JP2023079899A - プログラム、端末装置、およびレシピ表示システム - Google Patents

プログラム、端末装置、およびレシピ表示システム Download PDF

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Abstract

【課題】冷蔵庫に入庫されている食品のレシピを提案することのできるプログラム、端末装置、およびレシピ表示システムを提供する。【解決手段】本開示のプログラムは、端末装置のプロセッサーを、冷蔵庫の前上方から撮影された前記冷蔵庫の撮影画像から前記冷蔵庫に収容された食品の種類を取得し、前記冷蔵庫に収容された食品に応じたレシピ情報を表示部に表示する端末制御部として機能させる。これにより、冷蔵庫の撮影画像から取得した食品のレシピ情報をタッチパネルに表示させることができ、冷蔵庫に収納された食品のレシピ情報を提案することができ、使い勝手の向上を図ることができる。【選択図】図7

Description

本開示は、プログラム、端末装置、およびレシピ表示システムに関する。
特許文献1は、冷蔵庫の上部にカメラを設け、冷蔵庫の開口部を通過する物体を検出した際に撮影を実行し、撮影結果に基づいて冷蔵庫に収容される食品を管理する技術を開示する。
特開2019-070476号公報
本開示は、冷蔵庫に入庫されている食品のレシピを提案することのできるプログラム、端末装置、およびレシピ表示システムを提供する。
本開示におけるプログラムは、端末装置のプロセッサーを、冷蔵庫の前上方から撮影された前記冷蔵庫の撮影画像から前記冷蔵庫に収容された食品の種類を取得し、前記冷蔵庫に収容された食品に応じたレシピ情報を表示部に表示する端末制御部として機能させる。
本開示における端末装置は、冷蔵庫の前上方から撮影された前記冷蔵庫の撮影画像から前記冷蔵庫に収容された食品の種類を取得し、前記冷蔵庫に収容された前記食品に応じたレシピ情報を表示部に表示する端末制御部を備える。
本開示におけるレシピ表示システムは、冷蔵庫の前上方から撮影された前記冷蔵庫の撮影画像から前記冷蔵庫に収容された前記食品の種類を取得する食品認識部と、前記食品認識部で認識された食品に応じたレシピ情報を表示部に表示する端末装置とを備えた。
本開示におけるプログラム、端末装置、およびレシピ表示システムは、冷蔵庫の撮影画像から取得した食品のレシピ情報をタッチパネルに表示させることができ、冷蔵庫に収納された食品のレシピ情報を提案することができ、使い勝手の向上を図ることができる。
物品管理システムの構成を示す図 検出装置を前方側からみた正面図 検出装置を右方側からみた平面図 検出装置の構成を示すブロック図 端末装置及び物品管理サーバーの構成を示すブロック図 物品管理DBが格納するレコードの一例を示す図 アプリ実行部による端末装置の表示例を示す図 食品リスト表示の例を示す図 検出装置の動作を示すフローチャート 食品検出装置及び食品管理サーバーの動作を示すフローチャート 端末装置及び食品管理サーバーの動作を示すフローチャート
(本開示の基礎となった知見等)
発明者らが本開示に想到するに至った当時、冷蔵庫に入出庫される食品を検出する技術があった。
しかしながら、従来の技術では、冷蔵庫に入出庫される食品を管理する際に、食品を用いたレシピを提案する機能は有していないという課題を発明者らは発見し、その課題を解決するために、本開示の主題を構成するに至った。
そこで、本開示は、冷蔵庫に入庫されている食品のレシピを提案することのできるプログラム、端末装置、およびレシピ表示システムを提供する。
以下、図面を参照しながら実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明を省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
(実施の形態1)
まず、実施の形態1について説明する。
[1-1-1.食品管理システムの構成]
図1は、食品管理システム1000の構成を示す図である。
食品管理システム1000は、冷蔵庫1が収容する食品について、残量や、保存が開始された保存開始日、賞味期限または消費期限の期限日等を管理するシステムである。
食品管理システム1000は、冷蔵庫1を備える。冷蔵庫1は、前面が開口した主箱体10を備える。主箱体10には、冷蔵室11、製氷室12、新鮮凍結室13、冷凍室14、及び野菜室15が形成されている。冷蔵室11の前面の開口部には、回転式の左ドア11A及び右ドア11Bが設けられている。製氷室12、新鮮凍結室13、冷凍室14、及び野菜室15のそれぞれには、食品を収容する引出12A、13A、14A、15Aが設けられている。
以下の説明において、左ドア11A及び右ドア11Bを区別しない場合、「ドア」といい「11C」の符号を付して総称する。また、以下の説明において、引出12A、13A、14A、15Aを区別しない場合、「引出」といい「16A」の符号を付して総称する。
食品管理システム1000は、食品検出装置2を備える。食品検出装置2は、冷蔵庫1に入出庫される食品を検出する装置であり、冷蔵庫1の上部として冷蔵庫1の上面に設けられる。
ここで、図2及び図3を参照して食品検出装置2の構成について説明する。
図2は、冷蔵庫1及び食品検出装置2を前方側からみた図である。図2に示す冷蔵庫1は、左ドア11A及び右ドア11Bが開状態である。図3は、冷蔵庫1及び食品検出装置2を右側からみた図である。図3に示す冷蔵庫1は、引出15Aが、開状態、すなわち引き出された状態である。
図2及び図3では、X軸、Y軸、及びZ軸を図示している。X軸、Y軸、及びZ軸は互いに直交する。Z軸は、上下方向を示す。X軸及びY軸は、水平方向と平行である。X軸は左右方向を示す。Y軸は前後方向を示す。X軸の正方向は右方向を示す。Y軸の正方向は前方向を示す。Z軸の正方向は上方向を示す。
食品検出装置2は、冷蔵室用カメラ21及び引出用カメラ22を有する。食品検出装置2は、冷蔵庫1の前上方から冷蔵室用カメラ21及び引出用カメラ22が冷蔵庫1の前面を撮影するように、冷蔵庫1の上面に設けられる。
冷蔵室用カメラ21は、冷蔵室11に入出庫される食品を検出するためのカメラである。
冷蔵室用カメラ21の撮影範囲は、冷蔵室11に入出庫される食品を冷蔵庫1の前上方から撮影可能な範囲に設定される。
例えば、冷蔵室用カメラ21の撮影範囲は、正面視において、図2に示す範囲A1を含む。範囲A1は、左ドア11A及び右ドア11Bが開状態において、左ドア11Aに設けられるドアポケット11A1、11A2、11A3、11A4、右ドア11Bに設けられるドアポケット11B1、11B2、11B3、11B4、及び冷蔵室11の開口部を含む範囲である。また、冷蔵室用カメラ21の撮影範囲は、側面視において、図3に示す範囲A3を含む。範囲A3は、前後方向において、開状態のドア11Cから、棚111、112、113、114の前方端部までを含む範囲であり、且つ、上下方向において冷蔵室11の開口部を含む範囲である。なお、棚111、112、113、114は、冷蔵室11内に設けられ冷蔵室11を複数エリアに区画する部材である。
引出用カメラ22は、製氷室12、新鮮凍結室13、冷凍室14、及び野菜室15に入出庫される食品を検出するためのカメラである。
引出用カメラ22の撮影範囲は、製氷室12、新鮮凍結室13、冷凍室14、及び野菜室15の各々に入出庫される食品を冷蔵庫1の前上方から撮影可能な範囲に設定される。
例えば、引出用カメラ22の撮影範囲は、正面視において、図2に示す範囲A2を含む。範囲A2は、冷蔵庫1の正面視において、引出12A、13A、14A、15Aを含む範囲である。また、引出用カメラ22の撮影範囲は、側面視において、図3に示す範囲A4を含む。範囲A4は、前後方向において、引き出された状態の引出12A、13A、14A、15Aの上面を含む範囲である。
食品検出装置2は、左ドア用測距センサー23、右ドア用測距センサー24、及び引出用測距センサー25を有する。左ドア用測距センサー23、右ドア用測距センサー24、及び引出用測距センサー25は、開閉センサーの一例に対応する。以下の説明において、左ドア用測距センサー23、右ドア用測距センサー24、及び引出用測距センサー25を区別しない場合、「開閉用測距センサー」といい「28」の符号を付す。開閉用測距センサー28は、検出値を後述するセンサーモジュール制御部211に出力する。
左ドア用測距センサー23は、左ドア11Aの開閉状態を検出するための測距センサーである。左ドア用測距センサー23は、左ドア11Aの開閉状態として、左ドア11Aとの間の距離を検出する。
右ドア用測距センサー24は、右ドア11Bの開閉状態を検出するための測距センサーである。右ドア用測距センサー24は、右ドア11Bの開閉状態として、右ドア11Bとの間の距離を検出する。
引出用測距センサー25は、引出12A、13A、14A、15Aの各々の開閉状態を検出するための測距センサーである。なお、引出12A、13A、14A、15Aが開状態であるとは、対応する収容室から引き出された状態である。また、引出12A、13A、14A、15Aが閉状態であるとは、対応する収容室に収容された状態である。引出用測距センサー25は、引出12A、13A、14A、15Aの各々の開閉状態として、引出12A、13A、14A、15の各々との間の距離を検出する。
食品検出装置2は、照度センサー26及び人感センサー27を有する。照度センサー26及び人感センサー27は、検出値をセンサーモジュール制御部211に出力する。
照度センサー26は、食品検出装置2が配置される場所、すなわち冷蔵庫1が配置される場所の照度を検出する。
人感センサー27は、冷蔵庫1の周囲に存在する人物を検出する。本実施の形態では、人感センサー27は、食品検出装置2の前面に設けられ、冷蔵庫1の周囲において冷蔵庫1の前方に存在する人物を検出する。
なお、図2では、引出用測距センサー25、引出用カメラ22、及び冷蔵室用カメラ21が左右方向においてこの順番で並んで設けられているように図示している。しかしながら、これは、食品検出装置2の説明便宜のための図示であり、図2のように設けられていなくてもよい。
また、図3では、引出用測距センサー25、引出用カメラ22、及び冷蔵室用カメラ21が前後方向においてこの順番で並んで設けられているように図示している。しかしながら、これは、食品検出装置2のための図示であり、図3のように設けられていなくてもよい。
図1の説明に戻り、食品管理システム1000は、タッチパネル32を有する端末装置3を備える。端末装置3は、例えばスマートフォンやタブレット端末により構成される。端末装置3は、冷蔵庫1に収容される食品を管理するためのアプリケーションプログラムがインストールされており、当該アプリケーションの機能によって食品管理サーバー4と通信する。
以下の説明では、冷蔵庫1に収容される食品を管理するためのアプリケーションプログラムを、「食品管理用アプリ」といい「323」の符号を付す。
図1では、在宅するユーザーPを実線で示し、自宅Hから外出したユーザーPを点線で示している。端末装置3は、在宅するユーザーPに使用される場合、食品管理用アプリ323の機能によって、通信装置5を介して、或いは通信装置5を介さずに、グローバルネットワークGNに接続する食品管理サーバー4と通信する。また、端末装置3は、自宅Hから外出したユーザーPに使用される場合、食品管理用アプリ323の機能によって、通信装置5を介すことなく食品管理サーバー4と通信する。
通信装置5は、インターネット、電話網、その他の通信網を含むグローバルネットワークGNに接続し、グローバルネットワークGNに接続する食品管理サーバー4と通信する。通信装置5は、端末装置3をグローバルネットワークGNに接続するためのインターフェイス装置である。通信装置5は、モデムに係る機能や、ルーター機能、NAT(Network Address Translation)機能等の機能を有する。通信装置5は、端末装置3と、グローバルネットワークGNに接続する食品管理サーバー4との間で送受信されるデータを転送する。
食品管理システム1000は、食品管理サーバー4を備える。食品管理サーバー4は、冷蔵庫1に収容される食品を管理するサーバー装置であり、グローバルネットワークGNに接続する。なお、各図では、食品管理サーバー4を、1つのブロックによって表現するが、これは必ずしも食品管理サーバー4が単一のサーバー装置により構成されることを意味するものではない。例えば、食品管理サーバー4は、処理内容が異なる複数のサーバー装置を含んで構成されたものでもよい。
[1-1-2.食品検出装置・食品管理サーバー・端末装置の構成]
次に、食品検出装置2、端末装置3、及び食品管理サーバー4の構成について説明する。
図4は、食品検出装置2の構成を示すブロック図である。
食品検出装置2は、センサーモジュール210、カメラモジュール220、及び電力供給部230を備える。
センサーモジュール210は、センサーモジュール制御部211、センサー部212、及びセンサー側モジュール間通信部213を備える。
センサーモジュール制御部211は、CPUやMPU等のプログラムを実行するプロセッサーであるセンサープロセッサー2111、及び、センサー記憶部2112を備え、センサーモジュール210の各部を制御する。センサーモジュール制御部211は、センサープロセッサー2111が、センサー記憶部2112に記憶された制御プログラム2113を読み出して処理を実行するように、ハードウェア及びソフトウェアの協働により各種処理を実行する。
センサー記憶部2112は、センサープロセッサー2111が実行するプログラムや、センサープロセッサー2111に処理されるデータを記憶する記憶領域を有する。センサー記憶部2112は、センサープロセッサー2111が実行する制御プログラム2113、センサーモジュール210の設定に係る設定データ2114、その他の各種データを記憶する。センサー記憶部2112は、不揮発性の記憶領域を有する。また、センサー記憶部2112は、揮発性の記憶領域を備え、センサープロセッサー2111のワークエリアを構成してもよい。
センサー部212は、左ドア用測距センサー23、右ドア用測距センサー24、引出用測距センサー25、照度センサー26、及び人感センサー27を備え、センサーごとに検出値をセンサーモジュール制御部211に出力する。なお、センサー部212は、上記5種のセンサー以外のセンサーを備えていてもよい。
センサー側モジュール間通信部213は、所定の通信規格に従った通信回路やコネクタ等の通信ハードウェアを備え、センサーモジュール制御部211の制御に従って、カメラモジュール220と通信する。
カメラモジュール220は、カメラモジュール制御部221、撮影部222、カメラモジュール通信部223、及びカメラ側モジュール間通信部224を備える。
カメラモジュール制御部221、CPUやMPU等のプログラムを実行するプロセッサーであるカメラプロセッサー2211、及びカメラ記憶部2212を備え、カメラモジュール220の各部を制御する。カメラモジュール制御部221は、カメラプロセッサー2211が、カメラ記憶部2212に記憶された制御プログラム2213を読み出して処理を実行するように、ハードウェア及びソフトウェアの協働により各種処理を実行する。カメラモジュール制御部221は、制御プログラム2213を読み出して実行することにより、検出値処理部221A、撮影制御部221B、動画像処理部221C、及び食品検出部221Dとして機能する。
カメラ記憶部2212は、カメラプロセッサー2211が実行するプログラムや、カメラプロセッサー2211に処理されるデータを記憶する記憶領域を有する。カメラ記憶部2212は、カメラプロセッサー2211が実行する制御プログラム2213、カメラモジュール220の設定に係る設定データ2214、食品検出装置ID2215、その他の各種データを記憶する。食品検出装置ID2215については後述する。カメラ記憶部2212は、不揮発性の記憶領域を有する。また、カメラ記憶部2212は、揮発性の記憶領域を備え、カメラプロセッサー2211のワークエリアを構成してもよい。
撮影部222は、冷蔵室用カメラ21と引出用カメラ22とを備える。撮影部222は、冷蔵室用カメラ21及び引出用カメラ22の各々の撮影結果をカメラモジュール制御部221に出力する。本実施の形態では、冷蔵室用カメラ21及び引出用カメラ22は、動画像を撮影する。そのため、撮影部222は、撮影結果として動画像のデータをカメラモジュール制御部221に出力する。
カメラモジュール通信部223は、所定の通信規格に従った通信回路やコネクタ等の通信ハードウェアを備え、カメラモジュール制御部221の制御で食品管理サーバー4と通信する。本実施の形態では、カメラモジュール通信部223が使用する通信規格は、無線通信規格を例示するが、有線通信規格でもよい。
カメラ側モジュール間通信部224は、所定の通信規格に従った通信回路やコネクタ等の通信ハードウェアを備え、カメラモジュール制御部221の制御に従って、センサーモジュール210と通信する。
上述したように、カメラモジュール制御部221は、検出値処理部221A、撮影制御部221B、動画像処理部221C、及び食品検出部221Dとして機能する。
検出値処理部221Aは、センサーモジュール210から出力される各種センサーの検出値に基づいて、左ドア11A、右ドア11B、引出12A、13A、14A、15Aの各々について開状態か閉状態かを判定する。例えば、検出値処理部221Aは、検出値が所定の閾値を下回るか否かに基づいて、開状態か閉状態かを判定する。なお、この所定の閾値は、左ドア11A、右ドア11B、引出12A、13A、14A、15Aごとに異なっていてもよい。検出値処理部221Aは、いずれかが開状態であると判定した場合、開状態であることを示す開閉状態情報を、撮影制御部221B及び動画像処理部221Cに出力する。また、検出値処理部221Aは、左ドア11A、右ドア11B、引出12A、13A、14A、15Aのいずれも閉状態であると判定した場合、閉状態であることを示す開閉状態情報を、撮影制御部221B及び動画像処理部221Cに出力する。
また、検出値処理部221Aは、センサーモジュール210から出力される照度センサー26及び人感センサー27の検出値に基づいて、冷蔵庫1の周囲に人物が存在するか否かを判定する。例えば、検出値処理部221Aは、検出値が所定の閾値を下回るか否かに基づいて、冷蔵庫1の周囲に人物が存在するか否かを判定する。検出値処理部221Aは、冷蔵庫1の周囲に人物が存在すると判定した場合、人物が存在することを示す人物存在有無情報を、撮影制御部221Bに出力する。また、検出値処理部221Aは、冷蔵庫1の周囲に人物が存在しないと判定した場合、人物が存在しないことを示す人物存在有無情報を、撮影制御部221Bに出力する。
撮影制御部221Bは、撮影部222を制御して、冷蔵室用カメラ21及び引出用カメラ22に動画像を撮影させる。
動画像処理部221Cは、冷蔵室用カメラ21及び引出用カメラ22の撮影結果に各種処理を行い、処理を施した撮影結果をカメラ記憶部2212に記憶させる。
食品検出部221Dは、冷蔵室用カメラ21及び引出用カメラ22の撮影結果に基づいて、冷蔵庫1に入出庫される食品を検出する。
電力供給部230は、電力を供給する回路等のハードウェアを備え、センサーモジュール210及びカメラモジュール220の各々に電力を供給する。電力供給部230は、本実施の形態のように、センサーモジュール210及びカメラモジュール220の各々に並列して電力を供給する構成でもよいし、いずれか一方のモジュールを介して他のモジュールに電力を供給する構成でもよい。
本実施の形態の電力供給部230は、外部の商用交流電源7から供給された電力に基づいて、センサーモジュール210及びカメラモジュール220の各々に電力を供給する。商用交流電源7は、商用電源の一例に対応する。食品検出装置2の電源ケーブルが商用交流電源7に接続されており、電力供給部230は、電源ケーブルを介して商用交流電源7から電力供給を受け、供給された電力に基づいて、センサーモジュール210及びカメラモジュール220の各々に電力を供給する。電力供給部230は、ハードウェアとして、例えば、交流を直流に変換する回路や、降圧する回路等を備える。
なお、電力供給部230に電力を供給する供給元は、外部の商用交流電源7に限定されず、冷蔵庫1或いはバッテリーでもよい。供給元が前者の場合、電力供給部230及び冷蔵庫1は、USBの給電可能な規格に従ったハードウェアを備える。そして、供給元が前者の場合では、食品検出装置2のUSBケーブルが冷蔵庫1のUSBポートに接続し、USBケーブルを介して冷蔵庫1が電力供給部230に電力を供給する。供給元が後者の場合、食品検出装置2は、バッテリーを備える。
図5は、端末装置3と食品管理サーバー4の構成を示すブロック図である。
まず、食品管理サーバー4の構成について説明する。
食品管理サーバー4は、サーバー制御部40及びサーバー通信部41を備える。
サーバー制御部40は、CPUやMPU等のプログラムを実行するプロセッサーであるサーバープロセッサー410、及び、サーバー記憶部420を備え、食品管理サーバー4の各部を制御する。サーバー制御部40は、サーバープロセッサー410が、サーバー記憶部420に記憶された制御プログラム421を読み出して処理を実行するように、ハードウェア、及びソフトウェアの協働により各種処理を実行する。サーバー制御部40は、制御プログラム421を読み出して実行することにより、食品認識部4100として機能する。
サーバー記憶部420は、サーバープロセッサー410が実行するプログラムや、サーバープロセッサー410により処理されるデータを記憶する記憶領域を有する。サーバー記憶部420は、サーバープロセッサー410が実行する制御プログラム421、食品管理サーバー4の設定に係る設定データ422、食品管理データベース423、その他の各種データを記憶する。サーバー記憶部420は、不揮発性の記憶領域を有する。また、サーバー記憶部420は、揮発性の記憶領域を備え、サーバープロセッサー410のワークエリアを構成してもよい。
また、本実施の形態においては、サーバー記憶部420は、レシピ情報データベース424を備えている。レシピ情報データベース424は、食品の種類に応じた複数のレシピ情報を記憶する。
なお、レシピ情報データベース424は、他の通信可能なサーバーに設けてもよいし、端末装置3または冷蔵庫1に設けるようにしてもよい。
図6は、食品管理データベース423の一例を示す図である。
食品管理データベース423は、冷蔵庫1が収容する食品に係る各種情報を格納するデータベースである。
食品管理データベース423が格納する1件のレコードRは、ユーザーID4231、食品検出装置ID2215、食品名情報4232、残量情報4233、保存場所情報4234、保存開始日情報4235、期限日情報4236、期限日通知タイミング情報4237、新規通知タイミング情報4238、及び食品画像データ4239を有する。
なお、食品管理データベース423が格納する1件のレコードRは、さらに1又は複数の別種類の情報を有していてもよい。
ユーザーID4231は、食品管理用アプリ323を利用するユーザーPを識別する識別情報であり、食品管理用アプリ323を利用するユーザーPに対して適切に割り当てられる。
食品検出装置ID2215は、食品検出装置2を識別するための識別情報である。食品検出装置ID2215は、例えば、食品検出装置2の製造番号や、食品検出装置2のシリアル番号、カメラモジュール220の製造番号、カメラモジュール220のシリアル番号等である。
食品名情報4232は、食品の名称を示す情報である。1件のレコードRでは、ユーザーID4231に対して、1又は複数の食品名情報4232が対応付けられる。
残量情報4233は、食品の残量を示す情報である。1件のレコードRでは、ユーザーID4231に対応付く食品名情報4232と同数の残量情報4233が対応付けられる。図6の残量情報4233が示す食品の残量は、食品の名称に対応する単位で示されている。残量情報4233が示す残量は、サーバー制御部40によって適切に更新される。
保存場所情報4234は、食品の保存場所を示す情報である。本実施の形態では、保存場所情報4234は、保存場所として、冷蔵庫1が有する収容室のいずれかを示す。1件のレコードRでは、ユーザーID4231に対応付く食品名情報4232と同数の保存場所情報4234が対応付けられる。
保存開始日情報4235は、食品の保存開始日を示す情報である。1件のレコードRでは、ユーザーID4231に対応付く食品名情報4232と同数の保存開始日情報4235が対応付けられる。
期限日情報4236は、食品の賞味期限または消費期限の期限日を示す情報である。1件のレコードRでは、ユーザーID4231に対応付く食品名情報4232と同数の期限日情報4236が対応付けられる。
期限日通知タイミング情報4237は、対応付く期限日情報4236が示す期限日を、ユーザーPに通知するタイミングを示す情報である。図6に示すように、期限日通知タイミング情報4237が示すタイミングは、期限日情報4236が示す期限日から何日前といったタイミングである。1件のレコードRでは、ユーザーID4231に対応付く食品名情報4232と同数の期限日通知タイミング情報4237が対応付けられる。
新規通知タイミング情報4238は、新規に食品が冷蔵庫1に収容されたことを通知するタイミングを示す情報である。図6に示すように、新規通知タイミング情報4238が示すタイミングは、保存開始日情報4235が示す保存開始日から何日間といったタイミングである。
食品画像データ4239は、食品の画像である食品画像FGの画像データである。1件のレコードRでは、ユーザーID4231に対応付く食品名情報4232と同数の食品画像データ4239が対応付けられる。
図5の説明に戻り、サーバー通信部41は、所定の通信規格に従った通信回路やコネクタ等の通信ハードウェアを備え、サーバー制御部40の制御により、グローバルネットワークGNと接続する機器と所定の通信規格に従って通信する。本実施の形態においてサーバー通信部41は、食品検出装置2及び端末装置3と通信する。
上述した通り、サーバー制御部40は、食品認識部4100として機能する。
食品認識部4100は、食品検出装置2が検出した食品を認識する。
また、食品画像データ4239は、個々の食品の食品画像データ4239のみならず、冷蔵庫1の冷蔵室11、野菜室15、冷凍室14の庫内の食品画像データFも含む。
すなわち、冷蔵室11の庫内の食品画像データFは、冷蔵室用カメラ21により撮影された冷蔵室11の庫内全体の食品画像データFである。
野菜室15および冷凍室14の庫内の食品画像データFは、引出用カメラ22により撮影された、冷凍室14、および野菜室15全体の庫内画像データである。
次に、端末装置3の機能的構成について説明する。
端末装置3は、端末制御部30、端末通信部31、及びタッチパネル32を備える。
端末制御部30は、CPUやMPU等のプログラムを実行するプロセッサーである端末プロセッサー310、及び端末記憶部320を備え、端末装置3の各部を制御する。端末制御部30は、端末プロセッサー310が、端末記憶部320に記憶された制御プログラム321を読み出して処理を実行するように、ハードウェア及びソフトウェアの協働により各種処理を実行する。端末装置3には、食品管理用アプリ323が事前にインストールされる。食品管理用アプリ323は、端末プロセッサー310により端末記憶部320から読み出されて実行されることで、端末制御部30を、アプリ実行部3100として機能させるプログラムである。
端末記憶部320は、端末プロセッサー310が実行するプログラムや、端末プロセッサー310により処理されるデータを記憶する記憶領域を有する。端末記憶部320は、端末プロセッサー310が実行する制御プログラム321、端末装置3の設定に係る設定データ322、食品管理用アプリ323、ユーザーID4231、その他の各種データを記憶する。端末記憶部320は、不揮発性の記憶領域を有する。また、端末記憶部320は、揮発性の記憶領域を備え、端末プロセッサー310のワークエリアを構成してもよい。
端末通信部31は、所定の通信規格に従った通信回路等の通信ハードウェアを備え、端末制御部30の制御により、グローバルネットワークGNと接続する機器と所定の通信規格に従って通信する。本実施の形態において端末通信部31は、アプリ実行部3100の制御に従って、食品管理サーバー4と所定の通信規格に従って通信する。本実施の形態では、端末通信部31が使用する通信規格は、無線通信規格を例示するが、有線通信規格でもよい。
タッチパネル32は、液晶表示パネル等の表示パネルと、表示パネルに重ねて、或いは一体に設けられたタッチセンサーとを備える。表示パネルは、端末制御部30の制御で、各種画像を表示する。タッチセンサーは、タッチ操作を検出し、端末制御部30に出力する。端末制御部30は、タッチセンサーからの入力に基づいて、タッチ操作に対応する処理を実行する。タッチパネル32は、本発明の表示部に対応する。
上記の通り、端末制御部30は、アプリ実行部3100として機能する。
アプリ実行部3100は、端末通信部31を制御して、食品管理サーバー4と各種情報を送受信する。アプリ実行部3100は、端末装置3と通信装置5とが通信接続が可能である場合、通信装置5を介して食品管理サーバー4と各種情報を送受信し、そうでない場合、通信装置5を介さず食品管理サーバー4と各種情報を送受信する。このため、ユーザーPが自宅H内或いは自宅Hの周辺に位置しなくても、端末装置3は、食品管理用アプリ323の機能によって、食品管理サーバー4と各種情報を送受信できる。
また、アプリ実行部3100は、冷蔵庫1に収容される食品を管理に係るユーザーインターフェースを、タッチパネル32に表示させる。以下の説明において、このユーザーインターフェースを、「食品管理用UI」といい「3200」の符号を付す。アプリ実行部3100は、食品管理用UI3200をタッチパネル32に表示させることで、冷蔵庫1に収容される食品に係る各種情報をユーザーPに提供し、また、冷蔵庫1に収容される食品に係る各種入力をユーザーPから受け付ける。
上記の通り、端末制御部30は、アプリ実行部3100として機能する。
アプリ実行部3100は、端末通信部31を制御して、食品管理サーバー4のレシピ情報データベース424に記憶された各種レシピ情報を受信する。
図7は、アプリ実行部3100による端末装置3の表示例を示す図である。
図7では、タッチパネル32の表示画面の下方に、複数の操作タブ300を備えている。
操作タブ300は、「冷蔵室」、「野菜室」、「冷凍室」、「レシピ検索」、「メッセージメモ」の5つの操作タブ300が設けられている。
ユーザーが「冷蔵室」の操作タブ300を操作すると、アプリ実行部により端末通信部31を制御して、食品管理サーバー4の食品管理データベース423に格納されている冷蔵室11全体の食品画像データを受信し、タッチパネル32に表示させる。
「野菜室」の操作タブ300を操作すると、端末通信部31を制御して、食品管理サーバー4の食品管理データベース423に格納されている野菜室15全体の食品画像データを受信し、タッチパネル32に表示させる。図8は野菜室15全体の食品画像データFを表示している例を示している。
この状態で、「レシピ検索」の操作タブ300を操作すると、アプリ実行部により端末通信部31を制御して、食品管理サーバー4のレシピ情報データベース424を検索し、野菜室15全体の食品画像データFに表示されている食品に応じたレシピ情報Rを受信する。端末制御部30は、受信したレシピ情報Rをタッチパネル32に表示する。
この場合、レシピ情報Rは、野菜室15の食品画像データFに表示されている食品ごとに表示することもできる。
また、野菜室15の食品をユーザーが任意に選択し、この選択した食品のレシピ情報Rを表示させることもできる。
この場合は、タッチパネル32に表示されている野菜室15全体の食品画像データFに基づいて、ユーザーが所望の食品を選択する。図7においては、キャベツの画像を選択した例を示している。キャベツの画像が選択されると、端末制御部30により選択された食品を四角枠301で囲って画像を特定する。
端末制御部30は、選択された食品がいずれの食品であるかを判断する。
端末制御部30は、選択され食品の認識結果を判断する。例えば、食品の認識を行った結果、その確率が、キャベツ80%、レタス15%、白菜5%と判断した場合、端末制御部30は、認識結果の確率が上位の食品のレシピ情報Rを優先して表示させる。
この場合は、キャベツを使ったレシピ情報R、レタスを使ったレシピ情報R、白菜を使ったレシピ情報Rの順で、表示させる。
この場合に、認識結果に基づいて、認識された食品名を確率の高い順でタッチパネル32に表示し、ユーザーに食品名を指定させるようにしてもよい。
ユーザーにより食品名が指定された場合には、端末制御部30は、指定された食品名に応じたレシピ情報Rをレシピ情報データベース424で検索し、そのレシピ情報Rをタッチパネル32に表示させる。
「レシピ検索」の操作タブ300を操作した場合に、冷蔵庫1に入庫された日付が古い食品から順にレシピ情報Rを表示させるようにしてもよい。
図8は、食品リスト表示の例を示す図である。
図8に示すように、冷蔵庫1に入庫された日付が古い食品から順に食品リストLを表示させている。
ユーザーは、この食品リストLの画面から、任意の食品を選択することで、端末制御部30により、対応する食品のレシピ情報Rをレシピ情報データベース424から取出してタッチパネル32に表示させる。
なお、食品リストLに表示させる食品の優先順位を、入庫の日付ではなく、任意の優先順位を設定できるようにしてもよい。
さらに、冷蔵室11、野菜室15、冷凍室14に入庫されている食品の在庫リストを表示させ、この食品在庫リストからレシピ情報Rを表示させる食品を選択させるようにしてもよい。
また、ユーザーが使いたい食品を逐次入力させることで、レシピ情報Rを表示させるようにしてもよい。
[1-2-1.食品の撮影動作]
次に、食品の管理に係わる食品管理システム1000の各部の動作について説明する。
まず、冷蔵室用カメラ21及び引出用カメラ22の撮影に係わる食品検出装置2の動作について説明する。
図9は、食品検出装置2の動作を示すフローチャートである。
図9に示す動作では、センサー部212が有する各種センサーの検出値を、センサーモジュール210がセンサー側モジュール間通信部213によってカメラモジュール220に送信し、且つ、カメラモジュール220がカメラ側モジュール間通信部224によって当該検出値を受信している。そして、図8に示す動作では、検出値処理部221Aがセンサーモジュール210から受信した各種の検出値に基づいて処理を実行している。
カメラモジュール220の撮影制御部221Bは、冷蔵庫1の周囲に人物が存在するか否かを判別する(ステップSA1)。
撮影制御部221Bは、検出値処理部221Aから、人物が存在することを示す人物存在有無情報を取得した場合、ステップSA1において肯定判別し、検出値処理部221Aから、人物が存在しないことを示す人物存在有無情報を取得した場合、ステップSA1において否定判別する。
撮影制御部221Bは、冷蔵庫1の周囲に人物が存在すると判別した場合(ステップSA1:YES)、冷蔵室用カメラ21及び引出用カメラ22による動画像の撮影を開始する(ステップSA3)。
一方、撮影制御部221Bは、冷蔵庫1の周囲に人物が存在しないと判別した場合(ステップSA1:NO)、左ドア11A、右ドア11B、引出12A、13A、14、15Aのいずれかが開状態であるか否かを判別する(ステップSA2)。
撮影制御部221Bは、検出値処理部221Aから開状態を示す開閉状態情報を取得した場合、ステップSA2において肯定判別し、検出値処理部221Aから閉状態を示す開閉状態情報を取得した場合、ステップSA2において否定判別する。
撮影制御部221Bは、左ドア11A、右ドア11B、引出12A、13A、14、15Aのいずれも開状態でないと判別した場合(ステップSA2:NO)、処理をステップSA1に戻し、再度、ステップSA1の処理を実行する。
撮影制御部221Bは、左ドア11A、右ドア11B、引出12A、13A、14A、15Aのいずれかが開状態であると判別した場合(ステップSA2:YES)、ステップSA3の処理を実行する。
ステップSA3において撮影が開始すると、カメラモジュール220の動画像処理部221Cは、動画像を構成するフレームごとに、ステップSA4-ステップSA8の処理を実行する。
冷蔵室用カメラ21及び引出用カメラ22によって撮影を開始すると、動画像処理部221Cは、開閉状態情報を検出値処理部221Aから取得する(ステップSA4)。
次いで、動画像処理部221Cは、冷蔵室用カメラ21及び引出用カメラ22の各々の撮影結果について、1フレーム分の撮影画像を縮小する(ステップSA5)。ここでいう縮小とは、いわゆるリサイズである。
動画像処理部221Cは、縮小した1フレーム分の撮影画像と、ステップSA4で取得した開閉状態情報とを対応付けて、カメラ記憶部2212に記憶する(ステップSA6)。なお、動画像処理部221Cは、ステップSA6を行うたびに、時系列に並べて記憶していく。
次いで、撮影制御部221Bは、ステップSA1と同様に、冷蔵庫1の周囲に人物が存在するか否かを判別する(ステップSA7)。
撮影制御部221Bが、冷蔵庫1の周囲に人物が存在すると判別した場合(ステップSA7:YES)、動画像処理部221Cは、再度、ステップSA4以降の処理を実行する。
一方、撮影制御部221Bは、冷蔵庫1の周囲に人物が存在しないと判別した場合(ステップSA7:NO)、ステップSA2と同様に、左ドア11A、右ドア11B、引出12A、13A、14A、15Aのいずれもが閉状態であるか否かを判別する(ステップSA8)。
撮影制御部221Bが、左ドア11A、右ドア11B、及び引出12A、13A、14A、15Aの全てが閉状態でないと判別した場合(ステップSA8:NO)、動画像処理部221Cは、再度、ステップSA4以降の処理を実行する。
一方、撮影制御部221Bが、左ドア11A、右ドア11B、引出12A、13A、14A、15Aのいずれもが閉状態であると判別した場合(ステップSA8:YES)、冷蔵室用カメラ21及び引出用カメラ22による撮影を終了する(ステップSA9)。
[1-2-2.食品の管理動作]
次に、冷蔵室用カメラ21及び引出用カメラ22の撮影結果に基づく食品の管理に係わる動作について説明する。
図10は、食品検出装置2及び食品管理サーバー4の動作を示すフローチャートである。図10において、フローチャートFBは、食品検出装置2の動作を示す。また、図10において、フローチャートFCは、食品管理サーバー4の動作を示す。
食品検出装置2のカメラモジュール220の食品検出部221Dは、カメラ記憶部2212に、冷蔵室用カメラ21及び引出用カメラ22の撮影結果である動画像が記憶されたか否かを判別する(ステップSB1)。
食品検出部221Dは、動画像がカメラ記憶部2212に記憶されていないと判別した場合(ステップSB1:NO)、再度、ステップSB1の処理を実行する。
一方、食品検出部221Dは、動画像がカメラ記憶部2212に記憶されたと判別した場合(ステップSB1:YES)、有効フレーム判定処理を実行する(ステップSB2)。
有効フレーム判定処理は、カメラ記憶部2212に記憶された動画像を構成するフレームから有効フレームを判定し、有効フレームとして判定されたフレームを動画像から抽出する一方、有効フレームとして特定されなかったフレームについては動画像から破棄する処理である。有効フレームとは、左ドア11A、右ドア11B、引出12A、13A、14A、15Aの少なくともいずれかが開状態である場合の像が写るフレームである。
食品検出部221Dは、有効フレーム判定処理を実行すると、有効フレームから、冷蔵庫1に入出庫された食品を検出する(ステップSB3)。ステップSB3の処理では、有効フレームから食品が検出できた場合、検出できた食品について食品の種類及び入出庫された収容室も併せて検出する。なお、食品検出部221Dは、食品の種類として、食品名より広義な分類で検出する。例えば実際に入出庫された食品が牛乳である場合、食品検出部221Dは、ステップSB3において、食品の種類を、「パックの飲料物」と検出する。
例えば、食品検出部221Dは、形状や色等の特徴量に基づいて、有効フレームから冷蔵庫1に入出庫された食品を検出する。また、例えば、食品検出部221Dは、形状や色等の特徴量に基づいて、検出できた食品の種類を検出する。また、例えば、食品検出部221Dは、カメラの種類や、有効フレームに写る引出16Aのサイズ等に基づいて、検出できた食品が入出庫された収容室を検出する。
ステップSB3において検出に必要なデータは、カメラモジュール制御部221が取得可能な記憶領域に記憶されている。
食品検出部221Dは、有効フレームから、冷蔵庫1に入出庫された食品を検出できか否かを判別する(ステップSB4)。
食品検出部221Dは、有効フレームから冷蔵庫1に入出庫された食品を検出できなかったと判別した場合(ステップSB4:NO)、処理をステップSB1に戻し、再度、ステップSB1以降の処理を実行する。なお、ステップSB4において否定判別してからステップSB1を再度実行するまでの間に、食品検出部221Dは、有効フレームの破棄を行ってもよい。これにより、食品が検出できなかった不要な動画像がカメラ記憶部2212に記憶され続けることを防止できる。
一方、食品検出部221Dは、冷蔵庫1に入出庫された食品を検出できたと判別した場合(ステップSB4:YES)、入出庫判定処理を行う(ステップSB5)。
入出庫判定処理は、ステップSB3が検出できた食品が、冷蔵庫1に入庫された食品であるか出庫された食品であるかを判定する処理である。
例えば、食品検出部221Dは、入出庫判定処理において、ステップSB3で検出できた食品の像の動画像における移動方向を、有効フレームに基づいて判定する。食品検出部221Dは、食品の像の移動方向が、後方、すなわち冷蔵庫1に近づく方向である場合、検出した食品が冷蔵庫1から入庫された食品であると判定する。また、食品検出部221Dは、食品の像の移動方向が、前方、すなわち冷蔵庫1から離れる方向である場合、検出した食品が冷蔵庫1から出庫された食品であると判定する。
次いで、食品検出部221Dは、検出できた食品の食品画像FGを有効フレームから切り出す(ステップSB6)。以下の説明において、切り出された食品画像FGを「切り出し食品画像」という。
食品検出部221Dは、食品管理サーバー4に食品の管理を要求する食品管理要求情報を、カメラモジュール通信部223により食品管理サーバー4に送信する(ステップSB7)。
食品管理サーバー4に送信される食品管理要求情報は、カメラ記憶部2212が記憶する食品検出装置ID2215を含む。
また、食品管理サーバー4に送信される食品管理要求情報は、動画像の撮影が行われた日時を示す日時情報を含む。
また、食品管理サーバー4に送信される食品管理要求情報は、ステップSB3において検出された食品ごとに、切り出し食品画像の画像データ、入出庫判定処理の判定結果を示す入出庫判定結果情報、検出した入庫先又は出庫先を示す保存場所情報4234、及び検出した食品の種類を示す食品種類情報を含む。
フローチャートFCを参照し、食品管理サーバー4のサーバー制御部40の食品認識部4100は、サーバー通信部41により、食品管理要求情報を受信したか否かを判別する(ステップSC1)。
食品認識部4100は、食品管理要求情報を受信していないと判別した場合(ステップSC1:NO)、再度、ステップSC1の処理を実行する。
一方、食品認識部4100は、食品管理要求情報を受信したと判別した場合(ステップSC1:YES)、食品管理要求情報に含まれる画像データが示す切り出し食品画像に基づいて、食品認識処理を行う(ステップSC2)。
本実施の形態における食品認識処理は、切り出し食品画像から食品を認識し、認識した食品について食品画像FGと食品名情報4232とを食品情報データベースから取得する処理である。
食品情報データベースは、食品に係わる情報を格納するデータベースであり、例えば、食品ごとに、食品画像FGの画像データ及び食品名情報4232を格納する。食品情報データベースは、食品管理サーバー4に記憶されていてもよいし、食品管理サーバー4が通信可能な機器に記憶されていてもよい。
例えば、食品の認識は、以下のように行われる。
食品認識部4100は、食品情報データベースに格納される食品画像FGから、切り出し食品画像と最も一致度の高い食品画像FGを特定する。一致度は、例えば、形状や、色等の特徴量に基づいて所定のアルゴリズムにより算出される。そして、食品認識部4100は、特定した食品画像FGが示す食品が、切り出し食品画像が示す食品であると認識する。
なお、食品認識部4100は、AI(Artificial Intelligence)によって食品認識を行ってもよい。例えば教師用の食品画像FGから食品の色や形状等の特徴量を学習する機械学習処理を行い、学習済みモデルを構築しておく。この学習済みモデルは、サーバー記憶部420に記憶させておく。食品認識部4100は、食品管理要求情報に含まれる食品画像FGを入力データとして、学習済みモデルを参照し当該食品画像FGが示す食品を認識する。ここで、この学習済みモデルがグローバルネットワークGNに接続する食品管理サーバー4以外の機器に記憶させており、食品管理サーバー4において食品を認識する構成でもよい。この構成の場合、食品認識部4100は、食品管理要求情報に含まれる食品画像を、学習済みモデルを記憶する機器に送信し、この機器から食品の特定結果を取得する。そして、食品認識部4100は、取得した特定結果が示す食品を、切り出し食品画像が示す食品であると認識する。
食品認識部4100は、食品の認識を行うと、認識した食品について食品画像FG及び食品名情報4232を、食品情報データベースから取得する。
次いで、食品認識部4100は、食品認識処理を行うと、食品認識処理の処理結果に基づいて食品管理データベース423を更新する(ステップSC3)。
ここで、ステップSC3について詳述する。
まず、食品認識部4100は、食品管理要求情報に含まれる食品検出装置ID2125を有するレコードRを食品管理データベース423から特定する。
次いで、食品認識部4100は、受信した食品管理要求情報に含まれる入出庫判定結果情報に基づいて、認識した食品が、冷蔵庫1に入庫された食品であるか、冷蔵庫1から出庫された食品であるかを判定する。
食品認識部4100は、認識した食品が、冷蔵庫1から出庫された食品であると判定した場合、特定したレコードRにおいて、認識した食品の食品名情報4232に対応付く情報を更新する。
より具体的には、食品認識部4100は、残量情報4233が示す残量を減らす処理を行う。減らす数量は、例えば食品認識処理の際に、食品管理要求情報に含まれる食品画像FGに基づいて算出される。ここで、更新後の残量情報4233がゼロを示す場合、食品認識部4100は、保存開始日情報4235が示す保存開始日、及び期限日情報4236が示す期限日をブランクにしてもよい。
食品認識部4100は、認識した食品が、冷蔵庫1に入庫された食品であると判定した場合、過去に入庫したことのある食品については、特定したレコードRにおいて、認識した食品の食品名情報4232に対応付く情報を更新する。
より具体的には、食品認識部4100は、残量情報4233が示す残量を増やす処理を行う。増やす数量は、例えば食品認識処理の際に、食品管理要求情報に含まれる切り出し食品画像に基づいて算出される。また、食品認識部4100は、食品管理要求情報に含まれる日時情報が示す日付を、保存開始日情報4235が示す保存開始日に変更する処理を行う。また、食品認識部4100は、演算や問い合わせ等の所定の方法によって、食品管理要求情報に含まれる日時情報が示す日付に基づく期限日を取得し、期限日情報4236が示す期限日を取得した期限日に変更する処理を行う。
また、食品認識部4100は、認識した食品が、冷蔵庫1に入庫された食品であると判定した場合、過去に入庫したことのない食品については、特定したレコードRのユーザーID4231に対して、新たな各種情報を対応付ける。
特定したレコードRのユーザーID4231に対応付けられる各種情報には、食品名情報4232、残量情報4233、保存場所情報4234、保存開始日情報4235、期限日情報4236、期限日通知タイミング情報4237、新規通知タイミング情報4238、及び食品画像データ4239が含まれる。
ここで、食品名情報4232は、食品認識処理の際に取得した食品名情報4232である。
また、残量情報4233は、例えば、食品認識処理の際に、食品管理要求情報に含まれる切り出し食品画像に基づいて算出された残量を示す。
また、保存場所情報4234は、食品管理要求情報に含まれる保存場所情報4234である。
また、保存開始日情報4235は、食品管理要求情報に含まれる日時情報が示す日付を示す。
また、期限日情報4236は、食品管理要求情報に含まれる日時情報が示す日付に基づく期限日、或いはブランクを示す。
また、期限日通知タイミング情報4237及び新規通知タイミング情報4238は、デフォルトのタイミング、或いはブランクを示す。
また、食品画像データ4239は、食品認識処理の際に取得した食品画像FGを示す。
以上のようにして、食品管理システム1000では、食品検出装置2が、撮影結果の動画像から有効フレームを判定し、有効フレームから食品を検出し、検出した食品の食品画像FGを有効フレームから切り出す。そして、食品管理システム1000では、食品管理サーバー4が、切り出し食品画像から食品の認識を行う。このような役割分担により、食品検出装置2が食品管理サーバー4に送信するデータ量を抑えつつ食品管理サーバー4において食品の認識ができる。よって、食品管理システム1000において、通信量の増大を抑制しつつ、冷蔵庫1に入出庫された食品を認識できる。
[1-2-3.レシピ情報の表示動作]
次に、レシピ情報Rの表示動作について説明する。
図11は、レシピ情報Rの表示動作を示すフローチャートである。
食品検出装置2及び食品管理サーバー4の動作を示すフローチャートである。図11において、フローチャートSDは、端末装置3の動作を示し、フローチャートSEは、食品管理サーバー4の動作を示す。
図11に示すように、端末装置3のタッチパネル32に冷蔵庫1(野菜室15)の庫内全体の食品画像データFを表示させた状態で(SD1)、「レシピ検索」タブが操作されると(SD2:YES)、タッチパネル32に表示されている野菜室15全体の食品画像データFに基づいて、ユーザーが所望の食品を選択する(SD3)。
続いて、端末制御部30は、選択された食品がいずれの食品であるかを判断する(SD4)。
端末制御部30は、食品の認識結果の確率を判断し(SD5)、認識された食品のレシピ情報Rを食品管理サーバー4に要求する(SD6)。
食品管理サーバー4は、食品のレシピ情報Rの要求があったら(SE1)、レシピ情報データベース424から対応する食品のレシピ情報Rを取出す(SE2)。
食品管理サーバー4は、取出した食品のレシピ情報Rを端末装置3に送信する(SDE)。
端末装置3は、食品管理サーバー4からレシピ情報Rを受信したら(SD7)、受信したレシピ情報Rをタッチパネル32に表示させる(SD8)。
[1-3.効果等]
以上、説明したように、本実施の形態においては、端末装置3のプロセッサーを、冷蔵庫1の前上方から撮影された冷蔵庫1の撮影画像から冷蔵庫1に収容された食品の種類を取得し、冷蔵庫1に収容された食品に応じたレシピ情報Rをタッチパネル32(表示部)に表示する端末制御部30として機能させる。
これにより、冷蔵庫1の撮影画像から取得した食品のレシピ情報Rをタッチパネル32に表示させることができ、冷蔵庫1に収納された食品のレシピ情報Rを提案することができ、使い勝手の向上を図ることができる。
また、本実施の形態においては、端末制御部30は、レシピ情報Rが格納されたレシピ情報データベース424から、冷蔵庫1に収容された食品に応じたレシピ情報Rを取得し、タッチパネル32(表示部)に表示させる。
これにより、冷蔵庫1に収容された食品のレシピ情報Rをレシピ情報データベース424から取出してタッチパネル32に表示させることができる。
また、本実施の形態においては、端末制御部30は、冷蔵庫1に収容された食品の画像データと、レシピ情報Rとを同時に表示させる。
これにより、食品の画像データとレシピ情報Rとを同時に表示させることで、食品の画像データに応じたレシピ情報Rを確認することができる。
また、本実施の形態においては、端末制御部30は、食材の画像データに基づいて、食品の種類の認識確率に基づいて、認識確率の高い食品のレシピ情報Rを優先して表示させる。
これにより、食品の種類の認識結果の確率が高い食品のレシピ情報Rを優先的に表示させることで、必要なレシピ情報Rを得ることができる。
また、本実施の形態においては、端末制御部30は、冷蔵庫1に入庫された日付が古い食品から順にレシピ情報Rを表示する。
これにより、冷蔵庫1に入庫された日付が古い食品のレシピ情報Rを表示させることで、食品の有効活用を図ることができる。
また、本実施の形態においては、端末装置3は、冷蔵庫1の前上方から撮影された冷蔵庫1の撮影画像から冷蔵庫1に収容された食品の種類を取得し、冷蔵庫1に収容された食品に応じたレシピ情報Rをタッチパネル32(表示部)に表示する端末制御部30を備える。
これにより、冷蔵庫1の撮影画像から取得した食品のレシピ情報Rをタッチパネル32に表示させることができ、冷蔵庫1に収納された食品のレシピ情報Rを容易に取得することができ、使い勝手の向上を図ることができる。
また、本実施の形態においては、レシピ表示システムは、冷蔵庫1の前上方から撮影された冷蔵庫1の撮影画像から前記冷蔵庫1に収容された食品の種類を取得する食品認識部と、食品認識部で認識された食品に応じたレシピ情報Rをタッチパネル32(表示部)に表示する端末装置3とを備えた。
これにより、冷蔵庫1の撮影画像から取得した食品のレシピ情報Rをタッチパネル32に表示させることができ、冷蔵庫1に収納された食品のレシピ情報Rを容易に取得することができ、使い勝手の向上を図ることができる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する例示として、上記実施の形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。また、上記実施の形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
上述した実施の形態においては、タッチパネル32に表示されている野菜室15全体の食品画像データFに基づいて、ユーザーが所望の食品を選択するようにしているが、この場合に、ユーザーは、複数の食品を選択することができるようにしてもよい。この場合に、複数の食品の確率の高い組みあわせ順にレシピを提案するようにしてもよい。
また、例えば、図7で示したように、キャベツをユーザーが選択した場合に、キャベツの横に複数の食品の選択肢を表示するようにしてもよい。その後、ユーザーが1つまたは複数の食品を選択することで、レシピを提案するようにしてもよい。
さらに、図8においては、食品の画像情報を表示するようにしているが、画像情報とともに、または画像情報に代えて食品名を表示するようにしてもよい。
また、例えば、図7に示す四角枠301を選択することで、画像情報に基づく複数の食品の選択肢を表示させるようにしてもよい。この場合、例えば、画像情報に基づいて、確率の高い順に食品の選択肢を表示させるようにしてもよい。
そして、ユーザーが選択肢として表示された食品を選択することで、レシピを提案するようにしてもよい。
これにより、四角枠301で囲まれた食品が確定していない状態で、食品を選択してレシピを提案することが可能となる。
上述した実施の形態では、センサーモジュール210とカメラモジュール220とが別対である場合を例に挙げたが、一体で構成されてもよい。
例えば、上述した実施の形態では、本発明の開閉センサーとして、距離を測定する測距センサーを例示したが、本発明の開閉センサーは、ドア11C及び引出16Aの開閉状態を検出可能であればよく、例えばカメラでもよい。
例えば、上述した実施の形態では、食品検出装置2を冷蔵庫1と別体の装置として例示したが、食品検出装置2は、冷蔵庫1に組み込まれ冷蔵庫1が備える装置でもよい。
例えば、冷蔵庫1の主箱体10に形成される部屋の種類は、冷蔵室11、製氷室12、新鮮凍結室13、冷凍室14、及び野菜室15に限定されず、少なくてもよいし、さらに別の種類の部屋が形成されてもよい。また、冷蔵室11の前面の開口部に設けられるドアの数は、1つでもよい。
図4及び図5に示した各部は一例であって、具体的な実装形態は特に限定されない。つまり、必ずしも各部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサーがプログラムを実行することで各部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上述した実施の形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアとしてもよく、或いは、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。その他、食品検出装置2、端末装置3、及び食品管理サーバー4の他の各部の具体的な細部構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能である。
また、例えば、図8、図9に示す動作のステップ単位は、食品管理システム1000の各部の動作の理解を容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものであり、処理単位の分割の仕方や名称によって、本発明が限定されることはない。処理内容に応じて、さらに多くのステップ単位に分割してもよい。また、1つのステップ単位がさらに多くの処理を含むように分割してもよい。また、そのステップの順番は、本発明の趣旨に支障のない範囲で適宜に入れ替えてもよい。
なお、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
以上のように、本発明に係るプログラムは、冷蔵庫に収納された食品のレシピを提案することできる用途に利用可能である。
1 冷蔵庫
2 食品検出装置
3 端末装置
4 食品管理サーバー
5 通信装置
7 商用交流電源
11 冷蔵室
12 製氷室
13 新鮮凍結室
14 冷凍室
15 野菜室
21 冷蔵室用カメラ
22 引出用カメラ
30 端末制御部
31 端末通信部
32 タッチパネル
40 サーバー制御部
41 サーバー通信部
300 操作タブ
301 四角枠
310 端末プロセッサー
320 端末記憶部
321 制御プログラム
322 設定データ
323 食品管理用アプリ
410 サーバープロセッサー
420 サーバー記憶部
421 制御プログラム
422 設定データ
423 食品管理データベース
424 レシピ情報データベース
GN グローバルネットワーク
F 食品画像データ
R レシピ情報
L 食品リスト

Claims (7)

  1. 端末装置のプロセッサーを、
    冷蔵庫の前上方から撮影された前記冷蔵庫の撮影画像から前記冷蔵庫に収容された食品の種類を取得し、前記冷蔵庫に収容された食品に応じたレシピ情報を表示部に表示する端末制御部として機能させる、
    プログラム。
  2. 前記端末制御部は、
    レシピ情報が格納されたレシピ情報データベースから、前記冷蔵庫に収容された食品に応じたレシピ情報を取得し、前記表示部に表示させる、
    請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記端末制御部は、
    前記冷蔵庫に収容された食品の画像データと、前記レシピ情報とを同時に表示させる、
    請求項2に記載のプログラム。
  4. 前記端末制御部は、
    前記食品の画像データに基づいて、食品の種類の認識確率に基づいて、認識確率の高い食品のレシピ情報を優先して表示させる、
    請求項3に記載のプログラム。
  5. 前記端末制御部は、
    前記冷蔵庫に入庫された日付が古い食品から順にレシピ情報を表示する、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のプログラム。
  6. 冷蔵庫の前上方から撮影された前記冷蔵庫の撮影画像から前記冷蔵庫に収容された食品の種類を取得し、前記冷蔵庫に収容された前記食品に応じたレシピ情報を表示部に表示する端末制御部を備える、
    端末装置。
  7. 冷蔵庫の前上方から撮影された前記冷蔵庫の撮影画像から前記冷蔵庫に収容された食品の種類を取得する食品認識部と、
    前記食品認識部で認識された食品に応じたレシピ情報を表示部に表示する端末装置とを備えた、
    レシピ表示システム。
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