JP2023084790A - 制御プログラム、画像処理システム、および画像処理方法 - Google Patents

制御プログラム、画像処理システム、および画像処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】多数観覧者向け画面の観覧において見難いと感じる人数を低減させる。【解決手段】本発明は、表示装置2と、情報処理装置1とを備え、情報処理装置1は、表示装置2の画面を視聴する複数の視聴者4の画像に基づいて、複数の視聴者4の視聴状態を判定する判定部11と、判定の結果に基づいて、画面において、拡大する表示部分を決定し、当該表示部分を拡大する表示制御部12と、を備える画像処理システム100である。また、視聴者4を撮影する撮影装置3をさらに備え、撮影装置3は、表示装置2の上部中央に配設され、表示装置2の前方にいる視聴者4を撮影する。【選択図】図1

Description

本発明は、制御プログラム、画像処理システム、および画像処理方法に関する。
近年、複数の観覧者が1カ所で同時観覧する複数観覧者向け画面の表示内容を処理する画像処理技術の開発が盛んである。このような画面は、例えば、展示室や会場にて大型のディスプレイで表示されたり、プロジェクタで投影されたりする。また、公共施設内外のデジタルサイネージとして観覧できることもある。複数観覧者向け画面の表示内容は、できるだけ多くの観覧者が観覧できるように最適にカスタマイズされる傾向にある。このため、視力が低いなどの理由で複数観覧者向け画面が見難いという問題がある。
特許文献1には、ユーザの表情に応じて、操作しやすい画面表示をするユーザ・インターフェイス装置が開示されている。特許文献1によれば、券売機を利用するユーザの顔画像から、表示画面を見づらい表情を確認できた場合、運賃表示の区画を大きくする。
特開2008-234401号公報
しかしながら、特許文献1の券売機の表示画面は、1人のユーザに向けて表示される画面であり、複数の観覧者が1カ所で同時に観覧する画面ではない。つまり、特許文献1の発明では上記問題を提示し得ない。
上記事情に鑑みて、本発明では、多数観覧者向け画面の観覧において見難いと感じる人数を低減させることを課題とする。
本発明の上記の目的は、下記の手段によって達成される。
(1):コンピュータを、表示装置の画面を観覧する複数の観覧者の画像に基づいて、前記複数の観覧者の観覧状態を判定する判定部、前記判定の結果に基づいて、前記画面において、拡大する表示部分を決定し、当該表示部分を拡大する表示制御部、として機能させるための制御プログラム。
(2):前記観覧状態が第1の状態である第1観覧者の数と、前記観覧状態が第2の状態である第2観覧者の数を前記判定部にカウントさせ、前記第1観覧者の数が前記第2観覧者の数よりも多い場合、前記表示制御部に前記表示部分を拡大させる(1)に記載の制御プログラム。
(3):前記第1観覧者の数が前記第2観覧者の数よりも少なくなった場合、前記表示制御部に前記表示部分の拡大を停止させる(2)に記載の制御プログラム。
(4):前記判定部に前記第1観覧者を追跡させ、前記表示部分を目視する前記第1観覧者の数が減少した場合、前記表示制御部に前記表示部分を元に戻させる(2)に記載の制御プログラム。
(5):前記表示部分の拡大は、前記画面の第1部分領域の拡大であり、前記表示制御部に、前記拡大した第1部分領域を、前記第1部分領域の周囲の第2部分領域に重複させる(1)から(4)のいずれか1つに記載の制御プログラム。
(6):前記第2部分領域を目視する第3観覧者の数を前記判定部にカウントさせ、前記表示制御部に、前記第3観覧者の数が少ないほど、前記第2部分領域に向けて前記第1部分領域を拡大するときの拡大量を増大させる(5)に記載の制御プログラム。
(7):表示装置と、情報処理装置とを備え、前記情報処理装置は、前記表示装置の画面を観覧する複数の観覧者の画像に基づいて、前記複数の観覧者の観覧状態を判定する判定部と、前記判定の結果に基づいて、前記画面において、拡大する表示部分を決定し、当該表示部分を拡大する表示制御部と、を備える画像処理システム。
(8):前記観覧者を撮影する撮影装置をさらに備え、前記撮影装置は、前記表示装置の上部中央に配設され、前記表示装置の前方にいる前記観覧者を撮影する(7)に記載の画像処理システム。
(9):表示装置の画面を観覧する複数の観覧者の画像に基づいて、前記複数の観覧者の観覧状態を判定するステップと、前記判定の結果に基づいて、前記画面において、拡大する表示部分を決定し、当該表示部分を拡大するステップとを有する画像処理方法。
本発明によれば、多数観覧者向け画面の観覧において見難いと感じる人数を低減させることができる。
本実施形態の画像処理システムの全体構成図である。 領域拡大の説明図である。 領域拡大の停止条件の説明図である。 領域拡大方向ごとの拡大量の説明図(1/2)である。 領域拡大方向ごとの拡大量の説明図(2/2)である。 表示制御方法のフローチャートである。 情報処理装置のハードウェア構成図である。
以下、本発明を実施するための形態の例について、添付図面を参照して説明する。本明細書及び添付図面において実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
[構成]
図1は、本実施形態の画像処理システムの全体構成図である。画像処理システム100は、情報処理装置1と、表示装置2と、撮影装置3とを備えている。情報処理装置1と、表示装置2と、撮影装置3はそれぞれ通信可能に接続されており、各種情報をやり取りできる。
表示装置2は、複数の視聴者4が1カ所で同時視聴する多数視聴者向け画面を表示する装置である。本実施形態の表示装置2は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)であるがこれに限定されない。本実施形態では、表示装置2を画面表示したり音声出力したりする装置として説明を続ける。視聴者4は、表示装置2の前で画面を観覧したり音声を聴いたりする観覧者となる。また、視聴者4は通常、表示装置2の画面の1カ所を目視する。なお、音声出力をしないが画面表示は行う表示装置についても本発明は適用できる。この場合、観覧者は音声出力をしない表示装置の前で画面を観覧する者であり、1カ所を目視する。
撮影装置3は、視聴者4を撮影する装置である。撮影装置3は、表示装置2の上部中央に配設され、表示装置2の前方(表示装置2の画面が向けられている方向)にいる視聴者4を撮影することが好ましい。これにより、撮影装置3は、視聴者4の各々の視線や、顔の表情を好適に捉えることができる。
情報処理装置1は、所定の演算処理をするコンピュータである。情報処理装置1は、判定部11と、表示制御部12とを備えている。
判定部11は、表示装置2の画面を視聴する複数の視聴者4の画像に基づいて、視聴者4の視聴状態を判定する。複数の視聴者4の画像は、撮影装置3が撮影した画像である。視聴者4の視聴状態は、例えば、視聴者4の各々の視聴箇所や、視聴者4の各々が画面を良好に視聴できているか否かを示す状態であるが、これらに限定されない。
表示制御部12は、表示装置2の画面表示を制御する。表示制御部12は、判定部11の判定の結果に基づいて、画面の表示内容を制御できる。具体的には、表示制御部12は、画面において、拡大する表示部分を決定し、視聴困難な視聴者が視聴する表示部分を拡大できる。
[視聴状態の判定]
図1に示すように、表示装置2の画面の全領域を領域R1~R8に分割する。領域R1~R8への分割は便宜的なものであり、分割方法(サイズ、数、配置など)は適宜変更できる。視聴者4の各々は、領域R1~R8の何れかの表示内容を視聴(目視)している。判定部11は、視聴者4を撮影した画像を撮影装置3から取得できる。また、判定部11は、顔画像解析により視聴者4の視線を特定し、視聴者4の各々が領域R1~R8の何れを視聴しているかを判定できる。顔画像解析は周知であり、詳細は省略する。また、判定部11は、顔画像解析により視聴者4の表情を解析し、視聴者4の視聴箇所を、視聴者4自身が良好に視聴できているか否かを判定できる。
その結果、判定部11は、視聴状態を、Rx(OK:m人,NG:n人)(x:1~8、mは自然数、nは自然数)として表すことができる。「OK」は、視聴者4が視聴良好であることを意味する。「NG」は、視聴者4が視聴困難(例:文字が小さすぎて読めない)であることを意味する。
例えば、図1によれば、領域R1の視聴者4は3人おり、2人が視聴良好(OK)であり、1人が視聴困難(NG)であるため、R1(OK:2人,NG:1人)と表すことができる。
同様にして、領域R2の視聴者4は1人おり、1人が視聴良好(OK)であり、0人が視聴困難(NG)であるため、R2(OK:1人,NG:0人)と表すことができる。
また、領域R7の視聴者4は7人おり、1人が視聴良好(OK)であり、4人が視聴困難(NG)であるため、R7(OK:1人,NG:4人)と表すことができる。
領域R3~R6,R8については誰も視聴していないため、R3(OK:0人,NG:0人)、R4(OK:0人,NG:0人)、R5(OK:0人,NG:0人)、R6(OK:0人,NG:0人)、R8(OK:0人,NG:0人)となる。
[領域拡大]
図2は、領域拡大の説明図である。表示制御部12は、画面において、視聴困難な視聴者4が視聴する領域を拡大できる。図1に示すように、領域R7については、R7(OK:1人,NG:4人)であった。よって、図2に示すように、表示制御部12は領域R7を拡大できる。領域R7の拡大に伴い、領域R7に記載されている文字のサイズが大きくなるこのような制御により、領域R7を視聴する視聴困難な視聴者4の一部は領域R7に記載されている文字を読み取ることができる。図2によれば、R7(OK:2人,NG:3人)と表すことができ、図1の場合と比較して、領域R7を視聴する視聴困難な視聴者4の1人が視聴良好な視聴者に変わった。
領域R7の拡大は、領域R7を視聴する視聴困難な視聴者4にとっては有用であるが、領域R7を視聴する視聴良好な視聴者4にとっては有用ではない。また、図2に示すように、拡大された領域R7の一部は、領域R7の周囲の領域R2~R4,R6,R8の一部に重複するため、領域R2~R4,R6,R8の視聴を多少なりとも妨げる。よって、領域R7の拡大に対しては、所定条件を設けることが好ましい。
例えば、領域R7の視聴困難な視聴者4の数と、領域R7の視聴良好な視聴者4の数を、判定部11がカウントし、領域R7の視聴困難な視聴者4の数が、領域R7の視聴良好な視聴者4の数よりも多い場合、表示制御部12が領域R7を拡大するように制御するとよい。また、図1または図2に示すように、領域R1については、R1(OK:2人,NG:1人)であり、領域R1の視聴困難な視聴者4の数が、領域R1の視聴良好な視聴者4の数よりも少ない。このような場合、表示制御部12は、領域R1を拡大しない。表示制御部12は、他の領域R2~R6,R8についても同様に制御する。
このように、視聴困難な視聴者4と視聴良好な視聴者4との多数決によって制御することで、多数視聴者向け画面に関して、視聴困難な視聴者4の大部分にとって視聴可能となるとともに、視聴良好な視聴者4の大部分にとって元々最適にカスタマイズされている画面表示を提供できる。
[拡大停止条件]
図3は、領域拡大の停止条件の説明図である。先述した通り、多数視聴者向け画面における領域拡大は視聴良好な視聴者4にとっては有用ではなく、拡大した領域の周囲の領域の視聴を妨げる。よって、表示制御部12による領域をどの程度まで拡大すればよいかを決めるための拡大停止条件を用意することが好ましい。
例えば、拡大を継続している領域R7の視聴困難な視聴者4の数と、領域R7の視聴良好な視聴者4の数を、判定部11がカウントし、領域R7の視聴困難な視聴者4の数が、領域R7の視聴良好な視聴者4の数よりも少なくなった場合、表示制御部12が領域R7の拡大を停止するように制御するとよい。図2に示すように、R7(OK:2人,NG:3人)となった後、表示制御部12が領域R7の拡大を継続した。その結果、図3に示すように、R7(OK:3人,NG:2人)に変わった。領域R7の視聴困難な視聴者4の数が、領域R7の視聴良好な視聴者4の数よりも少なくなったので、表示制御部12は、領域R7の拡大を停止する。
このように、視聴困難な視聴者4と視聴良好な視聴者4との多数決による拡大停止条件を用意することで、多数視聴者向け画面に関して、できるだけ多くの視聴困難な視聴者4にとって視聴可能な画面表示を提供できる。また、拡大した領域の周辺の領域を視聴する視聴者4への影響を低減できる。
[拡大した領域を元に戻す]
視聴困難な視聴者4の中には、視聴している領域が拡大したとしても視聴困難のままであるため、視聴を中止して他の領域を視聴したり、表示装置2から移動したりする者がいる。このような場合、拡大した領域を視聴する、視聴困難な視聴者4の数が減少するため、領域を拡大する必要性が低減する。よって、表示制御部12は、拡大した領域を元に戻すように制御する。
具体的には、まず判定部11が、撮影装置3からの画像を解析して、拡大した領域を視聴する、視聴困難な視聴者4を追跡する。追跡の結果、視聴困難な視聴者4が、拡大した領域の視聴を中止した場合、表示制御部12は拡大した領域を元に戻す。
または、判定部11は、視聴困難な視聴者4の追跡を完了した後、拡大した領域を視聴する、視聴困難な視聴者4の残りの数と、拡大した領域を視聴する視聴良好な視聴者4の数をカウントする。カウントの結果、視聴困難な視聴者4の残りの数よりも視聴良好な視聴者4の数が多い、という条件を満たしている限り、表示制御部12は、拡大した領域を元に戻してもよい。
このように、拡大した領域を元に戻す条件を用意することで、拡大した領域の周辺の領域を視聴する視聴者4への影響を低減できる。また、元に戻した領域を視聴する、視聴困難な視聴者4の残りに対して視聴可能な画面表示の提供を維持できる。
[領域の拡大方向と拡大量]
図4は、領域拡大方向ごとの拡大量の説明図(1/2)である。図5は、領域拡大方向ごとの拡大量の説明図(2/2)である。表示制御部12は、特定の表示部分を拡大する際、周辺の表示部分の視聴状態に応じて、拡大方向と拡大量を変更できる。図4の領域R7を拡大する場合について説明する。図4に示すように、領域R7については、R7(OK:2人,NG:3人)となる。領域R7の周辺の領域R6,R8についてはそれぞれ、R6(OK:2人,NG:1人)、R8(OK:1人,NG:0人)となる。領域R1,R5は領域R7の周辺の領域ではなく、説明を省略する。
図4に示すように、領域R7を視聴する、視聴困難な視聴者4の数は、視聴良好な視聴者4の数より多い。よって、すでに説明した通り、表示制御部12は領域R7を拡大できる。ここで、領域R7を領域R6の方向へ拡大する際、判定部11は、領域R6を視聴する視聴者4の数をカウントする。領域R6を視聴する視聴者4の数は3人である。また、領域R7を領域R8の方向へ拡大する際、判定部11は、領域R8を視聴する視聴者4の数をカウントする。領域R8を視聴する視聴者4の数は1人である。
表示制御部12は、周辺の領域を視聴する視聴者4の数が少ないほど、周辺の領域に向けて領域を拡大するときの拡大量を増大する。領域R6を視聴する視聴者4の数は3人であるため、表示制御部12は、領域R7を領域R6の方向へ拡大するときの拡大量を相対的に小さくする。一方、領域R8を視聴する視聴者4の数は1人であるため、表示制御部12は、領域R7を領域R8の方向へ拡大するときの拡大量を相対的に大きくする。
その結果、図5に示すように、表示制御部12は、領域R6の方により小さく、領域R8の方により大きく拡大するように、領域R7を拡大できる。領域R6への拡大量よりも領域R8への拡大量を大きくすることで、領域R7に対して視聴困難な視聴者4であっても視聴可能とする際、領域R6を視聴する、より多数の視聴者4への影響を低減できる。領域R8については、視聴者4への影響が多少なりともあるものの、少数なため、多数視聴者向け画面を視聴する視聴者4の全体から見れば、影響を抑制できる。
なお、表示制御部12は、領域R2~R4の方へ(縦方向へ)の領域R7の拡大量を、領域R6,R8の方へ(横方向へ)の領域R7の拡大量に基づいて決定することが好ましい。例えば、縦横のアスペクト比が所定閾値を超えないように、縦横の拡大量を決定するとよい。図5の例では、領域R2~R4を視聴する視聴者4はいないので、領域R7の縦方向への拡大量を任意に決定してもよいが、領域R2~R4を視聴する視聴者4がいる場合には、領域R7の縦方向への拡大量を制限してもよい。
[処理]
情報処理装置1の処理について説明する。図6は、表示制御方法のフローチャートである。表示装置2および撮影装置3のセットアップは完了している。表示装置2は、複数の視聴者4に対して、多数視聴者向け画面を表示している。
まず、撮影装置3が複数の視聴者4の画像を取得する(ステップS1)。次に、判定部11が複数の視聴者4の画像に基づいて、視聴者4の視聴状態を判定する(ステップS2)。次に、表示制御部12が、表示装置2の画面の分割された領域ごとにループ処理を実行する(ステップS3)。
ループ処理(ステップS3)において、表示制御部12は、対象の領域について、視聴困難な視聴者4の数が視聴良好な視聴者の数よりも多いか否かを判定する(ステップS4)。多くない場合(ステップS4でNo)、対象の領域を変更してループ処理(ステップS3)が進行する。
一方、多い場合(ステップS4でYes)、表示制御部12は、対象の領域の拡大方向ごとに拡大量を決定する(ステップS5)。例えば、表示制御部12は、拡大方向にある周辺の領域を視聴する視聴者の数が少ないほど大きな拡大量を決定できる。次に、表示制御部12は、決定した拡大量に従い、対象の領域を拡大する(ステップS6)。以降、対象の領域を変更してループ処理(ステップS3)が進行する。
すべての領域についてループ処理(ステップS3)が終了した後、表示制御部12が、拡大された領域ごとにループ処理を実行する(ステップS7)。ループ処理(ステップS7)において、表示制御部12は、対象の領域について、視聴困難な視聴者4の数が減少したか否かを判定する(ステップS8)。減少していない場合(ステップS8でNo)、対象の領域を変更してループ処理(ステップS7)が進行する。
一方、減少した場合(ステップS8でYes)、表示制御部12は、対象の領域を元に戻す(ステップS9)。なお、視聴困難な視聴者4の残りの数よりも視聴良好な視聴者4の数が多い、という条件を満たしている限り、表示制御部12は、拡大した領域を元に戻してもよい。すべての拡大された領域についてループ処理(ステップS7)が終了した後、図6の処理が終了する。
[ハードウェア構成]
図7は、情報処理装置のハードウェア構成図である。上述してきた情報処理装置1は、例えば図7に示すようなハードウェア構成で示されるコンピュータ200によって実現される。コンピュータ200は、CPU201、RAM202、ROM203、HDD204、通信I/F(インターフェイス)205、入出力I/F206、およびメディアI/F207を有する。
CPU201は、ROM203またはHDD204に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部(判定部11、表示制御部12)の制御を行う。ROM203は、コンピュータzの起動時にCPU201によって実行されるブートプログラムや、コンピュータzのハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD204は、CPU201によって実行されるプログラム、およびかかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信I/F205は、通信網209を介して他の機器からデータを受信してCPU201へ送り、CPU201が生成したデータを、通信網209を介して他の機器へ送信する。
CPU201は、入出力I/F206を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU201は、入出力I/F206を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU201は、生成したデータを入出力I/F206を介して出力装置へ出力する。
メディアI/F207は、記録媒体208に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM202を介してCPU201に提供する。CPU201は、かかるプログラムを、メディアI/F207を介して記録媒体208からRAM202上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体208は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータzが情報処理装置1として機能する場合、コンピュータ200のCPU201は、RAM202上にロードされたプログラムを実行することにより、各部の機能を実現する。プログラム実行の際、HDD204が格納するデータ等が使用される。コンピュータ200のCPU201は、これらのプログラムを記録媒体208から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から通信網209を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
[特許請求の範囲との関係]
視聴困難な視聴状態は、特許請求の範囲の「第1の状態」の例である。
視聴良好な視聴状態は、特許請求の範囲の「第2の状態」の例である。
視聴困難な視聴者4は、特許請求の範囲の「第1観覧者」の例である。
視聴良好な視聴者4は、特許請求の範囲の「第2観覧者」の例である。
図2、図3の領域R7は、特許請求の範囲の「第1部分領域」の例である。
図5の領域R6、R8は、特許請求の範囲の「第2部分領域」の例である。
図5の領域R6、R8を視聴する視聴者4は、特許請求の範囲の「第3観覧者」の例である。
[変形例]
(a):本実施形態では、表示装置2が多数視聴者向け画面を表示するディスプレイについて説明した。しかし、表示装置2として、多数視聴者向け画面を投影するプロジェクタを用いてもよい。
(b):本実施形態では、表示制御部12が多数視聴者向け画面を分割した領域を拡大すれば、拡大された領域に記載されている文字等のサイズが大きくなり、視聴困難な視聴者4が視聴できることについて説明した。しかし、例えば、表示制御部12は、領域をそのままにし、領域内の文字等のサイズのみ大きくするように表示を制御してもよい。このような制御により、周辺の領域との重複を回避するとともに、視聴困難な視聴者4が領域内の文字を読み取ることができる。領域内に十分な余白が存在している場合は、表示制御部12は拡大された文字全体を表示できる。また、表示制御部12による表示の制御として、領域内の文字等のサイズをそのままにし、領域のみを拡大するような制御であってもよい。領域の拡大、および領域内の文字等のサイズの増大は、特許請求の範囲の「表示部分の拡大」の例である。
(c):表示制御部12は、対象の領域を拡大する際、対象の領域の周辺の領域を縮小するように表示を制御してもよい。このような制御によれば、対象の領域の表示内容と、周辺の領域の表示内容が連続するような表示を実現できる。よって、画面全体の表示内容の明瞭さを維持できる。なお、周辺の領域の縮小は、周辺の領域を視聴しており、視聴困難に陥る視聴者4の数が一定数を超えないようにすることが好ましい。
(d):本実施形態で説明した種々の技術を適宜組み合わせた技術を実現することもできる。
(e):本実施形態で説明したソフトウェアをハードウェアとして実現することもでき、ハードウェアをソフトウェアとして実現することもできる。
(f):その他、本発明の構成要素について、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
100 画像処理システム
1 情報処理装置
2 表示装置
3 撮影装置
4 視聴者
11 判定部
12 表示制御部
R1~R8 領域

Claims (9)

  1. コンピュータを、
    表示装置の画面を観覧する複数の観覧者の画像に基づいて、前記複数の観覧者の観覧状態を判定する判定部、
    前記判定の結果に基づいて、前記画面において、拡大する表示部分を決定し、当該表示部分を拡大する表示制御部、として機能させるための制御プログラム。
  2. 前記観覧状態が第1の状態である第1観覧者の数と、前記観覧状態が第2の状態である第2観覧者の数を前記判定部にカウントさせ、
    前記第1観覧者の数が前記第2観覧者の数よりも多い場合、前記表示制御部に前記表示部分を拡大させる請求項1に記載の制御プログラム。
  3. 前記第1観覧者の数が前記第2観覧者の数よりも少なくなった場合、前記表示制御部に前記表示部分の拡大を停止させる請求項2に記載の制御プログラム。
  4. 前記判定部に前記第1観覧者を追跡させ、
    前記表示部分を目視する前記第1観覧者の数が減少した場合、前記表示制御部に前記表示部分を元に戻させる請求項2に記載の制御プログラム。
  5. 前記表示部分の拡大は、前記画面の第1部分領域の拡大であり、
    前記表示制御部に、前記拡大した第1部分領域を、前記第1部分領域の周囲の第2部分領域に重複させる請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の制御プログラム。
  6. 前記第2部分領域を目視する第3観覧者の数を前記判定部にカウントさせ、
    前記表示制御部に、前記第3観覧者の数が少ないほど、前記第2部分領域に向けて前記第1部分領域を拡大するときの拡大量を増大させる請求項5に記載の制御プログラム。
  7. 表示装置と、情報処理装置とを備え、
    前記情報処理装置は、
    前記表示装置の画面を観覧する複数の観覧者の画像に基づいて、前記複数の観覧者の観覧状態を判定する判定部と、
    前記判定の結果に基づいて、前記画面において、拡大する表示部分を決定し、当該表示部分を拡大する表示制御部と、を備える画像処理システム。
  8. 前記観覧者を撮影する撮影装置をさらに備え、
    前記撮影装置は、前記表示装置の上部中央に配設され、前記表示装置の前方にいる前記観覧者を撮影する請求項7に記載の画像処理システム。
  9. 表示装置の画面を観覧する複数の観覧者の画像に基づいて、前記複数の観覧者の観覧状態を判定するステップと、
    前記判定の結果に基づいて、前記画面において、拡大する表示部分を決定し、当該表示部分を拡大するステップとを有する画像処理方法。
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