JP2023077820A - 超音波画像分析装置、超音波診断装置および超音波画像分析装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】超音波画像に基づいて乳腺領域における癌のリスクを推定することができる超音波画像分析装置、超音波診断装置および超音波画像分析装置の制御方法を提供する。【解決手段】乳腺領域検出部36により、被検体の乳房が撮影されている超音波画像から乳腺領域が検出され、GTC(腺組織組成)領域抽出部37により、超音波画像から乳腺領域内の乳管と小葉と周囲間質を含むGTC領域が抽出され、GTC領域割合算出部38により、乳腺領域に対するGTC領域の割合が算出され、モニタ33に表示される。【選択図】図1
Description
本発明は、被検体の乳房が撮影されている超音波画像の分析を行う超音波画像分析装置に関する。
また、本発明は、超音波画像分析装置を備える超音波診断装置、および、超音波画像分析装置の制御方法にも関している。
また、本発明は、超音波画像分析装置を備える超音波診断装置、および、超音波画像分析装置の制御方法にも関している。
従来から、医療分野において、超音波画像を利用した超音波診断装置が実用化されている。一般に、超音波診断装置は、振動子アレイを内蔵する超音波プローブと、超音波プローブに接続される装置本体とを備えており、超音波プローブから被検体に向けて超音波ビームを送信し、被検体からの超音波エコーを超音波プローブで受信し、その受信信号を電気的に処理することにより超音波画像が生成される。
乳房の脂肪と乳腺組織の構成は、人により様々であるが、乳房の解剖学的構造は共通であり、乳腺組織においては、主乳管から小葉外乳管に分岐し、さらに、多数の小葉につながっている。小葉の周りには間質が存在し、間質も含めて乳腺組織を構成している。
小葉の周りの間質としては、周囲間質と浮腫状間質の2種類が存在することが知られている。周囲間質は、小葉から乳管に至る構造に沿って存在するもので、膠原線維を多く含んでいる。一方、浮腫状間質は、周囲間質の間を埋めており、基質が豊富で膠原線維および脂肪等が混在し、周囲間質に比べて膠原線維は少ない。
小葉の周りの間質としては、周囲間質と浮腫状間質の2種類が存在することが知られている。周囲間質は、小葉から乳管に至る構造に沿って存在するもので、膠原線維を多く含んでいる。一方、浮腫状間質は、周囲間質の間を埋めており、基質が豊富で膠原線維および脂肪等が混在し、周囲間質に比べて膠原線維は少ない。
近年、患者個別のリスク管理の考え方が広まっているが、乳房内における乳腺領域の割合、特に、高濃度の乳腺が癌リスク因子であることが知られている。乳房内における乳腺領域の割合は、マンモグラフィ装置を用いて測定することができる。
また、非特許文献1では、乳腺領域がほぼ同じであっても、乳腺領域内の乳管と小葉と周囲間質を含むGTC(Glandular Tissue Component;腺組織組成)領域の割合が高い場合に、癌を発生しやすい、と報告されている。すなわち、乳房内における乳腺領域の割合に加え、乳腺領域におけるGTC領域の割合が、リスク因子となり得る。これは、小葉縮退が進まない患者において、リスクが高いことを意味している。
また、非特許文献1では、乳腺領域がほぼ同じであっても、乳腺領域内の乳管と小葉と周囲間質を含むGTC(Glandular Tissue Component;腺組織組成)領域の割合が高い場合に、癌を発生しやすい、と報告されている。すなわち、乳房内における乳腺領域の割合に加え、乳腺領域におけるGTC領域の割合が、リスク因子となり得る。これは、小葉縮退が進まない患者において、リスクが高いことを意味している。
ただし、マンモグラフィ装置では、周囲間質と浮腫状間質を見分けることができず、乳腺組織の全体が白色様に観察されてしまい、乳腺領域におけるGTC領域の割合を測定することができない。
特許文献1には、超音波画像の深さ方向で境界を検出することにより、乳腺領域を抽出し、乳腺領域に存在する病変部を検出する超音波診断装置が開示されている。
特許文献1には、超音波画像の深さ方向で境界を検出することにより、乳腺領域を抽出し、乳腺領域に存在する病変部を検出する超音波診断装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1の超音波診断装置は、乳腺領域内の病変部を検出することを目的としており、乳腺領域をさらに細かい組織に分割することには関心を有していない。このため、乳腺領域における癌のリスクを推定することができないという問題があった。
本発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたものであり、超音波画像に基づいて乳腺領域における癌のリスクを推定することができる超音波画像分析装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、このような超音波画像分析装置を備える超音波診断装置、および、超音波画像分析装置の制御方法を提供することも目的としている。
また、本発明は、このような超音波画像分析装置を備える超音波診断装置、および、超音波画像分析装置の制御方法を提供することも目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る超音波画像分析装置は、
被検体の乳房が撮影されている超音波画像から乳腺領域を検出する乳腺領域検出部と、
乳腺領域検出部により検出された乳腺領域内の乳管と小葉と周囲間質を含む腺組織組成領域を抽出する腺組織組成領域抽出部と、
乳腺領域に対する腺組織組成領域の割合を算出する腺組織組成領域割合算出部と
を備えることを特徴とする。
被検体の乳房が撮影されている超音波画像から乳腺領域を検出する乳腺領域検出部と、
乳腺領域検出部により検出された乳腺領域内の乳管と小葉と周囲間質を含む腺組織組成領域を抽出する腺組織組成領域抽出部と、
乳腺領域に対する腺組織組成領域の割合を算出する腺組織組成領域割合算出部と
を備えることを特徴とする。
乳腺領域検出部は、超音波画像を画像認識することにより乳腺領域を検出することができる。この場合、超音波画像から皮膚と大胸筋との間に位置する乳房領域を検出する乳房領域検出部を備え、乳腺領域検出部は、乳房領域検出部により検出された乳房領域内の前方境界線および後方境界線を認識し、前方境界線と後方境界線の間の領域を乳腺領域として検出してもよい。
あるいは、乳腺領域検出部は、深層学習を利用して超音波画像から乳腺領域を検出することもできる。
あるいは、乳腺領域検出部は、深層学習を利用して超音波画像から乳腺領域を検出することもできる。
腺組織組成領域抽出部は、輝度しきい値を用いて超音波画像の乳腺領域を2値化することにより腺組織組成領域を抽出することができる。
また、腺組織組成領域抽出部は、深層学習を利用して超音波画像の乳腺領域から腺組織組成領域を抽出することもできる。
腺組織組成領域割合算出部は、超音波画像における乳腺領域の占有画素数と腺組織組成領域の占有画素数に基づいて乳腺領域に対する腺組織組成領域の割合を算出することができる。
また、腺組織組成領域抽出部は、深層学習を利用して超音波画像の乳腺領域から腺組織組成領域を抽出することもできる。
腺組織組成領域割合算出部は、超音波画像における乳腺領域の占有画素数と腺組織組成領域の占有画素数に基づいて乳腺領域に対する腺組織組成領域の割合を算出することができる。
乳腺領域検出部は、被検体の乳房の定められた複数個所において撮影された複数の超音波画像からそれぞれ乳腺領域を検出し、
組織組成領域抽出部は、複数の超音波画像の乳腺領域からそれぞれ腺組織組成領域を抽出し、
腺組織組成領域割合算出部は、複数の超音波画像の乳腺領域に対する腺組織組成領域の割合をそれぞれ算出してもよい。
腺組織組成領域割合算出部は、複数の超音波画像の乳腺領域に対する腺組織組成領域の割合の平均値を算出することもできる。
超音波画像は、3次元超音波画像であり、腺組織組成領域割合算出部は、乳腺領域検出部により検出された乳腺領域の体積と、腺組織組成領域抽出部により抽出された腺組織組成領域の体積に基づいて、乳腺領域に対する腺組織組成領域の割合を算出するように構成してもよい。
組織組成領域抽出部は、複数の超音波画像の乳腺領域からそれぞれ腺組織組成領域を抽出し、
腺組織組成領域割合算出部は、複数の超音波画像の乳腺領域に対する腺組織組成領域の割合をそれぞれ算出してもよい。
腺組織組成領域割合算出部は、複数の超音波画像の乳腺領域に対する腺組織組成領域の割合の平均値を算出することもできる。
超音波画像は、3次元超音波画像であり、腺組織組成領域割合算出部は、乳腺領域検出部により検出された乳腺領域の体積と、腺組織組成領域抽出部により抽出された腺組織組成領域の体積に基づいて、乳腺領域に対する腺組織組成領域の割合を算出するように構成してもよい。
本発明に係る超音波診断装置は、
被検体の乳房が撮影されている超音波画像を表示するモニタと、
上記の超音波画像分析装置と
を備え、
乳腺領域検出部は、超音波画像から乳腺領域を検出し、
腺組織組成領域割合算出部は、算出された乳腺領域に対する腺組織組成領域の割合をモニタに表示することを特徴とする。
被検体の乳房が撮影されている超音波画像を表示するモニタと、
上記の超音波画像分析装置と
を備え、
乳腺領域検出部は、超音波画像から乳腺領域を検出し、
腺組織組成領域割合算出部は、算出された乳腺領域に対する腺組織組成領域の割合をモニタに表示することを特徴とする。
さらに、乳房領域に対する乳腺領域の割合を算出してモニタに表示する乳腺領域割合算出部を備えることができる。この場合、腺組織組成領域抽出部は、乳腺領域割合算出部により検出された乳腺領域の割合が設定値より大きい場合にのみ乳腺領域内の腺組織組成領域を抽出してもよい。
腺組織組成領域抽出部は、輝度しきい値を用いて超音波画像の乳腺領域を2値化することにより腺組織組成領域を抽出し、乳腺領域が2値化された2値化画像をモニタに表示することが好ましい。
輝度しきい値は、一定値とすることができる。
腺組織組成領域抽出部は、超音波画像内の腺組織組成領域のエッジを検出し、検出されたエッジにおける輝度値の変化に基づいて輝度しきい値を自動的に設定するように構成することもできる。
あるいは、超音波画像における乳腺領域の輝度のヒストグラムを作成してモニタに表示するヒストグラム作成部を備え、輝度しきい値は、モニタに表示されたヒストグラムと2値化画像と超音波画像に基づいてユーザにより設定されるように構成することもできる。
輝度しきい値は、一定値とすることができる。
腺組織組成領域抽出部は、超音波画像内の腺組織組成領域のエッジを検出し、検出されたエッジにおける輝度値の変化に基づいて輝度しきい値を自動的に設定するように構成することもできる。
あるいは、超音波画像における乳腺領域の輝度のヒストグラムを作成してモニタに表示するヒストグラム作成部を備え、輝度しきい値は、モニタに表示されたヒストグラムと2値化画像と超音波画像に基づいてユーザにより設定されるように構成することもできる。
定められた複数個所がプロットされた乳房の模式図を生成してモニタに表示する乳房模式図生成部を備えてもよい。
ユーザに対して定められた複数個所における超音波画像の撮影のガイドを行う撮影ガイド部を備えることができる。
ユーザに対して定められた複数個所における超音波画像の撮影のガイドを行う撮影ガイド部を備えることができる。
腺組織組成領域割合算出部は、算出された腺組織組成領域の割合を超音波画像に付随するタグに格納することが好ましい。
腺組織組成領域割合算出部は、被検体の最新の超音波画像に基づいて算出された最新の腺組織組成領域の割合に併せて、被検体の過去の超音波画像に基づいて算出された過去の腺組織組成領域の割合をモニタに表示することもできる。
超音波プローブと、被検体に対し超音波プローブを用いて超音波ビームの送受信を行うことにより被検体の乳房が撮影された超音波画像を生成する画像生成部を備えることが好ましい。
腺組織組成領域割合算出部は、被検体の最新の超音波画像に基づいて算出された最新の腺組織組成領域の割合に併せて、被検体の過去の超音波画像に基づいて算出された過去の腺組織組成領域の割合をモニタに表示することもできる。
超音波プローブと、被検体に対し超音波プローブを用いて超音波ビームの送受信を行うことにより被検体の乳房が撮影された超音波画像を生成する画像生成部を備えることが好ましい。
本発明に係る超音波画像分析装置の制御方法は、
被検体の乳房が撮影されている超音波画像から乳腺領域を検出し、
乳腺領域内の乳管と小葉と周囲間質を含む腺組織組成領域を抽出し、
乳腺領域に対する腺組織組成領域の割合を算出することを特徴とする。
被検体の乳房が撮影されている超音波画像から乳腺領域を検出し、
乳腺領域内の乳管と小葉と周囲間質を含む腺組織組成領域を抽出し、
乳腺領域に対する腺組織組成領域の割合を算出することを特徴とする。
本発明によれば、乳腺領域検出部により、被検体の乳房が撮影されている超音波画像から乳腺領域を検出し、腺組織組成領域抽出部により、乳腺領域内の乳管と小葉と周囲間質を含む腺組織組成領域を抽出し、腺組織組成領域割合算出部により、乳腺領域に対する腺組織組成領域の割合を算出するので、乳腺領域における癌のリスクを推定することが可能となる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
以下に記載する構成要件の説明は、本発明の代表的な実施態様に基づいてなされるが、本発明はそのような実施態様に限定されるものではない。
なお、本明細書において、「~」を用いて表される数値範囲は、「~」の前後に記載される数値を下限値および上限値として含む範囲を意味する。
本明細書において、「同一」、「同じ」は、技術分野で一般的に許容される誤差範囲を含むものとする。
以下に記載する構成要件の説明は、本発明の代表的な実施態様に基づいてなされるが、本発明はそのような実施態様に限定されるものではない。
なお、本明細書において、「~」を用いて表される数値範囲は、「~」の前後に記載される数値を下限値および上限値として含む範囲を意味する。
本明細書において、「同一」、「同じ」は、技術分野で一般的に許容される誤差範囲を含むものとする。
[実施の形態1]
図1に、本発明の実施の形態1に係る超音波診断装置1の構成を示す。超音波診断装置1は、超音波プローブ2と、装置本体3を備えている。超音波プローブ2と装置本体3は、互いに図示しないケーブルを介して有線接続されている。
図1に、本発明の実施の形態1に係る超音波診断装置1の構成を示す。超音波診断装置1は、超音波プローブ2と、装置本体3を備えている。超音波プローブ2と装置本体3は、互いに図示しないケーブルを介して有線接続されている。
超音波プローブ2は、振動子アレイ21と、振動子アレイ21に接続された送受信回路22を有している。
装置本体3は、超音波プローブ2の送受信回路22に接続された画像生成部31を有し、画像生成部31に、表示制御部32およびモニタ33が順次接続され、画像生成部31に画像メモリ34が接続されている。また、画像メモリ34に、乳房領域検出部35、乳腺領域検出部36、GTC(Glandular Tissue Component;腺組織組成)領域抽出部37およびGTC領域割合算出部38が順次接続され、GTC領域抽出部37およびGTC領域割合算出部38が表示制御部32に接続されている。また、乳腺領域検出部36がGTC領域抽出部37に接続されている。
さらに、GTC領域割合算出部38に検査結果メモリ39が接続されている。
さらに、GTC領域割合算出部38に検査結果メモリ39が接続されている。
画像生成部31、表示制御部32、画像メモリ34、乳房領域検出部35、乳腺領域検出部36、GTC領域抽出部37、GTC領域割合算出部38および検査結果メモリ39に、本体制御部40が接続されており、本体制御部40に、入力装置41が接続されている。また、超音波プローブ2の送受信回路22が、本体制御部40に接続されている。
画像生成部31、表示制御部32、乳房領域検出部35、乳腺領域検出部36、GTC領域抽出部37、GTC領域割合算出部38および本体制御部40により、プロセッサ42が構成されている。
また、プロセッサ42内の乳房領域検出部35、乳腺領域検出部36、GTC領域抽出部37、GTC領域割合算出部38および本体制御部40により、超音波画像分析装置4が構成されている。
画像生成部31、表示制御部32、乳房領域検出部35、乳腺領域検出部36、GTC領域抽出部37、GTC領域割合算出部38および本体制御部40により、プロセッサ42が構成されている。
また、プロセッサ42内の乳房領域検出部35、乳腺領域検出部36、GTC領域抽出部37、GTC領域割合算出部38および本体制御部40により、超音波画像分析装置4が構成されている。
超音波プローブ2の振動子アレイ21は、1次元または2次元に配列された複数の超音波振動子を有している。これらの振動子は、それぞれ送受信回路22から供給される駆動信号に従って超音波を送信し、且つ、被検体からの反射波を受信してアナログの受信信号を出力する。各振動子は、例えば、PZT(Lead Zirconate Titanate:チタン酸ジルコン酸鉛)に代表される圧電セラミック、PVDF(Poly Vinylidene Di Fluoride:ポリフッ化ビニリデン)に代表される高分子圧電素子およびPMN-PT(Lead Magnesium Niobate-Lead Titanate:マグネシウムニオブ酸鉛-チタン酸鉛固溶体)に代表される圧電単結晶等からなる圧電体の両端に電極を形成することにより構成される。
送受信回路22は、本体制御部40による制御の下で、振動子アレイ21から超音波を送信し且つ振動子アレイ21により取得された受信信号に基づいて音線信号を生成する。送受信回路22は、図2に示すように、振動子アレイ21に接続されるパルサ23と、振動子アレイ21に順次直列に接続された増幅部24、AD(Analog Digital)変換部15およびビームフォーマ26を有している。
パルサ23は、例えば、複数のパルス発生器を含んでおり、本体制御部40からの制御信号に応じて選択された送信遅延パターンに基づいて、振動子アレイ21の複数の振動子から送信される超音波が超音波ビームを形成するようにそれぞれの駆動信号を、遅延量を調節して複数の振動子に供給する。このように、振動子アレイ21の振動子の電極にパルス状または連続波状の電圧が印加されると、圧電体が伸縮し、それぞれの振動子からパルス状または連続波状の超音波が発生して、それらの超音波の合成波から、超音波ビームが形成される。
送信された超音波ビームは、例えば、被検体の部位等の対象において反射され、超音波エコーが、超音波プローブ2の振動子アレイ21に向かって伝搬する。このように振動子アレイ21に向かって伝搬する超音波エコーは、振動子アレイ21を構成するそれぞれの振動子により受信される。この際に、振動子アレイ21を構成するそれぞれの振動子は、伝搬する超音波エコーを受信することにより伸縮して、電気信号である受信信号を発生させ、これらの受信信号を増幅部24に出力する。
増幅部24は、振動子アレイ21を構成するそれぞれの振動子から入力された信号を増幅し、増幅した信号をAD変換部25に送信する。AD変換部25は、増幅部24から送信された信号をデジタルの受信データに変換し、これらの受信データをビームフォーマ26に送信する。ビームフォーマ26は、本体制御部40からの制御信号に応じて選択された受信遅延パターンに基づいて設定される音速または音速の分布に従い、AD変換部25により変換された各受信データに対してそれぞれの遅延を与えて加算することにより、いわゆる受信フォーカス処理を行う。この受信フォーカス処理により、AD変換部25で変換された各受信データが整相加算され且つ超音波エコーの焦点が絞り込まれた音線信号が取得される。
装置本体3の画像生成部31は、図3に示されるように、信号処理部51、DSC(Digital Scan Converter:デジタルスキャンコンバータ)52および画像処理部53が順次直列に接続された構成を有している。
信号処理部51は、超音波プローブ2の送受信回路22から送出された音線信号に対し、超音波の反射位置の深度に応じて距離による減衰の補正を施した後、包絡線検波処理を施すことにより、被検体内の組織に関する断層画像情報である超音波画像信号(Bモード画像信号)を生成する。
信号処理部51は、超音波プローブ2の送受信回路22から送出された音線信号に対し、超音波の反射位置の深度に応じて距離による減衰の補正を施した後、包絡線検波処理を施すことにより、被検体内の組織に関する断層画像情報である超音波画像信号(Bモード画像信号)を生成する。
DSC52は、信号処理部51で生成された超音波画像信号を通常のテレビジョン信号の走査方式に従う画像信号に変換(ラスター変換)する。
画像処理部53は、DSC52から入力される超音波画像信号に階調処理等の各種の必要な画像処理を施した後、超音波画像を表す信号を表示制御部32および画像メモリ34に出力する。このようにして画像生成部31により生成された超音波画像を表す信号を、単に、超音波画像と呼ぶこととする。
画像処理部53は、DSC52から入力される超音波画像信号に階調処理等の各種の必要な画像処理を施した後、超音波画像を表す信号を表示制御部32および画像メモリ34に出力する。このようにして画像生成部31により生成された超音波画像を表す信号を、単に、超音波画像と呼ぶこととする。
表示制御部32は、本体制御部40の制御の下、画像生成部31から送出された超音波画像に所定の処理を施し、モニタ33に、超音波画像を表示する。
モニタ33は、表示制御部32の制御の下、超音波画像を表示するものであり、例えば、LCD(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ)、有機ELディスプレイ(Organic Electroluminescence Display)等のディスプレイ装置を有している。
モニタ33は、表示制御部32の制御の下、超音波画像を表示するものであり、例えば、LCD(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ)、有機ELディスプレイ(Organic Electroluminescence Display)等のディスプレイ装置を有している。
画像メモリ34は、本体制御部40の制御の下、画像生成部31により生成された超音波画像を保存するメモリである。例えば、画像メモリ34は、被検体の乳房の乳腺領域に対する診断に対応して画像生成部31により生成された複数フレームの超音波画像を保持することができる。
画像メモリ34としては、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive:ハードディスクドライブ)、SSD(Solid State Drive:ソリッドステートドライブ)、FD(Flexible Disc:フレキシブルディスク)、MOディスク(Magneto-Optical disc:光磁気ディスク)、MT(Magnetic Tape:磁気テープ)、RAM(Random Access Memory:ランダムアクセスメモリ)、CD(Compact Disc:コンパクトディスク)、DVD(Digital Versatile Disc:デジタルバーサタイルディスク)、SDカード(Secure Digital card:セキュアデジタルカード)、USBメモリ(Universal Serial Bus memory:ユニバーサルシリアルバスメモリ)等の記録メディアを用いることができる。
乳房領域検出部35は、画像生成部31により生成された超音波画像から被検体の乳房領域を検出する。図4に、被検体の乳房が撮影された超音波画像の一例を示す。この超音波画像は、超音波プローブ2の先端を被検体の乳房に接触させて撮影された断層画像であり、最浅部を示す超音波画像の上端に被検体の皮膚Sが写り、より深い部分を示す超音波画像の下部に大胸筋Tが写っている。乳房領域検出部35は、超音波画像から皮膚Sと大胸筋Tを認識し、皮膚Sと大胸筋Tとの間の深部領域を乳房領域BRとして検出することができる。
乳腺領域検出部36は、画像生成部31により生成された超音波画像から被検体の乳腺領域を検出する。乳腺領域検出部36は、図4に示されるように、乳房領域検出部35により検出された乳房領域BR内において、より浅部側に位置する前方境界線L1と、より深部側に位置する後方境界線L2とを認識し、前方境界線L1から後方境界線L2までの間の深部領域を乳腺領域Mとして検出することができる。
上述した乳房領域BRの検出および乳腺領域Mの検出を行うために、テンプレートマッチングと、Adaboost(Adaptive Boosting)、SVM(Support Vector Machine)またはSIFT(Scale-Invariant Feature Transform)等の特徴量を利用した画像解析技術と、深層学習等の機械学習技術を利用して学習された判定モデルと、の少なくとも1つを用いて画像認識を行うことができる。
なお、判定モデルは、乳房が撮影された学習用超音波画像における乳房領域BRおよび乳房領域BR内の乳腺領域M(セグメンテーション)を学習した学習済みモデルである。
なお、判定モデルは、乳房が撮影された学習用超音波画像における乳房領域BRおよび乳房領域BR内の乳腺領域M(セグメンテーション)を学習した学習済みモデルである。
GTC領域抽出部37は、乳腺領域検出部36により検出された被検体の乳腺領域MからGTC領域を抽出する。GTC領域は、乳腺領域M内の乳管と小葉と周囲間質からなり、浮腫状間質が、周囲間質の間を埋めている。浮腫状間質は、基質が豊富で且つ脂肪細胞が混在していることから、超音波画像により乳腺領域Mを観察すると、浮腫状間質は、エコーレベルが高く、高輝度に写る。これに対して、GTC領域を構成する乳管と小葉と周囲間質は、比較的エコーレベルが低く、浮腫状間質よりも輝度が低くなる。
このため、GTC領域抽出部37は、例えば、輝度しきい値Thを用いて超音波画像の乳腺領域Mを2値化することにより、乳腺領域M内のGTC領域と浮腫状間質とを互いに区別して、GTC領域を抽出することができる。
例えば、図5に示される超音波画像のように、乳腺領域M内に、GTC領域R1と、浮腫状間質で埋められる浮腫状領域R2とが混在する場合に、適切な輝度しきい値Thを用いて乳腺領域Mを2値化することにより、図6に示されるような2値化画像が得られる。
例えば、図5に示される超音波画像のように、乳腺領域M内に、GTC領域R1と、浮腫状間質で埋められる浮腫状領域R2とが混在する場合に、適切な輝度しきい値Thを用いて乳腺領域Mを2値化することにより、図6に示されるような2値化画像が得られる。
図6の2値化画像では、輝度しきい値Th未満の輝度値を有する画素が黒色(図6では斜線部)に表されて黒色部分P1を形成し、輝度しきい値Th以上の輝度値を有する画素が白色に表されて白色部分P2を形成している。黒色部分P1がGTC領域R1に対応し、白色部分P2が浮腫状領域R2に対応している。すなわち、乳腺領域Mを2値化することにより、GTC領域R1を黒色部分P1として抽出することができる。
GTC領域抽出部37により作成された2値化画像は、表示制御部32を介してモニタ33に表示される。
GTC領域抽出部37により作成された2値化画像は、表示制御部32を介してモニタ33に表示される。
なお、輝度しきい値Thとしては、予め定められた一定値を使用することができる。
また、GTC領域抽出部37は、画像解析により、超音波画像内のGTC領域R1に対してエッジ検出を行い、検出されたエッジ部分における輝度値の変化、すなわち、GTC領域R1の内部から外部に至る複数の画素の輝度値の変化に基づいて、輝度しきい値Thを自動的に算出してもよい。このようにすれば、画像解析の対象となる超音波画像に適した輝度しきい値Thを自動的に設定することができ、超音波画像に適合した2値化画像を取得することが可能となる。
また、GTC領域抽出部37は、画像解析により、超音波画像内のGTC領域R1に対してエッジ検出を行い、検出されたエッジ部分における輝度値の変化、すなわち、GTC領域R1の内部から外部に至る複数の画素の輝度値の変化に基づいて、輝度しきい値Thを自動的に算出してもよい。このようにすれば、画像解析の対象となる超音波画像に適した輝度しきい値Thを自動的に設定することができ、超音波画像に適合した2値化画像を取得することが可能となる。
さらに、GTC領域抽出部37は、深層学習等の機械学習技術を利用して学習された判定モデルを用いてGTC領域R1の抽出を行うこともできる。この場合、乳房が撮影された学習用超音波画像における乳腺領域M内のGTC領域R1(セグメンテーション)を学習した学習済みモデルが判定モデルとして用いられる。
GTC領域割合算出部38は、乳腺領域Mに対するGTC領域R1の割合を算出してモニタ33に表示する。具体的には、GTC領域割合算出部38は、乳腺領域検出部36により検出された乳腺領域Mと、GTC領域抽出部37により抽出されたGTC領域R1を入力し、乳腺領域Mに対するGTC領域R1のGTC領域割合を算出する。
また、GTC領域割合算出部38は、算出されたGTC領域割合を検査結果として検査結果メモリ39に保存する。
また、GTC領域割合算出部38は、算出されたGTC領域割合を検査結果として検査結果メモリ39に保存する。
GTC領域割合は、マンモグラフィ装置では測定することができないものであるが、この実施の形態1に係る超音波診断装置において、例えば、超音波画像における乳腺領域Mの占有画素数とGTC領域R1の占有画素数に基づいて算出することができる。具体的には、乳腺領域Mの全体の占有画素数に対する、乳腺領域M内に存在するすべてのGTC領域R1の占有画素数の和の比率により、GTC領域割合は表される。
GTC領域割合算出部38は、算出されたGTC領域割合を、数値によりモニタ33に表示してもよく、または、円グラフ、バーグラフ等によりモニタ33に表示することもできる。
GTC領域割合算出部38は、算出されたGTC領域割合を、数値によりモニタ33に表示してもよく、または、円グラフ、バーグラフ等によりモニタ33に表示することもできる。
検査結果メモリ39は、本体制御部40の制御の下、GTC領域割合算出部38により算出されたGTC領域割合を検査結果として保存するメモリである。
検査結果メモリ39としては、画像メモリ34と同様に、フラッシュメモリ、HDD、SSD、FD、MOディスク、MT、RAM、CD、DVD、SDカード、USBメモリ等の記録メディアを用いることができる。
なお、検査結果メモリ39は、画像メモリ34と一体になったメモリ、または、画像メモリ34とは別体のメモリのいずれでもよい。
検査結果メモリ39としては、画像メモリ34と同様に、フラッシュメモリ、HDD、SSD、FD、MOディスク、MT、RAM、CD、DVD、SDカード、USBメモリ等の記録メディアを用いることができる。
なお、検査結果メモリ39は、画像メモリ34と一体になったメモリ、または、画像メモリ34とは別体のメモリのいずれでもよい。
また、画像生成部31により生成された超音波画像が、例えば、患者識別情報が付された、いわゆるDICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)形式の画像データとして表され、付帯情報を格納するタグを有し、GTC領域割合算出部38により算出されたGTC領域割合が、超音波画像に付随するタグに格納されるように構成することもできる。
本体制御部40は、予め記憶している制御プログラム等に基づいて、装置本体3の各部および超音波プローブ2の送受信回路22の制御を行う。
また、図示しないが、本体制御部40に、本体側格納部が接続されている。本体側格納部は、制御プログラム等を記憶している。また、本体側格納部としては、例えば、フラッシュメモリ、RAM、SDカード、SSD等を用いることができる。
また、図示しないが、本体制御部40に、本体側格納部が接続されている。本体側格納部は、制御プログラム等を記憶している。また、本体側格納部としては、例えば、フラッシュメモリ、RAM、SDカード、SSD等を用いることができる。
入力装置41は、ユーザが入力操作を行うためのものであり、例えば、キーボード、マウス、トラックボール、タッチパッド、および、モニタ33に重ねて配置されたタッチセンサ等の装置により構成される。
なお、画像生成部31、表示制御部32、乳房領域検出部35、乳腺領域検出部36、GTC領域抽出部37、GTC領域割合算出部38および本体制御部40を有するプロセッサ42は、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)、および、CPUに各種の処理を行わせるための制御プログラムから構成されるが、FPGA(Field Programmable Gate Array:フィードプログラマブルゲートアレイ)、DSP(Digital Signal Processor:デジタルシグナルプロセッサ)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit:アプリケーションスペシフィックインテグレイテッドサーキット)、GPU(Graphics Processing Unit:グラフィックスプロセッシングユニット)、その他のIC(Integrated Circuit:集積回路)を用いて構成されてもよく、もしくはそれらを組み合わせて構成されてもよい。
また、プロセッサ42の画像生成部31、表示制御部32、乳房領域検出部35、乳腺領域検出部36、GTC領域抽出部37、GTC領域割合算出部38および本体制御部40は、部分的にあるいは全体的に1つのCPU等に統合させて構成することもできる。
プロセッサ42内の乳房領域検出部35、乳腺領域検出部36、GTC領域抽出部37、GTC領域割合算出部38および本体制御部40からなる超音波画像分析装置4を、画像生成部31および表示制御部32から独立させて、FPGA、DSP、ASIC、GPU、その他のICにより構成してもよい。
プロセッサ42内の乳房領域検出部35、乳腺領域検出部36、GTC領域抽出部37、GTC領域割合算出部38および本体制御部40からなる超音波画像分析装置4を、画像生成部31および表示制御部32から独立させて、FPGA、DSP、ASIC、GPU、その他のICにより構成してもよい。
次に、図7に示されるフローチャートを参照して、実施の形態1に係る超音波診断装置1の動作について説明する。
まず、ステップS1において、超音波プローブ2を用いて被検体の乳房が撮影され、超音波画像が取得される。このとき、本体制御部40の制御の下で、超音波プローブ2の送受信回路22のパルサ23からの駆動信号に従って振動子アレイ21の複数の振動子から超音波の送受信が開始され、被検体の乳房内からの超音波エコーは、振動子アレイ21の複数の振動子により受信され、アナログ信号である受信信号が増幅部24に出力されて増幅され、AD変換部25でAD変換されて受信データが取得される。
まず、ステップS1において、超音波プローブ2を用いて被検体の乳房が撮影され、超音波画像が取得される。このとき、本体制御部40の制御の下で、超音波プローブ2の送受信回路22のパルサ23からの駆動信号に従って振動子アレイ21の複数の振動子から超音波の送受信が開始され、被検体の乳房内からの超音波エコーは、振動子アレイ21の複数の振動子により受信され、アナログ信号である受信信号が増幅部24に出力されて増幅され、AD変換部25でAD変換されて受信データが取得される。
この受信データに対してビームフォーマ26により受信フォーカス処理が施され、これにより生成された音線信号が装置本体3の画像生成部31に送出され、画像生成部31により被検体の乳房の断層画像情報を表す超音波画像が生成される。この際に、画像生成部31の信号処理部51により、音線信号に対して、超音波の反射位置の深度に応じた減衰の補正および包絡線検波処理が施され、DSC52により、通常のテレビジョン信号の走査方式に従う画像信号に変換され、画像処理部53により、階調処理等の各種の必要な画像処理が施される。
続くステップS2において、画像生成部31により生成された超音波画像は、表示制御部32を介してモニタ33に表示され、且つ、画像メモリ34に保存される。
なお、超音波画像の取得時には、被検体の乳房の全体、すなわち、例えば図4に示される被検体の皮膚Sと大胸筋Tとの間の深度部分が画面内に収まるように、本体制御部40の制御の下で、超音波の送信強度およびモニタ33に表示される超音波画像の深度範囲が調整されるものとする。
なお、超音波画像の取得時には、被検体の乳房の全体、すなわち、例えば図4に示される被検体の皮膚Sと大胸筋Tとの間の深度部分が画面内に収まるように、本体制御部40の制御の下で、超音波の送信強度およびモニタ33に表示される超音波画像の深度範囲が調整されるものとする。
このようにして超音波画像が画像メモリ34に保存されると、ステップS3において、超音波画像は、超音波画像分析装置4に入力され、乳房領域検出部35により超音波画像から被検体の乳房領域BRが検出される。例えば、図4に示されるように、超音波画像の最浅部に写っている被検体の皮膚Sから、より深い部分に写っている大胸筋Tまでの間の深部領域が、乳房領域BRとして検出される。
さらに、超音波画像は、乳房領域検出部35を介して乳腺領域検出部36に入力され、乳腺領域検出部36により、乳房領域検出部35で検出された乳房領域BR内において、前方境界線L1と後方境界線L2とが認識され、前方境界線L1から後方境界線L2までの間の深部領域が乳腺領域Mとして検出される。
さらに、超音波画像は、乳房領域検出部35を介して乳腺領域検出部36に入力され、乳腺領域検出部36により、乳房領域検出部35で検出された乳房領域BR内において、前方境界線L1と後方境界線L2とが認識され、前方境界線L1から後方境界線L2までの間の深部領域が乳腺領域Mとして検出される。
次に、ステップS4において、超音波画像分析装置4のGTC領域抽出部37により、乳腺領域検出部36で検出された乳腺領域MからGTC領域R1が抽出される。このとき、GTC領域抽出部37は、例えば、図5に示される超音波画像の乳腺領域Mに対し、予め定められた一定値からなる輝度しきい値Thを用いて2値化することにより、図6に示されるような2値化画像を取得する。図6の2値化画像において、黒色部分P1が、抽出されたGTC領域R1に対応し、白色部分P2が、浮腫状間質で埋められる浮腫状領域R2に対応している。
GTC領域抽出部37により作成された2値化画像は、表示制御部32を介してモニタ33に表示される。
GTC領域抽出部37により作成された2値化画像は、表示制御部32を介してモニタ33に表示される。
続くステップS5において、超音波画像分析装置4のGTC領域割合算出部38により、乳腺領域Mに対するGTC領域R1のGTC領域割合が算出され、表示制御部32を介してモニタ33に表示される。このとき、GTC領域割合算出部38は、超音波画像における乳腺領域Mの全体の占有画素数に対する、乳腺領域M内に存在するすべてのGTC領域R1の占有画素数の比率によりGTC領域割合を算出することができる。
算出されたGTC領域割合は、数値、円グラフ、バーグラフ等によりモニタ33に表示され、また、検査結果として検査結果メモリ39に保存される。また、算出されたGTC領域割合を、超音波画像に紐づくDICOM形式のタグに格納することもでき、あるいは、超音波診断装置1からネットワークを介して外部の診断レポートシステム等に直接送信することもできる。
算出されたGTC領域割合は、数値、円グラフ、バーグラフ等によりモニタ33に表示され、また、検査結果として検査結果メモリ39に保存される。また、算出されたGTC領域割合を、超音波画像に紐づくDICOM形式のタグに格納することもでき、あるいは、超音波診断装置1からネットワークを介して外部の診断レポートシステム等に直接送信することもできる。
このようにして、マンモグラフィ装置では測定し得ないGTC領域割合がモニタ33に表示される。
モニタ33に表示されたGTC領域割合を確認することにより、被検体の乳腺領域における癌リスクを推定することが可能となる。
モニタ33に表示されたGTC領域割合を確認することにより、被検体の乳腺領域における癌リスクを推定することが可能となる。
また、いわゆるPACS(Picture Archiving and Communication System:医療用画像管理システム)等を活用することにより、同一被検体の過去の検査におけるDICOMを取得して、DICOM内に格納されている過去のGTC領域割合を入手し、GTC領域割合算出部38が、被検体の最新の超音波画像に基づいて算出された最新のGTC領域割合に併せて、過去のGTC領域割合をモニタ33に表示することもできる。
過去の検査においてGTC領域割合が算出されていない場合は、過去の検査で取得された過去の超音波画像に基づいて、乳房領域検出部35、乳腺領域検出部36、GTC領域抽出部37およびGTC領域割合算出部38により過去のGTC領域割合を算出し、算出された過去のGTC領域割合を最新のGTC領域割合に併せてモニタ33に表示すればよい。
上記の実施の形態1では、画像生成部31により生成される超音波画像は2次元超音波画像であるが、画像生成部31が、被検体の乳房の3次元超音波画像を生成するように構成することもできる。超音波プローブ2を平面的に走査させることにより複数の異なる断層面における複数の2次元超音波画像を取得した後、これら複数の2次元超音波画像に基づいて3次元超音波画像を生成してもよく、あるいは、超音波プローブ2の代わりに3次元プローブを用いて、3次元プローブを静止したまま3次元超音波画像を生成してもよい。
上記の実施の形態1では、画像生成部31により生成される超音波画像は2次元超音波画像であるが、画像生成部31が、被検体の乳房の3次元超音波画像を生成するように構成することもできる。超音波プローブ2を平面的に走査させることにより複数の異なる断層面における複数の2次元超音波画像を取得した後、これら複数の2次元超音波画像に基づいて3次元超音波画像を生成してもよく、あるいは、超音波プローブ2の代わりに3次元プローブを用いて、3次元プローブを静止したまま3次元超音波画像を生成してもよい。
乳腺領域検出部36により、3次元超音波画像から乳腺領域Mが検出され、GTC領域抽出部37により、3次元超音波画像の乳腺領域MからGTC領域R1が抽出される。GTC領域割合算出部38は、乳腺領域検出部36により検出された乳腺領域Mの体積と、GTC領域抽出部37により抽出されたGTC領域R1の体積に基づいて、乳腺領域Mに対するGTC領域R1のGTC領域割合を算出することができる。算出されたGTC領域割合は、モニタ33に表示され、また、検査結果メモリ39に保存される。
このようにして、3次元超音波画像に基づいたGTC領域割合の算出を行うことにより、被検体の乳腺領域Mにおける癌リスク推定の精度が向上し、より信頼性の高い診断を行うことが可能となる。
このようにして、3次元超音波画像に基づいたGTC領域割合の算出を行うことにより、被検体の乳腺領域Mにおける癌リスク推定の精度が向上し、より信頼性の高い診断を行うことが可能となる。
上記の実施の形態1では、超音波診断装置1の一例として、超音波プローブ2と装置本体3を含む構成を説明したが、超音波画像分析装置4を含む超音波診断装置の例はこれに限らず、米国特許公開公報US2015/0094587Aのような、乳房を固定している間に自動的に動く振動子アセンブリと本体とを備えた乳房自動超音波装置にも、超音波画像分析装置4を適用することができる。
また、上記の実施の形態1では、超音波画像分析装置4が超音波診断装置1の内部に配置されているが、これに限るものではなく、超音波画像分析装置4を、超音波診断装置1から分離して使用することもできる。例えば、ネットワークを介して汎用の超音波撮影装置に接続されている図示しないサーバ等の内部に超音波画像分析装置4を配置し、汎用の超音波撮影装置により被検体の乳房が撮影された超音波画像をサーバに伝送して、超音波画像分析装置4によりGTC領域割合の算出を行ってもよい。また、例えば、特開2008-161283号公報、特開2019-69319号公報等に記載されているように、超音波による測定機能を備えたマンモグラフィ装置に、超音波画像分析装置4を内蔵し、マンモグラフィ装置の内部でGTC領域割合の算出を行うこともできる。
また、上記の実施の形態1では、超音波画像分析装置4が超音波診断装置1の内部に配置されているが、これに限るものではなく、超音波画像分析装置4を、超音波診断装置1から分離して使用することもできる。例えば、ネットワークを介して汎用の超音波撮影装置に接続されている図示しないサーバ等の内部に超音波画像分析装置4を配置し、汎用の超音波撮影装置により被検体の乳房が撮影された超音波画像をサーバに伝送して、超音波画像分析装置4によりGTC領域割合の算出を行ってもよい。また、例えば、特開2008-161283号公報、特開2019-69319号公報等に記載されているように、超音波による測定機能を備えたマンモグラフィ装置に、超音波画像分析装置4を内蔵し、マンモグラフィ装置の内部でGTC領域割合の算出を行うこともできる。
[実施の形態2]
図8に、実施の形態2に係る超音波診断装置1Aの構成を示す。超音波診断装置1Aは、超音波プローブ2に装置本体3Aを接続したものである。装置本体3Aは、図1に示した実施の形態1の超音波診断装置1の装置本体3において、乳腺領域割合算出部61を新たに追加し、本体制御部40の代わりに本体制御部40Aを用いたもので、その他の構成は、実施の形態1における装置本体3と同様である。
実施の形態2の超音波診断装置1Aは、乳腺領域Mに対するGTC領域R1のGTC領域割合だけでなく、乳房領域BRに対する乳腺領域Mの割合も算出してモニタ33に表示するように構成されている。
図8に、実施の形態2に係る超音波診断装置1Aの構成を示す。超音波診断装置1Aは、超音波プローブ2に装置本体3Aを接続したものである。装置本体3Aは、図1に示した実施の形態1の超音波診断装置1の装置本体3において、乳腺領域割合算出部61を新たに追加し、本体制御部40の代わりに本体制御部40Aを用いたもので、その他の構成は、実施の形態1における装置本体3と同様である。
実施の形態2の超音波診断装置1Aは、乳腺領域Mに対するGTC領域R1のGTC領域割合だけでなく、乳房領域BRに対する乳腺領域Mの割合も算出してモニタ33に表示するように構成されている。
乳腺領域割合算出部61に、乳房領域検出部35および乳腺領域検出部36が接続されており、また、乳腺領域割合算出部61は、表示制御部32とGTC領域抽出部37と検査結果メモリ39に接続されている。
画像生成部31、表示制御部32、画像メモリ34、乳房領域検出部35、乳腺領域検出部36、GTC領域抽出部37、GTC領域割合算出部38、検査結果メモリ39および乳腺領域割合算出部61に、本体制御部40Aが接続されており、本体制御部40Aに、入力装置41が接続されている。
画像生成部31、表示制御部32、画像メモリ34、乳房領域検出部35、乳腺領域検出部36、GTC領域抽出部37、GTC領域割合算出部38、検査結果メモリ39および乳腺領域割合算出部61に、本体制御部40Aが接続されており、本体制御部40Aに、入力装置41が接続されている。
画像生成部31、表示制御部32、乳房領域検出部35、乳腺領域検出部36、GTC領域抽出部37、GTC領域割合算出部38、本体制御部40Aおよび乳腺領域割合算出部61により、プロセッサ42Aが構成されている。
乳腺領域割合算出部61は、乳房領域検出部35による乳房領域BRの検出結果と、乳腺領域検出部36による乳腺領域Mの検出結果を入力し、乳房領域BRに対する乳腺領域Mの割合を算出する。
乳腺領域割合算出部61は、乳房領域検出部35による乳房領域BRの検出結果と、乳腺領域検出部36による乳腺領域Mの検出結果を入力し、乳房領域BRに対する乳腺領域Mの割合を算出する。
図9に示されるフローチャートを参照して、実施の形態2に係る超音波診断装置1Aの動作について説明する。
ステップS1~S5は、図7に示した実施の形態1におけるフローチャートのステップS1~S5と同一である。すなわち、ステップS1において、被検体の乳房の撮影が行われて超音波画像が取得され、ステップS2において、超音波画像がモニタ33に表示され、ステップS3において、乳房領域検出部35により超音波画像から乳房領域BRが検出され且つ乳腺領域検出部36により乳腺領域Mが検出され、ステップS4において、GTC領域抽出部37により乳腺領域MからGTC領域R1が抽出され、ステップS5において、GTC領域割合算出部38により乳腺領域Mに対するGTC領域R1のGTC領域割合が算出されてモニタ33に表示される。
ステップS1~S5は、図7に示した実施の形態1におけるフローチャートのステップS1~S5と同一である。すなわち、ステップS1において、被検体の乳房の撮影が行われて超音波画像が取得され、ステップS2において、超音波画像がモニタ33に表示され、ステップS3において、乳房領域検出部35により超音波画像から乳房領域BRが検出され且つ乳腺領域検出部36により乳腺領域Mが検出され、ステップS4において、GTC領域抽出部37により乳腺領域MからGTC領域R1が抽出され、ステップS5において、GTC領域割合算出部38により乳腺領域Mに対するGTC領域R1のGTC領域割合が算出されてモニタ33に表示される。
さらに、実施の形態2では、続くステップS6において、乳房領域検出部35により検出された乳房領域BRと乳腺領域検出部36により検出された乳腺領域Mに基づいて、乳腺領域割合算出部61により、乳房領域BRに対する乳腺領域Mの割合が算出され、表示制御部32を介してモニタ33に表示され、また、検査結果として検査結果メモリ39に保存される。
乳房領域BRに対する乳腺領域Mの割合は、癌リスク因子であることが知られており、マンモグラフィ装置でも測定することができるが、実施の形態2の超音波診断装置1Aによれば、マンモグラフィ装置を用いることなく、画像生成部31により生成された超音波画像に基づいて乳腺領域割合算出部61により算出することができる。
従って、GTC領域割合算出部38により算出されたGTC領域割合と、乳腺領域割合算出部61により算出された乳房領域BRに対する乳腺領域Mの割合の双方に基づいて、被検体の乳腺領域Mにおける癌リスクを高精度で推定することが可能となる。
従って、GTC領域割合算出部38により算出されたGTC領域割合と、乳腺領域割合算出部61により算出された乳房領域BRに対する乳腺領域Mの割合の双方に基づいて、被検体の乳腺領域Mにおける癌リスクを高精度で推定することが可能となる。
なお、乳腺が退縮して乳房のボリュームが減少した場合、図4に示される前方境界線L1よりも浅部側と後方境界線L2よりも深部側における脂肪領域が増加し、また、乳腺内の腺葉間に脂肪領域が発生することで、乳房領域BRに対する乳腺領域Mの割合が低下することがある。乳房領域BRに対する乳腺領域Mの割合が低い場合には、癌リスクも低いことから、GTC領域抽出部37は、乳腺領域割合算出部61により検出された乳腺領域Mの割合が設定値より大きい場合にのみ乳腺領域M内のGTC領域R1を抽出するように構成してもよい。
すなわち、乳腺領域割合算出部61により検出された乳腺領域Mの割合が設定値より大きい場合に、GTC領域抽出部37により、乳腺領域MからGTC領域R1が抽出され、GTC領域割合算出部38によりGTC領域割合が算出されてモニタ33に表示される。一方、乳腺領域割合算出部61により検出された乳腺領域Mの割合が設定値以下の場合には、GTC領域抽出部37によるGTC領域R1の抽出は行われず、従って、GTC領域割合算出部38によるGTC領域割合の算出も行われない。
[実施の形態3]
図10に、実施の形態3に係る超音波診断装置1Bの構成を示す。超音波診断装置1Bは、超音波プローブ2に装置本体3Bを接続したものである。装置本体3Bは、図1に示した実施の形態1の超音波診断装置1の装置本体3において、ヒストグラム作成部62を新たに追加し、本体制御部40の代わりに本体制御部40Bを用いたもので、その他の構成は、実施の形態1における装置本体3と同様である。
実施の形態3の超音波診断装置1Bは、GTC領域抽出部37が2値化画像を作成する際に用いられる輝度しきい値Thをユーザが入力するように構成されている。
図10に、実施の形態3に係る超音波診断装置1Bの構成を示す。超音波診断装置1Bは、超音波プローブ2に装置本体3Bを接続したものである。装置本体3Bは、図1に示した実施の形態1の超音波診断装置1の装置本体3において、ヒストグラム作成部62を新たに追加し、本体制御部40の代わりに本体制御部40Bを用いたもので、その他の構成は、実施の形態1における装置本体3と同様である。
実施の形態3の超音波診断装置1Bは、GTC領域抽出部37が2値化画像を作成する際に用いられる輝度しきい値Thをユーザが入力するように構成されている。
ヒストグラム作成部62に、乳腺領域検出部36が接続されており、また、ヒストグラム作成部62は、表示制御部32に接続されている。
画像生成部31、表示制御部32、画像メモリ34、乳房領域検出部35、乳腺領域検出部36、GTC領域抽出部37、GTC領域割合算出部38、検査結果メモリ39およびヒストグラム作成部62に、本体制御部40Bが接続されており、本体制御部40Bに、入力装置41が接続されている。
画像生成部31、表示制御部32、画像メモリ34、乳房領域検出部35、乳腺領域検出部36、GTC領域抽出部37、GTC領域割合算出部38、検査結果メモリ39およびヒストグラム作成部62に、本体制御部40Bが接続されており、本体制御部40Bに、入力装置41が接続されている。
画像生成部31、表示制御部32、乳房領域検出部35、乳腺領域検出部36、GTC領域抽出部37、GTC領域割合算出部38、本体制御部40Bおよびヒストグラム作成部62により、プロセッサ42Bが構成されている。
ヒストグラム作成部62は、乳腺領域検出部36により超音波画像から検出された乳腺領域Mの輝度のヒストグラムを作成し、作成されたヒストグラムを、表示制御部32を介してモニタ33に表示する。
ヒストグラム作成部62は、乳腺領域検出部36により超音波画像から検出された乳腺領域Mの輝度のヒストグラムを作成し、作成されたヒストグラムを、表示制御部32を介してモニタ33に表示する。
図11に示されるフローチャートを参照して、実施の形態3に係る超音波診断装置1Bの動作について説明する。
ステップS1~S3は、図7に示した実施の形態1におけるフローチャートのステップS1~S3と同一である。すなわち、ステップS1において、被検体の乳房の撮影が行われて超音波画像が取得され、ステップS2において、超音波画像がモニタ33に表示され、ステップS3において、乳房領域検出部35により超音波画像から乳房領域BRが検出され且つ乳腺領域検出部36により乳腺領域Mが検出される。
ステップS1~S3は、図7に示した実施の形態1におけるフローチャートのステップS1~S3と同一である。すなわち、ステップS1において、被検体の乳房の撮影が行われて超音波画像が取得され、ステップS2において、超音波画像がモニタ33に表示され、ステップS3において、乳房領域検出部35により超音波画像から乳房領域BRが検出され且つ乳腺領域検出部36により乳腺領域Mが検出される。
実施の形態3では、続くステップS7において、ヒストグラム作成部62により、超音波画像における乳腺領域Mの輝度のヒストグラムが作成され、表示制御部32を介してモニタ33に表示される。
さらに、ステップS8において、GTC領域抽出部37により、輝度しきい値Thの初期値を用いて乳腺領域Mが2値化され、図6に示されるような2値化画像が表示制御部32を介してモニタ33に表示される。
このようにして、ヒストグラム作成部62により作成されたヒストグラムと、GTC領域抽出部37により作成された2値化画像と、画像生成部31により生成された超音波画像がモニタ33に表示される。
さらに、ステップS8において、GTC領域抽出部37により、輝度しきい値Thの初期値を用いて乳腺領域Mが2値化され、図6に示されるような2値化画像が表示制御部32を介してモニタ33に表示される。
このようにして、ヒストグラム作成部62により作成されたヒストグラムと、GTC領域抽出部37により作成された2値化画像と、画像生成部31により生成された超音波画像がモニタ33に表示される。
次に、ステップS9において、ユーザの目視により、モニタ33に表示されている2値化画像と超音波画像が比較され、2値化画像が良好であるか否かが判定される。具体的には、GTC領域抽出部37により作成された2値化画像が、画像生成部31により生成された超音波画像に見合っているか否かが判定される。
例えば、図6に示されるような2値化画像の黒色部分P1が、その大きさおよび形状において、図5に示されるような超音波画像の乳腺領域Mに現れているGTC領域R1を適正に表していると、ユーザにより判断される場合は、2値化画像が良好であると判定される。一方、2値化画像の黒色部分P1が、その大きさおよび形状において、超音波画像の乳腺領域MにおけるGTC領域R1からかけ離れていると、ユーザにより判断される場合は、2値化画像が良好ではないと判定される。
ステップS9において、2値化画像が良好でないと判定される場合は、ステップS10に進み、モニタ33に表示されているヒストグラムと2値化画像と超音波画像に基づいて、ユーザにより、入力装置41を介して新たな輝度しきい値Thが入力される。
その後、ステップS8に戻り、GTC領域抽出部37により、ステップS10で入力された新たな輝度しきい値Thを用いて2値化画像が作成され、モニタ33に表示される。さらに、ステップS9において、ユーザにより、2値化画像が良好であるか否かが再度判定される。
その後、ステップS8に戻り、GTC領域抽出部37により、ステップS10で入力された新たな輝度しきい値Thを用いて2値化画像が作成され、モニタ33に表示される。さらに、ステップS9において、ユーザにより、2値化画像が良好であるか否かが再度判定される。
このようにして、ステップS9において、2値化画像が良好であると判定されるまで、ステップS8~S10が繰り返される。
そして、ステップS9において、2値化画像が良好であると判定されると、ステップS4に進み、ステップS4およびS5が順次実行される。ステップS4およびS5は、図7に示した実施の形態1におけるフローチャートのステップS4およびS5と同一である。すなわち、ステップS4において、GTC領域抽出部37により2値化画像を利用して乳腺領域MからGTC領域R1が抽出され、ステップS5において、GTC領域割合算出部38により乳腺領域Mに対するGTC領域R1のGTC領域割合が算出されてモニタ33に表示される。
そして、ステップS9において、2値化画像が良好であると判定されると、ステップS4に進み、ステップS4およびS5が順次実行される。ステップS4およびS5は、図7に示した実施の形態1におけるフローチャートのステップS4およびS5と同一である。すなわち、ステップS4において、GTC領域抽出部37により2値化画像を利用して乳腺領域MからGTC領域R1が抽出され、ステップS5において、GTC領域割合算出部38により乳腺領域Mに対するGTC領域R1のGTC領域割合が算出されてモニタ33に表示される。
上述した実施の形態3のように、ヒストグラム作成部62により作成された乳腺領域Mの輝度のヒストグラムがモニタ33に表示され、モニタ33に表示されているヒストグラムと2値化画像と超音波画像に基づいて、ユーザにより、新たな輝度しきい値Thが入力されることにより、GTC領域抽出部37において、より正確に乳腺領域MからGTC領域R1を抽出することができ、被検体の乳腺領域Mにおける癌リスクを高精度で推定することが可能となる。
[実施の形態4]
図12に、実施の形態4に係る超音波診断装置1Cの構成を示す。超音波診断装置1Cは、超音波プローブ2に装置本体3Cを接続したものである。装置本体3Cは、図1に示した実施の形態1の超音波診断装置1の装置本体3において、乳房模式図生成部63を新たに追加し、本体制御部40の代わりに本体制御部40Cを用いたもので、その他の構成は、実施の形態1における装置本体3と同様である。
実施の形態4の超音波診断装置1Cは、乳房の定められた複数個所においてそれぞれ超音波画像の撮影を行い、これら複数の超音波画像に基づいてGTC領域割合を算出するように構成されている。
図12に、実施の形態4に係る超音波診断装置1Cの構成を示す。超音波診断装置1Cは、超音波プローブ2に装置本体3Cを接続したものである。装置本体3Cは、図1に示した実施の形態1の超音波診断装置1の装置本体3において、乳房模式図生成部63を新たに追加し、本体制御部40の代わりに本体制御部40Cを用いたもので、その他の構成は、実施の形態1における装置本体3と同様である。
実施の形態4の超音波診断装置1Cは、乳房の定められた複数個所においてそれぞれ超音波画像の撮影を行い、これら複数の超音波画像に基づいてGTC領域割合を算出するように構成されている。
乳房模式図生成部63は、表示制御部32に接続されている。
画像生成部31、表示制御部32、画像メモリ34、乳房領域検出部35、乳腺領域検出部36、GTC領域抽出部37、GTC領域割合算出部38、検査結果メモリ39および乳房模式図生成部63に、本体制御部40Cが接続されており、本体制御部40Cに、入力装置41が接続されている。
画像生成部31、表示制御部32、乳房領域検出部35、乳腺領域検出部36、GTC領域抽出部37、GTC領域割合算出部38、本体制御部40Cおよび乳房模式図生成部63により、プロセッサ42Cが構成されている。
画像生成部31、表示制御部32、画像メモリ34、乳房領域検出部35、乳腺領域検出部36、GTC領域抽出部37、GTC領域割合算出部38、検査結果メモリ39および乳房模式図生成部63に、本体制御部40Cが接続されており、本体制御部40Cに、入力装置41が接続されている。
画像生成部31、表示制御部32、乳房領域検出部35、乳腺領域検出部36、GTC領域抽出部37、GTC領域割合算出部38、本体制御部40Cおよび乳房模式図生成部63により、プロセッサ42Cが構成されている。
被検体の乳房の1個所に超音波プローブ2を当てて撮影された1枚の超音波画像では、乳房の局所的な断層面しか見ることができないので、実施の形態4の超音波診断装置1Cでは、乳房の定められた複数個所においてそれぞれ超音波プローブ2を用いて超音波画像の撮影が行われる。
このため、乳房模式図生成部63は、例えば、図13に示されるような乳房の模式図(シェーマ、または、ボディマークとも称する)71を生成する。図13に示される乳房の模式図71は、正面から見た左乳房を模式的に表すもので、円形状の乳房領域BRと、腋窩を表し且つ乳房領域BRから斜め上方に延びる略三角形状の腋窩領域73を有している。乳房領域BRは、乳房の内側上部領域A、内側下部領域B、外側上部領域C、外側下部領域Dの4つの領域に分割されており、腋窩領域73は、外側上部領域Cの左斜め上部に接続されている。
なお、図13に示される乳房の模式図71を左右反転させることにより、右乳房を模式的に表す乳房の模式図が得られる。
なお、図13に示される乳房の模式図71を左右反転させることにより、右乳房を模式的に表す乳房の模式図が得られる。
乳房模式図生成部63は、乳房領域BRを4つに分割した内側上部領域A、内側下部領域B、外側上部領域C、外側下部領域Dを利用して、図14に示されるように、超音波プローブ2を当てて超音波画像の撮影を行うための定められた複数個所がそれぞれプローブマーク74によりプロットされた乳房の模式図71を生成してモニタ33に表示する。
図14の乳房の模式図71では、乳房領域BRを分割した4つの領域のすべてにプローブマーク74がプロットされている。なお、プローブマーク74は、定められた長さを有する線分により表され、超音波プローブ2を当てる複数個所の位置を示すだけでなく、線分の向きにより、それぞれの個所に当てられる超音波プローブ2の向きをも示すことができる。
図14の乳房の模式図71では、乳房領域BRを分割した4つの領域のすべてにプローブマーク74がプロットされている。なお、プローブマーク74は、定められた長さを有する線分により表され、超音波プローブ2を当てる複数個所の位置を示すだけでなく、線分の向きにより、それぞれの個所に当てられる超音波プローブ2の向きをも示すことができる。
実施の形態4に係る超音波診断装置1Cでは、乳房領域検出部35は、乳房の模式図71により定められた複数個所において撮影された複数の超音波画像からそれぞれ乳房領域BRを検出し、乳腺領域検出部36は、複数の超音波画像における乳房領域BRからそれぞれ乳腺領域Mを検出し、GTC領域抽出部37は、複数の超音波画像の乳腺領域MからそれぞれGTC領域R1を抽出する。そして、GTC領域割合算出部38は、複数の超音波画像の乳腺領域Mに対するGTC領域R1の割合をそれぞれ算出し、表示制御部32を介してモニタ33に表示する。
図15に示されるフローチャートを参照して、実施の形態4に係る超音波診断装置1Cの動作について説明する。
まず、ステップS11において、乳房模式図生成部63により図14に示されるような乳房の模式図71が生成され、表示制御部32を介してモニタ33に表示される。図14に示される乳房の模式図71は、乳房領域BRを分割した4つの領域のすべてにプローブマーク74がプロットされている。
まず、ステップS11において、乳房模式図生成部63により図14に示されるような乳房の模式図71が生成され、表示制御部32を介してモニタ33に表示される。図14に示される乳房の模式図71は、乳房領域BRを分割した4つの領域のすべてにプローブマーク74がプロットされている。
ステップS12において、ユーザは、モニタ33に表示された乳房の模式図71を確認し、4つの領域のうちの1つの領域にプロットされたプローブマーク74に従って超音波画像の撮影を行う。すなわち、プローブマーク74により示される位置および向きに合わせて、超音波プローブ2が被検体の乳房に当てられ、この状態で、振動子アレイ21の複数の振動子から超音波の送受信が開始され、被検体の乳房内からの超音波エコーが、振動子アレイ21の複数の振動子により受信される。
ステップS12に続くステップS1~S5は、図7に示した実施の形態1におけるフローチャートのステップS1~S5と同一である。ステップS1において、超音波画像が取得され、ステップS2において、超音波画像がモニタ33に表示され、ステップS3において、超音波画像から乳腺領域Mが検出され、ステップS4において、乳腺領域MからGTC領域R1が抽出され、ステップS5において、乳腺領域Mに対するGTC領域R1のGTC領域割合が算出されてモニタ33に表示される。
その後、ステップS13において、定められた複数個所における超音波画像の撮影が終了したか否かが判定される。ここでは、乳房の模式図71にプロットされた4つのプローブマーク74のうち1つ目のプローブマーク74に従った撮影が終わっただけであり、残りの3つのプローブマーク74に従う撮影を行っていないため、複数個所における撮影がまだ終了していないと判定され、ステップS13からステップS12に戻る。
ステップS12では、2つ目のプローブマーク74に従う撮影が行われ、続くステップS1~S5により、2つ目のプローブマーク74に従って取得された超音波画像に基づくGTC領域割合が算出されてモニタ33に表示された後、ステップS13において、複数個所における撮影終了の判定が行われる。
同様にして、乳房の模式図71にプロットされた4つのプローブマーク74のすべてに対する超音波画像の撮影が終了するまで、ステップS12、ステップS1~S5およびステップS13が繰り返される。
同様にして、乳房の模式図71にプロットされた4つのプローブマーク74のすべてに対する超音波画像の撮影が終了するまで、ステップS12、ステップS1~S5およびステップS13が繰り返される。
そして、ステップS13において、4つのプローブマーク74のすべてに対する超音波画像の撮影が終了したと判定されると、一連の処理を完了する。
これにより、乳房の模式図71の4つのプローブマーク74に対応する4個所のそれぞれの断層面におけるGTC領域割合が算出され、モニタ33に表示される。
これにより、乳房の模式図71の4つのプローブマーク74に対応する4個所のそれぞれの断層面におけるGTC領域割合が算出され、モニタ33に表示される。
複数個所で撮影された複数の超音波画像に基づいてGTC領域割合を算出することにより、被検体の乳腺領域Mにおける癌リスク推定の精度が向上し、より信頼性の高い診断を行うことが可能となる。
なお、GTC領域割合算出部38は、定められた複数個所において算出された複数のGTC領域割合をそれぞれモニタ33に表示してもよく、また、複数個所における複数のGTC領域割合の平均値を算出し、この平均値を、複数のGTC領域割合に代えて、あるいは、複数のGTC領域割合と共にモニタ33に表示することもできる。
なお、GTC領域割合算出部38は、定められた複数個所において算出された複数のGTC領域割合をそれぞれモニタ33に表示してもよく、また、複数個所における複数のGTC領域割合の平均値を算出し、この平均値を、複数のGTC領域割合に代えて、あるいは、複数のGTC領域割合と共にモニタ33に表示することもできる。
なお、図14に示される乳房の模式図71では、乳房領域BRを分割した4つの領域のすべてにプローブマーク74がプロットされているが、4つの領域のすべてではなく、4つの領域のうちの2つ以上の領域にプローブマーク74がプロットされていてもよい。また、乳房領域BRを分割する領域の数も、4つに限るものではなく、例えば、乳房領域BRを2つの領域、あるいは、8つの領域に分割してもよい。
さらに、乳房領域BRを分割した領域にプローブマーク74をプロットする代わりに、図13に示されるように、乳房の模式図71に内側上部領域A、内側下部領域B、外側上部領域C、外側下部領域D等の領域のみを指定し、ユーザが、指定された領域内の任意の位置において超音波画像を撮影するように構成してもよい。
乳房の模式図71における領域の分割数、プロットされるプローブマーク74の個数等は、本体制御部40Cによる制御の下で乳房模式図生成部63が自動的に設定してもよく、あるいは、入力装置41を介してユーザが手動で設定することもできる。
乳房の模式図71における領域の分割数、プロットされるプローブマーク74の個数等は、本体制御部40Cによる制御の下で乳房模式図生成部63が自動的に設定してもよく、あるいは、入力装置41を介してユーザが手動で設定することもできる。
[実施の形態5]
図16に、実施の形態5に係る超音波診断装置1Dの構成を示す。超音波診断装置1Dは、超音波プローブ2に装置本体3Dを接続したものである。装置本体3Dは、図12に示した実施の形態4の超音波診断装置1Cの装置本体3Cにおいて、撮影ガイド部64を新たに追加し、本体制御部40Cの代わりに本体制御部40Dを用いたもので、その他の構成は、実施の形態4における装置本体3Cと同様である。
実施の形態5に係る超音波診断装置1Dは、乳房の定められた複数個所における超音波画像の撮影のガイドを行うように構成されている。
図16に、実施の形態5に係る超音波診断装置1Dの構成を示す。超音波診断装置1Dは、超音波プローブ2に装置本体3Dを接続したものである。装置本体3Dは、図12に示した実施の形態4の超音波診断装置1Cの装置本体3Cにおいて、撮影ガイド部64を新たに追加し、本体制御部40Cの代わりに本体制御部40Dを用いたもので、その他の構成は、実施の形態4における装置本体3Cと同様である。
実施の形態5に係る超音波診断装置1Dは、乳房の定められた複数個所における超音波画像の撮影のガイドを行うように構成されている。
撮影ガイド部64は、表示制御部32に接続されている。
画像生成部31、表示制御部32、画像メモリ34、乳房領域検出部35、乳腺領域検出部36、GTC領域抽出部37、GTC領域割合算出部38、検査結果メモリ39、乳房模式図生成部63および撮影ガイド部64に、本体制御部40Dが接続されており、本体制御部40Dに、入力装置41が接続されている。
画像生成部31、表示制御部32、乳房領域検出部35、乳腺領域検出部36、GTC領域抽出部37、GTC領域割合算出部38、本体制御部40D、乳房模式図生成部63および撮影ガイド部64により、プロセッサ42Dが構成されている。
画像生成部31、表示制御部32、画像メモリ34、乳房領域検出部35、乳腺領域検出部36、GTC領域抽出部37、GTC領域割合算出部38、検査結果メモリ39、乳房模式図生成部63および撮影ガイド部64に、本体制御部40Dが接続されており、本体制御部40Dに、入力装置41が接続されている。
画像生成部31、表示制御部32、乳房領域検出部35、乳腺領域検出部36、GTC領域抽出部37、GTC領域割合算出部38、本体制御部40D、乳房模式図生成部63および撮影ガイド部64により、プロセッサ42Dが構成されている。
撮影ガイド部64は、乳房の模式図71のプローブマーク74により示される複数個所における超音波画像の撮影のガイドを行う。
実施の形態5においては、定められた複数個所における撮影の順序が、例えば、ユーザにより予め設定されており、乳房模式図生成部63により、定められた複数個所のうち、次の撮影を行う個所を示すプローブマーク74のみがプロットされた乳房の模式図71がモニタ33に表示されるものとする。
実施の形態5においては、定められた複数個所における撮影の順序が、例えば、ユーザにより予め設定されており、乳房模式図生成部63により、定められた複数個所のうち、次の撮影を行う個所を示すプローブマーク74のみがプロットされた乳房の模式図71がモニタ33に表示されるものとする。
撮影ガイド部64は、図17に示されるように、乳房の模式図71にプロットされている1つのプローブマーク74Aに対応して、例えば、「ここにプローブをあてて大胸筋まで写るように撮影してください」というテキストからなるガイド75Aを作成してモニタ33に表示する。
そして、プローブマーク74Aに従った撮影が終了すると、図18に示されるように、乳房模式図生成部63により、次の撮影を行う個所のプローブマーク74Bがプロットされた乳房の模式図71がモニタ33に表示され、撮影ガイド部64は、プローブマーク74Bに対応して、例えば、「次にここを撮影してください」というテキストからなるガイド75Bを作成してモニタ33に表示する。
そして、プローブマーク74Aに従った撮影が終了すると、図18に示されるように、乳房模式図生成部63により、次の撮影を行う個所のプローブマーク74Bがプロットされた乳房の模式図71がモニタ33に表示され、撮影ガイド部64は、プローブマーク74Bに対応して、例えば、「次にここを撮影してください」というテキストからなるガイド75Bを作成してモニタ33に表示する。
このようにして、モニタ33に表示される乳房の模式図71のプローブマーク74に対応する超音波画像の撮影のガイドが、撮影ガイド部64により行われる。
なお、図17および18に示されるように、ガイド75Aおよび75Bは、乳房の模式図71にプロットされているプローブマーク74Aおよび74Bに重ならない位置であれば、乳房の模式図71の一部に重畳して表示されることができる。あるいは、ガイド75Aおよび75Bを、乳房の模式図71から離れた位置に表示してもよい。
なお、図17および18に示されるように、ガイド75Aおよび75Bは、乳房の模式図71にプロットされているプローブマーク74Aおよび74Bに重ならない位置であれば、乳房の模式図71の一部に重畳して表示されることができる。あるいは、ガイド75Aおよび75Bを、乳房の模式図71から離れた位置に表示してもよい。
図19に示されるフローチャートを参照して、実施の形態5に係る超音波診断装置1Dの動作について説明する。
まず、ステップS11において、図17に示されるように、乳房模式図生成部63により、定められた複数個所のうち第1番目の撮影を行う個所を示す1つのプローブマーク74Aがプロットされた乳房の模式図71がモニタ33に表示され、さらに、ステップS14において、撮影ガイド部64により、プローブマーク74Aに対応するガイド75Aがモニタ33に表示される。
まず、ステップS11において、図17に示されるように、乳房模式図生成部63により、定められた複数個所のうち第1番目の撮影を行う個所を示す1つのプローブマーク74Aがプロットされた乳房の模式図71がモニタ33に表示され、さらに、ステップS14において、撮影ガイド部64により、プローブマーク74Aに対応するガイド75Aがモニタ33に表示される。
その後のステップS12およびステップS1~S5は、図15に示した実施の形態4におけるフローチャートのステップS12およびステップS1~S5と同一であり、乳房の模式図71のプローブマーク74Aに従って超音波画像の撮影が行われ、乳腺領域Mに対するGTC領域R1のGTC領域割合が算出されてモニタ33に表示される。
なお、ステップS5では、GTC領域割合算出部38は、定められた複数個所において算出された複数のGTC領域割合をそれぞれモニタ33に表示してもよく、また、複数個所における複数のGTC領域割合の平均値を算出し、この平均値を、複数のGTC領域割合に代えて、あるいは、複数のGTC領域割合と共にモニタ33に表示してもよい。
そして、ステップS13において、実施の形態4と同様に、定められた複数個所における超音波画像の撮影が終了したか否かが判定される。ここでは、プローブマーク74Aに従って第1番目の撮影が終わっただけであるため、ステップS13からステップS11に戻る。
なお、ステップS5では、GTC領域割合算出部38は、定められた複数個所において算出された複数のGTC領域割合をそれぞれモニタ33に表示してもよく、また、複数個所における複数のGTC領域割合の平均値を算出し、この平均値を、複数のGTC領域割合に代えて、あるいは、複数のGTC領域割合と共にモニタ33に表示してもよい。
そして、ステップS13において、実施の形態4と同様に、定められた複数個所における超音波画像の撮影が終了したか否かが判定される。ここでは、プローブマーク74Aに従って第1番目の撮影が終わっただけであるため、ステップS13からステップS11に戻る。
ステップS11では、例えば図18に示されるように、乳房模式図生成部63により、定められた複数個所のうち第2番目の撮影を行う個所を示すプローブマーク74Bがプロットされた乳房の模式図71がモニタ33に表示され、続くステップS14において、撮影ガイド部64により、プローブマーク74Bに対応するガイド75Bがモニタ33に表示される。
その後のステップS12およびステップS1~S5において、プローブマーク74Bに従って第2番目の個所の撮影が行われ、乳腺領域Mに対するGTC領域R1のGTC領域割合が算出されてモニタ33に表示され、さらに、ステップS13において、複数個所における撮影終了の判定が行われる。
このようにして、定められた複数個所のすべての撮影が終了するまで、ステップS11、ステップS14、ステップS12、ステップS1~S5およびステップS13が繰り返される。
このようにして、定められた複数個所のすべての撮影が終了するまで、ステップS11、ステップS14、ステップS12、ステップS1~S5およびステップS13が繰り返される。
そして、ステップS13において、定められた複数個所のすべての撮影が終了したと判定されると、一連の処理を完了する。
このように、乳房模式図生成部63が、次の撮影の個所を示すプローブマーク74がプロットされた乳房の模式図71をモニタ33に表示し、撮影ガイド部64が、次の撮影の個所を示すプローブマーク74に対応するガイド75Bをモニタ33に表示することにより、乳房に対する超音波画像の撮影に熟練していないユーザであっても、正確に且つ迅速に撮影を行って、GTC領域割合をモニタ33に表示することが可能となる。
このように、乳房模式図生成部63が、次の撮影の個所を示すプローブマーク74がプロットされた乳房の模式図71をモニタ33に表示し、撮影ガイド部64が、次の撮影の個所を示すプローブマーク74に対応するガイド75Bをモニタ33に表示することにより、乳房に対する超音波画像の撮影に熟練していないユーザであっても、正確に且つ迅速に撮影を行って、GTC領域割合をモニタ33に表示することが可能となる。
なお、実施の形態5において、装置本体3Dが図示しないスピーカを有し、撮影ガイド部64が、スピーカを介して、定められた複数個所における撮影のガイドを音声により提供するように構成することもできる。
上記の実施の形態1~5における超音波プローブ2と装置本体3との接続方法は、特に限定されず、有線接続でもよく、無線接続でもよい。
上記の実施の形態1~5では、超音波プローブ2が送受信回路22を有しているが、装置本体3が送受信回路22を有するように構成することもできる。また、装置本体3が画像生成部31を有しているが、超音波プローブ2が画像生成部31を有していてもよい。さらに、図3に示された、画像生成部31を構成する信号処理部51、DSC52および画像処理部53のうち、信号処理部51のみを超音波プローブ2が有し、装置本体3がDSC52および画像処理部53を有するように構成してもよい。
また、実施の形態1~5における装置本体3としては、携帯型またはハンドヘルド型のコンパクトな装置本体を用いることもでき、また、据え置き型の装置本体を用いることもできる。
上記の実施の形態1~5では、超音波プローブ2が送受信回路22を有しているが、装置本体3が送受信回路22を有するように構成することもできる。また、装置本体3が画像生成部31を有しているが、超音波プローブ2が画像生成部31を有していてもよい。さらに、図3に示された、画像生成部31を構成する信号処理部51、DSC52および画像処理部53のうち、信号処理部51のみを超音波プローブ2が有し、装置本体3がDSC52および画像処理部53を有するように構成してもよい。
また、実施の形態1~5における装置本体3としては、携帯型またはハンドヘルド型のコンパクトな装置本体を用いることもでき、また、据え置き型の装置本体を用いることもできる。
1,1A,1B,1C,1D 超音波診断装置、2 超音波プローブ、3,3A,3B,3C,3D 装置本体、4 超音波画像分析装置、21 振動子アレイ、22 送受信回路、23 パルサ、24 増幅部、25 AD変換部、26 ビームフォーマ、31 画像生成部、32 表示制御部、33 モニタ、34 画像メモリ、35 乳房領域検出部、36 乳腺領域検出部、37 GTC領域抽出部、38 GTC領域割合算出部、39 検査結果メモリ、40,40A,40B,40C,40D 本体制御部、41 入力装置、42,42A,42B,42C,42D プロセッサ、51 信号処理部、52 DSC、53 画像処理部、61 乳腺領域割合算出部、62 ヒストグラム作成部、63 乳房模式図生成部、64 撮影ガイド部、71 乳房の模式図、73 腋窩領域、74,74A,74B プローブマーク、75A,75B ガイド、S 皮膚、BR 乳房領域、M 乳腺領域、L1 前方境界線、L2 後方境界線、T 大胸筋、R1 GTC領域、R2 浮腫状領域、P1 黒色部分、P2 白色部分。
Claims (23)
- 被検体の乳房が撮影されている超音波画像から乳腺領域を検出する乳腺領域検出部と、
前記乳腺領域検出部により検出された前記乳腺領域内の乳管と小葉と周囲間質を含む腺組織組成領域を抽出する腺組織組成領域抽出部と、
前記乳腺領域に対する前記腺組織組成領域の割合を算出する腺組織組成領域割合算出部と
を備える超音波画像分析装置。 - 乳腺領域検出部は、前記超音波画像を画像認識することにより前記乳腺領域を検出する請求項1に記載の超音波画像分析装置。
- 前記超音波画像から皮膚と大胸筋との間に位置する乳房領域を検出する乳房領域検出部を備え、
前記乳腺領域検出部は、前記乳房領域検出部により検出された前記乳房領域内の前方境界線および後方境界線を認識し、前記前方境界線と前記後方境界線の間の領域を前記乳腺領域として検出する請求項2に記載の超音波画像分析装置。 - 前記乳腺領域検出部は、深層学習を利用して前記超音波画像から前記乳腺領域を検出する請求項1に記載の超音波画像分析装置。
- 前記腺組織組成領域抽出部は、輝度しきい値を用いて前記超音波画像の前記乳腺領域を2値化することにより前記腺組織組成領域を抽出する請求項1~4のいずれか一項に記載の超音波画像分析装置。
- 前記腺組織組成領域抽出部は、深層学習を利用して前記超音波画像の前記乳腺領域から前記腺組織組成領域を抽出する請求項1~4のいずれか一項に記載の超音波画像分析装置。
- 前記腺組織組成領域割合算出部は、前記超音波画像における前記乳腺領域の占有画素数と前記腺組織組成領域の占有画素数に基づいて前記乳腺領域に対する前記腺組織組成領域の割合を算出する請求項1~6のいずれか一項に記載の超音波画像分析装置。
- 前記乳腺領域検出部は、前記被検体の前記乳房の定められた複数個所において撮影された複数の前記超音波画像からそれぞれ乳腺領域を検出し、
前記腺組織組成領域抽出部は、前記複数の前記超音波画像の前記乳腺領域からそれぞれ前記腺組織組成領域を抽出し、
前記腺組織組成領域割合算出部は、前記複数の前記超音波画像の前記乳腺領域に対する前記腺組織組成領域の割合をそれぞれ算出する請求項1~7のいずれか一項に記載の超音波画像分析装置。 - 前記腺組織組成領域割合算出部は、前記複数の前記超音波画像の前記乳腺領域に対する前記腺組織組成領域の割合の平均値を算出する請求項8に記載の超音波画像分析装置。
- 前記超音波画像は、3次元超音波画像であり、
前記腺組織組成領域割合算出部は、前記乳腺領域検出部により検出された前記乳腺領域の体積と、前記腺組織組成領域抽出部により抽出された前記腺組織組成領域の体積に基づいて、前記乳腺領域に対する前記腺組織組成領域の割合を算出する請求項1~9のいずれか一項に記載の超音波画像分析装置。 - 被検体の乳房が撮影されている超音波画像を表示するモニタと、
請求項1~10のいずれか一項に記載の超音波画像分析装置と
を備え、
前記乳腺領域検出部は、前記超音波画像から乳腺領域を検出し、
前記腺組織組成領域割合算出部は、算出された前記乳腺領域に対する前記腺組織組成領域の割合を前記モニタに表示する超音波診断装置。 - 乳房領域に対する前記乳腺領域の割合を算出して前記モニタに表示する乳腺領域割合算出部を備える請求項11に記載の超音波診断装置。
- 前記腺組織組成領域抽出部は、前記乳腺領域割合算出部により検出された前記乳腺領域の割合が設定値より大きい場合にのみ前記乳腺領域内の前記腺組織組成領域を抽出する請求項12に記載の超音波診断装置。
- 前記腺組織組成領域抽出部は、輝度しきい値を用いて前記超音波画像の前記乳腺領域を2値化することにより前記腺組織組成領域を抽出し、前記乳腺領域が2値化された2値化画像を前記モニタに表示する請求項13に記載の超音波診断装置。
- 前記輝度しきい値は、一定値である請求項14に記載の超音波診断装置。
- 前記腺組織組成領域抽出部は、前記超音波画像内の前記腺組織組成領域のエッジを検出し、検出された前記エッジにおける輝度値の変化に基づいて前記輝度しきい値を自動的に設定する請求項13または14に記載の超音波診断装置。
- 前記超音波画像における前記乳腺領域の輝度のヒストグラムを作成して前記モニタに表示するヒストグラム作成部を備え、
前記輝度しきい値は、前記モニタに表示された前記ヒストグラムと前記2値化画像と前記超音波画像に基づいてユーザにより設定される請求項14に記載の超音波診断装置。 - 前記定められた複数個所がプロットされた乳房の模式図を生成して前記モニタに表示する乳房模式図生成部を備える請求項11~17のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
- ユーザに対して前記定められた複数個所における前記超音波画像の撮影のガイドを行う撮影ガイド部を備える請求項18に記載の超音波診断装置。
- 前記腺組織組成領域割合算出部は、算出された前記腺組織組成領域の割合を前記超音波画像に付随するタグに格納する請求項11~19のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
- 前記腺組織組成領域割合算出部は、前記被検体の最新の前記超音波画像に基づいて算出された最新の前記腺組織組成領域の割合に併せて、前記被検体の過去の前記超音波画像に基づいて算出された過去の前記腺組織組成領域の割合を前記モニタに表示する請求項11~20のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
- 超音波プローブと、前記被検体に対し前記超音波プローブを用いて超音波ビームの送受信を行うことにより前記被検体の乳房が撮影された前記超音波画像を生成する画像生成部を備える請求項11~21のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
- 被検体の乳房が撮影されている超音波画像から乳腺領域を検出し、
前記乳腺領域内の乳管と小葉と周囲間質を含む腺組織組成領域を抽出し、
前記乳腺領域に対する前記腺組織組成領域の割合を算出する
超音波画像分析装置の制御方法。
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