JP2023088701A - 情報処理装置、制御方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】必要なタイミングで患者情報を取得できるようにする。【解決手段】患者側の情報処理装置と通信可能に接続される医師側の情報処理装置であって、患者から取得する患者情報及び前記患者情報を取得する取得条件を設定する設定手段と、前記設定手段により設定された前記患者情報及び前記取得条件を前記患者側の情報処理装置に送信する送信手段と、前記患者側の情報処理装置おいて取得した患者情報を前記患者側の情報処理装置から受信する受信手段と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、遠隔診療を支援するシステムに関する。
従来の遠隔診療システムでは、触診・打診等ができないため、正しい診断ができないことが想定される。そのため、例えば、患者のスマートフォンやタブレットと無線通信して測定結果を医師のPCに送信する体温計、聴診器等の検査キットが市販されている。また、特許文献1には、患者の問診結果に基づいて必要な生体情報を患者に測定させる技術が記載されている。
特開2008-154662号公報
医師は、患者の症状が変化した場合や患者に影響を与える環境が変化した場合に患者情報を取得したいと考えられる。この場合、医師が患者の症状等に応じて患者情報を取得するための適切な条件を指定し、指定された条件を満たす場合に患者情報を取得することができれば、必要なタイミングで患者情報を取得することができる。
しかしながら、従来は、医師が患者情報を取得するための適切な条件を指定することができない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的は、必要なタイミングで患者情報を取得することができる技術を実現することである。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、患者側の情報処理装置と通信可能に接続される医師側の情報処理装置であって、患者から取得する患者情報及び前記患者情報を取得する取得条件を設定する設定手段と、前記設定手段により設定された前記患者情報及び前記取得条件を前記患者側の情報処理装置に送信する送信手段と、前記患者側の情報処理装置おいて取得した患者情報を前記患者側の情報処理装置から受信する受信手段と、を有する。
また、本発明は、医師側の情報処理装置と通信可能に接続される患者側の情報処理装置であって、患者から取得する患者情報及び前記患者情報を取得する取得条件を前記医師側の情報処理装置から受信する受信手段と、前記取得条件を満たしているか否かを判定する判定手段と、前記取得条件を満たした場合に、必要に応じて前記患者情報を取得するための指示を患者に行い、前記患者情報を取得する取得手段と、を有する。
本発明によれば、必要なタイミングで患者情報を取得することができるようになる。
実施形態1のシステム構成図。 実施形態1の装置構成を示すブロック図。 実施形態1のシステムにおいて提供されるUIを例示する図。 実施形態1のシステムにおける医師側情報処理装置と患者側情報処理装置の動作を示すフローチャート。 実施形態2のシステム構成図。 実施形態2のシステムにおいて提供されるUIを例示する図。 実施形態2のシステムにおける患者側情報処理装置の動作を示すフローチャート。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
[実施形態1]以下、本発明を、医師側の情報処理装置と患者側の情報処理装置とがネットワークを介して通信可能に接続された遠隔診療(オンライン診療)を支援するシステムに適用した実施形態について説明する。
<システム構成>先ず、図1を参照して、本実施形態のシステム構成について説明する。
本実施形態のシステム(以下、遠隔診療システム)は、病院等の医療施設で医師が使用する医師側情報処理装置と、家庭や介護施設等の居住施設で患者が使用する患者側情報処理装置とがインターネット等のネットワークを介して通信可能に接続され、情報処理装置で動作するアプリケーションの機能を用いて音声やチャットによりコミュニケーションを取ることが可能である。
また、本実施形態の遠隔診療システムは、医師側の画像を生成する医師側撮影装置と患者側の画像を撮影する患者側撮影装置とを備え、医師側情報処理装置と患者側情報処理装置がネットワークを介して医師側の画像と患者側の画像を送受信することでコミュニケーションをより円滑に行える。
なお、本実施形態の遠隔診療システムは、医師側撮影装置と患者側撮影装置が画像を生成し、医師側情報処理装置と患者側情報処理装置が画像を配信する構成の例を説明するが、これに限られるものではない。例えば、医師側情報処理装置と患者側情報処理装置が撮影装置の機能を備えていてもよい。通信形態は有線と無線のどちらであってもよい。また、ネットワークは、医療施設と居住施設とを接続する例を説明するが、医療施設の内部に閉じたイントラネットであってもよい。
図1に示すように、本実施形態の遠隔診療システム100は、医師側情報処理装置101、医師側撮影装置102、患者側情報処理装置103、患者側撮影装置104を含み、医師側情報処理装置101と患者側情報処理装置103とがネットワーク105を介して通信可能に接続されている。
医師側情報処理装置101は、例えば、デスクトップ型又はノートブック型のPC(パーソナルコンピュータ)、タブレットPCである。患者側情報処理装置103は、例えば、デスクトップ型又はノートブック側のPC(パーソナルコンピュータ)、タブレットPC、スティックPC、スマートフォンである。医師側及び患者側の撮影装置102、104は、例えば、Webカメラ、コンパクトカメラ、スマートフォンである。ネットワーク105は、例えば、インターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、あるいは、4Gや5G等の公衆無線通信ネットワークである。医師側情報処理装置101と患者側情報処理装置103の通信方式は、例えば、例えば、P2P(Peer to Peer)型の通信方式であり、有線又は無線により通信を行う。医師側情報処理装置101と医師側撮影装置102の通信方式は、無線LAN、赤外線通信、Bluetooth(登録商標)、WirelessUSB等の無線通信方式、4Gや5G等の公衆無線通信方式、あるいは、USBケーブルやHDMI(登録商標)、IEEE1394等の有線通信方式である。患者側情報処理装置103と患者側撮影装置104の通信方式は、無線LAN、赤外線通信、Bluetooth(登録商標)、WirelessUSB等の無線通信方式、4Gや5G等の公衆無線通信方式、あるいは、USBケーブルやHDMI(登録商標)、IEEE1394等の有線通信方式である。
医師側情報処理装置101は、医師側のデータをネットワーク105を介して患者側情報処理装置103に送信する。医師側撮影装置102は、医師側のライブビューその他の動画や静止画を含む画像データを生成し、医師側情報処理装置101に送信する。また、医師側情報処理装置101は、ネットワーク105を介して患者側情報処理装置103から患者側のデータを受信する。
医師側のデータは、例えば、医師側情報処理装置101で生成された文字や音声等のデータ、医師側撮影装置102で生成された画像データである。
患者側情報処理装置103は、患者側のデータをネットワーク105を介して医師側情報処理装置101に送信する。患者側撮影装置104は、患者側のライブビューその他の動画や静止画を含む画像データを生成し、患者側情報処理装置103に送信する。また、患者側情報処理装置103は、ネットワーク105を介して医師側情報処理装置101から医師側のデータを受信する。
患者側のデータは、例えば、患者側情報処理装置103で生成された文字や音声等のデータ、患者側撮影装置104で生成された画像データである。
上記の構成により、医師と患者が相互にデータを送受信することで遠隔診療を行える。
本実施形態の遠隔診療補助システムはさらに、少なくとも1つの第1の患者情報取得装置106及び第2の患者情報取得装置107が設けられている。患者情報取得装置106、107は、患者側情報処理装置103に通信可能に接続される。患者側情報処理装置103と患者情報取得装置106、107の通信方式は、無線LAN、赤外線通信、Bluetooth(登録商標)、WirelessUSB等の無線通信方式、4Gや5G等の公衆無線通信方式、あるいは、USBケーブルやHDMI(登録商標)、IEEE1394等の有線通信方式である。
第1の患者情報取得装置106は、第1の患者情報を取得するための、カメラ、マイク、鼻鏡・耳鏡、ダーモスコピー、サーモグラフィ、聴診器、体温計もしくは深部体温センサ、血圧計、パルスオキシメータ、超音波検査装置、心電計、botやAI(人工知能)による問診装置等である。第1の患者情報は、患者の問診結果、患者又は患部の画像、患者の生体情報の少なくともいずれかである。
なお、患者情報を取得する方法は、例えば、第1の患者情報取得装置106に表示される検査結果を患者側情報処理装置103や患者側撮影装置104によって読み取る方法や、第1の患者情報取得装置106が検査結果を音声で読み上げ、患者側情報処理装置103や患者側撮影装置104のマイク等によって取得する方法でもよい。
また、第1の患者情報取得装置106は、患者側情報処理装置103又は患者側撮影装置104に備えられていてもよい。
第2の患者情報取得装置107は、第2の患者情報を取得するための、患者が携帯するウェアラブル端末やスマートフォン、患者に装着されている血圧計や患者の体内に埋め込まれているペースメーカ等の医療器具、あるいは、患者が入居している施設の共用空間に設けられている監視カメラ等である。これらの機器は患者の歩数、移動距離、起床/就寝時刻、脈拍、体温、医療器具による測定値、監視カメラが撮影した患者の行動(歩行時のふらつき等)、第2の患者情報を平時より継続して取得するために使用される。第2の患者情報は、第1の患者情報を除く、患者の症状の変化を示す情報である。第2の患者情報は、例えば、時刻、天候、気圧、バイタル(脈拍、体温)、起床時刻、入眠時刻、所定以上の歩数、ペースメーカ等が異常を検出した状態、施設内のカメラやマイク等が患者の行動に異常を検出した状態である。
なお、患者側情報処理装置103がスマートフォン等の携帯機器である場合、第1の患者情報取得装置106や第2の患者情報取得装置107は患者側情報処理装置103に備えられていてもよい。
第1の患者情報は、患者側情報処理装置103から医師側情報処理装置101に送信され、医師は、患者側情報処理装置103から取得した第1の患者情報を参照して診療を行うことができる。

<装置構成>次に、図2を参照して、本実施形態の遠隔診療システムを構成する情報処理装置及び撮影装置の構成について説明する。
図2に示すように、医師側情報処理装置101、患者側情報処理装置103、医師側撮影装置102及び患者側撮影装置104は、表示部201、VRAM202、BMU203、キーボード204、PD205、CPU206、ROM207、RAM208、HDD209、メモリI/F210、マイク211、スピーカ212、通信I/F213及びバス214を有する。
表示部201には、例えば、ライブビューその他の画像、アイコン、メッセージ、メニューその他のユーザインタフェース情報が表示される。
VRAM202は、表示部201に表示するためのデータが描画されるビデオメモリである。VRAM202に生成されたデータは、所定の規定に従って表示部201に転送され、これにより表示部201に画像が表示される。
BMU(ビットムーブユニット)203は、例えば、メモリ間(例えば、VRAM202と他のメモリとの間)のデータ転送や、メモリと各I/Oデバイス(例えば、通信I/F213)との間のデータ転送を制御する回路である。
キーボード204は、文字等を入力するための各種キーを有する操作部である。
PD(ポインティングデバイス)205は、例えば、表示部201に表示されたアイコン、メニューその他のコンテンツを指示又はオブジェクトのドラッグ&ドロップのために使用される。
CPU206は、ROM207やHDD209に格納されたOS(オペレーティングシステム)や制御プログラム(アプリケーション)に基づいて、各デバイスを制御する制御部である。
ROM207は、CPU206が実行する制御プログラムやデータを保存する不揮発性メモリである。
RAM208は、CPU206のワーク領域、エラー処理時のデータの退避領域、制御プログラムのロード領域等を有するワークメモリである。
HDD209は、CPU206が実行する制御プログラムやコンテンツ、データを格納する補助記憶装置である。
メモリI/F(インターフェース)210は、メモリカード等の外部記憶媒体に対するデータの読み出しや書き込み制御するメモリ制御部である。
音声入力部211は、装置に内蔵された、又は、音声入力端子を介して接続された1つ又は複数のマイクであり、装置の周辺の音(音声)を集音した音声信号を生成する。
音声出力部212は、装置に内蔵された、又は、音声出力端子を介して接続された1つ又は複数のスピーカであり、医師側及び患者側の音声を発出したり、装置の動作状態や指示等に応じて電子音等の音声を鳴動したりする。
通信I/F213は、通信相手の情報処理装置、撮影装置、患者情報取得装置、後述する環境情報提供装置等の外部装置と通信を行う通信部である。また、外部装置がスマートフォン等の通信機器である場合、通信I/F213は、4Gや5G等の公衆無線通信を行うことができる。
バス214は、アドレスバス、データバス及びコントロールバスを含む。
CPU206が実行する制御プログラムの提供は、ROM207、HDD209、メモリカードから行うこともできるし、通信I/F213を介して接続された外部装置等から行うこともできる。
制御プログラムは、CPU206が実行する基本的なソフトウェアであるOS(オペレーティングシステム)や、このOSと協働して応用的な機能を実現するアプリケーションを含む。アプリケーションは、本実施形態の医師側情報処理装置101や患者側情報処理装置103が後述するフローチャートの処理を実行するためのアプリケーションを含む。
本実施形態のフローチャートの処理は、アプリケーションにより提供されるソフトウェアを読み込むことにより実現される。なお、アプリケーションは医師側情報処理装置101や患者側情報処理装置103にインストールされたOSの基本的な機能を利用するためのソフトウェアを有しているものとする。なお、医師側情報処理装置101や患者側情報処理装置103のOSが本実施形態における処理を実現するためのソフトウェアを有していてもよい。
<UIの説明>次に、図3を参照して、本実施形態の遠隔診療システムにおいて医師側情報処理装置101及び患者側情報処理装置103により提供されるUIについて説明する。
図3(A)は、医師側情報処理装置101により提供される医師側UI300を例示している。医師側UI300は医師が取得したい第1の患者情報、第1の患者情報の取得条件として関連付けられた第2の患者情報、第2の患者情報の閾値及び動作指示が設定できる。
表示領域301には、医師が取得したい第1の患者情報の一覧が選択可能に表示される。
表示領域302には、第1の患者情報の取得条件である第2の患者情報の一覧が選択可能に表示される。
表示領域303は、第1の患者情報の取得条件である第2の患者情報の閾値を入力するためのテキストボックスである。
図3(A)の例では、第1の患者情報として患者の喉の写真、第2の患者情報として患者の体温、閾値として患者の体温が37.3度以上に設定されている。なお、本実施形態では説明の容易化のため、第2の患者情報が閾値以上であることを第1の患者情報の取得条件としているが、これに限らず、例えば、AIによる機械学習を用いて患者の画像を解析し、危険の兆候があると判定されたことを条件としてもよい。
タブ304には、医師が設定した第1の患者情報、第2の患者情報、閾値及び動作指示からなる条件ごとに分類されたタブの一覧が選択可能に表示される。
スクロールバー305は、UI画面をスクロールするために使用される。図3(B)は、医師がスクロールバー305により図3(A)のUI画面をスクロールしたときのUI画面を例示している。
表示領域306には、第1の患者情報を取得するときに患者に指示する動作の一覧が選択可能に表示される。動作指示は、第1の患者情報を取得するときに必要な患者の動作であり、医師は、表示領域306に一覧表示された動作指示から必要な動作を選択可能である。
なお、患者の年齢や性別や症例等の固有情報ごとに、第1の患者情報、第2の患者情報、閾値及び動作指示を予め医師側情報処理装置101に保存しておき、医師が入力した患者の年齢、性別、症例等の固有情報や、電子カルテシステム等から取得した患者の年齢、性別、症例等の固有情報に基づいて第1の患者情報、第2の患者情報、閾値及び動作指示の少なくともいずれかをUIに自動的に入力した状態で提示するようにしてもよい。これにより、医師は患者情報等を入力せずに、UIに表示されている患者情報等を確認して必要に応じて修正するだけで済み、条件の設定が効率的に行えるようになる。
図3(C)は、患者側情報処理装置103により提供される患者側UI350を例示している。患者側UI350には医師が設定した第1の患者情報を取得するときに必要な動作指示や操作説明が表示される。図3(C)の例では、医師が図3(A)の医師側UI300で設定した、第1の患者情報、第2の患者情報、閾値及び動作指示に従い、第2の患者情報取得装置107により取得した第2の患者情報としての患者の体温が37.3度以上となった時点で、患者に対して喉撮影用カメラを使用して喉の写真を撮影するようなメッセージと動画が視聴可能に表示されている。なお、患者に注意喚起するために、患者が所持するスマートフォンを用いて指示してもよいし、患者側情報処理装置103の音声出力部212からの音声を用いて指示してもよい。
第1の患者情報を取得するために第1の患者情報取得装置106を起動させることが必要である場合、患者側情報処理装置103は患者に対して第1の患者情報取得装置106の電源の投入や患者側情報処理装置103との接続、患者の身体への装着等を指示する。図3(C)の例では、患者側情報処理装置103は、第1の患者情報取得装置106として喉撮影用カメラを使用して撮影することを指示している。また、患者が第1の患者情報を取得している様子を動画で撮影する場合は、患者が患者側撮影装置104の視野範囲に入るように指示する。さらに、第1の患者情報を取得する際に図3(B)の表示領域306において医師が設定した動作指示に従い、患者が動作を行うように患者に指示する。これにより、医師が患者に直接指示を行わなくても、患者が医療機器等を正しく使用して、第1の患者情報を適切に取得できるようになる。
<動作フロー>次に、図4を参照して、本実施形態の遠隔診療システムの動作について説明する。
なお、以下では、医師側情報処理装置101又は患者側情報処理装置103を処理の主体として説明するが、実際には医師側情報処理装置101又は患者側情報処理装置103のCPU206が記憶部に格納されている遠隔診療アプリケーション(又はアプリケーションの機能、あるいはOSやOSのサービス等)のプログラムを実行することで実現される。後述する図7も同様である。なお、記憶部は、ROM207、HDD209、メモリカード、通信I/F213を介して接続された外部装置等を含む。
図4(A)は、医師側情報処理装置101の動作を示すフローチャートである。
S401では、医師側情報処理装置101は、図3(A)の医師側UI300において医師による第1の患者情報の設定操作を受け付ける。
S402では、医師側情報処理装置101は、図3(A)の医師側UI300において医師による第2の患者情報、閾値及び動作指示の設定操作を受け付ける。
S403では、医師側情報処理装置101は、S401及びS402で設定された第1の患者情報、第2の患者情報、閾値及び動作指示を情報取得要求として通信I/F213を介して患者側情報処理装置103に送信する。
図4(B)は、患者側情報処理装置103の動作を示すフローチャートである。
S411では、患者側情報処理装置103は、通信I/F213を介して医師側情報処理装置101から情報取得要求を受信したか否かを判定し、受信したと判定した場合は処理をS412に進め、受信していないと判定した場合は処理をS413に進める。
S412では、患者側情報処理装置103は、医師側情報処理装置101から受信した、第1の患者情報、第2の患者情報、閾値及び動作指示を記憶部に保存する。
S413では、患者側情報処理装置103は、S411で受信した情報取得要求に基づいて、第2の患者情報取得装置107から第2の患者情報を取得する。
S414では、患者側情報処理装置103は、S413で取得した第2の患者情報が、S412で保存した閾値を満たしているか否かを判定し、満たしていると判定した場合は処理をS415に進め、満たしていないと判定した場合は処理をS411に戻す。
S415では、患者側情報処理装置103は、S412で保存した動作指示に基づいて、図3(C)に示すように患者に第1の患者情報を取得するために必要な動作の指示を行う。
S416では、患者側情報処理装置103は、S415で患者に行った指示に対して、患者が指示に従っているか否かを判定し、患者が指示に従っていると判定した場合は処理をS417に進め、患者が指示に従っていないと判定した場合は処理をS415に戻す。患者側情報処理装置103は、例えば、S415において患者に対して第1の患者情報取得装置106の接続を指示した場合には、第1の患者情報取得装置106との通信を試み、正しく接続されていることを確認する。あるいは、患者側情報処理装置103は、患者側撮影装置104により患者を撮影して、第1の患者情報取得装置106が患者の身体の正しい位置に装着していることを確認したり、患者の呼吸音から深呼吸等の動作を指示通りに行っていることを確認したりする。これにより、第1の患者情報を適切に取得することができる。さらに、患者の画像と音声の少なくともいずれかをHDD209に保存しておき、医師側情報処理装置101に送信して、患者が指示に従っていることを医師が確認できるようにしてもよい。これにより、第1の患者情報が適切に取得されたか否かを医師が容易に判断できるようになる。
S417では、患者側情報処理装置103は、S411で受信した情報取得要求に基づいて、第1の患者情報取得装置106から第1の患者情報を取得し記憶部に保存する。この場合、S414において第2の患者情報が閾値を満たした時刻あるいはS415において患者に指示を行った時刻と、第1の患者情報を取得した時刻とを関連付けて記憶部に保存したり、これらの時刻の差を保存したりしてもよい。これにより、医師は、患者に特定の症状が現れた時刻と第1の患者情報を取得した時刻とを比較し、第1の患者情報が適切な時間に取得したものであるかを判断できる。
S418では、患者側情報処理装置103は、S417における第1の患者情報の取得が完了したか否かを判定し、完了したと判定した場合は処理をS419に進め、完了していないと判定した場合は処理をS415も戻す。患者側情報処理装置103は、例えば、複数の第1の患者情報を取得する場合は、1つの第1の患者情報を取得した後、さらに他の第1の患者情報を取得する必要があるか否かを判定する。
S419では、患者側情報処理装置103は、S417で取得した第1の患者情報を通信I/F213を介して医師側情報処理装置101に送信する。これにより、医師が診察時間前や診察中に第1の患者情報を参照して診療を行うことができる。なお、S416で患者の画像を撮影している場合や、S417で患者に指示した時刻と第1の者情報を取得した時刻を保存している場合は、これらの画像や時刻を医師側情報処理装置101に送信してもよい。また、図3(A)の医師側UI300において第1の患者情報の送信タイミングを設定可能とし、患者側情報処理装置103が、S411において医師側情報処理装置101から受信した第1の患者情報の送信タイミングに従ってS419において第1の患者情報等を送信するようにしてもよい。これにより、第1の患者情報の内容によって緊急の対応が必要になる場合は第1の患者情報を取得した後速やかに送信し、緊急の対応が必要ではない場合は診察時間前にまとめて送信するようにすることができ、重要な情報を至急送信することと通信回数を減らすことの両立が可能になる。
図4(C)は、医師側情報処理装置101の動作を示すフローチャートである。
S421では、医師側情報処理装置101は、通信I/F213を介して患者側情報処理装置103から第1の患者情報を受信する。
S422では、医師側情報処理装置101は、患者側情報処理装置103から受信した第1の患者情報を記憶部に保存する。
以上のように、本実施形態によれば、患者の症状が変化したことにより患者情報を取得したい場合において、医師が指定した取得条件になったことを患者側情報処理装置103が判定し、必要に応じて患者に指示して患者情報を取得することができる。これにより、医師は、必要なタイミングで患者情報を取得することができるようになる。
[実施形態2]
実施形態1では、第1の患者情報の取得条件として第2の患者情報が閾値を満たしているか否かを判定していた。これに対して、実施形態2では、第1の患者情報の取得条件として患者に影響を与える環境の変化を示す情報を判定する例について説明する。
図5は、実施形態2のシステム構成図であり、図1と同じ構成には同一の符号を付して説明を省略する。また、実施形態2の医師側情報処理装置101、医師側撮影装置102、患者側情報処理装置103、患者側撮影装置104、ネットワーク105及び第1の患者情報取得装置106の構成は実施形態1と同様であるので説明を省略する。
本実施形態の遠隔診療システム500は、第2の患者情報取得装置107に代えて、環境情報提供装置501が設けられている。環境情報提供装置501は、患者に影響を与える環境情報を提供するサイト等のサーバである。患者側情報処理装置103と環境情報提供装置501の通信方式は、例えば、クライアント・サーバ型の通信方式であり、有線又は無線により通信を行う。
環境情報は、例えば、天候・気温・気圧等の天候情報、花粉飛散情報、PM2.5(微小粒子状物質)分布情報である。患者側情報処理装置103は、環境情報提供装置501にアクセスして環境情報を取得する。環境情報提供装置501は、提供する環境情報ごとに複数存在してもよい。
図6は、実施形態2の遠隔診療システムにおける医師側情報処理装置101のUIを例示している。図6のUI600において、図3と同じ構成には同一の符号を付して説明を省略する。
表示領域601には、第1の患者情報の取得条件として環境情報の一覧が選択可能に表示される。実施形態1と同様に、患者の年齢、性別や症例等の基本情報ごとに、第1の患者情報、環境情報を予め医師側情報処理装置101に保存しておき、医師が入力した患者の年齢、性別、症例等の基本情報や、電子カルテシステム等から取得した患者の年齢、性別、症例等の基本情報に基づいて、第1の患者情報、環境情報、閾値及び動作指示の少なくともいずれかをUIに自動的に入力した状態で提示するようにしてもよい。これにより、医師は患者情報等を入力せずに、UIに表示されている患者情報等を確認でき必要に応じて修正するだけで済み、条件の設定が効率的に行えるようになる。
図7は、実施形態2の遠隔診療システムにおける患者側情報処理装置103の動作を示すフローチャートである。
なお、医師側情報処理装置101の動作は実施形態1の図4(A)、(B)と同様であるため説明を省略する。また、図7において、図4(B)と同じ処理には同一のステッブ番号を付して説明を省略する。
S701では、患者側情報処理装置103は、通信I/F213を介して環境情報提供装置501から環境情報を取得する。
S702では、患者側情報処理装置103、S701で取得した環境情報が、S412で保存した閾値を満たしているか否かを判定し、満たしていると判定した場合は処理をS415に進め、満たしていないと判定した場合は処理をS411に戻す。
以上のように、本実施形態によれば、患者に影響を与える環境が変化したことにより患者情報を取得したい場合において、医師が指定した取得条件になったことを患者側情報処理装置103が判定し、必要に応じて患者に指示して患者情報を取得することができる。これにより、医師は、必要なタイミングで患者情報を取得することができるようになる。
[他の実施形態]
本発明は、各実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワークや記憶媒体を介してシステムや装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータの1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行する処理でも実現可能である。また、本発明は、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
101…医師側情報処理装置、102…医師側撮影装置、103…患者側情報処理装置、104…患者側撮影装置、105…ネットワーク

Claims (22)

  1. 患者側の情報処理装置と通信可能に接続される医師側の情報処理装置であって、
    患者から取得する患者情報及び前記患者情報を取得する取得条件を設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された前記患者情報及び前記取得条件を前記患者側の情報処理装置に送信する送信手段と、
    前記患者側の情報処理装置おいて取得した患者情報を前記患者側の情報処理装置から受信する受信手段と、を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記取得条件は、患者の症状の変化を示す情報であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記取得条件は、患者に影響を与える環境の変化を示す情報であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記患者情報は、患者の問診結果、患者又は患部の画像、患者の生体情報の少なくともいずれかであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記設定手段は、患者の固有情報に基づいて前記患者情報及び前記取得条件の少なくともいずれかを提示することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記設定手段は、前記患者側の情報処理装置から前記患者情報を受信するタイミングを設定可能であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 医師側の情報処理装置と通信可能に接続される患者側の情報処理装置であって、
    患者から取得する患者情報及び前記患者情報を取得する取得条件を前記医師側の情報処理装置から受信する受信手段と、
    前記取得条件を満たした場合に、必要に応じて前記患者情報を取得するための指示を患者に行い、前記患者情報を取得する取得手段と、を有することを特徴とする情報処理装置。
  8. 前記取得条件は、患者の症状の変化を示す情報であることを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記取得条件は、患者に影響を与える環境の変化を示す情報であることを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  10. 前記患者情報は、患者の問診結果、患者又は患部の画像、患者の生体情報の少なくともいずれかであることを特徴とする請求項7から9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記取得手段は、前記患者側の情報処理装置に通信可能に接続された前記患者情報を取得する機器から前記患者情報及び前記取得条件を取得することを特徴とする請求項7から10のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  12. 前記取得手段は、前記患者情報を取得するために患者に必要な動作の指示及び機器の操作の指示の少なくともいずれかを行うことを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 患者が指示に従っているか否かを判定する判定手段を有し、
    前記指示に従っていると判定された場合に、前記取得手段は、前記患者情報を取得することを特徴とする請求項12に記載の情報処理装置。
  14. 前記取得手段は、前記患者情報を取得するときの患者を撮影した画像及び患者の音声の少なくともいずれかに基づいて前記指示に従っているか否かを判定することを特徴とする請求項13に記載の情報処理装置。
  15. 前記取得手段は、前記患者情報を取得した時刻と前記取得条件を満たした時刻とを記憶部に保存することを特徴とする請求項7から14のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  16. 前記取得手段は、前記指示を行った時刻と前記患者情報を取得した時刻とを記憶部に保存することを特徴とする請求項12から14のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  17. 前記患者情報を前記医師側の情報処理装置に送信する送信手段を有することを特徴とする請求項7から14のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  18. 前記送信手段は、前記患者情報と、前記取得手段が前記患者情報を取得するときの患者の画像及び音声の少なくともいずれかと、を送信することを特徴とする請求項17に記載の情報処理装置。
  19. 前記送信手段は、前記医師側の情報処理装置により設定されたタイミングに基づいて前記患者情報を送信することを特徴とする請求項17又は18に記載の情報処理装置。
  20. 患者側の情報処理装置と通信可能に接続される医師側の情報処理装置の制御方法であって、
    患者から取得する患者情報及び前記患者情報を取得する取得条件を設定するステップと、
    設定された前記患者情報及び前記取得条件を前記患者側の情報処理装置に送信するステップと、
    前記患者側の情報処理装置おいて取得した患者情報を前記患者側の情報処理装置から受信するステップと、を有することを特徴とする方法。
  21. 医師側の情報処理装置と通信可能に接続される患者側の情報処理装置の制御方法であって、
    患者から取得する患者情報及び前記患者情報を取得する取得条件を前記医師側の情報処理装置から受信するステップと、
    前記取得条件を満たした場合に、必要に応じて前記患者情報を取得するための指示を患者に行い、前記患者情報を取得するステップと、を有することを特徴とする方法。
  22. コンピュータを、請求項1から19のいずれか1項に記載された情報処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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