JP2023079922A - 制御装置、システム、プログラム、及び通知方法 - Google Patents

制御装置、システム、プログラム、及び通知方法 Download PDF

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Abstract

【課題】好ましくない乗車行為をした人に所望の通知を送れるようにする。【解決手段】制御装置20は、乗客を輸送する車両12が停車地点13を出発する発車予定時刻と、ユーザ11が停車地点13で車両12に乗車した乗車時刻とを比較することで、ユーザ11の乗車行為を分類し、分類結果に応じて、ユーザ11に次回の乗車までに提示される通知データの内容を決定する制御部を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、制御装置、システム、プログラム、及び通知方法に関する。
特許文献1には、ホーム画像情報に対して画像処理を行い、駆込み乗車を検知した場合は、「駆込み乗車は危険です」などの通知を出力する装置が開示されている。
特開2012-121483号公報
従来技術では、駆込み乗車など、好ましくない乗車行為の再発防止が困難である。
本開示の目的は、好ましくない乗車行為をした人に所望の通知を送れるようにすることである。
本開示に係る制御装置は、
乗客を輸送する車両が停車地点を出発する発車予定時刻と、ユーザが前記停車地点で前記車両に乗車した乗車時刻とを比較することで、前記ユーザの乗車行為を分類し、分類結果に応じて、前記ユーザに次回の乗車までに提示される通知データの内容を決定する制御部を備える。
本開示に係るプログラムは、
乗客を輸送する車両が停車地点を出発する発車予定時刻と、ユーザが前記停車地点で前記車両に乗車した乗車時刻とを比較することで、前記ユーザの乗車行為を分類することと、
分類結果に応じて、前記ユーザに次回の乗車までに提示される通知データの内容を決定することと
を含む動作をコンピュータに実行させる。
本開示に係る通知方法は、
乗客を輸送する車両が停車地点を出発する発車予定時刻と、ユーザが前記停車地点で前記車両に乗車した乗車時刻とを比較することで、前記ユーザの乗車行為を分類することと、
分類結果に応じて、前記ユーザに次回の乗車までに提示される通知データの内容を決定することと
を含む。
本開示によれば、好ましくない乗車行為をした人に所望の通知を送ることができる。
本開示の実施形態に係るシステムの構成を示す図である。 本開示の実施形態に係る制御装置の構成を示すブロック図である。 本開示の実施形態に係る端末装置の構成を示すブロック図である。 本開示の実施形態に係るシステムの動作を示すフローチャートである。 ステップS1の処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本開示の一実施形態について、図を参照して説明する。
各図中、同一又は相当する部分には、同一符号を付している。本実施形態の説明において、同一又は相当する部分については、説明を適宜省略又は簡略化する。
図1を参照して、本実施形態に係るシステム10の構成を説明する。
本実施形態に係るシステム10は、少なくとも1台の制御装置20と、少なくとも1台の端末装置30と、乗客を輸送する少なくとも1台の車両12とを備える。制御装置20は、ネットワーク40を介して、端末装置30及び車両12と通信可能である。端末装置30は、ネットワーク40を介して、車両12と通信可能であってもよい。
制御装置20は、データセンタなどの施設に設置される。制御装置20は、クラウドコンピューティングシステム又はその他のコンピューティングシステムに属するサーバなどのコンピュータである。
端末装置30は、ユーザ11によって保持され、ユーザ11によって利用される。端末装置30は、例えば、携帯電話機、スマートフォン、又はタブレットなどのモバイル機器である。
車両12は、例えば、ガソリン車、ディーゼル車、水素車、HEV、PHEV、BEV、又はFCEVなどの任意の種類の自動車である。「HEV」は、hybrid electric vehicleの略語である。「PHEV」は、plug-in hybrid electric vehicleの略語である。「BEV」は、battery electric vehicleの略語である。「FCEV」は、fuel cell electric vehicleの略語である。車両12は、本実施形態ではAVであるが、運転手によって運転されてもよいし、又は任意のレベルで運転が自動化されていてもよい。「AV」は、autonomous vehicleの略語である。自動化のレベルは、例えば、SAEのレベル分けにおけるレベル1からレベル5のいずれかである。「SAE」は、Society of Automotive Engineersの略称である。車両12は、MaaS専用車両でもよい。「MaaS」は、Mobility as a Serviceの略語である。
ネットワーク40は、インターネット、少なくとも1つのWAN、少なくとも1つのMAN、又はこれらの任意の組合せを含む。「WAN」は、wide area networkの略語である。「MAN」は、metropolitan area networkの略語である。ネットワーク40は、少なくとも1つの無線ネットワーク、少なくとも1つの光ネットワーク、又はこれらの任意の組合せを含んでもよい。無線ネットワークは、例えば、アドホックネットワーク、セルラーネットワーク、無線LAN、衛星通信ネットワーク、又は地上マイクロ波ネットワークである。「LAN」は、local area networkの略語である。
図1を参照して、本実施形態の概要を説明する。
制御装置20は、車両12が停車地点13を出発する発車予定時刻Tdと、ユーザ11が停車地点13で車両12に乗車した乗車時刻Tbとを比較することで、ユーザ11の乗車行為を分類する。制御装置20は、分類結果に応じて、通知データD1の内容を決定する。通知データD1は、ユーザ11に次回の乗車までに提示されるデータである。
本実施形態によれば、飛乗りなど、好ましくない乗車行為をした人に所望の通知を送ることができる。飛乗りは、例えば、発車予定時刻Tdまでの一定期間内に、時速5キロメートルなど、人間の平均的な歩行速度よりも速い速度で車両12に乗り込むこと、発車予定時刻Tdの直前に、時速4キロメートルなど、人間の平均的な歩行速度以下で車両12に乗り込むこと、又は発車予定時刻Tdを過ぎてから車両12に乗り込むことである。
図2を参照して、本実施形態に係る制御装置20の構成を説明する。
制御装置20は、制御部21と、記憶部22と、通信部23とを備える。
制御部21は、少なくとも1つのプロセッサ、少なくとも1つのプログラマブル回路、少なくとも1つの専用回路、又はこれらの任意の組合せを含む。プロセッサは、CPU若しくはGPUなどの汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化した専用プロセッサである。「CPU」は、central processing unitの略語である。「GPU」は、graphics processing unitの略語である。プログラマブル回路は、例えば、FPGAである。「FPGA」は、field-programmable gate arrayの略語である。専用回路は、例えば、ASICである。「ASIC」は、application specific integrated circuitの略語である。制御部21は、制御装置20の各部を制御しながら、制御装置20の動作に関わる処理を実行する。
記憶部22は、少なくとも1つの半導体メモリ、少なくとも1つの磁気メモリ、少なくとも1つの光メモリ、又はこれらの任意の組合せを含む。半導体メモリは、例えば、RAM又はROMである。「RAM」は、random access memoryの略語である。「ROM」は、read only memoryの略語である。RAMは、例えば、SRAM又はDRAMである。「SRAM」は、static random access memoryの略語である。「DRAM」は、dynamic random access memoryの略語である。ROMは、例えば、EEPROMである。「EEPROM」は、electrically erasable programmable read only memoryの略語である。記憶部22は、例えば、主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能する。記憶部22には、制御装置20の動作に用いられるデータと、制御装置20の動作によって得られたデータとが記憶される。
通信部23は、少なくとも1つの通信用インタフェースを含む。通信用インタフェースは、例えば、LANインタフェースである。通信部23は、端末装置30及び車両12と通信を行う。通信部23は、制御装置20の動作に用いられるデータを受信し、また制御装置20の動作によって得られるデータを送信する。
制御装置20の機能は、本実施形態に係るプログラムを、制御部21としてのプロセッサで実行することにより実現される。すなわち、制御装置20の機能は、ソフトウェアにより実現される。プログラムは、制御装置20の動作をコンピュータに実行させることで、コンピュータを制御装置20として機能させる。すなわち、コンピュータは、プログラムに従って制御装置20の動作を実行することにより制御装置20として機能する。
プログラムは、非一時的なコンピュータ読取り可能な媒体に記憶しておくことができる。非一時的なコンピュータ読取り可能な媒体は、例えば、フラッシュメモリ、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、又はROMである。プログラムの流通は、例えば、プログラムを記憶したSDカード、DVD、又はCD-ROMなどの可搬型媒体を販売、譲渡、又は貸与することによって行う。「SD」は、Secure Digitalの略語である。「DVD」は、digital versatile discの略語である。「CD-ROM」は、compact disc read only memoryの略語である。プログラムをサーバのストレージに格納しておき、サーバから他のコンピュータにプログラムを転送することにより、プログラムを流通させてもよい。プログラムをプログラムプロダクトとして提供してもよい。
コンピュータは、例えば、可搬型媒体に記憶されたプログラム又はサーバから転送されたプログラムを、一旦、主記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、主記憶装置に格納されたプログラムをプロセッサで読み取り、読み取ったプログラムに従った処理をプロセッサで実行する。コンピュータは、可搬型媒体から直接プログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行してもよい。コンピュータは、コンピュータにサーバからプログラムが転送される度に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行してもよい。サーバからコンピュータへのプログラムの転送は行わず、実行指示及び結果取得のみによって機能を実現する、いわゆるASP型のサービスによって処理を実行してもよい。「ASP」は、application service providerの略語である。プログラムは、電子計算機による処理の用に供する情報であってプログラムに準ずるものを含む。例えば、コンピュータに対する直接の指令ではないがコンピュータの処理を規定する性質を有するデータは、「プログラムに準ずるもの」に該当する。
制御装置20の一部又は全ての機能が、制御部21としてのプログラマブル回路又は専用回路により実現されてもよい。すなわち、制御装置20の一部又は全ての機能が、ハードウェアにより実現されてもよい。
図3を参照して、本実施形態に係る端末装置30の構成を説明する。
端末装置30は、制御部31と、記憶部32と、通信部33と、入力部34と、出力部35と、測位部36とを備える。
制御部31は、少なくとも1つのプロセッサ、少なくとも1つのプログラマブル回路、少なくとも1つの専用回路、又はこれらの任意の組合せを含む。プロセッサは、CPU若しくはGPUなどの汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化した専用プロセッサである。プログラマブル回路は、例えば、FPGAである。専用回路は、例えば、ASICである。制御部31は、端末装置30の各部を制御しながら、端末装置30の動作に関わる処理を実行する。
記憶部32は、少なくとも1つの半導体メモリ、少なくとも1つの磁気メモリ、少なくとも1つの光メモリ、又はこれらの任意の組合せを含む。半導体メモリは、例えば、RAM又はROMである。RAMは、例えば、SRAM又はDRAMである。ROMは、例えば、EEPROMである。記憶部32は、例えば、主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能する。記憶部32には、端末装置30の動作に用いられるデータと、端末装置30の動作によって得られたデータとが記憶される。
通信部33は、少なくとも1つの通信用インタフェースを含む。通信用インタフェースは、例えば、LTE、4G規格、若しくは5G規格などの移動通信規格、IEEE802.11などの無線LAN通信規格、又はBluetooth(登録商標)などの近距離無線通信規格に対応したインタフェースである。「LTE」は、Long Term Evolutionの略語である。「4G」は、4th generationの略語である。「5G」は、5th generationの略語である。「IEEE」は、Institute of Electrical and Electronics Engineersの略称である。通信部33は、制御装置20と通信を行う。通信部33は、車両12とも通信を行ってよい。通信部33は、端末装置30の動作に用いられるデータを受信し、また端末装置30の動作によって得られるデータを送信する。
入力部34は、少なくとも1つの入力用インタフェースを含む。入力用インタフェースは、例えば、物理キー、静電容量キー、ポインティングデバイス、ディスプレイと一体的に設けられたタッチスクリーン、カメラ、LiDAR、又はマイクロフォンである。「LiDAR」は、light detection and rangingの略語である。入力部34は、端末装置30の動作に用いられるデータを入力する操作を受け付ける。入力部34は、端末装置30に備えられる代わりに、外部の入力機器として端末装置30に接続されてもよい。接続用インタフェースとしては、USB、HDMI(登録商標)、又はBluetooth(登録商標)などの規格に対応したインタフェースを用いることができる。「USB」は、Universal Serial Busの略語である。「HDMI(登録商標)」は、High-Definition Multimedia Interfaceの略語である。
出力部35は、少なくとも1つの出力用インタフェースを含む。出力用インタフェースは、例えば、ディスプレイ又はスピーカである。ディスプレイは、例えば、LCD又は有機ELディスプレイである。「LCD」は、liquid crystal displayの略語である。「EL」は、electro luminescenceの略語である。出力部35は、端末装置30の動作によって得られるデータを出力する。出力部35は、端末装置30に備えられる代わりに、外部の出力機器として端末装置30に接続されてもよい。接続用インタフェースとしては、USB、HDMI(登録商標)、又はBluetooth(登録商標)などの規格に対応したインタフェースを用いることができる。
測位部36は、少なくとも1つのGNSS受信機を含む。「GNSS」は、global navigation satellite systemの略語である。GNSSは、例えば、GPS、QZSS、BDS、GLONASS、又はGalileoである。「GPS」は、Global Positioning Systemの略語である。「QZSS」は、Quasi-Zenith Satellite Systemの略語である。QZSSの衛星は、準天頂衛星と呼ばれる。「BDS」は、BeiDou Navigation Satellite Systemの略語である。「GLONASS」は、Global Navigation Satellite Systemの略語である。測位部36は、端末装置30の位置を測定する。
端末装置30の機能は、本実施形態に係る別のプログラムを、制御部31としてのプロセッサで実行することにより実現される。すなわち、端末装置30の機能は、ソフトウェアにより実現される。プログラムは、端末装置30の動作をコンピュータに実行させることで、コンピュータを端末装置30として機能させる。すなわち、コンピュータは、プログラムに従って端末装置30の動作を実行することにより端末装置30として機能する。
端末装置30の一部又は全ての機能が、制御部31としてのプログラマブル回路又は専用回路により実現されてもよい。すなわち、端末装置30の一部又は全ての機能が、ハードウェアにより実現されてもよい。
図4を参照して、本実施形態に係るシステム10の動作を説明する。この動作は、本実施形態に係る通知方法に相当する。
ステップS1において、制御装置20の制御部21は、車両12が停車地点13を出発する発車予定時刻Tdと、ユーザ11が停車地点13で車両12に乗車した乗車時刻Tbとを比較することで、ユーザ11の乗車行為を分類する。図5を参照して、この処理の具体的な手順を説明する。
ステップS101において、制御装置20の通信部23は、乗車データD2を車両12又は端末装置30から受信する。乗車データD2は、乗車時刻Tbを示すデータである。例えば、乗車データD2は、ユーザ11が停車地点13で車両12に乗車したときに、端末装置30の記憶部32に予め記憶されているユーザ11の識別子が、車両12に搭載されたNFCリーダにより読み取られたことをトリガとして生成され、車両12から制御装置20に送信される。「NFC」は、near-field communicationの略語である。あるいは、乗車データD2は、ユーザ11が停車地点13で車両12に乗車したときに、端末装置30の出力部35としてのディスプレイに2次元コードの形式で表示されたユーザ11の識別子が、車両12に搭載された2次元コードリーダにより読み取られたことをトリガとして生成され、車両12から制御装置20に送信されてもよい。あるいは、乗車データD2は、ユーザ11が停車地点13で車両12に乗車したときに、車両12に搭載されたカメラにより撮影された車両12の室内の画像が解析されて、ユーザ11が顔認識などの方法で識別されたことをトリガとして生成され、車両12から制御装置20に送信されてもよい。あるいは、乗車データD2は、ユーザ11が停車地点13で車両12に乗車したときに、端末装置30の測位部36により測定された位置が、車両12の位置及び停車地点13の両方と一致すると判定されたことをトリガとして生成され、端末装置30から制御装置20に送信されてもよい。車両12の位置は、車両12から直接又は制御装置20を介して端末装置30に通知されてよい。停車地点13は、既知でもよいし、又は制御装置20若しくは車両12から端末装置30に通知されてもよい。制御部21は、通信部23により受信された乗車データD2を取得するとともに、スケジュールデータD3を参照して、発車予定時刻Tdを特定する。スケジュールデータD3は、発車予定時刻Tdを定義するデータである。スケジュールデータD3は、制御装置20の記憶部22、又は外部のストレージに予め記憶されている。制御部21は、取得した乗車データD2で示される乗車時刻Tbが、特定した発車予定時刻Tdよりも遅いかどうかを判定する。乗車時刻Tbが発車予定時刻Tdよりも遅いと判定された場合には、ステップS104の処理が実行される。乗車時刻Tbが発車予定時刻Tdよりも早いと判定された場合には、ステップS102の処理が実行される。乗車時刻Tbが発車予定時刻Tdと同じであると判定された場合には、ステップS104の処理が実行されてもよいが、本実施形態ではステップS102の処理が実行される。
ステップS102において、制御装置20の制御部21は、乗車時刻Tbと発車予定時刻Tdとの時間差が閾値Thよりも小さいかどうかを判定する。閾値Thは、本実施形態では、10秒などの固定値であるが、何らかのパラメータによって変化する可変値でもよい。乗車時刻Tbと発車予定時刻Tdとの時間差が閾値Thよりも小さいと判定された場合には、ステップS104の処理が実行される。乗車時刻Tbと発車予定時刻Tdとの時間差が閾値Thよりも大きいと判定された場合には、ステップS103の処理が実行される。乗車時刻Tbと発車予定時刻Tdとの時間差が閾値Thと等しいと判定された場合には、ステップS104の処理が実行されてもよいが、本実施形態ではステップS103の処理が実行される。
ステップS103において、制御装置20の通信部23は、端末装置30の測位部36によりユーザ11の位置が間隔を空けて2回以上測定された結果、又は端末装置30の内蔵センサによりユーザ11の移動速度が測定された結果などのデータD4を端末装置30から受信する。制御装置20の制御部21は、通信部23により受信された端末装置30からのデータD4を参照して、乗車時刻Tbの直前の10秒など、乗車時刻Tbまでの一定期間におけるユーザ11の移動速度が基準速度Sc未満であるかどうかを判定する。基準速度Scは、例えば、時速5キロメートルなど、人間の平均的な歩行速度よりも速い速度に設定される。乗車時刻Tbまでの一定期間におけるユーザ11の移動速度が基準速度Sc未満であると判定された場合には、ステップS105の処理が実行される。乗車時刻Tbまでの一定期間におけるユーザ11の移動速度が基準速度Sc以上であると判定された場合には、ステップS104の処理が実行される。
ステップS104において、制御装置20の制御部21は、ユーザ11の乗車行為を飛乗りとして分類する。ステップS104の後は、ステップS2の処理が実行される。
ステップS105において、制御装置20の制御部21は、ユーザ11の乗車行為を飛乗り以外の行為として分類する。ステップS105の後も、ステップS2の処理が実行される。
ステップS101又はステップS102の処理は省略されてもよい。ステップS101の処理が省略される場合は、制御部21は、ステップS102で乗車データD2を取得するとともに発車予定時刻Tdを特定する。
ステップS103の処理は省略されてもよい。すなわち、ステップS102で乗車時刻Tbと発車予定時刻Tdとの時間差が閾値Thよりも大きいと判定された場合には、乗車時刻Tbまでの一定期間におけるユーザ11の移動速度に関わらず、ステップS105の処理が実行されてもよい。ステップS102で乗車時刻Tbと発車予定時刻Tdとの時間差が閾値Thと等しいと判定された場合にも、乗車時刻Tbまでの一定期間におけるユーザ11の移動速度に関わらず、ステップS105の処理が実行されてもよい。
ステップS103の処理は、ステップS102で乗車時刻Tbと発車予定時刻Tdとの時間差が閾値Thよりも小さいと判定された場合にも実行されてよい。すなわち、乗車時刻Tbと発車予定時刻Tdとの時間差が閾値Thよりも小さくても、乗車時刻Tbまでの一定期間におけるユーザ11の移動速度が基準速度Sc未満であると判定された場合には、ステップS105の処理が実行されてもよい。
ステップS2において、制御装置20の制御部21は、ステップS1で得られた分類結果に応じて、通知データD1の内容を決定する。通知データD1は、ユーザ11に次回の乗車までに提示されるデータである。
制御装置20の制御部21は、ステップS1でユーザ11の乗車行為を飛乗りとして分類した場合に、そのような行為をしないようユーザ11に促すデータを通知データD1に含める。制御部21は、ステップS1でユーザ11の乗車行為を飛乗り以外の行為として分類した場合は、何らかのデータを通知データD1に含めてもよいし、又は通知データD1の送信を省略してもよい。すなわち、そのような場合は、ステップS3の処理がスキップされてもよい。
ステップS3において、制御装置20の制御部21は、通知データD1を、端末装置30を介してユーザ11に提示する。この処理の具体的な手順を説明する。
制御装置20の制御部21は、ユーザ11の次回の乗車が予約された時点で通知データD1を通信部23に送信させる。例えば、制御部21は、ユーザ11が乗車時刻Tbと同じ時間帯に停車地点13と同じ地点を出発する車両を予約したときに、通知データD1を通信部23に送信させる。あるいは、制御部21は、車両12が運行されるスケジュールに基づいて、通知データD1を送信する時点を決定し、決定した時点で通知データD1を通信部23に送信させてもよい。例えば、制御部21は、スケジュールから逆算した、ユーザ11に推奨する出発時刻を示すデータを通知データD1に含めてもよい。そのような出発時刻としては、ユーザ11が自宅を出発する出発推奨時刻が考えられる。自宅から、ユーザ11が予約した車両に乗車する地点までのルート上に存在する交差点での待ち時間が加味されてもよい。通信部23は、通知データD1を端末装置30に送信する。端末装置30の通信部33は、通知データD1を制御装置20から受信する。端末装置30の制御部31は、通信部33により受信された通知データD1を取得する。制御部31は、取得した通知データD1をユーザ11に提示する。通知データD1をユーザ11に提示する方法としては、任意の方法が用いられてよいが、本実施形態では、通知データD1の内容を端末装置30の出力部35としてのディスプレイに表示する方法が用いられる。あるいは、通知データD1の内容を出力部35としてのスピーカから音声で出力する方法が用いられてもよい。
上述のように、本実施形態では、制御装置20の制御部21は、車両12が停車地点13を出発する発車予定時刻Tdと、ユーザ11が停車地点13で車両12に乗車した乗車時刻Tbとを比較することで、ユーザ11の乗車行為を分類する。制御部21は、分類結果に応じて、通知データD1の内容を決定する。通知データD1は、ユーザ11に次回の乗車までに提示されるデータである。
制御装置20の制御部21は、ユーザ11の乗車行為を特定の行為として分類した場合に、そのような行為をしないようユーザ11に促すデータを通知データD1に含める。「特定の行為」は、本実施形態では飛乗りであるが、故意に発車を遅らせる行為など、他の乗車行為でもよい。
本実施形態によれば、好ましくない乗車行為をした人に所望の通知を送ることができる。具体的には、好ましくない乗車行為をした人に、そのような乗車行為をしないよう促すことができる。よって、好ましくない乗車行為の再発を防止しやすくなる。例えば、飛乗りの再発を防止しやすくなる。そして、車両12に飛び乗ろうとした人がドアに挟まって遅延が生じるという事態を回避しやすくなる。その結果、ダイヤの乱れを抑制することができる。
本実施形態の一変形例として、制御装置20の制御部21は、ユーザ11の複数回の乗車行為を分類し、特定の行為として分類した乗車行為をカウントしてもよい。この変形例において、制御部21は、カウント結果に応じて、通知データD1の内容を調整してもよい。具体的には、制御部21は、カウント結果を通知データD1に含めてもよい。例えば、飛乗り回数がユーザ11に通知されてもよい。
本開示は上述の実施形態に限定されるものではない。例えば、ブロック図に記載の2つ以上のブロックを統合してもよいし、又は1つのブロックを分割してもよい。フローチャートに記載の2つ以上のステップを記述に従って時系列に実行する代わりに、各ステップを実行する装置の処理能力に応じて、又は必要に応じて、並列的に又は異なる順序で実行してもよい。その他、本開示の趣旨を逸脱しない範囲での変更が可能である。
例えば、制御装置20の代わりに、端末装置30が、ユーザ11の乗車行為を分類してもよい。制御装置20の代わりに、端末装置30が、分類結果に応じて、通知データD1の内容を決定してもよい。図4を参照して、そのような変形例における、システム10の動作を説明する。
ステップS1において、端末装置30の制御部31は、発車予定時刻Tdと、乗車時刻Tbとを比較することで、ユーザ11の乗車行為を分類する。この処理の具体的な手順については、図5に示したものと同様であるため、説明を省略する。
ステップS2において、端末装置30の制御部31は、ステップS1で得られた分類結果に応じて、通知データD1の内容を決定する。
端末装置30の制御部31は、ステップS1でユーザ11の乗車行為を飛乗りとして分類した場合に、そのような行為をしないようユーザ11に促すデータを通知データD1に含める。制御部31は、ステップS1でユーザ11の乗車行為を飛乗り以外の行為として分類した場合は、何らかのデータを通知データD1に含めてもよいし、又は通知データD1の送信を省略してもよい。すなわち、そのような場合は、ステップS3の処理がスキップされてもよい。
ステップS3において、端末装置30の制御部31は、通知データD1をユーザ11に提示する。通知データD1をユーザ11に提示する方法については、既に説明したとおりである。
この変形例では、制御装置20を省略してもよい。
10 システム
11 ユーザ
12 車両
13 停車地点
20 制御装置
21 制御部
22 記憶部
23 通信部
30 端末装置
31 制御部
32 記憶部
33 通信部
34 入力部
35 出力部
36 測位部
40 ネットワーク

Claims (20)

  1. 乗客を輸送する車両が停車地点を出発する発車予定時刻と、ユーザが前記停車地点で前記車両に乗車した乗車時刻とを比較することで、前記ユーザの乗車行為を分類し、分類結果に応じて、前記ユーザに次回の乗車までに提示される通知データの内容を決定する制御部を備える制御装置。
  2. 前記制御部は、前記乗車行為を特定の行為として分類した場合に、前記特定の行為をしないよう前記ユーザに促すデータを前記通知データに含める請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記特定の行為は、飛乗りである請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記制御部は、前記乗車時刻が前記発車予定時刻よりも早く、かつ前記乗車時刻と前記発車予定時刻との時間差が閾値よりも小さい場合に、前記乗車行為を前記特定の行為として分類する請求項2又は請求項3に記載の制御装置。
  5. 前記制御部は、前記乗車時刻までの一定期間における前記ユーザの移動速度が基準速度以上である場合に、前記乗車行為を前記特定の行為として分類する請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の制御装置。
  6. 前記制御部は、前記乗車時刻が前記発車予定時刻よりも遅い場合に、前記乗車行為を前記特定の行為として分類する請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の制御装置。
  7. 前記制御部は、前記ユーザの複数回の乗車行為を分類し、前記特定の行為として分類した乗車行為をカウントし、カウント結果に応じて、前記通知データの内容を調整する請求項2から請求項6のいずれか1項に記載の制御装置。
  8. 前記制御部は、前記カウント結果を前記通知データに含める請求項7に記載の制御装置。
  9. 前記通知データを前記ユーザによって利用される端末装置に送信する通信部を更に備え、
    前記制御部は、前記ユーザの次回の乗車が予約された時点で前記通知データを前記通信部に送信させる請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の制御装置。
  10. 前記通知データを前記ユーザによって利用される端末装置に送信する通信部を更に備え、
    前記制御部は、前記車両が運行されるスケジュールに基づいて、前記通知データを送信する時点を決定し、決定した時点で前記通知データを前記通信部に送信させる請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の制御装置。
  11. 請求項9又は請求項10に記載の制御装置と、
    前記端末装置と
    を備えるシステム。
  12. 乗客を輸送する車両が停車地点を出発する発車予定時刻と、ユーザが前記停車地点で前記車両に乗車した乗車時刻とを比較することで、前記ユーザの乗車行為を分類することと、
    分類結果に応じて、前記ユーザに次回の乗車までに提示される通知データの内容を決定することと
    を含む動作をコンピュータに実行させるプログラム。
  13. 前記通知データは、前記乗車行為が特定の行為として分類された場合に、前記特定の行為をしないよう前記ユーザに促すデータを含む請求項12に記載のプログラム。
  14. 前記特定の行為は、飛乗りである請求項13に記載のプログラム。
  15. 前記分類することは、前記乗車時刻が前記発車予定時刻よりも早く、かつ前記乗車時刻と前記発車予定時刻との時間差が閾値よりも小さい場合に、前記乗車行為を前記特定の行為として分類することを含む請求項13又は請求項14に記載のプログラム。
  16. 前記分類することは、前記乗車時刻までの一定期間における前記ユーザの移動速度が基準速度以上である場合に、前記乗車行為を前記特定の行為として分類することを含む請求項13から請求項15のいずれか1項に記載のプログラム。
  17. 前記分類することは、前記乗車時刻が前記発車予定時刻よりも遅い場合に、前記乗車行為を前記特定の行為として分類することを含む請求項13から請求項16のいずれか1項に記載のプログラム。
  18. 前記分類することは、前記ユーザの複数回の乗車行為を分類することを含み、
    前記動作は、
    前記特定の行為として分類された乗車行為をカウントすることと、
    カウント結果に応じて、前記通知データの内容を調整することと
    を更に含む請求項13から請求項17のいずれか1項に記載のプログラム。
  19. 前記通知データは、前記カウント結果を含む請求項18に記載のプログラム。
  20. 乗客を輸送する車両が停車地点を出発する発車予定時刻と、ユーザが前記停車地点で前記車両に乗車した乗車時刻とを比較することで、前記ユーザの乗車行為を分類することと、
    分類結果に応じて、前記ユーザに次回の乗車までに提示される通知データの内容を決定することと
    を含む通知方法。
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