JP2023073113A - 制御システム、作業車両管理装置、制御装置、および作業車両の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】作業車両に搭載された燃料電池が出力すべき電力を適切に決定する。【解決手段】ルート決定部は、作業現場における作業車両の走行ルートを決定する。電力決定部は、走行ルートの地形に基づいて、走行ルートの走行中の燃料電池の目標発電電力を決定する。作業車両は、走行ルートの走行中、目標発電電力を出力するように燃料電池を制御し、作業車両の駆動に要する必要電力と、目標発電電力との差に基づいてバッテリの充電または放電を制御する。【選択図】図1
Description
本開示は、制御システム、作業車両管理装置、制御装置、および作業車両の制御方法に関する。
水素ガスを燃料として用いる燃料電池を搭載する作業車両が検討されている。燃料電池で駆動する作業車両は通常、燃料電池の搭載量を抑え、また降坂における回生電力を吸収させるために、バッテリを備える。そのため、作業車両の制御装置は、燃料電池とバッテリのエネルギーを適切に分配するエネルギーマネジメントを行う必要がある。
特許文献1には、燃料電池とバッテリとを用いたハイブリッドシステムにおいて、燃料電池とバッテリの出力比率をアダプティブアルゴリズムにより変化させる技術が開示されている。
燃料電池とバッテリとを備える電源システムの稼働方法として、レンジエクステンダ方式が知られている。レンジエクステンダ方式は、燃料電池から常に一定の電力を出力させ、作業車両の駆動に必要な電力と燃料電池が出力する電力との差分を、バッテリの充電または放電で賄う方式である。しかしながら、鉱山の走行ルートは必ずしも一定でなく、走行ルートの走行に掛かる負荷は変動する。このような場面においても、燃料電池に出力させる電力を適切に求めることが望まれている。
本開示の目的は、作業車両に搭載された燃料電池が出力すべき電力を適切に決定することができる制御システム、作業車両管理装置、制御装置、および作業車両の制御方法を提供することにある。
本開示の目的は、作業車両に搭載された燃料電池が出力すべき電力を適切に決定することができる制御システム、作業車両管理装置、制御装置、および作業車両の制御方法を提供することにある。
本開示の一態様によれば、制御システムは、燃料電池とバッテリとを備える作業車両を制御する制御システムであって、作業現場における前記作業車両の走行ルートを決定するルート決定部と、前記走行ルートの地形に基づいて、前記走行ルートの走行中一定の前記燃料電池の目標発電電力を決定する電力決定部と、前記走行ルートの走行中に、前記目標発電電力を出力するように前記燃料電池を制御する燃料電池制御部と、前記走行ルートの走行中に、前記作業車両の駆動に要する必要電力と、前記目標発電電力との差に基づいて、前記バッテリの充電または放電を制御するバッテリ制御部とを備える。
上記態様によれば、制御システムは、作業車両に搭載された燃料電池が出力すべき電力を適切に決定することができる。
〈第一の実施形態〉
《運搬システム1の構成》
以下、図面を参照しながら実施形態について詳しく説明する。
図1は、第一の実施形態に係る管理装置50を備える運搬システム1の構成を示す図である。運搬システム1は、複数の運搬車両10を用いて採掘された砕石等を運搬するために用いられる。運搬車両10は、水素ガスを燃料とする燃料電池によって駆動する。管理装置50は、運搬車両10を走行させるための制御データを送信し、運搬車両10の運行を制御する。運搬車両10は作業車両の一例である。
《運搬システム1の構成》
以下、図面を参照しながら実施形態について詳しく説明する。
図1は、第一の実施形態に係る管理装置50を備える運搬システム1の構成を示す図である。運搬システム1は、複数の運搬車両10を用いて採掘された砕石等を運搬するために用いられる。運搬車両10は、水素ガスを燃料とする燃料電池によって駆動する。管理装置50は、運搬車両10を走行させるための制御データを送信し、運搬車両10の運行を制御する。運搬車両10は作業車両の一例である。
鉱山には、採掘場P1と排土場P2とが設けられる。運搬車両10は、採掘場P1にて積込機械30によって砕石を積み込まれ、砕石を排土場P2まで運搬し、排土場P2にて砕石を排出する。積込機械30は、例えば油圧ショベルやホイルローダであってよい。運搬車両10は、排土場P2にて砕石を排出すると、再度採掘場P1へ移動し、採石を積載する。鉱山には、運搬車両10が走行するコースCが設けられる。コースCは、図1に示すように対面通行道路であってもよいし、一方通行道路であってもよい。
《運搬車両10の構成》
図2は、第一の実施形態に係る運搬車両10を模式的に示す斜視図である。運搬車両10は、ベッセル(ダンプボディ)11と、車体12と、走行装置13とを備える。
図2は、第一の実施形態に係る運搬車両10を模式的に示す斜視図である。運搬車両10は、ベッセル(ダンプボディ)11と、車体12と、走行装置13とを備える。
ベッセル11は、積荷が積載される部材である。ベッセル11の少なくとも一部は、車体12よりも上方に配置される。ベッセル11は、ダンプ動作及び下げ動作する。ダンプ動作及び下げ動作により、ベッセル11は、ダンプ姿勢及び積載姿勢に調整される。ダンプ姿勢とは、ベッセル11が上昇している姿勢をいう。積載姿勢とは、ベッセル11が下降している姿勢をいう。
ダンプ動作とは、ベッセル11を車体12から離隔させてダンプ方向に傾斜させる動作をいう。ダンプ方向は、車体12の後方である。実施形態において、ダンプ動作は、ベッセル11の前端部を上昇させて、ベッセル11を後方に傾斜させることを含む。ダンプ動作により、ベッセル11の積載面は、後方に向かって下方に傾斜する。
下げ動作とは、ベッセル11を車体12に接近させる動作をいう。実施形態において、下げ動作は、ベッセル11の前端部を下降させることを含む。
排土作業を実施する場合、ベッセル11は、積載姿勢からダンプ姿勢に変化するように、ダンプ動作する。ベッセル11に積荷が積載されている場合、積荷は、ダンプ動作により、ベッセル11の後端部から後方に排出される。積込作業が実施される場合、ベッセル11は、積載姿勢に調整される。
車体12は、車体フレームを含む。車体12は、ベッセル11を支持する。車体12は、走行装置13に支持される。
走行装置13は、車体12を支持する。走行装置13は、運搬車両10を走行させる。走行装置13は、運搬車両10を前進又は後進させる。走行装置13の少なくとも一部は、車体12よりも下方に配置される。走行装置13は、一対の前輪と一対の後輪とを備える。前輪は操舵輪であり、後輪は駆動輪である。なお、操舵輪と駆動輪の組み合わせはこれに限られず、走行装置13は、四輪駆動、四輪操舵であってもよい。
図3は、第一の実施形態に係る運搬車両10が備える動力系14および駆動系15の構成を示す概略ブロック図である。動力系14は、水素タンク141、水素供給装置142、燃料電池143、バッテリ144、DCDCコンバータ145、リターダグリッド146を備える。
水素供給装置142は、水素タンク141に充填された水素ガスを燃料電池143に供給する。燃料電池143は、水素供給装置142から供給される水素と外気に含まれる酸素とを電気化学反応させて電力を発生する。バッテリ144は、燃料電池143において発生した電力を蓄える。DCDCコンバータ145は、制御系16(図4参照)からの指示に従って接続される燃料電池143またはバッテリ144から電力を出力させる。リターダグリッド146は、バッテリ144への充電ができない場合に、駆動系15からの回生電力を熱エネルギーに変換する。
水素供給装置142は、水素タンク141に充填された水素ガスを燃料電池143に供給する。燃料電池143は、水素供給装置142から供給される水素と外気に含まれる酸素とを電気化学反応させて電力を発生する。バッテリ144は、燃料電池143において発生した電力を蓄える。DCDCコンバータ145は、制御系16(図4参照)からの指示に従って接続される燃料電池143またはバッテリ144から電力を出力させる。リターダグリッド146は、バッテリ144への充電ができない場合に、駆動系15からの回生電力を熱エネルギーに変換する。
動力系14が出力した電力は、母線Bを介して駆動系15へ出力される。駆動系15は、インバータ151と、ポンプ駆動モータ152と、油圧ポンプ153と、ホイストシリンダ154と、インバータ155と、走行駆動モータ156とを有する。インバータ151は、母線Bからの直流電流を三相交流電流に変換してポンプ駆動モータ152に供給する。ポンプ駆動モータ152は、油圧ポンプ153を駆動する。油圧ポンプ153から吐出された作動油は、図示しない制御弁を介してホイストシリンダ154に供給される。作動油がホイストシリンダ154に供給されることにより、ホイストシリンダ154が作動する。ホイストシリンダ154は、ベッセル11をダンプ動作又は下げ動作させる。インバータ155は、母線Bからの直流電流を三相交流電流に変換して走行駆動モータ156に供給する。走行駆動モータ156が発生した回転力は、走行装置13の駆動輪に伝達される。
運搬車両10は、動力系14および駆動系15を制御する制御系16を備える。図4は、第一の実施形態に係る運搬車両10が備える制御系16の構成を示す概略ブロック図である。制御系16は、計測装置161、通信装置162、制御装置163、操作装置164、モニタ165を備える。
計測装置161は、運搬車両10の稼働状態および走行状態に関するデータを収集する。計測装置161は、GNSS(Global Navigation Satellite System)により運搬車両10の位置及び方位を計測する測位装置、運搬車両10の速度を計測する速度計およびバッテリ144の充電率を計測する残量計を少なくとも含む。
通信装置162は、移動体通信網などを介して管理装置50との通信を行う。通信装置162は、計測装置161によって計測された各種計測値を格納した計測データを管理装置50に送信する。通信装置162は、管理装置50から運搬車両10を制御するための制御データを受信する。
制御装置163は、通信装置162が管理装置50から受信した制御データおよび操作装置164の操作量に従って、運搬車両10を駆動させる。
操作装置164は、運転室に設けられ、オペレータによる操作を受け付ける。操作装置164は、アクセルペダル、ブレーキペダル、ステアリングホイール、ダンプレバーなどを備える。
モニタ165は、運転室に設けられ、走行ルートなどをオペレータに表示する。
操作装置164は、運転室に設けられ、オペレータによる操作を受け付ける。操作装置164は、アクセルペダル、ブレーキペダル、ステアリングホイール、ダンプレバーなどを備える。
モニタ165は、運転室に設けられ、走行ルートなどをオペレータに表示する。
制御装置163は、データ取得部171、発電電力設定部172、車体制御部173、燃料電池制御部174、必要電力算出部175、バッテリ制御部176、表示制御部177を備える。
データ取得部171は、通信装置162から制御データを取得し、計測装置161から計測データを取得する。
発電電力設定部172は、データ取得部171が取得した制御データに基づいて、燃料電池143に出力させる電力の目標値である目標発電電力を決定する。発電電力設定部172は、決定した目標発電電力を燃料電池制御部174に設定する。発電電力設定部172は、目標発電電力を決定する電力決定部の一例である。第1の実施形態に係る発電電力設定部172は、走行ルートごとに一意の目標発電電力を設定する。つまり、目標発電電力は、走行ルートの走行中一定の値である。
車体制御部173は、操作装置164の操作量により、運搬車両10を制御するための制御信号を生成する。例えば車体制御部173は、走行装置13のステアリング、アクセル、ブレーキ、ベッセル動作などを制御する制御信号を生成する。
発電電力設定部172は、データ取得部171が取得した制御データに基づいて、燃料電池143に出力させる電力の目標値である目標発電電力を決定する。発電電力設定部172は、決定した目標発電電力を燃料電池制御部174に設定する。発電電力設定部172は、目標発電電力を決定する電力決定部の一例である。第1の実施形態に係る発電電力設定部172は、走行ルートごとに一意の目標発電電力を設定する。つまり、目標発電電力は、走行ルートの走行中一定の値である。
車体制御部173は、操作装置164の操作量により、運搬車両10を制御するための制御信号を生成する。例えば車体制御部173は、走行装置13のステアリング、アクセル、ブレーキ、ベッセル動作などを制御する制御信号を生成する。
燃料電池制御部174は、燃料電池143が発電電力設定部172が設定した目標発電電力を出力するように、水素供給装置142による水素の供給量を制御する。なお、第1の実施形態では、目標発電電力として時間によらず一定の値が設定されるため、走行ルートの走行中、燃料電池制御部174は一定の電力を出力するように、水素供給装置142による水素の供給量を制御する。
必要電力算出部175は、車体制御部173が生成する制御信号に基づいて動力系14において必要とされる必要電力を算出する。
バッテリ制御部176は、燃料電池143の発電電力と必要電力との差分を算出する。バッテリ制御部176は、発電電力が必要電力より大きい場合に、差分に係る電力をバッテリ144に充電させ、発電電力が必要電力より小さい場合に、差分に係る電力をバッテリ144から放電させるように、バッテリ144に接続されたDCDCコンバータ145を制御する。
表示制御部177は、制御データに含まれる走行ルートをモニタ165に表示させる。
必要電力算出部175は、車体制御部173が生成する制御信号に基づいて動力系14において必要とされる必要電力を算出する。
バッテリ制御部176は、燃料電池143の発電電力と必要電力との差分を算出する。バッテリ制御部176は、発電電力が必要電力より大きい場合に、差分に係る電力をバッテリ144に充電させ、発電電力が必要電力より小さい場合に、差分に係る電力をバッテリ144から放電させるように、バッテリ144に接続されたDCDCコンバータ145を制御する。
表示制御部177は、制御データに含まれる走行ルートをモニタ165に表示させる。
《管理装置50の構成》
図5は、第一の実施形態に係る管理装置50の構成を示す概略ブロック図である。
管理装置50は、計測値取得部51、鉱山状態特定部52、ルート決定部53、地形データ記憶部54、走行負荷演算部55、制御データ送信部56を備える。
図5は、第一の実施形態に係る管理装置50の構成を示す概略ブロック図である。
管理装置50は、計測値取得部51、鉱山状態特定部52、ルート決定部53、地形データ記憶部54、走行負荷演算部55、制御データ送信部56を備える。
計測値取得部51は、複数の運搬車両10から位置、方位および速度を受信する。
鉱山状態特定部52は、計測値取得部51が取得した計測値に基づいて採掘場P1および排土場P2の混雑状態を特定する。例えば、鉱山状態特定部52は、採掘場P1および排土場P2で待機している運搬車両10の数などを特定する。
鉱山状態特定部52は、計測値取得部51が取得した計測値に基づいて採掘場P1および排土場P2の混雑状態を特定する。例えば、鉱山状態特定部52は、採掘場P1および排土場P2で待機している運搬車両10の数などを特定する。
ルート決定部53は、採掘場P1において積込作業が完了した運搬車両10について、鉱山状態特定部52が特定した状態に基づいて、採掘場P1から排土場P2を経由して次の採掘場P1へ移動する走行ルートを決定する。例えば、ルート決定部53は、待機している運搬車両10が相対的に少ない採掘場P1および排土場P2を通る走行ルートを、運搬車両10に割り当てることができる。走行ルートの始点の採掘場P1と終点の採掘場P1は同じであってもよいし、異なっていてもよい。なお、管理装置50は、例えば積込機械30から運搬車両10への積込完了を示す信号を受信することで、積込作業の完了を認識することができる。また管理装置50は、例えば採掘場P1に位置する運搬車両10のベッセル11の積載重量が所定値を超え、かつ走行速度が所定値以上になったことで、積込作業の完了を認識することができる。
地形データ記憶部54は、鉱山の地形データを記憶する。具体的には、地形データは、コースCの位置ごとの勾配などを記憶する。
走行負荷演算部55は、ルート決定部53が決定した走行ルートと地形データ記憶部54が記憶する地形データとに基づいて、走行ルートの走行に要する走行負荷と所要時間とを算出する。走行負荷演算部55は、採掘場P1における待機時間、排土場P2におけるベッセル11操作による負荷、および降坂時の回生電力に鑑みて走行負荷および所要時間を算出する。
制御データ送信部56は、ルート決定部53が決定した走行ルート、ならびに走行負荷演算部55が演算した走行負荷および所要時間を示す制御データを運搬車両10に送信する。
走行負荷演算部55は、ルート決定部53が決定した走行ルートと地形データ記憶部54が記憶する地形データとに基づいて、走行ルートの走行に要する走行負荷と所要時間とを算出する。走行負荷演算部55は、採掘場P1における待機時間、排土場P2におけるベッセル11操作による負荷、および降坂時の回生電力に鑑みて走行負荷および所要時間を算出する。
制御データ送信部56は、ルート決定部53が決定した走行ルート、ならびに走行負荷演算部55が演算した走行負荷および所要時間を示す制御データを運搬車両10に送信する。
《管理装置50の動作》
管理装置50の計測値取得部51は、運搬車両10から随時計測情報を受信し、鉱山状態特定部52は、採掘場P1および排土場P2の状態を更新する。
管理装置50の計測値取得部51は、運搬車両10から随時計測情報を受信し、鉱山状態特定部52は、採掘場P1および排土場P2の状態を更新する。
図6は、第一の実施形態に係る管理装置50および運搬車両10による制御データの設定処理を示すフローチャートである。管理装置50は、運搬車両10の積込作業が完了したことを検出すると、管理装置50および運搬車両10は、図6に示す制御データの設定処理を実行する。
ルート決定部53は、鉱山状態特定部52が特定した採掘場P1および排土場P2の状態に基づいて、採掘場P1から排土場P2を経由して次の採掘場P1へ移動する走行ルートを決定する(ステップS1)。次に、走行負荷演算部55は、ステップS1で決定した走行ルートと地形データ記憶部54が記憶する地形データとに基づいて、走行ルートの走行に要する走行負荷と所要時間とを算出する(ステップS2)。制御データ送信部56は、ステップS1で決定した走行ルート、ならびにステップS2で演算した走行負荷および所要時間を示す制御データを運搬車両10に送信する(ステップS3)。
ルート決定部53は、鉱山状態特定部52が特定した採掘場P1および排土場P2の状態に基づいて、採掘場P1から排土場P2を経由して次の採掘場P1へ移動する走行ルートを決定する(ステップS1)。次に、走行負荷演算部55は、ステップS1で決定した走行ルートと地形データ記憶部54が記憶する地形データとに基づいて、走行ルートの走行に要する走行負荷と所要時間とを算出する(ステップS2)。制御データ送信部56は、ステップS1で決定した走行ルート、ならびにステップS2で演算した走行負荷および所要時間を示す制御データを運搬車両10に送信する(ステップS3)。
運搬車両10のデータ取得部171は、通信装置162を介して管理装置50から制御データを受信する(ステップS4)。発電電力設定部172は、バッテリ144の充電率と予め定められた走行ルートの終点における目標充電率との差に、バッテリ144の定格容量を乗算することで、走行中にバッテリ144に供給すべき充電電力量を求める(ステップS5)。なお、バッテリ144の充電率が目標充電率より高い場合、充電電力量の値は負数となり、その絶対値の電力量を放電すべきことを表す。目標充電率は、現在の充電率と同じ値であってもよい。次に、発電電力設定部172は、ステップS4で受信した制御データに含まれる走行負荷に充電電力量を加算することで、走行ルートの走行中に必要な発電電力量を算出する(ステップS6)。次に、発電電力設定部172は、ステップS6で算出した発電電力量を制御データに含まれる所要時間で除算した値を、走行中に燃料電池143に出力させる目標発電電力に決定する(ステップS7)。発電電力設定部172は、決定した目標発電電力を燃料電池制御部174に設定する。そして、表示制御部177は、制御データに含まれる走行ルートをモニタ165に表示させる表示信号を生成し、モニタ165に出力する(ステップS8)。
これにより、オペレータは、モニタ165を視認することで走行ルートを認識することができ、走行ルートに従った走行を開始する。
図7は、第一の実施形態に係る運搬車両10による走行処理を示すフローチャートである。
制御装置163は、管理装置50から次の制御データを受信したか否かを判定する(ステップS21)。管理装置50から次の制御データを受信していない場合(ステップS21:NO)、以下に示すステップS22からステップS26の処理を繰り返し実行する。なお、次の制御データは、走行ルートの走行を終えて、砕石の積込が完了したときに受信される。
燃料電池制御部174は、燃料電池143がステップS7で算出された目標発電電力を出力するように水素供給装置142を制御する(ステップS22)。目標発電電力は、ステップS7で算出され、次の制御データの受信時まで更新されないため、燃料電池143は、走行ルートの走行中一定の電力を発電することとなる。車体制御部173は、操作装置164の操作量に基づいて運搬車両10を制御するための制御信号を生成し、各アクチュエータに出力する(ステップS23)。必要電力算出部175は、ステップS23で生成した制御信号に基づいて動力系14において必要とされる必要電力を算出する(ステップS24)。バッテリ制御部176は、燃料電池143の発電電力と必要電力との差分を算出する(ステップS25)。バッテリ制御部176は、差分に係る電力に基づくバッテリ144の充電または放電を実現するように、バッテリ144に接続されたDCDCコンバータ145を制御する(ステップS26)。そして、制御装置163はステップS21に処理を戻し、次の制御データの受信を判定する。
制御装置163は、管理装置50から次の制御データを受信したか否かを判定する(ステップS21)。管理装置50から次の制御データを受信していない場合(ステップS21:NO)、以下に示すステップS22からステップS26の処理を繰り返し実行する。なお、次の制御データは、走行ルートの走行を終えて、砕石の積込が完了したときに受信される。
燃料電池制御部174は、燃料電池143がステップS7で算出された目標発電電力を出力するように水素供給装置142を制御する(ステップS22)。目標発電電力は、ステップS7で算出され、次の制御データの受信時まで更新されないため、燃料電池143は、走行ルートの走行中一定の電力を発電することとなる。車体制御部173は、操作装置164の操作量に基づいて運搬車両10を制御するための制御信号を生成し、各アクチュエータに出力する(ステップS23)。必要電力算出部175は、ステップS23で生成した制御信号に基づいて動力系14において必要とされる必要電力を算出する(ステップS24)。バッテリ制御部176は、燃料電池143の発電電力と必要電力との差分を算出する(ステップS25)。バッテリ制御部176は、差分に係る電力に基づくバッテリ144の充電または放電を実現するように、バッテリ144に接続されたDCDCコンバータ145を制御する(ステップS26)。そして、制御装置163はステップS21に処理を戻し、次の制御データの受信を判定する。
制御装置163が管理装置50から次の制御データを受信すると(ステップS21:YES)、走行処理を終了し、次の制御データに基づく走行処理を開始する。
《作用・効果》
このように、第一の実施形態に係る運搬システム1は、走行ルートの地形に基づいて、走行ルートの走行中である燃料電池143の目標発電電力を決定し、これに従って燃料電池143を制御する。これにより、運搬車両10は決定した走行ルートに従って走行し、負荷変動をバッテリ144によって吸収することで、走行ルートの走行後のバッテリ144の充電率を所望の充電率にすることができる。
このように、第一の実施形態に係る運搬システム1は、走行ルートの地形に基づいて、走行ルートの走行中である燃料電池143の目標発電電力を決定し、これに従って燃料電池143を制御する。これにより、運搬車両10は決定した走行ルートに従って走行し、負荷変動をバッテリ144によって吸収することで、走行ルートの走行後のバッテリ144の充電率を所望の充電率にすることができる。
なお、第一の実施形態の走行ルートは、採掘場P1を始点とし、排土場P2を中継して、次の採掘場P1を終点とする。通常、採掘場P1と排土場P2との間の走行ルートは坂道となっているため、排土場P2を経由して採掘場P1へ戻る走行ルートにおいて目標発電電力を最適化することで、降坂時の回生電力を登坂時に消費させることができる。なお、他の実施形態においては、走行ルートを、排土場P2を始点とし、採掘場P1を中継して、次の排土場P2を終点とするものとしてもよい。この場合、管理装置50は、例えば運搬車両10がベッセル11のダンプ操作および下げ操作を行ったときに、制御データの設定処理を開始する。
〈第二の実施形態〉
第一の実施形態に係る運搬車両10は、管理装置50から受信する制御データに従って燃料電池143を制御する。これに対し、第二の実施形態に係る運搬車両10は、予め定められた基本発電電力と制御データとに基づいて燃料電池143を制御する。
第一の実施形態に係る運搬車両10は、管理装置50から受信する制御データに従って燃料電池143を制御する。これに対し、第二の実施形態に係る運搬車両10は、予め定められた基本発電電力と制御データとに基づいて燃料電池143を制御する。
図8は、第二の実施形態に係る運搬車両10が備える制御系16の構成を示す概略ブロック図である。第二の実施形態に係る運搬車両10の制御装置163は、第一の実施形態の構成のうち、発電電力設定部172に代えて、補正部178を備える。
第二の実施形態に係る燃料電池制御部174は、燃料電池143が基本発電電力で出力するように水素供給装置142の制御信号を生成する。
また第二の実施形態に係るバッテリ制御部176は、燃料電池143の基本発電電力と必要電力との差分に基づいてバッテリ144に接続されたDCDCコンバータ145の制御信号を生成する。
また第二の実施形態に係るバッテリ制御部176は、燃料電池143の基本発電電力と必要電力との差分に基づいてバッテリ144に接続されたDCDCコンバータ145の制御信号を生成する。
補正部178は、データ取得部171が取得した制御データに基づいて、燃料電池143に出力させる目標発電電力を算出し、目標発電電力と燃料電池143の基本発電電力との差分を算出する。補正部178は、燃料電池制御部174による水素供給装置142の制御信号およびバッテリ制御部176によるDCDCコンバータ145の制御信号を、算出した差分に基づいて補正する。すなわち、補正部178は、水素供給装置142の制御信号が示す制御量に、算出した差分に対応する制御量を加算する補正を行い、DCDCコンバータ145の制御信号が示す制御量から、算出した差分に対応する制御量を減算する補正を行う。
なお、補正部178は、データ取得部171が制御データを取得できなかった場合や、制御データに目標発電電力が含まれていない場合には、制御信号の補正を行わない。これにより、第二の実施形態に係る運搬車両10は制御データの取得ができない場合にも、燃料電池143を基本発電電力で稼働させることができる。
〈他の実施形態〉
以上、図面を参照して一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、様々な設計変更等をすることが可能である。すなわち、他の実施形態においては、上述の処理の順序が適宜変更されてもよい。また、一部の処理が並列に実行されてもよい。
以上、図面を参照して一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、様々な設計変更等をすることが可能である。すなわち、他の実施形態においては、上述の処理の順序が適宜変更されてもよい。また、一部の処理が並列に実行されてもよい。
上述した実施形態に係る管理装置50および制御装置163は、それぞれ単独のコンピュータによって構成されるものであってもよいし、管理装置50または制御装置163の構成を複数のコンピュータに分けて配置し、複数のコンピュータが互いに協働することで管理装置50または制御装置163として機能するものであってもよい。このとき、制御装置163を構成する一部のコンピュータが運搬車両10の内部に搭載され、他のコンピュータが運搬車両10の外部に設けられてもよい。
上述した実施形態に係る運搬車両10は、オペレータによって操作される有人車両であるが、これに限られない。例えば、他の実施形態に係る運搬車両10は、自動走行する無人車両であってもよい。この場合、運搬車両10の制御系16は操作装置164およびモニタ165を備えなくてもよい。また車体制御部173は、走行ルートと計測装置161の計測値によるPID制御などによって、制御信号を生成すればよい。
また、上述した実施形態では、作業車両として運搬車両10を例に説明したが、これに限られない。例えば、他の実施形態においては、管理装置50は、油圧ショベル、ホイルローダ、ダンプトラックなどの他の作業車両を管理してもよい。
また、上述した実施形態では、運搬車両10が、燃料電池143から常に一定の電力を出力させ、運搬車両10の駆動に必要な電力と燃料電池143が出力する電力との差分を、バッテリ144の充電または放電で賄うレンジエクステンダ方式で駆動するが、これに限られない。例えば、他の実施形態においては、運搬車両10は、運搬車両10の負荷に応じて燃料電池143から出力する電力を変動させるプライムムーバ方式で駆動してもよい。この場合、発電電力設定部172は、走行ルートの走行中に燃料電池143が出力する電力が、運搬車両10の駆動に要する必要電力の変動範囲よりも狭い範囲で変動するように、目標発電電力を決定する。例えば、発電電力設定部172は、ステアリング、アクセル、ブレーキ、ベッセル動作ごとに、燃料電池143が出力すべき電力を設定する場合、必要電力より小さい電力を目標発電電力として設定するものであってよい。また例えば、発電電力設定部172は、必要電力に対する目標発電電力の割合として、100%未満の値を設定するものであってもよい。また例えば、発電電力設定部172は、目標発電電力の時系列を設定するものであってもよい。
〈コンピュータ構成〉
図9は、少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
コンピュータ90は、プロセッサ91、メインメモリ93、ストレージ95、インタフェース97を備える。
上述の管理装置50および制御装置163は、それぞれコンピュータ90に実装される。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式でストレージ95に記憶されている。プロセッサ91は、プログラムをストレージ95から読み出してメインメモリ93に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、プロセッサ91は、プログラムに従って、上述した各記憶部に対応する記憶領域をメインメモリ93に確保する。プロセッサ91の例としては、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphic Processing Unit)、マイクロプロセッサなどが挙げられる。
図9は、少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
コンピュータ90は、プロセッサ91、メインメモリ93、ストレージ95、インタフェース97を備える。
上述の管理装置50および制御装置163は、それぞれコンピュータ90に実装される。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式でストレージ95に記憶されている。プロセッサ91は、プログラムをストレージ95から読み出してメインメモリ93に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、プロセッサ91は、プログラムに従って、上述した各記憶部に対応する記憶領域をメインメモリ93に確保する。プロセッサ91の例としては、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphic Processing Unit)、マイクロプロセッサなどが挙げられる。
プログラムは、コンピュータ90に発揮させる機能の一部を実現するためのものであってもよい。例えば、プログラムは、ストレージに既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせ、または他の装置に実装された他のプログラムとの組み合わせによって機能を発揮させるものであってもよい。なお、他の実施形態においては、コンピュータ90は、上記構成に加えて、または上記構成に代えてPLD(Programmable Logic Device)などのカスタムLSI(Large Scale Integrated Circuit)を備えてもよい。PLDの例としては、PAL(Programmable Array Logic)、GAL(Generic Array Logic)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)が挙げられる。この場合、プロセッサ91によって実現される機能の一部または全部が当該集積回路によって実現されてよい。このような集積回路も、プロセッサの一例に含まれる。
ストレージ95の例としては、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ等が挙げられる。ストレージ95は、コンピュータ90のバスに直接接続された内部メディアであってもよいし、インタフェース97または通信回線を介してコンピュータ90に接続される外部メディアであってもよい。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ90に配信される場合、配信を受けたコンピュータ90が当該プログラムをメインメモリ93に展開し、上記処理を実行してもよい。少なくとも1つの実施形態において、ストレージ95は、一時的でない有形の記憶媒体である。
また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、当該プログラムは、前述した機能をストレージ95に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1…運搬システム 10…運搬車両 11…ベッセル 12…車体 13…走行装置 14…動力系 141…水素タンク 142…水素供給装置 143…燃料電池 144…バッテリ 145…DCDCコンバータ 146…リターダグリッド 15…駆動系 151…インバータ 152…ポンプ駆動モータ 153…油圧ポンプ 154…ホイストシリンダ 155…インバータ 156…走行駆動モータ 16…制御系 161…計測装置 162…通信装置 163…制御装置 164…操作装置 165…モニタ 171…データ取得部 172…発電電力設定部 173…車体制御部 174…燃料電池制御部 175…必要電力算出部 176…バッテリ制御部 177…表示制御部 178…補正部 30…積込機械 50…管理装置 51…計測値取得部 52…鉱山状態特定部 53…ルート決定部 54…地形データ記憶部 55…走行負荷演算部 56…制御データ送信部 90…コンピュータ 91…プロセッサ 93…メインメモリ 95…ストレージ 97…インタフェース C…コース P1…採掘場 P2…排土場
Claims (13)
- 燃料電池とバッテリとを備える作業車両を制御する制御システムであって、
作業現場における前記作業車両の走行ルートを決定するルート決定部と、
前記走行ルートの地形に基づいて、前記走行ルートの走行中の前記燃料電池の目標発電電力を決定する電力決定部と、
前記走行ルートの走行中に、前記目標発電電力を出力するように前記燃料電池を制御する燃料電池制御部と、
前記走行ルートの走行中に、前記作業車両の駆動に要する必要電力と、前記目標発電電力との差に基づいて、前記バッテリの充電または放電を制御するバッテリ制御部と
を備える制御システム。 - 前記電力決定部は、前記目標発電電力の変動幅が、前記走行ルートの走行中における前記必要電力の変動幅よりも小さくなるように、前記目標発電電力を決定する
請求項1に記載の制御システム。 - 前記電力決定部は、前記走行ルートの走行中一定の前記目標発電電力を決定する
請求項1又は2に記載の制御システム。 - 前記電力決定部は、前記走行ルートの終点における前記バッテリの充電量が所定の目標充電量となるように、前記目標発電電力を決定する
請求項1から請求項3の何れか1項に記載の制御システム。 - 前記ルート決定部は、採掘場を始点とし、排土場を中継して、次の採掘場を終点とする前記走行ルート、または排土場を始点とし、採掘場を中継して、次の排土場を終点とする前記走行ルートを決定する
請求項1から請求項4の何れか1項に記載の制御システム。 - 予め定められた基本発電電力と前記目標発電電力との差分である補正電力を求める補正部を備え、
前記燃料電池制御部は、前記基本発電電力と前記補正電力とに基づいて前記燃料電池を制御し、
前記バッテリ制御部は、前記必要電力と前記基本発電電力と前記補正電力とに基づいて、前記バッテリの充電または放電を制御する
請求項1から請求項5の何れか1項に記載の制御システム。 - 燃料電池とバッテリとを備える作業車両を管理する作業車両管理装置であって、
作業現場における前記作業車両の走行ルートを決定するルート決定部と、
前記走行ルートの地形に基づいて、前記走行ルートの走行に掛かる負荷の大きさを演算する負荷演算部と、
前記作業車両に前記走行ルートおよび前記負荷の大きさに係るデータを含む制御データを送信する送信部と
を備える作業車両管理装置。 - 燃料電池とバッテリとを備える作業車両の制御装置であって、
請求項7に記載の管理装置から前記制御データを受信する受信部と、
前記制御データに含まれる負荷の大きさに基づいて、前記走行ルートの走行中の前記燃料電池の目標発電電力を決定する電力決定部と、
前記走行ルートの走行中に、前記目標発電電力を出力するように前記燃料電池を制御する燃料電池制御部と、
前記走行ルートの走行中に、前記作業車両の駆動に要する必要電力と、前記目標発電電力との差に基づいて、前記バッテリの充電または放電を制御するバッテリ制御部と
を備える制御装置。 - 前記電力決定部は、前記目標発電電力の変動幅が、前記走行ルートの走行中における前記必要電力の変動幅よりも小さくなるように、前記目標発電電力を決定する
請求項8に記載の制御装置。 - 前記電力決定部は、前記走行ルートの走行中一定の前記目標発電電力を決定する
請求項8又は9に記載の制御装置。 - 燃料電池とバッテリとを備える作業車両の制御方法であって、
作業現場における前記作業車両の走行ルートを決定するステップと、
前記走行ルートの地形に基づいて、前記走行ルートの走行中の前記燃料電池の目標発電電力を決定するステップと、
前記走行ルートに従って前記作業車両の制御信号を生成するステップと、
前記走行ルートの走行中、前記目標発電電力を出力するように前記燃料電池を制御するステップと、
前記走行ルートの走行中、前記制御信号に従った制御に要する必要電力と前記目標発電電力との差に基づいて、前記バッテリの充電または放電を制御するステップと
を備える作業車両の制御方法。 - 前記目標発電電力を決定するステップにおいて、前記目標発電電力の変動幅が、前記走行ルートの走行中における前記必要電力の変動幅よりも小さくなるように、前記目標発電電力を決定する
請求項11に記載の作業車両の制御方法。 - 前記目標発電電力を決定するステップにおいて、前記走行ルートの走行中一定の前記目標発電電力を決定する
請求項11又は12に記載の作業車両の制御方法。
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