JP2023094624A - 位置制御システムおよびエコカーおよびサステナブル社会システムおよび朴テミス計画および火星探査機およびマスドライバーおよび腰痛や四十肩の治療方法および交通事故を無くす方法および自動車のボディーおよびオーディオ装置およびvrカメラおよび山火事を消化する方法およびフライパンおよびアトラクションショー用着ぐるみおよび自動車用エンジンおよびハイブリッド自動車および推進装置および水素ボンベならびに水素内燃機関およびガソリン車のままでco2排出ゼロ社会を実現し更に国内の全てのエネルギー需要を国産資源のみで賄う方法およびロータリーエンジンおよび放熱装置およびバカチョンロケットおよび水素ボンベおよび高度計測装置および外宇宙探査機の速度の上限を引き上げる方法 - Google Patents

位置制御システムおよびエコカーおよびサステナブル社会システムおよび朴テミス計画および火星探査機およびマスドライバーおよび腰痛や四十肩の治療方法および交通事故を無くす方法および自動車のボディーおよびオーディオ装置およびvrカメラおよび山火事を消化する方法およびフライパンおよびアトラクションショー用着ぐるみおよび自動車用エンジンおよびハイブリッド自動車および推進装置および水素ボンベならびに水素内燃機関およびガソリン車のままでco2排出ゼロ社会を実現し更に国内の全てのエネルギー需要を国産資源のみで賄う方法およびロータリーエンジンおよび放熱装置およびバカチョンロケットおよび水素ボンベおよび高度計測装置および外宇宙探査機の速度の上限を引き上げる方法 Download PDF

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Abstract

【課題】体内の対象部位に対し、細胞をなるべく破壊せずに抗がん剤等の液体を注入し、細胞質基質等の液体を吸引することが可能な注入・吸引システムを構成する位置制御システムを提供する。【解決手段】位置制御システムは、微細ヘッド20を磁界の力で移動させることが可能な移動装置40と、微細ヘッド20の位置を検出可能な位置検出装置50とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、位置制御システムに関する。


本発明は、エコカーに関する。


本発明は、サステナブルな社会システムに関する。


本発明は、有人月面着陸を実現する方法に関する。


本発明は、火星に探査機を送り込む方法に関する。


本発明は、マスドライバーに関する。


本発明は、腰痛や四十肩の治療方法に関する。


本発明は、交通事故を無くす方法に関する。


本発明は、自動車のボディーに関する。


本発明は、オーディオ装置に関する。


本発明は、VRカメラに関する。


本発明は、山火事を消化する方法に関する。


本発明は、フライパンに関する。


本発明は、アトラクションショー用着ぐるみに関する。


本発明は、自動車用エンジンに関する。


本発明は、ハイブリッド自動車に関する。


本発明は、推進装置に関する。


本発明は、水素ボンベおよび水素内燃機関に関する。


本発明は、ガソリン車のままでCO2排出ゼロ社会を実現し更に国内の全てのエネルギー需要を国産資源のみで賄う方法に関する。


本発明は、ロータリーエンジンに関する。


本発明は、放熱装置に関する。


本発明は、低軌道へのロケット打ち上げのみで静止衛星などの高軌道への打ち上げや月や火星などへロケットの打ち上げを行う方法に関する。


本発明は、水素ボンベに関する。


本発明は、高度計測装置に関する。


本発明は、外宇宙探査機の速度の上限を引き上げる方法に関する。
腫瘍内部に薬剤を送り届ける場合、一般的には、カテーテルを静脈に挿入し、カテーテルから薬剤を静脈に注入して行われる。しかし、血管の少ない腫瘍には薬剤が行き渡りにくく、抗がん剤の効果を上げることは難しい。
このため、管形状を有する躯体と、躯体に装着され、生体組織を切開する切開部材とを備えたカテーテルが提案されている(例えば、特許文献1参照。)


現在、トヨタ自動車やテスラモータースを始めとした世界中の自動車メーカーが巨額の投資を行ってエコカーの開発を行っているが、どの方式も、希少な資源(燃料電池に使用する白金触媒やその互換品など)や、希少ではないが莫大な量を必要とするため普及した場合に資源量が不足するような資源(BEVのリチウムイオン電池に使用するリチウムなど)を必要としていた。このため、技術的なブレークスルーが起こらない限り、単一の方式をほとんどの世帯へ普及させることは理論上難しい状態にあった。
なお、バッテリー分野は進歩が遅く技術的ブレークスルーが起こることが非常に稀であり(例えば、世界で最初の電池(鉛電池)が現在でも全ての自動車で使用されているくらいである)、次世代方式の実用化には最低でも数十年、下手をしたら百年以上かかる可能性もある。


従来、エネルギーは、地面から掘り返した有限量の資源を消費したり、不安定な風力などの自然動力に頼らなければ得られなかった。


従来、人間が月面に降り立つことは技術的に不可能であった。
宇宙船を第一宇宙速度に加速する場合、地球からの打ち上げ時に、使用後に切り離すブースターを含めても、総重量の約9割が燃料となる。
いくら月の第一宇宙速度が地球の1/3程度であっても(第一宇宙速度は重力の大きさと直径で変化するため)、小型挺に搭載された小型エンジンのエネルギー変換効率では、燃料が足りるわけがない(エンジンは出力が高いほどエネルギー変換効率が上がる。このため、宇宙船は発射直後に短時間で大部分の燃料を燃やし尽くしてしまうわけである)。
小型挺のエネルギー変換効率の低さは、初期の「下町ロケット」を見ても明らかである。
さらに、月面では大気が薄く、パラシュートが使用できない。よって、着陸前にパラシュート程度の速度まで減速しなければいけない。いくら月の重力が地球の1/6程度であっても、周回軌道から着陸までの間に重力によりかなり加速されるため、それなりの量の燃料を消費する。このため、月面に小型挺を降下させることは、尚更難しかった。
当然、1970年のアポロ計画も完全なインチキで、月の映像とされる映像では、違う場所に移動しているはずなのに背景の岩の大きさ、形状、位置関係などが変わっていないなどの不自然な点が多々存在する(つまり、単なるハリウッド特撮映画でしかなかった)。


従来、火星に探査機を送り込むことは、技術的に不可能であった。
宇宙船を第一宇宙速度を遥かに超える速度に加速することは、燃料の量の制約上、難しい(前述通り、第一宇宙速度の場合ですら総重量の約9割を燃料が占めるが、それより速くするほど大量の燃料が必要となる)。
よって、月には3週程度で到着するが、火星にはどうしても1年程度かかってしまう。
宇宙船は基本的に惰性で運動するが、軌道の修正等に少量ではあるが燃料を消費する。3週程度なら大した消費量ではないが、1年となると無視できない消費量となり、降下時の減速に使用する燃料を残すことは無理である(火星面でも、月面同様に大気が薄く、パラシュートが使用できない。よって、着陸前にパラシュート程度の速度まで減速しなければいけない。いくら火星の重力が地球の1/2程度であっても、周回軌道から着陸までの間に重力によりかなり加速されるため、それなりの量の燃料を消費する)。
実際、
・NASAが公開した火星の山の写真と同じ山がグリーンランドにある。岩石の位置も割れ目も寸分たがわず同じである。
・火星探査機は、元々、90日程度の活動を想定して設計されているのに、長年、エネルギー切れにならずに活動を続けることができている。
・火星探査開始から数ヶ月後の探査機の自撮り写真では探査機全体(太陽光パネルすらも)が砂を被っている。しかし、その数年後の自撮りではピカピカにきれいになっていた。探査機に清掃機能はなく、NASAは火星の嵐で砂が除去されたせいだと発表したが、それは理論上ありえない(その理屈では、雨も振り、火星の百倍の密度の大気がある地球の車は、砂漠に放置していてもきれいになってしまうことになる)。
などの不自然な点が多い。
つまり、火星探査も、アポロ計画と同様の、単なるハリウッド特撮映画でしかなかった。


従来、宇宙船の打ち上げには、1回につき数億ドルを要していた。


従来、打撲、打ち身、ヘルニアなどを理由とする腰痛や四十肩は医学的な治療が可能でほとんどのケースで完治に至るが、打撲、打ち身、ヘルニアなどを理由とするもの以外の腰痛や四十肩は、医学的な治療が不可能であり、酷いものだと数十年~一生治らなかった。


従来、自動車どうしが衝突する事故や自動車と人間とが接触する交通事故が発生していた。


従来、自動車どうしの衝突が起こると、自動車が大破したり、ドライバーが大怪我または死亡したりしていた。


従来、オーディオ装置の音質は悪かった。従来の総額数千万円の高級システムを使用しても、「眼の前で生の楽器を演奏したり生の人間の歌手が歌う」と「スピーカーから音を鳴らす」という2つの条件で比較ブラインドテストを行った場合、それらを誰もが容易に聞き分けることができる程度に音質が低かった。


従来のVRカメラでは、2枚のレンズの軸どうしの距離を65mmなどにしなければいけないため、必然的に、それぞれのレンズの直径は32.5mm以下などにしなければいけなかった。つまり、VRカメラ特有の物理的な制約のため、それぞれのレンズの直径を大きくできないため、VRカメラの撮影映像はコントラストが低かった(レンズのf値がどうしても悪くなってしいまっていた)。
また、従来、VR映像コンテンツは、一種類の「VRカメラの物理IPD設定」でしか同時撮影できなかった。また、同じ被写体を異なる複数の「VRカメラの物理IPD設定」で複数回撮影を行うことは、被写体にかかるコストなどの理由で難しかった。
例えば、撮影時の「VRカメラの物理IPD設定」が65mm(最も多くの人口をカバーできると言われている数値)だった場合、全人口の半分程度しか正しく立体視を行うことができない。このため、VR映像コンテンツの市場規模が本来の半分程度になってしまっていた(市場のパイが小さくなってしまっていた)。
また、3DoFのVR映像コンテンツを元に、計算により6DoFのVR映像コンテンツを生成した場合(6DoF化した場合)、視聴者が回り込んで被写体を見ることができるようになるが(下から覗き込むなど)、従来のVRカメラを使用して撮影した3DoFのVR映像コンテンツを元にすると、生成された6DoFのVR映像コンテンツの品質が低かった。


従来、山火事が発生したら、有効な消化方法が存在しないため、山が丸ごと燃え尽きるのを待つしかなかった。特に大規模な山であれば、地域のサステナブル環境へのダメージが大きかった。


従来、特に鉄などを素材とする非フッ素樹脂コーティングフライパンにおいて、肉などの食材がフライパンの内面にくっつきやすかった。


従来、ディズニー系やデパート屋上系などのアトラクションショー用の着ぐるみは、顔面などのプリントが動くことはなかった。特に目が動かずに静止したままであることは、生気のない印象を観客に与えてしまっていた(端的に言えば「顔が怖い」)。


従来、水素を燃料とする内燃機関(以後、水素エンジンと呼ぶ)は、燃料電池に比べて搭載車の航続距離が遥かに短かった。燃料電池なら航続距離が800km以上となる量の水素でも、水素エンジンだと航続距離が数十kmとなっていた。
主な原因は、ピストンを始めとした水素エンジン内の各部からの水素の漏れである(水素はわずかな隙間からでも漏れ出やすい性質を有する)。
また、水素を燃やす場合、ガソリンを燃やす場合に比べ、温度が高くなり、燃焼室などの壁にかかる圧力も高くなるため、故障しやすかった。特に、クランクなどの複雑な構造の部品が壊れやすかった。


従来、ハイブリッド自動車において「自転車用ダイナモ装置のような回転発電機であり、かつ、回転軸を回すために大きな力を要するもの」をブレーキ代わりに使用して発電を行い、生じた電力をバッテリーに貯め、バッテリーに貯まった電力を内燃機関のエネルギー変換効率が下がる車両の低速移動時にモーターを駆動して使用していた。しかし、更に高性能な「本来捨てられていたエネルギーを電力として回収し、燃費を向上させる仕組み」が求められていた。


従来、宇宙空間などにおいて電力のみを利用して推進を行うには、振り子時計のように振り子を往復させ、その振り子の軸に加わる遠心力またはその振り子の軸に加わる向心力(遠心力の反力)を利用して推進するしかなかった。しかし、推力密度が非常に低かった。


従来、水素は漏れやすかった。鉄などでできた壁をすり抜けて漏れる場合もあった。
また、水素を利用する内燃機関では、高温になるため、水素の漏れを防ぐために樹脂などでコーティングしても、溶けたり昇華してしまって役に立たなかった。


従来、CO2排出ゼロ社会を実現するには、BEVやFCVなどの非ガソリン車が必要不可欠であり、既存のガソリン車保有者はBEVやFCVへの買い替えを強制されることになり、大きな経済的負担が生じてしまっていた。また、日本などの国は、原油や天然ガスなどのエネルギー資源を輸入しなければならず、そのために足元を見られ、国際的な立場が弱くなっていた。


従来、宇宙空間などにおいて電力のみを利用して推進を行うには、振り子時計のように振り子を往復させ、その振り子の軸に加わる遠心力を利用して推進するしかなかった。しかし、推力密度が非常に低かった。


従来、ロータリーエンジンは燃費が悪かった。


一般に、真空度の高い空間は熱が伝わりにくい。例えば、魔法瓶は、内部が真空度の高い空洞になっている円筒状の板および底面から構成されるため、内容物が冷めにくく、また、温まりにくい。
宇宙空間は、その魔法瓶よりも遥かに真空度の高い空間であるため、宇宙船が放熱を行うためには大量の冷却材が必要であった(冷却材に熱を移動させてから宇宙空間に放出するなど)。しかし、通常、冷却材を積む余裕は無かった(燃料ですら十分に積めず、地上付近で一気に燃焼させて燃焼効率を大幅に上げなければ不足してしまうくらいである)。
このため、一般に、宇宙船の動力にはジェットエンジンが採用されていた。ジェットエンジンでは、例えば、船外後方(進行方向と逆側)にロケット燃料を噴霧し、そこに着火して爆発させ、その爆風を宇宙船の底面(通常は、内部が真空度の高い空洞になっている板や断熱材などにより断熱されている)で受けて前方へ進む。すなわち、熱の発生はほぼ全て船外で生じるため、排熱が不要であった。
原子力などは言うに及ばず、モーター(電動機)ですら、通常は、宇宙船の動力には使えなかった(排熱が行えないため、熱が溜まって温度が極端に上昇し、部品が溶融するなどして故障が生じてしまう)。


一般に、低軌道へのロケット打ち上げは比較的難易度が低く、高軌道へのロケット打ち上げは比較的難易度が高い。低軌道用ロケットは全長数メートル程度の小型のものでも周回速度に到達可能だが、高軌道用ロケットは非常に大型のものでなくては(大型エンジンで大量の燃料を一度に燃焼させ、エネルギー変換効率を大幅に引き上げなければ)周回速度に到達することはできない。
このため、低軌道へのロケット打ち上げは、スペースエックス社を始めとする民間企業やJAXAなどの宇宙開発後進国の政府機関でも容易に(成功率9割以上で)実現できたが、高軌道へのロケット打ち上げは、世界でアメリカのNASAなど以外は実現させることはできなかった。
更に、月や火星などへロケットの打ち上げは、ロケットを周回速度の約1.4倍の速度に加速させる必要があり(すなわち、エネルギー燃焼効率が約1.4倍になるくらいの非常に巨大なエンジンで極めて大量の燃料を一度に燃焼させる必要があり)、高軌道用ロケットよりも遥かに難易度が高く、NASAですらとても実現不可能だった。なお、地球の地上におけるロケット打ち上げ時の最低限必要なエネルギー変換効率が約7割以上である場合、そもそもロケットを周回速度の約1.4倍の速度に加速させることは物理的に不可能である(必要なエネルギー変換効率が100%を超えてしまう)。


一般に、水素ボンベ(特に水素を圧縮して充填した高圧のもの)は、ガソリンスタンドにおいて客に提供するために保管する場合などの長期保管中、ノズルなどから水素が漏れやすかった。


一般に、宇宙船が、「地上に位置計測センサーを設置することが可能な、地球」以外の或る星(中心、地表など)との現時点の距離を知ることはできなかった。このため、地球以外の星では、地球周回軌道における宇宙船とISSとのドッキングのような「宇宙船と、以前に飛ばした宇宙船やその類とのドッキング」を行うことは難しかった。


従来、外宇宙探査機の速度の上限は低かった。
特開2012-20105号公報
しかし、従来のカテーテルは、外径が1mm程度の大きさを有するため、腫瘍に至るまでの細胞を破壊するおそれがある。
本発明の目的は、体内の対象部位に対し、細胞をなるべく破壊せずに抗がん剤等の液体を注入し、細胞質基質等の液体を吸引することが可能な注入・吸引システムを構成する位置制御システムを提供することにある。


本発明の目的は、レアメタルやレアアースなどのレアマテリアルを使用せず(ほとんどの世帯に普及した場合でも資源量が不足しないような資源しか使用せず)、かつ、十分な性能を持ち(「車両内における補給されたエネルギー源を保管するスペースの単位体積」当たりの航続距離が十分に長く)、かつ、低コストな(車両価格をガソリン車と同等にできる)エコカーを提供することにある。


本発明の目的は、有限量の資源の消費なしに、24時間365日安定して潤沢な電力を供給するための社会システムを提供することにある。


本発明の目的は、本当に有人月面着陸を実現する方法を提供することにある。


本発明の目的は、本当に火星に探査機を送り込む方法を提供することにある。


本発明の目的は、宇宙船を多数回打ち上げる場合、1回当りの打ち上げコストが非常に低額になるような(例えば、1回数万ドルなど)、宇宙船打ち上げ用マスドライバーを提供することにある。


本発明の目的は、あらゆる「打撲、打ち身、ヘルニアなどを理由とするもの以外の腰痛や四十肩」を確実に完治する方法を提供することにある。


本発明の目的は、自動車どうしが衝突する事故や自動車と人間とが接触する交通事故を無くす方法を提供することにある。


本発明の目的は、自動車どうしの衝突が起こっても自動車が大破したりドライバーが大怪我または死亡することがほぼ無くなるような自動車のボディーを提供することにある。


本発明の目的は、「眼の前で生の楽器を演奏したり生の人間の歌手が歌う」と「スピーカーから音を鳴らす」という2つの条件で比較ブラインドテストを行った場合、誰も聞き分けられないくらい音質の良いオーディオ装置を提供することにある。


本発明の目的は、コントラストが高いVRカメラ、および、一度の撮影で異なる複数の「VRカメラの物理IPD設定」で撮影を行うことができるVRカメラを提供することにある。


本発明の目的は、山火事を比較的短時間で消化する方法を提供することにある。


本発明の目的は、非フッ素樹脂コーティングでも肉などの食材がフライパンの内面にくっつきにくいフライパンを提供することにある。


本発明の目的は、顔面などのプリントが動く(例えば、目が瞬きするなど)アトラクションショー用の着ぐるみを提供することにある。


本発明の目的は、航続距離が長く、故障しにくい水素エンジンを提供することにある。


本発明の目的は、更に燃費の良いハイブリッド自動車を提供することにある。


本発明の目的は、推力密度の高い「電力のみを利用して推進する装置」を提供することにある。


本発明の目的は、水素が漏れにくい水素ボンベおよび水素内燃機関を提供することにある。


本発明の目的は、ガソリン車のままでCO2排出ゼロ社会を実現し、更に、国内の全てのエネルギー需要を国産資源のみで賄う(肥料の輸入すら不要な)方法を提供することにある。


本発明の目的は、推力密度の高い「電力のみを利用して推進する装置」を提供することにある。


本発明の目的は、燃費の良いロータリーエンジンを提供することにある。


本発明の目的は、真空度の高い宇宙空間においても放熱を行うことが可能な放熱装置を提供することにある。


本発明の目的は、スペースエックス社を始めとする民間企業やJAXAなどの宇宙開発後進国の政府機関でも容易に静止衛星などの高軌道への打ち上げや月や火星などへロケットの打ち上げを行う方法を提供することにある。


本発明の目的は、長期保管中でもノズルなどから水素が漏れにくい水素ボンベを提供することにある。


本発明の目的は、宇宙船と或る星との現時点の距離を計測する装置を提供することにある。


本発明の目的は、外宇宙探査機の速度の上限を引き上げる方法を提供することにある。
本発明の一態様は、上記目的を達成するため、磁性材料から形成され、体内で磁界によって移動できるヘッドに磁界を付与可能な電磁石と、前記電磁石が付与する磁界によって前記ヘッドに働く磁力の大きさ及び向きとを制御可能な移動制御部とを有する移動装置と、前記ヘッド又は先端が開口した状態で前記ヘッドに取り付けられ、前記先端の開口部を介して液体を注入又は吸引可能な管の先端側の位置に存在するマークの位置を求め、前記マークの位置に基づいて前記ヘッドの位置を検出可能な位置検出装置と、を備え、前記移動装置の移動制御部は、前記電磁石が付与する磁界によって前記ヘッドに働く磁力の大きさ及び向きを調節して、前記管が目的位置に対してほぼ真っ直ぐに挿し込まれるように前記ヘッドの進行方向制御を行うことが可能な移動制御部である位置制御システムを提供する。


本発明の一態様は、上記目的を達成するため、圧縮された水素ボンベを2本以上挿すことが可能な、水素内燃機関をエンジンとして備えたエコカーを提供する。


本発明の一態様は、上記目的を達成するため、ダイナモ発電機を取り付けた、車輪を浮かせた自転車状などの発電機を使用して、人間が発電するシステムを提供する。


本発明の一態様は、上記目的を達成するため、あらかじめ「ロケット燃料を詰めたカプセル」を月面に撃ち込んでおき、人間の宇宙飛行士が月面に着陸後に、前記カプセルを回収し、ロケット燃料を宇宙船に充填して、月面で再度打ち上げを行って地球に帰還する、有人月面着陸を行うための方法を提供する。


本発明の一態様は、上記目的を達成するため、あらかじめ「ロケット燃料を詰めたカプセル」を火星の周回軌道上に射出しておき、火星探査機を載せた宇宙船を火星周回軌道に到達させた後、前記カプセルとドッキングし、ロケット燃料を探査機に充填して、探査機を火星面に降下させる、火星に探査機を送り込むための方法を提供する。



本発明の一態様は、上記目的を達成するため、内部に酸素ガスを通すための穴および水素ガスを通すための穴の2つの穴を有する塔状の構造物を3本備えたマスドライバーを提供する。


本発明の一態様は、上記目的を達成するため、透過的に患部の筋線維および筋膜を1本または1枚ずつ識別できるように撮影可能な透過撮影装置を使用して患部を撮影し、患部の筋線維および筋膜のねじれた位置を見つけ、そのねじれを直すことができる力を人の手や機械によるマッサージにより加える、腰痛や四十肩の治療方法を提供する。


本発明の一態様は、上記目的を達成するため、全ての自動車に「電波測定距計を使用して周りの自動車との距離とその変化を調べ、ぶつかりそうな場合に強制的にブレーキをかける仕組み」を備えることをシートベルト同様に義務付け、かつ、希望する歩行者も「前記仕組みに電波を飛ばす装置(キーホルダー型など)」を持つことを特徴とした、交通事故を無くす方法を提供する。


本発明の一態様は、上記目的を達成するため、全体が鉛直上向きに進むにつれ狭まるように傾いた形状であり、2層以上から構成される自動車のボディーを提供する。


本発明の一態様は、上記目的を達成するため、スピーカーの振動板に「前記振動板の前後方向の位置を計測可能なセンサー」を備えたオーディオ装置を提供する。


本発明の一態様は、上記目的を達成するため、本来レンズを取り付ける位置に、前記レンズと同じ直径の光学用ミラーを取り付け、ミラーで反射させた光をレンズおよびイメージセンサーで撮影するVRカメラを提供する。


本発明の一態様は、上記目的を達成するため、木を切り倒すことができる切断装置を取り付けた車両を使用して、延焼が予測される位置に移動してその位置の木を切り倒す、山火事を消化する方法を提供する。


本発明の一態様は、上記目的を達成するため、熱した状態でやすりを使用して内面を研磨して平らにしたフライパンを提供する。


本発明の一態様は、上記目的を達成するため、フレキシブル液晶を顔面などに貼り付けたアトラクションショー用の着ぐるみを提供する。


本発明の一態様は、上記目的を達成するため、ピストンおよびクランクを用いた内燃機関ではなく、ロータリーエンジンであり、水素ボンベを備え、ボンベを接続する箇所から燃焼室に至るまでが、燃焼室の壁との繋ぎ目が存在しないような板で覆われ、かつ、前記板の鉛直上側は燃焼室に近づくにつれ鉛直上側に広がるように傾いており、前記板の鉛直下側は燃焼室に近づくにつれ鉛直下側に広がるように傾いている自動車用エンジンを提供する。


本発明の一態様は、上記目的を達成するため、メインエンジンがロータリーエンジンであり、爆風をそのハイブリッド自動車の車輪を回すための羽根車に当てた後、羽根が取り付けられた回転発電機に当てて発電を行い、生じた電力をバッテリーに貯め、バッテリーに貯まった電力を内燃機関のエネルギー変換効率が下がる車両の低速移動時にモーターを駆動して使用する、ハイブリッド自動車を提供する。


本発明の一態様は、上記目的を達成するため、円の中心と円の外周との間を重りが往復するための仕組みを備えており、前記仕組みが前記「円の中心」を中心として回転するための仕組みを備えており、前記回転するための仕組みが推進方向側にあるときは、前記往復するための仕組みにおいて前記重りが前記「円の中心」かその近くに移動し、前記回転するための仕組みが推進方向と逆側にあるときは、前記往復するための仕組みにおいて前記重りが前記「円の外周」かその近くに移動するための仕組みを備えている、推進装置を提供する。


本発明の一態様は、上記目的を達成するため、表面にシリカを吹き付けてホーローとした、水素ボンベまたは水素内燃機関を提供する。


本発明の一態様は、上記目的を達成するため、メインエンジンがロータリーエンジンであり、爆風をそのハイブリッド自動車の車輪を回すための羽根車に当てた後、羽根が取り付けられた回転発電機に当てて発電を行い、生じた電力をバッテリーに貯め、バッテリーに貯まった電力を内燃機関のエネルギー変換効率が下がる車両の低速移動時にモーターを駆動して使用する、ハイブリッド自動車を提供する。


本発明の一態様は、上記目的を達成するため、重りが直線上を移動するための仕組みを備えており、前記重りが直線上を移動するための仕組みの向きを180度回転させるための仕組みを備えており、前記重りの質量は、「前記重り以外の前記重りが直線上を移動するための仕組み」および「前記重りが直線上を移動するための仕組みの向きを180度回転させるための仕組み」の総質量を超える大きさである、推進装置を提供する。


本発明の一態様は、上記目的を達成するため、「燃焼室から出る爆風」がその羽根に当たる羽根車(以降、第一の羽根車と呼ぶ)が壁により密閉されており(後述する「燃焼室から出る爆風が通るパイプ」や「aから出る爆風が通るパイプ」、「羽根車に繋がったシャフト」が通るシャフト穴などを除く)、「燃焼室から出る爆風が通るパイプ」が、「燃焼室から出る爆風」がaに流れ込むように接続されており、「aから出る爆風が通るパイプ」が、aから出る爆風がそこから出ていくように接続されており、「aから出る爆風が通るパイプ」は、その出口から出る爆風の速度が、第一の羽根車が回転する速度(円状の経路の接線における速度)を超える速度になるように、出口が狭くなっており、「aから出る爆風が通るパイプ」の出口において、aから出る爆風が、に当たるように構成されている、ロータリーエンジン。


本発明の一態様は、上記目的を達成するため、温度が上がると「照射されたものの温度を上げる効果が大きい光(例えば、赤外線など)」を多く発生する素材(例えば、セラミックスなど)で構成され、放熱したい方向と逆側に前記光を反射するための仕組み(例えば、鏡など)を備える放熱装置を提供する。


本発明の一態様は、上記目的を達成するため、燃料カプセルを積んで低軌道へロケットを打ち上げ、その低軌道の周回軌道に前記燃料カプセルを射出しておき、ロケットを、まず低軌道に(前記周回軌道の同じ高度に)打ち上げ、前記燃料カプセルから燃料を充填してから、高軌道、月、火星などへの加速を行うことを特徴とする、低軌道へのロケット打ち上げのみで静止衛星などの高軌道への打ち上げや月や火星などへロケットの打ち上げを行う方法を提供する。


本発明の一態様は、上記目的を達成するため、ノズルを取り囲む、ノズルよりも高い壁を備え、水を前記壁の中に前記ノズルが埋まるように注いであり、かつ、前記水の圧力が前記水素ボンベ内部の水素と同じまたはほぼ同じ圧力になるように前記水を押し込んで蓋がしてある、水素ボンベを提供する。


本発明の一態様は、上記目的を達成するため、
a.宇宙船を或る星の周回軌道に周回可能な速度で入れ、周回させる。
b.宇宙船から宇宙船前方に位置計測センサー(例えば、電磁波測距計や光測距計など。以降、位置計測センサーAと呼ぶ)を突き出して切り離し、宇宙船を少しの時間だけ逆方向に加速してその速度を下げる(わずかに速度差を生じさせる)。これにより、宇宙船と位置計測センサーAとが時間が経つほど離れていく。
c.宇宙船と位置計測センサーAとが十分に離れたら(例えば、時速10km減速させる程度のわずかな逆方向の加速を行った場合、10時間経過すると、宇宙船と位置計測センサーAとの距離が100kmとなる)、宇宙船を少しの時間だけ順方向に加速して、aの減速を打ち消す。
d.宇宙船から宇宙船前方に、位置計測センサーAとは別の位置計測センサー(以降、位置計測センサーBと呼ぶ)を突き出して切り離し、宇宙船を少しの時間だけ逆方向に加速してその速度を下げる(わずかに速度差を生じさせる)。
e.宇宙船と位置計測センサーBとが十分に離れたら(例えば、時速10km減速させる程度のわずかな逆方向の加速を行った場合、10時間経過すると、宇宙船と位置計測センサーBとの距離が100kmとなり、宇宙船と位置計測センサーAとの距離が200kmとなる)、宇宙船を少しの時間だけ順方向に加速して、dの減速を打ち消す。
f.以降、常にまたは定期的に、宇宙船、位置計測センサーA、位置計測センサーBの三者の互いの距離を計測する。また、その三者が互いに成す角度も求める(三角形の三辺の長さが分かれば、その三角形の3箇所の角の相対角度も分かる)。
g.fの三者の互いの距離と三者が互いに成す角度の変化の仕方から、現時点の前記宇宙船と前期星との距離を求める。
ための仕組みを備えた、高度計測装置を提供する。
本発明によれば、体内の対象部位に対し、細胞をなるべく破壊せずに抗がん剤等の液体を注入し、細胞質基質等の液体を吸引することが可能な注入・吸引システムを構成することができる。


本発明によれば、レアメタルやレアアースなどのレアマテリアルを使用せず(ほとんどの世帯に普及した場合でも資源量が不足しないような資源しか使用せず)、かつ、十分な性能を持ち(「車両内における補給されたエネルギー源を保管するスペースの単位体積」当たりの航続距離が十分に長く)、かつ、低コストな(車両価格をガソリン車と同等にできる)エコカーを構成することができる。


本発明によれば、有限量の資源の消費なしに、24時間365日安定して潤沢な電力を供給するための社会システムを構成することができる。


本発明によれば、本当に有人月面着陸を実現することができる。


本発明によれば、本当に火星に探査機を送り込むことができる。


本発明によれば、宇宙船を多数回打ち上げる場合、1回当りの打ち上げコストが非常に低額になるような(例えば、1回数万ドルなど)、宇宙船打ち上げ用マスドライバーを構成することができる。


本発明によれば、あらゆる「打撲、打ち身、ヘルニアなどを理由とするもの以外の腰痛や四十肩」を確実に完治することができる。


本発明によれば、自動車どうしが衝突する事故や自動車と人間とが接触する交通事故を無くすことができる。


本発明によれば、自動車どうしの衝突が起こっても自動車が大破したりドライバーが大怪我または死亡することがほぼ無くなるような自動車のボディーを構成することができる。


本発明によれば、「眼の前で生の楽器を演奏したり生の人間の歌手が歌う」と「スピーカーから音を鳴らす」という2つの条件で比較ブラインドテストを行った場合、誰も聞き分けられないくらい音質の良いオーディオ装置を構成することができる。


本発明によれば、コントラストが高いVRカメラ、および、一度の撮影で異なる複数の「VRカメラの物理IPD設定」で撮影を行うことができるVRカメラを構成することができる。


本発明によれば、山火事を比較的短時間で消化することができる。


本発明によれば、非フッ素樹脂コーティングでも肉などの食材がフライパンの内面にくっつきにくいフライパンを構成することができる。


本発明によれば、顔面などのプリントが動く(例えば、目が瞬きするなど)アトラクションショー用の着ぐるみを構成することができる。


本発明によれば、航続距離が長く、故障しにくい水素エンジンを構成することができる。


本発明によれば、更に燃費の良いハイブリッド自動車を構成することができる。


本発明によれば、推力密度の高い「電力のみを利用して推進する装置」を構成することができる。


本発明によれば、水素が漏れにくい水素ボンベおよび水素内燃機関を構成することができる。


本発明によれば、ガソリン車のままでCO2排出ゼロ社会を実現し、更に、国内の全てのエネルギー需要を国産資源のみで賄うことができる(肥料の輸入すら不要)。


本発明によれば、燃費の良いロータリーエンジンを構成することができる。


本発明によれば、真空度の高い宇宙空間においても放熱を行うことが可能な放熱装置を構成することができる。


本発明によれば、スペースエックス社を始めとする民間企業やJAXAなどの宇宙開発後進国の政府機関でも容易に静止衛星などの高軌道への打ち上げや月や火星などへロケットの打ち上げを行うことができる。


本発明によれば、長期保管中でもノズルなどから水素が漏れにくい水素ボンベを構成することができる。


本発明によれば、宇宙船と或る星との現時点の距離を計測する装置を構成することができる。


本発明によれば、外宇宙探査機の速度の上限を引き上げることができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る注入・吸引システムの概略の構成例を示す斜視図である。
図2は、本発明の実施の形態に係る自動車用エンジンの全体の構成例を示す断面図である。
図3は、本発明の実施の形態に係る自動車用エンジンの圧力調整弁の構成例を示す断面図である。
図4は、本発明の実施の形態に係る商用ロケットの価格・打ち上げ能力を示すグラフである。(引用元不明)
ここに特願2014-018105号の明細書の発明を実施するための形態の内容全てを引用する。図面の符号も同じものを指す。
症状が進んでしまい間もなく死亡に至りそうながん患者を治療する場合、まず高濃度ビタミンC水溶液を注入する液体として使用して全身のがん細胞を概ね不活性化し、その後、生き残ったビタミンCに耐性を持つがん細胞を不活性化することが可能な液体(抗がん剤等)を注入する液体として使用してもよい。
本実施の形態を使用して、動脈硬化を起こした血管の内壁のプラーク硬化物などの内部に極細管の先端を移動させ、化学反応などの作用により前記プラーク硬化物などを溶かすことが可能な液体を注入し、動脈硬化の治療を行ってもよい。その場合、極細管が血流に流されて移動に支障を来さないように、血管の内壁の外側から(血管の外側から)極細管の先端がプラーク硬化物に挿し込まれるような位置と向きで、極細管を移動させてもよい。また、化学反応などの作用により前記プラーク硬化物などを溶かすことが可能な液体は、血管壁は溶かさないものであってもよい。本実施の形態はコンピューターによる自動制御が可能なので、治療対象箇所の数が多くても、医師の手をわずらわせることなく完治できる。また、無侵襲なので、医師の手による治療だと危険な箇所でも、また、血管が入り組んだ箇所でも完治できる。
本実施の形態を使用して、動脈瘤が生じた動脈において、前記動脈瘤の内部に極細管の先端を移動させ、注入後、一定時間経過により固体化する液体で前記動脈瘤の内部を満たして、動脈瘤を治療してもよい。その場合、極細管が血流に流されて移動に支障を来さないように、動脈の外側から極細管の先端が動脈瘤に挿し込まれるような位置と向きで、極細管を移動させてもよい。本実施の形態はコンピューターによる自動制御が可能なので、治療対象箇所の数が多くても、医師の手をわずらわせることなく完治できる。また、無侵襲なので、医師の手による治療だと危険な箇所でも、また、動脈が入り組んだ箇所でも完治できる。
本実施の形態を使用して、全身に撒くことができないくらい濃度の高い抗ウィルス剤を患部に注入してもよい。これにより、従来は難しかった、神経節の奥などに潜り込んだウィルスの不活性化も可能となる。
本実施の形態において、CT・MRI・PETなどによる撮影画像におけるがん細胞の固まりの位置を求めるとき、AI(人工知能)を用いてもよい。ChatGPTなどを利用すれば、高い精度でがん細胞の固まりの位置を求めることができる。
ちなみに、本実施の形態が発明されたことにより、「不老長寿(病気や事故だと死ぬが、それが無ければ、20代の体のまま何万年でも何億年でも好きなだけ生きられる)」が技術的に実現可能となった。
資金提供者が見つかれば、数年~数十年以内に不老長寿が実現できると考えられる。
不老長寿の実現に必要なのは、主に
a.テロメアーゼの安価な量産方法の発明
b.「p53、Rbたんぱく質を始めとした、ヒトゲノムの十数箇所(今後、増える可能性あり)」それぞれについて、「その塩基配列が存在することによって細胞が代謝する化学物質」の特定、および、その化学物質の安価な量産方法または体外への排出方法の発明
の2つである。
ちなみに、「化学物質の特定」は、例えば「塩基配列をクラックしてから細胞に含まれる化学物質を特定し、クラックしていない状態と比較する」だけなので、人海戦術を使えば比較的容易に終わる。
ごく最近まで、例えテロメアーゼを安価に量産できたとしても、発がん性があるため、テロメアーゼを人体に撒くことは不可能な状況だった(不老長寿のつもりが、逆に直ぐに死んでしまうことになる)。だから、上のaやbに投資する者は誰もいなかった。
しかし、本実施の形態(例えば、ステージ4のがんでも、ほぼ全てのケースを、ピンポイントでがん腫瘍のみを不活性化することにより完治することができる)が発明されたため、テロメアーゼを人体に撒くことが可能となった。
細胞が分裂するとき、テロメアーゼの濃度が高いと、ヒトゲノム末端部(テロメア)が修復される。
それにより、例えば、全身の細胞のテロメアを修復し、更に全身のそれぞれの細胞付近の上のbの化学物質の濃度を20代の人間と同じに維持すれば、人体は少しずつ若返る。
90歳や100歳の老人でも、処置をすれば半年以上かけて全身の細胞が少しずつ若返っていき、終わったときには20代の体に戻っている。
例えば、その後も、10年くらい毎に20歳頃の体に戻れば、何万年でも何億年でも、20代の体のまま生きることができる。
心臓の筋肉の細胞や脳の神経細胞には他の方法が必要であるが(例えば、iPS細胞などの幹細胞を表面付近に撒く)、そちらも世界中で投資・研究が流行れば早期に発見されるであろう。
なお、上に挙げた全てが「総当り試行」なので、延々と試行を繰り返せば(コストをかければ)、何時か必ず解答が見つかる。始めなければ永久に不老長寿は実現できないし、始めれば何時か必ず実現できる、ということである。


以下は本発明の実施の形態の一例である。
ガソリン車におけるガソリン注入スペースと同様の位置に、ボンベを2本以上並べて挿し込むことができる蓋の付いたスペースを設けておき、エンジンとして水素内燃機関(噴霧されたガソリンと同様に水素ガスに着火して爆風を起こし、その爆風でクランクを動かして車輪を駆動させる。昨年にトヨタ自動車の社長が搭乗してパフォーマンスを行ったレーシングカー参照)を取り付ける。なお、水素内燃機関は、ガソリン内燃機関と同様に、レアメタルやレアアースなどのレアマテリアルを使用しない(鉄だけでも作ることができる)。
エコカーは、まずボンベのうち1本のみの水素を消費してエコカーを走行させ、その1本のボンベの水素を使い切ったら、使用するボンベをそれ以外のボンベに切り替え、それと同時に、ドライバーに対して、ガソリンスタンド等へ行くように通知を行う。
ドライバーは通知を受けた後、ガソリンスタンド等へ行き、空のボンベを取り外し、代わりに水素が圧縮充填されたボンベを挿し込む。
使い切ったボンベは、ガソリンスタンド等が回収し、工場で品質チェックを行ってから水素を充填して再利用してもよい。ガソリンスタンド等において、自動販売機と同様の無人販売機に使い切ったボンベを入れ、決済を済ませると、水素充填済みボンベが無人販売機から出てくるようにしてもよい。リターナブル化することにより、システムトータルでの環境性能が高まる。
遠くへツーリングを行う場合などは、自宅において使用中のボンベを引き抜いて自宅に置いていき、ガソリンスタンド等で空いた挿し込み口に新しいボンベを挿し込んでから出発し、帰宅したら、空になったボンベと自宅に置いていったボンベを挿し替えてもよい(まだ使用中のボンベがあれば、後日それが空になってから、ガソリンスタンド等へ行く代わりに自宅で交換すれば、無駄が出ない)。
液体ガソリンは、気化ガソリンの圧縮物と同然であるが、圧縮水素ボンベは、その液体ガソリンと同等のエネルギー密度を有する。このため、ガソリン車のガソリン保管スペースと同等の広さのボンベ保管スペースで、十分に長い(数百キロメートル~千キロメートル以上)航続距離を得られる。
つまり、本実施の形態では、ある種の燃料電池車の「多孔質などで形成された水素タンクに、ホースに接続されたノズルを挿し込んで、無圧縮水素を注入して吸着させる方式」などとは全く異なり、大量の水素を車両に納めることが可能となる。
また、従来のエコカーのように巨大な電池を載せる場合に比べ、圧縮水素ボンベを載せる場合の設置スペースは一般に小さくて済むため(ガソリン車並みで済むため)、全体的な視覚デザイン上の制約が減り、車内スペースを犠牲にしなくても(車内を狭くしなくても)より魅力的な視覚デザインのエコカーを創りやすくなるという効果もある。
欧州ではあと数年でハイブリッドカーがエコカーとして扱われなくなるが、本実施の形態によれば、ごく短い開発期間で、大量に安定して(普及後も資源の枯渇を起こさず)、ガソリン車と同等の低価格で、航続距離がガソリン車並みに長い、水素のみをエネルギー源とする(水と熱しか排出しない)エコカーを販売できる。
BEVに必要なリチウムは既に不足が始まっており、大規模な普及に耐えられないことは確実である。今後、全固体電池などの分野で大きなブレークスルーが起こるまでのつなぎとして、これに優るものはないであろう。


以下は本発明の実施の形態の一例である。
ダイナモ発電機を取り付けた、車輪を浮かせた自転車状などの発電機を使用して人間が発電する。
AI化した方が効率のよい仕事は全てAIに任せ、余った労働力は全て上記発電に振り分ける。
AI化により人件費が不要となった企業は巨額の人件費が浮くため、それを税として政府が徴収し、上記発電に対する補助金に回せばよい。
人間は夜勤も行えるので、24時間365日安定して潤沢な電力を供給できる。
人間がAI化できる仕事を行った場合でも、上記発電を行った場合でも、いずれにせよ、人間は同量の水、食料、エネルギーを消費する。よって、社会トータルで見た場合、上記システムは、資源の消費なしで潤沢な電力を供給できることと同じである。
これは、多くの労働をAI化することによって初めて行うことができる、AIによる大幅な効率化の一例である。発電のための資源の輸入が不要になれば、貿易収支が大幅に改善する。すなわち、AIが巨額の金を生むわけである。
突き詰めると、経済は、外国とのやり取りで全てが決まる。国内の金の流れなど、極論、どうにでもできるからである(帳尻を合わせるだけである。ちなみに、日本の官僚や政治家は、それを悪用して私腹を肥やしている(「一般会計から特別会計への繰入金」「還流システム」など))。
よって、上記システムを実行すれば、政府の帳簿上の数字では、発電に巨額のコスト(人件費)をかけているように見えるが、実質、ノーコストで発電を行っているのも同然である(外国からのエネルギー源の輸入が不要となる)。
つまり、産業全体のAI化により、事実上無限のエネルギーがノーコストで手に入るわけである。
これにより、莫大な電力を必要とするため他国ではビジネスとして成立しない事業(水不足の地域における海水の電気分解による水生産など)も実行可能となる。
労働者の多くが上記発電を行う場合、一人当りの発電量ノルマはかなり少なくなる。
例えば、車輪を浮かせた自転車状などの発電機を用いる場合、上半身はフリーなので、ハンドルに取り付けられたタブレットなどで暇を潰しながらペダルを漕ぐだけで十分である。
ダイナモも、車輪を浮かせた自転車状などの発電機も、潤沢で再利用可能な資源のみから作ることができる(サステナブルである)。
当然のことであるが、人類が滅ぶまでは人間がいなくなることはない。言い換えれば、上記発電に必要な資源は、事実上尽きることはない(サステナブルである)。


以下は本発明の実施の形態の一例である。
「ロケット燃料を詰めたカプセルを、ミサイルと同様の軌道コントロールによって、月面のほぼ同じ地点に撃ち込むこと」を複数回繰り返す(複数回、カプセルを撃ち込むためだけに宇宙船を打ち上げる)。
十分な量の「ロケット燃料を詰めたカプセル」を撃ち込んだら、人間の宇宙飛行士が宇宙船に乗り込み、月面に着陸後に、撃ち込んだ「ロケット燃料を詰めたカプセル」を回収し、ロケット燃料を宇宙船に充填して、月面で再度打ち上げを行って地球に帰還する。
上記方法はアポロ計画と異なり「本物」なので、何度でも継続的に有人月面着陸を行い続けることが可能である。
帰還時の打ち上げではブースター切り離し済みの宇宙船を再利用することになる。もしブースター切り離し前の宇宙船であれば、ブースター含めた宇宙船の燃料タンクが満量である場合、地球での打ち上げの約1/3のエネルギー変換効率になるような出力でよいが(例えば、地球での打ち上げでエネルギー変換効率が90%であった場合、月での打ち上げでは30%になるような低出力でよいが)、実際にはブースターが切り離されているため、そこまで極端に必要なエネルギー変換効率が下がることはない。しかし、ブースター分を差し引いても必要なエネルギー変換効率は地球での打ち上げ時よりは下がるため、ブースター切り離し済みの宇宙船でも十分に、かつ、地球での打ち上げ時より安全に、月の第一宇宙速度に達することができる。
月以外の全ての星でも、上記と同様の方法で有人着陸を行うことができる。なお、地球並み、または地球より重力が強い星などの場合(エンジンの再利用は難しいような高い出力(高いエネルギー変換効率)が必要となるなどの場合)、ロケット燃料カプセルと同様に、あらかじめブースターやその部品一式を前記星に撃ち込んでもよいし、あらかじめ別の宇宙船の部品一式を前記星に撃ち込んでもよい。部品一式を撃ち込む場合、部品組み立て用の機材を一緒に撃ち込んでもよいし、有人飛行のときにその組み立て技術を有する技術者を宇宙飛行士と共に乗船させてもよい。
また、燃料カプセルに位置計測センサーを取り付けてもよい。これにより、周回軌道上におけるロケットと燃料カプセルとのドッキングがしやすくなる。
ちなみに、上記方法は、出願人が2022年(2019年に立ち上がってから全く音沙汰のなかったアルテミス計画が、急に世界中のメディアで大きく取り上げられるようになる、その数ヵ月前)にインターネット上のBBSに書き込んでおり、既に公知である。


以下は本発明の実施の形態の一例である。
「ロケット燃料を詰めたカプセルを、火星の周回軌道上に射出すること」を複数回繰り返す(複数回、カプセルを射出するためだけに宇宙船を打ち上げる)。
十分な量の「ロケット燃料を詰めたカプセル」を射出したら、火星探査機を載せた別の宇宙船を火星周回軌道に到達させ、「射出済みのロケット燃料を詰めたカプセル」と「一般的な宇宙船と地球周回軌道上のISSとのドッキング」と同様の手順でドッキングし、そのカプセルから燃料を得て探査機に充填し、探査機を火星面に降下させる。
火星以外の全ての星でも、上記と同様の方法で探査機を送り込むことができる。


以下は本発明の実施の形態の一例である。
本実施の形態は、それぞれが「自重をジェット噴射で支えることができるジェットエンジンを備えた、背の低い(例えば、高さ1~2メートル程度の)ブロック」を鉛直方向に重ね上げて形成される。見た目上は「積み上げ」だが、それぞれが自立して浮遊しているため、一つ下のブロックが抜け落ちても自ブロックの位置や傾きが変わることがない。
それぞれのブロックは、例えば、以下の特徴を有する。
・高さの非常に低い円柱状である(薄くスライスした円柱状)。
・「ブロック2つ(またはそれ以上)分の重さ」および「後述する組み立て用機材の重さ」を支えられる鉛直上向き方向の力をブロックに加えることが可能なジェットエンジンを3個以上備え、例えばそれらは均等な出力でブロックを水平に維持できるような位置に配置される(円の中心から見て120度間隔で3個など)。
・高さは、例えば1~2メートル程度である。これは、個々のジェットエンジンの出力を抑え、安定動作しやすくするためである。
・内部に、酸素ガスを通すための穴および水素ガスを通すための穴の2つの穴を有する。
・表面に、正極用と負極用の2本の電線を備える。
・一部のブロックは、酸素ガスを通すための穴および水素ガスを通すための穴の内部に、再送風用の電動プロペラを備える(電力は前記電線から得る)。
・表面に、すぐ上およびすぐ下のブロックに備えたものと連結可能な、リニアモーターレールを備える。
・表面に、リニアモーターカーへ電力供給するためのコイルを備える。
海上にメガフロートを浮かべ、前記メガフロートに原子力発電所などから電力を供給し、前記メガフロートにおいて海水の電気分解を行って、水素および酸素を生成する。
前記水素および酸素を、前記原子力発電所から供給された電力を使用して、ブロックが有する酸素ガスを通すための穴および水素ガスを通すための穴にポンプによって送り込む。
各ブロックは、穴から酸素ガスおよび水素ガスをジェットエンジンに引き込み、着火して爆風を起こし、鉛直上向きの力を自ブロックに加え、自ブロックの鉛直方向の高さを維持する。
重ね上げられたブロックは、1本の塔のようになり、自重で崩れることがない。この塔状の構造物を、以下、塔と呼ぶ。
なお、後述のように3本の塔を並べて使用する場合でも、ブロックの直径に制限はなく(それぞれのリニアモーターレールを下駄で浮かせればよい)、また、数ブロックごとに前記再送風用の電動プロペラを使用して鉛直上向きに送風し直すため、穴に通すことができる酸素ガスおよび水素ガスの量にも制限はない。
よって、塔は無限長に延ばすことができる。
メガフロート上に1個目のブロックを作り、その上に2個目のブロック用の部品およびその部品を組み立てるための機材を乗せ、組み立てて2個目のブロックを作り、、、を必要な回数繰り返し、塔を形成する。
本実施の形態では、この塔を3本使用する。
例えば、円における、円の中心から見て120度間隔の位置に3本の塔を配置する。
その3本の塔それぞれにおける、3本の中心に面する位置に、鉛直方向のリニアモーターレールおよびリニアモーターカーへ電力供給するためのコイルを備える(電力は前記電線から得る)。
その3本の塔の中心を、リニアモーターカーが鉛直方向に進行する。
リニアモーターカーは、その表面における、塔に取り付けられたリニアモーターレールと向かい合う位置に、リニアモーターを備える。また、塔に取り付けられたコイルと平行な位置と向きにコイルを備え、塔に取り付けられたコイルから非接触給電される(電動歯ブラシや携帯電話の非接触充電と同様)。
なお、リニアモーターレールは莫大な電力を必要とするが、リニアモーターカーはさほど大きな電力を必要としないため、非接触給電で十分である。
リニアモーターカーが第一宇宙速度まで加速されたら、3本の塔の先端部から地球周回軌道(または他の星の周回軌道)へ射出される。
120度間隔の3方向それぞれからリニアモーターにより支えられることにより、車両の姿勢を鉛直方向に保つことができる。
リニアモーターカーや非接触給電を用いるのは、物理的な接触があると、第一宇宙速度近くに加速された場合に、莫大な摩擦熱が生じ、容易に溶解(または昇華)して破損してしまうためである。
それぞれのブロックに、水平方向の前後左右方向に力を加え、前記ブロックの姿勢制御を行うことができるような水素酸素ジェットエンジン(円における中心から見て120度間隔で3個以上)を取り付け、それを使用して、塔が傾いたり曲がりくねったりしないように、それぞれのブロックの水平方向の位置および角度の制御を行ってもよい。特に雲の下だと強風が生じたときに塔に大きな力が加わるが、これを用いれば塔を垂直に保つことができる。
また、メガフロートではなく海岸などに塔を設置してもよい。これにより、海が荒れたときに荒波による塔の曲がりを容易に防止できる。また、この海岸は、地震による塔の曲がりを容易に防止するため、地震が少ない地域でもよい。
本実施の形態によれば、従来の宇宙船の打ち上げに比べて遥かに低いコストで莫大な重さの資材を地球周回軌道や月などの他の星に運ぶことができるため、月面都市の建設などが可能となる。
また、将来、軌道エレベーターを構成可能な強度を持つ素材が発見または発明された場合に、その建設に必要な莫大な重さの資材を、建設ベースとなる地球周回軌道を周回する構造物へ、低コストで運ぶことができる。


以下は本発明の実施の形態の一例である。
透過的に患部の筋線維および筋膜を1本または1枚ずつ識別できるように撮影可能な透過撮影装置(例えば、倍率を適度に下げたMRIマイクロスコープ)を使用して患部を撮影し、患部の筋線維および筋膜のねじれた位置を見つけ、そのねじれを直すことができる力(同じ位置に逆向きのねじれを発生させようとする力など)を人の手や機械によるマッサージにより加える。
人体に存在する線や管は、何らかの力が加わってねじれ、そのまま元に戻らなくなることがある。精索がねじれたまま元に戻らなくなる精巣捻転症もその一例である。
また、例えば、腰の骨(すなわち、背骨の腰部分)は、ヌンチャクのように、複数の分離したパーツがゆるく繋がった構造をしている。ヌンチャクを振っても棒状のパーツ自体は変形せず、鎖のみが変形するように、腰の骨においても、分離パーツである腰の骨自体が変形することはほぼ無く、腰の骨どうしを繋ぐ筋肉や筋膜が精巣捻転症のようにねじれて元に戻らなくなることで、腰の骨どうしの位置関係がずれてしまい、神経を圧迫して腰痛が生じる。四十肩もこれと同様である。
この筋繊維や筋膜のねじれを、倍率を適度に下げたMRIマイクロスコープなどを使用して撮影し、そのねじれを適切なマッサージにより戻してやれば、どれだけ質の悪い腰痛や四十肩でも確実に完治させることができる。
筋繊維や筋膜のねじれを戻すとき、針を筋繊維や筋膜に刺してたこ焼きをひっくり返す要領で動かしてもよい。


以下は本発明の実施の形態の一例である。
本実施の形態の交通事故を無くす方法は、以下の特徴を備える。
全ての自動車に「電波測定距計を使用して周りの自動車との距離とその変化を調べ、ぶつかりそうな場合に強制的にブレーキをかける仕組み」を備えることをシートベルト同様に義務付け、かつ、希望する歩行者も「前記仕組みに電波を飛ばす装置(キーホルダー型など)」を持つ。
使用する電波の周波数は、雨の日でも問題なく利用できるように、低くしてもよい。
現在話題の自動運転は、高度な情報処理である画像認識を利用したものであり、誤動作も多いが、本実施の形態で使用する電波測定距計は「枯れた技術」であり、処理もシンプルなので、誤動作はまずしないと考えられる。つまり、本実施の形態は、自動運転などとは異なり、すぐに完全な形で実用化可能である。すぐにでも全ての交通事故を無くすことができる。
自動車メーカーは、自動運転などよりも先に本実施の形態を実用化すべきである。
交通事故は被害者が子供の痛ましいものも多いが、本実施の形態を実用化すれば、その発生を限りなくゼロに近づけることができる。幼児でも、鍵っ子の鍵のようにネックレス状に首にぶら下げておけば、紛失することなく「前記仕組みに電波を飛ばす装置(キーホルダー型など)」を持たせることができる。
また、本実施の形態を使用すれば、近年ドライバーの高齢化のために増加してきた歩道への自動車突っ込み事故やコンビニへの自動車突っ込み事故などもまとめて無くすことができる(例えば、コンビニは「前記仕組みに電波を飛ばす装置(キーホルダー型など)」を駐車場とコンビニとの間に設置しておくだけでよい)。
本実施の形態が実用化されれば、交通事故に遭う不安、また、交通事故を起こして巨額の賠償金を抱えたり交通刑務所に入れられてしまう不安(歩行者、ドライバー双方の不安)を払拭することができる(完全に安心して歩行や運転ができるようになる)。


以下は本発明の実施の形態の一例である。
本実施の形態の自動車のボディーは、以下の特徴を備える。
・全体が鉛直上向きに進むにつれ狭まるように傾いた形状(例えば、ねじ巻き時代のコンビーフ缶の形)である。
・下地層と表面層を含む2層以上から構成される。
・前記下地層は、条件は特になく、従来の自動車ボディーと同様でもよい。
・前記表面層は、衝撃を受けると割れて鉛直上向きに飛ぶ。飛散した破片が通行人にぶつかっても怪我などをさせないため、密度が小さい素材(軽い素材)で構成してもよいし、割れると鋭利な形状とならず球状の破片に分かれる(従来の自動車のフロントガラスなどと同様)ような素材で構成してもよい。密度が小さい素材を用いた場合、燃費への悪影響も減らすことができる。
本実施の形態の自動車のボディーを装備した自動車が他の自動車と衝突した場合、まず表面層が割れて細かな破片となり、それら全てが鉛直上向きに高く飛び上がる。衝突により与えられる運動エネルギーの大部分はその表面層の破片に移動し、下地層や車両本体は単に水平方向に押されてずれるように移動するだけとなる。
柔道に「柔よく剛を制す」という言葉があり、敵の体が大きく力が強くても、その力の向きを変えてやることで投げ飛ばすことができる。本実施の形態もそれと同様に、衝突で生じる力を受け止めたり跳ね返したりするのではなく(もし行おうとすると、車両にも莫大なコストがかかり、かつ、燃費も大幅に悪くなり、かつ、衝突相手がより酷く破壊されてしまう)、その力の向きを変えて往なすものである。
本実施の形態を装備した場合、例えば、軽自動車と大型トレーラーとの高速での衝突であっても、軽自動車はほぼ無傷(水平方向に押されてずれるように移動することにより発生する細かな傷のみとなる)だと考えられる(従来品であれば車両が大破してドライバーも死亡してしまうケースでも、ほぼ無傷)。
本実施の形態は、本願明細書記載の電波測定距計を使用した強制ブレーキを使えない場面で有用である(例えば、自動車レース(車両どうしの接近が当然に生じ、かつ、移動が高速過ぎるため)など)。


以下は本発明の実施の形態の一例である。
本実施の形態のオーディオ装置は、以下の特徴を備える。
・スピーカーの振動板に「前記振動板の前後方向の位置を計測可能なセンサー」を備える。
・振動板の位置が理想的な位置にできる限り近づくように、ボイスコイルに流す電流の大きさを変化させる。例えば、振動板の位置が理想的な位置より前に出ていれば、その次にボイスコイルに流す電流の大きさを変化させるときに、「再生信号に応じた大きさの電流をそのまま流した場合に振動板が取る位置」よりも振動板が後ろに下がるように電流の大きさを変化させる。
オーディオシステムにおける下流ほど、その品質が音質に大きく影響を及ぼすことは、オーディオにおける常識である。本実施の形態は、その最も下流であるスピーカーの振動板をデジタル制御することで、全周波数の音を完璧に再生できるようにしたものである。
従来のオーディオ装置においては、再生中の振動板の位置のずれを元から生じさせないように、電気的なノイズの除去、エンクロージャやダンパーなどの素材や形状の追求などにコストを費やすが、本実施の形態においては、それらは全てしなくてもよい。ずれの発生を元から抑えなくても、発生したずれは、振動板の位置のデジタル制御により、まとめて消えてしまうからである。
また、本実施の形態では、一つで全周波数の音を完璧に再生できるため、マルチスピーカーにする必要がない(1チャンネルごとにフルレンジスピーカー1個ずつでよい)。マルチスピーカーのような面音源ではなく点音源にできるため、リスニングポイントの制約を受けずに済む(リスニングルームのどの位置にいても、音の位相がずれることはない)。
例えば、ナノメートル精度の一次元位置センサーである光ファイバー位置センサーなどを使用し、ボイスコイルに流す電流の大きさを変化をより頻繁に(例えば11.2MHzで)行うようにすれば、録音時にマイクに入った空気の振動をそのまま再現できる。これは、従来の総額数千万円の高級システムを遥かに超える、別次元の高音質での再生を可能とする。
ネット動画配信において古い(1970年代~1980年代などの)ラジカセの音をエミュレーションにより再現するコンテンツを見かけるが、本実施の形態は従来の総額数千万円の高級システムを遥かに超える再生能力を持つため、それと同様に、従来の総額数千万円の高級システムをエミュレーションにより完璧に再現することができる(操作により複数機種のエミュレーションを切り替えることも可能)。
オーディオという分野にはある種の宗教的な性格があり、計測値的な音質が高くても、ユーザーが喜ぶとは限らない。しかし、前述のように従来の総額数千万円の高級システムをエミュレーションにより完璧に再現するモードを付けて売り出せば、発売初期から全てのユーザーが納得する高音質を、安価に提供できる(本実施の形態の再生能力の高さをユーザーが容易に実感できるようになる)。
また、録音時にマスターテープに記録した信号を補正せずに再生すれば、「眼の前で生の楽器を演奏したり生の人間の歌手が歌う」と「スピーカーから音を鳴らす」という2つの条件で比較ブラインドテストを行った場合、誰も聞き分けられないくらいの原音に忠実な再生を行うこともできる(既存の音楽CDや音楽配信で提供されるコンテンツとは異なる、本実施の形態による再生専用のコンテンツを用意すれば、原音に忠実な再生も行うことができる)。
また、例えば、スピーカーユニットに、スピーカーユニットから発する磁界を遮断するためのアルミニウム板でスペースを区切って、永久磁石とコイルを用いた簡易的な変位センサーを取り付け(永久磁石とコイルのどちらかを、透磁率の低い素材で作った棒などで振動板と繋ぐなど)、それにより振動板の前後方向の位置を計測した場合、安価であるが十分に高音質なオーディオ装置を提供できる(例えば、売価200ドル以下級のローエンドシステムでも、十分に高音質な再生を行うことができる)。
誰にでも手に入るような低価格で高音質再生ができるようになれば、大勢に音楽コンテンツの魅力が伝わりやすくなり、音楽コンテンツの売上も増す。
また、制御対象を振動板の位置ではなく振動板の変位の大きさにしてもよい。


以下は本発明の実施の形態の一例である。
本実施の形態のVRカメラは、以下の特徴を備える。
本来レンズを取り付ける位置に、前記レンズと同じ直径の光学用ミラーを取り付け、ミラーで反射させた光をレンズおよびイメージセンサーで撮影する。
例えば、直径は32.5mm以下の光学用ミラー2枚を、それぞれの中心どうしの距離を65mmになるように取り付け、その光学用ミラー2枚はそれぞれ光を外向き(すなわち、もう1枚のレンズがある向きと逆向き)に反射し、その反射光を、直径の大きい(150mmなど)レンズを通してイメージセンサーで撮影した場合、従来のVRカメラより遥かに明るいレンズを使用して撮影できる(遥かに高いコントラストが得られる)。
光学用ミラーは、球の中心が撮影方向側に来る向きの半球状でもよい。
さらに、例えば、上記VRカメラにおいて、
・前記光学用ミラー2枚を一組として、縦に3組並べて取り付ける(上下方向の3組の位置はできるだけ近くなるように取り付けると、撮影画像における上下のずれを抑えることができる)。
・3組それぞれの2枚の光学用ミラーの中心どうしの距離は、60mm、65mm、70mmである(順不同)。
・2枚×3組の計6枚の光学用ミラーそれぞれは、「撮影に使用する直径の大きいレンズ」が他の「撮影に使用する直径の大きいレンズ」にぶつからないような向きで取り付ける。
とすれば、同じ被写体を同時に三種類の「VRカメラの物理IPD設定」で撮影できる。
このとき、3組とも、光学用ミラー2枚それぞれの中心を結んだ線の中点の水平方向の位置が重なるように、および、「前記線の、線と交わる水平面における角度」が同じになるように取り付けてもよい(すなわち、3組それぞれの「左右2枚の撮影した画像を視聴者が脳内で合成した立体画像」における横方向の中心となる位置が同じになるようにしてもよい)。これにより、3組の撮影画像それぞれが、上下にはわずかにずれるが、左右にはずれない状態にできる。
視聴者が撮影画像または撮影画像が繋がって構成される動画を再生するとき、物理IPD設定を60mm、65mm、70mmの3種類から選択して再生できるようにすると、ほぼ全ての視聴者が正しく立体視を行うことが可能となる。従来は65mm(最も多くの人口をカバーできると言われている数値)のみが多く、その場合、全人口の半分程度しか正しく立体視を行うことができないため、本実施の形態を実用化した場合、VR映像コンテンツの売上が最大で2倍程度になると考えられる(市場規模が最大2倍程度になる)。
また、例えば、上記VRカメラにおいて、3組の「光学用ミラー2枚の組」を、3組とも「2枚の光学用ミラーの中心どうしの距離」が同じになるように(例えば、3組とも65mmなど)縦に並べて取り付けた場合(上下方向の3組の位置はできるだけ遠くなるように取り付けると(3組の、被写体に対する撮影角度の差をより大きく付けると)、より品質を高めることができる)、撮影した3DoFのVR映像コンテンツを元に、計算により6DoFのVR映像コンテンツを生成するときに、品質を高めることができる。
なお、3組を4組、5組、、、と増やすほど、より品質を高めることができる。


以下は本発明の実施の形態の一例である。
本実施の形態の山火事を消化する方法は、以下の特徴を備える。
木を切り倒すことができる切断装置を取り付けた車両を使用する。
前記車両は、延焼が予測される位置に移動してその位置の木を切り倒す。
前記延焼が予測される位置(すなわち、木を切り倒す位置)は、現在燃えている範囲を取り囲むように繋がっている。延焼速度と「木を切り倒す速度」を考慮して、前記位置を決めるとよい。
延焼が進み、木を切り倒した位置に達すると、燃えるものが存在しないため、延焼はそこで止まる。一周取り囲んでいれば、延焼をその囲んだ範囲までに抑えることができる。
本実施の形態による鎮火作業は、日本における江戸時代の火消しによる鎮火作業と同様である。
山火事の場合、火の勢いが激し過ぎて、ヘリコプターで消火剤を撒くなどしても全く効果が無いことが多いが、本実施の形態であれば、どれだけ火の勢いが激しくても、確実に比較的短時間で消化することができる(あらゆる山火事を消化可能である)。
なお、発生から時間が経ち過ぎて燃えている範囲が広くなり過ぎると、本実施の形態の有効性が下がる(木を切り倒す速度が追いつかなくなる。しかし、その場合でも被害の軽減は可能である)。このため、人工衛星や山に設置した装置などを使用した常時監視などの山火事を早期に発見する方法を併用してもよい。


以下は本発明の実施の形態の一例である。
本実施の形態のフライパンは、以下の特徴を備える。
熱した状態(例えば250度になった状態)でやすりを使用してフライパンの内面を研磨して平らにしておく。
吸着は、原子単位での凹凸が原因で発生する。フライパンの内面の原子単位での凹凸が多いほど、肉などの食材がくっつきやすくなる。
また、フライパンを加熱すると、熱膨張が生じる。すなわち、原子どうしの位置が離れ、常温では小さかった凹凸も拡大されて大きな凹凸となる。
よって、使用時の温度以上の温度(通常、家庭用コンロの最大温度である250度)に加熱した状態でやすりを使用してフライパンの内面を研磨して平らにした場合、食材を調理するときも原子単位での凹凸が少ないままとなり、吸着が生じにくくなる。


以下は本発明の実施の形態の一例である。
本実施の形態のアトラクションショー用の着ぐるみは、以下の特徴を備える。
フレキシブル液晶を顔面などに貼り付ける。
例えば、目の位置にプリントの代わりにフレキシブル液晶を貼り付け、目が瞬きする動画を映した場合、リアリティが増す。特に目が動かずに静止したままであることは、生気のない印象を観客に与えてしまっていたが、本実施の形態により、生気あふれるキャラクターを演じることができるようになる。


以下は本発明の実施の形態の一例である。
本実施の形態の自動車用エンジン(図2~3)は、以下の特徴を備える。
・ピストンおよびクランクを用いた内燃機関ではなく、ロータリーエンジンである。
・水素ボンベを備える。
・ボンベを接続する箇所から燃焼室に至るまでが、燃焼室の壁との繋ぎ目が存在しないような板で覆われ、かつ、前記板の鉛直上側は燃焼室に近づくにつれ鉛直上側に広がるように傾いており、前記板の鉛直下側は燃焼室に近づくにつれ鉛直下側に広がるように傾いている。
本実施の形態では、水素の漏れが生じやすい「ピストン」を使用せずに済む、ロータリーエンジンを用いる。
また、水素の特性(わずかな隙間からでも漏れ出やすい)上、漏れを完全に無くすことは難しいため、各部から漏れ出た水素を回収して燃焼室に運び、水素ノズルから出た水素に着火したものに引火させて一緒に燃焼させる。
ボンベを接続する箇所から燃焼室に至るまで(すなわち、水素ボンベとノズルとの接続部、ノズル、シャッター、着火装置などの部品の概ね全て)が、燃焼室の壁との繋ぎ目が存在しないような板で覆われ、かつ、前記板の鉛直上側は燃焼室に近づくにつれ鉛直上側に広がるように傾いており、前記板の鉛直下側は燃焼室に近づくにつれ鉛直下側に広がるように傾いていれば、前記部品から漏れた水素が全て、自ずと前記板を伝って燃焼室に移動する(水素は空気より軽いため)。なお、漏れを減らすため、前記板は、その全体が繋ぎ目が存在しないように形成してもよい(図2の右下の※参照)。
図2の通り、水素ノズルから出た水素と酸素に着火して燃焼させると、それが「滞留した漏れ水素」にも引火して、共に燃焼する。よって、水素が無駄にならずに済む。滞留した漏れ水素の撹拌はしなくてもよい。また、滞留している量をセンサーで調べ、その分、ノズルから出る量を減らしてもよい。
燃焼後、燃焼室内の圧力が下がったとき、圧力調整弁(図2および図3参照)で外部の空気を取り込み、燃焼室内の圧力を戻す。
本実施の形態では複雑な構造の部品を使用しないため(クランクのような「多数の細かな部品の組み合わせ」ではなく、羽根車と噴射口のみで構成されるロータリーエンジン、壁が斜めになっているだけの普通の金属製の箱、シャッターなど、少数の比較的大きな部品のみで構成されるため)、温度が高くなったり高い圧力が加わっても壊れにくい。
図2~3に「酸素ボンベ」の記載があるが、酸素ボンベは無くてもよい(圧力調整弁から空気が吸入され、水素の燃焼に必要な酸素が供給されるため)。
図2では1つのシャッターがノズルから離れた位置に設けられているが、シャッターを開けたときにノズル先端の開口部以外はシャッターを閉じた状態と同じになるようにしてもよい(例えば、シャッターと同様な別の壁をシャッターと重なるように設け、前記別の壁にノズル先端が開口部を塞がずに埋まるような状態でノズルを取り付けてもよい)。これにより、シャッターを開けたときの水素の漏れがさらに減る(溜まり過ぎるとボンベ側に溢れてしまうため、通常はできる限り漏れを少なくした方がよい)。
また、シャッターは回転式でもよい。例えば、
・回転可能な円形のシャッターである。
・円の中心を通る直交する斜め向きの直線で4分割された領域のうち、一つ飛びで2つの領域が壁有りに、残り2つの領域が壁無し(空き)になっているシャッターである。
・「そのシャッターと同様の板を、鉛直方向上下が壁無し(空き)、水平方向左右が壁有りになるように固定したもの」と円の中心が合わさるように重ね、シャッターを回転させることで、鉛直方向上下が塞がったり開いたりする。
でもよい。
同様に、鉛直方向上下のうち上側だけが円形シャッターの回転によって塞がったり開いたりするものでもよい(上の「シャッター」における壁無しの領域の片方も壁有りになっていたり、上の「そのシャッターと同様の板」のうち鉛直方向下も壁有りになっていてもよい)。
車両全体が大きく傾き、前記板(燃焼室の壁に続く板)が水平になったり、本来と逆側に傾いてしまった場合(例えば、急な坂道を登ると、前記板の鉛直下側が水平になったり、燃焼室に近づくにつれ鉛直上側に向くような角度になってしまったりする可能性がある)、漏れ出た水素が燃焼室に溜まらず、水素ボンベ側に逆流してくる可能性がある。このため、壁の角度はある程度急な方が好ましい。また、車両の傾きをセンサーで調べ、前記逆流が発生する状況になったら、ノズル近くの位置から漏れ出た水素を排出するための仕組みを備えてもよい。
本実施の形態と本願明細書記載のエコカーを併用してもよい。すなわち、水素ボンベ2本以上をエコカーに取り付け、それらを切り替えて使用してもよい。
BEVの設計にはノウハウが必要ないため、新興国でも容易にBEVを生産することができる。しかし、本実施の形態などの内燃機関の設計にはノウハウが必要であるため、本実施の形態がデファクトスタンダードになれば、新興国との競争に有利である。
なお、
・ボンベを接続する箇所から燃焼室に至るまでが、燃焼室の壁との繋ぎ目が存在しないような板で覆われ、かつ、前記板の鉛直上側は燃焼室に近づくにつれ鉛直上側に広がるように傾いており、前記板の鉛直下側は燃焼室に近づくにつれ鉛直下側に広がるように傾いている。
という特徴は備えていなくてもよい。
従来の水素内燃機関の航続距離の短さは、主にピストンからの水素漏れが原因であるため(ノズルやボンベからの漏れは少ないため)、ピストンおよびクランクの代わりにロータリーエンジンを使用するだけでも、十分な航続距離を得られる場合がある。
また、水素ノズルから燃焼室に注入された水素は、注入後すぐに着火して燃焼させるため(燃焼室内に長時間水素が留まるわけではないので)、圧力調整弁を含む燃焼室からの水素の漏れは気にしなくてよい。
また、水素エンジンにローターリーエンジンを採用することの利点は、水素の漏れを減らすことだけではない。
水素はガソリンの数倍、爆発力が強い。しかし、ピストンおよびクランク式水素エンジンだと、爆風で一旦ピストンが可動範囲の上限に達してしまえば、それ以上ピストンに力が加えられても、ピストンの鉛直方向上側の壁に押さえ付けられて、運動エネルギーが熱エネルギーとして捨てられるだけとなる。
よって、例えば3倍の強さの爆風をピストンに入れても、発生する「車輪を回転させる力」は1倍の強さのときと大差無い。この場合、一般に、ピストンを上下させる回数の方が重要となる。
一方、ロータリーエンジンであれば、3倍の強さの爆風を羽根車に当てれば、「車輪を回転させる力」も3倍となる。
なお、燃料電池なら航続距離が800km以上となる量の水素でも、ピストンおよびクランク式水素エンジンだと航続距離が数十kmとなっていたのは(トヨタ自動車のレーシングカー参照)、水素の漏れに加え、上が理由である。


以下は本発明の実施の形態の一例である。
本実施の形態のハイブリッド自動車は、以下の特徴を備える。
・メインエンジンが、ピストンおよびクランクを使用した内燃機関ではなく、ロータリーエンジンである。
・爆風を「前記ハイブリッド自動車の車輪を回すための羽根車」に当てた後、羽根が取り付けられた「自転車用ダイナモ装置のような回転発電機」に当てて発電を行い、生じた電力をバッテリーに貯め、バッテリーに貯まった電力を内燃機関のエネルギー変換効率が下がる車両の低速移動時にモーターを駆動して使用する。
本実施の形態は、ブレーキ時に本来捨てられていたエネルギーを電力として回収するだけではなく、更に、エンジン内で本来捨てられていた運動エネルギーを電力として回収するものである。
非ハイブリッド車においては、サブ羽根車はメイン羽根車より回転数が下がるため、サブ羽根車の回転を車輪の軸に伝えると逆に軸の回転への抵抗になってしまっていたが、ハイブリッド車においては、サブ羽根車の回転を、内燃機関のエネルギー変換効率が下がる車両の低速移動時にモーターを駆動するための電力の発電に活用できる(サブ羽根車とメイン羽根車との回転数が異なっていても何ら問題無い)。
ピストンおよびクランクを使用した内燃機関でも、「ピストンの可動範囲の鉛直上側の端に存在する壁」の代わりに「ハイブリッド車におけるブレーキと同様の回転発電機(回転軸を回すために大きな力を要するもの)」を使用してピストンの動きを殺し、ピストンの鉛直上方向への移動を止めれば(ピストンがどのような速度で鉛直上方向に移動しても、概ね同じ位置で止まるように、前記回転発電機の鉛直方向の位置を調整可能な仕組みを併用してもよい)、本実施の形態と同様に、エンジン内で本来捨てられていた運動エネルギーを電力として回収することができる。しかし、ピストンそれぞれにそのような仕組みを設けることは、通常は難しい。
しかし、ロータリーエンジンであれば、爆風が羽根車を回した後、そのまま羽根車の向こうへ抜けていくため、比較的単純な構成で、エンジン内で本来捨てられていた運動エネルギーを電力として回収することができる。
本実施の形態ではエンジン内で捨てられている熱エネルギーを回収することまではできないが、運動エネルギーはその多くを回収できる。
羽根が取り付けられた回転発電機は、複数設けてもよい。このとき、爆風が当たる順に、より軽い力で回転するようになっていてもよい。これにより、車両の移動速度に関わらず爆風の運動エネルギーの多くを電力に変換できる。例えば、車両の移動速度が遅い場合、爆風も弱くなるが、順番が若い(軽い力で回転する)回転発電機は回せるので発電を行うことができる。また、車両の移動速度が速い場合、爆風も強くなり、順番が若い(軽い力で回転する)回転発電機だけだと爆風が強いまま無駄に捨ててしまうことになるが、順番が古い(回転に強い力が必要な)回転発電機もあるので、爆風に含まれる運動エネルギーの多くを電力として回収できる。
本実施の形態は、本願明細書記載の自動車用エンジンなどの水素内燃機関と共に用いてもよい。内燃機関は同量の水素を使用する燃料電池などに比べて燃費が悪くなりやすいが、本実施の形態を共に用いることにより、燃費の差を縮めることができる。
また、本実施の形態は、本願明細書記載のエコカーと共に用いてもよい。
本実施の形態を、本願明細書記載の自動車用エンジン、および、本願明細書記載のエコカーと共に用いた場合、車両価格が安く、燃費も良く、生産にレアマテリアルを必要とせず(このため、廃棄もガソリン車と同様に容易で)、既存のガソリンスタンドをそのまま燃料補給施設として利用できる(水素ステーションのような特別な条件を備えた施設を新たに建設する必要がない)、理想的なエコカーシステムを構築することができる。
なお、本実施の形態では、BEVにおいては大量に消費するため枯渇・相場の高騰が危惧されている「リチウム」を必要とするが、消費量が少ないため(プリウス(R)などの従来のハイブリッド車と同程度の量であるため)、問題は無い。


以下は本発明の実施の形態の一例である。
本実施の形態の推進装置は、以下の特徴を備える。
a.円の中心と円の外周との間を重りが往復するための仕組みを備えている。
b.aの仕組みが前記「円の中心」を中心として回転するための仕組みを備えている。
c.bの仕組みが推進方向側にあるときは、aの仕組みにおいて前記重りが前記「円の中心」かその近くに移動し、bの仕組みが推進方向と逆側にあるときは、aの仕組みにおいて前記重りが前記「円の外周」かその近くに移動するための仕組みを備えている。
本実施の形態では、例えば、aの仕組みを一定の速度で回転させ、かつ、aの仕組みにおいて重りが円の中心と円の外周を一定間隔で往復する。
振り子時計のように単に振り子を左右に往復させる場合、振り子が左に達したら右向きの力を加えて止め、そのまま右に移動させ、振り子が右に達したら左向きの力を加えて止め、そのまま左に移動させ、、、の繰り返しとなる。つまり、逆向きの力を加えて二次元的な動きを止めなければいけないため、動作が遅い。
一方、本実施の形態では、重りに逆向きな力を加えて一次元的な動きを止めるだけでよい(重りの往復は回転とは垂直な動きであるため)。当然、回転が早くなるほど重りに生じる慣性運動も強くなり、重りの往復にもより強い力が必要にはなるが、特に回転数が一定の場合、高速に移動させることができる。また、一般に、回転運動は高速に行うことができる。よって、本実施の形態の動作は、非常に早い。
本実施の形態は、ジェットエンジンとは異なり、スタック可能である。
ジェットエンジンは、進行方向と逆側に燃料を噴射および着火して爆発を起こし、その爆風を最後尾の壁で受けることにより進行する。よって、複数のジェットエンジンを進行方向に重ねても、最も後ろの一つ以外は前後に等しい力を加えてしまうため、一つの場合と同じ推進力しか得られない。
一方、本実施の形態では、いくらでもスタック可能であるため、高い推力を得やすい。
一般に、本実施の形態は、振り子時計のように単に振り子を左右に往復させる場合に比べ、重りの慣性運動によるロスが大きいため電力効率は悪いが、前述通り高速に動作するため推力密度が高くなる。
また、本実施の形態は、太陽電池と共に用いてもよいし、太陽電池が発生させた電力を動力源としてもよい。
ちなみに、本実施の形態は、推力密度が高いと言っても、宇宙用ロケットの動力にはできない。なぜならば、高真空である宇宙空間では排熱が難しく(魔法瓶では真空度の高い壁で囲むことによって中身の熱移動を抑えているが、宇宙空間の真空度はそれと比較にならないほど高い)、モーターから発生する熱が溜まって破損してしまうからである。ジェットエンジンでは、前記「爆風を受ける最後尾の壁」を断熱するだけで、ほとんど熱が溜まらないが(熱の発生は全て外部で起こるが)、本実施の形態では、通常、高速に動作するモーターから大量の熱が発生する。
もし排熱の問題を解決することができれば、例えば、原子力ロケット(ウランは1gで石油2000g分のエネルギーを発生させることができる。すなわち、原子力ロケットは、ジェットエンジンロケットに比べて遥かに搭載できるエネルギー容量が多い)と共に本実施の形態を用いて、地球の地上から、地球の重力をわずかに超える鉛直上向きの力を発生させ続けるだけで、いずれ第一宇宙速度に達することができる。
なお、原子力ロケットを単独で用いる場合でも、排熱の問題は同様であり、原子力発電で発生する膨大な熱が溜まり、容易に設備が溶融して壊れるであろう。


以下は本発明の実施の形態の一例である。
本実施の形態の水素ボンベおよび水素内燃機関は、以下の特徴を備える。
・鉄などの素材で構成され、表面にシリカを吹き付けてホーローとした、水素ボンベまたは水素内燃機関である。
水素が燃焼すると700度などの高温に達するが、シリカの融点は1700度なので、通常は溶けたり昇華したりすることはない。
また、ホーローは生産コストが低くて強度も高く、調理器具などに広く利用されている。
本実施の形態は、本願明細書記載のエコカーまたは自動車用エンジンまたはハイブリッド自動車などと共に用いてもよい。
例えば、本願明細書記載のエコカーにおけるボンベや本願明細書自動車用エンジンにおける「燃焼室の壁、および、燃焼室の壁との繋ぎ目が存在しないような板」などの表面にシリカを吹き付けてホーローとすれば、低いコストで水素の漏れを減らすことができる。
なお、本願明細書記載の水素ボンベまたは水素内燃機関と本願明細書記載の自動車用エンジンとを併用する場合、本願明細書記載の自動車用エンジンにおける「燃焼室の壁、および、燃焼室の壁との繋ぎ目が存在しないような板」のうち燃焼室の壁との繋ぎ目が存在しないような板だけの表面にシリカを吹き付けてホーローとしてもよい。これは、水素ノズルから燃焼室に注入された水素は、注入後すぐに着火して燃焼させるため(燃焼室内に長時間水素が留まるわけではないので)、燃焼室からの水素の漏れは気にしなくてよいからである。このとき、「燃焼室の壁、および、燃焼室の壁との繋ぎ目が存在しないような板」は放熱板も兼ねるため、外気に接する表面は熱伝導率が高い素材で構成される方が好ましいため、外気に触れる外側の表面は剥き出しの鉄のままにしておき(防錆加工のみなど)、内面のみにシリカを吹き付けてホーローとしてもよい。
また、本願明細書におけるボンベは、内壁または外壁を樹脂でコーティングしてあってもよい。


以下は本発明の実施の形態の一例である。
本実施の形態のガソリン車のままでCO2排出ゼロ社会を実現し更に国内の全てのエネルギー需要を国産資源のみで賄う方法は、以下の特徴を備える。
・政府が税金で芋(じゃがいもなど)を栽培する農場を運営する。
・前記芋でバイオエタノールを生産し、ガソリン車の燃料および発電の燃料などに利用する。
・前記バイオエタノールを取り出した後の残滓を、そのまま、または発酵させて芋を栽培した畑に蒔く。
畑で芋を栽培し、その芋でバイオエタノールを生産した場合、バイオエタノールを取り出した残滓には、肥料の三要素(窒素、リン酸、カリウム)がほぼそのまま残る。このため、その残滓をそのまま、または発酵させて芋畑に蒔けば、肥料の追加をほとんど必要とせずに大量の芋を継続的に栽培できる。
すなわち、用途をバイオエタノールの生産に限れば、肥料の輸入無しで、国内でいくらでも芋を生産することができるようになる。
このバイオエタノールをガソリン車の燃料、および発電の燃料などに利用すれば、ガソリン車のままでCO2排出ゼロ社会を実現し、更に、国内の全てのエネルギー需要を国産資源(国産芋)のみで賄うことが可能となる。
なお、バイオエタノールは既存のガソリン車にそのままガソリンの代替物として使用することができ、かつ、燃焼時に排出されるCO2は原料栽培時に吸収されるCO2と同量であるとされ、CO2排出ゼロとして扱われる(ゼロ・エミッション)。また、燃費も、原料の価格が高騰しなければ、ガソリンと同等である。
また、芋は、山の斜面に作った「棚畑」でも問題なく成長するため、国土の大部分が山地である日本においても、本実施の形態における芋の生産量に上限は事実上存在しないと言える。
バイオエタノールの難点は、採用が正式に決まった場合、中国などの投機マネーが流入して原料の価格が高騰してしまうことであった(実際に、2010年前後にコーンなどの高騰を招いたことがある)。
しかし、本実施の形態では肥料の輸入すら必要としないため(国外において肥料価格が高騰したとしても影響が無いため)、政府が税金で芋を栽培する農場を運営し、その全てを国内用バイオエタノールの生産に利用すれば、国外の芋価格の高騰の影響を受けることがない(バイオエタノールを利用する自動車や発電などの燃費を、原油利用時と同等に抑えたままにできる)。
なお、国外において芋の価格がどれだけ高騰しようと、政府はバイオエタノール用に栽培した芋を輸出すべきではない(その場合は、生産量を更に増やし、その分を輸出すればよい。前述の通り、肥料の三要素を消費しないので、いくらでも生産量を増やすことができる)。
「小さな政府」を推進するのであれば、政府は警察など最低限の社会的福祉以外は手掛けるべきではない。しかし、ガソリン車のままでCO2排出ゼロ社会を実現したり、国内の全てのエネルギー需要を国産資源のみで賄うことは、国益が非常に大きく、かつ、普及初期は民間の自由競争に任せると達成できない(芋価格の高騰を招く)ため、芋栽培の役目は政府が担わざるを得ない。
なお、バイオエタノールの生産および販売は利益が出るので、国民の血税の浪費ではない(東京オリンピック2020における、佐野や株式会社ジャップ、10万円の段ボールベッドなどの、政治家や官僚による税金中抜き事業とは違う)。デメリットは、競争原理を阻害することのみである。
一般に、自由競争が無ければ長期的に見た品質の低下および価格の高止まりを招くため(崩壊した共産主義国など参照)、本実施の形態によりバイオエタノール社会が実現したら、政府は速やかに運営する芋農場を徐々に民営化すべきである(JRやNTTなどと同様)。
また、本実施の形態を実行する場合も、民間のじゃがいも農家はそのまま経営を継続してよい。政府が作る芋は、バイオエタノール専用であり、食用には回さない(回すべきではない)。逆に、民間のじゃがいも農家がバイオエタノールを生産することは、何の問題も無い(競争原理が機能し、品質が向上して価格が下がるだけである。これにより、政府が運営する農場の利益は減るが、社会全体で見ればメリットが上回る)。
なお、本実施の形態を実行すれば、食用ではなくバイオエタノール生産用に適した芋の品種の開発も促進され、更に燃費が向上すると考えられる。
端的に言えば、本実施の形態は、ソーラーセルを使用した太陽光発電の、設置場所の制限(環境問題などの理由によりどこにでも設置できるわけではなく、設置可能な面積が限られている)、天候による制限(日照が不足した場合、エネルギー生産量が大幅に低下する)などの諸問題を取り払ったものだと考えてよい。すなわち、太陽光発電の上位互換である。
また、食用の芋は、大きくて形も良くないと商品にならない。しかし、バイオエタノール生産用の芋は、どれだけ小さくても、形が悪くても、何ら問題は無い(すなわち、芋を育てる土の質は問題とならない)。よって、日光が当たる場所なら、国中どこでも生産できると言ってよい。
その上、肥料の輸入をほぼ必要としないのだから、いくらでも生産量を増やすことができる。
また、食用の芋は台風などにより駄目になることが稀にあるが、バイオエタノール生産用の芋は、まだ小さくても、例え腐っていても(食中毒菌が大量に毒素を発生させていようとも)、何の手も加えずに(何ら追加コストが発生せずに)、そのままバイオエタノールの生産に用いることができるため、台風などによる悪影響が食用の芋に比べて遥かに少ない。
また、芋は、農薬を減らしても害虫が寄り付かないようにゴキブリなどの遺伝子を組み込んだ品種でもよい。多くの人間にとってゴキブリなどの遺伝子を組み込んだ芋を食用にするのは心理的抵抗があるが、バイオエタノール生産用であれば何ら問題無い。これにより、肥料だけではなく農薬の輸入も必要無くなる。
以上のように、既に我が国はエネルギー資源の輸入をゼロにしても国内の全てのエネルギー需要を賄える技術的状況にあるが、本当にゼロにしてしまうことは、国際関係上、好ましくない。現時点における友好国との軋轢を生み、大きな地政学的リスクに晒される可能性がある。例えば、それぞれの国が自国に必要なだけエネルギーを生産できるようになれば、エネルギー源の国際間取引が不要になり、いわゆる「石油メジャー」の仕事が無くなってしまうため、石油メジャーを抱える国は大損害を被ってしまう。
よって、全エネルギー需要の2~3割程度を本実施の形態で賄い、その気になればいつでも100%に引き上げられるようにしておくのがよい。これにより、原油などの既存資源の獲得交渉において大幅に有利になり、かつ、国交上の問題を生じさせることもない。
バイオエタノールがどれだけ我が国にとって有利で強力なのか、欧米列強を始めとした諸外国にとって都合が悪いのかは、「CO2排出削減のあらゆる可能性を模索する」と標榜しておきながら、バイオエタノールだけは全く話題にすら挙げない、トヨタ自動車の挙動を見ても一目瞭然である。なお、トヨタ自動車は、欧米のヘッジファンドが主要株主であり、かつ、1990年代までは国際シェアが非常に低かったのにも関わらず、2000年代以降にヘッジファンドの力で世界トップレベルの販売数を達成するまでに成長した、「欧米のヘッジファンドの息がかかった企業」である。
なお、ドイツのフォルクスワーゲンはバイオエタノールを推進しているので(eフエル)、「バイオエタノールは自動車メーカーにとって無関係」ということではない。つまり、政治的な力が、トヨタ自動車のバイオエタノール推進を阻害しているのである。
また、レア・アース(レア・メタル含む)は、その埋蔵量の約97%が中国にある。そして、BEVやFCVは、大量のレア・アースを必要とする。つまり、BEVやFCVが普及した場合、中国が全ての自動車輸出国に対して大きな国際的発言力を得ることになる(「要求を呑まなければ、レア・アースを輸出しない」など)。
超大国の元副大統領が自宅に機密文書を持ち帰ったり、その息子のPCに入っていた電子メールに中国政府から受け取った金の配分の相談が記載されていたり、その元副大統領が大統領になった後、数兆ドルの税金を投入してBEVやFCVの普及を推進しているのも、その事と何らかの関連があると思われる。また、バイオエタノールの資源価格の高騰にも中国政府が絡んでいた可能性が考えられる。当然ながら、中国本国で政府がBEVを強引に普及させているのも、そのためである。


以下は本発明の実施の形態の一例である。
本実施の形態の推進装置は、以下の特徴を備える。
a.重りが直線上を移動するための仕組みを備えている。
b.aの仕組みの向きを180度回転させるための仕組みを備えている。
c.前記重りの質量は、前記重り以外のaの仕組みおよびbの仕組みの総質量を超える大きさである。
上のa~cを偶数組、進行方向について対称となるように取り付け、それぞれの重りの動きが進行方向について対称となるようにしてもよい。これにより、重りの移動により全体が回転してしまうことを防げる。
本実施の形態では、例えば、重りが地球側に来るような、かつ、重り以外のaの仕組みおよびbの仕組みが月側に来るような向きに本実施の形態を回転させ、次に、重りを月側に強く引き寄せ、次に、bの仕組みを使い、重りが引き寄せられたままaの仕組みをゆっくりと180度回転させ、次に、重りを月側に強く移動させ(重りに繋がる腕を伸ばし)、次に、bの仕組みを使い、腕が伸びたままaの仕組みをゆっくりと180度回転させ、、、を繰り返す。
もし完全に無重力な空間であれば、本実施の形態を上のように動作させても、作用と反作用が釣り合って、本実施の形態全体の空間上の三次元位置は変化しない。これは、誰にでも分かる小学校の理科レベルの基礎的知識である。
しかし、実際には、宇宙空間において、完全な無重力空間は存在しない。例えば、太陽系の中の大部分において、太陽との間の万有引力が生じる(太陽系の一番端の惑星が公転しているのは、太陽との間の万有引力が働くからなので、当然である)。
例えば、地球の地面の上に、ある物体pと、質量がpの2倍の物体qが並んで置いてある場合、qには2倍の大きさの重力および摩擦力が働くため、pがqを引き寄せた場合またはqがpを引き寄せた場合、qはあまり動かず、pが大きく動く。
これと同様に、太陽との万有引力が働く宇宙空間において、ある物体pと、質量がpの2倍の物体qが並んで浮かんでいる場合、qには2倍の大きさの重力が働くため、pがqを引き寄せた場合またはqがpを引き寄せた場合、qはあまり動かず、pが大きく動く。なお、qに2倍の大きさの力が働いていても、質量も2倍なので、生じる加速度はpと同じ大きさである(pとqとを結ぶ直線の向きが変わることは無い)。
この場合、摩擦力のような重力の反力は存在しないが、「重りと、重り以外のaの仕組みおよびbの仕組みとを結ぶ直線」の向き(すなわち、重りに繋がる腕が動く向き)と太陽との万有引力の向きが完全に垂直でなければ、摩擦力が存在する場合と同じである(万有引力の分力が地面との摩擦力のように働く)。
つまり、重りの質量がそれ以外の部分の総質量を超えていれば、押し合うまたは引き合うことにより、全体の空間上の三次元位置が変化する。
なお、本願明細書記載の推進装置など以外にも、ローレンツ力を利用して無重力空間における推進を行う方法(本体に電線を動かないように固定し、その電線のそばに永久磁石を固定する。フレミング左手の法則で力の向きを求めることができる)も考えられる。しかし、その場合、永久磁石の磁力が容易に(ほんの1~2日で)消失してしまう。これは、永久磁石は、常時逆向きの磁界をかけると容易に磁力を失ってしまう性質を有するからである。しかし、本願明細書記載の推進装置などであれば、通常は、モーターの内部で(軸が軸受けにおいて)円状に並んだ永久磁石が順に磁界を受けるだけなので、永久磁石が劣化しにくい。
モーターの熱を探査機外に排熱する方法さえ見つかれば(NASAが原子力発電機を搭載したロケットの開発を発表したので、ごく常識的に考えれば、膨大な熱を船外の高真空空間に持続的に排出する方法が既に存在していると考えられる)、探査機にソーラーセルを取り付け、そのソーラーセルが発電する電力で本実施の形態を動作させれば、外宇宙にNASAが夢想するボイジャーのような探査機を本当に飛ばすことすら実現可能となる。


以下は本発明の実施の形態の一例である。
本実施の形態のロータリーエンジンは、以下の特徴を備える。
a.「燃焼室から出る爆風」がその羽根に当たる羽根車(以降、第一の羽根車と呼ぶ)が壁により密閉されている(後述する「燃焼室から出る爆風が通るパイプ」や「aから出る爆風が通るパイプ」、「羽根車に繋がったシャフト」が通るシャフト穴などを除く)。
b.「燃焼室から出る爆風が通るパイプ」が、「燃焼室から出る爆風」がaに流れ込むように接続されている。
c.「aから出る爆風が通るパイプ」が、aから出る爆風がそこから出ていくように接続されている。
d.「aから出る爆風が通るパイプ」は、その出口から出る爆風の速度が、第一の羽根車が回転する速度(円状の経路の接線における速度)を超える速度になるように、出口が狭くなっている。
e.第一の羽根車とは別の羽根車を備え、「aから出る爆風が通るパイプ」の出口において、aから出る爆風が、その別の羽根車に当たるように構成されている。
第一の羽根車を動かした後の爆風には、まだ運動エネルギーが残っているが、速度が低下している。その速度が「羽根車が回転する速度(円状の経路の接線における速度)」より遅いため、その「第一の羽根車を動かした後の爆風」が再び後ろの羽根車に当っても空振りして動かすことはできない(その残った運動エネルギーを回収することはできない)。このため、一般に、ローターリーエンジンは燃費が悪かった。
例えば、マツダのロータリーエンジンなどにおいても爆風が通るパイプは出口に近づくにつれ狭くなってはいるが、最初に羽根車を動かした後の爆風の速度が「羽根車が回転する速度(円状の経路の接線における速度)」を超えるほどではないため、何の意味も無かった。
一方、本実施の形態では、例えば、第一の羽根車をほぼ密閉し、第一の羽根車を回転させた後の爆風を回収した後、その爆風を出口を狭めたパイプに通し(ホースの出口を指で潰すと、放出される水の速度が上がることと同様)、そのパイプはU字状に曲げられており、そのパイプの出口から出る爆風が「第一の羽根車と同じシャフトに繋がった別の羽根車」に当たるように構成する。
別の羽根車に爆風を当てる位置は、爆風が第一の羽根車の羽根に当たる位置とシャフトを挟んで対称となる側にあってもよい(シャフトの軸方向から見た場合、第一の羽根車ではシャフトの左側に上から、別の羽根車ではシャフトの右側に下から爆風を当てるなど)。これにより、爆風が第一の羽根車の羽根に当たるときも、別の羽根車の羽根に当たるときも、シャフトが同じ向きに回転するように羽根車を動かすことができる。
また、例えば、爆風が第一の羽根車の羽根に当たる位置とシャフトを挟んで対称となる側に、爆風と向きと逆向きに吸気する圧力調整弁を設けてもよい。これにより、真空ポンプ効果により羽根車の回転が妨げられることは無い。
爆風が別の羽根車の羽根に当たるのは、爆風が第一の羽根車の羽根に当たった後であり、短い時間ではあるがディレイが生じる。よって、「第一の羽根車の羽根に当たる爆風および別の羽根車の羽根に当たる爆風それぞれの運動エネルギー(1/2×羽根に当たる爆風の質量(別の羽根車では変化することがある)×速度の二乗)」や「それぞれの羽根車の回転に必要な力の大きさ(回転し難さ)」などを揃える必要は無く、本実施の形態は上のような単純な条件を備えるだけで十分である。
シャフトは直接車輪を駆動してもよいし、歯車を駆動してもよい。
本実施の形態は、ガソリンエンジンに用いても、水素内燃機関に用いてもよい。また、本願明細書記載の自動車用エンジンと共に用いてもよい。
本実施の形態は、本願明細書記載のハイブリッド自動車と共に用いてもよい。すなわち、別の羽根車を回した後の爆風で回転発電機を回してもよい。そのとき、別の羽根車を第一の羽根車のようにほぼ密閉し、爆風を出口を狭めたパイプを通してから回転発電機の羽根に当ててもよい。
本実施の形態を、例えば、本願明細書記載の自動車用エンジンおよびエコカーおよびハイブリッド自動車と共に用いた場合、車両価格が安く、燃費も良く、生産にレアマテリアルを必要とせず(このため、廃棄もガソリン車と同様に容易で)、既存のガソリンスタンドをそのまま燃料補給施設として利用できる(水素ステーションのような特別な条件を備えた施設を新たに建設する必要がない)、理想的なエコカーシステムを構築することができる。これを超えるものは、本願明細書記載のガソリン車のままでCO2排出ゼロ社会を実現し更に国内の全てのエネルギー需要を国産資源のみで賄う方法における既存のガソリン車くらいであろう。
また、更にこれと共に、本願明細書記載の水素ボンベおよび水素内燃機関、または、本願明細書記載の水素ボンベおよび水素内燃機関、または、本願明細書記載のボンベなども用いれば、更に利便性が上がる。
また、羽根車を2連ではなく3連、4連、、、、としてもよい。一般に、羽根車が多いほどエネルギー変換効率が高まる。


以下は本発明の実施の形態の一例である。
本実施の形態の放熱装置は、以下の特徴を備える。
a.温度が上がると「照射されたものの温度を上げる効果が大きい光(例えば、赤外線など)」を多く発生する素材(例えば、セラミックスなど)で構成される。
b.aは、放熱したい方向と逆側に、前記光を反射するための仕組み(例えば、鏡など)を備える。
例えば、宇宙船において、「セラミックス製の板であって、広い面の片側を赤外線反射率の高い金属によってコーティングしたもの」を、モーターに放熱板として取り付け(金属コーティング面がモーターの発熱部に接するように取り付けるとよい)、その板と隣接する宇宙船の外壁を赤外線の透過率が高い素材で構成すれば、モーターから発した熱が赤外線に変換され、外壁を通過して宇宙船外へ放射されるため、真空度の高い宇宙空間においても、モーターを冷却することができる。
このため、モーターから大量の熱が出るような用途(例えば、宇宙船の動力など)にもモーターを利用することができるようになる。
流石に原子力関連の放熱は難しいであろうが(原子力ロケットを提唱するNASAであれば、物理法則を捻じ曲げることも可能なのかもしれないが、常人には不可能である)、モーターを動作させる程度であれば、通常は本実施の形態でも十分に放熱が追い付く。
本実施の形態は、本願明細書記載の推進装置などと共に用いてもよい。探査機にソーラーセルを取り付け、そのソーラーセルが発電する電力で本実施の形態を併用した本願明細書記載の推進装置を動作させれば、外宇宙にNASAが夢想するボイジャーのような探査機を本当に飛ばすことが可能となる。


以下は本発明の実施の形態の一例である。
本実施の形態の低軌道へのロケット打ち上げのみで静止衛星などの高軌道への打ち上げや月や火星などへロケットの打ち上げを行う方法は、以下の特徴を備える。
a.燃料カプセルを積んで低軌道へロケットを打ち上げ、その低軌道の周回軌道に前記燃料カプセルを射出する。
b.静止衛星などを高軌道への打ち上げるためのロケットや、月や火星などへ打ち上げるロケットを、まず低軌道に(aの周回軌道の同じ高度に)打ち上げ、aの燃料カプセルにドッキングして(ISSと宇宙船とのドッキングなどと同様)燃料を充填してから、高軌道、月、火星などへの加速を行う。
従来は、低軌道への打ち上げであっても、その低軌道の周回軌道に入るときにはロケットに積まれた燃料の大部分が消費されてしまっていたが、上の方法だと、燃料カプセルから燃料を充填することにより、その周回軌道から再び大きな加速を行うことができる。
さらに、その「大きな加速」は、地上からの打ち上げ時とは異なり、少しずつゆっくりと行うことができる。燃料が十分にあれば、エネルギー変換効率が低くても(小さな加速度を長時間与える場合でも)燃料が不足することはないからである。すなわち、ジェットエンジンの出力が小さくて済むため、故障も極めて少なくなり、安全に確実に、高軌道、月、火星などへのロケット打ち上げを成功させることができる。
例えば、上記の方法により静止衛星軌道への加速(および到達後の静止衛星周回速度への減速)を行えば、地上からの打ち上げ時に静止衛星軌道へ到達できるような大きな加速を行う場合に比べ、ジェットエンジンの最大出力を大幅に小さくすることができ(地上から低軌道への打ち上げ時の出力が最大となる)、「静止衛星の打ち上げの成功率」を低軌道へのロケット打ち上げの成功率と同じくらい高めることが可能となる。
また、例えば、上記の方法により月や火星などへの加速(および到達後のパラシュート程度の速度への減速)を行えば、地上からの打ち上げ時に「月や火星などへ到達できるような大きな加速(前述通り、周回速度の約1.4倍もの速度への加速)」を行う場合に比べ、ジェットエンジンの最大出力を大幅に小さくすることができ(地上から低軌道への打ち上げ時の出力が最大となる)、「月や火星への打ち上げの成功率」を低軌道へのロケット打ち上げの成功率と同じくらい高めることが可能となる(より正確に言えば、物理的に不可能であったものが、容易に実現可能となる)。
これにより、スペースエックス社を始めとする民間企業やJAXAなどの世界中の後進国の政府機関でも容易に「軍事衛星などの静止衛星の打ち上げ」や「月や火星への探査機の投入や宇宙飛行士の派遣」をすぐにでも(現状の、低軌道にしかロケットを満足に打ち上げることができないような技術力でも)繰り返し、継続的に実行できるようになる。
正に、馬鹿でもチョンでも月へ行けるようになるわけである。
本実施の形態は、本願明細書記載の朴テミス計画や火星探査機、本願明細書0585~0600記載の手順と共に用いてもよい。すなわち、例えば、月到達後の「パラシュート程度の速度への減速」を行うための燃料を、あらかじめ本実施の形態と同様の手順により月周回軌道に射出しておいた燃料カプセルから得てもよいし、更に、人間の宇宙飛行士が月面から戻るときの月面におけるロケット打ち上げを行うための燃料を、あらかじめ月面に撃ち込んでおいた燃料カプセルから得てもよい。
また、本実施の形態は、本願明細書0601~0605記載の方法を共に用いてもよい。すなわち、周回速度の約1.4倍もの速度(地球の第二宇宙速度)以上の速度に加速するのではなく、代わりに、月に到達するまで常に「その場所における地球の中心への向きと逆向きの力であって、その場所における地球との間に働く重力と同じ大きさの力」をジェットエンジンを使用して生じさせ続けながら、惰性運動により月へ近づいてもよい(月へ直進など)。地球との間に働く重力(すなわち、地球周回運動を生じさせる向心力)を打ち消すことにより地球周回運動を止め、惰性運動により月への直進などを行うことにより、必要となるエネルギー量を非常に少なくできる。
一般に、地球との間に働く重力は、ロケットと地球との距離の2乗に反比例するため、その「必要となるエネルギー量」は、縦軸が速度、横軸がロケットと地球との距離を表したグラフの線の下側の体積(すなわち、反比例の式を横軸について0から地球と月との距離までの間で積分した値)となる。よって、その「必要となるエネルギー量」は、「周回速度の約1.4倍もの速度(地球の第二宇宙速度)以上の速度に加速する場合」と比べて遥かに少なくて済む。
反比例のグラフの通り、ある程度地球から離れたら、それ以上先では必要な速度が限りなく0に近くなり、その累積である「必要となるエネルギー量」もほとんど増えなくなるため、この方法でもかなり遠くの星まで行くことができる。更に、地球から十分に離れた場合、月や火星などとの間に働く重力の方が大きくなり、「必要となるエネルギー量」はゼロとなる(燃料が尽きるまでにその距離に到達できないような遠い星へ行く場合は、通常、後述の通り途中で地球並みの大きさの星に寄って燃料を補充して同様に進むか、すぐ下の方法のように「地球以上の大きな星」に寄って燃料を充填しつつ第二宇宙速度で惰性運動するとよい)。
周回速度の約1.4倍もの速度(地球の第二宇宙速度)以上の速度に加速する場合、例えば、説明の単純化のために残りの燃料の重さなどの要素を無視すると、地球の地上においてロケットを静止状態(速度0)から地球の周回速度に達するまで加速するのに要するエネルギー量を1.0と表した場合、地球の周回速度の約1.4倍もの速度(地球の第二宇宙速度)に加速するためのエネルギー量は約1.4となる。
その後、その速度のまま月に到達した後、月の周回軌道に入る場合、秒速約1.7km(月の第一宇宙速度)以下まで減速(ジェットエンジンの逆噴射)を行わなければいけないが、これに必要なエネルギー量は約1.2となる(0→地球の周回速度7.9で1であれば、地球の第二宇宙速度11.2→1.7は逆噴射1.2となる)。
1を超える(0.4(地球の周回軌道からの第二宇宙速度への加速に要するエネルギー量(1.4-1.0=0.4))+1.2>1)ということは、絶対に、地球周回軌道上でロケットの燃料タンクを満タンにしただけでは足りず、その後にも再び燃料を充填する必要があることを意味する。つまり、途中で「できるだけ減速することなく(エネルギーを無駄に消費することなく)周回可能な星」、すなわち、地球以上に大きい星(正確には、その第二宇宙速度が地球以上の星)に地球周回軌道と同様に燃料カプセルを射出し、次回以降のロケットの打ち上げでその燃料カプセルを回収して燃料を充填するなどしなければいけない。ちなみに、通常は、その星が大きいほど、燃料カプセル射出時および燃料補充時にロケットはその星におけるより上空の軌道を周回することになる(一般に、上空になるほど周回速度が遅くなるが、現在の速度(=地球の第二宇宙速度)がその星の周回速度以上となるような高度を取る必要があるため)。
つまり、「月に行くために、先に地球より大きな星に行く必要がある」という間抜けな話になる。
しかし、前述のような、地球との間に働く重力(すなわち、地球周回運動を生じさせる向心力)を打ち消すことにより地球周回運動を止め、惰性運動により月への直進などを行う場合、地球周回軌道上で1回だけロケットの燃料タンクを満タンにすれば十分に月に到達できる。
同様に、地球との間に働く重力(すなわち、地球周回運動を生じさせる向心力)を打ち消すことにより地球周回運動を止め、惰性運動により月への直進などを行う場合も、途中で地球並み以上の大きさの星(正確には、その第二宇宙速度が地球の約1/1.4以上の星)に地球周回軌道と同様に燃料カプセルを射出し、次回以降のロケットの打ち上げでその燃料カプセルを回収して燃料を充填してもよい。この場合、周回速度の約1.4倍もの速度(地球の第二宇宙速度)以上の速度に加速する場合よりも少し小さな星も燃料カプセル射出に利用できる。
一般に、静止衛星の打ち上げ方法は、「周回速度より速い速度で周回すると周回軌道が楕円状となるが、その楕円が静止衛星軌道に達するような速度にロケットを加速し、静止衛星軌道到達後に逆噴射で「静止衛星軌道における周回速度」に減速して静止衛星軌道に入る」だと考えられているが、実際は、上記同様に、地球との間に働く重力(すなわち、地球周回運動を生じさせる向心力)を打ち消すことにより地球周回運動を止め、惰性運動により静止衛星軌道への直進などを行う方が、必要なエネルギーが遥かに少なくて済む。その誤解が、宇宙開発後進国にとって静止衛星の打ち上げの障害となっていた。
地球との間に働く重力(すなわち、地球周回運動を生じさせる向心力)を打ち消すことにより地球周回運動を止め、惰性運動により静止衛星軌道への直進などを行い、更に、本願明細書記載の低軌道へのロケット打ち上げのみで静止衛星などの高軌道への打ち上げや月や火星などへロケットの打ち上げを行う方法を共に用いて、燃料を地球周回軌道において充填するなどすれば、正に、馬鹿でもチョンでも静止衛星を打ち上げることができるわけである。
従来、静止衛星の打ち上げは、例えば、ロケットを、地球の地上から、エネルギー変換効率ができるだけ高まるように高い出力で打ち上げ、その速度が「静止衛星軌道における周回速度」に達したら急激な加速を止め、それ以降は、静止衛星軌道に到達するまで常に「その場所における地球の中心への向きと逆向きの力であって、その場所における地球との間に働く重力と同じ大きさの力」をジェットエンジンを使用して生じさせ続けながら、直進惰性運動により静止衛星軌道へ近づく、という方法で行われていたと考えられる。このため、低軌道用ロケットよりも長い航続距離が必要となる。
長い航続距離が必要となるため、従来、静止衛星を打ち上げるには、巨大なロケットが必要であった(図4参照)。燃料にも自重があるため、ロケットを大きくしても(燃料をより大量に積んでも)大きく航続距離が上がるわけではないが、多少は向上する。このため、ロケットを非常に大きくすれば、上の方法を実行しても燃料が足りるようになる(ロケットを静止衛星軌道に到達させることが可能となる)。
ロケットが大きくなるほど、各所に大きな力がかかるため、より故障しやすくなり、設計や生産が難しくなる。このため、従来、米露欧の3か国しか静止衛星を打ち上げることができなかった。ちなみに、本日打ち上げに失敗して世界中の嘲笑を買ったH3ロケットは、低軌道用と静止衛星軌道用の間くらいの性能を持つ。
しかし、本願明細書記載の方法を用いて静止衛星を打ち上げるのであれば(低軌道にロケットを飛ばし、そこで燃料を充填してから、ロケットと地球との間に働く重力を打ち消しながらロケットを直進惰性運動により静止衛星軌道へ近付けるなど)、安価な低軌道用ロケットで確実に(低軌道用であれば打ち上げ成功率は非常に高い(平均成功率95%))静止衛星を打ち上げることが可能となる。例えば、図4記載のヴェガ(欧)程度の安価なロケットを2回打ち上げるだけで(最初の1回は低軌道に燃料カプセルを飛ばすためだけの打ち上げ)、静止衛星を打ち上げることができるわけである。
また、静止衛星のみならず、図4記載のヴェガ(欧)程度の性能のロケットでも、月に探査機を送り込んだり、有人月面着陸を行うことすら可能となる。
更に、地球周回速度(第一宇宙速度近く)まで加速した後、燃料カプセルで燃料を充填するのだから、そこから第二宇宙速度(第一宇宙速度の約1.41倍)への加速を行うことも容易であるため(単純計算で、地上打ち上げ時の約0.41倍の燃料があればよい)、図4記載のヴェガ(欧)程度の性能のロケットでも、火星、木星、、、一番端の海王星にでも容易に行くことができる(但し、地球より小さい星に着陸するための燃料は、地球より大きい星の周回軌道に燃料カプセルを射出しておき、それを使用して充填しなければいけない場合がある)。
NASAが夢想するボイジャーなどの外宇宙探査機は、第一宇宙速度の2倍超となる第三宇宙速度に加速しなければいけないので、流石に巨大なロケットが必要となるが、太陽系内の星へ行くだけであれば、つま先立ちで背伸びしてH3ロケットのような大型ロケットを飛ばす必要は既に全く無いのである。
「燃料カプセルをあらかじめ打ち上げておき、途中で燃料を充填する」という方法は、宇宙開発における、所謂「ブレークスルー」である。例えば、2000年頃までは10年程度かかっていたヒトゲノム解析であるが(13年かけて史上初めて成功したとき、クリントン米大統領(当時)が世界に向けて記者会見を行い、その功績を讃えたことは有名である)、2000年代にDNAチップというブレークスルーが発明された後は、ほんの数日でヒトゲノム解析が可能となった(現在では1時間程度である)。宇宙開発においてもそれと同等のブレークスルーが来たのだから、日本政府は、H3ロケットのような「時代遅れの粗大ごみ」はさっさと破棄して、ヴェガ(欧)のようなとにかく価格重視の小型ロケットに注力すべきであろう。
ちなみに、スイングバイというロケットの加速方法が知られているが、通常、月や火星などに行く場合は使えない。
一般に、スイングバイは、「その公転をロケットの加速に利用する星」の第二宇宙速度以下の速度でロケットが移動している場合しか役に立たない(ちなみに、スイングバイ前のロケットの速度が「その公転をロケットの加速に利用する星」のその高度における脱出速度に近くなるような高度(ロケットと「その公転をロケットの加速に利用する星」との距離)を取れば、スイングバイは可能である。例えば、スイングバイ前のロケットの速度が「その公転をロケットの加速に利用する星」の第二宇宙速度より小さくても、より高度を取れば「その公転をロケットの加速に利用する星」のその高度における脱出速度が小さくなるため、それらが近い値になる。)。できるだけ少ないエネルギーの消費のみで、前記星のその高度における脱出速度未満の相対速度に減速し、かつ、スイングバイ後、前記星のその高度における脱出速度以上の相対速度に加速できなければ、いくらその星の公転を利用して絶対速度を加速できても、その星の周回軌道から抜けるときに大量のエネルギーを消費してしまうので、本末転倒となるからである(なお、ロケットが入る軌道が上空か地表近くかで脱出速度はある程度変動する)。当然ながら、絶対速度がスイングバイによって加速された後も、ロケットと星との相対速度は変化しないため、周回軌道から抜けるためには加速が必須となる。
例えば、上記の例のようにロケットが地球の第二宇宙速度で移動しているのであれば、地球以上に大きい星(正確には、その第二宇宙速度が地球以上の星)しかスイングバイに使えない。なお、前述通り、地球より大きい星であれば、その星におけるより上空の軌道を周回すれば、現在の速度(=地球の第二宇宙速度)がその星の周回速度以上となる。
このため、通常、月や火星などに行く場合は役に立たないわけである。
また、ボイジャーなどの外宇宙探査機が木星をスイングバイに利用して第三宇宙速度に達したとNASAが主張しているが、「地上に距離計測用装置を設置可能である、地球」以外の星の近くにおいて、自機とその星との距離を計測する方法は従来は存在しなかったため、「ボイジャーなどの外宇宙探査機が木星をスイングバイに利用して第三宇宙速度に達した」というNASAの主張は荒唐無稽な作り話である(現在の自機の高度が分からなければ、スイングバイを行うことができる高度に自機を移動させることも当然に不可能である)。なお、現在は、本明細書記載の朴テミス計画などによりその星の地上に着陸して距離計測用装置を設置すれば、それ以降、何度でも継続的に、地球以外の星を利用したスイングバイを行うことが可能となった。
本願明細書記載の朴テミス計画(の事前のインターネット上のBBSへの書き込み)などが朴られたことにより、NASAが夢想していた「地球周回軌道外の宇宙開発」を本当に実行することが可能となったため、日本の航空自衛隊の名称が航空宇宙自衛隊に改められ、日米安保条約に宇宙関連条項が追加されるなど、SFの定番ネタであった「宇宙軍」が現実のものとなりつつある。更に、本実施の形態により、馬鹿でもチョンでも月へ行けるようになるため、その流れは大幅に加速するであろう。
宇宙における防衛軍事は、とりあえず、アニメの機動戦士ガンダムに登場するソーラーレイを設置するとよい。すなわち、遠隔制御によりその向きを変更可能な鏡(単に光を反射するだけの鏡なので、コストが低い)を大量に宇宙に打ち上げ、その反射光が一点に(敵に)収束するようにそれぞれの鏡の向きを変更することにより、レンズを使用して収束したかのような強い光で敵を破壊する。平常時も常に、敵国が所有するソーラーレイからの光を反射して敵国にカウンター攻撃することができるように、それぞれの鏡の向きを設定しておくとよい。主要国が互いに「それぞれの所有するソーラーレイを向かい合わせる」ことにより、主要国の間に抑止力が発生し、互いに容易に手出しできなくなる。


以下は本発明の実施の形態の一例である。
本実施の形態の水素ボンベは、以下の特徴を備える。
a.ノズルを取り囲む、ノズルよりも高い壁を備える。
b.工場などにおいて、水をaの壁の中にノズルが埋まるように注いであり、かつ、その水の圧力が前記水素ボンベ内部の水素と同じまたはほぼ同じ圧力になるように水を押し込んで蓋がしてある。
壁はノズルを取り囲む円筒形でもよい。
蓋はネジ式蓋でもよい。この場合、ネジ蓋を回すのに必要な力の大きさから壁内部の水の圧力を知ることができる。
水素の水への溶解度は低いため、また、水は液体だから隙間ができないため、ノズルをボンベ内の水素と同じ圧力の水で覆えば、ノズルから水素が漏れにくくなる。これにより、低いコストで水素ボンベのノズルを密閉できる。
例えば、工場において専用の装置を用いて上のように蓋をした水素ボンベをガソリンスタンドに運び、ガソリンスタンド店員は客から注文を受けたらテコの原理を利用した道具(例えば、水素ボンベと蓋を金具で固定してクランクを手回しなど)を使用して蓋を外し、タオルで水滴を拭いてから客の車に挿してもよい。なお、水素ボンベは、例えば、ガソリンスタンドにおいて、ビール瓶を収納するプラスチックケース(ビールケース)と同様のケースに並べて縦に積んでおけば、小さなスペースで多くの水素ボンベを保管できる。
本実施の形態の水素ボンベを長期保管するとき、ノズルを鉛直下向きになるように保管してもよい。これにより、水にわずかに溶けた水素が再び水から分離したとき、ボンベ外部に漏れずにボンベの中に戻りやすくなる。
水は他の液体でもよい。その液体は、水素が溶けにくいものが好ましい。
本実施の形態は、本明細書記載のエコカーと共に用いてもよいし、本明細書記載の水素ボンベおよび水素内燃機関と共に用いてもよい。


以下は本発明の実施の形態の一例である。
本実施の形態の高度計測装置は、以下の特徴を備える。
a.宇宙船を或る星の周回軌道に周回可能な速度で入れ、周回させる。
b.宇宙船から宇宙船前方に位置計測センサー(例えば、電磁波測距計や光測距計など。以降、位置計測センサーAと呼ぶ)を突き出して切り離し、宇宙船を少しの時間だけ逆方向に加速してその速度を下げる(わずかに速度差を生じさせる)。これにより、宇宙船と位置計測センサーAとが時間が経つほど離れていく。
c.宇宙船と位置計測センサーAとが十分に離れたら(例えば、時速10km減速させる程度のわずかな逆方向の加速を行った場合、10時間経過すると、宇宙船と位置計測センサーAとの距離が100kmとなる)、宇宙船を少しの時間だけ順方向に加速して、aの減速を打ち消す。
d.宇宙船から宇宙船前方に、位置計測センサーAとは別の位置計測センサー(以降、位置計測センサーBと呼ぶ)を突き出して切り離し、宇宙船を少しの時間だけ逆方向に加速してその速度を下げる(わずかに速度差を生じさせる)。
e.宇宙船と位置計測センサーBとが十分に離れたら(例えば、時速10km減速させる程度のわずかな逆方向の加速を行った場合、10時間経過すると、宇宙船と位置計測センサーBとの距離が100kmとなり、宇宙船と位置計測センサーAとの距離が200kmとなる)、宇宙船を少しの時間だけ順方向に加速して、dの減速を打ち消す。
f.以降、常にまたは定期的に、宇宙船、位置計測センサーA、位置計測センサーBの三者の互いの距離を計測する。また、その三者が互いに成す角度も求める(三角形の三辺の長さが分かれば、その三角形の3箇所の角の相対角度も分かる)。
g.fの三者の互いの距離と三者が互いに成す角度の変化の仕方から、現時点の前記宇宙船と前期星との距離を求める。
例えば、宇宙船が第一宇宙速度超、第二速度未満の速度で星を周回している場合、軌道の半分が楕円状となるが、その楕円の曲がり方が分かれば、現在の高度を求めることができる。
また、位置計測センサーを宇宙船後方に突き出して切り離し、宇宙船をわずかに順方向に加速してその速度を上げることにより、位置計測センサーと宇宙船との距離を離してもよい。
cとeの減速(または上の加速)の打ち消しは、しなくてもよい(説明を分かりやすくするために打ち消しただけである)。打ち消さなければ、宇宙船と位置計測センサーとが再び接するまでの時間を計測することにより、現在周回中の軌道の一周の長さを知ることもできる。
まだ地表に位置計測センサーを設置していない星(過去にまだ一度も着陸を行ったことが無い星など)の場合、
・とりあえず高めの高度で周回軌道に入ってその星を周回(高度が高いほど周回速度は遅くなるため、とりあえず高めの高度で周回しても、軌道の半分の楕円形がより大きく突き出すだけで、周回は問題なく行える。高度が高過ぎたら(現在の速度がその星の脱出速度以上となるような高度であった場合は)集会できずに弾かれるが、その場合はより高度の低い軌道に入り直せばよいだけである)。
・上の方法により現時点の高度を求める。
・少しの時間だけ鉛直方向の加速を行って(例えば、鉛直下向きにごく弱く加速した後、すぐに加速を切り、そのまま待てば、いずれ目的の高度に達するので、達したら鉛直上向きにごく弱く加速して、鉛直方向の速度を打ち消すなど)高度を修正。
としてもよい。また、とりあえず低めの高度で周回軌道で入ってその星を周回してから、同様に高度を修正してもよい。
ちなみに、スイングバイを行うには正確な高度の計測が必要となるため(例えば、小惑星イトカワを目指した「はやぶさ」が地球を利用してスイングバイを行ったとき、地球との距離の誤差が1km以内、速さの誤差が時速3.6km以内という非常に高精度での位置および速度の制御(当然、計測を含む)が必要とされた)、上の方法を利用するだけでは一般に難しいと考えられる。よって、NASAが夢想するボイジャーなどの外宇宙探査機が上の方法により木星を利用したスイングバイを実現したとは考えられない(そもそも、NASAが上の方法を始めとした本願出願人による一連の宇宙関連発明を知っていたわけがない。地球周回軌道までの打ち上げは当然ながら実際に行っているが、地球周回軌道の外に関する話は明らかに全て嘘である。全てのレベルがあまりに低過ぎて、世界中の有識者から懐疑の目を向けられている)。なお、燃料カプセルをあらかじめ周回軌道などに射出しておくことにより地球以外の星に着陸する方法(本願明細書記載の朴テミス計画などの本願出願人による他の宇宙関連発明(Plat-Patで検索を行えばヒットする)参照)により、その星の地表に位置計測センサーを設置しておけば、地球以外の星も、地球と同様にスイングバイに利用できる。
本実施の形態は、本願明細書記載の朴テミス計画などの本願出願人による他の宇宙関連発明と共に用いてもよい。


上の方法を含めた本願出願人による一連の宇宙関連発明を利用して火星にロケットを飛ばすには、例えば、
1.ロケット燃料を入れたカプセル(以後、燃料カプセルと呼ぶ)を載せたロケットを打ち上げ、地球周回軌道に燃料カプセルを射出する。射出後、そのロケットを廃棄する(減速または高度変更のためのエネルギーが更に必要となるが、地球にパラシュートを使用して落下させ、回収して再利用するなどしてもよい)。
2.1を複数回繰り返す。地球周回軌道上の燃料カプセルの内容量の合計が十分な量に達したら、地球楕円周回軌道(軌道が正円に近くなる周回速度より高速に地球を周回する場合の軌道)に燃料カプセルを射出するためのロケット(以後、楕円周回軌道ロケットと呼ぶ)を打ち上げる。この楕円周回軌道ロケットは、別の燃料カプセルを搭載する。
3.楕円周回軌道ロケットは地球周回軌道に入り、1で射出済みの燃料カプセルを回収し、ロケット燃料を満タンに充填する。
4.楕円周回軌道ロケットは、3で充填したロケット燃料を使用して、「地球周回軌道の高度」における脱出速度(第二宇宙速度に近い速度)より少し遅い速度に加速する。
5.楕円周回軌道ロケットは、地球楕円周回軌道に、2の「別の燃料カプセル」を射出する。射出後、楕円周回軌道ロケットを廃棄する(減速または高度変更のためのエネルギーが更に必要となるが、地球にパラシュートを使用して落下させ、回収して再利用するなどしてもよい)。
6.1~5を複数回繰り返す。地球楕円周回軌道上の燃料カプセルの内容量の合計が十分な量に達したら、火星周回軌道へ移動するためのロケット(以後、火星周回軌道ロケットと呼ぶ)を打ち上げる。この火星周回軌道ロケットは、別の燃料カプセルを搭載する。
7.火星周回軌道ロケットは、楕円周回軌道ロケットと同様な手順(2~4)により地球楕円周回軌道に入り、5で射出済みの燃料カプセルを回収し、ロケット燃料を満タンに充填する。
8.火星周回軌道ロケットは、4の脱出速度に加速し(このとき、わずかに加速を行うだけで4の脱出速度に達するため、燃料のほぼ全てを残すことができる)、軌道を脱出して火星へ近づく。
9.火星周回軌道ロケットは、燃料(8の通り、満タンに近い量の燃料)を使用して、火星の第二宇宙速度未満の速度に減速しながら、火星周回軌道に入る。
10.火星周回軌道ロケットは、火星周回軌道に、6の「別の燃料カプセル」を射出する。射出後、火星周回軌道ロケットを廃棄する(火星周回軌道に残したままにするとデブリとなって後に他のロケットや燃料カプセルとの衝突事故を起こす可能性があるため、火星に落下させるなどしてもよい)。
11.1~10を複数回繰り返す。火星周回軌道上の燃料カプセルの内容量の合計が十分な量に達したら、火星に着陸するためのロケット(以後、火星着陸ロケットと呼ぶ)を打ち上げる。
12.火星着陸ロケットは、火星周回軌道ロケットと同様な手順で(6~9)火星周回軌道に入り、10で射出済みの燃料カプセルを回収し、ロケット燃料を満タンに充填する。
13.火星着陸ロケットは、12で充填したロケット燃料を使用して火星の重力を押し殺しながら、かつ、パラシュート程度の速度に減速しながら、火星に着陸する。
火星着陸後、探査機をセットアップしたり、上の位置計測センサーを設置してもよい。上の位置計測センサーがあれば、以後はロケットの高度の修正を手早くかつ正確に(本願明細書0036~0040などを必要とせず、地球同様に)行えるようになる。
ロケットが燃料カプセルを回収する(ドッキングする)とき、本願明細書記載の高度計測装置を使用して高度合わせを行ってもよいし、人類初の到達より後(2回目以降の到達)であれば、前述通り、あらかじめ設置しておいた位置計測センサーを使用して高度合わせを行ってもよい。
としてもよい。
地球周回軌道の高度と地球楕円周回軌道の高度とが完全に等しい場合、1で射出した燃料カプセルと5で射出した燃料カプセルとが衝突する可能性があるため、衝突が生じないように高度をずらすとよい(このとき、ごく少量の燃料を消費するだけで移動できる程度のずれであることが好ましい)。
例えば、地球周回軌道を周回する速度(地球の第一宇宙速度に近い速度)を1とすると、地球楕円周回軌道を周回する軌道は約1.4に、火星の第二宇宙速度は約0.7となる。
この場合、火星周回軌道ロケットは、
a.1に加速して地球周回軌道に入る
b.約1.4に加速して地球楕円周回軌道に入る
c.わずかに加速して脱出速度に達し、軌道を脱出して火星へ向かう
d.火星の第二宇宙速度(約0.7)に減速して火星周回軌道に入る
ことになる。
bの加速は差分約0.4でよく、dの減速は差分約0.7でよいため、あらかじめ射出しておいた燃料カプセルで燃料を満タンに(1に)しておけば、通常は不足しない(1>0.4、1>0.7)。
また、13の火星の重力を押し殺しながらの着陸も、あらかじめ射出しておいた燃料カプセルで燃料を満タンにしておけば、通常は足りると考えられる(速度をほぼ0(パラシュートの速度)にするための差分約0.7+重力押し殺し分)。もし不足しそうであれば、9とdでできるだけ大きく減速し、かつ、その速度で周回できるような高度で火星を周回すればよい(一般に、高度が高いほど(火星から離れるほど)周回速度および脱出速度が下がる。例えば、地表付近では火星周回速度は約0.5となるが、地表から離れるにつれ約0.5より小さくなっていく)。
「上の1~13において、火星着陸ロケットに別の燃料カプセルを搭載しておき、火星着陸後にその燃料カプセルを火星の地表に置く。置いた後、火星着陸ロケットを廃棄する(放置してもよい)。」を複数回繰り返し、火星の地表上の燃料カプセルの内容量の合計が十分な量に達したら、火星から帰還するためのロケット(以後、火星帰還ロケットと呼ぶ)を打ち上げ(この火星帰還ロケットには、人間の宇宙飛行士が搭乗してもよい)、1~13と同様な手順で火星に着陸して、火星の地表上の燃料カプセルを回収し、ロケット燃料を満タンに充填して、火星で再打ち上げを行い、地球に帰ってもよい(地球では大気が濃いので落下時にパラシュートによって減速できるため、重力を押し殺すための逆噴射は無くてもよく、そのためのロケット燃料も無くてもよい)。火星での再打ち上げ時、火星の石などの試料を搭載してもよい。
以上は火星だけではなく、月や他の星でも同様である。
なお、月へロケットを飛ばす場合は、月は地球から非常に近い位置にあるため(地球の第一宇宙速度で数週間程度で到達できる距離)、本願明細書0601~0605記載の方法でもよい。
このとき、ロケットと地球との間に働く重力の分力であって、ロケットの進行方向の向きの分力を、ロケットの減速に利用してもよい(ロケットの進行方向と垂直な向きの分力のみを逆噴射で打ち消しながら直線惰性運動を行うと、ロケットが減速していく。必要なだけ減速したら、ロケットと地球との間に働く重力全体の打ち消しに変更して維持する)。この減速によりロケットの速度をできる限り下げれば、月周回軌道における「事前の燃料カプセルの射出」を減らしたり無くしたりすることができる(地球のそばで多くまたは全ての準備を済ませておくことができる)。もし無くした場合、それぞれのロケットの燃料の残量に「地球降下のための減速または高度変更に必要なエネルギー」分のマージンを設ければ、使用されるロケットのうち月に送る1台以外の全てを地球にパラシュートを使用して落下させ、回収して再利用することも可能となる(すなわち、ほぼ燃料代だけで繰り返し月に行けるようになる)。
また、有人月面着陸などで月から地球へ帰還する場合、同様にロケットと月との間に働く重力を打ち消しながら(向心力を打ち消しながら)直線惰性運動で地球に向かう場合、少し進むと「ロケットと地球との間に働く重力」の方が「ロケットと月との間に働く重力」より大きくなり、ロケットと月との間に働く重力を打ち消す必要が無くなる(燃料の消費が途中まででよくなる)。
つまり、上の方法を用いれば、H3のような大型ロケットではなく打ち上げ成功率の高い小型ロケットの打ち上げのみで月、火星を始めとした全ての星へ着陸が(引いては、探査機や宇宙飛行士を送り込むことも)可能となる。
ちなみに、地球のそばで異なる複数の周回軌道に燃料カプセルをあらかじめ射出しておき、それを回収して燃料を充填しながら低い軌道から高い軌道に移り、軌道から脱出する直前にも同様に燃料を満タンにすることにより、火星などに向かう速度(脱出速度)を下げることができる。すなわち、火星などの周回軌道における「事前の燃料カプセルの射出」を減らしたり無くしたりすることもできる(地球のそばで多くまたは全ての準備を済ませておくことができる)。もし無くした場合、それぞれのロケットの燃料の残量に「地球降下のための減速または高度変更に必要なエネルギー」分のマージンを設ければ、使用されるロケットのうち火星などに送る1台以外の全てを地球にパラシュートを使用して落下させ、回収して再利用することも可能となる(すなわち、ほぼ燃料代だけで繰り返し火星などに行けるようになる)。
しかし、その場合、火星などに向かう速度を下げた分、火星などへの到達により時間がかかるようになる。例えば、地球の第一宇宙速度を1として、上の「13」の火星の重力の押し殺しに「0.3減速させられるくらいの量の燃料」を要すると仮定した場合、直接火星などに着陸するには(燃料をトータルで1で賄うには)脱出速度を0.7未満まで減速しなければいけないため、地球の第二宇宙速度に近い速度(約1.4)で火星に向かう場合の2倍以上の到達時間がかかる。


以下は本発明の実施の形態の一例である。
本実施の形態の外宇宙探査機の速度の上限を引き上げる方法は、以下の特徴を備える。
1.木星や土星などの第二宇宙速度が地球以上に大きい星の周回軌道に、ロケット燃料を詰めたカプセルを射出することを複数回繰り返す(複数回、カプセルを射出するためだけにロケットを打ち上げる)。
2.十分な量の「ロケット燃料を詰めたカプセル」を射出したら、外宇宙探査機を載せた別のロケットを前記周回軌道に到達させ、「射出済みのロケット燃料を詰めたカプセル」と「一般的な宇宙船と地球周回軌道上のISSとのドッキング」と同様の手順でドッキングし、そのカプセルから燃料を得て探査機に充填し、前記星の第二宇宙速度に加速させる。
または、
1.木星や土星などの第二宇宙速度が地球以上に大きい星の地表に、本願明細書0537~0551記載の方法などを利用して位置計測センサーを設置する(位置計測センサーを設置するためだけにロケットを打ち上げる)。位置計測センサーを地表に設置する代わりに地表ぎりぎりを通る周回軌道に位置計測センサーを射出してもよい(特に、木星(高温、高圧の気体でできた星)などの、地表への位置計測センサーの設置が難しい星の場合)。
2.外宇宙探査機を前記星の周回軌道に到達させ、設置または射出済みの位置センサーを利用して正確に前記外宇宙探査機の位置や速度を計測しながらスイングバイを行う。
前者の方法で木星の地表付近を通る軌道において第二宇宙速度まで加速した場合、秒速61.5km付近まで外宇宙探査機を加速することが可能となる。
後者の方法で木星を利用してスイングバイを行った場合、スイングバイ時に木星に近づく角度にもよるが、秒速数十km付近まで外宇宙探査機を加速することが可能となる(一般に、前者の方法ほどの加速は行えない)。
木星や土星などの第二宇宙速度が地球以上に大きい星であれば、地球周回軌道において事前に射出した燃料カプセルで燃料を補充しながら限界まで加速してある場合でも(地球の地表付近を通る軌道において脱出速度に加速してある場合、すなわち、地球の第二宇宙速度に加速してある場合でも)、減速せずにそのまま周回を行うことができる(周回軌道に入ることができる)。そのとき、その星の第二宇宙速度が大きいほど、より高度の高い軌道に入ることになる(一般に、高度が高いほど周回速度および脱出速度は遅くなるため、地球の第二宇宙速度が「周回速度以上、かつ、脱出速度未満」となる高度も高くなる)。
前者の方法では、その星の周回軌道に入った後、「その周回軌道において燃料カプセルとドッキングして燃料を充填して、加速を行い、かつ、その高度における脱出速度を超えそうになったら、より高度の低い軌道に移る」をその星の地表付近を通る軌道において脱出速度に達するまで(すなわち、その星の第二宇宙速度に達するまで)繰り返す。
後者の方法では、木星や土星などの第二宇宙速度が地球以上に大きい星の地表に位置計測センサー(一般に、正確な計測には2つ以上ある方がよい)を設置しておき、スイングバイを行って加速する。現在の高度や速度を正確に把握できれば、スイングバイを成功させることが可能となる(例えば、小惑星イトカワを目指した「はやぶさ」が地球を利用して実際にスイングバイを成功させている。なお、そのとき、地球との距離の誤差が1km以内、速さの誤差が時速3.6km以内という非常に高精度での位置および速度の制御(当然、計測を含む)が必要とされた)。
また、地表そのものでなくても、地表ぎりぎりに近い高度であれば、「事前に設置した他の位置計測センサー」無しに一発で高度がほぼ正確に分かるため、計測精度は地表そのものへの設置には劣るが、スイングバイを行うのに十分な計測精度を得られる可能性がある。この場合、できる限り地表に近い軌道にした方がよい。
ちなみに、上のどちらの方法であっても、本願明細書0000~0000記載の方法などを利用すれば、大型ロケットは特に必要ない(小型ロケットの打ち上げだけで実行することができる)。
すなわち、既に、小型ロケットの打ち上げのみで、しかも非常に高速な(より遠くの天体により短時間で到達可能な)外宇宙探査機を打ち上げることが可能になっているわけである。H3などの中型、大型ロケットは既に無用の長物である。
一般に、有人月面着陸を行う場合、例えば、以下の手順が必要となる(本願明細書記載の朴テミス計画や火星探査機など参照)。
1.ロケット燃料を入れたカプセル(以後、燃料カプセルと呼ぶ)を載せたロケットを打ち上げ、ISSなどと同様に地球周回軌道に燃料カプセルを射出する。
2.1を複数回繰り返す。地球周回軌道上の燃料カプセルの内容量の合計が十分な量に達したら、月周回軌道へ移動するためのロケット(以後、月周回軌道ロケットと呼ぶ)を打ち上げる。この月周回軌道ロケットは、別の燃料カプセルを搭載する。
3.月周回軌道ロケットは地球周回軌道に入り、1~2で射出済みの燃料カプセルを回収し、ロケット燃料を満タンに充填する。
4.月周回軌道ロケットは、地球周回軌道では地球の第一宇宙速度と同じか近い速度で航行するが、3で充填したロケット燃料を使用して、月周回軌道ロケットの地球周回軌道(円か円に近い形状となる)の接線が月へ向いた瞬間に「その場所における地球の中心への向きと逆向きの力であって、その場所における地球との間に働く重力と同じ大きさの力」をジェットエンジンを使用して生じさせ、それ以降も月に到達するまで常に「その場所における地球の中心への向きと逆向きの力であって、その場所における地球との間に働く重力と同じ大きさの力」をジェットエンジンを使用して生じさせ続けながら、惰性運動により月へ近づく。
5.月周回軌道ロケットは、3で充填したロケット燃料を使用して(推進方向と逆向きのジェットエンジンを使用して)、月の第一宇宙速度と同じか近い速度(この速度は、通常、地球の第一宇宙速度の1/3程度であり、非常に大きな減速を要する(すなわち、ロケット燃料も大量に消費する))に減速しながら、月周回軌道に入る。
6.月周回軌道ロケットは、月周回軌道に、2の「別の燃料カプセル」を射出する。射出後、月周回軌道ロケットを廃棄する(月周回軌道に残したままにするとデブリとなって後に他のロケットや燃料カプセルとの衝突事故を起こす可能性があるため、月に落下させるなどしてもよい)。
7.1~6を複数回繰り返す。月周回軌道上の燃料カプセルの内容量の合計が十分な量に達したら、月に着陸して月面に燃料カプセルを置くためのロケット(以後、月面への燃料運搬ロケットと呼ぶ)を打ち上げる。この月面への燃料運搬ロケットは、別の燃料カプセルを搭載する。
8.月面への燃料運搬ロケットは、月周回軌道ロケットと同様な手順で(1~5)月周回軌道に入り、6~7で射出済みの燃料カプセルを回収し、ロケット燃料を満タンに充填する。
9.月面への燃料運搬ロケットは、8で充填したロケット燃料を使用して(推進方向と逆向きのジェットエンジンを使用して)月の重力を押し殺しながら、かつ、パラシュート程度の速度に減速しながら、月に着陸する。
10.7の「別の燃料カプセル」を月面に置く。置いた後、月面への燃料運搬ロケットを廃棄する(放置してもよい)。
11.1~10を複数回繰り返す。月面上の燃料カプセルの内容量の合計が十分な量に達したら、有人月面着陸のためのロケット(以後、有人月面着陸ロケットと呼ぶ)を打ち上げる。この有人月面着陸ロケットには、人間の宇宙飛行士が搭乗する。
12.有人月面着陸ロケットは、月面への燃料運搬ロケットと同様な手順で(1~9)月に着陸し、10で置いた燃料カプセルを回収し、ロケット燃料を満タンに充填する。
13.12で充填したロケット燃料を使用して月面で再打ち上げを行い、地球に帰る(地球では大気が濃いので落下時にパラシュートによって減速できるため、推進方向と逆向きのジェットエンジンは使用しなくてよいし、そのためのロケット燃料も無くてもよい)。
また、月以外の星(火星など)への有人着陸でも、上の手順は同様である。
探査機の場合は、一般に、上の手順の「月面への燃料運搬ロケット」を月面に着陸させるのと同様な手順(1~9)で、月や月以外の星(火星など)に送り込むことができる。
地球周回運動を行ったまま月へ到達するには非常に大きな加速を要するが(周回速度の約1.4倍もの速度(地球の第二宇宙速度)に達するほどの大きさの加速を要するが)、地球との間に働く重力と逆向きの力を加え続けて地球との間に働く重力(すなわち、地球周回運動を生じさせる向心力)を打ち消すことにより地球周回運動を止め、惰性運動により月への直進を行うわけである。
これであれば、ごく弱い加速で十分である。例えば、地球と月との距離の約1/9の地点となる静止衛星軌道では、地球の地上の赤道における重力の約1/44の大きさの「地球との間に働く重力」しか生じない。当然、更に月に近づくにつれ、地球との間に働く重力は更に小さくなっていく。
月に到達するまでの数週間、常にジェットエンジンによる加速が必要とはなるが、これだけ弱い加速で済むのであれば、そこそこの量のロケット燃料で足りる(例えば、上の3において、月周回軌道ロケットの燃料タンクを満タンにする必要すらなく、上の1~2で地球周回軌道上に予め射出しておく燃料カプセルが1~数個で済むなど)(しかし、一般に、加速が弱いほどジェットエンジンのエネルギー変換効率が低下するため、また、記載の通り数週間常にジェットエンジンによる加速が必要となるため、やはり燃料カプセルによる補充無しでは燃料が不足してしまうことは注意すべきである)。
月へ近づくときに上記のような進行制御を行うことにより、ほんの数回の打ち上げで月に到達でき、それを数回繰り返せば有人月面着陸を実現できるようになる。これであれば、NASAでなくても(JAXA単独ですら)容易に実現可能である。
上の方法により、未だ全ての国が実現できていない「月へ探査機を送り込むこと」や「火星へ探査機を送り込むこと」、更に「有人月面着陸」などが比較的低コストで実現可能となる。
以上のように、地球以外の星への有人着陸や地球以外の星に探査機を飛ばすには、大きなコストがかかる。しかし、例えば、ロケットに取り付けた太陽電池が発生させた電力を動力源として「本願明細書記載の推進装置」や「振り子時計同様に振り子を左右に動かし、振り子の軸への向心力(遠心力の反力)を使用して推進を行う装置」などを使用して宇宙空間におけるロケットの推進を行う場合、上の1~5は不要になり(「燃料カプセルを搭載した月周回軌道ロケット」を地球の地上から打ち上げるだけでよくなり)、大幅にコストを下げることができる。
なお、一般に、月には大気が存在しないと言われているが(アポロ計画で有名なNASAがそのように主張しているが)、現時点では全ての国が探査機1台すら実際に月へ送り込むことができていないため、はっきりと分かっていない。もし月に大気が存在する場合は、上の5~9は不要となり、月面への燃料運搬ロケットは、月周回軌道に入らずに直接月面へ向かい、パラシュートを使用して月面に着陸してもよい。
また、本願明細書記載の推進装置、または、振り子時計同様に振り子を左右に動かし、振り子の軸への向心力(遠心力の反力)を使用して推進を行う装置、または、ローレンツ力を利用して無重力空間における推進を行う方法などにおいて、使用するモーターの永久磁石を電磁石に置き換えてもよい。
例えば、軸の周りにコイルを「円状に、かつ、それぞれのコイルから発生する磁界がその円の中心の逆に向くように」並べ、かつ、軸受けにコイルを「円状に、かつ、それぞれのコイルから発生する磁界がその円の中心に向くように」並べ、それぞれの「軸の周り側のコイル」および「その軸の周り側のコイルに隣接する、軸受け側のコイル」に流れる電流の大きさまたは向きを同時に変化させ(反発し合う磁界を同時に発生させ)、軸を回転させてもよい。
なお、上に「ちなみに、本実施の形態は、推力密度が高いと言っても、宇宙用ロケットの動力にはできない。」とあるが、これを共に用いれば可能である。


ここに特願2023-007719号および特願2023-008424号および特願2023-009074号および特願2023-009735号および特願2023-009755号および特願2023-010570号および特願2023-011412号および特願2023-011437号および特願2023-014316号および特願2023-015731号および特願2023-015750号および特願2023-019597号および特願2023-020408号および特願2023-023868号および特願2023-023888号および特願2023-023896号および特願2023-024758号の明細書の発明を実施するための形態の内容全てを引用する。
本発明の位置制御システムは、体内の対象部位に対し、細胞をなるべく破壊せずに抗がん剤等の液体を注入し、細胞質基質等の液体を吸引することが可能な注入・吸引システムを構成できるので、産業上有用である。


本発明は、レアメタルやレアアースなどのレアマテリアルを使用せず(ほとんどの世帯に普及した場合でも資源量が不足しないような資源しか使用せず)、かつ、十分な性能を持ち(「車両内における補給されたエネルギー源を保管するスペースの単位体積」当たりの航続距離が十分に長く)、かつ、低コストな(車両価格をガソリン車と同等にできる)エコカーを構成することができるので、産業上有用である。


本発明は、有限量の資源の消費なしに、24時間365日安定して潤沢な電力を供給するための社会システムを構成することができるので、産業上有用である。


本発明は、本当に有人月面着陸を実現する方法を構成することができるので、産業上有用である。


本発明は、本当に火星に探査機を送り込む方法を構成することができるので、産業上有用である。


本発明は、宇宙船を多数回打ち上げる場合、1回当りの打ち上げコストが非常に低額になるような(例えば、1回数万ドルなど)、宇宙船打ち上げ用マスドライバーを構成することができるので、産業上有用である。


本発明は、あらゆる「打撲、打ち身、ヘルニアなどを理由とするもの以外の腰痛や四十肩」を確実に完治することができるので、産業上有用である。


本発明は、自動車どうしが衝突する事故や自動車と人間とが接触する交通事故を無くすことができるので、産業上有用である。


本発明は、自動車どうしの衝突が起こっても自動車が大破したりドライバーが大怪我または死亡することがほぼ無くなるような自動車のボディーを構成することができるので、産業上有用である。


本発明は、「眼の前で生の楽器を演奏したり生の人間の歌手が歌う」と「スピーカーから音を鳴らす」という2つの条件で比較ブラインドテストを行った場合、誰も聞き分けられないくらい音質の良いオーディオ装置を構成することができるので、産業上有用である。


本発明は、コントラストが高いVRカメラ、および、一度の撮影で異なる複数の「VRカメラの物理IPD設定」で撮影を行うことができるVRカメラを構成することができるので、産業上有用である。


本発明は、山火事を比較的短時間で消化することができるので、産業上有用である。


本発明は、非フッ素樹脂コーティングでも肉などの食材がフライパンの内面にくっつきにくいフライパンを構成することができるので、産業上有用である。


本発明は、顔面などのプリントが動く(例えば、目が瞬きするなど)アトラクションショー用の着ぐるみを構成することができるので、産業上有用である。


本発明は、航続距離が長く、故障しにくい水素エンジンを構成することができるので、産業上有用である。


本発明は、更に燃費の良いハイブリッド自動車を構成することができるので、産業上有用である。


本発明は、推力密度の高い「電力のみを利用して推進する装置」を構成することができるので、産業上有用である。


本発明は、水素が漏れにくい水素ボンベおよび水素内燃機関を構成することができるので、産業上有用である。


本発明は、ガソリン車のままでCO2排出ゼロ社会を実現し、更に、国内の全てのエネルギー需要を国産資源のみで賄うことができるので(肥料の輸入すら不要)、産業上有用である。


本発明は、推力密度の高い「電力のみを利用して推進する装置」を構成することができるので、産業上有用である。


本発明は、燃費の良いロータリーエンジンを構成することができるので、産業上有用である。


本発明は、真空度の高い宇宙空間においても放熱を行うことが可能な放熱装置を構成することができるので、産業上有用である。


本発明は、スペースエックス社を始めとする民間企業やJAXAなどの宇宙開発後進国の政府機関でも容易に静止衛星などの高軌道への打ち上げや月や火星などへロケットの打ち上げを行うことができるので、産業上有用である。


本発明は、長期保管中でもノズルなどから水素が漏れにくい水素ボンベを構成することができるので、産業上有用である。


本発明は、宇宙船と或る星との現時点の距離を計測する装置を構成することができるので、産業上有用である。


本発明は、外宇宙探査機の速度の上限を引き上げることができるので、産業上有用である。
10…注入・吸引システム、20…微細ヘッド、30…極細管、30a…傾斜面、40…移動装置、50…位置検出装置、70…型、100…注入・吸引装置、200…第1のヘッド部、200a~200c…側面、200d…底面、210…第2のヘッド部、210a…底面、210b~210e…側面、210f…頂面、220…接続部、230…ヘッド部、230a、230b…傾斜面、400…電磁石、410A…第1のアーム、410B…第2のアーム、420A…第1の回転駆動部、420B…第2の回転駆動部、420C…第3の回転駆動部、430…ベース、440…制御部、450…操作部、460~467…電磁石、468…制御部、469…操作部、500…X線CCDセンサ、510A…第1のアーム、510B…第2のアーム、520A…第1の回転駆動部、520B…第2の回転駆動部、520C…第3の回転駆動部、530…ベース、540…制御部、550…操作部、560…表示部、570…MRIセンサ、571…スライド駆動部、572…ベース、573…制御部、574…操作部、575…表示部、580…CTセンサ、581…スライド駆動部、582…ベース、583…制御部、584…操作部、585…表示部、590…超音波検査用探触子、591A…第1のアーム、591B…第2のアーム、592…伸縮駆動部、593…スライド駆動部、594…ベース、595…制御部、596…操作部、597…表示部、598…圧電素子、600~602…電磁波測距センサ、603…制御部、604…表示部、610…電磁波測距センサ、611…制御部、612…操作部、613…表示部、620…放射線照射部、621…制御部、700、710…空間部、720…貫通穴、730…凹部、1000…がん細胞、1100…がん細胞クラスター、1200…抗がん剤、1300…クラスター、2000…膜、2000a…溝、2010…膜、P…人体、Q…仮想の正六面体

Claims (1)

  1. 磁性材料から形成され、体内で磁界によって移動できるヘッドに磁界を付与可能な電磁石と、前記電磁石が付与する磁界によって前記ヘッドに働く磁力の大きさ及び向きとを制御可能な移動制御部とを有する移動装置と、
    前記ヘッド又は先端が開口した状態で前記ヘッドに取り付けられ、前記先端の開口部を介して液体を注入又は吸引可能な管の先端側の位置に存在するマークの位置を求め、前記マークの位置に基づいて前記ヘッドの位置を検出可能な位置検出装置と、
    を備え、
    前記移動装置の移動制御部は、前記電磁石が付与する磁界によって前記ヘッドに働く磁力の大きさ及び向きを調節して、前記管が目的位置に対してほぼ真っ直ぐに挿し込まれるように前記ヘッドの進行方向制御を行うことが可能な移動制御部である
    位置制御システム。
JP2023068154A 2023-01-22 2023-04-18 位置制御システムおよびエコカーおよびサステナブル社会システムおよび朴テミス計画および火星探査機およびマスドライバーおよび腰痛や四十肩の治療方法および交通事故を無くす方法および自動車のボディーおよびオーディオ装置およびvrカメラおよび山火事を消化する方法およびフライパンおよびアトラクションショー用着ぐるみおよび自動車用エンジンおよびハイブリッド自動車および推進装置および水素ボンベならびに水素内燃機関およびガソリン車のままでco2排出ゼロ社会を実現し更に国内の全てのエネルギー需要を国産資源のみで賄う方法およびロータリーエンジンおよび放熱装置およびバカチョンロケットおよび水素ボンベおよび高度計測装置および外宇宙探査機の速度の上限を引き上げる方法 Withdrawn JP2023094624A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117198505A (zh) * 2023-08-23 2023-12-08 深圳大学 一种用于临床医学决策辅助的深度学习语言模型微调方法

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