JP2023079841A - 衣類処理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】利便性の向上を図ることができる衣類処理システムを提供することである。【解決手段】実施形態の衣類処理システムは、状態検出部と、表示制御部とを備える。前記状態検出部は、衣類処理装置が所定の状態であることを検出する。前記表示制御部は、前記状態検出部により前記衣類処理装置が前記所定の状態であることが検出された場合に、端末装置の表示画面に、前記衣類処理装置が所定の状態であることを示す案内と、前記所定の状態に対応する動作を実行するための操作部とを表示させる。【選択図】図6
Description
本発明の実施形態は、衣類処理システムに関する。
所定回数を超えて洗濯運転を実行した後に、洗濯槽の保守を薦めるお知らせを通知する衣類処理システムが知られている。ところで、このような衣類処理システムは、利便性のさらなる向上が期待されている。
本発明が解決しようとする課題は、利便性の向上を図ることができる衣類処理システムを提供することである。
実施形態の衣類処理システムは、状態検出部と、表示制御部とを備える。前記状態検出部は、衣類処理装置が所定の状態であることを検出する。前記表示制御部は、前記状態検出部により前記衣類処理装置が前記所定の状態であることが検出された場合に、端末装置の表示画面に、前記衣類処理装置が所定の状態であることを示す案内と、前記所定の状態に対応する動作を実行するための操作部とを表示させる。
以下、実施形態の衣類処理システムを、図面を参照して説明する。以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それら構成の重複する説明は省略する場合がある。本出願で「XXに基づく」とは、「少なくともXXに基づく」ことを意味し、XXに加えて別の要素に基づく場合も含み得る。また「XXに基づく」とは、XXを直接に用いる場合に限定されず、XXに対して演算や加工が行われたものに基づく場合も含み得る。本出願で「XXまたはYY」とは、XXとYYのうちいずれか一方の場合に限定されず、XXとYYの両方の場合も含み得る。これは選択的要素が3つ以上の場合も同様である。XXおよびYYは、任意の要素(例えば任意の情報)である。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の衣類処理システム1の全体構成を示す図である。衣類処理システム1は、例えば、1つ以上の衣類処理装置100、サーバ200、および端末装置300を含む。なお、衣類処理装置100、サーバ200、および端末装置300のうち1つ以上は、衣類処理システム1の外部の構成として設けられてもよい。例えば、サーバ200および端末装置300によって衣類処理システム1の一例が構成されてもよく、サーバ200によって衣類処理システム1の一例が構成されてもよい。後述するネットワークNWは、例えば、インターネット、セルラー網、Wi-Fi網、LPWA(Low Power Wide Area)、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、またはその他の公衆回線や専用回線などを状況に応じて利用すればよい。
図1は、第1実施形態の衣類処理システム1の全体構成を示す図である。衣類処理システム1は、例えば、1つ以上の衣類処理装置100、サーバ200、および端末装置300を含む。なお、衣類処理装置100、サーバ200、および端末装置300のうち1つ以上は、衣類処理システム1の外部の構成として設けられてもよい。例えば、サーバ200および端末装置300によって衣類処理システム1の一例が構成されてもよく、サーバ200によって衣類処理システム1の一例が構成されてもよい。後述するネットワークNWは、例えば、インターネット、セルラー網、Wi-Fi網、LPWA(Low Power Wide Area)、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、またはその他の公衆回線や専用回線などを状況に応じて利用すればよい。
衣類処理装置100は、主として家庭で使用される洗濯機またはクローゼット型クリーニング機などであり、衣類に対して洗濯、しわ取り、脱臭、または花粉除去などの処理を行う装置である。以下、衣類処理装置100が洗濯機である場合を例として説明する。衣類処理装置100は、ユーザUの住居内に配置される。衣類処理装置100は、ユーザUの住居内に設置される無線ルータWRおよびモデムMを介してネットワークNWと接続される。衣類処理装置100は、ネットワークNWを介して、サーバ200または端末装置300と通信可能である。衣類処理装置100は、サーバ200から受信した指示に応じて遠隔制御される。
サーバ200は、衣類処理装置100を管理する管理サーバである。サーバ200は、1つまたは複数のサーバ装置(例えばクラウドサーバ)により構成される。サーバ200は、「サーバシステム」と称されてもよい。サーバ200は、ネットワークNWを介して、衣類処理装置100または端末装置300と通信可能である。サーバ200は、ネットワークNW中のルータに含まれる情報処理部など、エッジコンピューティングやフォグコンピューティングを行う情報処理部を含んでもよい。サーバ200は、クラウドサーバに限定されず、ユーザUの住居にあるコンピュータでもよく、家庭内ルータ(例えば無線ルータWR)などでもよい。サーバ200は、例えば端末装置300に対するユーザUの操作に応じて、衣類処理装置100の設定を変更したり、動作を遠隔制御したりする。
端末装置300は、衣類処理装置100のユーザUが使用する端末装置である。端末装置300は、例えば、スマートフォンまたはタブレット端末装置のような携帯端末装置である。ただし、端末装置300は、携帯端末装置に限定されず、パーソナルコンピュータなどでもよい。端末装置300は、種々の情報を表示可能な表示画面301aを含む表示装置301と、ユーザUの入力を受け付け可能な入力装置302とを有する。入力装置302は、例えば表示装置301の表示画面301aと重ねて設けられたタッチパネルである。入力装置302は、端末装置300に設けられたカメラやマイクなどを含み得る。なお、表示画面301aは、表示装置301に画像を写し出す面と、面に写し出された画像の両方の意味を含むものとする。
端末装置300には、アプリケーションプログラムPがインストールされ、以下に説明する機能がサポートされる。アプリケーションプログラムPは、衣類処理装置100を管理するためのアプリケーションプログラムである。アプリケーションプログラムPは、例えば、衣類処理装置100の遠隔操作や状態確認、または衣類処理装置100に関連するサービスの利用に用いられる。以下では、アプリケーションプログラムPが実行されることで起動されるアプリケーションソフトウェアを「家電管理アプリAPP」と称する。
なお、本実施形態および後述する各実施形態では、1名のユーザに対して衣類処理装置100に対する所定の操作権限が設定されているものとする。例えば、複数のユーザからの操作を受け付けても衣類処理装置100に係る動作に矛盾等が生じない操作については、複数のユーザからの操作を受け付けるようにすることができる。動作に矛盾等が生じない場合とは、例えば、衣類処理装置100の状態確認の操作である。一方、複数のユーザから操作を受け付けると、内容が不適切となったり、あるいは、不必要な重複が発生してしまったりする操作については、1人のユーザのみに操作権限を付与することが望ましい。例えば、衣類処理装置100の設定内容の設定、選択や解除、サービスや消耗品のオーダーなどに関する操作である。そこで、衣類処理システム1では、例えば家電管理アプリAPPで最初に衣類処理装置100を登録したユーザに操作権限を設定し、他のユーザに対して限定的な操作のみ認める。なお、以下では、1名のユーザが登録されている場合を例として説明し、権限に関する処理については説明を省略する。
次に、衣類処理装置100について説明する。本実施形態において、衣類処理装置100は、いわゆるドラム式の洗濯機である。ただし、衣類処理装置100は、いわゆる縦型式の洗濯機でもよい。また、衣類処理装置100は、衣類の乾燥機能を有してもよく、衣類の乾燥機能を有さなくてもよい。ここでは、衣類処理装置100としてドラム式の洗濯乾燥機の例を取り上げて説明する。
図2は、ドラム式の洗濯機である衣類処理装置100を示す断面図である。衣類処理装置100は、例えば、筐体(外箱)111、扉112、洗濯機構120、乾燥機構130、本体操作部141、通信モジュール142、および制御装置143を含む。洗濯機構120は、例えば、水槽121、ベローズ122、ドラム(洗濯槽あるいは洗浄槽)123、モータ124、ヒータ125、給水装置126、および洗濯処理剤の自動投入装置127を含む。乾燥機構130は、例えば、循環風路131、ヒートポンプ132、および送風機133を含む。
筐体111は、矩形状の箱型に形成されている。筐体111の前面は、前下がりの傾斜状である。筐体111の前面には、洗濯物が出し入れされる洗濯物出入口が設けられている。洗濯物出入口は、扉112により開閉可能に閉じられる。
水槽121は、筐体111内に設けられ、不図示のサスペンションを介して弾性的に支持されている。水槽121は、前面が開口し、後面が閉塞された有底円筒状である。水槽121は、軸線方向を前後方向に沿わせ、やや前上がりの傾斜状に配置されている。水槽121の前面開口部は、蛇腹状のベローズ122を介して洗濯物出入口に接続されている。水槽121は、洗濯物を乾燥させる乾燥運転時には乾燥室として機能する。
ドラム123は、水槽121内に回転可能に設けられている。ドラム123は、水槽121と同様に、前面が開口し、後面が閉塞された有底円筒状である。ドラム123は、軸線方向を前後方向に沿わせ、やや前上がりの傾斜状に配置されている。洗濯物は、筐体111の洗濯物出入口、水槽121の開口部、およびドラム123の開口部を通じてドラム123内に出し入れ可能である。ドラム123の周壁部には、不図示のバッフルが設けられている。ドラム123の周壁部および後壁部には、多数の孔123aが開口している。これら孔123aは、洗濯運転時には水が通る通水孔として機能し、乾燥運転時には乾燥風が通る通風孔として機能する。
モータ124は、水槽121の後方に設けられている。モータ124は、回転軸を介してドラム123に接続されている。モータ124は、回転軸を介してドラム123を回転駆動する。ヒータ125は、水槽121に設けられた加熱装置である。ヒータ125は、水槽121内に給水された洗濯水を加熱する。これにより、衣類処理装置100は、温水により洗濯物を洗うことができる。
給水装置126は、水槽121の上方に設けられている。給水装置126は、後述する制御装置143による制御指示に基づき、水槽121内に給水を行う。洗濯処理剤の自動投入装置127は、水槽121の上方に設けられている。「洗濯処理剤」とは、洗濯に用いられる溶剤を広く意味し、洗剤、柔軟剤、または漂白剤などである。自動投入装置127は、第1タンク127aと、第2タンク127bと、投入ポンプ127cと、自動洗浄装置127dとを有する。第1タンク127aは第1洗濯処理剤(例えば洗剤)を収容する。第2タンク127bは第2洗濯処理剤(例えば柔軟剤)を収容する。投入ポンプ127cは、制御装置143による制御に基づき、複数のタンク127aおよび127bに収容された洗濯処理剤を個別にドラム123へ自動投入する。自動洗浄装置127dは、制御装置143による制御に基づき、投入ポンプ127cの自動洗浄を行う。自動洗浄装置127dは、例えば、投入ポンプ127cの内部に水を流すことで洗濯処理剤の投入経路を洗浄する。自動洗浄装置127dは、投入ポンプ127cを含む第1タンク127aからの投入経路と、投入ポンプ127cを含む第2タンク127bからの投入経路を個別に洗浄することができる。
自動投入装置127は、制御装置143による制御指示に基づき、ドラム123内に洗濯処理剤を自動投入する。洗濯処理剤を自動投入する量およびタイミングは、運転コースに応じて予め設定されている。
なお、自動投入装置127は、例えば、3以上のタンクを有し、例えば、洗濯槽クリーナーを自動投入する機能などを有していてもよい。
循環風路131は、水槽121とヒートポンプ132とを接続し、水槽121とヒートポンプ132との間で乾燥風を循環させる。ヒートポンプ132は、循環風路131に設けられた加熱装置である。ヒートポンプ132は、循環風路を通る乾燥風を加熱する。詳しく述べると、ヒートポンプ132は、圧縮機、凝縮器、絞り装置、および蒸発器を有し、冷凍サイクルを構成する。凝縮器は、循環風路を通る風を加熱する。蒸発器は循環風路を通る風を除湿する。なお、衣類処理装置100は、ヒートポンプ132に代えて、乾燥風を加熱するヒータを有してもよい。送風機133は、循環風路131に設けられて、循環風路131を通じて水槽121とヒートポンプ132との間で乾燥風を循環させる。
本体操作部141は、筐体111の前面または上面に設けられている。本体操作部141は、例えば、各種のボタンまたはスイッチと、表示パネル、音声入出力装置等を含み、衣類処理装置100に対するユーザUの操作(ユーザUの入力)を受け付けるとともに、衣類処理装置100からユーザUに対して情報を表示する。通信モジュール142は、高周波回路を含み、有線または無線により無線ルータWRを介してネットワークNWと接続される。
制御装置143は、衣類処理装置100の全体を統括的に制御する。例えば、制御装置143は、本体操作部141または端末装置300に対するユーザUの操作(例えば運転コースの設定)を受け付ける。制御装置143は、ユーザUにより設定された運転コースの内容に基づき、洗濯機構120および乾燥機構130を制御することで、洗濯の各行程(洗い、すすぎ、脱水、および乾燥)を実行する。制御装置143は、例えば、回路基板に実装されたCPU(Central Processing Unit)のような1つ以上のハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することで実現される。ただし、制御装置143の機能の一部または全部は、回路基板に設けられた集積回路部品により実現されてもよい。
なお、衣類処理装置100は、扉開閉センサ、温度センサ、電流センサ、電圧センサ、汚れセンサ等の図示していない複数のセンサを備える。例えば汚れセンサは、洗濯水の濁りを光の透過度で検知する。複数のセンサの出力信号は制御装置143へ入力される。
次に、図3を参照して、衣類処理装置100の機能構成について説明する。
図3は、衣類処理装置100の機能構成を示すブロック図である。衣類処理装置100は、アクチュエータ部11、センサ部12、操作部13、制御部14、通信部15および記憶部18を有する。
図3は、衣類処理装置100の機能構成を示すブロック図である。衣類処理装置100は、アクチュエータ部11、センサ部12、操作部13、制御部14、通信部15および記憶部18を有する。
アクチュエータ部11は、衣類処理装置100の主機能を動作させる駆動部である。アクチュエータ部11は、例えば、モータ124、ヒータ125、給水装置126、自動投入装置127(投入ポンプ127cおよび自動洗浄装置127d)、ヒートポンプ132、および送風機133を含む。
センサ部12は、上述した扉開閉センサ、温度センサ、電流センサ、電圧センサ、汚れセンサ等の図示していない複数のセンサを備える。
操作部13は、本体操作部141を含む。操作部13は、衣類処理装置100に関するユーザUの操作を受け付ける。操作部13は、例えば、衣類処理装置100の設定内容を指定するまたは変更するユーザUの操作を受け付ける。衣類処理装置100の設定内容は、各種制御に関する制御量や、目標値、閾値、タイマ設定、動作モードなどのうち1つ以上を含む。衣類処理装置100の設定内容を示す情報は、設定情報181として、記憶部180に記憶される。
制御部14は、制御装置143を含む。制御部14は、衣類処理装置100に搭載されたCPU(Central Processing Unit)のような1つ以上のハードウェアプロセッサがプログラムを実行することにより実現される。ただし、制御部14の一部または全部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、またはFPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。
制御部14は、衣類処理装置100の全体を統括的に制御する。例えば、制御部14は、センサ部12の検出結果と設定情報181とに基づき、アクチュエータ部11を制御することで衣類処理装置100を動作させる。また、制御部14は、メンテナンスが必要な事象の発生や異常の発生をサーバ200に通知する。また、制御部14は、サーバ200からの要求に応じた各種制御を行う。また、制御部14は、サーバ200に対する要求に対する応答の送信や、動作状態を示す情報(以下、動作情報ともいう)の定期送信などを実行する。動作情報は、例えば、衣類処理装置100の運転状態、各種機能の実施状況、各種機能の設定状態、各種センサの検出結果やその履歴等を示す情報を含む。制御部14は、通信部15を介して、例えば所定時間毎あるいは所定の状態変化が生じた場合に動作情報をサーバ200へ送信する。制御部14は、また、所定回数分あるいは所定期間分の動作情報を、動作情報182として記憶部18に記憶する。
また、制御部14は、端末装置300の表示画面301aにおいて後述する操作部(ボタン601等)に対する操作が行われた後に、衣類処理装置100の扉112が閉められたことがセンサ部12により検出された場合に、または、例えばさらに衣類処理装置100に設けられた本体操作部141に対する所定の操作(例えばスタートボタンの押下)が行われたことが操作部13により検出された場合に、後述する槽クリーンコース等の所定の動作を開始する。
通信部15は、通信モジュール142を含む。通信部15は、無線ルータWRおよびモデムMを介してネットワークNWと接続され、ネットワークNWを介して、サーバ200または端末装置300と通信する。
記憶部180は、各種情報を記憶する機能部である。記憶部180は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、またはSSD(Solid State Drove)などの組み合わせにより実現される。記憶部180は、設定情報181と動作情報182を記憶する。
設定情報181は、複数種類の運転コースの内容を示す情報、ユーザUによる設定情報、サーバ200からダウンロードした運転コースの内容等を示す情報を含む。本実施形態において、衣類処理装置100は、洗い、すすぎ、脱水、および乾燥の4つの基本行程で運転される。また、衣類処理装置100は、以下の行程や運転コース等も実行することができる。すなわち、衣類処理装置100は、洗剤投入行程、柔軟剤投入行程、洗濯槽クリーンコース、洗濯-乾燥槽クリーンコース、洗濯槽の自動掃除、カビプロテクト運転、ためすすぎ、シャワーすすぎ、自動投入経路お手入れ、静音モード運転などを実行することができる。なお、すすぎの基本行程は、例えば、すすぎ(1回目)、給水、柔軟剤投入、すすぎ(2回目)、および排水の各行程から構成される。運転コースの内容を示す情報は、各工程や機能の実行順序、各工程や機能におけるアクチュエータ部11の制御内容などを示す情報を含む。
洗剤投入行程は、自動投入装置127によって例えば第1タンク127aから洗剤を投入する行程である。柔軟剤投入行程は、自動投入装置127によって例えば第2タンク127bから柔軟剤を投入する行程である。洗濯槽クリーンコースは、ドラム123に洗濯物をいれずに例えば洗濯槽クリーナーを投入して、洗い、すすぎおよび脱水の各行程を実行する運転である。洗濯-乾燥槽クリーンコースは、ドラム123に洗濯物をいれずに例えば洗濯槽クリーナーを投入して、洗い、すすぎ、脱水および乾燥の各行程を実行する運転である。なお、洗濯槽クリーンコースと、洗濯-乾燥槽クリーンコースは、洗浄槽の洗浄を目的とする洗浄運転コースであり、両者を総称する場合、槽クリーンコースともいう。
洗濯槽の自動掃除は、脱水時に給水することでドラム123に付着する洗剤カスや皮脂汚れなどを自動的に洗い流す運転である。カビプロテクト運転は、洗濯運転の終了後にドラム123を乾燥させる運転である。ためすすぎは、すすぎ行程において、水槽121内に水を貯めた状態でドラム123が回転される。シャワーすすぎは、給水および排水を同時に行いながら(すなわち、水をかけ流しながら)ドラム123が回転される。自動投入経路お手入れは、自動洗浄装置127dによって、投入ポンプ127cを含む第1タンク127aからの投入経路または投入ポンプ127cを含む第2タンク127bからの投入経路を洗浄する動作である。静音モード運転は、モータ124の回転速度を通常より小さく設定する運転である。
次に、図4を参照して、サーバ200の機能構成について説明する。
図4は、サーバ200の機能構成を示すブロック図である。サーバ200は、例えば、情報取得部21、状態検出部22、保守要否判定部23、処理部24、および記憶部28を有する。記憶部28は、動作情報281、提供情報282および運転コース情報283を記憶する。
図4は、サーバ200の機能構成を示すブロック図である。サーバ200は、例えば、情報取得部21、状態検出部22、保守要否判定部23、処理部24、および記憶部28を有する。記憶部28は、動作情報281、提供情報282および運転コース情報283を記憶する。
情報取得部21、状態検出部22、保守要否判定部23、および処理部24は、サーバ200に搭載されたCPUのような1つ以上のハードウェアプロセッサがプログラムを実行することにより実現される。ただし、これら機能部の一部または全部は、ASIC、PLD、またはFPGAなどのハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。なお、これら機能部は、複数のサーバ装置に分かれて設けられてもよい。また、これら機能部のうち1つ以上は、サーバ200に代えて、端末装置300または衣類処理装置100に設けられてもよい。例えば、状態検出部22は、衣類処理装置100にあってもよく、端末装置300にあってもよい。
情報取得部21は、衣類処理装置100から動作情報182を定期的に取得し、記憶部28に動作情報281として蓄積する。動作情報281は、例えば、数年間など、一定期間分の動作情報182を含む。
状態検出部22は、動作情報281に基づき、衣類処理装置100が所定の状態であることを検出する。所定の状態は、例えば、予め決められている事象や異常が発生した状態であることを含む。例えば、所定の状態は、例えば自動投入装置127が所定の条件を満たすことを含む。なお、自動投入装置127が所定の条件を満たすということは、例えば自動洗浄装置127dが所定期間使われていないということである。あるいは、所定の状態は、例えばドラム123の洗浄が望まれる所定の条件が満たされる状態を含む。例えば、ドラム123の洗浄が望まれる所定の条件が満たされるとは、例えば、所定回数以上あるいは所定期間以上、槽クリーンコースで運転されていないということに対応する。
なお、所定の状態の内容は、例えば提供情報282に定義することができる。提供情報282は、所定の状態であることが検出された場合に、端末装置300の表示画面301aに衣類処理装置100が所定の状態であることを示す案内の内容を示す情報を含む。また、提供情報282は、所定の状態であることが検出された場合に、ユーザUに実行を求める動作の内容を示す情報を含む。所定の状態であることが検出された場合にユーザUに実行を求める動作は、例えば、発生した事象や異常に対する対応であり、例えば、自動洗浄装置127dの使用であったり、槽クリーンコースによる運転であったりする。なお、本実施形態において、実行を求めるということは、実行を提案するということ、あるいは、実行を勧めるということを含む。また、提供情報282は、端末装置300の表示画面301aに、所定の状態に対応する動作を実行するための操作部を表示させるための情報を含む。ここで、操作部は、例えば表示画面301a上のボタンなどの画像情報であり、詳しくは後述する。
保守要否判定部23は、動作情報281に基づき、衣類処理装置100の使用回数または前回の保守からの経過期間に基づき、所定の条件が満たされるか否かを判定する。保守要否判定部23は、例えば、特定のメンテナンス動作の実行状況、経過日数および、運転回数に基づいて、メンテナンスが必要かどうか判定する。
処理部24は、状態検出部22により衣類処理装置100が所定の状態であることが検出された場合に、端末装置300の表示画面301aに表示する案内と動作を示す情報を端末装置300へ送信する。また、処理部24は、端末装置300からの応答に応じて、所定の動作を実行したり、衣類処理装置100に対して所定の指示(要求)を送信したりする。また、処理部24は、保守要否判定部23が所定の条件を満たすと判定した場合に、メンテナンスに関して予め決められた処理を実行する。処理部24は、例えば、自動投入装置127が所定の条件を満たすこという所定の条件が成立した場合、自動投入装置127に関する掃除を求める案内示す情報を端末装置300へ送信する。また、処理部24は、例えば、端末装置300からの応答に応じて衣類処理装置100に対して自動投入装置127の掃除の実行を指示する。
また、運転コース情報283は、例えば、衣類処理装置100の設定情報181に含まれていない新たな運転コースの内容を示す情報と、その運転コースをユーザUに対して提案する際の条件を示す情報を含む。運転コース情報283は、例えばユーザUの指示に基づいてサーバ200から衣類処理装置100へダウンロードされる。
次に、端末装置300の機能構成について説明する。
図5は、端末装置300の機能構成を示すブロック図である。端末装置300は、例えば、通信部31、表示制御部32、操作受付部33、および記憶部38を有する。なお、
表示制御部32は、例えばサーバ200にあってもよい。
図5は、端末装置300の機能構成を示すブロック図である。端末装置300は、例えば、通信部31、表示制御部32、操作受付部33、および記憶部38を有する。なお、
表示制御部32は、例えばサーバ200にあってもよい。
通信部31、表示制御部32、および操作受付部33は、端末装置300に搭載されたCPUのような1つ以上のハードウェアプロセッサがアプリケーションプログラムPを実行することにより実現される。言い換えると、通信部31、表示制御部32、および操作受付部33は、家電管理アプリAPPに含まれるソフトウェア機能部である。
通信部31は、衣類処理装置100およびサーバ200から送信された所定の情報を受信し、衣類処理装置100およびサーバ200へ所定の情報を送信する。
表示制御部32は、端末装置300の表示装置301を制御することで、表示装置301の表示画面301aに表示される内容を制御する。表示制御部32は、サーバ200の状態検出部22により衣類処理装置100が所定の状態であることが検出された場合に、表示画面301a(例えば図9の表示画面420)に、衣類処理装置100が所定の状態であることを示す案内(例えば図9のテキスト421および422)と、所定の状態に対応する動作を実行するための操作部(例えば図9のボタン601および602)とを表示させる。図9に示す例の場合、所定の状態は、例えば、所定期間以上、槽洗浄が行われていない状態である。また、所定の動作は、槽洗浄を行うこと、あるいは、定期的に槽洗浄を行うことある。なお、本実施形態において、「動作を実行するための操作部」とは、「動作を直接実行する操作部」に限定されず、「動作を実行する操作画面(表示画面)に移行するための操作部」も該当し得る。
操作受付部33は、家電管理アプリAPPに関連して入力装置302に対して行われるユーザUの操作を受け付ける。例えば、操作受付部33は、表示画面301aに表示された操作部に対するユーザUの操作を受け付ける。操作受付部33は、ユーザUによって操作された操作部に対応する信号を、通信部31を介してサーバ200に送信する。これにより、ユーザUによって操作された操作部に対応する処理がサーバ200に伝達される。
記憶部38は、RAM、ROM、EEPROM、またはSSDなどの組み合わせにより実現される。記憶部38は、アプリケーションプログラムPを記憶する。
次に、図6~図9を参照して、衣類処理システム1の処理の概要について説明する。図6は、衣類処理システム1の処理概要を示すシーケンス図である。図7~図9は、第1の実施形態の表示画面301aの一例(表示画面400、410および420)を示す図である。
図6に示すように、衣類処理システム1では、まず、衣類処理装置100が、衣類処理装置100の動作情報182を定期送信(S11)するとともに、サーバ200が、衣類処理装置100の動作情報を蓄積(S21)する。次に、サーバ200において状態検出部22が、所定の状態を検出すると(S22:YES)、処理部24が所定の状態であることと、対応する動作についての情報を端末装置300へ通知する(S23)。
端末装置300は、サーバ200から通知(S23)を受信すると、所定の状態であることを示す案内と、対応する動作を実行するための操作部を表示する(S31)。次に、端末装置300は、操作部に対する操作内容をサーバ200に対して応答する(S32)。次に、サーバ200が、端末装置300からの応答に基づく動作を実行する(S24)。
図7~図9は、端末装置300の表示画面301aの例を示す。なお、図7では表示画面301aの例を表示画面400として示す。図8では表示画面301aの例を表示画面410として示す。図9では表示画面301aの例を表示画面420として示す。なお、
図7および図8は、本実施形態および下記の第2~第7の各実施形態で共通の表示例を示す。また、図9は、第1実施形態における表示例を示す。図9に示す例では、衣類処理システム1では、衣類処理装置100が、洗浄槽の洗浄を目的とする洗浄運転コースを実行可能である。また、所定の状態は、洗浄槽の洗浄が望まれる所定の条件が満たされる状態である。所定の状態は、例えば、槽クリーンコースを実施せずに、洗濯運転あるいは洗濯-乾燥運転を例えば60回運転した場合である。また、動作は、所定の状態が洗浄槽の洗浄が望まれる所定の条件が満たされる状態である場合の、洗浄運転コースとして設定された洗浄運転である。
図7および図8は、本実施形態および下記の第2~第7の各実施形態で共通の表示例を示す。また、図9は、第1実施形態における表示例を示す。図9に示す例では、衣類処理システム1では、衣類処理装置100が、洗浄槽の洗浄を目的とする洗浄運転コースを実行可能である。また、所定の状態は、洗浄槽の洗浄が望まれる所定の条件が満たされる状態である。所定の状態は、例えば、槽クリーンコースを実施せずに、洗濯運転あるいは洗濯-乾燥運転を例えば60回運転した場合である。また、動作は、所定の状態が洗浄槽の洗浄が望まれる所定の条件が満たされる状態である場合の、洗浄運転コースとして設定された洗浄運転である。
図7および図8は、例えばスマートフォン上のアプリケーションである家電管理アプリAPPに通知が発生した態様を表している。図7は家電管理アプリAPPを起動していない、またはバックグラウンドで起動している場合に通知が発生した場合を示す。一方、図8は、家電管理アプリAPPを起動している状態で、通知が発生した場合の態様を表している。ユーザUは各々のケースにおいて、通知領域401または通知領域411内の「OK」ボタン412をタップすると図9に示す表示画面420へ遷移する。この画面は通知の詳細情報が確認できる。図9に示す表示画面420は、家電管理アプリAPPによるお知らせ通知画面である。表示画面420は、案内を示すテキスト421およびテキスト422と、操作部であるボタン601および602とを含む。テキスト421は、案内として、「通知内容:定期的な槽洗浄をおすすめします。」を示す。テキスト422は、案内として、「しばらくの間、槽洗浄コースが行われていません。本体内部に汚れが付着すると、臭いや排水しにくいなどの原因になることがあります。「洗濯槽クリーンコース」または「洗濯-乾燥槽クリーンコース」を運転してください。」を示す。ボタン601は、「洗濯槽クリーンコースを実行する」という設定動作を指示するための操作部である。ボタン602は、「洗濯-乾燥槽クリーンコースを実行する」という設定動作を指示するための操作部である。
図9に示す表示画面420は、お知らせ通知からダイレクトにそのメンテナンス、異常発生に対応する動作を実行することができることを表している。通知内容は槽洗浄を促すものとなっている。この通知内容の中には、槽洗浄を実行する槽クリーンコースをダイレクトに実行できるボタン601または602がトリガボタンとして備えられている。このボタン601または602を押すことで衣類処理装置100は自動で槽クリーンコースを実行する。
上記トリガボタンであるボタン601または602により実行する槽クリーンコースは、ドラム123(洗濯槽)内に衣類が残っていないことを確認した上で実行してもよい。すなわち、運転終了後、ユーザUに槽洗浄を促す通知を実行する。ユーザUはその通知を確認し、トリガボタンであるボタン601または602を押す。衣類処理装置100はトリガボタンであるボタン601または602の入力を検知するとすぐさま運転を実行するわけではなく衣類処理装置100のユーザUが扉112を開閉するのを待つ。ユーザUは扉112を開いてドラム123(洗濯槽)の衣類を機外へ取り出す。その後、扉112を閉めると衣類処理装置100は、先ほど入力した槽クリーンコースの実行を開始する。
以上のように本実施形態では、衣類処理システム1が、例えば、衣類処理装置100に係るメンテナンスが必要なとき、または異常発生の通知を、端末装置300にサーバ200を通じて通知する機能を備える。また、端末装置300では、通知から例えばダイレクトにそのメンテナンス、異常発生に対応する動作実行を指示することができる。この構成によれば、メンテナンス、異常発生に対応する動作を例えばダイレクトにお知らせ通知から遷移できるようにすることで、ユーザUがその動作をするための設定を一からする必要がなく、使い勝手向上に繋がる。例えば、メンテナンスのため、槽洗浄をすることをおすすめされたとする。本実施形態によらない場合、ユーザUはこのとき例えば、洗濯機の電源を入れ直し、槽洗浄コースの運転画面を開き、スタートさせる必要がある。また、槽洗浄コースの運転方法を知らなければ、わざわざ確かめながら設定する必要もある。また、運転の実行自体も失念する場合がある。これに対し、図9に示すように、本実施形態では、お知らせ通知の中身からダイレクトに槽洗浄コースの運転が設定できるので、上記のような問題は発生しない。
また、衣類処理装置100の動作情報をサーバ200側で蓄積し、その蓄積した情報に基づいて所定の状態か否かが判定される。したがって、容易に長期にわたる情報を蓄積することができ、長期間での傾向をみて、条件の成否を判定することができる。
また、例えば、汚れセンサによる検出結果に基づいて、所定の状態を判定したり、対応する動作の内容を変更したりしてもよい。
以上のように、本実施形態では、衣類処理装置100に係るメンテナンスが必要なときの通知、または異常発生の通知を端末装置300にお知らせする通知機能を備える。また、本実施形態では、お知らせ通知からダイレクトにそのメンテナンス、異常発生等に対応する動作実行することができることができる。そのため、ユーザUが該当の対応を失念することなく実行することができ、使い勝手を向上する。よって、本実施形態によれば、利便性の向上を図ることができる。
(第2実施形態)
次に、図10を参照して、第2実施形態について説明する。図10は、第2実施形態の表示画面の一例を示す図である。なお、図1~図8を参照して説明した構成および動作は、第1実施形態と第2実施形態で同一である。図10に示す表示画面430(表示画面301aの一例)は、図9に示す表示画面420に対して、さらに、案内を示すテキスト423と、操作部であるボタン603とを含む。テキスト423は、案内として、「自動お掃除設定をすると、脱水時に給水することで、ドラムに付着する洗剤カスや皮脂よごれなどを自動的に洗い流し、ドラムをお手入れします。」を示す。操作部であるボタン603は、「自動お掃除を設定する」という設定動作を指示する。本実施形態において、表示制御部32は、操作部として、所定の状態に対応する第1動作を実行するための第1操作部(ボタン601および602)を表示させた場合であって、所定期間に亘り所定の状態が解消されない場合、所定の状態に対応する第2動作を実行するための第2操作部(ボタン603)を表示させる。本実施形態では、衣類処理システム1は、例えば、槽クリーンコースを定期的に実行しないユーザUであると判断した場合に自動お掃除通知を表示させる。ここで、第1動作は、槽クリーンコースの実行であり、第2動作は、自動お掃除の設定である。自動お掃除は、衣類処理装置100が有する機能であって、洗濯運転のなかにドラム123の保守を行う機能である。洗濯運転のなかにドラム123の保守を行う機能とは、例えば、脱水時に給水することで、ドラム123に付着する洗剤カスや皮脂よごれなどを自動的に洗い流すことである。
次に、図10を参照して、第2実施形態について説明する。図10は、第2実施形態の表示画面の一例を示す図である。なお、図1~図8を参照して説明した構成および動作は、第1実施形態と第2実施形態で同一である。図10に示す表示画面430(表示画面301aの一例)は、図9に示す表示画面420に対して、さらに、案内を示すテキスト423と、操作部であるボタン603とを含む。テキスト423は、案内として、「自動お掃除設定をすると、脱水時に給水することで、ドラムに付着する洗剤カスや皮脂よごれなどを自動的に洗い流し、ドラムをお手入れします。」を示す。操作部であるボタン603は、「自動お掃除を設定する」という設定動作を指示する。本実施形態において、表示制御部32は、操作部として、所定の状態に対応する第1動作を実行するための第1操作部(ボタン601および602)を表示させた場合であって、所定期間に亘り所定の状態が解消されない場合、所定の状態に対応する第2動作を実行するための第2操作部(ボタン603)を表示させる。本実施形態では、衣類処理システム1は、例えば、槽クリーンコースを定期的に実行しないユーザUであると判断した場合に自動お掃除通知を表示させる。ここで、第1動作は、槽クリーンコースの実行であり、第2動作は、自動お掃除の設定である。自動お掃除は、衣類処理装置100が有する機能であって、洗濯運転のなかにドラム123の保守を行う機能である。洗濯運転のなかにドラム123の保守を行う機能とは、例えば、脱水時に給水することで、ドラム123に付着する洗剤カスや皮脂よごれなどを自動的に洗い流すことである。
(第3実施形態)
次に、図11を参照して、第3実施形態について説明する。図11は、第3実施形態の表示画面の一例を示す図である。なお、図1~図8を参照して説明した構成および動作は、第1実施形態と第3実施形態で同一である。図11に示す表示画面440(表示画面301aの一例)は、案内を示すテキスト441および442と、操作部であるボタン604とを含む。テキスト441は、案内として、「通知内容:カビプロテクトをおすすめします。」を示す。テキスト442は、案内として、「カビプロテクトを設定する「カビプロテクト」設定しておくと、洗濯運転の終了後にドラムを乾燥させて黒カビの発生をおさえます。」を示す。操作部であるボタン604は、「カビプロテクトを設定する」という設定動作を指示する。本実施形態において、状態検出部22が検出する所定の状態は、洗濯運転と比べて乾燥運転の回数が閾値を超えて少ないことである。また、洗濯運転と比べて乾燥運転の回数が閾値を超えて少ないことに対応する動作は、洗濯運転の終了時に洗濯槽の乾燥運転を追加で行うことである。本実施形態によれば、例えば、洗濯運転のみが中心で、洗濯-乾燥運転あるいは乾燥運転をめったに行わないユーザUに対して、カビプロテクトの実行(洗濯運転の終了後にドラム123を所定時間に亘り乾燥)をすすめる通知と、それに対する操作部を提供することができる。
次に、図11を参照して、第3実施形態について説明する。図11は、第3実施形態の表示画面の一例を示す図である。なお、図1~図8を参照して説明した構成および動作は、第1実施形態と第3実施形態で同一である。図11に示す表示画面440(表示画面301aの一例)は、案内を示すテキスト441および442と、操作部であるボタン604とを含む。テキスト441は、案内として、「通知内容:カビプロテクトをおすすめします。」を示す。テキスト442は、案内として、「カビプロテクトを設定する「カビプロテクト」設定しておくと、洗濯運転の終了後にドラムを乾燥させて黒カビの発生をおさえます。」を示す。操作部であるボタン604は、「カビプロテクトを設定する」という設定動作を指示する。本実施形態において、状態検出部22が検出する所定の状態は、洗濯運転と比べて乾燥運転の回数が閾値を超えて少ないことである。また、洗濯運転と比べて乾燥運転の回数が閾値を超えて少ないことに対応する動作は、洗濯運転の終了時に洗濯槽の乾燥運転を追加で行うことである。本実施形態によれば、例えば、洗濯運転のみが中心で、洗濯-乾燥運転あるいは乾燥運転をめったに行わないユーザUに対して、カビプロテクトの実行(洗濯運転の終了後にドラム123を所定時間に亘り乾燥)をすすめる通知と、それに対する操作部を提供することができる。
(第4実施形態)
次に、図12を参照して、第4実施形態について説明する。図12は、第4実施形態の表示画面の一例を示す図である。なお、図1~図8を参照して説明した構成および動作は、第1実施形態と第4実施形態で同一である。図12に示す表示画面450(表示画面301aの一例)は、案内を示すテキスト451および452と、操作部であるボタン605とを含む。テキスト451は、案内として、「通知内容:ためすすぎ設定をおすすめします。」を示す。テキスト452は、案内として、「すすぎ具合にご不満ですか?「ためすすぎ」設定をすると、すすぎがシャワーすすぎから洗濯槽に水を溜めてすすぐ「ためすすぎ」に変わります。ためすすぎ設定する水を多く使用することになりますが、衣類をしっかりすすぎます。」を示す。操作部であるボタン605は、「ためすすぎ設定する」という設定動作を指示する。本実施形態において、状態検出部22が検出する所定の状態は、洗濯運転の内容について手動変更が検出されることである。また、所定の状態が、洗濯運転の内容について手動変更が検出されることである場合の動作は、洗濯運転の基本設定の変更である。状態検出部22が、例えば、手動でデフォルトのすすぎ回数を増やしているか、または、シャワーすすぎ(注水すすぎともいう)設定で運転しているユーザUと判断したとき、ためすすぎ設定通知を実施することができる。「ためすすぎ設定する」という設定動作は、例えば、基本運転における2回目のすすぎ(デフォルトではシャワーすすぎ)を「ためすすぎ」に変更する動作である。
次に、図12を参照して、第4実施形態について説明する。図12は、第4実施形態の表示画面の一例を示す図である。なお、図1~図8を参照して説明した構成および動作は、第1実施形態と第4実施形態で同一である。図12に示す表示画面450(表示画面301aの一例)は、案内を示すテキスト451および452と、操作部であるボタン605とを含む。テキスト451は、案内として、「通知内容:ためすすぎ設定をおすすめします。」を示す。テキスト452は、案内として、「すすぎ具合にご不満ですか?「ためすすぎ」設定をすると、すすぎがシャワーすすぎから洗濯槽に水を溜めてすすぐ「ためすすぎ」に変わります。ためすすぎ設定する水を多く使用することになりますが、衣類をしっかりすすぎます。」を示す。操作部であるボタン605は、「ためすすぎ設定する」という設定動作を指示する。本実施形態において、状態検出部22が検出する所定の状態は、洗濯運転の内容について手動変更が検出されることである。また、所定の状態が、洗濯運転の内容について手動変更が検出されることである場合の動作は、洗濯運転の基本設定の変更である。状態検出部22が、例えば、手動でデフォルトのすすぎ回数を増やしているか、または、シャワーすすぎ(注水すすぎともいう)設定で運転しているユーザUと判断したとき、ためすすぎ設定通知を実施することができる。「ためすすぎ設定する」という設定動作は、例えば、基本運転における2回目のすすぎ(デフォルトではシャワーすすぎ)を「ためすすぎ」に変更する動作である。
(第5実施形態)
次に、図13を参照して、第5実施形態について説明する。図13は、第5実施形態の表示画面の一例を示す図である。なお、図1~図8を参照して説明した構成および動作は、第1実施形態と第5実施形態で同一である。図13に示す表示画面460(表示画面301aの一例)は、案内を示すテキスト461および462と、操作部であるボタン606および607とを含む。テキスト461は、案内として、「通知内容:自動投入経路のお手入れをしませんか。」を示す。テキスト462は、案内として、「洗剤や柔軟剤の自動投入経路をお手入れします。次の場合を目安に、お手入れをしてください。・2~3ヶ月に1回、・自動投入を1ヶ月以上使わなかったとき」を示す。操作部であるボタン606は、「液体洗剤 投入経路側をお手入れ」という設定動作を指示する。操作部であるボタン607は、「柔軟剤 投入経路側をお手入れ」という設定動作を指示する。本実施形態において、衣類処理装置100は、衣類処理剤の自動投入装置127を有し、所定の状態は、自動投入装置127が所定の条件を満たすことである。また、所定の状態が、自動投入装置が所定の条件を満たすことである場合の動作は、自動洗浄装置127dを用いた自動投入装置127に関する掃除である。
次に、図13を参照して、第5実施形態について説明する。図13は、第5実施形態の表示画面の一例を示す図である。なお、図1~図8を参照して説明した構成および動作は、第1実施形態と第5実施形態で同一である。図13に示す表示画面460(表示画面301aの一例)は、案内を示すテキスト461および462と、操作部であるボタン606および607とを含む。テキスト461は、案内として、「通知内容:自動投入経路のお手入れをしませんか。」を示す。テキスト462は、案内として、「洗剤や柔軟剤の自動投入経路をお手入れします。次の場合を目安に、お手入れをしてください。・2~3ヶ月に1回、・自動投入を1ヶ月以上使わなかったとき」を示す。操作部であるボタン606は、「液体洗剤 投入経路側をお手入れ」という設定動作を指示する。操作部であるボタン607は、「柔軟剤 投入経路側をお手入れ」という設定動作を指示する。本実施形態において、衣類処理装置100は、衣類処理剤の自動投入装置127を有し、所定の状態は、自動投入装置127が所定の条件を満たすことである。また、所定の状態が、自動投入装置が所定の条件を満たすことである場合の動作は、自動洗浄装置127dを用いた自動投入装置127に関する掃除である。
本実施形態において、対応する動作とは、自動洗剤・柔軟剤投入装置の投入経路を掃除する動作である。自動洗剤・柔軟剤投入装置は使用に伴い、自動投入タンク内の液体洗剤や柔軟剤がゼリー状になり、投入に支障が出る場合がある。そのため、2~3ヶ月に1回投入経路のお手入れをすることが推奨されている。
また、1ヶ月以上自動投入を行わなかった場合や、使用する洗剤や柔軟剤の種類を変えるとき、タンク内の残量少サインが出てから1週間以上自動投入タンクに洗剤、または柔軟剤を補充しなかった場合なども投入経路のお手入れをすることが望まれる。
そのため、それらの条件に合致したとき、図13のようなお手入れ推奨通知が実行される。そして、お手入れボタンを押下することによって自動投入経路お手入れを実行する条件をセットする。
(第6実施形態)
次に、図14を参照して、第6実施形態について説明する。図14は、第6実施形態の表示画面の一例を示す図である。なお、図1~図8を参照して説明した構成および動作は、第1実施形態と第6実施形態で同一である。図14に示す表示画面470(表示画面301aの一例)は、案内を示すテキスト471および472と、操作部であるボタン608とを含む。テキスト471は、案内として、「通知内容:静音モード設定をおすすめします。」を示す。テキスト472は、案内として、「深夜の運転動作音に不満はありませんか?「静音モード」設定をすると、脱水中の運転音を小さくすることができます。」を示す。操作部であるボタン608は、「静音モード設定する」という設定動作を指示する。本実施形態において、状態検出部22が検出する所定の状態は、特定の時間帯に洗濯運転が検出されることである。また、所定の状態が、特定の時間帯(例えば22時~6時)に洗濯運転が検出されることである場合の動作は、洗濯運転の運転モードの変更である。本実施形態において、状態検出部22は、例えば、夜中に洗濯を実行するユーザUであると判断した場合、静音モード通知を実行する。
次に、図14を参照して、第6実施形態について説明する。図14は、第6実施形態の表示画面の一例を示す図である。なお、図1~図8を参照して説明した構成および動作は、第1実施形態と第6実施形態で同一である。図14に示す表示画面470(表示画面301aの一例)は、案内を示すテキスト471および472と、操作部であるボタン608とを含む。テキスト471は、案内として、「通知内容:静音モード設定をおすすめします。」を示す。テキスト472は、案内として、「深夜の運転動作音に不満はありませんか?「静音モード」設定をすると、脱水中の運転音を小さくすることができます。」を示す。操作部であるボタン608は、「静音モード設定する」という設定動作を指示する。本実施形態において、状態検出部22が検出する所定の状態は、特定の時間帯に洗濯運転が検出されることである。また、所定の状態が、特定の時間帯(例えば22時~6時)に洗濯運転が検出されることである場合の動作は、洗濯運転の運転モードの変更である。本実施形態において、状態検出部22は、例えば、夜中に洗濯を実行するユーザUであると判断した場合、静音モード通知を実行する。
(第7実施形態)
次に、図15を参照して、第7実施形態について説明する。図15は、第7実施形態の表示画面の一例を示す図である。なお、図1~図8を参照して説明した構成および動作は、第1実施形態と第7実施形態で同一である。図15に示す表示画面480(表示画面301aの一例)は、案内を示すテキスト481および482と、操作部であるボタン609とを含む。テキスト481は、案内として、「通知内容:羽毛ふとんの洗濯はいかがですか。」を示す。テキスト482は、案内として、「春が近づき暖かくなってきましたね。羽毛ふとんの洗濯はいかがでしょうか。アプリコース「羽毛ふとん」をダウンロードすると、羽毛ふとんに合った洗濯が行えます。」を示す。操作部であるボタン609は、「羽毛ふとんコースをダウンロードする」という設定動作を指示する。本実施形態において、所定の状態は、ダウンロード可能な特定の運転コースの利用が望まれる所定の条件が満たされる状態である。また、所定の状態が、ダウンロード可能な特定の運転コースの利用が望まれる所定の条件が満たされる状態である場合の動作は、特定の運転コースの運転内容を示す情報のダウンロードである。本実施形態において状態検知部22は、例えばアプリコースに対応した特定の衣類を洗濯検知した場合、季節の変わり目の場合、または、関連する動作を検知した場合に、該当するアプリのダウンロードを推奨する通知を実施することができる。
次に、図15を参照して、第7実施形態について説明する。図15は、第7実施形態の表示画面の一例を示す図である。なお、図1~図8を参照して説明した構成および動作は、第1実施形態と第7実施形態で同一である。図15に示す表示画面480(表示画面301aの一例)は、案内を示すテキスト481および482と、操作部であるボタン609とを含む。テキスト481は、案内として、「通知内容:羽毛ふとんの洗濯はいかがですか。」を示す。テキスト482は、案内として、「春が近づき暖かくなってきましたね。羽毛ふとんの洗濯はいかがでしょうか。アプリコース「羽毛ふとん」をダウンロードすると、羽毛ふとんに合った洗濯が行えます。」を示す。操作部であるボタン609は、「羽毛ふとんコースをダウンロードする」という設定動作を指示する。本実施形態において、所定の状態は、ダウンロード可能な特定の運転コースの利用が望まれる所定の条件が満たされる状態である。また、所定の状態が、ダウンロード可能な特定の運転コースの利用が望まれる所定の条件が満たされる状態である場合の動作は、特定の運転コースの運転内容を示す情報のダウンロードである。本実施形態において状態検知部22は、例えばアプリコースに対応した特定の衣類を洗濯検知した場合、季節の変わり目の場合、または、関連する動作を検知した場合に、該当するアプリのダウンロードを推奨する通知を実施することができる。
(第8実施形態)
次に、図16を参照して、第8実施形態について説明する。図16は、第8実施形態の表示画面の一例を示す図である。なお、図1~図8を参照して説明した構成および動作は、第1実施形態と第8実施形態で同一である。図16に示す表示画面400(表示画面301aの一例)は、図7と同様に、家電管理アプリAPPを起動していない、またはバックグラウンドで起動している場合に通知が発生したときの例である。この場合、表示画面400は、通知の表示領域490を含む。また、表示領域490は、案内を示すテキスト491と、操作部であるボタン610および611とを含む。テキスト491は、案内として、「洗濯機 洗濯槽をお手入れする時期になりました。洗濯槽クリーナーの購入はこちら」を示す。操作部であるボタン610は、「洗剤を購入する」という動作を指示する。操作部であるボタン611は、「詳細情報」の別画面での表示という動作を指示する。ボタン610が押下された場合、例えば、予め登録してある電子商取引サイトの当該購入商品のページが表示されたり、電子商取引サイトが登録されていない場合、登録用の画面が表示されたりする。ボタン611が押下された場合、例えば、登録してある電子商取引サイトの情報が表示されたり、登録先の候補として設定されている複数の電子商取引サイトの情報が一覧表示されたりする。
次に、図16を参照して、第8実施形態について説明する。図16は、第8実施形態の表示画面の一例を示す図である。なお、図1~図8を参照して説明した構成および動作は、第1実施形態と第8実施形態で同一である。図16に示す表示画面400(表示画面301aの一例)は、図7と同様に、家電管理アプリAPPを起動していない、またはバックグラウンドで起動している場合に通知が発生したときの例である。この場合、表示画面400は、通知の表示領域490を含む。また、表示領域490は、案内を示すテキスト491と、操作部であるボタン610および611とを含む。テキスト491は、案内として、「洗濯機 洗濯槽をお手入れする時期になりました。洗濯槽クリーナーの購入はこちら」を示す。操作部であるボタン610は、「洗剤を購入する」という動作を指示する。操作部であるボタン611は、「詳細情報」の別画面での表示という動作を指示する。ボタン610が押下された場合、例えば、予め登録してある電子商取引サイトの当該購入商品のページが表示されたり、電子商取引サイトが登録されていない場合、登録用の画面が表示されたりする。ボタン611が押下された場合、例えば、登録してある電子商取引サイトの情報が表示されたり、登録先の候補として設定されている複数の電子商取引サイトの情報が一覧表示されたりする。
本実施形態において、状態検出部22が検出する所定の状態は、衣類処理装置100の保守が望まれる所定の条件が満たされる状態である。また、所定の状態が、衣類処理装置100の保守が望まれる所定の条件が満たされる状態である場合の動作は、保守に対応する消耗品の発注である。本実施形態によれば、衣類処理装置に係るメンテナンスが必要なとき、端末装置300に該当するお知らせを通知することができる。また、お知らせ通知からダイレクトにそのメンテナンスに対応する消耗品を発注する、または発注可能な画面にアクセスすることができる。図16のように、お知らせ通知からダイレクトリンクされることで、消耗品をスムーズに購入することができる。また、いつも利用しているネットショップがある場合、予めその情報を登録しておくことで、ダイレクトリンクされるネットショップがそれに置き換わるようにしてもよい。
(第9実施形態)
次に、図17を参照して、第9実施形態について説明する。図17は、第9実施形態の表示画面の一例を示す図である。なお、図1~図8を参照して説明した構成および動作は、第1実施形態と第9実施形態で同一である。図17に示す表示画面400(表示画面301aの一例)は、図7と同様に、家電管理アプリAPPを起動していない、またはバックグラウンドで起動している場合に通知が発生したときの例である。この場合、表示画面400は、通知の表示領域500を含む。また、表示領域500は、図16に示す案内を示すテキスト491と、操作部であるボタン610および611とを含む。さらに、表示領域500は、案内を示すテキスト501と操作部であるボタン612とを含む。案内を示すテキスト501は、案内として、「洗濯槽洗浄サービスを依頼する」を示す。操作部であるボタン612は、「依頼はこちらから」という別画面での依頼先の表示という動作を指示する。本実施形態において、状態検出部22が検出する所定の状態は、衣類処理装置100の保守が望まれる所定の条件が満たされる状態である。また、所定の状態が、衣類処理装置100の保守が望まれる所定の条件が満たされる状態である場合の動作は、保守に対応する外部業者へのサービスの依頼である。本実施形態によれば、衣類処理装置100に係るメンテナンスが必要なとき、端末装置300に該当するお知らせを通知することができる。また、お知らせ通知からダイレクトにそのメンテナンスに対応するサービスを依頼することができる。本実施形態によれば、図17のように、メンテナンスのサービス依頼もダイレクトにお知らせ通知から行うことができる。これにより、ユーザU自ら、対応するメンテナンスサービスをどこに依頼するのか調査する必要もなくスムーズに対応することができる。
次に、図17を参照して、第9実施形態について説明する。図17は、第9実施形態の表示画面の一例を示す図である。なお、図1~図8を参照して説明した構成および動作は、第1実施形態と第9実施形態で同一である。図17に示す表示画面400(表示画面301aの一例)は、図7と同様に、家電管理アプリAPPを起動していない、またはバックグラウンドで起動している場合に通知が発生したときの例である。この場合、表示画面400は、通知の表示領域500を含む。また、表示領域500は、図16に示す案内を示すテキスト491と、操作部であるボタン610および611とを含む。さらに、表示領域500は、案内を示すテキスト501と操作部であるボタン612とを含む。案内を示すテキスト501は、案内として、「洗濯槽洗浄サービスを依頼する」を示す。操作部であるボタン612は、「依頼はこちらから」という別画面での依頼先の表示という動作を指示する。本実施形態において、状態検出部22が検出する所定の状態は、衣類処理装置100の保守が望まれる所定の条件が満たされる状態である。また、所定の状態が、衣類処理装置100の保守が望まれる所定の条件が満たされる状態である場合の動作は、保守に対応する外部業者へのサービスの依頼である。本実施形態によれば、衣類処理装置100に係るメンテナンスが必要なとき、端末装置300に該当するお知らせを通知することができる。また、お知らせ通知からダイレクトにそのメンテナンスに対応するサービスを依頼することができる。本実施形態によれば、図17のように、メンテナンスのサービス依頼もダイレクトにお知らせ通知から行うことができる。これにより、ユーザU自ら、対応するメンテナンスサービスをどこに依頼するのか調査する必要もなくスムーズに対応することができる。
(第10実施形態)
次に、図18~図20を参照して、第10実施形態について説明する。図18~図20は、第10実施形態における図4に示す保守要否判定部23の動作例を示すフロー図である。なお、図1~図8を参照して説明した構成および動作は、第1実施形態と第10実施形態で基本的に同一である。図18~図20に示す処理は、所定の周期で繰り返し実行される。図18に示すフローは、保守要否判定部23がメンテナンス動作の実行状況を判定するフローである。槽洗浄を実行したことを検知すると(ステップS101:YES)、蓄積された運転回数Xがリセットされ(ステップS102)、前回運転日がセットされる(ステップS103)。図19に示すフローでは、保守要否判定部23が運転回数のカウントをチェックする。洗濯または洗濯-乾燥運転が実行されたことを検知すると(ステップS201:YES)、運転回数Xを加算する(ステップS202)。この運転回数が所定回数を上回ったとき(ステップS203:YES)、槽洗浄お知らせ通知が行われる(ステップS204)。図20に示すフローでは、保守要否判定部23が経過日数のカウントをチェックする。前回運転日、すなわち前回槽洗浄を実行した日数から、本日の差分を算出し、経過日数を算出する。その経過日数が所定期間を上回ったとき(ステップS301)、槽洗浄お知らせ通知が行われる(ステップS302)。本実施形態では、保守要否判定部23が、メンテナンス動作の実行状況、経過日数および、洗濯運転動作回数に基づいて判定を行い、お知らせ通知を実行する。
次に、図18~図20を参照して、第10実施形態について説明する。図18~図20は、第10実施形態における図4に示す保守要否判定部23の動作例を示すフロー図である。なお、図1~図8を参照して説明した構成および動作は、第1実施形態と第10実施形態で基本的に同一である。図18~図20に示す処理は、所定の周期で繰り返し実行される。図18に示すフローは、保守要否判定部23がメンテナンス動作の実行状況を判定するフローである。槽洗浄を実行したことを検知すると(ステップS101:YES)、蓄積された運転回数Xがリセットされ(ステップS102)、前回運転日がセットされる(ステップS103)。図19に示すフローでは、保守要否判定部23が運転回数のカウントをチェックする。洗濯または洗濯-乾燥運転が実行されたことを検知すると(ステップS201:YES)、運転回数Xを加算する(ステップS202)。この運転回数が所定回数を上回ったとき(ステップS203:YES)、槽洗浄お知らせ通知が行われる(ステップS204)。図20に示すフローでは、保守要否判定部23が経過日数のカウントをチェックする。前回運転日、すなわち前回槽洗浄を実行した日数から、本日の差分を算出し、経過日数を算出する。その経過日数が所定期間を上回ったとき(ステップS301)、槽洗浄お知らせ通知が行われる(ステップS302)。本実施形態では、保守要否判定部23が、メンテナンス動作の実行状況、経過日数および、洗濯運転動作回数に基づいて判定を行い、お知らせ通知を実行する。
なお、第1~第10の実施形態は、2以上の実施形態を適宜組み合わせることができる。また、組み合わせた場合には、例えば「所定の状態」は各実施形態の「所定の状態」を複数含むことができる。また「所定の状態」に対応する「動作」も各所定の状態に対応する各動作を複数含むことができる。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、衣類処理装置100が「所定の状態」であることを検出する状態検出部22と、「所定の状態」であることが検出された場合に、端末装置300の表示画面301aに、衣類処理装置100が「所定の状態」であることを示す案内と、「所定の状態」に対応する動作を実行するための操作部とを表示させる表示制御部32とを持つことにより、利便性の向上を図ることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…衣類処理システム、100…衣類処理装置、200…サーバ、300…端末装置、14…制御部、22…状態検出部、23…保守要否判定部、32…表示制御部。
Claims (13)
- 衣類処理装置が所定の状態であることを検出する状態検出部と、
前記状態検出部により前記衣類処理装置が前記所定の状態であることが検出された場合に、端末装置の表示画面に、前記衣類処理装置が所定の状態であることを示す案内と、前記所定の状態に対応する動作を実行するための操作部とを表示させる表示制御部と、
を備えた衣類処理システム。 - 前記衣類処理装置は、衣類処理剤の自動投入装置を有し、
前記所定の状態は、前記自動投入装置が所定の条件を満たすことであり、
前記動作は、前記自動投入装置に関する掃除である、
請求項1に記載の衣類処理システム。 - 前記衣類処理装置は、洗浄槽の洗浄を目的とする洗浄運転コースを実行可能であり、
前記所定の状態は、前記洗浄槽の洗浄が望まれる所定の条件が満たされる状態であり、
前記動作は、前記洗浄運転コースとして設定された洗浄運転である、
請求項1に記載の衣類処理システム。 - 前記衣類処理装置は、洗濯運転のなかに洗浄槽の保守を付加する機能を有し、
前記所定の状態は、前記洗浄槽の保守が望まれる所定の条件が満たされる状態であり、
前記動作は、前記機能により前記保守を付加することである、
請求項1に記載の衣類処理システム。 - 前記表示制御部は、前記操作部として前記所定の状態に対応する第1動作を実行するための第1操作部を表示させた場合であって、前記所定の状態が解消されない場合、前記所定の状態に対応する第2動作を実行するための第2操作部を表示させる、
請求項1に記載の衣類処理システム。 - 前記所定の状態は、洗濯運転よりも乾燥運転の回数が閾値を超えて少ないことであり、
前記動作は、洗濯運転の終了時に洗濯槽の乾燥運転を追加で行うことである、
請求項1に記載の衣類処理システム。 - 前記所定の状態は、洗濯運転の内容についての手動変更が検出されることであり、
前記動作は、洗濯運転の基本設定の変更である、
請求項1に記載の衣類処理システム。 - 前記所定の状態は、特定の時間帯に洗濯運転が検出されることであり、
前記動作は、洗濯運転の運転モードの変更である、
請求項1に記載の衣類処理システム。 - 前記所定の状態は、前記衣類処理装置の保守が望まれる所定の条件が満たされる状態であり、
前記動作は、前記保守に対応する消耗品の発注である、
請求項1に記載の衣類処理システム。 - 前記所定の状態は、前記衣類処理装置の保守が望まれる所定の条件が満たされる状態であり、
前記動作は、前記保守に対応する外部業者へのサービスの依頼である、
請求項1に記載の衣類処理システム。 - 前記所定の状態は、ダウンロード可能な特定の運転コースの利用が望まれる所定の条件が満たされる状態であり、
前記動作は、前記特定の運転コースの運転内容を示す情報のダウンロードである、
請求項1に記載の衣類処理システム。 - 前記衣類処理装置の使用回数または前回の保守からの経過期間に基づき、前記所定の条件が満たされるか否かを判定する保守要否判定部を備える、
請求項1から請求項11のうちいずれか1項に記載の衣類処理システム。 - 前記操作部に対する操作が行われた後に、前記衣類処理装置の扉が閉められたこと、または前記衣類処理装置に設けられた本体操作部に対する所定の操作が行われたことが検出された場合に、前記動作を開始する制御部を備える、
請求項1から請求項12のうちいずれか1項に記載の衣類処理システム。
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2022
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