JP2023098128A - サポータ - Google Patents
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Abstract
【課題】排泄物の収集の前後に亘って収集用具を適切に支持することができるサポータを提供する。【解決手段】伸縮性を有する前身頃及び後身頃を備えるショーツ状のサポータにおいて、陰部に装着されて排泄物が収集されると排泄物によって膨出する収集部が中空状に形成された柔軟性かつ伸長性のある筒状の本体部を有する収集用具を収容し、収集部の膨出に追従して収集部が膨出する方向を誘導するとともに収集部に収集される排泄物に応じて収容部の膨出を規制する収容部を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、サポータ、特に、伸縮性を有する前身頃及び後身頃を備えるサポータに関する。
液状、ゲル状あるいは半固状の物質を収集して収容する収集用具が広く普及しており、例えば人体や各種構造物から排出される排出物や自然環境から採取される採取物等を収集する等といった、種々の用途に用いられている。
特許文献1には、排便が収集される収集袋、この収集袋に接続されて収集袋に排便を導入するカテーテルチューブを備え、収集袋及びカテーテルチューブに防臭対策が施された収集用具が開示されている。
ところで、この種の収集用具として、本発明者らは、陰部に直接装着される装着部及びこの装着部と連続する収集部を備え、装着部から排泄物が導入されると排泄物によって収集部が膨出する程度の柔軟性かつ伸長性を有する収集用具を提案した。
この収集用具は、着用者の快適性や運動性等の低下を招くことなく、排泄物を漏出させないで収集できる点で優れているものの、収集する排泄物の量に応じて収集部が膨出して収集の前後で寸法や形状が変化することから、着用者の装着性の低下を招くことがないように配慮されることが望ましい。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、排泄物の収集の前後に亘って収集用具を適切に支持することができるサポータを提供することを課題とするものである。
上記課題を達成するための本発明に係るサポータは、伸縮性を有する前身頃及び後身頃を備えるショーツ状のサポータにおいて、陰部に装着されて排泄物が収集されると排泄物によって膨出する収集部が中空状に形成された柔軟性かつ伸長性のある筒状の本体部を有する収集用具を収容し、収集部の膨出に追従して収集部が膨出する方向を誘導するとともに収集部に収集される排泄物に応じて収容部の膨出を規制する収容部を備えることを特徴とするものである。
これによれば、収集用具の収集部が膨出する方向を誘導するとともに、収集部が両脚の大腿部の内腿に対応する部位まで膨出すると、それ以上の収集部の膨出を規制する収容部を備えることから、排泄物の収集の前後に亘って収集用具を適切に支持することができる。
このサポータに収容される収集用具は、本体部の一端側が開口して収集部に排泄物を導入する導入部及び本体部の他端側の開口に連通して排泄物が排出される排出部を備え、サポータの収容部は、前身頃の内側に形成されて収集用具の収集部を収容する内側収容部及び前身頃の外側に形成されて収集用具の排出部を収容する外側収容部を備えることを特徴とするものである。
サポータの収容部は、内側収容部に連通する内側収容部連通孔及び外側収容部に連通する外側収容部連通孔が形成され、内側収容部連通孔を介して収集用具の収集部が内側収容部に収容されるとともに外側収容部連通孔を介して収集用具の排出部が外側収容部に収容されることを特徴とするものである。
サポータの内側収容部は、前身頃における着用者の陰部に対応する部位から両脚の大腿部の内腿に対応する部位に亘って形成されることを特徴とするものである。
サポータの収容部は、端縁に沿って帯状に形成された帯体が重ね合わせられることによって端縁が補剛されることを特徴とするものであり、かつ収集用具の収集部の膨出に追従して収集用具を収容する容積が増大することを特徴とするものである。
このサポータは、前身頃における着用者の陰部に対応する部位に切り欠きが形成され、切り欠きに重ね合わせられて切り欠きが閉止されるとともに切り欠きが開放された場合に内側収容部の内側が露出するように前身頃に形成される前身頃重ね部材を備えることを特徴としている。
上記課題を達成するための本発明に係るサポータは、伸縮性を有する前身頃を備えて着用者の下半身に装着されるサポータであって、陰部に装着されて排泄物が収集されると排泄物によって膨出する収集部が中空状に形成された柔軟性かつ伸長性のある筒状の本体部を有する収集用具を収容し、収集部の膨出に追従して収集部が膨出する方向を誘導するとともに収集部に収集される排泄物に応じて収容部の膨出を規制する収容部を備えることを特徴としている。
上記課題を達成するための本発明に係るサポータは、伸縮性を有する前身頃及び後身頃を備えるスパッツ状のサポータにおいて、陰部に装着されて排泄物が収集されると排泄物によって膨出する収集部が中空状に形成された柔軟性かつ伸長性のある筒状の本体部を有する収集用具を収容し、収集部の膨出に追従して収集部が膨出する方向を誘導するとともに収集部に収集される排泄物に応じて収容部の膨出を規制する収容部を備えることを特徴としている。
この発明によれば、排泄物の収集の前後に亘って収集用具を適切に支持することができる。
次に、図1~図17に基づいて、本発明の実施の形態に係るサポータについて説明する。
サポータの説明に先立って、図16及び図17に基づいて、サポータに収容される収集用具について説明する。
図16及び図17は、収集用具の構成の概略を説明する模式図である。図16(a)で示すように、収集用具100は、本体部101を主要構成として備える。
本体部100は、本実施の形態では、硬度が皮膚の硬度よりも十分に柔らかい「JIS K 6253」に準拠したデュロメータタイプE(シェアE)による超低硬度(硬度20°以下)の柔軟性かつ伸び率がおよそ70%以上の伸長性を有するエラストマーによって形成される。
この本体部100は、本実施の形態では、一端101a及び他端101bを有する長尺の円筒状であって、一端101a側が開口して形成される導入部110、この導入部110から連続して形成される収集部111、及びこの収集部111から連続するとともに他端101b側の開口に連通して形成される排出部112を備えた中空状に形成される。
導入部110は、本実施の形態では、着用者の陰部である陰茎が装着される部位であって、一端101a側の円状の開口から排泄物である尿が導入される導入路である。
この導入部110に、例えばコンドーム状に形成されて陰茎を被覆する装着部が形成されてもよいし、陰茎の外尿道口を覆うようにあてがわれて粘着剤等によって陰茎に貼り付けられるような装着部が形成されてもよい。
収集部111は、本実施の形態では、導入部110から導入される尿が収集される尿の貯留部である。この収集部111は、収集部111が配置される位置に対応する本体部101が、導入部110に対して薄肉に形成される。
図16(b)は、図16(a)のI-I線の模式的な断面図である。図16(b)で示すように、収集部111は、本実施の形態では、本体部101の中心軸Cから偏位して形成される。これにより、本体部101は、収集部111が配置される位置に対応する部位が部分的に薄肉となるように形成される。
この収集部111は、導入部110から導入された物質が収容されると、本体部101が超低硬度の柔軟性かつ高い伸長性を有することから、図17で示すように、本体部101において薄肉となった部位が本体部101の外側に膨出して、膨出部111aを形成する。
このように、収集部111が本体部101の外側に膨出して膨出部111aが形成されることによって、導入部110から導入された尿が収容される領域が確保される。
本実施の形態では、収集部111が本体部101の中心軸Cから偏位して形成されることによって、本体部101において部分的に薄肉となる部位が任意に設定されることから、収集部111が本体部101の外側に膨出する部位が制御される。
図16(a)で示すように、排出部112は、本実施の形態では、収集部111に対して十分に厚肉に形成されて他端101b側の円状の開口に連通して収集部111に収容された尿が排出される排出路である。
(第1実施の形態)
次に、図1~図9に基づいて、第1実施の形態に係るサポータについて説明する。
次に、図1~図9に基づいて、第1実施の形態に係るサポータについて説明する。
図1は、本実施の形態に係るサポータの構成の概略を模式的に説明する正面図であり、図2及び図3は、本実施の形態に係るサポータの構成の概略を模式的に説明する断面図である。図示のように、サポータ10は、前身頃11及び後身頃12を備えたショーツ状であって、伸縮性を有する素材で形成される。
本実施の形態では、前身頃11における着用者の陰部に相当する部分に図示しない切り欠きが形成され、後身頃12における着用者の肛門及びその周辺に相当する部分が切り欠かれることによって、排便用開口部13が形成される。
このサポータ10は、本実施の形態では、前身頃重ね部材21、内側収容部22及び外側収容部25を主要構成として備える。
図3で示すように、前身頃重ね部材21は、本実施の形態では、前身頃11の切り欠きに重ね合わせられることによって切り欠きが閉止されるとともに、上方に引き上げられることによって切り欠きが開放される蓋状であって、伸縮性を有する素材で形成され、切り欠きが閉止された状態で前身頃11の一部を構成する。
本実施の形態では、この前身頃重ね部材21に、後述する外側収容部25に連通する外側収容部連通孔21aが形成される。
内側収容部22は、本実施の形態では、上部が開口するように前身頃11の内側に縫合された伸縮性を有する内側収容片23と前身頃11の内側及び前身頃重ね部材21の内側との間の任意の空隙によって、前身頃11における着用者の陰部に対応する部位から両脚の大腿部の内腿に対応する部位に亘ってポケット状に形成される。
本実施の形態では、内側収容片23に、内側収容部22に連通する内側収容部連通孔23aが形成される。
この内側収容片23は、本実施の形態では、その端縁23bに沿って、帯状に形成された帯体24が重ね合わせられて縫合されることによって、端縁23bが補剛される。
外側収容部25は、本実施の形態では、上部が開口するように前身頃重ね部材21の外側において外側収容部連通孔21aが被覆されて縫合された伸縮性を有する外側収容片26と前身頃重ね部材21の外側との間の任意の空隙によってポケット状に形成される。
これら前身頃重ね部材21、前身頃重ね部材21と内側収容片23とによって形成された内側収容部22、及び前身頃重ね部材21と外側収容片26とによって形成された外側収容部25によって、本実施の形態では収容部が構成される。
なお、収容部を構成する内側収容部22は、図4で示すように、例えば、収集用具100の収集部111が膨出して形成される膨出部111aの形状に倣った形状となるように、前身頃11における着用者の陰部に対応する部位から両脚の大腿部の内腿に対応する部位に亘ってポケット状に形成されてもよい。
この図4では、図面の視認性の向上の観点から、前身頃重ね部材21、外側収容部連通孔21a、内側収容部連通孔23a及び帯体24等の図示を省略している。
図5は、サポータ10に収集用具100が収容された状態の概略を模式的に説明する断面図であり、図6は、サポータ10に収集用具100が収容された状態の概略を模式的に説明する正面図である。
図示のように、陰茎Pに装着された収集用具100は、導入部110が内側収容部連通孔23aを通過せしめられることによって、収集部111が内側収容部22に収容され、かつ排出部112が外側収容部連通孔21aを通過せしめられて任意の部位で下方に折曲されて本体部101の他端101b側が外側収容部25に収容されることによって、サポータ10に支持される。
図7は、サポータ10の内側収容部22の概略を説明する模式図である。図示のように、収集用具100の収集部111が収容された内側収容部22におけるサポータ10の任意の断面において、収集部111に尿が収集されて収集部111が膨出すると、収集部111の膨出に追従して内側収容部22が膨出してその容積が増大し、前身頃11が伸長する。
内側収容部22は、本実施の形態では、図1で示すように、着用者の陰部に対応する部位から両脚の大腿部の内腿に対応する部位に亘って形成されることから、収集部111の膨出する方向が、陰部に対応する部位から両脚の大腿部の内腿に対応する部位に誘導されるとともに、収集部111の膨出が、両脚の大腿部の内腿に対応する部位に規制される。
特に、本実施の形態では、内側収容部22は、内側収容片23の端縁23bに帯体24が縫合されて補剛されることから、収集部111に収集される尿の増大によって収集用具100の重量が増大しても、収集用具100が着実に支持される。
一方、図8で示すように、前身頃11を襞状に形成して内側収容部22を膨出させて、その容積を増大させてもよい。
さらに、図9で示すように、内側収容片23と前身頃11の内側あるいは前身頃重ね部材21の内側との間に面ファスナ22aを設け、この面ファスナ22aの雄部材と雌部材との係着によって閉止された内側収容部22が、収集部111の膨出によって雄部材と雌部材との係着が解除されることによって膨出されるように構成して、内側収容部22の容積を増大させてもよい。
なお、面ファスナ22aに代えて、例えばホック、マグネットあるいはその他の公知の係着部材を用いることもできる。
ところで、サポータ10に収容された収集用具100に収集された尿を排出する場合は、まず、外側収容部25に収容された本体部101の他端101b側を外側収容部25から引き出して、排出部112から排出させる。
一方、例えば介護者等の第三者が着用者の陰茎Pに装着された収集用具100を取り外す場合は、図3で示したように、前身頃重ね部材21を上方に引き上げて、前身頃11の切り欠きを開放させる、すなわち内側収容部22の内側あるいは内側収容部22に収容された収集用具100を露出させる。
これにより、例えば、着用者の日常生活自立度が低い(寝たきり状態)場合であっても、着用者からサポータ10を脱がせることなく、収集用具100に収集された尿を排出させることができる。
ここで、介護者が収集用具100を取り外す場合は、導入部110を介して着用者の陰茎Pに装着された収集用具100を、着用者の陰茎Pから取り外す。
したがって、着用者がサポータ10を脱ぐことなく、かつ介護者に着用者の陰茎P及びその他の陰部を見られることなく、介護者によって収集用具100が簡易に取り外される。
このように、本実施の形態のサポータ10によれば、収集用具100の収集部111が膨出する方向を誘導するとともに、収集部111が両脚の大腿部の内腿に対応する部位まで膨出すると、それ以上の収集部111の膨出が規制されることから、尿の収集の前後に亘って収集用具100を適切に支持することができる。
(第2実施の形態)
次に、図10に基づいて、本発明の第2実施の形態について説明する。
次に、図10に基づいて、本発明の第2実施の形態について説明する。
図10は、本実施の形態に係るサポータの構成の概略を説明する図である。
なお、図10において、第1実施の形態と同様の構成には同一の符号を付すこととして、その説明を省略する。
図10(a)及び図10(b)で示すように、サポータ30は、前身頃31及び前身頃31から連続して形成されて着用者Uの両脚の大腿部に装着される一対の大腿部装着部32、32を備え、伸縮性を有する素材で形成され、前身頃31によって構成される腰回り部分に、ギャザー状あるいは面ファスナ等で着脱可能なベルト33が形成される。
一方、一対の大腿部装着部32、32は、本実施の形態では、面ファスナ32a、32aといった係着部材を介して、着用者Uの両脚の大腿部周りに着脱可能に形成される。
この前身頃31及び一対の大腿部装着部32、32を有するサポータ30を着用者Uが下半身に着用すると、前身頃31によって陰部が隠蔽される一方で、臀部が露出する。
このサポータ30は、本実施の形態では、内側収容部22及び外側収容部25を主要構成として備える。
内側収容部22は、本実施の形態では、前身頃31の外側に縫合された伸縮性を有する内側収容片23と前身頃31の外側との間の任意の空隙によってポケット状に形成される。
本実施の形態では、前身頃31に、内側収容部22に連通する内側収容部連通孔23aが形成されるとともに、内側収容片23に、後述する外側収容部25に連通する外側収容部連通孔31aが形成される。
なお、図10において、内側収容部22はその上方が開口して形成されている状態を表しているが、開口していなくともよいし、一部のみが開口しているように形成されてもよい。
外側収容部25は、本実施の形態では、上部が開口するように前身頃31の外側において外側収容部連通孔31aが被覆されて縫合された伸縮性を有する外側収容片26と前身頃31の外側との間の任意の空隙によってポケット状に形成される。
これら前身頃31と内側収容片23とによって形成された内側収容部22、及び前身頃31と外側収容片26とによって形成された外側収容部25によって、本実施の形態では収容部が構成される。
なお、第1実施の形態と同様に、内側収容部22を前身頃31の内側に形成するとともに前身頃重ね部材を形成して、前身頃重ね部材を上方に引き上げて、前身頃の切り欠きを開放させる、すなわち内側収容部22の内側あるいは内側収容部22に収容された収集用具100を露出させるように構成してもよい。
このサポータ30は、着用者Uの腰回りと両脚の大腿部との間で、収集用具100を支持する前身頃31が適正に保持されることから、着用者Uが収集用具100を使用する場合であっても、尿の収集の前後に亘って、あるいは排便の際に、収集用具100を適切に支持することができる。
さらに、本実施の形態では、サポータ30を装着しても臀部が露出されることから、サポータ30を装着したままの状態であっても排便をすることができるし、オムツを着用する着用者Uがサポータ30を装着する場合は、オムツから排便が漏出した際にサポータ30が汚染されることが抑制される。
(第3実施の形態)
次に、図11に基づいて、本発明の第3実施の形態について説明する。
次に、図11に基づいて、本発明の第3実施の形態について説明する。
図11は、本実施の形態に係るサポータの構成の概略を説明する図である。
なお、図11において、第1実施の形態及び第2実施の形態と同様の構成には同一の符号を付すこととして、その説明を省略する。
図示のように、サポータ40は、前身頃41及び後身頃42を備えたスパッツ状であって、伸縮性を有する素材で形成される。
このサポータ40は、本実施の形態では、内側収容部22及び外側収容部25を主要構成として備える。
内側収容部22は、本実施の形態では、上部が開口するように前身頃41の内側に縫合された伸縮性を有する内側収容片23と前身頃41の内側との間の任意の空隙によってポケット状に形成される。
外側収容部25は、本実施の形態では、上部が開口するように前身頃41の外側において縫合された伸縮性を有する外側収容片26と前身頃41の外側との間の任意の空隙によってポケット状に形成される。
これら前身頃41と内側収容片23とによって形成された内側収容部22、及び前身頃41と外側収容片26とによって形成された外側収容部25によって、本実施の形態では収容部が構成される。
このサポータ40は、スパッツを使用する着用者が収集用具100を使用する場合であっても、尿の収集の前後に亘って収集用具100を適切に支持することができる。
なお、本発明は上記の各実施の形態に限定されることはなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、図12(a)で示すように、内側収容部22及び外側収容部25のいずれをもサポータ10(30、40)の前身頃11(31、41)の外側に形成するようにしてもよいし、図12(b)で示すように、内側収容部22及び外側収容部25のいずれをもサポータ10(30、40)の前身頃11(31、41)の内側に形成するようにしてもよい。
さらに、図12(c)で示すように、サポータ10(30、40)の前身頃11(31、41)の内側において、外側収容部25に収集用具100の収集部111が収容され、内側収容部22に収集用具100の排出部112が収容されるように構成してもよい。
一方、図13で示すように、サポータ10(30、40)の前身頃11(31、41)の外側(外表面)に内側収容部22を形成し、この内側収容部22の外側(外表面)に外側収容部25を更に形成してもよい。
なお、図13において、内側収容部22はその上方が開口して形成されている状態を表しているが、開口していなくともよいし、一部のみが開口しているように形成されてもよい。
図14で示すように、収集用具100を収集部111から排出部112に亘って支持する支持部材27が、内側収容部22内に形成されてもよい。この支持部材27は、例えば、伸縮性を有する帯状の部材あるいは面ファスナ等によって、前身頃11(31、41)の内側でループ状に形成される。
これにより、収集部111に尿が収集されていない場合や収集部111に尿が収集された際に、収集部111あるいは排出部112が左右に揺動したり、収集部111あるいは排出部112が下方に引っ張られたりすることが抑制される。
図15で示すように、内側収容部22内に脱着可能な立体形状のパッド28を配置することによって、内側収容部22に予め空隙を形成しておいてもよい。このパッド28は、例えばスポンジ様のウレタン素材で形成される。
これにより、着用者の排尿する際の力が弱い場合であっても、収集部111がサポータ10(30、40)に圧迫されることなく支持されて、尿が収集部111にスムーズに収集される。
これらの他の実施の形態を説明する図13~図15は、便宜上、第1実施の形態のサポータ10の形状に基づいて記載しているが、第2実施の形態のサポータ30及び第3実施の形態のサポータ40にも適用できるものであることは、いうまでもない。
10、30、40 サポータ
11(31、41) 前身頃
12(42) 後身頃
21 前身頃重ね部材
21a(31a) 外側収容部連通孔
22 内側収容部
23 内側収容片
23a 内側収容部連通孔
24 帯体
25 外側収容部
26 外側収容片
100 収集用具
110 導入部
111 収集部
112 排出部
11(31、41) 前身頃
12(42) 後身頃
21 前身頃重ね部材
21a(31a) 外側収容部連通孔
22 内側収容部
23 内側収容片
23a 内側収容部連通孔
24 帯体
25 外側収容部
26 外側収容片
100 収集用具
110 導入部
111 収集部
112 排出部
Claims (9)
- 伸縮性を有する前身頃及び後身頃を備えるショーツ状のサポータにおいて、
陰部に装着されて排泄物が収集されると前記排泄物によって膨出する収集部が中空状に形成された柔軟性かつ伸長性のある筒状の本体部を有する収集用具を収容し、前記収集部の膨出に追従して前記収集部が膨出する方向を誘導するとともに前記収集部に収集される前記排泄物に応じて前記収容部の膨出を規制する収容部、
を備えることを特徴とするサポータ。 - 前記収集用具は、
前記本体部の一端側が開口して前記収集部に排泄物を導入する導入部及び前記本体部の他端側の開口に連通して前記排泄物が排出される排出部を備え、
前記収容部は、
前記前身頃の内側に形成されて前記収集用具の前記収集部を収容する内側収容部及び前記前身頃の外側に形成されて前記収集用具の前記排出部を収容する外側収容部を備える、
ことを特徴とする請求項1に記載のサポータ。 - 前記収容部は、
前記内側収容部に連通する内側収容部連通孔及び前記外側収容部に連通する外側収容部連通孔が形成され、
前記内側収容部連通孔を介して前記収集用具の前記収集部が前記内側収容部に収容されるとともに前記外側収容部連通孔を介して前記収集用具の前記排出部が前記外側収容部に収容される、
ことを特徴とする請求項2に記載のサポータ。 - 前記内側収容部は、
前記前身頃における着用者の陰部に対応する部位から両脚の大腿部の内腿に対応する部位に亘って形成されることを特徴とする、請求項2または3に記載のサポータ。 - 前記収容部は、
端縁に沿って帯状に形成された帯体が重ね合わせられることによって前記端縁が補剛されることを特徴とする、請求項1~4のいずれか1項に記載のサポータ。 - 前記収容部は、
前記収集用具の前記収集部の膨出に追従して前記収集用具を収容する容積が増大することを特徴とする、請求項1~5のいずれか1項に記載のサポータ。 - 前記前身頃における前記着用者の前記陰部に対応する部位に切り欠きが形成され、
前記切り欠きに重ね合わせられて該切り欠きが閉止されるとともに該切り欠きが開放された場合に前記内側収容部の内側が露出するように前記前身頃に形成される前身頃重ね部材、
を備えることを特徴とする請求項4~6のいずれか1項に記載のサポータ。 - 伸縮性を有する前身頃を備えて着用者の下半身に装着されるサポータであって、
陰部に装着されて排泄物が収集されると前記排泄物によって膨出する収集部が中空状に形成された柔軟性かつ伸長性のある筒状の本体部を有する収集用具を収容し、前記収集部の膨出に追従して前記収集部が膨出する方向を誘導するとともに前記収集部に収集される前記排泄物に応じて前記収容部の膨出を規制する収容部、
を備えることを特徴とするサポータ。 - 伸縮性を有する前身頃及び後身頃を備えるスパッツ状のサポータにおいて、
陰部に装着されて排泄物が収集されると前記排泄物によって膨出する収集部が中空状に形成された柔軟性かつ伸長性のある筒状の本体部を有する収集用具を収容し、前記収集部の膨出に追従して前記収集部が膨出する方向を誘導するとともに前記収集部に収集される前記排泄物に応じて前記収容部の膨出を規制する収容部、
を備えることを特徴とするサポータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021214687A JP2023098128A (ja) | 2021-12-28 | 2021-12-28 | サポータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021214687A JP2023098128A (ja) | 2021-12-28 | 2021-12-28 | サポータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023098128A true JP2023098128A (ja) | 2023-07-10 |
Family
ID=87072145
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021214687A Pending JP2023098128A (ja) | 2021-12-28 | 2021-12-28 | サポータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2023098128A (ja) |
-
2021
- 2021-12-28 JP JP2021214687A patent/JP2023098128A/ja active Pending
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