JP2023079060A - 表示制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザの利便性を向上させること。【解決手段】実施形態に係る表示制御装置は、取得部と、表示制御部とを備える。取得部は、複数のMRI撮像プロトコルの撮像時間の統計値を取得する。表示制御部は、前記統計値に基づいて決定された幅を有するオブジェクトを前記MRI撮像プロトコル毎に表示部に制御させる。【選択図】図1
Description
本明細書及び図面に開示の実施形態は、表示制御装置に関する。
MRI(Magnetic Resonance Imaging)の撮像においては、プロトコルと呼ばれる撮像単位が複数組み合わされた撮像が行われる。従って、各プロトコルの撮像の進捗状況を各プロトコルに対応するオブジェクトとしてタイムライン表示することで、検査の進捗を管理しやすくなる。
しかしながら、プロトコル数が増加すると、画面幅の制約から、すべてのプロトコルに関するオブジェクトを画面上に表示できなくなる場合がある。
本明細書及び図面の開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、ユーザの利便性を向上させることである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
実施形態に係る表示制御装置は、取得部と、表示制御部とを備える。取得部は、複数のMRI撮像プロトコルの撮像時間の統計値を取得する。表示制御部は、前記統計値に基づいて決定された幅を有するオブジェクトを前記MRI撮像プロトコル毎に表示部に制御させる。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照しながら、実施形態に係る表示制御装置について詳細に説明する。図1は、第1の実施形態に係る表示制御装置130を含む磁気共鳴イメージング装置100を示すブロック図である。図1に示すように、磁気共鳴イメージング装置100は、静磁場磁石101と、静磁場電源(図示しない)と、傾斜磁場コイル103と、傾斜磁場電源104と、寝台105と、寝台制御回路106と、送信コイル107と、送信回路108と、受信コイル109と、受信回路110と、シーケンス制御回路120(シーケンス制御部)と、表示制御装置130(「画像処理装置」とも称される)とを備える。なお、磁気共鳴イメージング装置100に、被検体P(例えば、人体)は含まれない。また、図1に示す構成は一例に過ぎない。例えば、シーケンス制御回路120及び表示制御装置130内の各部は、適宜統合若しくは分離して構成されてもよい。
以下、図面を参照しながら、実施形態に係る表示制御装置について詳細に説明する。図1は、第1の実施形態に係る表示制御装置130を含む磁気共鳴イメージング装置100を示すブロック図である。図1に示すように、磁気共鳴イメージング装置100は、静磁場磁石101と、静磁場電源(図示しない)と、傾斜磁場コイル103と、傾斜磁場電源104と、寝台105と、寝台制御回路106と、送信コイル107と、送信回路108と、受信コイル109と、受信回路110と、シーケンス制御回路120(シーケンス制御部)と、表示制御装置130(「画像処理装置」とも称される)とを備える。なお、磁気共鳴イメージング装置100に、被検体P(例えば、人体)は含まれない。また、図1に示す構成は一例に過ぎない。例えば、シーケンス制御回路120及び表示制御装置130内の各部は、適宜統合若しくは分離して構成されてもよい。
静磁場磁石101は、中空の略円筒形状に形成された磁石であり、内部の空間に静磁場を発生する。静磁場磁石101は、例えば、超伝導磁石等である。別の例として、静磁場磁石101は、永久磁石でもよい。
傾斜磁場コイル103は、中空の略円筒形状に形成されたコイルであり、静磁場磁石101の内側に配置される。傾斜磁場コイル103は、互いに直交するX、Y、及びZの各軸に対応する3つのコイルが組み合わされて形成されており、これら3つのコイルは、傾斜磁場電源104から個別に電流の供給を受けて、X、Y、及びZの各軸に沿って磁場強度が変化する傾斜磁場を発生する。傾斜磁場コイル103によって発生するX、Y、及びZの各軸の傾斜磁場は、例えば、スライス用傾斜磁場Gs、位相エンコード用傾斜磁場Ge、及びリードアウト用傾斜磁場Grである。傾斜磁場電源104は、傾斜磁場コイル103に電流を供給する。
寝台105は、被検体Pが載置される天板105aを備え、寝台制御回路106による制御の下、天板105aを、被検体Pが載置された状態で、傾斜磁場コイル103の空洞(撮像口)内へ挿入する。通常、寝台105は、長手方向が静磁場磁石101の中心軸と平行になるように設置される。寝台制御回路106は、表示制御装置130による制御の下、寝台105を駆動して天板105aを長手方向及び上下方向へ移動する。
送信コイル107は、傾斜磁場コイル103の内側に配置され、送信回路108からRFパルスの供給を受けて、高周波磁場を発生する。送信回路108は、対象とする原子の種類及び磁場強度で定まるラーモア(Larmor)周波数に対応するRFパルスを送信コイル107に供給する。
受信コイル109は、傾斜磁場コイル103の内側に配置され、高周波磁場の影響によって被検体Pから発せられる磁気共鳴信号(以下、必要に応じて、「MR信号」と呼ぶ)を受信する。受信コイル109は、磁気共鳴信号を受信すると、受信した磁気共鳴信号を受信回路110へ出力する。
なお、上述した送信コイル107及び受信コイル109は一例に過ぎない。送信機能のみを備えたコイル、受信機能のみを備えたコイル、若しくは送受信機能を備えたコイルのうち、1つ若しくは複数を組み合わせることによって構成されればよい。
受信回路110は、受信コイル109から出力される磁気共鳴信号を検出し、検出した磁気共鳴信号に基づいて磁気共鳴データを生成する。具体的には、受信回路110は、受信コイル109から出力される磁気共鳴信号をデジタル変換することによって磁気共鳴データを生成する。また、受信回路110は、生成した磁気共鳴データをシーケンス制御回路120へ送信する。なお、受信回路110は、静磁場磁石101や傾斜磁場コイル103等を備える架台装置側に備えられてもよい。さらには、受信回路110の有する機能の一部、例えば磁気共鳴信号のデジタル変換を、受信コイル109に設けても構わない。
シーケンス制御回路120は、表示制御装置130から送信されるシーケンス情報に基づいて、傾斜磁場電源104、送信回路108及び受信回路110を駆動することによって、被検体Pの撮像を行う。ここで、シーケンス情報は、撮像を行うための手順を定義した情報である。シーケンス情報には、傾斜磁場電源104が傾斜磁場コイル103に供給する電流の強さや電流を供給するタイミング、送信回路108が送信コイル107に供給するRFパルスの強さやRFパルスを印加するタイミング、受信回路110が磁気共鳴信号を検出するタイミング等が定義される。例えば、シーケンス制御回路120は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等の電子回路である。なお、シーケンス制御回路120が実行するパルスシーケンスの詳細については、後述する。
さらに、シーケンス制御回路120は、傾斜磁場電源104、送信回路108及び受信回路110を駆動して被検体Pを撮像した結果、受信回路110から磁気共鳴データを受信すると、受信した磁気共鳴データを表示制御装置130へ転送する。
表示制御装置130は、磁気共鳴イメージング装置100の全体制御や、画像の生成等を行う。表示制御装置130は、メモリ132、入力装置134、ディスプレイ135、処理回路150を備える。処理回路150は、取得機能150a、表示制御機能150b、受付機能150c、制御機能150d、生成機能150eを備える。
第1の実施形態では、取得機能150a、表示制御機能150b、受付機能150c、制御機能150d、生成機能150eにて行われる各処理機能は、コンピューターによって実行可能なプログラムの形態でメモリ132へ記憶されている。処理回路150はプログラムをメモリ132から読み出し、実行することで各プログラムに対応する機能を実現するプロセッサである。換言すると、各プログラムを読み出した状態の処理回路150は、図1の処理回路150内に示された各機能を有することになる。なお、図1においては単一の処理回路150にて、取得機能150a、表示制御機能150b、受付機能150c、制御機能150d、生成機能150eにて行われる処理機能が実現されるものとして説明するが、複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路150を構成し、各プロセッサがプログラムを実行することにより機能を実現するものとしても構わない。換言すると、上述のそれぞれの機能がプログラムとして構成され、1つの処理回路150が各プログラムを実行する場合であってもよい。別の例として、特定の機能が専用の独立したプログラム実行回路に実装される場合であってもよい。なお、図1において、取得機能150a、表示制御機能150b、受付機能150c、制御機能150d、生成機能150eは、それぞれ取得部、表示制御部、受付部、制御部、生成部の一例である。また、シーケンス制御回路120は、シーケンス制御部の一例である。
上記説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphical Processing Unit)或いは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。プロセッサはメモリ132に保存されたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。
また、メモリ132にプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むよう構成しても構わない。この場合、プロセッサは回路内に組み込まれたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。なお、寝台制御回路106、送信回路108、受信回路110等も同様に、上記のプロセッサ等の電子回路により構成される。
処理回路150は、取得機能150aにより、メモリ132または入力装置134を通じて、各種情報を取得する。処理回路150は、表示制御機能150bにより、所定の情報を表示部としてのディスプレイ135に表示させる。処理回路150は、受付機能150cにより、ユーザからの入力を受け付ける。これら取得機能150a、表示制御機能150b及び受付機能150cの処理の詳細については後述する。
処理回路150は、制御機能150dにより、シーケンス情報をシーケンス制御回路120へ送信し、シーケンス制御回路120から磁気共鳴データを受信する。また、磁気共鳴データを受信すると、制御機能150dを有する処理回路150は、受信した磁気共鳴データをメモリ132に格納する。
メモリ132に格納された磁気共鳴データは、制御機能150dによってk空間に配置される。この結果、メモリ132は、k空間データを記憶する。
メモリ132は、取得機能150aを有する処理回路150によって受信された磁気共鳴データや、制御機能150dを有する処理回路150によってk空間に配置されたk空間データ、生成機能150eを有する処理回路150によって生成された画像データ等を記憶する。例えば、メモリ132は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスク等である。
入力装置134は、操作者からの各種指示や情報入力を受け付ける。入力装置134は、例えば、マウスやトラックボール等のポインティングデバイス、モード切替スイッチ等の選択デバイス、あるいはキーボード等の入力デバイスである。ディスプレイ135は、制御機能150dを有する処理回路150による制御の下、撮像条件の入力を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)や、生成機能150eを有する処理回路150によって生成された画像等を表示する。ディスプレイ135は、例えば、液晶表示器等の表示デバイスである。
処理回路150は、制御機能150dにより、磁気共鳴イメージング装置100の全体制御を行い、撮像や画像の生成、画像の表示等を制御する。例えば、制御機能150dを有する処理回路150は、撮像条件(撮像パラメータ等)の入力をGUI上で受け付け、受け付けた撮像条件に従ってシーケンス情報を生成する。また、制御機能150dを有する処理回路150は、生成したシーケンス情報をシーケンス制御回路120へ送信する。
処理回路150は、生成機能150eにより、k空間データをメモリ132から読み出し、読み出したk空間データにフーリエ変換等の再構成処理を施すことで、画像を生成する。
処理回路150は、生成機能150eにより、k空間データをメモリ132から読み出し、読み出したk空間データにフーリエ変換等の再構成処理を施すことで、画像を生成する。
なお、表示制御装置130は、例えばタブレット端末であってもよい。かかる場合、タブレット端末におけるタッチパネルが、入力装置134及びディスプレイ135として機能してもよい。
続いて、図2~4を用いて、実施形態に係る表示制御装置130の行う処理について説明する。
図2に、実施形態に係る表示制御装置130の有する処理回路150が表示制御機能150bによりディスプレイ135に表示させるオブジェクトの一例を示している。一例として、処理回路150は、表示制御機能150bにより、オブジェクト1~5を、プロトコル毎にディスプレイ135に表示させる。例えば、処理回路150は、表示制御機能150bにより、ロケータ画像を撮像するためのプロトコルに係るオブジェクト1、DWI(Diffusion-weighted Imaging)法の撮像を行うプロトコルに係るオブジェクト2、3D MRA(Magnetic Resonance Angiography)を実行するためのプロトコルに係るオブジェクト3、アキシャル面でのT2撮像を行うためのプロトコルに係るオブジェクト4及びアキシャル面でのFLAIR(Fluid Attenuated Inversion Recovery)撮像を行うためのプロトコルに係るオブジェクト5を、例えば撮像が行われる順序で左から右に並べてタイムライン表示しながら、ディスプレイ135に表示させる。
また、処理回路150は、表示制御機能150bにより、各オブジェクト内に、当該オブジェクトに係るプロトコルを実行するのに要する撮像時間を併せてディスプレイ135に表示させるよう制御する。また、処理回路150は、表示制御機能150bにより、各オブジェクトの表示幅を、当該オブジェクトに係るプロトコルを実行するのに要する撮像時間に応じて変化させながら、これらのオブジェクトをディスプレイ135に表示させるよう制御する。一例として、処理回路150は、表示制御機能150bにより、撮像時間が長いプロトコルに係るオブジェクトの表示幅を、撮像時間が短いプロトコルに係るオブジェクトの表示幅と比較して長くして、ディスプレイ135に表示させる。一例として、処理回路150は、表示制御機能150bにより、オブジェクト3の表示幅を、オブジェクト1の表示幅を比較して長くして、ディスプレイ135に表示させる。
また、図3に示されるように、処理回路150は、表示制御機能150bにより、各オブジェクトをタイムライン表示させて、ディスプレイ135に表示させる。具体的には、処理回路150は、表示制御機能150bにより、オブジェクト1、2及び3を、ディスプレイ135の表示画面10上に、撮像が行われる順序で左から右に並べてタイムライン表示しながら、ディスプレイ135に表示させる。
なお、オブジェクト4及びオブジェクト5は、ディスプレイ135の表示画面10上で、表示位置が画面外になってしまうので、現在はディスプレイ135には表示されていない。
なお、撮像が進むにつれて、撮像済のオブジェクトを表示画面10上から削除するなどして、処理回路150は、表示制御機能150bにより、例えば未撮像のプロトコルに係るオブジェクトのみを、撮像が行われる順序で左から右に並べてタイムライン表示しながら、ディスプレイ135に表示させる。
このように、検査の進捗をタイムライン表示することで、検査の進捗の管理が容易となる。
なお、プロトコルとは、複数の互いに関連する撮像データである複数のシリーズの撮像データをまとめたデータ処理単位を意味する。すなわち、プロトコルとは、複数のシリーズの撮像データをひとくくりにしてまとめたデータ処理単位である。例えば同じ撮像条件にてスライス位置を変えて撮像された複数のスライスの撮像データの塊が、一つのプロトコルに係る撮像データとなる。
また、実施形態においては、ユーザがオブジェクトを選択することで、処理回路150は、受付機能150cにより、当該オブジェクトに係る処理を受け付けてもよい。すなわち、これらのオブジェクトは、ボタンであってもよい。一例として、ユーザがオブジェクトを選択することで、処理回路150は、受付機能150cにより、当該オブジェクトに関する撮像条件の変更を受け付ける。
一例として、ユーザがオブジェクトを選択すると、処理回路150は、受付機能150cにより、選択されたオブジェクトに対応するプロトコルに関する撮像時間の変更を受け付ける。例えば、ユーザがオブジェクト3をクリックすると、処理回路150は、受付機能150cにより、3D MRAに係る撮像の撮像時間の変更を受け付ける。また、処理回路150は、表示制御機能150bにより、撮像時間の変更を受け付けたオブジェクトの表示幅を変更する。一例として、処理回路150は、表示制御機能150bにより、変更後の撮像時間に対応する表示幅で、オブジェクト3をディスプレイ135に表示させる。
なお、撮像条件の編集に伴って、表示されるオブジェクトの表示幅が頻繁に変わると、これらのオブジェクトの位置が頻繁に変化するので、撮像条件編集など、オブジェクトをクリックしての操作の妨げになる。従って、処理回路150は、表示制御機能150bにより、オブジェクトの表示幅として取りうる幅の値の種類をN種類(Nは所定の自然数)に限定して、オブジェクトの幅が頻繁に変化しないように制御してもよい。換言すると、処理回路150は、表示制御機能150bにより、あらかじめ定められた種類の幅の候補の中から選択することにより、ディスプレイ135に表示させるオブジェクトの幅を定めてもよい。
図4に、N=3とした場合の表示幅の一例を示している。処理回路150は、表示制御機能150bにより、撮像時間が第1の閾値より短いプロトコルのオブジェクトを、最も短い幅である第1の幅でディスプレイ135に表示させる。一例として、第1の閾値は1:00であり、処理回路150は、表示制御機能150bにより、オブジェクト1を、最も短い幅である第1の幅でディスプレイ135に表示させる。また、処理回路150は、表示制御機能150bにより、撮像時間が第1の閾値より長く、第2の閾値より短いプロトコルのオブジェクトであるオブジェクト2、4、5を、第1の幅より長い第2の幅でディスプレイ135に表示させる。一例として、第2の閾値は4:00である。処理回路150は、表示制御機能150bにより、撮像時間が第2の閾値より長いプロトコルのオブジェクトであるオブジェクト3を、第2の幅より長い第3の幅でディスプレイ135を表示させる。このように、オブジェクトの表示幅として取り得る幅の値の種類を限定することで、オブジェクトの位置が頻繁に変化するのを避けることができ、ユーザの利便性が向上する。
しかしながら、例えば図3の場合に示されるように、ディスプレイ135上に表示させるべきプロトコル数が増加すると、処理回路150は、すべてのプロトコルを画面上に表示できなくなる。例えば、図3においては、表示画面10の画面幅を超えてしまうプロトコルであるオブジェクト4及び5に係るプロトコルは、ディスプレイ135上にそのままでは表示できなくなる。従って、これらのプロトコルを表示させるには、例えば画面スクロール等の処理が必要となる。このように、画面上に表示されないプロトコルが多いと、検査全体の把握が難しくなる場合がある。
従って、実施形態に係る表示制御装置130において、処理回路150は、取得機能150aにより、複数のMRI撮像プロトコルの撮像時間の統計値を取得し、表示制御機能150bにより、当該統計値に基づいて決定された幅を有するオブジェクトを、MRI撮像プロトコル毎に、表示部としてのディスプレイ135に制御させる。これにより、複数のプロトコルを含む撮像において、ユーザにとって好適な表示を適用することができる。
第1の実施形態では、処理回路150は、取得機能150aにより、撮像時間の分布に基づいて決定される統計値を、複数のMRI撮像プロトコルの撮像時間の統計値として取得する。続いて、処理回路150は、表示制御機能150bにより、当該統計値に基づく閾値により、オブジェクトの幅を決定する。具体的には、処理回路150は、取得機能150aにより、あらかじめ定められた種類の幅の候補の中から選択することにより、統計値に基づいて幅を決定する。
統計量の第1の例として、n分位数を用いる方法が考えられる。具体的には、処理回路150は、取得機能150aにより、nを2以上の自然数として、n分位数を統計量として取得し、表示制御機能150bにより、統計量であるn分位数に基づく閾値により、オブジェクトの表示幅を決定する。一例として、幅の候補をN種類として、N=3の場合として考えると、オブジェクトの表示幅を最も短い第1の幅にするか2番目に短い第2の幅にするかを決定する第1の閾値と、オブジェクトの表示幅を2番目に短い第2の幅にするか最も長い第3の幅にするかを決定する第2の閾値の2つの閾値が存在する。n=4とする場合で考えると、処理回路150は、取得機能150aにより、例えばプロトコル撮像時間の第2四分位を、オブジェクトの表示幅を第1の幅にするか第2の幅にするかを決定する第1の閾値として取得し、プロトコル撮像時間の第3四分位を、オブジェクトの表示幅を第2の幅にするか第3の幅にするかを決定する第2の閾値として取得する。
すなわち、処理回路150は、取得機能150aにより、撮像の各プロトコルの撮像時間のデータをメモリ132から取得し、取得した撮像時間のデータを基に、統計量であるn分位数を算出し取得する。図5において、処理回路150は、取得機能150aにより、メモリ132から、各オブジェクトのプロトコルの撮像時間を取得する。例えば、オブジェクト1のプロトコルの撮像時間は00:18であり、オブジェクト2のプロトコルの撮像時間は1:32であり、オブジェクト3のプロトコルの撮像時間は06:28であり、オブジェクト4のプロトコルの撮像時間は2:56であり、オブジェクト5のプロトコルの撮像時間は3:00である。処理回路150は、取得機能150aにより、これら5つのプロトコルの撮像時間のデータに基づいて、第2四分位を、第1の閾値として、第3四分位を、第2の閾値として算出する。図5に示した例では、第1の閾値である第2四分位は、2:56であり、第2の閾値である第3四分位は、4:44となる。
続いて、処理回路150は、表示制御機能150bにより、算出された閾値に基づいて、オブジェクトの幅を決定する。例えば、オブジェクト1、オブジェクト2及びオブジェクト4は、プロトコルの撮像時間が、第1の閾値である2:56以下である。従って、処理回路150は、表示制御機能150bにより、これらのオブジェクトの表示幅を、最も短い第1の幅と決定する。また、オブジェクト5は、プロトコルの撮像時間が、第1の閾値である2:56よりは長いが、第2の閾値である4:44よりは短い。従って、処理回路150は、表示制御機能150bにより、オブジェクト5の表示幅を、第2の幅と決定する。また、オブジェクト3は、プロトコルの撮像時間が、第3の閾値である4:44よりは短い。従って、処理回路150は、表示制御機能150bにより、オブジェクト3の表示幅を、最も長い第3の幅と決定する。
また、統計量の第2の例として、平均または標準偏差を用いる方法が考えられる。具体的には、処理回路150は、取得機能150aにより、各プロトコルの撮像時間の平均及び標準偏差を、統計量として取得し、表示制御機能150bにより、平均及び標準偏差を含む当該統計量に基づく閾値により、オブジェクトの表示幅を決定する。一例として、幅の候補をN種類として、N=3の場合として考える。処理回路150は、取得機能150aにより、例えば各プロトコルでの撮像時間の平均値を、オブジェクトの表示幅を第1の幅にするか第2の幅にするかを決定する第1の閾値として取得し、各プロトコル撮像時間の平均値に、各プロトコルの撮像時間の標準偏差を加えた値を、オブジェクトの表示幅を第2の幅にするか第3の幅にするかを決定する第2の閾値として取得する。
図6に、そのような例の一例が示されている。処理回路150は、取得機能150aにより、撮像の各プロトコルの撮像時間のデータをメモリ132から取得し、取得した撮像時間のデータを基に、統計量である撮像時間の平均及び標準偏差を算出し取得する。図5において、処理回路150は、取得機能150aにより、メモリ132から、各オブジェクトのプロトコルの撮像時間を取得する。例えば、オブジェクト1のプロトコルの撮像時間は00:18であり、オブジェクト2のプロトコルの撮像時間は1:32であり、オブジェクト3のプロトコルの撮像時間は06:28であり、オブジェクト4のプロトコルの撮像時間は2:56であり、オブジェクト5のプロトコルの撮像時間は3:00である。処理回路150は、取得機能150aにより、これら5つのプロトコルの撮像時間のデータに基づいて、撮像時間の平均値を、第1の閾値として、撮像時間の平均値に撮像時間の標準偏差を加えた値を、第2の閾値として算出する。図6に示した例では、第1の閾値である第2四分位は、2:51であり、第2の閾値である第3四分位は、4:55となる。
続いて、処理回路150は、表示制御機能150bにより、算出された閾値に基づいて、オブジェクトの幅を決定する。例えば、オブジェクト1及びオブジェクト2は、プロトコルの撮像時間が、第1の閾値である2:51以下である。従って、処理回路150は、表示制御機能150bにより、これらのオブジェクトの表示幅を、最も短い第1の幅と決定する。また、オブジェクト2及びオブジェクト5は、プロトコルの撮像時間が、第1の閾値である2:51よりは長いが、第2の閾値である4:55よりは短い。従って、処理回路150は、表示制御機能150bにより、オブジェクト2及びオブジェクト5の表示幅を、第2の幅と決定する。また、オブジェクト3は、プロトコルの撮像時間が、第3の閾値である4:55よりは短い。従って、処理回路150は、表示制御機能150bにより、オブジェクト3の表示幅を、最も長い第3の幅と決定する。
以上のように、第1の実施形態では、処理回路150が、取得機能150aにより、n分位数や平均、標準偏差等、撮像時間の統計量を取得し、表示制御機能150bにより、当該統計量を用いて決定された幅を有するオブジェクトをディスプレイ135に表示させる。これにより、表示すべきプロトコルの数が増大した場合でも、画面からあふれることなく、表示すべきオブジェクトを表示することができ、複数プロトコルを含む一例の撮影においてユーザにとって好適な表示を提供することができる。
なお、上述の実施形態では、n分位数、平均、標準偏差などをオブジェクトの幅の決定に用いる統計量の例として挙げたが、実施形態はこれに限られず、例えばパーセンタイルや中央値、分散などを、オブジェクトの幅の決定に用いる統計量としてもよい。また、上述の実施形態では、平均及び標準偏差の両方を、オブジェクトの幅の決定に用いる場合を説明したが、例えば平均及び標準偏差のうち一方のみを用いて、オブジェクトの幅を決定してもよい。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、統計量に基づいて、処理回路150が表示制御機能150bにより表示させるオブジェクトの幅を自動的に決定する場合について説明した。第2の実施形態では、閾値を可変にするユーザインタフェースをタイムラインとともに表示する場合について説明する。具体的には、処理回路150は、受付機能150cにより、ユーザからの入力を受け付ける。処理回路150は、表示制御機能150bにより、受付機能150cにより受け付けた入力に基づいて、オブジェクトの幅の決定に用いる閾値を変化させる。
第1の実施形態では、統計量に基づいて、処理回路150が表示制御機能150bにより表示させるオブジェクトの幅を自動的に決定する場合について説明した。第2の実施形態では、閾値を可変にするユーザインタフェースをタイムラインとともに表示する場合について説明する。具体的には、処理回路150は、受付機能150cにより、ユーザからの入力を受け付ける。処理回路150は、表示制御機能150bにより、受付機能150cにより受け付けた入力に基づいて、オブジェクトの幅の決定に用いる閾値を変化させる。
図7及び図8に、そのような例が示されている。図7及び図8において、バー6は、処理回路150がユーザからオブジェクトの幅の決定に用いる閾値の変更を受け付けるためのユーザインタフェースである。処理回路150は、受付機能150cにより、バー6を通じて、ユーザからオブジェクトの幅の決定に用いる閾値の変更を受け付ける。具体的には、処理回路150は、受付機能150cにより、ユーザからバー6を横に伸縮させる操作を行う処理を受け付けることにより、ユーザからオブジェクトの幅に決定に用いる閾値の変更を受け付ける。
具体的には、図7は、閾値の変更前を示しており、閾値の変更前において、第1の閾値は、1:00であり、第2の閾値は、4:00である。従って、撮像時間が第1の閾値より短いオブジェクト1の幅は、最も短い幅である第1の幅となる。撮像時間が第1の閾値より長いが第2の閾値より短いオブジェクト2、オブジェクト4及びオブジェクト5の幅は、第2の幅となる。また、撮像時間が第2の閾値より長いオブジェクト3の幅は、第3の幅となる。
ここで、ユーザがバー6に対してドラッグ&ドロップの操作を行うことによりバー6を伸ばしたとする。これにより、処理回路150は、表示制御機能150bにより、閾値の変更を行う。具体的には、処理回路150は、表示制御機能150bにより、ユーザのバー6に対する操作量の大きさ、例えばユーザが伸ばしたバー6の長さに応じて、閾値の変更を行う。例えば、処理回路150は、表示制御機能150bにより、変更後の第1の閾値を、3:00と、変更後の第2の閾値を、6:00と変更する。
図8は、閾値の変更後を示しており、閾値の変更後において、第1の閾値は、3:00であり、第2の閾値は、6:00である。従って、撮像時間が第1の閾値より短いオブジェクト1、オブジェクト2及びオブジェクト4の幅は、最も短い幅である第1の幅となる。撮像時間が第1の閾値より短くないが第2の閾値より短いオブジェクト5の幅は、第2の幅となる。また、撮像時間が第2の閾値より長いオブジェクト3の幅は、第3の幅となる。
ここで、図7と図8とを比較すると、処理回路150が受付機能150cによりバー6を通じて閾値の変更を受け付けたことにより、ディスプレイ135に表示されるオブジェクト全体の表示幅が減少する。
このように、第2の実施形態では、処理回路150が受付機能150cによりユーザから閾値の変更を受け付けることで、処理回路150は、表示制御機能150bにより、オブジェクト全体の表示幅を減少させることができ、すべてのプロトコルを表示画面10の画面幅内に収めることができるようになる。
また、この際、オブジェクトの表示幅として取り得る幅の値の種類が限定されていることで、オブジェクトの位置が頻繁に変化するのを避けることができ、ユーザの利便性が向上する。
なお、実施形態のユーザインタフェースは、上述の例に限られない。実施形態では、ユーザインタフェースとして、一つのバー6で、第1の閾値と第2の閾値との両方を変化させる場合について説明したが、実施形態はこれに限られず、例えば第1の閾値の変更を受け付ける第1のバーと、第2の閾値の変更を受け付ける第2のバーとが用いられてもよい。また、閾値の変更を受け付けるユーザインタフェースの例としては、スライドバーに限られず、その他のユーザインタフェースであってもよい。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、ユーザの利便性を向上させることができる。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、実施形態同士の組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
130 表示制御装置
150 処理回路
150a 取得機能
150b 表示制御機能
150c 受付機能
150d 制御機能
150e 生成機能
150 処理回路
150a 取得機能
150b 表示制御機能
150c 受付機能
150d 制御機能
150e 生成機能
Claims (6)
- 複数のMRI撮像プロトコルの撮像時間の統計値を取得する取得部と、
前記統計値に基づいて決定された幅を有するオブジェクトを前記MRI撮像プロトコル毎に表示部に制御させる表示制御部と
を備える表示制御装置。 - 前記表示制御部は、前記統計値に基づく閾値により前記オブジェクトの前記幅を決定する、請求項1に記載の表示制御装置。
- 前記表示制御部は、あらかじめ定められた種類の幅の候補の中から選択することにより、前記統計値に基づいて前記幅を決定する、請求項1に記載の表示制御装置。
- 前記統計値は、nを2以上の自然数としてn分位数を含む、請求項1に記載の表示制御装置。
- 前記統計値は、平均及び標準偏差を含む、請求項1に記載の表示制御装置。
- ユーザからの入力を受け付ける受付部をさらに備え、
前記表示制御部は、前記受付部が受け付けた入力に基づいて、前記閾値を変化させる、請求項2に記載の表示制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021192478A JP2023079060A (ja) | 2021-11-26 | 2021-11-26 | 表示制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021192478A JP2023079060A (ja) | 2021-11-26 | 2021-11-26 | 表示制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023079060A true JP2023079060A (ja) | 2023-06-07 |
Family
ID=86646159
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021192478A Pending JP2023079060A (ja) | 2021-11-26 | 2021-11-26 | 表示制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2023079060A (ja) |
-
2021
- 2021-11-26 JP JP2021192478A patent/JP2023079060A/ja active Pending
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