JP2023086432A - 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの意思決定や行動を促すための良質な情報提示を実現すること。【解決手段】本願に係る情報処理装置は、受付部と、生成部と、提供部とを有する。受付部は、所定のテーマに対する主張に賛同すべき事実、又は事実の裏付けとなる根拠の投稿をユーザから受け付ける。生成部は、論理的に構造化された事実と根拠とを含む情報を、図解によって可視化した可視化情報を生成する。提供部は、ユーザからの要求に応じて、可視化情報を提供する。【選択図】図11

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
近年、SNS(Social Networking Service)や電子掲示板などのオンラインコミュニケーションサービスが世間一般のユーザに広く浸透するに伴い、ネットワークを通じた情報共有が盛んとなっている。現状、これらのサービスは、ユーザが必要な情報を取得するためのツールとして必要不可欠な存在となりつつある。これらのサービスは、たとえば、ユーザが投稿した質問文に対して、他のユーザが回答文を投稿する従来技術を基盤の1つとして、情報通信技術の発展とともに日々進歩している。
特開平06-274539号公報
しかしながら、上述のサービスによる情報共有の在り方は、利用するユーザの意思決定や行動を促す上で必ずしも有益であるとは言い切れず、改善の余地がある。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザの意思決定や行動を促すための良質な情報提示を実現できる情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る情報処理装置は、受付部と、生成部と、提供部とを有する。受付部は、所定のテーマに対する主張に賛同すべき事実、又は事実の裏付けとなる根拠の投稿をユーザから受け付ける。生成部は、論理的に構造化された事実と根拠とを含む情報を、図解によって可視化した可視化情報を生成する。提供部は、ユーザからの要求に応じて、可視化情報を提供する。
実施形態の態様の1つによれば、ユーザの意思決定や行動を促すための良質な情報提示を実現できる。
図1は、実施形態に係る情報処理システムの一例を説明する図である。 図2は、実施形態に係る情報表示の一例を示す図である。 図3は、実施形態に係るグラフボードの一例を示す図である。 図4は、実施形態に係るスコア決定テーブル例(その1)を示す図である。 図5は、実施形態に係るスコア決定テーブル例(その2)を示す図である。 図6は、実施形態に係るスコア算出方法の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係るグラフボードの構成例を示す図である。 図8は、実施形態に係るグラフボードの表示態様例(その1)を示す図である。 図9は、実施形態に係るグラフボードの表示態様例(その2)を示す図である。 図10は、実施形態に係るグラフボードの表示態様例(その3)を示す図である。 図11は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。 図12は、実施形態に係る投稿情報の概要を示す図である。 図13は、実施形態に係るユーザ情報の概要を示す図である。 図14は、実施形態に係るコンテンツ情報の概要を示す図である。 図15は、実施形態に係る情報処理装置による処理手順の一例を示すフローチャートである。 図16は、実施形態に係る情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下に説明する実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下に説明する実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
また、以下の説明において、端末装置10A(10)を編集者U1と表記して説明する場合がある。すなわち、編集者U1を端末装置10A(10)と読み替えることができる。また、以下の説明において、端末装置10B(10)を投稿者U2と表記して説明する場合がある。すなわち、投稿者U2を端末装置10B(10)と読み替えることができる。また、以下の説明において、端末装置10C(10)を閲覧者U3と表記して説明する場合がある。すなわち、閲覧者U3を端末装置10C(10)と読み替えることができる。
また、以下に説明する実施形態において、情報処理装置100は、サービス利用者に対して、ユーザ参加型メディアを提供するサービスを実行する。情報処理装置100は、このユーザ参加型メディアを通じて、メディア参加者である編集者により立案された所定のテーマを公開し、所定のテーマとともに公開された所定のテーマに対する主張に賛同すべき事実に対して、その事実の裏付けとなる根拠などの投稿をメディ参加者である投稿者から受け付ける。そして、情報処理装置100は、編集者から投稿者からの情報の編集作業を受け付けて、所定のテーマに関する情報を論理的に構造し、図解によって可視化した情報をメディア参加者である閲覧者などに提供する。
[1.情報処理システムの一例]
以下、実施形態に係る情報処理システムSYSについて説明する。図1は、実施形態に係る情報処理システムの一例を説明する図である。図1に示すように、実施形態に係る情報処理システムSYSは、端末装置10、及び情報処理装置100を有する。なお、情報処理システムSYSは、図1に示す例に限られず、複数の情報処理装置100を有していてもよい。
端末装置10、及び情報処理装置100は、それぞれ有線又は無線によりネットワークN(たとえば、図11参照)に接続される。ネットワークNは、LAN(Local Area Network)や、WAN(Wide Area Network)や、電話網(携帯電話網、固定電話網等)や、地域IP(Internet Protocol)網や、インターネットなどの通信ネットワークである。ネットワークNは、有線ネットワークが含まれていてもよいし、無線ネットワークが含まれていてもよい。端末装置10、及び情報処理装置100は、ネットワークNを通じて、相互に通信できる。
図1に示す端末装置10は、情報処理装置100などから提供される各種サービスを利用するユーザUが使用する情報処理装置である。たとえば、端末装置10は、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、PDA(Personal Digital Assistant)などにより実現される。
また、端末装置10は、LTE(Long Term Evolution)、4G(4th Generation)、5G(5th Generation:第5世代移動通信システム)などの無線通信網や、Bluetooth(登録商標)、無線LAN(Local Area Network)などの近距離無線通信を介してネットワークNに接続できる。
また、端末装置10は、たとえば、情報処理装置100により提供されるユーザ参加型メディアを利用するための情報を、ウェブブラウザやアプリケーションにより表示できる。なお、端末装置10は、情報の表示処理を実現する制御情報を情報処理装置100などから受け取った場合には、制御情報に従って表示処理を実現する。
図1に示す情報処理装置100は、サービス利用者に対して各種サービスを提供する情報処理装置である。情報処理装置100は、典型的にはサーバ装置であるが、メインフレームやワークステーションなどにより実現されてもよい。情報処理装置100がサーバ装置で実現される場合、単独のサーバにより実現されてもよいし、複数のサーバ装置及び複数のストレージ装置が協働して動作するクラウドシステムなどにより実現されてもよい。なお、情報処理装置100は、サービス利用者が使用する端末装置10に制御情報を配信する配信装置として機能してもよい。ここで、制御情報は、例えば、JavaScript(登録商標)などのスクリプト言語やCSS(Cascading Style Sheets)などのスタイルシート言語により記述される。なお、情報処理装置100から配信されるアプリケーションそのものを制御情報とみなしてもよい。
情報処理装置100が提供する各種サービスには、各種アプリケーションに対応するAPI(Application Programming Interface)サービスや、各種オンラインサービスが含まれていてもよい。各種オンラインサービスには、インターネット接続や、検索サービスや、SNS(Social Networking Service)や、電子商取引サービスや、電子決済サービスや、オンラインゲームや、オンラインバンキングサービスや、オンライントレーディングサービスや、宿泊予約サービスや、チケット予約サービスや、動画配信サービスや、音楽配信サービスや、ニュース配信サービスや、地図情報サービスや、ルート検索サービスや、経路案内サービスや、路線情報サービスや、運行情報サービスや、天気情報サービスなどのサービスが含まれ得る。
また、情報処理装置100は、オンラインサービスの1つとして、ユーザ参加型メディアをサービス利用者に提供する。ユーザ参加型メディアの参加者には、3つの役割が存在する。1つ目の役割は、所定のテーマを立案し、所定のテーマに対して投稿された情報を編集する編集者である。2つ目の役割は、所定のテーマに対して根拠を投稿する投稿者である。3つ目の役割は、情報処理装置100から提供される可視化情報を閲覧する閲覧者である。サービス利用者に対してユーザ参加型メディアの提供にあたり、実施形態に係る情報処理を実行する。なお、以下の実施形態では、投稿者から、真実(ファクト)の裏付けとなる根拠(エビデンス)や、根拠を補強する根拠や、投稿済みの根拠に対する反論の投稿を受け付ける例について説明するが、投稿者からテーマに対する主張についての真実の投稿を受け付けてもよい。
[2.情報処理の一例]
(2-1.全体的な処理の一例)
以下、図1を用いて、情報処理システムSYSにおける情報処理の一例を説明する。図1に示すように、情報処理装置100は、編集者U1からの要求に応じて、ユーザ参加型メディアのテーマ等を設定するためのコンテンツ設定画面W1(たとえば、図2参照)を提供する(ステップS1)。
一方、編集者U1が端末装置10Aに表示されたコンテンツ設定画面W1を操作して、テーマの設定などを行った場合、端末装置10Aは、編集者U1により設定されたテーマなどの情報を含む設定情報を情報処理装置100に送信する(ステップS2)。
情報処理装置100は、編集者U1により立案されたテーマに対応するスレッドを立ち上げ、ユーザ参加型メディアを通じて、編集者U1により立案されたテーマに対する主張について、主張に賛同すべき真実の裏付けとなる根拠の投稿を受付開始する。情報処理装置100は、投稿者U2からの要求に応じて、投稿受付画面W3(たとえば、図2参照)を投稿者U2に提供する(ステップS3)。
一方、投稿者U2が端末装置10Bに表示された投稿受付画面W3を操作して投稿内容(主張または根拠)の入力などを行った場合、端末装置10Bは、投稿者U2により入力された投稿内容などを含む投稿情報を情報処理装置100に送信する(ステップS4)。
情報処理装置100は、端末装置10Bから送信された投稿情報を取得する度に、投稿情報に紐付くテーマに対応するスレッドに関連付けて逐次保存する。そして、情報処理装置100は、任意のタイミングで、編集者U1により立案されたテーマに対する主張に賛同すべき事実と、事実の裏付けとなる根拠とを含む情報を論理的に構造化し、図解によって可視化したグラフボードGB(図3参照)を生成する(ステップS5)。グラフボードGBは、可視化情報の一例である。
また、情報処理装置100は、編集者U1からの要求に応じて、グラフボードGBを提供する(ステップS6)。
一方、編集者U1が端末装置10Aに表示されたグラフボードGBを編集した場合、端末装置10Aは、編集内容に関する編集情報を情報処理装置100に送信する(ステップS7)。たとえば、編集情報には、公開されたテーマに対する主張に賛同すべき事実と、事実に対して投稿者から投稿された根拠との関係性を示す情報などが含まれ得る。
情報処理装置100は、端末装置10Aから送信された編集情報に基づいて、任意のタイミングでグラフボードGBを更新する(ステップS8)。
また、情報処理装置100は、閲覧者U3からの要求に応じて、グラフボードGBを提供する(ステップS9)。
一方、閲覧者U3が端末装置10Cに表示されたグラフボードGBに含まれる主張や根拠など対して評価を行った場合、端末装置10Cは、評価内容に関する評価情報を情報処理装置100に送信する(ステップS10)。
情報処理装置100は、端末装置10Cから送信された評価情報に基づいて、任意のタイミングでグラフボードGBを更新する(ステップS11)。
(2-2.情報表示例)
以下、図2を用いて、情報処理システムSYSにおける処理(たとえば、図1参照)に伴って、ユーザ参加型メディアのサービス利用者が使用する各端末装置10に表示される情報の一例を説明する。図2は、実施形態に係る情報表示の一例を示す図である。
たとえば、図2に示すように、編集者U1が使用する端末装置10Aには、コンテンツ設定画面W1が表示される(ステップS21)。コンテンツ設定画面W1には、グラフボードGBのテーマ設定を行うためのボタンOB1と、グラフボードGBの編集を行うためのボタンOB2とが設けられている。
たとえば、端末装置10Aには、コンテンツ設定画面W1においてボタンOB1に対する編集者U1の操作が検出されると、テーマ設定画面W2を表示する(ステップS22)。テーマ設定画面W2には、ユーザIDの入力を受け付ける入力ボックスBX1や、テーマの入力を受け付ける入力ボックスBX2や、主張の入力を受け付ける入力ボックスBX3や、真実の入力を受け付ける入力ボックスBX4などが設けられている。
入力ボックスBX1には、ユーザ参加型メディアを利用するサービス利用者を特定するための情報(ユーザID)が入力される。なお、ユーザ参加型メディアに対してログイン済みである場合、ユーザIDなどの入力は省略されてもよいし、自動ログインの設定が可能であってもよい。入力ボックスBX2には、たとえば、「ワクチン打つ?打たない?」といったグラフボードGBを生成する際に編集者U1が立案するテーマが入力される。入力ボックスBX3には、たとえば、ワクチンを「打つ」、又は、ワクチンを「打たない」といったように、テーマ(たとえば、「ワクチン打つ?打たない?」)に対する主張が編集者U1により入力される。入力ボックスBX4には、たとえばテーマに対する主張に賛同すべき事実(ファクト)が編集者U1により入力される。
また、図2に示すテーマ設定画面W2には、投稿受付開始を要求するためのボタンOB3が設けられている。端末装置10Aは、ボタンOB3に対する編集者U1の操作を検出すると、テーマ設定画面W2において設定された各種の設定情報とともに、投稿受付開始を要求するためのリクエストを情報処理装置100に送信する。
また、投稿者U2が使用する端末装置10Bには、図2に示すように、投稿受付画面W3が表示される(ステップS23)。投稿受付画面W3には、投稿を受付中であるテーマの一覧が表示され、テーマごとに投稿を行うテーマを選択するための複数のボタンOB4が設けられている。たとえば、テーマ「〇〇〇」に対しては、ボタンOB4-1が対応付けられており、テーマ「×××」に対しては、ボタンOB4-2が対応付けられており、テーマ「△△△」に対しては、ボタンOB4-3が対応付けられている。
たとえば、ボタンOB4-1に対する投稿者U2の操作が検出されると、端末装置10Bは、テーマ「〇〇〇」に対する投稿情報を入力するための投稿入力画面W4を表示する(ステップS24)。
図2に示す投稿入力画面W4には、ユーザIDの入力を受け付ける入力ボックスBX5や、投稿種別の入力を受け付ける入力ボックスBX6や、投稿内容の入力を受け付ける入力ボックスBX7などが設けられている。
入力ボックスBX6には、ユーザ参加型メディアを利用するサービス利用者を特定するための情報(ユーザID)が入力される。入力ボックスBX6には、投稿内容が根拠、又は反論(根拠)のいずれに該当するかを示す情報が入力される。なお、投稿種別は、後述するグラフボードGB上に設けられているアイコンに対する操作に応じて自動的に設定されてもよい。入力ボックスBX7には、たとえば、投稿内容に関する情報が入力される。なお、投稿内容に関する情報は、投稿者U2が投稿内容をテキストとして入力した情報であってもよいし、主張や根拠などの補強する情報が記述されたウェブページや文献の所在を示すURL(Uniform Resource Locator)などのアドレス情報であってもよい。なお、入力ボックスBX7には、URLや資料データを添付するための参照ボタン(図示略)が設けられていてもよい。
また、図2に示す投稿入力画面W4には、投稿情報の送信を要求するためのボタンOB5が設けられている。端末装置10Bは、ボタンOB5に対する投稿者U2の操作を検出すると、投稿入力画面W4において設定された投稿内容に関する投稿情報を情報処理装置100に送信する。
情報処理装置100は、投稿者U2により投稿された投稿情報を、編集者U1により設定されたテーマに関連付けて、投稿情報記憶部122に記録する。
また、端末装置10Aは、コンテンツ設定画面W1においてボタンOB2に対する編集者U1の操作が検出されると、編集開始画面W5を表示する(ステップS25)。編集開始画面W5には、編集を希望するグラフボードGBを指定するための入力ボックスBX8が設けられている。入力ボックスBX8には、たとえば、テーマ名など、編集を希望するグラフボードGBを特定するための情報が入力される。
また、図2に示す編集開始画面W5には、編集を希望するグラフボードGBの提供を要求するためのボタンOB6が設けられている。端末装置10Aは、ボタンOB6に対する編集者U1の操作を検出すると、入力ボックスBX8に入力された情報とともに、グラフボードGBの提供を要求するためのリクエストを情報処理装置100に送信する。
情報処理装置100は、編集者U1により送信されたリクエストに含まれる情報に基づいて、コンテンツ記憶部124からグラフボードGBの情報を取得し、取得したグラフボードGBの情報を端末装置10Aに送信して、編集者U1に提供する。
(2-3.グラフボードの一例)
以下、図3を用いて、情報処理装置100により生成されるグラフボードの一例について説明する。図3は、実施形態に係るグラフボードの一例を示す図である。
情報処理装置100により生成されるグラフボードGBは、グラフボードGBに対応するテーマに対する主張に賛同すべき真実や、真実の裏付けとなる根拠などを示すオブジェクト(ノード)が論理的に接続されたツリー構造を有している。たとえば、図3に示すグラフボードGBは、事実と根拠とを含む情報を論理的に構造化し、図解によって可視化した可視化情報の一例である。なお、以下では、グラフボートGBに含まれる情報として、主張や、真実や、根拠(反論)などを含む例について説明するが、この例には特に限定される必要はない。たとえば、グラフボートGBが可視化するテーマに応じて、必要条件や、帰納や、演繹などの情報を含んでもよい。また、グラフボートに含まれる情報間の論理的な接続関係を示す情報として、因果や、具体(例)だけでなく、説明などが含まれていてもよい。
図3には、「ワクチンを打つ?打たない?」というテーマに対して、主張PA1:「打つ」と、主張PA2:「打たない」という2つの主張が示されている。主張PA1と主張PA2は、「ワクチンを打つ?打たない?」というテーマにおいて互いに対立する議論の要点である。
また、図3に示すグラフボードGBには、主張PA1に関する複数の事実F1(ファクト)と事実F1の裏付けとなる根拠R1(エビデンス)が示されている。主張PA1:「打つ」に関する事実F1として、事実F1-1:「集団免疫に貢献できる。」、事実F1-2:「感染しにくくなる。」、及び、事実F1-3:「重症化(死亡)しにくくなる。」が示されている。事実F1-1~F1-3は、主張PA1に賛同すべき理由付けともいえる。
また、図3に示すグラフボードGBには、主張PA2に関する複数の事実F2(ファクト)と事実F2の裏付けとなる根拠R2(エビデンス)が示されている。また、主張PA2:「打たない」についての事実F2として、事実F2-1:「人体への作用が未知数 不測の影響がある」、事実F2-2:「副反応で死亡することがある。」、及び、事実F2-3:「不妊になる。」が示されている。事実F2-1~F2-3は、主張PA2に賛同すべき理由付けともいえる。
また、図3に示すグラフボードGBには、主張PA1における事実F1間、事実F1と根拠R1との間、及び、根拠R1間の関係性や、主張PA2における事実F2間、事実F2と根拠R2との間、及び、根拠R2間の関係性や、主張PA1における根拠R1と主張PA2における根拠R2との間の関係性を示す情報として、矢印G1が示されている。
たとえば、主張PA1において、事実F1-1と事実F1-2との間、及び、事実F1-1と事実F1-3との間が矢印G1で接続され、この矢印G1に沿って「因果」と表示されている。また、たとえば、事実F2-1と事実F2-2との間、及び、事実F2-1と事実F2-3との間が矢印G1で接続され、この矢印G1に沿って「具体」と表示されている。また、たとえば、根拠R1-4と根拠R2-2との間が矢印G1で接続され、この矢印G1に沿って「反論」と表示されている。その他、事実F1-2と根拠R1-1との間や、事実F1-2と根拠R1-1との間などが矢印G1で接続されている。これらの矢印G1は、たとえば、編集者U1の編集作業によりグラフボードGB上に追加される。
また、図3に示すグラフボードGBには、事実F1や事実F2の裏付けとなる新たな根拠や、根拠R1や根拠R2を補強する新たな根拠や、根拠R1や根拠R2などに対する反論の投稿を受け付けるためのアイコンG2が、各事実F1や、各根拠R1や、各事実F2や、各根拠R2のそれぞれに設けられている。
たとえば、投稿者U2は、根拠R2-3に対する根拠を追加する場合、アイコンG2を構成するアイコンG2-1を操作して根拠を投稿する。また、たとえば、投稿者U2は、図3に示すように、根拠R2-2に対する反論(根拠R2-2に賛同できない理由)を投稿する場合、アイコンG2を構成するアイコンG2-1を操作して反論(根拠)を投稿する。
また、図3に示すグラフボードGBには、閲覧者U3からグラフボードGBに対する評価を受け付けるためのアイコンG3が設けられている。なお、図3に示す例では、説明の便宜上、グラフボードGBに含まれる主張PA1や主張PA2、グラフボードGBに含まれる事実F1や事実F2、及び、根拠R1や根拠R2のそれぞれに設けられるアイコンG3の具体的な表記を省略している。
たとえば、閲覧者U3は、グラフボードGBに対する評価を投稿する場合、グラフボードGBに設けられているアイコンG3を操作して、グラフボードGBに対する評価を投稿する。図3に示すように、グラフボードGBは、アイコンG3に対する操作を検出すると、閲覧者U3は、グラフボードGBに対する評価内容を示す評価情報を投稿するためのサブウィンドウW6を表示する。図3に示すサブウィンドウW6には、「いいね」をするか否かを選択するためのラジオボタンOB7や、「投げ銭」をするか否かを選択するためのラジオボタンOB8や、評価情報の送信を実行するためのボタンOB9や、「投げ銭」の金額を入力するための入力ボックスBX9が設けられている。たとえば、閲覧者U3は、「いいね」のみを実行する場合、ラジオボンタンOB7において「いいね」をする側を選択し、ラジオボタンOB8において「投げ銭」をしない側を選択した後、ボタンOB9を操作すればよい。同様に、根拠R1-5に対する評価を投稿する場合、根拠R1-5に設けられているアイコンG3を選択して、評価を投稿する。なお、たとえば、グラフボードGBに含まれる情報について評価を行う閲覧者U3などの評価者は、グラフボードGBに含まれる全ての主張PA、全ての事実F、及び、全ての根拠Rに対して、アイコンG3を操作することにより表示されるサブウィンドウW6を通じて、「投げ銭」や「いいね」による評価を行うことができる。
<2-4.スコア決定テーブルの一例>
以下、図4を用いて、情報処理装置100によりグラフボードGBが有する情報の強度を示すスコアを付与する際に参照されるスコア決定テーブルの一例を説明する。図4は、実施形態に係るスコア決定テーブル例(その1)を示す図である。
たとえば、情報処理装置100は、グラフボードGBが有する情報(たとえば、事実や根拠(反論)など)に対する評価を受け付けた場合、編集者U1の編集実績に基づいて、グラフボードGBが有する情報の強度(信頼度)をスコアリングできる。そして、情報処理装置100は、スコアリングした強度を反映するように可視化したグラフボードGBを生成できる。
また、たとえば、情報処理装置100は、編集者U1の編集実績に応じて予め規定される評価区分、及び、グラフボードGBが有する情報に対する評価が行われた際のアクション内容に対応付けて予め規定されるスコアに基づいて、グラフボードGBが有する情報の強度をスコアリングできる。なお、情報処理装置100は、グラフボードGBに対する評価を受け付けてもよい。この場合、情報処理装置100は、受け付けた評価に基づいて、グラウボードGBそのものの強度をスコアリングできる。
編集者U1の評価は、グラフボードGBのツリー構造を編集する際の編集者U1の編集作業の独自性に基づいて決定される。たとえば、編集者U1は、投稿者U2が投稿した根拠の紐付け(接続先)の訂正(たとえば、矢印G1の付替えや階層の変更)、複数の要素を含む根拠の修正(たとえば、要素の分割や一方の要素の削除)、重複している根拠の訂正(たとえば、一方の根拠の削除)、不適切な根拠(または反論)のラベリング(たとえば、反論などにより不適切と判断された根拠などを不適切な情報としてラベリングする)などの編集実績により評価される。
また、たとえば、情報処理装置100は、投稿者U2の投稿実績に応じて予め規定される評価区分、及び、グラフボードGBに含まれる情報に対する評価が行われた際のアクション内容に対応付けて予め規定されるスコアに基づいて、グラフボードGBに含まれる情報の強度をスコアリングできる。また、たとえば、情報処理装置100は、閲覧者U3がグラフボードGBに含まれる情報に対する評価を行った際のアクション内容に対応付けて予め規定されるスコアに基づいて、グラフボードGBに含まれる情報の強度をスコアリングできる。
図4には、グラフボードGBに含まれる情報に対して付与するスコアの一例が示されている。図4に示すテーブルTB1には、ユーザ参加型メディアの役割ごとに予め規定された評価区分に対応する各項目が設けられている。たとえば、図4に示すテーブルTB1には、編集者U1の評価区分(基準点)として、「良い(50)」、「良くない(1)」、「悪い(-10)」が示されている。
また、図4に示すテーブルTB1には、グラフボードGBが有する情報に対する評価が行われた際のアクション内容に対応する各項目が設けられている。たとえば、図4に示すテーブルTB1には、編集者U1のアクション内容として、「投げ銭」および「いいね」が示されている。そして、図4に示すテーブルTB1には、編集者U1がグラフボードGBが有する情報に対して評価を行った際に、グラフボードGBが有する情報に付与されるスコア(強度)の一例が示されている。すなわち、以下に例示するように、編集者U1や、投稿者U2や、閲覧者U3などの人格と、この人格に対する評価に応じて、グラフボートGBに投稿される評価の重さが、投稿態様(たとえば、「いいね」か「投げ銭」か)に応じて柔軟に変更される。
たとえば、図4に示すテーブルTB1には、評価区分が「良い(50)」に属する編集者U1が「投げ銭」による評価を行った場合のスコアとして「800」が例示されている。すなわち、評価区分が「良い(50)」に属する編集者U1による「投げ銭」による評価については、基準点:「50」に対して大きく重み付けがなされている(16倍)。また、図4に示すテーブルTB1には、評価区分が「良い(50)」に属する編集者U1が「いいね」により評価を行った場合のスコアとして「80」が例示されている。すなわち、評価区分が「良い(50)」に属する編集者U1による「いいね」による評価についても、「投げ銭」による評価ほどではないが、基準点:「50」に対して重み付けがなされている(1.6倍)。
また、図4に示すテーブルTB1には、評価区分が「良くない(1)」に属する編集者U1が「投げ銭」による評価を行った場合のスコアとして「10」が例示されている。すなわち、評価区分が「良くない(1)」に属する編集者U1であっても、「投げ銭」による評価については、金銭的な負担を伴うものである点を考慮し、基準点:「1」に対して重み付けがされている(10倍)。また、図4に示すテーブルTB1には、評価区分が「良くない(1)」に属する編集者U1が「いいね」により評価を行った場合のスコアとして「1」が例示されている。すなわち、評価区分が「良くない(1)」に属する編集者U1による「いいね」による評価については、金銭的な負担を伴わず、評価者にとって評価を行う際のハードルが高くないので、基準点:「1」に対して重み付けをすることなく、等倍に設定されている。
また、図4に示すテーブルTB1には、評価区分が「悪い(-10)」に属する編集者U1が「投げ銭」による評価を行った場合のスコアとして「-100」が例示されている。すなわち、評価区分が「悪い(-10)」に属する編集者U1による評価は、「投げ銭」であっても、グラフボードGBの信頼度の低下などをもたらす可能性がある点を考慮し、基準点:「-10」に対して重み付けがなされている(10倍)。また、図4に示すテーブルTB1には、評価区分が「悪い(-10)」に属する編集者U1が「いいね」により評価を行った場合のスコアとして「-10」が例示されている。すなわち、評価区分が「悪い(-10)」に属する編集者U1による「いいね」による評価については、基準点:「-10」に対して重み付けがなされておらず、等倍に設定されている。
また、図4に示すテーブルTB1には、編集者U1の場合と同様に、投稿者U2によりグラフボードGBが有する情報に対して評価が行われた際に、グラフボードGBが有する情報に付与されるスコア(強度)の一例が示されている。
たとえば、図4に示すテーブルTB1には、投稿者U2の評価区分(基準点)として、「良い(50)」、「良くない(1)」、「悪い(-10)」が示されている。そして、たとえば、図4に示すテーブルTB1には、評価区分が「良い(50)」に属する投稿者U2が「投げ銭」による評価を行った場合のスコアとして「500」が例示されている。すなわち、評価区分が「良い(50)」に属する編集者U1による「投げ銭」による評価については、基準点:「50」に対して大きく重み付けがなされている(10倍)。また、図4には、評価区分が「良い(50)」に属する編集者U1が「いいね」により評価を行った場合のスコアとして「50」が例示されている。すなわち、評価区分が「良い(50)」に属する編集者U1による「いいね」による評価については、基準点:「50」に対して重み付けがなされておらず、等倍に設定されている。
また、図4に示すテーブルTB1には、評価区分が「良くない(1)」に属する投稿者U2が「投げ銭」による評価を行った場合のスコアとして「10」が例示されており、評価区分が「良くない(1)」に属する投稿者U2が「いいね」により評価を行った場合のスコアとして「1」が例示されている。これらのスコアは、編集者U1の場合と同様である。また、評価区分が「悪い(-10)」に属する投稿者U2が「投げ銭」による評価を行った場合のスコアとして「-100」が例示されており、評価区分が「悪い(-10)」に属する投稿者U2が「いいね」により評価を行った場合のスコアとして「-10」が例示されている。これらのスコアも編集者U1の場合と同様である。
図4に示すテーブルTB1では、評価区分:「良い」に対応するスコア>評価区分:「良くない」に対応するスコア>評価区分:「悪い」に対応するスコアとなるように設定されている。また、図4に示すテーブルTB1では、評価区分が同じである場合、編集者U1のスコアの方が、投稿者U2のスコアよりも高く設定されている。これは、編集者U1の方が、投稿者U2よりもグラフボードGBの作成に対する貢献度が高い点を加味し、編集者U1の評価を偏重する趣旨である。
また、図4に示す例では、閲覧者U3が「投げ銭」による評価を行った場合のスコアとして「10」が例示されており、閲覧者U3が「いいね」により評価を行った場合のスコアとして「1」が例示されている。
また、情報処理装置100は、グラフボードGBが有する情報の強度を示すスコアを、時間の経過とともに低減させてもよい。図5には、グラフボードGBに付与されたスコアを半減させるまでの日数(以下、「半減期」と称する。)の一例を示している。図5は、実施形態に係るスコア決定テーブル例(その2)を示す図である。なお、図5に示すテーブルTB2に設けられている役割ごとの評価区分の情報、及び、アクション内容の情報は、図4に示すテーブルTB1と同様である。
たとえば、図5に示すテーブルTB2には、評価区分が「良い」に属する編集者U1が「投げ銭」による評価を行った場合のスコアの半減期として「120(日)」が例示されている。また、図5に示すテーブルTB2には、評価区分が「良い」に属する編集者U1が「いいね」により評価を行った場合のスコアの半減期として「60(日)」が例示されている。
また、たとえば、図5に示すテーブルTB2には、評価区分が「良くない」に属する編集者U1が「投げ銭」による評価を行った場合のスコアの半減期として「7(日)」が例示されている。また、図5に示すテーブルTB2には、評価区分が「良くない」に属する編集者U1が「いいね」により評価を行った場合のスコアの半減期として「1(日)」が例示されている。
また、たとえば、図5に示すテーブルTB2には、評価区分が「悪い」に属する編集者U1が「投げ銭」による評価を行った場合のスコアの半減期として「90(日)」が例示されている。また、図5に示すテーブルTB2には、評価区分が「悪い」に属する編集者U1が「いいね」により評価を行った場合のスコアの半減期として「90(日)」が例示されている。
図5に示すテーブルTB2では、全ての役割に共通で、「投げ銭」による評価を行った場合のスコアの半減期が、「いいね」により評価を行った場合のスコアの半減期よりも長い期間が設定されている。これは、「投げ銭」による評価が金銭的な負担を伴うものである点を考慮したものである。また、図5に示すテーブルTB2では、評価区分ともに「良い」で同じである場合、編集者U1のスコアの半減期が、投稿者U2のスコアの半減期よりもよりも長い期間が設定されている。これは、編集者U1の方が、投稿者U2よりもグラフボードGBの作成に対する貢献度が高い点を考慮したものである。
<2-5.スコア算出方法の一例>
以下、図6を用いて、情報処理装置100によるグラフボードGBおよびグラフボードGBに含まれる情報の強度を決定するためのスコア算出方法の一例について説明する。図6は、実施形態に係るスコア算出方法の一例を示す図である。
図6には、主張Xの強度に相当するスコアの算出方法が示されている。たとえば、情報処理装置100は、スコアの算出対象である主張Xに直接接続されている根拠に付与されているスコアを取得する。図6に示す例では、主張Xに対して根拠Yが直接接続されているので、情報処理装置100は、根拠Yに付与されているスコア:「48」を取得する。
次に、情報処理装置100は、根拠Yに対する反論が存在するかを確認し、反論が存在する場合には、この反論に付与されているスコアを取得する。図6に示す例では、根拠Yに対して反論Zが存在するので、情報処理装置100は、反論Zに付与されているスコア:「50」を取得する。
次に、情報処理装置100は、反論Zに対する反論が存在するかを確認し、反論が存在する場合には、この反論に付与されているスコアを取得する。図6に示す例では、反論Zに対する反論Z’が存在するので、この反論Z’に付与されているスコア:「20」を取得する。
そして、情報処理装置100は、取得したスコアに基づいて、主張Xに付与するスコアを算出する。たとえば、情報処理装置100は、根拠Yに付与されているスコア:「50」から反論Zに付与されているスコア:「50」を減算し、さらに、反論Z’に付与されているスコア:「20」を加算することにより、主張Xに付与するスコア:「18」を算出する。
なお、上述した算出方法の例では、主張Xに直接接続されている根拠を元にして、主張Xに付与するスコアを算出しているが、この例には特に限定される必要はない。たとえば、情報処理装置100は、主張Xに間接的に接続されている根拠Y’に付与されているスコアや、反論Zの根拠に付与されているスコアや、反論Z’の根拠に付与されているスコアなどを加味して、主張Xに付与するスコアを算出してもよい。すなわち、主張Xに対して間接的に接続されている根拠をどこまで辿るかについては、オペレータが任意に決定できる。
<2-6.グラフボードの表示態様について>
以下、実施形態に係るグラフボードの表示態様について説明する。図7は、実施形態に係るグラフボードの構成例を示す図である。
図7に示すように、情報処理装置100が生成するグラフボードGBは、図7に向かって、上から第1階層、第2階層、第3階層、及び第4階層の4つの階層で階層化されている。第1階層は、グラフボードGBに対応するテーマ(たとえば、「ワクチン打つ?打たない?」)を表示する表示領域である。また、第2階層は、上述のテーマに対する主張を表示する表示領域である。また、第3階層は、上述の主張に賛同すべき事実を表示する表示領域である。また、第4階層は、上述の事実の裏付けとなる根拠や、根拠に対する反論を表示する領域である。このように、情報処理装置100は、グラフボードGBに含まれる主張、事実および根拠などの情報がそれぞれ異なる階層に表示されるように階層化したグラフボードGBを生成できる。
また、情報処理装置100は、上述のスコア(強度)を反映したグラフボードGBを生成できる。たとえば、情報処理装置100は、上述のスコア(強度)に基づいて、第2階層に表示されている主張を示すオブジェクト(画像)の表示位置を変更できる。具体的には、情報処理装置100は、スコアが高いほど、主張を示す画像の表示位置がより高くなるように(たとえば、第1階層の方へ移動するように)、主張を示すオブジェクトの表示位置を高くする。
また、情報処理装置100は、上述のスコア(強度)に基づいて、主張、事実、及び根拠を示すオブジェクトの表示態様を変更するように、グラフボードGBを更新できる。図8は、実施形態に係るグラフボードの表示態様例(その1)を示す図である。図8に示すように、情報処理装置100は、天秤の画像を含むグラフボードGBを生成できる。この場合、情報処理装置100は、主張PA1(「打つ」)を支持する事実F1-1や根拠R1-1などに付与されているスコアと、主張PA2(「打たない」)を支持する事実F2-1や根拠R2-1などに付与されているスコアとを比較し、主張PA1と主張PA2の優劣を天秤の画像に反映させるようにグラフボードGBを更新できる。図8では、主張PA1よりも主張PA2が優位であることを示している。
また、情報処理装置100は、グラフボードGBに含まれる各情報(主張、事実、根拠(反論))を遠近で表現して、近くにある方が優位であるようにグラフボードGBを更新してもよい。また、情報処理装置100は、グラフボードGBに表示される文字の大きさによって各情報の優劣を表現するようにグラフボードGBを更新してもよい。また、情報処理装置100は、表示される文字や線の色の濃淡によって各情報の優劣を表現するようにグラフボードGBを更新してもよい。また、情報処理装置100は、表示される文字や線の輝度によって各情報の優劣を表現するようにグラフボードGBを更新してもよい。また、情報処理装置100は、表示される線の太さによって各情報の優劣を表現するようにグラフボードGBを更新してもよい。
また、情報処理装置100は、表示される線や文字(フォント)で「くずし文字」や「くずし線」を使用して各情報の優劣を表現するようにグラフボードGBを更新してもよい(たとえば、「くずし文字」や「くずし線」を使用したものは優位ではない)。また、情報処理装置100は、表示される順番(早さ)によって各情報の優劣を表現するようにグラフボードGBを更新してもよい。また、情報処理装置100は、表示されているものが動く順番や早さによって各情報の優劣を表現するようにグラフボードGBを更新してもよい。また、情報処理装置100は、不等号によって各情報の優劣を表現するようにグラフボードGBを更新してもよい。
また、情報処理装置100は、各情報が表示される背景の色の濃淡によって、テーマに対する主張の優劣を表現するようにグラフボードGBを更新してもよい。また、情報処理装置100は、各情報が表示される背景の色の輝度によって、テーマに対する主張の優劣を表現するようにグラフボードGBを更新してもよい。また、情報処理装置100は、各情報が表示される背景にくずし表現(たとえば、ひび割れる)を使用することによって、テーマに対する主張の優劣を表現するようにグラフボードGBを更新してもよい。
また、情報処理装置100は、各情報を表現しているオブジェクト(天秤とかタイトルとか)の色の濃淡によって、テーマに対する主張の優劣を表現するようにグラフボードGBを更新してもよい。また、情報処理装置100は、各情報を表現しているオブジェクトの色の輝度によって、テーマに対する主張の優劣を表現するようにグラフボードGBを更新してもよい。また、情報処理装置100は、各情報を表現しているオブジェクトにくずし表現(たとえば、ひび割れる)を使用することによって、テーマに対する主張の優劣を表現するようにグラフボードGBを更新してもよい。
また、情報処理装置100は、グラフボードGBの構成が複雑化した場合、荒唐無稽な事実および根拠(反論)や、付与されているスコアが著しく悪い事実および根拠(反論)や、スコアが全くつかない事実および根拠(反論)など、主張の優劣に影響しない情報を自動的に判別し、グラフボードGBから消去してもよい。
ところで、情報処理装置100は、グラフボードGBがスマートフォンなどに表示される場合、スマートフォンに搭載される表示デバイスのサイズなどにより、グラフボードGBの全容を一度に表示することが難しい場合が考えられる。そこで、情報処理装置100は、立体図形の異なる面に主張ごとに表示可能なグラフボードGBを生成してもよい。図9は、実施形態に係るグラフボードの表示態様例(その2)を示す図である。図10は、実施形態に係るグラフボードの表示態様例(その3)を示す図である。
情報処理装置100は、端末装置10のディスプレイ11に表示されるグラフボードGBとして、テーマに対する主張ごとに、主張に対する事実や根拠などの情報を多面体の異なる面に表示可能なグラウボードGBを生成できる。たとえば、図9には、四角柱の異なる面に、主張ごとの情報が表示される例が示されている。端末装置10のユーザ(編集者U1や投稿者U2、閲覧者U3など)は、グラウボードGBに対する直感的な操作で、主張ごとに、図9に示す四角柱の異なる面に表示された主張に対応する事実や、事実の裏付けとなる根拠などの情報を切り換えて表示できる。
ところで、図9に例示するように、テーマに対する主張ごとに、主張に賛同すべき事実や、主張の裏付けとなる根拠などの情報を多面体の異なる面に表示し、ユーザ操作に応じて切り換えて表示する場合、これらの情報の相対的な表示位置を即座に認識することが難しくなる。そこで、情報処理装置100は、主張に対応するオブジェクト(画像)の表示位置の把握を補助するメモリ情報を含むグラフボードGBを生成してもよい。たとえば、図10には、三角柱の異なる面に、主張ごとに主張に対応する各情報が表示される例が示されている。また、たとえば、図10には、三角柱の辺に沿って、主張に対応するオブジェクトの表示位置の把握を補助するメモリ情報G4が表示される例が示されている。端末装置10のユーザ(編集者U1や投稿者U2、閲覧者U3など)は、図10に示す三角柱を操作して主張に対応する事実や根拠などの情報を切り換えて表示した場合であっても、メモリ情報G4を参照することにより、グラフボードGBに含まれる各主張の相対的な表示位置を把握しやすくなる。なお、立体図形は、四角柱や三角柱などの多面体のほか、円柱などであってもよい。
(2-7.ユーザに提供される機能について)
また、情報処理装置100は、ユーザ参加型メディアのユーザ(たとえば、編集者U1や投稿者U2)に対する評価に応じて、ユーザ参加型メディアにおいて使用可能な機能を変更してもよい。たとえば、情報処理装置100は、編集者U1の編集実績に対する評価に応じて、グラフボードGBを編集する際に使用可能な編集機能を決定できる。具体的には、情報処理装置100は、編集者U1に対する評価の上昇に伴って、編集者U1が使用可能な編集機能の数を増加させる。評価の上昇に伴って増加する編集機能としては、根拠の分離機能や、矢印(たとえば、矢印G1)の変更機能や、ラベリング機能などが例示される。編集機能の1つとして例示されるラベリング機能は、たとえば、投稿者U2による投稿内容が明らかに偽りの情報である場合、この投稿に対するレッテル貼り(たとえば、「デマ認定」や「フェイク認定」)を行う機能に該当する。レッテル貼りされた情報は、「デマ」や「フェイク」などであることが分かるように可視化されてもよいし、可視化されることなくグラフボートGBから削除されてもよい。なお、情報処理装置100は、編集者U1についての評価の度合いを示す値が所定値を超えない場合、使用可能な編集機能を制限してもよい。
また、情報処理装置100は、投稿者の投稿実績に対する評価に応じて、グラフボードGBの編集に関わる際に使用可能な編集補助機能を決定できる。具体的には、情報処理装置100は、投稿者U2に対する評価の上昇に伴って、投稿者U2が使用可能な編集機能の数を増加させる。評価の上昇に伴って増加する編集補助機能としては、編集者U1に対してグラフボードGBの編集(訂正など)について進言する機能や、編集者U1に対してグラフボードGBの編集を催促する機能などが例示される。また、情報処理装置100は、投稿者U2についての評価の度合いを示す値が所定値を超える場合、編集者U1のみが使用可能な編集機能の少なくとも一部を投稿者U2に開放してもよい。
また、ユーザ参加型メディアのユーザの役割として、「編集者U1」、「投稿者U2」、「閲覧者U3」に加えて、「要約者」が設けられていてもよい。「要約者」は、投稿者U2により投稿された投稿内容(たとえば、根拠や反論など)の解釈に専門性が必要となる場合、参加者による投稿内容の解釈が容易となるように、投稿内容の要約を行ったり、解説したりする役割を担う。また、上述したように、グラフボードGBは、情報処理装置100により提供されるユーザ参加型メディアをプラットフォームとして、ユーザ参加型メディアへの各参加者のアクション(編集、投稿、評価など)に基づいて作り上げられるが、ユーザ参加型メディアを運営する運営者が自らグラフボードGBを作り上げてもよい。つまり、運営者自らが上述の編集者U1や、投稿者U2や、閲覧者U3(評価者)や、要約者として、グラフボードGBを作成するための各種操作を実行してもよい。
(2-8.ユーザメリットについて)
(2-8-1.編集者U1について)
これまで、SNSなどにおいて、編集者として所定のテーマについて情報発信を行うユーザは、所定のテーマについての情報を整理して表現するための編集作業を行う。たとえば、編集者は、「ワクチンを打つ?打たない?」というように、複数の主張(議論の要点)を包含するテーマを立案する場合、ワクチンを「打つ」という主張と、ワクチンを「打たない」という主張について情報を収集し、収集した情報を整理する。このとき、編集者により整理した情報は文章で表現される場合が多く、また、その編集作業も編集者により単独で行われる場合が多い。
これに対し、情報処理装置100は、上述した情報処理により、編集者U1に対して以下のようなメリットを提供できる。たとえば、情報処理装置100は、収集された情報を構造化に用いる共通フォーマット(たとえば、図3参照)の提供を通じて、編集者U1の編集作業をサポートできる。また、たとえば、情報処理装置100は、多くの参加者からグラフボードGBを生成するための情報を取得できる。これにより、編集者U1は、不特定多数のユーザに対して情報を求めることができる。また、たとえば、情報処理装置100は、多くの参加者からグラフボードGBおよびグラフボードGBが有する情報に対する評価を取得できる。これにより、編集者U1は、グラフボードGBに含まれる事実や事実の裏付けとなる根拠(反論)のみならず、それらの優劣を閲覧者U3などの参加者に容易に確認させることができ、以前よりも短時間で良質な情報提供を行うことができる。また、たとえば、情報処理装置100は、グラフボードGBに含まれる事実や事実の裏付けとなる根拠(反論)に対する評価として投げ銭を受け付けることができる。これにより、編集者U1は、編集作業の傍らで収益化を図ることもできる。
(2-8-2.閲覧者U3について)
また、閲覧者として、SNSなどに公開されている情報(たとえば、論文や、記事や、番組や、専門家又は素人による投稿や、それらをまとめた情報など)を収集し、自らの意思決定や行動を促すための情報を求めるユーザは、収集した情報の「確からしさ」を吟味する。たとえば、閲覧者は、ワクチン接種についての情報を求める場合、ワクチンを「打つ」という主張に関する情報を収集し、次に、ワクチンを「打たない」という反対の主張に関する情報を収集する。そして、閲覧者は、対立する主張ごとに、収集した情報の確からしさをそれぞれ吟味する。このように、閲覧者は、自らの意思決定や行動を促すための情報の確からしさを吟味する場合、対立する主張ごとに個別に情報収集を行う。
これに対し、情報処理装置100は、上述した情報処理により、閲覧者U3に対して以下のようなメリットを提供できる。たとえば、情報処理装置100は、複数の異なる主張と、それぞれの主張に賛同すべき事実と、事実の裏付け根拠(場合によっては根拠を否定する反論)を論理的に構造したグラフボードGBを提供できる。これにより、閲覧者U3は、たとえば、互いに対立する複数の主張について、それらに賛同すべき複数の真実や、それらの根拠を同時に捉えることができ、自らの意思決定や行動を促すための情報を容易に確認できる。また、たとえば、情報処理装置100は、事実と他の事実との間の関係性、事実と根拠との間の関係性、及び根拠と他の根拠との間の関係性を示す情報を含むグラフボードGBを提供できる。これにより、閲覧者U3は、グラフボードGBに複数の真実や複数の根拠が含まれていても、それらの関係性を読み解くことなく、容易の把握できる。また、たとえば、情報処理装置100は、多くの参加者からグラフボードGBおよびグラフボードGBに含まれる情報の強度をスコリングし、強度を反映したグラフボードGBを生成して、閲覧者U3に提供できる。これにより、閲覧者U3は、グラフボードGBに含まれる事実や事実の裏付けとなる根拠(反論)のみならず、それらの優劣を閲覧者U3などの参加者に容易に確認でき、以前よりも短時間で良質な意思決定を行うことができる。
(2-8-3.投稿者U2について)
また、投稿者として、編集者などにより情報発信された所定のテーマに対して投稿を行うユーザは、投稿する内容を文章で表現する場合が多い。これに対し、情報処理装置100は、上述した情報処理により、投稿者U2に対して以下のようなメリットを提供できる。たとえば、情報処理装置100は、グラフボードGBが有する真実や根拠に対して、直接、投稿者U2からの投稿を受け付ける。これにより、投稿者U2は、投稿に際して、他者の投稿との重複を避けることができ、良質な情報提供を行うことができる。また、情報処理装置100は、URLの貼り付けなど、テキスト入力以外の形式で投稿者U2から投稿を受け付ける。これにより、投稿者U2は、SNSなどにより投稿を行うよりも、簡便に投稿を行うことができる。また、たとえば、情報処理装置100は、グラフボードGBに含まれる事実や事実の裏付けとなる根拠(反論)に対する評価として投げ銭を受け付けることができる。これにより、投稿者U2は、投稿作業の傍らで収益化を図ることができる。
[3.情報処理装置の構成]
図11を用いて、実施形態に係る情報処理装置100の構成について説明する。図11は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。
図11に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを備える。なお、図11は、情報処理装置100の構成例を示すものであり、図11に示す形態には限られず、図11に示す以外の他の機能部を備える形態であってもよい。
(通信部110)
通信部110は、例えば、ネットワークNと有線または無線で接続され、ネットワークNを介して、端末装置10などの他の装置との間で情報の送受信を行う。通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)やアンテナなどによって実現される。ネットワークNは、LAN(Local Area Network)や、WAN(Wide Area Network)や、電話網(携帯電話網や固定電話網など)や、地域IP(Internet Protocol)網や、インターネットなどの通信ネットワークである。ネットワークNには、有線ネットワークが含まれていてもよいし、無線ネットワークが含まれていてもよい。
たとえば、通信部110は、端末装置10との間で、ユーザ参加型メディアの処理に関する各種情報を送受信する。
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリなどの半導体メモリ素子、または、ハードディスクや光ディスクなどの記憶装置によって実現される。記憶部120は、制御部130の各部により実行される情報処理を実現するためのプログラム及びデータを記憶する。
図3に示すように、記憶部120は、テーブル情報記憶部121と、投稿情報記憶部122と、ユーザ情報記憶部123と、コンテンツ記憶部124とを有する。
(テーブル情報記憶部121)
テーブル情報記憶部121は、グラフボードGBおよびグラフボードGBに含まれる情報の強度を示すスコアを付与するために予め規定されるスコア決定テーブル(たとえば、図4、図5参照)の情報を記憶する。
(投稿情報記憶部122)
投稿情報記憶部122は、ユーザ参加型メディアの参加者から投稿された投稿情報を記憶する。図12は、実施形態に係る投稿情報の概要を示す図である。
図12に示すように、投稿情報記憶部122に記憶される投稿情報は、「テーマ名」の項目と、「ユーザID」の項目と、「投稿ID」の項目と、「投稿種別」の項目と、「投稿内容」の項目と、「接続先」の項目と、「スコア」の項目とを有する。投稿情報が有するこれらの項目は相互に対応付けられている。
「テーマ名」の項目には、ユーザ参加型メディアの参加者が投稿を行ったテーマ名(たとえば、「ワクチン打つ?打たない?」)を示す情報が記憶される。このテーマ名は、たとえば、コンテンツ設定画面W1(図2参照)において、編集者U1により設定される情報に対応する。なお、「テーマ名」の項目には、テーマ名を示す情報の代わりに、テーマ名を一意に特定可能な情報が記憶されてもよい。
「ユーザID」の項目には、ユーザ参加型メディアの参加者を特定するための識別情報(ユーザID)が記憶される。この識別情報は、各参加者に対して、ユーザ参加型メディアの利用登録時などに情報処理装置100により個別に割り振られる。
「投稿ID」の項目には、投稿情報を特定するための識別情報(投稿ID)が記憶される。この識別情報は、投稿情報の登録時に情報処理装置100によって個別に割り当てられる。
「投稿種別」の項目には、投稿内容が根拠に該当するのか、反論に該当するのかの種別を示す情報が記憶される。たとえば、この種別を示す情報は、グラフボードGB上に含まれる各情報に対して設けられているアイコンG2の操作内容に従って、自動的に記録されてもよい。
「接続先」の項目には、投稿の対象となる情報を識別するための識別情報が記憶される。たとえば、「接続先」の項目には、投稿者により操作されたアイコンG2が設けられている情報に対して割り当てられている識別情報(投稿ID)が記憶される。
「評価内容」の項目には、グラフボードGB上に含まれる各情報に対して受け付けられた評価の内容を示す情報が記憶される。たとえば、評価の内容を示す情報としては、投稿された「いいね」の総数や投げ銭の総額などの情報が想定される。
(ユーザ情報記憶部123)
ユーザ情報記憶部123には、ユーザ参加型メディアにおける参加者の役割を特定するための情報が記憶される。図13は、実施形態に係るユーザ情報の概要を示す図である。
図13に示すように、ユーザ情報記憶部123に記憶されるユーザ情報は、「ユーザID」の項目や、「役割」の項目や、「対応情報ID」の項目を有する。ユーザ情報が有するこれらの項目は相互に対応付けられている。
「ユーザID」の項目には、ユーザ参加型メディアの参加者の役割を特定するための識別情報が記憶される。この識別情報は、投稿情報が有する「ユーザID」の項目に記憶される識別情報に対応する。
「役割」の項目には、ユーザ参加型メディアの参加者がグラフボードGBの作成時に担当していた役割を示す情報が記憶される。たとえば、テーマ設定画面W2(たとえば、図2参照)を通じてテーマの立案を行った参加者には、対応するグラフボードGBにおける役割として‘編集者’が自動的に割り当てられる。また、たとえば、投稿入力画面W4(たとえば、図2参照)を通じて、公開中のテーマに対して投稿を行った参加者には、対応するグラフボードGBにおける役割として‘投稿者’が自動的に割り当てられる。また、たとえば、グラフボードGB上の各情報に設けられているアイコンG2を通じて、各情報に対する評価を行った参加者には、対応するグラフボードGBにおける役割として‘閲覧者’が自動的に割り当てられる。
「対応情報ID」の項目には、対応するグラフボードGBを特定するための識別情報が記憶される。この識別情報は、グラフボードGBの生成時に情報処理装置100によって個別に割り当てられる。
(コンテンツ記憶部124)
コンテンツ記憶部124には、情報処理装置100が生成したグラフボードGBに関するコンテンツ情報が記憶される。図14は、実施形態に係るコンテンツ情報の概要を示す図である。
図14に示すように、コンテンツ記憶部124に記憶されるコンテンツ情報は、「情報ID」の項目や、「テーマ情報」の項目や、「主張情報」の項目や、「事実情報」の項目や、「根拠情報」の項目や、「関係性情報」の項目や、「スコア情報」の項目などを有する。コンテンツ情報が有するこれらの項目は相互に対応付けられている。
「情報ID」の項目には、グラフボードGBを特定するための識別情報が記憶される。この識別情報は、グラフボードGBの生成時に情報処理装置100によって個別に割り当てられる。
「テーマ情報」の項目には、ユーザ参加型メディアに参加する‘編集者’により立案されたテーマに関する情報が記憶される。また、「テーマ情報」の項目に記憶される情報には、テーマを特定するための識別情報が含まれる。
「主張情報」の項目には、「テーマ情報」の項目に記憶されるテーマに対する主張として、‘編集者’により設定され情報が記憶される。また、「主張情報」の項目に記憶される情報には、主張を特定するための識別情報が含まれる。
「事実情報」の項目には、「主張情報」の項目に記憶される主張に賛同すべき事実として、‘編集者’により設定された情報が記憶される。また、「事実情報」の項目に記憶される情報には、事実を特定するための識別情報が含まれる。
「根拠情報」の項目には、「事実情報」の項目に記憶される事実の裏付けとなる根拠、又は事実や根拠に対する反論として、ユーザ参加型メディアの参加者(たとえば、‘編集者’や‘投稿者’)から投稿された情報を記憶する。また、「根拠情報」の項目に記憶される情報には、根拠を特定するための識別情報が含まれる。
「関係性情報」の項目には、グラフボードGBに含まれる各情報(事実や根拠、反論)の関係性を示す情報として、‘編集者’により編集された情報が記憶される。たとえば、関係性を示す情報は、矢印(たとえば、矢印G1)などを用いて互いに接続される事実や根拠の情報や矢印の向きを示す情報、互いに接続される事実や根拠の関係を表すテキスト情報などが含まれる。
「スコア情報」の項目には、グラフボードGBやグラフボードGBに含まれる各情報(事実や根拠、反論)の強度を示すスコアが記憶される。このスコアは、ユーザ参加型メディアの参加者からの評価に基づいて付与される。
(制御部130)
図11に示す制御部130は、情報処理装置100を制御するコントローラ(controller)である。制御部130は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)などによって、情報処理装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(例えば、情報処理プログラム)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路により実現されてもよい。
図11に示すように、制御部130は、受付部131と、採点部132と、第1決定部133と、第2決定部134と、生成部135と、提供部136とを有する。制御部130は、これらの各部により、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図11に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各部の接続関係は、図11に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(受付部131)
受付部131は、所定のテーマに対する主張に賛同すべき事実、又は事実の裏付けとなる根拠の投稿をユーザ参加型メディアのユーザから受け付ける。受付部131は、受け付けた投稿に関する投稿情報を投稿情報記憶部122に記録する。
また、受付部131は、グラフボードGBに含まれる各情報に対する評価をユーザ参加型メディアのユーザから受け付ける。受付部131は、受け付けた評価に関する評価情報を投稿情報記憶部122に記録する。
(採点部132)
採点部132は、グラフボードGBが有する情報(たとえば、事実や根拠(反論)など)に対する評価に基づいて、グラフボードGBに含まれる各情報の強度をスコアリングする。
たとえば、採点部132は、グラフボードGBが有する情報に対する評価を受け付けた場合、編集者U1の編集実績に基づいて、グラフボードGBが有する情報の強度をスコアリングできる。具体的には、採点部132は、編集者U1の編集実績に応じて予め規定される評価区分、及び、グラフボードGBに含まれる情報に対する評価が行われた際のアクション内容に対応付けて、スコア決定テーブルTB1(たとえば、図4参照)に予め規定されるスコアに基づいて、グラフボードGBが有する情報の強度をスコアリングできる。
また、たとえば、採点部132は、グラフボードGBが有する情報に対して投稿を行う投稿者U2の投稿実績に応じて予め規定される評価区分、及び、情報に対する評価が行われた際のアクション内容に対応付けて、スコア決定テーブルTB1(たとえば、図4参照)に予め規定されるスコアに基づいて、グラフボードGBが有す情報の強度をスコアリングできる。
また、たとえば、採点部132は、可視化情報を閲覧する閲覧者が前記情報に対する評価を行った際のアクション内容に対応付けて、スコア決定テーブルTB1(たとえば、図4参照)に予め規定されるスコアに基づいて、グラフボードGBが有す情報の強度をスコアリングできる。
また、たとえば、採点部132は、スコア決定テーブルTB2(たとえば、図5参照)に規定される半減期に基づいて、グラフボードGBが有する情報の強度を示すスコアを、時間の経過とともに低減できる。
(第1決定部133)
第1決定部133は、グラフボードGBを編集する編集者U1の編集実績に対する評価に応じて、グラフボードGBを編集する際に編集者U1が使用可能な編集機能を決定する。たとえば、第1決定部133は、編集者U1の評価の上昇に伴って、使用可能な編集機能の数を増加させる。
(第2決定部134)
第2決定部134は、グラフボードGBに対して投稿を行う投稿者U2の投稿実績に対する評価に応じて、グラフボードGBの編集に関わる際に投稿者U2が使用可能な編集補助機能を決定する。たとえば、第2決定部134は、投稿者U2の評価の上昇に伴って、使用可能な編集補助機能の数を増加させる。
(生成部135)
生成部135は、論理的に構造化された事実と根拠とを含む情報を、図解によって可視化したグラフボードGB(「可視化情報」の一例)を生成する。たとえば、生成部135は、複数の異なる主張ごとに、事実、及び根拠を含むグラフボードGBを生成できる。また、たとえば、生成部135は、事実と他の事実との間の関係性、事実と根拠との間の関係性、及び根拠と他の根拠との間の関係性を示す情報を含むグラフボードGBを生成できる。
また、生成部135は、主張ごとに情報を多面体の異なる面に表示可能なグラフボードGBを生成できる。また、たとえば、生成部135は、主張、事実、及び根拠がそれぞれ異なる階層に表示されるように階層化したグラフボードGBを生成できる。
また、たとえば、生成部135は、採点部132によりスコアリングされた強度を反映するように可視化したグラフボードGBを生成できる。具体的には、生成部135は、強度に基づいて、グラフボードGBにおける主張を示すオブジェクト(画像)の表示位置を変更したり、グラフボードGBが有する主張、事実、及び根拠を示す各オブジェクトの表示態様を変更したりできる。また、生成部135は、主張を示すオブジェクトの表示位置の把握を補助するメモリ情報を含むグラフボードGBを生成できる。
(提供部136)
提供部136は、ユーザ参加型メディアの参加者からの要求に応じて、要求元の参加者に対し、グラフボードGBを提供できる。
[4.処理手順]
以下、図15を用いて、実施形態に係る情報処理装置100による処理手順について説明する。図15は、実施形態に係る情報処理装置による処理手順の一例を示すフローチャートである。図15に示す処理手順は、情報処理装置100の制御部130により実行される。図15に示す処理手順は、情報処理装置100の稼働中、繰り返し実行される。
図15に示すように、受付部131は、所定のテーマに対する主張に賛同すべき事実、又は事実の裏付けとなる根拠の投稿を受け付ける(ステップS101)。
また、生成部135は、編集者U1による編集作業によって所定のテーマに対する主張に賛同すべき事実や、事実の裏付けとなる根拠(又は反論)が論理的に構造化された情報を可視化したグラフボードGBを生成する(ステップS102)。
また、提供部136は、ユーザ参加型メディアの参加者からの要求に応じて、ステップS102で生成したグラフボードGBを提供し(ステップS103)、図15に示す処理手順を終了する。
[5.変形例]
上述した情報処理装置100は、上述した実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、実施形態の変形例について説明する。
(5-1.関与ユーザ認定機能)
上述した実施形態において、情報処理装置100は、投稿を受け付ける投稿者U2や、閲覧者U3や、要約者などを認定(限定)するための機能を有していてもよい。たとえば、医療系に関するテーマを立案した場合には、医療分野のエキスパートや、興味・嗜好として医療分野に関心が深い人物が、投稿者U2や閲覧者U3や、要約者などに認定される。これにより、情報処理装置100は、立案したテーマに対して専門性を有する投稿者U2のみが投稿を行えるようにしたり、このテーマに対して専門性を有する要約者のみが投稿内容の要約や解説を行ったりすることができるように、立案したテーマに関与する参加者を限定できる。すなわち、グラフボードGBの生成に関与する全ての参加者を限定できる。この機能は、ユーザ参加型メディアの運営者(情報処理装置100の管理者)が、編集者U1の評価度合いに応じて、編集機能の一部として編集者U1に提供されてもよい。あるいは、情報処理装置100は、編集者U1による立案されたテーマに応じてサービス利用者の役割が自動的に割り当てられるように、ユーザ参加型メディアのサービス利用者に紐付く個人情報に基づいて、各サービス利用者が担うことが可能な役割を、たとえば、立案されるテーマを分類するカテゴリごとに予め設定しておいてもよい。
(5-2.フィルタリング機能)
上述の実施形態において、情報処理装置100は、根拠(又は反論)に対して投稿された評価に対し、一定条件でフィルタリングを実行していてもよい。たとえば、「年金制度は維持すべきか」というテーマが立案された場合、60歳以上であれば、「維持すべき(YES)」の主張に対する賛同者が多くなり、30歳未満であれば、「維持すべきではない(NO)」の主張に対する賛同者が多くなることが予想される。すなわち、テーマを閲覧する閲覧者U3の視点(立場)によって、主張が覆るようなテーマが存在する。そこで、情報処理装置100は、たとえば、閲覧者U3からの指定されたフィルタリング条件に基づいて、投稿された複数の評価をフィルタリングし、フィルタリング結果を反映したグラフボードGBを閲覧者3に提供する。たとえば、上述の「年金制度は維持すべきか」というテーマにおいて、閲覧者U3から30歳未満の評価を反映するようにフィルタリング条件の指定があると、生成部135は、30歳未満の評価のみを反映させるように評価のフィルタリングを実行し、フィルタリング結果を反映したグラフボードGBを生成し、閲覧者U3に提供することができる。上述のフィルタリングを実行する際の条件としては、性別や、年齢や、地域や、職業や、雇用形態や、年収や、思想信条などに基づいて設定できる。
このようにして、情報処理装置100は、意思決定を望む人(悩みを解決したい、テーマに対する答えを出したい人)と、似たようなパーソナリティや境遇を持つ人の評価が反映されたグラフボードGBを閲覧者U3に提供することが可能となる。この結果、情報処理装置100は、閲覧者U3の視点により沿ったサービスの提供を実現でき、ユーザビリティの更なる向上を図ることができる。
[6.ハードウェア構成]
実施形態に係る情報処理装置100は、たとえば、図16に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図16は、実施形態に係る情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力IF(Interface)1060、入力IF1070、ネットワークIF1080がバス1090により接続された形態を有する。
演算装置1030は、一次記憶装置1040や二次記憶装置1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。一次記憶装置1040は、RAM等、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一次的に記憶するメモリ装置である。また、二次記憶装置1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが登録される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD、フラッシュメモリ等により実現される。
出力IF1060は、モニタやプリンタといった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインターフェイスであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現される。また、入力IF1070は、マウス、キーボード、およびスキャナ等といった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインターフェイスであり、たとえば、USB等により実現される。
なお、入力装置1020は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等から情報を読み出す装置であってもよい。また、入力装置1020は、USBメモリ等の外付け記憶媒体であってもよい。
ネットワークIF1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する。
演算装置1030は、出力IF1060や入力IF1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行う。例えば、演算装置1030は、入力装置1020や二次記憶装置1050からプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
例えば、コンピュータ1000が情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラム(たとえば、情報処理プログラム)を実行することにより、制御部130と同様の機能を実現する。すなわち、演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラム(たとえば、情報処理プログラム)との協働により、実施形態に係る情報処理装置100による処理を実現する。
[7.その他]
上述した実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
上述の実施形態において、情報処理装置100による情報処理方法(たとえば、図15参照)を実現するために、情報処理装置100が有する制御部130の各部(受付部131、採点部132、第1決定部133、第2決定部134、生成部135、及び、提供部136)に対応する処理機能は、情報処理装置100に予めインストールされている情報処理プログラムに対するアドオンとして実現してもよいし、軽量なプログラミング言語などを用いて、専用の情報処理プログラムとして柔軟に記述することにより実現されてもよい。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。たとえば、制御部130の第1決定部133と第2決定部134とは機能的に統合されていてもよい。
また、上述の実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
[8.効果]
上述の実施形態に係る情報処理装置100は、受付部131と、生成部135と、提供部136とを有する。受付部131は、所定のテーマに対する主張に賛同すべき事実、又は事実の裏付けとなる根拠の投稿をユーザから受け付ける。生成部135は、論理的に構造化された事実と根拠とを含む情報を、図解によって可視化した可視化情報を生成する。提供部136は、ユーザからの要求に応じて、可視化情報を提供する。
これにより、情報処理装置100は、所定のテーマについて不特定多数のユーザから取得した情報および情報の論理構造を図解により分かりやすくユーザに提供でき、ユーザの意思決定や行動を促すための良質な情報提示を実現できる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、生成部135は、複数の異なる主張ごとに、事実、及び根拠を含む可視化情報を生成する。これにより、情報処理装置100は、たとえば、互いに対立する複数の主張に賛同すべき真実やそれらの根拠の全容について、ユーザの総合的な理解をサポートできる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、生成部135は、事実と他の事実との間の関係性、事実と根拠との間の関係性、及び根拠と他の根拠との間の関係性を示す情報を含む可視化情報を生成する。これにより、情報処理装置100は、可視化情報に含まれている複数の真実や複数の根拠の関係性について、ユーザの直感的かつ容易な把握をサポートできる。
以上、本願の実施形態をいくつかの図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、制御部は、制御手段や制御回路に読み替えることができる。
10 端末装置
100 情報処理装置
110 通信部
120 記憶部
121 テーブル情報記憶部
122 投稿情報記憶部
123 ユーザ情報記憶部
124 コンテンツ記憶部
130 制御部
131 受付部
132 採点部
133 第1決定部
134 第2決定部
135 生成部
136 提供部

Claims (5)

  1. 所定のテーマに対する主張に賛同すべき事実、又は前記事実の裏付けとなる根拠の投稿をユーザから受け付ける受付部と、
    論理的に構造化された前記事実と前記根拠とを含む情報を、図解によって可視化した可視化情報を生成する生成部と、
    ユーザからの要求に応じて、前記可視化情報を提供する提供部と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記生成部は、
    複数の異なる前記主張ごとに、前記事実、及び前記根拠を含む前記可視化情報を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記生成部は、
    前記事実と他の前記事実との間の関係性、前記事実と前記根拠との間の関係性、及び前記根拠と他の前記根拠との間の関係性を示す情報を含む前記可視化情報を生成する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. コンピュータが実行する情報処理方法であって、
    所定のテーマに対する主張に賛同すべき事実、又は前記事実の裏付けとなる根拠の投稿をユーザから受け付ける受付工程と、
    論理的に構造化された前記事実と前記根拠とを含む情報を、図解によって可視化した可視化情報を生成する生成工程と、
    ユーザからの要求に応じて、前記可視化情報を提供する提供工程と
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  5. コンピュータに、
    所定のテーマに対する主張に賛同すべき事実、又は前記事実の裏付けとなる根拠の投稿をユーザから受け付ける受付手順と、
    論理的に構造化された前記事実と前記根拠とを含む情報を、図解によって可視化した可視化情報を生成する生成手順と、
    ユーザからの要求に応じて、前記可視化情報を提供する提供手順と
    を実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
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