JP2023086665A - サーバ装置、サーバ装置の制御方法ならびにプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明の目的は、クラウドプリント実行時にユーザが印刷する場所に合わせたデフォルトプリンタをユーザに提示することを目的とする。【解決手段】 本願に記載のサーバ装置は、画像形成装置の情報を受信する受信手段と、第1のネットワーク情報と受信した前記画像形成装置の情報を対応づけて登録する登録手段と、前記登録手段により登録された複数の画像形成装置の情報を記憶する記憶手段と、情報処理装置が送信した印刷設定画面を表示するための指示に従って、前記指示を送信した前記情報処理装置に対して設定されている第2のネットワーク情報と前記第1のネットワーク情報に基づき前記記憶手段が記憶する前記複数の画像形成装置の情報から特定された1つの画像形成装置の情報が設定された印刷設定画面を前記情報処理装置に表示させる制御手段と、を有することを特徴とする。【選択図】 図11
Description
本発明はサーバ装置、サーバ装置の制御方法並びにプログラムに関するものである。
印刷手段として、ユーザがPCやスマートフォンの情報通信端末からクラウドサーバを介してプリンタに印刷指示を行うクラウドプリントサービスが提供されている。クラウドプリントサービスは、クラウドプリントサービスに対応したプリンタを事前に登録、管理する機能を持つ。ユーザは情報通信端末からクラウドプリントサービスにログイン後、UI上で登録済みのプリンタリストを確認、選択して印刷することができる。しかし、ユーザが登録済みのプリンタリストから利用したいプリンタを毎回選択する作業負荷が発生し、登録プリンタ数が増加するほど負担も増加する。そこで特許文献1では、通常利用するプリンタ(以降、「デフォルトプリンタ」)をクラウドサーバ上でユーザ毎に管理している。ユーザの情報通信端末から目の前にあるプリンタの物理IDとデフォルトプリンタの設定要求をクラウドプリントサービスに送信することで、デフォルトプリンタとして設定する方法が記載されている。
しかし、特許文献1では、ユーザの情報通信端末に搭載されたデフォルトプリンタ設定アプリからクラウドサーバ上に登録できるデフォルトプリンタの数は、各ユーザ一つのみである。クラウドプリントサービスに登録済みのプリンタはさまざまな場所にあり、ユーザは場所を移動するたびにデフォルトプリンタ設定アプリからデフォルトプリンタを再設定しなければならない。また、ユーザがデフォルトプリンタの設定作業をしなければ、デフォルトプリンタは更新されないため、ユーザは場所を移動した際に誤ったプリンタへと出力する可能性もある。
そこで本発明の目的は、クラウドプリント実行時にユーザが印刷する場所に合わせたデフォルトプリンタをユーザに提示することを目的とする。
本実施形態におけるサーバ装置は、画像形成装置の情報を受信する受信手段と、第1のネットワーク情報と受信した前記画像形成装置の情報を対応づけて登録する登録手段と、前記登録手段により登録された複数の画像形成装置の情報を記憶する記憶手段と、情報処理装置が送信した印刷設定画面を表示するための指示に従って、前記指示を送信した前記情報処理装置に対して設定されている第2のネットワーク情報と前記第1のネットワーク情報に基づき前記記憶手段が記憶する前記複数の画像形成装置の情報から特定された1つの画像形成装置の情報が設定された印刷設定画面を前記情報処理装置に表示させる制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明の実施により、クラウドプリント実行時にユーザが印刷する場所に合わせたデフォルトプリンタをユーザに提示することができる。
<実施例1>
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態を示すネットワーク700の環境を簡略したネットワーク構成図である。ネットワーク700は、クライアント端末100、101、プリンタ200、201、各種サーバを接続するネットワークである。
クライアント端末100とプリンタ200は同一イントラネットワーク701に接続され、イントラネットワーク701を介してネットワーク700に接続されている。また、クライアント端末101、プリンタ201は別のイントラネットワーク702に接続され、イントラネットワーク702を介してネットワーク700に接続されている。ネットワーク700には、コラボツール300、クラウドストレージサービス400、クラウドプリントサービス500、印刷プラグイン600が接続されている。
コラボツール300は、クライアント端末100、101上で動作するアプリケーションが実行するサービスや、クライアント端末100、101のWebブラウザ上で動作するオンライン会議サービスを提供するサーバシステムである。コラボツール300はユーザIDとPASSWORDを利用したアカウント管理をしている。コラボツール300は、クライアント端末100、101からのアクセルに従ってログイン画面を表示させ、ユーザIDとPASSWORDの入力を受け付ける。入力されたユーザID、PASSWORDに基づきユーザ認証を行い、ユーザがサービスにログインすることで使用することができる。コラボツール300は、ログインしたユーザが使用するクライアント端末に対してオンラインでビデオ通話やチャットによる会議機能を提供する。また、アカウントを登録していないユーザであっても、ログインしたユーザが招待することで一時的にコラボツール300を利用することができる。
クラウドストレージサービス400は、1または複数のサーバ装置からなるサーバシステムである。クラウドストレージサービス400は、クラウド上(すなわち、サーバーシステム上)に構築されたインターネット上のストレージサービスである。クライアント端末100、101から、クラウドストレージ用のIDとPASSWORDを利用してクラウドストレージサービス400にアクセスすることができる。ユーザはファイルデータをクラウドストレージサービス400上にアップロードすることができ、またクラウドストレージサービス400からファイルデータのダウンロードをすることもできる。アップロードしたファイルデータは他ユーザとの共有が可能となり、設定によってはユーザやグループごとに閲覧や編集、ダウンロードの制限を設定することができる。
クラウドプリントサービス500は、1または複数のサーバ装置からなるサーバシステムであるクラウド上(すなわち、サーバシステム上)に構築されるインターネット上のクラウドプリントサービスである。クラウドプリントサービス500は、インターネットを通じてクライアント端末100およびプリンタ200やクライアント端末101、プリンタ201との接続が可能である。クラウドプリントサービス500は、クラウドプリントサービス用のIDとPASSWORDを利用したアカウント管理がなされており、ユーザはこのアカウントを利用してクラウドプリントサービス500にアクセスすることができる。クラウドプリントサービス500は、クライアント端末100、101から印刷データを受信し、ユーザ毎に管理をする。また、クラウドプリントサービス500は、クライアント端末100、101から受信した印刷データをプリンタ200、201へと送信する。
印刷プラグイン600はオンラインでクラウドストレージサービス400やクラウドプリントサービス500と連携することができ、コラボツール300に印刷機能を提供する。印刷プラグイン600は、1または複数台のサーバ装置により構成されるサーバシステムである。印刷プラグイン600を提供するベンダは、コラボツール300のアドオン機能として使用することができる印刷プラグインを作成し、当該印刷プラグインをコラボツール300に登録する。コラボツール300上でユーザが印刷プラグインをインストールすることで、ユーザは印刷プラグイン600を使った印刷を行うことができるようになる。ユーザがコラボツール300に印刷プラグインを追加すると、コラボツール300が印刷プラグインのアイコンを表示するようになる。ユーザが印刷アイコンを選択すると印刷プラグインが起動し、印刷UIが表示される。印刷UIを操作した結果が印刷プラグイン600に対して送信されて、印刷プラグイン600は受信した情報を基に処理を実行する。そして、印刷プラグイン600は印刷UIから印刷命令を受信すると、コラボツール300から取得されるメッセージ情報やファイル情報などを基に、クラウドプリントサービス500を経由した印刷処理を実行する。印刷プラグイン600を使用することで、コラボツール300で共有されているファイルをクライアント端末100のローカルストレージにダウンロードせずとも、印刷することができる。また、印刷プラグイン600を利用することで、クライアント端末100、101にプリンタドライバがインストールされていなくても印刷を行うことができる。
なお、コラボツール300とクラウドストレージサービス400とクラウドプリントサービス500にアクセスする際には、シングルサインオン技術によってコラボツール用のアカウントでそれぞれのサービスにアクセスすることも可能である。
次に、図2を用いて本実施形態のシステムにおけるハードウェア構成について説明する。
図2(A)はクライアント端末100のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。クライアント端末100は制御部110、ネットワーク通信部113、記憶部114、表示部115、入力部116を備える。制御部110はCPU111とメモリ112から構成され、クライアント端末100全体の動作を制御する。CPU111は記憶部114に記憶されたプログラムをメモリ112に展開して実行する。メモリ112はCPU111の主記憶メモリでありワークエリアや各種プログラムを展開するための一時記憶領域として用いられる。ネットワーク通信部113は、外部のネットワーク700を介して外部のサーバや情報通信端末と通信してデジタルデータの入出力を行う装置である。記憶部114はハードディスクやSSDなどの不揮発性の記憶装置を指し、デジタルデータの保存と書き換えが可能である。表示部115は液晶ディスプレイなどユーザに対して視覚的な情報をリアルタイムに表示するための装置であり、入力部116はキーボードやマウス、カメラ、マイクなどのユーザからの入力を受け付けるための装置である。なお、タッチパネルのように入力と表示の両機能を有する装置であってもよい。本実施形態においては、クライアント端末100にコラボツール300を利用するためのアプリケーションがインストールされており、ユーザが当該アプリケーションを介してコラボツール300の機能を利用するとする。
図2(B)はプリンタ200のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。プリンタ200は制御部210、ネットワーク通信部213、記憶部214、表示部215、入力部216、印刷部217を備える。制御部210、記憶部214については図2(A)と同等であるため説明を割愛する。ネットワーク通信部213は外部のネットワーク700と通信を行う装置であり、主に印刷データの受信を行ったり、エラーなどのプリンタ200の状態について外部のサーバ等に向けて送信したりする役割を持つ。また、クラウドプリント対応プリンタの場合は、クラウドプリントサービス500と通信して登録情報の送信やジョブの受信も行う。表示部215はプリンタ200に備え付けのタッチパネルやLEDなど、ユーザに対して情報をリアルタイムに表示するための装置である。入力部216はユーザからの入力を受け付けるための装置であり、タッチパネルやテンキーなどのハードキーを含むこともある。印刷部217はカセットやトレイに用意された用紙に対して、給紙、印字、排紙の一連の動作を行うことで画像形成を行う装置である。印字方式は電子写真方式やインクジェット方式など特に限定されない。排紙時に使用される両面ユニットやフィニッシング装置も印刷部217に含まれる。なお、プリンタ200がスキャナを有しており、原稿をスキャンするスキャナ機能やFAX機能も合わせて持つマルチファンクションプリンタ(複合機)であるとしてもよい。
図2(C)はコラボツール300を構成するサーバ装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。制御部310、ネットワーク通信部313、記憶部314で構成され、詳細については図2(A)と同等であるため割愛する。ネットワーク通信部313はクライアント端末100と通信して各種ユーザ操作を受け付けたり、印刷プラグイン600、クラウドストレージサービス400との通信に用いられる。
図2(D)はクラウドストレージサービス400のハードウェア構成を示すブロック図である。制御部410、ネットワーク通信部413、記憶部414で構成され、詳細については図2(A)と同等であるため割愛する。記憶部414は、クライアント端末100からアップロードされたファイルを記憶している。制御部410は、クライアント端末100、コラボツール300からのアクセスに応じてファイルを表示したり、送信したり、アップロードしたりする。
図2(E)はクラウドプリントサービス500のハードウェア構成を示すブロック図である。制御部510、ネットワーク通信部513、記憶部514で構成され、各構成については図2(A)と同等であるため割愛する。記憶部514は、クライアント端末100や印刷プラグイン600から受信した印刷データや、印刷に使用するプリンタ200の情報を記憶する。ネットワーク通信部513は、クライアント端末100、印刷プラグイン600、プリンタ200との通信に利用される。
図2(F)は印刷プラグイン600のハードウェア構成を示すブロック図である。制御部610、ネットワーク通信部613、記憶部614で構成され、各構成については図2(A)と同等であるため割愛する。ネットワーク通信部613はコラボツール300やクラウドプリントサービス500との通信に利用される。
なお、コラボツール300やクラウドストレージサービス400、クラウドプリントサービス500、印刷プラグイン600は上述した1台の情報処理装置から構成されてもよいし、上述した情報処理装置が複数共同して機能を達成するとしてもよい。
続けて、本実施形態における各処理について詳細に説明する。
初めに、クラウドプリントサービス500に対してプリンタ200の情報を登録する処理について図3のシーケンス図を用いて説明する。クラウドプリントサービス500を利用するために、ユーザは印刷に使用したいプリンタの情報をクラウドプリントサービス500に登録する必要がある。図3はその一連の流れを示している。
本実施例では、クライアント端末100からプリンタ200にアクセスし、プリンタ200のウェブサーバ機能が提供する設定画面からクラウドプリントサービス500へのプリンタ200の登録を行うとする。
ユーザは、クライアント端末100のブラウザにプリンタ200のIPアドレスを入力して検索をクライアント端末100に指示する(S3000)。ここでは、IPアドレスを用いてプリンタ200にアクセスする方法を記載するが、そのほかの方法でプリンタ200にアクセスするとしてもよい。
クライアント端末100は入力されたIPアドレスにアクセスをする(S3001)。クライアント端末100は、リモートUI用の画面の取得リクエストを入力されたIPアドレスに送信する。
プリンタ200は、クライアント端末100からのリクエストに応じて、リモートUI用の画面を送信し、リモートUI画面をクライアント端末100のブラウザに表示させる(S3002)。ここでクライアント端末100に表示されるリモートUI用の画面は、ユーザIDとパスワードを入力する画面である。
ユーザはクライアント端末100に表示された画面にユーザID、パスワードを入力し、ログイン指示をする。クライアント端末100は入力されたユーザID、パスワードをプリンタ200に通知し、プリンタ200はユーザ認証を行う。ユーザ認証に成功すると、プリンタ200は次の画面をクライアント端末100に送信する。
ログイン後、ユーザはリモートUI画面を操作して、ネットワーク設定フォームを表示し、クラウドプリントサービス500の基本設定と登録情報を入力する(S3003)。クラウドプリントサービス500の基本設定には、プリンタ200のプリンタ名の設定も含まれている。ユーザがプリンタ200をクラウドプリントサービス500に登録するときに使用するプリンタ名を設定し「登録」ボタンを押すと、クライアント端末100はプリンタ200に登録内容と登録指示を送信する(S3004)。
そして、登録内容と登録指示を受け取ったプリンタ200は、クラウドプリントサービス500にプリンタ200の登録要求を送信する(S3005)。
クラウドプリントサービス500は、プリンタ200からの登録要求を受け取ると登録用のコードとURLを発行してプリンタ200に返す(S3006)。
プリンタ200は登録用のコードとURLを受信すると、受信した登録用コードとURLをクライアント端末100に表示させる(S3007)。ユーザがブラウザに表示されたURLにアクセスすると、登録フォームと認証フォームが順に表示される。登録フォームは、クライアント端末100に表示される登録用コードを入力する画面である。認証フォームはユーザ認証のための画面であり、ユーザはユーザIDやパスワードを入力する(S3008)。
クライアント端末100はユーザによる入力内容をプリンタ200に送信する(S3009)。そして、プリンタ200はクラウドプリントサービス500に対して、入力された内容を送信する(S3010)。クラウドプリントサービス500は、プリンタ200からの受信した入力内容に基づき、プリンタの登録作業を実施し、登録が完了するとプリンタ200に登録が完了したことを通知する(S3011)。また、プリンタ200はクラウドプリントサービス500への登録が完了すると、登録が完了したことをクライアント端末100のブラウザに表示する(S3012)。このようにして、クラウドプリントサービスにプリンタの情報を登録することで、ユーザはクラウドプリントサービス経由でプリンタ200を使った印刷を行うことができるようになる。
次に、コラボツール300に対するアプリケーションのインストールとデフォルトプリンタの設定方法について図4のシーケンスと図5のコラボツール300のUIを用いて説明する。図4はコラボツールへの印刷プラグインのインストールと、デフォルトプリンタの登録の処理を示すシーケンス図である。図5は、コラボツールに印刷プラグインをインストールするときの画面遷移の一例を示す図である。
[アプリケーションのインストールとデフォルトプリンタの設定]
ユーザがクライアント端末100にインストール済みのコラボツールアプリを選択し、コラボツールの起動要求を入力する(S4000)。ここでは、ユーザの操作するクライアント端末100にインストールされたコラボツールアプリを利用してコラボツール300にアクセスするとする。なお、クライアント端末100にインストールされたWebブラウザからコラボツールにアクセスし、コラボツールが提供する画面を表示するとしてもよい。
ユーザがクライアント端末100にインストール済みのコラボツールアプリを選択し、コラボツールの起動要求を入力する(S4000)。ここでは、ユーザの操作するクライアント端末100にインストールされたコラボツールアプリを利用してコラボツール300にアクセスするとする。なお、クライアント端末100にインストールされたWebブラウザからコラボツールにアクセスし、コラボツールが提供する画面を表示するとしてもよい。
クライアント端末100はユーザによる起動要求を受けてコラボツール300を起動する(S4001)。コラボツールが起動したのち、ユーザは図5(A)のようにコラボツール300上に表示されたアプリケーションボタン801を選択する(S4002)。S4002において、ユーザがクライアント端末100を操作してアプリケーションボタン801を選択すると、クライアント端末100は当該ボタンの選択をコラボツールに通知する。
コラボツール300は、サーバからインストール可能なアプリケーションの一覧を取得して、図5(B)のアプリケーションの一覧画面をクライアント端末に表示させる(S4003)。
図5(B)のアプリケーションの一覧画面ではアプリケーションは分類分けされている。ユーザは、クライアント端末100を操作し、一覧の中から目的のアプリケーションを選択する(S4004)。ユーザが選択したアプリケーションの情報がコラボツールに通知される。
ユーザが当該のアプリケーションを選択すると、図5(C)のUIがポップアップ表示される。図5(C)のUIには追加ボタン802の他に、チャットやチームに追加するボタンを持つ展開ボタン803が備わっており、ユーザが追加ボタン802を押下すると個別にアプリケーションをインストールすることができる(S4005)。この時、ユーザが展開ボタン803内のチャットやチームに追加するボタンを選択し、続けて表示されるUI上でインストール先となるチームやチャネル名を入力することで、インストール先を指定できる。そして、ユーザからインストール指示を受けたコラボツール300は、当該アプリケーションのインストールを実行する(S4006)。
本実施例においては、コラボツールのユーザIDと当該ユーザが使用することができるアプリケーションのアプリケーション識別子を対応づけてコラボツール300の記憶部に記憶する。なお、図5(C)において、ユーザがチャットに追加やチームに追加を選択した場合、コラボツール300は次の処理を実行する。チャットに追加を選択された場合、ユーザにより指定されたチャットの識別子とアプリケーションの識別子を対応づけてコラボツール300の記憶部に記憶する。チームに追加を選択された場合、ユーザにより指定されたチームの識別子とアプリケーションの識別子を対応づけてコラボツール300の記憶部に登録する。
続けて、印刷プラグイン600によるデフォルトプリンタの設定について説明する。本実施例では、プリンタ200に関する情報が書き込まれたQRコード(登録商標)(二次元コード)を使ってデフォルトプリンタの登録を行う処理について説明する。
QRコードは例えば次のような方法で印刷される。ユーザがクライアント端末100にインストールされたコラボツールアプリ起動し、ユーザと印刷プラグインのチャットルームを表示する。ユーザがQRコードを印刷する旨の所定のメッセージをチャット欄に入力し、投稿する。コラボツール300はクライアント端末100から上記メッセージを受信し、メッセージを印刷プラグイン600に通知する。印刷プラグイン600は、受信したメッセージを解析し、QRコードを印刷することを示す所定のメッセージが含まれているか否かを判定する。所定のメッセージが含まれている場合、印刷プラグイン600はクラウドプリントサービス500にアクセスし、コラボツール300にログインしているユーザが使用することができるプリンタ一覧を取得する。印刷プラグイン600はクラウドプリントサービス500から取得したプリンタ一覧をコラボツール300に通知し、クライアント端末100に表示させる。ユーザがクライアント端末100に表示されたプリンタ一覧から、QRコードを印刷したいプリンタ200のプリンタ名を選択し、選択したプリンタ名をコラボツール300に通知する。コラボツール300はクライアント端末100から通知されたプリンタ名を印刷プラグイン600に通知する。印刷プラグイン600は通知されたプリンタのプリンタ名、プリンタID、印刷プラグインのアプリケーション識別子の情報を含めたQRコードを生成する。生成されるQRコードには、上記の情報に加え、コラボツール300にデフォルトプリンタの登録時に使用するメッセージを表示させるための情報も含まれている。印刷プラグイン600は生成したQRコードを、クラウドプリントサービス500を経由してプリンタ200に送信する。プリンタ200はクラウドプリントサービス500から受信したQRコードを印刷する。ユーザは印刷されたQRコードをプリンタに貼り付ける。
なお、上記ではコラボツールアプリが表示するチャット画面からQRコードの印刷指示を行うとした。プリンタ200に印刷プラグイン用のアプリケーションをインストールし、インストールされたアプリケーションを使ってQRコードを印刷するとしてもよい。この場合、ユーザはプリンタ200の表示部215を操作し、印刷プラグインに対応するアプリケーションを起動して印刷指示をする。当該アプリケーションは先に記述した情報を含めたQRコードを生成し、印刷する。プリンタ200の表示部215でなくても、クライアント端末100からプリンタ200にアクセスして利用するリモートUI機能からQRコードの印刷指示をするとしてもよい。また、上記の実施例では、ユーザが所定のメッセージを投稿することでQRコードの印刷が開始された。印刷プラグインがコラボツールの画面上にQRコード印刷ボタンを表示させ、ユーザが当該QRコード印刷ボタンを選択することでQRコードの印刷に必要な処理が開始されるとしてもよい。
以降の説明は、デフォルトプリンタ登録用のQRコードの印刷は完了しており、QRコードはプリンタ200に貼られているものとする。
ユーザはプリンタ200の筐体に付帯しているQRコードをクライアント端末100のカメラ機能でスキャンする(S4007)。QRコードには、プリンタ200のプリンタ名、プリンタID、印刷プラグインのアプリケーション識別子、QRコラボツールを起動するための文字列、コラボツール起動後のチャット画面でメッセージとして表示したい文字列がURLの形で記憶されている。
QRコードに含まれるコマンドに従って、クライアント端末100はコラボツールアプリを起動する。コラボツールアプリはQRコードに含まれるアプリケーション識別子から印刷プラグイン600を特定し、ユーザと印刷プラグイン600のチャットルーム画面を表示する。さらに、コラボツールアプリは、QRコードに含まれる情報に基づき、図5(D)に示す画面をクライアント端末100に表示する。図5(D)はユーザと印刷プラグイン600のチャットルームである。領域804には「プリンタA(プリンタAのID)をデフォルトプリンタに設定します。このまま投稿してください。」というメッセージが自動で入力される。メッセージのうち「プリンタA」の部分はQRコードに含まれるプリンタ名であり、プリンタ毎に異なる文字列が表示される。「プリンタAのID」の部分もQRコードコードに含まれるプリンタIDであり、プリンタ毎に異なる文字列が表示される。ユーザがこのまま投稿ボタン805を押すと、領域804に入力されたメッセージがコラボツール300に送信される(S4008)。S4008において、クライアント端末100はユーザの指示に基づき、投稿されたメッセージをコラボツール300に送信する。
登録要求を受けたコラボツール300は、投稿されたメッセージを印刷プラグイン600に送信する(S4009)。送信されたメッセージにはデフォルトプリンタとして登録したいプリンタ200のプリンタ名やプリンタIDが含まれている。
情報を受け取った印刷プラグイン600は、受信したメッセージに含まれるプリンタ名とプリンタIDを基にプリンタ200をデフォルトプリンタとして印刷プラグイン600の記憶部に登録する(S4010)。S4010の処理において、印刷プラグイン600はコラボツール300にユーザの操作するクライアント端末100のネットワーク情報であるIPアドレスの取得要求を送信する。印刷プラグイン600はコラボツール300からクライアント端末100のIPアドレスを取得し、図6に示すテーブルを作成する。なお、図6におけるIPアドレスはグローバルIPアドレスであり、クライアント端末100がおおまかな場所を示す情報である。
デフォルトプリンタの登録処理の詳細は図10で後述する。図6は印刷プラグイン600により管理されるデフォルトプリンタ管理テーブルの一例を示す図である。このテーブルは印刷プラグイン600を利用して印刷するときのデフォルトプリンタを管理するテーブルである。デフォルトプリンタ管理テーブルは、クライアント端末100がコラボツール300にアクセスするときのIPアドレスと、デフォルトとして登録したプリンタ名、プリンタIDを対応づけて管理している。また、当該テーブルは、クライアント端末100のIPアドレスとユーザが最後に使用したプリンタのプリンタ名、プリンタIDも対応づけて管理している。なお、本テーブルに登録されたIPアドレスは、印刷プラグイン600がコラボツールにアクセスし、取得することができるIPアドレスであり、ユーザがいずれのネットワークからコラボツール300にアクセスしているかを示す情報である。このIPアドレスはリアルタイムのものでなくても、ユーザがコラボツール300にログインしたタイミングのIPアドレスであってもよい。また、図6ではユーザがプリンタを使用するときの場所の情報としてIPアドレスを用いて説明をするが、GPS情報などの位置情報とプリンタ名、プリンタIDを対応づけて登録するとしてもよい。
印刷プラグイン600は、クライアント端末100のIPアドレスとプリンタ名を対応づけて登録したのち、登録完了のメッセージをコラボツール300に通知する(S4011)。コラボツール300は印刷プラグイン600から受信した登録完了メッセージをクライアント端末100のコラボツールアプリのチャットルームに表示させる(S4012)。
なお、上記の実施例では、ユーザがデフォルトプリンタ登録用のQRコードを印刷し、プリンタ200に貼り付けるとした。プリンタ200に印刷プラグイン600用のアプリケーションがインストールされており、ユーザがプリンタ200の表示部215からアプリケーションを起動し、QRコードを表示部215に表示させるとしてもよい。
また、本実施例では、S4008を送信したクライアント端末100のIPアドレスとQRコードに含まれるプリンタ名、プリンタIDの情報を紐づけてデフォルトプリンタテーブルに登録するとした。QRコードにプリンタのIPアドレスを含めておき、そのIPアドレスとプリンタ名、プリンタIDを紐づけてデフォルトプリンタ管理テーブルに登録するとしてもよい。
[印刷UIの表示と遷移]
次に、コラボツール300上で印刷プラグイン600を呼び出した際に表示される印刷UIの遷移について図7~9を用いて説明する。図7、図8は、印刷プラグイン600を使った印刷までの画面の遷移図である。図9は印刷までのシーケンスを示している。ここでは、クライアント端末100にインストールされたコラボツールアプリを利用する場合を例に説明する。コラボツールアプリを使わずに、クライアント端末100にインストールされたWebブラウザからコラボツール300にアクセスする場合も同様である。
次に、コラボツール300上で印刷プラグイン600を呼び出した際に表示される印刷UIの遷移について図7~9を用いて説明する。図7、図8は、印刷プラグイン600を使った印刷までの画面の遷移図である。図9は印刷までのシーケンスを示している。ここでは、クライアント端末100にインストールされたコラボツールアプリを利用する場合を例に説明する。コラボツールアプリを使わずに、クライアント端末100にインストールされたWebブラウザからコラボツール300にアクセスする場合も同様である。
ユーザがクライアント端末100にインストールされたコラボツールアプリを起動する。コラボツールアプリは認証画面を表示し、ユーザID、パスワードの入力を受け付ける。入力されたユーザID、パスワードはコラボツール300の認証部に送信され、認証が成功したことに従ってコラボツールの画面が表示される。コラボツールアプリは、図7(A)に示す画面を表示する。図7(A)はコラボツール300にログインしたユーザが所属するチャネルCのチャットルーム画面である。領域900には、ユーザAが投稿したメッセージと添付ファイル「AAA.pdf」が表示されている。ユーザが「AAA.pdf」を選択すると、コラボツールアプリは「AAA.pdf」を展開し、表示する。「AAA.pdf」を印刷する場合、ユーザは三点リーダ901を選択する。ユーザが三点リーダ901を選択すると機能選択UI902が表示される。機能選択UI902には標準機能とその他の操作ボタン303が表示される。ユーザがその他の操作ボタン303を選択すると、インストール済みのアプリケーションリストUI904が表示される。インストール済みのアプリケーションリストUI904には図5で示した方法でインストールされたアプリケーションの一覧が表示される。
ユーザが印刷プラグインのアイコン905を選択すると、コラボツールアプリはコラボツール300に当該アプリケーションが選択されたことを通知する(S8000)。コラボツール300は印刷プラグイン600を起動する(S8001)。
印刷プラグイン600は起動すると、コラボツール300からクライアント端末100のネットワーク情報を取得する。印刷プラグイン600は、コラボツール300にクライアント端末100から通知されるIPアドレスを問い合わせる。ここで取得するIPアドレスはグローバルIPアドレスである。印刷プラグイン600はコラボツール300から取得したIPアドレスと図6に示すデフォルトプリンタ管理テーブルの情報を比較し、デフォルトプリンタとして表示するプリンタを選択する(S8002)。S8002では、クライアント端末100から取得したネットワーク情報と、図6に示すデフォルトプリンタ管理テーブルを比較し、印刷プラグイン600がデフォルトプリンタを選択する。たとえば、クライアント端末100から取得したIPアドレスの先頭から所定の桁数までの数字が一致するIPアドレスに紐づけてデフォルトプリンタ管理テーブルに登録されたプリンタ情報を印刷プラグインは選択する。
続けて、印刷プラグイン600はクラウドプリントサービス500に対して、ユーザが使用することができるプリンタのリストを要求する(S8003)。クラウドプリントサービス500は印刷プラグイン600からの要求を受けると、コラボツール300にログインしたユーザが利用することができるプリンタのリストを印刷プラグイン600に送信する(S8004)。
印刷プラグイン600はS8002で選択したデフォルトプリンタの情報を用いて印刷UIを生成し、コラボツール300に表示指示をする(S8005)。S8005において、コラボツール300は図7(B)のような印刷UIをクライアント端末100に表示する。図7(B)のプリンタ領域906は、S8002において選択したデフォルトプリンタのプリンタ名が表示される。本実施例において、デフォルトプリンタとは、コラボツールが印刷プラグインを呼び出したときに印刷プラグインが最初に表示させる画面で選択されるプリンタである。デフォルトプリンタのプリンタ名はクライアント端末100のネットワーク情報であるIPアドレスによって変化する。たとえば、例えば、ユーザが会社から印刷プラグイン600を起動した場合に、ネットワーク情報として172.23から始まるIPアドレスが取得されるとする。この場合、デフォルトプリンタ管理テーブルに登録されたプリンタ名のうち、IPアドレスが172.23.123.11のPrinterAがデフォルトプリンタのプリンタ名として表示される。一方で、自宅から起動した場合には、ネットワーク情報として160.24から始まるIPアドレスが取得されたとする。この場合は、デフォルトプリンタ管理テーブルに登録されたプリンタのうち、PrinterBがデフォルトプリンタのプリンタ名として表示される。図7(B)は他にも、コラボツール300から取得した印刷対象のファイル名リストと各ファイル名に対応して印刷するかどうかを切り替えるUIを備えるファイル領域907を有する。また、詳細印刷設定を実施するWebUIを呼び出す詳細設定ボタン908と、クラウドプリントを開始する印刷ボタン909、印刷設定を中止するキャンセルボタン910も有する。ユーザが詳細設定ボタン908を選択すると、不図示の印刷設定画面が表示される。ユーザがキャンセルボタン910を選択すると、印刷設定UIの表示は終了し、図7(A)に示す画面を表示する。また、図7(B)のプリンタ領域906に備わったプリンタ選択ボタン917が選択されると、図8(B)のプリンタ選択UIが表示される。プリンタ選択UIには、クラウドプリントサービス500に登録されたプリンタのリストを表示し、ユーザの選択を受け付けるプリンタリストUI914とユーザの選択結果を図5(B)に伝えるOKボタン915、キャンセルボタン916が備わっている。プリンタリストUI914に表示されるプリンタは、クラウドプリントサービス500に登録されたプリンタ全てを表示することを想定しているが、プリンタの登録数によってはユーザが当該のプリンタを探索するのが困難になる。そこで、例えば、ユーザのネットワーク情報として使用される位置情報とクラウドプリントサービス500に登録された各プリンタの位置情報を比較して、距離に応じて選択可能なプリンタを限定してもよい。そして、OKボタン915が選択されると、プリンタリストUI914で選択された結果が図7(B)のプリンタ領域906のプリンタ名の表示欄に反映され、キャンセルボタン916が選択されると情報の更新を行わずに図7(B)に表示を切り替える。
ユーザにより印刷ボタン909が押下されると、印刷プラグイン600はクラウドプリントサービス500に登録済みのプリンタキューに対して、印刷対象のファイル、詳細設定、を含む印刷指示を送信する(S8006)。
印刷プラグイン600は、WebAPIを用いてクラウドプリントサービス500に登録された仮想プリンタキューに対して、印刷データを送信する(S8007)。この時、仮想プリンタキューには、ファイル形式やサイズ、詳細設定情報を含むJSON形式の印刷ジョブとクラウドストレージサービス400から取得したファイルのStream型のデータが送信される。
また、クラウドプリントサービス500は、印刷可能なファイル形式と一部のファイル形式を変換する機能を有する。印刷プラグイン600では事前に対応可能なファイル形式かどうかを判別し、対応なファイル形式であると判断すれば印刷データを送信する。ただし、不可能なファイル形式であると判断した場合には、印刷プラグイン600は呼び出し元のチャット画面上に、非対応のファイル形式であったことを示唆する不図示のメッセージを表示する。
そして、印刷データの受信に成功したクラウドプリントサービス500は、受信に成功したことを印刷プラグイン600に通知する(S8008)。印刷プラグイン600は、クラウドプリントサービスから受信した通知に基づき、図6に記載のプリンタ管理テーブルの最後に使用したプリンタの情報を更新する。印刷プラグインはクライアント端末100のネットワーク情報に対応する最後に使用したプリンタのプリンタ情報と最終利用日時の情報を更新する。
またクラウドプリントサービス500はプリンタに対して印刷ジョブを送信して印刷を開始する(S8009)。この時、印刷プラグイン600ではステップS8008で、受信した結果をコラボツール300上に図8(A)のUIを表示する(S8010)。図8(A)には印刷処理の成功、失敗した旨のメッセージ911と、印刷操作を続行するボタン912と印刷操作を終了するボタン913が備わっている。ユーザが続行ボタン912を選択すると、図7(B)が再表示される。
ユーザが終了ボタン913を押下すると印刷プラグイン600を終了する(S8011)。
[デフォルトプリンタの登録]
図4で説明したデフォルトプリンタの登録について、印刷プラグイン600が実行する処理の詳細を図10のフローチャートを用いて説明する。図10のフローチャートに書かれた各処理は、印刷プラグイン600のCPU611により実行される。
図4で説明したデフォルトプリンタの登録について、印刷プラグイン600が実行する処理の詳細を図10のフローチャートを用いて説明する。図10のフローチャートに書かれた各処理は、印刷プラグイン600のCPU611により実行される。
CPU611は、ユーザがスキャンしたQRコード内に含まれるプリンタ情報(プリンタ名とプリンタID)をコラボツール300から受信する(S9000)。CPU611は、QRコードに含まれるプリンタ名、プリンタIDに加えて、デフォルトプリンタを登録するためのメッセージを投稿したユーザのユーザIDも受信する。
印刷プラグイン600は受信した情報を解析して、プリンタ名とプリンタIDを別々に取り出す(S9001)。
CPU611は、S9001で受信したユーザIDのユーザが利用可能なプリンタ一覧をクラウドプリントサービス500から取得する(S9002)。クラウドプリントサービス500は印刷プラグイン600から通知されたユーザのユーザIDに対応づけて登録されているプリンタ一覧を印刷プラグイン600に通知する。
CPU611は、S9001でコラボツール300から通知されたプリンタ名、プリンタIDのプリンタがS9002で取得したプリンタ一覧に含まれているか否かを判定する(S9003)。コラボツール300から通知されたプリンタ名、プリンタIDがクラウドプリントサービス500から取得したプリンタの一覧に含まれていない場合、CPU611はコラボツール300にエラーメッセージを送信する(S9004)。コラボツール300はクライアント端末100の表示部に印刷プラグイン600から通知されたエラーメッセージを表示させる。S9004における処理は、ユーザがQRコードを読み取りデフォルトプリンタを登録しようとしたが、当該プリンタの利用を許可されていない場合の処理である。
次に、S9003において、コラボツール300から通知されたプリンタ名、プリンタIDがクラウドプリントサービス500から取得したプリンタリストに含まれている場合の処理を説明する。
CPU611は、クライアント端末100のネットワーク情報を取得する(S9005)。印刷プラグイン600は、コラボツール300にユーザが操作するクライアント端末100のIPアドレスを問い合わせる。印刷プラグイン600は、コラボツール300からクライアント端末100のIPアドレスを受信する。
続けて、CPU611は、管理しているデフォルトプリンタ管理テーブルを呼び出す(S9006)。デフォルトプリンタ管理テーブルは図6で示したテーブルである。
CPU611は、取得したネットワーク情報に対応するプリンタ名、プリンタIDがデフォルトプリンタ管理テーブルに登録されているか否かを判定する(S9007)。CPU611は、取得したクライアント端末100のIPアドレスのうち所定の桁までのアドレスと、デフォルトプリンタ管理テーブルに登録されているIPアドレスの所定の桁までのアドレスを比較し、一致するものがあるかを判定する。S9007における判定は、取得されたネットワーク情報のネットワークからアクセスされたときに利用するデフォルトプリンタが登録されているか否かを判定するための処理である。なお、本実施例では、IPアドレスの先頭から所定の桁までの数字が一致するか否かを判定するとして説明した。IPアドレスの全体が一致するか否かを判定するとしてもよい。
プリンタ管理テーブルにデフォルトプリンタ情報が登録されていないと判定した場合、CPU611はネットワーク情報とコラボツールから受信したプリンタ情報(プリンタ名とプリンタID)を紐づけてプリンタ管理テーブルに登録する(S9009)。一方で、既にデフォルトプリンタ情報が登録されていると判定した場合、CPU611はネットワーク情報に登録されたデフォルトプリンタ情報を、コラボツール300から受信したプリンタ情報(プリンタ名とプリンタID)で上書きする(S9008)。プリンタ管理テーブルの更新作業が終了すると、印刷プラグイン600はデフォルトプリンタの登録が完了したことをコラボツール300の個別チャットへ通知する(S9010)。
なお、本実施形態では、取得したネットワーク情報に対応するデフォルトプリンタがすでに登録されている場合、当該プリンタ情報を上書きするとした。取得したネットワーク情報に対応するデフォルトプリンタがすでに登録されている場合、CPU611がコラボツール300にデフォルトプリンタを更新するか否かを問い合わせるメッセージを投稿するとしてもよい。コラボツール300は通知されたメッセージをクライアント端末100の表示部に表示させる。ユーザがコラボツール300にメッセージを投稿すると、投稿されたメッセージが印刷プラグイン600に通知される。印刷プラグイン600はコラボツール300から受信したメッセージに基づき、デフォルトプリンタの更新が指示されたか否かを判定する。デフォルトプリンタの更新が指示されたと判定した場合、印刷プラグイン600はデフォルトプリンタ管理テーブルのプリンタ情報を上書きする。デフォルトプリンタの更新が指示されていない場合、印刷プラグイン600はデフォルトプリンタ管理テーブルを更新せず、図9に示す処理を終了する。
[印刷設定UIを表示するときの印刷プラグインの処理]
次に、図7、図8のように実際に印刷するときの処理を図11のフローチャートを用いて説明する。
次に、図7、図8のように実際に印刷するときの処理を図11のフローチャートを用いて説明する。
印刷プラグイン600では、デフォルトプリンタ管理テーブルにデフォルトプリンタ情報を記憶している。ユーザがコラボツール300から印刷プラグイン600を起動した際には、ユーザのネットワーク情報とプリンタ管理テーブルの情報を照らし合わせて、デフォルトプリンタを取得し、印刷設定UIを表示する。このときの処理の詳細について図11を用いて説明する。
図11に記載の処理は、印刷プラグイン600のCPU611がプログラムを実行することで実現される。図11に示す処理は、ユーザが図7(A)の905に記載のボタンが選択されたことに基づき開始される。
CPU611は、クライアント端末100のネットワーク情報をコラボツール300から取得する(S11000)。S11000における処理は、図10のS9005と同様の処理であり、印刷プラグイン600がコラボツール300にクライアント端末100のIPアドレスを要求し、取得する処理である。
その後、CPU611は、記憶部614に記憶しているデフォルトプリンタ管理テーブルを呼び出す(S11001)。
CPU611は、クラウドプリントサービス500からユーザが使用することができるプリンタの一覧を取得する(S11002)。S11002において、CPU611はクラウドプリントサービス500にユーザ情報とプリンタの一覧の取得要求を送信する。クラウドプリントサービス500からプリンタ一覧の取得ができない場合、不図示ではあるがコラボツール300にエラーメッセージを投稿し、クライアント端末100にエラーメッセージを表示させる。この場合、CPU611はエラー通知の投稿後、図11に記載の処理を終了する。
CPU611は、S11000で取得したネットワーク情報がデフォルトプリンタ管理テーブルに登録されているか否かを判定する(S11003)。S11003においては、S11000で取得されたIPアドレスの先頭から所定の桁数までが一致するIPアドレスが登録されているかが判定される。このようにすることで、ユーザがデフォルトプリンタの登録時と異なるデバイスから印刷をするときも、社内のようにあるエリア内から印刷をしようとする場合には同じプリンタがデフォルトプリンタとして表示されるようになる。なお、本実施例ではクライアント端末から取得されたIPアドレスの先頭から所定の桁数までがデフォルトプリンタ管理テーブルに登録されたIPアドレスと一致するかを判定するとした。IPアドレス全体が一致するかを判定するとしてもよい。
S11003において、取得したネットワーク情報がデフォルトプリンタ管理テーブルに登録されていない場合、CPU611はS11010に記載の処理を実行する。CPU611は、S11002において取得したプリンタ一覧の先頭のプリンタ情報をデフォルトプリンタの情報であるとして印刷設定画面を生成する(S11010)。
デフォルトプリンタ管理テーブルにネットワーク情報が登録されている場合、CPU611はS11004に記載の処理を実行する。S11004において、CPU611はS11000で取得したネットワーク情報に対応するデフォルトプリンタのプリンタ情報がデフォルトプリンタ管理テーブルに書かれているか否かを判定する。S11004において、CPU611はクライアント端末100のIPアドレスの先頭から所定の桁数までが一致するIPアドレスと対応づけてデフォルトプリンタ管理テーブルに登録されているデフォルトプリンタの情報があるかを判定する。たとえば、クライアント端末100のIPアドレスが「172.23.999.88」であるとする。この場合、デフォルトプリンタ管理テーブルに登録されたIPアドレスが「172.23.123.11」でプリンタ名「Printer A」、プリンタIDが「Id123」のプリンタがデフォルトプリンタとして選択される。また、クライアント端末100のIPアドレスが「160.24.111.22」であるとする。この場合、IPアドレスが「160.24.987.65」、プリンタ名が「Printer B」、プリンタID「ID128」がデフォルトプリンタのプリンタ情報として選択される。なお、クライアント端末から取得されたIPアドレスとデフォルトプリンタ管理テーブルで管理されるIPアドレスが完全に一致するか否かを判定するとしてもよい。
一方で、クライアント端末100のIPアドレスが「155.10.987.66」の場合、CPU611は対応するデフォルトプリンタのプリンタ情報は登録されていないと判定する。
ネットワーク情報に対応するデフォルトプリンタのプリンタ情報が登録されていた場合、CPU611はネットワーク情報に対応するデフォルトプリンタのプリンタ情報に基づき印刷設定UIを生成する(S11005)。S11005において、CPU611は図7(B)のプリンタ領域906にネットワーク情報に対応するデフォルトプリンタのプリンタ情報が表示される印刷設定UIを生成する。
S11004において、クライアント端末100のネットワーク情報に対応するデフォルトプリンタのプリンタ情報が登録されていない場合、CPU611はS11006に記載の処理を実行する。CPU611は、クライアント端末100のネットワーク情報に対応する最後に使用したプリンタのプリンタ情報がデフォルトプリンタ管理テーブルに登録されているか否かを判定する(S11006)。S11006において、CPU611はクライアント端末100のIPアドレスの先頭から所定の桁数までに一致するIPアドレスに対応する最後に使用したプリンタのプリンタ情報が登録されているか否かを判定する。例えば、クライアント端末100のIPアドレスが「155.10.987.66」の場合、IPアドレスが「155.10.111.22」、プリンタ名「Printer C」、プリンタID「Id124」のプリンタが最後に使用したプリンタである。
CPU611は、ネットワーク情報に対応する最後に使用したプリンタのプリンタ情報をデフォルトプリンタの情報とする印刷設定UIを生成する(S11007)。例えば、クライアント端末100IPアドレスが「155.10.987.66」の場合、図5(B)のプリンタ領域906に「Printer C」が表示される印刷設定UIを生成する。
CPU611は、ネットワーク情報が登録されているものの、対応するデフォルトプリンタの情報も最近使用したプリンタの情報も登録されていない場合、S11008に記載の処理を実行する。CPU611は、クライアント端末100のネットワーク情報に関係なく、コラボルーツ300にログインしているユーザが最後に使用したプリンタをデフォルトプリンタとして印刷設定UIを生成する(S11008)。S11008においては、図6に記載のテーブルの最終利用日時という情報を使う。最終利用日時は、最後に使用したプリンタに対して最後に印刷データを送信した日時の日時情報である。S11008において、CPU611はデフォルトプリンタ管理テーブルの最終利用日時情報を参照しに指示情報が最も新しいプリンタをデフォルトプリンタとして印刷設定UIを生成する。たとえば、図6に示すデフォルトプリンタ管理テーブルにおいては、プリンタ名「Printer C」、プリンタID「Id124」がデフォルトプリンタとして選択され、図7(B)に示す画面が生成される。
CPU611は、デフォルトプリンタ管理テーブルに最後に使用されたプリンタの情報が登録されていない場合、S11010へと処理を進める。
CPU611は、S11005、S11007、S11009、S11010のいずれかで生成した印刷設定UIをコラボツール300に送信する(S11011)。コラボツール300は、印刷プラグイン600から受信した印刷設定UIをクライアント端末100に表示させる。
このようにすることで、印刷プラグインが印刷設定UIを表示するタイミングでクライアント端末がどこにあるかに応じて異なるプリンタの情報をデフォルト値とした印刷設定UIを表示させることができる。
なお、実施例1では、プリンタ名、プリンタID、印刷プラグイン600の識別子等の情報が書き込まれた二次元コード(QRコード)を印刷し、プリンタに貼り付け、ユーザがQRコードをクライアント端末100で撮影するという形態であった。プリンタ200がプリンタ名、プリンタID、印刷プラグインの識別子等の情報が書き込まれたQRコードを表示部215に表示するとしてもよい。この場合、図4のS4007において、ユーザはプリンタ200を操作しQRコードを表示部215に表示させ、クライアント端末100を使ってQRコードを読み取る。以降の動作は実施例1と同様である。
<実施例2>
実施例1では、プリンタ本体に貼られたQRコードを読み取り、デフォルトプリンタの登録を行う例について説明した。実施例2ではコラボツール300を用いてデフォルトプリンタの登録を行う例を説明する。このようにすることで、QRコードの印刷等を行わなくてもデフォルトプリンタの設定を行うことができるようになる。
実施例1では、プリンタ本体に貼られたQRコードを読み取り、デフォルトプリンタの登録を行う例について説明した。実施例2ではコラボツール300を用いてデフォルトプリンタの登録を行う例を説明する。このようにすることで、QRコードの印刷等を行わなくてもデフォルトプリンタの設定を行うことができるようになる。
まず、図12を用いて実施例2におけるクライアント端末100の動作を説明する。
図12(A)はクライアント端末100にインストールされたコラボツールアプリが表示するチャット画面である。図5で説明した印刷プラグインのインストールは完了しているものとする。図12(A)はユーザと印刷プラグインのチャットルームである。ユーザがメッセージを投稿すると、投稿されたメッセージはコラボツール300に送信され、コラボツール300は受信したメッセージを印刷プラグイン600に通知する。実施例2では、デフォルトプリンタを設置するためにユーザがメッセージ入力領域1200に「デフォルトプリンタを設定」と入力し、投稿ボタン1201を選択する。印刷プラグイン600は投稿されたメッセージを受信し、図12(B)に示すプリンタ一覧の画面を表示する。プリンタ一覧に表示されるプリンタは、ユーザが使用することができるプリンタとしてクラウドプリントサービス500に登録されているプリンタの一覧である。ユーザはプリンタ選択領域1202を操作してデフォルトプリンタに登録したいプリンタを選択する。「OK」ボタン1203は選択されたプリンタをデフォルトプリンタとして登録するためのユーザ指示をするためのボタンであり、「キャンセル」ボタン1204はデフォルトプリンタの設定を終了するためのボタンである。「キャンセル」ボタン1204が選択された場合、プリンタ一覧は非表示となり、図12(A)のチャット画面が表示される。
次に、図13を用いて、実施例2において、印刷プラグイン600が実行する処理について説明する。図13の各処理は、CPU611がプログラムを実行することで実現される。なお、図13に記載の処理は実施例1の図10に対応する処理であり、共通する処理については図10と同じ符号を付与し、説明を省略する。
CPU611は、コラボツール300からデフォルトプリンタを登録するためのメッセージを受信したか否かを判定する(S1300)。CPU611はコラボツール300から受信したメッセージの内容に基づき、メッセージがデフォルトプリンタを登録するためのメッセージであるかを判定する。たとえば、CPU611はメッセージに所定のキーワードが含まれている場合、デフォルトプリンタを登録するためのメッセージを受信したと判定する。デフォルトプリンタを登録するメッセージを受信していない場合、CPU611はS1300の処理を繰り返し行う。
CPU611はクラウドプリントサービスからユーザが利用可能なプリンタ一覧を取得する(S9002)。S9002は実施例1と同様の処理である。
CPU611は、コラボツール300に取得したプリンタ一覧を表示させる(S1303)。これによって図12(B)の画面がクライアント端末100に表示される。
CPU611は、コラボツール300からプリンタ名を受信したか否かを判定する(S1304)。図12(B)に示す画面において、デフォルトプリンタに設定したいプリンタ名を選択し、「OK」ボタン1203を選択する。デフォルトプリンタとして登録するプリンタ名がクライアント端末100からコラボツール300を経由して、印刷プラグイン600に通知される。CPU611は、コラボツール300からプリンタ名を受信していない場合、S1305に処理を進める。CPU611は図12(B)において「キャンセル」ボタン1204が選択されたか否かを判定する(S1305)。
図12(B)において、キャンセルボタンが選択された場合、CPU611は図12(B)に示すプリンタ一覧の表示を終了する(S1306)。これにより、クライアント端末100に表示される画面は図12(A)のようなチャット画面となる。
S1305において「キャンセル」ボタンが選択されていない場合、CPU611はS1304に処理を戻す。
S1304において、コラボツール300からプリンタ名を受信した場合、CPU611はクライアント端末100のネットワーク情報を取得する(S9005)。この処理は、実施例1の図10のS9005と同様の処理のため説明を省略する。
そして、CPU611は実施例1の図10のS9007~S9009の処理を実行する。
デフォルトプリンタ管理テーブルにデフォルトプリンタの情報の書き込みを完了すると、CPU611は、図12(B)に示すプリンタ一覧の表示を終了する(S1307)。CPU611がコラボツール300にプリンタ一覧の表示の終了を指示することでS1307に記載の処理が実行される。
CPU611は、デフォルトプリンタの登録が完了したことを、ユーザと印刷プラグインのチャットルームに通知する(S9010)。この処理は、実施例1の図10のS9010と同様の処理である。
実施例1で図11を用いて説明した印刷時の処理は、実施例2でも実施例1と同様であるため説明を省略する。
以上のようにすることで、QRコードの印刷やクライアント端末100によるQRコードの読み取りができなくてもデフォルトプリンタの登録を行うことができるようになる。
なお、実施例2では、ユーザが印刷プラグインとのチャットルームに所定のメッセージを投稿することでデフォルトプリンタの登録処理が開始されるとした。図12(A)に表示されるチャットルームにデフォルトプリンタ登録用のオブジェクトを配置し、ユーザが当該オブジェクトを選択したことに従って、図13に示す処理を実行するとしてもよい。
実施例2では、ユーザが所定のメッセージを投稿することでユーザが使用することができるプリンタの一覧が表示され、一覧から選択されたプリンタをデフォルトプリンタとして登録した。
ユーザが図7(A)の905から印刷プラグインを呼び出し、プリンタ選択ボタン917が選択されたときに図14の画面を表示し、デフォルトプリンタの登録を行うとしてもよい。図14と図8(B)に示す画面の違いを説明する。図14も図8(B)と同様、印刷に使用するプリンタを選択するための画面である。図14には図8(B)にはない「デフォルトプリンタ登録」ボタン1205が含まれている。プリンタリストUI914に表示されるプリンタから、ユーザがデフォルトプリンタとして登録したいプリンタを選択し「デフォルトプリンタ登録」ボタン1205を選択する。すると、図13のS9005以降の処理が実行される。なお、デフォルトプリンタ登録」ボタン1205からデフォルトプリンタを登録した場合、登録処理の後、図7(B)のプリンタ領域906に登録したデフォルトプリンタのプリンタ名を表示した状態の印刷設定UIを表示する。また、ユーザが図14のOKボタン915を選択した場合、デフォルトプリンタの登録処理は行わず、印刷に使用するプリンタのプリンタ情報のみを変更する。
このようにすることで、印刷のための画面遷移の中でデフォルトプリンタの登録を行うことができる。
<実施例3>
実施例1では、コラボツール300から取得したネットワーク情報を用いて、印刷プラグイン600がデフォルトプリンタの登録や取得を実施していた。しかし、コラボツール300の仕様によっては、印刷プラグイン600がコラボツール300から取得するネットワーク情報が、クライアント端末100のネットワーク情報ではなく、コラボツール300のサーバ情報となってしまう可能性がある。そこで、実施例3では、印刷プラグイン600は、コラボツール300とは別のサービスからクライアント端末100のネットワーク情報を取得する。
実施例1では、コラボツール300から取得したネットワーク情報を用いて、印刷プラグイン600がデフォルトプリンタの登録や取得を実施していた。しかし、コラボツール300の仕様によっては、印刷プラグイン600がコラボツール300から取得するネットワーク情報が、クライアント端末100のネットワーク情報ではなく、コラボツール300のサーバ情報となってしまう可能性がある。そこで、実施例3では、印刷プラグイン600は、コラボツール300とは別のサービスからクライアント端末100のネットワーク情報を取得する。
実施例1では、コラボサービス300にログインするための認証処理をコラボツール300が行うとして説明した。コラボルーツ300とは別に、コラボツール300やクラウドストレージサービス400への認証管理やユーザのアクセスログを管理するアクセス管理サービスが提供されるとする。アクセス管理サービスとは、例えば、Microsoft社のAzureActiveDirectoryのようなアクセス管理サービスである。実施例3は、アクセス管理情報により管理されるユーザの最新サインインログに含まれるネットワーク情報により、デフォルトプリンタの登録と取得を実施する。このようにすることで、コラボツール300から、クライアント端末のネットワーク情報が取得できない場合であっても、クライアント端末のネットワーク情報に基づき特定されるデフォルトプリンタを選択することができる。
コラボツール300へのアクセスや、クラウドストレージサービス400に格納されたデータへのアクセス権限の制御を行うアクセス管理サービスはネットワーク700に接続されている。
アクセス管理サービスは、コラボツール300やクラウドストレージサービス400へのアクセス管理や監視を行っており、ユーザが各サービスやリソースへアクセスするためにアカウント認証を実施した情報をサインインログとして記録している。リソースとは、コラボツール300が提供するコンテンツやクラウドストレージサービス400に保存されるファイル等を示す。
サインインログは、ユーザの識別情報であるユーザIDと、ユーザがサインインした時刻やユーザが操作するクライアント端末100のデバイス情報、IPアドレス、ロケーション情報などを記録している。クライアント端末100のデバイス情報とは、クライアント端末100のオペレーティングシステムの種類やサインインのときに使用したウェブブラウザの種類等である。ロケーション情報は、後述するgeоCoordinatesに相当する情報であり、クライアント端末100の緯度や経度を示す情報である。
サインインログは、クライアント端末100にインストールされたウェブブラウザでアクセス管理サービスにアクセスすることで確認することができる。また、クライアント端末100や印刷プラグイン600から、アクセス管理サービスにアクセスし、WebAPIを使用することで、JSONデータとして取得することもできる。
実施例3ではネットワーク情報としてIPアドレスを使用して説明するが、GPS情報のようにクライアント端末100のロケーションを特定できる別情報を使用してもよい。なお、実施例3のネットワーク構成やハードウェア構成、コラボツール300のアプリケーションインストール、印刷プラグイン600が表示するUI遷移、デフォルトプリンタの管理などについては実施例1と同様のため、説明は割愛する。
まず、デフォルトプリンタの登録については実施例2と同様に、図12(B)のUIから登録するものとする。ユーザがプリンタ選択領域1202を操作してデフォルトプリンタに登録したいプリンタを選択する。なお、デフォルトプリンタの登録については実施例1の方法であってもよい。
ユーザにより「OK」ボタン1203が選択されると、コラボツール300はプリンタ選択領域1202にて選択されたプリンタの情報と、「OK」ボタン1203が選択されたこと、コラボツール300にアクセスするユーザの識別情報を印刷プラグイン600に通知する。
当該通知を受け取った印刷プラグイン600は、WebAPIを用いてアクセス管理サービスからコラボツール300にログインしているユーザの最新のサインインログを取得する。なお、印刷プラグイン600は、アクセス管理サービスにアクセスするためのURLと、当該情報の取得に用いられるWebAPIを予め記憶しているものとする。
印刷プラグイン600は、アクセス管理サービスから取得したサインインログに含まれるネットワーク情報を抽出する。実施例3ではネットワーク情報としてIPアドレスを抽出するとする。
印刷プラグイン600は、プリンタ選択領域1202にてユーザが選択したプリンタ情報とIPアドレスを紐づけて、デフォルトプリンタ管理テーブルに登録する。
なお、印刷プラグイン600がIPアドレスを取得するタイミングは、印刷プラグイン600が図12(B)のUIを表示するタイミングであってもよい。その場合、印刷プラグイン600は、IPアドレスの取得要求を組み込んだ図12(B)の画面情報を生成し、コラボツール300に送信する。画面情報を取得したコラボツール300が、受信した画面情報を処理することにより、図12(B)に示す画面の生成、およびクライアント端末のIPアドレスの取得処理を行う。当該IPアドレスの取得処理は、先に説明したものと同じであり、WebAPIを用いてアクセスされるアクセス管理サービスから取得するサインインログからネットワーク情報が抽出される。
取得されたIPアドレスは、ユーザが図12(B)で選択したプリンタ情報とともに印刷プラグイン600に通知される。印刷プラグイン600はコラボツール300から通知されたIPアドレスとプリンタ情報を対応づけてデフォルトプリンタ管理テーブルに登録する。
図12(B)のUIはOKボタン1203のような特定のアクションを実行するオブジェクトなどで構成されたJSON形式のデータである。一部オブジェクトには、アクション情報としてアクションの種類やタイトルの他に、データとしてURLや文字列を持たせることができる。そこで、印刷プラグイン600がJSON形式のUIデータを読みこむ際に、直前に取得したIPアドレスをOKボタン1203のデータとして追加することで、IPアドレス含む図12(B)のUIを表示することができる。そして、ユーザが「OK」ボタン1203を押下すると、選択されたプリンタ情報と一緒にIPアドレスも印刷プラグイン600に送信される。
さらに、次のような方法でデフォルトプリンタとIPアドレスを紐づけてもよい。たとえば、コラボツール300において、印刷プラグイン600が呼び出されると、コラボツール300は印刷プラグイン600に起動の指示と起動を指示したユーザ情報を送信する。印刷プラグイン600はコラボツール300から通知されたユーザ情報を用いてアクセス管理サービスからユーザの最新のサインインログを取得する。取得したログに含まれるIPアドレスとコラボツール300から通知されたユーザ識別情報を対応づけて記憶する。コラボツール300からデフォルトプリンタの登録要求を受信した場合、印刷プラグイン600はユーザ識別情報とIPアドレス、通知されたデフォルトプリンタの情報を対応付けて記憶する。
次に、図15の印刷シーケンス図を使用して、アクセス管理サービスを用いたデフォルトプリンタの取得から印刷までのフローを説明する。
ユーザが印刷プラグインのアイコン905を選択すると、コラボツールアプリはコラボツール300に印刷プラグインが選択されたことを通知する(S8000)。コラボツール300は印刷プラグイン600を起動する(S8001)。
印刷プラグイン600は、WebAPIを用いてアクセス管理サービスに対して最新のサインインログを要求する(S1400)。アクセス管理サービスは印刷プラグイン600からの要求を受信すると、図16のJSON形式の最新サインインログを印刷プラグイン600に送信する(S1401)。サインインログを受信した印刷プラグイン600は、JSON形式のサインインログ情報の「ipAddress」1300からIPアドレスの値を取り出す(S1402)。この時、取得されるIPアドレスはグローバルIPアドレスである。また、図16のサインインログ情報にはIPアドレス以外にもクライアント端末100の位置情報を特定可能なネットワーク情報として、例えば「geоCoordinates」1301が含まれているので、以降のデフォルトプリンタの特定情報として利用してもよい。「geоCoordinates」1301は、クライアント端末100の位置を緯度と経度で表したものである。
そして、印刷プラグイン600は取得したIPアドレスと図6に示すデフォルトプリンタ管理テーブルに登録された各IPアドレスを比較し、デフォルトプリンタとして表示するプリンタを選択する(S1403)。IPアドレスの比較は、10進数のIPアドレスを2進数へと変換して上位桁から比較し、所定の桁数までの数字が一致するIPアドレスに紐づけられたプリンタをデフォルトプリンタとして特定する。比較の結果、複数のプリンタが候補になった場合は、デフォルトプリンタが特定できる桁数まで再度比較してもよい。印刷プラグイン600によりデフォルトプリンタが決定された後のフローS8003~S8011については、実施例1と同様のため説明は割愛する。
なお、図15ではS1400~S1403に記載の処理を印刷プラグイン600が実行するとして説明した。S1400~S1403を実行するためのプログラムを含むHTMLやJavaScriptを印刷プラグイン600がコラボツール300に提供するとしてもよい。その場合、コラボツール300が印刷プラグイン600から受信したプログラムを実行することでS1400~S1403に相当する処理を実行する。
また、図15では、コラボツール300とクライアント端末100を別のサービスとして記載したが、図15においてコラボツールが実行する処理を、クライアント端末100にインストールされたコラボツール300用のアプリケーションが実行するとしてもよい。
最後に、印刷プラグイン600によるデフォルトプリンタの取得処理について図17を用いて詳細に説明する。図17に記載の処理は、印刷プラグイン600のCPU611がプログラムを実行することで実現される。また、図17に示す処理は、ユーザが図7(A)の905に記載のボタンが選択されたことに基づき開始される。
CPU611は、アクセス管理サービスからユーザの最新のサインインログを受信する(S1500)。S1500における処理は、図15のS1400、S1401に記載の処理と同様の処理であり、印刷プラグイン600がWebAPIを実行することでアクセス管理サービスに最新のサインインログを要求し、取得する処理である。CPU611は取得したサインインログを解析し、クライアント端末100のネットワーク情報としてIPアドレスを抽出する(S1501)。この時、IPアドレスの他にサインインログに含まれるロケーション情報を取得してもよい。その後、図11と同様に、CPU611は、記憶部614に記憶しているデフォルトプリンタ管理テーブルを呼び出す(S11001)。また、CPU611は、クラウドプリントサービス500からユーザが使用することができるプリンタの一覧を取得する(S11002)。
情報取得後、CPU611はデフォルトプリンタ管理テーブルにIPアドレスと紐づけられたデフォルトプリンタもしくは最後に使用したプリンタが登録されているか否かを判定する(S1502)。
S1502でプリンタの情報が登録されていないと判定した場合は、CPU611はS11010に記載の処理を実行する。一方で、デフォルトプリンタ管理テーブルにIPアドレスが登録されている場合、CPU611はS1503に記載の処理を実行する。
S1503において、CPU611はS1501で取得したIPアドレスに対応するデフォルトプリンタ情報がデフォルトプリンタ管理テーブルに書かれているか否かを判定する。S1503において、CPU611はクライアント端末100のIPアドレスの先頭から所定の桁数まで数字が一致するIPアドレスと対応づけてデフォルトプリンタ管理テーブルに登録されているデフォルトプリンタの情報があるかを判定する。この時、図15のS1403の処理として記載したように、IPアドレスを2進数に変換して先頭から所定の桁数まで数字を比較してもよい。
S1503にてデフォルトプリンタが登録されていないと判定された場合、S1504にて最後に使用したプリンタの情報が登録されているか判定する。CPU611は実施例1と同様の判定を行ってもよく、またIPアドレスを2進数に変換して先頭から所定の桁数まで数字を比較してもよい。その他の処理S11005、S11007~S11011は実施例1と同様のため、説明は割愛する。
このように、実施例3では、コラボツール300やクラウドプリントサービスへのユーザのログを一括で管理するアクセス管理サービスからユーザがコラボツール300の提供するサービスにログインしたときに使用した端末のIPアドレスを取得する。このようにすることで、印刷プラグイン600がコラボツール300から直接ユーザの操作する端末のIPアドレスを取得できない場合であっても、ユーザの操作する端末のIPアドレスや位置情報を推定することができる。そのため、ユーザの場所に適したプリンタをデフォルトプリンタとしてユーザに提示することが可能となる。
実施例3では、コラボツール300へのアクセスや、クラウドストレージサービス400に格納されたデータへのアクセス権限の制御を行うサービスからユーザのログイン情報を取得した。そして、取得した当該ログイン情報に含まれるIPアドレスを用いてデフォルトプリンタを選択する系を記載した。
ユーザのログイン情報を管理するサーバでなくても、ユーザが使用するクライアント端末100のIPアドレスを取得することができるサービスをサーバに構築するとしてもよい。印刷プラグイン600は当該サービスを用いてクライアント端末100のIPアドレスを取得し、当該IPアドレスに対応するプリンタをデフォルトプリンタとして表示するとしてもよい。
<その他の実施形態>
実施例1、2では、クライアント端末100がコラボツール300にクライアント端末100のIPアドレスを問い合わせし、クライアント端末100のネットワーク情報を取得するとしていた。また、実施例3では、印刷プラグイン600が別のサービスと連携して通信を行うことで、クライアント端末100のネットワーク情報を取得しようとしていた。他の方法でクライアント端末100のネットワーク情報であるIPアドレスの取得を行ってもよい。
実施例1、2では、クライアント端末100がコラボツール300にクライアント端末100のIPアドレスを問い合わせし、クライアント端末100のネットワーク情報を取得するとしていた。また、実施例3では、印刷プラグイン600が別のサービスと連携して通信を行うことで、クライアント端末100のネットワーク情報を取得しようとしていた。他の方法でクライアント端末100のネットワーク情報であるIPアドレスの取得を行ってもよい。
たとえば、印刷プラグイン600がクライアント端末100のIPアドレスを取得するコマンドを含むHTMLやJavaScriptを生成し、コラボツール300に当該プログラムを実行させるとしてもよい。
この時の動作について、実施例1の図面を用いて説明する。たとえば、図4のデフォルトプリンタの登録処理のS4007で、クライアント端末100がQRコードを読み取ったあと、図5(D)のメッセージをコラボツール300に投稿する。コラボツール300は投稿されたメッセージを印刷プラグイン600に通知する。印刷プラグイン600は受信したメッセージにデフォルトプリンタの登録を示す所定のメッセージが含まれているか否かを判定する。所定のメッセージが含まれると判定した場合、クライアント端末100のIPアドレスを取得するコマンドと印刷プラグイン600の識別子を含むHTMLを生成する。印刷プラグイン600は生成したHTMLをコラボツールに送信し、実行させる。コラボツール300は、印刷プラグイン600から受信したHTMLを実行することでクライアント端末100からクライアント端末100のIPアドレスを取得する。そして、コラボツール300は取得したIPアドレスを印刷プラグイン600に通知する。図9のS8001におけるクライアント端末100のIPアドレスの取得も上記と同じ方法にて実行することが可能である。印刷プラグイン600はコラボツール300からの通知に基づきクライアント端末100のIPアドレスを取得するためのコマンドを含んだHTMLやJavaScriptのコードをコラボツール300に送信する。コラボツール300は印刷プラグイン600から受信したコードを実行することでクライアント端末100のIPアドレスを取得する。コラボツール300は取得したIPアドレスを印刷プラグイン600に通知する。印刷プラグイン600はコラボツール300から通知されたIPアドレスに基づきS8002の処理を実行する。
なお、上記の説明では、印刷プラグイン600がコラボツール300にIPアドレスの取得を行うためのHTMLやJavaScriptを送信し、コラボツール300が当該プログラムを実行するとした。印刷プラグイン600がクライアント端末100のIPアドレスを取得するためのHTMLやJavaScriptをクライアント端末100に送信するとしてもよい。この場合、クライアント端末100は、クライアント端末100にインストールされたコラボツールアプリ内のブラウザ機能を使って受信したプログラムを実行する。コラボツールアプリ内のブラウザ機能が当該プログラムを実行することで取得されたクライアント端末100のIPアドレスを印刷プラグイン600に通知するとしてもよい。なお、ブラウザ上で動作するコラボツール300であっても同様にブラウザ機能が当該プログラムを実行し、IPアドレスの取得と通知が可能である。
また、上述の実施例では、ネットワーク情報としてIPアドレスを用いていた。IPアドレスでなくても、コラボツール300にアクセスしているクライアント端末100の位置がわかる情報であればよい。例えば、クライアント端末100のGPS情報をネットワーク情報として使用してもよい。
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのコンピュータプログラム、及び該コンピュータプログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
Claims (9)
- 画像形成装置の情報を受信する受信手段と、
第1のネットワーク情報と受信した前記画像形成装置の情報を対応づけて登録する登録手段と、
前記登録手段により登録された複数の画像形成装置の情報を記憶する記憶手段と、
情報処理装置が送信した印刷設定画面を表示するための指示に従って、前記指示を送信した前記情報処理装置に対して設定されている第2のネットワーク情報と前記第1のネットワーク情報に基づき前記記憶手段が記憶する前記複数の画像形成装置の情報から特定された1つの画像形成装置の情報が設定された印刷設定画面を前記情報処理装置に表示させる制御手段と、を有することを特徴とするサーバ装置。 - 前記第1のネットワーク情報は、前記画像形成装置の情報を送信した情報処理装置に対して設定されているネットワーク情報であることを特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。
- 前記第2のネットワーク情報は前記情報処理装置に対して設定されているIPアドレスであることを特徴とする請求項1または2に記載のサーバ装置。
- 前記第2のネットワーク情報は、前記情報処理装置がネットワークに接続される場所に応じて変化する情報であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のサーバ装置。
- 前記印刷設定画面が表示された前記情報処理装置が送信した印刷データを受信する他の受信手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のサーバ装置。
- 前記受信手段は、前記情報処理装置が送信した前記画像形成装置の情報を他のサーバシステムから受信することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のサーバ装置。
- 前記1つの画像形成装置の情報は、前記第2のネットワーク情報の少なくとも一部を含む前記第1のネットワーク情報と対応づけて登録された情報であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のサーバ装置。
- サーバ装置の制御方法であって、
画像形成装置の情報を受信する受信工程と、
第1のネットワーク情報と受信した前記画像形成装置の情報を対応づけて記憶手段に登録する登録工程と、
情報処理装置が送信した印刷設定画面を表示するための指示に従って、前記記憶手段に記憶されている複数の画像形成装置の情報から前記指示を送信した前記情報処理装置に対して設定されている第2のネットワーク情報と前記第1のネットワーク情報に基づき特定された1つの画像形成装置の情報が設定された印刷設定画面を前記情報処理装置に表示させる制御工程と、を有することを特徴とするサーバ装置の制御方法。 - 請求項8に記載のサーバ装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
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