JP2023074507A - 航空機の後部胴体セクションを組み立てるためのシステム及び方法 - Google Patents

航空機の後部胴体セクションを組み立てるためのシステム及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】航空機の後部胴体セクションに水平尾翼を効率的かつ効果的に接合するためのシステム及び方法を提供する。【解決手段】航空機の後部胴体セクションを形成するためのシステム及び方法が、尾翼チャネルを有する前方セクションを含む。前方セクションは、上側シルビーム及び下側シルビームを含む。1以上の枢動取付具が、上側シルビームと下側シルビームとの間に堅固に締結される。1以上の枢動取付具は、尾翼チャネル内の水平尾翼に枢動可能に結合するように構成される。【選択図】図4

Description

本開示の例は、広くには、航空機の後部または他の非与圧の胴体セクションを組み立てるためのシステム及び方法に関する。
特定の商用ジェット機などの特定の既知の航空機は、後部または非与圧の胴体セクションに固定された水平尾翼を含む。図1が、既知の後部胴体セクション10の斜視分解図を示している。後部または非与圧胴体セクション10は、前方セクション12、隔壁14、及び後方セクション16を含む。
典型的には、枢動取付具18が隔壁14に固定される。図2が、隔壁14の斜視正面図を示している。図示のように、枢動取付具18は、隔壁14の前面20に固定される。独立した別個の梁19が、枢動取付具18の一方または両方に結合する。梁19は、間隔を空けて配置され、隔壁14及び枢動取付具18に固定される。梁19は、典型的には、横方向の荷重に対処するために必要である。
図1及び図2を参照すると、隔壁14は、後方セクション16に接合される。次いで、水平尾翼22が、例えば球面軸受を介して枢動取付具18に枢動可能に結合する。水平尾翼22を枢動取付具18を介して隔壁14に結合させ、隔壁14を後方セクション16に接合した後に、得られたサブアセンブリ24は、前方セクション12に接合される。
図3が、製造プロセスの最中の既知の後部胴体セクション10の内部の斜視図を示している。図1~図3を参照すると、個人30が、後部胴体セクション10の狭い空間に入り、貫通孔の穿孔、シムの挿入、締結具の挿入及びトルク付与などを含むさまざまな作業によって設置を完了させる。個人30は、さまざまな穴を穿孔し、シムを接続し、多数の締結具によって種々のジョイントを互いに結合させる。典型的には、個人30は、後部胴体セクション10の内部の狭い空間内でそのような作業を行う。理解できるとおり、狭い空間の内部でそのような作業を実行することは、(図3に示されるように)人間工学的に困難であり、多くの時間及び労力を必要とする可能性がある。
さらに、後部胴体セクション10の既存の構造は、水平尾翼22を支持するための胴体の入り組んだ荷重経路を含む。一般に、水平尾翼22の荷重は、後部胴体セクション10内の肋間部及び/または他のそのようなバックアップ構造23によって支持され、これらの荷重は、前方縦通材へと繋がる引張りボルトを介して別の一式の肋間部によって前方セクション12に伝達される。肋間部及び縦通材取付具は、高い荷重伝達要件ゆえに、金属製であり、(例えば、多数のシムを用いて)締まり嵌めされる。後部胴体セクション10の狭い空間内での肋間部及び縦通材の最終的な設置作業は、引張りボルトの設置(トルク要件)、密着すべき面シール(異種材料)、及びバリ取り(疲労)の要件ゆえに、時間がかかる。
航空機の後部胴体セクションに水平尾翼を効率的かつ効果的に接合するためのシステム及び方法について、ニーズが存在する。さらに、後部胴体セクションに水平尾翼を接合するためのより単純でより容易な方法について、ニーズが存在する。加えて、後部胴体セクションに水平尾翼を固定するためのより人間工学的な方法について、ニーズが存在する。
これらのニーズに鑑みて、本開示の特定の実施例は、航空機の後部胴体セクションを形成するためのシステムを提供する。システムは、尾翼チャネルを有する前方セクションを含む。前方セクションは、上側シルビーム及び下側シルビームを含む。1以上の枢動取付具が、上側シルビームと下側シルビームとの間に堅固に締結される。1以上の枢動取付具は、尾翼チャネル内の水平尾翼に枢動可能に結合するように構成される。
少なくとも一例において、1以上の枢動取付具は、前方セクションの第1の側の第1の枢動取付具と、前方セクションの第2の側の第2の枢動取付具とを含み、第2の側は、第1の側の反対側である。
少なくとも一例において、上側シルビーム及び下側シルビーム各々は、前方セクションの後面に取り付けられるジョイントパネルと、1以上の枢動取付具に取り付けられる取付具パネルとを含む。さらなる例として、ジョイントパネルは、取付具パネルに対して垂直である。
少なくとも一例において、1以上の枢動取付具は、前方セクションに堅固に締結され、水平尾翼は、前方セクションが後方セクションに固定される前に1以上の枢動取付具に枢動可能に結合させられる。
少なくとも一例において、1以上の枢動取付具各々は、中央カラムと、機外側フランジと、機内側フランジとを含む。
少なくとも一例において、中央カラムは、基部を含む。横支持壁が、基部から上方に延在する。前壁が、基部から上方に延在する。軸受スロットが、前壁に形成される。軸受スロットは、水平尾翼の球面軸受を保持するように構成される。上部レッジが、横支持壁及び前壁の上方部分に接続される。基部は、複数の第1の締結具を介して下側シルビームに固定され、上部レッジは、複数の第2の締結具を介して上側シルビームに固定される。少なくとも一例において、機外側フランジは、外側延長ビームによって上部レッジに接続された下部レッジを含む。下部レッジは、複数の第3の締結具を介して下側シルビームに固定され、上部レッジは、複数の第4の締結具を介して上側シルビームに固定される。少なくとも一例において、延長ビームは、機内側表面と、機内側表面の反対側の機外側表面とを含む。機内側表面は、中央カラムの横支持壁の1つに当接する。
少なくとも一例において、機内側フランジは、内側延長ビームの機内側表面の下部から内側へと延在する下部パネルを含む。下部パネルは、内側延長ビームの中央部分に繋がるように上方かつ内方に傾斜する前方支持ブレースに繋がる。上部パネルが、内側延長ビームの機内側表面の上部から内側へと延在する。上部パネルは、中央部分に繋がるように下方かつ内方に傾斜する前方支持ブレースに繋がる。少なくとも一例において、内側延長ビームは、機内側表面と、機内側表面の反対側の機外側表面とを含む。機外側表面は、中央カラムの横支持壁の1つに当接する。
少なくとも一例において、1以上の取付具は、水平尾翼を1以上の枢動取付具に結合させる前に上側シルビーム及び下側シルビームに一時的に取り付けられる。少なくとも一例において、1以上の取付具は、上側シルビーム及び下側シルビームから取り外されるように構成される。水平尾翼は、1以上の取付具に結合するように構成される。水平尾翼は、前方セクションの尾翼チャネル内へと移動させられるように構成される。1以上の取付具は、水平尾翼を前方セクションの尾翼チャネル内に固定するために、上側シルビーム及び下側シルビームに再び固定されるように構成される。
少なくとも一例においては、サブアセンブリが、上側シルビーム及び下側シルビームに固定された1以上の取付具を含み、水平尾翼は、尾翼チャネル内で1以上の取付具に結合する。隔壁が、後方セクションまたはサブアセンブリに固定される。サブアセンブリは、後方セクションに固定される。
本開示の特定の実施例は、航空機の後部胴体セクションを形成するための方法を提供する。本方法は、1以上の枢動取付具を前方セクションの上側シルビームと下側シルビームとの間に堅固に締結するステップと、水平尾翼を前方セクションの尾翼チャネル内で1以上の枢動取付具に結合させるステップとを含む。
少なくとも一例において、上記締結するステップ及び上記結合させるステップは、前方セクションを後方セクションに固定する前に行われる。
少なくとも一例において、本方法は、上記結合させるステップの前に1以上の取付具を上側シルビーム及び下側シルビームに一時的に取り付けるステップと、1以上の取付具を上側シルビーム及び下側シルビームから取り外すステップと、水平尾翼を尾翼チャネルの外部で1以上の取付具に結合させるステップと、水平尾翼を前方セクションの尾翼チャネル内へと移動させるステップと、1以上の取付具を上側シルビーム及び下側シルビームに再び固定して、水平尾翼を前方セクションの尾翼チャネル内に固定するステップとをさらに含む。
少なくとも一例において、本方法は、上側シルビーム及び下側シルビームに固定された1以上の取付具を含み、水平尾翼が尾翼チャネル内で1以上の取付具に結合しているサブアセンブリを形成するステップと、隔壁を後方セクションまたはサブアセンブリに固定するステップと、サブアセンブリを後方セクションに固定するステップとをさらに含む。
本開示の特定の実施例は、水平尾翼を航空機の後部胴体セクションの前方セクションに結合させるための枢動取付具を提供する。枢動取付具は、本明細書に記載のとおりの中央カラム、機外側フランジ及び機内側フランジを含む。
既知の後部胴体セクションの斜視分解図を示している。 隔壁の斜視正面図を示している。 製造プロセスの最中の既知の後部胴体セクションの内部の斜視図を示している。 本開示の一例による後部胴体セクションの前方セクションに結合した水平尾翼の後方からの斜視図を示している。 本開示の一例による前方セクションの上側シルビーム及び下側シルビームに固定された枢動取付具の後方からの斜視図を示している。 本開示の一例による枢動取付具の後方からの斜視図を示している。 図6の枢動取付具の前方からの斜視図を示している。 図6の枢動取付具の第1の側面図を示している。 図6の枢動取付具の第2の側面図を示している。 図6の枢動取付具の後方からの分解斜視図を示している。 本開示の一例による枢動取付具を有する後部胴体セクションの後方からの斜視図を示している。 本開示の一例による枢動取付具を取り除いた後部胴体セクションの後方からの斜視図を示している。 本開示の一例による後部胴体セクションの前方セクションから分離された水平尾翼の後方からの斜視図を示している。 本開示の一例による後部胴体セクションのサブアセンブリの後方からの斜視図を示している。 本開示の一例による完成した後部胴体セクションの後方からの斜視図を示している。 本開示の一例による後部胴体セクションを形成する方法のフローチャートを示している。 本開示の一例による航空機の前方からの斜視図を示している。
前述の概要並びに特定の実施例の以下の詳細な説明は、添付の図面と併せて検討することで、よりよく理解されるであろう。本明細書において使用されるとき、単数形で記載され、「1つの(a)」または「1つの(an)」という語に続けられる要素またはステップは、それらの要素またはステップが複数であることを必ずしも排除するものではないと理解されるべきである。さらに、「1つの例」への言及は、そこで述べられる特徴をやはり備えるさらなる例の存在を排除するものとして解釈されることを意図していない。さらに、そうでないことが明確に述べられない限り、特定の条件を有する1以上の要素を「備える(comprising)」または「有する(having)」例は、その条件を有していない追加の要素を含んでよい。
本開示の実施例は、航空機の後部胴体セクションの合理化された組み立てを可能にする枢動取付具を提供する。この枢動取付具は、個人が航空機の外側(後部胴体セクションの狭い空間の内部ではなく)で作業して、後部胴体セクションへの水平尾翼の一体化を完成させることを可能にする。本開示の実施例は、後部胴体セクションへの水平尾翼の取り付けの人間工学を改善する構造的配置を提供する。さらに、枢動取付具は、枢動隔壁への枢動取付具の一体化のための改善された荷重経路を生み出す。
図4が、本開示の一例による後部胴体セクション104の前方セクション102に結合した水平尾翼100の後方からの斜視図を示している。図4は、水平尾翼を後部胴体セクション104の前方セクション102に固定するためのシステム101を示している。システム101は、前方セクション102へと固定された後方セクション(図示せず)を含む後部胴体セクション104を形成するように構成される。
前方セクション102は、前方セクション102へと上部キャノピー108、下部ベース110及び本体112間を延びる尾翼チャネル106を含む。上側シルビーム114が、尾翼チャネル106の開口端116の上方で上部キャノピー108の後面に固定される。下側シルビーム118が、尾翼チャネル106の開口端116の下方で下部ベース110の後面に固定される。
第1の枢動取付具120aが、上側シルビーム114と下側シルビーム118との間に固定される。第2の枢動取付具120bが、上側シルビーム114と下側シルビーム118との間に固定される。第1の枢動取付具120aは、(上側シルビーム114及び下側シルビーム118のそれぞれの第1の端部126、128間で)前方セクション102の一方側(第1の側)122に位置し、第2の枢動取付具120bは、(上側シルビーム114及び下側シルビーム118のそれぞれの第2の端部130、132間で)前方セクション102の他方側(第2の側)124に位置する。
本明細書で説明されるとおり、航空機の後部胴体セクション104を形成するためのシステム101は、尾翼チャネル106を有する前方セクション102を含む。前方セクション102は、上側シルビーム114及び下側シルビーム118を含む。1以上の枢動取付具120a及び/または120bが、上側シルビーム114と下側シルビーム118との間に堅固に締結される。枢動取付具120a及び/または120bは、尾翼チャネル106内の水平尾翼100に枢動可能に結合するように構成される。
図5が、本開示の一例による前方セクション102の上側シルビーム114及び下側シルビーム118に固定された枢動取付具120aの後方からの斜視図を示している。枢動取付具120aが示されているが、図4に示されている枢動取付具120bは、図5に示されているように上側シルビーム114及び下側シルビーム118に固定される。
上側シルビーム114は、ジョイントパネル140と、取付具パネル142とを含む。少なくとも一例において、ジョイントパネル140は、取付具パネル142に直交する。すなわち、ジョイントパネル140は、取付具パネル142に対して垂直であってよい。ジョイントパネル140は、複数の締結具146によって尾翼チャネル106の上方の前方セクション102の後面144に取り付けられ、固定される。取付具パネル142は、枢動取付具120aの上面148の上方に取り付けられ、複数の締結具146によって枢動取付具120aの上面148に固定される。
同様に、下側シルビーム118は、ジョイントパネル150と、取付具パネル152とを含む。少なくとも一例において、ジョイントパネル150は、取付具パネル152に直交する。すなわち、ジョイントパネル150は、取付具パネル152に対して垂直であってよい。ジョイントパネル150は、複数の締結具146によって尾翼チャネル106の下方の前方セクション102の後面154に取り付けられ、固定される。取付具パネル152は、枢動取付具120aの下面158の下方に取り付けられ、複数の締結具146によって枢動取付具120aの下面158に固定される。
とりわけ、種々の締結具146のための貫通孔を形成する作業(穿孔など)、並びに、締結具146を挿入し、締結位置を固定するために締結具にトルクを加える作業が、前方セクション102が後方セクションに固定される前に行われる。したがって、個人は、胴体セクション104の外側で種々の作業(穿孔、締結具の挿入、締結具へのトルク印加など)を実行することができる。このようにして、個人は、そのような作業を(後部胴体セクション104の狭い空間の内部での窮屈な姿勢、落ち着かない姿勢、及び/または歪んだ姿勢とは対照的に)人間工学的に快適に行うことができる。
図5に示されるように、上側シルビーム114及び下側シルビーム118は、締結具146によって前方セクション102に堅固に締結される。上側シルビーム114及び下側シルビーム118は、垂直方向の締結具146(すなわち、個人が締結具146を垂直方向に挿入する)によって枢動取付具120a、120bに固定され、これは、前方セクション102の外側に快適に立ちながら実行することができる作業である。
図6が、本開示の一例による枢動取付具120の後方からの斜視図を示している。図7が、図6の枢動取付具120の前方からの斜視図を示している。図8が、図6の枢動取付具120の第1の側面図を示している。図9が、図6の枢動取付具120の第2の側面図を示している。図10が、図6の枢動取付具120の後方からの分解斜視図を示している。図4に示した枢動取付具120a、120bは、図6~図10に示されるように構成される。例えば、枢動取付具120aは、図6~図10に示されるように構成され、枢動取付具120bは、その鏡像として構成されてよい。
図6~図10を参照すると、枢動取付具120は、中央カラム160と、機外側フランジ162と、機内側フランジ164とを含む。中央カラム160は、基部166と、基部166から上方に延びる横支持壁168、169と、基部166から上方に延びる前壁170と、横支持壁168及び前壁170の上部に接続された上部レッジ172とを含む。中央カラム160の後部174は、開いていてもよい。本明細書において図示及び説明されるように、基部166は、複数の締結具146(複数の第1または第2の締結具など)を介して下側シルビーム118に固定され、上部レッジ172は、複数の締結具146(複数の第1または第2の締結具のうちの他方など)を介して上側シルビーム114に固定される。
軸受スロット176が、前壁170に形成されている。軸受スロット176は、軸受開口部180を有する対向する横フィン178間に延在する。軸受軸線182が、対向する軸受開口部180間に定められる。水平尾翼100(図4に示されている)の球面軸受が、対向する軸受開口部180間の軸受スロット176に回転可能に結合するように構成される。
機外側フランジ162は、外側延長ビーム188によって上部レッジ186に接続された下部レッジ184を含む。本明細書において図示及び説明されるように、下部レッジ184は、複数の締結具を介して下側シルビーム118に固定され、上部レッジ186は、複数の締結具を介して上側シルビーム114に固定される。外側延長ビーム188は、機内側表面190と、機内側表面190の反対側の機外側表面192とを含む。機内側表面190は、中央カラム160の横支持壁168に当接する。軸受開口部194が、外側延長ビーム188のスパー195を貫通して形成される。軸受開口部194は、中央カラム160の軸受開口部180に同軸に整列する。機外側フランジ162は、締結具を介して中央カラム160に固定されても、固定されなくてもよい。図4~図10を参照すると、少なくとも一例において、機外側フランジ162は、別個の締結具を介して中央カラム160に別個に固定されることがない。代わりに、機外側フランジ162は、枢動取付具120を上側シルビーム114及び下側シルビーム118に固定する締結具146によって中央カラム160に対して固定される。
機内側フランジ164は、内側延長ビーム198の機内側表面197の下部から内側へと延びる下部パネルまたはレッジ196を含む。下部レッジ196は、中央カラム160の軸受開口部180に同軸に整列した軸受開口部204の下方の内側延長ビーム198の中央部分202に繋がるように上方かつ内方に傾斜する前方支持ブレース200に繋がる。
機内側フランジ164は、内側延長ビーム198の機内側表面197の上部から内側へと延びる上部パネルまたはレッジ210をさらに含む。上部レッジ210は、軸受開口部204の上方の内側延長ビーム198の中央部分202に繋がるように下方かつ内方に傾斜する前方支持ブレース212に繋がる。
内側延長ビーム198は、機内側表面197と、機内側表面197の反対側の機外側表面199とを含む。機外側表面199は、中央カラム160の横支持壁169に当接する。機内側フランジ164は、締結具を介して中央カラム160に固定されても、固定されなくてもよい。図4~図10を参照すると、少なくとも一例において、機内側フランジ164は、別個の締結具を介して中央カラム160に別個に固定されることがない。代わりに、機内側フランジ164は、枢動取付具120を上側シルビーム114及び下側シルビーム118に固定する締結具146によって中央カラム160に対して固定される。
機外側フランジ162の上部レッジ186、中央カラム160の上部レッジ172及び機内側フランジ164の上部レッジ210は、上側シルビーム114の取付具パネル142の下面に当接する平坦面を提供し、これは、貫通孔を垂直に穿孔して貫通させ、後部または非与圧胴体セクション104の外側の位置から締結具146を容易に挿入(例えば、垂直方向に挿入)して係合させることを可能にする。同様に、機外側フランジ162の下部レッジ184、中央カラム160の基部166及び機内側フランジ164の下部レッジ196は、下側シルビーム118の取付具パネル152の上面に当接する平坦面をやはり提供し、これは、貫通孔を垂直に穿孔して貫通させ、後部胴体セクション104の外側の位置から締結具146を容易に挿入(例えば、垂直方向に挿入)して係合させることを可能にする。
中央カラム160の横支持壁168、169及び前面170は、垂直方向などの矢印Aの方向に荷重を分配するように構成された荷重経路を提供する。同様に、機外側フランジ162の外側延長ビーム188及び機内側フランジ164の内側延長ビーム198は、矢印Aの方向に荷重を分配するように構成された荷重経路を提供する。さらに、機内側フランジ164の下部レッジ184及び上部レッジ186、中央カラム160の基部166及び上部レッジ172並びに機内側フランジ164の下部レッジ196及び上部レッジ210は、水平方向などの矢印Aの方向に直交する矢印Bの方向に荷重を分配するように構成された荷重経路を提供する。さらに、機内側フランジ164の前方支持ブレース200、212は、剪断荷重を分配するように構成される。前方支持ブレース200、212は、例えば横方向荷重に対処するように構成された一体構造を提供する。
図6~図10に示されるとおり、枢動取付具120は、中央カラム160と、機外側フランジ162と、機内側フランジ164とを含む。したがって、枢動取付具120は、3つの別個独立の部品を含む。このようにして、枢動取付具120は、冗長な荷重経路を提供し、したがって部品のうちの1つに異常(亀裂など)が発生しても、他の部品の一方または両方によって堅牢かつ信頼できる荷重経路が依然として提供される。
図11が、本開示の一例による枢動取付具120a、120bを有する後部胴体セクション104の後方からの斜視図を示している。後部胴体セクションを組み立てるために、枢動取付具120a、120bが、最初に、水平尾翼100を尾翼チャネル106内に配置する前に、上側シルビーム114及び下側シルビーム118に固定される。上述したように、上側シルビーム114、下側シルビーム118並びに枢動取付具120a、120bは、種々の貫通孔を形成するように(穿孔などによって)機械加工され、種々の締結具146(例えば、図5に示されている)が、前方セクション102が隔壁及び/または後方セクションに固定される前に、枢動取付具120a、120bを(上側シルビーム114及び下側シルビーム118などを介して)前方セクション102に固定するために挿入され、係合する。したがって、貫通孔の穿孔、締結具(及び、随意によるシム)の挿入、構成要素を互いに固定するための締結具の係合などのさまざまな作業を、後部胴体セクション104の外側の1名以上の個人によって、人間工学的に快適な姿勢で実行することができる。したがって、図11に示されるように、枢動取付具120a、120bは、前方セクション102が後方セクションに固定される前に(さらに、随意により、水平尾翼が尾翼チャネル106内に配置される前に)、前方セクション102に固定され、前方セクション102に対して適切に配置及び締結されたと確認される。
少なくとも一例において、前方セクション102は、枢動取付具120a、120bが上側シルビーム114及び下側シルビーム118に一時的に取り付けられた状態で、最終的な組み立ての場所に到着する。枢動取付具120a、120b、上側シルビーム114及び下側シルビーム118は、それぞれの位置合わせされたバリ取り済みのフルサイズの貫通孔を提供するようにすでに穿孔されている。
図12が、本開示の一例による枢動取付具120a、120b(図1に示されている)を取り除いた後部胴体セクション104の後方からの斜視図を示している。図11及び図12を参照すると、枢動取付具120a、120bを適切な配置、公差などを保証するように前方セクション102に堅固に結合させた後で、枢動取付具120a、120bは、尾翼チャネル106への妨げのない経路を提供するために取り外される。
図13が、本開示の一例による後部胴体セクション104の前方セクション102から分離された水平尾翼100の後方からの斜視図を示している。図11~図13を参照すると、枢動取付具120a、120bを前方セクション102から取り外した後に、枢動取付具120a、120bは、水平尾翼100の後面240に枢動可能に結合させられる。例えば、後面240の球面軸受が、枢動取付具120a、120bの軸受スロット176(図7に示されている)に枢動可能に固定される。枢動取付具120a、120bが水平尾翼100に枢動可能に固定された後に、水平尾翼100は、枢動取付具120a、120bが上側シルビーム114及び下側シルビーム118に(それぞれの貫通孔が整列するように)再び整列するまで、矢印242の方向に前方セクション102の尾翼チャネル106へと動かされ、次いで、個人は、締結具146を介し、上側シルビーム114及び下側シルビーム118によって、枢動取付具120a、120bを前方セクション102に固定することができる。このようにして、枢動取付具120a、120bが前方セクション102に固定され、水平尾翼100が尾翼チャネル106内で枢動取付具120a、120bに固定されることで、隔壁及び後方セクションへと固定することができるサブアセンブリがもたらされる。穿孔は、この時点においては不要である。代わりに、穿孔は、最終的な組み立てプロセスの前にすでに行われている。
本明細書で説明されるとおり、(上側シルビーム114及び下側シルビーム118に一時的に固定された)取付具120a、120bは、上側シルビーム114及び下側シルビーム118から取り外されるように構成される。その後に、水平尾翼100が、取付具120a、120bに結合させられる。次いで、水平尾翼100(取付具120a、120bが結合している)は、前方セクション102内(尾翼チャネル106内など)へと動かされる。次いで、枢動取付具120a、120bが、水平尾翼100を前方セクション102の尾翼チャネル106内に固定するために、上側シルビーム114及び下側シルビーム118に固定される。
図14が、本開示の一例による後部胴体セクション104のサブアセンブリ250の後方からの斜視図を示している。サブアセンブリ250は、尾翼チャネル106内の水平尾翼100を含み、水平尾翼100は、枢動取付具120a、120bによって前方セクション102に枢動可能に固定されている。図示されているように、個人252は、後部胴体セクション104の外側に位置し、枢動取付具120a及び120bを前方セクション102に堅固に締結するために締結具を垂直方向に挿入して締結具にトルクを加えることによって上側シルビーム114及び下側シルビーム118を枢動取付具120a、120bに締結するように作業することができる。
図15が、本開示の一例による完成した後部胴体セクション104の後方からの斜視図を示している。上述したように、サブアセンブリ250が形成された後に、隔壁を含むことができる後方セクション270(あるいは、随意により、隔壁は最初にサブアセンブリ250に固定されてもよい)が、サブアセンブリ250に固定される。
図16が、本開示の一例による後部胴体セクションを形成する方法のフローチャートを示している。図4~図16を参照すると、300において、前方セクション102が、枢動取付具120a、120bを前方セクション102に固定するように作業される。例えば、後部胴体セクション104の外側の1名以上の個人が、貫通孔を穿孔すること、枢動取付具120a、120bを上側シルビーム114及び下側シルビーム118に対して整列させること、整列させた貫通孔に締結具を挿入すること、枢動取付具120a、120bを上側シルビーム114及び下側シルビーム118に堅固に締結するために締結具にトルクを加えること、及び/または、枢動取付具120a、120bを前方セクション102に固定することなどのさまざまな作業を実行する。このようにして、前方セクション102に対する枢動取付具120a、120bの位置決め、公差及び固定は、水平尾翼100を前方セクション102に結合させ、前方セクション102を後方セクション270に固定する前に、決定及び設定される。
ステップ302において、枢動取付具120a、120bは、水平尾翼100に前方セクション102の尾翼チャネル106への妨げのない経路を提供するために、前方セクション102から取り外される。ステップ304において、枢動取付具120a、120bは、水平尾翼100に枢動可能に固定される。ステップ306において、今や枢動取付具120a、120bが枢動可能に固定された水平尾翼100は、前方セクション102の尾翼チャネル106内へと動かされる。次いで、ステップ308において、枢動取付具120a、120bは、(例えば上側シルビーム114及び下側シルビーム118によって)前方セクション102に固定され、サブアセンブリ250を形成する。
随意により、ステップ310において、隔壁が後方セクション270またはサブアセンブリ250に固定される。次いで、ステップ312において、後方セクション270がサブアセンブリ250に固定されることで、後部胴体セクション104が完成する。
図4~図16を参照すると、枢動取付具120a、120bなどの枢動取付具120は、後部胴体セクション104の合理化された組み立てを可能にする。とりわけ、枢動取付具120は、前方セクション102が後方セクション270に固定される前に前方セクション102に固定されるように構成される。この枢動取付具120は、個人が狭い空間から出て後部胴体セクション104の外側で作業して、後部胴体セクション104への水平尾翼100の一体化を完成させることを可能にする。
枢動取付具120a、120bは、後部胴体セクション104の外側で、水平尾翼100の上方及び下方などの狭い空間から離れて、上側シルビーム114及び下側シルビーム118に固定される。これにより、狭い空間での作業が95%減少し、人間工学が大幅に改善されることが明らかになった。貫通孔が最終的な組み立てプロセスに先立って形成されているため、穿孔を必要とせずに枢動取付具120a、120bを胴体に接合できるので、工場の流れも大幅に改善される。さらに、枢動取付具120a、120bは、垂直方向、水平方向、横方向及び剪断方向などの改善された構造荷重経路を提供する。
図17が、本開示の一例による航空機410の前方からの斜視図を示している。航空機410は、例えば、エンジン414を含む推進システム412を含む。随意により、推進システム412は、図示されているよりも多数のエンジン414を含んでもよい。エンジン414は、航空機410の翼416によって保持される。他の実施形態において、エンジン414は、胴体418及び/または尾部420によって保持されてもよい。さらに、尾部420は、水平尾翼422及び垂直尾翼424を支持する。
水平尾翼422は、図4及び図13~図15に示した水平尾翼100の一例である。胴体418は、図4、図5及び図11~図15に示した後部胴体セクション104などの後部胴体セクションを含む。航空機410の胴体418は、フライトデッキまたはコックピット、1以上の作業セクション(例えば、調理室、乗員の機内持ち込み手荷物領域など)、1以上の乗客セクション(例えば、ファーストクラス、ビジネスクラス及びコーチの各セクション)、1以上のトイレなどを含む内部客室430を定める。
図17に示した航空機410は、単なる例にすぎない。航空機410が、図示とは異なるサイズ、形状及び構成であってよいことを理解されたい。
さらに、本開示は、以下の例示例による実施例を含む。
実施例1.航空機の後部胴体セクションを形成するためのシステムであって、
尾翼チャネルを有しており、上側シルビーム及び下側シルビームを備えている前方セクションと、
上側シルビームと下側シルビームとの間に堅固に締結された1以上の枢動取付具と
を備えており、
1以上の枢動取付具は、尾翼チャネル内の水平尾翼に枢動可能に結合するように構成されている、システム。
実施例2.1以上の枢動取付具は、
前方セクションの第1の側の第1の枢動取付具と、
前方セクションの第2の側の第2の枢動取付具と
を含み、
第2の側は、第1の側の反対側である、実施例1に記載のシステム。
実施例3.上側シルビーム及び下側シルビーム各々は、
前方セクションの後面に取り付けられるジョイントパネルと、
1以上の枢動取付具に取り付けられる取付具パネルと
を備える、実施例1または2に記載のシステム。
実施例4.ジョイントパネルは、取付具パネルに対して垂直である、実施例3に記載のシステム。
実施例5.1以上の枢動取付具は、前方セクションに堅固に締結され、水平尾翼は、前方セクションが後方セクションに固定される前に1以上の枢動取付具に枢動可能に結合させられる、実施例1から4のいずれかに記載のシステム。
実施例6.1以上の枢動取付具各々は、
中央カラムと、
機外側フランジと、
機内側フランジと
を備える、実施例1から5のいずれかに記載のシステム。
実施例7.中央カラムは、
基部と、
基部から上方に延びる横支持壁と、
基部から上方に延びており、水平尾翼の球面軸受を保持するように構成された軸受スロットが形成されている前壁と、
横支持壁及び前壁の上部に接続された上部レッジと
を備え、
基部は、複数の第1の締結具を介して下側シルビームに固定され、上部レッジは、複数の第2の締結具を介して上側シルビームに固定される、
実施例6に記載のシステム。
実施例8.機外側フランジは、外側延長ビームによって上部レッジに接続された下部レッジを備え、下部レッジは、複数の第3の締結具を介して下側シルビームに固定され、上部レッジは、複数の第4の締結具を介して上側シルビームに固定される、実施例7に記載のシステム。
実施例9.延長ビームは、機内側表面と、機内側表面の反対側の機外側表面とを備え、機内側表面は、中央カラムの横支持壁のうちの1つに当接する、実施例8に記載のシステム。
実施例10.機内側フランジは、
内側延長ビームの機内側表面の下部から内側へと延び、内側延長ビームの中央部分に繋がるように上方かつ内方に傾斜する前方支持ブレースに繋がる下部パネルと、
内側延長ビームの機内側表面の上部から内側へと延び、中央部分に繋がるように下方かつ内方に傾斜する前方支持ブレースに繋がる上部パネルと
を備える、実施例7から9のいずれかに記載のシステム。
実施例11.内側延長ビームは、機内側表面と、機内側表面の反対側の機外側表面とを含み、機外側表面は、中央カラムの横支持壁のうちの1つに当接する、実施例10に記載のシステム。
実施例12.1以上の取付具は、水平尾翼を1以上の枢動取付具に結合させる前に上側シルビーム及び下側シルビームに一時的に取り付けられる、実施例1から11のいずれかに記載のシステム。
実施例13.1以上の取付具は、上側シルビーム及び下側シルビームから取り外されるように構成され、水平尾翼は、1以上の取付具に結合するように構成され、水平尾翼は、前方セクションの尾翼チャネル内へと動かされるように構成され、1以上の取付具は、水平尾翼を前方セクションの尾翼チャネル内に固定するために上側シルビーム及び下側シルビームに再び固定されるように構成されている、実施例12に記載のシステム。
実施例14.サブアセンブリが、上側シルビーム及び下側シルビームに固定された1以上の取付具を含み、水平尾翼は、尾翼チャネル内で1以上の取付具に結合し、隔壁が、後方セクションまたはサブアセンブリに固定され、サブアセンブリは、後方セクションに固定される、実施例12または13に記載のシステム。
実施例15.航空機の後部胴体セクションを形成するための方法であって、
1以上の枢動取付具を前方セクションの上側シルビームと下側シルビームとの間に堅固に締結するステップと、
水平尾翼を前方セクションの尾翼チャネル内で1以上の枢動取付具に結合させるステップと
を含む方法。
実施例16.締結するステップ及び結合させるステップは、前方セクションを後方セクションに固定する前に行われる、実施例15に記載の方法。
実施例17.結合させるステップの前に1以上の取付具を上側シルビーム及び下側シルビームに一時的に取り付けるステップと、
1以上の取付具を上側シルビーム及び下側シルビームから取り外すステップと、
水平尾翼を尾翼チャネルの外部で1以上の取付具に結合させるステップと、
水平尾翼を前方セクションの尾翼チャネル内へと移動させるステップと、
1以上の取付具を上側シルビーム及び下側シルビームに再び固定して、水平尾翼を前方セクションの尾翼チャネル内に固定するステップと
をさらに含む、実施例15または16に記載の方法。
実施例18.上側シルビーム及び下側シルビームに固定された1以上の取付具を含み、水平尾翼が尾翼チャネル内で1以上の取付具に結合しているサブアセンブリを形成するステップと、
隔壁を後方セクションまたはサブアセンブリに固定するステップと、
サブアセンブリを後方セクションに固定するステップと
をさらに含む、実施例15から17のいずれかに記載の方法。
実施例19.水平尾翼を航空機の後部胴体セクションの前方セクションに結合させるための枢動取付具であって、
中央カラムと、
機外側フランジと、
機内側フランジと
を備える枢動取付具。
実施例20.中央カラムは、
基部と、
基部から上方に延びる横支持壁と、
基部から上方に延びており、水平尾翼の球面軸受を保持するように構成された軸受スロットが形成されている前壁と、
横支持壁及び前壁の上部に接続された上部レッジと
を備え、
基部は、複数の第1の締結具を介して下側シルビームに固定され、上部レッジは、複数の第2の締結具を介して上側シルビームに固定され、
外側フランジは、外側延長ビームによって上部レッジに接続された下部レッジを備え、下部レッジは、複数の第3の締結具を介して下側シルビームに固定され、上部レッジは、複数の第4の締結具を介して上側シルビームに固定され、
機内側フランジは、
内側延長ビームの機内側表面の下部から内側へと延び、内側延長ビームの中央部分に繋がるように上方かつ内方に傾斜する前方支持ブレースに繋がる下部パネルと、
内側延長ビームの機内側表面の上部から内側へと延び、中央部分に繋がるように下方かつ内方に傾斜する前方支持ブレースに繋がる上部パネルと
を備える、実施例19に記載の枢動取付具。


本明細書において説明されるとおり、本開示の実施例は、航空機の後部胴体セクションに水平尾翼を効率的かつ効果的に接合するためのシステム及び方法を提供する。さらに、本開示の実施例は、後部胴体セクションに水平尾翼を接合するためのより単純でより容易な方法を提供する。加えて、本開示の実施例は、後部胴体セクションに水平尾翼を固定するためのより人間工学的な方法を提供する。
上部、下部、下方、中間、側方、水平、垂直、前方などの空間及び方向を表すさまざまな用語を、本開示の実施例を説明するために使用することができるが、このような用語は、単に図面に示されている向きに対して使用されているにすぎないと理解される。向きは、上部が下部であったり、その逆であったり、水平が垂直になったりするように、反転させ、回転させ、あるいは他のやり方で変更することが可能である。
本明細書において使用されるとき、タスクまたは動作を実行する「ように構成された(configured to)」構造、限定事項、または要素は、そのタスクまたは動作に対応するやり方で、とくには構造的に形成、構築、または構成されている。明確化及び疑念回避の目的で、単にタスクまたは動作を実行するように改修することができるにすぎない対象物は、本明細書において使用されるとき、そのタスクまたは動作を実行する「ように構成された」ものではない。
上記の説明が例示を意図しており、限定を意図していないことを、理解すべきである。例えば、上述の例(及び/または、それらの態様)を互いに組み合わせて使用することが可能である。加えて、特定の状況または材料を本開示のさまざまな例の教示に適合させるための多数の修正を、それらの範囲から逸脱することなく、行うことが可能である。本明細書で説明される材料の寸法及び種類は、本開示のさまざまな例のパラメータを定めることを意図しているが、それらの例は、決して限定を意図したものではなく、例示的な例である。上記の説明を検討すれば、多数の他の例が当業者にとって明らかとなる。したがって、本開示のさまざまな例の範囲は、添付の特許請求の範囲を参照して、かかる特許請求の範囲に与えられる均等物の全範囲と共に決定されるべきである。添付の特許請求の範囲、及び本明細書における詳細な説明において、「including(・・・を含む)」及び「in which(ここにおいて)」という用語は、「comprising(・・・を備える)」及び「wherein(ここにおいて)」というそれぞれの用語の平易な英語の等価物として用いられる。さらに、「第1の」、「第2の」、及び「第3の」などの用語は、単に標識として使用され、それらの対象物に対して数値的な要件を課すことを意図していない。さらに、以下の特許請求の範囲の限定事項は、そのような特許請求の範囲の限定事項が、「・・・のための手段(means for)」という表現をさらなる構造に言及しない機能の表明と共に明示的に使用していない限り、ミーンズプラスファンクション形式で書かれたものではなく、米国特許法第112条(f)に基づいて解釈されることを意図していない。
この書面による説明は、本開示の種々の実施例を最良の態様を含めて開示すると共に、あらゆる装置またはシステムの製作及び使用、並びに、あらゆる関連の方法の実行を含む本開示の種々の実施例の実施を当業者にとって可能にするために、実施例を使用している。本開示の種々の実施例の特許可能な範囲は、特許請求の範囲によって定められ、当業者であれば想到する他の実施例を含むことができる。このような他の実施例は、それらの実施例が請求項の文言から相違しない構造要素を有する場合、またはそれらの実施例が請求項の文言から実質的には相違しない均等な構造要素を含む場合、特許請求の範囲の技術的範囲に含まれるように意図される。
10 後部胴体セクション、12 前方セクション、14 隔壁、16 後方セクション、18 枢動取付具、19 梁、20 (隔壁の)前面、22 水平尾翼、23 バックアップ構造、24 サブアセンブリ、30 個人、100 水平尾翼、101 システム、102 前方セクション、104 後部胴体セクション、106 尾翼チャネル、108 上部キャノピー、110 下部ベース、112 本体、114 上側シルビーム、116 (尾翼チャネルの)開口端、118 下側シルビーム、120 枢動取付具、120a 枢動取付具、120b 枢動取付具、122 (前方セクションの)第1の側、124 (前方セクションの)第2の側、126 (上側シルビームの)第1の端部、128 (下側シルビームの)第1の端部、130 (上側シルビームの)第2の端部、132 (下側シルビームの)第2の端部、140 ジョイントパネル、142 取付具パネル、144 (前方セクションの)後面、146 締結具、148 (枢動取付具の)上面、150 ジョイントパネル、152 取付具パネル、154 (前方セクションの)後面、158 (枢動取付具の)下面、160 中央カラム、162 (中央カラムの)外側フランジ、164 (中央カラムの)内側フランジ、166 (中央カラムの)基部、168 (中央カラムの)横支持壁、169 (中央カラムの)横支持壁、170 (中央カラムの)前壁、172 (中央カラムの)上部レッジ、174 (中央カラムの)後部、176 軸受スロット、178 横フィン、180 軸受開口部、182 軸受軸線、184 (外側フランジの)下部レッジ、186 (外側フランジの)上部レッジ、188 (外側フランジの)外側延長ビーム、190 (外側延長ビームの)内側表面、192 (外側延長ビームの)外側表面、194 軸受開口部、195 スパー、196 (内側フランジの)下部レッジ、197 (内側延長ビームの)内側表面、198 (内側フランジの)内側延長ビーム、199 (内側延長ビームの)外側表面、200 前方支持ブレース、202 (内側延長ビームの)中央部分、204 軸受開口部、210 (内側フランジの)上部レッジ、212 前方支持ブレース、240 (水平尾翼の)後面、242 矢印、250 サブアセンブリ、252 個人、270 後方セクション、410 航空機、412 推進システム、414 エンジン、416 翼、418 胴体、420 尾部、422 水平尾翼、424 垂直尾翼、430 内部客室

Claims (20)

  1. 航空機の後部胴体セクション(104)を形成するためのシステム(101)であって、
    尾翼チャネル(106)を有しており、上側シルビーム(114)及び下側シルビーム(118)を備えている前方セクション(102)と、
    前記上側シルビーム(114)と前記下側シルビーム(118)との間に堅固に締結された1以上の枢動取付具と
    を備えており、
    1以上の前記枢動取付具は、前記尾翼チャネル(106)内の水平尾翼(100)に枢動可能に結合するように構成されている、
    システム(101)。
  2. 1以上の前記枢動取付具は、
    前記前方セクション(102)の第1の側の第1の枢動取付具と、
    前記前方セクション(102)の第2の側の第2の枢動取付具と
    を含み、
    前記第2の側は、前記第1の側の反対側である、
    請求項1に記載のシステム(101)。
  3. 前記上側シルビーム(114)及び前記下側シルビーム(118)各々は、
    前記前方セクション(102)の後面(144)に取り付けられるジョイントパネル(140)と、
    1以上の前記枢動取付具に取り付けられる取付具パネル(152)と
    を備える、請求項1または2に記載のシステム(101)。
  4. 前記ジョイントパネル(140)は、前記取付具パネル(152)に対して垂直である、請求項3に記載のシステム(101)。
  5. 1以上の前記枢動取付具は、前記前方セクション(102)に堅固に締結され、前記水平尾翼(100)は、前記前方セクション(102)が後方セクションに固定される前に1以上の前記枢動取付具に枢動可能に結合させられる、請求項1に記載のシステム(101)。
  6. 1以上の前記枢動取付具各々は、
    中央カラム(160)と、
    機外側フランジ(162)と、
    機内側フランジ(164)と
    を備える、請求項1に記載のシステム(101)。
  7. 前記中央カラム(160)は、
    基部と、
    前記基部から上方に延びる横支持壁(168、169)と、
    前記基部から上方に延びており、前記水平尾翼(100)の球面軸受を保持するように構成された軸受スロット(176)が形成されている前壁(170)と、
    前記横支持壁(168、169)及び前記前壁(170)の上部に接続された上部レッジ(172)と
    を備え、
    前記基部は、複数の第1の締結具(146)を介して前記下側シルビーム(118)に固定され、前記上部レッジ(172)は、複数の第2の締結具(146)を介して前記上側シルビーム(114)に固定される、
    請求項6に記載のシステム(101)。
  8. 前記機外側フランジ(162)は、外側延長ビーム(188)によって前記上部レッジに接続された下部レッジ(184)を備え、前記下部レッジ(184)は、複数の第3の締結具(146)を介して前記下側シルビーム(118)に固定され、前記上部レッジは、複数の第4の締結具(146)を介して前記上側シルビーム(114)に固定される、請求項7に記載のシステム(101)。
  9. 前記外側延長ビーム(188)は、機内側表面と、前記機内側表面の反対側の機外側表面とを備え、前記機内側表面は、前記中央カラム(160)の前記横支持壁(168、169)のうちの1つに当接する、請求項8に記載のシステム(101)。
  10. 前記機内側フランジ(164)は、
    内側延長ビーム(188)の機内側表面の下部から内側へと延び、前記内側延長ビーム(188)の中央部分に繋がるように上方かつ内方に傾斜する前方支持ブレースに繋がる下部パネルと、
    前記内側延長ビーム(188)の前記機内側表面の上部から内側へと延び、前記中央部分に繋がるように下方かつ内方に傾斜する前方支持ブレースに繋がる上部パネルと
    を備える、請求項7に記載のシステム(101)。
  11. 前記内側延長ビーム(188)は、前記機内側表面と、前記機内側表面の反対側の機外側表面とを含み、前記機外側表面は、前記中央カラム(160)の前記横支持壁(168、169)のうちの1つに当接する、請求項10に記載のシステム(101)。
  12. 1以上の前記取付具は、前記水平尾翼(100)を1以上の前記枢動取付具に結合させる前に前記上側シルビーム(114)及び前記下側シルビーム(118)に一時的に取り付けられる、請求項1に記載のシステム(101)。
  13. 1以上の前記取付具は、前記上側シルビーム(114)及び前記下側シルビーム(118)から取り外されるように構成され、前記水平尾翼(100)は、1以上の前記取付具に結合するように構成され、前記水平尾翼(100)は、前記前方セクション(102)の前記尾翼チャネル(106)内へと動かされるように構成され、1以上の前記取付具は、前記水平尾翼(100)を前記前方セクション(102)の前記尾翼チャネル(106)内に固定するために前記上側シルビーム(114)及び前記下側シルビーム(118)に再び固定されるように構成されている、請求項12に記載のシステム(101)。
  14. サブアセンブリが、前記上側シルビーム(114)及び前記下側シルビーム(118)に固定された1以上の前記取付具を含み、前記水平尾翼(100)は、前記尾翼チャネル(106)内で1以上の前記取付具に結合し、隔壁が、後方セクションまたは前記サブアセンブリに固定され、前記サブアセンブリは、前記後方セクションに固定される、請求項12または13に記載のシステム(101)。
  15. 航空機の後部胴体セクション(104)を形成するための方法であって、
    1以上の枢動取付具を前方セクション(102)の上側シルビーム(114)と下側シルビーム(118)との間に堅固に締結するステップと、
    水平尾翼(100)を前記前方セクション(102)の尾翼チャネル(106)内で1以上の前記枢動取付具に結合させるステップと
    を含む方法。
  16. 前記締結するステップ及び前記結合させるステップは、前記前方セクション(102)を後方セクションに固定する前に行われる、請求項15に記載の方法。
  17. 前記結合させるステップの前に1以上の前記取付具を前記上側シルビーム(114)及び前記下側シルビーム(118)に一時的に取り付けるステップと、
    1以上の前記取付具を前記上側シルビーム(114)及び前記下側シルビーム(118)から取り外すステップと、
    前記水平尾翼(100)を前記尾翼チャネル(106)の外部で1以上の前記取付具に結合させるステップと、
    前記水平尾翼(100)を前記前方セクション(102)の前記尾翼チャネル(106)内へと移動させるステップと、
    1以上の前記取付具を前記上側シルビーム(114)及び前記下側シルビーム(118)に再び固定して、前記水平尾翼(100)を前記前方セクション(102)の前記尾翼チャネル(106)内に固定するステップと
    をさらに含む、請求項15または16に記載の方法。
  18. 前記上側シルビーム(114)及び前記下側シルビーム(118)に固定された1以上の前記取付具を含み、前記水平尾翼(100)が前記尾翼チャネル(106)内で1以上の前記取付具に結合しているサブアセンブリを形成するステップと、
    隔壁を後方セクションまたは前記サブアセンブリに固定するステップと、
    前記サブアセンブリを前記後方セクションに固定するステップと
    をさらに含む、請求項15に記載の方法。
  19. 水平尾翼(100)を航空機の後部胴体セクション(104)の前方セクション(102)に結合させるための枢動取付具であって、
    中央カラム(160)と、
    機外側フランジ(162)と、
    機内側フランジ(164)と
    を備える枢動取付具。
  20. 前記中央カラム(160)は、
    基部と、
    前記基部から上方に延びる横支持壁(168、169)と、
    前記基部から上方に延びており、前記水平尾翼(100)の球面軸受を保持するように構成された軸受スロット(176)が形成されている前壁(170)と、
    前記横支持壁(168、169)及び前記前壁(170)の上部に接続された上部レッジ(172)と
    を備え、
    前記基部は、複数の第1の締結具(146)を介して前記下側シルビーム(118)に固定され、前記上部レッジ(172)は、複数の第2の締結具(146)を介して前記上側シルビーム(114)に固定され、
    前記機外側フランジ(162)は、外側延長ビーム(188)によって上部レッジに接続された下部レッジ(184)を備え、前記下部レッジ(184)は、複数の第3の締結具(146)を介して前記下側シルビーム(118)に固定され、前記上部レッジは、複数の第4の締結具(146)を介して前記上側シルビーム(114)に固定され、
    前記機内側フランジ(164)は、
    内側延長ビーム(188)の機内側表面の下部から内側へと延び、前記内側延長ビーム(188)の中央部分に繋がるように上方かつ内方に傾斜する前方支持ブレースに繋がる下部パネルと、
    前記内側延長ビーム(188)の前記機内側表面の上部から内側へと延び、前記中央部分に繋がるように下方かつ内方に傾斜する前方支持ブレースに繋がる上部パネルと
    を備える、請求項19に記載の枢動取付具。
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