JP2023091387A - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】解析条件を設定する際の操作性を向上する。【解決手段】画素ごとの輝度変化を検出した結果を出力情報として出力する光電変換素子から前記出力情報を取得して解析条件を設定するために用いる設定用フレーム画像を、所定の画像生成条件に基づいて生成する画像生成部と、前記設定用フレーム画像を用いて設定された前記解析条件に基づき、前記光電変換素子の前記出力情報を用いて解析対象の解析を行う解析部と、前記解析条件および前記所定の画像生成条件の少なくとも一方を設定する制御部と、を備える情報処理装置。【選択図】図1

Description

本発明は、イベントベースセンサの設定に関する。
画素ごとの輝度の変化をアドレスイベント信号としてリアルタイムに出力するイベントベースセンサ(以下、DVS;Dynamic Vision Sensorと呼ぶ)が知られている(特許文献1参照)。
特開2019-134271号公報
しかしながら、DVSを用いた撮像装置において、部品数カウント等の所定の解析機能の実現に特化し、画像データを生成しない場合、対象の画素アドレスを一つ一つ指定するなど解析条件の設定が困難になる課題がある。
本件は、上記課題を鑑みてなされたものであり、解析条件を設定する際の操作性を向上することを目的とする。
本発明は、画素ごとの輝度変化を検出した結果を出力情報として出力する光電変換素子から前記出力情報を取得して解析条件を設定するために用いる設定用フレーム画像を、所定の画像生成条件に基づいて生成する画像生成部と、前記設定用フレーム画像を用いて設定された前記解析条件に基づき、前記光電変換素子の前記出力情報を用いて解析対象の解析を行う解析部と、前記解析条件および前記所定の画像生成条件の少なくとも一方を設定する制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、解析条件を設定する際の操作性を向上できる。
本発明の実施形態における撮像装置を示すブロック図である。 クライアント装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態において制御部が実施する制御プログラムのフローチャートである。 解析条件の設定の可否判断を説明する図である。 設定用フレーム画像の一例を示す図である。 解析モードにおいて生成される画像の一例である。
以下に、本発明の実施形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態において示す構成は一例に過ぎず、本発明は、図示された構成に限定されるものではない。
〔実施形態〕
従来、垂直同期信号などの同期信号に同期して撮像データを取得する同期型の光電変換素子が撮像装置などにおいて用いられている。この一般的な同期型の光電変換素子では、同期信号の周期(例えば、1/60秒)ごとにしか撮像データを取得することができないため、同期信号の周期よりも早い高速な処理が要求された場合に対応することが困難になる。そこで、画素アドレスごとに、輝度の変化をアドレスイベントとしてリアルタイムに検出する非同期型の光電変換素子が提案されている。
例えば、工場の生産ラインで搬送される部品の数をカウントする場面において、同期型の光電変換素子を用いた撮像装置を適用した場合、検出精度を劣化させないためには、画像に像ブレが発生しないように部品の搬送速度を低下させる必要がある。一方、DVSを用いた撮像装置によれば、画像を生成しなくとも、輝度変化が生じた画素アドレスを検出すればよく、画像生成および画像解析に必要な各種画像処理が不要でとなり、より高速な搬送速度に対応できることが期待される。
図1は、本発明の実施形態における撮像装置100を含む撮像システム1を示すブロック図である。撮像システム1は、撮像装置100と、クライアント装置121と、を含む。撮像装置100は、撮像部101、記憶部104、解析部105、画像生成部106、制御部107、メモリ108、通信部109を有する。
撮像部101は、結像光学系を含む撮像光学系102と光電変換素子103とを有し、撮像光学系102を透過した光は光電変換素子103で結像して電気的な信号に変換され、撮像データとして、記憶部104へ出力される。ここで、撮像光学系102は、不図示の複数レンズや保持部材を含むが、それに限定されるものではなく、レンズ駆動用のモータを有し、ズーム倍率やフォーカス位置を調整可能な構成でもよい。また、光電変換素子103は、ここでは、DVSであり、被写体の輝度変化を検出し、変化があった画素アドレス、変化方向、時刻を出力することが可能である。本明細書において、これらを出力情報という。なお、光電変換素子103は、例えば、アバランシェフォトダイオード(APD)によって構成された画素を有していてもよい。具体的には、撮像部101は、各々のAPD(画素)に入射した光子の数を計数し、更にセンサ外部から供給されるクロック(あるいはそのクロックを用いてセンサ内で生成されるクロック)を用いて、光子が一定の数になるまでの時間をカウントする。撮像部101は、計測された光子の数がN回目に閾値を超えるのに要した第1の時間と、同様に光子の数がN+1回目に閾値を超えるのに要した第2の時間との比較結果に応じて画素毎の輝度の変化を検出する。あるいは、撮像部101は、一定周期で光子をカウントし、N回目の光子数とN+1回目の光子数との変化に応じて輝度の変化を検出してもよい。撮像部101の画素としてアバランシェフォトダイオード(APD)を用いることによって、微小な輝度変化を観測可能になる為、高速に動く被写体を検出しやすい。
記憶部104は、RAMなどから構成され、光電変換素子103から出力された撮像データを一時的に保存(記憶)および読み出しが可能である。
解析部105は、制御部107の指令に基づき、監視対象(解析対象)の画素アドレスに輝度変化が生じたことを検知すると、制御部107へ通知することで、解析機能を実現する。本実施形態において解析機能とは、一例として通過検知で、撮像領域内の所定のラインを通過する物体の有無を検知したり、通過した物体の数をカウントしたりするものであるが、それに限るものではない。例えば、任意の形状を読み込ませ、その形状と一致する被写体を認識させるものでも良いし、被写体の移動速度など、各種状態を観測するための解析であってもよいものとする。本明細書において、解析機能によって通知が発せられる条件を解析条件という。
画像生成部106は、記憶部104に格納された撮像データに対し、所定の時間間隔毎にフレーム画像を生成する。なお、画像生成部106は、光電変換素子103から出力された撮像データから直接フレーム画像を生成してもよい。しかし、記憶部104に記憶された撮像データからフレーム画像を生成する場合、撮影データを蓄積するタイミング(撮像データが取得されるタイミング)と、記憶部104に記憶されたデータからフレーム画像生成するタイミングが異なる。このため、撮像装置100の消費電力を低減することができ、好ましい。
制御部107は、撮像装置100の各構成要素を統括的に制御及び各種パラメータの設定等を行うシステム制御部である。制御部107にはコンピュータとしてのCPUが内蔵されており、例えば、記憶媒体としてのメモリ108に記憶されたコンピュータプログラムに基づき撮像装置100全体の各部の動作を制御する。制御部107は、画像生成部106においてフレーム画像を生成するための画像生成条件を設定しうる。また、制御部107は、解析条件を設定しうる。
メモリ108は、RAMやフラッシュメモリなどを含む記憶部であり、画像生成部106から出力された画像データを一時的に保存および読み出すことができる。また、制御部107が実行するプログラム格納領域や、プログラム実行中のワーク領域としても用いられ、更には制御部107が撮像装置100の各構成要素を制御するための各種パラメータを保持するためにも用いられる。
通信部109は、解析結果をクライアント装置121へ通知したり、画像データを通信プロトコルに準拠して変換した上で、クライアント装置121へと配信したりする。すなわち、通信部109は、解析結果や画像データをクライアント装置121に出力する出力部としても機能しうる。より詳細には、通信部109は、H.264やH.265等の圧縮符号化処理を行う。また、通信部109は、クライアント装置121から、撮像装置100に対する各種パラメータの設定コマンド等を受信し、制御部107に出力すると同時に、クライアント装置121に対しレスポンスの送信も行う。
ネットワーク120は、LAN(Local Area Network)であり、Ethernet(登録商標)等の通信規格を満足するルータ、スイッチ、ケーブル等から構成される。ネットワーク120を介して、撮像装置100はクライアント装置121や、不図示の他の撮像装置、サーバー等と接続が可能となる。なお、ネットワーク120は、撮像装置100とクライアント装置121との間の通信を行うことができるものであれば、その通信規格、規模、構成を問わない。例えば、有線LAN、無線LAN、WAN(Wide Area Network)等により構成されていてもよい。さらにはクラウドを介する構成としてもよい。
クライアント装置121は、例えば、PCや携帯端末等の情報処理装置である。図2は、クライアント装置121のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。クライアント装置121は、CPU122、ROM123、RAM124、通信部125、入力部126、および表示部127を含む。CPU122は、ROM123に記憶されたプログラムを読み出して各種処理を実行する。ROM123は、ブートプログラム等を記憶する。RAM124は、CPU122の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。通信部125は、ネットワーク120を介して、撮像装置100の制御に関する各種コマンドを撮像装置100に出力し、撮像装置100から出力された解析結果や画像を受信する。
入力部126は、タッチパネル、マウス、キーボード、コントローラ等である。表示部127は、ディスプレイ等の表示媒体であって、撮像装置100によって生成された画像を表示する。なお、入力部126および表示部127は、クライアント装置121とは、独立した装置であっても良いし、クライアント装置121に含まれていても良い。クライアント装置121は、さらにメモリ128を有していてもよい。メモリ128は、記憶媒体であって、例えば、撮像装置100から出力された画像を記憶する。
クライアント装置121は、ネットワーク120を経由して撮像装置100と相互に通信可能な状態に接続され、撮像装置100から画像データや解析結果を受信、表示、録画することができる。更に、クライアント装置121は、撮像装置100を制御するための各種設定コマンドを送信することも可能である。例えば、クライアント装置121が備える入力部126や、表示部127に表示された画面上のGUIによって各種撮像条件の設定や、解析部105が実施する解析条件を設定することができる。更には、通信部109によって出力されたレスポンスを受信することによって、撮像装置100の情報を取得することも可能である。
図3は、本実施形態において制御部107が実施する制御プログラムのフローチャートである。
まず、S200で設定モードか否かを判定する。ここで、設定モードとは、解析条件を設定するためのモードである。本実施形態において、撮像装置100は、動作モードとして、少なくとも設定モードと後述する解析モードを有する。なお、ここで、解析モードとは、上述した解析機能を実行するモードである。撮像装置100の動作モードの設定はクライアント装置121によってユーザーが操作可能(選択可能)である。ただし、動作モードの設定はこれに限られるものではなく、例えば、撮像装置100に不図示のユーザーが操作可能な切替えスイッチを設け、スイッチの操作で変更可能な構成でもよい。
S200で、撮像装置100の動作モードが設定モードであると判断する(Yes)と、処理をS201に進める。S201では、撮像データを蓄積するか否かを判断する。ここでも、撮像データの取得指令は、クライアント装置121によってユーザーが操作することを想定している。しかし、その手段に限るものではなく、例えば撮像装置100に不図示のユーザーが操作可能な切替えスイッチを設け、スイッチの操作で変更可能な構成でもよい。
S201で撮像の指令があると判断する(Yes)と、S202で撮像部101を駆動し、撮像データを記憶部104に保存し、S203にて撮像停止指令があるまでS202を繰り返す。S203で撮像停止指令があると判断する(Yes)と、処理をS204へ進める。一方、S201で撮像の指令がない(No)場合、処理をS204へと進め、記憶部104に過去に保存された撮像データを以降の処理で使用する。
例えば、解析条件を設定するために、新たに被写体の確認をしたい場合などには、S201にて撮像指令が必要となる。一方、S200にて、後述する解析モードが実施された場合、既に撮像データは保存されているため、S201にて撮像指定を実施しなくとも解析モード中の撮像データを確認することができる。
S204で制御部107は、メモリ108に保存されたフレームレートや階調、画像生成する撮影時刻範囲といった各種画像生成条件を読み込み、処理をS205へ進める。画像生成条件は、予め定めた値でも良いし、クライアント装置121よりユーザーが任意の値に変更可能としてもよい。また、メモリ108に複数の画像生成条件が保存されており、その中から任意の画像生成条件を選択してもよい。
S205では、S204で読み込んだ画像生成条件で、記憶部104に保存された撮像データを処理し、画像生成部106によって画像を生成する。ここで生成される画像は解析条件を設定するために用いられるフレーム画像(設定用フレーム画像)である。生成された画像は、不図示のSDカードメモリ等の記憶媒体に保存しても良いし、通信部109を介してクライアント装置121へ配信し、クライアント装置121の表示部127に表示させてもよい。
S206では、生成された画像を用いて解析条件の設定が可能であるか否が判断される。図4を参照して、具体的に説明する。図4は、解析条件の設定の可否判断を説明する図である。図4(A)は解析条件の設定が不可能な設定用フレーム画像の一例を示す図であり、図4(B)は解析条件の設定が可能な設定用フレーム画像の一例を示す図である。図4(A)は、図4(B)と比較した場合に、視認性が低い。具体的には、図4(A)では、領域401において、被写体が2個重なっているのか、形状が異なるものが混入しているのかが不明であり、解析条件の設定が困難である。一方、図4(B)は、図4(A)と比較した場合に、視認性が高い。具体的には、図4(B)では、領域402において、被写体が2個重なっていることが確認できる。このため、解析条件の設定が可能となる。
つまり、S205で生成される画像は、例えば、光電変換素子103から出力された撮像データをフレームレート毎に積算し、解析条件の設定が可能な程度の階調度を有する画像生成条件で生成されることが好ましい。なお、階調度が高くなる程、画像の視認性は高まる。また、S205で生成される画像は、解析条件の設定が可能な程度に視認性が高くなるフレームレートで生成されることが好ましい。なお、フレームレートが高くなる程、画像の視認性は高まる。
S206において、解析条件の設定が可能であると判断された場合(Yes)、S207に処理を進める。S207では、解析条件の設定が行われ、制御部107は設定された解析条件をメモリ108に格納する。一方、S206において、解析条件の設定が不可能であると判断された場合(No)、S208に処理を進め、画像生成条件の変更(再設定)を行う。画像生成条件の変更は、メモリ108に保存された他の画像生成条件を読み込むことにより行っても良いし、クライアント装置121よりユーザーが任意の値に変更することにより行ってもよい。その後処理をS205へ進める。
ここで、図5を用いて解析条件の設定方法の一例を説明する。図5は、設定用フレーム画像の一例を示す図である。画像200は、S205で生成された画像の一例であり、クライアント装置121の表示部127に表示された画面の一例を示す。被写体201a~201dは円形状の被写体であり、図面向かって左方向に搬送されているものとする。通過検知線202は、ユーザーが画像200内の任意の領域に対して設定することができ、本実施形態における解析条件の一例に相当するものである。解析条件として、通過検知線202が設定されたとする。この場合、解析部105は、後述の解析モードにおいて、輝度の変化が発生した画素の位置と時刻とを示すアドレスイベント信号に基づいて、通過検知線202の位置に相当する画素アドレスに対して、輝度変化の有無を判定する。そして、輝度変化があったと判定した場合は被写体が通過検知線を通過したと判定することができる。
図3に戻り、S209にて設定モードの停止指令があるまで、S205にて適宜画像を生成する。S209にて設定モードが停止すると、処理をS200まで戻す。
なお、以上で述べた解析条件の設定は一例であり、上記構成に限定されるものではない。例えば、後述の解析モードにおいて、クライアント装置121を介さず、予めメモリ108に設定された所定の解析条件を実行するものでもよいとする。また、解析条件は通過検知以外でもよく、例えば任意の形状を読み込ませ、その形状と一致する被写体を認識させるものでも良いし、被写体の移動速度など、各種状態を観測するための解析条件であってもよいものとする。
次に、S200にて、設定モードではなく、解析モードであると判断された場合について説明する。S200にて、設定モードではなく、解析モードであると判断すると(No)S210へ処理を進める。なお、ここでは、解析モードは、設定モードで解析条件が設定された後に行われうる。ただし、予めメモリ108に設定された所定の解析条件を用いる場合はこの限りではない。S210で制御部107は、メモリ108に格納された解析条件を読み込む。
続いて、S211にて撮像部101を駆動し光電変換素子103から出力される、画素の輝度変化を含む情報(出力情報)を取得する。本実施形態の解析モードでは、フレーム画像を用いて解析を行うのではなく、光電変換素子103から出力される輝度変化の情報を用いて、解析対象の解析を行う。つまり、本実施形態では、解析に用いるためのフレーム画像をフレーム毎に生成しない。そして、S212で、取得した出力情報がS210で読み込んだ解析条件に一致するか否かを解析部105が判定する。言い換えると、解析部105は、取得した出力情報から、解析条件に基づくイベントが発生したか(輝度変化があったか)否かを判定する。S212において、解析条件と一致した(解析条件に基づくイベントが発生した、または輝度変化があった)とを判定すると(Yes)、S213でユーザーに通知を行う。
S213における通知方法は任意の方法でよく、例えば、撮像装置100に備えられた不図示のランプを点灯させても良いし、クライアント装置121へ通知を示すパルス信号を出力してもよい。さらに、変化があった回数などの解析情報をクライアント装置121へ通知する方法でも良いものとする。このように画像データを生成せずに通信量を極力削減することも可能であるが、ユーザーが解析条件と一致した際の画像を確認したい場合は、画像生成部106によって画像を生成することも可能である。
ここで、通知方法の一例である画像を図6に示す。図6は、解析モードにおいて生成される画像の一例である。すなわち、画像203はS213の通知として生成された画像の一例であり、クライアント装置121の表示部127に表示された画面を示す。被写体204a~204dは円形状の被写体である。点線205は設定された解析条件をユーザーに認識させるために画像に重畳されたものであり、図5の通過検知線202に相当するものである。画像203は、通過検知線202に相当する点線205に示す画素アドレスに被写体204aが侵入し、当該画素アドレスが輝度変化を出力した際に生成された画像である。更に、画像203は、設定モードとは異なり、所定のフレームレートで画像を生成するのではなく、解析条件と一致した同時刻に画素変化(輝度変化)があった画素アドレスのみを白色として画像を生成している。言い換えると、解析モードでは、制御部107は、画像生成部106にフレーム毎フレーム画像を生成させずに、解析条件を満たすイベントが発生した時刻の画像のみを生成させる。そして、イベントが発生した場合に、画像生成部106に輝度変化があったときの画像を、例えば、二値画像で生成させる。すなわち、本実施形態において、解析モードで生成される画像は、設定モードで生成されるフレーム画像よりも視認性が低くなるような画像生成条件で生成される。そうすることで、画像データを削減することができ、通信データ量の削減も可能となる。
その後、S214にて解析モードの停止指令があるまで、S211~S214における撮像データの解析を実施する。S214にて解析モードの停止指令を受信すると、処理をS200まで戻す。
上記に述べたように、DVSである光電変換素子103を用いることで、撮像データの解析に画像データは必要なく、ユーザーへの通知方法も必要最低限に留めることで、撮像装置100の処理能力を極力解析処理に使用することができる。一方で、解析条件を設定する場合など、ユーザーが画像を元に判断する場合には、記憶された撮像データから高品位、言い換えると視認性の高い画像を生成することで、ユーザーの操作性がよい撮像装置を実現できる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
例えば、少なくとも、解析部105、画像生成部106、制御部107および通信部109を備える情報処理装置を用いて図3に示す制御を実現してもよい。この場合、例えば、撮像部101を含む撮像装置内に該情報処理装置を組み込む、または、撮像装置と情報処理装置を、ネットワークを介して接続することで実現することが可能である。情報処理装置のハードウェア構成は、図2に示す構成と同様であり得る。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1 撮像システム
100 撮像装置
101 撮像部
102 撮像光学系
103 光電変換素子
104 記憶部
105 解析部
106 画像生成部
107 制御部

Claims (14)

  1. 画素ごとの輝度変化を検出した結果を出力情報として出力する光電変換素子から前記出力情報を取得して解析条件を設定するために用いる設定用フレーム画像を、所定の画像生成条件に基づいて生成する画像生成部と、
    前記設定用フレーム画像を用いて設定された前記解析条件に基づき、前記光電変換素子の前記出力情報を用いて解析対象の解析を行う解析部と、
    前記解析条件および前記所定の画像生成条件の少なくとも一方を設定する制御部と、を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記光電変換素子からの前記出力情報を記憶する記憶部を有し、
    前記画像生成部は、前記記憶部に記憶された前記出力情報から、前記所定の画像生成条件に基づき前記設定用フレーム画像を生成することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記画像生成部は、前記出力情報が前記光電変換素子によって取得されたときとは、異なるタイミングで前記記憶部に記憶された前記出力情報から前記設定用フレーム画像を生成することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記制御部は、前記所定の画像生成条件を、前記解析において画像を生成する場合よりも視認性が高くなるように設定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記制御部は、前記出力情報をフレームレート毎に積算し、所定の階調度を有するように前記所定の画像生成条件を設定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記制御部は、所定のフレームレートを有するように前記所定の画像生成条件を設定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記制御部は、前記解析において、前記画像生成部に前記解析に用いるためのフレーム画像をフレーム毎に生成させないことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記制御部は、前記出力情報に基づいて、設定された解析条件を満たす輝度変化があったか否かを判定し、前記輝度変化があった場合に、前記画像生成部に前記輝度変化があったときの画像を二値画像で生成させることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 前記解析は、前記解析条件が設定された後に行われることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. 結像光学系と、
    画素ごとの輝度変化を検出した結果を出力情報として出力する光電変換素子と、
    前記光電変換素子から取得した前記出力情報から、解析条件を設定するために用いる設定用フレーム画像を、所定の画像生成条件に基づいて生成する画像生成部と、
    前記設定用フレーム画像を用いて設定された前記解析条件に基づき、前記光電変換素子の前記出力情報を用いて解析対象の解析を行う解析部と、
    前記解析条件および前記所定の画像生成条件の少なくとも一方を設定する制御部と、を備えることを特徴とする撮像装置。
  11. 情報処理装置の制御方法であって、
    画素ごとの輝度変化を検出した結果を出力情報として出力する光電変換素子から、前記出力情報を取得して解析条件を設定するために用いる設定用フレーム画像を、所定の画像生成条件に基づいて生成し、
    前記設定用フレーム画像を用いて設定された前記解析条件に基づき、前記光電変換素子の前記出力情報を用いて解析対象の解析を行い、
    前記解析条件および前記所定の画像生成条件の少なくとも一方を設定することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  12. 情報処理装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    画素ごとの輝度変化を検出した結果を出力情報として出力する光電変換素子から、前記出力情報を取得して解析条件を設定するために用いる設定用フレーム画像を、所定の画像生成条件に基づいて生成し、
    前記設定用フレーム画像を用いて設定された前記解析条件に基づき、前記光電変換素子の前記出力情報を用いて解析対象の解析を行い、
    前記解析条件および前記所定の画像生成条件の少なくとも一方を設定することを特徴とするプログラム。
  13. 請求項12に記載のプログラムを記憶した、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
  14. 撮像装置と、前記撮像装置と通信可能に接続されるクライアント装置とを含む撮像システムであって、
    前記撮像装置は、
    結像光学系と、
    画素ごとの輝度変化を検出した結果を出力情報として出力する光電変換素子と、
    前記光電変換素子から取得した前記出力情報から、解析条件を設定するために用いる設定用フレーム画像を、所定の画像生成条件に基づいて生成する画像生成部と、
    前記設定用フレーム画像を用いて設定された前記解析条件に基づき、前記光電変換素子の前記出力情報を用いて解析対象の解析を行う解析部と、
    前記解析条件を設定する制御部と、を備え、
    前記クライアント装置は、
    前記設定用フレーム画像を表示する表示部と、
    前記表示部に表示された前記設定用フレーム画像を用いて、前記解析条件を入力する入力部と、
    前記解析条件を前記撮像装置に出力する出力部と、を備えることを特徴とする撮像システム。

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