JP2023088101A - Temporary weathering structure for balcony - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、バルコニーの仮雨仕舞構造に関する。 TECHNICAL FIELD The present invention relates to a balcony rain shower structure.
住宅などの建物には、バルコニーが取付けられている(例えば、特許文献1参照)。 Buildings such as houses are equipped with balconies (see, for example, Patent Document 1).
バルコニーは、床部と、床部の建物に接しない辺に取付けられた手摺部とを有するものとされる。 The balcony has a floor and handrails attached to the sides of the floor that do not touch the building.
工場でバルコニーを完成に近い状態にまで製造して建築現場へ搬送し、建築現場で建物にそのまま一気に取付けることが行われている。 Balconies are manufactured in a factory to a state close to completion, transported to a construction site, and then attached directly to the building at the construction site.
この場合、バルコニーは、完成状態にしても良いが、完成状態にすると、例えば、搬送や吊上げのための吊具を取付けたり、建物への取付の際に建物側の防水構造とバルコニー側の防水構造とを繋いだりするのに、少なくともバルコニーの一部を分解しなければならなくなる。そこで、このようなバルコニーの一部を分解する手間をなくすために、バルコニーの、少なくとも建物と最も近接する部分を、意図的に完成の一歩手前の未完成状態にしている。 In this case, the balcony may be in a completed state, but when it is in a completed state, for example, a hanging tool for transportation or lifting may be attached, or when the building is attached to the building, the waterproof structure on the building side and the waterproof structure on the balcony side may be separated. At least part of the balcony would have to be dismantled to connect it to the structure. Therefore, in order to eliminate the trouble of disassembling a part of such a balcony, at least the part of the balcony that is closest to the building is intentionally left in an unfinished state, just one step away from completion.
しかし、バルコニーの未完成のままの部分は、防水構造がまだでき上がっていないため、降雨時にバルコニーを建築現場まで搬送したり、建築現場で建物に取付けたりしようとすると、未完成の部分からバルコニーの内部に雨水が浸入して不具合を生じるという問題があった。 However, the unfinished part of the balcony has not yet been waterproofed, so when it rains, when the balcony is transported to the construction site or attached to the building at the construction site, There was a problem that rainwater intruded into the inside and caused a problem.
そこで、本発明は、上記した問題点の改善に寄与することを主な目的としている。 Therefore, the main object of the present invention is to contribute to the improvement of the above-described problems.
上記課題に対して、本発明は、
床部と、該床部の建物に接しない辺に取付けられた手摺部とを有するバルコニーが設けられ、
前記手摺部は、壁状とされて、上辺部に壁上防水シートを有しており、
前記上辺部は、前記建物側の端部の周辺に、前記壁上防水シートが局所的に設置されない上辺非防水部を有しており、
該上辺非防水部には、防水テープが貼られているバルコニーの仮雨仕舞構造を特徴とする。
In response to the above problems, the present invention
A balcony having a floor and a handrail attached to the side of the floor not in contact with the building is provided,
The handrail portion is wall-shaped and has a wall-mounted waterproof sheet on the upper side,
The upper part has an upper non-waterproof part where the wall waterproof sheet is not locally installed around the end on the building side,
The non-waterproof part of the upper side is characterized by a structure for warding off a temporary rain on the balcony with a waterproof tape attached.
本発明によれば、上記構成によって、手摺部の上辺部の上辺非防水部からの雨水の浸入を防止することなどができる。 According to the present invention, with the above configuration, it is possible to prevent rainwater from entering through the upper non-waterproof portion of the upper side of the handrail.
以下、本実施の形態を、図面を用いて詳細に説明する。
図1~図14は、この実施の形態を説明するためのものである。
Hereinafter, this embodiment will be described in detail with reference to the drawings.
1 to 14 are for explaining this embodiment.
<構成>以下、この実施例の構成について説明する。 <Construction> The construction of this embodiment will be described below.
図1は、建物1の平面図である。この建物1は、バルコニー2(図2,図3)を有している。
FIG. 1 is a plan view of a
建物1は、戸建住宅や集合住宅などとすることができる。建物1は、どのような構造のものであっても良いが、例えば、ユニット建物とする。
The
ユニット建物は、箱型(直方体状)の建物ユニット3を予め工場で製造して建築現場へ搬送し、建築現場で組み合わせて設置することにより、短期間のうちに構築できるようにした建物1である。なお、建物ユニット3には、フルサイズのものやハーフサイズのものなど各種のものがある。図では、左側の1つの建物ユニット3がフルサイズとなっており、右側の2つの建物ユニット3がハーフサイズとなっている。
The unit building is a
ユニット建物は、下階の建物ユニット3の上に、上階の建物ユニット3を設置することで多階建てとなる。図では、上階の建物ユニット3は、L字状に設置されて、下階の建物ユニット3と共に建物1の本体(建物本体)を構成している。
The unit building becomes multi-story by installing the
バルコニー2は、建物1の本体の外側に設置される建物1の付属設備である。バルコニー2は、例えば、建物1の上階のような比較的高い位置に、建物1から外方へ張出すように設置される。バルコニー2は、上階の開口部に面した位置に設けられるものがほとんどであるが、開口部のない壁面に設けることもできる。バルコニー2には、例えば、窓の外に植物を置くようにしたフラワーバルコニーなどの小型のものや、室内から屋外に出られるようにした大型のものなど、大小様々なものが存在しており、これらを広くバルコニー2に含むことができる。
The
この実施例のバルコニー2は、大型のものとなっており、図のバルコニー2は、L字状に配置された上階の建物ユニット3に対して、2辺が接するように設置される。このバルコニー2は、フルサイズの建物ユニット3とほぼ同じ大きさおよび平面形状となっており、上階の建物ユニット3とほぼ同じ高さに並べて、上階の平面形状がほぼ矩形状になるように設置される。
The
但し、ユニット建物の配置やバルコニー2の形状や大きさや位置などは上記に限るものではなく、バルコニー2は、例えば、平面形状が建物ユニット3より小さくても、大きくても、異なっていても良い。そして、上記したように、バルコニー2は、大小や種別に拘らず、この実施例の構成を適用できる構造を備えていれば、「バルコニー」以外の呼称を有するものでも良い。例えば、周囲に壁の付いた玄関ポーチも、同様の構造を備えているので、この実施例のバルコニー2に含むことができる。あるいは、バルコニー2は、周壁付建物張出部と言い換えても良いが、理解し易いようにこの実施例ではバルコニー2に統一している。
However, the arrangement of the unit building and the shape, size, position, etc. of the
なお、バルコニー2は、下に、下階の建物ユニット3が存在する場合と、下階の建物ユニット3が存在しない場合との両方があり、そのどちらでも良い。この実施例は、下階に建物ユニット3が存在する場合となっている。建物1は、主に、バルコニー2を含まない本体部分のみを指すが、広くバルコニー2を含める場合もある。
It should be noted that the
上記のような基本的な構成に対し、この実施例では、以下のような構成を備えても良い。 In addition to the basic configuration described above, this embodiment may have the following configuration.
(1)床部11と、床部11の建物1に接しない辺11aに取付けられた手摺部12とを有するバルコニー2が設けられる。
図4(図5)に示すように、手摺部12は、壁状とされて、上辺部12aに壁上防水シート13を有している。
そして、図6に示すように、上辺部12aは、建物1側の端部14の周辺に、壁上防水シート13が局所的に設置されない上辺非防水部15を有している。
上辺非防水部15には、防水テープ16が貼られる。
(1) A
As shown in FIG. 4 (FIG. 5), the
As shown in FIG. 6, the
A
ここで、バルコニー2の仮雨仕舞構造は、(ほぼ完成状態に組立てられた)バルコニー2を、建物1に取付ける前後に、一時的に雨水17(図3)から保護するための構造のことである。これにより、降雨時でも、バルコニー2を工場から建築現場へ運搬して建物1に取付けることが可能になる。これに対し、バルコニー2を建物1に設置した後に継続的に雨水17から保護することを本雨仕舞という。
Here, the temporary rain protection structure of the
床部11は、バルコニー2の床になるほぼ水平な面であり、平面視ほぼ矩形状とされる。床部11は、どのような構造としても良いが、例えば、床枠の内側に、床面材を取付けた構造を有している。
The
辺11a,11bは、矩形状をした床部11の周縁部を画成する4本の直線部分、または、床部11の床枠を構成する4本の枠部材である。床部11の4本の辺11a,11bは、建物1にバルコニー2を設置することで、建物1に接する辺11bと、それ以外の辺11a(建物1に接しない辺11a)とに分けられる。
The
建物1に接しない辺11aは、建物1とは反対側に位置して建物1から離れた、床部11の外に向いた縁部である。これに対し、建物1に接する辺11bは、建物1の側に位置して、建物1に沿って延び、建物1に対してほぼ線接触される、床部11の縁部である。この実施例では、床部11は、建物1に接しない2つの辺11aと、建物1に接する2つの辺11bとを有している。
The
手摺部12は、バルコニー2の床部11の建物1に接しない辺11aから立上がって床部11を囲む縦の面である。手摺部12には柵状のものや、壁状のものなどがある。この実施例では、手摺部12は、上記したように、壁状のものとなっている。手摺部12の上辺部12a(上側の辺)の上には、仕上げとして、建築現場で笠木18(図3)が取付けられる。そして、バルコニー2は、工場で床部11に手摺部12を固定することで、主要部分が予め一定化されたバルコニーユニットになる。
The
上辺部12aは、手摺部12の上側の辺であり、笠木18を取付ける部分である。バルコニー2は、工場で、笠木18を取付ける前の状態まで製造される。笠木18は、建築現場で建物1にバルコニー2を設置した後で、手摺部12の上辺部12aに取付けられる。
The
壁上防水シート13は、手摺部12の上辺部12aを防水(本雨仕舞)するための防水性を有する樹脂製のシートである。壁上防水シート13は、上辺部12aとほぼ同じ幅の帯状をして、ロール状に巻取ったものを使用して、上辺部12aに設置するのが好ましい。壁上防水シート13は、手摺部12の上辺部12aに対し、上辺部12aの全域に亘って延びるように、上辺部12aに沿って連続的に設置される。手摺部12の上辺部12aには、壁上防水シート13を貼る前に、隙間部分にコーキングが施される(図4、コーキング剤C)。壁上防水シート13は、上辺部12aと笠木18との間に介在される。
The wall
建物1側の端部14は、手摺部12における、建物1(上階の建物ユニット3)に最も近い端末部分である。端部14の周辺は、端部14およびその近傍の一定範囲の部分である。建物1側の端部14は、建物1に対して突き当たるように設置される。この実施例では、建物1側の端部14は、2箇所存在している。
An
そして、建物1側の端部14は、バルコニー2を吊上げるための吊具19(図2)を取付けたり、建物1側の防水構造とバルコニー2側の防水構造とを繋ぐ仕上作業を行ったりするために、意図的に一部が未完成(例えば、上辺非防水部15など)とされて、そのままの状態で工場から出荷される。
At the
上辺非防水部15は、手摺部12の上辺部12aにおける、壁上防水シート13による防水が施されていない部分である。上辺非防水部15は、工場では、上辺部12aの全域に対して完全に壁上防水シート13を貼らないようにすることで、上辺部12aの一部分に形成される意図的な壁上防水シート13の貼り残し部分である。上辺非防水部15は、建物1側の端部14の周辺に形成される。上辺非防水部15は、防水テープ16を貼る以外は、基本的にほぼそのままの状態で工場から出荷される。
The upper
防水テープ16は、防水性を有する粘着テープである。防水テープ16は、上辺非防水部15を防水するために、上辺非防水部15に貼付けられる。防水テープ16は、例えば、降雨時などにおいて、工場からの出荷するとき、または、その前までに、上辺部12aの上辺非防水部15に対し、上辺非防水部15の全体または防水が必要な部分に対して適宜貼付けられる。これにより、上辺非防水部15に防水テープ16による一時的な防水性を持たせて、上辺非防水部15を仮雨仕舞することが可能になる。防水テープ16は、バルコニー2を建物1に設置した後に上辺部12aから剥がされる。
The
(2)より具体的には、図5(図6)に示すように、手摺部12は、手摺枠21と、手摺枠21の外面に取付けられた外壁22と、手摺枠21の内面に取付けられた内面閉塞部23と、を有しても良い。
図7(図8)に示すように、防水テープ16は、上辺非防水部15における、手摺枠21と外壁22との上部間、および、手摺枠21と内面閉塞部23との上部間に跨るように貼られても良い。
(2) More specifically, as shown in FIG. 5 (FIG. 6), the
As shown in FIG. 7 (FIG. 8), the
ここで、手摺枠21は、手摺部12の基本構造となる枠体である。手摺枠21は、主に、手摺柱24と胴縁25とで構成される。手摺柱24は、手摺部12を構成する各面の両端部および中間部に互いに間隔を有して複数本設置される縦材である。胴縁25は、手摺柱24の上下に設置されて、手摺柱24の上端間および下端間を連結する横材(上胴縁、下胴縁)である。手摺枠21の上部は、上側の胴縁25の上面となる。
Here, the
なお、手摺部12の各面の両端部に位置する手摺柱24は、その上端部に、吊具19を取付けるなどのための孔部24aを有している。孔部24aは、上から連結固定用工具T(図9)を挿入するのにも使用することができる。そして、手摺柱24は、その下端側面に、手摺柱24の下端面を下階の建物ユニット3に、連結固定用工具Tを用いて連結固定するためのワッシャやナットなどの締結固定部材Nを挿入するなどのための孔部24b(図9)を有している。孔部24aや孔部24bは、必要に応じてテープP(図9)で塞いで防水を行うことができる。
Handrail posts 24 located at both ends of each surface of the
外壁22は、壁状をした手摺部12の外側面を構成する壁である。外壁22は、手摺枠21をほぼ外側から覆うように、手摺枠21に取付けられる。外壁22は、単数または複数枚の外壁パネル22aによって構成される。複数枚の外壁パネル22aは、手摺部12に沿うように横に並べた状態で手摺枠21に取付けられる。
The
また、壁状をした手摺部12の内側面には、内壁26が取付けられる。内壁26は、手摺枠21をほぼ内側から覆うように、手摺枠21に取付けられる。内壁26は、単数または複数枚の内壁パネル26aによって構成される。複数枚の内壁パネル26aは、手摺部12に沿うように横に並べた状態で手摺枠21に取付けられる。
An
内面閉塞部23は、壁状の手摺部12の内側面を閉塞する部材であり、主に、内壁パネル26aによって構成される。
The inner
なお、手摺部12は、建物1側の端部14の周辺に、内壁パネル26aを一枚分だけ設置していない状態にした内壁パネル非設置部27(図5)を予め設けて、工場から出荷するようにしている。そして、内壁パネル非設置部27は、出荷状態では、内壁パネル26aの代わりに、1枚分の内壁パネル26aとほぼ同じ大きさの樹脂製の仮雨仕舞シート27a(図6)で塞がれている。仮雨仕舞シート27aは、気密防水テープ27b(図6)を用いて手摺枠21に貼付けられる。よって、仮雨仕舞シート27aも内面閉塞部23に含まれる。なお、外壁パネル22aは、内壁パネル非設置部27の位置を含めた、手摺部12の全面に対して予め貼付けられる。
In addition, the
手摺枠21と外壁22との上部間に跨るように貼られるとは、防水テープ16が、少なくとも、手摺枠21の上辺部12a(上側の胴縁25の上面)と外壁22の上縁部との間に跨るように、両者間に沿って一条分だけ連続して貼られることである。
Affixing the
また、手摺枠21と内面閉塞部23との上部間に跨るように貼られるとは、防水テープ16が、少なくとも、手摺枠21の上辺部12a(上側の胴縁25の上面)と内面閉塞部23の上縁部との間に跨るように、両者間に沿って一条分だけ連続して貼られることである。
Moreover, the fact that the
上記により、防水テープ16は、少なくとも、外壁22の側と、内面閉塞部23の側に、合わせて二条分が取付けられる。なお、防水テープ16は、建物1側の手摺柱24の、建物1と対向する側面の位置に達するまで延ばして貼るようにする。
As described above, the
より具体的には、図4に示すように、壁上防水シート13は、工場で、手摺部12の上辺部12aに対して、建物1とは反対側の端部から建物1側へ向けて設置される。この際、図6に示すように、壁上防水シート13は、仮雨仕舞シート27aが設置される内壁パネル非設置部27の位置よりも手前の位置まで設置される。即ち、壁上防水シート13は、仮雨仕舞シート27aと隣接する内壁パネル26aの途中の位置まで予め貼った状態とされる。
More specifically, as shown in FIG. 4 , the wall
そして、壁上防水シート13の、建物1の側の端部14の周辺となる部分は、まだ上辺部12aには貼らずに、壁上防水シート13の既に上辺部12aに貼られた部分の上へ折返しておき、仮止め用のテープ28で仮止めしておく。
Then, the part of the wall
そして、壁上防水シート13の折返部分29には、必要に応じて、第一の防水テープ16(第一片16a)を、手摺部12の上辺部12aの幅方向へ向けて横向きに貼っても良い。第一の防水テープ16は、図8(a)に示すように、手摺部12の上辺部12aに対し、両端が横へ張出すような長さに切って、張出した両端を、それぞれ外壁22および内壁26の上部側面に貼付ける。これにより、折返部分29からの雨水17の浸入が防止される。
If necessary, the first waterproof tape 16 (
この状態で、図7に示すように、第二の防水テープ16(第二片16b)、第三の防水テープ16(第三片16c)を、壁上防水シート13の折返部分29の位置から、手摺部12の建物1側の端部14の位置まで連続して貼り付ける。これにより、第二の防水テープ16、第三の防水テープ16は、上辺非防水部15とほぼ同じ長さになる。即ち、第二の防水テープ16、第三の防水テープ16は、一枚分の内壁パネル26aの横幅よりも長く貼られる。
In this state, as shown in FIG. 7, the second waterproof tape 16 (
第二の防水テープ16、第三の防水テープ16は、第一の防水テープ16と所要量重なるように貼る。なお、第一の防水テープ16は、第二の防水テープ16、第三の防水テープ16を先に貼ってから、壁上防水シート13の折返部分29および第二の防水テープ16、第三の防水テープ16の端部の上に、所要量重なるように貼っても良い。または、第一の防水テープ16は、第二の防水テープ16、第三の防水テープ16の端部の下と上の両方に二度貼っても良い。
The second
この際、図8(b)に示すように、第二の防水テープ16は、外壁22の屋外側の面の位置に縁部を合わせて、外壁22の上縁の小口部と上側の胴縁25の上面との間に、隙間を塞ぐように貼られる。
At this time, as shown in FIG. 8(b), the second
また、第三の防水テープ16は、内壁26が存在する部分については、内壁26の床部11側の面の位置に縁部を合わせて、内壁26の上縁の小口部と上側の胴縁25の上面との間に、隙間を塞ぐように貼られる。
In addition, the third
図8(c)に示すように、第三の防水テープ16は、更に、内壁26が存在しない仮雨仕舞シート27aの部分にまで延長されて、仮雨仕舞シート27aの上縁部と上側の胴縁25の上面との間にも貼られる。この際、第三の防水テープ16は、縁部が内壁26の厚みの分だけ横へ張出すので、張出した部位を、仮雨仕舞シート27aの上側面に貼るようにする。
As shown in FIG. 8(c), the third
なお、手摺枠21の上面と、外壁22の上縁および内面閉塞部23の上縁との間が、面一にならずに、例えば、両者間に手摺枠21の上面が高くなり、外壁22の上縁部および内面閉塞部23の上縁部が低くなるような段差が形成される場合がある。
The upper surface of the
この場合には、壁上防水シート13および防水テープ16は、ハンドローラーRなどを用いて、手摺枠21の上面、外壁22、内壁26および内面閉塞部23、そして、段差面に対して、それぞれ十分に密着するように押圧する。
In this case, the wall
以下、建物1およびバルコニー2の防水構造について説明する。防水構造は、建物1の構築後に、建物1の本体やバルコニー2を雨水17から継続的に保護するための本雨仕舞である。なお、図面の都合上、図3、図9~図13などは、内壁パネル非設置部27の位置に内壁パネル26aが取付けられた状態になっているが、状況に応じて、内壁パネル非設置部27になっているものとして説明する。
The waterproof structure of the
図10に示すように、建物1の本体は、その外壁31の裏側に、建物1の側面全体をほぼ覆うように防水シート32を有している。
As shown in FIG. 10, the main body of the
また、建物1の本体は、バルコニー2を設置する面に取付けられた外壁31における、手摺部12の端部14が突当たる部分に、手摺柱24とほぼ同じ形状および大きさの、手摺柱24を収容する切欠部33を有している。
In addition, the main body of the
そして、外壁31の裏側の防水シート32は、切欠部33から突出するように一部が延長されている。切欠部33から突出された防水シート32の延長部分は、少なくとも、上部片32aと、側部片32bとがあり、それぞれ外壁31の表面に沿って折り返され、外壁31の表面に対してテープ34で仮止めされている。なお、防水シート32には、外壁31の下縁部から下へ突出する延長部分(下部片32c)などもある。
A part of the
以下、建物1の本体を構成する建物ユニット3について説明する。
The
建物ユニット3は、内部にボックスラーメン構造のユニットフレームを有している。ユニットフレームは、図2にその上部を示しているように、4本の柱3a(ユニット柱)の上端間を4本の天井梁3bで矩形状に連結し、4本の柱3aの下端間を4本の床梁3c(図10)で矩形状に連結した箱枠状となっている。
The
そして、図14に示すように、(下階の)建物ユニット3の上部は、対向する天井梁3bの間に架設される天井根太35を有している。天井根太35の下側には天井板36が取付けられ、天井根太35の上側には天井作業板37と、石膏ボード38とが貼られている。
Then, as shown in FIG. 14, the upper part of the building unit 3 (on the lower floor) has a
天井作業板37および石膏ボード38は、天井根太35の端部14に達しない程度の大きさとされており、天井根太35の端部14の天井作業板37および石膏ボード38で覆われていない部分には、グラスウールなどの断熱材39が取付けられている。グラスウールは、雨水17が浸透し得る状態になっている。
The
<作用>以下、この実施例の作用について説明する。 <Action> The action of this embodiment will be described below.
工場で、床部11に手摺部12を取付けることで、バルコニー2の主要部分を一体化したバルコニーユニットを製造する。バルコニー2の手摺部12は、内壁26と外壁22とを有する壁状のものとされる。
By attaching a
この際、手摺部12には、少なくとも建物1側の端部14周辺の内面部分に、内壁パネル26aが一枚分だけ取付けられていない内壁パネル非設置部27を形成して、手摺部12を完成直前の未完成の状態にしておく。手摺部12の外面部分については、建物1側の端部14(の内壁パネル非設置部27とは反対の側)にも外壁22を取付けておくようにする。
At this time, the
更に、手摺部12には、建物1側の端部14の周辺の上辺部12aに、壁上防水シート13が局所的に設置されない上辺非防水部15を形成して、上辺部12aを、壁上防水シート13が完全に貼られていない、完成直前の未完成の状態にしておく。上辺非防水部15は、内壁パネル非設置部27よりも若干広い範囲に亘って形成される。
Furthermore, in the
これらにより、内壁パネル非設置部27や上辺非防水部15を利用して、例えば、バルコニー2に搬送や吊上げのための吊具19を取付けたり、建物1へのバルコニー2の取付の際に建物1側の防水構造とバルコニー2側の防水構造とを繋いだりすることができる。よって、工場からの出荷時や建築現場などで、完成状態のバルコニー2の主要部分の一部をわざわざ分解して、吊具19を取付けたり、防水構造を繋いだりする手間をなくすことができる。
As a result, by using the inner wall panel
そして、バルコニー2は、手摺部12の内壁パネル非設置部27に、工場で予め仮雨仕舞シート27aを取付けておく。これにより、内壁パネル非設置部27を仮雨仕舞シート27aで塞ぎ、内壁パネル非設置部27を仮雨仕舞する。
Then, in the
また、バルコニー2は、手摺部12の上辺非防水部15に、工場で予め防水テープ16を貼付けておく。これにより、上辺非防水部15を防水テープ16で塞ぎ、上辺非防水部15を仮雨仕舞する。
Moreover, in the
そして、降雨時に、工場から上記したバルコニー2を建築現場へ搬送し、建築現場で、建物1にバルコニー2を据付ける。その日の作業は、バルコニー2を設置したところまでで終了となる。バルコニー2は、内壁パネル非設置部27を仮雨仕舞シート27aで塞ぎ、上辺非防水部15を防水テープ16で塞いでいるので、内壁パネル非設置部27や上辺非防水部15から雨水17が浸入することはない。
Then, when it rains, the
そして、後日、雨が止んだときに、内壁パネル非設置部27から仮雨仕舞シート27aを剥がす。仮雨仕舞シート27aは比較的簡単に剥がすことができる。気密防水テープ27bは、剥がしても良いし、内壁パネル非設置部27に残したままにしても良い。
Then, later, when the rain stops, the temporary
また、上辺非防水部15から防水テープ16を剥がす。防水テープ16は、比較的簡単に上辺非防水部15から剥がすことができる。
Moreover, the
その後、仕上作業として、建物1側の防水構造とバルコニー2側の防水構造とを連続し、内壁パネル非設置部27に内壁パネル26aを取付ける。
After that, as a finishing work, the waterproof structure on the
具体的には、例えば、図9に示すように、建物1の本体(下階の建物ユニット3の上など)に対してバルコニー2を設置し、固定した状態で、建物1(の上階の建物ユニット3)の防水シート32の上部片32aと、側部片32bとを、図10の状態から図11の状態となるように、外壁22の表面から外して、最も近い手摺柱24の上面と内側面に貼り付ける。
Specifically, for example, as shown in FIG. 9, a
また、上記した防水構造を連続させる作業と並行して、図12に示すように、内壁パネル非設置部27に内壁パネル26aをビスなどで取付ける。上辺非防水部15への壁上防水シート13の貼付けは、内壁パネル非設置部27に内壁パネル26aを取付けた後で行うようにする。建築現場で取付けた内壁パネル26aには、その両側部にガスケットGを装着する、ガスケットGは、隣接する内壁パネル26aや建物1の外壁31との間の目地部に入れるようにする。目地部の上部などには、適宜、コーキング剤Cを施す。これにより、バルコニー2の内壁26が完成される。
Further, in parallel with the above-described operation of making the waterproof structure continuous, as shown in FIG. The wall
そして、バルコニー2の壁上防水シート13の端部14を、上辺非防水部15に貼る。更に、壁上防水シート13の端部14を、手摺柱24の上面に貼った建物1側の防水シート32の上部片32aに、上下に重ね合わせて貼付ける。これにより、建物1側の防水構造とバルコニー2側の防水構造とが連続される。
Then, the
そして、バルコニー2の上辺部12aに、仕上げとして、壁上防水シート13の上から笠木18を取付ける。これにより、バルコニー2が完成される。
Then, as a finishing touch, a coping 18 is attached from above the wall
なお、上記した手順は、建物1およびバルコニー2の構成や、これらを施工する手順に応じて適宜変更され得る。例えば、バルコニー2と、隣接する上階の建物ユニット3とは、どちらを先に下階の建物ユニット3の上に設置するようにしても良い。
In addition, the above-described procedure may be appropriately changed according to the configuration of the
バルコニー2の壁上防水シート13の端部14と、建物1側の防水シート32の上部片32aとは、どちらを上にして重ね合わせても良い。
The
防水構造の連続と、内壁パネル非設置部27への内壁パネル26aの取付けとは、どちらを先に行っても良い。
Either the continuation of the waterproof structure or the attachment of the
<効果>この実施例によれば、以下のような効果が得られる。 <Effects> According to this embodiment, the following effects can be obtained.
(効果 1)バルコニー2の仮雨仕舞構造では、バルコニー2の手摺部12は、上辺部12aの建物1側の端部14の周辺に設けた上辺非防水部15に対して、防水テープ16を貼るようにする。
(Effect 1) In the temporary rain protection structure of the
このようにすることで、上辺非防水部15を防水テープ16で防水して、上辺部12aの上辺非防水部15に、雨水17が浸入する隙間をなくすことができる。よって上辺部12aは、防水テープ16によって、上辺非防水部15から手摺部12の内側への雨水17の浸入を確実に防止することができる。
By doing so, the non-waterproof
そのため、降雨時に上辺部12aの上辺非防水部15の隙間から手摺部12の内側へ浸入した雨水17が、外壁22を内側から濡らす不具合を防止できる。更に、浸入した雨水17が下階へと達して、図14に矢印で示すように、下階の天井部分を濡らしたりする不具合を防止できる。
Therefore, it is possible to prevent the
よって、降雨時であっても、上辺非防水部15から手摺部12の内側への雨水17の浸入を気にすることなく、バルコニー2を工場から建築現場へ搬送して、建築現場で建物1にバルコニー2を据付けることが可能になる。
Therefore, even when it rains, the
また、上辺非防水部15は、防水テープ16を貼っているだけなので、防水テープ16を簡単に剥がすことができる。そして、防水テープ16を剥がすことで、そのまま上辺非防水部15に壁上防水シート13(の残りの部分)を貼って、上辺非防水部15に対する防水処理(本雨仕舞)を行うことができ、後処理も容易である。
Moreover, since the
(効果 2)バルコニー2の仮雨仕舞構造では、防水テープ16は、上辺非防水部15における、手摺枠21と外壁22との上部間、および、手摺枠21と内面閉塞部23との上部間に跨るように貼っても良い。
(Effect 2) In the drizzle-proof structure of the
これにより、防水テープ16を手摺部12の上辺部12aに対して容易に貼付けることができる。また、最小限の防水テープ16の施工で、手摺枠21と外壁22との上部間、および、手摺枠21と内面閉塞部23との上部間の隙間を容易かつ確実に塞いで、上部間の隙間から手摺部12の上辺非防水部15の内部への雨水17の浸入を防ぐことができる。また、強い降雨や強風などにも耐えられるようにできる。
Thereby, the
1 建物
2 バルコニー
11 床部
11a 辺
12 手摺部
12a 上辺部
13 壁上防水シート
14 突当たる端部
15 上辺非防水部
16 防水テープ
21 手摺枠
22 外壁
23 内面閉塞部
REFERENCE SIGNS
Claims (2)
前記手摺部は、壁状とされて、上辺部に壁上防水シートを有しており、
前記上辺部は、前記建物側の端部の周辺に、前記壁上防水シートが局所的に設置されない上辺非防水部を有しており、
該上辺非防水部には、防水テープが貼られていることを特徴とするバルコニーの仮雨仕舞構造。 A balcony having a floor and a handrail attached to the side of the floor not in contact with the building is provided,
The handrail portion is wall-shaped and has a wall-mounted waterproof sheet on the upper side,
The upper part has an upper non-waterproof part where the wall waterproof sheet is not locally installed around the end on the building side,
A temporary rain-proof structure for a balcony, wherein a waterproof tape is attached to the upper non-waterproof part.
前記手摺部は、手摺枠と、該手摺枠の外面に取付けられた外壁と、前記手摺枠の内面に取付けられた内面閉塞部と、を有し、
前記防水テープは、前記上辺非防水部における、前記手摺枠と前記外壁との前記上部間、および、前記手摺枠と前記内面閉塞部との前記上部間に跨るように貼られていることを特徴とするバルコニーの仮雨仕舞構造。 The temporary rain closing structure of the balcony according to claim 1,
The handrail portion has a handrail frame, an outer wall attached to the outer surface of the handrail frame, and an inner surface closing portion attached to the inner surface of the handrail frame,
The waterproof tape is pasted so as to straddle between the upper portion of the handrail frame and the outer wall and between the upper portion of the handrail frame and the inner surface blocking portion in the upper non-waterproof portion. The balcony has a temporary rain stop structure.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021202758A JP2023088101A (en) | 2021-12-14 | 2021-12-14 | Temporary weathering structure for balcony |
Applications Claiming Priority (1)
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- 2021-12-14 JP JP2021202758A patent/JP2023088101A/en active Pending
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