JP2023071106A - 路側機、車両、制御装置、及び、車両制御方法 - Google Patents

路側機、車両、制御装置、及び、車両制御方法 Download PDF

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EunHye Cho
健晋 有馬
Takenobu Arima
正治 松本
Masaharu Matsumoto
章芳 南雲
Akiyoshi Nagumo
勇翔 王
Yongxiang Wang
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Abstract

【課題】適切な運転支援のための画像を車両の運転者に提示する。【解決手段】車両は、路側機に設置された撮像部の撮像方向と、当該撮像部が撮像した画像とを受信するように設定された無線通信部と、表示部と、操作部と、を備え、表示部は、操作部が右折の操作を受けた場合、車両の進行方向と同じ撮像方向の撮像部が撮像した画像を表示し、操作部が左折の操作を受けた場合、車両の進行方向と反対の撮像方向の撮像部が撮像した画像を表示する。【選択図】図17

Description

本開示は、路側機、車両、制御装置、及び、車両制御方法に関する。
特許文献1には、右折車両に対して交差点の状況に関する情報を送信する路側機と、路側機から受信した情報に基づき運転支援画像を表示する車載装置とを備える運転支援画像表示システムが開示されている。路側機は、対向右折車両及びこの対向右折車両によって死角となる暗対向車両とに関する所定の物理量と、交差点に関する所定の物理量とを取得し、これらを右折車両に対して送信する。右折車両に搭載されている車載装置は、路側機から送信された情報を受信し、これに基づいて右折車両の運転者の視界を模擬した視界による交差点の画像と対向右折車両の画像と暗対向車両の画像とを重畳し、かつ、対向右折車両の画像を透過することで暗対向車両を可視化した運転支援画像を描画して表示する。
特開2009-20675号公報
しかし、特許文献1の構成では、複数の路側機が存在する場合、車両に搭載されている車載装置が受信した情報がいずれの路側機から送信されたものであるか判別することができず、適切な運転支援のための画像を運転者に提示できない可能性がある。
本開示の目的は、適切な運転支援のための画像を車両の運転者に提示することにある。
本開示の一態様に係る車両は、少なくとも第1車輪及び第2車輪と、前記第1車輪及び前記第2車輪に連結された車体と、路側機に設置された撮像部の撮像方向と、前記撮像部が撮像した画像とを受信するように設定された無線通信部と、表示部と、操作部と、を備えた車両であって、前記表示部は、前記操作部が右折の操作を受けた場合、前記車両の進行方向と同じ前記撮像方向の前記撮像部が撮像した前記画像を表示し、前記操作部が左折の操作を受けた場合、前記車両の進行方向と反対の前記撮像方向の前記撮像部が撮像した前記画像を表示する。
本開示の一態様に係る制御装置は、少なくとも第1車輪及び第2車輪と、前記第1車輪及び前記第2車輪に連結された車体と、路側機に設置された撮像部の撮像方向と、前記撮像部が撮像した画像とを受信するように設定された無線通信部と、表示部と、操作部と、を備えた車両を制御可能な制御装置であって、前記表示部に、前記操作部が右折の操作を受けた場合、前記車両の進行方向と同じ前記撮像方向の前記撮像部が撮像した前記画像を表示し、前記操作部が左折の操作を受けた場合、前記車両の進行方向と反対の前記撮像方向の前記撮像部が撮像した前記画像を表示する。
本開示の一態様に係る車両制御方法は、少なくとも第1車輪及び第2車輪と、前記第1車輪及び前記第2車輪に連結された車体と、路側機に設置された撮像部の撮像方向と、前記撮像部が撮像した画像とを受信するように設定された無線通信部と、表示部と、操作部と、を備えた車両で利用可能な車両制御方法であって、前記表示部に、前記操作部が右折の操作を受けた場合、前記車両の進行方向と同じ前記撮像方向の前記撮像部が撮像した前記画像を表示し、前記操作部が左折の操作を受けた場合、前記車両の進行方向と反対の前記撮像方向の前記撮像部が撮像した前記画像を表示する。
なお、これらの包括的又は具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム又は記録媒体で実現されてもよく、システム、装置、方法、集積回路、
コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本開示によれば、適切な運転支援のための画像を車両の運転者に提示することができる。
実施の形態1に係る車両の一例を示す図 実施の形態1に係る車両が備える装置の構成の一例を示すブロック図 実施の形態1に係る車内表示回路における第1の表示の例を示す図 実施の形態1に係る車内表示回路における第2又は第3の表示の例を示す図 実施の形態1に係る車外表示回路における自律運転中の表示例を示す図 実施の形態1に係る車外表示回路における手動運転中の表示例を示す図 実施の形態1に係る第1無線通信端末による車両の始動処理の一例を示すフローチャート 実施の形態1に係る第2無線通信端末による車両の始動処理の一例を示すフローチャート 実施の形態1に係る第2無線通信端末によるリモートでのユーザ認証処理の一例を示すフローチャート 実施の形態1に係る手動運転モード切替処理の一例を示すフローチャート 実施の形態2に係る車両が交差点にて右折を行う状況を示す模式図 実施の形態2に係る車両の構成の一例を示す模式図 実施の形態2に係る路側機及び車両の構成の一例を示すブロック図 実施の形態2に係るV2I情報のデータフォーマットの一例を示す図 実施の形態2に係る運転支援処理の一例を示すフローチャート 実施の形態2に係る表示部における撮像画像の表示の一例を示す模式図 実施の形態3に係る車両が交差点にて右折を行う状況を示す模式図 実施の形態3に係る車両が交差点にて左折を行う状況を示す模式図 実施の形態3に係る運転支援処理の一例を示すフローチャート 実施の形態3に係る車両の右折時に表示部が表示する撮像画像の一例を示す模式図 実施の形態3に係る車両の左折時に表示部が表示する撮像画像の一例を示す模式図
以下、図面を適宜参照して、本開示の実施の形態について、詳細に説明する。ただし、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、すでによく知られた事項の詳細説明及び実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の記載の主題を限定することは意図されていない。
(実施の形態1)
<本開示に至る経緯>
車両のユーザ(例えば運転者)は、車両のドアロックの解除及びエンジンの始動等のキーとなるFOB(Frequency Operated Button Key)キーを有する。当該ユーザは、FOBキーを用いてドアロックを解除して車両に搭乗し、エンジンを始動して車両を走行させることができる。車両が自律運転の機能を有する場合、ユーザが自律運転モードを選択すると、車両は自律的に目的地まで走行する。自律運転モードにて動作中にユーザが手動運転に係る操作(例えば、ハンドル操作又はブレーキ操作)を行うと、車両は操作権限をユーザに譲渡する。また、自律運転モードにおいて自律的に判断ができない状況が発生した場合、車両は操作権限をユーザに譲渡する。このように、自律運転中に車両の操作権限をユーザに譲渡することを「権限委譲」と呼ぶ。
オートバレーパーキングに代表されるように、人物が搭乗しない無人の車両を自律的に目的地(例えば駐車位置)まで走行させることが検討されている。例えば、ユーザからFOBキーを渡されずに車両の移動権限を受託した者(移動権限者)が、所定の管理端末を操作して、無人の車両を目的地まで自律的に走行させる。この場合、窃盗者が、自律運転中の無人の車両に乗り込んで手動運転に係る操作を行った場合、権限委譲が発生して手動運転に切り替わってしまう。すなわち、窃盗者に車両が盗まれるおそれがある。
車両内にFOBキーが存在しない場合に権限委譲を許可しないとすれば、上記した窃盗者による無人の車両の窃盗を防止できるとも思われる。しかし、この場合、車両を運転中のユーザのFOBキーが故障又は紛失した場合にも権限委譲が許可されなくなってしまう。加えて、オートバレーパーキング等において、移動権限者による手動運転が必要な状況が発生した場合にも、移動権限者は、FOBキーを有していないため、手動運転を行うことができない。
そこで、以下では、車両の窃盗を抑止しつつ、ユーザ及び移動権限者が車両の自動運転及び手動運転を適切に行うことができる実施の形態1について説明する。
<車両の構成>
図1及び図2を参照して、実施の形態1に係る車両1の構成について説明する。図1は、実施の形態1に係る車両1の一例を示す図である。図2は、実施の形態1に係る車両1が備える装置の構成の一例を示すブロック図である。
車両1は、車体に結合された第1車輪2a及び第2車輪2bを備え、第1車輪2aと第2車輪2bを使って移動可能である。第1車輪2aは車両1の前輪、第2車輪2bは車両1の後輪であってよい。本実施の形態では、車両1が4輪の場合を説明するが、車両1は、2輪、3輪又は5輪以上であってもよい。あるいは、車両1は、ドローンに代表される車輪を有しない無人飛行機であってもよい。
車両1は、カメラ装置11、レーダ装置12、測位装置13、高精度地図DB(DataBase)14、環境認識装置15、制御装置20、第1無線通信回路21、第2無線通信回路23、車内表示回路27、車外表示回路28、エンジン制御装置29、ブレーキ制御装置30、及び、EPS(Electric Power Steering)制御装置31を含んで構成される。また、車両1は、当該車両1への乗降のために開閉される開閉部40を備える。
高精度地図DB14、環境認識装置15、制御装置20、第1無線通信回路21、第2無線通信回路23、エンジン制御装置29、ブレーキ制御装置30、及び、EPS制御装置31は、それぞれ、プロセッサ、メモリ及び通信I/Fを備えるECU(Electronic Control Unit)として構成されてもよい。また、高精度地図DB14、環境認識装置15、制御装置20、第1無線通信回路21、第2無線通信回路23、エンジン制御装置29、ブレーキ制御装置30、及び、EPS制御装置31は、それぞれが1つのECUとして構成されることに限定されず、少なくとも2つの装置が1つのECUとして構成されてもよい。また、車両1が備えるカメラ装置11、レーダ装置12、測位装置13、高精度地図DB14、環境認識装置15、制御装置20、第1無線通信回路21、第2無線通信回路23、車内表示回路27、車外表示回路28、エンジン制御装置29、ブレーキ制御装置30、及び、EPS制御装置31は、車内ネットワークを通じて、互いに情報を送受信可能であってよい。車内ネットワークの例として、CAN(Controller Area Network)、LIN(Local Interconnect Network)、及び、FlexRayが挙げられる。
カメラ装置11は、車両1の周囲を撮像し、周囲画像を生成する。周囲画像は静止画像及び動画像のいずれであってもよい。図1に示すように、車両1は、複数のカメラ装置11を備え、各カメラ装置11の撮像画像を変形及び合成することにより、周囲画像を生成してよい。あるいは、車両1は、全方位を撮像可能なカメラ装置11を備え、当該カメラ装置11の撮像画像を変形することにより、周囲画像を生成してもよい。
レーダ装置12は、車両1の周囲に電波を照射し、電波の反射点を示す3D点群データを生成する。3D点群データは、3次元座標を有する複数の点(以下、3D点という)によって構成されるデータである。すなわち、3D点群データは、車両1の周囲に存在する物体の位置及び形状を示すデータである。なお、レーダ装置12は、LiDAR(Light Detection and Ranging)と読み替えられてもよい。
測位装置13は、全地球航法衛星システム(GNSS(Global Navigation Satellite System))から受信した信号に基づいて車両1の位置を測定し、その測定の結果を示す測位情報を生成する。測位情報は、測定された時刻、測定された経度及び緯度を含んでよい。
高精度地図DB14は、車両1が走行する道路のリンク、形状及び車線等を高精度に示す地図情報を保持するDBである。また、高精度地図DB14は、パーキングの階層、構造、駐車位置等を高精度に示す地図情報を保持してよい。高精度地図DB14は、予め地図情報を保持してもよいし、第2無線通信回路23を通じて、外部の所定のサーバから車両1の周辺の地図情報を適宜受信して保持してもよい。なお、地図情報は、HDマップ又はダイナミックマップといった他の用語に読み替えられてもよい。
環境認識装置15は、カメラ装置11から受信した周囲画像、レーダ装置12から受信した3D点群データ、及び、測位装置13から受信した測位情報に基づいて、車両1の周囲の環境を認識する。例えば、環境認識装置15は、車両1が走行中の道路の位置、形状、ライン、道路標識、信号機、車両1の周囲に存在する他の車両、自転車、歩行者等を認識する。環境認識装置15による認識結果は、後述する制御装置20による車両1の自律運転に使用されてよい。加えて、環境認識装置15による認識結果は、先進運転支援システム(ADAS(Advanced Driver-Assistance Systems))に使用されてもよい。
第1無線通信回路21は、第1アンテナ22を備え、当該第1アンテナ22を通じて第1無線通信端末51と無線通信を行うように設定された装置である。第1無線通信端末51の例として、車両1のユーザが所持するFOBキー、又は、スマートフォンが挙げられる。FOBキーは、スマートキー、電子キー、携帯キー、バッジといった他の用語に読み替えられてもよい。第1無線通信回路21と第1無線通信端末51との間の無線通信の例として、LF(Low Frequency)、RF(Radio Frequency)、Bluetooth(登録商標)が挙げられる。
第2無線通信回路23は、第2アンテナ24を備え、当該第2アンテナ24を通じて、第1無線通信端末51と異なる第2無線通信端末52と無線通信を行うように設定された装置である。第2無線通信端末52は、管理端末と読み替えられてもよい。管理端末の例として、オートバレーパーキングの移動権限者が使用するPC、タブレット端末、スマートフォン等が挙げられる。第2無線通信回路23と第2無線通信端末52との間の無線通信の例として、セルラ(例えばLTE(Long Term Evolution)、4G、5G)、Wi-Fi(登録商標)、Bluetoothが挙げられる。なお、第2無線通信回路23と第2無線通信端末52とは、所定のサーバを経由した通信を行ってもよい。
なお、第1無線通信端末51及び第2無線通信端末52が共通の無線通信方式(例えばBluetooth)に対応するものである場合、第1無線通信回路21及び第2無線通信回路23とは同一であってよい。あるいは、この場合、第1無線通信回路21及び第2無線通信回路23は、1つの無線通信回路として構成されてもよい。
制御装置20は、前進、後退、ターン及び停止といった車両1の挙動を制御する装置である。制御装置20は、少なくとも第1無線通信回路21と第2無線通信回路23とに結合されている。制御装置20は、手動運転モード、及び、自律運転モードを有する。
制御装置20は、手動運転モードの場合、搭乗者による手動運転に応じて、車両1の挙動を制御する。例えば、制御装置20は、搭乗者によるハンドル操作、シフト操作、アクセル操作及びブレーキ操作に応じて、車両1を前進、後退、ターン及び停止させる。
制御装置20は、自律運転モードの場合、環境認識装置15による車両1の周囲の認識結果を用いながら車両1の挙動を自律的に制御し、車両1を目的地まで移動させる。自律運転モードでは、車両1に人物が搭乗していてもよいし、搭乗していなくてもよい。
制御装置20は、手動運転モードにおいて、第1無線通信端末51との間で所定の関係が成立している場合、搭乗者による手動運転を可能としてよい。この場合の搭乗者は、例えば、車両1のユーザである。
制御装置20は、手動運転モードにおいて、第1無線通信端末51との間で、所定の関係が成立していない場合、搭乗者による手動運転を不可能としてよい。この場合の搭乗者は、例えば、窃盗者である。
制御装置20は、自律運転モードにおいて、第1無線通信端末51との間で、所定の関係が成立している場合、手動運転モードへの遷移を可能としてよい。すなわち、制御装置20は、この場合、権限委譲を可能としてよい。
制御装置20は、自律運転モードにおいて、第1無線通信端末51との間で、所定の関係が成立していない場合、手動運転モードへの遷移を不可能としてよい。すなわち、制御装置20は、この場合、権限委譲を不可能としてよい。
制御装置20は、自律運転モードにおいて、第1無線通信端末51との間で、所定の関係が成立していない場合、第2無線通信端末52の所定の操作により、手動運転モードへの遷移を可能としてよい。すなわち、制御装置20は、第1無線通信端末51との間で所定の関係が成立していない場合であっても、第2無線通信端末52において所定の操作が行われた場合、権限委譲を可能としてよい。
第1無線通信端末51との間で所定の関係が成立している場合とは、第1無線通信回路21が第1無線通信端末51から受信したユーザ認証用の信号についてユーザ認証に成功している場合であってよい。
第1無線通信端末51との間で所定の関係が成立していない場合とは、第1無線通信回路21が第1無線通信端末51から受信したユーザ認証用の信号についてユーザ認証に失敗している場合、あるいは、第1無線通信回路21がユーザ認証用の信号を未受信の場合であってよい。
第2無線通信端末52の所定の操作とは、ユーザから第1無線通信端末51を渡されずに車両1の移動権限を受託した者(つまり移動権限者)による第2無線通信端末52の操作であってよい。例えば、移動権限者は、第2無線通信端末52を操作して、第2無線通信端末52からユーザ認証用の信号を送信させる。第2無線通信回路23は、第2無線通信端末52から送信されたユーザ認証用の信号を受信し、制御装置20は、第2無線通信回路23が受信したユーザ認証用の信号についてユーザ認証を行ってよい。
車両が備える開閉部40は、開閉可能に構成されており、搭乗者は開閉部40を開放して車両1に入出可能である。開閉部40は、車両1のドアと読み替えられてよい。開閉部40は、当該開閉部40の開放をロックするロック回路41を備えてよい。
制御装置20は、自律運転モードにおいて、第1無線通信端末51との間で、所定の関係が成立している場合、開閉部40を開閉可能としてよい。これにより、第1無線通信端末51を所持するユーザは、開閉部40を開放できる。
制御装置20は、自律運転モードにおいて、第1無線通信端末51との間で、所定の関係が成立していない場合、開閉部40をロック回路41により開かなくしてよい。これにより、第1無線通信端末51を所持しない窃盗者は、開閉部40を開放できない。
制御装置20は、自律運転モードにおいて、第1無線通信端末51との間で、所定の関係が成立していない場合、第2無線通信端末52の所定の操作により、開閉部40を開閉可能としてよい。これにより、移動権限者は、第2無線通信端末52を操作して、開閉部40を開放できる。
表示回路は、情報を表示する。表示回路は、図1、図3A及び図3Bに例示する、車両1の内に向けて表示する車内表示回路27、及び、図1、図4A及び図4Bに例示する、車両1の外に向けて表示する車外表示回路28の少なくとも1つを含む。車内表示回路27の例として、インスツルメントパネル(図3A、図3B参照)、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、LEDが挙げられる。車外表示回路28の例として、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、LEDが挙げられる。なお、図1では、車外表示回路28は車両1のルーフ上に備えられているが、車外表示回路28は車両1のルーフ上とは異なる場所に備えられてもよい。例えば、車外表示回路28は、車両1のフロントバンパー、又は、車両1のヘッドライド等に備えられてもよい。
自律運転モードにおいて、第1無線通信端末51との間で、所定の関係が成立している場合、表示回路は第1の表示を行う。例えば、車内表示回路27は、第1の表示として、図3Aに示すように、ユーザ認証済みであることを示す情報を表示する。これにより、第1無線通信端末51を有するユーザは、車内表示回路27の第1の表示を見て、権限委譲が可能であることを認識できる。なお、車外表示回路28が第1の表示を行ってもよい。
自律運転モードにおいて、第1無線通信端末51との間で、所定の関係が成立していない場合、表示回路は第2の表示を行う。例えば、車内表示回路27は、第2の表示として、図3Bに示すように、ユーザ認証に関する情報を表示しない。これにより、窃盗者は、車内表示回路27の第2の表示を見ても、権限委譲が可能であるか否かを認識できない。なお、車外表示回路28が第2の表示を行ってもよい。
自律運転モードにおいて、第1無線通信端末51との間で、所定の関係が成立していない場合で、第2無線通信端末52の所定の操作により、開閉部40が、開閉可能になった場合、表示回路は、第1の表示と異なる第3の表示を行う。例えば、車内表示回路27は、第3の表示として、図3Bに示すように、ユーザ認証に関する情報を表示しない。なお、第2の表示と第3の表示とは同じであってよい。これにより、第2無線通信端末52の所定の操作により車両1の権限委譲が可能になっているとしても、窃盗者は、車内表示回路27の第3の表示を見ても、権限委譲が可能であるか否かを認識できない。なお、車外表示回路28が第3の表示を行ってもよい。
第2無線通信端末52は、情報を表示するための表示回路53を備える。表示回路53の例として、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイが挙げられる。
第2無線通信端末52の所定の操作により、車両1が手動運転モードへの遷移が可能になった場合、第2無線通信端末52の表示回路53は、車両1が手動運転モードへの遷移が可能になったことを表示してよい。また、第2無線通信端末52の表示回路53は、車両1の開閉部40が開閉可能になった場合、車両1の開閉部40が開閉可能になったことを示す情報を表示してもよい。これにより、移動権限者は、上記の通り、車内表示回路27においてユーザ認証に関する情報が表示されないとしても、第2無線通信端末52の表示回路53における上記の表示により、権限委譲が可能であることを認識できる。
エンジン制御装置29は、車両1が備えるエンジンの挙動を制御する。エンジン制御装置29は、手動運転モードの場合、搭乗者によるシフト操作及びアクセル操作に応じてエンジンの挙動(すなわち車両1の前進又は後退)を制御してよい。エンジン制御装置29は、自律運転モードの場合、制御装置20による自律的な制御にしたがってエンジンの挙動を制御する。なお、車両1が電気自動車又はハイブリッド自動車の場合、エンジンはモータと読み替えられてもよい。
ブレーキ制御装置30は、車両1が備えるブレーキの挙動を制御する。エンジン制御装置29は、手動運転モードの場合、搭乗者によるブレーキ操作に応じてブレーキの挙動(すなわち車両1の停止)を制御してよい。ブレーキ制御装置30は、自律運転モードの場合、制御装置20による自律的な制御にしたがってブレーキの挙動を制御してよい。
EPS制御装置31は、車両1が備えるステアリングの挙動を制御する。EPS制御装置31は、手動運転モードの場合、搭乗者によるハンドル操作に応じてステアリングの挙動(すなわち車両1のターン)を制御してよい。EPS制御装置31は、自律運転モードの場合、制御装置20による自律的な制御にしたがってステアリングの挙動を制御してよい。
<車両の動作>
図5~図8に示すフローチャートを参照して、実施の形態1に係る車両1及び制御装置20が行う処理の一例について説明する。
図5は、実施の形態1に係る第1無線通信端末51による車両1の始動処理の一例を示すフローチャートである。本処理は、ユーザが所持する第1無線通信端末51がユーザ認証用の信号を送信し、第1無線通信回路21が当該ユーザ認証用の信号を受信した場合に開始されてよい。
S101として、制御装置20は、第1無線通信端末51から受信したユーザ認証用の信号についてユーザ認証を行い、当該ユーザ認証に成功したか否かを判定する。
S101の判定において、ユーザ認証に失敗した場合(S101:NO)、制御装置20は、本処理を終了する。
S101の判定において、ユーザ認証に成功した場合(S101:YES)、S102として、制御装置20は、第1無線通信端末51のユーザ認証済みであることを、認証に関するステータスを保持するためのステータス情報に書き込む。
S103として、制御装置20は、ロック回路41を通じて開閉部40のロックを解除し、イグニッションのオンを許可する。
S104として、車両1に搭乗したユーザがエンジン始動の操作を行った場合、制御装置20は、エンジンを始動する。
S105として、制御装置20は、自律運転モードに切り替える。
S106として、制御装置20は、図4Aに示すように、車両1が自律運転モードで挙動中であることを示す情報を車外表示回路28に表示する。これにより、車両1の付近の人物及び他の車両は、車両1が自律運転中であることを認識できる。
S107として、制御装置20は、図3Aに示すように、ユーザ認証済みであることを示す情報を車内表示回路27に表示する。これにより、車両1の搭乗者(ユーザ)は、権限委譲が可能であることを認識できる。そして、制御装置20は、本処理を終了する。
図6は、実施の形態1に係る第2無線通信端末52による車両1の始動処理の一例を示すフローチャートである。本処理は、例えば移動権限者によって操作された第2無線通信端末52が自律運転認証用の信号を送信し、第2無線通信回路23が当該自律運転認証用の信号を受信した場合に開始されてよい。例えば、移動権限者は、オートバレーパーキングにおいて、無人の車両1を自律的に駐車位置に移動させる場合、第2無線通信端末52に対して当該自律運転認証に関する操作を行ってよい。
S201として、制御装置20は、第2無線通信端末52から受信した自律運転認証用の信号について認証を行い、当該自律運転認証に成功したか否かを判定する。
S201の判定において、自律運転認証に失敗した場合(S201:NO)、制御装置20は、本処理を終了する。
S201の判定において、自律運転認証に成功した場合(S201:YES)、S202として、制御装置20は、イグニッションをオンにし、エンジンを始動する。このとき、車両1内にユーザ又は移動権限者は存在しなくてもよい。つまり、車両1は無人であってもよい。
S203として、制御装置20は、自律運転モードに切り替える。
S204として、制御装置20は、図4Aに示すように、車両1が自律運転モードで挙動中であることを示す情報を、車外表示回路28に表示する。これにより、車両1の付近の人物及び他の車両は、車両1が自律運転中であることを認識できる。そして、制御装置20は、本処理を終了する。
図7は、実施の形態1に係る第2無線通信端末52によるリモートでのユーザ認証処理の一例を示すフローチャートである。本処理は、例えば移動権限者によって操作された第2無線通信端末52がユーザ認証用の信号を送信し、第2無線通信回路23が当該ユーザ認証用の信号を受信した場合に開始されてよい。例えば、移動権限者は、オートバレーパーキングにおいて、車両1の手動運転が必要な状況が発生した場合、第2無線通信端末52に対して当該ユーザ認証に関する操作を行ってよい。あるいは、移動権限者は、車両1に搭乗中のユーザの第1無線通信端末51が破損又は紛失した場合、第2無線通信端末52に対して当該ユーザ認証に関する操作を行ってよい。
S301として、制御装置20は、第2無線通信端末52から受信したユーザ認証用の信号について認証を行い、当該ユーザ認証に成功したか否かを判定する。
S301の判定において、ユーザ認証に失敗した場合(S301:NO)、制御装置20は、本処理を終了する。
S301の判定において、ユーザ認証に成功した場合(S301:YES)、制御装置20は、第2無線通信端末52のユーザ認証済みであることを、ステータス情報に書き込む。ここで、制御装置20は、図3Bに示すように、ユーザ認証済みであることを示す情報を、車内表示回路27に表示しない。ユーザ認証済みであることを示す情報を車内表示回路27に表示すると、無人の車両1に乗り込んだ窃盗者に権限委譲が可能であることを知られてしまうからである。そして、制御装置20は、本処理を終了する。
図8は、実施の形態1に係る手動運転モード切替処理の一例を示すフローチャートである。
S401として、制御装置20は、搭乗者による手動操作が行われたか否かを判定する。ここで、搭乗者は、車両1のユーザ、移動権限者、及び、窃盗者のいずれであってもよい。また、手動操作は、上述したように、ハンドル操作、アクセル操作及びブレーキ操作等であってよい。
S401の判定において、搭乗者による手動操作が行われていない場合(S401:NO)、制御装置20は、本処理を終了する。
S401の判定において、搭乗者による手動操作が行われた場合(S401:YES)、S402として、制御装置20は、ステータス情報において第1無線通信端末51がユーザ認証済みであるか否かを判定する。
S402の判定において、ステータス情報において第1無線通信端末51がユーザ認証済みでない場合(S402:NO)、S403として、制御装置20は、ステータス情報において第2無線通信端末52がユーザ認証済みであるか否かを判定する。
S403の判定において、ステータス情報において第2無線通信端末52がユーザ認証済みでない場合(S403:NO)、S404として、制御装置20は、自律運転モードを維持したまま、本処理を終了する。例えば、搭乗者が窃盗者である場合、手動操作を行ったとしても、S401及びS402の何れの判定もNOとなるため、このように自律運転モードが維持される。これにより、窃盗者が権限委譲を行って車両1を窃盗することを阻止できる。
S402の判定にて、ステータス情報において第1無線通信端末51がユーザ認証済みである場合(S402:YES)、又は、S402の判定にて、ステータス情報において第2無線通信端末52がユーザ認証済みである場合(S403:YES)、S405として、制御装置20は、手動運転モードに切り替える。例えば、搭乗者がユーザ又は移動権限者である場合、手動操作を行うことにより、S402又はS403の判定がYESとなるため、このように手動運転モードに切り替わる。これにより、車両1のユーザ又は移動権限者は、権限委譲を行って手動運転に切り替えることができる。
S406として、制御装置20は、図4Bに示すように、手動運転モードであることを示す情報を車外表示回路28に表示する。これにより、車両1の付近の人物及び他の車両は、車両1が手動運転中であることを認識できる。そして、制御装置20は、本処理を終了する。
以上、実施の形態1について説明した。
実施の形態1によれば、第1無線通信端末51を所持するユーザ、及び、第2無線通信端末52を通じてユーザ認証を行うことができる移動権限者は、自律運転を手動運転に切り替えることができる。一方で、第1無線通信端末51を所持せず、かつ、第2無線通信端末52の操作権限も有しない窃盗者は、無人の車両1に乗り込んだとしても、自律運転を手動運転に切り替えることができない。よって、実施の形態1によれば、車両1の窃盗を抑止しつつ、ユーザ及び移動権限者が車両1の自律運転及び手動運転を適切に行うことができる。
(実施の形態1に関する付記)
<付記1>
第1無線通信端末と通信するように設定された第1無線通信回路と、
前記第1無線通信端末と異なる第2無線通信端末と通信するように設定された第2無線通信回路と、
を備える車両であって、
前記車両の搭乗者が手動で運転する手動運転モードと、前記搭乗者が搭乗せずに自律的に移動可能な自律運転モードとを備え、
前記手動運転モードにおいて、前記第1無線通信端末との間で所定の関係が成立している場合、前記搭乗者による手動運転が可能であり、
前記手動運転モードにおいて、前記第1無線通信端末との間で、前記所定の関係が成立していない場合、前記搭乗者による前記手動運転は不可能であり、
前記自律運転モードにおいて、前記第1無線通信端末との間で、前記所定の関係が成立している場合、前記手動運転モードへの遷移が可能であり、
前記自律運転モードにおいて、前記第1無線通信端末との間で、前記所定の関係が成立していない場合、前記手動運転モードへの遷移が不可能であり、
前記自律運転モードにおいて、前記第1無線通信端末との間で、前記所定の関係が成立していない場合、前記第2無線通信端末の所定の操作により、前記手動運転モードへの遷移が可能になる、
車両。
<付記2>
付記1に記載の車両であって、
更に、制御回路を備え、
前記制御回路は、少なくとも前記第1無線通信回路と、第2無線通信回路とに、結合されている、
車両。
<付記3>
付記1又は付記2に記載の車両であって、更に、
前記搭乗者が入出可能であり、ロック回路を備える開閉部を備え、
前記自律運転モードにおいて、前記第1無線通信端末との間で、前記所定の関係が成立している場合、前記開閉部は開閉可能であり、
前記自律運転モードにおいて、前記第1無線通信端末との間で、前記所定の関係が成立していない場合、前記開閉部は前記ロック回路により開かなくなり、
前記自律運転モードにおいて、前記第1無線通信端末との間で、前記所定の関係が成立していない場合、前記第2無線通信端末の所定の操作により、前記開閉部は、開閉可能になる、
車両。
<付記4>
付記3に記載の車両であって、
更に、表示回路を備え、
前記自律運転モードにおいて、前記第1無線通信端末との間で、前記所定の関係が成立している場合、前記表示回路は第1の表示を行い、
前記自律運転モードにおいて、前記第1無線通信端末との間で、前記所定の関係が成立していない場合、前記表示回路は第2の表示を行い、
前記自律運転モードにおいて、前記第1無線通信端末との間で、前記所定の関係が成立していない場合で、前記第2無線通信端末の所定の操作により、前記開閉部が、開閉可能になった場合、前記表示回路は、前記第1の表示と異なる第3の表示を行う、
車両。
<付記5>
付記4に記載の車両であって、
前記第2の表示と前記第3の表示は同じである、
車両。
<付記6>
付記4又は付記5に記載の車両であって、
前記表示回路は、車内に向けて表示する車内表示回路、及び/又は、車外に向けて表示する車外表示回路である
車両。
<付記7>
付記1から付記6のいずれか1項に記載の車両であって、
前記第2無線通信端末は表示回路を備え、
前記第2無線通信端末の前記所定の操作により、前記車両が前記手動運転モードへの遷移が可能になった場合、前記第2無線通信端末の前記表示回路は、前記車両が前記手動運転モードへの遷移が可能になったことを表示する、
車両。
<付記8>
付記1から付記6のいずれか1項に記載の車両であって、更に
車体と、
前記車体に結合された第1車輪及び第2車輪と、を備え、
前記第1車輪と前記第2車輪を使って移動可能である、
車両。
<付記9>
付記1から付記8のいずれか1項に記載の車両であって、
前記第1無線通信回路は第1アンテナを備え、
前記第2無線通信回路は第2アンテナを備える、
車両。
<付記10>
付記1から付記9のいずれか1項に記載の車両であって、
前記第1無線通信回路と前記第2無線通信回路とは同一である、
車両。
<付記11>
第1無線通信端末と通信するように設定された第1無線通信回路と、
前記第1無線通信端末と異なる第2無線通信端末と通信するように設定された第2無線通信回路と、
を備える車両に搭載可能な制御装置であって、
前記車両の搭乗者が手動で運転する手動運転モードと、前記搭乗者が搭乗せずに自律的に移動可能な自律運転モードとを備え、
前記手動運転モードにおいて、前記第1無線通信端末との間で所定の関係が成立している場合、前記搭乗者による手動運転が可能であり、
前記手動運転モードにおいて、前記第1無線通信端末との間で、前記所定の関係が成立していない場合、前記搭乗者による前記手動運転は不可能であり、
前記自律運転モードにおいて、前記第1無線通信端末との間で、前記所定の関係が成立している場合、前記手動運転モードへの遷移が可能であり、
前記自律運転モードにおいて、前記第1無線通信端末との間で、前記所定の関係が成立していない場合、前記手動運転モードへの遷移が不可能であり、
前記自律運転モードにおいて、前記第1無線通信端末との間で、前記所定の関係が成立していない場合、前記第2無線通信端末の所定の操作により、前記手動運転モードへの遷移が可能になる、
制御装置。
<付記12>
付記11に記載の制御装置であって、
更に、制御回路を備え、
前記制御回路は、少なくとも前記第1無線通信回路と、第2無線通信回路とに、結合されている、
制御装置。
<付記13>
付記11又は付記12に記載の制御装置であって、
前記車両は、更に、搭乗者が入出可能であり、ロック回路を備える開閉部を備え、
前記自律運転モードにおいて、前記第1無線通信端末との間で、前記所定の関係が成立している場合、前記開閉部は開閉可能であり、
前記自律運転モードにおいて、前記第1無線通信端末との間で、前記所定の関係が成立していない場合、前記開閉部は前記ロック回路により開かなくなり、
前記自律運転モードにおいて、前記第1無線通信端末との間で、前記所定の関係が成立していない場合、前記第2無線通信端末の所定の操作により、前記開閉部は、開閉可能になる、
制御装置。
<付記14>
付記13に記載の制御装置であって、
前記車両は、更に表示回路を備え、
前記自律運転モードにおいて、前記第1無線通信端末との間で、前記所定の関係が成立している場合、前記表示回路は第1の表示を行い、
前記自律運転モードにおいて、前記第1無線通信端末との間で、前記所定の関係が成立していない場合、前記表示回路は第2の表示を行い、
前記自律運転モードにおいて、前記第1無線通信端末との間で、前記所定の関係が成立していない場合で、前記第2無線通信端末の所定の操作により、前記開閉部は、開閉可能になった場合、前記表示回路は、前記第1の表示と異なる第3の表示を行う、
制御装置。
<付記15>
付記14に記載の制御装置であって、
前記第2の表示と前記第3の表示は同じである、
制御装置。
<付記16>
付記14又は付記15に記載の制御装置であって、
前記表示回路は、車内に向けて表示する車内表示回路、及び/又は、車外に向けて表示する車外表示回路である、
制御装置。
<付記17>
付記11から付記16のいずれか1項に記載の制御装置であって、
前記第2無線通信端末は表示回路を備え、
前記第2無線通信端末の前記所定の操作により、前記車両が前記手動運転モードへの遷移が可能になった場合、前記第2無線通信端末の前記表示回路は、前記車両が前記手動運転モードへの遷移が可能になったことを表示する、
制御装置。
<付記18>
付記11から付記16のいずれか1項に記載の制御装置であって、
前記車両は、更に
車体と、
前記車体に結合された第1車輪及び第2車輪と、を備え、
前記第1車輪と前記第2車輪を使って移動可能である、
制御装置。
<付記19>
付記11から付記18のいずれか1項に記載の制御装置であって、
前記車両の前記第1無線通信回路は第1アンテナを備え、
前記車両の前記第2無線通信回路は第2アンテナを備える、
制御装置。
<付記20>
付記11から付記19のいずれか1項に記載の制御装置であって、
前記車両の前記第1無線通信回路と、前記車両の前記第2無線通信回路とは同一である、
制御装置。
(実施の形態2)
図9は、実施の形態2に係る車両100Aが交差点にて右折を行う状況を示す模式図である。図10は、実施の形態2に係る車両100Aの構成の一例を示す模式図である。図11は、実施の形態2に係る路側機200及び車両100Aの構成の一例を示すブロック図である。図12は、実施の形態2に係るV2I情報のフォーマットの例を示す図である。なお、図9の説明において、路側機を区別する場合は、路側機200A、200B、…のように、数字とアルファベットの組み合わせで参照符号を表現し、路側機を区別しない場合は、路側機200のように、数字のみで参照符号を表現する。当該参照符号の表現方法は、車両及び信号機についても同様である。
図9に示すように、交差点にて右折を行う車両100Aの運転者にとって、対向車線及びその周辺の領域は死角となり得る。以下、交差点にて右折を行う車両100Aの運転者にとって死角となり得る領域を死角領域105と称する。実施の形態2では、右折を行う車両100Aの運転者に、死角領域105の状況を認識させることができる路側機200及び車両100について説明する。
<路側機>
図9に示すように、路側機200A、200B、200C、200Dは、交差点に設置されている信号機300A、300B、300C、300Dにそれぞれ備えられる。ただし、路側機200は、信号機300A、300B、300C、300Dに備えられる場合に限られず、交差点に設置された道路標識又は電柱といった他の構造物に備えられてもよい。あるいは、路側機200は、交差点に設置された所定のポールに備えられてもよい。
図9の説明では、便宜的に、図面の上方向を北、図面の下方向を南、図面の右方向を東、図面の左方向を西として説明する。
図9では、交差点において、北から南に向かう車両100Bの交通を制御する信号機300Aに路側機200Aが、南から北に向かう車両100Aの交通を制御する信号機300Bに路側機200Bが、西から東に向かう車両(図示しない)の交通を制御する信号機300Cに路側機200Cが、東から西に向かう車両(図示しない)の交通を制御する信号機300Dに路側機200Dが備えられている。
次に、図11を参照して、路側機200の構成について説明する。図11に示すように、路側機200は、撮像部201、記憶部202、制御部203、及び、通信部204を備える。
撮像部201は、道路上における所定の撮像方向の車両100を撮像するように設定される。例えば、図9に示す路側機200Aの撮像部201は、北から南に向かう車両100B、100C等を撮像するように設定される。すなわち、路側機200Aの撮像部201の撮像方向は、北向きである。撮像部201は、撮像方向の画像を撮像し、撮像画像を生成する。例えば、図9に示す路側機200Aの撮像部201が撮像した撮像画像には、北から南に向かう車線及び当該車線を走行する車両100B等が撮像される。なお、撮像画像は、動画像又は静止画像のいずれであってもよい。
記憶部202は、路側機200が取り扱うデータ及びコンピュータプログラム等を保持する。記憶部202は、ROM(Read-Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ、又はそれらの組み合わせとして構成されてもよい。記憶部202は、
撮像部201の設置位置を示す撮像位置情報、及び、撮像部201の撮像方向を示す撮像方向情報を予め保持する。撮像位置情報は、経度及び緯度にて表現されてよい。撮像方向情報は、方位にて表現されてよい。あるいは、撮像方向情報は、北を0度(又は360度)、東を90度、南を180度、西を270度とする360度式の方位角にて表現されてもよい。
制御部203は、記憶部202に保持されたデータ及びコンピュータプログラムを読み出して実行することにより、本実施の形態に係る路側機200が有する機能を実現する。制御部203は、CPU(Central Processing Unit)、プロセッサ、コントローラ、又は、演算回路といった他の用語に読み替えられてもよい。制御部203は、記憶部202に保持されている撮像位置情報及び撮像方向情報と、撮像部201にて生成された撮像画像とを、通信部204に出力する。
通信部204は、撮像位置情報と、撮像方向情報と、撮像画像とを、通信信号として出力する。通信部204は、通信信号を無線通信信号として出力するアンテナ205を含んでよい。この場合、通信部204は、アンテナ205を通じて、無線通信信号を出力する。あるいは、通信部204は、通信信号を、セルラの無線基地局に接続された有線の通信ケーブルに出力してよい。この場合、無線基地局は、通信部204から通信ケーブルを介して入力された通信信号を、無線通信信号に変換して出力してよい。
通信部204は、V2X通信が可能であってよい。通信部204は、V2X通信に含まれる路車間(V2I;Vehicle to Infrastructure)通信として、無線通信信号を、周囲にブロードキャスト送信してよい。V2X通信には、V2I通信に加えて、車車間(V2V;Vehicle to Vehicle)通信、車歩行者間(V2P;Vehicle to Pedestrian)通信、及び、車ネットワーク間(V2N;Vehicle to Network)通信が含まれる。V2X通信方式の例として、DSRC(Dedicated Short Range Communications)、C-V2X(Cellular-V2x)が挙げられる。V2X通信方式は、4G又は5Gに対応するものであってもよい。
本実施の形態に係るV2I通信では、図12に示すデータフォーマットに基づいてV2I情報が送信されてよい。図12は、実施の形態2に係るV2I情報のデータフォーマットの一例を示す図である。図12に示すように、V2I情報は、データ項目として、交差点映像フラグ、撮像位置情報、撮像方向情報、撮像画像を有してよい。
交差点映像フラグは、当該V2I情報に含まれる撮像画像が交差点の映像であるか否かを示すフラグである。交差点映像フラグが0の場合、撮像画像が交差点の映像でないこと示し、交差点映像フラグが1の場合、撮像画像が交差点の映像であることを示してよい。交差点映像フラグのデータ長は1bitであってよい。
撮像位置情報は、撮像画像の撮像位置を示す情報である。撮像位置情報は、撮像位置の経度を示す緯度情報、及び、撮像位置の緯度を示す経度情報を含んでよい。緯度情報及び経度情報のデータ長は、それぞれ、1Byteであってよい。
撮像方向情報は、撮像画像の撮像方向を示す情報である。撮像方向情報は、方位情報を含んでよい。当該方位情報は、真北を基準に東、南、西の順に回転させた360度を256分割した値であってよい。この場合、撮像方向情報のデータ長は、1Byteであってよい。
撮像画像は、撮像位置情報が示す位置から、撮像方向情報が示す方向を撮像した画像のデータである。撮像画像は、動画データであってよい。ただし、撮像画像は、静止画データであってもよい。撮像画像のデータ長は、可変長であってよい。
<車両>
図10に示すように、車両100は、第1車輪102a及び第2車輪102bと、第1車輪102a及び第2車輪102bに連結された車体101とを備える。車両100は、第1車輪102aと第2車輪102bを使って移動可能である。第1車輪102aは車両100の前輪、第2車輪102bは車両100の後輪であってよい。本実施の形態では、車両100が4輪の場合を説明するが、車両100は、2輪、3輪又は5輪以上であってもよい。加えて、車両100は、図11に示すように、無線通信部111、操作部112、表示部113、及び、制御装置114を備える。
無線通信部111は、路側機200に設置された撮像部201の位置(つまり撮像位置情報)と、撮像部201の撮像方向(つまり撮像方向情報)と、撮像部201が撮像した画像(つまり撮像画像)とを受信するように設定される。例えば、無線通信部111は、アンテナ117を含み、当該アンテナ117を通じて、路側機200から撮像位置情報、撮像方向情報及び撮像画像を含んで送信される無線通信信号を受信する。無線通信信号は、図12に示すように、V2I情報であってよい。
操作部112は、運転者からの車両100の操作を受け付ける。車両100の操作の例として、ハンドル操作、アクセラレータ操作、ブレーキ操作、及び、ウインカー操作等が挙げられる。
表示部113は、車両100内に設置され、運転者に向けて各種情報を表示する。表示部113の例として、液晶ディスプレイ、及び、有機ELディスプレイが挙げられる。
制御装置114は、本実施の形態に係る機能を制御する装置であり、記憶部115及び制御部116を備える。制御装置114は、1又は複数のECU(Electronic Control Unit)として車両100に搭載されてよい。
記憶部115は、制御装置114が取り扱うデータ及びコンピュータプログラム等を保持する。記憶部115は、ROM、RAM、フラッシュメモリ、又はそれらの組み合わせとして構成されてもよい。
制御部116は、記憶部115に保持されたデータ及びコンピュータプログラムを読み出して実行することにより、本実施の形態に係る車両100が有する機能を実現する。制御部116は、CPU、プロセッサ、コントローラ、又は、演算回路といった他の用語に読み替えられてもよい。
制御装置114は、撮像位置情報と、撮像方向情報とに基づき、表示部113に、撮像画像を表示するようにする。例えば、制御装置114は、操作部112が所定の操作を受けた場合、撮像位置情報と、撮像方向情報とに基づき、表示部113に、撮像画像を表示する。この場合、制御装置114は、撮像方向情報が車両100の方向と共通している撮像画像を、表示部113に表示するようにしてよい。加えて、制御装置114は、撮像方向情報が車両100の方向と共通している撮像画像が複数存在する場合、撮像位置情報が車両100の位置に最も近い撮像画像を、表示部113に表示するようにしてよい。
上記の操作部112が所定の操作を受けた場合とは、操作部112が右折の操作を受けた場合であってよい。操作部112における右折の操作の例として、右折のウインカーをオンにする操作、及び、ハンドルを右に回転させる操作が挙げられる。また、制御装置114は、車両100のナビゲーション装置(図示しない)において右折の開始が案内される場合、撮像位置情報と、撮像方向情報とに基づき、表示部113に撮像画像を表示してもよい。
例えば、図9において、車両100Aは、南から北に向かっており(つまり車両100Aの方向は北向きであり)、交差点にて右折を開始している。路側機200A、200B、200C、200Dのうち、路側機200Aは、撮像方向情報が北向きである。そこで、車両100Aは、車両100Aの方向「北向き」と共通する撮像方向情報「北向き」を送信している路側機200Aの撮像部201の撮像画像を、表示部113に表示してよい。この撮像画像には、図9に示すように、車両100Aの運転者の死角領域105における状況が撮像されている。例えば、撮像画像には、死角領域105に存在する車両100Cが撮像されている。よって、運転者は、表示部113に表示された撮像画像から、死角領域105に存在する車両100Cが交差点に進入してきていることを認識し、右折の進行を一時停止することにより、車両100Cとの衝突を回避することができる。
<処理フロー>
図13は、実施の形態2に係る運転支援処理の一例を示すフローチャートである。なお、本処理は、車両100の稼働中、繰り返し実行されてよい。
S501として、制御装置114は、車両100が右折中であるか否かを判定する。この「右折中」は、右折開始のタイミングから右折終了のタイミングまでの期間であってよい。右折開始のタイミングは、右折のウインカー操作がオンになったタイミング、ハンドルが右に回転操作されたタイミング、又は、ナビゲーション装置において右折の案内が開始されたタイミングであってよい。右折終了のタイミングは、右折のウインカー操作がオフになったタイミング、右回転されたハンドルが元の位置に戻されたタイミング、又は、ナビゲーション装置において右折の案内が終了されたタイミングであってよい。
S501にて車両100が右折中でないと判定された場合(S501:NO)、本処理は終了される。S501にて車両100が右折中であると判定された場合(S501:YES)、S502の処理が実行される。
S502として、無線通信部111は、各路側機200からブロードキャストにてV2I通信として送信されている撮像位置情報及び撮像方向情報(つまりV2I情報)を受信する。
S503として、制御装置114は、S502にて受信した撮像方向情報の中に、車両100の方向と共通する撮像方向情報を送信している路側機200が存在するか否かを判定する。
S503において、車両100の方向と共通する撮像方向情報を送信している路側機200が存在しないと判定された場合(S503:NO)、本処理は終了される。
S503において、車両100の方向と共通する撮像方向情報を送信している路側機200が存在すると判定された場合(S503:YES)、S504の処理が実行される。
S504として、無線通信部111は、車両100の方向と共通する撮像方向情報を送信している路側機200から、V2I通信として送信されている撮像画像(つまりV2I情報)を受信する。
S505として、表示部113は、S504にて受信した撮像画像を表示する。
上述の処理によれば、交差点に設定されている複数の撮像部201のそれぞれから送信されている撮像画像の中から、右折中の車両100の運転者の死角領域105における状況が撮像されている撮像画像を自動的に選択し、表示部113に表示することができる。これにより、運転者は、死角領域105に存在し得る物体(例えば、他の車両、歩行者又は自転車、あるいは、トラックの落とし物等)を認識し、右折を安全に行うことができる。
<表示例>
図14は、表示部113における撮像画像の表示の一例を示す模式図である。
図14に示すように、右折中の車両100Aの制御装置114は、路側機200Aから受信した撮像画像310を表示部113に表示してよい。これにより、運転者は、表示部113に表示された撮像画像310から死角領域105の状況を認識でき、安全に右折を行うことができる。なお、図14には、交差点を上から俯瞰したような撮像画像310を一例として示しているが、撮像画像310は、これに限られない。例えば、撮像画像310は、信号機300Aの位置に相当する上方の位置から、信号機300Aに対向する方向を見下ろすような(例えば斜め下方を見るような)画像であってよい。
また、制御装置114は、死角領域105に車両100Cが存在する場合、注意を促す画像311を表示部113に表示してもよい。これにより、運転者は、表示部113に表示された注意を促す画像311を認識し、より安全に右折を行うことができる。
また、制御装置114は、死角領域105に車両100Cが存在する場合、右折を案内する矢印312と共に、注意を促す画像313をHUD(Head-Up Display)に表示してよい。これにより、運転者は、HUDに表示された注意を促す画像313を認識し、より安全に右折を行うことができる。
<変形例>
路側機200は、撮像部201とは別の所定のセンサー(例えば物体を検出するセンサー)を備え、当該センサーを用いて撮像部201が撮像できない領域をセンシングしてもよい。そして、路側機200は、当該センサーによるセンシング情報も撮像画像と共に送信してもよい。この場合、車両100の制御装置114は、図13のS504にて、撮像画像と共にセンシング情報を受信し、当該センシング情報の内容を表示部113に表示してもよい。例えば、図9において、路側機200Aが横断歩道の領域をセンシングできるセンサーを備える場合、当該路側機200は、横断歩道に歩行者が存在するか否かを示すセンシング情報を送信する。そして、車両100Aは、横断歩道に歩行者が存在する旨を示すセンシング情報を受信した場合、図14に示す表示部113に、横断歩道に歩行者が存在することを示す情報を表示してよい。これにより、車両100Aの運転者は、右折先の横断歩道に歩行者が存在していることを認識でき、より安全に右折を行うことができる。
(実施の形態2に係る付記)
<付記1>
道路上における所定の撮像方向の車両を撮像するように設定された撮像部と、
前記撮像部の位置と、前記所定の撮像方向と、前記撮像部が撮像した画像と、を通信信号として出力する通信部と、を備える、
路側機。
<付記2>
付記1に記載の路側機であって、
前記通信部は、前記通信信号を無線通信信号として出力するアンテナを含む、
路側機。
<付記3>
少なくとも第1車輪及び第2車輪と、
前記第1車輪及び前記第2車輪に連結された車体と、
路側機に設置された撮像部の位置と、前記撮像部の撮像方向と、前記撮像部が撮像した画像とを受信するように設定された無線通信部と、
表示部と、を備えた車両であって、
前記表示部は、前記撮像部の前記位置と、前記撮像部の前記撮像方向とに基づき、前記撮像部が撮像した前記画像を表示する、
車両。
<付記4>
付記3に記載の車両であって、
更に、操作部を備え、
前記操作部が所定の操作を受けた場合、前記表示部は、前記撮像部の前記位置と、前記撮像部の前記撮像方向とに基づき、前記撮像部が撮像した前記画像を表示する、
車両。
<付記5>
付記4に記載の車両であって、
前記操作部が所定の操作を受けた場合とは、前記操作部が右折の操作を受けた場合である、
車両。
<付記6>
付記3から付記5のいずれか1項に記載の車両であって、
前記表示部は、前記撮像方向が前記車両の方向と共通する前記撮像部が撮像した前記画像を表示する、
車両。
<付記7>
付記6に記載の車両であって、
前記表示部は、前記位置が前記車両の位置に最も近い前記撮像部が撮像した前記画像を表示する、
車両。
<付記8>
少なくとも第1車輪及び第2車輪と、
前記第1車輪及び前記第2車輪に連結された車体と、
路側機に設置された撮像部の位置と、前記撮像部の撮像方向と、前記撮像部が撮像した画像とを受信するように設定された無線通信部と、
表示部と、を備えた車両に搭載可能な制御装置であって、
前記撮像部の前記位置と、前記撮像部の前記撮像方向とに基づき、前記表示部に、前記撮像部が撮像した前記画像を表示するようにする、
制御装置。
<付記9>
付記8に記載の制御装置であって、
前記車両は、更に操作部を備え、
前記操作部が所定の操作を受けた場合、前記撮像部の前記位置と、前記撮像部の前記撮像方向に基づき、前記表示部に、前記撮像部が撮像した前記画像を表示するようにする、
制御装置。
<付記10>
付記9に記載の制御装置であって、
前記操作部が所定の操作を受けた場合とは、前記操作部が右折の操作を受けた場合である、
制御装置。
<付記11>
付記8から付記10のいずれか1項に記載の制御装置であって、
前記表示部に、前記撮像方向が前記車両の方向と共通する前記撮像部が撮像した前記画像を表示するようにする、
制御装置。
<付記12>
付記11に記載の制御装置であって、
前記表示部に、前記位置が前記車両の位置に最も近い前記撮像部が撮像した前記画像を表示するようにする、
制御装置。
<付記13>
少なくとも第1車輪及び第2の車輪と、
前記第1車輪及び前記第2車輪に連結された車体と、
路側機に設置された撮像部の位置と、前記撮像部の撮像方向と、前記撮像部が撮像した画像とを受信するように設定された無線通信部と、
表示部と、を備えた車両で利用可能な車両制御方法であって、
前記撮像部の前記位置と、前記撮像部の前記撮像方向とに基づき、前記表示部に、前記撮像部が撮像した前記画像を表示するようにする、
車両制御方法。
<付記14>
付記13に記載の車両制御方法であって、
前記車両は、更に操作部を備え、
前記操作部が所定の操作を受けた場合、前記撮像部の前記位置と、前記撮像部の前記撮像方向とに基づき、前記表示部に、前記撮像部が撮像した前記画像を表示するようにする、
車両制御方法。
<付記15>
付記14に記載の車両制御方法であって、
前記操作部が所定の操作を受けた場合とは、前記操作部が右折の操作を受けた場合である、
車両制御方法。
<付記16>
付記13から15のいずれか1項に記載の車両制御方法であって、
前記表示部に、前記撮像方向が前記車両の方向と共通する前記撮像部が撮像した前記画像を表示するようにする、
車両制御方法。
<付記17>
付記16に記載の車両制御方法であって、
前記表示部に、前記位置が前記車両の位置に最も近い前記撮像部が撮像した前記画像を表示するようにする、
車両制御方法。
(実施の形態3)
実施の形態3では、実施の形態1又は実施の形態2にて説明した構成要素と共通する構成要素については共通の参照符号を付し、説明を省略する場合がある。
<処理フロー>
図15は、実施の形態3に係る車両100Aが交差点にて右折を行う状況を示す模式図である。図16は、実施の形態3に係る車両100Aが交差点にて左折を行う状況を示す模式図である。図17は、実施の形態3に係る運転支援処理の一例を示すフローチャートである。次に、図15~図17を参照して、実施の形態3に係る車両100Aの動作を説明する。なお、実施の形態3に係る車両100A及び路側機200は、図11に示す車両100及び路側機200の構成を有してよい。
S600として、車両100Aの制御装置114は、車両100Aの状態が右折中又は左折中のいずれであるかを判定する。
「右折中」の状態は、右折開始のタイミングから右折終了のタイミングまでの期間であってよい。右折開始のタイミングは、右折のウインカー操作がオンになったタイミング、ハンドルが右に回転操作されたタイミング、又は、ナビゲーション装置において右折の案内が開始されたタイミングであってよい。右折終了のタイミングは、右折のウインカー操作がオフになったタイミング、右回転されたハンドルが元の位置に戻されたタイミング、又は、ナビゲーション装置において右折の案内が終了されたタイミングであってよい。
「左折中」の状態は、左折開始のタイミングから左折終了のタイミングまでの期間であってよい。左折開始のタイミングは、左折のウインカー操作がオンになったタイミング、ハンドルが左に回転操作されたタイミング、又は、ナビゲーション装置において左折の案内が開始されたタイミングであってよい。左折終了のタイミングは、左折のウインカー操作がオフになったタイミング、左回転されたハンドルが元の位置に戻されたタイミング、又は、ナビゲーション装置において左折の案内が終了されたタイミングであってよい。
なお、S600の判定において、車両100Aの状態が右折中及び左折中の何れでもない場合、制御装置114は、S600の判定処理を繰り返してよい。
まず、S600において「右折中」と判定された場合について説明する。
S601として、車両100Aの無線通信部111は、各路側機200からブロードキャストにてV2I通信として送信されている撮像位置情報及び撮像方向情報(つまりV2I情報)を受信する。
S602として、車両100Aの制御装置114は、S601にて受信した撮像方向情報の中に、車両100Aの進行方向と同じ方向を示す撮像方向情報を送信している路側機200が存在するか否かを判定する。なお、車両100Aの進行方向と撮像方向情報とが同じ方向とは、完全に同じである必要はなく、所定の角度範囲内において同じであればよい。
車両100Aの制御装置114は、S602において車両100Aの進行方向と同じ方向を示す撮像方向情報を送信している路側機200が存在しないと判定した場合(S602:NO)、処理をS600に戻す。
車両100Aの制御装置114は、S602において車両100Aの進行方向と同じ方向を示す撮像方向情報を送信している路側機200A(図15参照)が存在すると判定した場合(S602:YES)、処理をS603に進める。
S603として、車両100Aの無線通信部111は、車両100Aの進行方向と同じ方向を示す撮像方向情報を送信している路側機200Aから、V2I通信として送信されている撮像画像(つまりV2I情報)を受信する。
S604として、車両100Aの表示部113は、S603にて受信した撮像画像を表示する。これにより、交差点に設定される各路側機200(撮像部201)から送信されている撮像画像の中から、右折中の車両100Aの運転者から見た死角領域105Aの状況を示す撮像画像が、自動的に選択され、表示部113に表示される。よって、運転者は、表示された撮像画像から死角領域105Aの状況を認識でき、安全に右折を行うことができる。
S605として、車両100Aの制御装置114は、S603にて受信した死角領域105Aの撮像画像に対して、移動体を検出するための解析を行う。当該移動体の例として、自動車(例えば対向車100D(図15参照))、歩行者400A(図15参照)、自転車、バイクなどが挙げられる。
S606として、車両100Aの制御装置114は、S605における移動体の検出結果に基づいて、車両100Aが安全に右折可能であるか否かを分析する右折可否分析処理を実行する。例えば、車両100Aの制御装置114は、右折可否分析処理として、交通法規上の優先順位(例えば右折の車両100Aよりも直進の対向車100Dの方が優先順位は上である)、S605において移動体が検出されたか否か、検出した移動体(例えば対向車100D)の推定速度、検出した移動体(例えば対向車100D)と車両100Aとの間の推定距離などに基づいて、車両100Aが安全に右折可能であるか否かを分析する。
S607として、車両100Aの制御装置114は、S606の分析結果に基づいて、安全に右折可能であるか否かを判定する。例えば、制御装置114は、移動体が検出されない場合、又は、検出した移動体(例えば対向車100D)と車両100Aとの間の推定距離が所定の閾値以上である場合、安全に右折可能であると判定する。例えば、制御装置114は、検出した移動体(例えば対向車100D)と車両100Aとの間の推定距離が所定の閾値未満である場合、安全に右折可能でないと判定する。
S607にて安全に右折可能であると判定した場合(S607:YES)、車両100Aの制御装置114は、処理をS600に戻す。つまり、車両100Aは、右折の挙動を継続する。
S607にて安全に右折可能でないと判定した場合(S607:NO)、車両100Aの制御装置114は、S608として、車両100Aを減速又は停止させる。例えば、車両100Aの運転者がアクセルを踏んだとしても、制御装置114が、アクセル開度を大きくしないように制御したり、ブレーキをかけたりする。これにより、例えば、安全に右折可能でない場合に運転者が誤ってアクセルを踏んだとしても、車両100Aの進行が抑止され、右折時の事故(例えば対向車100Dとの衝突事故)の発生を抑止できる。そして、車両100Aの制御装置114は、処理をS605に戻す。
次に、S600において「左折中」と判定された場合について説明する。
S611として、車両100Aの無線通信部111は、各路側機200からブロードキャストにてV2I通信として送信されている撮像位置情報及び撮像方向情報(つまりV2I情報)を受信する。
S612として、車両100Aの制御装置114は、S611にて受信した撮像方向情報の中に、車両100Aの進行方向と反対方向を示す撮像方向情報を送信している路側機200が存在するか否かを判定する。なお、車両100Aの進行方向と撮像方向情報とが反対方向とは、完全に反対である必要はなく、所定の角度範囲内において反対であればよい。
車両100Aの制御装置114は、S612において車両100Aの進行方向と反対方向を示す撮像方向情報を送信している路側機200が存在しないと判定した場合(S612:NO)、処理をS600に戻す。
車両100Aの制御装置114は、S612において車両100Aの進行方向と反対方向を示す撮像方向情報を送信している路側機200B(図16参照)が存在すると判定した場合(S612:YES)、処理をS613に進める。
S613として、車両100Aの無線通信部111は、車両100Aの進行方向と逆方向を示す撮像方向情報を送信している路側機200Bから、V2I通信として送信されている撮像画像(つまりV2I情報)を受信する。
S614として、車両100Aの表示部113は、S613にて受信した撮像画像を表示する。これにより、交差点に設定される各路側機200(撮像部201)から送信されている撮像画像の中から、左折中の車両100Aの運転者から見た死角領域105Bの状況を示す撮像画像が、自動的に選択され、表示部113に表示される。よって、運転者は、表示された撮像画像から死角領域105Bの状況を認識でき、左折を安全に行うことができる。
S615として、車両100Aの制御装置114は、S613にて受信した死角領域105Bの撮像画像に対して、移動体を検出するための解析を行う。当該移動体の例として、自動車、歩行者400B(図16参照)、自転車401(図16参照)、バイクなどが挙げられる。
S616として、車両100Aの制御装置114は、S615における移動体の検出結果に基づいて、車両100Aが安全に左折可能であるか否かを分析する左折可否分析処理を実行する。例えば、車両100Aの制御装置114は、左折可否分析処理として、交通法規上の優先順位、S615において移動体が検出されたか否か、検出した移動体(例えば車両100Aの左後方の自転車401)の推定速度、検出した移動体(例えば車両100Aの左後方の自転車401)と車両100Aとの間の推定距離などに基づいて、車両100Aが安全に左折可能であるか否かを分析する。
S617として、車両100Aの制御装置114は、S616の分析結果に基づいて、が安全に左折可能であるか否かを判定する。例えば、制御装置114は、移動体が検出されない場合、又は、検出した移動体(例えば左後方の自転車401)と車両100Aとの間の推定距離が所定の閾値以上である場合、安全に左折可能であると判定する。例えば、制御装置114は、検出した移動体(例えば左後方の自転車401)と車両100Aとの間の推定距離が所定の閾値未満である場合、安全に左折可能でないと判定する。
S617にて安全に左折可能であると判定した場合(S617:YES)、車両100Aの制御装置114は、処理をS600に戻す。つまり、車両100Aは、左折の挙動を継続する。
S617にて安全に左折可能でないと判定した場合(S617:NO)、車両100Aの制御装置114は、S618として、車両100Aを減速又は停止させる。例えば、車両100Aの運転者がアクセルを踏んだとしても、制御装置114が、アクセル開度を大きくしないように制御したり、ブレーキをかけたりする。これにより、例えば、安全に左折可能でない場合に運転者が誤ってアクセルを踏んだとしても、車両100Aの進行が抑止され、左折時の事故(例えば自転車401の巻き込み事故)の発生を抑止できる。そして、制御装置114は、処理をS605に戻す。
<表示例>
図18は、実施の形態3に係る車両100Aの右折時に表示部113が表示する撮像画像の一例を示す模式図である。図19は、実施の形態3に係る車両100Aの左折時に表示部113が表示する撮像画像の一例を示す模式図である。
右折中の車両100Aの制御装置114は、図17に示すS604の処理において、図18に示すように、撮像画像310を表示部113に表示してよい。なお、図18には、交差点を上から俯瞰したような撮像画像310を一例として示しているが、撮像画像310は、これに限られない。例えば、撮像画像310は、信号機300A(図15参照)の位置に相当する上方の位置から、信号機300Aに対向する方向を見下ろすような(例えば斜め下方を見るような)画像であってよい。
また、制御装置114は、死角領域105Aに対向車100D又は歩行者400A等の移動体が存在する場合、警告画像501を表示部113及び/又はHUD(Head-Up Display)に表示してよい。また、制御装置114は、移動体(例えば対向車100D又は歩行者400A)の移動方向を示す矢印502を表示部113及び/又はHUDに表示してよい。また、制御装置114は、車両100Aの右折を案内する矢印503Aを表示部113及び/又はHUDに表示してよい。
左折中の車両100Aの制御装置114は、図17に示すS614の処理において、図19に示すように、撮像画像310を表示部113に表示してよい。なお、図19には、交差点を上から俯瞰したような撮像画像310を一例として示しているが、撮像画像310は、これに限られない。例えば、撮像画像310は、信号機300B(図16参照)の位置に相当する上方の位置から、信号機300Bに対向する方向を見下ろすような(例えば斜め下方を見るような)画像であってよい。
また、制御装置114は、死角領域105Bに自転車401等の移動体が存在する場合、警告画像501を表示部113及び/又はHUDに表示してよい。また、制御装置114は、移動体(例えば自転車401)の移動方向を示す矢印502を表示部113及び/又はHUDに表示してよい。また、制御装置114は、車両100Aの左折を案内する矢印503Bを表示部113及び/又はHUDに表示してよい。
制御装置114は、危険度に応じた警告画像501を表示してよい。例えば、制御装置114は、移動体ごとに危険度を算出し、危険度が所定の閾値以上の移動体について警告画像501を表示し、危険度が所定の閾値未満の移動体について警告画像501を表示しなくてもよい。危険度は、移動体の移動方向及び速度、並びに、車両100Aと移動体との距離などに基づいて、算出されてよい。
例えば、制御装置114は、右折可否分析処理(S606)において、車両100Aと移動体との距離、移動体の移動方向及び速度などを計算した結果、車両100Aがこれから進む経路上に、現在の死角領域105Aに存在する移動体が到来すると予測した場合、車両100Aに近い移動体から順に、かつ、先に車両100Aと衝突する可能性のある順に、警告画像501を表示する。なお、先に車両100Aと衝突する可能性のある移動体の順は、車両100Aとの距離が多少遠い移動体であっても、その移動体の速度が速い場合、その移動体の優先順位が高くなってよい。
例えば、制御装置114は、危険度が高い警告画像501ほど(例えば車両100Aとの距離が近い移動体の警告画像501ほど)、点滅の頻度を高くしてもよい。
例えば、制御装置114は、移動体の危険度又は移動体との距離に応じて、警告画像501の表示の大きさを変化させてもよい。例えば、制御装置114は、車両100Aに近い移動体、車両100Aから多少遠くても速度の速い移動体、衝突の可能性がある移動体、あるいは、危険度が高い移動体ほど、移動体の種類(例えば車両、歩行者、自転車又は歩行者)を示すアイコン(400A、401等)及び/又は警告画像501を大きく表示する。
例えば、制御装置114は、移動体の種類に応じて、互いに異なる色で警告画像501を表示してよい。例えば、制御装置114は、移動体の種類が、車両、歩行者、自転車又はバイクの何れであるかによって、互いに異なる色の警告画像501を表示してもよい。
例えば、制御装置114は、警告画像501を矢印として表示する場合、危険度に応じて、当該矢印の警告画像501の大きさ、色、長さなどを変化させてよい。例えば、矢印の警告画像501も、上述した警告画像501又は移動体の種類を示すアイコンの場合と同様に、車両100Aとの距離が近いほど、又は危険度が高いほど、大きく、長く、かつ鮮明に表示してよい。
このように、危険度に応じて警告画像501の表示態様を変化させることにより、運転者が、危険度の大きい警告画像501を見逃してしまうことを低減できる。また、運転者は、警告画像501の表示態様の違いによって、危険度の大きさを認識することができる。よって、運転の安全性が向上する。
(実施の形態3に係る付記)
実施の形態3は、以下の付記のように表現できる。
<付記1>
少なくとも第1車輪102a及び第2車輪102bと、第1車輪102a及び第2車輪102に連結された車体101と、路側機200に設置された撮像部201の撮像方向と、撮像部201が撮像した画像とを受信するように設定された無線通信部111と、表示部113と、操作部112と、を備えた車両100Aであって、表示部113は、操作部112が右折の操作を受けた場合、車両100Aの進行方向と同じ撮像方向の撮像部201(路側機200A)が撮像した画像を表示し、操作部112が左折の操作を受けた場合、車両100Aの進行方向と反対の撮像方向の撮像部201(路側機200B)が撮像した画像を表示する。
これにより、車両100Aは、右折の場合、運転者にとって右折の際に死角となる領域を撮像した画像を表示し、左折の場合、運転者にとって左折の際に死角なる領域を撮像した画像を表示することができる。よって、車両100Aの運転者は、表示された画像を確認し、より安全に右折及び左折を行うことができる。
<付記2>
付記1に記載の車両100Aは、操作部112が右折の操作を受けた場合、車両100Aの進行方向と同じ撮像方向の撮像部201が撮像した画像の解析結果に基づいて、安全な右折が可能であるか否かを判定し、操作部112が左折の操作を受けた場合、車両100Aの進行方向と反対の撮像方向の撮像部201が撮像した画像の解析結果に基づいて、安全な左折が可能であるか否かを判定してよい。
これにより、車両100Aは、右折の場合、右折の際に死角となる領域を撮像した画像に基づいて、右折の安全性を判定し、左折の場合、左折の際に死角となる領域を撮像した画像に基づいて、左折の安全性を判定することができる。よって、車両100Aは、右折及び左折のそれぞれの場面で、より適切に安全性を判定することができる。
<付記3>
付記2に記載の車両100Aは、上記判定において安全な右折又は左折が可能でないと判定した場合、減速又は停止してよい。
これにより、安全に右折又は左折できない場合に運転者が誤ってアクセルを踏んだとしても、車両100Aの進行が抑止される。よって、事故の発生を抑止できる。
<付記4>
付記2又は3に記載の車両100Aにおいて、上記判定において安全な右折又は左折が可能でないと判定した場合、表示部113は、警告画像501を表示してよい。
これにより、安全に右折又は左折できない場合に警告画像501が表示されるので、運転者は、表示された警告画像501を確認し、より安全に右折又は左折を行うことができる。
<付記5>
付記4に記載の車両100Aにおいて、表示部113は、右折又は前記左折の危険度に応じて、警告画像501の表示態様を変えてよい。
これにより、運転者が、危険度の大きい警告画像501を見逃してしまうことを低減できる。
上述した付記1~5は、車両100Aを主体として説明したが、上述した付記1~5は、車両100Aが備える制御装置114又は車両100Aで利用可能な車両制御方法を主体として読み替えることもできる。
以上、添付図面を参照しながら実施の形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例、修正例、置換例、付加例、削除例、均等例に想到し得ることは明らかであり、それらについても本開示の技術的範囲に属すると了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
本開示の技術は、車両の運転支援に有用である。
1、100、100A、100B、100C 車両
100D 対向車
2a、102a 第1車輪
2b、102b 第2車輪
11 カメラ装置
12 レーダ装置
13 測位装置
14 高精度地図DB
15 環境認識装置
20 制御装置
21 第1無線通信回路
22 第1アンテナ
23 第2無線通信回路
24 第2アンテナ
27 車内表示回路
28 車外表示回路
29 エンジン制御装置
30 ブレーキ制御装置
31 EPS制御装置
40 開閉部
41 ロック回路
51 第1無線通信端末
52 第2無線通信端末
53 表示回路
101 車体
105、105A、105B 死角領域
111 無線通信部
112 操作部
113 表示部
114 制御装置
115 記憶部
116 制御部
117 アンテナ
200、200A、200B、200C、200D 路側機
201 撮像部
202 記憶部
203 制御部
204 通信部
205 アンテナ
300A、300B、300C、300D 信号機
310 撮像画像
311 注意を促す画像
312 右折を案内する矢印
313 注意を促す画像
400A、400B 歩行者
401 自転車
501 警告画像
502 移動体の移動方向を示す矢印
503A 右折を案内する矢印
503B 左折を案内する矢印

Claims (15)

  1. 少なくとも第1車輪及び第2車輪と、
    前記第1車輪及び前記第2車輪に連結された車体と、
    路側機に設置された撮像部の撮像方向と、前記撮像部が撮像した画像とを受信するように設定された無線通信部と、
    表示部と、
    操作部と、を備えた車両であって、
    前記表示部は、
    前記操作部が右折の操作を受けた場合、前記車両の進行方向と同じ前記撮像方向の前記撮像部が撮像した前記画像を表示し、
    前記操作部が左折の操作を受けた場合、前記車両の進行方向と反対の前記撮像方向の前記撮像部が撮像した前記画像を表示する、
    車両。
  2. 請求項1に記載の車両であって、
    前記操作部が右折の操作を受けた場合、前記車両の進行方向と同じ前記撮像方向の前記撮像部が撮像した前記画像の解析結果に基づいて、安全な右折が可能であるか否かを判定し、
    前記操作部が左折の操作を受けた場合、前記車両の進行方向と反対の前記撮像方向の前記撮像部が撮像した前記画像の解析結果に基づいて、安全な左折が可能であるか否かを判定する、
    車両。
  3. 請求項2に記載の車両であって、
    前記判定において安全な右折又は左折が可能でないと判定した場合、減速又は停止する、
    車両。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の車両であって、
    前記判定において安全な右折又は左折が可能でないと判定した場合、前記表示部は、警告画像を表示する、
    車両。
  5. 請求項4に記載の車両であって、
    前記表示部は、前記右折又は前記左折の危険度に応じて、前記警告画像の表示態様を変える、
    車両。
  6. 少なくとも第1車輪及び第2車輪と、
    前記第1車輪及び前記第2車輪に連結された車体と、
    路側機に設置された撮像部の撮像方向と、前記撮像部が撮像した画像とを受信するように設定された無線通信部と、
    表示部と、
    操作部と、を備えた車両を制御可能な制御装置であって、
    前記表示部に、
    前記操作部が右折の操作を受けた場合、前記車両の進行方向と同じ前記撮像方向の前記撮像部が撮像した前記画像を表示し、
    前記操作部が左折の操作を受けた場合、前記車両の進行方向と反対の前記撮像方向の前記撮像部が撮像した前記画像を表示する、
    制御装置。
  7. 請求項6に記載の制御装置であって、
    前記操作部が右折の操作を受けた場合、前記車両の進行方向と同じ前記撮像方向の前記撮像部が撮像した前記画像の解析結果に基づいて、安全な右折が可能であるか否かを判定し、
    前記操作部が左折の操作を受けた場合、前記車両の進行方向と反対の前記撮像方向の前記撮像部が撮像した前記画像の解析結果に基づいて、安全な左折が可能であるか否かを判定する、
    制御装置。
  8. 請求項7に記載の制御装置であって、
    前記判定において安全な右折又は左折が可能でないと判定した場合、前記車両を減速又は停止させる、
    制御装置。
  9. 請求項7又は請求項8に記載の制御装置であって、
    前記判定において安全な右折又は左折が可能でないと判定した場合、前記表示部に警告画像を表示する、
    制御装置。
  10. 請求項9に記載の制御装置であって、
    前記右折又は前記左折の危険度に応じて、前記警告画像の表示態様を変える、
    制御装置。
  11. 少なくとも第1車輪及び第2車輪と、
    前記第1車輪及び前記第2車輪に連結された車体と、
    路側機に設置された撮像部の撮像方向と、前記撮像部が撮像した画像とを受信するように設定された無線通信部と、
    表示部と、
    操作部と、を備えた車両で利用可能な車両制御方法であって、
    前記表示部に、
    前記操作部が右折の操作を受けた場合、前記車両の進行方向と同じ前記撮像方向の前記撮像部が撮像した前記画像を表示し、
    前記操作部が左折の操作を受けた場合、前記車両の進行方向と反対の前記撮像方向の前記撮像部が撮像した前記画像を表示する、
    車両制御方法。
  12. 請求項11に記載の車両制御方法であって、
    前記操作部が右折の操作を受けた場合、前記車両の進行方向と同じ前記撮像方向の前記撮像部が撮像した前記画像の解析結果に基づいて、安全な右折が可能であるか否かを判定し、
    前記操作部が左折の操作を受けた場合、前記車両の進行方向と反対の前記撮像方向の前記撮像部が撮像した前記画像の解析結果に基づいて、安全な左折が可能であるか否かを判定する、
    車両制御方法。
  13. 請求項12に記載の車両制御方法であって、
    前記判定において安全な右折又は左折が可能でないと判定した場合、前記車両を減速又は停止させる、
    車両制御方法。
  14. 請求項12又は請求項13に記載の車両制御方法であって、
    前記判定において安全な右折又は左折が可能でないと判定した場合、前記表示部に警告画像を表示する、
    車両制御方法。
  15. 請求項14に記載の車両制御方法であって、
    前記右折又は前記左折の危険度に応じて、前記警告画像の表示態様を変える、
    車両制御方法。
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