JP2023096270A - クレジットカードシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】クレジットカードの利用者に税務上有用な情報を提供することができるクレジットカードシステムを提供する。【解決手段】カード会社サーバ(クレジットカードシステム)1は、クレジットカードの会員が当該クレジットカードを利用して支払いを行った場合に、利用内容に基づいて、当該支払いが控除又は経費対象であるか否かを判定する判定部と、判定結果を示す判定結果情報を前記会員に対して提供する判定結果提供部とを備える。判定結果情報の提供は、ユーザ端末2又は加盟店端末3,4を介して行われる。【選択図】図1

Description

本発明は、クレジットカードの利用者に対して税務上有用な情報を提供するクレジットカードシステムに関する。
クレジットカードの普及に伴い、クレジットカードの利用実績を活用した種々のシステムが提案されている。例えば、特許文献1には、クレジットカードシステムから利用明細データをネットワーク経由で取得し、その利用明細データに対して、仕訳対象データの仕訳パターンを決定するためのマッチングテーブルを用いて仕訳処理を実行し、その結果得られた仕訳後のデータを利用者に提供する会計処理システムが開示されている。
特開2011-170490号公報
ところで、クレジットカードの利用による支払いの中には、医療費等の支払いのように控除対象となるものがあったり、事業上の経費対象となるものがあったりするが、利用者がそのことに気付かないことも多い。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、クレジットカードの利用者に対して税務上有用な情報を提供することができるクレジットカードシステムを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一の態様のクレジットカードシステムは、クレジットカードの会員が当該クレジットカードを利用して支払いを行った場合に、利用内容に基づいて、当該支払いが控除又は経費対象であるか否かを判定する判定部と、判定結果を示す判定結果情報を前記会員に対して提供する判定結果提供部とを備える。
前記態様において、前記利用内容には、利用された加盟店の業種が含まれ、前記判定部は、前記利用された加盟店の業種に基づいて、前記支払いが控除又は経費対象であるか否かを判定してもよい。
また、前記態様において、前記利用内容には、利用された加盟店の名称が含まれ、
前記判定部は、前記利用された加盟店の名称に基づいて、前記支払いが控除又は経費対象であるか否かを判定してもよい。
また、前記態様において、前記利用内容には、利用品目が含まれ、前記判定部は、前記利用品目に基づいて、前記支払いが控除又は経費対象であるか否かを判定してもよい。
また、前記態様において、前記利用内容には、前記会員の職業が含まれ、前記判定部は、前記会員の職業に基づいて、前記支払いが控除又は経費対象であるか否かを判定してもよい。
また、前記態様において、前記判定結果提供部は、前記支払いに係る領収書に前記判定結果情報を印字してもよい。
また、前記態様において、控除又は経費対象であると判定された前記支払いに係る領収書を示す領収書画像を記憶する記憶部と、領収書画像を出力する領収書画像出力部とを備えてもよい。
また、前記態様において、前記判定部は、同一のクレジットカードの利用による支払いが複数ある場合に、控除又は経費対象であると判定された支払いと所定の時間関係にある支払いを控除又は経費対象であると判定してもよい。
また、前記態様において、前記判定部は、同一のクレジットカードの利用による支払いが複数ある場合に、控除又は経費対象であると判定された支払いに係る利用加盟店と所定の位置関係にある他の利用加盟店での支払いを控除又は経費対象であると判定してもよい。
本発明によれば、クレジットカードの利用者に税務上有用な情報を提供することができる。
クレジットカードシステム及びその通信先の構成を示すブロック図。 会員データベースのレイアウトの一例を示す図。 加盟店データベースのレイアウトの一例を示す図。 利用実績データベースのレイアウトの一例を示す図。 カード利用時処理の手順を示すフローチャート。 カード利用時処理の手順を示すフローチャート。 利用後判定処理の手順を示すフローチャート。 利用明細提供処理の手順を示すフローチャート。 ユーザ端末における表示画面の一例を示す図。 ユーザ端末における表示画面の一例を示す図。 税務署提供処理の手順を示すフローチャート。 ユーザ端末における表示画面の一例を示す図。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に示す各実施の形態は、本発明の技術的思想を具体化するための方法及び装置を例示するものであって、本発明の技術的思想は下記のものに限定されるわけではない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において種々の変更を加えることができる。
[システムの構成]
図1は、本実施の形態のクレジットカードシステム及びその通信先の構成を示すブロック図である。本実施の形態では、クレジットカード会社によって運用されるカード会社サーバ1が、クレジットカードシステムとして機能する。カード会社サーバ1は、ユーザ端末2、加盟店端末3、他社サーバ5、及び税務署サーバ6と、ネットワーク101を介して通信可能に接続される。また、他社サーバ5は、加盟店端末4と通信可能に接続される。なお、ネットワーク101には、インターネット、専用線、及びCAFIS(Credit And Finance Information Switching system)等の各種の通信ネットワークが含まれる。カード会社サーバ1及び他社サーバ5は、CAFISを介して通信する。
ユーザ端末2は、クレジットカード会員(以下、単に「会員」という)側に設けられる装置であって、パーソナルコンピュータ又はスマートフォン等で構成される。
加盟店端末3及び4は、クレジットカードの加盟店側に設けられる装置であって、パーソナルコンピュータ又はCAT(Credit Authorization Terminal)端末等で構成される。このうち、加盟店端末3は、カード会社サーバ1を運用するクレジットカード会社(以下、「自社」と称することがある)の加盟店に設けられる装置である。他方、加盟店端末4は、当該クレジットカード会社とは異なるクレジットカード会社(以下、「他社」と称することがある)の加盟店に設けられる装置である。他社サーバ5は、この他社によって運用されるサーバである。
税務署サーバ6は、各税務署によって運用されるサーバである。後述するように、カード会社サーバ1は、会員からの要求に応じて、所定のデータを税務署サーバ6に対して提供する。
カード会社サーバ1は、CPU、RAM、及びROMを含む制御部、並びに記憶部を備えるコンピュータであって、この制御部によって後述する各処理が実行される。また、カード会社サーバ1の記憶部には、会員に関する情報を格納する会員データベース(DB)11A、加盟店に関する情報を格納する加盟店DB11B、会員のクレジットカードの利用実績に関する情報を格納する利用実績DB11C、及びクレジットカードによる支払いが控除又は経費対象であるか否かを判定するための判定ルールに関する情報を格納する判定ルールDB11Dが設けられている。これらの各データベースの詳細について以下説明する。
(A)会員DB11A
図2Aは、会員DB11Aのレイアウトの一例を示す図である。会員DB11Aには、会員番号(クレジットカード番号)と紐付けられて、会員の各種属性が格納される。その属性には、会員の氏名、連絡先(住所及び電子メールアドレス等)、性別、年齢、家族構成、及び職業が含まれる。これらの属性は、クレジットカードによる支払いが控除又は経費対象であるか否かを判定する際に用いられる。
(B)加盟店DB11B
図2Bは、加盟店DB11Bのレイアウトの一例を示す図である。加盟店DB11Bには、加盟店番号と紐付けられて、加盟店の各種属性が格納される。その属性には、店舗名、連絡先(住所及び電子メールアドレス等)、及び業種が含まれる。これらの属性は、クレジットカードによる支払いが控除又は経費対象であるか否かを判定する際に用いられる。
(C)利用実績DB11C
利用実績DB11Cには、会員のクレジットカードの利用実績として、利用日時、利用加盟店、利用品目(購入された商品・サービス)、及び利用金額等の情報が格納される。クレジットカードが利用される都度、利用実績DB11Cに利用実績が追加される。
また、利用実績DB11Cには、クレジットカードによる支払いが控除又は経費対象である否かの判定結果を示す情報が格納される。例えば、控除対象と判定された場合は“控除”等の情報が格納される。また、利用実績DB11Cには、その支払いに係る領収書を示す領収書画像が利用実績DB11Cに登録される。その他にも、会員からの要求に応じて特定の支払いの領収書画像が利用実績DB11Cに登録される場合もある。なお、ふるさと納税に係る支払いについては、領収書画像として納税証明書を示す画像が用いられてもよい。
(D)判定ルールDB11D
判定ルールDB11Dには、クレジットカードによる支払いが控除又は経費対象であるか否かを判定するための判定ルールが格納される。例えば、利用品目が“診療”及び“医薬品”等の場合又は加盟店の業種が“病院”等の場合のように、医療費と関連する品目又は業種に係る支払いは医療費控除の対象であると判定する判定ルールが格納される。また、品目が会員の職業と関連性が高いことが推測できる場合に経費対象であると判定する判定ルールが格納される。
上記のように、判定対象となる支払いの内容のみに基づいて判定する判定ルール以外にも、他の支払いとの関係で判定するための判定ルールもある。例えば、ある支払いが控除又は経費対象であると判定された場合に、その支払いと一定の関係にある支払いについて控除又は経費対象であると判定するような判定ルールが想定される。より具体的には、控除又は経費対象であると判定された支払いの前後1時間以内の他の支払いについては、同様にして控除又は経費対象であると判定するなど、控除又は経費対象であると判定された支払いと所定の時間関係にある支払いを控除又は経費対象であると判定するような判定ルールが想定可能である。このような判定ルールによれば、例えば控除対象である病院での診療代の支払いをクレジットカードによって行った場合において、その1時間前にタクシー代金をクレジットカードにより支払っていれば、それは病院に向かうための交通費であるとして控除対象と判定することなどが可能になる。このタクシー代金の例のように、利用品目を考慮するのではなく、控除又は経費対象であると判定された支払いの前後一定時間以内の他の支払いは一律控除対象にするなどであっても構わない。
その他にも、控除又は経費対象であると判定された支払いがなされた加盟店の半径500メートル以内の加盟店での他の支払いについては、同様にして控除又は経費対象であると判定するなど、控除又は経費対象であると判定された支払いに係る利用加盟店と所定の位置関係にある他の利用加盟店での支払いを控除又は経費対象であると判定するような判定ルールも想定される。このような判定ルールによれば、例えば控除対象である病院での診療代の支払いをクレジットカードによって行った場合において、その病院の半径500メートル以内にある駅で電車代をクレジットカードにより支払っていれば、それは病院に向かうための交通費であるとして控除対象と判定することなどが可能になる。
[システムの動作]
次に、上述したように構成されたカード会社サーバ1の動作について、フローチャートを参照しながら説明する。以下では、(1)クレジットカードが利用される際に実行されるカード利用時処理、(2)クレジットカードの利用後に実行される利用後判定処理、(3)クレジットカードの利用明細を会員に提供するための利用明細提供処理、及び(4)税務署に所定のデータを提供するための税務署提供処理の各処理の詳細について説明する。
(1)カード利用時処理
各会員は、加盟店において、クレジットカードを利用して各種の支払いを行う。このときにカード会社サーバ1及び自社加盟店に設けられている加盟店端末3によって実行されるのが、以下のカード利用時処理である。
図3Aは、カード利用時処理の手順を示すフローチャートである。会員によってクレジットカードによる支払いがなされた場合、加盟店端末3は、クレジットカード番号、加盟店番号、利用金額、及び利用品目など、その支払いに関する各種情報を含むカード利用情報をカード会社サーバ1に対して送信する(S101)。
カード会社サーバ1は、カード利用情報を受信すると(S201)、カード利用情報に含まれる加盟店番号を用いて加盟店DB11Bを参照することにより、当該加盟店の業種を特定する(S202)。また、カード会社サーバ1は、カード利用情報に含まれる会員番号を用いて会員DB11Aを参照することにより、当該会員の職業を特定する(S203)。
次に、カード会社サーバ1は、特定された加盟店の業種及び会員の職業と判定ルールDB11Cに格納されている判定ルールとを用いて、今回の支払いが控除又は経費対象であるか否かを判定する(S204)。例えば、利用品目が“診療”及び“医薬品”等の場合、または加盟店の業種が“病院”である場合に医療費控除の対象であると判定したり、利用品目が“書籍”で且つ会員の職業が“塾講師”である場合、事業との関連性が高い支払いであるとして経費対象であると判定したりする。
ステップS204において控除又は経費対象であると判定した場合(S204でYES)、カード会社サーバ1は、その判定結果を示す判定結果情報を加盟店端末3に対して送信する(S205)。加盟店端末3は、その判定結果情報を受信すると(S102)、当該判定結果を示すメッセージ(例えば、「控除対象になります」、「必要経費に計上できます」等)を含む領収書を印字して出力する(S103)。会員は、この領収書を参照することによって、今回の支払いが控除又は経費対象であることに気付くことができる。
ステップS205の後、カード会社サーバ1は、カード利用情報及び判定結果に基づいて今回の利用実績を利用実績DB11Cに登録する(S206)。なお、ステップS204において控除又は経費対象ではないと判定した場合(S204でNO)、カード会社サーバ1は、ステップS205を実行することなく、今回の利用実績を利用実績DB11Cに登録する(S206)。
上記のようにして控除又は経費対象であると判定された支払いについては、別途領収書画像が生成され、利用実績DB11Cに登録される。この場合、領収書画像はカード会社サーバ1によって生成されてもよく、加盟店端末3等の他の装置によって生成された後にカード会社サーバ1に渡されてもよい。
上記では、領収書画像がカード利用時処理とは別の処理で登録されているが、カード利用時処理の中で領収書画像が登録されてもよい。以下、その場合のカード利用時処理について説明する。
図3Bは、カード利用時処理の手順の他の例を示すフローチャートである。なお、図3BにおけるステップS301及びS305並びにS401乃至S404はそれぞれ、図3AにおけるステップS101及びS103並びにS201乃至S204と同様であるので、説明を省略する。
ステップS404において控除又は経費対象であると判定した場合(S404でYES)、カード会社サーバ1は、今回の支払いに係る領収書を示す領収書画像の送信要求を加盟店端末3に対して送信する(S405)。なお、この領収書画像送信要求は、上述した判定結果情報としても機能する情報である。
加盟店端末3は、領収書画像送信要求を受信すると(S302)、今回の支払いの領収書画像を生成し(S303)、それをカード会社サーバ1に対して送信する(S304)。カード会社サーバ1は、領収書画像を受信すると(S406)、その領収書画像を含む利用実績を利用実績DB11Cに登録する(S407)。
なお、ステップS404において控除又は経費対象ではないと判定した場合(S404でNO)、カード会社サーバ1は、ステップS405及びS406を実行することなく、今回の利用実績を利用実績DB11Cに登録する(S407)。
上述したように、領収書画像は、カード利用時処理において登録されてもよく、それとは別に登録されてもよい。また、領収書画像は登録されず、判定結果を示す情報のみが登録されても構わない。
なお、他社の加盟店に設けられている加盟店端末4及びカード会社サーバ1によっても、上記と同様のカード利用時処理が実行される。その場合、カード会社サーバ1と加盟店端末4とは、他社サーバ5及びCAFISを介してデータの送受信を行う。ところで、他社加盟店における支払いの場合、加盟店DB11Bにその加盟店に関する情報が格納されていないため、加盟店DB11Bの情報を用いて業種を特定することができない。そのため、この場合、カード会社サーバ1は、加盟店の店舗名を用いてその加盟店の業種を特定する。具体的には、判定ルールDB11Dに、店舗名から業種を特定するルール(店舗名に“医院”が含まれる加盟店の業種は病院である等)を格納しておき、カード会社サーバ1が、そのルールに基づいて加盟店の店舗名から当該加盟店の業種を特定し、それに基づいて控除又は経費対象であるか否かを判定する。
上記のカード利用時処理は実店舗での支払いにクレジットカードが利用された場合の処理であるが、インターネット上の仮想店舗での支払いにクレジットカードが利用された場合にも、同様のカード利用時処理がカード会社サーバ1とユーザ端末2との間で実行されてもよい。その場合、判定結果を示すメッセージがユーザ端末2上に表示されることになる。これにより、会員は、今回の支払いが控除又は経費対象であることに気付くことができる。
(2)利用後判定処理
上記のようにカード利用時処理において判定ルールを用いた判定処理が実行されるが、判定ルールの中には他の支払いとの関係で判定を行うものがあり、それらの判定ルールを用いるために利用後に判定処理を行う必要がある。そのための処理が以下の利用後判定処理である。なお、この利用後判定処理は、所定の時間間隔で繰り返し実行される。
図4は、利用後判定処理の手順を示すフローチャートである。カード会社サーバ1は、利用実績DB11Cを参照し、控除又は経費対象であると判定されていない利用実績を抽出する(S501)。
次に、カード会社サーバ1は、判定ルールDB11Dに格納されている判定ルールを用いて、抽出された利用実績が控除又は経費対象であるか否かを判定する(S502)。この判定処理では、他の支払いとの関係で判定するための判定ルールが用いられる。そのような判定ルールとしては、上述したように、控除又は経費対象であると判定された支払いと所定の時間関係にある支払いを控除又は経費対象であると判定するルール、及び控除又は経費対象であると判定された支払いに係る利用加盟店と所定の位置関係にある他の利用加盟店での支払いを控除又は経費対象であると判定するルールなどが挙げられる。
判定処理の実行後、カード会社サーバ1は、判定結果を示す情報を格納することにより利用実績DB11Cを更新する(S503)。これにより、控除又は経費対象であると判定された利用実績について、そのことを示す情報が格納されることになる。
(3)利用明細提供処理
次に、クレジットカードの利用明細を会員に提供するための利用明細提供処理について説明する。この利用明細提供処理では、カード利用時処理における判定結果及び領収書画像を含む情報が会員に提供される。
図5は、カード会社サーバ1及びユーザ端末2によって実行される利用明細提供処理の手順を示すフローチャートである。また、図6A及び図6Bは、利用明細提供処理の際にユーザ端末2の表示部に表示される画面の一例を示す図である。
クレジットカードの利用明細の確認を希望する会員は、ユーザ端末2に対して利用明細の取得を指示する。これを受けたユーザ端末2は、利用明細の送信要求をカード会社サーバ1に対して送信する(S601)。
カード会社サーバ1は、利用明細送信要求を受信すると(S701)、利用実績DB11Cを参照して当該会員の所定期間内の利用実績を特定し、その特定された利用実績の内容を表す利用明細画面情報を生成する(S702)。この利用明細画面情報には、図6Aに示される各種情報が含まれる。次に、カード会社サーバ1は、生成した利用明細画面情報をユーザ端末2に対して送信する(S703)。
ユーザ端末2は、利用明細画面情報を受信すると(S602)、図6Aに示す利用明細画面を表示部に表示する(S603)。図6Aに示すように、利用明細画面には、基本項目及びオプション項目の2つに分かれて各種の情報が表示される。基本項目では、クレジットカードの利用日、利用加盟店の店舗名、及び利用金額等が示される。また、オプション項目では、控除又は経費対象の判定結果が示される。図6Aに示す例の場合、判定結果は、チェックボックスにおけるチェックで示されている。
会員は、オプション項目において、控除又は経費対象ではないものにチェックが入っていると判断したり、控除又は経費対象であるものにチェックが入っていないと判断したりした場合、ユーザ端末2を操作して、チェックボックスからチェックを外したり、チェックを入れたりする。その場合、修正された内容がユーザ端末2からカード会社サーバ1に対して送信される。これを受けたカード会社サーバ1は、利用実績DB11Cの内容を修正して更新する。
上記のとおり、オプション項目には控除又は経費対象の判定結果が示されている。そのため、例えば、これまで医療費控除の申請等をしたことがなく、控除対象の支払いがあることを意識していないような会員であっても、このオプション項目の表示を確認することにより、控除対象の支払いがあることに容易に気付くことができる。
また、会員は、オプション項目の詳細について確認することを希望する場合、“詳細表示”のボタンをクリックする。これを受け付けたユーザ端末2は、詳細明細の送信要求をカード会社サーバ1に対して送信する(S604)。
カード会社サーバ1は、詳細明細送信要求を受信すると(S704)、利用実績DB11Cを参照して当該会員の所定期間内の利用実績を特定し、その特定された利用実績の詳細な内容を表す詳細明細画面情報を生成する(S705)。この利用明細画面情報には、図5Bに示される各種情報が含まれる。次に、カード会社サーバ1は、生成した詳細明細画面情報をユーザ端末2に対して送信する(S706)。
ユーザ端末2は、詳細明細画面情報を受信すると(S605)、図6Bに示す詳細明細画面を表示部に表示する(S606)。利用明細画面と同様、詳細明細画面においても、図6Bに示すように、基本項目及びオプション項目の2つに分かれて各種の情報が表示される。基本項目については、利用明細画面の場合と同様である。他方、オプション項目については、より詳細な情報が表示される。なお、図6Bには、控除対象と判定された利用実績を示す詳細明細画面が例示されている。経費対象と判定された利用実績を示す詳細明細画面も同様の画面となるため、説明を省略する。
図6Bに示すように、オプション項目には、クレジットカードの利用の有無を示す情報が表示される。この例では、チェックボックスにおけるチェックによりその有無が示されている。利用実績DB11Cに格納されている利用実績はすべてクレジットカードの利用によるものであるため、その利用実績についてはチェックボックスにチェックが入っている。他方、現金支払いのように、クレジットカードの利用によるものではないものについてはチェックが入っていない。これは、会員によって追加された実績である。会員は、“追加”ボタンをクリックして、基本項目及びオプション項目の各情報を所定の入力画面に入力することにより、クレジットカードの利用によらない実績を追加することができる。図6Bにおける11月1日の日付の実績は、このようにして会員によって追加されたものである。
また、オプション項目には、領収書画像の登録の有無が表示される。登録されているものについては、“参照” をクリックすることによって領収書画像を参照することができる。また、登録されていないものについては、“登録”をクリックすることによって、ユーザ端末2からカード会社サーバ1に対して領収書画像をアップロードすることができる。
また、オプション項目には、控除の種類を示す情報が表示される。図6Bに示すように、医療費、生命保険、寄付金等の控除の種類が示される。この控除の種類は、判定ルールと紐付けられて判定ルールDB11Dに予め格納されている。そのため、カード会社サーバ1は、適用した判定ルールを特定することによって控除の種類も特定することができる。オプション項目に示されている控除の種類は、そのようにしてカード会社サーバ1によって特定されたものである。
会員は、基本項目及びオプション項目の表示の修正を希望する場合、“編集”をクリックする。これにより、基本項目及びオプション項目の各表示が編集可能となるため、会員は、修正が必要な表示について編集する。その結果、正しい情報をカード会社サーバ1に対して通知することができる。
詳細明細画面には、上記の基本項目及びオプション項目の他に、会員にとって有用な情報が表示される。例えば、図6Bに示すように、医療費控除の対象となる支払い額のこれまでの合計がいくらなのか、あといくら支払えば控除対象になるのかなどを示す情報が表示される。また、ふるさと納税の対象となる支払い額のこれまでの合計がいくらなのか、控除対象の限度額にあといくらで到達するのかなどを示す情報が表示される。なお、この控除対象の限度額は、会員によって事前に申告された収入額などによって算出された予定額である。
会員は、上記の詳細明細画面を参照することにより、控除対象となっている支払いの詳細を確認することができる。そのため、控除について知識がない会員であっても、控除の対象になり得る支払いの有無、及び実際に控除対象となるために必要な金額などを容易に把握することできる。
なお、経費対象を示す詳細明細画面については例示していないが、その場合も会員は同様に有用な情報を知ることができる。例えば、会員が経費対象になると認識していなかった支払いの有無、及び経費対象の支払いの合計額など、会員は経費に関する種々の内容を把握することができる。
(3)税務署提供処理
上述したように、控除又は経費対象であると判定された支払いに係る領収書画像が利用実績DB11Cに格納されている。また、会員によって別途追加された領収書画像も、利用実績DB11Cに格納されている。さらに、領収書画像以外にも、確定申告に用いられるデータが利用実績DB11Cに格納されている。会員は、これらの情報を用いることにより、確定申告を効率よく行うことができる。具体的には、会員が、領収書画像などの各データをダウンロードし、それを用いて確定申告の必要書類を作成することができる。それ以外にも、カード会社サーバ1から税務署サーバ6に対して各データが提供されてもよい。以下の税務署提供処理は、領収書画像を含む所定のデータを税務署サーバ6に提供するための処理である。
図7は、税務署提供処理の手順を示すフローチャートである。また、図8は、税務署提供処理の際にユーザ端末2の表示部に表示される画面の一例を示す図である。
支払いに関する各種のデータの税務署への提供を希望する会員は、ユーザ端末2に対して税務署への提供を指示する。より具体的に説明すると、会員は、図8に例示する入力画面にカード番号及び提供先の税務署を入力し、“送信”ボタンをクリックする。これを受けたユーザ端末2は、カード番号及び提出先の税務署を示す情報を含む税務署送信要求をカード会社サーバ1に対して送信する(S801)。
カード会社サーバ1は、税務署送信要求を受信すると(S901)、利用実績DB11Cを参照して当該会員の所定期間内の利用実績を特定し、その特定された利用実績に係る各データ(支払い日、支払い金額、及び領収書画像等)を含む税務署送信データを生成する(S902)。次に、カード会社サーバ1は、生成した税務署送信データを、税務署送信要求にて示される税務署に係る税務署サーバ6に対して送信する(S903)。
以上により、確定申告に必要な情報を税務署サーバ6に提供することができる。これにより、確定申告を効率良く行うことなどが可能になる。なお、上記では、会員からの要求に応じて税務署サーバ6にデータが提供されているが、税務署からの要求に応じてデータが提供されてもよい。
(その他の実施の形態)
上記の実施の形態では、カード会社サーバ1がクレジットカードシステムとして機能しているが、加盟店端末3がクレジットカードシステムとして機能してもよい。具体的には、判定ルールDB11Dと同様のデータベースを加盟店端末3が備えておき、クレジットカードによる支払いがなされた場合に、加盟店端末3が、その利用内容と判定ルールとに基づいて、当該支払いが控除又は経費対象であるか否かを判定してもよい。その場合、加盟店端末3が判定結果を示す情報を領収書に印字するなどして、判定結果が会員に提供される。また、その判定結果は、加盟店端末3からカード会社サーバ1に対して通知される。これにより、カード会社サーバ1は、各支払いが控除又は経費対象であるか否かを把握することができる。
なお、上記の実施の形態では、カード会社サーバ1が一台のコンピュータで構成されているが、これに限定されるわけではなく、複数台のコンピュータによってカード会社サーバ1が構成されていてもよい。
また、会員が複数の発行会社のクレジットカードを使い分けているような場合、複数の金融機関の口座を一括して管理できるアカウントアグリゲーションを利用して、上記の実施の形態を実現することができる。例えば、会員が、病院の診療費をクレジットカードAで支払い、その前後のタクシー代をクレジットカードAとは異なる発行会社のクレジットカードBで支払う場合、アカウントアグリゲーションを用いることによって、これらの支払いの関係性を把握することができるため、控除又は経費対象であることをより正確に判定することが可能になる。それ以外にも、いずれかの発行会社のサーバに他方の発行会社のクレジットカードの処理内容を渡すことにより(いわゆる片寄せ)、異なる発行会社のクレジットカードの支払いの関係性等を把握するようにしてもよい。
1 カード会社サーバ
11A 会員データベース
11B 加盟店データベース
11C 利用実績データベース
11D 判定ルールデータベース
2 ユーザ端末
3 加盟店端末(自社)
4 加盟店端末(他社)
5 他社サーバ
6 税務署サーバ
101 ネットワーク

Claims (9)

  1. クレジットカードの会員が当該クレジットカードを利用して支払いを行った場合に、利用内容に基づいて、当該支払いが控除又は経費対象であるか否かを判定する判定部と、
    判定結果を示す判定結果情報を前記会員に対して提供する判定結果提供部と
    を備える、クレジットカードシステム。
  2. 前記利用内容には、利用された加盟店の業種が含まれ、
    前記判定部は、前記利用された加盟店の業種に基づいて、前記支払いが控除又は経費対象であるか否かを判定する、
    請求項1に記載のクレジットカードシステム。
  3. 前記利用内容には、利用された加盟店の名称が含まれ、
    前記判定部は、前記利用された加盟店の名称に基づいて、前記支払いが控除又は経費対象であるか否かを判定する、
    請求項1又は2に記載のクレジットカードシステム。
  4. 前記利用内容には、利用品目が含まれ、
    前記判定部は、前記利用品目に基づいて、前記支払いが控除又は経費対象であるか否かを判定する、
    請求項1乃至3の何れかに記載のクレジットカードシステム。
  5. 前記利用内容には、前記会員の職業が含まれ、
    前記判定部は、前記会員の職業に基づいて、前記支払いが控除又は経費対象であるか否かを判定する、
    請求項1乃至4の何れかに記載のクレジットカードシステム。
  6. 前記判定結果提供部は、前記支払いに係る領収書に前記判定結果情報を印字する、
    請求項1乃至5の何れかに記載のクレジットカードシステム。
  7. 控除又は経費対象であると判定された前記支払いに係る領収書を示す領収書画像を記憶する記憶部と、
    領収書画像を出力する領収書画像出力部と
    をさらに備える、請求項1乃至6の何れかに記載のクレジットカードシステム。
  8. 前記判定部は、同一のクレジットカードの利用による支払いが複数ある場合に、控除又は経費対象であると判定された支払いと所定の時間関係にある支払いを控除又は経費対象であると判定する、
    請求項1乃至7の何れかに記載のクレジットカードシステム。
  9. 前記判定部は、同一のクレジットカードの利用による支払いが複数ある場合に、控除又は経費対象であると判定された支払いに係る利用加盟店と所定の位置関係にある他の利用加盟店での支払いを控除又は経費対象であると判定する、
    請求項1乃至8の何れかに記載のクレジットカードシステム。
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