JP2023089508A - シート類処理装置、制御方法、及び、制御システム - Google Patents

シート類処理装置、制御方法、及び、制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP2023089508A
JP2023089508A JP2021204039A JP2021204039A JP2023089508A JP 2023089508 A JP2023089508 A JP 2023089508A JP 2021204039 A JP2021204039 A JP 2021204039A JP 2021204039 A JP2021204039 A JP 2021204039A JP 2023089508 A JP2023089508 A JP 2023089508A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
sheet processing
control device
control
block
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021204039A
Other languages
English (en)
Inventor
隼人 成瀬
Hayato Naruse
慶鐘 藤原
Keishiyo Fujiwara
学 渡邉
Manabu Watanabe
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2021204039A priority Critical patent/JP2023089508A/ja
Publication of JP2023089508A publication Critical patent/JP2023089508A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
  • Stored Programmes (AREA)

Abstract

【課題】より簡単かつ安全に、多種多彩な制御プログラムを実行することができるシート類処理装置などを提供する。【解決手段】シート類処理装置は、シート類を含む処理対象物に対して物理的処理及び化学的処理の少なくとも一方を含む運転を行うシート類処理部と、それぞれがシート類処理部による運転を制御する制御情報に関する複数の第1の情報を記憶している制御情報記憶部580と、複数の第1の情報のうちの少なくとも一部の第1の情報を実行する第1の順番に関する第2の情報を含む運転情報を外部機器から受信する通信部570と、制御情報記憶部580から、第2の情報で示される少なくとも一部の第1の情報を読み出して、読み出した少なくとも一部の第1の情報に基づく運転を、第2の情報により規定される第1の順番で、シート類処理部に実行させる制御装置550と、を備える。【選択図】図5

Description

本開示は、シート類処理装置、制御方法、及び、制御システムに関する。
従来、家庭用電化製品及び住宅設備等は、その製造者等によって予め用意された運転条件(制御プログラム)に従って制御される。特許文献1には、ユーザが実施したい洗濯の運転条件を設定可能な洗濯機が開示されている。
特開2003-284889号公報
しかしながら、上記従来技術では、製品の製造者等によって予め開発された制御プログラムが製品に予め格納されていなければならず、多様なユーザの望みに合わせて制御プログラムをカスタマイズ及びアップデートすることは難しい。
そこで、本開示は、より簡単かつ安全に、多種多彩な制御プログラムを実行することができるシート類処理装置などを提供する。
本開示の一態様に係るシート類処理装置は、シート類を含む処理対象物に対して物理的処理及び化学的処理の少なくとも一方を含む運転を行うシート類処理部と、それぞれが前記シート類処理部による運転を制御する制御情報に関する複数の第1の情報を記憶している制御情報記憶部と、前記複数の第1の情報のうちの少なくとも一部の第1の情報を実行する第1の順番に関する第2の情報を含む運転情報を外部機器から受信する通信部と、前記制御情報記憶部から、前記第2の情報で示される前記少なくとも一部の第1の情報を読み出して、読み出した前記少なくとも一部の第1の情報に基づく運転を、前記第2の情報により規定される前記第1の順番で、前記シート類処理部に実行させる制御装置と、を備える。
また、本開示の一態様に係る制御方法は、シート類処理装置において実行される制御方法であって、シート類を含む処理対象物に対して物理的処理及び化学的処理の少なくとも一方を含む運転を行い、前記シート類処理装置が備える制御情報記憶部に記憶されている複数の第1の情報であって、それぞれが前記運転を制御する制御情報に関する複数の第1の情報のうちの少なくとも一部の第1の情報を実行する第1の順番に関する第2の情報を含む運転情報を外部機器から受信し、前記制御情報記憶部から、前記第2の情報で示される前記少なくとも一部の第1の情報を読み出し、読み出した前記少なくとも一部の第1の情報に基づく運転を、前記第2の情報により規定される前記第1の順番で、実行する。
また、本開示の一態様に係る制御システムは、端末と、外部機器と、前記外部機器と通信可能なシート類処理装置とを備える制御システムであって、前記端末は、ユーザからの所定の入力を受け付けて、前記シート類処理装置へ運転情報取得要求を送信し、前記シート類処理装置は、シート類を含む処理対象物に対して物理的処理及び化学的処理の少なくとも一方を含む運転を行うシート類処理部と、それぞれが前記シート類処理部による運転を制御する制御情報に関する複数の第1の情報を記憶している制御情報記憶部と、前記運転情報取得要求に基づく運転情報要求を前記外部機器へ送信することで、前記複数の第1の情報のうちの少なくとも一部の第1の情報を実行する第1の順番に関する第2の情報を含む運転情報を前記外部機器から受信する通信部と、前記制御情報記憶部から、前記第2の情報で示される前記少なくとも一部の第1の情報を読み出して、読み出した前記少なくとも一部の第1の情報に基づく運転を、前記第2の情報により規定される前記第1の順番で、前記シート類処理部に実行させる制御装置と、を備える。
なお、これらの包括的又は具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム又はコンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本開示の一態様に係るシート類処理装置は、より簡単かつ安全に、多種多彩な制御プログラムを実行することができる。
図1は、実施の形態におけるシステムのハードウェア構成図である。 図2Aは、実施の形態におけるクラウドサーバのハードウェア構成図である。 図2Bは、実施の形態における装置のハードウェア構成図である。 図2Cは、実施の形態における端末のハードウェア構成図である。 図3は、実施の形態におけるシステムの機能構成図である。 図4は、洗濯機の構成の一例を示す図である。 図5は、洗濯機の機能構成の一例を示すブロック図である。 図6Aは、実施の形態におけるアプリケーションを規定するブロックの第1の例を示す。 図6Bは、実施の形態におけるアプリケーションを規定するブロックの第2の例を示す。 図6Cは、実施の形態におけるアプリケーションを規定するブロックの第3の例を示す。 図6Dは、実施の形態におけるアプリケーションを規定するブロックの第4の例を示す。 図6Eは、実施の形態におけるアプリケーションを規定するブロックの第5の例を示す。 図6Fは、実施の形態におけるアプリケーションを規定するブロックの第6の例を示す。 図6Gは、実施の形態におけるアプリケーションを規定するブロックの第7の例を示す。 図6Hは、実施の形態におけるアプリケーションを規定するブロックの第8の例を示す。 図6Iは、実施の形態におけるアプリケーションを規定するブロックの第9の例を示す。 図6Jは、実施の形態におけるアプリケーションを規定するブロックの第10の例を示す。 図6Kは、実施の形態におけるアプリケーションを規定するブロックの第11の例を示す。 図6Lは、実施の形態におけるアプリケーションを規定するブロックの第12の例を示す。 図6Mは、実施の形態におけるアプリケーションを規定するブロックの第13の例を示す。 図6Nは、実施の形態におけるアプリケーションを規定するブロックの第14の例を示す。 図6Oは、実施の形態におけるアプリケーションを規定するブロックの第15の例を示す。 図6Pは、実施の形態におけるアプリケーションを規定するブロックの第16の例を示す。 図7は、実施の形態におけるシステム1のダウンロード処理を示すシーケンス図である。 図8Aは、端末に表示されるUIの具体例を示す図である。 図8Bは、端末に表示されるUIの具体例を示す図である。 図9は、記憶領域と、記憶領域に記憶された運転情報の構成の一例を示す図である。 図10は、実行テーブルの構成を説明するための図である。 図11は、洗い工程を示す実行テーブルの構成の一例を示す図である。 図12は、乾燥工程を示す実行テーブルの構成の一例を示す図である。 図13は、操作パネルに表示する更新されたUIの具体例を示す図である。 図14は、洗濯機に表示されるダウンロード時のUIの具体例を示す図である。 図15は、ダウンロードコースを実行したときの処理の第1の例を示すフローチャートである。 図16は、再設定条件の判定処理の第1の例を示すフローチャートである。 図17は、パラメータの変更条件が成立する場合の一例について説明するための図である。 図18は、パラメータの変更条件が成立する場合の他の一例について説明するための図である。 図19は、ダウンロードコースを実行したときの処理の第2の例を示すフローチャートである。 図20は、ブロックを実行中に遷移先変更条件を判定する処理のフローチャートである。 図21は、遷移先の変更条件の一例を示す図である。 図22は、遷移先が変更される場合の例を示す図である。 図23は、再設定条件の判定処理の第2の例を示すフローチャートである。 図24は、遷移先が変更される場合の例を示す図である。 図25は、ダウンロードコースを実行したときの処理の第3の例を示すフローチャートである。 図26は、再設定条件の判定処理の第3の例を示すフローチャートである。 図27は、運転が再開された時に遷移先が変更される場合の例を示す図である。 図28は、遷移先の変更条件の他の一例を示す図である。 図29は、撹拌ブロックで泡(大)が検知された場合の遷移先の例を説明するための図である。 図30は、脱水ブロックで布のアンバランス検知された場合の遷移先の例を説明するための図である。 図31は、ブロック及びパラメータの修正の制約の一例を示す図である。
(本開示の基礎となった知見)
本願発明者らが本開示に至るまでの経緯を説明する。アクチュエータ及び/又は加熱器を有する家庭用電化製品等において、多様なユーザの望みに合わせて制御プログラムを開発するためには、開発環境のオープン化が求められる。すなわち、制御プログラムの開発の難度を低下させて、サードパーティが制御プログラムの開発に容易に参加できる環境が求められる。このような環境では、例えば、アパレル企業が、自社の販売する衣服を洗濯するための洗濯機の制御プログラムを開発することも可能となる。
そこで、本発明者らは、製品に含まれるアクチュエータ及び加熱器の制御を抽象化した機能ブロックを用いて、安全面の担保を維持しながら、制御プログラムを開発可能な環境を構築し、複数の機能ブロックの組み合わせからなる制御プログラムをパッケージ化してアプリケーションとして配信可能な仕組みを検討した。これにより、多種多彩なアプリケーションの配信が可能となり、より多様なユーザの望みに応えて製品をカスタマイズ及びアップデートすることが可能となる。しかしながら、このような環境では、危険なアプリケーション(つまり、製品を安全に制御することができないアプリケーション)が配信される可能性があり、製品の安全性が低下する。
例えば、家庭用電化製品等に含まれるプログラムは、アクチュエータ及び/又は加熱器を直接制御するための機器に組込まれ、かつ、製造者により開発されたプログラムと、サードパーティにより開発されたプログラムとを互いに入り交じった状態で含むことが想定される。このとき、製造者は、サードパーティに、ノウハウを含む全ての家庭用電化製品等の情報を公開しない可能性が高い。例えば、アクチュエータ及び加熱器を駆動するパラメータ又はタイミングは、製造者の家庭用電化製品等の性能に関わるノウハウである。よって、競争力の低下につながる恐れがあるため、製造者は、サードパーティに、家庭用電化製品等を自在に駆動できるようにノウハウをオープンにする可能性は低い。
そのため、サードパーティは、家庭用電化製品等の情報不足により、製造者が想定しない制御の組み合わせ、又はパラメータ範囲を含むアプリケーション、すなわち、安全性が担保されないアプリケーションを作成する可能性がある。このようなアプリケーションがユーザに提供されることは、ユーザに望ましくない。
また、家庭用電化製品等の製造者は、新たな制御プログラムを提供することで、ユーザのくらしのアップデートを試みることが考えられる。しかしながら、多種多様な新たな制御プログラムの開発には、パラメータの調整、またはハードの性能評価などの膨大な工数がかかる。家庭用電化製品等は、アクチュエータ及び/又は加熱器のハードが物理的に駆動するため、家庭用電化製品等のプログラムは、スマートフォンのプログラムと比較して、性能評価などの工数が大きくなることが容易に予想される。しかし、大量生産ではなく、ユーザ一人一人の生活に応じたオンデマンド開発が求められる時代において、スマートフォンのプログラムと同様に、家庭用電化製品等の多種多様な制御プログラム開発することが求められる。そのため、製造者は、膨大な工数を低減した上で、製品の安全性を担保する多種多様なアプリケーションを作成しなければならない。
さらに、製造者は、サードパーティが提供するアプリケーションを用いて家庭用電化製品等が動作した場合でも、安全に動作することを保証することを望むことが考えられる。このとき、多種多様なアプリケーションを家庭用電化製品等で実際に駆動させて安全性を検証する作業の量を低減することが望まれる。
そこで、本開示は、アクチュエータ及び/又は加熱器を駆動する複数の機能ブロックで規定された多種多彩なアプリケーションを、より簡単かつ安全に実行することができる装置等を提供する。
また、さらに、以下のような課題もある。
製造者は、新たな制御プログラムを提供して家庭用電化製品の機能をアップデートする際に、新たな制御プログラムを構成する全てのデータを提供することを試みることが考えられる。しかしながら、全てのデータを提供する場合、家庭用電化製品は、提供される全てのデータを記憶しておくメモリ容量を確保する必要がある。つまり、家庭用電化製品は、将来のアップデートに備えて、アップデートのために製造者から提供されたデータを記憶しておくメモリ容量を予め確保しておく必要がある。
そこで、本開示は、さらに、アップデートの際に利用するメモリ容量を節約することができる装置等を提供する。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、請求の範囲を限定する主旨ではない。
また、各図は、必ずしも厳密に図示したものではない。各図において、実質的に同一の構成については同一の符号を付し、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態)
[1.1 ハードウェア構成]
本実施の形態におけるシステム1のハードウェア構成について、図1~図2Cを参照しながら説明する。図1は、実施の形態におけるシステム1のハードウェア構成図である。図2Aは、実施の形態におけるクラウドサーバ10のハードウェア構成図である。図2Bは、実施の形態における装置20のハードウェア構成図である。図2Cは、実施の形態における端末30のハードウェア構成図である。
図1及び図3に示すように、本実施の形態におけるシステム1は、クラウドサーバ10と、施設2a~2dで用いられる装置20a~20hと、端末30a~30dと、を備える。施設2a~2dは、例えば住宅であるが、これに限定されない。施設2a~2dは、例えばマンション、店舗、オフィス等であってもよい。システム1は、制御システムの一例である。
クラウドサーバ10は、コンピュータネットワーク(例えばインターネット)を介して提供される仮想的なサーバである。クラウドサーバ10は、コンピュータネットワークを介して、装置20a~20h及び端末30a~30dに通信可能に接続される。なお、クラウドサーバ10の代わりに物理サーバが用いられてもよい。クラウドサーバ10は、外部機器の一例である。
図2Aに示すように、クラウドサーバ10は、仮想的に、プロセッサ11と、プロセッサ11に接続されたメモリ12と、を備える。プロセッサ11は、メモリ12に格納されたインストラクション又はソフトウェアプログラムが実行されたときに、後述するシーケンスマネージャ及びデバイスマネージャとして機能する。
装置20a~20hは、施設2a~2dで利用される電気機械器具である。なお、図1では、施設2b~2dで利用される装置20c~20hの図示が省略されている。以下において、装置20a~20hの区別が不要な場合には装置20と記載する。
装置20としては、家庭用電化製品(家電)及び住宅設備等を用いることができる。家庭用電化製品(家電)及び住宅設備等は、住宅内で使用される機器に限られず、事業に用いられる機器も含む。なお、本開示では、家庭用電化製品及び住宅設備等を家庭用電化製品等と省略して記載することがある。家電としては、例えば、電子レンジ、炊飯器、ミキサー(Blender)、電気オーブン、電気トースター、電気ポット、ホットプレート、IH(Induction heating)調理器、ロースター、ベーカリー、電気圧力調理なべ、電気無水調理なべ、マルチクッカー、コーヒーメーカー、冷蔵庫、洗濯機、食洗器、掃除機、エアコン、空気清浄機、加湿器、ドライヤー、扇風機、及びイオン発生器等が用いられる。住宅設備としては、例えば、電動シャッター、電子ロック、及び浴槽用の電気湯沸し器等が用いられる。なお、装置20は、これらの機器に限定されない。
図2Bに示すように、装置20は、筐体21と、アクチュエータ22と、加熱器23と、制御部24と、を備える。なお、装置20は、アクチュエータ22及び加熱器23の少なくとも1つを備えればよく、アクチュエータ22及び加熱器23の両方を備えなくてもよい。
筐体21は、アクチュエータ22と、加熱器23と、制御部24と、を収容する。また、筐体21は、対象物を処理するための内部空間を有してもよい。例えば、洗濯機の洗濯槽、電子レンジの加熱室、及び炊飯器の内釜等が、対象物を処理するための内部空間に相当する。
アクチュエータ22は、電気信号に基づいて入力エネルギーを物理的運動に変換する機械要素である。アクチュエータ22としては、例えば電気モータ、油圧シリンダ及び空気圧アクチュエータ等を用いることができるが、これらに限定されない。
加熱器23は、電気エネルギーを熱エネルギーに変換する電気加熱器である。加熱器23は、例えばジュール加熱、誘導加熱及び誘電加熱等により対象物を加熱する。加熱器23としては、例えば、ニクロム線、コイル及びマグネトロン等を用いることができる。
ここで、本開示の装置20が、アクチュエータ22及び/又は加熱器23を備える理由の一例を説明する。家庭用電化製品等の製造者が、アクチュエータ22及び加熱器23を駆動するパラメータ、駆動の組み合わせを全て自由に制御可能な開発環境をサードパーティに提供した場合を考える。このとき、サードパーティは、製造者が想定しているアクチュエータ22及び/又は加熱器23を安全に駆動できるパラメータ範囲、又はアクチュエータ22及び/又は加熱器23の駆動制限を逸脱して制御するプログラムを作成することが可能になる。特に、物理的に運動するアクチュエータ22、又は熱エネルギーを出力する加熱器23の、製造者の想定していない駆動は、安全性の担保の課題が大きい。製造者の想定していない駆動としては、例えば、アクチュエータの一例である電気モータの高速回転、及び、加熱器23への過電流の供給が挙げられる。本願発明者らは、過度に安全面を考慮することで、ユーザに多種多様なアプリケーションを提供できる環境の構築を阻害しないことを目指した。そこで、物理的に運動するアクチュエータ22、又は熱エネルギーを出力する加熱器23に特化して、安全面を担保することを想定し、本開示の装置20を対象としている。
制御部24は、アクチュエータ22及び/又は加熱器23を制御するコントローラであり、後述するデバイスとして機能する。制御部24は、例えば、集積回路で構成される。
端末30a~30dは、施設2a~2dでそれぞれ利用され、ユーザインタフェースとして機能する。なお、図1では、施設2b~2dで利用される端末30b~30dの図示が省略されている。以下において、端末30a~30dの区別が不要な場合には端末30と記載する。
端末30は、コンピュータネットワークを介してクラウドサーバ10及び装置20に接続され、後述するユーザインタフェース(UI)として機能する。端末30としては、スマートフォン及びタブレットコンピュータ等の持ち運び可能な情報端末を用いることができる。なお、端末30は、施設2a~2dの壁、床又は天井に固定された端末であってもよい。また、端末30は、装置20に含まれてもよい。例えば、端末30は、各装置20a~20hに内蔵されたディスプレイ等を有する表示端末として実現されてもよい。
図2Cに示すように、端末30は、ディスプレイ31と、入力デバイス32と、を備える。ディスプレイ31としては、例えば液晶ディスプレイ及び有機ELディスプレイを用いることができる。入力デバイス32としては、例えばタッチパネル、キーボード、マウス及び機械式ボタン等を用いることができる。また、入力デバイス32として、音声入力デバイスが用いられてもよい。ディスプレイ31と入力デバイス32とは、タッチスクリーンとして一体で実装されてもよい。または、入力デバイス32として、ジェスチャー入力デバイスが用いられてもよい。ジェスチャー入力デバイスは、例えば、カメラと認識部とを有する。カメラはジェスチャーを含む画像を撮像し、認識部は画像を用いてジェスチャーを認識する。
[1.2 機能構成]
次に、本実施の形態におけるシステム1の機能構成について、図3を参照しながら説明する。図3は、実施の形態におけるシステム1の機能構成図である。
クラウドサーバ10は、シーケンスマネージャ100と、デバイスマネージャ200と、を備える。装置20a~20hは、デバイス300a~300hをそれぞれ備える。端末30a~30dは、UI400a~400dをそれぞれ備える。
以下において、デバイス300a~300hの区別が不要な場合にはデバイス300と記載する。また、UI400a~400dの区別が不要な場合にはUI400と記載する。
シーケンスマネージャ100は、複数のアプリケーションを管理している。複数のアプリケーションは、例えばユーザの操作によって、アプリケーション配信プラットフォームからシーケンスマネージャ100にダウンロードされる。または、アプリケーション配信プラットフォームに含まれるアプリケーションは、シーケンスマネージャ100にダウンロードされなくてもよい。その場合、シーケンスマネージャ100のデータベースに、アプリケーション配信プラットフォームに含まれるアプリケーションが紐づけていることを示す情報が記録されてもよい。アプリケーションの詳細については後述する。
デバイスマネージャ200は、複数の施設2a~2d及び各施設2a~2dで利用されるデバイス300及びUI400を管理するためのデータベースを有する。デバイスマネージャ200は、データベースに、施設2a~2dに紐づくデバイス情報及びUI情報を記録することにより、デバイス300及びUI400を管理する。デバイス情報及びUI情報は、例えば、制御機能及び駆動機能、並びに稼働状況などを含む。例えば、デバイスマネージャ200は、デバイス300の稼働状況を管理して、デバイス300の稼働スケジュールを把握することができる。また、デバイスマネージャ200は、デバイス300のログ情報を管理してもよい。
なお、このようなデータベースは、デバイスマネージャ200の代わりにシーケンスマネージャ100が有してもよく、シーケンスマネージャ100及びデバイスマネージャ200の両方が有してもよい。
デバイス300は、装置20の制御機能及び駆動機能を有する。デバイス300は、デバイスマネージャ200からの指示に従って装置20を駆動することができる。
UI400は、ユーザに情報を提供し、ユーザから入力を受け付ける。
次に、装置20の一例として洗濯機500の構成について、図4および図5を参照しながら説明する。図4は、洗濯機500の構成の一例を示す図である。図5は、洗濯機500の機能構成の一例を示すブロック図である。なお、洗濯機500は、シート類処理装置の一例である。
洗濯機500は、内部空間を有する筐体501を備える。筐体501の前側には、開口が設けられ、筐体501の開口には開閉自在なドア505が設けられている。筐体501の開口には、ドア505のロックをするためのドアロック機構506が設けられている。
筐体501の内部には、筐体501に弾性支持された水槽502が設けられている。水槽502は、洗濯機500が備える槽の一例である。水槽502の内部には、前側の一端に開口が形成され、かつ、後側の他端に底が形成されている有底円筒状の洗濯槽503(ドラムとも言う)が回転軸Ax1で回転自在に設けられている。水槽502の内面と洗濯槽503の外面との間には、隙間が形成されている。洗濯槽503の回転軸Ax1は、例えば、洗濯槽503の開口が底よりも上になるように傾斜している。
洗濯槽503は、洗濯槽503の側面を貫通する複数の孔が設けられている。水槽502の後面には、洗濯槽503を回転駆動する洗濯モータ504が設けられている。洗濯モータ504は、例えば、直流モータであり、インバータ制御によって回転速度を自在に制御することができる。
水槽502の上部には、振動センサ507が設けられている。振動センサ507は、水槽502の振動の度合いを検知する。
水槽502の上部には、給水管512が接続されている。給水管512は、水道に接続される。給水管512には、水道からの水の流入を止める給水弁511が設けられている。給水弁511は、例えば、制御信号が入力されることにより電動で開閉する電磁弁である。給水管512には、洗濯槽503内に投入される液体洗剤及び/又は柔軟剤が収容された自動投入機513が設けられている。自動投入機513は、アクチュエータを用いて制御信号に応じた量の液体洗剤及び/又は柔軟剤を計量し、計量した液体洗剤及び/又は柔軟剤を給水管512に投入する装置である。このため、水道からの水と自動投入機513により投入された所定量の液体洗剤及び/又は柔軟剤とは、給水管512において混ざり合って洗濯水となり、水槽502に流入する。なお、自動投入機513は、液体洗剤を投入するためのアクチュエータと、柔軟剤を投入するためのアクチュエータとの両方を有していてもよい。
また、洗濯機500には、水槽502の水位を検出する水位センサ(図示せず)が設けられている。水位センサは、水槽502に接続されている給水管512とは別の管に配置され、水槽502の内圧を検出する圧力センサであってもよい。つまり、水槽502の水位は、圧力センサの検出結果を用いて検出される。
また、水槽502の上部には、風呂水配管517が接続されている。風呂水配管517には、家庭内の浴槽に貯められた水を導入するためのホースが接続される。風呂水配管517には、浴槽に貯められた水を汲み上げるバスポンプ516が接続されている。バスポンプ516を駆動することで、浴槽からホースを介して浴槽内の水を水槽502の内部に導入するバスポンプによる給水を行うことができる。
水槽502の下部には、排水管521が接続されている。排水管521は、洗濯機500の外部に洗濯水を排出する排水ホースに接続されている。排水管521には、排水管521を流れる水の中の異物を取り除くための排水フィルタ522と、排水管521から排水ホースへの水が流れることを止める排水弁523とが設けられている。排水弁523は、例えば、制御信号が入力されることにより電動で開閉する電磁弁である。
また、排水管521には、循環用配管525が接続されている。循環用配管525は、一端が排水管521に接続され、他端が水槽502の前側下部に接続されている。排水管521を流れ排水フィルタ522を通過した水を水槽502に戻すための配管である。循環用配管525には、水槽502内の水を循環させる循環ポンプ524が接続されている。循環ポンプ524が駆動すると、排水管521を流れたあと循環用配管525に流入した洗濯水は、循環ポンプ524によって水槽502内に戻される。
また、水槽502の前側の上部にはダクト533の一端が接続されており、水槽502の後側の上部にはダクト533の他端が接続されている。ダクト533には、ダクト533内の空気を冷却した後に加熱するヒートポンプ532と、ダクト533の空気を循環させる循環ファン534とが設けられている。ヒートポンプ532は、図示しない冷媒回路により構成され、冷媒回路は、コンプレッサ、凝縮器、膨張弁および蒸発器を有する。冷媒回路内では、コンプレッサが駆動することにより冷媒が循環する。ヒートポンプ532では、ダクト533内の空気は、蒸発器で冷却された後に凝縮器で加熱される。蒸発器で冷却されることで、ダクト533内の空気中の水分が取り除かれ、その後、凝縮器で加熱されることでダクト533内の空気は、温められ乾燥した高温の空気となる。温められ乾燥した高温の空気は、循環ファン534により、水槽502の内部に送風される。これにより、水槽502の内部の衣類などの洗濯物の乾燥が促進される。
ダクト533の上流側には、吸気センサ531が設けられる。吸気センサ531は、ダクト533の上流側を流れる空気の温度を検知するセンサである。
ダクト533の下流側には、温風センサ535が設けられる。温風センサ535は、ダクト533内の空気の温度を検知する。
ダクト533の下流側には、洗濯槽503内の洗濯物を除菌する除菌装置536が設けられる。除菌装置536は、帯電微粒子水などの効能物質を生成する。除菌装置536により生成された効能物質が含まれる空気は、循環ファン534により洗濯槽503の内部に吹き出されるため、洗濯槽503の内部の洗濯物は、効能物質により除菌される。
また、水槽502の内部には、水槽502の内部に泡が発生したことを検知する第1泡センサ541および第2泡センサ542が設けられている。第1泡センサ541は、水槽502の内部に第1の量よりも多い泡が発生したことを検知する。第2泡センサ542は、水槽502の内部に第2の量よりも多い泡が発生したことを検知する。第1の量は、第2の量よりも多い。つまり、第1泡センサ541は、第2泡センサ542よりも多くの泡が発生したことを検知する。
また、水槽502の下部には、水槽502の洗濯水を加熱するための温水ヒータ543が設けられている。また、水槽502の下部には、水槽502内の洗濯水の温度が所定温度よりも高い温度であることを検知する温水センサ544が設けられている。
筐体501の前側上部には、ユーザから洗濯機500の操作のための入力を受け付ける操作パネル560が設けられている。操作パネル560は、ユーザからの入力を受け付けた結果に応じた表示を行ってもよいし、当該結果に応じた音を出力してもよい。また、操作パネル560は、制御装置550による演算結果を表示してもよいし、当該演算結果を示す音を出力してもよい。また、操作パネル560は、洗濯機500の動作状態を表示してもよいし、当該動作状態を示す音を出力してもよい。通信部570は、外部機器と通信可能であり、例えば、コンピュータネットワークに通信可能に接続される通信インタフェースである。通信部570は、無線LAN(Local Area Network)インタフェースであってもよいし、有線LAN(Local Area Network)インタフェースであってもよいし、携帯電話通信網に接続するためのインタフェースであってもよい。また、通信部570は、クラウドサーバ10に通信可能に接続されているハブ機器(図示せず)と通信可能に接続されていてもよい。つまり、通信部570は、ハブ機器を経由してクラウドサーバ10と通信可能に接続されていてもよい。通信部570は、ハブ機器との間で、赤外線・近距離無線通信などによって通信を行ってもよいし、上記で例示した通信インタフェースで通信を行ってもよい。
筐体501には、制御装置550が設けられている。制御装置550は、振動センサ507、水位センサ515、吸気センサ531、温風センサ535、第1泡センサ541、第2泡センサ542、及び、温水センサ544の各種センサからの検知結果を取得する。制御装置550は、検知結果に応じて、洗濯モータ504、ドアロック機構506、給水弁511、自動投入機513、バスポンプ516、排水弁523、循環ポンプ524、ヒートポンプ532、循環ファン534、除菌装置536、温水ヒータ543、及び、操作パネル560の動作を制御する。なお、洗濯モータ504、ドアロック機構506、給水弁511、自動投入機513、バスポンプ516、排水弁523、循環ポンプ524、ヒートポンプ532、循環ファン534、除菌装置536、及び、温水ヒータ543は、シート類を含む処理対象物に対して物理的処理及び化学的処理の少なくとも一方を含む運転を行うシート類処理部の一例であり、また、アクチュエータ22又は加熱器23の一例である。シート類は、布類、革(天然皮革、合成皮革を含む)、樹脂シート(ビニルシート、シリコーンシート)などを含む。
また、振動センサ507、水位センサ515、吸気センサ531、温風センサ535、第1泡センサ541、第2泡センサ542、及び、温水センサ544などの各種センサは、シート類処理部の運転状態を検出する検出部の一例である。また、制御装置550は、シート類処理部を制御するため、シート類処理部の運転状態を検出する検出部として機能してもよい。例えば、制御装置550は、シート類処理部の各動作の経過時間を、シート類処理部の運転状態として計測してもよい。
なお、シート類を含む処理対象物とは、衣類、寝具、靴などを含む。物理的処理及び化学的処理は、具体的には、洗濯機500のシート類処理部により実行される処理(例えば、洗濯、乾燥、除菌・抗菌など)を含む。
制御装置550は、シート類処理部を制御する際に、制御情報記憶部580に記憶されている第1の情報を読み出して実行することで、シート類処理部による運転を制御する。制御情報記憶部580は、複数の第1の情報を予め記憶している。複数の第1の情報は、それぞれ、シート類処理部による運転を制御する制御情報に関する情報である。複数の第1の情報は、後述する複数の機能ブロックである。
また、制御装置550は、報知情報記憶部581に記憶されている報知情報を読み出して、報知情報に応じた報知を行う。具体的には、制御装置550は、報知情報が示す画像を操作パネル560に表示させる。また、制御装置550は、報知情報が示す音声を図示しないスピーカ590に出力させてもよい。
ここで、アプリケーションについて説明する。本実施の形態では、アプリケーション(以下、略してアプリということもある)とは、アクチュエータ22及び/又は加熱器23を駆動する複数の機能ブロック(以下、略してブロック)で規定される制御プログラムを意味する。複数のブロックの各々は、アクチュエータ22又は加熱器23を駆動するためのパラメータを含むことができる。具体的には、複数のブロックの各々は、アクチュエータ22又は加熱器23の制御を抽象化したものである。なお、複数のブロックの各々は、制御情報の一例である。
なお、アプリケーションは、アクチュエータ22及び/又は加熱器23を駆動する複数のブロックに加えて、アクチュエータ22及び/又は加熱器23を駆動しないブロックを含んでもよい。アクチュエータ22及び/又は加熱器23を駆動しないブロックの一例は、デバイス300の有するインタフェースを用いた情報表示、デバイス300の有するブザーを用いた音声出力、デバイス300の有するランプの点灯または消灯などを含む。また、ブロックは、アクチュエータ22又は加熱器23の駆動を開始する条件を含んでもよい。例えば、第1ブロック、第2ブロックを含むアプリケーションを例に説明する。ここで、第1ブロックの実行中に、第2ブロックに切り替える際に、第2ブロックに含まれる開始条件を満たしたときに、第1ブロックから第2ブロックに切り替える。また、ブロックは、開始条件ではなく、終了条件を含んでいてもよい。第1ブロックの実行中に、第2ブロックに切り替える際に、第1ブロックに含まれる終了条件を満たしたときに、第1ブロックから第2ブロックに切り替える。
次に、洗濯機500のアプリケーションを規定するブロックの具体例について図6A~図6Pを用いて説明する。図6A~図6Pで示されるブロックのそれぞれは、シート類処理部の運転を制御するパラメータに関する制御情報である。
図6Aは、実施の形態におけるアプリケーションを規定するブロックの第1の例を示す。図6Aに示すブロック1000は、洗濯槽503に投入された衣類などの洗濯物の量を検知する洗濯量検知動作を制御するブロック(洗濯量検知ブロック)である。洗濯量検知動作では、例えば、洗濯モータ504を駆動させることで洗濯モータ504に流れるトルク電流を検出することで、検出したトルク電流に予め対応付けられた洗濯量を制御装置550のメモリを参照することで特定し、特定した洗濯量を洗濯槽503内の洗濯量として検知する。
図6Bは、実施の形態におけるアプリケーションを規定するブロックの第2の例を示す。図6Bに示すブロック1010は、水槽502への給水動作を制御するブロック(給水ブロック)であり、パラメータの種類1011、1012を含む。パラメータの種類1011は、水槽502内への給水量を給水後の水位である。パラメータの種類1011は、アクチュエータ22及び/又は加熱器23の動作タイミングを示すとも言い換えることができる。制御装置550は、例えば、水位センサ515により検知された水槽502の水位がパラメータの種類1011で示される水位になるまで給水を継続しておき、パラメータの種類1011で示される水位になったときに給水を停止する制御を行う。パラメータの種類1012は、給水経路を指定するパラメータを含む。パラメータの種類1012は、具体的には、給水弁511を開にすることで給水管512から給水する第1の給水経路での給水か、バスポンプ516を駆動することで風呂水配管517から給水する第2の給水経路での給水かを指定するパラメータである。第1の給水経路での給水の場合、制御装置550は、給水弁511を開にすることで給水を開始し、給水弁511を閉にすることで給水を停止する。第2の給水経路での給水の場合、制御装置550は、バスポンプ516の駆動を開始することで給水を開始し、バスポンプ516の駆動を停止することで給水を停止する。
なお、給水動作において第2の給水経路で給水が行われる場合において、所定期間(例えば、5~10分間)経過してもパラメータの種類1011で示される水位にならなかった場合、制御装置550は、第2の給水経路から第1の給水経路に切り替えて給水を行ってもよい。
図6Cは、実施の形態におけるアプリケーションを規定するブロックの第3の例を示す。図6Cに示すブロック1020は、水槽502への注水濯ぎ動作を制御するブロック(注水濯ぎブロック)であり、パラメータの種類1021~1025を含む。注水濯ぎ動作は、水槽502へ水を供給しながら洗濯槽503を回転させて洗濯物および水を撹拌することで洗濯物を濯ぐ動作である。注水濯ぎ動作では、例えば、上限水位から下限水位までの間で、給水または排水を繰り返すことで水槽502内の水位を上下させながら、洗濯槽503を回転させて洗濯物を濯ぐ動作である。パラメータの種類1021は、注水濯ぎ動作において水槽502へ給水するときの水位の上限を示す。パラメータの種類1021は、給水を停止し、かつ、排水弁523を開にする動作のトリガとなる水位を示すとも言い換えることができる。パラメータの種類1022は、水槽502へ給水するときの水位の下限を示す。パラメータの種類1022は、給水を開始し、かつ、排水弁523を閉にする動作のトリガとなる水位を示すとも言い換えることができる。このように、パラメータの種類1021、1022は、アクチュエータ22及び/又は加熱器23の動作タイミングを示すとも言い換えることができる。パラメータの種類1023は、注水濯ぎ動作の動作時間を示す。パラメータの種類1023は、アクチュエータ22及び/又は加熱器23の駆動時間を示すとも言い換えることができる。パラメータの種類1024は、洗濯槽503の回転数(回転速度)、つまり、洗濯モータ504の回転速度を示す。パラメータの種類1025は、撹拌強さを示す。撹拌強さを示す値は、例えば、濯ぎ動作における1回の洗濯槽503の回転が開始されてからパラメータの種類1024で示される回転速度に到達させるまでの時間を示す値である。パラメータの種類1024、1025は、アクチュエータ22及び/又は加熱器23の駆動の強度を示すとも言い換えることができる。
図6Dは、実施の形態におけるアプリケーションを規定するブロックの第4の例を示す。図6Dに示すブロック1030は、洗剤投入動作を制御するブロック(洗剤投入ブロック)であり、パラメータの種類1031を含む。洗剤投入動作は、自動投入機513のアクチュエータを駆動することで給水管512に所定量の液体洗剤を自動的に投入する動作である。パラメータの種類1031は、給水管512への液体洗剤の投入量を示す。パラメータの種類1031は、自動投入機513の液体洗剤を投入するアクチュエータの動作量を示すとも言い換えることができる。
図6Eは、実施の形態におけるアプリケーションを規定するブロックの第5の例を示す。図6Eに示すブロック1040は、柔軟剤投入動作を制御するブロック(柔軟剤投入ブロック)であり、パラメータの種類1041を含む。柔軟剤投入動作は、自動投入機513のアクチュエータを駆動することで給水管512に所定量の柔軟剤を自動的に投入する動作である。パラメータの種類1041は、給水管512への柔軟剤の投入量を示す。パラメータの種類1041は、自動投入機513の柔軟剤を投入するアクチュエータの動作量を示すとも言い換えることができる。
図6Fは、実施の形態におけるアプリケーションを規定するブロックの第6の例を示す。図6Fに示すブロック1050は、洗濯機の撹拌動作を制御するブロック(撹拌ブロック)であり、パラメータの種類1051~1058を含む。パラメータの種類1051は、撹拌の種類を示す情報(例えば、通常、もみ洗い、揺り)を含む。パラメータの種類1051は、機能の種類を示すとも言い換えることができる。パラメータの種類1052は、ドラム(洗濯槽503)の回転数(回転速度)、つまり、洗濯モータ504の回転速度を示す。パラメータの種類1052は、アクチュエータ22及び/又は加熱器23の駆動の強度を示すとも言い換えることができる。パラメータの種類1053は、撹拌動作における1回の洗濯槽503の回転時間、つまり、洗濯モータ504の駆動時間を示す。パラメータの種類1054は、撹拌動作における洗濯槽503の1回の回転動作と次の回転動作の間の回転を停止している時間、つまり、洗濯モータ504の停止時間を示す。パラメータの種類1055は、撹拌動作の動作時間を示す。パラメータの種類1053~1055は、アクチュエータ22及び/又は加熱器23の駆動時間を示すとも言い換えることができる。パラメータの種類1056は、水槽502内への給水を開始することを示す。つまり、パラメータの種類1056は、給水弁511を開状態にすることを示す。パラメータの種類1056は、アクチュエータ22及び/又は加熱器23の駆動後の状態を示すとも言い換えることができる。パラメータの種類1057は、循環ポンプの回転方向(正転又は反転)を示す。パラメータの種類1058は、撹拌強さを示す。撹拌強さを示す値は、例えば、濯ぎ動作における1回の洗濯槽503の回転が開始されてからパラメータの種類1052で示される回転速度に到達させるまでの時間を示す値である。なお、ブロック1050は、水槽502内の水温が所定の温度に上昇するまで温水ヒータ543を駆動するパラメータを含んでいてもよい。
制御装置550は、撹拌動作において、パラメータの種類1051で示される種類の撹拌を行う。制御装置550は、パラメータの種類1052で示される回転数で洗濯モータ504をパラメータの種類1056で示される撹拌強さで回転させ、撹拌動作の開始からパラメータの種類1055で示される動作時間が経過すると洗濯モータ504を停止する。また、制御装置550は、撹拌動作において、パラメータの種類1056に基づいて給水弁511を開にする。また、制御装置550は、撹拌動作において、パラメータの種類1057で示される回転方向に循環ポンプ524を動作させる。
図6Gは、実施の形態におけるアプリケーションを規定するブロックの第7の例を示す。図6Gに示すブロック1060は、ドラム回転動作を制御するブロック(ドラム回転ブロック)であり、パラメータの種類1061~1065を含む。パラメータの種類1061は、ドラム(洗濯槽503)の回転数(回転速度)、つまり、洗濯モータ504の回転速度を示す。パラメータの種類1061は、アクチュエータ22及び/又は加熱器23の駆動の強度を示すとも言い換えることができる。パラメータの種類1062は、ドラム(洗濯槽503)の回転方向を示す。パラメータの種類1062は、アクチュエータ22及び/又は加熱器23の動作の種類を示すとも言い換えることができる。パラメータの種類1063は、自動投入機513のアクチュエータを駆動することで給水管512に所定量の液体洗剤を自動的に投入する動作をONにするかOFFにするかを示す。パラメータの種類1064は、水槽502内への給水を開始することを示す。つまり、パラメータの種類1064は、給水弁511を開状態にすることを示す。パラメータの種類1064は、アクチュエータ22及び/又は加熱器23の駆動後の状態を示すとも言い換えることができる。パラメータの種類1065は、循環ポンプ524の回転方向(正転又は反転)を示す。なお、ブロック1060は、水槽502内の水温が所定の温度に上昇するまで温水ヒータ543を駆動するパラメータを含んでいてもよい。
制御装置550は、ドラム回転動作において、パラメータの種類1061で示される回転数で洗濯モータ504をパラメータの種類1062で示される回転方向で回転させる。また、制御装置550は、ドラム回転動作において、パラメータの種類1063に基づいて給水弁511を開にする。また、制御装置550は、ドラム回転動作において、パラメータの種類1064に基づく方向に循環ポンプ524を動作させる。
図6Hは、実施の形態におけるアプリケーションを規定するブロックの第8の例を示す。図6Hに示すブロック1070は、脱水動作を制御するブロック(脱水ブロック)であり、パラメータの種類1071、1072を含む。パラメータの種類1071は、ドラム(洗濯槽503)の回転数(回転速度)、つまり、洗濯モータ504の回転速度を示す。パラメータの種類1071は、アクチュエータ22及び/又は加熱器23の駆動の強度を示すとも言い換えることができる。パラメータの種類1072は、脱水動作の動作時間を示す。制御装置550は、脱水動作において、パラメータの種類1071に示される回転数で洗濯モータ504を回転させ、脱水動作の開始からパラメータの種類1072で示される動作時間が経過すると洗濯モータ504を停止する。
図6Iは、実施の形態におけるアプリケーションを規定するブロックの第9の例を示す。図6Iに示すブロック1080は、水槽502からの排水動作を制御するブロック(排水ブロック)であり、パラメータの種類1081、1082を含む。パラメータの種類1081は、排水弁523の開状態又は閉状態を示す。パラメータの種類1082は、排水を停止するトリガとなる水位を示す。制御装置550は、排水動作において、排水弁523を開状態に動作させることで水槽502内の洗濯水を洗濯機500外への排水動作を開始する。制御装置550は、その後水位センサにより水槽502の水位がパラメータの種類1082で示される水位であることが検知されると排水弁523を閉状態に動作させて、排水動作を終了する。
図6Jは、実施の形態におけるアプリケーションを規定するブロックの第10の例を示す。図6Jに示すブロック1090は、ドアロック動作を制御するブロック(ドアロックブロック)であり、パラメータの種類1091を含む。パラメータの種類1091は、ドアロック機構506をロック状態にするかロック解除状態にするかを示す。パラメータの種類1091は、アクチュエータ22及び/又は加熱器23の駆動後の状態を示すとも言い換えることができる。制御装置550は、パラメータの種類1091がドアロック機構506をロック状態にすることが示されている場合で、ドアロック機構506がロック解除状態である場合、ドアロック機構506をロック状態に切り替える。制御装置550は、パラメータの種類1091がドアロック機構506をロック解除状態にすることが示されている場合で、ドアロック機構506がロック状態である場合、ドアロック機構506をロック解除状態に切り替える。
図6Kは、実施の形態におけるアプリケーションを規定するブロックの第11の例を示す。図6Kに示すブロック1100は、浸漬動作を制御するブロック(浸漬ブロック)であり、パラメータの種類1101、1102を含む。パラメータの種類1101は、循環ポンプ524の回転方向(正転又は反転)を示す。パラメータの種類1102は、浸漬動作の動作時間を示す。制御装置550は、パラメータの種類1101で示される回転方向に循環ポンプ524を動作させ、浸漬動作の開始からパラメータの種類1102で示される動作時間が経過すると循環ポンプ524を停止する。
図6Lは、実施の形態におけるアプリケーションを規定するブロックの第12の例を示す。図6Lに示すブロック1110は、除菌・抗菌動作を制御するブロック(除菌・抗菌ブロック)であり、パラメータの種類1111、1112を含む。パラメータの種類1111は、除菌装置536及び循環ファン534を駆動させる動作時間を示す。パラメータの種類1112は、循環ファン534の回転数(回転速度)を示す。制御装置550は、除菌・抗菌動作において、除菌装置536及び循環ファン534を駆動させ、パラメータの種類1111で示される動作時間が経過すると除菌装置536及び循環ファン534を停止する。除菌・抗菌動作において、制御装置550は、循環ファン534をパラメータの種類1112で示される回転数(回転速度)で駆動する。
図6Mは、実施の形態におけるアプリケーションを規定するブロックの第13の例を示す。図6Mに示すブロック1120は、ブザー動作を制御するブロック(ブザーブロック)であり、パラメータの種類1121を含む。パラメータの種類1121は、操作パネル560のスピーカを駆動させる動作時間を示す。制御装置550は、ブザー動作において、ブザー音を出力し、ブザー音の出力を開始してからパラメータの種類1121で示される動作時間が経過するとブザー音の出力を停止する。
図6Nは、実施の形態におけるアプリケーションを規定するブロックの第14の例を示す。図6Nに示すブロック1130は、送風動作を制御するブロック(送風ブロック)であり、パラメータの種類1131、1132を含む。パラメータの種類1131は、循環ファン534を駆動させる動作時間を示す。パラメータの種類1132は、循環ファン534により水槽502内に送風される空気の温度を示す。制御装置550は、送風動作において、循環ファン534を駆動させ、循環ファン534の駆動を開始してからパラメータの種類1131で示される動作時間が経過すると循環ファン534を停止する。または、制御装置550は、送風動作において、循環ファン534を駆動させ、循環ファン534の駆動を開始してからパラメータの種類1132で示される温度以下に低下したことが温風センサ535で検知されると循環ファン534を停止する。
図6Oは、実施の形態におけるアプリケーションを規定するブロックの第15の例を示す。図6Oに示すブロック1140は、乾燥動作を制御するブロック(乾燥ブロック)であり、パラメータの種類1141を含む。パラメータの種類1141は、低温、標準、しっかりなどの乾燥動作のパターン(動作モード)を示す。具体的には、低温のパターンでは、洗濯槽503内の温度が所定温度より低い低温での乾燥が行われる。標準のパターンでは、洗濯槽503内の温度が所定温度より高い標準の温度での乾燥が行われる。しっかりのパターンでは、洗濯槽503内が乾燥状態であることが検知された後から一定時間の乾燥が継続される。制御装置550は、吸気センサ531により検出された吸気側の温度と、温風センサ535により検出された排気側の温度との差が所定の差未満である場合に、乾燥状態であると判断する。なお、それぞれのパターンは、乾燥動作の時間[m]、循環ファン534のファン回転数[rpm]、吸気センサ531及び/又は温風センサ535による乾燥検知温度[deg]、パラメータの種類1051と同じ撹拌種類、パラメータの種類1052と同じドラム回転数[rpm]、パラメータの種類1053と同じドラムON時間[s]、パラメータの種類1054と同じドラムOFF時間[s]などの組み合わせにより構成されていてもよい。
図6Pは、実施の形態におけるアプリケーションを規定するブロックの第16の例を示す。図6Pに示すブロック1150は、泡生成動作を制御するブロック(泡生成ブロック)であり、パラメータの種類1151~1153を含む。パラメータの種類1151は、洗濯槽503の回転数(回転速度)、つまり、洗濯モータ504の回転速度を示す。パラメータの種類1152は、ドラム(洗濯槽503)の回転方向を示す。パラメータの種類1152は、アクチュエータ22及び/又は加熱器23の動作の種類を示すとも言い換えることができる。パラメータの種類1153は、泡生成動作の動作時間を示す。制御装置550は、泡生成動作において、パラメータの種類1153に示される回転数で洗濯モータ504を回転させ、泡生成動作の開始からパラメータの種類1153で示される動作時間が経過すると洗濯モータ504を停止する。
なお、各ブロックは、パラメータの種類だけでなく、パラメータの種類で示される値(つまり、パラメータ値)を含んでいてもよい。
アプリケーションを規定するためには、図6A~図6Oで示したようなブロックが複数用いられる。なお、図6A~図6Oに示す複数のブロックは例示であり、洗濯機500のためのブロックは、これらに限定されない。例えば、複数のブロックは、抽象化レベルによって階層化されてもよい。
例えば、製造者向けの階層と製造者以外向けの階層とで抽象化レベルを変更してもよい。製造者以外の例は、他の製造者向けの階層、サードパーティ向けの階層である。
この時、製造者向けの階層は、製造者以外向けの階層より抽象度が低い。抽象度が低いことは、アクチュエータ及び加熱器を駆動するパラメータに近い内容が制御されることを意味する。
一方、製作者は、ノウハウ及び安全性を担保する最小の抽象化レベルを有するブロックを製造者以外向けに提供することで、製造者以外がアプリケーションを開発可能にする。製造者は、一般ユーザに、さらに高い抽象化レベルを有するブロックを提供することで、より多くの人がアプリケーションを開発可能にできる。さらに高い抽象化レベルは、例えば、一般ユーザ自身が専門的な知識がなくても理解できる用語で規定されたブロックに対応する。専門的な知識がなくても理解できる用語は、例えば、家庭用電化製品等の機能自体に対応する内容である。具体的には、洗濯機においての「洗い」ブロック中の水量に関するパラメータとして「たっぷり」を選択した場合に、一つの具体化されたレイヤーにおいては、給水ブロックにおける水位パラメータを60mmから100mmに上げ、撹拌ブロックにおける回転量パラメータを120rpmから100rpmに下げるなどの変更が行われる。上記より、抽象度の高いレベルにおけるブロックの並べ替え及びパラメータ変更は、より抽象度の低いブロックで実現することができる。これらのブロックにより、アクチュエータ及び加熱器の駆動に関する安全性、秘匿性を担保しながら、その組替、パラメータ調整によって自由にアプリケーション開発を行うことができる。
[1.3 処理]
次に、以上のように構成されたシステム1の処理について図7を参照しながら説明する。図7は、実施の形態におけるシステム1のダウンロード処理を示すシーケンス図である。なお、図7において、ダウンロードのことをDLとも表記する。
ユーザが所有する端末30は、アプリケーションを実行することでUI(例えば、GUI(Graphical user interface))を表示させ、UIを介してユーザによる入力を受け付ける(S101)。端末30は、例えば、洗濯機500に実行させる運転内容であって、洗濯機500には記憶されていない運転内容に関する運転情報を選択させるための入力を受け付ける。この入力は、選択された運転情報を、クラウドサーバ10から洗濯機500へダウンロードさせるための入力である。
図8A及び図8Bは、端末に表示されるUIの具体例を示す図である。
図8Aに示すように、端末30は、運転情報を選択させるための入力を受け付けるUI410を表示する。UI410は、複数のスロット411a~411cと、複数のスロット411a~411cにそれぞれが対応する複数のボタン412a~412cとを含む。複数のスロット411a~411cは、それぞれ、ダウンロードさせる運転情報(以下、ダウンロードコースという)を記憶させる複数の記憶領域に対応する。複数の記憶領域は、例えば、洗濯機500の制御情報記憶部580に含まれる予め定められた記憶領域である。複数のボタン412a~412cのそれぞれは、対応するスロット411a~411cの記憶領域に記憶されているダウンロードコースを編集するためのUIに遷移するためのボタンである。例えば、スロット411bに対応するボタン412bが押されると、端末30の表示されるUIは、図8Bに示すUI420に遷移する。
UI420は、ラジオボタン421と、キャンセルボタン422と、OKボタン423とを含む。ラジオボタン421は、UI410で選択されたスロット411bに対応する記憶領域に記憶させるダウンロードコースの選択を受け付ける。ラジオボタン421は、複数のダウンロードコースの候補のうちの一つの選択を受け付ける。なお、複数のダウンロードコースの候補は、例えば、洗濯機メーカーによって提供され、使用者が洗濯機500にダウンロード可能な状態の複数のコースである。キャンセルボタン422は、UI420からUI410へ戻るためのボタンである。OKボタン423は、ラジオボタン421で選択されたダウンロードコースを確定させるためのボタンである。図8Bに示すように、ラジオボタン421においてシーツコースが選択された後に、OKボタン423が押されると、端末30は、シーツコースの運転情報を、クラウドサーバ10から洗濯機500へダウンロードさせるための入力(所定の入力)をユーザから受け付ける。
端末30は、ステップS101において受け付けられた入力に応じて、選択された運転情報を、クラウドサーバ10から洗濯機500へのダウンロードを洗濯機500に実行させるためのダウンロード実行要求を生成する(S102)。ダウンロード実行要求は、例えば、端末30の端末ID又はユーザIDと、端末30において選択されたダウンロードコースのコースIDと、ダウンロードを実行させる洗濯機500の機器情報と、端末30において選択されたスロットに対応する記憶領域を示す記憶領域情報とを含む。ダウンロード実行要求は、運転情報取得要求の一例である。
端末30は、生成したダウンロード実行要求を、クラウドサーバ10を介して洗濯機500へ送信する。具体的には、端末30は、生成したダウンロード実行要求をクラウドサーバ10へ送信する(S103)。
クラウドサーバ10は、ダウンロード実行要求を受信すると、ダウンロード実行要求に含まれる機器情報により示される洗濯機500を特定し、特定した洗濯機500へ受信したダウンロード実行要求を送信する(S104)。
洗濯機500は、クラウドサーバ10からダウンロード実行要求を受信すると、ダウンロード実行要求に含まれる機器情報と、当該洗濯機500の機器情報とを照合する(S105)。洗濯機500は、照合の結果、両方の機器情報が一致していればステップS106に進み、一致していなければ処理を終了する。
ステップS106では、洗濯機500は、ダウンロード実行要求に含まれる記憶領域情報で示される、制御情報記憶部580の記憶領域におけるセクタを消去する(S106)。
次に、洗濯機500は、ダウンロード実行要求に含まれるコースIDに基づくダウンロードコースのダウンロード要求をクラウドサーバ10へ送信する(S107)。ダウンロード要求は、運転情報要求の一例である。
クラウドサーバ10は、ダウンロード要求を受信すると、ダウンロード要求で指定されたダウンロードコースを示す運転情報を洗濯機500へ送信する(S108)。これにより、洗濯機500への運転情報のダウンロードが開始される。
洗濯機500は、運転情報を受信し、受信した運転情報を、ステップS106で消去したセクタを含む記憶領域に記憶する(S109)。
図9は、記憶領域と、記憶領域に記憶された運転情報の構成の一例を示す図である。
図9におけるデータROMは、制御情報記憶部580の記憶領域の一部の構成を示す。データROMには、複数の記憶領域として、コースDL1と、コースDL2と、コースDL3とが含まれている。これらの、コースDL1~3は、それぞれ、複数のスロット411a~411cに対応している。図8Aの例では、スロット411bが選択されたため、ダウンロードされた運転情報は、スロット411bに対応するコースDL2の記憶領域に記憶される。図9におけるコースDL用テーブルは、記憶されている運転情報の構成の一例を示す。この運転情報は、クラウドサーバ10からダウンロードにより取得した運転情報と同じ構成を有する。運転情報は、ダウンロード先の機器(洗濯機500)の機種及びバージョンを示す機器情報、ダウンロードコースのコースID、ダウンロードコースのベースコースを示す第1識別情報、ダウンロードコースに含まれる複数のブロックを実行する順番を示す実行テーブル、ダウンロードコースに含まれる複数のブロックのそれぞれのパラメータを示すパラメータテーブル、及び、ベリファイに用いられるチェックサムを含む。このように、運転情報には、制御情報記憶部580に既に記憶されているブロックは、含まれていない。なお、ベースコースは、ダウンロードコースの基になったコースを示す。ベースコースは、複数のダウンロードコースを分類するための情報であるとも言える。
パラメータテーブルは、ブロックを識別するブロック識別情報と、パラメータの種類を識別する識別情報と、当該パラメータの種類で当該ブロックを機能させるパラメータ値とが対応付けられたテーブルである。つまり、パラメータテーブルは、運転情報に含まれる実行テーブルで示されている1以上のブロックのそれぞれにおいて示されるパラメータの種類に、シート類処理部を実行させるためのパラメータ値を割り当てるためのテーブルである。つまり、パラメータテーブルに含まれる1以上のパラメータは、運転情報に含まれる実行テーブルで示されている1以上のブロックのそれぞれに関連付けられている。
また、運転情報は、それぞれが大工程を示す複数の実行テーブルを含んでいてもよい。大工程は、例えば、洗い工程、濯ぎ工程、乾燥工程などであり、各大工程は、1以上のブロックの組み合わせにより構成されていてもよい。
図10は、実行テーブルの構成を説明するための図である。
図10に示す様に、実行テーブルは、制御情報記憶部580に記憶されている複数のブロックのうちの少なくとも一部のブロックを実行する第1の順番に関する。実行テーブルは、第1の順番を示す番号と、第1の順番に行われるブロックとを含む。なお、実行テーブルは、第1の順番を示す番号を含んでいなくてもよく、第1の順番は、実行テーブルにおける複数のブロックの並び順で示されていてもよい。実行テーブルは、第2の情報の一例である。
図11は、洗い工程を示す実行テーブルの構成の一例を示す図である。
洗い工程を示す実行テーブルは、図11に示すように、排水ブロック、洗濯量検知ブロック、除菌・抗菌ブロック、送風ブロック、給水撹拌ブロック、泡生成ブロック、静止給水ブロック、及び、洗い撹拌ブロックの各動作をこの順でシート類処理部に実行させることを示す。
図12は、乾燥工程を示す実行テーブルの構成の一例を示す図である。
乾燥工程を示す実行テーブルは、図12に示すように、排水ブロック、バランスコントロールブロック、脱水ブロック、洗い撹拌ブロック、洗濯量検知ブロック、乾燥ブロック、及び、送風ブロックの各動作をこの順でシート類処理部に実行させることを示す。
図7の説明に戻る。
ステップS109の次に、洗濯機500は、記憶した運転情報のベリファイを、運転情報に含まれるチェックサムを用いて実行する(S110)。
次に、洗濯機500は、ベリファイが完了すると、ダウンロード実行要求で指定されたダウンロードが完了したことを示すダウンロード完了情報をクラウドサーバ10へ送信する(S110)。ダウンロード完了情報は、洗濯機500の機器情報、ダウンロード実行要求に含まれる端末ID又はユーザID、ダウンロードが完了したダウンロードコースを示すコースIDを含んでもよい。
クラウドサーバ10は、ダウンロード完了情報を受信すると、ダウンロード完了情報に含まれる端末ID又はユーザIDで特定される端末30へ、ダウンロード完了情報を送信する(S112)。なお、クラウドサーバ10は、さらに、ダウンロード完了情報に含まれる機器情報で示される洗濯機500が、ダウンロード完了情報に含まれるコースIDのダウンロードを完了したことを記録してもよい。
洗濯機500は、ステップS111の後で、ダウンロードした運転情報に基づいて、操作パネル560に表示するUIを更新する(S113)。
図13は、操作パネルに表示する更新されたUIの具体例を示す図である。
洗濯機500の報知情報記憶部581は、運転情報に対応する報知情報を記憶している。報知情報は、例えば、図13に示すUI430を構成するための複数の画像である。複数の画像は、例えば、UI430のうちの洗いの枠で囲んだ画像、すすぎの枠で囲んだ画像、脱水の枠で囲んだ画像、乾燥の枠で囲んだ画像、予約の枠で囲んだ画像、洗剤の種類を枠で囲んだ画像、水位、風呂水及び2度洗いの枠で囲んだ画像、説明ボタンの画像、戻るボタンの画像などを含む。このようなUIを構成するための画像は、運転情報に応じて生成され、クラウドサーバ10が運転情報と共に保持している。洗濯機500は、新たな運転情報がクラウドサーバ10にアップロードされると、例えば、アップロードされたタイミングで当該運転情報を示すUIを構成するための複数の画像をクラウドサーバ10から事前にダウンロードし、報知情報記憶部581に記憶させる。報知情報は、UIの他に、運転情報を示す音声であってもよい。つまり、洗濯機500は、ステップS113において、運転情報に基づく音声をスピーカ590から報知してもよい。
なお、運転情報は、報知情報に関連付けられた第2識別情報を含む。このため、制御装置550は、ステップS113において、運転情報を取得した場合、運転情報に含まれる第2識別情報に関連付けられている1以上の画像を報知情報記憶部581から読み出して、読み出した1以上の画像に基づいてUIを生成し、生成したUIを操作パネル560に表示させる。このようにして、制御装置550は、報知情報に基づいて、操作パネル560及びスピーカ590を含む報知部に報知動作を実行させる。このため、新たな運転内容に応じた報知情報をユーザへ報知することができる。
なお、図7、図8A及び図8Bでは、端末30がUIを介して、ダウンロードコースの運転情報をクラウドサーバ10から洗濯機500へダウンロードさせるための入力を、ユーザから受け付ける例を示したが、端末30が入力を受け付けることに限らない。例えば、洗濯機500がユーザから上記の入力を受け付けてもよい。
図14は、洗濯機に表示されるダウンロード時のUIの具体例を示す図である。
図14に示すように、洗濯機500は、運転情報を選択させるための入力を受け付けるUI440を表示してもよい。UI440は、複数のスロット441~443を含む。複数のスロット441~443は、それぞれ、ダウンロードさせる運転情報(以下、ダウンロードコースという)を記憶させる複数の記憶領域に対応する。複数の記憶領域は、例えば、洗濯機500の制御情報記憶部580に含まれる予め定められた記憶領域である。例えば、スロット442が押されると、洗濯機500の表示されるUIは、図8Bに示すUI420と同様のUI(図示せず)に遷移してもよい。
次に、ダウンロードコースが洗濯機500により実行された場合の洗濯機500による機能実行の処理の第1の例について説明する。
図15は、ダウンロードコースを実行したときの処理の第1の例を示すフローチャートである。
洗濯機500の制御装置550は、ダウンロードコースの実行がスタートされたか否かを判定する(S121)。具体的には、制御装置550は、ダウンロードコースの実行を示すユーザの操作が操作パネル560により受け付けられたことを検出することで、ダウンロードコースの実行がスタートされたと判定する。
制御装置550は、ダウンロードコースの実行がスタートされたと判定した場合(S121でYes)、実行テーブルを設定する(S122)。具体的には、制御装置550は、指定されたダウンロードコースの実行テーブルを、当該ダウンロードコースが記憶されている制御情報記憶部580の記憶領域から読み出すことで、設定する。
一方で、制御装置550は、ダウンロードコースの実行がスタートされていないと判定した場合(S121でNo)、ステップS121に戻る。
ステップS122の次に、制御装置550は、実行テーブルの再設定が必要か否かを判定する(S123)。具体的には、制御装置550は、実行テーブルの再設定条件を満たすか否かを判定し、再設定条件を満たす場合、実行テーブルの再設定が必要であると判定する。例えば、制御装置550は、制御情報記憶部580に記憶されている情報(後述参照)が再設定条件を満たすことを示す場合に、再設定条件を満たすと判定し、再設定条件を満たさないことを示す場合に、再設定条件を満たさないと判定してもよい。再設定条件の詳細は、後述する。
制御装置550は、実行テーブルの再設定が必要と判定した場合(S123でYes)、実行テーブルの再設定を行う(S124)。実行テーブルの再設定の詳細は、後述する。なお、制御装置550は、実行テーブルの再設定が必要でない(つまり不要である)と判定した場合(S123でNo)、ステップS125に進む。
次に、制御装置550は、すでにブロックが実行中である場合には当該ブロックの実行を継続し、まだブロックが実行されていない場合には実行テーブルで規定される順番で最初のブロックを制御情報記憶部580から読み出して、読み出したブロックに基づく運転を、シート類処理部に実行させる(S125)。
次に、制御装置550は、1つのブロックに基づく運転が終了したか否かを判定する(S126)。
制御装置550は、1つのブロックに基づく運転が終了したと判定した場合(S126でYes)、実行テーブルの実行が終了したか否かを判定する(S127)。つまりこの場合、制御装置550は、実行テーブルで示される複数のブロックのうち未実行のブロックがあるか否かを判定し、未実行のブロックがない場合、実行テーブルの実行が終了したと判定する。なお、制御装置550は、1つのブロックに基づく運転が終了していないと判定した場合(S126でNo)、ステップS123に戻る。
制御装置550は、実行テーブルの実行が終了したと判定した場合(S127でYes)、ダウンロードコースの実行処理を終了する。
一方で、制御装置550は、実行テーブルの実行が終了していないと判定した場合(S127でNo)、実行テーブルで規定される順番に基づいて、未実行のブロックから次に実行する1つのブロックを選択し、選択した1つのブロックを実行する(S128)。つまり、制御装置550は、未実行のブロックから前回実行されたブロックの次の順番のブロックを、次に実行する1つのブロックとして選択する。ステップS128が終了すると、ステップS123に戻る。
このようにして、制御装置550は、設定されている実行テーブルで示される複数のブロックを制御情報記憶部580から読み出して、読み出した複数のブロックに基づく運転を、実行テーブルにより規定される順番で、シート類処理部に実行させる。具体的には、制御装置550は、実行テーブルで示される複数のブロックを読み出して、読み出した複数のブロックに基づく運転の運転内容をパラメータテーブルに基づいて決定する。そして、制御装置550は、決定した運転内容の運転を、実行テーブルにより規定される順番で、シート類処理部に実行させる。このため、新たな運転内容を新たなパラメータを含むパラメータテーブルに基づいて決定することができる。これにより、ユーザに必要な効果を実現できる新たな運転内容を、より自由度高く設定することができる。
なお、ステップS123及びS124は、ステップS125の直前に実行される代わりに、ステップS128の直前に実行されてもよい。また、制御装置550は、ステップS125またはステップS128において、別途判定されるパラメータ変更条件を満たす場合、実行するブロックに含まれるパラメータを変更してもよい。
次に、ダウンロードコースを実行中に、他の新たな運転情報を受信した時の処理について説明する。図16は、再設定条件の判定処理の第1の例を示すフローチャートである。
制御装置550は、通信部570がクラウドサーバ10から新たな運転情報を受信したか否かを判定する(S131)。
制御装置550は、新たな運転情報を受信したと判定した場合(S131でYes)、ブロックの変更要求があるか否かを判定する(S132)。具体的には、制御装置550は、受信した新たな運転情報に含まれる実行テーブルと、実行中の実行テーブルとを比較して、差異がある場合、ブロックの変更要求があると判定し、差異がない場合、ブロックの変更要求がないと判定する。
制御装置550は、ブロックの変更要求があると判定した場合(S132でYes)、実行テーブルの再設定条件が成立した(満たされた)と判定し、実行テーブルの再設定条件が成立したことを示す情報を制御情報記憶部580に記憶させる。
制御装置550は、ブロックの変更要求がないと判定した場合(S132でNo)、パラメータの変更要求があるか否かを判定する(S134)。具体的には、制御装置550は、受信した新たな運転情報に含まれるパラメータテーブルと、実行中のパラメータテーブルとを比較して、差異がある場合、パラメータの変更要求があると判定し、差異がない場合、パラメータの変更要求がないと判定する。
制御装置550は、パラメータの変更要求があると判定した場合(S134でYes)、パラメータの変更条件が成立した(満たされた)と判定し、パラメータの変更条件が成立したことを示す情報を制御情報記憶部580に記憶させる。
制御装置550は、ステップS133の後、ステップS135の後、または、パラメータの変更要求がないと判定した場合(S134でNo)、処理を終了する。
図17は、パラメータの変更条件が成立する場合の一例について説明するための図である。図17は、運転開始時にパラメータの変更条件が成立する場合の例である。
まず、洗濯機500は、ユーザからの入力を受け付ける(S1301)。具体的には、ステップS121と同様に、洗濯機500の操作パネル560が、ダウンロードコースの実行を示すユーザの操作を受け付ける。
次に、洗濯機500は、ダウンロードコースの運転内容の実行に要する時間を算出し、算出した時間を残時間として提示する(S1302)。洗濯機500は、さらに、運転内容を示す表示を行ってもよい。
そして、洗濯機500は、ダウンロードコースの運転内容を実行する(S1303)。例えば、図15で説明した処理が実行される。
このとき、ユーザは、例えば、残時間として「120分」が提示されることで、120分後には外出する予定があることに気づいて、運転内容の実行に要する時間を90分に短縮するための変更指示を入力したとする。例えば、ユーザは、端末30の音声認識アプリを用いて「あと90分で終わらせて」と呼びかけることで、端末30に変更指示を入力してもよい。また、例えば、ユーザは、端末30に表示されているアプリのUIにタッチ入力を行うことで変更指示を入力してもよい。また、変更入力は、洗濯機500に対して行われてもよい。
端末30は、変更指示を受け付けると(S1304)、クラウドサーバ10へ変更指示を送信する。変更指示には、洗濯機500を識別する機器情報が含まれていてもよい。変更指示を受信したクラウドサーバ10は、変更指示に応じて90分に運転時間を短縮する実行テーブル及びパラメータテーブルを含む運転情報を生成し、変更指示に含まれる機器情報で特定される洗濯機500へ新たに生成した運転情報を送信する。
洗濯機500は、新たな運転情報を受信すると、実行中の運転を一時停止する(S1305)。なお、洗濯機500が変更指示を直接受け付けた場合、洗濯機500は、実行中の運転を一時停止してもよい。この場合、洗濯機500は、クラウドサーバ10へ変更指示を送信してもよい。
次に、洗濯機500は、新たな運転情報の運転内容への変更が受け付けられたことを提示し(S1306)、新たな運転情報に基づいて運転内容を変更する(S1307)。この処理は、具体的には、図16におけるステップS132~S135、及び、図15におけるステップS123~S126、及び、S128の処理に対応する。つまり、新たな運転情報と実行中の運転情報とを比較して、実行テーブルに変更があれば実行テーブルを新たな運転情報の実行テーブルに再設定し、パラメータテーブルに変更があればパラメータテーブルを新たな運転情報のパラメータテーブルに再設定する。図17の例では、実行テーブルには変更がなく、各工程の運転時間に関するパラメータが変更されている(つまり、パラメータ変更条件が成立する)ため、変更されたパラメータが設定される。具体的には、各工程の運転時間が短縮されている。
次に、洗濯機500は、変更された運転内容の実行に要する時間を残時間として提示する(S1308)。例えば、洗濯機500は、「90分」を残時間として提示する。
そして、洗濯機500は、変更された運転内容の運転を実行することで、運転を再開する(S1309)。
図18は、パラメータの変更条件が成立する場合の他の一例について説明するための図である。図18は、運転中にパラメータの変更条件が成立する場合の例である。
洗濯機500は、脱水の運転中において、運転状態を提示する(S1311)。例えば、洗濯機500は、脱水運転中であることを示す情報と、モータの回転数と、脱水運転の残時間とを提示してもよい。
このとき、ユーザは、例えば、脱水運転により発生する音を低減するための変更指示を入力したとする。例えば、ユーザは、端末30の音声認識アプリを用いて「もっと静かにして」と呼びかけることで、端末30に変更指示を入力してもよい。また、例えば、ユーザは、端末30に表示されているアプリのUIにタッチ入力を行うことで変更指示を入力してもよい。また、変更入力は、洗濯機500に対して行われてもよい。
端末30は、変更指示を受け付けると(S1312)、クラウドサーバ10へ変更指示を送信する。変更指示には、洗濯機500を識別する機器情報が含まれていてもよい。変更指示を受信したクラウドサーバ10は、変更指示に応じて脱水動作の回転数を低減した実行テーブル及びパラメータテーブルを含む運転情報を生成し、変更指示に含まれる機器情報で特定される洗濯機500へ新たに生成した運転情報を送信する。
次に、洗濯機500は、新たな運転情報の運転内容への変更が受け付けられたことを提示し(S1313)、新たな運転情報に基づいて運転内容を変更する(S1314)。この処理は、具体的には、図16におけるステップS132~S135、及び、図15におけるステップS123~S126、及び、S128の処理に対応する。つまり、新たな運転情報と実行中の運転情報とを比較して、実行テーブルに変更があれば実行テーブルを新たな運転情報の実行テーブルに再設定し、パラメータテーブルに変更があればパラメータテーブルを新たな運転情報のパラメータテーブルに再設定する。図18の例では、実行テーブルには変更がなく、脱水工程の回転数及び運転時間に関するパラメータが変更されている(つまり、パラメータ変更条件が成立する)ため、変更されたパラメータが設定される。具体的には、脱水工程の回転数が少なくなり、運転時間が長くなるようにパラメータが変更されている。
次に、洗濯機500は、変更された運転内容を提示する(S1315)。例えば、洗濯機500は、新たに設定されたモータの回転数と、新たに設定された脱水運転の残時間とを提示してもよい。
なお、運転時間を短縮する指示が受け付けられた場合、洗濯工程または脱水工程であれば、運転時間を減少させ、ドラムの回転数を増加させるようにパラメータが変更されてもよい。乾燥工程であれば、乾燥の設定温度を上昇させ、風量を増加させる(ファンの回転数を増加させる)ようにパラメータが変更されてもよい。除菌や消臭の効果を向上させる指示が受け付けられた場合、洗濯工程において、水温の設定温度を上昇させ、運転時間を増加させ、ドラムの回転数を減少させるようにパラメータが変更されてもよい。省エネルギー効果を向上させる指示が受け付けられた場合、洗濯工程であれば、設定水量を減少させ、運転時間を増加させ、ドラム回転数を減少させるようにパラメータが変更されてもよい。乾燥工程であれば、乾燥の設定温度を減少させ、風量を減少させる(ファンの回転数を減少させる)ようにパラメータが変更されてもよい。
次に、ダウンロードコースが洗濯機500により実行された場合の洗濯機500による機能実行の処理の第2の例について説明する。
図19は、ダウンロードコースを実行したときの処理の第2の例を示すフローチャートである。
洗濯機500の制御装置550は、ダウンロードコースの実行がスタートされたか否かを判定する(S141)。具体的には、制御装置550は、ダウンロードコースの実行を示すユーザの操作が操作パネル560により受け付けられたことを検出することで、ダウンロードコースの実行がスタートされたと判定する。
制御装置550は、ダウンロードコースの実行がスタートされたと判定した場合(S141でYes)、実行テーブルを設定する(S142)。具体的には、制御装置550は、指定されたダウンロードコースの実行テーブルを、当該ダウンロードコースが記憶されている制御情報記憶部580の記憶領域から読み出すことで、設定する。
一方で、制御装置550は、ダウンロードコースの実行がスタートされていないと判定した場合(S141でNo)、ステップS141に戻る。
次に、制御装置550は、すでにブロックが実行中である場合には当該ブロックの実行を継続し、まだブロックが実行されていない場合には実行テーブルで規定される順番で最初のブロックを制御情報記憶部580から読み出して、読み出したブロックに基づく運転を、シート類処理部に実行させる(S143)。
次に、制御装置550は、1つのブロックに基づく運転が終了したか否かを判定する(S144)。
制御装置550は、1つのブロックに基づく運転が終了したと判定した場合(S144でYes)、実行テーブルの実行が終了したか否かを判定する(S145)。つまりこの場合、制御装置550は、実行テーブルで示される複数のブロックのうち未実行のブロックがあるか否かを判定し、未実行のブロックがない場合、実行テーブルの実行が終了したと判定する。なお、制御装置550は、1つのブロックに基づく運転が終了していないと判定した場合(S144でNo)、ステップS143に戻る。
制御装置550は、実行テーブルの実行が終了したと判定した場合(S145でYes)、ダウンロードコースの実行処理を終了する。
一方で、制御装置550は、実行テーブルの実行が終了していないと判定した場合(S145でNo)、実行テーブルの遷移先を変更する否かを判定する(S146)。具体的には、制御装置550は、実行テーブルの遷移先の変更条件を満たすか否かを判定し、遷移先の変更条件を満たす場合、実行テーブルの遷移先を変更すると判定する。例えば、制御装置550は、制御情報記憶部580に記憶されている情報(後述参照)が遷移先の変更条件を満たすことを示す場合に、変更条件を満たすと判定し、当該情報が遷移先の変更条件を満たさないことを示す場合に、変更条件を満たさないと判定してもよい。遷移先の変更条件の詳細は、後述する。
制御装置550は、実行テーブルの遷移先を変更すると判定した場合(S146でYes)、実行テーブルを再設定し実行テーブルの遷移先を変更する(S147)。実行テーブルの遷移先の変更の詳細は、後述する。ステップS147が終了すると、ステップS143に戻る。
制御装置550は、実行テーブルの遷移先を変更しないと判定した場合(S146でNo)、実行テーブルで規定される順番に基づいて、未実行のブロックから次に実行する1つのブロックを選択し、選択した1つのブロックを実行する(S148)。つまり、制御装置550は、未実行のブロックから前回実行されたブロックの次の順番のブロックを、次に実行する1つのブロックとして選択する。ステップS148が終了すると、ステップS143に戻る。
図20は、ブロックを実行中に遷移先変更条件を判定する処理のフローチャートである。
制御装置550は、ブロックを実行中に遷移先の変更条件が満たされたか否かを判定する(S151)。例えば、制御装置550は、実行テーブルで示される複数のブロックのうちの1つのブロックに基づく運転(第1の運転)の実行中における検出部による検出結果が遷移先の変更条件を満たすか否かを判定する。遷移先の変更条件は、所定の条件の一例である。
制御装置550は、ブロックを実行中に遷移先の変更条件が満たされたと判定した場合(S151でYes)、実行テーブルの遷移先の変更条件が成立した(満たされた)と判定し、実行テーブルの遷移先の変更条件が成立したことを示す情報を制御情報記憶部580に記憶させる(S152)。
図21は、遷移先の変更条件の一例を示す図である。
図21では、遷移先の変更条件が適用される対象となるブロックと、遷移先の変更条件と、遷移先とが対応付けられて示されている。対象のブロックは、遷移先の変更条件が判定される時に実行されているブロックを示す。遷移先の変更条件は、検出部としての各種センサ及び制御装置550により検出された結果に関する条件である。遷移先は、遷移先の変更条件が満たされた場合に次に遷移するブロックまたは処理を示す。例えば、遷移先において示される「次へ」は、実行テーブルにおいて実行中のブロックの次に実行が予定されているブロックに遷移することを示す。
このようにして、制御装置550は、実行テーブルで示される複数のブロックのうちの1つのブロックに基づく運転の実行中における検出部による検出結果が遷移先の変更条件を満たす場合、実行中の上記運転が終了すると、実行テーブルで上記運転の次の運転とは異なる運転をシート類処理部に実行させる。
図22は、遷移先が変更される場合の例を示す図である。
例えば、制御装置550は、洗濯量検知ブロックの実行中に、所定の水位以上の水があることが検出部により検出された場合、実行テーブルで洗濯量検知ブロックの次の給水ブロックに基づく給水動作をスキップして、撹拌ブロックに基づく撹拌動作をシート類処理部に実行させる。このように、制御装置550は、遷移先の変更条件が満たされる場合、実行されている実行テーブルで示される複数のブロックのうちの実行中のブロック以外のブロックに基づく運転に遷移してもよい。
また、ダウンロードコースを実行したときの処理の第1の例の再設定条件の判定を、第2の例における遷移先の変更条件を用いて行ってもよい。
図23は、再設定条件の判定処理の第2の例を示すフローチャートである。
制御装置550は、ブロックを実行中に遷移先の変更条件が満たされたか否かを判定する(S151)。例えば、制御装置550は、実行テーブルで示される複数のブロックのうちの1つのブロックに基づく運転(第1の運転)の実行中における検出部による検出結果が遷移先の変更条件を満たすか否かを判定する。遷移先の変更条件は、所定の条件の一例である。
制御装置550は、ブロックを実行中に遷移先の変更条件が満たされたと判定した場合(S151でYes)、実行テーブルの再設定条件が成立した(満たされた)と判定し、実行テーブルの再設定条件が成立したことを示す情報を制御情報記憶部580に記憶させる(S152a)。
図24は、遷移先が変更される場合の例を示す図である。
例えば、制御装置550は、実行テーブル(1)の給水ブロックの実行中に、泡の発生が第1泡センサ541又は第2泡センサ542により検出された場合、給水ブロックによる給水動作が終了後に実行テーブル(1)とは異なる実行テーブル(2)の排水ブロックに基づく排水動作をシート類処理部に実行させる。そして、制御装置550は、排水動作が終了後に、実行テーブル(1)の給水ブロックの次の撹拌ブロックに基づく撹拌動作をシート類処理部に実行させる。このように、制御装置550は、遷移先の変更条件が満たされる場合、実行されている実行テーブル(1)で示される複数のブロックとは異なる運転をシート類処理部に実行させてもよい。そして、制御装置550は、上記の異なる運転が終了すると、遷移先の変更条件が満たされたと判定されたときに実行中だった実行テーブル(1)のブロックの次のブロックに基づく運転をシート類処理部に実行させてもよい。
次に、ダウンロードコースが洗濯機500により実行された場合の洗濯機500による機能実行の処理の第3の例について説明する。
図25は、ダウンロードコースを実行したときの処理の第3の例を示すフローチャートである。
洗濯機500の制御装置550は、ダウンロードコースの実行がスタートされたか否かを判定する(S161)。具体的には、制御装置550は、ダウンロードコースの実行を示すユーザの操作が操作パネル560により受け付けられたことを検出することで、ダウンロードコースの実行がスタートされたと判定する。
制御装置550は、ダウンロードコースの実行がスタートされたと判定した場合(S161でYes)、実行テーブルを設定する(S162)。具体的には、制御装置550は、指定されたダウンロードコースの実行テーブルを、当該ダウンロードコースが記憶されている制御情報記憶部580の記憶領域から読み出すことで、設定する。
一方で、制御装置550は、ダウンロードコースの実行がスタートされていないと判定した場合(S161でNo)、ステップS161に戻る。
ステップS162の次に、制御装置550は、ブロックの実行が可能であるか否かを判定する(S163)。具体的には、制御装置550は、制御情報記憶部580に記憶されている情報がブロックの実行が可能であることを示す場合に、ブロックの実行が可能であると判定し、ブロックの実行が不可能であることを示す場合に、ブロックの実行が可能でないと判定する。
制御装置550は、ブロックの実行が可能であると判定した場合(S163でYes)、実行テーブルの再設定が必要か否かを判定する(S164)。具体的には、制御装置550は、実行テーブルの再設定条件を満たすか否かを判定し、再設定条件を満たす場合、実行テーブルの再設定が必要であると判定する。例えば、制御装置550は、制御情報記憶部580に記憶されている情報が再設定条件を満たすことを示す場合に、再設定条件を満たすと判定し、再設定条件を満たさないことを示す場合に、再設定条件を満たさないと判定してもよい。この場合の再設定条件の詳細は、後述する。
制御装置550は、ブロックの実行が不可能であると判定した場合(S163でNo)、異常状態であると判定し(S172)、処理を終了する。なお、ステップS163でNoと判定された場合、ステップS168に遷移してもよい。
制御装置550は、実行テーブルの再設定が必要と判定した場合(S164でYes)、実行テーブルの再設定を行う(S165)。実行テーブルの再設定の詳細は、後述する。なお、制御装置550は、実行テーブルの再設定が必要でない(つまり不要である)と判定した場合(S164でNo)、ステップS166に進む。
次に、制御装置550は、すでにブロックが実行中である場合には当該ブロックの実行を継続し、まだブロックが実行されていない場合には実行テーブルで規定される順番で最初のブロックを制御情報記憶部580から読み出して、読み出したブロックに基づく運転を、シート類処理部に実行させる(S166)。
次に、制御装置550は、1つのブロックに基づく運転が終了したか否かを判定する(S167)。
制御装置550は、1つのブロックに基づく運転が終了したと判定した場合(S167でYes)、実行テーブルの実行が終了したか否かを判定する(S168)。つまりこの場合、制御装置550は、実行テーブルで示される複数のブロックのうち未実行のブロックがあるか否かを判定し、未実行のブロックがない場合、実行テーブルの実行が終了したと判定する。なお、制御装置550は、1つのブロックに基づく運転が終了していないと判定した場合(S167でNo)、ステップS163に戻る。
制御装置550は、実行テーブルの実行が終了したと判定した場合(S168でYes)、ダウンロードコースの実行処理を終了する。
一方で、制御装置550は、実行テーブルの実行が終了していないと判定した場合(S168でNo)、実行テーブルの遷移先を変更する否かを判定する(S169)。具体的には、制御装置550は、実行テーブルの遷移先の変更条件を満たすか否かを判定し、遷移先の変更条件を満たす場合、実行テーブルの遷移先を変更すると判定する。例えば、制御装置550は、制御情報記憶部580に記憶されている情報が遷移先の変更条件を満たすことを示す場合に、変更条件を満たすと判定し、当該情報が遷移先の変更条件を満たさないことを示す場合に、変更条件を満たさないと判定してもよい。遷移先の変更条件は、第2の例と同じである。
制御装置550は、実行テーブルの遷移先を変更すると判定した場合(S169でYes)、実行テーブルを再設定し実行テーブルの遷移先を変更する(S170)。実行テーブルの遷移先の変更の詳細は、第2の例と同じである。ステップS170が終了すると、ステップS163に戻る。
制御装置550は、実行テーブルの遷移先を変更しないと判定した場合(S169でNo)、実行テーブルで規定される順番に基づいて、未実行のブロックから次に実行する1つのブロックを選択し、選択した1つのブロックを実行する(S171)。つまり、制御装置550は、未実行のブロックから前回実行されたブロックの次の順番のブロックを、次に実行する1つのブロックとして選択する。ステップS171が終了すると、ステップS163に戻る。
図26は、再設定条件の判定処理の第3の例を示すフローチャートである。
制御装置550は、操作パネル560のスタートスイッチ(SW)が押下されたか否かを判定する(S181)。
制御装置550は、スタートスイッチが押下されたと判定した場合(S181でYes)、スタートスイッチが押下される前に運転が一時停止中だったか否かを判定する(S182)。なお、一時停止は、ユーザの操作による一時停止であってもよいし、検出部の検出結果による異常に基づく一時停止であってもよい。後者の一時停止の場合、ステップS181でスタートスイッチが押下された場合は、例えば、検出部の検出結果による異常が解消されたあとにスタートスイッチが押下された場合である。
制御装置550は、運転が一時停止中だったと判定した場合(S182でYes)、スタートスイッチが押下されたことにより運転が再開したと判定し、ブロックの実行が可能であると判定する(S183)。制御装置550は、ブロックの実行が可能であることを示す情報を制御情報記憶部580に記憶させる。
そして、制御装置550は、ブロックを実行中に遷移先の変更条件が満たされたか否かを判定する(S185)。例えば、制御装置550は、実行テーブルで示される複数のブロックのうちの1つのブロックに基づく運転(第1の運転)の実行中における検出部による検出結果が遷移先の変更条件を満たすか否かを判定する。遷移先の変更条件は、所定の条件の一例である。
制御装置550は、ブロックを実行中に遷移先の変更条件が満たされたと判定した場合(S185でYes)、実行テーブルの再設定条件が成立した(満たされた)と判定し、実行テーブルの再設定条件が成立したことを示す情報を制御情報記憶部580に記憶させる(S186)。
制御装置550は、運転が一時停止中でなかったと判定した場合(S182でNo)、スタートスイッチが押下されたことにより運転が一時停止したと判定し、ブロックの実行が不可能であると判定する(S184)。制御装置550は、ブロックの実行が可能でないことを示す情報を制御情報記憶部580に記憶させる。
このようにして、制御装置550は、シート類処理部が運転を一時停止した場合、次にシート類処理部が運転を再開するときに、検出部による結果に応じて、遷移先の変更条件が満たされたか否かを判定し、実行中の実行テーブルとは異なる実行テーブル(第4の情報)を生成する。異なる実行テーブルは、実行中の実行テーブルの順番とは異なる順番(第2の順番)に関する。そして、制御装置550は、異なる実行テーブルで示される複数のブロックを制御情報記憶部580から読み出して、読み出した複数のブロックに基づく運転を、異なる順番でシート類処理部に実行させてもよい。実行中の実行テーブルで示される複数のブロックと、異なる実行テーブルで示される複数のブロックとは、順番が異なっていれば同じブロックであってもよい。
図27は、運転が再開された時に遷移先が変更される場合の例を示す図である。
例えば、制御装置550は、洗濯量検知ブロックの実行中に、一時停止されて、その後運転が再開された場合において、所定の水位以上の水があることが検出部により検出された場合、実行テーブル(1)で洗濯量検知ブロックの次の給水ブロックに基づく給水動作が除外された新たな実行テーブル(2)を生成し、新たな実行テーブル(2)に基づく運転内容をシート類処理部に実行させる。このように、制御装置550は、運転の再開時に、運転の再開前とは異なる実行テーブル(2)を新たに生成し、新たに生成した実行テーブル(2)に基づいてその後の運転を制御してもよい。
なお、図15、図19及び図25で示すフローチャートの処理は、ダウンロードコースの実行だけでなく、洗濯機500の制御情報記憶部580に予め記憶されている通常コースの実行にも適用することができる。この場合、制御装置550は、ステップS122において、指定された通常コースの実行テーブルを、当該通常コースが記憶されている制御情報記憶部580の記憶領域から読み出すことで、設定する。また、制御装置550は、記憶領域から実行テーブルを読み出すことで設定することに限らずに、指定されているダウンロードコース又は通常コースが示す情報に基づいて生成してもよい。
図28は、遷移先の変更条件の他の一例を示す図である。
図28では、遷移先の変更条件が適用される対象となるベースコースと、派生コースと、遷移先の変更条件が適用される対象となるブロックと、遷移先の変更条件と、遷移先の実行テーブルとが対応付けられて示されている。対象のベースコースは、通常コース及びダウンロードコースを分類する元になるコースであり、これらのコースのカテゴリ名である。派生コースは、ベースコースに分類されるコースであり、通常コース及びダウンロードコースを含む。対象のブロックは、遷移先の変更条件が判定される時に実行されているブロックを示す。遷移先の変更条件は、検出部としての各種センサ及び制御装置550により検出された結果に関する条件である。遷移先の実行テーブルは、遷移先の変更条件が満たされた場合に次に遷移する他の実行テーブルを示す。
図28で示される複数の遷移先の実行テーブルのそれぞれは、シート類処理部により実行される運転を補正するための補正情報の一例である。複数の遷移先の実行テーブルは、制御情報記憶部580に記憶されている。また、図28で示されるように、複数の遷移先の実行テーブルのそれぞれはベースコースと対応付けられている。なお、複数の遷移先の実行テーブルのそれぞれは、ベースコースそのものと対応付けられていなくてもよく、ベースコースを識別する第1識別情報と対応付けられていてもよい。なお、制御情報記憶部580は、1つの補正情報のみを記憶していてもよいし、複数の補正情報を記憶していてもよい。制御情報記憶部580は、複数のベースコースのそれぞれに応じて、異なる補正情報を記憶している方が、ベースコースに応じた運転の補正を行うことができるため、より適切な補正を実行できるという点で好ましい。
このようにして、制御装置550は、運転情報に含まれる第1識別情報に関連付けられている少なくとも1つの補正情報を、制御情報記憶部580から読み出して、読み出した少なくとも1つの補正情報に基づいて、シート類処理部により実行される運転を補正する。例えば、制御装置550は、実行テーブルで示される複数のブロックのうちの1つのブロックに基づく運転の実行中における検出部による検出結果が遷移先の変更条件を満たす場合、実行中の上記運転が終了すると、検出結果が満たした遷移先の変更条件に対応付けられている遷移先の実行テーブルに遷移して、遷移先の実行テーブルに基づく運転内容をシート類処理部に実行させる。
これによれば、クラウドサーバ10から受信した実行テーブルを用いて特定することができる新たな運転内容であっても、運転情報に含まれる第1識別情報を用いて特定することができる少なくとも1つの補正情報を利用して、補正することができる。よって、例えば、すでに想定されている運転状態に応じた補正を、当該運転状態に類似する新たな運転内容に適用することができる。このため、専門知識が無いユーザにより生成された運転情報であっても、運転状態に応じた補正を適切に適用することができる。
また、上述したように、制御情報記憶部580は、複数の補正情報を記憶しており、複数の補正情報のそれぞれは、複数の識別情報のうちの1つと関連付けられている。このため、例えば、新たな運転内容が複数種類ある場合であっても、複数種類の新たな運転内容に応じて適切な第1識別情報を運転情報に含めることで、例えば、すでに想定されている運転状態に応じた補正を、当該運転状態に類似する新たな運転内容に適用することができる。このため、専門知識が無いユーザにより生成された運転情報であっても、運転状態に応じた補正を適切に適用することができる。
図29は、撹拌ブロックで泡(大)が検知された場合の遷移先の例を説明するための図である。
制御装置550は、例えば、図29の(a)に示すように、実行テーブル(1)の撹拌ブロックに基づく撹拌動作中に、泡(大)が最初(1回目)に検知された場合、実行テーブル(2)で示される消泡工程を実行し、消泡工程が終了後に実行テーブル(1)の撹拌ブロックの撹拌動作に戻ってもよい。その後、制御装置550は、例えば、図29の(b)に示すように、実行テーブル(1)の撹拌ブロックに基づく撹拌動作中に、2回目の泡(大)が検知された場合、再び実行テーブル(2)で示される消泡工程を実行し、消泡工程が終了後に、実行テーブル(1)とは異なる実行テーブル(3)を行ってもよい。
図30は、脱水ブロックで布のアンバランス検知された場合の遷移先の例を説明するための図である。
制御装置550は、例えば、図30の(a)に示すように、実行テーブル(1)の脱水ブロックに基づく脱水動作中に、10回目の布のアンバランスが検知された場合、実行テーブル(2)で示される布ほぐし工程を実行し、布ほぐし工程が終了後に実行テーブル(1)の脱水ブロックの脱水動作に戻ってもよい。その後、制御装置550は、例えば、図30の(b)に示すように、実行テーブル(1)の脱水ブロックに基づく脱水動作中に、20回目の布のアンバランスが検知された場合、実行テーブル(1)及び実行テーブル(2)とは異なる実行テーブル(3)を行い、脱水を停止して異常報知をしてもよい。
なお、制御装置550は、運転情報をクラウドサーバ10から取得する場合、通信部570を介して、制御情報記憶部580に記憶されている複数のブロックとは異なる新たなブロックを含む追加情報を受信してもよい。そして、制御装置550は、追加情報に基づいて新たなブロックを制御情報記憶部580に記憶させてもよい。このように、制御装置550は、制御情報記憶部580に記憶されていないブロックのみを受信してもよい。
また、制御装置550は、制御情報記憶部580に記憶されている複数のブロックの少なくとも1つを修正する修正情報の少なくとも1つを受信してもよい。そして、制御装置550は、修正情報に基づいて複数のブロックを修正してもよい。このように、制御装置550は、制御情報記憶部580に既に記憶されているブロックを修正するための修正情報を受信し、受信した修正情報に応じて既に記憶されているブロックを修正してもよい。この場合、例えば、ブロックに含まれるパラメータの種類の少なくとも一部を変更したり、削除したり、新たなパラメータの種類を追加したりしてもよい。
なお、制御装置550は、追加情報または修正情報をクラウドサーバ10へ要求することで、クラウドサーバ10から追加情報または修正情報を受信してもよい。また、制御装置550は、クラウドサーバ10がファームウェアアップデートで洗濯機500の機能をアップデートする際に、クラウドサーバ10から送信された追加情報または修正情報を受信してもよい。つまり、制御装置550は、追加情報または修正情報をクラウドサーバ10へ要求しなくても、クラウドサーバ10から追加情報または修正情報を受信してもよい。
なお、制御装置550は、運転情報に含まれる実行テーブルで示されるブロックを修正する場合、運転情報に対応するベースコースに応じてブロックの修正の制約に従った修正を行う。同様に、制御装置550は、運転情報に含まれるパラメータテーブルのパラメータを修正する場合、運転情報に対応するベースコースに応じてパラメータの修正の制約に従った修正を行う。ブロックの修正の制約及びパラメータの修正の制約は、例えば、図31に示されるように、ベースコースに応じて設定されていてもよい。
[効果など]
本実施の形態に係る洗濯機500によれば、クラウドサーバ10から受信した実行テーブルにより規定される第1の順番で、制御情報記憶部580に記憶されている複数のブロックの少なくとも一部のブロックに基づく運転を実行できる。このため、実行テーブルで規定される第1の順番を従来の順番とは異なる順番とするだけで、洗濯機500で実行される運転内容を容易に変更することができる。これにより、例えば、クラウドサーバ10が、ユーザに必要な効果が期待される、新たな運転内容となるような第1の順番が規定された実行テーブルを生成すれば、洗濯機500は、その実行テーブルを受信するだけで、上記の新たな運転内容を容易に実行することができる。また、洗濯機500は、第1の順番が規定される第2の情報を記憶しておくメモリ容量を確保するだけで、新たな運転内容の機能にアップデートすることができる。つまり、新たな運転内容を実現するための全データを取得しなくても、アップデートを実現することができ、アップデートに利用するメモリ容量を節約することができる。
例えば、洗濯機500は、スチームを放出する専用の機器を有していなくても、洗濯機500が既に有している機器を用いて、スチームを用いた布類処理(例えば、スチームしわとり)を実行することができる。例えば、制御装置550は、温水ヒータ543を用いて、温水ヒータ543が隠れるくらいの水量の水位となるように水槽502の水位を制御しつつ、温水ヒータ543の温度を制御して、洗濯槽503内を水蒸気で満たすことでスチームを用いた布類処理を実行させてもよい。このように、洗濯機500が実行することができる運転情報をアップデートすることで、従来にはない機能を洗濯機500に実行させることができる。
(他の実施の形態)
以上、本開示の1つまたは複数の態様に係るシステムについて、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、この実施の形態に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本開示の1つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
複数の機能ブロックで規定されたアプリケーションを実行することができる家庭用電化製品等に利用できる。
1 システム
2a、2b、2c、2d 施設
10 クラウドサーバ
11 プロセッサ
12 メモリ
20、20a、20b、20c、20d、20e、20f、20g、20h 装置
21 筐体
22 アクチュエータ
23 加熱器
24 制御部
30、30a、30b、30c、30d 端末
31 ディスプレイ
32 入力デバイス
100 シーケンスマネージャ
200 デバイスマネージャ
300、300a、300b、300c、300d、300e、300f、300g、300h デバイス
400、400a、400b、400c、400d UI
500 洗濯機
501 筐体
502 水槽
503 洗濯槽
504 洗濯モータ
505 ドア
506 ドアロック機構
507 振動センサ
511 給水弁
512 給水管
513 自動投入機
515 水位センサ
516 バスポンプ
517 風呂水配管
521 排水管
522 排水フィルタ
523 排水弁
524 循環ポンプ
525 循環用配管
531 吸気センサ
532 ヒートポンプ
533 ダクト
534 循環ファン
535 温風センサ
536 除菌装置
541 第1泡センサ
542 第2泡センサ
543 温水ヒータ
544 温水センサ
550 制御装置
560 操作パネル
570 通信部
580 制御情報記憶部
581 報知情報記憶部
590 スピーカ

Claims (13)

  1. シート類を含む処理対象物に対して物理的処理及び化学的処理の少なくとも一方を含む運転を行うシート類処理部と、
    それぞれが前記シート類処理部による運転を制御する制御情報に関する複数の第1の情報を記憶している制御情報記憶部と、
    前記複数の第1の情報のうちの少なくとも一部の第1の情報を実行する第1の順番に関する第2の情報を含む運転情報を外部機器から受信する通信部と、
    前記制御情報記憶部から、前記第2の情報で示される前記少なくとも一部の第1の情報を読み出して、読み出した前記少なくとも一部の第1の情報に基づく運転を、前記第2の情報により規定される前記第1の順番で、前記シート類処理部に実行させる制御装置と、を備える
    シート類処理装置。
  2. 前記制御情報記憶部は、前記シート類処理部により実行される運転を補正するための1以上の補正情報を記憶しており、
    前記1以上の補正情報の少なくとも1つは、第1識別情報と関連付けられており、
    前記運転情報は、前記第2の情報と、第1識別情報とを含み、
    前記制御装置は、前記運転情報に含まれる前記第1識別情報に関連付けられている前記少なくとも1つの補正情報を前記制御情報記憶部から読み出して、読み出した前記少なくとも1つの補正情報に基づいて、前記シート類処理部により実行される運転を補正する
    請求項1に記載のシート類処理装置。
  3. 前記制御情報記憶部は、前記1以上の補正情報を含む複数の補正情報を記憶しており、
    前記複数の補正情報のそれぞれは、前記第1識別情報を含む複数の第1識別情報のうちの1つと関連付けられている
    請求項2に記載のシート類処理装置。
  4. 前記複数の第1の情報は、互いに異なる運転の種類を示し、
    前記運転情報は、さらに、前記少なくとも一部の第1の情報のそれぞれに関連付けられた運転パラメータを含み、
    前記制御装置は、
    前記第2の情報で示される前記少なくとも一部の第1の情報を読み出して、読み出した前記少なくとも一部の第1の情報に基づく運転の運転内容を前記運転パラメータに基づいて決定し、
    決定した前記運転内容の運転を、前記第2の情報により規定される前記第1の順番で、前記シート類処理部に実行させる
    請求項1から3のいずれか1項に記載のシート類処理装置。
  5. さらに、
    前記運転情報に対応する報知情報を記憶している報知情報記憶部と、
    前記報知情報に基づいてユーザへの報知動作を行う報知部と、を備え、
    前記運転情報は、さらに、前記報知情報に関連付けられた第2識別情報を含み、
    前記制御装置は、前記運転情報に含まれる前記第2識別情報に関連付けられている前記報知情報を前記報知情報記憶部から読み出して、読み出した前記報知情報に基づいて、前記報知部に報知動作を実行させる
    請求項1から4のいずれか1項に記載のシート類処理装置。
  6. 前記通信部は、さらに、前記制御情報記憶部に記憶されている前記複数の第1の情報とは異なる新たな第1の情報を含む追加情報、及び、前記制御情報記憶部に記憶されている前記複数の第1の情報の少なくとも1つを修正する修正情報の少なくとも1つを受信し、
    前記制御装置は、前記追加情報に基づいて前記新たな第1の情報を前記制御情報記憶部に記憶させる、及び、前記修正情報に基づいて前記複数の第1の情報の少なくとも1つの修正する、の少なくとも1つを実行する
    請求項1から5のいずれか1項に記載のシート類処理装置。
  7. さらに、
    前記シート類処理部の運転状態を検出する検出部を備え、
    前記制御装置は、前記少なくとも一部の第1の情報のうちの1つに基づく第1の運転の実行中における前記検出部による検出結果が所定の条件を満たす場合、前記第1の運転が終了すると、第2の運転とは異なる第3の運転を前記シート類処理部に実行させ、
    前記第1の順番では、前記第2の運転が前記第1の運転の次の運転であることが示されている
    請求項1から6のいずれか1項に記載のシート類処理装置。
  8. 前記第3の運転は、前記第2の情報で示される前記少なくとも一部の第1の情報のうちの他の1つに基づく運転である
    請求項7に記載のシート類処理装置。
  9. 前記第3の運転は、前記第2の情報で示される前記少なくとも一部の第1の情報に基づく1以上の運転とは異なる運転である
    請求項7に記載のシート類処理装置。
  10. 前記制御装置は、前記第3の運転が終了すると、前記第2の運転を前記シート類処理部に実行させる
    請求項9に記載のシート類処理装置。
  11. さらに、
    前記シート類処理部の運転状態を検出する検出部を備え、
    前記制御装置は、
    前記シート類処理部が、前記少なくとも一部の第1の情報のうちの1つに基づく第1の運転を一時停止した場合、次に前記シート類処理部が運転を再開するときに、前記検出部による検出結果に応じて、前記複数の第1の情報のうちの少なくとも他の一部の第1の情報を実行する第2の順番に関する第4の情報を生成し、
    生成した前記第4の情報で示される前記少なくとも他の一部の第1の情報を読み出して、読み出した前記少なくとも他の一部の第1の情報に基づく運転を、前記第4の情報により規定される前記第2の順番で、前記シート類処理部に実行させる
    請求項1から6のいずれか1項に記載のシート類処理装置。
  12. シート類処理装置において実行される制御方法であって、
    シート類を含む処理対象物に対して物理的処理及び化学的処理の少なくとも一方を含む運転を行い、
    前記シート類処理装置が備える制御情報記憶部に記憶されている複数の第1の情報であって、それぞれが前記運転を制御する制御情報に関する複数の第1の情報のうちの少なくとも一部の第1の情報を実行する第1の順番に関する第2の情報を含む運転情報を外部機器から受信し、
    前記制御情報記憶部から、前記第2の情報で示される前記少なくとも一部の第1の情報を読み出し、
    読み出した前記少なくとも一部の第1の情報に基づく運転を、前記第2の情報により規定される前記第1の順番で、実行する
    制御方法。
  13. 端末と、外部機器と、前記外部機器と通信可能なシート類処理装置とを備える制御システムであって、
    前記端末は、ユーザからの所定の入力を受け付けて、前記シート類処理装置へ運転情報取得要求を送信し、
    前記シート類処理装置は、
    シート類を含む処理対象物に対して物理的処理及び化学的処理の少なくとも一方を含む運転を行うシート類処理部と、
    それぞれが前記シート類処理部による運転を制御する制御情報に関する複数の第1の情報を記憶している制御情報記憶部と、
    前記運転情報取得要求に基づく運転情報要求を前記外部機器へ送信することで、前記複数の第1の情報のうちの少なくとも一部の第1の情報を実行する第1の順番に関する第2の情報を含む運転情報を前記外部機器から受信する通信部と、
    前記制御情報記憶部から、前記第2の情報で示される前記少なくとも一部の第1の情報を読み出して、読み出した前記少なくとも一部の第1の情報に基づく運転を、前記第2の情報により規定される前記第1の順番で、前記シート類処理部に実行させる制御装置と、を備える
    制御システム。
JP2021204039A 2021-12-16 2021-12-16 シート類処理装置、制御方法、及び、制御システム Pending JP2023089508A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021204039A JP2023089508A (ja) 2021-12-16 2021-12-16 シート類処理装置、制御方法、及び、制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021204039A JP2023089508A (ja) 2021-12-16 2021-12-16 シート類処理装置、制御方法、及び、制御システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023089508A true JP2023089508A (ja) 2023-06-28

Family

ID=86936236

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021204039A Pending JP2023089508A (ja) 2021-12-16 2021-12-16 シート類処理装置、制御方法、及び、制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023089508A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3572574B1 (en) Artificial intelligence washing machine providing automatic washing course based on vision
US10745841B2 (en) Systems and methods for controlling an appliance using another appliance communicatively coupled thereto
JP2024026402A (ja) 情報処理方法、及び、情報処理装置
US11377780B2 (en) Method to control operation of a laundry dryer
JP2023089508A (ja) シート類処理装置、制御方法、及び、制御システム
US20230323581A1 (en) Drive apparatus, drive method, and recording medium
US20230324867A1 (en) Drive apparatus, drive method, and recording medium
US20230315423A1 (en) Household appliances update management
US20200106635A1 (en) Remote operation of appliance over wired connection
CN115698969A (zh) 信息处理方法以及信息处理装置
JP7390606B2 (ja) 洗濯機、及び、制御システム
JP7486075B2 (ja) 洗濯機、制御方法、及び、制御システム
WO2021256430A1 (ja) 洗濯機、制御方法、及び、制御システム
EP4332291A1 (en) Method and system for preparing and performing a laundry drying cycle
WO2022137615A1 (ja) 駆動装置、駆動方法、及び、プログラム
WO2021256497A1 (ja) アクチュエータ及び/又は加熱器を備える装置並びにその装置を制御する方法
KR102369592B1 (ko) 비젼 기반으로 부하를 인식하고 자동코스를 제공하는 인공지능 세탁기
US20230114475A1 (en) Household appliance with personalized features
CN115720656A (zh) 信息处理方法以及信息处理装置
WO2021256494A1 (ja) アクチュエータ及び/又は加熱器を備える装置並びにその装置を制御する方法
US20230088560A1 (en) Apparatus including actuator and/or heater and method for controlling said apparatus
KR20210104394A (ko) 의류처리장치
KR20210104393A (ko) 의류처리장치
CN115917518A (zh) 信息处理方法以及信息处理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240222