響エネルギー入射部、または音響経路であり得、本明細書の実施例はこれに限定されない。
第1~第nの振動装置500のそれぞれは、第1~第nの支持部310、320、330のうちの対応する支持部の曲面部315に結合されるか、または付着され得る。
本明細書の一実施例によると、第1~第nの振動装置500のそれぞれは、支持部300の曲面部315に結合されるか、または付着されることによって、曲面部315によって事前応力を有するか、または事前応力を受けることができる。例えば、第1~第nの振動装置500のそれぞれは、支持部300の曲面部315の曲率によって引張ストレスを受けるか、または 引張ストレスを含み得る。例えば、支持部300の曲面部315は、第1~第nの振動装置500のそれぞれの振動特性を向上させるために、第1~第nの振動装置500のそれぞれに引張ストレスのみを加えるように構成され得る。したがって、第1~第nの振動装置500のそれぞれは、事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態で振動することができるので、前述のように、断面二次モーメントの増加または振動方向の一元化による効果を含み得る。
第1~第nの振動装置500のそれぞれは、図5を参照して説明した振動装置と、図10~図21Dを参照して説明した振動発生器を含み得る。したがって、図5に示した振動装置500に対する説明と、図10~図21Dに示した振動発生器510に対する説明は、図23に示す複数の振動装置500のそれぞれに対する説明に含まれ得るので、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。
第1~第nの振動装置500のそれぞれは、互いに同じ音域帯の音響を発生するように構成されるか、または互いに異なる音域帯の音響を発生するように構成され得る。例えば、本明細書の第3実施例に係る装置3は、第1~第nの支持部310、320、330のそれぞれの曲面部315のそれぞれに配置された第1~第nの振動装置500を含み、第1~第nの振動装置500のそれぞれは、互いに同じ音域帯の音響を発生するように構成されるか、または互いに異なる音域帯の音響を発生するように構成され得る。
第1~第nの振動装置500のうちの1つ以上は、異なる音域帯の音響または低音域帯の音響を発生するように構成され得る。これにより、本明細書の第3実施例に係る装置3は、第1~第nの振動装置500のそれぞれの振動による振動部材600の領域別振動によって発生されるか、または出力される音響によりステリオ音響または立体音響を出力することができ、マルチチャンネルの音響出力特性を有することができる。
このような、本明細書の第3実施例に係る装置3は、事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態で振動する第1~第nの振動装置500を含むことにより、第1~第nの振動装置500の断面二次モーメントが増加し、または第1~第nの振動装置500の振動方向が一方向に一元化されるので、第1~第nの振動装置500の振動によって振動する振動部材600によって発生される音響特性および/または音圧特性が向上され得る。本明細書の第3実施例に係る装置3は、第1~第nの振動装置500のそれぞれの振動によって、振動部材600を振動させて音響を出力することにより、音響特性および/または音圧特性が向上したステリオ音響または立体音響を出力することができ、マルチチャンネルの音響出力特性を有することができる。
図25は、図22に示した線V-V’の他の断面図であり、図26は、図25に示したカバー部材と支持部を示す斜視図である。図25および図26は、図22~図24を参照して説明した装置3で、振動部材にホールをさらに構成したものである。したがって、図25と図26に対する説明では、ホールおよびそれに関連される構成を除いた、残りの同一または類似の構成に対しては同一の図面の符号を付与し、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。
図25および図26を参照すると、本明細書の第4実施例に係る装置4において、振動部材600は、第1~第nの振動装置500のそれぞれと重畳される第1~第nホール637をさらに含み得る。1つ以上の実施例では、第1~第nホール637のそれぞれは、第1~第n振動装置500の対応する1つと重畳され得る。一実施例では、nは、2以上の自然数であり得る。他の実施例では、nは、1つの振動装置500と重畳される1つのホール637を有するように1の自然数であり得る。
1つ以上の第1~第nホール637のそれぞれは、第1~第n振動装置500のそれぞれと重畳されるカバー部材630に形成され得る。例えば、1つ以上の第1~第nホール637のそれぞれは、第1~第n振動装置500のそれぞれと重畳されるカバー部材630の背面部631を第3方向(Z)に沿って貫通するように形成され得る。これにより、1つ以上の第1~第nホール637は、開口部、連通部、開口ホール、連通ホール、貫通部、貫通口、貫通ホール、支持ホール、スリット、スロット、または音響通過部であり得、本明細書の実施例はこれに限定されない。1つ以上の第1~第nホール637は、図7~図9を参照して説明したホール137と同一または実質的に同じであるので、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略し、図7~図9に示すホール137に対する説明は、図25および図26に対する説明に含まれ得る。
本明細書の一実施例によると、1つ以上の第1~第nホール637は、振動装置500よりも小さい大きさを有することができる。例えば、1つ以上の第1~第nホール637は、円形状、楕円形状、四角形状、スリット形状、スロット形状、または点線形状などを含み得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の第4実施例に係る装置4は、本明細書の第3実施例に係る装置3と同様に、事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態で振動する振動装置500の断面二次モーメントの増加または振動装置500の振動方向が一方向に一元化されるので、振動装置500の振動によって振動する振動部材600によって発生される音響特性および/または音圧特性が向上され得る。そして、本明細書の第4実施例に係る装置4は、カバー部材630に形成された1つ以上の第1~第nホール637を含むことにより、振動装置500の振動によって発生される音響(または音波)が、振動パネル610に直接に伝達され得、これにより、振動の伝達効率が増加することができ、振動部材600または振動パネル610の振動によって発生される音響特性および/または音圧特性がさらに向上され得る。
図27は、本明細書の第5実施例に係る装置を示す背面斜視図であり、図28は、図27に示した線VI-VI’の断面図であり、図29は、図27および図28に示したベースプレートと支持部を示す斜視図である。
図27~図29を参照すると、本発明の第5実施例に係る装置5は、振動部材900に結合されるか、または付着されて、振動部材900を振動させて振動または音響を出力するように構成された一つの(または単一)振動部品であり得る。これにより、本発明の第5実施例に係る装置5は、振動発生装置、振動発生素子、振動源、振動発生ユニット、振動ユニット、振動モジュール、振動発生部品、能動振動部材、音響発生素子、音響発生ユニット、透明振動発生装置、透明音響発生ユニット、半透明音響発生ユニット、不透明音響発生ユニット、透明音響発生素子、透明振動源、半透明振動源、不透明振動源、または振動構造物であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の第5実施例に係る装置5は、音響装置、音響出力装置、サウンドバー、音響システム、運送装置用音響装置、運送装置用音響出力装置、または運送装置用サウンドバーなどを構成するのに適用され得る。例えば、運送装置は、1つ以上の座席と1つ以上のガラス窓を含み得る。例えば、運送装置は、車両、列車、船舶、または航空機を含むことができ、本明細書の実施例はこれに限定されない。また、本明細書の他の実施例に係る装置5は、広告用看板、ポスター、案内板などのアナログサイネージまたはデジタルサイネージなどを構成することができる。
本発明の第5実施例に係る装置5は、ベース部材800、支持部300、および振動装置500を含み得る。
ベース部材800は、3角以上の多角の形状または1つ以上の曲面を有する3角以上の非四角の形状を含み得る。例えば、ベース部材800は、正四角の形状または長方形の形状を含み得る。
本明細書の一実施例に係るベース部材800は、ベースプレート810および結合部材830を含み得る。
ベースプレート810は、三角以上の多角の形状または1つ以上の曲面を有する三角以上の非四角の形状を含み得る。例えば、ベースプレート810は、正四角の形状または長方形の形状を含み得る。例えば、ベースプレート810は、円の形状または楕円の形状を含み得る。例えば、ベースプレート810は、支持部材、ベースフレーム、または支持フレームであり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
ベースプレート810は、振動によって音響を出力するのに適した材料特性を有する金属材質を含むか、または非金属材質(または複合非金属材質)を含み得る。例えば、ベースプレート810は、透明プラスチック材質、不透明プラスチック材質、木材、カーボン、または金属材質からなり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
結合部材830は、ベースプレート810の第1面に配置され得る。結合部材830は、振動装置500またはベースプレート810を振動部材900に結合させ、または連結することができる。振動装置500またはベースプレート810は、結合部材830を介して振動部材900に結合されるか、または連結することができる。
支持部300は、ベース部材800の背面またはベースプレート810の背面に配置され、曲面部315を含み得る。
支持部300は、振動装置500に引張ストレスのみを加えるように構成された曲面部315を含み得る。例えば、支持部300は、予め設定された曲率を有する曲面部315を含み得る。支持部300は、図4に示すように、一対の第1支持部材311、312および一対の第2支持部材321、322を含み得る。支持部300は、図4に示す支持部310、320と同一または実質的に同じであるので、図4に示す支持部310、320に対する説明(または記載内容)は、図27~図29に示す支持部300に対する説明に含まれ得、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略するか、または簡略され得る。
支持部300は、予め設定された曲率を含むようにベース部材800の背面またはベースプレート810の背面に構成され得る。例えば、支持部300は、1つの曲率(または単一の曲率)を有する曲面形状を有することができる。例えば、支持部300の曲面部315は、変曲点のない1つの曲率(または単一の曲率)を有する曲面構造を有し得る。
本明細書の第5実施例に係る装置5は、支持部300によってベース部材800の背面またはベースプレート810の背面と振動装置500との間に設けられたギャップ空間(GS)をさらに含み得る。
ギャップ空間(GS)は、支持部300によってベースプレート810と第1~第n振動装置500との間に設けられ得る。ギャップ空間(GS)は、振動装置500の振動によって音響または音圧が発生される空間、振動装置500の振動を円滑にする空間、または振動装置500の振動によって発生される音波が振動部材900に伝播される空間または経路を含み得る。例えば、ギャップ空間(GS)は、エアギャップ、音圧発生空間、音響空間、音圧空間、響き部、響箱、音波伝搬経路、音響エネルギー入射部、または音響経路であり得、本明細書の実施例はこれに限定されない。
振動装置500は、支持部300の曲面部315に結合されるか、または付着されることによって、曲面部315によって事前応力を有するか、または事前応力を受けることができる。例えば、振動装置500は、曲面部315の曲率によって引張ストレスを受けるか、または引張ストレスを含み得る。例えば、支持部300の曲面部315は、振動装置500の振動特性を向上させるために、振動装置500に引張ストレスのみを加えるように構成され得る。したがって、振動装置500は、事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態で振動することができるので、断面二次モーメントの増加または振動方向の一元化による効果を含み得る。
振動装置500のそれぞれは、図5を参照して説明した振動装置と、図10~図21Dを参照して説明した振動発生器を含み得る。したがって、図5に示した振動装置500に対する説明と、図10~図21Dに示した振動発生器510に対する説明は、図27および図28に示す振動装置500に対する説明に含まれ得るので、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。
本明細書の第5実施例に係る装置5は、結合部材830を介して振動部材900に結合され、振動装置500の振動によって発生される音響(または音波)によって振動部材900を振動させることができ、これにより、振動部材900の振動によって発生される音響特性および/または音圧特性を向上させることができる。例えば、振動部材900は、受動振動部材、振動プレート、振動対象物、音響出力プレート、音響振動プレート、または映像スクリーンなどであり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
振動部材900は、装置5により振動して音響を出力するのに適した材料特性を有する金属材質を含むか、または非金属材質(または複合非金属材質)を含む振動プレートであり得る。
本明細書の一実施例に係る振動部材900は、金属、プラスチック、紙、繊維、布、皮革、木材、ゴム、ガラス、カーボン、および鏡のいずれか1つ以上を含む振動プレートであり得、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、紙は、スピーカー用のコーン紙であり得る。例えば、コーン紙は、パルプまたは発泡プラスチックなどであり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の他の実施例に係る振動部材900は、映像を表示する画素を有する表示パネルを含むか、または非表示パネルを含み得る。例えば、振動部材900は、映像を表示する画素を有する表示パネル、表示装置から映像が投射されるスクリーンパネル、照明パネル、サイネージパネル、運送手段の内装材、運送手段の外装材、運送手段のガラス窓、運送手段の座席内装材、建物の天井材、建物の内装材、建物のガラス窓、航空機の内装材、航空機のガラス窓、および鏡のうちのいずれか1つ以上を含み得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、非表示パネルは、発光ダイオード照明パネル(または装置)、有機発光照明パネル(または装置)、または無機発光照明パネル(または装置)を含み得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
結合部材830は、振動部材900の振動が支持部300に伝達されるのを最小化するか、または防止するように構成され得る。結合部材830は、振動の遮断に適した材料特性を含み得る。例えば、結合部材830は、振動吸収(または衝撃吸収)のために弾性を有する材質を含み得る。本明細書の一実施例による結合部材830は、ポリウレタン(polyurethane)材質またはポリオレフィン(polyolefin)材質で構成することができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、結合部材830は、接着剤、両面テープ、両面フォームテープ、および両面クッションテープのうちの1つ以上を含み得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の第5実施例に係る装置5は、事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態で振動する振動装置500の断面二次モーメントの増加または振動装置500の振動方向を一方向に一元化することにより、振動装置500の振動によって発生される音響特性および/または音圧特性が向上され得、振動装置500の振動によって発生される音響が曲面部315の中心部の正面の方向に集中され得る。これにより、振動部材900の振動によって発生される音響特性および/または音圧特性が向上され得る。
図30は、図27に示した線VI-VI’の他の断面図であり、図31は、図30に示したベースプレートと支持部を示す斜視図である。
図30および図31を参照すると、本明細書の第6実施例に係る装置6において、ベース部材800またはベースプレート810は、振動装置500と重畳される1つ以上のホール837をさらに含み得る。
1つ以上のホール837は、振動装置500と重畳されるベースプレート810に形成され得る。例えば、1つ以上のホール837のそれぞれは、第3方向(Z)に沿って振動装置500と重畳されるベースプレート810を貫通するように形成され得る。これにより、1つ以上のホール837は、開口部、連通部、開口ホール、連通ホール、貫通部、貫通口、貫通ホール、支持ホール、スリット、スロット、または音響通過部であり得、本明細書の実施例はこれに限定されない。1つ以上のホール837は、図7~図9を参照して説明した1つ以上のホール137または図25と図26を参照して説明した1つ以上のホール637と同一または実質的に同じであるので、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略し、図7~図9に示すホール137または図25と図26に示す1つ以上のホール637に対する説明は、図30および図31に示す1つ以上のホール837に対する説明に含まれ得る。
本明細書の一実施例によると、1つ以上のホール837は、振動装置500よりも小さい大きさを有することができる。例えば、1つ以上のホール837は、円形状、楕円形状、四角形状、スリット形状、スロット形状、または点線形状などを含み得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。1つ以上のホール837は、振動装置500によって覆われ得る。例えば、1つ以上のホール837は、図4に示す一対の第1支持部材(または支持バー)311、312との間に配置され得る。例えば、1つ以上のホール837は、図4に示す一対の第1支持部材(または支持バー)311、312と一対の第2支持部材(または支持バー)321、322によって囲まれ得る。
本明細書の第6実施例に係る装置6は、本明細書の第5実施例に係る装置5と同様に、事前応力(または事前引張ストレス)を受けるか、または曲面形状に曲げられた状態で振動する振動装置500の断面二次モーメントの増加または振動装置500の振動方向が一方向に一元化されるので、振動装置500の振動によって振動する振動部材900によって発生される音響特性および/または音圧特性が向上され得る。そして、本明細書の第6実施例に係る装置6は、ベース部材800またはベースプレート810に形成された1つ以上のホール837を含むことにより、振動装置500の振動によって発生される音響(または音波)が、振動部材900に直接に伝達され得、これにより、振動の伝達効率が増加することができ、振動部材900の振動によって発生される音響特性および/または音圧特性がさらに向上され得る。
図32は、本明細書の第7実施例に係る装置を示す図である。図32は、図27~図31のうちの1つ以上に示した装置を含むか、または適用した装置を示す。
図32を参照すると、本明細書の第7実施例に係る装置7は、運送装置用振動装置、運送装置用振動発生装置、運送装置用音響装置、運送装置用音響発生装置、運送装置用スピーカー、車両用音響装置、車両用音響発生装置、または車両用スピーカーなどを構成することができる。
本明細書の第7実施例に係る装置7は、運送装置9の室内空間(IS)および外部空間(OS)のうちの1つ以上に音響を出力するように構成された1つ以上の振動発生装置50を含み得る。
運送装置9は、1つ以上の座席と1つ以上のガラス窓を含み得る。例えば、運送装置9は、車両、列車、船舶、または航空機などを含み得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例に係る運送装置9は、メイン構造物20a、外装材20b、および内装材20cを含み得る。
メイン構造物(またはフレーム構造物)20aは、メインフレーム、サブフレーム、サイドフレーム、ドアフレーム、アンダーフレーム、および座席(seat)フレームなどを含み得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
外装材20bは、メイン構造物20aを覆うように構成され得る。例えば、外装材20bは、メイン構造物20aの外部を覆うように構成され得る。本明細書の一実施例に係る外装材20bは、フードパネル、フロントフェンダーパネル、ダッシュパネル、ピラーパネル、トランクパネル、ルーフパネル、フロアパネル、ドアインナーパネル、ドアアウターパネルなどを含み得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。本明細書の一実施例に係る外装材20bは、平面部と曲面部のうちの少なくとも1つ以上を含み得る。例えば、外装材20bは、該当するメイン構造物20aの表面構造と対応する表面構造を有するか、または該当するメイン構造物20aの表面構造と異なる表面構造を有することができる。
内装材20cは、運送装置9の内部を構成する全ての部品を含むか、または運送装置9の室内空間(IS)に配置された全ての部品を含み得る。例えば、内装材20cは、運送装置9のインテリア部材または内部仕上げ部材であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例に係る内装材20cは、運送装置9の室内空間(IS)において、メイン構造物20aと外装材20bのうちの1つ以上を覆いながら運送装置の室内空間(IS)に露出されるように構成され得る。例えば、内装材20cは、ダッシュボード、ピラー内装材(またはピラートリム)、フロア内装材(またはフロアカーペット)、ルーフ内装材(またはヘッドライナー)、ドア内装材(またはドアトリム)、ハンドル内装材(またはステアリングカバー)、座席内装材、リアパッケージ内装材(または後部座席棚)、オーバーヘッドコンソール(または屋内照明内装材)、リアビューミラー、グローブボックス、およびサンバイザーなどを含み得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例に係る内装材20cは、プラスチック、繊維、ゴム、皮革、布、木材、カーボン、および金属のうちの1つ以上の材質を含み得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の他の実施例に係る内装材20cは、ベース部材と表皮部材と含み得る。例えば、ベース部材は、射出物、第1内装材、内部内装材、または背面内装材であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。表皮部材は、第2内装材、外部内装材、前面内装材、外皮部材、補強部材、または装飾部材であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
内装材20cまたはベース部材は、プラスチック材料からなり得る。例えば、内装材20cまたはベース部材は、熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂を用いた射出工程によって構成された射出物であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。内装材20cまたはベース部材は、運送装置9の室内空間(IS)で、メイン構造物20aと外装材20bのうちの1つ以上を覆うように構成され得る。例えば、内装材20cまたはベース部材は、運送装置9の室内空間(IS)に露出されたメインフレーム、サイドフレーム、ドアフレーム、ハンドルフレームのうちの少なくとも1つ以上の一面(または内装面)を覆うように構成され得る。
表皮部材は、ベース部材を覆うように配置され得る。表皮部材は、運送装置9の室内空間(IS)でベース部材を覆いながら、室内空間(IS)に露出されるように構成され得る。例えば、表皮部材は、運送装置9の室内空間(IS)に露出されるベース部材の前面に配置されるか、または結合され得る。例えば、表皮部材は、プラスチック、繊維、皮革、ゴム、布、木材、カーボン、および金属のうちの1つ以上の材質を含み得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
繊維材料の内装材20cまたは表皮部材は、合成繊維、炭素繊維(またはアラミド繊維)および天然繊維のうちの少なくとも1つ以上を含み得る。例えば、繊維材質の内装材20cまたは表皮部材は、織物シート、編物シート、または不織布であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、繊維材質の内装材20cまたは表皮部材は、フェブリック部材(fabric member)であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。合成繊維は、熱可塑性樹脂であり、比較的に有害物質の放出がない環境に優しい素材であるポリオレフィン系繊維を含み得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、ポリオレフィン系繊維は、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、またはポリエチレンテレフタレート繊維を含み得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。ポリオレフィン系繊維は、単一樹脂の繊維またはコアシェル構造の繊維であり得る。天然繊維は、ジュート(Jute)繊維、洋麻(ケナフ)繊維、アバカ(Abaca)繊維、ココナッツ繊維、および木繊維のいずれか1つまたは2つ以上の混合繊維であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
1つ以上の振動発生装置50は、外装材20bと内装材20cとの間で音響を出力するように構成され得る。例えば、1つ以上の振動発生装置50は、外装材20bと内装材20cとの間に配置され、外装材20bと内装材20cのうちの1つ以上を間接または直接に振動させて音響を出力することができる。これにより、外装材20bと内装材20cのうちの1つ以上は、音響を発生し、または出力する振動部材または受動振動部材であり得る。
1つ以上の振動発生装置50は、外装材20bと内装材20cとの間の空間で外装材20bまたは内装材20cに結合されるか、または付着され得る。運送装置9の外装材20bと内装材20cのうちの1つ以上は、音響の出力のための振動板、音響振動板、または音響発生板などであり得る。例えば、音響の出力のための外装材20bと内装材20cのそれぞれは、1つ以上の振動発生装置50よりも大きい大きさを有するので、大面積の振動板、大面積の音響振動板、または大面積の音響発生板の機能を行うことにより、1つ以上の振動発生装置50によって発生される低音域帯の音響特性および/または音圧特性を向上させることができる。例えば、低音域帯音の周波数は、500Hz以下であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例に係る1つ以上の振動発生装置50は、運送装置9の外装材20bと内装材20cとの間で音響を出力することができる。例えば、1つ以上の振動発生装置50は、外装材20bと内装材20cとの間で外装材20bおよび内装材20cのうちの1つ以上に連結されるか、または結合され、外装材20bおよび内装材20cのうちの1つ以上を間接または直接に振動させて音響を出力することができる。
本明細書の一実施例に係る1つ以上の振動発生装置50は、図27~図31を参照して説明した本明細書の第5または第6実施例に係る装置5、6を含んで構成され得る。したがって、1つ以上の振動発生装置50に対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。
1つ以上の振動発生装置50は、外装材20bと内装材20cの間の空間で、結合部材830を介して外装材20bまたは内装材20cに結合されるか、または付着され得る。例えば、1つ以上の振動発生装置50が、図27~図31を参照して説明した装置5、6を含む場合、ベース部材800またはベースプレート810は、外装材20bと内装材20cとの間の空間で、結合部材830を介して内装材20cに結合されるか、または付着され得る。これにより、1つ以上の振動発生装置50と内装材20cとの間にギャップ空間(GS)が設けられ、1つ以上の振動発生装置50の振動によって発生される音響(S)が、ギャップ空間(GS)に出力され、内装材20cは、ギャップ空間(GS)を介して伝達される音響(または音波)によって振動して、音響(S)を運送装置9の室内空間(IS)と外部空間(OS)のうちの1つ以上に出力することができる。したがって、本明細書の第7実施例に係る装置7は、1つ以上の振動発生装置50の振動によって、内装材20cを振動させて、運送装置9の室内空間(IS)と外部空間(OS)のうちの1つ以上に音響を出力することができる。
本明細書の第7実施例に係る装置7は、運送装置9の外装材20bと内装材20cのうちの1つ以上を間接または直接に振動させることで、運送装置9の室内空間(IS)と外部空間(OS)のうちの1つ以上に音響を出力することができる。
図33は、本明細書の第8実施例に係る装置を示す図である。図33は、図27~図31のうちの1つ以上に示した装置を含むか、または適用した装置を示す。
図33を参照すると、本明細書の第8実施例に係る装置8は、運送装置9のガラス窓20dに配置されて音響を出力する1つ以上の振動発生装置70を含み得る。
運送装置9のガラス窓20dは、前方ガラス窓および側面ガラス窓のうちの少なくとも1つ以上であり得る。そして、運送装置9のガラス窓20dは、後方ガラス窓およびルーフガラス窓のうちの少なくとも1つ以上をさらに含むことができ、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例に係るガラス窓20dは、全体的に透明になるように構成され得る。本明細書の他の実施例に係るガラス窓20dは、透明部、および透明部を囲む半透明部を含み得る。本明細書の他の実施例に係るガラス窓20dは、透明部、および透明部を囲む不透明部を含み得る。
1つ以上の振動発生装置70は、透明するか、または半透明になるように構成され得る。例えば、ガラス窓20dが全体的に透明である場合、1つ以上の振動発生装置70は、透明になるように構成され、ガラス窓20dの中間領域または周辺領域に配置され得る。ガラス窓20dが半透明部または不透明部を含む場合、1つ以上の振動発生装置70は、半透明するか、または不透明になるように構成され、ガラス窓20dの半透明部または不透明部に配置され得る。例えば、1つ以上の振動発生装置70は、透明振動発生装置、半透明振動発生装置、不透明振動発生装置、透明音響発生装置、半透明音響発生装置、または不透明音響発生装置などの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
1つ以上の振動発生装置70は、運送装置9の室内空間(IS)に露出されたガラス窓20dの一面(または室内表面)に連結されるか、または結合され得る。例えば、1つ以上の振動発生装置70は、前面ガラス窓および側面ガラス窓のうちの少なくとも1つ以上に配置され得、後面ガラス窓およびルーフガラス窓のうちの少なくとも1つ以上にさらに配置され得る。
1つ以上の振動発生装置70は、ガラス窓20dを間接または直接に振動させて音響を出力することができる。例えば、1つ以上の振動発生装置70は、自己振動によって室内空間(IS)に音響を出力するか、またはガラス窓20dを振動させて室内空間(IS)に音響を出力するように構成され得る。
本明細書の一実施例に係る1つ以上の振動発生装置70は、図27~図31を参照して説明した本明細書の第5または第6実施例に係る装置5、6のうちの1つ以上を含み、透明、半透明、または不透明に構成され得る。例えば、図27~図31を参照して説明したベース部材800と振動装置500は、透明、半透明、または不透明に構成され得るので、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。
本明細書の一実施例に係る1つ以上の振動発生装置70は、結合部材830を介してガラス窓20dの一面(または室内面)に結合されるか、または付着され得る。例えば、1つ以上の振動発生装置70が、図27~図31を参照して説明した装置5、6を含む場合、ベース部材800のベースプレート810は、結合部材830を介して、ガラス窓20dの一面(または室内面)に結合されるか、または付着され得る。例えば、本明細書の第8実施例に係る装置8は、1つ以上の振動発生装置70の振動によって発生される音響(S)を、室内空間(IS)と外部空間(OS)のうちの1つ以上に出力することができる。そして、本明細書の第8実施例に係る装置8は、1つ以上の振動発生装置70の振動によってガラス窓20dを振動させて運送装置9の室内空間(IS)と外部空間(OS)のうちの1つ以上に音響(S)を出力することができる。
本明細書の他の実施例に係る1つ以上の振動発生装置70は、ガラス窓20dの一面(または室内面)に付着された光学フィルムによって覆われ得る。光学フィルムは、1つ以上の振動発生装置70を覆うようにガラス窓20dの一面(または室内表面)に付着されることで、1つ以上の振動発生装置70を保護するか、または1つ以上の振動発生装置70をガラス窓20dに固定させることができる。光学フィルムは、紫外線を遮断する紫外線遮断フィルム、光を遮断する光遮断フィルム、および熱を遮断する熱遮断フィルムのうちの1つ以上を含むことができ、本明細書の実施例はこれに限定されない。
したがって、本明細書の第8実施例に係る装置8は、ガラス窓20dに連結されて自己振動するか、またはガラス窓20dを音響振動板として使用して音響(S)を室内空間(IS)と外部空間(OS)のうちの1つ以上に出力することができる。
図34は、本明細書の第9実施例に係る装置を示す平面図であり、図35は、本明細書の第9実施例に係る装置を示す断面図である。図36は、図34および図35の運転席と前方同乗席の周辺に配置された音響発生装置を示す図であり、図37は、図34および図35のドアおよびガラス窓に配置された音響発生装置を示す図である。図38は、図34および図35のループパネルに配置された音響発生装置を示す図であり、図39は、図34および図35のルーフパネルと、ガラス窓および座席に配置された音響発生装置を示す図である。
図34~図39を図32と結び付けると、本明細書の第9実施例に係る装置9は、1つ以上の座席と1つ以上のガラス窓を含む運送装置であり得る。例えば、運送装置は、車両、列車、船舶、または航空機などを含み得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の第9実施例に係る装置9は、メイン構造物20aと外装材20bおよび内装材20cとの間で、音響を出力するように構成された第1音響発生装置25-1を含み得る。例えば、第1音響発生装置25-1は、メイン構造物20aと外装材20bとの間、メイン構造物20aと内装材20cとの間、または外装材20bと内装材20cとの間に配置されて音響を出力することができる。
第1音響発生装置25-1は、ダッシュボード23A、ピラー内装材23B、ルーフ内装材23C、ドア内装材23D、座席内装材23E、ハンドル内装材23F、およびフロア内装材23Gのうちの少なくとも1つ以上と、メイン構造物20a(または外装材(20b))との間に配置された1つ以上の振動発生装置25A~25Gを含み得る。例えば、第1音響発生装置25-1は、第1~第7振動発生装置25A~25Gのうちの少なくとも1つ以上を含み、これにより1チャンネル以上の音響を出力することができる。
図34~図36を参照すると、本明細書の一実施例に係る第1振動発生装置25Aは、ダッシュパネルとダッシュボード23Aとの間に配置され、ダッシュボード23Aを間接または直接に振動させて音響を出力するように構成され得る。例えば、第1振動発生装置25Aは、図27~図31を参照して説明した装置5、6を含むので、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。例えば、第1振動発生装置25Aは、ダッシュボードスピーカーまたは第1スピーカーなどの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例によると、ダッシュパネルとダッシュボード23Aのうちの少なくとも1つ以上は、運転席(DS)に対応する第1領域、助手席(FPS)に対応する第2領域、および第1領域と第2領域との間の第3領域(または中間領域)を含み得る。ダッシュパネルとダッシュボード23Aのうちの少なくとも1つは、助手席(FPS)と向かい合う傾斜した第4領域をさらに含み得る。
本明細書の一実施例によると、第1振動発生装置25Aは、ダッシュボード23Aの第1~第4領域のうちの少なくとも1つ以上を振動させるように配置され得る。例えば、第1振動発生装置25Aは、ダッシュボード23Aの第1および第2領域のそれぞれに配置されるか、またはダッシュボード23Aの第1~第4領域のそれぞれに配置され得る。例えば、第1振動発生装置25Aは、ダッシュボード23Aの第1および第2領域のそれぞれに配置されるか、またはダッシュボード23Aの第1~第4領域のうちの少なくとも1つ以上に配置され得る。例えば、第1振動発生装置25Aは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。例えば、ダッシュボード23Aの第1~第4領域のうちの少なくとも1つを振動させるように構成された第1振動発生装置25Aは、互いに同じまたは互いに異なる音響出力特性を有することができる。例えば、ダッシュボード23Aの第1~第4領域のそれぞれを振動させるように構成された第1振動発生装置25Aは、互いに同一または異なる音響出力特性を有することができる。
本明細書の一実施例に係る第2振動発生装置25Bは、ピラーパネルとピラー内装材23Bとの間に配置され、ピラー内装材23Bを間接または直接に振動させて音響を出力するように構成され得る。例えば、第2振動発生装置25Bは、図27~図31を参照して説明した装置5、6を含むので、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。例えば、第2振動発生装置25Bは、ピラースピーカー、ツイータースピーカー、または第2スピーカーなどの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例によると、ピラーパネルは、前面ガラス窓の両側に配置された第1ピラー(またはAピラー)、車体中央の両側に配置された第2ピラー(またはBピラー)、および車体後部の両側に配置された第3ピラー(またはCピラー)を含み得る。ピラー内装材23Bは、第1ピラーを覆う第1ピラー内装材23B1、第2ピラーを覆う第2ピラー内装材23B2、および第3ピラーを覆う第3ピラー内装材23B3を含み得る。
本明細書の一実施例によると、第2振動発生装置25Bは、第1ピラーと第1ピラー内装材23B1との間、第2ピラーと第2ピラー内装材23B2との間、および第3ピラーと第3ピラー内装材23B3との間のうちの少なくとも1つ以上に配置されることで、第1~第3ピラー内装材23B1、23B2、23B3のうちの少なくとも1つ以上を振動させることができる。例えば、第2振動発生装置25Bは、2kHz~20kHzの音響を出力するように構成され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、第2振動発生装置25Bは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。例えば、第1~第3ピラー内装材23B1、23B2、23B3のうちの少なくとも1つを振動させるように構成された第2振動発生装置25Bは、互いに同じまたは互いに異なる音響出力特性を有することができる。
図35、図38、および図39を参照すると、本明細書の一実施例に係る第3振動発生装置25Cは、ルーフパネルとルーフ内装材23Cとの間に配置され、ルーフ内装材23Cを間接または直接に振動させて音響を出力するように構成され得る。例えば、第3振動発生装置25Cは、図27~図31を参照して説明した装置5、6を含むので、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。例えば、第3振動発生装置25Cは、ルーフスピーカーまたは第3スピーカーなどの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例によると、ルーフパネルおよびルーフパネルを覆うルーフ内装材23Cのうちの少なくとも1つ以上は、運転席(DS)に対応する第1領域、助手席(FPS)に対応する第2領域、運転席(DS)と助手席(FPS)との間に対応する第3領域、運転席(DS)の後方の第1後方同乗席(RPS1)に対応する第4領域、助手席(FPS)の後方の第2後方同乗席(RPS2)に対応する第5領域、第1後方同乗席(RPS1)と第2後方同乗席(RPS2)との間に対応する第6領域、および第3領域と第6領域との間の第7領域を含み得る。
本明細書の一実施例によると、第3振動発生装置25Cは、ルーフ内装材23Cの第1~第7領域のうちの少なくとも1つ以上を振動させるように構成され得る。例えば、第3振動発生装置25Cは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。例えば、ルーフ内装材23Cの第1~第7領域のうちの少なくとも1つ以上を振動させるように構成された第3振動発生装置25Cは、互いに同じまたは互いに異なる音響出力特性を有することができる。例えば、ルーフ内装材23Cの第1~第7領域のそれぞれを振動させるように構成された第3振動発生装置25Cは、互いに同じまたは互いに異なる音響出力特性を有することができる。例えば、ルーフ内装材23Cの第1~第7領域のうちの少なくとも1つ以上を振動させるように構成された第3振動発生装置25Cのうちの少なくとも1つ以上は、2kHz~20kHzの音響を出力するように構成され得、残りは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。例えば、ルーフ内装材23Cの第1~第7領域のそれぞれを振動させるように構成された第3振動発生装置25Cのうちの少なくとも1つ以上は、2kHz~20kHzの音響を出力するように構成され得、残りは150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。
図34~図37を参照すると、本明細書の一実施例に係る第4振動発生装置25Dは、ドアフレームとドア内装材23Dとの間に配置され、ドア内装材23Dを間接または直接に振動させて音響を出力するように構成され得る。例えば、第4振動発生装置25Dは、図27~図31を参照して説明した装置5、6を含むので、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。例えば、第4振動発生装置25Dは、ドアスピーカーまたは第4スピーカーなどの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例によると、ドアフレームおよびドア内装材23Dのうちの少なくとも1つ以上は、高さ方向(Z)を基準に、上部領域、中間領域、および下部領域を含み得る。例えば、第4振動発生装置25Dは、ドアフレームとドア内装材23Dとの間の上部領域、中間領域、および下部領域のうちの少なくとも1つ以上に配置されることで、ドア内装材23Dの上部領域、中間領域、および下部領域のうちの少なくとも1つ以上を振動させることができる。
本明細書の一実施例によると、ドアフレームは、第1ドアフレーム(または左側フロントドアフレーム)、第2ドアフレーム(または右側フロントドアフレーム)、第3ドアフレーム(または左側リアドアフレーム)、および第4ドアフレーム(または右側リアドアフレーム)を含み得る。本明細書の一実施例によると、ドア内装材23Dは、第1ドアフレームを覆う第1ドア内装材(または左側フロントドア内装材)23D1、第2ドアフレームを覆う第2ドア内装材(または右側フロントドア内装材)23D2、第3ドアフレームを覆う第3ドア内装材(または左側リアドア内装材)23D3、および第4ドアフレームを覆う第4ドア内装材(または右側リアドア内装材)23D4を含み得る。例えば、第4振動発生装置25Dは、第1~第4ドアフレームのそれぞれと第1~第4ドア内装材23D1~23D4との間の上部領域、中間領域、および下部領域のうちの少なくとも1つ以上に配置され、第1~第4ドア内装材23D1~23D4のそれぞれの上部領域、中間領域、および下部領域のうちの少なくとも1つ以上を振動させることができる。
本明細書の一実施例によると、第1~第4ドア内装材23D1~23D4のそれぞれの上部領域を振動させるように構成された第4振動発生装置25Dは、2kHz~20kHzの音響を出力するように構成されるか、または150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。例えば、第1~第4ドア内装材23D1~23D4のうちの少なくとも1つ以上の上部領域を振動させるように構成された第4振動発生装置25Dは、2kHz~20kHzの音響を出力するように構成されるか、または150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る
本明細書の一実施例によると、第1~第4ドア内装材23D1~23D4のうちの少なくとも1つ以上の中間領域または/および下部領域を振動させるように構成された第4振動発生装置25Dは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。第1~第4ドア内装材23D1~23D4のそれぞれの中間領域および/または下部領域を振動させるように構成された第4振動発生装置25Dは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。例えば、第1~第4ドア内装材23D1~23D4のうちの少なくとも1つ以上の中間領域および/または下部領域を振動させるように構成された第4振動発生装置25Dは、ウーファー、ミッドウーファー、およびサブウーファーのうちのいずれか1つ以上であり得る。例えば、第1~第4ドア内装材23D1~23D4のそれぞれの中間領域および/または下部領域を振動させるように構成された第4振動発生装置25Dは、ウーファー、ミッドウーファー、およびサブウーファーのうちのいずれか1つ以上であり得る。
第1ドア内装材23D1に配置された第4振動発生装置25Dと第2ドア内装材23D2に配置された第4振動発生装置25Dのそれぞれから出力される音響は、合わせて出力され得る。例えば、第1ドア内装材23D1に配置された第4振動発生装置25Dと第2ドア内装材23D2に配置された第4振動発生装置25Dのうちの少なくとも1つ以上から出力される音響は、合わせて出力され得る。また、第3ドア内装材23D3に配置された第4振動発生装置25Dによって出力される音響と、第4ドア内装材23D4に配置された第4振動発生装置25Dによって出力される音響は、互いに合わせて出力され得る。
本明細書の一実施例によると、第1~第4ドア内装材23D1~23D4のそれぞれの上部領域は、ダッシュボード23Aに隣接する第1上部領域、後方同乗席(RPS1、RPS2、RPS3)に隣接する第2上部領域、および第1上部領域と第2上部領域との間の第3上部領域を含み得る。例えば、第4振動発生装置25Dは、第1~第4ドア内装材23D1~23D4のそれぞれの第1~第3上部領域のうちの1つ以上に配置され得る。
本明細書の一実施例によると、第4振動発生装置25Dは、第1および第2ドア内装材23D1、23D2のそれぞれの第1上部領域に配置され、第1および第2ドア内装材23D1、23D2のそれぞれの第2および第3上部領域のうちの1つ以上に配置され得る。例えば、第4振動発生装置25Dは、第1~第4ドア内装材23D1~23D4のうちの少なくとも1つ以上の第1~第3上部領域のうちの1つ以上に配置され得る。例えば、第1および第2ドア内装材23D1、23D2のうちの1つ以上の第1上部領域を振動させるように構成された第4振動発生装置25Dは、2kHz~20kHzの音響を出力するように構成され得、第1および第2ドア内装材23D1、23D2のそれぞれの第2および第3上部領域のうちの1つ以上を振動させるように構成された第4振動発生装置25Dは、2kHz~20kHzの音響を出力するように構成されるか、または150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。例えば、第1および第2ドア内装材23D1、23D2のうちの少なくとも1つ以上の第2および第3上部領域のうちの1つ以上を振動させるように構成された第4振動発生装置25Dは、2kHz~20kHzの音響を出力するように構成されるか、または150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。
図34、図35、および図39を参照すると、本明細書の一実施例に係る第5振動発生装置25Eは、座席フレームと座席内装材23Eとの間に配置され、座席内装材23Eを間接または直接に振動させて音響を出力するように構成され得る。例えば、第5振動発生装置25Eは、図27~図31を参照して説明した装置5、6を含むので、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。例えば、第5振動発生装置25Eは、シートスピーカー、ヘッドレストスピーカー、または第5スピーカーなどの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例によると、座席フレームは、第1座席フレーム(または運転席フレーム)、第2座席フレーム(または助手席フレーム)、第3座席フレーム(または第1同乗席フレーム)、第4座席フレーム(または第2同乗席フレーム)、および第5座席フレーム(または第3同乗席フレーム)を含み得る。本明細書の一実施例によると、座席内装材23Eは、第1座席フレームを囲む第1座席内装材、第2座席フレームを囲む第2座席内装材、第3座席フレームを囲む第3座席内装材、第4座席フレームを囲む第4座席内装材、および第5座席フレームを囲む第5座席内装材を含み得る。
本明細書の一実施例によると、第1~第5座席フレームのうちの少なくとも1つ以上は、座席床フレーム、座席後部フレーム、およびヘッドレストフレームを含み得る。座席内装材23Eは、座席床フレームを囲む座席床内装材23E1、座席後部フレームを囲む座席後部内装材23E2、およびヘッドレストフレームを囲むヘッドレスト内装材23E3を含み得る。座席床内装材23E1、座席後部内装材23E2、およびヘッドレスト内装材23E3のうちの少なくとも1つ以上は、座席内部内装材および座席外部内装材を含み得る。座席内部内装材は、発泡層を含み得る。座席外部内装材は、繊維または皮革を含む表皮層を含み得る。座席外部内装材は、表皮層を支持するプラスチック材質のベース層をさらに含み得る。
本明細書の一実施例によると、第5振動発生装置25Eは、座席後部フレームと座席後部内装材23E2との間、およびヘッドレストフレームとヘッドレスト内装材23E3との間のうちの少なくとも1つ以上に配置されることで、座席後部内装材23E2の座席外部内装材とヘッドレスト内装材23E3の座席外部内装材のうちの少なくとも1つ以上を振動させることができる。
本明細書の一実施例によると、運転席(DS)および助手席(FPS)のうちの少なくとも1つ以上に配置された第5振動発生装置25Eは、座席後部フレームと座席後部内装材23E2との間およびヘッドレストフレームとヘッドレスト内装材23E3との間のうちの少なくとも1つ以上に配置され得る。
本明細書の一実施例によると、第1~第3後方同乗席(RPS1、RPS2、RPS3)のうちの少なくとも1つ以上に配置された第5振動発生装置25Eは、ヘッドレストフレームとヘッドレスト内装材23E3との間に配置され得る。例えば、第1~第3後方同乗席(RPS1、RPS2、RPS3)のうちの少なくとも1つ以上は、ヘッドレストフレームとヘッドレスト内装材23E3との間に配置された少なくとも1つ以上の第5振動発生装置25Eを含み得る。
本明細書の一実施例によると、運転席(DS)および助手席(FPS)のうちの少なくとも1つ以上の座席後部内装材23E2を振動させる第5振動発生装置25Eは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。
本明細書の一実施例によると、運転席(DS)、助手席(FPS)、および第1~第3後方同乗席(RPS1、RPS2、RPS3)のうちの少なくとも1つ以上のヘッドレスト内装材23E3を振動させる第5振動発生装置25Eは、2kHz~20kHzの音響を出力するように構成されるか、または150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。
図34~図36を参照すると、本明細書の一実施例に係る第6振動発生装置25Fは、ハンドルフレームとハンドル内装材23Fとの間に配置され、ハンドル内装材23Fを間接または直接に振動させて音響を出力するように構成され得る。例えば、第6振動発生装置25Fは、図27~図31を参照して説明した装置5、6を含むので、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。例えば、第6振動発生装置25Fは、ハンドルスピーカー、ステアリングスピーカー、または第6スピーカーなどの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例によると、第6振動発生装置25Fは、ハンドル内装材23Fを間接または直接に振動させて音響を運転者に提供することができる。第6振動発生装置25Fによって出力される音響は、第1~第5振動発生装置25A~25Eのそれぞれによって出力される音響と同じか、または異なる音響であり得る。例えば、第6振動発生装置25Fによって出力される音響は、第1~第5振動発生装置25A~25Eのうちの少なくとも1つ以上によって出力される音響と同じか、または異なる音響であり得る。
本明細書の一実施例として、第6振動発生装置25Fは、運転者にのみ提供される音響を出力することができる。本明細書の他の実施例として、第6振動発生装置25Fによって出力される音響と第1~第5振動発生装置25A~25Eのそれぞれによって出力される音響は、互いに合わさって出力され得る。例えば、第6振動発生装置25Fによって出力される音響と第1~第5振動発生装置25A~25Eのうちの少なくとも1つ以上によって出力される音響は、互いに合わさって出力され得る。
図34および図35を参照すると、第7振動発生装置25Gは、フロアパネルとフロア内装材23Gとの間に配置され、フロア内装材23Gを間接または直接に振動させて音響を出力するように構成され得る。第7振動発生装置25Gは、前座席(DS、FPS)と第3後方同乗席(RPS3)との間に配置されたフロアパネルとフロア内装材23Gとの間に配置され得る。例えば、第7振動発生装置25Gは、図27~図31を参照して説明した装置5、6を含むので、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。例えば、第7振動発生装置25Gは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。例えば、第7振動発生装置25Gは、フロアスピーカー、ボトムスピーカー、アンダースピーカー、または第7スピーカーなどの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
図34~図38を図32と結び付けると、本明細書の第9実施例に係る装置9は、室内空間(IS)に露出された内装材20cに配置された第2音響発生装置25-2をさらに含み得る。例えば、本明細書の第9実施例に係る装置9は、第1音響発生装置25-1の代わりに第2音響発生装置25-2のみを含むか、または第1音響発生装置25-1と第2音響発生装置25-2のすべてを含み得る。
本明細書の一実施例によると、内装材20cは、リアビューミラー23H、オーバーヘッドコンソール23I、リアパッケージ内装材23J、グローブボックス23K、およびサンバイザ23Lなどをさらに含み得る。
本明細書の一実施例に係る第2音響発生装置25-2は、リアビューミラー23H、オーバーヘッドコンソール23I、リアパッケージ内装材23J、グローブボックス23K、およびサンバイザ23Lのうちの少なくとも1つに配置された1つ以上の振動発生装置25H~25Lを含み得る。例えば、第2音響発生装置25-2は、第8~第12振動発生装置25H~25Lのうちの少なくとも1つ以上を含み、これにより1チャンネル以上の音響を出力することができる。
図34~図38を参照すると、第8振動発生装置25Hは、リアビューミラー23Hに配置され、リアビューミラー23Hを間接または直接に振動させて音響を出力するように構成され得る。第8振動発生装置25Hは、メイン構造物20aに連結されたミラーハウジングおよびミラーハウジングに支持されたリアビューミラー23Hとの間に配置され得る。例えば、第8振動発生装置25Hは、図27~図31を参照して説明した装置5、6を含むので、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。例えば、第8振動発生装置25Hは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。例えば、第8振動発生装置25Hは、ミラースピーカーまたは第8スピーカーなどの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
図35、図36、および図38を参照すると、第9振動発生装置25Iは、オーバーヘッドコンソール23Iに配置され、オーバーヘッドコンソール23Iのコンソールカバーを間接または直接に振動させて音響を出力するように構成され得る。本明細書の一実施例によると、オーバーヘッドコンソール23Iは、ルーフパネルに埋め込まれたコンソールボックス、コンソールボックスに配置された照明器具、および照明器具とコンソールボックスを覆うコンソールカバーを含み得る。
第9振動発生装置25Iは、オーバーヘッドコンソール23Iのコンソールボックスとコンソールカバーとの間に配置され、コンソールカバーを振動させることができる。例えば、第9振動発生装置25Iは、オーバーヘッドコンソール23Iのコンソールボックスとコンソールカバーとの間に配置され、コンソールカバーを直接に振動させることができる。例えば、第9振動発生装置25Iは、図27~図31を参照して説明した装置5、6を含むので、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。例えば、第9振動発生装置25Iは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。例えば、第9振動発生装置25Iは、コンソールスピーカー、照明スピーカー、または第9スピーカーなどの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の第9実施例に係る装置9は、ルーフ内装材23Cの中央領域に配置された中央照明ボックス、中央照明ボックスに配置された中央照明器具、および中央照明器具を覆う中央照明カバーをさらに含み得る。この場合、第9振動発生装置25Iは、中央照明器具の中央照明ボックスと中央照明カバーとの間にさらに配置され、中央照明カバーをさらに振動させることができる。
図34および図35を参照すると、第10振動発生装置25Jは、リアパッケージ内装材23Jに配置され、リアパッケージ内装材23Jを間接または直接に振動させて音響を出力するように構成され得る。リアパッケージ内装材23Jは、第1~第3後方同乗席(RPS1、RPS2、RPS3)の後部に配置され得る。例えば、リアパッケージ内装材23Jの一部は、後面ガラス窓24Cの下部に配置され得る。
第10振動発生装置25Jは、リアパッケージ内装材23Jの背面に配置され、リアパッケージ内装材23Jを振動させることができる。例えば、第10振動発生装置25Jは、図27~図31を参照して説明した装置5、6を含むので、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。例えば、第10振動発生装置25Jは、リアスピーカーまたは第10スピーカーなどの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例によると、リアパッケージ内装材23Jは、第1後方同乗席(RPS1)の後方に対応する第1領域、第2後方同乗席(RPS2)の後方に対応する第2領域、および第3後方同乗席(RPS3)の後方に対応する第3領域を含み得る。
本明細書の一実施例によると、第10振動発生装置25Jは、リアパッケージ内装材23Jの第1~第3領域のうちの少なくとも1つ以上を振動させるように配置され得る。例えば、第10振動発生装置25Jは、リアパッケージ内装材23Jの第1および第2領域のそれぞれに配置されるか、またはリアパッケージ内装材23Jの第1~第3領域のそれぞれに配置され得る。例えば、第10振動発生装置25Jは、リアパッケージ内装材23Jの第1および第2領域のうちの少なくとも1つ以上に配置されるか、またはリアパッケージ内装材23Jの第1~第3領域のうちの少なくとも1つ以上に配置され得る。例えば、第10振動発生装置25Jは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。例えば、リアパッケージ内装材23Jの第1~第3領域のそれぞれを振動させるように構成された第10振動発生装置25Jは、互いに同じまたは互いに異なる音響出力特性を有することができる。例えば、リアパッケージ内装材23Jの第1~第3領域のうちの少なくとも1つ以上を振動させるように構成された第10振動発生装置25Jは、互いに同じまたは互いに異なる音響出力特性を有することができる。
図34~図36を参照すると、第11振動発生装置25Kは、グローブボックス23Kに配置され、グローブボックス23Kを間接または直接に振動させて音響を出力するように構成され得る。グローブボックス23Kは、助手席(FPS)の前方に対応するダッシュボード23Aに配置され得る。
第11振動発生装置25Kは、グローブボックス23Kの内側面に配置され、グローブボックス23Kを振動させることができる。例えば、第11振動発生装置25Kは、図27~図31を参照して説明した装置5、6を含むので、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。例えば、第11振動発生装置25Kは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成されるか、またはウーファー、ミッドウーファー、およびサブウーファーのうちの1つ以上であり得る。例えば、第11振動発生装置25Kは、グローブボックススピーカーまたは第11スピーカーなどの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
図36を参照すると、第12振動発生装置25Lは、サンバイザ23Lに配置され、サンバイザ23Lを間接または直接に振動させて音響を出力するように構成され得る。サンバイザ23Lは、運転席(DS)に対応する第1サンバイザ23L1、および助手席(FPS)に対応する第2サンバイザ23L2を含み得る。
第12振動発生装置25Lは、第1サンバイザ23L1および第2サンバイザ23L2のうちの少なくとも1つ以上に配置され、第1サンバイザ23L1および第2サンバイザ23L2のうちの少なくとも1つ以上を間接または直接に振動させることができる。例えば、第12振動発生装置25Lは、図27~図31を参照して説明した装置5、6を含むので、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。例えば、第12振動発生装置25Lは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。例えば、第12振動発生装置25Lは、サンバイザスピーカーまたは第12スピーカーなどの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例によると、第1サンバイザ23L1および第2サンバイザ23L2のうちの少なくとも1つは、サンバイザミラーをさらに含み得る。この場合、第12振動発生装置25Lは、第1サンバイザ23L1および第2サンバイザ23L2のうちの少なくとも1つ以上のサンバイザミラーを間接または直接に振動させるように構成され得る。サンバイザミラーを振動させる第12振動発生装置25Lは、図27~図31を参照して説明した装置5、6を含むので、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。
図34~図38を図33と結び付けると、本明細書の第9実施例に係る装置9は、ガラス窓20dに配置された第3音響発生装置25-3をさらに含み得る。例えば、本明細書の第9実施例に係る装置9は、第1および第2音響発生装置25-1、25-2のうちの少なくとも1つ以上の代わりに第3音響発生装置25-3を含むか、または第1~第3音響発生装置25-1、25-2、25-3のすべてを含み得る。
第3音響発生装置25-3は、ガラス窓20dに配置された1つ以上の振動発生装置25M~25Pを含み得る。例えば、第3音響発生装置25-3は、第13~第16振動発生装置25M~25Pのうちの少なくとも1つ以上を含み、これにより1チャンネル以上の音響を出力することができる。例えば、第3音響発生装置25-3は、ウィンドウスピーカー、透明音響発生装置、透明スピーカー、または不透明スピーカーなどの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例に係る第13~第16振動発生装置25M~25Pのうちの少なくとも1つ以上は、ガラス窓20dを間接または直接に振動させて音響を出力するように構成され得る。例えば、第13~第16振動発生装置25M~25Pのうちの少なくとも1つ以上は、図27~図33を参照して説明した装置5~8を含み、透明、半透明、または不透明に構成されるので、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。
本明細書の一実施例によると、ガラス窓20dは、前面ガラス窓24A、側面ガラス窓24B、および後面ガラス窓24Cを含み得る。本明細書の一実施例によると、ガラス窓は、ルーフガラス窓24Dをさらに含み得る。例えば、本明細書の第9実施例に係る装置9が、ルーフガラス窓24Dを含む場合、ルーフフレームとルーフ内装材23Cの領域のうちの一部は、ルーフガラス窓24Dに代替され得る。例えば、本明細書の第9実施例に係る装置9が、ルーフガラス窓24Dを含む場合、第3振動発生装置25Cは、ルーフガラス窓24Dを囲むルーフ内装材23Cの縁部分を間接または直接に振動させて音響を出力するように構成され得る。
図34~図36を参照すると、本明細書の一実施例に係る第13振動発生装置25Mは、前面ガラス窓24Aに配置され、自己振動による音響を出力するか、または前面ガラス窓24Aを間接または直接に振動させて音響を出力するように構成され得る。
本明細書の一実施例によると、前面ガラス窓24Aは、運転席(DS)に対応する第1領域、助手席(FPS)に対応する第2領域、および第1領域と第2領域との間の第3領域(または中間領域)を含み得る。
本明細書の一実施例によると、第13振動発生装置25Mは、前面ガラス窓24Aの第1~第3領域のうちの少なくとも1つ以上に配置され得る。例えば、第13振動発生装置25Mは、前面ガラス窓24Aの第1および第2領域のそれぞれに配置されるか、または前面ガラス窓24Aの第1~第3領域のそれぞれに配置され得る。例えば、第13振動発生装置25Mは、前面ガラス窓24Aの第1および第2領域のうちの少なくとも1つに配置されるか、または前面ガラス窓24Aの第1~第3領域のうちの少なくとも1つ以上に配置され得る。例えば、前面ガラス窓24Aの第1~第3領域のそれぞれに配置された第13振動発生装置25Mは、互いに同一または互いに異なる音響出力特性を有することができる。例えば、前面ガラス窓24Aの第1~第3領域のうちの1つ以上に配置された第13振動発生装置25Mは、互いに同一または互いに異なる音響出力特性を有することができる。例えば、第13振動発生装置25Mは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。例えば、第13振動発生装置25Mは、前方ウインドウスピーカーまたは第13スピーカーなどの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
図35~図37、および図39を参照すると、本明細書の一実施例に係る第14振動発生装置25Nは、側面ガラス窓24Bに配置され、自己振動による音響を出力するか、または側面ガラス窓24Bを間接または直接に振動させて音響を出力するように構成され得る。
本明細書の一実施例によると、側面ガラス窓24Bは、第1側面ガラス窓(または左側フロントウインドウ)24B1、第2側面ガラス窓(または右側フロントウインドウ)24B2、第3側面ガラス窓(または左側リアウィンドウ)24B3、および第4側面ガラス窓(または右側リアウィンドウ)24B4を含み得る。
本明細書の一実施例によると、第14振動発生装置25Nは、第1~第4側面ガラス窓24B1~24B4のうちの少なくとも1つ以上に配置され得る。例えば、第1~第4側面ガラス窓24B1~24B4のうちの少なくとも1つ以上は、少なくとも1つ以上の第14振動発生装置25Nを含み得る。
本明細書の一実施例によると、第14振動発生装置25Nは、第1~第4側面ガラス窓24B1~24B4のうちの少なくとも1つ以上に配置され、自己振動による音響を出力するか、または該当する側面ガラス窓24B1~24B4を間接または直接に振動させて音響を出力するように構成され得る。例えば、第14振動発生装置25Nは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。例えば、第1~第4側面ガラス窓24B1~24B4のうちの少なくとも1つ以上に配置された第14振動発生装置25Nは、互いに同一または互いに異なる音響出力特性を有することができる。例えば、第14振動発生装置25Nは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。例えば、第14振動発生装置25Nは、側面ウインドウスピーカーまたは第14スピーカーなどの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
図34を参照すると、本明細書の一実施例に係る第15振動発生装置25Oは、後面ガラス窓24Cに配置され、自己振動による音響を出力するか、または後面ガラス窓24Cを間接または直接に振動させて音響を出力するように構成され得る。
本明細書の一実施例によると、後面ガラス窓24Cは、第1後方同乗席(RPS1)の後方に対応する第1領域、第2後方同乗席(RPS2)の後方に対応する第2領域、および第3後方同乗席(RPS3)の後方に対応する第3領域を含み得る。
本明細書の一実施例によると、第15振動発生装置25Oは、後面ガラス窓24Cの第1~第3領域のそれぞれに配置され得る。例えば、第15振動発生装置25Oは、後面ガラス窓24Cの第1~第3領域のうちの少なくとも1つ以上に配置され得る。例えば、第15振動発生装置25Oは、後面ガラス窓24Cの第1および第2領域のそれぞれに配置されるか、または後面ガラス窓24Cの第1~第3領域のそれぞれに配置され得る。例えば、第15振動発生装置25Oは、後面ガラス窓24Cの第1および第2領域のうちの少なくとも1つ以上に配置されるか、または後面ガラス窓24Cの第1~第3領域のうちの少なくとも1つ以上に配置され得る。例えば、第15振動発生装置25Oは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。例えば、後面ガラス窓24Cの第1~第3領域のそれぞれに配置された第15振動発生装置25Oは、互いに同一または互いに異なる音響出力特性を有することができる。例えば、後面ガラス窓24Cの第1~第3領域のうちの少なくとも1つ以上に配置された第15振動発生装置25Oは、互いに同一または互いに異なる音響出力特性を有することができる。例えば、後面ガラス窓24Cの第1~第3領域のうちの少なくとも1つ以上に配置された第15振動発生装置25Oは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成されるか、またはウーファー、ミッドウーファー、サブウーファーのうちの1つ以上であり得る。例えば、第15振動発生装置25Oは、後方ウインドウスピーカーまたは第15スピーカーなどの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
図38を参照すると、本明細書の一実施例に係る第16振動発生装置25Pは、ルーフガラス窓24Dに配置され、自己振動による音響を出力するか、またはルーフガラス窓24Dを間接または直接に振動させて音響を出力するように構成され得る。
本明細書の一実施例に係るルーフガラス窓24Dは、前座席(DS、FPS)の上に配置され得る。例えば、第16振動発生装置25Pは、ルーフガラス窓24Dの中間領域に配置され得る。例えば、第16振動発生装置25Pは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。例えば、第16振動発生装置25Pは、ルーフウィンドウスピーカーまたは第16スピーカーなどの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の他の実施例に係るルーフガラス窓24Dは、前座席(DS、FPS)の上に配置されるか、または前座席(DS、FPS)と後座席(RPS1、RPS2、RPS3)の上に配置され得る。例えば、ルーフガラス窓24Dは、前座席(DS、FPS)に対応する第1領域、および後座席(RPS1、RPS2、RPS3)に対応する第2領域を含み得る。そして、ルーフガラス窓24Dは、第1領域と第2領域との間の第3領域を含み得る。
本明細書の一実施例によると、第16振動発生装置25Pは、ルーフガラス窓24Dの第1および第2領域のうちの少なくとも1つ以上に配置されるか、またはルーフガラス窓24Dの第1~第3領域のうちの少なくとも1つ以上に配置され得る。例えば、第16振動発生装置25Pは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。例えば、ルーフガラス窓24Dの第1~第3領域のうちの少なくとも1つ以上に配置された第16振動発生装置25Pは、互いに同一または互いに異なる音響出力特性を有することができる。
図34~図36を参照すると、本明細書の第9実施例に係る装置9は、ダッシュボード23A、ドアフレーム、およびリアパッケージ内装材23Jのうちの少なくとも1つ以上に配置されたウーファースピーカー(WS)をさらに含み得る。
本明細書の一実施例に係るウーファースピーカー(WS)は、ウーファー、ミッドウーファー、およびサブウーファーのうちの1つ以上であり得る。例えば、ウーファースピーカー(WS)は、60Hz~150Hzの音響を出力するスピーカーなどの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。したがって、ウーファースピーカー(WS)は、60Hz~150Hzの音響を出力することで、室内空間に出力される音響の低音域帯の特性を向上させることができる。
本明細書の一実施例によると、ウーファースピーカー(WS)は、ダッシュボード23Aの第1および第2領域のうちの少なくとも1つ以上に配置され得る。本明細書の一実施例によると、ウーファースピーカー(WS)は、ドアフレームの第1~第4ドアフレームのそれぞれに配置され、ドア内装材23Dの第1~第4ドア内装材23D1~23D4のそれぞれの下部領域に露出され得る。
本明細書の一実施例によると、ウーファースピーカー(WS)は、ドアフレームの第1~第4ドアフレームのうちの少なくとも1つ以上に配置され、ドア内装材23Dの第1~第4ドア内装材23D1~23D4のうちの少なくとも1つ以上の下部領域に露出され得る。本明細書の他の実施例によると、ウーファスピーカー(WS)は、リアパッケージ内装材23Jの第1および第2領域のうちの少なくとも1つ以上に配置され得る。例えば、第1~第4ドア内装材23D1~23D4のそれぞれの下部領域に配置された第4振動発生装置25Dは、ウーファースピーカー(WS)に代替され得る。例えば、第1~第4ドア内装材23D1~23D4のうちの少なくとも1つ以上の下部領域に配置された第4振動発生装置25Dは、ウーファースピーカー(WS)に代替され得る。
図36および図37を図32と結び付けると、本明細書の第9実施例に係る装置9は、室内空間(IS)に露出された内装材20cの一部を覆うガーニッシュ部材23M、および内装材20cに配置された第4音響発生装置25-4をさらに含み得る。
ガーニッシュ部材23Mは、室内空間(IS)に露出されたドア内装材23Dの一部を覆うように構成され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、ガーニッシュ部材23Mは、室内空間(IS)に露出されたダッシュボード23A、ピラー内装材23B、およびルーフ内装材23Cのうちの1つ以上の一部を覆うように構成され得る。
本明細書の一実施例に係るガーニッシュ部材23Mは、振動によって音響を発生するのに適した材料特性を有する金属材質を含むか、または非金属材質(または複合非金属材質)を含み得る。例えば、ガーニッシュ部材23Mの金属材質は、ステンレススチール(stainless steel)、アルミニウム(Al)、アルミニウム合金、マグネシウム(Mg)、マグネシウム合金、およびマグネシウムリチウム(Mg-Li)合金のうちのいずれか1つ以上の材質を含み得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。ガーニッシュ部材23Mの非金属材質(または複合非金属材質)は、プラスチック、繊維、皮革、ゴム、木材、布、カーボン、および紙のうちの1つ以上を含み得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、ガーニッシュ部材23Mは、高音域帯の音響を発生するのに適した材料特性を有する金属材質を含み得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。例えば、高音域帯は、1kHz以上または3kHz以上の周波数を有することができるが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
第4音響発生装置25-4は、ガーニッシュ部材23Mと内装材20cとの間に配置された1つ以上の振動発生装置25Qを含み得る。例えば、第4音響発生装置25-4は、第17振動発生装置25Qを含み得る。例えば、第4音響発生装置25-4または第17振動発生装置25Qは、ガーニッシュスピーカーまたは第17スピーカーなどの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例に係る第17振動発生装置25Qは、図27~図31を参照して説明した装置5、6と同一または実質的に同じなので、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。第17振動発生装置25Qは、内装材20cとガーニッシュ部材23Mとの間に配置され、結合部材を通じてガーニッシュ部材23Mに連結されるか、または結合され得る。
本明細書の一実施例に係る第17振動発生装置25Qは、ガーニッシュ部材23Mを間接または直接に振動させて装置9の室内空間(IS)に音響(S)を出力するように構成され得る。例えば、第17振動発生装置25Qは、高音域帯の音響を出力するように構成され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
図36を図32と結び付けると、本明細書の第9実施例に係る装置9は、外装材20bの内側面に配置された第5音響発生装置25-5をさらに含み得る。
第5音響発生装置25-5は、フードパネル22A、フロントフェンダーパネル22B、およびトランクパネル22Cのうちの1つ以上とメイン構造物20aとの間に配置された1つ以上の振動発生装置25R、25S、25Tを含み得る。例えば、第5音響発生装置25-5は、1つ以上の第18~第20振動発生装置25R、25S、25Tのうちの少なくとも1つ以上を含み、これにより1チャンネル以上の音響を出力することができる。
本明細書の一実施例に係る1つ以上の第18振動発生装置25Rは、フードパネル22Aの内側面に連結されるか、または結合され、フードパネル22Aを間接または直接に振動させて装置9の外部空間(OS)に音響を出力するように構成され得る。例えば、1つ以上の第18振動発生装置25Rは、フードパネル22Aの内側面の中心部分と縁部分のうちの1つ以上に連結されるか、または結合されるように構成され得る。
本明細書の一実施例に係る1つ以上の第18振動発生装置25Rは、図27~図31を参照して説明した装置5、6と同一または実質的に同じであるので、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。1つ以上の第18振動発生装置25Rは、結合部材を通じてフードパネル22Aの内側面に連結されるか、または結合され得る。例えば、1つ以上の第18振動発生装置25Rは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。例えば、1つ以上の第18振動発生装置25Rは、フードパネルスピーカーまたは第18スピーカーなどの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例に係る1つ以上の第19振動発生装置25Sは、フロントフェンダーパネル22Bの内側面に連結されるか、または結合され、フロントフェンダーパネル22Bを間接または直接に振動させて装置9の外部空間(OS)に音響を出力するように構成され得る。例えば、1つ以上の第19振動発生装置25Sは、フロントフェンダーパネル22Bの内側面に一定の間隔を有するように配置され得る。
本明細書の一実施例に係る1つ以上の第19振動発生装置25Sは、図27~図31を参照して説明した装置5、6と同一または実質的に同じであるので、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。1つ以上の第19振動発生装置25Sは、結合部材を通じてフロントフェンダーパネル22Bの内側面に連結されるか、または結合され得る。例えば、1つ以上の第19振動発生装置25Sは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。例えば、1つ以上の第19振動発生装置25Sは、フェンダーパネルスピーカーまたは第19スピーカーなどの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
本明細書の一実施例に係る1つ以上の第20振動発生装置25Tは、トランクパネル22Cの内側面に連結されるか、または結合され、トランクパネル22Cを間接または直接に振動させて装置9の外部空間(OS)に音響を出力するように構成され得る。例えば、1つ以上の第20振動発生装置25Tは、トランクパネル22Cの内側面の中央部分と縁部分のうちの1つ以上に連結されるか、または結合されるように構成され得る。
本明細書の一実施例に係る1つ以上の第20振動発生装置25Tは、図27~図31を参照して説明した装置5、6と同一または実質的に同じであるので、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。1つ以上の第20振動発生装置25Tは、結合部材を通じてトランクパネル22Cの内側面に連結されるか、または結合され得る。例えば、1つ以上の第20振動発生装置25Tは、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。例えば、1つ以上の第20振動発生装置25Tは、トランクパネルスピーカーまたは第20スピーカーなどの用語で表現され得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
付加的に、第5音響発生装置25-5は、ドアインナーパネルおよびドアアウターパネルのうちの1つ以上とメイン構造物20aとの間に配置された1つ以上の振動発生装置をさらに含み得る。
図34~図36を図32と結び付けると、本明細書の第9実施例に係る装置9は、計器盤装置26およびインフォテインメント装置27をさらに含み得る。
本明細書の一実施例に係る計器盤装置26は、運転席(DS)に向くようにダッシュボード23Aの第1領域に配置され得る。計器盤装置26は、運転席(DS)に向くようにダッシュボード130Aの第1領域に配置されたディスプレイ(または第1ディスプレイ)26Aを含み得る。
第1ディスプレイ26Aは、図1~図21Dで説明した装置1~4のうちのいずれかを含むので、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。例えば、計器盤装置26は、第1ディスプレイ26Aに含まれた1つ以上の振動装置500の振動による振動部材(または表示パネル)の振動によって発生される音響を運転席(DS)の方に出力することができる。例えば、計器盤装置26の第1ディスプレイ26Aに配置された振動装置500は、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。
インフォテインメント装置27は、ダッシュボード23Aの第3領域に配置され得る。
本明細書の一実施例に係るインフォテインメント装置27は、ダッシュボード23Aの第3領域上に直立状態で固定され得る。
本明細書の他の実施例に係るインフォテインメント装置27は、ダッシュボード23Aの第3領域に昇降可能に設置され得る。例えば、インフォテインメント装置27は、装置9の電源オフまたは車両搭乗者の操作によってダッシュボード23Aの内部に収納または収容され、装置9の電源オンまたは車両搭乗者の操作によってダッシュボード23A上に突出され得る。
本明細書の一実施例に係るインフォテインメント装置27は、ダッシュボード23Aの第3領域に配置されたディスプレイ(または第2ディスプレイ)27A、およびディスプレイ昇降装置を含み得る。
第2ディスプレイ27Aは、図1~図21Dで説明した装置1~4のうちのいずれかを含むので、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。例えば、インフォテインメント装置27は、第2ディスプレイ27Aに含まれた1つ以上の振動装置500の振動による振動部材(または表示パネル)の振動によって発生される音響を運転席(DS)の方に出力することができる。例えば、インフォテインメント装置27の第2ディスプレイ27Aに配置された1つ以上の振動装置500は、150Hz~20kHzの音響を出力するように構成され得る。
ディスプレイ昇降装置は、ダッシュボード23Aの第3領域の内部に配置されて第2ディスプレイ27Aを昇降可能に支持することができる。例えば、ディスプレイ昇降装置は、装置9の電源オンまたは車両搭乗者の操作によって、第2ディスプレイ27Aを上昇させてダッシュボード23A上に突出させることができる。そして、ディスプレイ昇降装置は、装置9の電源オフまたは車両搭乗者の操作によって、第2ディスプレイ27Aを下降させてダッシュボード23Aの内部に収納または収容させることができる。
図32~図39を参照すると、本明細書の第9実施例に係る装置9は、メイン構造物20aと内装材20cとの間に配置された第1音響発生装置25-1、室内空間(IS)に露出された内装材20cに配置された第2音響発生装置25-2、ガラス窓20dに配置された第3音響発生装置25-3、ガーニッシュ部材23Mに配置された第4音響発生装置25-4、および外装材20bに配置された第5音響発生装置25-5のうちの少なくとも1つを介して音響(S)を室内空間(IS)および外部空間(OS)のうちの1つ以上の方に出力することにより、外装材20bと内装材20cのうちの1つ以上を音響振動板に使用して音響(S)を出力することができ、多チャンネルサラウンドの立体音響を出力することができる。そして、本明細書の第9実施例に係る装置9は、計器盤装置26およびインフォテインメント装置27のうちの少なくとも1つ以上のディスプレイ26A、27Aのうちの少なくとも1つ以上の表示パネルを音響振動板に使用して音響を出力することができ、第1~第4音響発生装置25-1、25-2、25-3、25-4と計器盤装置26およびインフォテインメント装置27のそれぞれを介して、さらにリアルな多チャンネルサラウンドの立体音響を出力することができる。
付加的に、図34を参照すると、本明細書の第9実施例に係る装置9は、リアパッケージ内装材23J上に配置されたサウンドバー28をさらに含み得る。サウンドバー28は、インフォテインメント装置27に連動されて音響を出力するように構成され得る。サウンドバー28は、図22~図26を参照して説明した本明細書の第3実施例または第4実施例に係る装置3、4のいずれかの装置を含むので、これに対する重複する説明は、簡潔にするために省略され得る。
図40は、本明細書の一実施例に係る装置のピーク応答速度と実験例による装置のピーク応答速度とを比較して示す図である。図40において、横軸(例えば、X軸)は、周波数(Hz)を表し、縦軸(例えば、Y軸)は、応答速度(Responsed;m/s/V(voltage))を示す。図40の太い実線は、支持部の曲面部に振動装置を構成した本明細書の一実施例に係る装置のピーク応答速度を示し、実線は、カバー部材の平坦な背面部に振動装置を構成した実験例のピーク応答速度を示す。
図40から分かるように、太い実線は、実線と比較して、約200Hz帯域でピーク応答速度が高いことが分かる。例えば、太い実線のピーク応答速度は、実線のピーク応答速度と比較して、約200Hzで、約10倍程高いことが分かる。
したがって、本明細書の実施例によると、支持部の曲面部に振動装置を構成することにより、低音域帯での応答速度の増加によって、低音域帯の音響特性が向上された振動装置を含む装置を提供することができる。
図41は、本明細書の一実施例に係る装置の音響出力特性と、実験例による装置の音響出力特性とを比較して示す図である。図41において、横軸(例えば、X軸)は、周波数(Hz)を表し、縦軸(例えば、Y軸)は、音圧(Sound Pressure Level;SPL、dB)を表す。図41の太い実線は、支持部の曲面部に振動装置を構成した本明細書の一実施例に係る装置の音圧特性を示し、点線は、カバー部材の平坦な背面部に振動装置を構成した実験例に係る装置の音圧特性を示す。
図41から分かるように、太い実線は、点線と比較して、約200Hz帯域で音圧が高いことが分かる。例えば、太い実線の音圧は、点線の音圧と比較して、約200Hzでの音圧が、15dB程増加することが分かる。
したがって、本明細書の実施例によると、支持部の曲面部に振動装置を構成することにより、低音域帯での音圧増加により低音域帯の音響特性および/または音圧特性が向上された振動装置を含む装置を提供することができる。
図42は、本明細書の第1実施例に係る装置の音響出力特性と、実験例による装置の音響出力特性とを比較して示す図である。図42において、横軸(例えば、X軸)は、周波数(Hz)を表し、縦軸(例えば、Y軸)は、音圧(Sound Pressure Level;SPL、dB)を表す。図42の太い実線は、カバー部材の縦(垂直)中心ラインから上側に離間された領域に振動装置を構成した本明細書の一実施形態による装置の音圧特性を示し、実線は、カバー部材の縦(垂直)中心ラインに振動装置を構成した実験例による装置の音圧特性を示す。
図42から分かるように、太い実線は、実線と比較して、約250Hz以下での音圧が高いことが分かる。例えば、太い実線の音圧は、実線の音圧と比較して、約100Hzでの音圧が、2dB程増加することが分かる。
したがって、本明細書の実施例によると、カバー部材の縦(垂直)中心ラインから上側に離間された領域に振動装置を構成することにより、低音域帯での音圧増加により低音域帯の音響特性および/または音圧特性が向上された振動装置を含む装置を提供することができる。
本明細書の1つ以上の実施例に係る装置は、以下のように説明することができる。
本明細書の実施例に係る装置は、振動部材、振動部材の背面にあり、曲面部を有する支持部、および曲面部にあり、振動部材の背面と向き合う振動装置を含み得る。
本明細書の1つ以上の実施例によると、振動装置は、フィルム形の振動装置を含み、フィルム型の振動装置は、曲面部の曲面によって曲面形状に曲げことができる。
本明細書のいくつかの1つ以上の実施例によると、支持部は、金属材質、プラスチック材質、および弾性材質のうちの1つ以上を含み得る。
本明細書の1つ以上の実施例によると、支持部によって振動部材の背面と振動装置との間に設けられたギャップ空間をさらに含み得る。
本明細書の1つ以上の実施例によると、支持部は、振動部材の背面に互いに並んで配置され、曲面部を有する一対の支持バーを含み得る。
本明細書の1つ以上の実施例によると、振動部材は、振動装置と重畳される1つ以上のホールを含み、1つ以上のホールは、一対の支持バーの間にあり得る。
本明細書の1つ以上の実施例によると、支持部は、振動部材の背面に互いに並んで配置され、曲面部を有する一対の第1支持部材、および一対の第1支持部材の間にある一対の第2支持部材を含み得る。
本明細書の1つ以上の実施例によると、振動部材は、振動装置と重畳される1つ以上のホールを含み、1つのホールは、一対の第1支持部材と一対の第2支持部材によって囲まれ得る。
本明細書の1つ以上の実施例によると、振動装置の中心部と振動部材との間の距離は、振動装置の縁部分と振動部材との距離と異なることができる。
本明細書の1つ以上の実施例によると、振動装置は、曲面部に連結されたプレート、およびプレートに連結された振動発生器を含み得る。
本明細書の1つ以上の実施例によると、振動発生器は、圧電物質を含む振動層、振動層の第1面にある第1電極層、および振動層の第1面と異なる第2面にある第2電極層を含み得る。
本明細書の1つ以上の実施例によると、振動発生器は、複数の無機物質部と複数の無機物質部の間にある1つ以上の有機物質部を含む振動層、振動層の第1面にある第1電極層、および振動層の第1面と異なる第2面にある第2電極層を含み得る。
本明細書の1つ以上の実施例によると、プレートは、金属、プラスチック、木材、ゴム、紙、繊維、布、カーボン、および皮革のうちの1つ以上の材質を含み得る。
本明細書の1つ以上の実施例によると、振動装置は、振動発生器の背面にある重量部材をさらに含み得る。
本明細書の1つ以上の実施例によると、振動部材は、映像を表示するように構成された画素を有する表示パネル、表示装置から映像が投影されるスクリーンパネル、発光ダイオード照明パネル、有機発光照明パネル、無機発光照明パネル、およびサイネージパネルのうちの1つ以上を含むか、または金属、木材、ゴム、プラスチック、ガラス、繊維、布、紙、鏡、カーボン、および皮革のうちの1つ以上の材質を含み得る。
本明細書の1つ以上の実施例によると、振動部材は、映像を表示する画素を有するように構成された表示パネル含む表示部材、および表示部材の背面にあるカバー部材を含み、支持部は、カバー部材の背面に連結され、表示部材は、振動装置の振動により振動して音響を出力するように構成され得る。
本明細書の1つ以上の実施例によると、表示パネルは、液晶表示パネル、発光表示パネル、電気泳動表示パネル、マイクロ発光ダイオード表示パネル、電子湿潤表示パネル、および量子ドット発光表示パネルのうちのいずれか1つであり得る。
本明細書の1つ以上の実施例によると、振動部材は、表示パネルとカバー部材との間にあるバックライトをさらに含み、振動装置は、バックライトを振動させるように構成され、表示パネルは、バックライトの振動によって振動して音響を出力するように構成され得る。
本明細書の実施例に係る装置は、ベース部材、ベース部材に連結された一対の支持バーを有する支持部、および一対の支持バーにあり、曲面形状を有する振動装置含み得る。
本明細書の1つ以上の実施例によると、振動装置は、フィルム型の振動装置を含み得る。
本明細書の1つ以上の実施例によると、支持部は、金属材質、プラスチック材質、および弾性材質のうちの1つ以上を含み得る。
本明細書の1つ以上の実施例によると、ベース部材は、振動装置と重畳される1つ以上のホールを含み得る。
本明細書の1つ以上の実施例によると、支持部は、一対の支持バーの間にある他の一対の支持バーをさらに含み得る。
本明細書の1つ以上の実施例によると、振動装置は、支持部に連結されたプレート、およびプレートに連結された振動発生器を含み得る。
本明細書の1つ以上の実施例によると、振動発生器は、圧電物質を含む振動層、振動層の第1面にある第1電極層、および振動層の第1面と異なる第2面にある第2電極層を含み得る。
本明細書の1つ以上の実施例によると、振動発生器は、複数の無機物質部と複数の無機物質部の間にある1つ以上の有機物質部を含む振動層、振動層の第1面にある第1電極層、および振動層の第1面と異なる第2面にある第2電極層を含み得る。
本明細書の1つ以上の実施例によると、プレートは、金属、プラスチック、木材、ゴム、紙、繊維、布、カーボン、および皮革のうちの1つ以上の材質を含み得る。
本明細書の実施例に係る装置は、受動振動部材、および受動振動部材に連結され、受動振動部材を振動させるように構成された振動発生装置を含み、振動発生装置は、振動部材、振動部材の背面にあり、曲面部を有する支持部、および曲面部にあり、振動部材の背面と向き合う振動装置を含み得る。
本明細書の実施例に係る装置は、受動振動部材、および受動振動部材に連結され、受動振動部材を振動させるように構成された振動発生装置を含み、振動発生装置は、ベース部材、ベース部材に連結された一対の支持バーを有する支持部、および一対の支持バーにあり、曲面形状を有する振動装置含み得る。
本明細書の1つ以上の実施例によると、受動振動部材は、金属、プラスチック、木材、ゴム、紙、繊維、布、皮革、ガラス、カーボン、および鏡のうちの1つ以上の材質を含み得る。
本明細書の1つ以上の実施例によると、受動振動部材は、映像を表示する画素を有するように構成された表示パネル、表示装置から映像が投影されるスクリーンパネル、発光ダイオード照明パネル、有機発光照明パネル、無機発光照明パネル、サイネージパネル、運送手段の内装材、運送手段の外装材、運送手段のガラス窓、運送手段の座席内装材、建物の天井材、建物の内装材、建物のガラス窓、航空機の内装材、航空機のガラス窓、および鏡のうちの1つ以上を含み得る。
本明細書の1つ以上の実施例によると、受動振動部材は、車両の内装材であり、車両の内装材は、ダッシュボード、フィラー内装材、ルーフ内装材、ドア内装材、座席内装材、ハンドル内装材、フロア内装材、リアパッケージ内装材、リアビューミラー、オーバーヘッドコンソール、グローブボックス、およびサンバイザーのうちの少なくとも1つ以上を含み、振動発生装置は、ダッシュボード、フィラー内装材、ルーフ内装材、ドア内装材、座席内装材、ハンドル内装材、フロア内装材、リアパッケージ内装材、リアビューミラー、オーバーヘッドコンソール、グローブボックス、およびサンバイザーのうちの少なくとも1つ以上を振動させるように構成され得る。
本明細書の実施例に係る装置は、映像を表示するように構成された画素を有する表示パネル含む表示部材、表示部材の背面にあり、曲面部を有する支持部、曲面部にあり、振動部材の背面と向き合う振動装置、および表示部材の背面にあるカバー部材を含み、支持部は、カバー部材の背面に連結され、表示部材は、振動装置の振動により振動して音響を出力するように構成され得る。
本明細書の実施例に係る車両は、車両の内装材、車両の内装材に連結され、車両の内装材を振動させるように構成された振動発生装置を含み、振動発生装置は、ベース部材、ベース部材に連結された一対の支持バーを有する支持部、および一対の支持バーにあり、曲面形状を有する振動装置含み得る。
本明細書の実施例に係る振動装置または振動発生装置は、装置に配置される振動装置または振動発生装置に適用され得る。本明細書の1つ以上の実施例に係る装置(または表示装置)は、モバイルデバイス、映像電話器、スマートウォッチ(smart watch)、ウォッチフォン(watch phone)、ウェアラブル機器(wearable apparatus)、フォルダブル機器(foldable apparatus)、ローラブル機器(rollable apparatus)、ベンダブル機器(bendable apparatus)、フレキシブルデバイス(flexible apparatus)、カーブ・ド・機器(curved apparatus)、スライディング機器(sliding apparatus)、可変機器(variable apparatus)、電子手帳、電子ブック、PMP(portable multimedia player)、PDA(personal digital assistant)、MP3プレーヤー、モバイル医療機器、デスクトップPC(desktop PC)、ラップトップPC(laptop PC)、ネットブックコンピュータ(netbook computer)、ワークステーション、(workstation)、ナビゲーション、車両用ナビゲーション、車両用表示装置、車両用装置、劇場用装置、劇場用表示装置、テレビ、ウオールペーパー(wallpaper)機器、サイネージ(signage)機器、ゲーム機器、ノートパソコン、モニター、カメラ、ビデオカメラ、および家電機器などに適用され得る。そして、本明細書の1つ以上の実施例に係る振動装置または振動発生装置は、有機発光照明装置または無機発光照明装置に適用され得る。振動装置または振動発生装置が照明装置に適用される場合、照明装置は、照明およびスピーカーの役割をすることができる。そして、本明細書の1つ以上の実施例に係る振動装置または振動発生装置がモバイルデバイスなどに適用される場合、振動装置または振動発生装置は、スピーカー、レシーバー、およびハプティックのうちの1つ以上であり得るが、本明細書の実施例はこれに限定されない。
以上を参照して説明した本明細書は、前述した実施例および添付された図に限定されるものではなく、本明細書の技術的思想を逸脱しない範囲内で、多様に置換、変形および変更が可能であることが本明細書の属する技術分野で通常の知識を有する者にとって明らかであろう。したがって、本明細書の範囲は、後述する特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の意味および範囲そしてその等価概念から導き出されるすべての変更または変形された形態が、本明細書の範囲に含まれるものと解釈されなければならない。