JP2023079933A - 業務支援装置、業務支援システム、業務支援方法、及び業務支援プログラム - Google Patents

業務支援装置、業務支援システム、業務支援方法、及び業務支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】紹介元の医療施設と紹介先の医療施設との間で、患者に関する情報交換を行われやすくする。【解決手段】業務支援装置は、第1医療施設からの紹介により第2医療施設に来院した患者に関わる複数のイベントに含まれるイベントの発生を検知する度に、前記複数のイベントのそれぞれに対応する、前記第2医療施設から前記第1医療施設への次の報告までの時間間隔を定義する定義情報を参照して、イベントの発生が検知された時点から、発生したイベントに対応する時間間隔が経過した時点を通知時点として算出し、算出された通知時点の到来に合わせて、前記次の報告を作成することをユーザに促す通知情報を提示する制御部を備える。【選択図】図5

Description

本開示は、業務支援装置、業務支援システム、業務支援方法、及び業務支援プログラムに関する。
医療機関の機能の分化に伴い、患者の病状に即した適切な治療を行うことを目的として、ある医療施設から別の医療施設に患者を紹介することが行われている。
特許文献1には、異なる医療機関間で行われる患者の紹介を支援するシステムが開示されている。特許文献2及び特許文献3には、紹介状の送達に関するシステムが開示されている。特許文献4には、カルテによる情報の流れを管理するシステムが開示されている。
特開2008-305440号公報 特開2005-174360号公報 特許第6772814号公報 特開2002-56093号公報
患者の紹介後も、紹介先の医療機関から紹介元の医療機関に対し、患者の状態に応じたタイミングで当該患者についての報告を行って、患者に関する情報交換がこまめに行われることが望ましい。しかしながら、報告の作成には手間がかかる。また、患者の状態は多種多様であり、一律に報告の作成のタイミングを定めることは難しい。よって、報告の作成のタイミングを逃してしまう場合もある。
本開示の目的は、紹介元の医療施設と紹介先の医療施設との間で、患者に関する情報交換が行われやすくすることである。
本開示の一態様としての業務支援装置は、第1医療施設からの紹介により第2医療施設に来院した患者に関わる複数のイベントに含まれるイベントの発生を検知する度に、前記複数のイベントのそれぞれに対応する、前記第2医療施設から前記第1医療施設への次の報告までの時間間隔を定義する定義情報を参照して、イベントの発生が検知された時点から、発生したイベントに対応する時間間隔が経過した時点を通知時点として算出し、算出された通知時点の到来に合わせて、前記次の報告を作成することをユーザに促す通知情報を提示する制御部を備える。
一実施形態として、前記複数のイベントには、前記第1医療施設若しくは前記第2医療施設において前記患者により又は前記患者に対して行われた行為が含まれ、
前記制御部は、前記行為に伴って入力される情報を参照することで、前記行為に相当するイベントの発生を検知する。
一実施形態として、前記行為には、前記第1医療施設からの前記紹介、前記第2医療施設における前記患者の来院、診断、治療、入院、若しくは退院、又は前記第2医療施設から前記第1医療施設へ前記患者を紹介する逆紹介が含まれる。
一実施形態として、前記複数のイベントには、前記第2医療施設により前記第1医療施設に対して行われる前記患者についての連絡が含まれ、
前記制御部は、前記連絡に伴って入力される情報を参照することで、前記連絡に相当するイベントの発生を検知する。
一実施形態として、前記連絡には、前記第2医療施設から前記第1医療施設への報告である、前記患者についての来院報告、診断報告、治療報告、入院報告、若しくは退院報告の送付、又は前記第2医療施設から前記第1医療施設へ前記患者を紹介するための紹介状の送付が含まれる。
一実施形態として、前記定義情報において、前記複数のイベントのそれぞれに対応する時間間隔は、前記複数のイベントのそれぞれの種類に対応付けて定義されており、
前記制御部は、イベントの発生を検知する度に、発生したイベントの種類を特定し、イベントの発生が検知された時点から、特定された種類に対応する時間間隔が経過した時点を前記通知時点として算出する。
一実施形態として、前記制御部は、前記第2医療施設の医師、看護師、又は事務スタッフを含むユーザの中から、特定されたイベントの種類に応じて前記ユーザを選択する。
一実施形態として、前記定義情報において、前記複数のイベントのそれぞれに対応する時間間隔は、前記複数のイベントの発生順を表す複数の序数のそれぞれに対応付けて定義されており、
前記制御部は、イベントの発生を検知する度に、カウンタをインクリメントし、イベントの発生が検知された時点から、前記カウンタと一致する序数に対応する時間間隔が経過した時点を前記通知時点として算出する。
一実施形態として、前記制御部は、前記通知時点の到来に合わせて、前記次の報告のひな型を作成し、作成されたひな型を前記通知情報とともに提示する。
一実施形態として、前記制御部は、前記次の報告が作成されたかどうかを示す情報を前記通知時点の到来後に参照し、前記次の報告が作成されていない場合、前記通知情報を再度提示する。
一実施形態として、前記業務支援装置は、前記第1医療施設に設置された端末装置と通信する通信部を更に備え、
前記制御部は、前記第2医療施設における前記患者に対する診療の状況を示す診療情報を生成し、生成された診療情報を、前記通信部を介して、前記端末装置に送信する。
一実施形態として、前記制御部は、前記端末装置から送信されたアクセス要求を前記通信部を介して受信すると、受信されたアクセス要求に応じて、前記診療情報を、前記通信部を介して、前記端末装置に送信する。
一実施形態として、前記制御部は、前記第2医療施設における前記患者に対する診療の履歴を参照して前記診療情報を生成する。
一実施形態として、前記制御部は、前記第2医療施設における前記患者に対する診療の予定を参照して前記診療情報を生成する。
本開示の一態様としての業務支援システムは、前記業務支援装置と、前記端末装置とを備える。
本開示の一態様としての業務支援方法は、業業務支援装置により、第1医療施設からの紹介により第2医療施設に来院した患者に関わる複数のイベントに含まれるイベントの発生を検知することと、
前記業務支援装置により、イベントの発生を検知する度に、前記複数のイベントのそれぞれに対応する、前記第2医療施設から前記第1医療施設への次の報告までの時間間隔を定義する定義情報を参照して、イベントの発生が検知された時点から、発生したイベントに対応する時間間隔が経過した時点を通知時点として算出することと、
前記業務支援装置により、算出された通知時点の到来に合わせて、前記次の報告を作成することをユーザに促す通知情報を提示することと
を含む。
本開示の一態様としての業務支援プログラムは、第1医療施設からの紹介により第2医療施設に来院した患者に関わる複数のイベントに含まれるイベントの発生を検知することと、
イベントの発生を検知する度に、前記複数のイベントのそれぞれに対応する、前記第2医療施設から前記第1医療施設への次の報告までの時間間隔を定義する定義情報を参照して、イベントの発生が検知された時点から、発生したイベントに対応する時間間隔が経過した時点を通知時点として算出することと、
算出された通知時点の到来に合わせて、前記次の報告を作成することをユーザに促す通知情報を提示することと
を含む動作をコンピュータに実行させる。
本開示によれば、紹介元の医療施設と紹介先の医療施設との間で、患者に関する情報交換が行われやすくなる。
本開示の実施形態に係る業務支援システムの構成を示す図である。 患者についての情報交換が行われる場面の例を示す図である。 本開示の実施形態に係る定義情報の例を示す図である。 本開示の実施形態に係る複数のイベントと定義情報で定義される時間間隔との関係の例を示す図である。 本開示の実施形態に係る業務支援装置の構成を示すブロック図である。 本開示の実施形態に係る業務支援装置の各機能を示すブロック図である。 本開示の実施形態に係る業務支援装置の動作を示すフローチャートである。 本開示の実施形態に係る業務支援システムにおいて使用されるひな型の例を示す図である。 本開示の実施形態に係る業務支援システムにおいて使用されるひな型の例を示す図である。 本開示の実施形態に係る業務支援システムにおいて使用されるひな型の例を示す図である。 本開示の実施形態に係る業務支援システムにおいて使用されるひな型の例を示す図である。 本開示の実施形態に係る業務支援システムにおいて使用されるひな型の例を示す図である。 本開示の実施形態に係る業務支援システムにおいて使用されるひな型の種類に応じて選択される項目の例を示すテーブルである。 本開示の実施形態に係る業務支援システムにおいて、報告の種類に応じて選択されるユーザの例を示すテーブルである。 本開示の実施形態に係る業務支援システムにおいて使用される、ユーザの連絡先を示すテーブルの例を示す図である。 本開示の実施形態に係るひな型作成の処理手順の例を示すフローチャートである。 本開示の実施形態に係る業務支援システムおける、第1医療施設に設置された端末装置の画面の例を示す図である。
以下、本開示の実施形態について、図を参照して説明する。
各図中、同一又は相当する部分には、同一符号を付している。本実施形態の説明において、同一又は相当する部分については、説明を適宜省略又は簡略化する。
図1を参照して、本実施形態に係る業務支援システム10の構成を説明する。
本実施形態に係る業務支援システム10は、少なくとも1台の業務支援装置20と、2台以上の端末装置30とを備える。
2台以上の端末装置30のそれぞれは、第1医療施設H1におけるスタッフによって使用される。第1医療施設H1におけるスタッフは、例えば、医師若しくは看護師などの医療従事者又は事務スタッフである。
端末装置30の台数は、複数台に限らず、1台のみでもよい。以下では、説明の便宜上、1台の端末装置30について説明する。
端末装置30は、第1医療施設H1におけるスタッフによって保持される。あるいは、端末装置30は、第1医療施設H1に設置される。業務支援装置20は、例えば、携帯電話機、スマートフォン、タブレット、若しくはPCなどの汎用端末、又はガジェットなどの専用端末である。「PC」は、personal computerの略語である。
業務支援装置20は、ネットワーク40を介して端末装置30と通信可能である。
業務支援装置20は、第1医療施設H1とは異なる第2医療施設H2に設置される。業務支援装置20は、例えば、オンプレミスのコンピューティングシステムに属するサーバコンピュータである。業務支援装置20は、データセンタなど、第2医療施設H2以外の施設に設置されてもよい。業務支援装置20は、例えば、クラウドコンピューティングシステムに属するサーバコンピュータでもよい。
ネットワーク40は、インターネット、少なくとも1つのWAN、少なくとも1つのMAN、又はこれらの任意の組合せを含む。「WAN」は、wide area networkの略語である。「MAN」は、metropolitan area networkの略語である。ネットワーク40は、少なくとも1つの無線ネットワーク、少なくとも1つの光ネットワーク、又はこれらの任意の組合せを含んでもよい。無線ネットワークは、例えば、アドホックネットワーク、セルラーネットワーク、無線LAN、衛星通信ネットワーク、又は地上マイクロ波ネットワークである。「LAN」は、local area networkの略語である。
図1を参照して、本実施形態の概要を説明する。
近年、高齢化による慢性疾患患者の増加、及び病床の機能分化に伴い、今後、総合病院などの急性期病院のリソースがひっ迫することが予想されている。急性期病院とは、主に急性疾患または重症患者の治療に特化した病院である。そのため、初期診療及び慢性の継続診療などは「かかりつけ医」が担当し、専門的な検査、診察、及び入院が必要な治療は急性期病院が担っていくという地域医療連携が推進されている。地域医療連携は、患者の状態に適した場での診療及び管理を行うという観点からも重要である。地域の医療施設が相互に円滑な連携を図り、その有する機能を有効活用することにより、患者が地域で継続性のある適切な医療を受けられるようにすることが求められている。
地域医療連携を促進するための具体的な手段の一つとして、ある医療施設から別の医療施設に患者を紹介することが行われている。患者の紹介又は逆紹介は、患者の状態に即した適切なタイミングで行われる必要がある。
また、地域医療連携においては、医療施設間で患者に関するこまめな情報交換が行われるのが望ましい。しかしながら、情報交換は必ずしも十分に実施されておらず、医療関係者からの不満の声もある。仮に、情報交換が行われている場合においても、その内容が専門的過ぎる、又は、必要な情報が書かれていない、といった課題もある。現状では、地域医療連携は十分に行われているとは言えず、患者の紹介又は逆紹介も患者の状態に即した適切なタイミングで行われているとは言い難い。
地域医療連携において、医療施設間の情報交換はお互いの信頼関係の基礎となっている。よって、情報交換が行われない場合、又は、情報の内容に問題がある場合、地域医療連携が妨げられるおそれがある。したがって、医師の負担を増やすことなく、医療施設間で、患者に関するコミュニケーションをタイムリーに実施することを支援することが求められている。
そこで、本実施形態に係る業務支援システム10では、業務支援装置20が、第1医療施設H1からの紹介により第2医療施設H2に来院した患者P1に関わる複数のイベントに含まれるイベントの発生を検知する。業務支援装置20は、イベントの発生を検知する度に、定義情報D1を参照して、イベントの発生が検知された時点T1から、発生したイベントに対応する時間間隔が経過した時点を通知時点T2として算出する。定義情報D1は、複数のイベントのそれぞれに対応する、第2医療施設H2から第1医療施設H1への次の報告までの時間間隔を定義する情報である。業務支援装置20は、算出された通知時点T2の到来に合わせて、次の報告を作成することをユーザに促す通知情報D2を提示する。
本実施形態において、「複数のイベント」には、第1医療施設H1若しくは第2医療施設H2において患者P1により又は患者P1に対して行われた行為が含まれる。そのような「行為」には、例えば、第1医療施設H1からの患者P1の紹介、第2医療施設H2における患者P1の来院、診断、治療、入院、若しくは退院、又は第2医療施設H2から第1医療施設H1へ患者P1を紹介する逆紹介が含まれる。あるいは、「複数のイベント」には、第2医療施設H2により第1医療施設H1に対して行われる患者P1についての連絡が含まれる。そのような「連絡」には、例えば、第2医療施設H2から第1医療施設H1への報告である、患者P1についての来院報告、診断報告、治療報告、入院報告、若しくは退院報告の送付、又は第2医療施設H2から第1医療施設H1へ患者P1を紹介するための紹介状の送付が含まれる。
本実施形態において、報告の「送付」には、報告を電子データとして送信すること、及び報告を手書き文書又は印刷物として郵送することのいずれか一方又は両方が含まれる。
図2を参照して、本実施形態に係る業務支援システム10において想定される、患者P1の紹介元としての第1医療施設H1と紹介先としての第2医療施設H2との間で患者P1についての情報交換が行われる場面の例を説明する。
図2のテーブル100に、第1医療施設H1から第2医療施設H2に紹介された患者P1の動きを矢印で示す。テーブル100の横軸は時間軸である。テーブル100の上段に、患者P1について想定される場面が時系列で示されている。テーブル100の中段には、複数の場面のうち、いくつかの場面のそれぞれにおいて第2医療施設H2で作成される報告の種類が示されている。テーブル100の下段には、「紹介」の場面において第1医療施設H1で紹介状が作成されることが示され、「初回通院」の場面において第1医療施設H1で来院報告が作成されることが示されている。
テーブル100において、左から2番目の「紹介」の場面では、第1医療施設H1に通院する患者P1を第1医療施設H1から第2医療施設H2に紹介するため、第1医療施設H1において紹介状が作成される。左から3番目の「初回通院」の場面では、患者P1が、第1医療施設H1からの紹介により第2医療施設H2に初めて来院する。第2医療施設H2において、第2医療施設H2から第1医療施設H1に対する来院報告が作成される。左から5番目の「治療」の場面では、第2医療施設H2において患者P1に対し治療が行われる。第2医療施設H2において、第2医療施設H2から第1医療施設H1に対する「治療報告」が作成される。左から6番目の「退院」の場面では、第2医療施設H2から患者P1が退院する。第2医療施設H2において、第2医療施設H2から第1医療施設H1に対する「退院報告」が作成される。左から8番目の「逆紹介」の場面では、第2医療施設H2から第1医療施設H1へ患者P1を紹介するため、第2医療施設H2において紹介状が作成される。左から9番目の「初回通院」の場面では、第2医療施設H2による紹介後、患者P1が第1医療施設H1に初めて来院する。第1医療施設H1において、第1医療施設H1から第2医療施設H2に対する来院報告が作成される。
図2の例では、「通院」、「紹介」、「初回来院」、「治療」、「退院」、及び「逆紹介」の場面が挙げられているが、場面はこれらに限定されない。また、本実施形態において、報告は任意の場面で作成されてよい。例えば、図2の例では、左から1番目、4番目、7番目、及び10番目の「通院」の場面では、報告が作成されないが、「通院」の場面においても、第1医療施設H1又は第2医療施設H2で何らかの報告が作成されてもよい。
図3を参照して、本実施形態における「定義情報D1」について説明する。本実施形態において、「定義情報D1」とは、複数のイベントのそれぞれに対応する、第2医療施設H2から第1医療施設H1への次の報告までの時間間隔を定義する情報である。図3に、本実施形態における定義情報D1が格納されたテーブルの構成例をテーブル200として示す。
図3のテーブル200において、1行目のレコードには、イベントである「来院」について、スケジュールIDとして「C1」、ステップIDとして「ST1」、テンプレートIDとして「#1」、次の報告までの時間間隔として「3日」が格納されている。これは、「来院」というイベントの発生が検知された時点から3日以内に次の報告が作成されなければならないことを意味する。スケジュールID、ステップID、及びテンプレートIDについては後述する。2行目のレコードには、イベントである「来院報告送付」について、スケジュールIDとして「C1」、ステップIDとして「ST2」、テンプレートIDとして「#2」、次の報告までの時間間隔として「4日」が格納されている。これは、「来院報告送付」というイベントの発生が検知された時点から4日以内に次の報告が作成されなければならないことを意味する。3行目のレコードには、イベントである「治療」について、スケジュールIDとして「C1」、ステップIDとして「ST3」、テンプレートIDとして「#3」、次の報告までの時間間隔として「3日」が格納されている。これは、「治療」というイベントの発生が検知された時点から3日以内に次の報告が作成されなければならないことを意味する。5行目のレコードには、イベントである「退院」について、スケジュールIDとして「C1」、ステップIDとして「ST7」、テンプレートIDとして「#4」、次の報告までの時間間隔として「2日」が格納されている。これは、「退院」というイベントの発生が検知された時点から2日以内に次の報告が作成されなければならないことを意味する。6行目のレコードには、イベントである「逆紹介」について、スケジュールIDとして「C1」、ステップIDとして「ST8」、テンプレートIDとして「#5」、次の報告までの時間間隔として「3日」が格納されている。これは、「逆紹介」というイベントの発生が検知された時点から3日以内に次の報告が作成されなければならないことを意味する。定義情報D1で定義される時間間隔は、上記の例に限られず、任意に定められてよい。定義情報D1において、複数のイベントのそれぞれに対応する時間間隔は、複数のイベントの発生順を表す複数の序数のそれぞれに対応付けて定義されていてもよい。あるいは、定義情報D1において、複数のイベントのそれぞれに対応する時間間隔は、複数のイベントのそれぞれの種類に対応付けて定義されていてもよい。
図4を参照して、複数のイベントのそれぞれと、定義情報D1で定義された時間間隔との関係を説明する。図4の例では、患者が紹介により第2医療施設H2に来院すると、「来院」というイベントの発生が検知される。「来院」というイベントの発生が検知された時点を起点として、「来院」に対応する時間間隔として定義された「3日」以内に、次の報告として来院報告が作成される必要がある。例えば3日後に来院報告が作成されて第1医療施設H1へ送付されると、「来院報告送付」というイベントの発生が検知される。「来院報告送付」というイベントの発生が検知された時点から、「来院報告送付」に対応する時間間隔として定義された「4日」以内に、患者が診断され、次の報告として診断報告が作成される必要がある。その後、患者の第1医療施設H1への逆紹介が決まると、「逆紹介」というイベントの発生が検知される。「逆紹介」というイベントの発生が検知された時点から、「逆紹介」に対応する時間間隔として定義された「3日」以内に、次の報告として逆紹介用の紹介状が作成される必要がある。
本実施形態によれば、あるイベントが発生すると、発生したイベントに対応する報告、又は発生したイベントで作成された報告の次に作成すべき報告を予め定められた期間内に作成することがユーザに促される。よって、報告の作成漏れ及び報告の遅延を抑制することができる。その結果、紹介元の医療施設と紹介先の医療施設との間で、患者に関する情報交換が行われやすくなる。
図5を参照して、本実施形態に係る業務支援装置20の構成を説明する。
業務支援装置20は、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、入力部24と、出力部25とを備える。
制御部21は、少なくとも1つのプロセッサ、少なくとも1つのプログラマブル回路、少なくとも1つの専用回路、又はこれらの任意の組合せを含む。プロセッサは、CPU若しくはGPUなどの汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化した専用プロセッサである。「CPU」は、central processing unitの略語である。「GPU」は、graphics processing unitの略語である。プログラマブル回路は、例えば、FPGAである。「FPGA」は、field-programmable gate arrayの略語である。専用回路は、例えば、ASICである。「ASIC」は、application specific integrated circuitの略語である。制御部21は、業務支援装置20の各部を制御しながら、業務支援装置20の動作に関わる処理を実行する。
記憶部22は、少なくとも1つの半導体メモリ、少なくとも1つの磁気メモリ、少なくとも1つの光メモリ、又はこれらの任意の組合せを含む。半導体メモリは、例えば、RAM又はROMである。「RAM」は、random access memoryの略語である。「ROM」は、read only memoryの略語である。RAMは、例えば、SRAM又はDRAMである。「SRAM」は、static random access memoryの略語である。「DRAM」は、dynamic random access memoryの略語である。ROMは、例えば、EEPROMである。「EEPROM」は、electrically erasable programmable read only memoryの略語である。記憶部22は、例えば、主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能する。記憶部22には、業務支援装置20の動作に用いられるデータと、業務支援装置20の動作によって得られたデータとが記憶される。本実施形態において、記憶部22には、さらに、患者ごとの診療スケジュールを示す診療スケジュール情報、各報告のひな型を示すひな型情報、報告の通知対象を示す通知対象情報、及びユーザの連絡先を示す連絡先情報が記憶されている。記憶部22には、ひな型作成の際に抽出すべき項目を示すひな型項目情報が記憶されてもよい。「診察スケジュール情報」、「ひな型情報」、「通知対象情報」、「連絡先情報」、及び「ひな型項目情報」については後述する。
通信部23は、少なくとも1つの通信用インタフェースを含む。通信用インタフェースは、例えば、LTE、4G規格、若しくは5G規格などの移動通信規格に対応したインタフェース、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信規格に対応したインタフェース、又はLANインタフェースである。「LTE」は、Long Term Evolutionの略語である。「4G」は、4th generationの略語である。「5G」は、5th generationの略語である。通信部23は、業務支援装置20の動作に用いられるデータを受信し、また業務支援装置20の動作によって得られるデータを送信する。本実施形態において、通信部23は、端末装置30と通信を行う。
入力部24は、少なくとも1つの入力用インタフェースを含む。入力用インタフェースは、例えば、物理キー、静電容量キー、ポインティングデバイス、ディスプレイと一体的に設けられたタッチスクリーン、又はマイクロフォンである。入力部24は、業務支援装置20の動作に用いられるデータを入力する操作を受け付ける。入力部24は、業務支援装置20に備えられる代わりに、外部の入力機器として業務支援装置20に接続されてもよい。接続用インタフェースとしては、例えば、USB、HDMI(登録商標)、又はBluetooth(登録商標)などの規格に対応したインタフェースを用いることができる。「USB」は、Universal Serial Busの略語である。「HDMI(登録商標)」は、High-Definition Multimedia Interfaceの略語である。
出力部25は、少なくとも2つの出力用インタフェースを含む。1つの出力用インタフェースは、LCD又は有機ELディスプレイなどのディスプレイである。「LCD」は、liquid crystal displayの略語である。「EL」は、electro luminescenceの略語である。他の出力用インタフェースは、例えば、スピーカである。出力部25は、業務支援装置20の動作によって得られるデータを出力する。出力部25は、業務支援装置20に備えられる代わりに、外部の出力機器として業務支援装置20に接続されてもよい。接続用インタフェースとしては、例えば、USB、HDMI(登録商標)、又はBluetooth(登録商標)などの規格に対応したインタフェースを用いることができる。
業務支援装置20の機能は、本実施形態に係る業務支援プログラムを、制御部21としてのプロセッサで実行することにより実現される。すなわち、業務支援装置20の機能は、ソフトウェアにより実現される。業務支援プログラムは、業務支援装置20の動作をコンピュータに実行させることで、コンピュータを業務支援装置20として機能させる。すなわち、コンピュータは、業務支援プログラムに従って業務支援装置20の動作を実行することにより業務支援装置20として機能する。
プログラムは、非一時的なコンピュータ読取り可能な媒体に記憶しておくことができる。非一時的なコンピュータ読取り可能な媒体は、例えば、フラッシュメモリ、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、又はROMである。プログラムの流通は、例えば、プログラムを記憶したSDカード、DVD、又はCD-ROMなどの可搬型媒体を販売、譲渡、又は貸与することによって行う。「SD」は、Secure Digitalの略語である。「DVD」は、digital versatile discの略語である。「CD-ROM」は、compact disc read only memoryの略語である。プログラムをサーバのストレージに格納しておき、サーバから他のコンピュータにプログラムを転送することにより、プログラムを流通させてもよい。プログラムをプログラムプロダクトとして提供してもよい。
コンピュータは、例えば、可搬型媒体に記憶されたプログラム又はサーバから転送されたプログラムを、一旦、主記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、主記憶装置に格納されたプログラムをプロセッサで読み取り、読み取ったプログラムに従った処理をプロセッサで実行する。コンピュータは、可搬型媒体から直接プログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行してもよい。コンピュータは、コンピュータにサーバからプログラムが転送される度に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行してもよい。サーバからコンピュータへのプログラムの転送は行わず、実行指示及び結果取得のみによって機能を実現する、いわゆるASP型のサービスによって処理を実行してもよい。「ASP」は、application service providerの略語である。プログラムは、電子計算機による処理の用に供する情報であってプログラムに準ずるものを含む。例えば、コンピュータに対する直接の指令ではないがコンピュータの処理を規定する性質を有するデータは、「プログラムに準ずるもの」に該当する。
業務支援装置20の一部又は全ての機能が、制御部21としてのプログラマブル回路又は専用回路により実現されてもよい。すなわち、業務支援装置20の一部又は全ての機能が、ハードウェアにより実現されてもよい。
図6を参照して、本実施形態に係る業務支援装置20の各機能について説明する。
図6において、本実施形態に係る業務支援装置20の制御部21は、スケジュール管理機能F1、イベント判定機能F2、連絡先管理機能F3、及び患者管理機能F4を備える。業務支援装置20の通信部23は、報告送受信機能F5及びスケジュール通知機能F6を備える。業務支援装置20の入力部24は、イベント入力機能F7、ひな型入力機能F8、及び報告入力機能F9を備える。業務支援装置20の出力部25は、スケジュール表示機能F10及び報告表示機能F11を備える。
図7を参照して、本実施形態に係る業務支援装置20の動作を説明する。この動作は、本実施形態に係る業務支援方法に相当する。
ステップS101において、業務支援装置20の制御部21は、第1医療施設H1からの紹介により第2医療施設H2に来院した患者P1に関わる複数のイベントに含まれるイベントの発生を検知する。
本実施形態において、複数のイベントには、第1医療施設H1若しくは第2医療施設H2において患者P1により又は患者P1に対して行われた行為が含まれる。制御部21は、行為に伴って入力される情報を参照することで、行為に相当するイベントの発生を検知する。上述のように、本実施形態において、行為には、第1医療施設H1からの患者P1の紹介、第2医療施設H2における患者P1の来院、診断、治療、入院、若しくは退院、又は第2医療施設H2から第1医療施設H1へ患者P1を紹介する逆紹介が含まれる。一例として、第2医療施設H2における患者P1の来院に伴って入力される情報を具体的に説明する。第1医療施設H1から紹介された患者P1が第2医療施設H2に来院し、患者P1により持参された紹介状が第2医療施設H2の受付に提出されると、第2医療施設H2のユーザにより、提出された紹介状に記載された患者P1の氏名などが患者P1についての情報として業務支援装置20の入力部24を介して入力される。紹介状は、第1医療施設H1から電子データとして送信されてもよい。この場合、送信された紹介状は、業務支援装置20の通信部23を介して受信される。業務支援装置20の制御部21は、入力部24を介して入力された患者P1についての情報又は通信部23を介して受信された紹介状を参照することで、患者P1の「来院」を検知する。あるいは、イベントの発生に伴って入力される情報は、第1医療施設H1又は第2医療施設H2の医師、看護師、又は事務スタッフを含むスタッフにより手動で入力されてもよい。一例として、第1医療施設H1からの紹介状は、第1医療施設H1の医師、看護師、又は事務スタッフにより、例えば、端末装置30のタッチスクリーン上に表示された「新規患者紹介」というボタンが手動で押されることにより送信されてもよい。別の例として、第2医療施設H2において患者P1の受診があった場合に、第2医療施設H2の医師、看護師、又は事務スタッフにより、例えば、業務支援装置20の入力部24としてのタッチスクリーン上に表示された「新規紹介患者登録」というボタンが手動で押されることにより、患者P1の「来院」が検知されてもよい。
本実施形態において、複数のイベントには、第2医療施設H2により第1医療施設H1に対して行われる患者P1についての連絡も含まれる。制御部21は、連絡に伴って入力される情報を参照することで、連絡に相当するイベントの発生を検知する。上述のように、本実施形態において、連絡には、第2医療施設H2から第1医療施設H1への報告である、患者P1についての来院報告、診断報告、治療報告、入院報告、若しくは退院報告の送付、又は第2医療施設H2から第1医療施設H1へ患者P1を紹介するための紹介状の送付が含まれる。本実施形態では、紹介状も報告の一種であるとするが、紹介状は報告とは別の種類のものとして扱ってもよい。一例として、第2医療施設H2から患者P1についての来院報告が第1医療施設H1へ送付されることに伴って入力される情報を具体的に説明する。第2医療施設H2において、ユーザは、業務支援装置20の入力部24が備える報告入力機能F9を介して、来院報告を電子データとして作成する。作成された来院報告は、記憶部22に記憶される。来院報告は、第2医療施設H2において手書き文書又は印刷物として作成されてもよい。この場合、ユーザは、業務支援装置20の入力部24を介して、来院報告作成についての記録を入力する。入力された来院報告作成についての記録は、記憶部22に記憶される。業務支援装置20の制御部21は、記憶部22に記憶された来院報告又は来院報告作成についての記録を参照することで、「来院報告送付」を検知する。本実施形態において、第1医療施設H1におけるスタッフの連絡先をデータベースに予め格納しておき、第2医療施設H2から第1医療施設H1へ報告を送付する際に、当該データベースが参照されてもよい。当該データベースは、例えば、記憶部22に構築される。制御部21は、当該データベースを参照して、制御部21が備える連絡先管理機能F3により連絡先を選択し、選択された連絡先に第2医療施設H2から第1医療施設H1への報告を送付してもよい。報告の送付は、制御部21が備える報告送受信機能F5により行うことができる。
本実施形態において、業務支援装置20の制御部21は、イベントとしての行為又は連絡に伴って入力される情報として、任意の情報を参照してよい。例えば、制御部21は、電子カルテ、部門システム、又は医事会計システムなどの病院情報システムから入力部24が備えるイベント入力機能F7を介して入力された情報を参照してもよい。例えば、制御部21は、患者P1の「入院」に伴って入力される情報として、電子カルテから入力される各種診断の実施履歴及び手術予定の確定を示す情報、部門システムから入力される看護支援システムでの管理開始を示す情報、並びに医事会計システムから入力される入院に関する医事情報のいずれかを参照してよい。あるいは、電子カルテから入力される各種診断の実施履歴及び手術予定の確定を示す情報、部門システムから入力される看護支援システムでの管理開始を示す情報、並びに医事会計システムから入力される入院に関する医事情報の組合せのうち、イベントに相当する組合せを示す情報を予めマスター情報として記憶部22に登録しておき、制御部21は、登録されたマスター情報を記憶部22から読み出し、読み出されたマスター情報を参照して、制御部21が備えるイベント判定機能F2により、入力された情報の組合せがイベントに相当するかどうかの判定を行ってもよい。具体的には、第2医療施設H2内にある1つ以上のデータベースから、確認したいイベントに関連して入力されるであろう情報の組合せを予め特定してマスター情報として登録しておき、制御部21は、マスター情報を参照して、入力された情報の組合せに関連するイベントがある場合に、当該イベントが発生したと判定する。そうすれば、確認したいイベントの発生を確実に検知することができる。後述するように、本実施形態では、患者に関わる複数のイベントの発生順がステップIDで識別される。よって、制御部21は、ある患者に関して既に発生したイベントのステップIDを特定し、特定されたステップIDの次のステップIDで識別されるイベントを「確認したいイベント」として、上記のプロセスを行うことができる。
ステップS102において、業務支援装置20の制御部21は、複数のイベントのそれぞれに対応する、第2医療施設H2から第1医療施設H1への次の報告までの時間間隔を定義する定義情報D1を参照して、イベントの発生が検知された時点T1から、発生したイベントに対応する時間間隔が経過した時点を通知時点T2として算出する。
本実施形態において、定義情報D1では、複数のイベントのそれぞれに対応する時間間隔は、複数のイベントのそれぞれの種類に対応付けて定義されている。制御部21は、ステップS101でイベントの発生を検知する度に、発生したイベントの種類を特定し、イベントの発生が検知された時点から、特定された種類に対応する時間間隔が経過した時点を通知時点T2として算出する。発生したイベントの種類は、任意の手順で特定されてよい。本実施形態では、制御部21は、イベントの発生を検知した際に参照した情報に基づいて、発生したイベントの種類を特定する。例えば、制御部21は、ステップS101で入力部24を介して入力された患者P1についての情報又は通信部23を介して受信された紹介状を参照したのであれば、発生したイベントの種類が「来院」であると特定する。制御部21は、定義情報D1として、図3に示すテーブル200を参照し、「来院」に対応付けて定義された時間間隔「3日」を時点T1に加算した日を通知時点T2として算出する。
定義情報D1において、複数のイベントのそれぞれに対応する時間間隔は、複数のイベントの発生順を表す複数の序数のそれぞれに対応付けて定義されていてもよい。この場合、業務支援装置20の制御部21は、ステップS101でイベントの発生を検知する度に、カウンタをインクリメントし、イベントの発生が検知された時点T1から、カウンタと一致する序数に対応する時間間隔が経過した時点を通知時点T2として算出する。本実施形態では、図3のテーブル200における「ステップID」が序数に相当する。例えば、制御部21は、患者P1に関わる最初のイベント「来院」を検知すると、初期値が「0」のカウンタを1つインクリメントして「1」を得る。制御部21は、定義情報D1として、図3に示すテーブル200を参照し、序数「1」に相当する「ST1」に対応付けて定義された時間間隔「3日」を時点T1に加算した日を通知時点T2として算出する。
ステップS103において、業務支援装置20の制御部21は、第2医療施設H2から第1医療施設H1への次の報告が作成されたかどうかを判定する。例えば、制御部21は、ステップS101で「来院」が検知されたのであれば、「来院」に対応する報告である来院報告が作成されたかどうかを判定する。制御部21は、ステップS101で「来院報告送付」が検知されたのであれば、「来院報告送付」で作成された来院報告の次に作成すべき報告である診断報告が作成されたかどうかを判定する。制御部21は、ステップS101で「治療」が検知されたのであれば、「治療」に対応する報告である治療報告が作成されたかどうかを判定する。制御部21は、ステップS101で「退院」が検知されたのであれば、「退院」に対応する報告である退院報告が作成されたかどうかを判定する。制御部21は、ステップS101で「逆紹介」が検知されたのであれば、「逆紹介」に対応する報告である逆紹介用の紹介状が作成されたかどうかを判定する。
報告が作成されたかどうかの判定は任意の手順で行われてよいが、本実施形態では、制御部21は、報告の作成履歴を示す報告作成情報D3を参照することにより判定を行う。報告作成情報D3は、作成された報告の種類と作成日時とを示す情報である。制御部21は、入力部24が備える報告入力機能F9の動作履歴を参照することにより判定を行ってもよい。本実施形態では、ユーザにより報告が電子データとして作成されると、作成された報告が記憶部22に記憶される。記憶部22に記憶された報告に基づいて報告作成情報D3が作成される。報告は、手書き文書又は印刷物として作成されてもよい。この場合、来院報告作成についての記録が記憶部22に記憶される。記憶部22に記憶された記録に基づいて報告作成情報D3が作成される。
ステップS103において報告が作成されていないと判定された場合、ステップS104の処理が行われる。一方、ステップS103において報告が作成されたと判定された場合、ステップS106の処理が行われる。
ステップS104において、業務支援装置20の制御部21は、ステップS102において算出された通知時点T2が到来したかどうかを判定する。具体的には、制御部21は、今日の日付と、ステップS102で算出された通知時点T2を比較する。今日の日付が、通知時点T2以降であれば、制御部21は、通知時点T2が到来したと判定する。ステップS104において通知時点T2が到来したと判定されると、ステップS105の処理が行われる。一方、ステップS104において、通知時点T2が到来していないと判定されると、再度ステップS103の処理が行われる。
ステップS105において、業務支援装置20の制御部21は、次の報告を作成することをユーザに促す通知情報D2を提示する。具体的には、制御部21は、ステップS101で発生が検知されたイベントが、第1医療施設H1若しくは第2医療施設H2において患者P1により又は患者P1に対して行われた行為である場合は、当該行為についての報告を作成することをユーザに促す情報を提示する。すなわち、制御部21は、発生したイベントに対応する報告を作成することをユーザに促す情報を提示する。例えば、制御部21は、ステップS101で「来院」が検知されたのであれば、「来院」に対応する報告である来院報告を作成することをユーザに促す情報を提示する。そのような情報の一例として、制御部21は、出力部25としてのディスプレイ等に、通知情報D2として、「患者P1さんが来院されました!来院報告を作成してください。」というメッセージをテキストで表示させる。制御部21は、ステップS101で「治療」が検知されたのであれば、「治療」に対応する報告である治療報告を作成することをユーザに促す情報を提示する。そのような情報の一例として、制御部21は、出力部25としてのディスプレイ等に、通知情報D2として、「治療報告を作成してください。」というメッセージをテキストで表示させる。制御部21は、「患者P1さんに対する治療は行われましたか?」というメッセージを更に表示させてもよい。制御部21は、ステップS101で「入院」が検知されたのであれば、「入院」に対応する報告である入院報告を作成することをユーザに促す情報を提示する。そのような情報の一例として、制御部21は、出力部25としてのディスプレイ等に、通知情報D2として、「入院報告を作成してください。」というメッセージをテキストで表示させる。制御部21は、「患者P1さんは入院しましたか?」というメッセージを更に表示させてもよい。制御部21は、ステップS101で「退院」が検知されたのであれば、「退院」に対応する報告である退院報告を作成することをユーザに促す情報を提示する。そのような情報の一例として、制御部21は、出力部25としてのディスプレイ等に、通知情報D2として、「退院報告を作成してください。」というメッセージをテキストで表示させる。制御部21は、「患者P1さんは退院されましたか?」というメッセージを更に表示させてもよい。制御部21は、ステップS101で「逆紹介」が検知されたのであれば、「逆紹介」に対応する報告である逆紹介用の紹介状を作成することをユーザに促す情報を提示する。そのような情報の一例として、制御部21は、出力部25としてのディスプレイ等に、通知情報D2として、「紹介状を作成してください。」というメッセージをテキストで表示させる。制御部21は、「患者P1さんを逆紹介しますか?」というメッセージを更に表示させてもよい。あるいは、制御部21は、ステップS101で発生が検知されたイベントが、第2医療施設H2により第1医療施設H1に対して行われる患者P1についての連絡である場合は、当該連絡の次の連絡で送付すべき報告を作成することをユーザに促す情報を提示する。すなわち、制御部21は、発生したイベントで作成された報告の次に作成すべき報告を作成することをユーザに促す情報を提示する。例えば、制御部21は、ステップS101で「来院報告送付」が検知されたのであれば、「来院報告送付」で作成された来院報告の次に作成すべき報告である診断報告を作成することをユーザに促す情報を提示する。そのような情報の一例として、制御部21は、出力部25としてのディスプレイ等に、通知情報D2として、「診断報告を作成してください。」というメッセージをテキストで表示させる。制御部21は、「患者P1さんを診断しましたか?」というメッセージを更に表示させてもよい。制御部21は、通知情報D2としての各メッセージを、出力部25としてのスピーカに音声で出力させてもよい。
ステップS106において、業務支援装置20の制御部21は、次回発生予定のイベントがあるかどうかを判定する。制御部21は、制御部21が備えるスケジュール管理機能F1により、次回発生予定のイベントがあるかどうかを判定する。具体的には、制御部21は、記憶部22から、患者P1についての診療スケジュールを示す診療スケジュール情報を読み出し、読み出された診療スケジュール情報で示される診療スケジュールを参照して、スケジュール管理機能F1により、ステップS101において発生が検知されたイベントの次に発生する予定のイベントがあるかどうかを判定する。
一般に、患者の診療過程は疾患ごとに決まっている場合が多い。本実施形態では、患者ごとの診療スケジュールを示す診療スケジュール情報として、複数のイベントの発生順を、疾患ごとの診療過程に基づいて算出した結果を示す情報が、診療スケジュール情報として記憶部22に記憶されている。具体的には、診療スケジュール情報には、疾患ごとの診療スケジュールを識別するスケジュールID及び各イベントの発生順を識別するステップIDを示す情報が含まれる。図3のテーブル200に示すように、患者P1の診療スケジュールは、スケジュールID「C1」で識別される。イベント「来院」は、ステップID「ST1」で識別される。イベント「来院」の次に発生するイベント「来院報告送付」は、ステップID「ST2」で識別される。同様に、イベント「治療」は、ステップID「ST3」で識別される。イベント「退院」は、ステップID「ST7」で識別される。イベント「逆紹介」はステップID「ST8」で識別される。
一例として、ステップS101で発生が検知されたイベントが「来院」であるとする。スケジュールID「C1」で識別される診療スケジュールにおいて、「来院」はステップID「ST1」で識別される。よって、制御部21は、診療スケジュール情報を参照して、ステップID「ST1」よりも大きい数字のステップIDで識別されるイベントがあるかどうかを判定する。本例では、「来院」のステップID「ST1」よりも、大きい数字のステップIDである「ST2」があるため、制御部21は、次回発生予定のイベントがあると判定する。同様に、ステップS101で「来院報告送付」が検知されたのであれば、制御部21は、診療スケジュール情報を参照して、「来院報告送付」のステップID「ST2」よりも大きい数字のステップIDで識別されるイベントがあるかどうかを判定する。ステップS101で「治療」が検知されたのであれば、制御部21は、診療スケジュール情報を参照して、「治療」のステップID「ST3」よりも大きい数字のステップIDで識別されるイベントがあるかどうかを判定する。ステップS101で「退院」が検知されたのであれば、制御部21は、診療スケジュール情報を参照して、「退院」のステップID「ST7」よりも大きい数字のステップIDで識別されるイベントがあるかどうかを判定する。ステップS101で「逆紹介」が検知されたのであれば、制御部21は、診療スケジュール情報を参照して、「逆紹介」のステップID「ST8」よりも大きい数字のステップIDで識別されるイベントがあるかどうかを判定する。
ステップS106において、次回発生予定のイベントがあると判定された場合、ステップS101に戻り処理が行われる。一方、ステップS106において、次回発生予定のイベントがないと判定された場合、制御部21は処理を終了する。
上述のように、本実施形態では、業務支援装置20の制御部21は、第1医療施設H1からの紹介により第2医療施設H2に来院した患者P1に関わる複数のイベントに含まれるイベントの発生を検知する。制御部21は、イベントの発生を検知する度に、複数のイベントのそれぞれに対応する、第2医療施設H2から第1医療施設H1への次の報告までの時間間隔を定義する定義情報D1を参照して、イベントの発生が検知された時点T1から、発生したイベントに対応する時間間隔が経過した時点を通知時点T2として算出する。制御部21は、算出された通知時点T2の到来に合わせて、次の報告を作成することをユーザに促す通知情報D2を提示する。
本実施形態によれば、患者に関する情報を連携先へ伝えやすくなる。したがって、紹介元の医療施設と紹介先の医療施設との間で、患者に関する情報交換が行われやすくなる。医療施設間の連携が強化される結果、医師間の信頼が醸成される。最終的には、患者の診療の質向上に繋がる可能性がある。
本実施形態の一変形例として、業務支援装置20の制御部21は、次の報告が作成されたかどうかを示す情報を通知時点T2の到来後に参照し、次の報告が作成されていない場合、通知情報D2を再度提示してもよい。具体的には、制御部21は、図7のステップS105において通知情報D2を提示した後、再度、ステップS103及びステップS104と同様の処理であるステップS103’及びステップS104’を行ってもよい。次の報告が作成されたかどうかを示す情報としては、ステップS103と同様、任意の情報を用いることができる。一例として、制御部21は、上述のステップS103において行ったように、報告の作成履歴を示す報告作成情報D3を参照することにより判定を行う。制御部21は、入力部24が備える報告入力機能F9の動作履歴を参照することにより判定を行ってもよい。ステップS103’において報告が作成されていないと判定された場合、ステップS104’の処理が行われる。ステップS104’において、制御部21は、通知時点T2が到来したかどうかを判定する代わりに、通知時点T2からの経過時間と、ステップS101で発生が検知されたイベントに対応付けて定義された時間間隔とを比較する。制御部21は、経過期間が時間間隔以上である場合に、ステップS105の処理を行う。制御部21は、ステップS103’において、次の報告が作成されたと判定されるまで、ステップS104’及びステップS105の処理を繰り返し行ってもよい。
本変形例によれば、報告が作成されるまで、通知情報D2が繰り返し送信されるので、報告の作成漏れ及び報告の遅延を更に抑制することができる。よって、紹介元の医療施設と紹介先の医療施設との間で、患者に関する情報交換が一層行われやすくなる。
本実施形態の一変形例として、業務支援装置20の制御部21は、発生が検知されたイベントの種類に応じて報告のひな型を選択し、選択されたひな型を通知情報D2とともに提示してもよい。本例では、イベントの種類に対応付けて選択されるひな型が予め定められているものとする。本例では、イベントの種類と、作成されるひな型とを対応付けて示す情報がひな型情報として記憶部22に予め記憶されている。
図8から図12を参照して、ひな型の具体例を説明する。
図8に、本例において選択されるひな型の例として、テンプレートID「#1」で示される来院報告ひな型の例を示す。図9に、テンプレートID「#2」で示される診断報告ひな型の例を示す。図10に、テンプレートID「#3」で示される治療報告ひな型の例を示す。図11に、テンプレートID「#4」で示される退院報告ひな型の例を示す。図12に、及びテンプレートID「#5」で示される逆紹介用の紹介状ひな型の例を示す。
来院報告ひな型は、イベント「来院」に対応して選択される。診断報告ひな型は、イベント「来院報告送付」に対応して選択される。診断報告ひな型は、イベント「診断」に対応して選択されてもよい。治療報告ひな型は、イベント「治療」に対応して選択される。退院報告ひな型は、イベント「退院」に対応して選択される。逆紹介用の紹介状ひな型は、イベント「逆紹介」に対応して選択される。なお、本例において選択されるひな型はこれらに限定されず、種々のイベントに対応して任意のものが選択可能である。例えば、入院報告ひな型を予め記憶部22に記憶しておき、イベント「入院」に対応して入院報告ひな型を選択することが可能である。ひな型の入力は、業務支援装置20の入力部24が備えるひな型入力機能F8により行われる。
それぞれのひな型に含まれる項目は任意に定められてよい。本例では、来院報告ひな型には、図8に示すように、「宛名」、「挨拶」、「患者氏名」、「来院日時」、「受診科」、及び「担当者氏名」の項目が含まれる。診断報告ひな型には、図9に示すように、「宛名」、「挨拶」、「患者氏名」、「診断名」、「予定治療」、及び「担当者氏名」の項目が含まれる。治療報告ひな型には、図10に示すように、「宛名」、「挨拶」、「患者氏名」、「診断名」、「治療結果」、及び「担当者氏名」の項目が含まれる。退院報告ひな型には、図11に示すように、「宛名」、「挨拶」、「患者氏名」、「診断名」、「治療結果」、「退院日時」、及び「担当者氏名」の項目が含まれる。逆紹介用の紹介状ひな型には、図12に示すように、「宛名」、「挨拶」、「患者氏名」、「診断名」、「治療経過」、「今後の方針」、「処方」、「次回来院日」、「担当者氏名」の項目が含まれる。
業務支援装置20の制御部21は、選択されたひな型を示す情報を、ステップS105において、通知情報D2とともに提示する。具体的には、出力部25としてのディスプレイ等に、通知情報D2としてのメッセージをテキスト又は音声で出力する際に、選択されたひな型を表示させる。例えば、制御部21は、ステップS101で「来院」が検知されたのであれば、通知情報D2として表示させた「患者P1さんが来院されました!来院報告を作成してください。」というメッセージとともに、来院報告ひな型を表示させる。ユーザは、表示されたひな型に含まれる項目について必要な事項を、業務支援装置20の入力部24としてのタッチスクリーンなどが備える報告入力機能F9を介して入力することにより、報告を作成する。ユーザによる必要な事項の入力は音声により行われてもよい。あるいは、ユーザは自動音声との対話を行いながら必要な事項の入力を行ってもよい。
本例によれば、ひな型に沿って報告が作成されるので、医師が抜け漏れなく、確実に患者に関する情報を連携先へ伝えることが可能となる。また、報告を受け取ったのが非専門医であっても患者の診療情報を十分理解することができる。よって、紹介元の医療施設と紹介先の医療施設との間で、患者に関する情報交換が行われやすくなる。
この変形例の更なる変形例として、業務支援装置20の制御部21は、選択されたひな型の各項目に対応する情報を抽出してもよい。具体的には、制御部21は、記憶部22に記憶されているひな型項目情報を参照して、ひな型の項目に対応する情報を抽出してもよい。ひな型の項目に対応する情報は、電子カルテ、部門システム、又は医事会計システムなどの病院情報システムから抽出される。図13に、ひな型項目情報が格納されたテーブルの構成例をテーブル300として示す。
図13のテーブル300において、1行目のレコードには、テンプレートIDとして「#1」、診察に関する行為に対する、医師による入力に基づいて作成された電子カルテシステムから対応する情報が抽出される項目として「受診診療科、担当医師」、診察以外の処置行為に対する、医師以外の者による入力に基づいて作成された診療記録から対応する情報が抽出される項目として「該当なし」、医事会計システムから対応する情報が抽出される項目として「患者氏名、来院日時」が定義されている。2行目のレコードには、テンプレートIDとして「#2」、診察に関する行為に対する、医師による入力に基づいて作成された電子カルテシステムから対応する情報が抽出される項目として「受診診療科、担当医師、診断内容、予定する治療内容」、診察以外の処置行為に対する、医師以外の者による入力に基づいて作成された診療記録から対応する情報が抽出される項目として「該当なし」、医事会計システムから対応する情報が抽出される項目として「患者氏名、来院日時」が定義されている。3行目のレコードには、テンプレートIDとして「#3」、診察に関する行為に対する、医師による入力に基づいて作成された電子カルテシステムから対応する情報が抽出される項目として「受診診療科、担当医師、手術の結果」、診察以外の処置行為に対する、医師以外の者による入力に基づいて作成された診療記録から対応する情報が抽出される項目として「入院中の経過」、医事会計システムから対応する情報が抽出される項目として「患者氏名、来院日時」が定義されている。本実施形態において、医師による入力に基づいて作成された電子カルテシステムは、医師が患者の診療について入力するシステムである。また、医師以外の者による入力には、例えば、看護支援システムからの入力が含まれる。看護支援システムは、医師以外の看護師などが診療について情報を入力するシステムである。看護支援システムは、患者の入院後、病棟で患者の管理又は記録をするためのシステムであり、日々の処方の入力若しくは確認、又はバイタルの入力などを行うシステムとして構成することができる。
本例において、選択されたひな型が来院報告ひな型である場合、業務支援装置20の制御部21は、テーブル300を参照して、来院報告ひな型を識別するテンプレートID「#1」に対応する情報として、医師による入力に基づいて作成された電子カルテシステムから「受信診療料、担当医師」を示す情報を抽出し、医事会計システムから「患者氏名、来院日時」を示す情報を抽出する。選択されたひな型が診断報告ひな型である場合、制御部21は、テーブル300を参照して、診断報告ひな型を識別するテンプレートID「#2」に対応する情報として、医師による入力に基づいて作成された電子カルテシステムから「受診診療科、担当医師、診断内容、予定する治療内容」を示す情報を抽出し、医事会計システムから「患者氏名、来院日時」を示す情報を抽出する。選択されたひな型が治療報告ひな型である場合、制御部21は、テーブル300を参照して、治療報告ひな型を識別するテンプレートID「#3」に対応する情報として、医師による入力に基づいて作成された電子カルテシステムから「受診診療科、担当医師、手術の結果」を示す情報を抽出し、医師の入力以外の者による入力に基づいて作成された診療記録から「入院中の経過」を示す情報を抽出し、医事会計システムから「患者氏名、来院日時」を示す情報を抽出する。制御部21は、抽出された情報を、選択されたひな型に自動的に入力する。
本例によれば、ひな型の項目のうち、報告として記載すべき事項の少なくとも一部が予め記入されるので、報告作成者の負担をさらに軽減することができる。よって、紹介元の医療施設と紹介先の医療施設との間で、患者に関する情報交換が一層行われやすくなる。
本実施形態の一変形例として、業務支援装置20の制御部21は、発生が検知されたイベントの種類に応じて、ユーザを選択してもよい。本例において、ユーザには、第2医療施設H2の医師、看護師、又は事務スタッフが含まれる。発生が検知されたイベントの種類に応じてユーザを選択する理由は、報告の種類によっては、事務スタッフ単独では作成できないものがあるためである。例えば、来院報告であれば事務スタッフが作成可能である。一方、診断報告又は治療報告は、事務スタッフ単独では作成できず、患者を診療した医師又は看護師の協力を得て作成する必要がある。ユーザは任意に選択されてよいが、本例では、イベントの種類に応じて、ひな型の通知対象として選択されるユーザが予め定められているとする。本例では、イベントの種類と、選択されるユーザとを対応付けて示す情報が通知対象情報として記憶部22に予め記憶されている。図14に、通知対象情報が格納されたテーブルの構成例をテーブル400として示す。
図14のテーブル400において、1行目のレコードには、患者氏名として「A」、機関として「医院A」、患者IDとして「P1」、スケジュールIDとして「C1」、ステップIDとして「ST1」、通知対象として「医師A、医師C、事務B」が格納されている。これは、機関「医院A」から紹介された、患者ID「P1」で識別される患者の氏名が「A」であり、スケジュールID「C1」で識別される診療スケジュールにおけるステップID「ST1」で識別されるイベントに対応する報告の通知対象のユーザが、「医師A、医師C、事務B」であることを示している。「事務」は事務スタッフを意味している。同様に、2行目のレコードには、患者氏名として「B」、機関として「医院A」、患者IDとして「P2」、スケジュールIDとして「C1」、ステップIDとして「ST3」、通知対象として「医師C、医師D、事務E」が格納されている。これは、機関「医院A」から紹介された、患者ID「P2」で識別される患者の氏名が「B」であり、スケジュールID「C1」で識別される診療スケジュールにおけるステップID「ST3」で識別されるイベントに対応する報告の通知対象のユーザが、「医師C、医師D、事務E」であることを示している。3行目のレコードには、患者氏名として「C」、機関として「病院A」、患者IDとして「P3」、スケジュールIDとして「C2」、ステップIDとして「ST1」、通知対象として「医師A、医師D、事務E」が格納されている。これは、機関「病院A」から紹介された、患者ID「P3」で識別される患者の氏名が「C」であり、スケジュールID「C2」で識別される診療スケジュールにおけるステップID「ST1」で識別されるイベントに対応する報告の通知対象のユーザが、「医師A、医師D、事務E」であることを示している。4行目のレコードには、患者氏名として「D」、機関として「病院B」、患者IDとして「P4」、スケジュールIDとして「C2」、ステップIDとして「ST5」、通知対象として「医師A、医師C、事務B」が格納されている。これは、機関「病院B」から紹介された、患者ID「P4」で識別される患者の氏名が「D」であり、スケジュールID「C2」で識別される診療スケジュールにおけるステップID「ST5」で識別されるイベントに対応する報告の通知対象のユーザが、「医師A、医師C、事務B」であることを示している。5行目のレコードには、患者氏名として「E」、機関として「病院B」、患者IDとして「P5」、スケジュールIDとして「C1」、ステップIDとして「ST2」、通知対象として「医師A、医師C、事務E」が格納されている。これは、機関「病院A」から紹介された、患者ID「P5」で識別される患者の氏名が「E」であり、スケジュールID「C1」で識別される診療スケジュールにおけるステップID「ST2」で識別されるイベントに対応する報告の通知対象のユーザが、「医師A、医師C、事務E」であることを示している。なお、本例において、通知対象は医師及び事務スタッフに限定されず、看護師が含まれてもよい。
本例では、通知対象のユーザの連絡先を示す連絡先情報が記憶部22に予め記憶されている。図15に、通知対象のユーザの連絡先を示す連絡先情報が格納されたテーブルの構成例をテーブル500として示す。
図15のテーブル500において、1行目のレコードには、氏名として「A」、役職として「医師」、ユーザIDとして「U1」が格納されている。これは、ユーザID「U1」で識別されるユーザの役職が「医師」であり、氏名が「A」であることを示している。そして、当該ユーザに対応する連絡先としてメールアドレス、電話番号、及びファックス番号が格納されている。同様に、2行目のレコードには、氏名として「B」、役職として「事務」、ユーザIDとして「U2」が格納され、対応する連絡先としてメールアドレス、電話番号、及びファックス番号が格納されている。3行目のレコードには、氏名として「C」、役職として「医師」、ユーザIDとして「U3」が格納され、対応する連絡先としてメールアドレス、電話番号、及びファックス番号が格納されている。4行目のレコードには、氏名として「D」、役職として「医師」、ユーザIDとして「U4」が格納され、対応する連絡先としてメールアドレス、電話番号、及びファックス番号が格納されている。5行目のレコードには、氏名として「E」、役職として「事務」、ユーザIDとして「U5」が格納され、対応する連絡先としてメールアドレス、電話番号、及びファックス番号が格納されている。
図16に、業務支援装置20の制御部21によるひな型作成の処理手順の例を示す。
ステップS201において、業務支援装置20の制御部21は、ひな型情報で示される複数のひな型のうち、イベントに対応するひな型を選択する。例えば、制御部21は、図7のステップS101で「来院」が検知されたのであれば、「来院」に対応するひな型として、来院報告ひな型を選択する。制御部21は、図7のステップS101で「来院報告送付」が検知されたのであれば、「来院報告送付」に対応するひな型として、来院報告の次に作成すべき報告である診断報告ひな型を選択する。制御部21は、図7のステップS101で「治療」が検知されたのであれば、「治療」に対応するひな型として、治療報告ひな型を選択する。制御部21は、図7のステップS101で「退院」が検知されたのであれば、「退院」に対応するひな型として、退院報告ひな型を選択する。制御部21は、図7のステップS101で「逆紹介」が検知されたのであれば、「逆紹介」に対応するひな型として、逆紹介用の紹介状ひな型を選択する。
ステップS202において、業務支援装置20の制御部21は、選択されたひな型の送信先を連絡先として取得する。制御部21は、記憶部22に格納されている通知対象情報を読み出す。制御部21は、通知対象情報として読み出されたテーブル400を参照して、制御部21が備える連絡先管理機能F3により、選択する。例えば、ステップS201において、患者P1について来院報告ひな型が選択されたのであれば、制御部21は、当該来院報告ひな型の送信先として、患者ID「PI」、ステップID「C1」、及びステップID「ST1」に対応する、医師A、医師C、及び事務Bを選択する。そして、制御部21は、記憶部22に格納されている連絡先情報を読み出す。制御部21は、連絡先情報として読み出されたテーブル500を参照して、制御部21が備える連絡先管理機能F3により、選択された通知対象の連絡先を取得する。同様に、医師D又は事務Eが選択されたのであれば、制御部21は、テーブル500を参照して、医師D又は事務Eの連絡先としてのメールアドレス、電話番号、又はファックス番号を取得する。
ステップS203において、業務支援装置20の制御部21は、ステップS201で選択されたひな型を、ステップS202で取得された連絡先に送信する。
本変形例によれば、事務スタッフだけではなく医師にもひな型が送付されるので、事務スタッフ単独では作成できない報告を、医師又は看護師の協力を得て作成することができるようになる。よって、報告が作成されやすくなる。その結果、紹介元の医療施設と紹介先の医療施設との間で、患者に関する情報交換がさらに行われやすくなる。
本実施形態の一変形例として、業務支援装置20の制御部21は、第2医療施設H2における患者P1に対する診療の状況を示す診療情報D4を生成し、生成された診療情報D4を、通信部23を介して、端末装置30に送信してもよい。
業務支援装置20の制御部21は、患者管理機能F4により、第2医療施設H2における患者P1に対する診療の履歴を参照して診療情報D4を生成する。制御部21は、診療の履歴として、患者P1に関わるイベントの発生履歴を参照する。
あるいは、制御部21は、スケジュール管理機能F1により、第2医療施設H2における患者P1に対する診療の予定を参照して診療情報D4を生成する。制御部21は、診療の予定として、患者P1に対応するスケジュールIDで識別される診療スケジュール情報を参照する。
本例において、診療情報D4には、第1医療施設H1からの紹介により第2医療施設H2に来院した患者P1について、紹介からの経過を示す情報が含まれる。図17に、端末装置30に送信され、端末装置30の出力部としてのディスプレイに表示された診療情報D4の例を示す。
図17に示す診療情報D4の例では、患者P1のサマリーとして、患者氏名、来院日時、受診科、担当者氏名、予定治療、及び現在の状態が表示されている。紹介からの経過として、患者P1の疾患についての診療過程が表示されている。表示された診療過程からは、患者P1の疾患がXXであり、8月19日に患者P1が紹介され、8月23日に患者P1が来院し、11月3日に患者P1が逆紹介される予定であることがわかる。
本変形例において、業務支援装置20の制御部21は、端末装置30から送信されたアクセス要求を通信部23を介して受信すると、受信されたアクセス要求に応じて、診療情報D4を、通信部23を介して、端末装置30に送信してもよい。アクセス要求には、アカウントID及びパスワード等のログイン情報が含まれてもよい。制御部21は、ログイン情報をデータベースに格納された正規のアカウント情報と比較することで、認証を行う。認証が成功した場合に、制御部21は、診療情報D4を端末装置30に送信する。端末装置30は、送信された診療情報D4をディスプレイ等の出力部に出力する。
本例によれば、第1医療施設H1からも、第2医療施設H2にある、第1医療施設H1から紹介された患者P1に関するデータを閲覧することが可能となる。よって、紹介元の医療施設と紹介先の医療施設との間で、患者に関する情報交換が一層行われやすくなる。
本開示は上述の実施形態に限定されるものではない。例えば、ブロック図に記載の複数のブロックを統合してもよいし、又は1つのブロックを分割してもよい。フローチャートに記載の複数のステップを記述に従って時系列に実行する代わりに、各ステップを実行する装置の処理能力に応じて、又は必要に応じて、並列的に又は異なる順序で実行してもよい。その他、本開示の趣旨を逸脱しない範囲での変更が可能である。
例えば、診療スケジュール情報で示される診療スケジュールは、イベントの発生を検知した時点等に応じて途中で修正されてもよい。また、スケジュールはユーザにより手動で修正されてもよい。
例えば、本開示の業務支援システム10を、第2医療施設H2内の別のシステムと連携させてもよい。すなわち、本開示の業務支援システム10は、同じ院内の別の科との文書のやり取りに用いられてもよい。
例えば、第2医療施設H2から第1医療施設H1へ患者P1を逆紹介した後、本開示の業務支援システム10により、患者P1が第1医療施設H1へ次回来院する日をスケジュールにて管理し、通知してもよい。そうすれば、第1医療施設H1の医師、又は患者P1が来院日を失念している可能性があっても、そのフォローを実施できる。
10 システム
20 業務支援装置
21 制御部
22 記憶部
23 通信部
24 入力部
25 出力部
30 端末装置
40 ネットワーク
F1 スケジュール管理機能
F2 イベント判定機能
F3 連絡先管理機能
F4 患者管理機能
F5 報告送受信機能
F6 スケジュール通知機能
F7 イベント入力機能
F8 ひな型入力機能
F9 報告入力機能
F10 スケジュール表示機能
F11 報告表示機能
P1 患者
#1 来院報告ひな型
#2 診断報告ひな型
#3 治療報告ひな型
#4 退院報告ひな型
#5 逆紹介用の紹介状ひな型

Claims (17)

  1. 第1医療施設からの紹介により第2医療施設に来院した患者に関わる複数のイベントに含まれるイベントの発生を検知する度に、前記複数のイベントのそれぞれに対応する、前記第2医療施設から前記第1医療施設への次の報告までの時間間隔を定義する定義情報を参照して、イベントの発生が検知された時点から、発生したイベントに対応する時間間隔が経過した時点を通知時点として算出し、算出された通知時点の到来に合わせて、前記次の報告を作成することをユーザに促す通知情報を提示する制御部を備える業務支援装置。
  2. 前記複数のイベントには、前記第1医療施設若しくは前記第2医療施設において前記患者により又は前記患者に対して行われた行為が含まれ、
    前記制御部は、前記行為に伴って入力される情報を参照することで、前記行為に相当するイベントの発生を検知する、請求項1に記載の業務支援装置。
  3. 前記行為には、前記第1医療施設からの前記紹介、前記第2医療施設における前記患者の来院、診断、治療、入院、若しくは退院、又は前記第2医療施設から前記第1医療施設へ前記患者を紹介する逆紹介が含まれる、請求項2に記載の業務支援装置。
  4. 前記複数のイベントには、前記第2医療施設により前記第1医療施設に対して行われる前記患者についての連絡が含まれ、
    前記制御部は、前記連絡に伴って入力される情報を参照することで、前記連絡に相当するイベントの発生を検知する、請求項1に記載の業務支援装置。
  5. 前記連絡には、前記第2医療施設から前記第1医療施設への報告である、前記患者についての来院報告、診断報告、治療報告、入院報告、若しくは退院報告の送付、又は前記第2医療施設から前記第1医療施設へ前記患者を紹介するための紹介状の送付が含まれる、請求項4に記載の業務支援装置。
  6. 前記定義情報において、前記複数のイベントのそれぞれに対応する時間間隔は、前記複数のイベントのそれぞれの種類に対応付けて定義されており、
    前記制御部は、イベントの発生を検知する度に、発生したイベントの種類を特定し、イベントの発生が検知された時点から、特定された種類に対応する時間間隔が経過した時点を前記通知時点として算出する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の業務支援装置。
  7. 前記制御部は、前記第2医療施設の医師、看護師、又は事務スタッフを含むユーザの中から、特定されたイベントの種類に応じて前記ユーザを選択する、請求項6に記載の業務支援装置。
  8. 前記定義情報において、前記複数のイベントのそれぞれに対応する時間間隔は、前記複数のイベントの発生順を表す複数の序数のそれぞれに対応付けて定義されており、
    前記制御部は、イベントの発生を検知する度に、カウンタをインクリメントし、イベントの発生が検知された時点から、前記カウンタと一致する序数に対応する時間間隔が経過した時点を前記通知時点として算出する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の業務支援装置。
  9. 前記制御部は、前記通知時点の到来に合わせて、前記次の報告のひな型を作成し、作成されたひな型を前記通知情報とともに提示する、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の業務支援装置。
  10. 前記制御部は、前記次の報告が作成されたかどうかを示す情報を前記通知時点の到来後に参照し、前記次の報告が作成されていない場合、前記通知情報を再度提示する、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の業務支援装置。
  11. 前記第1医療施設に設置された端末装置と通信する通信部を更に備え、
    前記制御部は、前記第2医療施設における前記患者に対する診療の状況を示す診療情報を生成し、生成された診療情報を、前記通信部を介して、前記端末装置に送信する、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の業務支援装置。
  12. 前記制御部は、前記端末装置から送信されたアクセス要求を前記通信部を介して受信すると、受信されたアクセス要求に応じて、前記診療情報を、前記通信部を介して、前記端末装置に送信する、請求項11に記載の業務支援装置。
  13. 前記制御部は、前記第2医療施設における前記患者に対する診療の履歴を参照して前記診療情報を生成する、請求項11又は請求項12に記載の業務支援装置。
  14. 前記制御部は、前記第2医療施設における前記患者に対する診療の予定を参照して前記診療情報を生成する、請求項11又は請求項12に記載の業務支援装置。
  15. 請求項11から請求項14のいずれか1項に記載の業務支援装置と、
    前記端末装置とを備える業務支援システム。
  16. 業務支援装置により、第1医療施設からの紹介により第2医療施設に来院した患者に関わる複数のイベントに含まれるイベントの発生を検知することと、
    前記業務支援装置により、イベントの発生を検知する度に、前記複数のイベントのそれぞれに対応する、前記第2医療施設から前記第1医療施設への次の報告までの時間間隔を定義する定義情報を参照して、イベントの発生が検知された時点から、発生したイベントに対応する時間間隔が経過した時点を通知時点として算出することと、
    前記業務支援装置により、算出された通知時点の到来に合わせて、前記次の報告を作成することをユーザに促す通知情報を提示することと
    を含む業務支援方法。
  17. 第1医療施設からの紹介により第2医療施設に来院した患者に関わる複数のイベントに含まれるイベントの発生を検知することと、
    イベントの発生を検知する度に、前記複数のイベントのそれぞれに対応する、前記第2医療施設から前記第1医療施設への次の報告までの時間間隔を定義する定義情報を参照して、イベントの発生が検知された時点から、発生したイベントに対応する時間間隔が経過した時点を通知時点として算出することと、
    算出された通知時点の到来に合わせて、前記次の報告を作成することをユーザに促す通知情報を提示することと
    を含む動作をコンピュータに実行させる業務支援プログラム。
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