JP2023089686A - 情報表示システム、情報表示方法、情報処理装置、情報処理端末及びプログラム - Google Patents

情報表示システム、情報表示方法、情報処理装置、情報処理端末及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像を表示可能な空間の複数の領域を俯瞰しながら、画像を表示する領域を指定できる情報表示システムを提供すること。【解決手段】空間の複数の領域の少なくとも一部の領域に画像を表示可能な一台以上の表示装置、ユーザが操作する一台以上の情報処理端末、及び、表示装置及び情報処理端末と通信を行う情報処理装置を有する情報表示システムであって、情報処理端末は、空間の複数の領域の少なくとも一部の領域の位置関係を示した画面において、ユーザによる領域の指定を受け付ける領域指定受付部と、領域に表示する画像の選択を受け付ける画像選択受付部と、を有し、情報処理装置は、情報処理端末から送信された選択された画像の情報を受信する通信部と、ユーザに指定された領域に対応する表示装置に対して、選択された画像を表示させる表示制御部と、を有することにより上記課題を解決する。【選択図】図5

Description

本発明は、情報表示システム、情報表示方法、情報処理装置、情報処理端末及びプログラムに関する。
例えば複数人のユーザが集まる会議室などの空間を仕切る壁(前壁、後壁、右壁、及び左壁など)及び床に複数台の映像表示装置を利用して映像を表示する情報処理システムが従来から知られている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載されている会議室などの空間では、画像を表示可能な壁及び床などの領域が複数ある。このような領域に所望の画像を表示させたい場合に、ユーザは空間の中で画像を表示したい領域に対応した表示装置を直接操作して画像を表示する必要がある。そのため、従来の技術では、ユーザが会議室などの空間のどこの領域に対して表示できるのかを俯瞰しながら、画像を表示する領域を指定することができなかった。
本発明の実施の形態は、画像を表示可能な空間の複数の領域を俯瞰しながら、画像を表示する領域を指定できる情報表示システムを提供することを目的とする。
上記した課題を達成するために本願請求項1は、空間の複数の領域の少なくとも一部の領域に画像を表示可能な一台以上の表示装置、ユーザが操作する一台以上の情報処理端末、及び、前記表示装置及び前記情報処理端末と通信を行う情報処理装置を有する情報表示システムであって、前記情報処理端末は、前記空間の複数の領域の少なくとも一部の領域の位置関係を示した画面において、前記ユーザによる領域の指定を受け付ける領域指定受付部と、前記領域に表示する画像の選択を受け付ける画像選択受付部と、を有し、前記情報処理装置は、前記情報処理端末から送信された前記選択された前記画像の情報を受信する通信部と、前記ユーザに指定された前記領域に対応する前記表示装置に対して、前記選択された前記受信した画像を表示させる表示制御部と、を有することを特徴とする。
本発明の実施の形態によれば、画像を表示可能な空間の複数の領域を俯瞰しながら、画像を表示する領域を指定できる。
本実施形態に係る情報表示システムの一例の構成図である。 本実施形態に係る会議室の一例について説明するための図である。 本実施形態に係るコンピュータの一例のハードウェア構成図である。 本実施形態に係るスマートフォンの一例のハードウェア構成図である。 本実施形態に係る情報表示システムの一例の機能構成図である。 部屋情報の一例の構成図である。 映像表示装置情報の一例の構成図である。 ユーザ情報の一例の構成図である。 ログ情報の一例の構成図である。 領域画像情報の一例の構成図である。 本実施形態に係る情報表示システムの処理手順を示した一例のフローチャートである。 制御画面の一例のイメージ図である。 制御画面の一例のイメージ図である。 画像選択画面の一例のイメージ図である。 会議室の壁などに画像を表示したあとの制御画面の一例のイメージ図である。 情報処理端末の処理の一例のフローチャートである。 情報処理装置の処理の一例のフローチャートである。 会議室の中にいるユーザが会議室の壁などの領域に画像を表示して打ち合わせを行う場面の一例のイメージ図である。 照明コントロール画面が表示された制御画面の一例のイメージ図である。 領域コントロール画面が表示された制御画面の一例のイメージ図である。 縮小版コントローラが表示されたデスクトップ画面の一例のイメージ図である。 制御画面の一例のイメージ図である。 制御画面の一例のイメージ図である。 クリップ処理された画像の一覧画像が表示された制御画面の一例のイメージ図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。本実施形態では複数の領域に画像を表示可能な空間の一例として、壁、床、又は天井などに画像を表示可能な領域を備えた会議室の例を説明するが、空間は会議室に限定するものではなく、例えばセミナーや講義を行う部屋、ミーティングスペース、イベントスペースなど、様々な空間が含まれる。このように、本実施形態で説明する空間とは場所や部屋を含む概念である。したがって、本実施形態では空間を場所や部屋という用語に置き換えることができる。なお、空間は壁、床、又は天井などで物理的に区切られた閉鎖的な空間である必要はなく、少なくとも一部がオープンな空間であってもよい。
[第1の実施形態]
<システム構成>
図1は、本実施形態に係る情報表示システムの一例の構成図である。図2は本実施形態に係る会議室の一例について説明するための図である。図1の情報表示システム1は、情報処理装置10、映像表示装置12、センサ装置14、スピーカ16、カメラ18、及び情報処理端末20がインターネットやLANなどのネットワークNを介して通信可能に有線又は無線接続されている。会議室には、映像表示装置12、センサ装置14、スピーカ16、カメラ18、及び情報処理端末20が設けられている。図1では情報処理装置10が会議室の外に設けられている例を示したが、会議室の中に設けられていてもよい。
例えば会議室に入るユーザはビーコン(電波)を発信するタグを持つ。会議室のセンサ装置14は会議室にいるユーザのタグから発信される電波を、ユーザの位置情報を検知するための信号として受信し、情報処理装置10に通知する。センサ装置14はユーザの位置情報を検知するための信号を出力できる測位システムのセンサであればよい。計測対象側のタグは、専用タグ、スマートフォン、又は各種BLEセンサなどである。情報処理装置10は一つ以上のセンサ装置14から通知されたユーザの位置情報を検知するための信号に基づき、会議室にいるユーザの位置情報をそれぞれ検知する。
情報処理端末20は会議室にいるユーザが操作するデバイスである。例えば情報処理端末20は、ノートPC(Personal Computer)、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、ゲーム機、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ、ウェアラブルPC、又はデスクトップPC等である。情報処理端末20はユーザが会議室に持ち込んだものであってもよいし、会議室に備え付けられているものであってもよい。
また、情報処理端末20は測位システムによる計測対象であってもよい。例えば会議室のセンサ装置14は、情報処理端末20のタグから発信される電波を受信し、情報処理装置10に通知してもよい。センサ装置14は、例えば図2に示すように、情報処理端末20を操作するユーザの会議室の中における位置情報を検知するための信号を、情報処理装置10に通知できる。なお、タグは情報処理端末20が内蔵する形態であっても、それ以外の形態であってもよい。
会議室のカメラ18は会議室を撮影し、撮影した映像データを情報処理装置10に通知する。カメラ18は例えばKinect(登録商標)のビデオカメラを利用できる。Kinect(登録商標)のビデオカメラは、距離画像センサ、赤外線センサ、及びアレイマイクを有するビデオカメラの一例である。距離画像センサ、赤外線センサ、及びアレイマイクを有するビデオカメラを利用する場合は、距離画像センサ、赤外線センサ、アレイマイクによる検出結果と、姿勢認識技術との組み合わせにより、ユーザの動き・姿勢を認識することができる。姿勢認識技術とは、ユーザがどのような姿勢をしているかを推定する技術である。
会議室にある複数台の映像表示装置12の一例はプロジェクタであって、図2に示すような会議室を仕切る面に画像を情報処理装置10の制御により表示する。会議室を仕切る面は、例えば前壁、後壁、右壁、左壁、床、及び天井などである。複数台の映像表示装置12を利用することで情報処理装置10は、会議室を仕切る面に投影が可能である。なお、映像表示装置12は画像を表示する表示装置の一例であって、少なくとも画像を表示する機能を有する表示装置であれば適用可能である。
会議室にある複数台の映像表示装置12は、会議室を仕切る面に埋め込まれたディスプレイ装置であってもよい。例えば壁及び床に埋め込まれた、または壁や床の近傍に配置されたディスプレイ装置を利用することで、情報処理装置10は会議室の壁及び床またはその近傍への画像の表示が可能となる。このような場合には、ディスプレイ装置の画面が画像を表示可能な空間の領域と対応する。また、映像表示装置12は3次元映像の表示装置も含む。そのため、画像を表示可能な空間の領域は必ずしも壁や床等の物理的な物体と対応付けられている必要はなく、3次元映像の出力先等の空間内の仮想的な表示領域も含む。また、画像を表示可能な空間の領域は必ずしも壁や床そのものでなくてもよい。例えば壁、床、天井等の近傍に配置されたスクリーンや紙であってもよい。以下では、映像表示装置12がプロジェクタである例を説明する。会議室のスピーカ16は情報処理装置10の制御により音を出力する。
なお、図2の会議室の形状は一例であって、他の形状であってもよい。また、上述したように会議室は壁、床、天井等の全ての面が必ずしも仕切られている必要はなく、一部の面が仕切られていないオープンな会議室であってもよい。
情報処理装置10は、センサ装置14から通知された信号により検知したユーザの位置情報、及び情報処理端末20に対するユーザの操作内容などに応じて、後述する制御画面を情報処理端末20に表示する。ユーザは情報処理端末20に表示された後述の制御画面から画像を表示する会議室の壁などを指定すると共に、指定した壁などに表示する画像を選択できる。情報処理装置10は、ユーザが指定した会議室の壁などに、ユーザが選択した画像を表示するための制御を行う。
なお、図1に示す情報表示システム1の構成は一例である。情報処理装置10は単一のコンピュータ又は複数台のコンピュータにより実現してもよく、又、クラウドサービスを利用して実現してもよい。また、情報処理装置10は、例えば、PJ(Projector:プロジェクタ)、電子黒板装置、デジタルサイネージ等の出力装置、HUD(Head Up Display)装置、産業機械、撮像装置、集音装置、医療機器、ネットワーク家電、自動車(Connected Car)、ノートPC、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、ゲーム機、PDA、デジタルカメラ、ウェアラブルPCまたはデスクトップPC等であってもよい。
<ハードウェア構成>
《コンピュータ》
情報処理装置10は、例えば図3に示すハードウェア構成のコンピュータ500により実現される。また、情報処理端末20はPCである場合、例えば図3に示すハードウェア構成のコンピュータ500により実現される。
図3は、本実施形態に係るコンピュータの一例のハードウェア構成図である。図3に示されているように、コンピュータ500はCPU(Central Processing Unit)501、ROM(Read Only Memory)502、RAM(Random Access Memory)503、HD504、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ505、ディスプレイ506、外部機器接続I/F(Interface)508、ネットワークI/F509、データバス510、キーボード511、ポインティングデバイス512、DVD-RW(Digital Versatile Disk Rewritable)ドライブ514、メディアI/F516を備えている。
これらのうち、CPU501は、コンピュータ500全体の動作を制御する。ROM502は、IPL等のCPU501の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される。HD504は、プログラム等の各種データを記憶する。HDDコントローラ505は、CPU501の制御にしたがってHD504に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。
ディスプレイ506は、カーソル、メニュー、ウインドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示する。外部機器接続I/F508は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。この場合の外部機器は、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリやプリンタ等である。ネットワークI/F509は、ネットワークNを利用してデータ通信をするためのインターフェースである。データバス510は、CPU501等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
キーボード511は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティングデバイス512は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行う入力手段の一種である。DVD-RWドライブ514は、着脱可能な記録媒体の一例としてのDVD-RW513に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。なお、DVD-RWに限らず、DVD-R等であってもよい。メディアI/F516は、フラッシュメモリ等の記録メディア515に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。
《スマートフォン》
情報処理端末20は例えば図4に示すハードウェア構成のスマートフォン600により実現してもよい。
図4は本実施形態に係るスマートフォンの一例のハードウェア構成図である。図4に示されているように、スマートフォン600は、CPU601、ROM602、RAM603、EEPROM604、CMOSセンサ605、撮像素子I/F606、加速度・方位センサ607、メディアI/F609、GPS受信部611を備えている。
これらのうち、CPU601は、スマートフォン600全体の動作を制御する。ROM602は、CPU601やIPL等のCPU601の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM603は、CPU601のワークエリアとして使用される。EEPROM604は、CPU601の制御にしたがって、スマートフォン用プログラム等の各種データの読み出し又は書き込みを行う。
CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ605は、CPU601の制御に従って被写体(主に自画像)を撮像して画像データを得る内蔵型の撮像手段の一種である。なお、CMOSセンサ605ではなく、CCD(Charge Coupled Device)センサ等の撮像手段であってもよい。撮像素子I/F606は、CMOSセンサ605の駆動を制御する回路である。加速度・方位センサ607は、地磁気を検知する電子磁気コンパスやジャイロコンパス、加速度センサ等の各種センサである。
メディアI/F609は、フラッシュメモリ等の記録メディア608に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。GPS受信部611は、GPS衛星からGPS信号を受信する。
また、スマートフォン600は、遠距離通信回路612、CMOSセンサ613、撮像素子I/F614、マイク615、スピーカ616、音入出力I/F617、ディスプレイ618、外部機器接続I/F619、近距離通信回路620、近距離通信回路620のアンテナ620a、及びタッチパネル621を備えている。
これらのうち、遠距離通信回路612は、ネットワークNを介して、他の機器と通信する回路である。CMOSセンサ613は、CPU601の制御に従って被写体を撮像して画像データを得る内蔵型の撮像手段の一種である。撮像素子I/F614は、CMOSセンサ613の駆動を制御する回路である。マイク615は、音を電気信号に変える内蔵型の回路である。スピーカ616は、電気信号を物理振動に変えて音楽や音声などの音を生み出す内蔵型の回路である。
音入出力I/F617は、CPU601の制御に従ってマイク615及びスピーカ616との間で音信号の入出力を処理する回路である。ディスプレイ618は、被写体の画像や各種アイコン等を表示する液晶や有機EL(Electro Luminescence)などの表示手段の一種である。
外部機器接続I/F619は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。近距離通信回路620は、NFC(Near Field Communication)やBluetooth(登録商標)等の通信回路である。タッチパネル621は、利用者がディスプレイ618を押下することで、スマートフォン600を操作する入力手段の一種である。
また、スマートフォン600は、バスライン610を備えている。バスライン610は図4に示されているCPU601等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
<機能構成>
本実施形態に係る情報表示システム1は、例えば図5に示すような機能構成により実現される。図5は本実施形態に係る情報表示システムの一例の機能構成図である。図5の機能構成は、本実施形態の説明に不要な構成について適宜省略している。
図5の情報処理装置10は、表示制御部30、音声出力制御部32、画面表示制御部34、領域画像管理部36、認証処理部38、ユーザ検知部40、通信部42、及び記憶部50を有する構成である。
映像表示装置12は、映像表示処理部70及び通信部72を有する構成である。情報処理端末20は、画面処理部80、画像出力制御部82、及び通信部84を有する構成である。画面処理部80は、表示処理部90、領域指定受付部92、及び画像選択受付部94を有する構成である。
表示制御部30は、映像表示装置12が表示する画像を制御する。音声出力制御部32は、スピーカ16が出力する音を制御する。画面表示制御部34は、一台以上の情報処理端末20が表示する制御画面を制御する。例えば、画面表示制御部34は、会議室にいる複数人のユーザが操作している複数の情報処理端末20に、制御画面を共有させる制御を行う。画面表示制御部34は、情報処理端末20に表示した制御画面からユーザにより指定された会議室の壁などの領域に、ユーザにより選択された画像を表示させるように表示制御部30を制御する。
領域画像管理部36は、情報処理端末20に表示した制御画面からユーザにより指定された会議室の壁などの領域と、その領域に表示する画像として制御画面からユーザにより選択された画像と、の対応関係を管理する。認証処理部38は、情報処理端末20からアクセスしてきたユーザの認証処理を行う。ユーザ検知部40は、センサ装置14から受信したユーザの位置情報を検知するための信号から、会議室の中にいるユーザの位置情報を検知する。通信部42は、映像表示装置12及び情報処理端末20と通信を行う。
図5の記憶部50は、部屋情報52、映像表示装置情報54、ユーザ情報56、ログ情報58、及び領域画像情報60を記憶している。なお、部屋情報52、映像表示装置情報54、ユーザ情報56、ログ情報58、及び領域画像情報60の詳細は後述する。
映像表示処理部70は、情報処理装置10による制御に基づき、ユーザにより指定された会議室の壁などの領域に、ユーザにより選択された画像を表示する。通信部72は情報処理装置10と通信を行う。
画面処理部80は情報処理端末20に画面を表示する処理を行う。画面処理部80はWebブラウザ上で実行するWebアプリ、又はネイティブアプリにより実現する。表示処理部90は、制御画面を表示する。領域指定受付部92は、制御画面を操作するユーザから会議室の壁などの領域の指定を受け付ける。画像選択受付部94は、制御画面を操作するユーザから、会議室の壁などの領域に表示する画像の選択を受け付ける。
画像出力制御部82は情報処理端末20から情報処理装置10に、画像データと、その画像データのメタデータとを送信する。画像出力制御部82は、NDI(ネットワークデバイスインタフェース)を利用して実現できる。画像出力制御部82は、ユーザが制御画面から選択可能な画像の画像データと、その画像データのメタデータとを情報処理装置10に送信するための制御を行う。通信部84は情報処理装置10と通信を行う。
記憶部50は例えば図6~図10に示す情報を記憶している。図6は部屋情報の一例の構成図である。図7は映像表示装置情報の一例の構成図である。図8はユーザ情報の一例の構成図である。図9はログ情報の一例の構成図である。図10は領域画像情報の一例の構成図である。なお、図6~図10に示した情報は、必ずしもテーブル形式である必要はなく、同様の情報を記憶して管理できればよい。
図6の部屋情報52は、部屋ID及び部屋名を項目として有する。部屋IDは会議室の識別情報の一例である。部屋名は会議室の名称を示している。部屋情報52は、ユーザが指定した壁などの領域に、ユーザが選択した画像を表示できる会議室に関する情報の一例である。
図7の映像表示装置情報54は、映像表示装置ID、部屋ID、及び表示領域を項目として有する。映像表示装置IDは映像表示装置12の識別情報の一例である。部屋IDは会議室の識別情報の一例である。表示領域は、映像表示装置IDで識別される映像表示装置12で表示可能な会議室の壁、床又は天井などの領域を示している。映像表示装置情報54は、ユーザが入ることができる会議室と対応付けて、その会議室の領域に画像を表示可能な映像表示装置12と、それぞれ映像表示装置12が表示可能な会議室の領域とを管理する情報の一例である。図7の例では、部屋ID「R001」の会議室の前壁、後壁、右壁、及び左壁を領域として映像表示装置ID「D001」~「D004」の映像表示装置12が画像を表示可能であることを表している。また、図7の例では、部屋ID「R002」の会議室の右壁、及び左壁を領域として映像表示装置ID「D010」~「D011」の映像表示装置12が画像を表示可能であることを表している。
なお、図7の映像表示装置情報54に示した会議室の領域は一例であって、例えば会議室の前壁、後壁、右壁、左壁、床、又は天井などの領域を、例えば前壁右及び前壁左などのように更に細分化して管理するようにしてもよい。映像表示装置情報54は領域の表示範囲を座標などで示す表示座標情報を含めるようにしてもよい。
図8のユーザ情報56は、ユーザID、タグID、位置情報、及び情報処理端末識別情報を項目として有する。ユーザIDはユーザの識別情報の一例である。タグIDはユーザと対応付けたタグの識別情報の一例である。位置情報は検知したユーザの位置を示す情報の一例である。情報処理端末識別情報はユーザと対応付けた情報処理端末20の識別情報の一例である。ユーザ情報56は、ユーザごとに、そのユーザと対応付けたタグ及び情報処理端末20と、検知したユーザの位置とを管理する情報の一例である。
図9のログ情報58は、日時情報、ユーザID、指定領域、及び選択画像を項目として有している。日時情報は、ユーザが情報処理端末20を操作して会議室の指定領域に選択画像を表示した日時を示す情報の一例である。ユーザIDはユーザの識別情報の一例である。指定領域は、ユーザの指定により画像を表示した会議室の壁などの領域を示す情報の一例である。選択画像は、ユーザの選択により指定領域に表示した画像を示す情報の一例である。ログ情報58は、情報処理端末20を操作するユーザが会議室の壁などの領域に画像を表示した履歴を記憶するログ情報の一例である。
図10の領域画像情報60は、表示領域及び表示画像を項目として有している。表示領域は、ユーザの指定により画像を表示可能な会議室の壁などの領域を示す情報の一例である。表示画像は、ユーザの選択により会議室の壁などの領域に表示している画像を示す情報の一例である。図10の例では表示領域にユーザの選択した画像が表示されていない場合を「-」で表している。領域画像情報60は、情報処理端末20を操作するユーザが画像を表示している会議室の壁などの領域と、その領域に表示している画像とを対応付ける情報の一例である。
<処理>
本実施形態に係る情報表示システム1は、例えば図11に示すような手順で処理を行うことで、ユーザが入っている会議室において、ユーザが指定した壁などの領域にユーザが選択した画像を表示できる。図11は、本実施形態に係る情報表示システムの処理手順を示した一例のフローチャートである。
本実施形態に係る情報表示システム1は、ステップS100において、事前準備の処理を行う。事前準備の処理は、会議室に入るユーザと、そのユーザが操作する情報処理端末20とを対応付ける(リンクする)処理である。事前準備の処理は、管理者などが情報処理装置10にアクセスして事前に行うようにしてもよいし、二次元コードなどを利用して行える仕組みを用意しておき、ユーザに自分で行わせるようにしてもよい。ステップS100の事前準備の処理により、情報処理装置10はユーザID、タグID、及び情報処理端末識別情報を対応付けてユーザ情報56に記憶する。なお、ステップS100の事前準備の処理には、情報処理端末20から情報処理装置10に、画像データと、画像データのメタデータとの送信を可能とするNDIのインストールなどの処理も含まれる。
ステップS102において、ユーザは会議室に入室する。情報処理装置10のユーザ検知部40は会議室に入室したユーザを検知すると、ユーザの位置情報をユーザ情報56に記録する。ユーザの位置情報の検知は、継続的に行う。
ステップS104において、ユーザは情報処理端末20から情報処理装置10の例えばウェブサイトにアクセスする。ユーザからのアクセスを受け付けた情報処理装置10の認証処理部38はステップS106においてユーザ認証を行う。
ユーザ認証が正常終了すると情報処理装置10の画面表示制御部34はステップS108の処理に進み、ユーザの操作する情報処理端末20に部屋選択画面を表示して、入室した会議室をユーザに選択させる。なお、ユーザが入室した会議室の選択は、ユーザの位置情報、ユーザの予定情報、ユーザの会議室への入室記録、又は会議室の予約情報などから自動で行ってもよい。
ステップS110の処理に進み、情報処理装置10の画面表示制御部34は例えば図12に示すような制御画面1000を、ユーザの操作する情報処理端末20に表示させるための制御を行う。情報処理端末20の表示処理部90は制御画面1000を表示する。
図12は制御画面の一例のイメージ図である。制御画面1000は、ユーザが画像を表示可能な会議室の壁などの空間の表示領域1002a~1002dを、それぞれの位置関係を示すように表示する。図12は空間の表示領域1002a~1002dの位置関係を、会議室の展開図で表示する画面例である。なお、展開図で表示する画面例は一例であって立体図で表示する画面であってもよい。会議室の展開図は、それぞれの位置関係をユーザが理解できる程度の模式図であればよい。なお、位置関係は空間の中で画像が表示可能な表示領域1002a~1002dの一部の表示領域の位置関係であってもよく、表示領域1002a~1002dの全ての表示領域の位置関係でなくてもよい。
例えば図12の制御画面1000の表示領域1002aは会議室の前壁を表す。表示領域1002bは会議室の右壁を表す。表示領域1000cは会議室の後壁を表す。表示領域1000dは会議室の左壁を表す。なお、表示領域1002a~1002dの何れでもよい場合は、単に表示領域1002と呼ぶことがある。
また、図12の制御画面1000は会議室の中にいるユーザの位置情報が、それぞれのユーザのアイコン1004で表示されている。会議室の中にいるユーザは制御画面1000の自分のアイコン1004の位置を確認することで、会議室の中を移動しても自分の近くの表示領域1002を容易に認識できる。制御画面1000のアイコン1004は非表示であってもよい。図12の制御画面1000によれば、ユーザは制御画面1000において、画像を表示可能な会議室の壁などの領域を俯瞰できる。
図12の制御画面1000の並列ビューボタン1006は、領域選択モードを図12の制御画面1000から後述の制御画面1100に切り替えるためのボタンである。制御画面1100の詳細は後述する。終了ボタン1008は制御画面1000による制御を終了するためのボタンである。照明コントロールボタン1010は後述の照明コントロール画面1022を表示するためのボタンである。照明コントロール画面1022の詳細は後述する。制御画面1000に表示されているポインティングデバイスによるポインティング表示(カーソル位置)は、他のユーザの制御画面1000に表示されてもよいし、表示領域1002に対応する会議室の壁などに表示されてもよい。
なお、制御画面1000は、ユーザが画像を表示可能な会議室の壁と、ユーザが画像を表示可能でない会議室の壁とを、図13の制御画面のように、表示領域1002に矢印が表示されているか否かにより区別できるようにしてもよい。図13は制御画面の一例のイメージ図である。図13の制御画面1000は、会議室の前壁及び後壁にユーザが画像を表示できない例を示したものであり、表示領域1000a及び1002cに矢印が表示されていない。
ユーザは制御画面1000の矢印が表示されている表示領域1002をクリックなどで指定する操作を行うことで、画像を表示する表示領域1002を指定できる。なお、制御画面1000はユーザから最も近くの表示領域1002を指定するボタンを設け、ユーザから最も近くの表示領域1002の指定をユーザから受け付けてもよい。また、制御画面1000はユーザが全ての表示領域1002を一括指定するボタンを設け、一人のユーザから全ての表示領域1002の指定を受け付けてもよい。さらに、制御画面1000は全てのユーザに対して表示領域1002を一括指定するボタンを設け、各ユーザの位置情報に基づく各ユーザの表示領域1002の指定を受け付けてもよい。なお、制御画面1000は、例えば画像を表示する表示領域1002の表示サイズ(フレームやフルなど)を選択するボタンを、制御画面1000の矢印が表示されている表示領域1002に設けるようにしてもよい。表示領域1002を指定する操作は、例えば表示サイズを選択するボタンの操作であってもよい。領域指定受付部92は制御画面1000からユーザによる表示領域1002の指定を受け付ける。表示領域1002の指定を受け付けると、表示処理部90は例えば図14の画像選択画面1200に遷移する。
図14は画像選択画面の一例のイメージ図である。画像選択画面1200に表示される画像の一覧1018は、画像出力制御部82が画像データとメタデータとを情報処理装置10に送信できる画像の一覧であって、例えばユーザが画面共有を許可したデスクトップ画面及びアプリのウインドウ画面などである。なお、画像選択画面1200の画像の一覧1018には制御画面1000及び画像選択画面1200を含めなくてもよい。ユーザは画像選択画面1200から、表示領域1002に表示する画像をクリックなどで選択して画面投影ボタン1020を押下する操作を行うことにより、表示領域1002に対応する会議室の壁などに表示する画像を選択できる。画像選択受付部94は画像選択画面1200からユーザによる画像の選択を受け付ける。
なお、本実施形態では制御画面1000と画像選択画面1200とを別画面とした例を説明したが、制御画面1000に画像の一覧1018を表示して、画像の一覧1018に含まれる画像を表示領域1002にドラッグアンドドロップすることで、表示領域1002の領域と画像の選択とを受け付けてもよい。
情報処理端末20の通信部84は、ユーザの操作により制御画面1000から指定された表示領域1002及び画像選択画面1200から選択された画像の情報を情報処理装置10に送信する。例えば会議室の「前壁」に「ウインドウA」を表示したいユーザは、図12の制御画面1000で表示領域1002aを指定し、図14の画像選択画面1200で「ウインドウA」の画像を選択して画面投影ボタン1020を押下する操作を行うことで、制御画面1000から指定された表示領域1002a及び画像選択画面1200から選択された「ウインドウA」の画像の情報を情報処理装置10に送信できる。
情報処理装置10の通信部42は、ユーザの操作により制御画面1000から指定された表示領域1002及び画像選択画面1200から選択された画像の情報を、情報処理端末20から受信する。ユーザの操作により制御画面1000から指定された表示領域1002及び画像選択画面1200から選択された画像の情報を受信した情報処理装置10はステップS112において表示領域1002への画像表示の操作があったと判定する。
ユーザの操作により制御画面1000から指定された表示領域1002及び画像選択画面1200から選択された画像の情報を受信していない情報処理装置10はステップS112において表示領域1002への画像表示の操作が無かったと判定する。
表示領域1002への画像表示の操作があったと判定すると、領域画像管理部36はステップS114の処理に進み、制御画面1000から指定された表示領域1002及び画像選択画面1200から選択された画像に基づき、ログ情報58及び領域画像情報60を更新する。また、表示制御部30は制御画面1000から指定された表示領域1002に対応する映像表示装置12を制御して、制御画面1000から指定された表示領域1002に対応する会議室の壁などに、画像選択画面1200から選択された画像を表示する処理を行う。
ここまでの処理により、ユーザは指定した会議室の壁などに、選択した画像を表示させることができる。また、情報処理端末20の画面表示制御部34は画像を表示済みの表示領域1002が制御画面1000において認識しやすくなるように、画像を表示済みの表示領域1002を視覚的に変化させる。図15の制御画面1000は、画像を表示済みの表示領域1002aに表示中の画像を表示することで、画像を表示済みの表示領域1002aを認識しやすくしている。図15は、会議室の壁などに画像を表示したあとの制御画面の一例のイメージ図である。なお、画像を表示済みの表示領域1002aに表示中の画像を表示する制御画面1000は一例であって、何れかのユーザが表示中であることを認識させる情報を表示領域1002aに表示すればよい。また、制御画面1000の表示領域1002に表示する画像には、その画像を表示しているユーザ及び情報処理端末20を認識できる情報を表示してもよい。
図15のイメージ図は、会議室の壁などの複数の領域のうち、1つの領域に画像を表示した例を示したが、一台の情報処理端末20が複数の領域に画像を表示するようにしてもよいし、複数台の情報処理端末20が複数の領域にそれぞれ画像を表示するようにしてもよい。
表示領域1002への画像表示の操作がなかったと判定すると、情報処理装置10はステップS114の処理をスキップする。ステップS116において、情報処理端末20の画面処理部80は終了ボタン1008の押下により、表示領域1002への画像表示の終了を受け付けたか否かを判定する。表示領域1002への画像表示の終了を受け付けていなければ、画面処理部80はステップS112に戻り、処理を続ける。表示領域1002への画像表示の終了を受け付けると、画面処理部80は図11のフローチャートの処理を終了する。
次に、図16を用いて情報処理端末20の処理の一例について説明する。ステップS200において、ユーザは情報処理端末20に表示されている制御画面1000を操作して画像を表示したい表示領域1002を指定する。情報処理端末20の領域指定受付部92は、制御画面1000を操作するユーザから表示領域1002の指定を受け付ける。
ステップS202において、ユーザは情報処理端末20に表示されている画像選択画面1200の画像の一覧1018から、表示領域1002に表示したい画像を選択して画面投影ボタン1020を押下する。情報処理端末20の画像選択受付部94は、画像選択画面1200を操作するユーザから画像の選択を受け付ける。
ステップS204において、情報処理端末20の通信部84はユーザの操作により制御画面1000から指定された表示領域1002及び画像選択画面1200から選択された画像の情報を情報処理装置10に送信する。ステップS204の処理の後、制御画面1000から指定された表示領域1002に対応する会議室の壁などには、画像選択画面1200から選択された画像の表示が開始される。
ステップS206において、情報処理端末20の表示処理部90は、例えば図12の制御画面1000を、図15の制御画面1000に更新する。図15の制御画面1000は指定を受け付けた表示領域1002aに、画像の一覧1018から選択した画像(表示画像)を表示することで、画像を表示済みの表示領域1002aを認識しやすくしている。
次に、図17を用いて情報処理装置10の処理の一例について説明する。ステップS300において、情報処理装置10の通信部42は情報処理端末20からのアクセスを受け付ける。ステップS302において、認証処理部38は、情報処理端末20からアクセスしてきたユーザの認証処理を行う。情報処理装置10は認証処理が正常に成功しなければステップS304以降の処理を行わない。
ステップS304において、画面表示制御部34はユーザの操作する情報処理端末20に部屋選択画面を表示して、入室した会議室をユーザに選択させる。ステップS306において、画面表示制御部34は例えば図12に示すような制御画面1000を、ユーザの操作する情報処理端末20に表示させるための制御を行う。
ステップS306の処理のあと、情報処理端末20では図12に示すような制御画面1000を操作するユーザから、画像を表示したい表示領域1002の指定と、その表示領域1002に表示したい画像の選択と、を受け付ける。
ステップS308において、情報処理装置10の通信部42は、ユーザの操作により制御画面1000から指定された表示領域1002及び画像選択画面1200から選択された画像の情報を、情報処理端末20から受信する。
ステップS310において、領域画像管理部36は制御画面1000から指定された表示領域1002及び画像選択画面1200から選択された画像に基づき、ログ情報58及び領域画像情報60を更新する。また、ステップS312において、表示制御部30は図7の映像表示装置情報54を参照し、制御画面1000から指定された表示領域1002に対応する映像表示装置12を選ぶ。表示制御部30は制御画面1000から指定された表示領域1002に対応する映像表示装置12を制御して、制御画面1000から指定された表示領域1002に対応する会議室の壁などに、画像選択画面1200から選択された画像を表示する処理を行う。
ステップS314において、情報処理装置10はユーザによる終了ボタン1008の押下により表示領域1002への画像表示の終了を受け付けたか否かを判定する。表示領域1002への画像表示の終了を受け付けていなければ、情報処理装置10はステップS306に戻り、処理を続ける。表示領域1002への画像表示の終了を受け付けると、情報処理装置10は図17のフローチャートの処理を終了する。
本実施形態に掛かる情報表示システム1は、例えば図18に示したように、会議室の中にいるユーザが会議室の壁などの領域に画像を表示して打ち合わせなどを行う場面などで効果を奏する。図18は会議室の中にいるユーザが会議室の壁などの領域に画像を表示して打ち合わせを行う場面の一例のイメージ図である。
本実施形態に掛かる情報表示システム1によれば、会議室の中にいるユーザは、画像を表示可能な会議室の複数の領域の位置関係を示す図12等の制御画面1000を利用することで、画像を表示可能な会議室の複数の領域の位置関係を俯瞰しながら、画像を表示する領域の指定を行うことができる。したがって、ユーザは画像を表示したい領域(例えば前壁)と対応付いた映像表示装置12(例えば前壁に画像を表示可能な映像表示装置12)を意識することなく、制御画面1000から会議室の所望の壁などに画像を表示する制御を行うことができる。
また、情報処理端末20の画面処理部80は制御画面1000からユーザによる照明コントロールボタン1010への操作を受け付けた、又は制御画面1000のアイコン1004が表示された「床」の表示領域を指定する操作を受け付けた場合に、図19の照明コントロール画面1022を表示するようにしてもよい。図19は照明コントロール画面が表示された制御画面の一例のイメージ図である。ユーザは照明コントロール画面1022を操作することで、制御画面1000の背景色の変更と、会議室の明るさを変更する制御とを行うことができる。本実施形態に掛かる情報表示システム1では、会議室の壁などに映像表示装置12が表示する画像の明るさにより、会議室の明るさを制御する。情報処理装置10の表示制御部30は照明コントロール画面1022に対するユーザの操作に応じて、会議室の壁などの領域に表示する画像の明るさを調整する。
また、情報処理端末20の画面処理部80は、例えば会議室の壁などの領域に画像を表示したあとの例えば図15の制御画面1000において、画像を表示済みの表示領域1002aを指定する操作をユーザから受け付けた場合に、図20の領域コントロール画面1050を表示するようにしてもよい。図20は領域コントロール画面が表示された制御画面の一例のイメージ図である。
図20の領域コントロール画面1050は、ユーザから投影濃度の変更、投影画面の変更、又は投影の終了を受け付ける例を示している。投影濃度は表示濃度の一例である。投影画面は表示画面の一例である。投影は表示の一例である。情報処理装置10の表示制御部30は領域コントロール画面1050に対するユーザの投影濃度の変更の操作に応じて、会議室の壁などの領域に表示する画像の濃度を調整する。また、情報処理装置10の表示制御部30は領域コントロール画面1050に対するユーザの投影画面の変更又は投影の終了の操作に応じて、会議室の壁などの領域に表示する画像を変更又は表示を終了させる。
また、情報処理端末20の画面処理部80は、例えばデスクトップ画面1300に、制御画面1000の縮小版である縮小版コントローラ1032を表示してもよい。図21は縮小版コントローラが表示されたデスクトップ画面の一例のイメージ図である。図21の画面例によれば、ウインドウ画面1030を確認しながら、縮小版コントローラ1032を操作できる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態の制御画面1000は、ユーザが画像を表示可能な会議室の壁などの表示領域1002a~1002dの位置関係を、会議室の展開図で表示していた。第2の実施形態の制御画面1100は、ユーザが画像を表示可能な会議室の壁などの表示領域1002a~1002dの位置関係を、文字情報で表示する画面例である。なお、第2の実施形態は第1の実施形態と一部を除いて同様であるため、適宜説明を省略する。
図22及び図23の制御画面1100は、ユーザが図12などの制御画面1000の並列ビューボタン1006を選択する操作により、制御画面1000から遷移する。図22及び図23は制御画面の一例のイメージ図である。
図22及び図23の制御画面1100は、ユーザが画像を表示可能な会議室の壁などの表示領域1002a~1002dを並列に並べて、表示領域1002a~1002dの位置関係を「前壁」「後壁」「右壁」及び「左壁」などの文字情報により表示する。
例えば図22及び図23の制御画面1100の表示領域1002aは、会議室の前壁を表す。表示領域1002bは会議室の右壁を表す。表示領域1000cは会議室の後壁を表す。表示領域1000dは会議室の左壁を表す。図22及び図23の制御画面1100は拡大縮小ボタン1016が設けられている。図22の制御画面1100を縮小する操作を繰り返し行うことでユーザは図23の制御画面1100を表示させることができる。また、図23の制御画面1100を拡大する操作を繰り返し行うことでユーザは図22の制御画面1100を表示させることができる。
また、図22及び図23の制御画面1100は、クリップボタン1014が設けられている。ユーザはクリップボタン1014を押下する操作を行うことで、制御画面1100の表示領域1002に表示されている画像のクリップ処理を行うことができる。制御画面1100の表示領域1002に表示されている画像のクリップ処理は、制御画面1100の表示領域1002に表示されている画像を取り込み保存する処理である。例えば図22及び図23の制御画面1100は、クリップ処理された画像の一覧画像1040を図24に示すように表示してもよい。図24はクリップ処理された画像の一覧画像が表示された制御画面の一例のイメージ図である。
なお、第2の実施形態において説明したクリップ処理は、第1の実施形態に掛かる制御画面1000で行うようにしてもよい。また、制御画面1000はクリップ処理された画像の一覧画像を例えば図24と同様に表示してもよい。
また、第1及び第2の実施形態に掛かる情報表示システム1は、ログ情報58を用いることにより、例えば会議の再開時に、前回の会議の最後に表示領域1002に写していた画像を再現できるようにしてもよい。
本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。なお、本実施形態で説明した情報表示システム1は一例であって、用途や目的に応じて様々なシステム構成例があることは言うまでもない。
上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
実施例に記載された装置群は、本明細書に開示された実施形態を実施するための複数のコンピューティング環境のうちの1つを示すものにすぎない。ある実施形態では、情報処理装置10はサーバクラスタといった複数のコンピューティングデバイスを含む。複数のコンピューティングデバイスは、ネットワークNや共有メモリなどを含む任意のタイプの通信リンクを介して互いに通信するように構成されており、本明細書に開示された処理を実施する。
さらに、情報処理装置10は、開示された処理ステップを様々に組み合わせることもできる。情報処理装置10の各要素は、1つの装置にまとめられていてもよいし、複数の装置に分けられていてもよい。
1 情報表示システム
10 情報処理装置
12 映像表示装置
14 センサ装置
16 スピーカ
18 カメラ
20 情報処理端末
30 表示制御部
34 画面表示制御部
42、84 通信部
80 画面処理部
82 画像出力制御部
90 表示処理部
92 領域指定受付部
94 画像選択受付部
特開2021-135701号公報

Claims (17)

  1. 空間の複数の領域の少なくとも一部の領域に画像を表示可能な一台以上の表示装置、ユーザが操作する一台以上の情報処理端末、及び、前記表示装置及び前記情報処理端末と通信を行う情報処理装置を有する情報表示システムであって、
    前記情報処理端末は、
    前記空間の複数の領域の少なくとも一部の領域の位置関係を示した画面において、前記ユーザによる領域の指定を受け付ける領域指定受付部と、
    前記領域に表示する画像の選択を受け付ける画像選択受付部と、
    を有し、
    前記情報処理装置は、
    前記情報処理端末から送信された前記選択された前記画像の情報を受信する通信部と、
    前記ユーザに指定された前記領域に対応する前記表示装置に対して、前記選択された前記受信した画像を表示させる表示制御部と、
    を有する情報表示システム。
  2. 前記領域指定受付部は、前記空間の複数の領域の少なくとも一部の領域の位置関係を前記空間の展開図で表示する画面から、前記ユーザによる領域の指定を受け付ける
    請求項1記載の情報表示システム。
  3. 前記領域指定受付部は、前記空間の複数の領域の少なくとも一部の領域の位置関係を文字情報で表示する画面から、前記ユーザによる領域の指定を受け付ける
    請求項1記載の情報表示システム。
  4. 前記領域指定受付部は、前記ユーザに選択された前記画像を表示中の領域と、該領域に表示中の前記画像と、を示した画面から、前記ユーザによる領域の指定を受け付ける
    請求項1乃至3の何れか一項に記載の情報表示システム。
  5. 前記情報処理端末は、前記空間にいる一人以上の前記ユーザの位置関係を、前記空間の複数の領域の少なくとも一部の領域の位置関係を示した画面に表示する表示処理部、
    を更に有する請求項1乃至4の何れか一項に記載の情報表示システム。
  6. 前記表示処理部は、前記空間の複数の領域の少なくとも一部の領域の位置関係を示した画面に、前記領域に前記画像を表示中の前記ユーザを識別可能に表示する
    請求項5記載の情報表示システム。
  7. 前記表示処理部は、前記ユーザに選択された前記画像を表示中の領域と、該領域に表示中の前記画像と、を示した画面から、前記ユーザからの指示により前記画像を取り込み保存する
    請求項5又は6記載の情報表示システム。
  8. 前記情報処理装置は、前記空間にいる複数人の前記ユーザの前記情報処理端末に前記空間の複数の領域の少なくとも一部の領域の位置関係を示した画面を共有させる制御を行う画面表示制御部、
    を更に有する請求項1乃至7の何れか一項に記載の情報表示システム。
  9. 前記画像選択受付部は、前記情報処理端末が前記情報処理装置と共有可能な前記画像の一覧を、前記画像の選択を受け付ける画面に表示して、前記画像の一覧から前記ユーザによる前記画像の選択を受け付ける
    請求項1乃至8の何れか一項に記載の情報表示システム。
  10. 前記表示制御部は、前記映像表示装置が前記領域に表示する画像を調整して、前記空間の照度を調整する
    請求項1乃至9の何れか一項に記載の情報表示システム。
  11. 前記空間の複数の領域は、壁、床、及び天井の少なくとも一つを含む
    請求項1乃至10の何れか一項に記載の情報表示システム。
  12. 前記表示装置は、プロジェクタ、及びディスプレイの少なくとも一つである
    請求項1乃至11の何れか一項に記載の情報表示システム。
  13. 空間の複数の領域の少なくとも一部の領域に画像を表示可能な一台以上の表示装置、ユーザが操作する一台以上の情報処理端末、及び、前記表示装置及び前記情報処理端末と通信を行う情報処理装置を有する情報表示システムの情報表示方法であって、
    前記情報処理端末が、前記空間の複数の領域の少なくとも一部の領域の位置関係を示した画面において前記ユーザによる領域の指定を受け付ける領域指定受付ステップと、
    前記情報処理端末が、前記領域に表示する画像の選択を受け付ける画像選択受付ステップと、
    前記情報処理装置が、前記情報処理端末から送信された前記選択された前記画像の情報を受信し、前記ユーザに指定された前記領域に対応する前記表示装置に対して、前記選択された前記受信した画像を表示させる表示制御ステップと、
    を有する情報表示方法。
  14. 空間の複数の領域の少なくとも一部の領域に画像を表示可能な一台以上の表示装置、及びユーザが操作する一台以上の情報処理端末と通信を行う情報処理装置であって、
    前記情報処理端末に、前記空間の複数の領域の少なくとも一部の領域の位置関係を示した画面及び前記領域に表示する画像の選択を受け付ける画面を表示させる表示制御部と、
    前記情報処理端末から送信された前記選択された前記画像の情報を受信する通信部と、
    前記ユーザに指定された前記領域に対応する前記表示装置に対して、前記選択された前記受信した画像を表示させる表示制御部と、
    を有する情報処理装置。
  15. 空間の複数の領域の少なくとも一部の領域に画像を表示可能な一台以上の表示装置を制御する情報処理装置と通信を行う情報処理端末であって、
    前記空間の複数の領域の少なくとも一部の領域の位置関係を示した画面を表示する表示処理部と、
    前記空間の複数の領域の少なくとも一部の領域の位置関係を示した画面において、ユーザによる領域の指定を受け付ける領域指定受付部と、
    前記領域に表示する画像の選択を受け付ける画像選択受付部と、
    前記選択された前記画像の情報を前記情報処理装置に送信し、前記ユーザに指定された前記領域に対応する前記表示装置に前記選択された前記受信した画像を表示させる通信部と、
    を有する情報処理端末。
  16. 空間の複数の領域の少なくとも一部の領域に画像を表示可能な一台以上の表示装置、及びユーザが操作する一台以上の情報処理端末と通信を行う情報処理装置を、
    前記情報処理端末に、前記空間の複数の領域の少なくとも一部の領域の位置関係を示した画面及び前記領域に表示する画像の選択を受け付ける画面を表示させる表示制御部、
    前記情報処理端末から送信された前記選択された前記画像の情報を受信する通信部、
    前記ユーザに指定された前記領域に対応する前記表示装置に対して、前記選択された前記受信した画像を表示させる表示制御部、
    として機能させるためのプログラム。
  17. 空間の複数の領域の少なくとも一部の領域に画像を表示可能な一台以上の表示装置を制御する情報処理装置と通信を行う情報処理端末を、
    前記空間の複数の領域の少なくとも一部の領域の位置関係を示した画面を表示する表示処理部、
    前記空間の複数の領域の少なくとも一部の領域の位置関係を示した画面において、ユーザによる領域の指定を受け付ける領域指定受付部、
    前記領域に表示する画像の選択を受け付ける画像選択受付部、
    前記選択された前記画像の情報を前記情報処理装置に送信し、前記ユーザに指定された前記領域に対応する前記表示装置に前記選択された前記受信した画像を表示させる通信部、
    として機能させるためのプログラム。
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