JP2023076090A - 吸収性物品のシリーズ - Google Patents

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Abstract

【課題】着用者の成長段階に応じた適切な吸収性物品を提供し得る、吸収性物品のシリーズを提供すること。【解決手段】シリーズに含まれる複数のサイズ群で下記の関係AないしCの全てが成立する。関係A:吸収性物品1の縦方向Xの全長について、相対的にサイズの小さいサイズ群<相対的にサイズの大きいサイズ群関係B:吸収性物品1の縦方向Xの全長に対する背側パネル7の縦方向Xの固定長さL7の比率について、相対的にサイズの小さいサイズ群<相対的にサイズの大きいサイズ群、又は、相対的にサイズの小さいサイズ群=相対的にサイズの大きいサイズ群関係C:吸収性物品1の縦方向Xの全長に対する腹側パネル14の縦方向Xの固定長さL14の比率について、相対的にサイズの小さいサイズ群>相対的にサイズの大きいサイズ群【選択図】図1

Description

本発明は、サイズ違いの複数の吸収性物品を含む吸収性物品のシリーズに関する。
使い捨ておむつ等の吸収性物品は、典型的には、着用者の腹側に配される腹側部及び背側に配される背側部並びにそれらの間に位置する股下部を有し、着用者の体液を吸収保持する吸収体を含む吸収性本体を備える。従来、背側部における吸収性本体の縦方向(着用者の前後方向に対応する方向)に沿う両側縁部に、該縦方向と直交する横方向に伸縮性を有する一対の背側パネルが、該側縁部から横方向外方に延出するように取り付けられ、更に各背側パネルの延出方向先端部にファスニングテープが取り付けられた構成の展開型使い捨ておむつが知られている。この展開型おむつは、背側部のファスニングテープを着用者の腹側に引き延ばし、該テープの先端部に設けられた止着部を腹側部の外面に止着することで装着できる。このようなサイドパネルを備えた吸収性物品は、サイドパネルを吸収性本体とは別工程で製造し、これを吸収性本体に付加して製造することができるので、サイドパネルに用いる資材の使用量や該資材から生じる廃棄物を抑えることができ、環境やコスト面で優れている。
特許文献1には、背側パネルを備えた展開型おむつにおいて、腹側部における吸収性本体の両側縁部に、非伸縮性のシート材からなる一対の腹側パネルを取り付けたものが記載されている。腹側パネルの主な役割の1つは、おむつの装着操作の補助である。すなわち、展開型おむつを装着する場合、典型的には、おむつの腹側部を着用者の身体に対して仮止めしつつ、背側部に取り付けられたファスニングテープを該腹側部側に引っ張り、該ファスニングテープの先端部に設けられた止着部を該腹側部の外面に止着させる操作を行うところ、この腹側部の仮止めを、例えば腹側パネルを背側部側に引っ張るなど、腹側パネルを用いて行うことで、おむつの装着操作を一層スムーズに行うことができる。また、ファスニングテープが備える止着部は、機械的面ファスナーのオス部材のような、比較的硬い素材で構成されている場合があり、そのような硬い素材の止着部が、例えば、装着操作ミスや止着部の止着先からの予期せぬ脱落等により、着用者の肌に接触すると、肌トラブルにつながるおそれがある。腹側パネルは、このような止着部と着用者の肌との接触に起因する不都合を未然に防止する役割も担う。
特開2007-175302号公報
一般に、展開型おむつは、ウエスト開口部及びレッグ開口部が形成されたパンツ型おむつと比べて、伸縮性を有する部分が少ないため、着用者の身体に対するフィット性に劣り、漏れが生じやすい。また一般に、展開型おむつの主な着用者である乳幼児は、身体的成長が著しく、比較的短期間で身体が大きくなるとともに乳幼児特有の身体活動が活発になるため、展開型おむつとしては、斯かる乳幼児特有の身体的成長に対応し、着用者の成長段階に応じた適切な寸法を有し身体に対するフィット性に優れることが要望される。より具体的には、特に生後ゼロ日から満1歳未満の乳幼児の時期においては、一日中寝て過ごす状態から、足をバタバタ動かしたり、寝返りが打てたり、お座りができる状態、次いで腹ばいで移動することができたり、つかまり立ちができる状態を経て、早い子は一人歩きができるようになる。この成長に伴う行動様式の変化は、おむつの身体に対するフィット性に影響を与える。このように1年間で目まぐるしく成長する乳幼児用の吸収性物品としては、成長段階の乳幼児の行動様式に寄り添うことができ、身体に対するフィット性に優れることが要望される。
さらに、乳幼児は、おむつの取り換え頻度が非常に高いため、着用者である乳幼児に対するおむつの装着操作が容易で、被装着者(乳幼児)及び装着者(乳幼児の母親等)の両者の負担が低減されたものであることが要望される。
従来の吸収性物品は、このような着用者の身体的成長に対応し、且つ、着用させやすいことを考慮した製品群の設計が十分になされておらず、改善の余地があった。
本発明の課題は、着用者の成長段階に応じた適切な吸収性物品を提供し得る吸収性物品のシリーズを提供することに関する。
本発明は、サイズ違いの複数の吸収性物品を含み、該複数の吸収性物品が、そのサイズの種類数に対応した複数のサイズ群に分けられている、吸収性物品のシリーズである。
本発明の吸収性物品のシリーズの一実施形態では、前記複数の吸収性物品はそれぞれ、着用者の腹側から股間部を介して背側に延びる縦方向とこれに直交する横方向とを有するとともに、着用時に該股間部に配される股下部と、該股下部よりも着用者の腹側に配される腹側部と、該股下部よりも着用者の背側に配される背側部とを縦方向に有し、且つ
吸収体を含む吸収性本体と、該背側部における該吸収性本体の該縦方向に沿う両側縁部に固定された一対の止着用部材と、該腹側部における該吸収性本体の該縦方向に沿う両側縁部に固定された一対の腹側パネルとを備え、該止着用部材を該吸収性本体の外面に止着して着用者に装着するようになされている。
本発明の吸収性物品のシリーズの一実施形態では、前記吸収体は、2層以上の吸収性コアの積層構造を含む。
本発明の吸収性物品のシリーズの一実施形態では、一対の前記止着用部材は、それぞれ、前記吸収性本体の前記縦方向に沿う側縁から前記横方向の外方に延出するように該吸収性本体に固定された背側パネルを含み、該背側パネルは、前記腹側パネルに比べて、該吸収性本体との該縦方向の固定長さが長い。
本発明の吸収性物品のシリーズの一実施形態では、前記複数のサイズ群どうしにおいて、下記の関係AないしCの全てが成立する。
関係A:前記吸収性物品の前記縦方向の全長について、相対的にサイズの小さいサイズ群<相対的にサイズの大きいサイズ群
関係B:前記吸収性物品の前記縦方向の全長に対する前記背側パネルの前記縦方向の固定長さの比率について、相対的にサイズの小さいサイズ群<相対的にサイズの大きいサイズ群、又は、相対的にサイズの小さいサイズ群=相対的にサイズの大きいサイズ群
関係C:前記吸収性物品の前記縦方向の全長に対する前記腹側パネルの前記縦方向の固定長さの比率について、相対的にサイズの小さいサイズ群>相対的にサイズの大きいサイズ群
本発明の他の特徴、効果及び実施形態は、以下に説明される。
本発明によれば、乳幼児をはじめとする着用者の成長段階に応じた適切な吸収性物品を提供し得る、吸収性物品のシリーズが提供される。本発明によって提供される吸収性物品は、成長段階の乳幼児の行動様式に寄り添うことが可能で、身体に対するフィット性に優れ、且つ装着操作が容易で、装着時の負担が軽減されている。
図1は、本発明に係る吸収性物品の一実施形態である使い捨ておむつの展開且つ縦方向最大伸長状態における肌対向面側(表面シート側)の模式的な展開平面図である。 図2は、図1のI-I線での断面(吸収性物品の厚み方向且つ横方向に沿う断面)を模式的に示す断面図である。 図3は、図1のII-II線での断面(吸収性物品の厚み方向且つ横方向に沿う断面)を模式的に示す断面図である。 図4は、本発明の吸収性物品のシリーズに含まれるサイズ群の一実施形態である吸収性物品の包装構造体を一部破断して模式的に示す斜視図である。
以下、本発明をその好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。図面は基本的に模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なる場合がある。
本発明の吸収性物品のシリーズ(以下、単に「シリーズ」とも言う。)は、サイズ(大きさ)の異なる少なくとも2種以上の複数種類の吸収性物品を含む。本発明において「吸収性物品」とは、人体から排出される体液(尿、軟便、経血、汗等)の吸収に用いられる物品を指し、例えば、使い捨ておむつ等が包含される。
図1~図3には、本発明のシリーズに含まれる吸収性物品の一実施形態である使い捨ておむつ1が示されている。おむつ1は、着用者の前後方向、すなわち腹側から股間部を介して背側に延びる方向に対応する縦方向Xと、縦方向Xに直交する横方向Yとを有する。またおむつ1は、着用者の股間部に配され、陰茎等の排泄部に対向する排泄部対向部(図示せず)を含む股下部Bと、股下部Bよりも着用者の腹側(前側)に配置される腹側部Aと、股下部Bよりも着用者の背側(後側)に配される背側部Cとを有する。
本実施形態では、おむつ1は、図1に示す如き展開且つ縦方向最大伸長状態において、横中心線CLyを挟んで一方側と他方側とで対称に形成されている。
腹側部Aは、おむつ1の前身頃Fの一部であり、背側部Cは、おむつ1の後身頃Rの一部である。股下部Bは、縦中心線CLxを縦方向Xに跨いでおり、前身頃F及び後身頃Rの双方にわたって存在している。
本発明において、腹側部A、股下部B及び背側部Cは、展開且つ縦方向最大伸長状態のおむつ1を縦方向Xに三等分した場合の各領域であり得る。
横中心線CLyは、展開且つ縦方向最大伸長状態のおむつ1を横方向Yに二等分して縦方向Xに延びる仮想直線である。また、縦中心線CLxは、展開且つ縦方向最大伸長状態のおむつ1を縦方向Xに二等分して横方向Yに延びる仮想直線である。
前記の「展開且つ縦方向最大伸長状態」とは、当該物体(吸収性物品等)を平面状に拡げて展開状態とし、その展開状態の当該物体の縦方向Xに伸長可能な弾性部材を縦方向Xに最大伸長させて、縦方向Xに伸長可能な弾性部材の影響を一切排除した状態で平面状に広げたときの寸法と同じとなるまで拡げた状態をいう。
おむつ1は、いわゆる展開型おむつであり、吸収体5を含む吸収性本体2と、背側部Cにおける吸収性本体2の縦方向Xに沿う両側縁部(サイドフラップ部21)に固定された一対の止着用部材6,6と、腹側部Aにおける吸収性本体2の縦方向Xに沿う両側縁部(サイドフラップ部21)に固定された一対の腹側パネル14,14とを備え、止着用部材6(より具体的には、後述するファスニングテープ8の止着部82)を吸収性本体2の外面(非肌対向面)の被止着領域9に止着して着用者に装着するようになされている。
本実施形態では、吸収性本体2は、図1に示す如きおむつ1の展開且つ縦方向最大伸長状態の平面視において、縦方向Xに長い長方形形状をなしている。吸収性本体2は、おむつ1の主体をなす部材であり、吸収体5に加えて、吸収体5の肌対向面側に配置された表面シート3と、吸収体5の非肌対向面側に配置された裏面シート4とを含む。両シート3,4は、それぞれ、吸収体5の縦方向Xの両端から縦方向Xの外方に延出しているとともに、吸収体5の縦方向Xに沿う両側縁から横方向Yの外方に延出している。吸収性本体2の構成部材どうしは、接着剤等の公知の接合手段により互いに接合されている。吸収性本体2は、前記の3種類の部材3,4,5が配置された部分(吸収体5と平面視で重なる部分)と、吸収体5以外の部材3,4の少なくとも一方が配置された部分(フラップ部)とを含む。
本明細書において、「肌対向面」は、吸収性物品又はその構成部材(例えば吸収体)に着目したときに、吸収性物品の着用時に着用者の肌に向けられる面であり、「非肌対向面」は、吸収性物品の着用時に着用者の肌とは反対側に向けられる面である。つまり、肌対向面は、着用者の肌から相対的に近い側の面であり、非肌対向面は、着用者の肌から相対的に遠い側の面である。また、「着用時」及び「着用状態」は、吸収性物品の適正な着用位置が維持されて着用された状態を指す。
吸収性本体2の構成部材としては、この種の吸収性物品において通常使用されているものを特に制限なく用いることができる。
表面シート3としては、液透過性を有する各種のシートを用いることができ、例えば、不織布、織布、紙が挙げられる。
裏面シート4としては、防漏性を有するシート、具体的には液不透過性(液を全く通さない性質)又は液難透過性(液不透過性とまでは言えないものの、液を通し難い性質)を有するシートを用いることができ、例えば、透湿性の樹脂フィルム、該樹脂フィルムと不織布との積層体が挙げられる。
吸収体5は、典型的には、少なくとも吸水性材料を主体とする吸収性コアを含む。前記吸水性材料としては、例えば、親水性繊維及び吸水性ポリマーが挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。前記親水性繊維としては、例えば、木材パルプ等の天然繊維、親水性合成繊維等を用いることができる。前記吸水性ポリマーとしては、この種の吸収体で従来使用されているものを特に制限無く用いることができ、例えば、アクリル酸又はアクリル酸アルカリ金属塩の重合物又は共重合物が挙げられる。
本実施形態の吸収体5は、図1及び図2に示すように、2層以上の吸収性コアの積層構造を含む。具体的には吸収体5は、第1コア51と、第1コア51の非肌対向面側に配置された第2コア52とを含む。両コア51,52は、何れも吸水性材料を主体とする吸収性コアである。吸収性コアは、下記の積繊タイプとシートタイプとに大別できるところ、本発明では何れのタイプも使用できる。
積繊タイプの吸収性コアは、典型的には、親水性繊維等の繊維材料の集合体を主体とし、該集合体に必要に応じ吸水性ポリマー粒子を担持させた構成を有する。積繊タイプの吸収性コアは、回転ドラムを備えた公知の積繊装置を用いて常法に従って製造することができる。前記積繊装置は、典型的には、外周面に集積用凹部が形成された回転ドラムと、該集積用凹部に吸収性コアの形成材料(繊維、吸水性ポリマー粒子)を搬送する流路を内部に有するダクトとを備え、該回転ドラムをそのドラム周方向に沿って回転軸周りに回転させつつ、該回転ドラムの内部側からの吸引によって該流路に生じた空気流に乗って搬送された該形成材料を、該集積用凹部に積繊させるようになされている。
シートタイプの吸収性コアは、典型的には、繊維シートの内部又は表面に吸水性ポリマー粒子が固定された構成を有し、吸収性シートなどとも呼ばれる。前記繊維シートとしは、例えば、紙、不織布等を用いることができる。シートタイプの吸収性コアは、積繊タイプの吸収性コアに比べて厚みが薄く柔軟である。シートタイプの吸収性コアは、例えば、相対向する2枚の繊維シートの間に吸水性ポリマー粒子が介在配置された構成を有するものであり得る。シートタイプの吸収性コアとしては、特許第2963647号公報、特許第2955223号公報に記載のものを用いることもできる。
本発明では、両コア51,52の一方が積繊タイプ、他方がシートタイプでもよく、あるいは双方が積繊タイプ又はシートタイプでもよい。吸収体5の好ましい一実施形態として、第1コア51が積繊タイプ、第2コアがシートタイプである形態が挙げられる。
積繊タイプの吸収性コアの坪量は、好ましくは100g/m以上、より好ましくは150g/m以上、そして、好ましくは400g/m以下、より好ましくは300g/m以下である。
シートタイプの吸収性コアの坪量は、好ましくは80g/m以上、より好ましくは100g/m以上、そして、好ましくは150g/m以下、より好ましくは130g/m以下である。
本実施形態では、両コア51,52は何れも平面視で長方形形状をなし、それらの長手方向が縦方向Xに一致している。第1コア51の方が、第2コア52に比べて、横方向Yの長さ(幅)が短く、第2コア52は、少なくとも股下部Bに、第1コア51の縦方向Xに沿う両側縁から横方向Yの外方に延出する一対の延出部を有している。また本実施形態では、第1コア51は、第2コア52に比べて縦方向Xの長さが短く、第2コア52の背側部C側の縦方向Xの端から縦方向Xの内方に所定距離にわたる領域(一対の背側パネル7,7に挟まれた領域における、股下部B寄りの領域を除く大部分)は、第1コア51の非配置領域となっている(図3参照)。おむつ1では、第1コア51は腹側部A側に偏倚している。本発明では、両コア51,52の平面視形状、サイズ及び配置は特に制限されず、吸収性物品の種類、用途等に応じて適宜調整できる。
本実施形態の吸収体5は、図2及び図3に示すように、両コア51,52の外面を被覆するコアラップシート53を含んでいる。本実施形態では、両コア51,52の双方が存在する領域(腹側部A、股下部B)では、両コア51,52が一体的にコアラップシート53で被覆されている(図2参照)が、該領域で両コア51,52がそれぞれ個別にコアラップシートで被覆されていてもよい。コアラップシート53としては、液透過性のシートが好ましく、例えば、紙、不織布等を用いることができる。
本実施形態では、おむつ1は、吸収性本体2の縦方向Xに沿う両側縁部に沿って配置された一対の防漏カフ10,10を備えている。各防漏カフ10は、液不透過性且つ通気性の防漏シート11を含み、防漏シート11の横方向Yの一端側は、他の部材(図2に示す形態では裏面シート4)に固定されて固定端部とされ、防漏シート11の横方向Yの他端側は、他の部材に非固定の自由端部とされている。防漏シート11の前記自由端部には、防漏カフ形成用弾性部材12が、縦方向Xに伸長状態で固定されることで同方向に伸縮可能に配置されている。おむつ1の着用時には、弾性部材12の収縮力により、少なくとも股下部Bにおいて、防漏シート11の前記自由端部側が、前記固定端部を起立基端として着用者側に起立することで一対の防漏カフ10,10が起立し、これにより尿等の排泄物の横方向Yの外方への流出が阻止される。なお図2では、説明の便宜上、防漏カフ10を起立した状態で示しているが、図1に示す如き展開且つ縦方向最大伸長状態のおむつ1において防漏カフ10が必ずしも図2に示すように起立するというわけではない。
本実施形態では、吸収性本体2は、吸収体5の周縁よりも外方に位置するフラップ部を備える。前記フラップ部は、吸収体5の周縁を跨ぐように配置された部材によって構成され、図示の形態では、表面シート3、裏面シート4及び防漏シート11を含んで構成されている(図2参照)。前記フラップ部を構成する複数の部材どうしは、接着剤、ヒートシール、超音波シール等の公知の接合手段によって互いに接合されている。前記フラップ部における、吸収体5の縦方向Xに沿う両側縁及び該両側縁の仮想延長線よりも横方向Yの外方に位置する部分は、吸収性本体2の縦方向Xに沿う両側縁部(換言すれば、横方向Yの両端部)であるサイドフラップ部21である。サイドフラップ部21の横方向Yの最外方に位置する部分が、吸収性本体2の縦方向Xに沿う側縁2Sである。一対のサイドフラップ部21,21それぞれにおける少なくとも股下部Bに位置する部分には、レッグギャザー形成用弾性部材13が縦方向Xに伸縮可能に配置されている。
以下、おむつ1の特徴部分の1つである止着用部材6について詳細に説明する。
本実施形態では、一対の止着用部材6,6は、それぞれ、図1及び図3に示すように、吸収性本体2の側縁2Sから横方向Yの外方に延出するように吸収性本体2に固定された背側パネル7を含む。
本実施形態では、背側パネル7は横方向Yに伸縮性を有している。本実施形態では、背側パネル7は、図1及び図3に示すように、横方向Yに伸縮可能に配置された弾性部材72を備えており、弾性部材72によって同方向の伸縮性が付与されている。すなわち本実施形態では、背側パネル7は、背側パネル7の主体をなすパネル材71と、横方向Yに伸縮可能にパネル材71に固定された弾性部材72とを含む。より具体的には、背側パネル7は、相対向する2枚のパネル材71,71を含み、その2枚のパネル材71,71の間に、横方向Yに延びる弾性部材72が縦方向Xに複数間欠配置されている。パネル材71の素材は特に制限されず、例えば、エアースルー不織布、ヒートロール不織布、スパンレース不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布等の各種製法による不織布;織布、編布、紙、樹脂フィルム等が挙げられ、これらの1種又は2種以上が積層一体化してなる複合シートを用いることもできる。なお本発明では、背側パネル7に横方向Yの伸縮性を付与する手段は特に制限されず、パネル材71が横方向Yに伸縮性を有していてもよい。その場合、背側パネル7は弾性部材72を備えていなくてもよい。
本実施形態では、背側パネル7は、おむつ1の展開且つ縦方向最大伸長状態において、平面視四角形形状、より具体的には長方形形状をなしている。すなわち背側パネル7は、縦方向Xに沿う外側縁7X1及び内側縁7X2と、横方向Yに沿う外方端7Y1と内方端7Y2とを有する。外側縁7X1及びその近傍(背側パネル7の外側縁部)には、止着用部材6が備える後述するファスニングテープ8が固定されている。背側パネル7の内側縁7X2及びその近傍(背側パネル7の内側縁部)は、接着剤、融着等の公知の固定手段により、吸収性本体2の側縁部であるサイドフラップ部21に固定されている。図示の形態では、背側パネル7の前記内側縁部は、サイドフラップ部21を構成する相対向する2枚のシート(裏面シート4及び防漏シート11)の間に固定されているが(図3参照)、吸収性本体2における背側パネル7の固定位置は特に制限されず、サイドフラップ部21の肌対向面(図示の形態では防漏シート11の肌対向面)でもよく、サイドフラップ部21の非肌対向面(図示の形態では裏面シート4の非肌対向面)でもよい。背側パネル7の外方端7Y1は、おむつ1の縦中心線CLxから相対的に遠くに位置し、背側パネル7の内方端7Y2は、縦中心線CLxから相対的に近くに位置する。
なお、本明細書において、吸収性物品又はその構成部材の「縦方向に沿う側縁」(例えば前述した、吸収性本体2の側縁2S、背側パネル7の外側縁7X1及び内側縁7X2)は、当該物体の縦方向Xに沿う縁(平面視線状の部分)を指す。また、吸収性本体2の側縁部、背側パネル7の外側縁部及び内側縁部の如き、「側縁部」は、当該物体の側縁及びその近傍を含む部分を指し、典型的には、縦方向Xに延び且つ横方向Yに所定の長さを持つ平面視帯状の部分である。
また本明細書において、背側パネル7の外方端7Y1及び内方端7Y2の如き、吸収性物品又はその構成部材の「縦方向端」は、当該物体の横方向Yに沿う縁(平面視線状の部分)を指す。また、斯かる縦方向端及びその近傍を含む部分(例えば、外方端7Y1及びその近傍)は「縦方向端部」である。
本実施形態では、一対の止着用部材6,6は、それぞれ、背側パネル7に加えて更に、背側パネル7の外側縁7X1から横方向Yの外方に延出するように背側パネル7に固定されたファスニングテープ8を含む。ファスニングテープ8としては、この種の展開型おむつで使用可能なものを特に制限なく用いることができる。本実施形態では、ファスニングテープ8は、図1及び図3に示すように、平面視長方形形状のテープ基材81と、テープ基材81に固定された止着部82とを含む。テープ基材81の素材は特に制限されず、例えば、不織布、不織布と樹脂フィルムとの積層体等を用いることができる。ファスニングテープ8の長手方向(横方向Y)の一端部は、接着剤、融着等の公知の固定手段により、背側パネル7の外側縁7X1及びその近傍(背側パネル7の外側縁部)に固定されている。図示の形態では、ファスニングテープ8は背側パネル7の非肌対向面に固定されているが(図3参照)、背側パネル7の肌対向面に固定されていてもよい。
止着部82は、テープ基材81における背側パネル7の外側縁7X1からの延出部の肌対向面に固定されている。止着部82は、腹側部Aにおける吸収性本体2の非肌対向面に設けられた被止着領域9(図1参照)に脱着可能に止着できるようになされている。本発明では、止着部82及び被止着領域9を含む止着構造は特に制限されず、この種の展開型おむつにおける止着構造を特に制限なく用いることができる。前記止着構造の一例として、機械的面ファスナーが挙げられる。ここで言う「機械的面ファスナー」とは、鉤状の突起からなるフック材(係合部材)が一面に配置された面部材(オス部材)と、パイル状の突起からなるループ材が一面に配置された面部材(メス部材)とが、一組みとなった留め具を指す。機械的面ファスナーの具体例として、マジックテープ(登録商標)が挙げられる。典型的には、止着部82が前記オス部材、被止着領域が前記メス部材であるが、これとは逆でもよい。
図1に示すように、腹側部Aには、吸収性本体2の両側縁2S,2Sから横方向Yの外方に延出する一対の腹側パネル14,14が設けられている。腹側パネル14は前述したとおり、おむつ1の装着操作を補助する役割を担い、また、ファスニングテープ8の止着部82と着用者の肌との接触に起因する不都合を未然に防止する役割も担う。
腹側パネル14は、背側パネル7と同様に、吸収性本体2の側縁部(サイドフラップ部21)に固定されている。腹側パネル14の吸収性本体2への固定方法(固定手段、固定位置等)については、前述した背側パネル7の吸収性本体2への固定方法に関する説明が適宜適用される。腹側パネル14の素材は特に制限されず、例えば、非伸縮性のシート材(例えば不織布)を用いることができる。
図1に示すように、背側パネル7の吸収性本体2との縦方向Xの固定長さL7は、腹側パネル14の吸収性本体2との縦方向Xの固定長さL14に比べて長い。本実施形態では、背側パネル7の固定長さL7は、ファスニングテープ8の背側パネル7との縦方向Xの固定長さL8に比べても長く、縦方向Xの固定長さに関して、L7>L14>L8という大小関係が成立している。ここで言う「固定長さL7」は、背側パネル7における吸収性本体2の側縁2Sとの重複部の縦方向Xの長さを指す。また、「固定長さL14」は、腹側パネル14における吸収性本体2の側縁2Sとの重複部の縦方向Xの長さを指す。また、「固定長さL8」は、ファスニングテープ8における背側パネル7の外側縁7X1との重複部の縦方向Xの長さを指す。つまり、固定長さL7,L8,L14は、当該部材(背側パネル7、ファスニングテープ8又は腹側パネル14)の固定部における、非固定部(固定先からの延出部)との境界に隣接する部分の縦方向Xの長さであり、いわゆる当該部材の付け根の縦方向Xに沿う長さである。
本発明のシリーズは、サイズ違いの複数の吸収性物品(例えば前述のおむつ1)を含み、その複数の吸収性物品は、そのサイズの種類数に対応した複数のサイズ群に分けられている。
本発明において「サイズ」の指標は特に制限されず、吸収性物品又はその構成部材(例えば、おむつ1における吸収性本体2又は吸収体5)の諸物性であって吸収性物品のサイズを反映し得るものを特に制限なく用いることができ、例えば、吸収性物品又はその構成部材の一方向(縦方向、横方向等)の全長、肌対向面又は非肌対向面の面積であり得る。
本発明でいう「サイズ違い」とは、典型的には、対比される吸収性物品どうしで、サイズの指標となる物性が互いに異なることを意味する。また本発明において、「吸収性物品どうしでサイズが同一である」(換言すれば、サイズ違いではない)には、複数の吸収性物品どうしでそのサイズの指標となる物性が一致する場合と、一致しないが所定の範囲内に収まる場合とが包含される。つまり本発明では、1つのサイズ群を構成する複数の吸収性物品どうしは、サイズの指標となる物性が所定の範囲内にあることを前提として、該物性が互いに異なる場合があり得る。
前記の吸収性物品のサイズの指標となる物性の好ましい一例として、吸収性物品の展開且つ縦方向最大伸長状態の非応力下(外力がかかっていない自然状態)での縦方向の全長(以下、「縦全長」とも言う。)が挙げられる。例えば図1を参照して、前述のおむつ1が展開且つ縦方向最大伸長状態で非応力下にある場合において、腹側部A側の縦方向端1aと背側部C側の縦方向端1cとの間の縦方向Xに沿う長さが、おむつ1の縦全長である。
本発明のシリーズの一実施形態として、縦全長が互いに異なる複数の吸収性物品を含み、その複数の吸収性物品は、その縦全長の種類数に対応した複数のサイズ群に分けられているものが挙げられる。
本発明のシリーズにおいて、サイズ違いの複数の吸収性物品どうしは、サイズだけでなく、サイズ以外の要素(構造的又は組成的な要素)が異なっていてもよい。すなわち本発明では、複数のサイズ群どうしで吸収性物品のサイズ以外の要素が異なっていてもよい。例えば、前述のおむつ1を例に取れば、シリーズに含まれるサイズ(縦全長)が互いに異なる複数のおむつ1どうしで、おむつ1が備える吸収体5が構造的又は組成的に異なっていてもよい。本発明のシリーズは、典型的には、それに含まれる複数の吸収性物品どうしで、サイズ以外の要素は実質的に同じである。
本発明のシリーズは、それに含まれる複数の吸収性物品(複数のサイズ群)に共通の名称(ブランド名)を有する場合がある。その場合、複数の吸収性物品はそれぞれ、その共通の名称で販売される商品群の商品ラインナップの1つである。その共通の名称は、例えば、吸収性物品又はその包装容器に表示される。
本発明のシリーズは、着用者の体形に応じた適切なサイズの吸収性物品を提供する観点から、共通のブランド名を有する全サイズ群どうしにおいて、後述する関係AないしCの全てが成立することが好ましい。
本発明のシリーズは、サイズ群の数が3以上であり得る。サイズ群の数が3以上であることで、シリーズ全体として吸収性物品のサイズの幅が広がるため、着用者の体形に応じた適切なサイズの吸収性物品を提供することが可能となる。例えば、比較的短期間で身体が著しく成長する乳幼児(生後ゼロ日から満1歳未満までの子)に対し、その身体の成長段階に適した吸収性物品を提供することができる。
本発明のシリーズの一実施形態として、サイズ群の数が5つであり、サイズ(例えば吸収性物品の縦全長)が小さい順に、第1のサイズ(例えばNBサイズ)、第2のサイズ(例えばSサイズ)、第3のサイズ(例えばMサイズ)、第4のサイズ(例えばLサイズ)、第5のサイズ(例えばXLサイズ)の5種類の吸収性物品をそれぞれ複数含む形態が挙げられる。斯かる形態では、5種類の吸収性物品は、第1のサイズ群、第2のサイズ群、第3のサイズ群、第4のサイズ群、第5のサイズ群の5つに分けられている。斯かる形態は、吸収性物品の着用者が乳幼児である場合に特に有用である。
本発明のシリーズには、複数のサイズ群がそれぞれ、複数の吸収性物品と、該複数の吸収性物品を内部に収容する包装容器とを含む形態が包含される。図4には、斯かる形態におけるサイズ群の一実施形態である吸収性物品の包装構造体15が示されている。包装構造体15は、吸収性物品として複数のおむつ1と、これらを内部に収容する包装容器16とを含む。包装容器16内の複数のおむつ1どうしは、組成的ないし構造的に同一であるとともに、サイズが同一でありサイズ違いではない。ここで言う「サイズが同一」の意味は前述したとおりである。
本発明のシリーズの一実施形態として、複数のサイズ群に対応した複数の包装構造体15を含む形態が挙げられる。つまり本発明のシリーズは、包装構造体15に代表される吸収性物品の包装構造体の集合体であり得る。
包装構造体15において、複数のおむつ1はそれぞれ、折り畳まれた状態で包装容器16の内部に収容されている。本実施形態では、包装容器16の内部の複数のおむつ1はそれぞれ、肌対向面側(表面シート3側)を内側にして縦方向Xに二つ折りされている。そして、折り畳まれた状態の複数のおむつ1が一方向に集積されてスタックを形成し、そのスタックが包装構造体15の高さ方向に複数積み重ねられて一体的に圧縮された状態で、包装容器16の内部に収容されている。包装容器16は、複数のおむつ1を収容できるものであればよく、素材及び構成は特に限定されない。図示の形態では、包装容器16は、可撓性を有するシートからなる包装袋である。
包装容器16の外面には、当該シリーズに含まれる複数のおむつ1に共通の名称(ブランド名)が印刷等によって表示され得る。
また、包装容器16の外面には、包装容器16内のおむつ1に関する情報が印刷等によって表示され得る。前記の「おむつ1(吸収性物品)に関連する情報」としては、例えば、縦全長等のおむつ1の諸物性、当該包装容器16内のおむつ1(当該包装構造体15)が属するサイズ群の名称が挙げられる。後者に関し、例えば、当該シリーズが前述の第1ないし5のサイズ群を有する場合において、当該包装構造体15が第1のサイズ群に対応するものである場合は、当該包装構造体15を構成する包装容器16の外面に第1のサイズの名称(例えばNBサイズ)と表示することができる。
包装容器16の外面に、縦全長等のおむつ1の諸物性を表示する代わりに、前記のサイズ群の名称と、包装容器16内のおむつ1が着用者として想定している人の体重(想定体重)とを表示することは有用である。これは、縦全長等の吸収性物品の諸物性を表示し、吸収性物品の購買者(例えば吸収性物品の着用者である乳幼児の親)に、該諸物性を基準にして、着用者の体の大きさに適合する吸収性物品を選択させるよりも、該諸物性と相関のある着用者の体重を表示し、該体重を基準にして、着用者の体の大きさに適合する吸収性物品を選択させた方が、選択が容易である上に、より適合する大きさの吸収性物品を選択し得る場合が多いためである。
本発明のシリーズは、それに含まれる複数のサイズ群どうしにおいて、下記の関係AないしCの全てが成立する点で特徴づけられる。本発明者らは、特に乳幼児の成長段階における行動様式の変化に着目し、無数にある影響因子を検討した中で、下記関係AないしCが、各行動様式に対するフィット性に大きく影響を及ぼしていることを見出した。特に、身体的成長に伴って、単に縦全長、背側パネル及び腹側パネルの寸法を大きくするのではなく、下記関係AないしCを満たすことが、フィット性に大きく影響を及ぼしていることを見出した。さらに、下記関係AないしCを満たすことは、このようにフィット性が向上して、背側部からの排泄物の漏れが生じにくくなるだけではなく、装着操作の容易化、止着用部材との接触に起因する着用者の肌トラブルの防止等の腹側パネルによる作用効果も同時に得られることも見出した。
なお、下記の関係AないしCでは、各サイズ群に含まれる吸収性物品として前述したおむつ1を例に取っている。
1)関係A:おむつ1の縦全長について、相対的にサイズの小さいサイズ群の縦全長<相対的にサイズの大きいサイズ群の縦全長
2)関係B:おむつ1の縦全長に対する背側パネル7の固定長さL7(図1参照)の比率(以下、「背側パネル/縦全長比」とも言う)について、
相対的にサイズの小さいサイズ群の背側パネル/縦全長比<相対的にサイズの大きいサイズ群の背側パネル/縦全長比(以下、「関係B1」とも言う)、又は、
相対的にサイズの小さいサイズ群の背側パネル/縦全長比=相対的にサイズの大きいサイズ群の背側パネル/縦全長比(以下、「関係B2」とも言う)
3)関係C:おむつ1の縦全長に対する腹側パネル14の固定長さL14(図1参照)の比率(以下、「腹側パネル/縦全長比」とも言う)について、相対的にサイズの小さいサイズ群の腹側パネル/縦全長比>相対的にサイズの大きいサイズ群の腹側パネル/縦全長比
前記関係Aが成立することは、吸収性物品のサイズが大きくなる、すなわち該サイズの指標となる吸収性物品の物性(例えば縦全長)が大きくなるに従って、吸収性物品の縦全長が長くなることと同義である。したがって、前記物性として吸収性物品の縦全長を採用している場合、当該シリーズに含まれる複数のサイズ群どうしにおいては関係Aが当然に成立する。関係Aで規定するおむつ1等の吸収性物品の縦全長は、吸収性物品の着用者の腹側(前側)から股間部を介して背側(後側)にわたる長さ(以下、「着用者前後長さ」とも言う。)に対応するので、関係Aが成立する吸収性物品のシリーズは、着用者前後長さの異なる複数種類の着用者の体形に対応可能であり、乳幼児の身体の成長段階に適した吸収性物品を提供し得るものとなり得る。
前記関係Bが成立することは、吸収性物品のサイズ(例えば縦全長)が大きくなるに従って、背側パネル/縦全長比が大きくなる(関係B1が成立する)か、又は背側パネル/縦全長比が一定である(関係B2が成立する)ことと同義である。
一般に、乳幼児の身体的成長段階では、臀部は着用者前後長さと同等以上に成長するので、吸収性物品のシリーズを、乳幼児をはじめとする着用者の様々な体形に対応し得るものとするためには、該シリーズに含まれる複数の吸収性物品ないしサイズ群全体として、着用者の臀部に対応する部位(背側部)の大きさに一定の幅を持たせる必要がある。
前記関係Bはこのような観点から本発明で採用されたものである。前述のおむつ1を例に取れば、背側部Cに配置された背側パネル7の固定長さL7(図1参照)に着目し、おむつ1のサイズアップ(例えば縦全長の増加)に対して、固定長さL7を長くする(関係B1を成立させる)か、又は固定長さL7を一定にする(関係B2を成立させる)ことで、着用者の身体的成長に伴う臀部の巨大化に対応した吸収性物品のシリーズとなり得る。
前記関係Bによる作用効果をより一層確実に奏させるようにする観点から、関係B2よりも関係B1が成立することが好ましい。
前記関係Cが成立することは、吸収性物品のサイズ(例えば縦全長)が大きくなるに従って、腹側パネル/縦全長比が小さくなることと同義である。
一般に、着用者の身体的成長に伴い、着用者特有の身体活動が活発になる。また、特に着用者が乳幼児の場合、低月齢では足が横に開いた状態の姿勢(両膝と股関節が十分曲がったM字型の姿勢)をとることが多いのに対し、高月齢になると、足を閉じた姿勢をとるようになるとともに、足を腹側(前側)に出す動作をすることが多くなる。また、足の腹側(前側)の動作を考慮するだけではなく、吸収性物品の着用のしやすさも併せて考慮する必要がある。このような、身体的成長に伴う足の動きの活発化に対応し、且つ、着用させやすい吸収性物品のシリーズを提供するためには、該シリーズに含まれる複数の吸収性物品ないしサイズ群全体として、着用者の腹側に対応する部位(腹側部)の大きさに一定の幅を持たせる必要がある。
前記関係Cはこのような観点から本発明で採用されたものである。前述のおむつ1を例に取れば、腹側部Aに配置された腹側パネル14の固定長さL14(図1参照)に着目し、おむつ1のサイズアップ(例えば縦全長の増加)に対して、固定長さL14を短くする(関係Cを成立させる)ことで、腹側パネル14によって足の動きが阻害される不都合が防止され、着用者の身体的成長に伴う足の動きの活発化に対応した吸収性物品のシリーズとなり得る。
本発明のシリーズは、前記関係AないしCが成立するため、吸収性物品の着用者の身体的成長に対応し、着用者の成長段階に応じた適切な吸収性物品を提供することができる。ここで言う「適切な吸収性物品」とは、具体的には例えば、背側パネルを含む止着用部材により、着用者の臀部に対するフィット性に優れ、背側部からの排泄物の漏れが生じにくく、且つ腹側パネルによる作用効果(装着操作の容易化、止着用部材との接触に起因する着用者の肌トラブルの防止等)を享受しつつ、腹側パネルによって着用者の足の動きが阻害される不都合が防止された吸収性物品である。
本発明のシリーズは特に乳幼児用吸収性物品のシリーズとして好適である。本発明のシリーズの使用態様の一例として、着用者である乳幼児が低月齢のときは、相対的にサイズ(例えば吸収性物品の縦全長)の小さいサイズ群に属する吸収性物品を使用し、乳幼児の高月齢化に合わせて相対的にサイズの大きいサイズ群に切り替える、という使用態様が挙げられる。
特に、おむつ1における背側パネル7のように、背側パネルが横方向に伸縮性を有していると、背側パネルの吸収性物品の着用者の動きに対する追従性が向上し、吸収性物品の着用中に着用者が前屈等の姿勢をとった場合でも、背側部が着用者の身体に密着性良く追従し得るようになるため、好ましい。
また特に、おむつ1における背側パネル7のように、背側パネルが平面視で四角形形状をなしていると、例えば、背側パネルの平面視形状が、横方向の外方に向かって縦方向長さ(背側パネルの吸収性本体の側縁からの延出方向と直交する方向の長さ、前述のおむつ1の縦方向Xの長さ)が漸次減少する先細り形状である場合に比べて、吸収性物品の着用中に背側パネルで腹側部を覆うことが容易になり、それによって吸収性物品全体としてフィット性が一層向上し得るため、好ましい。
前記関係Bによる作用効果をより一層確実に奏させるようにする観点から、関係Bの比率(背側パネル/縦全長比)は、好ましくは0.10以上、より好ましくは0.13以上、更に好ましくは0.16以上である。一方、背側パネル/縦全長比の上限は特に制限されないが、斯かる比率が大きくなりすぎると、装着の際におむつが着用者の足に干渉してしまい装着しづらくなる、着用状態で乳幼児の特に脚の動きが妨げられる、等の不都合が生じるおそれがあるので、その点を考慮すると、好ましくは0.30以下、より好ましくは0.27以下、更に好ましくは0.24以下である。
同様の観点から、前記関係Cの比率(腹側パネル/縦全長比)は、好ましくは0.20未満、より好ましくは0.18以下、更に好ましくは0.16以下である。一方、腹側パネル/縦全長比の下限は特に制限されないが、腹側パネルによる作用効果を確実に奏させるようにする観点、特に前述した、腹側パネルによる止着部と着用者の肌との接触に起因する不都合を未然に確実に防止する観点から、好ましくは0.05以上、より好ましくは0.07以上、更に好ましくは0.10以上である。
本発明のシリーズに含まれる吸収性物品の各部の寸法は特に制限されないが、前述の作用効果をより一層確実に奏させるようにする観点から、以下のように設定することが好ましい。
吸収性物品の縦全長は、好ましくは250mm以上、より好ましくは350mm以上、そして、好ましくは700mm以下、より好ましくは600mm以下である。
吸収性物品の縦全長は、本発明のシリーズの一実施形態として、5つのサイズ群に分けた場合、各サイズ群は、以下のように設定することが好ましい。
第1のサイズ(例えばNBサイズ)の吸収性物品の縦全長は、好ましくは350mm以上、より好ましくは360mm以上、そして、好ましくは390mm以下、より好ましくは380mm以下である。
第2のサイズ(例えばSサイズ)の吸収性物品の縦全長は、好ましくは390mm以上、より好ましくは400mm以上、そして、好ましくは430mm以下、より好ましくは420mm以下である。
第3のサイズ(例えばMサイズ)の吸収性物品の縦全長は、好ましくは420mm以上、より好ましくは430mm以上、そして、好ましくは460mm以下、より好ましくは450mm以下である。
第4のサイズ(例えばLサイズ)の吸収性物品の縦全長は、好ましくは455mm以上、より好ましくは465mm以上、そして、好ましくは485mm以下、より好ましくは495mm以下である。
第5のサイズ(例えばXLサイズ)の吸収性物品の縦全長は、好ましくは480mm以上、より好ましくは490mm以上、そして、好ましくは530mm以下、より好ましくは520mm以下である。
背側パネルの固定長さL7(図1参照)は、好ましくは60mm以上、より好ましくは70mm以上、そして、好ましくは120mm以下、より好ましくは110mm以下である。
腹側パネルの固定長さL14(図1参照)は、好ましくは40mm以上、より好ましくは50mm以上、そして、好ましくは80mm以下、より好ましくは70mm以下である。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に何ら制限されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
前述した本発明の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
<1>
サイズ違いの複数の吸収性物品を含み、該複数の吸収性物品が、そのサイズの種類数に対応した複数のサイズ群に分けられている、吸収性物品のシリーズであって、
前記複数の吸収性物品はそれぞれ、着用者の腹側から股間部を介して背側に延びる縦方向とこれに直交する横方向とを有するとともに、着用時に該股間部に配される股下部と、該股下部よりも着用者の腹側に配される腹側部と、該股下部よりも着用者の背側に配される背側部とを縦方向に有し、且つ
吸収体を含む吸収性本体と、該背側部における該吸収性本体の該縦方向に沿う両側縁部に固定された一対の止着用部材と、該腹側部における該吸収性本体の該縦方向に沿う両側縁部に固定された一対の腹側パネルとを備え、該止着用部材を該吸収性本体の外面に止着して着用者に装着するようになされており、
前記吸収体は、2層以上の吸収性コアの積層構造を含み、
一対の前記止着用部材は、それぞれ、前記吸収性本体の前記縦方向に沿う側縁から前記横方向の外方に延出するように該吸収性本体に固定された背側パネルを含み、該背側パネルは、前記腹側パネルに比べて、該吸収性本体との該縦方向の固定長さが長く、
前記複数のサイズ群どうしにおいて、下記の関係AないしCの全てが成立する、吸収性物品のシリーズ。
関係A:前記吸収性物品の前記縦方向の全長について、相対的にサイズの小さいサイズ群<相対的にサイズの大きいサイズ群
関係B:前記吸収性物品の前記縦方向の全長に対する前記背側パネルの前記縦方向の固定長さ(L7)の比率について、相対的にサイズの小さいサイズ群<相対的にサイズの大きいサイズ群、又は、相対的にサイズの小さいサイズ群=相対的にサイズの大きいサイズ群
関係C:前記吸収性物品の前記縦方向の全長に対する前記腹側パネルの前記縦方向の固定長さ(L14)の比率について、相対的にサイズの小さいサイズ群>相対的にサイズの大きいサイズ群
<2>
前記関係Bの比率が0.10以上、好ましくは0.13以上、より好ましくは0.16以上である、前記<1>に記載の吸収性物品のシリーズ。
<3>
前記関係Cの比率が0.05以上、好ましくは0.07以上、より好ましくは0.10以上である、前記<1>又は<2>に記載の吸収性物品のシリーズ。
<4>
前記関係Cの比率が0.20未満、好ましくは0.18以下、より好ましくは0.16以下である、前記<1>~<3>の何れか1項に記載の吸収性物品のシリーズ。
<5>
前記関係Bの比率が0.30以下、好ましくは0.27以下、より好ましくは0.24以下である、前記<1>~<4>の何れか1項に記載の吸収性物品のシリーズ。
<6>
前記背側パネルは、前記横方向に伸縮性を有する、前記<1>~<5>の何れか1項に記載の吸収性物品のシリーズ。
<7>
前記背側パネルは、該背側パネルの主体をなすパネル材と、前記横方向に伸縮性を有する、該パネル材に固定された弾性部材とを含む、前記<6>に記載の吸収性物品のシリーズ。
<8>
前記背側パネルは、相対向する2枚の前記パネル材を含み、その2枚のパネル材の間に、前記横方向に延びる前記弾性部材が前記縦方向に複数間欠配置されている、前記<6>又は<7>に記載の吸収性物品のシリーズ。
<9>
前記背側パネルは、平面視で四角形形状をなしている、前記<1>~<8>の何れか1項に記載の吸収性物品のシリーズ。
<10>
前記背側パネルは、平面視で長方形形状をなしている、前記<9>に記載の吸収性物品のシリーズ。
<11>
前記止着用部材は、前記背側パネルに加えて更に、該背側パネルの前記縦方向に沿う外側縁から前記横方向の外方に延出するように該背側パネルに固定されたファスニングテープを含む、前記<1>~<10>の何れか1項に記載の吸収性物品のシリーズ。
<12>
前記ファスニングテープは、平面視長方形形状のテープ基材と、該テープ基材に固定された止着部とを含む、前記<11>に記載の吸収性物品のシリーズ。
<13>
前記止着部は、前記テープ基材における前記背側パネルの前記外側縁からの延出部の肌対向面に固定されている、前記<12>に記載の吸収性物品のシリーズ。
<14>
前記背側パネルの前記縦方向の固定長さ(L7)は、好ましくは60mm以上、より好ましくは70mm以上、そして、好ましくは120mm以下、より好ましくは110mm以下である、前記<1>~<13>の何れか1項に記載の吸収性物品のシリーズ。
<15>
前記腹側パネルの前記縦方向の固定長さ(L14)は、好ましくは40mm以上、より好ましくは50mm以上、そして、好ましくは80mm以下、より好ましくは70mm以下である、前記<1>~<14>の何れか1項に記載の吸収性物品のシリーズ。
<16>
前記積層構造は、繊維材料の集合体を主体とする積繊タイプの吸収性コアと、繊維シートの内部又は表面に吸水性ポリマー粒子が固定されたシートタイプの吸収性コアとを含む、前記<1>~<15>の何れか1項に記載の吸収性物品のシリーズ。
<17>
前記サイズ群の数が3以上である、前記<1>~<16>の何れか1項に記載の吸収性物品のシリーズ。
<18>
前記吸収性物品は、乳幼児(生後ゼロ日から満1歳未満までの子)用である、前記<1>~<17>の何れか1項に記載の吸収性物品のシリーズ。
<19>
前記複数のサイズ群はそれぞれ、複数の前記吸収性物品と、該複数の吸収性物品を内部に収容する包装容器とを含む、前記<1>~<18>の何れか1項に記載の吸収性物品のシリーズ。
<20>
前記包装容器の外面に、前記シリーズに含まれる複数の前記吸収性物品に共通の名称及び/又は該吸収性物品に関する情報が表示され、該情報は、当該包装容器内の吸収性物品が属する前記サイズ群の名称を含む、前記<19>に記載の吸収性物品のシリーズ。
<21>
前記複数のサイズ群が、共通のブランド名を有する、前記<1>~<20>の何れか1項に記載の吸収性物品のシリーズ。
<22>
前記共通のブランド名を有する全サイズ群どうしにおいて、前記関係AないしCの全てが成立する、前記<21>に記載の吸収性物品のシリーズ。
1 使い捨ておむつ(吸収性物品)
A 腹側部
B 股下部
C 背側部
2 吸収性本体
5 吸収体
51 第1コア
52 第2コア
6 止着用部材
7 背側パネル
8 ファスニングテープ
14 腹側パネル
15 包装構造体
16 包装容器
X 縦方向
Y 横方向

Claims (9)

  1. サイズ違いの複数の吸収性物品を含み、該複数の吸収性物品が、そのサイズの種類数に対応した複数のサイズ群に分けられている、吸収性物品のシリーズであって、
    前記複数の吸収性物品はそれぞれ、着用者の腹側から股間部を介して背側に延びる縦方向とこれに直交する横方向とを有するとともに、着用時に該股間部に配される股下部と、該股下部よりも着用者の腹側に配される腹側部と、該股下部よりも着用者の背側に配される背側部とを縦方向に有し、且つ
    吸収体を含む吸収性本体と、該背側部における該吸収性本体の該縦方向に沿う両側縁部に固定された一対の止着用部材と、該腹側部における該吸収性本体の該縦方向に沿う両側縁部に固定された一対の腹側パネルとを備え、該止着用部材を該吸収性本体の外面に止着して着用者に装着するようになされており、
    前記吸収体は、2層以上の吸収性コアの積層構造を含み、
    一対の前記止着用部材は、それぞれ、前記吸収性本体の前記縦方向に沿う側縁から前記横方向の外方に延出するように該吸収性本体に固定された背側パネルを含み、該背側パネルは、前記腹側パネルに比べて、該吸収性本体との該縦方向の固定長さが長く、
    前記複数のサイズ群どうしにおいて、下記の関係AないしCの全てが成立する、吸収性物品のシリーズ。
    関係A:前記吸収性物品の前記縦方向の全長について、相対的にサイズの小さいサイズ群<相対的にサイズの大きいサイズ群
    関係B:前記吸収性物品の前記縦方向の全長に対する前記背側パネルの前記縦方向の固定長さの比率について、相対的にサイズの小さいサイズ群<相対的にサイズの大きいサイズ群、又は、相対的にサイズの小さいサイズ群=相対的にサイズの大きいサイズ群
    関係C:前記吸収性物品の前記縦方向の全長に対する前記腹側パネルの前記縦方向の固定長さの比率について、相対的にサイズの小さいサイズ群>相対的にサイズの大きいサイズ群
  2. 前記関係Bの比率が0.10以上であり、前記関係Cの比率が0.20未満である、請求項1に記載の吸収性物品のシリーズ。
  3. 前記関係Bの比率が0.30以下である、請求項1又は2に記載の吸収性物品のシリーズ。
  4. 前記背側パネルは、前記横方向に伸縮性を有する、請求項1~3の何れか1項に記載の吸収性物品のシリーズ。
  5. 前記背側パネルは、平面視で四角形形状をなしている、請求項1~4の何れか1項に記載の吸収性物品のシリーズ。
  6. 前記サイズ群の数が3以上である、請求項1~5の何れか1項に記載の吸収性物品のシリーズ。
  7. 前記複数のサイズ群はそれぞれ、複数の前記吸収性物品と、該複数の吸収性物品を内部に収容する包装容器とを含む、請求項1~6の何れか1項に記載の吸収性物品のシリーズ。
  8. 前記複数のサイズ群が、共通のブランド名を有する、請求項1~7の何れか1項に記載の吸収性物品のシリーズ。
  9. 前記共通のブランド名を有する全サイズ群どうしにおいて、前記関係AないしCの全てが成立する、請求項8に記載の吸収性物品のシリーズ。
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