JP2023079793A - 単極式フィルタープレス型電解槽 - Google Patents

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浩之 北出
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康雄 吉井
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Abstract

【課題】電極同士の間隔を可及的に狭くすることのできる単極式フィルタープレス型電解槽を提供する。【解決手段】複数の陽極4と、複数の陰極5と、陽極側給電端子4Aと、陰極側給電端子5Aと、陽極4と陰極5との間に形成された電解室14とを備え、陽極側給電端子4Aと陰極側給電端子5Aとが幅方向Wで互いに反対側に配置される単極式フィルタープレス型電解槽1において、各給電端子4A,5Aに取り付けられる給電バー9を備え、積層方向Lで互いに隣接する一方の陽極側給電端子4Aに対する給電バー9の接続部分と、他方の陽極側給電端子4Aに対する給電バー9の接続部分とは上下方向に互いにずれており、積層方向Lで互いに隣接する一方の陰極側給電端子5Aに対する給電バー9の接続部分と、他方の陰極側給電端子5Aに対する給電バー9の接続部分とは上下方向に互いにずれている。【選択図】図1

Description

本発明は、互いに別体品である複数の陽極と、複数の陰極と、それらの電極同士の間に形成された電解槽とを有する単極式フィルタープレス型電解槽に関する。
この種の電解槽の一例が特許文献1に記載されている。その電解槽では、陽極はその一部が他の部分よりも外側に向かって突出した凸形状を成しており、その突出している部分が当該陽極の給電端子となっている。陰極は、陽極と同様に形成されている。また、陽極と陰極とは共に、各給電端子が外部に対して突出あるいは露出するように構成されたフレームの内側に嵌合されている。そして、陽極の給電端子と陰極の給電端子とが、水平方向で互いに反対側に位置するように、それらの陽極と陰極とを予め定めた間隔をあけて交互に積層されている。また、各給電端子は、電解槽の高さ方向でほぼ同じ高さに位置している。積層方向で陽極と陰極との間のスペースが電解室となっている。
特開昭60-125386号公報
ここで、電解槽は、電極構造の違いにより単極式と複極式とに分けられる。そして、複極式の電解槽では、積層した電極のうち両端の電極にのみ給電すればよいのに対し、単極式の電解槽では、各電極に給電しなければならないという点で相違する。
一般的に、電解槽では、オーム損失や電力消費量を抑制するために、陽極と陰極との間隔(極間距離)は可及的に狭いことが好ましい。ところが、上述したように、単極式の電解槽では、各電極に給電機構を接続して給電する必要があるため、極間距離を短縮させることが難しいとい問題がある。
特許文献1に記載の電解槽では、上述したように、陽極の給電端子と陰極の給電端子とは、互いに反対側に位置するものの、それらの給電端子は積層方向で互いに隣接して配置され、また、各給電端子は、電解槽の高さ方向でほぼ同じ高さに位置している。そのため、陽極と陰極との間隔を狭くすると、積層方向で互いに隣接する給電端子に対して、電線やケーブルなどを接続するボルト同士が、互いに干渉し合う可能性がある。つまり、上記の間隔を狭くしてオーム損失や電力消費量を低減するには、未だ改良の余地があった。
本発明は、上述した技術的課題に着目してなされたものであり、電極同士の間隔を可及的に狭くすることのできる単極式フィルタープレス型電解槽を提供することを目的とするものである。
本発明者らは、単極式フィルタープレス型電解槽を鋭意研究し、上述した技術的課題を解決可能である構成を見出し、本発明を完成した。
(1)本発明は、複数の陽極と、複数の陰極と、前記陽極に設けられていて通電可能に陽極側電線が接続される陽極側給電端子と、前記陰極に設けられていて通電可能に陰極側電線が接続される陰極側給電端子と、交互に配置される前記陽極と前記陰極との間に形成されており、通電されて電気分解される処理液が供給される電解室とを備えており、前記陽極側給電端子と前記陰極側給電端子とが、前記陽極や前記陰極の幅方向で前記陽極と前記陰極とを挟んで互いに反対側に配置されている単極式フィルタープレス型電解槽において、前記陽極側給電端子のそれぞれと、前記陰極側給電端子のそれぞれとに取り付けられると共に、前記陽極や前記陰極の上下方向に延びていて前記陽極側電線や前記陰極側電線が接続される給電バーを備え、前記積層方向で互いに隣接する前記陽極側給電端子同士のうち、一方の前記陽極側給電端子に対する前記給電バーの接続部分と、他方の前記陽極側給電端子に対する前記給電バーの接続部分とは、前記上下方向に互いにずれており、前記積層方向で互いに隣接する前記陰極側給電端子同士のうち、一方の前記陰極側給電端子に対する前記給電バーの接続部分と、他方の前記陰極側給電端子に対する前記給電バーの接続部分とは、前記上下方向に互いにずれていることを特徴とするものである。
(2)前記給電バーは、前記陽極側給電端子や前記陰極側給電端子に取り付けられた状態で、前記陽極の上端部および前記陰極の上端部よりも前記上下方向で上側に突出する長さを有すると共に、前記給電バーのうち、前記陽極と前記陰極との積層方向で少なくとも互いに隣接する前記給電バー同士における、前記陽極の上端部および前記陰極の上端部よりも前記上下方向で上側に突出する前記給電バーの突出部の長さが互いに異なっており、かつ、前記突出部に、前記陽極側電線や前記陰極側電線が接続されることを特徴とする上記(1)に記載の単極式フィルタープレス型電解槽である。
(3)また、本発明は、複数の陽極と、複数の陰極と、前記陽極に設けられていて通電可能に陽極側電線が接続される陽極側給電端子と、前記陰極に設けられていて通電可能に陰極側電線が接続される陰極側給電端子と、交互に配置される前記陽極と前記陰極との間に形成されており、通電されて電気分解される処理液が供給される電解室とを備えており、前記陽極側給電端子と前記陰極側給電端子とが、前記陽極や前記陰極の幅方向で前記陽極と前記陰極とを挟んで互いに反対側に配置されている単極式フィルタープレス型電解槽において、前記陽極側給電端子のそれぞれと、前記陰極側給電端子のそれぞれとに取り付けられると共に、前記陽極や前記陰極の上下方向に延び、かつ、前記陽極側給電端子や前記陰極側給電端子に取り付けられた状態で、前記陽極の上端部および前記陰極の上端部よりも前記上下方向で上側に突出する長さを有する給電バーを備え、前記給電バーのうち、前記陽極と前記陰極との積層方向で少なくとも互いに隣接する前記給電バー同士における、前記陽極の上端部および前記陰極の上端部よりも前記上下方向で上側に突出する前記給電バーの突出部の長さが互いに異なっており、前記突出部に前記陽極側電線や前記陰極側電線が接続されることを特徴とするものである。
(4)前記積層方向で互いに隣接する前記突出部のうち、一方の前記突出部に対する前記陽極側電線や前記陰極側電線の接続部分と、他方の前記突出部に対する前記陽極側電線や前記陰極側電線の接続部分とは、前記上下方向に互いにずれていることを特徴とする上記(2)又は(3)に記載の単極式フィルタープレス型電解槽である。
(5)前記突出部は、前記積層方向に沿って見た場合に、前記幅方向で前記陽極および前記陰極とは反対側に延びる延部を有するL字形状を成しており、前記積層方向で少なくとも互いに隣接する前記延部同士の長さが互いに異なっており、前記延部に前記陽極側電線や前記陰極側電線がそれぞれ接続されていることを特徴とする上記(2)乃至(4)のいずれかに記載の単極式フィルタープレス型電解槽である。
(6)前記積層方向で互いに隣接する前記延部同士のうち、一方の前記延部に対する前記陽極側電線や前記陰極側電線の接続部分と、他方の前記延部に対する前記陽極側電線や前記陰極側電線の接続部分とは、前記幅方向に互いにずれていることを特徴とする上記(5)に記載の単極式フィルタープレス型電解槽である。
(7)前記上下方向で前記電解室の下側に、前記電解室内に前記処理液を供給する供給管が連通されており、前記上下方向で前記電解室の上側に、前記電解室内の前記処理液を排出する排出管が連通されており、前記排出管の内径は、前記供給管の内径よりも大きいことを特徴とする上記の(1)乃至(6)のいずれかに記載の単極式フィルタープレス型電解槽である。
本発明によれば、各電極に接続される電線やケーブル同士の干渉を抑制して電極同士の間隔を可及的に狭くすることのできる単極式フィルタープレス型電解槽を提供することができる。
本発明の実施形態に係る単極式フィルタープレス型電解槽の一例を示す分解斜視図である。 各電極を構成する2種類のプレートの一例を示す図であって、図2の(A)は2種類のプレートのうち、第1プレートを示し、図2の(B)は2種類のプレートのうち、第2プレートを示す図である。 本発明の実施形態における給電バーの一例を示す図であって、図3の(A)は第1プレートに取り付けられる給電バーの一例を示しており、図3の(B)は第2プレートに取り付けられる給電バーの一例を示す図である。 積層方向で互いに隣接する電極のそれぞれに給電バーを接続した状態を示す斜視図である。 各給電バーと各電線とを通電可能に接続した状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明するが、本発明は以下の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲内において、適宜変更できる。
(全体構成)
先ず、本発明の実施形態に係る単極式フィルタープレス型電解槽(以下、単に電解槽と記す。)の全体的な構成の一例について説明し、次いで、各電極の構成の一例について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る電解槽の一例を示す分解斜視図である。図1に示す電解槽1は、一対のエンドプレート2,3と、複数の陽極4と、複数の陰極5とを有している。それらのエンドプレート2,3は複数の陽極4と複数の陰極5とを挟み付けるものであって、ここに示す例では、互いにほぼ同じ外形の矩形状を成している。それらのエンドプレート2,3の間に、陽極4と陰極5とが予め定めた間隔をあけて交互に配置あるいは積層されている。
各エンドプレート2,3のうち、一方のエンドプレートは、図示しない固定部に対して固定されている。他方のエンドプレートは一方のエンドプレートに対して図示しないアクチュエータによって接近および離隔するように構成されている。具体的には、例えば、床や天井などに設置されたレール(それぞれ図示せず。)上に、第1エンドプレート2が固定されている。そのレールに沿って移動可能に第2エンドプレート3が取り付けられており、アクチュエータで発生させた推力によって第1エンドプレート2に対して接近するように構成されている。アクチュエータは油圧式のアクチュエータやモータなど、従来知られたものであってよい。
また、ここに示す例では、電解槽1の上下方向Hあるいは垂直方向で第1エンドプレート2の下部に、第1エンドプレート2を板厚方向に貫通する図示しない供給孔が形成されている。その供給孔に供給管6が接続されている。供給管6は図示しない処理液の供給源に連通されており、供給管6を介して電解槽1に、各電極4,5の間で電気分解の対象となる処理液が供給されるようになっている。
第1エンドプレート2と互いに隣接してパッキン7が配置されている。パッキン7は、ここに示す例では、第1エンドプレート2とほぼ同じ大きさの矩形のシート状を成している。また、電解槽1の上下方向Hでパッキン7の下部における、第1エンドプレート2の供給孔とほぼ同じ位置に、パッキン7を板厚方向に貫通する供給孔8が形成されている。
第1エンドプレート2とパッキン7との積層方向Lで、パッキン7と互いに隣接して陰極5が配置されている。陰極5は、ここに示す例では、ほぼ長方形を成しており、電解槽1の上下方向Hに沿う長さに対して、電解槽1の幅方向Wあるいは水平方向に沿う長さが僅かに長く設定されている。これは、例えば、陰極5に対して電解槽1の幅方向Wで一方側に、パッキン7や後述するスペーサー13などを偏らせて積層することによって、陰極5における他方側の部分に、給電バー9を取り付けるためである。つまり、陰極5における他方側の部分は陰極側給電端子5Aとして機能する。陰極側給電端子5Aに、給電バー9を介して図示しない電源に接続された陰極側電線10が通電可能に接続される。給電バー9の構成については後述する。
また、積層方向Lで、陰極5における第1エンドプレート2側の面は、上記のパッキン7によってほぼ覆われている。これは、当該陰極5においては、電解槽1の積層方向Lでの両面のうち、第1エンドプレート2側とは反対側の一方の面側のみに後述する電解室が形成される。そのため、一方の面のみが電極として機能し、他方の面は電極として機能しないため、その電極として機能しない他方の面を覆うためである。
電解槽1の上下方向Hで陰極5の下部であって、第1エンドプレート2の供給孔とほぼ同じ位置には、陰極5を板厚方向に貫通する供給孔8が形成されている。パッキン7と陰極5とを重ね合わせて、それらの供給孔8同士をほぼ一致させると、供給管6と電解室とに連通する処理液の供給流路が形成される。電解槽1の上下方向Hで陰極5の上部には、陰極5を板厚方向に貫通して排出孔11が形成されている。その排出孔11については後述する。
積層方向Lで上記の陰極5を挟んでパッキン7とは反対側に、当該陰極5と互いに隣接して枠状のパッキン12とスペーサー13と陽極4とがこの順に配置されている。パッキン12とスペーサー13とは共に、ほぼ同じ大きさの枠状を成すと共に、第1エンドプレート2とほぼ同じ外形を成している。したがって、パッキン12とスペーサー13とを互いに重ね合わせると、それらのパッキン12とスペーサー13との内側にスペースが形成される。電解槽1の積層方向Lで上記のスペースを挟んで陽極4と陰極5とが互いに対向している。そのため、このスペースが電解室14として機能する。本発明の実施形態に係る電解槽1では、電解室14に処理液を供給する必要があるため、電解槽1の上下方向Hでパッキン12およびスペーサー13の下部には、供給管6や供給孔8などに連通し、かつ、電解室14に対して開口した開口部15がそれぞれ形成されている。
上述したパッキン12とスペーサー13とは、図1に示すように、陰極5に対しては電解槽1の幅方向Wで一方側に偏って配置され、これに対して、陽極4に対しては電解槽1の幅方向Wで他方側に偏って配置されている。そのため、陽極4における一方側の部分は陽極側給電端子4Aとして機能する。その陽極側給電端子4Aに、給電バー9を介して図示しない電源に接続された陽極側電線16が通電可能に接続される。
電解槽1の上下方向Hで陽極4の下部には、陰極5と同様に、陽極4の板厚方向に貫通していて供給管6に連通する供給孔8が形成されている。さらに、電解室14において、処理液が電気分解されると、陽極4や陰極5においては、処理液の種類や成分などに応じたガスが発生する。そのガスを電解室14から排出しやすくするために、電解槽1の上下方向Hで陽極4の上部であって、かつ、電解槽1の幅方向Wでの中央部に、板厚方向に貫通して排出孔11が形成されている。ここで、排出孔11が形成される「陽極4の上部」とは、具体的には、陽極4におけるパッキン12やスペーサー13などと接触しない部分のうち、電解槽1の上下方向Hでの上部を意味している。つまり、電解室14の上部を意味している。これと同様に、陰極5に排出孔11が形成されている。
上記の陽極4と互いに隣接してパッキン12とスペーサー13と陰極5とが、この順に配置されている。このように、図1に示す例では、パッキン12とスペーサー13と、陽極4あるいは陰極5とを一単位とし、これが、一対のエンドプレート2,3の間に、複数回、繰り返して配置される。一例として、一対のエンドプレート2,3の間に、陽極4が5枚配置され、陰極5が6枚配置されていてよい。
そして、図1に示す例では、各電極4,5の積層方向Lで最も第2エンドプレート3側に、陰極5が配置されている。その陰極5と第2エンドプレート3との間に、パッキン17が配置されている。そのパッキン17は、電解槽1の積層方向Lで最も第1エンドプレート2側に位置するパッキン7と同様に矩形のシート状に形成されている。これは、最も第2エンドプレート3側の陰極5においては、電解槽1の積層方向Lでの両面のうち、第1エンドプレート2側の面のみが電極として機能し、これとは反対側の面は電極として機能しないため、その電極として機能しない面を覆うためである。そのため、パッキン17に、供給孔8は形成されていない。電解槽1の上下方向Hでパッキン17の上部であって、かつ、電解槽1の幅方向Wの中央部に、板厚方向に貫通する排出孔11が形成されている。
電解槽1の上下方向Hで第2エンドプレート3の上部であって、かつ、電解槽1の幅方向Wの中央部に、排出孔11に連通する孔が形成されており、その孔に排出管18が接続されている。その排出管18は、処理液と共にガスを流動させるため、その内径は供給管6よりも大径つまり太く設定されている。これは、上述したガスの排出を容易に行うためである。
(各電極4,5の構成)
ここで、本発明の実施形態における各電極4,5の構成について説明する。本発明の実施形態では、陽極4と陰極5とは、ほぼ同様に構成された2種類のプレートによってそれぞれ構成されている。図2は各電極4,5を構成する2種類のプレートの一例を示す図であって、図2の(A)は2種類のプレートのうち、第1プレートを示し、図2の(B)は2種類のプレートのうち、第2プレートを示している。なお、図2の(A)に示す第1プレートと、図2の(B)に示す第2プレートとは、それらのプレートに給電バー9を取り付けるボルト孔の形成パターンが互いに異なる以外はほぼ同様に構成されている。そのため、主として図2の(A)に示す第1プレートについて説明し、図2の(B)に示す第2プレートにおいて、図2の(A)に示す第1プレートと同様の構成については、同じ参照符号を付してその説明を省略する。
図2の(A)に示すように、第1プレート19は、電解槽1の上下方向Hに沿う長さに対して、電解槽1の幅方向Wに沿う長さが僅かに長く設定されたほぼ長方形を成している。第1プレート19における電解室14との境界(当該境界を図2の(A)に一点鎖線で記載してある。)よりも外側の部分に、前記境界に沿って一定の間隔で複数の第1ボルト孔20が形成されている。第1ボルト孔20は、各エンドプレート2,3の間に配置される各パッキン7,12,17や、スペーサー13、各電極4,5などを互いに位置決めし、また、互いに密着あるいは係合された状態に維持するためのものである。したがって、第1ボルト孔20と同様のボルト孔が、詳細は図示しないが、各エンドプレート2,3や、各パッキン7,12,17、スペーサー13、第2プレート22などにおいて、第1プレート19の第1ボルト孔20と対応する位置のそれぞれに形成されている。そのため、各エンドプレート2,3の間に、各パッキン7,12,17や、スペーサー13、各電極4,5などを配置すると共に、各第1ボルト孔20を一致させて図示しないボルトを通すと、各エンドプレート2,3や、各パッキン7,12,17、スペーサー13、各電極4,5などが、電解槽1の上下方向Hや幅方向Wで互いに位置決めされる。そして、当該ボルトにナットを取り付け、それらのボルトやナットを締め付けることによって、各エンドプレート2,3の間に各パッキン7,12,17、スペーサー13、各電極4,5などが挟み付けられ、互いに密着あるいは係合された状態に維持される。
また、図2の(A)に示すように、第1プレート19において、幅方向Wでの第1ボルト孔20よりも外側部分(図2の(A)において、第1プレート19の右側部分。以下、単に給電端子と記す。)19Aに、第2ボルト孔21Aが上下方向Hに一定の間隔で複数形成されている。それらの第2ボルト孔21Aは、第1プレート19に給電バー9を取り付けるためのものであり、給電バー9に形成されるボルト孔と、上下方向Hに同じ間隔であってかつ同数、形成される。また、第2ボルト孔21Aの孔サイズは、ここに示す例では、第1ボルト孔20の孔サイズよりも小径に設定されており、また、上下方向Hに一定の間隔で5つ形成されている。
第2プレート22は、図2の(B)に示すように、第1プレート19とほぼ同様に構成されている。具体的には、図2の(B)に示す第2プレート22の給電端子22Aに、上下方向Hに一定の間隔で第2ボルト孔21Bが形成されている。それらの第2ボルト孔21Bは、図2の(A)に示す第1プレート19の第2ボルト孔21Aに対して、図2での上下方向Hにずれて形成されている。より具体的には、図2の(A)に示す第1プレート19の第2ボルト孔21Aと、図2の(B)に示す第2プレート22の第2ボルト孔21Bとは共に、上下方向Hに一定間隔で互い違いとなるように、形成されている。なお、第1プレート19の給電端子19Aに陽極側電線16あるいは陰極側電線10を接続すると、第1プレート19は陽極4あるいは陰極5として機能し、給電端子19Aは陽極側給電端子4Aあるいは陰極側給電端子5Aとして機能する。同様に、第2プレート22の給電端子22Aに陽極側電線16あるいは陰極側電線10を接続すると、第2プレート22は陽極4あるいは陰極5として機能し、給電端子22Aは陽極側給電端子4Aあるいは陰極側給電端子5Aとして機能する。
このように、本発明の実施形態における各電極4,5は2種類のプレート19,22によって構成されている。また、本発明の実施形態に係る電解槽1では、陽極4の陽極側給電端子4Aと陰極5の陰極側給電端子5Aとを、幅方向Wで各電極4,5を挟んで互いに反対側に配置する。すなわち、図2の(A)や(B)に示すように配置した各プレート19,22を陽極4として機能させる場合には、図2の(A)や(B)に示すように配置した各プレート19,22とは、左右反転させた各プレート19,22を陰極5として機能させる。
そのため、図1に示す電解槽1を構成する場合には、例えば、陽極4においては、図2の(A)に示すように配置した第1プレート19によって構成された陽極4と、図2の(B)に示すように配置した第2プレート22によって構成された陽極4とを積層方向Lで交互に積層する。また、陰極5においては、上記の陽極4を構成する第1プレート19とは、左右反転している第1プレート19によって構成された陰極5と、上記の陽極4を構成する第2プレート22とは、左右反転している第2プレート22によって構成された陰極5とを積層方向Lで交互に積層する。こうすることにより、積層方向Lで互いに隣接する陽極4同士あるいは陰極5同士の間で、それらの給電端子19A,22Aに給電バー9を取り付けるボルト同士の干渉を防止もしくは抑制するようになっている。また、積層方向Lで互いに隣接する陰極側電線10同士、および、陽極側電線16同士の干渉を防止もしくは抑制するようになっている。
(給電バー9の構成)
給電バー9の構成について説明する。給電バー9は、本発明の実施形態では、上下方向Hにおける長さが互いに異なる3種類のL字形状を成す板状片によって構成されている。各給電バー9には、各電極4,5を構成する上記のプレート19,22における第2ボルト孔21A,21Bの形成パターンに応じた形成パターンでボルト孔がそれぞれ形成されている。すなわち、各プレート19,22のそれぞれに対して、互いに長さの異なる3つの給電バー9が取り付けられるため、本発明の実施形態に電解槽1は、合計6つの給電バー9を有している。
図3は、本発明の実施形態における給電バー9の一例を示す図であって、図3の(A)は第1プレート19に取り付けられる各給電バー9の一例を示しており、図3の(B)は第2プレート22に取り付けられる各給電バー9の一例を示している。図3の(A)に示す各給電バー9と、図3の(B)に示す各給電バー9とは、各電極4,5に取り付けるためのボルト孔の形成パターン以外はほぼ同様に構成されている。そのため、以下の説明では、図3の(A)に示す各給電バー9について説明し、図3の(B)に示す各給電バー9の説明を省略する。なお、図3の(A)に示す各給電バー9の参照符号に「A」を付し、図3の(B)に示す各給電バー9の参照符号に「B」を付してある。
図3の(A)に示す各給電バー9A,9A,9Aのうち、第1給電バー9Aは、上下方向Hの長さが最も短く設定されており、上下方向Hに延びる取り付け部23Aと、取り付け部23Aに対して直交する方向つまり電解槽1の幅方向Wに延びる延部24Aとを有している。取り付け部23Aの長さは、図3の(A)に示すように、上下方向Hで第1給電バー9Aの下端部の高さと、第1プレート19の下端部の高さとをほぼ一致させた状態で、第1プレート19の高さよりも長く設定されている。その取り付け部23Aのうち、上下方向Hで第1プレート19の上端部よりも上側に突出する突出部25Aに、延部24Aが形成されている。
上記の取り付け部23Aに、上下方向Hに一定間隔で複数の第3ボルト孔26Aが形成されている。各第3ボルト孔26Aは、図3の(A)に示すように、上下方向Hで第1給電バー9Aの下端部の高さと、第1プレート19の下端部の高さとをほぼ一致させた状態で、第1プレート19の各第2ボルト孔21Aとほぼ同じ高さ位置に形成されている。すなわち、第1給電バー9Aの下端部と、第1プレート19の下端部とを一致させてそれらを互いに重ね合わせた場合に、各第3ボルト孔26Aと各第2ボルト孔21Aとが互いに一致するように形成されている。
また、延部24Aは、第1プレート19に給電バー9Aを取り付けた状態で、幅方向Wで第1プレート19とは反対側に延びている。その延部24Aの長さは、3本の給電バー9A,9A,9Aのうち、最も長く設定されている。延部24Aの先端部に、第4ボルト孔27Aが形成されており、その第4ボルト孔27Aを利用して、第1給電バー9Aに陽極側電線16あるいは陰極側電線10がボルト止めされるようになっている。
第3給電バー9Aは、3本の給電バー9A,9A,9Aのうち、上下方向Hの長さが最も長く設定されている。具体的には、上下方向Hで、第1プレート19の上端部よりも上側に突出する突出部25Aの長さが、3本の給電バー9A,9A,9Aのうち、最も長く設定されている。また、幅方向Wで、第3給電バー9Aの延部24Aの長さは、3本の給電バー9A,9A,9Aのうち、最も短く設定されている。他の構成は、第1給電バー9Aと同様であるため、第1給電バー9Aと同様の構成には同様の符号を付してその説明を省略する。
上下方向Hでの第2給電バー9Aの長さは、第1給電バー9Aと第3給電バー9Aとの間の長さに設定されている。すなわち、上下方向Hで、第1プレート19の上端部よりも上側に突出する突出部25Aの長さは、第1給電バー9Aの突出部25Aの長さと、第3給電バー9Aの突出部25Aの長さとの中間の長さに設定されている。また、幅方向Wで、第2給電バー9Aの延部24Aの長さは、第1給電バー9Aの延部24Aの長さと、第3給電バー9Aの延部24Aの長さとの中間の長さに設定されている。他の構成は、第1給電バー9Aと同様であるため、第1給電バー9Aと同様の構成には同様の符号を付してその説明を省略する。
第2プレート22に取り付けられる各給電バー9B,9B,9Bの各取り付け部23B,23B,23Bに、上下方向Hに一定間隔で複数の第3ボルト孔26B,26B,26Bが形成されている。各第3ボルト孔26B,26B,26Bは、図3の(B)に示すように、上下方向Hで各給電バー9B,9B,9Bの下端部の高さと、第2プレート22の下端部の高さとをほぼ一致させた状態で、第2プレート22の各第2ボルト孔21Bとほぼ同じ高さ位置に形成されている。すなわち、各給電バー9B,9B,9Bの下端部と、第2プレート22の下端部とを一致させてそれらを互いに重ね合わせた場合に、各第3ボルト孔26B,26B,26Bと各第2ボルト孔21Bとが互いに一致するように形成されている。なお、第2プレート22に取り付けられる各給電バー9B,9B,9Bの他の構成は、第1プレート19に取り付けられる各給電バー9A,9A,9Aの構成と同様であるため、上述したように、図3の(B)に示す各給電バー9B,9B,9Bの各構成の参照符号に「B」を付してその説明を省略する。また、以下の説明では、図3の(A)に示す各給電バー9A,9A,9Aのそれぞれを、A寸法給電バー9A,9A,9Aと記載し、図3の(B)に示す各給電バーB,9B,9Bのそれぞれを、B寸法給電バーB,9B,9Bと記載する場合がある。
上述した構成の本発明の実施形態に係る電解槽1の作用について説明する。図1に示す電解槽1を構成する場合には、例えば、図示しないレール上に固定されている第1エンドプレート2に対してシート状のパッキン7を積層する。そのパッキン7に対して第1プレート19と第2プレート22とのうちの一方、例えば第1プレート19(以下の説明では、積層方向Lで1番目のプレートと称する場合がある。)を積層する。なお、図1に示す例では、電解槽1の幅方向Wで他方側に、第1プレート19の給電端子19A(陰極側給電端子5A)が位置している。
その第1プレート19に対して枠状のパッキン12、スペーサー13、第1プレート19と第2プレート22とのうちの一方、例えば第1プレート19(以下の説明では、積層方向Lで2番目のプレートと称する場合がある。)をこの順に積層する。その積層方向Lで2番目のプレート(第1プレート19)は、上述した積層方向Lで1番目のプレート(第1プレート19)とは左右反転させた状態で積層される。そのため、図1に示すように、各第1プレート19の各給電端子19Aは、つまり、陽極側給電端子4Aと陰極側給電端子5Aとは前記幅方向Wで互いに反対側に位置する。
積層方向Lで2番目のプレート(第1プレート19)に対して、枠状のパッキン12、スペーサー13、第2プレート22(以下の説明では、積層方向Lで3番目のプレートと称する場合がある。)をこの順に積層する。このとき、3番目のプレートの給電端子22Aと、2番目のプレートの給電端子19Aとは、幅方向Wで互いに反対側に位置するように、3番目のプレート(第2プレート22)を積層する。
そして、3番目のプレート(第2プレート22)に対して、枠状のパッキン12、スペーサー13、第2プレート22(以下の説明では、積層方向Lで4番目のプレートと称する場合がある。)をこの順に積層する。このとき、4番目のプレートの給電端子22Aと、3番目のプレートの給電端子22Aとは、幅方向Wで互いに反対側に位置するように、4番目のプレート(第2プレート22)を積層する。
このように、本発明の実施形態では、パッキン12とスペーサー13と、第1プレート19あるいは第2プレート22とを一単位とし、これを、複数回、繰り返して積層する。そして、積層方向Lで最も第2エンドプレート3側に位置しているプレート(図1に示す例では、第2プレート22)に対して、シート状のパッキン17を介して、第2エンドプレート3を積層する。そして、図示しないアクチュエータによって上述した各電極4,5やパッキン7,12,17、スペーサー13などを互いに密着あるいは係合させる。
さらに、本発明の実施形態では、積層方向Lで1番目のプレートである第1プレート19の給電端子19Aに対して、図3の(A)に示すA寸法第1給電バー9Aがボルト止めされる。具体的には、互いに重ね合わされた第1プレート19の第2ボルト孔21Aと、A寸法第1給電バー9Aの第3ボルト孔26Aとのそれぞれにボルトが挿入されて、第1プレート19の給電端子19Aに対して、図3の(A)に示すA寸法第1給電バー9Aがボルト止めされる。それらのボルトが、本発明の実施形態における陽極側給電端子や陰極側給電端子に対する給電バーの接続部分に相当している。そして、A寸法第1給電バー9Aの延部24Aに陰極側電線10が通電可能にボルト接続される。また、積層方向Lで3番目のプレートである第2プレート22の給電端子22Aに対して、図3の(B)に示すB寸法第2給電バー9Bがボルト止めされる。具体的には、互いに重ね合わされた第2プレート22の第2ボルト孔21BとB寸法第2給電バー9Bの第3ボルト孔26Bとにボルトが挿入されて、第2プレート22の給電端子22Aに対して、図3の(B)に示すB寸法第2給電バー9Bがボルト止めされる。そして、B寸法第2給電バー9Bの延部24Bに陰極側電線10が通電可能にボルト接続される。
また、積層方向Lで2番目のプレートである第1プレート19の給電端子19Aに対して、図3の(A)に示すA寸法第1給電バー9Aがボルト止めされる。具体的には、互いに重ね合わされた第1プレート19の第2ボルト孔21AとA寸法第1給電バー9Aの第3ボルト孔26Aとにボルトが挿入されて、第1プレート19の給電端子19Aに対して、図3の(A)に示すA寸法第1給電バー9Aがボルト止めされる。そして、A寸法第1給電バー9Aの延部24Aに陽極側電線16が通電可能にボルト接続される。また、積層方向Lで4番目のプレートである第2プレート22の給電端子22Aに対して、図3の(B)に示すB寸法第2給電バー9Bがボルト止めされる。具体的には、互いに重ね合わされた第2プレート22の第2ボルト孔21BとB寸法第2給電バー9Bの第3ボルト孔26Bとにボルトが挿入されて、第2プレート22の給電端子22Aに対して、図3の(B)に示すB寸法第2給電バー9Bがボルト止めされる。そして、B寸法第2給電バー9Bの延部24Bに陽極側電線16が通電可能にボルト接続される。
このように、本発明の実施形態では、積層方向Lで互いに隣接する陽極4同士や、陰極5同士は、互いに異なるプレート19,22によって構成されている。また、第1プレート19に対してA寸法第1給電バー9Aを取り付ける各ボルト孔21A,26Aと、第2プレート22に対してB寸法第2給電バー9Bを取り付ける各ボルト孔21B,26Bと、が上下方向Hに互いに違いに形成されている。したがって、第1プレート19に第1給電バー9Aを取り付ける各ボルトと、第2プレート22に第2給電バー9Bを取り付ける各ボルトとは上下方向Hに互いにずれる。図4はその状態を示している。そのため、それらのボルト同士の干渉を防止もしくは抑制することができる。これにより、電極4,5同士の間隔を可及的に狭くすることができ、電解槽1でのオーム損失や電力消費量を低減することができる。
また、本発明の実施形態では、各プレート19,22に取り付けられる例えば給電バー9A,9Bの各長さは互いに異なっている。つまり、上下方向Hでの各突出部25A,25Bの各長さは互いに異なっている。そのため、各給電バー9A,9Bに対して陽極側電線16や陰極側電線10を接続すると、それらの接続部分つまりボルトの位置は上下方向Hに互いにずれる。より具体的には、各給電バー9A,9Bの延部24A,24Bにおける各先端部に各電線10,16が接続されるから、幅方向Wにおいても、上述した接続部分は互いにずれる。図5はその状態を示している。したがって、電解槽1に対して大電流を印加するために、各電線10,16が太く、また、それらの電線10,16と給電バー9A,9Bとを接続するボルトサイズが大きいとしても、積層方向Lで互いに隣接する電線10,16同士や、各給電バー9A,9Bと各電線10,16とを接続するボルト同士の干渉を防止もしくは抑制することができる。これにより、電極4,5同士の間隔を可及的に狭くすることができ、装置の全体としてオーム損失や電力消費量を低減することができる。
さらに、本発明の実施形態では、電解室14に対して上下方向Hで下側から処理液を供給し、また、上下方向Hで上側から処理液と共に、電気分解によって生じたガスを排出するように構成されている。そのため、電解室14からガスをスムースに排出することができる。言い換えれば、電解室14にガスが滞留しにくいため、装置の全体として処理液と各電極4,5との接触面積を大きくすることができ、効率よく、処理液に通電することができる。また、電解室14にイオン交換膜などを設けないため、電気分解によって生じた析出物がイオン交換膜に付着して処理液の流動が阻害され、あるいは、電極4,5同士が電気的に接続されるなどの事態を防止もしくは抑制することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されないのであって、例えば、上述した電解室14は、その4つの角のうち、いずれか1つの角が他の3つの角よりも上下方向Hで上側に位置するように形成されていてもよい。そして、上下方向Hで上側に位置する角の近傍に排出孔11を形成する。このように構成すれば、上下方向Hで上側に位置する角にガスを集合させることができるため、ガスの排出を更に容易に行うことができる。
1 電解槽
2 第1エンドプレート
3 第2エンドプレート
4 陽極
4A 陽極側給電端子
5 陰極
5A 陰極側給電端子
9,9A,9A,9A,9B,9B,9B 給電バー
10 陰極側電線
14 電解室
16 陽極側電線
19 第1プレート
22 第2プレート
25A,25A,25A,25B,25B,25B 給電バーの突出部

Claims (7)

  1. 複数の陽極と、複数の陰極と、前記陽極に設けられていて通電可能に陽極側電線が接続される陽極側給電端子と、前記陰極に設けられていて通電可能に陰極側電線が接続される陰極側給電端子と、交互に配置される前記陽極と前記陰極との間に形成されており、通電されて電気分解される処理液が供給される電解室とを備えており、
    前記陽極側給電端子と前記陰極側給電端子とが、前記陽極や前記陰極の幅方向で前記陽極と前記陰極とを挟んで互いに反対側に配置されている単極式フィルタープレス型電解槽において、
    前記陽極側給電端子のそれぞれと、前記陰極側給電端子のそれぞれとに取り付けられると共に、前記陽極や前記陰極の上下方向に延びていて前記陽極側電線や前記陰極側電線が接続される給電バーを備え、
    前記積層方向で互いに隣接する前記陽極側給電端子同士のうち、一方の前記陽極側給電端子に対する前記給電バーの接続部分と、他方の前記陽極側給電端子に対する前記給電バーの接続部分とは、前記上下方向に互いにずれており、
    前記積層方向で互いに隣接する前記陰極側給電端子同士のうち、一方の前記陰極側給電端子に対する前記給電バーの接続部分と、他方の前記陰極側給電端子に対する前記給電バーの接続部分とは、前記上下方向に互いにずれている、
    単極式フィルタープレス型電解槽。
  2. 前記給電バーは、前記陽極側給電端子や前記陰極側給電端子に取り付けられた状態で、前記陽極の上端部および前記陰極の上端部よりも前記上下方向で上側に突出する長さを有すると共に、
    前記給電バーのうち、前記陽極と前記陰極との積層方向で少なくとも互いに隣接する前記給電バー同士における、前記陽極の上端部および前記陰極の上端部よりも前記上下方向で上側に突出する前記給電バーの突出部の長さが互いに異なっており、かつ、
    前記突出部に、前記陽極側電線や前記陰極側電線が接続される、
    請求項1に記載の単極式フィルタープレス型電解槽。
  3. 複数の陽極と、複数の陰極と、前記陽極に設けられていて通電可能に陽極側電線が接続される陽極側給電端子と、前記陰極に設けられていて通電可能に陰極側電線が接続される陰極側給電端子と、交互に配置される前記陽極と前記陰極との間に形成されており、通電されて電気分解される処理液が供給される電解室とを備えており、
    前記陽極側給電端子と前記陰極側給電端子とが、前記陽極や前記陰極の幅方向で前記陽極と前記陰極とを挟んで互いに反対側に配置されている単極式フィルタープレス型電解槽において、
    前記陽極側給電端子のそれぞれと、前記陰極側給電端子のそれぞれとに取り付けられると共に、前記陽極や前記陰極の上下方向に延び、かつ、前記陽極側給電端子や前記陰極側給電端子に取り付けられた状態で、前記陽極の上端部および前記陰極の上端部よりも前記上下方向で上側に突出する長さを有する給電バーを備え、
    前記給電バーのうち、前記陽極と前記陰極との積層方向で少なくとも互いに隣接する前記給電バー同士における、前記陽極の上端部および前記陰極の上端部よりも前記上下方向で上側に突出する前記給電バーの突出部の長さが互いに異なっており、
    前記突出部に前記陽極側電線や前記陰極側電線が接続される、
    単極式フィルタープレス型電解槽。
  4. 前記積層方向で互いに隣接する前記突出部のうち、一方の前記突出部に対する前記陽極側電線や前記陰極側電線の接続部分と、他方の前記突出部に対する前記陽極側電線や前記陰極側電線の接続部分とは、前記上下方向に互いにずれている、
    請求項2又は3に記載の単極式フィルタープレス型電解槽。
  5. 前記突出部は、前記積層方向に沿って見た場合に、前記幅方向で前記陽極および前記陰極とは反対側に延びる延部を有するL字形状を成しており、
    前記積層方向で少なくとも互いに隣接する前記延部同士の長さが互いに異なっており、
    前記延部に前記陽極側電線や前記陰極側電線がそれぞれ接続されている、
    請求項2乃至4のいずれかに記載の単極式フィルタープレス型電解槽。
  6. 前記積層方向で互いに隣接する前記延部同士のうち、一方の前記延部に対する前記陽極側電線や前記陰極側電線の接続部分と、他方の前記延部に対する前記陽極側電線や前記陰極側電線の接続部分とは、前記幅方向に互いにずれている、
    請求項5に記載の単極式フィルタープレス型電解槽。
  7. 前記上下方向で前記電解室の下側に、前記電解室内に前記処理液を供給する供給管が連通されており、
    前記上下方向で前記電解室の上側に、前記電解室内の前記処理液を排出する排出管が連通されており、
    前記排出管の内径は、前記供給管の内径よりも大きい、
    請求項1乃至6のいずれかに記載の単極式フィルタープレス型電解槽。
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