JP2023080872A - 直流母線装置、変電所、直流送電システム - Google Patents

直流母線装置、変電所、直流送電システム Download PDF

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Abstract

【課題】直流母線およびマルチポート直流遮断器自身に事故が発生しても、送電を継続できる直流母線構成を提供する。【解決手段】直流母線装置200は、第1マルチポート直流遮断器210aおよび第2マルチポート直流遮断器210bを備える。マルチポート直流遮断器210は、(M+1)個のローカルポートPと、直流母線212と、(M+1)個の高速開閉器214と、(M+1)個の補助断路器216と、直流遮断器218と、を含む。第1マルチポート直流遮断器210aと第2マルチポート直流遮断器210bそれぞれの対応するローカルポート同士は接続される。第1マルチポート直流遮断器210aのj番目(j=1,2,…M)のローカルポートと第2マルチポート直流遮断器210bのj番目のローカルポートは、j番目のグローバルポートと接続される。【選択図】図1

Description

本発明は,直流送電システムにおける変電所内の直流母線構成に関する。
従来、直流遮断器を適用した多端子直流送電システムがある(たとえば、特許文献1参照。)。これは、直流送電システム内で事故が発生した際に、直流遮断器により事故が発生した直流送電線を切り離すことができる。これにより、健全な直流送電線への事故の波及を回避できる。
また、単一の半導体遮断器と複数の機械式断路器とを組み合わせることにより構成される直流遮断器(以降、マルチポート直流遮断器と表記する)がある(たとえば、特許文献2参照。)。多端子直流送電システムでは、一般に直流母線に隣接して複数の直流遮断器が配置されるが、マルチポート直流遮断器はこれらをひとつの装置で代替することができる。その結果、直流母線を簡略化できる。
特許第6811901号公報 国際公開WO2019/035180号 特開2013-017366号公報
ところが、従来のマルチポート直流遮断器では、直流母線およびマルチポート直流遮断器自身に事故が発生した際に、この事故を除去することができない。具体的には、直流母線に事故が発生した際には、当該直流母線に接続されるすべてのポートを遮断する必要がある。ところが、マルチポート直流遮断器を用いた場合、複数あるポートを同時に遮断することはできない。そのため、当該直流母線に接続される設備(たとえば電力変換器)は、直流母線とともに停止してしまい、再起動をすることはできない。そのため、事故の発生した直流母線が停止し、当該直流母線を介した送電が停止するという問題がある。
交流送電システムでは、変電所の交流母線に事故が発生した際に、送電を継続するために、二重母線方式が用いられるが(たとえば、特許文献3参照。)、安定した送電のためにも、直流送電システムにおいても母線の二重化が望まれている。
本開示は、このような課題を鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、直流母線およびマルチポート直流遮断器自身に事故が発生しても、送電を継続できる直流母線構成を提供することを目的とする。
本開示のある態様の直流母線装置は、M個(M≧2)のグローバルポートと、第1直流母線と、第2直流母線と、(M+1)個の第1高速開閉器と、(M+1)個の第2高速開閉器と、(M+1)個の第1補助断路器と、(M+1)個の第2補助断路器と、第1直流遮断器と、第2直流遮断器と、を備える。(M+1)個の第1高速開閉器それぞれの第1端は第1直流母線と接続される。i番目(i=1,2,…M+1)の第1補助断路器の第1端は、i番目の第1高速開閉器の第2端と接続される。(M+1)個の第2高速開閉器それぞれの第1端は第2直流母線と接続される。i番目(i=1,2,…M+1)の第2補助断路器の第1端は、i番目の第2高速開閉器の第2端と接続される。i番目の第1補助断路器の第2端とi番目の第2補助断路器の第2端は互いに接続される。第1直流遮断器は、第1直流母線と(M+1)個の第1高速開閉器それぞれの第2端の間に接続され、第2直流遮断器は、第2直流母線と(M+1)個の第2高速開閉器それぞれの第2端の間に接続される。j番目(j=1,2,…M)の第1補助断路器の第2端とj番目の第2補助断路器の第2端は、j番目のグローバルポートと接続される。
本開示のある態様の直流母線装置は、M個(M≧2)のグローバルポートと、第1マルチポート直流遮断器と、第2マルチポート直流遮断器と、を備える。第1マルチポート直流遮断器および第2マルチポート直流遮断器はそれぞれ、(M+1)個のローカルポートと、直流母線と、(M+1)個の高速開閉器と、(M+1)個の補助断路器と、直流遮断器と、を含む。(M+1)個の高速開閉器それぞれの第1端は直流母線と接続される。(M+1)個の補助断路器それぞれの第1端は、(M+1)個の高速開閉器の対応するひとつの第2端と接続される。(M+1)個の補助断路器それぞれの第2端は、(M+1)個のローカルポートの対応するひとつと接続される。直流遮断器の第1端は直流母線と接続され、直流遮断器の第2端は(M+1)個の高速開閉器それぞれの第2端と接続される。第1マルチポート直流遮断器と第2マルチポート直流遮断器それぞれの対応するローカルポート同士は接続される。第1マルチポート直流遮断器のj番目(j=1,2,…M)のローカルポートと第2マルチポート直流遮断器のj番目のポートは、j番目のグローバルポートと接続される。
本開示のある態様に係る直流送電システム用の直流母線装置によれば、直流母線のいずれかひとつに事故が発生しても、当該直流母線を停止させ、設備を別の健全な直流母線に切り替えた後、送電を継続することが可能になる。
実施形態に係る直流母線装置のブロック図である。 マルチポート直流遮断器の構成例を示す回路図である。 実施形態に係る直流送電システムのブロック図である。 図4(a)~(d)は、図2のマルチポート直流遮断器の遮断操作を説明する図である。 直流送電システムの遮断操作の1ステップを説明する図である。 直流送電システムの遮断操作の1ステップを説明する図である。 直流送電システムの遮断操作の1ステップを説明する図である。 直流送電システムの復旧操作の第1ステップを説明する図である。 直流送電システムの復旧操作の第2ステップを説明する図である。 シミュレーションを行った直流送電システムのシステム構成を示すブロック図である。 第2直流母線の事故時の波形図である。 事故後の復旧操作における波形図である。
(実施形態の概要)
本開示のいくつかの例示的な実施形態の概要を説明する。この概要は、後述する詳細な説明の前置きとして、実施形態の基本的な理解を目的として、1つまたは複数の実施形態のいくつかの概念を簡略化して説明するものであり、発明あるいは開示の広さを限定するものではない。この概要は、考えられるすべての実施形態の包括的な概要ではなく、すべての実施形態の重要な要素を特定することも、一部またはすべての態様の範囲を線引きすることも意図していない。便宜上、「一実施形態」は、本明細書に開示するひとつの実施形態(実施例や変形例)または複数の実施形態(実施例や変形例)を指すものとして用いる場合がある。
一実施形態に係る直流母線装置は、M個(M≧2)のグローバルポートと、第1直流母線と、第2直流母線と、(M+1)個の第1高速開閉器と、(M+1)個の第2高速開閉器と、(M+1)個の第1補助断路器と、(M+1)個の第2補助断路器と、第1直流遮断器と、第2直流遮断器と、を備える。(M+1)個の第1高速開閉器それぞれの第1端は第1直流母線と接続される。i番目(i=1,2,…M+1)の第1補助断路器の第1端は、i番目の第1高速開閉器の第2端と接続される。(M+1)個の第2高速開閉器それぞれの第1端は第2直流母線と接続される。i番目(i=1,2,…M+1)の第2補助断路器の第1端は、i番目の第2高速開閉器の第2端と接続される。i番目の第1補助断路器の第2端とi番目の第2補助断路器の第2端は互いに接続される。第1直流遮断器は、第1直流母線と(M+1)個の第1高速開閉器それぞれの第2端の間に接続され、第2直流遮断器は、第2直流母線と(M+1)個の第2高速開閉器それぞれの第2端の間に接続される。j番目(j=1,2,…M)の第1補助断路器の第2端とj番目の第2補助断路器の第2端は、j番目のグローバルポートと接続される。
一実施形態において、直流母線装置は、(M+1)番目の第1補助断路器の第2端と(M+1)番目の第2補助断路器の第2端の間を接続する母線連絡リアクトルをさらに備えてもよい。
一実施形態において、直流母線装置は、M個のリアクトルをさらに備えてもよい。j番目(j=1,2,…M)のリアクトルの第1端は、j番目のグローバルポートと接続され、j番目のリアクトルの第2端は、j番目の第1補助断路器の第2端およびj番目の第2補助断路器の第2端と接続されてもよい。
一実施形態において、第1直流母線、(M+1)個の第1高速開閉器、(M+1)個の第1補助断路器、第1直流遮断器は、第1マルチポート直流遮断器としてユニット化されており、第2直流母線、(M+1)個の第2高速開閉器、(M+1)個の第2補助断路器、第2直流遮断器は、第2マルチポート直流遮断器としてユニット化されていてもよい。
一実施形態において、直流母線装置が使用される直流電力系統が正常であるとき、第1直流遮断器および第2直流遮断器をオフ状態とし、(M+1)番目の第1高速開閉器、第1高速開閉器、第1補助断路器、第2高速開閉器、第2補助断路器をオン状態とし、j番目(j=1,2,…M)の第1高速開閉器および第1補助断路器のセットと、j番目の第2高速開閉器および第2補助断路器のセットと、を相補的にオン状態またはオフ状態としてもよい。
一実施形態に係る変電所は、上述のいずれかの直流母線装置と、交流母線と、直流母線装置の第1直流母線と交流母線の間に接続される第1交直変換器と、直流母線装置の第2直流母線と交流母線の間に接続される第2交直変換器と、を備えてもよい。
(実施形態)
以下、好適な実施形態について、図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施形態は、開示および発明を限定するものではなく例示であって、実施形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも開示および発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bに接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合や、部材Aと部材Bが、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
また本明細書において、電圧信号、電流信号などの電気信号、あるいは抵抗、キャパシタなどの回路素子に付された符号は、必要に応じてそれぞれの電圧値、電流値、あるいは抵抗値、容量値を表すものとする。
(対象システムの構成)
図1は、実施形態に係る直流母線装置200のブロック図である。直流母線装置200は、複数(M個、ただしM≧2)のグローバルポートPg~Pgを備える。グローバルポートPg~Pgには、交直変換器や、変電所などの設備が接続される。
直流母線装置200は、主として、第1マルチポート直流遮断器210a、第2マルチポート直流遮断器210bを備える。
第1マルチポート直流遮断器210aは、(M+1)個のローカルポート(以下、単にポートともいう)Pa~Pa、第1直流母線212a、(M+1)個の第1高速開閉器214a~214a、(M+1)個の第1補助断路器216a~216a、第1直流遮断器218aを備える。
(M+1)個の高速開閉器214a~214aそれぞれの第1端は第1直流母線212aと接続される。
(M+1)個の補助断路器216a~216aそれぞれの第1端は、(M+1)個の高速開閉器214a~214aの対応するひとつの第2端と接続される。つまり、i番目(i=1,2,…M+1)の第1補助断路器216aの第1端は、i番目の第1高速開閉器214aの第2端と接続される。(M+1)個の補助断路器216a~216aそれぞれの第2端は、(M+1)個のローカルポートPa~Paの対応するひとつと接続される。つまりi番目の補助断路器216aの第2端は、i番目のローカルポートPaと接続される。直流遮断器218aは、第1高速開閉器214aの転流経路上に設けられる。具体的には第1直流遮断器218aの第1端は、第1直流母線212aと接続され、直流遮断器218aの第2端は、(M+1)個の高速開閉器214a~214aそれぞれの第2端と接続される。
以上が第1マルチポート直流遮断器210aの構成である。第2マルチポート直流遮断器210bは、(M+1)個のローカルポートPb~Pb、第2直流母線212b、(M+1)個の第2高速開閉器214b~214b、(M+1)個の第2補助断路器216b~216b、第2直流遮断器218bを備え、第1マルチポート直流遮断器210aと同様に構成される。
第1マルチポート直流遮断器210aと第2マルチポート直流遮断器210bそれぞれの対応するローカルポートPa、Pb同士は接続されている。
第1マルチポート直流遮断器210aのj番目(j=1,2,…M)のローカルポートPaおよび第2マルチポート直流遮断器210bのj番目(j=1,2,…M)のローカルポートPbは、j番目のグローバルポートPgと接続される。第1マルチポート直流遮断器210aの(M+1)番目のローカルポートPaおよび第2マルチポート直流遮断器210bの(M+1)番目のローカルポートPbは、いずれのグローバルポートPgとも接続されない。
直流母線装置200はさらに、母線連絡リアクトルLと、M個の入出力リアクトルL~Lと、を備える。母線連絡リアクトルLは、第1マルチポート直流遮断器210aの第1ローカルポートPaと第2マルチポート直流遮断器210bの第2ローカルポートPbとを接続する。j番目(j=1,2,…M)の入出力リアクトルLの一端は、対応するグローバルポートPgと接続され、その他端は対応する第1ローカルポートPaおよび第2ローカルポートPbと接続される。リアクトルL~Lは、事故電流を抑制するために挿入される。
図2は、マルチポート直流遮断器210#(#=a,b)の構成例を示す回路図である。マルチポート直流遮断器210#は、複数のポート(ローカルポート)P#を有し、それぞれのポートP#は、高速開閉器214#、補助断路器216#を介して直流母線212#に接続される。またマルチポート直流遮断器210#は、ひとつの直流遮断器218を有し、各ポートP#とは転流経路220#を介して接続される。転流経路220#は、ダイオードを含んでもよい。各ポートP#には送電線や交直変換器などの設備が接続される。また各ポートP#と送電線や交直変換器などの設備との間には、事故電流を抑制するための電流制限リアクトルLが直列に接続される。
高速開閉器214#は、高速断路器240と半導体スイッチ242の直列接続で構成してもよい。
マルチポート直流遮断器210#は、正常時にはアクティブなポートP#に接続される高速開閉器214#と補助断路器216#がオン状態(閉)とされ、これらを介して直流母線212#とポートP#の間の電流を流す。
マルチポート直流遮断器210#の各要素は、図示しないコントローラにより制御される。直流母線装置200全体のコントローラが、マルチポート直流遮断器210の各要素を制御してもよいし、変電所100全体のコントローラが、マルチポート直流遮断器210の各要素を制御してもよい。後述のように、2つのマルチポート直流遮断器210a,210aは協調して動作する必要があるため、マルチポート直流遮断器210a,210bそれぞれがコントローラを含む場合には、2つのコントローラ間で協調制御するための仕組みを追加すればよい。
以上が直流母線装置200の構成である。この直流母線装置200によれば、直流母線のいずれかひとつに事故が発生しても、当該直流母線を停止させ、設備を別の健全な直流母線に切り替えた後、送電を継続することが可能になる。
図3は、実施形態に係る直流送電システム2のブロック図である。この直流送電システム2は、複数の変電所100_1~100_3の間で、複数の直流送電線(以下、単に送電線という)6_1~6_4を介して直流送電を行う。
各変電所100_1~100_3はそれぞれ、交流系統4_1~4_3と接続されている。変電所100は、交流母線102、交流遮断器104,106、交直変換器110,112、直流母線120、直流遮断器122,124を備える。
図1の直流母線装置200は、直流母線120および直流遮断器122,124として機能する。図3では、変電所100_3に、直流母線装置200が採用されている。
変電所100_3は、交流母線102、第1交流遮断器104、第2交流遮断器106、第1交直変換器110、第2交直変換器112および直流母線装置200を備える。
交流母線102は、交流系統4_3と接続される。第1交流遮断器104は、第1交直変換器110のAC側と、交流母線102の間に接続される。第2交流遮断器106は、第2交直変換器112のAC側と交流母線102の間に接続される。
本実施形態において、直流母線装置200のグローバルポートPgの個数Mは6であり、直流母線装置200は、7(=M+1)個のローカルポートP#(#=a,b)を有するマルチポート直流遮断器210a、210bで構成される。
直流母線装置200のグローバルポートPg、Pgは、送電線6_1,6_2を介して変電所100_1と接続される。直流母線装置200のグローバルポートPgは、第1交直変換器110の直流側と接続される。直流母線装置200のグローバルポートPg、Pgは、送電線6_3,6_4を介して変電所100_2と接続される。直流母線装置200のグローバルポートPgは、第2交直変換器112の直流側と接続される。
マルチポート直流遮断器210#の1番目~6番目のローカルポートP#1~P#6は、一般ポートであり、直流母線を送電線と接続し、または直流母線を交直変換器と接続するために用いられる。各送電線および各交直変換器は、2本の直流母線のうち一方のみに接続される。
マルチポート直流遮断器210#の7番目のローカルポートP#は、第1直流母線212aと第2直流母線212bを接続して一体運用するための母線連絡ポートとして利用される。正常時には、母線連絡ポートに対応する第1高速開閉器214a、第1補助断路器216a、第2高速開閉器214b、第2補助断路器216bをオン状態(閉状態)で運用する。
同じ変電所100_1に対応付けられる2つのグローバルポートPg,Pgの一方を、2本の直流母線212a,212bの一方に、2つのグローバルポートPg,Pgの他方を、2本の直流母線212a,212bの他方に割り当てる。具体的には、i番目のグローバルポートPgを、第1直流母線212aに割り当てる場合、第1高速開閉器214a、第1補助断路器216aがオン状態(閉状態)とされ、i番目のグローバルポートPgを、第2直流母線212bに割り当てる場合、第2高速開閉器214b、第2補助断路器216bがオン状態(閉状態)とされる。
以上が直流送電システム2の構成である。続いてその動作を説明する。
はじめに、マルチポート直流遮断器210#の動作を説明する。
図4(a)~(d)は、図2のマルチポート直流遮断器210の遮断操作を説明する図である。図4(a)に示すように、ポートPjの先の設備(たとえば送電線)で事故が発生したとする。この場合、図4(b)に示すように、当該ポート(事故ポート)Pjの高速開閉器214を開放する。これによって直流遮断器218に事故電流を転流する。この際、高速開閉器214を、半導体スイッチ242と高速断路器240で構成した場合には、半導体スイッチ242を先にオフ状態に移行して電流を直流遮断器218側へ転流した後、電流がゼロとなった高速断路器240を開放するとよい。これに伴い、事故ポートPjと直流遮断器218の間にある転流経路220がオンする。たとえば転流経路220をダイオードで形成すれば自動的に転流経路220がオン状態に遷移する。
次に、図4(c)に示すように、直流遮断器218を開放することにより、事故電流をゼロまで限流する。事故電流がゼロとなると、転流経路220がオフとなる。そして、事故電流がゼロに達した後に、図4(d)に示すように、事故ポートPjの補助断路器216を開放することにより、事故の発生した設備を切り離し、他のポートから絶縁することができる。直流遮断器218は、次の遮断に備えて再び閉路する。
続いて、図3の直流送電システム2における遮断操作を説明する。
(事故電流の遮断操作)
以下では、変電所100_3の直流母線212bに事故が発生した場合を想定し、事故電流の遮断操作について説明する。先に述べたように、マルチポート直流遮断器210では、複数のポートを同時に遮断することはできない。そこで、事故が発生した直流母線212bを含む第2マルチポート直流遮断器210bで事故を遮断するのではなく、他方の第1マルチポート直流遮断器210aを用いて事故を遮断する。
図5は、直流送電システム2の遮断操作の1ステップを説明する図である。図5には、第2直流母線212bに事故が発生したときの変電所100_3における処理が示される。第2直流母線212bに事故が発生すると、第1直流母線212aから、母線連絡ポート213(214a,216a,L,216b,214b)を介して、第2直流母線212bの事故点へと、事故電流ifault1が流入する。
第1マルチポート直流遮断器210aは、母線連絡ポート213に流れる電流の増加によって、事故の発生を検出し、ローカルポートPaを事故ポートと認識する。そしてローカルポートPaを対象として遮断動作を行う。
まず、ローカルポートPaの高速開閉器214aを開き、直流遮断器218aに事故電流ifault1を転流させる。次に、直流遮断器218aを開き、事故電流ifault1を限流する。
図6は、直流送電システム2の遮断操作の1ステップを説明する図である。図6には、第2直流母線212bに事故が発生したときの変電所100_1および100_2における処理が示される。
第2直流母線212bに事故が発生すると、送電線6_2から、一般ポートを介して、第2直流母線212bの事故点へと、事故電流ifault2が流入する。変電所100_1内の直流母線120の直流遮断器124は、流れる電流の増加によって、事故の発生を検出する。その後、直流遮断器124を開き、事故電流ifault2を限流する。
また、第2直流母線212bに事故が発生すると、送電線6_4から、一般ポートを介して、第2直流母線212bの事故点へと、事故電流ifault3が流入する。変電所100_2内の直流母線120の直流遮断器124は、流れる電流の増加によって、事故の発生を検出する。その後、直流遮断器124を開き、事故電流ifault3を限流する。
図7は、直流送電システム2の遮断操作の1ステップを説明する図である。図7には、第2直流母線212bに事故が発生したときの変電所100_3における処理が示される。第2直流母線212bに事故が発生すると、第2交直変換器112から、一般ポートを介して、第2直流母線212bの事故点へと、事故電流ifault4が流入する。
第2交直変換器112に隣接する第2交流遮断器106は、流れる電流ifault4の増加によって、事故の発生を検出する。その後、第2交流遮断器106を開き、事故電流ifault4を限流する。
図5~図7に示される複数ステップの遮断操作を行うことにより、事故点に流入するすべての事故電流ifault1~ifault4は限流され、第2直流母線212bに流れる電流はゼロに至る。一方、第1直流母線212aに接続される設備は事故の影響を受けずに送電を継続することができる。なお、図5~図7の処理は、独立に行われるものであり、その順序は特に限定されない。
(復旧操作)
続いて、図8および図9を参照し、遮断操作の後の復旧操作について説明する。復旧操作は、補助断路器216a、216bの切り替えによって行う。
図8は、直流送電システム2の復旧操作の第1ステップを説明する図である。
はじめに、事故が発生した第2直流母線212b側の第2補助断路器216bをすべて開(オフ)状態とする。あわせて第2直流母線212b側の高速開閉器214bをすべて開いてもよい。これにより、事故の発生した第2直流母線212bは他の設備から切り離される。
続いて、復旧対象の送電線6_2、送電線6_4、および交直変換器112が接続されているポートPa,Pa,Paの、第1直流母線212a側の補助断路器216a,216a,216aおよび高速開閉器214a,214a,214aを閉じる。これにより、復旧対象の設備は第1直流母線212aに接続される。
図9は、直流送電システム2の復旧操作の第2ステップを説明する図である。補助断路器の切り替え操作を行った後、図9に示すように、変電所100_1、変電所100_2の直流遮断器124、および変電所100_3内の交直変換器112に隣接する交流遮断器106を閉じる。これにより、送電線6_2、送電線6_4、交直変換器112を用いた送電が再開される。
以上の操作を行うことにより、事故電流の遮断操作にともない停止した設備についても、送電を再開することが可能になる。したがって、変電所100_3内の第2直流母線212bに事故が発生しても、送電の停止や送電電力の低下を回避できる。
(シミュレーション結果)
実施形態に係る直流母線装置200およびそれを用いた変電所100や直流送電システム2の有効性を確認するために、行ったシミュレーションについて説明する。
図10は、シミュレーションを行った直流送電システム2のシステム構成を示すブロック図である。直流送電システム2は対称単極構成とし、第2直流母線212bにおける正負極間短絡事故を模擬した。波形は、交直変換器の定格電圧、定格電流、定格電力をそれぞれ1puとした単位法表示としている。
図11は、第2直流母線212bの事故時の波形図である。時刻0msにおいて事故が発生すると、母線連絡ポート213を流れる電流iBusが増加する。これにより、第1直流母線212aのマルチポート直流遮断器210aは事故を検出し、時刻5msに直流遮断器218aが開いて事故電流の限流を開始した。これと同時に、第1直流母線212aの電圧vbus1は1puまで回復した。
事故発生後、送電線6_2の電流iL2についても増加する。これにより変電所100_1の直流遮断器124は事故を検知して、送電線6_2の遮断を開始し、時刻30msにiL2はゼロに至った。送電線6_2の遮断にともない、送電線6_1を流れる電流は2puまで上昇する。これは、送電線6_2の電流が送電線6_1に振り替えられたことを意味する。以上と同様の操作が、送電線6_3と送電線6_4の間でも見られる。
また、変電所100_3において、交直変換器112は、事故後に直流電流iB2を流し続けるが、交流遮断器106が時刻0.1sに開放すると、直流電流iB2はゼロまで減少した。
以上の結果、事故電流ifaultは時刻0.1sにゼロまで限流される。pA1,PA2,pB1,pB2,pC1,pC2はそれぞれ、交直変換器を流れる電力を示す。事故の遮断後,pA1,pA2,pB1は1puまで回復し、pB2は0puとなる。pC1とpC2の合計値は3puとなり、事故前の送電電力4puの75%まで送電電力は低下する。
図12は、事故後の復旧操作における波形図である。事故の除去後、補助断路器の切り替えを行うことにより、変電所100_3内のすべての設備は第1直流母線212aに接続される。時刻0sに補助断路器および直流遮断器が閉じると、iL1とiL3が減少し、iL2とiL4が増加する。これにより、送電線6_2、送電線6_4による送電が再開されたことがわかる。その後、0.7sから0.8sにかけて交直変換器112が起動して出力を1puまで増加させる。これにより、すべての電力は事故前と同じ値まで回復する。この結果から、直流母線に事故が発生しても、送電電力を元の状態まで回復できることを確認できる。
(変形例1)
直流母線装置200を適用する変電所100や直流送電システム2の構成は、実施形態で説明したそれに限定されない。
(変形例2)
マルチポート直流遮断器210のポート数は、直流母線装置200を採用する変電所100の規模、接続される変電所や交流系統の個数に応じて設計すればよい。
実施の形態にもとづき、具体的な用語を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。
2 直流送電システム
4 交流系統
6 直流送電線
100 変電所
110 第1交直変換器
112 第2交直変換器
Pg グローバルポート
102 交流母線
104,106 交流遮断器
110,112 交直変換器
120 直流母線
122,124 直流遮断器
200 直流母線装置
210 マルチポート直流遮断器
210a 第1マルチポート直流遮断器
212a 第1直流母線
214a 第1高速開閉器
216a 第1補助断路器
218a 第1直流遮断器
Pa 第1ローカルポート
210b 第2マルチポート直流遮断器
212b 第2直流母線
214b 第2高速開閉器
216b 第2補助断路器
218b 第2直流遮断器
Pb 第2ローカルポート
Lo リアクトル

Claims (8)

  1. M個(M≧2)のグローバルポートと、
    第1直流母線と、
    第2直流母線と、
    (M+1)個の第1高速開閉器と、
    (M+1)個の第2高速開閉器と、
    (M+1)個の第1補助断路器と、
    (M+1)個の第2補助断路器と、
    第1直流遮断器と、
    第2直流遮断器と、
    を備え、
    前記(M+1)個の第1高速開閉器それぞれの第1端は前記第1直流母線と接続され、
    i番目(i=1,2,…M+1)の第1補助断路器の第1端は、i番目の第1高速開閉器の第2端と接続され、
    前記(M+1)個の第2高速開閉器それぞれの第1端は前記第2直流母線と接続され、
    i番目(i=1,2,…M+1)の第2補助断路器の第1端は、i番目の第2高速開閉器の第2端と接続され、
    i番目の第1補助断路器の前記第2端とi番目の第2補助断路器の前記第2端は互いに接続され、
    前記第1直流遮断器は、前記第1直流母線と前記(M+1)個の第1高速開閉器それぞれの前記第2端の間に接続され、
    前記第2直流遮断器は、前記第2直流母線と前記(M+1)個の第2高速開閉器それぞれの前記第2端の間に接続され、
    j番目(j=1,2,…M)の第1補助断路器の前記第2端とj番目の第2補助断路器の前記第2端は、j番目のグローバルポートと接続されることを特徴とする直流母線装置。
  2. (M+1)番目の第1補助断路器の前記第2端と(M+1)番目の第2補助断路器の前記第2端の間を接続する母線連絡リアクトルをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の直流母線装置。
  3. M個のリアクトルをさらに備え、
    j番目(j=1,2,…M)のリアクトルの第1端は、j番目のグローバルポートと接続され、
    j番目のリアクトルの第2端は、j番目の第1補助断路器の前記第2端およびj番目の第2補助断路器の前記第2端と接続されることを特徴とする請求項1または2に記載の直流母線装置。
  4. 前記第1直流母線、前記(M+1)個の第1高速開閉器、前記(M+1)個の第1補助断路器、前記第1直流遮断器は、第1マルチポート直流遮断器としてユニット化されており、
    前記第2直流母線、前記(M+1)個の第2高速開閉器、前記(M+1)個の第2補助断路器、前記第2直流遮断器は、第2マルチポート直流遮断器としてユニット化されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の直流母線装置。
  5. 前記直流母線装置が使用される直流電力系統が正常であるとき、
    前記第1直流遮断器および前記第2直流遮断器をオン状態とし、
    (M+1)番目の第1高速開閉器、第1高速開閉器、第1補助断路器、前記第2高速開閉器、前記第2補助断路器をオン状態とし、
    j番目(j=1,2,…M)の前記第1高速開閉器および前記第1補助断路器のセットと、j番目の前記第2高速開閉器および前記第2補助断路器のセットと、を相補的にオン状態またはオフ状態とすることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の直流母線装置。
  6. M個(M≧2)のグローバルポートと、
    第1マルチポート直流遮断器と、
    第2マルチポート直流遮断器と、
    を備え、
    前記第1マルチポート直流遮断器および前記第2マルチポート直流遮断器はそれぞれ、
    (M+1)個のローカルポートと、
    直流母線と、
    (M+1)個の高速開閉器と、
    (M+1)個の補助断路器と、
    直流遮断器と、
    を含み、
    前記(M+1)個の高速開閉器それぞれの第1端は前記直流母線と接続され、
    前記(M+1)個の補助断路器それぞれの第1端は、前記(M+1)個の高速開閉器の対応するひとつの第2端と接続され、前記(M+1)個の補助断路器それぞれの第2端は、前記(M+1)個のローカルポートの対応するひとつと接続されており、
    前記直流遮断器の第1端は前記直流母線と接続され、前記直流遮断器の第2端は前記(M+1)個の高速開閉器それぞれの前記第2端と接続されており、
    前記第1マルチポート直流遮断器と前記第2マルチポート直流遮断器それぞれの対応するローカルポート同士は接続され、
    前記第1マルチポート直流遮断器のj番目(j=1,2,…M)のローカルポートと前記第2マルチポート直流遮断器のj番目のローカルポートは、j番目のグローバルポートと接続されることを特徴とする直流母線装置。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の直流母線装置と、
    交流母線と、
    前記直流母線装置の前記第1直流母線と前記交流母線の間に接続される第1交直変換器と、
    前記直流母線装置の前記第2直流母線と前記交流母線の間に接続される第2交直変換器と、
    を備えることを特徴とする変電所。
  8. 請求項7に記載の変電所を備えることを特徴とする直流送電システム。
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