JP2023070470A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エネルギーの管理を行う管理システムにおける運用設定に関する利便性を向上することができる技術を提供する。【解決手段】例示的な表示装置は、エネルギーの管理を行う管理システムが有する表示装置であって、前記管理システムは、複数の設定パターンを有し、前記複数の設定パターンをパターン毎に切り替えて表示可能とする設定画面を表示する。【選択図】図5

Description

本発明は、表示装置に関する。
従来、電気エネルギーおよび熱エネルギーを融通し合う電気・熱エネルギーネットワークが知られる(例えば特許文献1参照)。電気・熱エネルギーネットワークは、例えば、コージェネレーションシステムと、再生可能エネルギー源と、電気貯蓄部と、熱貯蓄部と、電力供給網と、熱エネルギー供給システムと、電気負荷と、熱負荷とを接続する。電気・熱エネルギーネットワークのエネルギー管理の最適化は、制御装置(コンピュータ)によって行われる。
特許第6423967号公報
電気・熱エネルギーネットワークのエネルギー管理を行う制御装置は、マンマシンインターフェースとして、入力装置および表示装置を備える。表示装置は、各種の入力画面等を表示する。ところで、制御装置を用いて顧客の要望に応じた最適な運転制御を行うには、エネルギー料金の設定や、時間別の負荷情報に関する設定等の運用設定が必要となる。運用設定が適切に行われないと、最適な運転制御が出来ない可能性がある。また、運用設定を簡単に行うことができると便利である。
本発明は、エネルギーの管理を行う管理システムにおける運用設定に関する利便性を向上することができる技術を提供することを目的とする。
本発明の例示的な表示装置は、エネルギーの管理を行う管理システムが有する表示装置であって、前記管理システムは、複数の設定パターンを有し、前記複数の設定パターンをパターン毎に切り替えて表示可能とする設定画面を表示する。
例示的な本発明によれば、エネルギーの管理を行う管理システムにおける運用設定に関する利便性を向上することができる。
管理システムのイメージ図 システムコントローラの構成を示すブロック図 表示装置の画面にログイン画面が表示された状態を示す模式図 表示装置の画面にホーム画面が表示された状態を示す模式図 表示装置の画面に運用設定画面が表示された状態を示す模式図 負荷設定の画面で一括ボタンが選択された場合の画面例を示す模式図 表示装置の画面に料金設定の画面が表示された状態を示す模式図 料金設定の画面で期間設定ボタンが選択された場合の画面例を示す模式図 表示装置の画面にカレンダー画面が表示された状態を示す模式図 カレンダー画面を用いて各日にちに対していずれかの設定パターンを設定する手順を説明するための図 カレンダー画面を用いて各日にちに対していずれかの設定パターンを設定する手順を説明するための図 変形例の負荷設定の画面を示す模式図 変形例の表示装置の画面に推定理由表示画面が表示された状態を示す模式図 他の変形例のカレンダー画面を示す模式図
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
<1.管理システム>
図1は、本発明の実施形態に係る管理システム100のイメージ図である。管理システム100は、エネルギーの管理を行う。すなわち、管理システム100はエネルギー管理システムである。詳細には、管理システム100は、電気エネルギーおよび熱エネルギーの管理を行う。管理システム100は、例えば、居住施設、産業施設、又は、居住施設および産業施設に適用される。
図1に示すように、管理システム100は、システムコントローラ1を含む。管理システム100は、システムコントローラ1を中心として電気エネルギーおよび熱エネルギーの管理を行う。管理システム100は、電力を供給可能に設けられる設備(電気関連設備)と、温熱および冷熱のうちの少なくとも一方を供給可能に設けられる設備(熱関連設備)とを含んで構成される。これらの設備は、システムコントローラ1によって制御される。
なお、温熱とは、熱のうち温かい熱であり、冷熱とは、熱のうち冷たい熱である。すなわち、熱を温かい熱と冷たい熱とに区別した場合における、温かい熱が温熱であり、冷たい熱が冷熱である。例えば、温熱とは、室内の温度と比較して高い温度の空気であり、冷熱とは、室内の温度と比較して低い温度の空気である。また、図1に示す設備は単なる例示であり、図1に示す設備のいずれかが欠けた構成に変更したり、図1に示されない設備が追加された構成に変更したりしてよい。
図1に示す例では、管理システム100は、上述の電気関連設備として、再生可能エネルギー発電装置2と、蓄電池3とを含む。再生可能エネルギー発電装置2および蓄電池3は、システムコントローラ1の管理下で動作を行う。
再生可能エネルギー発電装置2は、例えば太陽光、風力、水力、又は、地熱等の再生エネルギーを用いて発電する装置である。再生可能エネルギー発電装置2は、例えば太陽光発電装置又は風力発電装置であってよい。再生可能エネルギー発電装置2は、発電により得られた電力を管理システム100が有する電力供給ラインに供給可能となっている。蓄電池3は、例えば再生可能エネルギー発電装置2等の発電設備で発電された電力を蓄電すると共に、蓄えた電力を必要に応じて放電する。すなわち、蓄電池3は、管理システム100が有する電力供給ラインに電力を供給可能となっている。蓄電池3は、例えばリチウムイオン電池であってよい。
なお、管理システム100は、電力系統10に接続されている。電力系統10は、大規模な商用電力系統であり、管理システム100が有する受電設備に電力を供給する。管理システム100は、電力系統10から電気を購入して電力の供給を受けることができる。システムコントローラ1は、電力系統10から電力の供給を受けるか否かを制御可能に設けられる。システムコントローラ1は、電力系統10に対して電力を供給するか否かを制御可能に設けられてもよい。
図1に示す例では、管理システム100は、上述の熱関連設備として、ボイラー4と、ヒートポンプ5と、貯湯槽6とを含む。ボイラー4、ヒートポンプ5、および、貯湯槽6は、システムコントローラ1の管理下で動作を行う。
ボイラー4は、ガス等の燃料の燃焼により得られた水蒸気または温水の熱エネルギーを、管理システム100が有する熱供給ラインに供給可能となっている。ヒートポンプ5は、ガス燃料等を燃料とするエンジンを作動させて、冷媒を圧縮する圧縮部を駆動し、冷媒の凝縮熱または蒸発熱によって温調を行う。ここで、温調とは、例えば、ヒートポンプ5を空調機に適用する場合には室内等の空気の温度調節であり、ヒートポンプ5をチラーに適用する場合にはチラー用の循環液の温度調節である。循環液は、代表的には水を例示できる。ヒートポンプ5は、温調対象を冷却する冷却運転と、温調対象を加熱する加熱運転とを実行可能である。すなわち、ヒートポンプ5は、温熱および冷熱を切り替えて、管理システム100が有する熱供給ラインに供給可能となっている。貯湯槽6は、ボイラー4等に接続されて槽内の水媒体を高温のお湯に熱交換して温熱を蓄熱可能である。貯湯槽6に蓄熱された熱は、管理システム100が有する熱供給ラインに供給可能である。
図1に示す例では、管理システム100は、上述の電気関連設備および熱関連設備に兼用される設備として、コージェネレーションシステム7を含む。コージェネレーションシステム7は、システムコントローラ1の管理下で動作を行う。コージェネレーションシステム7は、ガス燃料等の燃料によりエンジンを駆動し、エンジンの駆動により動作を行う発電機を用いて発電を行う。発電機で発電した電力は、管理システム100が有する電力供給ラインに供給可能となっている。また、コージェネレーションシステム7は、エンジンで発生した熱(排熱)を利用する排熱回収ボイラーで得られた水蒸気または温水の熱エネルギーを、管理システム100が有する熱供給ラインに供給可能となっている。
管理システム100に含まれる電力負荷に対して、再生可能エネルギー発電装置2、蓄電池3、電力系統10、或いは、コージェネレーションシステム7から電力が供給される。電力負荷は、例えば、電灯、各種の電気機器が挙げられる。また、管理システム100に含まれる熱負荷に対して、ボイラー4、ヒートポンプ5、貯湯槽6、或いは、コージェネレーションシステム7から温熱或いは冷熱が供給される。熱負荷は、例えば、冷房装置、暖房装置、冷蔵庫、冷凍庫、貯湯槽等である。
<2.システムコントローラ>
図2は、本発明の実施形態に係るシステムコントローラ1の構成を示すブロック図である。図2に示すように、システムコントローラ1は、制御装置11と、入力装置12と、表示装置13とを有する。すなわち、管理システム100は表示装置13を有する。管理システム100は、制御装置11と入力装置12とをさらに有する。
制御装置11は、管理システム100の全体を制御する。制御装置11は、CPU等の演算用の集積回路、RAM(Random Access Memory)、および、ROM(Read Only Memory)等を含んで構成される。制御装置11は、CPU等の演算用の集積回路がROM等のメモリに記憶されるコンピュータプログラムに従った演算処理を実行することにより、各種の機能を発揮する。
入力装置12は、制御装置11への指令の入力を可能に設けられる。入力装置12は、例えば、タッチパネル、キーボード、マウス、タッチパッド、ボタン、回転つまみ等の少なくともいずれか1つを含んで構成される。例えば入力装置12がタッチパネルである場合、入力装置12と表示装置13とは一体型の装置であってよい。また、当該一体型の装置に、制御装置11が含まれてもよい。
表示装置13は、制御装置11の制御の下、管理システム100に関わる各種の情報を表示する画面や、制御装置11に指令を行うための入力画面等を表示する。表示装置13は、例えば、液晶パネルや有機ELパネル等を用いて構成される。表示装置13は、タッチパネルを含んで構成されてよく、この場合は、上述のように、表示装置13が入力装置12として兼用される。
<3.表示装置の画面表示>
次に、表示装置13の画面の表示について詳細に説明する。
(3-1.画面表示の概要)
図3は、表示装置13の画面130にログイン画面131が表示された状態を示す模式図である。管理システム100にアクセスしようとする者(ユーザ)は、最初にログイン画面131で所定の情報を入力することを要求される。すなわち、管理システム100に関わる各種の情報を表示する画面、および、制御装置11に指令を入力するための入力画面等は、ログイン画面131においてユーザが必要な情報を入力しないと見ることができない。
本実施形態では、図3に示すように、ログイン画面131は、ログイン情報入力領域1311を有する。ログイン情報入力領域1311は、ユーザ名を入力するユーザ名入力領域1311aと、予めユーザ名に紐づけられたパスワードを入力するパスワード入力領域1311bと、ログインボタン1311cとを有する。すなわち、ログイン画面131においては、ユーザ名の入力と、パスワードの入力とが要求される。
ユーザ名およびパスワードの入力は、例えば、キーボードまたはタッチパネル等を利用して行われる。入力にタッチパネルやマウスが利用される構成では、ログイン画面131内に現れるソフトキーボード(仮想のキーボード)を用いて入力が行われる構成であってよい。ソフトキーボードは、例えば、ユーザがユーザ名入力領域1311aまたはパスワード入力領域1311bをタッチやクリックした場合に、ログイン画面131内に現れる構成であってよい。同様のソフトキーボードが、ログイン画面131以外の他の種類の画面における文字および数字の入力に利用されてもよい。
なお、本実施形態では、ログイン画面131は、上端部に画面130の左右方向に延びるヘッダ領域200を有する。また、ログイン画面131は、下端部に画面130の左右方向に延びるフッタ領域300を有する。ヘッダ領域200およびフッタ領域300は、ログイン画面131以外の他の種類の画面にも適宜表示される。ヘッダ領域200には、例えば、会社のロゴ、画面表示に関するメニュー等が表示される。フッタ領域300には、例えば、時刻、ログインが許可されたユーザ名等が表示される。
ユーザ名とパスワードとが入力された後に、ログインボタン1311cがタッチ等により操作されると、ホーム画面132が表示される。なお、ユーザ名とパスワードとのうちの少なくともいずれか一方が不適切である場合、エラー表示がログイン画面131に表示され、ホーム画面132は表示されない。
図4は、表示装置13の画面130にホーム画面132が表示された状態を示す模式図である。本実施形態では、ホーム画面132は、管理システム100における電気エネルギーおよび熱エネルギーの需要と供給とを一目で把握できるように工夫された画面である。図4に示す例では、ホーム画面132はヘッダ領域200を有する。ヘッダ領域200は、選択可能な画面表示の種類を示すメニュー領域400を含む。本実施形態では、メニュー領域400には、ホームボタン401と、状態監視ボタン402と、グラフボタン403と、機器管理ボタン404と、運用設定ボタン405とが含まれる。各ボタン401~405の操作には、例えばタッチパネル、マウス、または、キーボード等が利用されてよい。
図4に示す例では、ホーム画面132が選択された状態であるために、当該選択された状態であることを示す選択表示が施されている。詳細には、選択表示として、ホームボタン401を囲う枠が表示されている。ただし、選択表示は、ボタンを囲む枠に限らず、ボタンの色を他のボタンと異なる色とする構成や、ボタンに他のボタンと異なるハッチングを施す構成等、他の構成とされてよい。
状態監視ボタン402が選択されると、状態監視画面が表示される。状態監視画面は、管理システム100に含まれる各機器の稼働状況の詳細を表示する。各機器には、熱機器および電気機器が含まれる。熱機器は、例えば、上述の熱関連設備(電気関連設備と兼用される設備を含む)と熱負荷(空調機器や足湯設備等)とを含む。電気機器は、例えば、上述の電気関連設備(熱関連設備と兼用される設備を含む)と電力負荷とを含む。
グラフボタン403が選択されると、グラフ画面が表示される。グラフ画面は、例えば、一日分の時間毎の熱負荷や電力負荷の大きさの推移と、負荷に対する各機器の出力の内訳を示したグラフ等を表示する。
機器管理ボタン404が選択されると、機器管理画面が表示される。機器管理画面は、各機器の入出力情報を含む機器管理情報を表示する。
運用設定ボタン405が選択されると、運用設定画面が表示される。運用設定画面は、管理システム100の運用に関わる情報を入力する入力画面を含む。運用に関わる情報は、管理システム100の制御方式に関する情報を含む。本実施形態では、運用設定画面において、最適化制御とデマンド制御との有効と無効とを選択することができる構成となっている。
最適化制御は、管理システム100を利用するユーザ(代表例は顧客)によって選択される最適化ターゲットに応じて制御を行う制御方式である。最適化ターゲットとしては、例えば、ユーザが負担する各種の料金の低減を優先するコスト優先、機器運用で生じる二酸化炭素排出量の低減を優先する二酸化炭素排出量優先、機器運用に必要な一次エネルギーの消費量の低減を優先する1次エネルギー消費量優先などが挙げられる。本実施形態では、この3つの最適化ターゲットの中からいずれか1つをユーザが選択可能となっている。ユーザがコスト優先を選択すると、最適化制御が有効に設定されていることを前提として、コストの低減を優先した運転制御が行われることになる。ユーザが二酸化炭素排出量優先を選択すると、最適化制御が有効に設定されていることを前提として、二酸化炭素排出量の低減を優先した運転制御が行われることになる。ユーザが1次エネルギー消費量優先を選択すると、最適化制御が有効に設定されていることを前提として、1次エネルギーの消費量の低減を優先した運転制御が行われることになる。
デマンド制御は、電力系統10から受電する電力が目標デマンド値を超えないように管理システム100に含まれる機器を制御する制御方式である。目標デマンド値は、契約電力以下に設定される。最適化制御およびデマンド制御が有効に設定されている場合、原則として、管理システム100は、最適化制御で運転を行い、受電電力が目標デマンド値に近づくと、デマンド制御に切り替える。
以上説明からわかるように、表示装置13は、管理システム100で管理する情報を複数種類の画面に切り替えて表示可能である。図4に示す例では、少なくとも、ホーム画面、状態監視画面、グラフ画面、機器管理画面、および、運用設定画面の5種類の画面に切り替え可能である。ただし、これらの画面表示は例示にすぎず、表示装置13により表示可能な画面の種類は適宜変更されてよい。
なお、図4に示す例では、メニュー領域400には、送りボタン406が含まれる。送りボタン406をタッチ等により操作すると、メニュー領域400に表示される画面種類選択用のボタンの種類が切り替わる。すなわち、図4に示す例では、ホーム画面、状態監視画面、グラフ画面、機器管理画面、および、運用設定画面の5種類以外の画面を表示させることができる。上述の5種類以外の画面の例として、ユーザの情報を入力するユーザ管理画面や、画面に関わる条件の設定を行う画面設定画面等が挙げられる。
また、図4に示す例では、ホーム画面132はフッタ領域300を有する。フッタ領域300は、ユーザ名を示すアイコン領域301と、日付および時刻を含む時間情報領域302とを含む。本実施形態では、アイコン領域301がタッチ等により操作されると、ログアウトを行うことができる。好ましい構成として、アイコン領域301が操作されると、ログアウトを実行してよいか否かを確認する確認画面が画面にポップアップ表示され、当該確認画面でログアウトを許可するとログアウトが実行される。
本実施形態では、好ましい形態として、ホーム画面132等のメニュー領域400により選択可能な各種の画面は、管理システム100の制御状態を示す制御状態表示エリア500をさらに含む。このような構成とすることで、ユーザは、各種の情報を把握することができる画面で、管理システム100の制御状態の情報も同時に得ることができる。すなわち、ユーザの利便性を向上することができる。
なお、実施形態では、制御状態表示エリア500は、ヘッダ領域200に含まれる。詳細には、メニュー領域400の右隣りに配置される。ただし、制御状態表示エリア500の位置は適宜変更されてよい。図4に示す例では、制御状態表示エリア500には、「最適化」が表示されている。これは、管理システム100が上述の最適化制御で運転されていることを示す。制御状態表示エリア500には、この他、例えば、「デマンド制御」、「停止中」等が表示される。
(3-2.運用設定画面)
[3-2-1.運用設定画面の概要]
図5は、表示装置13の画面130に運用設定画面133が表示された状態を示す模式図である。運用設定画面133は、メニュー領域400に表示される運用設定ボタン405に対してタッチ等の操作を行うことにより選択することができる。
詳細には、運用設定画面133は、サブメニュー領域410を含む。運用設定画面133は、サブメニュー領域410に表示されるボタン411a、411b、411c、411d、411eの中から選択されたボタンに応じた内容を表示する。本実施形態では、運用設定画面133のサブメニュー領域410に表示されるボタンには、負荷ボタン411aと、料金ボタン411bと、カレンダーボタン411cと、運用計画ボタン411dと、デマンド制御ボタン411eとが含まれる。図5は、負荷ボタン411aが選択された場合の画面を示す。
なお、本実施形態では、運用設定画面133以外の他の画面(例えばホーム画面132等)が表示されている状態において、運用設定ボタン405が選択されると、サブメニュー領域410に表示される複数のボタン411a~411eのうちのいずれかである特定のボタンが自動的に選択され、選択されたボタンに対応する画面が表示される。いずれのボタンを特定のボタンとするかは適宜決められてよい。例えば、負荷ボタン411aが特定のボタンに指定されている場合には、運用設定ボタン405が選択されると、負荷ボタン411aが自動的に選択されて、負荷の設定に関する画面が表示される。
ところで、管理システム100におけるエネルギーの需要は毎日同じとは限らず、通常は変動する。一方で、毎日のエネルギーの需要は、日の種類が同じであれば同様となる傾向がある。このような点を踏まえて、本実施形態では、管理システム100の毎日の運用には、日の種類に応じて分類される複数の設定パターンのいずれかが用いられる構成としている。すなわち、管理システム100は、複数の設定パターンを有する。日の種類は、例えば一週間を構成する各曜日、休日、平日等である。そして、本実施形態では、表示装置13は、複数の設定パターンをパターン毎に切り替えて表示可能とする設定画面(運用設定画面)133を表示する構成となっている。
このように構成すると、管理システム100の毎日の運用の設定を、複数の設定パターンのいずれかから選択して決めることができるために、管理システム100の運用設定の負担を低減しつつ、管理システム100を適切に運用することができる。そして、複数の設定パターンのそれぞれを、別々の画面で表示させることができるために、設定パターン毎の情報の確認や入力を行い易くすることができる。
詳細には、図5に示すように、運用設定画面133は、サブメニュー領域410の下側にタブ領域420を有する。タブ領域420には、「月」、「火」、「水」、「木」、「金」、「土」、「日」、「休日」、「特別日(1)」、および、「特別日(2)」の10種類の設定パターンタブ421が表示される。「月」、「火」、「水」、「木」、「金」、「土」、および、「日」は、それぞれ曜日の種類である。例えば、「月」は月曜日のことである。
10種類の設定パターンタブ421のうち、月曜日のタブが選択されると、月曜日パターンが表示される。火曜日のタブが選択されると、火曜日パターンが表示される。水曜日のタブが選択されると、水曜日パターンが表示される。木曜日のタブが選択されると、木曜日パターンが表示される。金曜日のタブが選択されると、金曜日パターンが表示される。土曜日のタブが選択されると、土曜日パターンが表示される。日曜日のタブが選択されると、日曜日パターンが表示される。休日のタブが選択されると、休日パターンが表示される。特別日(1)のタブが選択されると、特別日(1)パターンが表示される。特別日(2)のタブが選択されると、特別日(2)パターンが表示される。なお、図5は、特別日(2)のタブが選択された場合の画面を示す。
すなわち、本実施形態では、管理システム100の毎日の運用には、月曜日パターン、火曜日パターン、水曜日パターン、木曜日パターン、金曜日パターン、土曜日パターン、日曜日パターン、休日パターン、特別日(1)パターン、および、特別日(2)パターンのうちのいずれかが適用される。
図5に示すように、運用設定画面133のサブメニュー領域410には、負荷ボタン411aおよび料金ボタン411bが表示される。このことからわかるように、本実施形態では、運用の設定は、負荷に関する設定である負荷設定と、料金に関する設定である料金設定とを含む。すなわち、設定パターンは、詳細には、負荷設定パターンと料金設定パターンとを含む。
なお、負荷は、電力負荷と熱負荷とのうち少なくとも一方を含む。また、熱負荷は、温熱負荷と冷熱負荷とのうち少なくとも一方を含む。本実施形態では、負荷は、電力負荷、温熱負荷、および、冷熱負荷を含む。
負荷ボタン411aがタッチ等によって操作されると、負荷設定の画面が表示される。図5に示す画面133は、負荷設定の画面である。すなわち、図5は、表示装置13の画面130に負荷設定の画面133が表示された状態を示す模式図とも表現できる。また、料金ボタン411bがタッチ等によって操作されると、料金設定の画面が表示される。すなわち、設定画面(運用設定画面)133は、負荷設定の画面と、料金設定の画面とを切り替えて表示可能である。
サブメニュー領域410のカレンダーボタン411cがタッチ等によって操作されると、カレンダー画面が表示される。カレンダー画面の詳細については後述する。また、運用計画ボタン411dがタッチ等によって操作されると、運用計画画面が表示される。運用計画画面は、上述した最適化制御およびデマンド制御の有効または無効の選択等を可能とする入力画面である。また、デマンド制御ボタン411eがタッチ等によって操作されると、デマンド制御画面が表示される。デマンド制御画面は、デマンド制御の詳細設定を可能とする入力画面である。
以上からわかるように、運用設定画面133は、詳細には、負荷設定の画面と、料金設定の画面と、カレンダー画面と、運用計画画面と、デマンド制御画面とを切り替えて表示可能である。以下、負荷設定の画面と、料金設定の画面と、カレンダー画面とについて、詳細に説明する。
[3-2-2.負荷設定の画面]
負荷設定の画面は、電力負荷、温熱負荷、および、冷熱負荷のうち少なくともいずれか1つの所定時間毎の設定値を表示する。なお、所定時間毎は、例えば1時間毎等である。負荷の設定値は、負荷の大きさの予測値である。
上述のように、図5に示す運用設定画面133は、負荷設定の画面を例示する。図5に示すように、本実施形態では、負荷設定の画面133は、電力負荷、温熱負荷、および、冷熱負荷について、1時間ごとの設定値を表示する。詳細には、負荷設定の画面は、負荷設定パターン毎に切り替えて、電力負荷、温熱負荷、および、冷熱負荷について、1時間ごとの設定値を表示する。なお、負荷設定パターンの切り替えは、上述のように設定パターンタブ421を用いて行われる。
図5に示す例では、特別日(2)のタブが選択されて、特別日(2)の、電力負荷、温熱負荷、および、冷熱負荷の1時間毎の設定値が示されている。各負荷設定パターンで画面の構成は同様である。このために、特別日(2)のタブが選択されている場合を代表例として説明する。
図5に示すように、負荷設定の画面133には、タブ領域420よりも下側にテーブル1331が表示される。テーブル1331の各セル1331a内に設定値が表示される。なお、テーブル1331のハッチングが施された数字は、24時制で表示された時刻である。例えば、ハッチングを施された数字の「15」は15時を意味する。電力負荷、温熱負荷、および、冷熱負荷のそれぞれについて、一日分(24時間分)の設定値が1時間毎に表示される。
図5に示す例では、テーブル1331の下にグラフ1332が表示される。グラフ1332の横軸は時間であり、左端が0時、右端が24時である。グラフ1332の縦軸はキロワット単位で表示される負荷の量である。グラフ1332は、テーブル1331で表示される設定値をグラフ化したものである。テーブル1331に加えてグラフ1332も表示されることで、各負荷の設定値の時間変化を把握し易くすることができる。
負荷設定の画面133は、負荷の設定値を手動で入力可能な画面である。ユーザは、例えば負荷の設定値を修正したい場合に簡単に設定値の修正を行うことができる。なお、負荷の設定値の手動入力は、管理システム100を導入した直後に利用されてもよい。そして、最初に設定値が入力された後は、制御装置11が運用実績に応じて設定値を自動的に決定する構成としてよい。制御装置11が自動的に設定した値を、ユーザが手動で修正してよい。
図5に示す例では、タブ領域420とテーブル1331との間に、設定値(予測値)を入力する入力値領域1333が設けられる。ユーザは、電力負荷、温熱負荷、および、冷熱負荷のそれぞれについて設定値を手動入力する場合、設定値の入力を行いたいセル1331aをタッチ等により選択する。この際、ユーザは、1つのセル1331aを選択しても、複数のセル1331aを選択してもよい。ユーザは、セル1331aが選択された状態で、入力値領域1333に設定したい値を入力する。ユーザは、入力値領域1333への値の入力後に、入力値領域1333の横に表示される反映ボタン1334をタッチ等によって操作する。これにより、選択したセル1331aに対して入力値領域1333に入力した値が表示される。なお、セル1331aの選択の解除は、反映ボタン1334の右横に表示される選択解除ボタン1335をタッチ等により操作することで実行できる。ユーザは、各セル1331aへの値の入力が完了した後に、選択解除ボタン1335から離れて右側に存在する適用ボタン1336をタッチ等により操作することで各セル1331aに入力した値を確定させることができる。
なお、本実施形態では、テーブル1331に示される3つの負荷の欄のそれぞれの左端にチェックボックス1331bが表示される。チェックボックス1331bがタッチ等により操作されると、チェックボックス1331bにチェックマーク(不図示)が入り、該当する負荷の全てのセル1331aが選択された状態となる。すなわち、チェックボックス1331bを利用することで、チェックマークが入れられた負荷について、全てのセル1331aに纏めて値を入力することができる。例えば、同じ値を複数入力したい場合等に便利である。
また、本実施形態では、タブ領域420の右端側に一括ボタン422が設けられる。図6は、負荷設定の画面133で一括ボタン422が選択された場合の画面例を示す模式図である。一括ボタン422の選択により表示される画面133aの基本構成は、設定パターンタブ421のいずれかが選択された場合の画面構成(図5参照)と同様である。ただし、一括ボタン422が選択された場合は、図6に示すように、テーブル1331の各セル1331aの値は空白となる。ユーザは、一括ボタン422の選択により表示された画面133aにおいて、上述の図5を用いて説明した場合と同様に入力値領域1333に値を入れる等の操作を行うことで、全ての負荷設定パターン(本実施形態では上述のように10パターン)の負荷設定を一括して行うことができる。
すなわち、負荷設定の画面133は、負荷の設定値の手動入力を、複数の設定パターン(詳細には負荷設定パターン)に対して一括で行うことを可能とする画面133aを表示させる一括ボタン422を表示する。なお、本実施形態のように、負荷設定を行う対象が3種類(電力負荷、温熱負荷、冷熱負荷)である場合、これら3種類の全て或いは複数種について纏めて、全ての負荷設定パターンの設定を一括して行える構成としてよい。また、別の例として、3種類について別々に、全ての負荷設定パターンの設定を一括して行える構成としてもよい。
[3-2-3.料金設定の画面]
料金設定の画面は、管理システム100が有する設備を運用する際に必要となるエネルギーの料金の所定時間毎の設定値を表示する。なお、所定時間毎は、例えば1時間毎等である。エネルギーの料金には、例えば、電力料金やガス料金等が含まれる。
図7は、表示装置13の画面130に料金設定の画面133bが表示された状態を示す模式図である。なお、料金設定の画面133bは、サブメニュー領域410に表示される料金ボタン411bが選択されることにより表示される。図7に示すように、本実施形態では、料金設定の画面133bは、電力、ガス、および、コージェネレーション向けガスについて、1時間ごとの設定値を表示する。詳細には、料金設定の画面133bは、料金設定パターン毎に切り替えて、電力、ガス、および、コージェネレーション向けガスについて、1時間ごとの設定値を表示する。なお、料金設定パターンの切り替えは、上述のように設定パターンタブ421を用いて行われる。
図7に示す例では、特別日(2)のタブが選択されて、特別日(2)の、電力、ガス、および、コージェネレーション向けガスの1時間毎の設定値が示されている。各料金設定パターンで画面の構成は同様である。このために、特別日(2)のタブが選択されている場合を代表例として説明する。
図7に示すように、料金設定の画面133bには、タブ領域420よりも下側にテーブル1331Xが表示される。テーブル1331Xの各セル1331Xa内に設定値が表示される。なお、テーブル1331Xのハッチングが施された数字は、24時制で表示された時刻である。電力、ガス、および、コージェネレーション向けガスのそれぞれについて、一日分(24時間分)の設定値が1時間毎に表示される。
図7に示す例では、テーブル1331Xの下にグラフ1332Xが表示される。グラフ1332Xの横軸は時間であり、左端が0時、右端が24時である。グラフ1332Xの縦軸は料金である。図7に示す例では料金の単位は円である。グラフ1332Xは、テーブル1331Xで表示される設定値をグラフ化したものである。テーブル1331Xに加えてグラフ1332Xも表示することで、各料金の設定値の時間変化を把握し易くすることができる。
料金設定の画面133bは、料金の設定値を手動で入力可能な画面である。ユーザは、例えば料金の設定値を修正したい場合に簡単に設定値の修正を行うことができる。なお、本実施形態では、負荷設定の画面133と、料金設定の画面133bとの両方で設定値の手動入力が可能である。ただし、これは例示であり、負荷設定の画面133および料金設定の画面133bのうち少なくとも一方が、設定値を手動で入力可能な画面である構成としてよい。
なお、入力値領域1333X、反映ボタン1334X、選択解除ボタン1335X、および、適用ボタン1336Xを利用した設定値の入力手順は、負荷設定の画面133の場合と同様であるために、ここでは説明を省略する。また、料金設定の画面133bにおいても、負荷設定の画面133の場合と同様に、チェックボックス1331Xbを利用して、チェックマークが入れられた項目の料金について、全てのセル1331Xaに纏めて値を入力することができる。
また、料金設定の画面133bにおいても、負荷設定の画面133の場合と同様に、タブ領域420に一括ボタン422が設けられる。一括ボタン422により表示される画面の利用により、全ての料金設定パターン(本実施形態では上述のように10パターン)の料金設定を一括して行うことができる。すなわち、料金設定の画面133bは、料金の設定値の手動入力を、複数の設定パターン(詳細には料金設定パターン)に対して一括で行うことを可能とする画面を表示させる一括ボタン422を表示する。
なお、本実施形態のように料金設定を行う対象が3種類である場合、これら3種類の全て或いは複数種について纏めて、全ての料金設定パターンの設定を一括して行える構成としてよい。また、別の例として、3種類について別々に、全ての料金設定パターンの設定を一括して行える構成としてもよい。
また、本実施形態では、負荷設定の画面133と、料金設定の画面133bとの両方で一括ボタンが表示される構成としたが、これは例示にすぎない。負荷設定の画面133および料金設定の画面133bのうち少なくとも一方が、一括ボタンを表示する構成としてよい。
また、本実施形態では、料金設定の画面133bは、夏季用の画面と、冬季用の画面とを選択する季節選択ボタン1337を表示する。季節によって電気やガスの料金設定が変わることがあることを考慮するものである。
図7に示すように、季節選択ボタン1337は、夏季選択領域1337aと冬季選択領域1337bとを含む。図7では、夏季選択領域1337aが選択されている。夏季選択領域1337aが選択されると、テーブル1331Xおよびグラフ1332Xにおいて、夏季用の設定値を反映した画面が表示される。また、ユーザは、夏季選択領域1337aの選択によって、夏季用の設定値を入力することができる。冬季選択領域1337bが選択されると、テーブル1331Xおよびグラフ1332Xにおいて、冬季用の設定値を反映した画面が表示される。また、ユーザは、冬季選択領域1337bの選択によって、冬季用の設定値を入力することができる。
また、本実施形態では、料金設定の画面133bは、夏季の期間と冬季の期間を設定する期間設定ボタン423をさらに表示する。
図8は、料金設定の画面133bで期間設定ボタン423が選択された場合の画面例を示す模式図である。本実施形態では、電気、ガス、および、コージェネレーション向けガスの料金設定を行うことができるようなっているために、この3種類についての期間設定を行うことができる。
図8に示す例では、電気について、夏季期間が設定可能となっている。夏季期間以外が冬季期間となる。また、ガス、および、コージェネレーション向けガスについて、冬季期間が設定可能となっている。冬季期間以外が夏季期間となる。各項目について、期間入力領域1330に期間が入力された後に、適用ボタン1336Yがタッチ等により操作されると、設定された期間が確定する。最適化制御の計画値の計算に使用される電気およびガスの料金は、設定された期間設定に応じて決められる。
なお、電気について、夏季期間でなく冬季期間が設定可能とされてもよい。また、ガス(コージェネレーション向けガスを含む)について、冬季期間でなく夏季期間が設定可能とされてもよい。電気およびガス(コージェネレーション向けガスを含む)について、夏季期間と冬季期間とが別々に設定できる構成としてもよい。ただし、本実施形態のように、夏季期間と冬季期間とのいずれか一方のみを設定可能として、設定された期間外が他方の期間となるようにした方が、期間設定における誤りを生じ難くすることができる。
[3-2-4.カレンダー画面]
表示装置13は、各日にちに複数の設定パターンのいずれを適用するかを、カレンダーを用いて設定可能とするカレンダー画面をさらに表示する。すなわち、表示装置13は、所定日に複数の設定パターンのいずれを適用するかを、カレンダーを用いて設定可能とするカレンダー画面をさらに表示する。なお、複数の設定パターンは、本実施形態では、上述のように10種類の設定パターンで構成される。
図9は、表示装置13の画面130にカレンダー画面133dが表示された状態を示す模式図である。なお、カレンダー画面133dは、運用設定画面133におけるサブメニュー領域410に表示されるカレンダーボタン411cが選択されることにより表示される。
本実施形態では、図9に示すように、カレンダー画面133dには、第1カレンダー1338aと第2カレンダー1338bとが表示される。第2カレンダー1338bは、第1カレンダー1338aの次の月のカレンダーである。カレンダー画面133dに表示されるカレンダーは、第1カレンダー1338aの左横に配置される月戻しボタン601と、第2カレンダー1338bの右横に配置される月送りボタン602をタッチ等により操作することで変えられる。
図9に示す例では、第1カレンダー1338aは2月のカレンダーであり、第2カレンダー1338bは3月のカレンダーである。月戻しボタン601がタッチ等により操作されると、第1カレンダー1338aは1月のカレンダーとなり、第2カレンダー1338bは2月のカレンダーとなる。月送りボタン602がタッチ等により操作されると、第1カレンダー1338aは3月のカレンダーとなり、第2カレンダー1338bは4月のカレンダーとなる。なお、カレンダー画面133dに表示されるカレンダーの数は、1つや、3つ以上とされてもよい。また、月戻しボタン601および月送りボタン602によって変更される月の単位は、1月ずつでなく、2月ずつであってもよい。
図9に示すように、カレンダー画面133dには、第2カレンダー1338bの右側に、月送りボタン602よりも離れて配置される4つのボタンが表示される。4つのボタンには、適用ボタン1336Zと、休日ボタン1339aと、特別日(1)ボタン1339bと、特別日(2)ボタン1339cと、解除ボタン1339dとが含まれる。また、第1カレンダー1338aの左上側には、選択解除ボタン1335Yが表示される。これらの6つのボタン1335Y、1336Z、1339a~1339dは、各日にちに対して適用する設定パターンを決めるために使用される。なお、これら6つのボタン1335Y、1336Z、1339a~1339dの配置は適宜変更されてよい。
各カレンダー1338a、1338bは、各日にちが入れられる矩形状のカレンダーセル1338cを有する。カレンダーセル1338cは、適用される設定パターンの種類によって表示状態が異なる。図9に示す例では、カレンダーセル1338cに入る日にちに対して、当該日にちが属する曜日の曜日パターンが適用される場合には、カレンダーセル1338cにおける黒字の数字に対する背景は白色である。なお、当該日にちが属する曜日の曜日パターンが適用されるとは、例えば、当該日にちが属する曜日が月曜日である場合、設定パターンとして月曜日パターンが適用されることを意味する。
設定パターンに休日パターンが適用される場合には、カレンダーセル1338cにおける黒字の数字に対する背景は、休日ボタン1339aにおける文字の背景と同じとされる。設定パターンに特別日(1)パターンが適用される場合には、カレンダーセル1338cにおける黒字の数字に対する背景は、特別日(1)ボタン1339bにおける文字の背景と同じとされる。設定パターンに特別日(2)パターンが適用される場合には、カレンダーセル1338cにおける黒字の数字に対する背景は、特別日(2)ボタン1339cにおける文字の背景と同じとされる。
図9に示すカレンダー画面133dに従えば、例えば、2月3日には、当該日にちが属する曜日である月曜日のパターン(月曜日パターン)が設定パターンとして適用される。例えば、2月24日には、当該日が属する曜日である月曜日のパターンではなく、休日パターンが設定パターンとして適用される。
図10Aおよび図10Bは、カレンダー画面133dを用いて各日にちに対していずれかの設定パターンを設定する手順を説明するための図である。詳細には、図10Aは、設定途中の図であり、図10Bは設定後の図である。
ユーザは、まず、設定したい日にちのカレンダーセル1338cをタッチ等により選択する。この際、ユーザは、1つのカレンダーセル1338cのみを選択してもよいし、複数のカレンダーセル1338cを選択してもよい。図10Aでは、ユーザは、複数のカレンダーセル1338cを選択している。なお、図10Aにおいて、選択されたカレンダーセル1338cは破線枠で示されている。詳細には、2月については、24日を除く月曜日に属する日にちのカレンダーセル1338cが選択され、3月については、月曜日に属する日にち全てのカレンダーセル1338cが選択されている。なお、当該選択の解除は、選択解除ボタン1335Yを操作することにより行うことができる。
ユーザは、カレンダーセル1338cを選択した状態で、休日ボタン1339a、特別日(1)ボタン1339b、特別日(2)ボタン1339c、および、解除ボタン1339dのいずれかを選択する。図10Aにおいては、特別日(1)ボタン1339bが選択されている。特別日(1)ボタン1339bが選択されることにより、図10Bに示すように、選択中のカレンダーセル1338cは、特別日(1)の表示となる。この状態で適用ボタン1336Zが選択されると、各日の設定パターンが確定する。
なお、以上の例で、特別日(1)ボタン1339bの代わりに休日ボタン1339aが選択されると、選択されたカレンダーセル1338cは休日の表示となり、休日の表示とされた日にちについて、休日の設定パターンが適用されることになる。また、特別日(1)ボタン1339bの代わりに特別日(2)ボタン1339cが選択されると、選択されたカレンダーセル1338cは特別日(2)の表示となり、特別日(2)の表示とされた日にちについて、特別日(2)の設定パターンが適用されることになる。
ところで、解除ボタン1339dは、休日パターン、特別日(1)パターン、および、特別日(2)パターンといった曜日とは別に特別に設けられた設定パターンの解除を行うためのボタンである。このために、先に説明した例において、特別日(1)ボタン1339bの代わりに解除ボタン1339dが選択された場合には、選択されたカレンダーセル1338cの表示は変更されることなく選択が解除されることになる。例えば、2月24日のカレンダーセル1338cが選択された状態で解除ボタン1339dが選択されると、2月24日のカレンダーセル1338cは、黒字の数字に対する背景が白色である表示となる。そして、2月24日には、当該日にちが属する曜日である月曜日のパターン(月曜日パターン)が設定パターンとして適用されることになる。
[3-2-5.変形例]
図11は、変形例の負荷設定の画面133Xを示す模式図である。図11に示す負荷設定の画面133Xは、先に説明した図5に示す負荷設定の画面133と概ね同じである。図11に示す画面133Xは、翌日の運用設定を示す画面として表示されている。詳細には、翌日が特別日(2)パターンを適用すべき日であると推定された状態が想定されており、設定パターンタブ421は特別日(2)のタブが選択されている。図11に示す負荷設定の画面133Xでは、タブ領域420に推定理由ボタン424が表示されている点が図5に示す例と異なる。
変形例においては、管理システム100は、少なくとも翌日に適用すべき設定パターンを推定可能に設けられる。好ましい形態として、管理システム100は、少なくとも翌日に適用すべき負荷設定パターンを推定可能に設けられる。本実施形態では、推定により得られる負荷設定パターンは、上述の10種類のパターンのうちのいずれかである。翌日の負荷設定パターンのみを推定する構成でもよいが、翌日以降の複数の日にちについて、適用すべき設負荷定パターンを推定する構成であってもよい。適用すべき負荷設定パターンの推定は、制御装置11によって行われる。
上述の推定理由ボタン424は、適用すべき設定パターン(本例では負荷設定パターン)の推定理由を表示させるためのボタンである。推定理由ボタン424がタッチ等により操作されると、推定理由を示す推定理由表示画面が表示される。すなわち、変形例の表示装置は、設定パターン(本例では負荷設定パターン)の推定理由を示す推定理由表示画面をさらに表示する。
図12は、変形例の表示装置の画面130に推定理由表示画面133X1が表示された状態を示す模式図である。図12に示す推定理由表示画面133X1は、図11に示す画面133Xで推定理由ボタン424が選択されて表示された画面である。図12に示すように、推定理由表示画面133X1は、推定理由を表示する推定理由表示領域Arと、推定理由に関わるグラフを示すグラフ領域Grとを含む。本変形例において、推定理由表示領域Arは、文字により推定理由を説明する部分である。グラフ領域Grは、例えば、推定理由の根拠を示すグラフ等を示す領域である。
図12に示す例では、グラフ領域Grに示されるグラフの横軸は一日の最高気温であり、縦軸は最大冷熱負荷である。図12に示すグラフには、過去の複数の日の実績値がプロットされている。そして、当該グラフには、過去の実績値について、例えば人工知能(AI)等を用いたグループ分けのアルゴリズムによってグループ分けを行った結果が示されている。詳細には、特別日(2)(例えば繁忙日)に該当するか否かのグループ分けが行われている。なお、特別日(2)か否かの判定できなかったものは判定不能として分類されている。当該グラフによると、一日の最高気温が29℃を超えるか、超えないかで特別日(2)か否かを判定できる。図12に示す例では、翌日の最高気温が35℃と予想されることと、上記グラフに基づく閾値29℃を基準とする判断手法とから、翌日が特別日(2)であると推定し、設定パターンを特別日(2)パターンとしたことを、推定理由表示領域Arに表示している。グラフ領域Grが設けられることにより、ユーザは推定理由の妥当性を判断し易くなる。
なお、推定理由が妥当でないと判断したユーザは、例えば、負荷設定の画面で負荷の設定値を変更したり、カレンダー画面で該当日に対応する設定パターンの変更を行ったりすることができる。
図13は、他の変形例のカレンダー画面133Yを示す模式図である。図13に示すように、推定理由ボタン424Aは、カレンダー画面133Yに表示されてもよい。図13に示す推定理由ボタン424Aの位置は例示であり、その位置は適宜変更されてよい。図13に示す例では、カレンダーセル1338cが選択された状態で、推定理由ボタン424Aがタッチ等により操作されると、推定理由を表示する推定理由表示画面133Y1がポップアップ表示される。図13に示す例では、推定理由表示画面133Y1にグラフ領域が設けられないが、グラフ領域が設けられてもよい。なお、ポップアップ表示は例示であり、推定理由を表示する推定理由表示画面がカレンダー画面133Yから切り替わって表示されてもよい。
<4.留意事項等>
本明細書中に開示される種々の技術的特徴は、その技術的創作の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。また、本明細書中に示される複数の実施形態および変形例は可能な範囲で組み合わせて実施されてよい。
13・・・表示装置
100・・・管理システム
133、133X・・・運用設定画面、負荷設定の画面
133b・・・料金設定の画面
133d、133Y・・・カレンダー画面
133X1、133Y1・・・推定理由表示画面
422・・・一括ボタン
423・・・期間設定ボタン
1337・・・季節選択ボタン

Claims (9)

  1. エネルギーの管理を行う管理システムが有する表示装置であって、
    前記管理システムは、複数の設定パターンを有し、
    前記複数の設定パターンをパターン毎に切り替えて表示可能とする設定画面を表示する、表示装置。
  2. 所定日に前記複数の設定パターンのいずれを適用するかを、カレンダーを用いて設定可能とするカレンダー画面をさらに表示する、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記管理システムは、少なくとも翌日に適用すべき前記設定パターンを推定可能に設けられ、
    前記設定パターンの推定理由を示す推定理由表示画面をさらに表示する、請求項1又は2に記載の表示装置。
  4. 前記設定は、負荷に関する設定である負荷設定と、料金に関する設定である料金設定とを含み、
    前記設定画面は、前記負荷設定の画面と、前記料金設定の画面とを切り替えて表示可能である、請求項1から3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 前記負荷設定の画面は、電力負荷、温熱負荷、および、冷熱負荷のうち少なくともいずれか1つの所定時間毎の設定値を表示する、請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記料金設定の画面は、夏季用の画面と、冬季用の画面とを選択する季節選択ボタンを表示する、請求項4又は5に記載の表示装置。
  7. 前記料金設定の画面は、夏季の期間と冬季の期間を設定する期間設定ボタンをさらに表示する、請求項6に記載の表示装置。
  8. 前記負荷設定の画面および前記料金設定の画面のうち少なくとも一方は、前記負荷または前記料金の設定値を手動で入力可能な画面である、請求項4から7のいずれか1項に記載の表示装置。
  9. 前記負荷設定の画面および前記料金設定の画面のうち少なくとも一方は、前記負荷または前記料金の設定値の手動入力を、前記複数の設定パターンに対して一括で行うことを可能とする画面を表示させる一括ボタンを表示する、請求項8に記載の表示装置。
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