JP2023074984A - 画像処理装置及び設定履歴の削除制御方法 - Google Patents

画像処理装置及び設定履歴の削除制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】設定履歴の削除要求時の動作状況や設定状態を反映した上で、設定履歴の削除制御を行うことが可能な画像処理装置等を提供する。【解決手段】画像処理に関するジョブの設定履歴を記憶可能な記憶部と、前記設定履歴の削除要求を受け付ける制御部とを備え、前記制御部は、前記設定履歴の削除要求を受け付けた場合、ユーザ認証機能の有効無効に応じて、削除対象の前記設定履歴を特定し、特定した前記設定履歴に対する削除制御を行う画像処理装置。【選択図】図2

Description

本発明は、画像処理装置等に関する。
複合機等の画像処理装置には、コピー、ファクス、又はイメージ送信等のジョブの実行に関し、これらのジョブの実行に係る設定値を設定履歴として記憶するものがある。
近年、記憶した設定履歴を利用することにより、ジョブの実行に係るユーザの手間や時間を軽減する試みがなされている。具体的には、画像処理装置は、ユーザによる選択が可能となるように設定履歴を表示部に表示する。ユーザによる設定履歴の選択を受け付けた画像処理装置は、当該設定履歴に紐づけられた設定値に基づきジョブを実行することで、当該設定履歴に対応するジョブを容易に再現することができる。
このような画像処理装置の中には、設定履歴を表示する表示画面に設定履歴の削除要求を受け付ける削除操作ボタン等を備えるものがある。例えば、特許文献1には、認証済みユーザが、自身の操作履歴のうち、特定の操作履歴又は全ての操作履歴を指定し、履歴削除ボタンを操作することで、指定された操作履歴をHDD部から削除制御することが開示されている。
特開2005-153346号公報
しかしながら、特許文献1等をはじめとする従来技術では、削除操作ボタンの操作により一括して設定履歴を記憶部から削除する構成であるため、例えば、ユーザ認証機能の有効状況や、表示画面上において表示を固定するピン留め等の設定履歴に対して特定の設定が適用されている状態といった、設定履歴の削除要求時の動作状況や設定状態を反映した上での削除制御を行うことができなかった。
本開示は、設定履歴の削除要求時の動作状況や設定状態を反映した上で、設定履歴の削除制御を行うことが可能な画像処理装置等を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための、本開示に係る画像処理装置は、画像処理に関するジョブの設定履歴を記憶可能な記憶部と、前記設定履歴の削除要求を受け付ける制御部とを備え、前記制御部は、前記設定履歴の削除要求を受け付けた場合、ユーザ認証機能の有効無効に応じて、削除対象の前記設定履歴を特定し、特定した前記設定履歴に対する削除制御を行うことを特徴としている。
また、本開示に係る設定履歴の削除制御方法は、画像処理に関するジョブの設定履歴を記憶する記憶工程と、前記設定履歴の削除要求を受け付ける制御工程とを備え、前記制御工程では、前記設定履歴の削除要求を受け付けた場合、ユーザ認証機能の有効無効に応じて、削除対象の前記設定履歴を特定し、特定した前記設定履歴に対する削除制御を行うことを特徴としている。
本開示によれば、設定履歴の削除要求時の動作状況や設定状態を反映した上で、設定履歴の削除制御を行うことが可能な画像処理装置等を提供することができる。
第1実施形態に係る複合機の外観斜視図である。 第1実施形態に係る複合機の機能構成図である。 第1実施形態に係る設定履歴のデータ構造の一構成例を説明する図である。 第1実施形態に係るジョブ履歴のデータ構造の一構成例を説明する図である。 第1実施形態に係る処理の流れを説明するフローチャートである。 第1実施形態に係る処理の流れを説明するフローチャートである。 第1実施形態に係る動作例を説明する図である。 第1実施形態に係る動作例を説明する図である。 第1実施形態に係る動作例を説明する図である。 第1実施形態に係る動作例を説明する図である。 第1実施形態に係る動作例を説明する図である。 第2実施形態に係る複合機の機能構成図である。 第2実施形態に係る処理の流れを説明するフローチャートである。 第2実施形態に係る動作例を説明する図である。 第2実施形態に係る動作例を説明する図である。 第2実施形態に係る動作例を説明する図である。 第2実施形態に係る動作例を説明する図である。 第2実施形態に係る動作例を説明する図である。 第3実施形態に係る複合機の機能構成図である。 第3実施形態に係る処理の流れを説明するフローチャートである。 第4実施形態に係る動作例を説明する図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。本開示では、例えば、コピー、ファクス、イメージ送信等に係るジョブを一つの筐体で実施可能な複合機を画像処理装置の一形態として説明する。なお、以下の実施形態は、本開示を説明するための一例であり、特許請求の範囲に記載した説明の技術的範囲が、以下の記載に限定されるものではない。
[1 第1実施形態]
第1実施形態は、設定履歴の削除要求を受けた場合に、認証機能の有効無効に応じて、設定履歴の削除対象を特定する形態である。
[1.1 機能構成]
第1実施形態に係る複合機10の機能構成について図1及び図2を用いて説明する。図1は、複合機10の全体構成を概略的に説明する外観斜視図である。図2は、複合機10の機能構成図である。複合機10は、制御部11と、表示部13と、操作入力部15と、通信部17と、画像形成部19と、画像読取部21と、記憶部23とを備える。
制御部11は、複合機10全体を制御する。制御部11は、例えば、1又は複数の演算装置(CPU(Central processing unit)等)により構成される。制御部11は、記憶部23に記憶された各種プログラムを読み出して実行することによりその機能を実現する。
表示部13は、各種情報をユーザ等に対して表示する。表示部13は、例えば、LCD(Liquid crystal display)や有機EL(Electro-luminescence)ディスプレイ等により構成することができる。
操作入力部15は、ユーザ等による情報の入力を受け付ける。操作入力部15は、ハードキー(例えば、テンキー)やボタン等で構成することができる。なお、操作入力部15は、表示部13を介しての入力が可能なタッチパネルとして構成することができる。この場合、タッチパネルの入力方式としては、例えば、抵抗膜式、赤外線方式、電磁誘導方式、静電容量方式といった一般的な方式を用いることができる。
通信部17は、例えば、LAN(Local area network)、WAN(Wide area network)、インターネット、電話回線、ファクス回線等のネットワーク(NW)を介して他の装置との通信を行うための有線/無線の何れか又はその両方のインタフェースを備える。
画像形成部19は、イメージデータに基づく画像を記録媒体としての用紙に形成する。画像形成部19は、給紙部25から用紙を給紙し、用紙上にイメージデータに基づく画像を形成した後、排紙部27に排紙する。画像形成部19は、例えば、電子写真方式を利用したレーザプリンタ等により構成することができる。この場合、画像形成部19は、トナー色(例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)に対応した不図示のトナーカートリッジから供給されるトナーを用いて画像形成を行う。
画像読取部21は、原稿画像を走査して読み込むことにより、イメージデータを生成する。画像読取部21は、例えば、CCD(Charge coupled device)、CIS(Contact image sensor)等のイメージセンサを備えたスキャナ装置として構成することができる。画像読取部21は、原稿画像からの反射光像をイメージセンサで読み取ることで、イメージデータを生成する構成であれば、その構成に制限はない。
記憶部23は、複合機10の動作に必要な各種プログラムや、各種データを記憶する。記憶部23は、例えば、RAM(Random access memory)、HDD(Hard disk drive)、SSD(Solid state drive)、ROM(Read only memory)等の記憶装置により構成することができる。
第1実施形態において、記憶部23は、ジョブ実行プログラム231と、設定履歴処理プログラム232と、ユーザ認証プログラム233と、削除対象履歴特定プログラム234と、表示処理プログラム235とを記憶し、設定値ファイル記憶領域236と、設定履歴記憶領域237と、ジョブ履歴記憶領域238とを確保する。
ジョブ実行プログラム231は、コピー、ファクス、イメージデータ送信等の各機能の実行に伴う処理をジョブ単位で行うために、制御部11が読み込むプログラムである。ジョブ実行プログラム231を読み込んだ制御部11は、ジョブ実行部として機能する表示部13、操作入力部15、通信部17、画像形成部19、及び画像読取部21等を制御することでジョブを実行する。なお、ジョブ実行プログラム231を読み出した制御部11は、設定履歴の設定値ファイルに含まれる設定値に基づき各種ジョブを実行することができる。
設定履歴処理プログラム232は、例えば、ジョブの実行に係る設定値の取得、設定履歴の生成、設定履歴に対する各種処理を行う際に、制御部11が読み込むプログラムである。設定履歴処理プログラム232を読み込んだ制御部11は、ジョブの実行に係る設定値を取得して当該設定値を収めた設定値ファイルを生成する。そして、制御部11は、生成した設定値ファイルを設定値ファイル記憶領域236に記憶する。また、制御部11は、何れのジョブに関するものかを識別するための識別情報(例えば、履歴ID)等に対して設定値ファイルを紐づけることにより設定履歴を生成する。そして、制御部11は、生成した設定履歴を設定履歴記憶領域237に記憶する。
ユーザ認証プログラム233は、複合機10にログインするユーザを認証するために、制御部11が読み込むプログラムである。制御部11は、ユーザ認証プログラム233を読み込むことにより、ユーザ認証機能を有効状態とする。なお、ユーザ認証プログラム233の読み込みは、例えば、装置起動時に自動的に読み込む、システム設定画面等にユーザ認証機能の有効無効(オンオフ)を切替える操作ボタンを設け、ユーザにより当該操作ボタンが操作された場合にユーザ認証プログラム233を読み込むといった態様が考えられる。ここで、システム設定画面とは、複合機10の装置設定(例えば、動作条件、環境条件、認証ユーザ登録等)の入力設定を受け付ける設定画面であり、一般的には管理権限を有するユーザ(管理ユーザ)が管理する設定画面である。
ユーザ認証プログラム233を読み込んだ制御部11は、後述するユーザログイン画面を表示部13に表示する。制御部11は、例えば、ログインユーザ名とログインパスワードとを予め関連付けて記憶しておき、ユーザログイン画面を介して入力されたログインユーザ名とログインパスワードとを照合することで、ユーザのログイン認証を行う。なお、本開示では、ログイン認証されたユーザを認証ユーザと表記することがある。ところで、ユーザのログイン認証には、ログインユーザ名とログインパスワードとの入力に基づく知識認証に加え、例えば、トークン、鍵、ICカード、スマートフォン等の端末装置を用いた所有物認証や、指紋認証、掌紋認証、顔認証等といった生体認証で行うことも可能である。
削除対象履歴特定プログラム234は、後述する設定履歴表示画面に表示された全削除ボタンが押下された場合に、制御部11が読み込むプログラムである。削除対象履歴特定プログラム234を読み込んだ制御部11は、ユーザ認証機能の有効無効状況に応じて、削除対象とする設定履歴を特定する。第1実施形態においては、ユーザ認証機能が有効状態である場合、制御部11は、全削除ボタンを操作したユーザが実行したジョブに係る設定履歴を削除対象の設定履歴として特定する。一方、制御部11は、ユーザ認証機能が無効である場合、全削除ボタンが操作されるまでに、実行されたジョブに係る設定履歴を削除対象の設定履歴として特定する。
表示処理プログラム235は、設定履歴を一覧表示する表示画面、ジョブの実行に係る各種設定値、実行指示、又は終了指示等の入力を受け付ける設定画面、当該設定画面を切り替え可能に表示する基本画面(例えば、ホーム画面)、又はユーザ認証のためのログイン画面等を表示部13に表示する際に制御部11が読み込むプログラムである。
設定値ファイル記憶領域236は、設定履歴処理プログラム232を読み込んだ制御部11が生成した設定値ファイルを記憶する記憶領域である。設定値は、例えば、カラーモード、解像度、フォーマット、濃度等の、ユーザにより設定された設定値や、装置自身が保持する装置初期値等の設定値が含まれる。ジョブ実行プログラム231を読み込んだ制御部11は、実行対象の設定履歴に紐づけられた設定値ファイルを設定値ファイル記憶領域236から取得し、当該設定値ファイルに含まれる設定値に基づきジョブを実行する。
設定履歴記憶領域237は、設定履歴処理プログラム232を読み込んだ制御部11が生成した設定履歴を記憶する記憶領域である。設定履歴記憶領域237に記憶された設定履歴は、表示処理、当該設定履歴に基づくジョブの実行の際に適宜読み込まれる。そして、制御部11は、全削除ボタンの操作により、設定履歴の削除要求を受けると、設定履歴記憶領域237に記憶した設定履歴の削除制御を行う。ここで、設定履歴記憶領域237は、認証ユーザが実行したジョブに係る設定履歴と、認証ユーザを含む全ユーザが実行したジョブに係る設定履歴とを別々の記憶領域に記憶する構成とすることも可能である。このように、認証ユーザに係る設定履歴と全ユーザに係る設定履歴とを個別に記憶制御することで、ユーザ認証機能が有効であって、設定履歴の削除指示が入力された場合、ダイレクトにユーザ認証に係る設定履歴にアクセスすることができる。
ここで、本開示に係る設定履歴について説明する。図3(a)は、設定履歴記憶領域237に記憶された設定履歴のデータ構造の一構成例を説明する図である。また、図3(b)は、図3(a)の設定履歴に紐づけられた設定値ファイルのデータ構造の一構成例を説明する図である。
図3(a)に例示する設定履歴は、履歴IDと、実行日時と、ジョブ種と、表示設定値と、設定値ファイル名とを含む。
履歴IDは、設定履歴を一意に識別するための識別情報である。履歴IDは、生成した設定履歴に対して付与される。履歴IDとしては、図3(a)での例示のように、通し番号であってもよいし、所定の文字列、記号等を含むものであってもよい。実行日時は、ジョブが実行された日時を表す。ジョブ種は、実行ジョブの種類(例えば、コピージョブ、ファクスジョブ、イメージ送信ジョブ(E-mail、Scan to SMB等)等)を表す。表示設定値は、設定履歴を一覧表示する表示画面において表示する設定値(内容)の一部を表す。設定値ファイル名は、当該設定履歴に紐づけられた設定値ファイルのファイル名である。
例えば、履歴ID“0099”に係る設定履歴は、2020年2月22日の20:20に実行された、ジョブ種“コピー”に関する設定履歴を表している。そして、当該ジョブは、設定値ファイル名“0099.config”に含まれる設定値に基づき実行されたコピージョブであって、“カラーモード:フルカラー、両面コピー:片面→片面、コピー濃度:自動、・・・”等の設定値(項目)を表示画面に表示する表示設定値として設定した例である。なお、各履歴IDで設定された表示設定値は、あくまでも例示であって、表示画面で表示される設定値が図3の記載事項に限定されるものではない。
図3(b)は、ジョブID“0098”に紐づけられた設定値ファイル“0098.config”のデータ構成例である。図3(b)に例示する設定値ファイルは、例えば、“宛先:AAA@sampleA.co.jp,BBB@sampleB.co.jp,フォーマット:高圧縮PDF,解像度:600×600dpi、ページ集約:off,カードスキャン:off,白紙とばし:on,混載原稿:on,原稿枚数カウント:off,試しコピー:off,連結コピー:off,大量原稿モード:off,マルチクロップスキャン/写真クロップ:off,・・・”等のジョブ実行に係る設定値を格納するテキストファイルや、バイナリーデータとして構成することができる。設定履歴に基づくジョブの実行の際、制御部11は当該設定値ファイルに格納した設定値を用いて当該設定履歴に係るジョブを実行する。また、制御部11は、ジョブに係る処理が終了すると、当該ジョブの実行に用いた設定値を設定値ファイルに格納する。
ジョブ履歴記憶領域238は、ジョブの実行記録をジョブ履歴として記憶する記憶領域である。ここで、本開示に係るジョブ履歴について説明する。図4は、ジョブ履歴記憶領域238に記憶されたジョブ履歴のデータ構造の一構成例を説明する図である。
図4の例示に係るジョブ履歴は、ジョブIDと、履歴IDと、実行日時と、ジョブ種と、ユーザ名と、ステータスとを含む。
ジョブIDは、実行されたジョブを一意に識別するための識別子である。ジョブIDは、ジョブの実行毎に生成される。ジョブIDとしては、図4での例示のように、通し番号であってもよいし、所定の文字列、記号等を含むものであってもよい。
履歴ID、実行日時、ジョブ種は、図3で説明した設定履歴が含む項目と同一項目であって、同一内容である。ユーザ名は、当該ジョブを実行したユーザの名称を表す。ステータスは、当該ジョブの処理ステータスを表す。
例えば、ジョブID“0097”に係るジョブ履歴は、2020年2月22日の18:18に実行された、ジョブ種“ファクス”に関するジョブ履歴を表している。そして、当該ジョブは、ユーザ名“aaaaa”によって実行指示が入力され、当該ジョブのステータスは“終了”していることが表されている。
なお、ジョブ履歴は、設定履歴とは異なり、ジョブの実行履歴を記録する情報であり、その生成タイミングについては、特に制限は無い。例えば、ジョブの実行前後や、設定履歴の生成前後といった任意のタイミングで生成することができる。
[1.2 処理の流れ]
[1.2.1 設定履歴の生成に係る処理の流れ]
次に、第1実施形態に係る処理の流れについて説明する。図5は、複合機10による設定履歴の生成に係る処理の流れを概略的に説明するフローチャートである。制御部11は、ジョブ実行プログラム231、設定履歴処理プログラム232等を読み込むことで設定履歴を生成する。
制御部11は、コピー、ファクス、イメージ送信等に係る設定画面を介してジョブの実行指示入力を受け付ける(ステップS10)。この場合、ユーザは、ホーム画面を介して表示させた設定履歴や、各ジョブ種に応じた設定画面を利用して必要な設定を行った上で、ジョブの実行指示を入力することができる。
ジョブの実行指示入力を受けると、制御部11はジョブを実行する(ステップS20)。なお、本明細書で用いる“ジョブの実行”とは、コピー、ファクス、イメージ送信等の何れかのジョブモードの制御下において、設定履歴の読み込み又は設定値の入力から、ジョブの実行指示入力を受けて開始したジョブがその動作を終えるまでに実行する一連の処理を意味するものとする。
ジョブを実行すると、制御部11は、実行したジョブに係る設定値を取得して当該設定値を収めた設定値ファイルを生成する。そして、制御部11は、生成した設定値ファイルを設定値ファイル記憶領域236に記憶する。また、制御部11は、何れのジョブに関するものかを識別するための識別情報(履歴ID)に対して設定値ファイルを紐づけることにより設定履歴を生成する。そして、制御部11は、生成した設定履歴を設定履歴記憶領域237に記憶する(ステップS30)。なお、設定履歴の生成・記憶は、例えば、ジョブの実行指示の入力を処理開始のトリガとすることも可能であり、当該設定履歴の生成・記憶の実行タイミングが本記載に限定されるものではない。
制御部11は、ジョブの実行履歴としてのジョブ履歴を生成後、ジョブ履歴記憶領域238に記憶し(ステップS40)、処理を終了する。なお、図5では、ジョブ履歴の生成を設定履歴の生成・記憶後に生成する形態として説明したが、ジョブ履歴は、ステップS10のジョブの実行指示入力後、ステップS20のジョブの実行と同時、又はステップS30の設定履歴の生成・記憶前に生成することも無論可能である。
[1.2.2 設定履歴の削除制御に係る全体の処理の流れ]
次に、設定履歴の削除制御に係る全体の処理の流れについて、図6のフローチャートを用いて説明する。制御部11は、設定履歴処理プログラム232、ユーザ認証プログラム233、削除対象履歴特定プログラム234、表示処理プログラム235等を読み込むことで、図6で説明する処理を実行する。
初めに、制御部11は、ユーザにより設定履歴の表示指示入力を受けたか否かを判定する(ステップS100)。なお、ユーザは、例えば、後述するホーム画面や、コピー、ファクス、又はイメージ送信等の各ジョブの実行画面(不図示)を介して設定履歴の表示指示を入力することができる。
ユーザにより設定履歴の表示指示が入力された場合、制御部11は、後述する設定履歴表示画面を表示部13に表示する(ステップS100;Yes→ステップS110)。一方、ユーザにより設定履歴の表示指示が入力されない場合、制御部11は、表示中の画面(例えば、ホーム画面等)の表示を継続する(ステップS100;No)。
次に、制御部11は、設定履歴表示画面に設けられた全削除ボタンが操作され、設定履歴の削除要求がなされた否かを判定する(ステップS120)。設定履歴の削除要求がなされたと判定した場合、制御部11は、ユーザ認証機能が有効であるか否かを判定する(ステップS120;Yes→ステップS130)。
ユーザ認証機能が有効(状態)であると判定した場合、制御部11は設定履歴の削除要求したユーザが管理者権限を有するか否かを判定する(ステップS130;Yes→ステップS140)。設定履歴の削除要求をしたユーザが管理者権限を有さないと判定した場合、制御部11は、当該ユーザが実行したジョブの設定履歴を削除対象として特定する(ステップS140;No→ステップS150)。ここで、本開示に係る管理者権限とは、システム設定画面を介した複合機10の装置設定(例えば、動作条件、環境条件、認証ユーザ登録等)やメンテナンス等の装置を管理・維持するために装置管理者に与えられる権限を意味するものとする。
次いで、制御部11は、設定履歴の削除の可否を問う、削除実行確認画面を表示部13に表示する(ステップS170)。そして、制御部11は設定履歴の削除制御を行い(ステップS180)、処理を終了する。なお、削除実行確認画面の表示以外にも、例えば、削除対象としたくない設定履歴を削除対象から除外する、削除対象としたくない設定履歴をジョブプログラムに組み込むといった態様も可能である。ここで、本開示に係るジョブプログラムとは、ジョブに関する設定を恒久的に手動で記憶させる技術であり、ジョブ処理に関する設定を一括して登録している一括設定を示すものである。定形のジョブを繰り返し実行するユースケースにおいて、ユーザがジョブプログラムを呼び出して実行することにより、当該ジョブに係る設定値を一括して設定できるため、同ジョブを実行する際の設定のステップ数を少なくすることができる。
一方、ユーザ認証機能が無効(状態)であると判定した場合(ステップS130;No)、削除要求したユーザが管理者権限を有するユーザであると判定した場合(ステップS140;Yes)、制御部11は、削除要求がなされるまでに実行したジョブの全ての設定履歴を削除対象として特定する(ステップS160)。そして、制御部11は設定履歴の削除制御を行い(ステップS180)、処理を終了する。
ところで、設定履歴の削除要求がなされていないと判定した場合、制御部11は、ジョブの実行のための設定履歴が選択されたか否かを判定する(ステップS120;No→ステップS190)。
ジョブの実行のための設定履歴が選択されたと判定した場合、制御部11は、選択された設定歴に基づくジョブを実行する(ステップS190;Yes→ステップS20)。
選択された設定履歴に基づくジョブを実行後、制御部11は、当該ジョブの実行に係る設定履歴を生成し、設定履歴記憶領域237に記憶する(ステップS30)。そして、制御部11は、ジョブ履歴を生成、ジョブ履歴記憶領域238に記憶して、処理を終了する。なお、設定履歴の生成・記憶は、例えば、ジョブの実行指示の入力を処理開始のトリガとすることも可能であり、当該設定履歴の生成・記憶の実行タイミングが本記載に限定されるものではない。
なお、ジョブの実行のための設定履歴が選択されていないと判定した場合、制御部11は処理をステップS110に戻す(ステップS190;No→ステップS110)。
[1.3 動作例]
次に、第1実施形態に係る動作例について説明する。図7は、ユーザ認証プログラム233を読み込むことりにより、ユーザ認証機能を有効状態とした制御部11が表示するユーザログイン画面(認証画面)の一構成例を説明する図である。
ユーザログイン画面W10は、ログインユーザ名入力ボックスBx10と、ログインパスワード入力ボックスBx12と、認証先選択ボタンB10と、OKボタンB12と、キャンセルボタンB14とを備える。
ログインユーザ名入力ボックスBx10は、複合機10にログイン要求するユーザのログインユーザ名の入力を受け付ける入力ボックスである。
ログインパスワード入力ボックスBx12は、複合機10にログイン要求するユーザのログインユーザ名と関連付けられたログインパスワードの入力を受け付ける入力ボックスである。
認証先選択ボタンB10は、ユーザの認証先の選択を受け付けるボタンである。図7での例示では、ユーザの認証先として装置(複合機10)単体が選択された例である。なお、ネットワーク(NW)を介した管理サーバといった他装置でユーザを管理する場合、他装置名称や、当該他装置のネットワーク上の位置情報(例えば、IPアドレス等)を選択することが可能である。
OKボタンB12は、ユーザによるログイン認証動作を受け付けるボタンである。キャンセルボタンB14は、ユーザによるログイン認証動作のキャンセルを受け付けるボタンである。
図8は、ユーザによるログイン認証が成功した場合に制御部11が表示するホーム画面W20の一構成例を説明する図である。
ホーム画面W20は、ジョブ機能等表示領域R10と、ログインユーザ名表示領域R12と、ジョブ機能等表示領域切替ボタンB16とを備える。
ジョブ機能等表示領域R10は、各ジョブ機能の選択や設定履歴情報の表示指示等を受け付けるためのジョブ機能等選択ボタンを集約して表示する領域である。ジョブ機能等選択ボタンは、各ジョブ機能や各情報等を図形、文字・数字、又は記号等でイラスト化した画面構成を有する選択ボタンである。
図8に係るジョブ機能等表示領域R10は、ジョブ機能として簡易コピーボタン、簡易ファクスボタン、簡易スキャンボタン、メールボタン、履歴情報ボタンB18、外部アドレス帳ボタン、スキャン保存ボタン、ファクスボタン等の各ジョブ機能の選択や設定履歴の表示指示入力を受け付けるジョブ機能等選択ボタンで構成された例である。
ログインユーザ名表示領域R12は、ユーザ(認証ユーザ)のログインユーザ名を表示する表示領域である。ログインユーザ名表示領域R12には、ログインユーザ名と併せてユーザが複合機10からのログアウトが可能となるように、ログアウトボタンを表示する。なお、ユーザ認証機能が無効である場合や、非認証ユーザ等がホーム画面W20を操作する場合、ログインユーザ名表示領域R12は表示されない。
ジョブ機能等表示領域切替ボタンB16は、ジョブ機能等表示領域R10の表示内容を切り替える際に、ユーザによる指示入力を受け付ける。ユーザによるジョブ機能等表示領域切替ボタンB16の入力指示を受けると、制御部11は、ジョブ機能等選択ボタンを切り替えることで、ジョブ機能等表示領域R10の表示内容を切り替えることができる。
図9は、ホーム画面W20の履歴情報ボタンB18の押下を受けて、制御部11が表示する設定履歴表示画面W30の一構成例である。
設定履歴表示画面W30は、設定履歴表示領域R14を備える。設定履歴表示領域R14は、ユーザによって実行された各ジョブに対応する設定履歴を表示する表示領域である。設定履歴表示領域R14は、ログインユーザ名表示領域R12と、すべてタブT10、コピータブT12、及び送信/保存タブT14と、全削除ボタンB20と、個別削除ボタンB22と、ピン留めボタンB24とを備える。
ログインユーザ名表示領域R12は、図8のホーム画面W20が表示するものと同一である。ログインユーザ名表示領域R12には、ユーザ(認証ユーザ)のログインユーザ名が表示される。
すべてタブT10、コピータブT12、及び送信/保存タブT14は、表示する設定履歴をジョブ種に応じてフィルタ処理した上で表示するためのタブである。図9は、ユーザ“aaaaa”(図3及び図4参照)が実行した全てのジョブに係る設定履歴(履歴ID“0099”~“0096”、“0091“)を表示した例示である。なお、選択されたタブの下方には、当該タブが選択されていることを表す太線の下線が表示される。
全削除ボタンB20は、ユーザによる設定履歴の削除要求を受け付けるボタンである。制御部11は、ユーザによる全削除ボタンB20の入力を検知すると、設定履歴の全削除要求がなされたと判定する。制御部11は、ユーザによる全削除ボタンB20の入力を検知すると、削除要求したユーザが管理者権限を有するか否かを判定する。ここで、削除要求したユーザが管理者権限を有しないユーザであると判定した場合、制御部11は、当該ユーザが実行したジョブの設定履歴のみを削除対象として特定する。なお、削除要求したユーザが管理者権限を有するユーザであると判定した場合、制御部11は、削除要求がなされるまでに実行したジョブの全ての設定履歴を削除対象として特定する。そして、制御部11は、設定履歴の削除制御を行う。
個別削除ボタンB22は、表示された設定履歴の個別削除指示を受け付けるボタンである。制御部11は、個別削除ボタンB22の入力を受けると、当該設定履歴を設定履歴記憶領域237から削除する。
ピン留めボタンB24は、設定履歴表示領域R14における当該設定履歴の表示を固定する指示入力を受け付けるボタンである。なお、本開示では、表示領域内において設定履歴の表示を固定する表示制御をピン留めと称する。制御部11は、ピン留めボタンB24の押下による入力指示を受けると、設定履歴表示領域R14における当該設定履歴の表示を固定する。本開示では、設定履歴に対するピン留め設定を設定履歴に課された特定の設定の一態様として取り扱う。
設定履歴表示領域R14には、各ジョブの設定履歴として、ジョブ種、ジョブの実行日時、及び表示設定値の値が表示される。例えば、表示領域の最上段に表示した設定履歴は、ユーザ“aaaaa”により(2020年)2月22日の20:20に実行されたコピージョブに係る設定履歴の表示例である。
図10は、ユーザ認証機能が無効である場合や、非認証ユーザ(認証されるべきユーザが認証される前の状態も含む)が操作するホーム画面(不図示)に設けられた履歴情報ボタンB18の押下を受けて、制御部11が表示する設定履歴表示画面W40の一構成例である。
設定履歴表示画面W40は、図9で例示した設定履歴表示画面W30と略同一構成とすることができるが、設定履歴表示画面W40では、ログインユーザ名表示領域R12が表示されないことが、設定履歴表示画面W30とは異なる。
設定履歴表示画面W40の設定履歴表示領域R14には、実行した全てのジョブに係る設定履歴(履歴ID“0099”~“0090”)が表示される。なお、図10の例示では、履歴ID“0099”~履歴ID“0094”の設定履歴のみを表示しているが、画面の右側に設けたスクロールバーを操作することで、履歴ID“0093”以降の設定履歴を表示させることができる。
設定履歴表示画面W40の全削除ボタンB20は、ユーザによる設定履歴の削除要求を受け付けるボタンである。制御部11は、ユーザによる全削除ボタンB20の入力を検知すると、設定履歴の全削除要求がなされたと判定する。制御部11は、ユーザによる全削除ボタンB20の入力を検知すると、削除要求がなされるまでに実行されたジョブの全ての設定履歴を削除対象として特定する。そして、制御部11は設定履歴の削除制御を行う。
図11は、設定履歴表示画面W30の全削除ボタンB20の押下による設定履歴の削除要求を受けて、制御部11が表示する削除実行確認画面W50の一構成例である。削除実行確認画面W50は、“ユーザ“aaaaa”の設定履歴を削除しますか?“といった内容のメッセージを通知することにより、設定履歴の削除可否をユーザに対して問い合わせる。ユーザは、メッセージの通知を受けて設定履歴の削除を許可する場合は、削除ボタンB26を押下する。制御部11は、削除ボタンB26の押下を受けると、設定履歴の削除制御を行う。一方、ユーザは、設定履歴の削除を許可しない場合は、キャンセルボタンB28を押下する。制御部11は、キャンセルボタンB28の押下を受けると、設定履歴の削除制御を行わない。
以上のように、第1実施形態によれば、認証機能の有効無効状況といった複合機の動作状況を反映した上で、設定履歴の削除制御を行うことができるため、より柔軟な設定履歴の削除制御を行うことができる。
[2 第2実施形態]
第2実施形態は、特定の設定が適用された設定履歴に対して、ユーザにより削除要求がなされた場合に、削除実行確認画面等を表示したり、削除対象の優先順位を設けることで、削除要求後直ぐに当該設定履歴が削除されることを防止する形態である。
ここで、特定の設定とは、例えば、ピン留め設定、参照回数が多い設定履歴、最終参照日が新しいといったユーザの注目度が高い設定履歴、設定値の変更が多い設定履歴、特殊な処理(例えば、ステープル処理)を設定値として含む設定履歴等のように、設定履歴の削除要求を受けた場合に、一律に削除対象となると、ユーザの利便性を逆に低下させるような設定履歴に対して適用される設定、条件、設定値等を含む概念である。なお、第2実施形態では、特定の設定として、ピン留め設定を具体的態様の一例として説明する。
[2.1 機能構成]
図12は、第2実施形態に係る複合機30の機能構成図である。第2実施形態に係る複合機30の機能構成は、第1実施形態に係る複合機10の機能構成と略同一とすることができる。したがって、同一構成については、同一の符号を付してその説明は省略する。
複合機30は、制御部11と、表示部13と、操作入力部15と、通信部17と、画像形成部19と、画像読取部21と、記憶部33とを備える。
第2実施形態において、記憶部33は、ジョブ実行プログラム231と、設定履歴処理プログラム232と、ユーザ認証プログラム233と、削除対象履歴特定プログラム234と、表示処理プログラム235と、ピン留め判定プログラム331と、優先順位決定プログラム332とを記憶し、設定値ファイル記憶領域236と、設定履歴記憶領域237と、ジョブ履歴記憶領域238とを確保する。
ピン留め判定プログラム331は、特定の設定としてピン留め設定が適用されている設定履歴を判定する際に制御部11が読み込むプログラムである。例えば、ピン留め判定プログラム331を読み込んだ制御部11は、後述する設定履歴-ピン留め管理テーブルを参照することで、ピン留め設定が適用されている設定履歴を特定することができる。なお、ピン留め判定プログラム331は、特定の設定が設定履歴に適用されているか否かを判定する判定プログラムの一態様である。前述したように、特定の設定は、ピン留め設定に限定されるものではない。ピン留め設定以外にも、参照回数が多い設定履歴、最終参照日が新しいといったユーザの注目度が高い設定履歴、設定値の変更が多い設定履歴、特殊な処理(例えば、ステープル処理)を設定値として含む設定履歴を、特定の設定が適用された設定履歴として取り扱うことができ、例えば、特定の設定として参照回数が多い設定履歴を判定する場合は、“参照回数判定プログラム”といったように、特定の設定値に対応した判定プログラムを適用すればよい。
優先順位決定プログラム332は、ピン留め設定が適用された設定履歴において、削除対象から排除する設定履歴の優先順位を決定する際に制御部11が読み込むプログラムである。優先順位決定プログラム333を読み込んだ制御部11は、ユーザによる設定又は所定の設定条件に応じて優先順位を決定し、決定した優先順位に基づき設定履歴を削除対象から排除する。
[2.2 処理の流れ]
次に、第2実施形態に係る処理の流れについて図13のフローチャートを用いて説明する。制御部11は、設定履歴処理プログラム232、ユーザ認証プログラム233、削除対象履歴特定プログラム234、表示処理プログラム235、ピン留め判定プログラム331、及び優先順位決定プログラム332等を読み込むことで、図13で説明する処理を実行する。
なお、図6で説明したステップS100~ステップS120までの処理は共通とすることができるため、ここでの説明は省略する。また、図6で説明した処理と同一な処理については同一のステップ番号を付してその説明は省略することがある。
制御部11は、ユーザ認証機能が有効であるか否かを判定する(ステップS130)。ユーザ認証機能が有効(状態)であると判定した場合、制御部11は設定履歴の削除要求したユーザが管理者権限を有するか否かを判定する(ステップS130;Yes→ステップS140)。設定履歴の削除要求したユーザが管理者権限を有さないと判定した場合、制御部11は、ピン留め設定されたユーザの設定履歴があるか否かを判定する(ステップS140;No→ステップS200)。
ピン留め設定されたユーザの設定履歴があると判定した場合、制御部11は、ピン留め設定されたユーザの設定履歴の優先順位を決定する(ステップS200;Yes→ステップS210)。
次いで、制御部11は、ユーザによって、ピン留め設定された設定履歴以外に削除優先順位が設定されていれば、当該削除優先順位を決定する(ステップS220)。
制御部11は、設定履歴の削除の可否を問う、削除実行確認画面を表示部13に表示する(ステップS170)。そして、制御部11は、設定履歴の削除制御を行い(ステップS180)、処理を終了する。この場合、制御部11は、先にピン留め設定が適用された設定履歴以外の設定履歴の削除処理を行い、その後、削除優先順位に基づきピン留め設定が適用された設定履歴の中で削除対象と決定された設定履歴を削除することができる(例えば、ピン留め設定が課された設定履歴のうち、参照回数が少ない設定履歴や参照履歴が古い設定履歴等)。
一方、ピン留め設定されたユーザの設定履歴がないと判定した場合、制御部11は、当該ユーザが実行したジョブの設定履歴を削除対象として特定する(ステップS200;No→ステップS150)。
次いで、制御部11は、削除実行確認画面を表示部13に表示する(ステップS170)。そして、制御部11は設定履歴の削除制御を行い(ステップS180)、処理を終了する。
ところで、ユーザ認証機能が無効(状態)であると判定した場合(ステップS130;No)、削除要求したユーザが管理者権限を有するユーザであると判定した場合(ステップS140;Yes)、制御部11は、ピン留め設定された設定履歴があるか否かを判定する(ステップS230)。
ピン留め設定された設定履歴があると判定した場合、制御部11は、ピン留め設定された設定履歴の優先順位を決定する(ステップS230;Yes→ステップS240)。
次いで、制御部11は、ユーザによって、ピン留め設定された設定履歴以外に削除優先順位が設定されていれば、当該削除優先順位を決定する(ステップS260)。
制御部11は、設定履歴の削除の可否を問う、削除実行確認画面を表示部13に表示する(ステップS170)。そして、制御部11は、設定履歴の削除制御を行い(ステップS180)、処理を終了する。この場合、制御部11は、先にピン留め設定が適用された設定履歴以外の設定履歴の削除処理を行い、その後、削除優先順位に基づきピン留め設定が適用された設定履歴の中で削除対象と決定された設定履歴を削除することができる(例えば、ピン留め設定が課された設定履歴のうち、参照回数が少ない設定履歴や参照履歴が古い設定履歴等)。
一方、ピン留め設定された設定履歴がないと判定した場合、削除要求がなされるまでに実行したジョブの全ての設定履歴を削除対象として特定する(ステップS230;No→ステップS160)。そして、制御部11は設定履歴の削除制御を行い(ステップS180)、処理を終了する。
[2.3 動作例]
次に、第2実施形態に係る動作例について説明する。図14は、図8で例示したホーム画面W20の履歴情報ボタンB18の押下を受けて、制御部11が表示する設定履歴表示画面W30であって、ピン留め設定が適用された設定履歴の表示例である。
図14で例示する設定履歴表示画面W30は、ユーザ(認証ユーザ)がログインユーザ名“aaaaa”で実行したジョブに係る設定履歴を表示する表示例である。図14は、ログインユーザ名“aaaaa”が実行したジョブの設定履歴の全て(履歴ID“0099”~“0096”、“0091“)に対してピン留め設定が適用された例である。ピン留め設定が適用されると、ピン留めボタンB24が暗転表示される。
一方、図15は、ユーザ認証機能が無効である場合や、非認証ユーザ(認証されるべきユーザが認証される前の状態も含む)が操作するホーム画面(不図示)に設けられた履歴情報表示ボタンの押下を受けて、制御部11が表示する設定履歴表示画面W40の一構成例である。
図15で例示する設定履歴表示画面W40は、実行した全てのジョブに係る設定履歴(履歴ID“0099”~“0090”)を表示する表示例である。図15では、ログインユーザ名“aaaaa”が実行したジョブの設定履歴(履歴ID“0099”~“0096”)に対してピン留め設定が適用され、その他の設定履歴にはピン留め設定が適用されていない例である。図14及び図15で例示するように、全てのジョブが全て同一ユーザによって実行された場合を除き、設定履歴表示画面では、認証機能の有効無効状態に加え、ユーザの認証前後によって、特定の設定たるピン留め設定が適用された設定履歴の表示項目数が異なる結果となる。
図16(a)は、設定履歴-ピン留め管理テーブルのデータ構造の一構成例を説明する図である。図16(b)は、ピン留め設定が適用された設定値ファイルのデータ構造の一構成例を説明する図である。
設定履歴-ピン留め管理テーブルは、ピン留め判定プログラム331を読み込んだ制御部11が参照するテーブルである。図16(a)は、ログインユーザ名“aaaaa”の設定履歴(履歴ID“0099”~“0096”、“0091”)に対してピン留め設定が適用された例示である。設定履歴-ピン留め管理テーブルは、管理項目として、履歴IDと、設定値ファイルと、ピン留めフラグと、ピン留め優先度とを含む。
履歴IDは、設定履歴を一意に識別するための識別情報である。設定値ファイルは、設定履歴に紐づけられた設定値ファイルのファイル名である。ピン留めフラグは、設定履歴に適用されたピン留め設定の有無を表すフラグである。ピン留め優先度は、削除対象から排除する設定履歴の優先順位を表し、優先順位決定プログラム332を読み込んだ制御部11により参照される管理項目である。ピン留め優先度については、次図で説明する。
図16(b)は、図3(b)で例示した設定値ファイル“0098.config”と同一である。図16(b)は、特定の設定(値)としてピン留め設定が適用された例示である。制御部11は、図16(b)で例示する設定値ファイルを参照することにより、図16(a)で例示する設定履歴-ピン留め管理テーブルを管理・更新する。
図17は、削除対象から排除する設定履歴の優先順位を設定するためのピン留め優先度確認画面W60の一構成例である。ピン留め優先度確認画面W60は、設定履歴に対して適用されているピン留め優先度を確認するための表示画面である。ピン留め優先度確認画面W60は、現在適用されているピン留め優先度を表示するピン留め優先度表示領域R16と、適用ボタンB30と、変更ボタンB32と、キャンセルボタンB34とを含む。
ピン留め優先度表示領域R16は、現在適用されているピン留め優先度を表示する表示領域である。ピン留め優先度は、優先順位が高く設定された設定履歴から降順で表示される。なお、優先順位が低い(利用価値がそれほど高くない)設定履歴については、ユーザによる削除要求により削除対象として設定することができる。図17は、優先順位が5位以下の設定履歴を削除対象とすることを設定した例示である。
適用ボタンB30は、ピン留め優先度表示領域R16に表示されたピン留め優先度の設定の適用入力を受け付けるボタンである。変更ボタンB32は、ピン留め優先度の変更入力を受け付けるボタンである。キャンセルボタンB34は、ピン留め優先度表示領域R16に表示されたピン留め優先度の設定の適用キャンセルを受け付けるボタンである。
図18は、図17のピン留め優先度確認画面W60の変更ボタンB32の押下を受け、制御部11が表示するピン留め優先度変更画面W70の一構成例である。ピン留め優先度変更画面W70は、優先度変更表示領域R18と、参照回数を反映ボタンB36と、最終参照日を反映ボタンB38と、適用ボタンB40と、キャンセルボタンB42とを含む。
優先度変更表示領域R18には、現在の優先順位と、現在の優先順位を変更するためのプルダウンボタンが表示される。現在の優先順位を変更する場合、ユーザは、プルダウンボタンの操作により表示される変更後の優先順位を指定することにより、削除対象から排除する設定履歴の優先順位を変更することができる。
参照回数を反映ボタンB36は、現在の優先順位を設定履歴の参照回数に基づきソート処理するためのボタンである。最終参照日を反映ボタンB38は、現在の優先順位を設定履歴を参照した最終参照日に基づきソート処理するためのボタンである。適用ボタンB40は、変更後の優先順位の適用入力を受け付けるボタンである。キャンセルボタンB42は、変更後の優先順位の適用キャンセルを受け付けるボタンである。
ピン留め優先度変更画面W70を介して変更・設定した内容は、図16(a)で例示した設定履歴-ピン留め優先度管理テーブルのピン留め優先度に反映され、図13のステップS210、ステップS240等の優先順位決定処理において参照される。
以上のように、第2実施形態によれば、ピン留め設定といった特定の設定が適用された状態を反映した上で、設定履歴の削除制御を行うことができるため、より柔軟な設定履歴の削除制御を行うことができる。
[3 第3実施形態]
第3実施形態は、全てのユーザに対して適用される全体設定が有効化されている場合に、記憶する全ての設定履歴を削除対象として特定する形態である。ここで、全てのユーザに対して適用される全体設定とは、例えば、設定履歴の使用の制限に関する設定(設定履歴の閲覧禁止、使用(利用)禁止、記憶禁止等)や、外部装置からインポートした設定履歴の適用に関する設定(例えば、間違って別のユーザの設定履歴がインポートされる可能性があるため)を想定しており、設定の変更が複合機を使用する全てのユーザに影響を与える設定を意味するものとする。
[3.1 機能構成]
図19は、第3実施形態に係る複合機50の機能構成図である。第3実施形態に係る複合機50の機能構成は、第1実施形態に係る複合機10の機能構成と略同一とすることができる。したがって、同一構成については、同一の符号を付してその説明は省略する。
複合機50は、制御部11と、表示部13と、操作入力部15と、通信部17と、画像形成部19と、画像読取部21と、記憶部53とを備える。
第3実施形態において、記憶部53は、ジョブ実行プログラム231と、設定履歴処理プログラム232と、ユーザ認証プログラム233と、削除対象履歴特定プログラム234と、表示処理プログラム235と、全体設定判定プログラム531とを記憶し、設定値ファイル記憶領域236と、設定履歴記憶領域237と、ジョブ履歴記憶領域238とを確保する。
全体設定判定プログラム531は、設定履歴に対して全てのユーザに対して適用される全体設定が有効化されているか否かを判定する際に制御部11が読み込むプログラムである。全体設定判定プログラム531を読み込んだ制御部11は、設定履歴に対して、設定履歴の閲覧禁止、利用(使用)禁止、記憶禁止等の設定履歴の使用の制限に関する設定や、外部装置からインポートした設定履歴の適用に関する設定が有効化されているか否かを判定する。
[3.2 処理の流れ]
次に、第3実施形態に係る処理の流れについて図20のフローチャートを用いて説明する。図20は、記憶する全設定履歴を削除対象として特定する処理を説明するフローチャートである。制御部11は、全体設定判定プログラム531を読み込むことで、図20で説明する処理を実行する。
なお、図6で説明したステップS100~ステップS120までの処理は共通とすることができるため、ここでの説明は省略する。
制御部11は、設定履歴は閲覧禁止、利用(使用)禁止等の設定履歴の使用の制限に関する設定への変更であるか否かを判定する(ステップS300)。
制御部11は、設定履歴は閲覧禁止、利用(使用)禁止等の設定履歴の使用の制限に関する設定への変更であると判定した場合、記憶する全設定履歴を削除対象の設定履歴として特定する(ステップS300;Yes→ステップS160)。
制御部11は、設定履歴は閲覧禁止、利用(使用)禁止等の設定履歴の使用の制限に関する設定への変更でないと判定した場合、外部装置からインポートした設定履歴の適用に関する設定の変更か否かを判定する(ステップS300;No→ステップS310)。
制御部11は、外部装置からインポートした設定履歴の適用に関する設定の変更であると判定した場合、記憶する全設定履歴を削除対象の設定履歴として特定する(ステップS310;Yes→ステップS160)。一方、制御部11は、外部装置からインポートした設定履歴の適用に関する設定の変更でないと判定した場合(ステップS310;No)、処理を終了する。
なお、ステップS300及びステップS310に係る設定の変更が設定履歴の削除を意図していない場合があるため、この場合は、設定履歴の削除の可否を問う、削除実行確認画面を表示部13に表示すればよい。
さらに、例えば、設定履歴を工場出荷時の初期設定に戻すといった設定変更である場合は、設定履歴の削除を意図した変更でない可能性が高いため、この場合も同様に、設定履歴の削除の可否を問う、削除実行確認画面を表示部13に表示することが好ましい。
以上のように、第3実施形態によれば、全てのユーザに対して適用される全体設定が有効化された状態を反映した上で、設定履歴の削除制御を行うことができるため、より柔軟な設定履歴の削除制御を行うことができる。
[4 第4実施形態]
第4実施形態は、第1実施形態から第3実施形態において、設定履歴の削除タイミングを設定可能な形態である。
なお、第4実施形態に係る機能設定や処理の流れについては、第1実施形態から第3実施形態と同様に実施することが可能であるため、ここでの説明は省略する。
[4.1 動作例]
図21(a)は、設定履歴削除タイミング設定画面W80の一構成例である。設定履歴削除タイミング設定画面W80は、設定履歴の削除タイミングを設定するための選択ボタンB44と、OKボタンB46と、キャンセルボタンB48とを含む。
選択ボタンB44は、設定履歴の削除タイミングの選択入力を受け付けるボタンである。図21(a)は、“全削除指示入力後直ぐに削除する”、“次の全削除指示入力のタイミングで削除する”、“設定履歴表示画面を閉じたタイミングで削除する”、“設定した日時に削除する”といった設定履歴の削除タイミングを選択可能とする例示である。
OKボタンB46は、選択ボタンB44での選択結果の入力指示を受け付けるボタンである。キャンセルボタンB48は、選択ボタンB44での選択結果のキャンセル指示を受け付けるボタンである。
図21(b)は、図21(a)で選択した設定履歴の削除タイミングに到達した場合に、ホーム画面W20に表示する設定履歴の削除の可否を問う、削除実行確認画面W90の一構成例である。図21(b)で例示する削除実行確認画面W90に表示された確認メッセージに基づき、設定履歴の削除を許可する場合は、ユーザはOKボタンB50を押下する。一方、設定履歴の削除を許可しない場合は、ユーザはキャンセルボタンB52を押下することで、設定履歴の削除制御をキャンセルすることができる。
以上のように、第4実施形態によれば、設定履歴の削除タイミングを任意のタイミングに設定することが可能であるため、第1実施形態から第3実施形態の効果に加え、より柔軟な設定履歴の削除制御を行うことができる。
本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施の形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
また、上述した実施形態は、説明の都合上、それぞれ別に説明している部分があるが、技術的に可能な範囲で組み合わせて実行してもよいことは勿論である。
また、実施形態において各装置で動作するプログラムは、上述した実施形態の機能を実現するように、CPU等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)である。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的に一時記憶装置(例えば、RAM)に蓄積され、その後、各種ROM(Read Only Memory)やHDD等の記憶装置に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。
ここで、プログラムを格納する記録媒体としては、半導体媒体(例えば、ROMや、不揮発性のメモリカード等)、光記録媒体・光磁気記録媒体(例えば、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto Optical Disc)、MD(Mini Disc)、CD(Compact Disc)、BD (Blu-ray(登録商標)Disk等))、磁気記録媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等の何れであってもよい。また、ロードしたプログラムを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することにより、本発明の機能が実現される場合もある。
また、市場に流通させる場合には、可搬型の記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等のネットワークを介して接続されたサーバコンピュータに転送したりすることができる。この場合、サーバコンピュータの記憶装置も本発明に含まれるのは勿論である。
10、30、50 複合機
11 制御部
13 表示部
15 操作入力部
17 通信部
19 画像形成部
21 画像読取部
23、33、53 記憶部
25 給紙部
27 排紙部
231 ジョブ実行プログラム
232 設定履歴処理プログラム
233 ユーザ認証プログラム
234 削除対象履歴特定プログラム
235 表示処理プログラム
236 設定値ファイル記憶領域
237 設定履歴記憶領域
238 ジョブ履歴記憶領域
331 ピン留め判定プログラム
332 優先順位判定プログラム
531 全体設定判定プログラム

Claims (14)

  1. 画像処理に関するジョブの設定履歴を記憶可能な記憶部と、
    前記設定履歴の削除要求を受け付ける制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記設定履歴の削除要求を受け付けた場合、ユーザ認証機能の有効無効に応じて、削除対象の前記設定履歴を特定し、特定した前記設定履歴に対する削除制御を行うことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記制御部は、
    前記ユーザ認証機能が有効である場合、ユーザが実行した前記ジョブの前記設定履歴を削除対象として特定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記制御部は、
    前記ユーザ認証機能が有効であって、前記設定履歴の削除要求を行ったユーザが管理者権限を有する場合、記憶する全ての前記設定履歴を削除対象として特定することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記制御部は、
    前記ユーザ認証機能が無効である場合、記憶する全ての前記設定履歴を削除対象として特定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記制御部は、
    前記設定履歴に対して特定の設定が適用される場合、前記設定履歴の削除制御の前に前記設定履歴の削除可否をユーザに対して問い合わせることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の画像処理装置。
  6. 前記設定履歴に対して適用される特定の設定は、ユーザによって設けられた設定であることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記設定履歴を表示可能な表示部をさらに備え、
    前記特定の設定は、前記表示部における前記設定履歴の表示を固定する設定であることを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記ユーザ認証機能が有効である場合、ユーザの認証前後において、前記表示部における前記設定履歴の表示を固定する設定がされた設定履歴の表示項目数が異なることを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記制御部は、
    前記設定履歴に対して前記表示部における前記設定履歴の表示を固定する設定が適用されている場合、削除対象から排除する前記設定履歴の優先順位を設けることを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  10. 前記優先順位は、前記設定履歴の参照回数又は最終参照日時に基づき決定されることを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 前記制御部は、
    全てのユーザに対して適用される全体設定が有効化されている場合、ユーザ認証機能の有効無効によらず、記憶する全ての前記設定履歴を削除対象として特定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  12. 前記全体設定は、前記設定履歴の使用の制限に関する設定であることを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。
  13. 前記全体設定は、外部装置からインポートした前記設定履歴の適用に関する設定であることを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。
  14. 画像処理に関するジョブの設定履歴を記憶する記憶工程と、
    前記設定履歴の削除要求を受け付ける制御工程とを備え、
    前記制御工程では、
    前記設定履歴の削除要求を受け付けた場合、ユーザ認証機能の有効無効に応じて、削除対象の前記設定履歴を特定し、特定した前記設定履歴に対する削除制御を行うことを特徴とする設定履歴の削除制御方法。
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