JP2023069865A - 印刷体、個別識別情報判定システム、個別識別情報判定方法及び個別識別情報判定プログラム - Google Patents

印刷体、個別識別情報判定システム、個別識別情報判定方法及び個別識別情報判定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】購入されていない商品の印刷体に付されたコードの読み取りを防止可能とする。【解決手段】印刷体は、基材11の表面上又は裏面上に、裏面側から読み取り可能な形状に形成された個別識別情報12と、個別識別情報の周辺領域に形成された隠蔽層13とを備えている。個別識別情報判定システムは、印刷体の裏面から読み取った個別識別情報が撮像されて生成された個別識別情報画像が表裏反転していない場合に、過去に個別識別情報が撮像されて生成された個別識別情報画像から抽出された特徴点情報が記憶されている特徴点情報記憶部に、印刷体に付された個別識別情報から抽出した特徴点情報が記憶されているか否かを照合する。個別識別情報判定システムは、照合結果に応じて、印刷体に付された個別識別情報が初めて読み取られた個別識別情報であるか否かを判定する。【選択図】図1

Description

本開示は、印刷体、個別識別情報判定システム、個別識別情報判定方法及び個別識別情報判定プログラムに関する。
近年、例えば商品にキャンペーン参加のための情報を付して、キャンペーン参加のための情報を用いて商品購入者をキャンペーンサイトに誘導すること等が行われている。例えば、キャンペーン参加のための情報として、キャンペーンサイトのURL情報を含むQRコード等のコードを商品に付し、商品購入者が携帯端末等でコードを読み取ることでキャンペーンサイトに誘導することが行われている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007-272912号公報
しかしながら、このような方法では、商品のパッケージの表面にキャンペーン情報を含むコードが付されていることから、商品購入前にコードが読み取り可能な状態となっており、購入されていない商品に付されたコードを用いたキャンペーン参加が可能となってしまう場合がある。これを防止するために、コードを隠蔽するためのシール等を貼り付けたり、二重シールの内側にコードを印刷したりして、商品の外側からコードが読み取られないようにすることが行われていた。しかしながら、例えばペットボトル飲料のような、商品情報が印刷されたラベル等の印刷体がボトルに貼り付けられ商品では、商品の製造工程が煩雑になるという問題があった。
本開示は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、購入されていない商品に付されたコードの読み取りを防止可能な印刷体、個別識別情報判定システム、個別識別情報判定方法及び個別識別情報判定プログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本開示の一態様に係る印刷体は、基材と、基材の表面上又は裏面上に、裏面側から読み取り可能な形状に形成された個別識別情報と、少なくとも個別識別情報の周辺領域に形成された隠蔽層と、を備えている。
上記課題を解決するために、本開示の一態様に係る個別識別情報判定システムは、過去に個別識別情報が撮像されて生成された個別識別情報画像から抽出された特徴点情報を記憶している特徴点情報記憶部と、印刷体に印刷された個別識別情報が撮像されて生成された個別識別情報画像から抽出された特徴点情報を取得する特徴点情報取得部と、印刷体に印刷された個別識別情報が撮像されて生成された個別識別情報画像が表裏反転していない場合に、個別識別情報から抽出した特徴点情報が、特徴点情報記憶部に記憶されているか否かを照合し、照合結果に応じて印刷体に印刷された個別識別情報が初めて読み取られた個別識別情報であるか否かを判定する特徴点情報比較部と、を備えている。
上記課題を解決するために、本開示の一態様に係る個別識別情報判定方法は、印刷体に印刷された個別識別情報が撮像されて生成された個別識別情報画像に含まれる個別識別情報が表裏反転していない場合に、個別識別情報から抽出した特徴点情報を、特徴点情報記憶部に記憶された過去に個別識別情報が撮像されて生成された個別識別情報画像から抽出された特徴点情報と照合し、特徴点情報の照合結果に応じて、印刷体に印刷された個別識別情報が初めて読み取られた個別識別情報であるか否かを判定する。
上記課題を解決するために、本開示の一態様に係る個別識別情報判定プログラムは、印刷体に印刷された個別識別情報が撮像されて生成された個別識別情報画像に含まれる個別識別情報が表裏反転していない場合に、個別識別情報から抽出した特徴点情報を、特徴点情報記憶部に記憶された過去に個別識別情報が撮像されて生成された個別識別情報画像から抽出された特徴点情報と照合することと、特徴点情報の照合結果に応じて、印刷体に印刷された個別識別情報が初めて読み取られた個別識別情報であるか否かを判定することと、をコンピュータに実行させる。
本開示の態様によれば、購入されていない商品に付されたコードの読み取りを防止可能な印刷体、個別識別情報判定システム、個別識別情報判定方法及び個別識別情報判定プログラムを提供することができる。
本開示の第一実施形態に係る印刷体であるラベルの一構成例を示す断面図である。 本開示の第一実施形態に係るラベルの他の構成例を示す断面図である。 本開示の第一実施形態に係るラベルの他の構成例を示す断面図である。 本開示の第一実施形態に係るラベルの他の構成例を示す断面図である。 本開示の第一実施形態に係るラベルの他の構成例を示す断面図である。 本開示の第一実施形態に係るラベルの他の構成例を示す断面図である。 本開示の第二実施形態に係る個別識別情報判定システムの一構成例を示すブロック図である。 本開示の第二実施形態に係る個別識別情報判定システムと接続される端末における一動作例を示す概略図である。 本開示の第二実施形態に係る個別識別情報判定システムと接続される端末における一動作例を示す概略図である。 本開示の第二実施形態に係る個別識別情報判定システムの一動作例を示すフローチャートである。 本開示の第二実施形態に係る個別識別情報判定システムの他の構成例を示すブロック図である。 本開示の第二実施形態に係る個別識別情報判定システムの他の構成例を示すブロック図である。 本開示の第二実施形態に係る個別識別情報判定システムの他の構成例を示すブロック図である。 本開示の各実施形態に係る個別識別情報判定システムの各機能部を実現するハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
以下、実施形態を通じて本開示を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。また、図面は特許請求の範囲にかかる発明を模式的に示すものであり、各部の構成及び機能は現実のものとは異なる。
1.第一実施形態
(1.1)印刷体の基本構成
以下、第一実施形態に係る印刷体の一例であるラベルの構造を、図1及び図2A~図2Dを参照して説明する。まず、図1を参照して、ラベルの基本構成及び各部の機能について説明する。図1は、本実施形態に係るラベル1の一構成例を示す断面図であり、図2は、本実施形態に係る変形例のラベル1A~1Dそれぞれの一構成例を示す断面図である。
なお、本実施形態において、「ラベル」は、例えば、商品のパッケージ(例えばペットボトル等)の外側に貼り付けられ、商品名や製造会社名を示す文字・数字・図形、商品識別情報を含むJANコード等の情報等の各種情報を表示するフィルム等であり、印刷体の一例である。本実施形態に係る印刷体の一例である「ラベル」は、商品のパッケージから取り外し可能であり、購入者が携帯電話等の通信機器に取り付けられたカメラによってラベル裏面の撮影を行うことができるような形態とされている。
以下、図1に示すラベル1を参照して、本実施形態の印刷体の基本構成を説明する。
図1に示すように、ラベル1は、基材11と、基材11の一方の面上に形成された個別識別情報12と、個別識別情報12の周辺領域に形成された隠蔽層13と、を備えている。個別識別情報12は、ラベル1の裏面側から読み取り可能な形状に形成されている。また、隠蔽層13は、少なくとも個別識別情報12の周辺領域に形成されており、商品のパッケージの色や、パッケージが透明色の場合にはパッケージ内に収容された内容物(例えば飲料等)の色を隠蔽する機能を有している。
以下、各部について詳細に説明する。
<基材>
基材11は、商品のパッケージの外側に貼り付け可能な厚さ及び形状を備えており、例えばフィルム状の材料により構成される。
基材11は、透明又は半透明であってもよく、不透明であっても良い。基材11が透明又は半透明である場合、基材11の表面11A及び裏面11Bのいずれに個別識別情報12が形成されていても、基材11の裏面11Bから個別識別情報12が読み取り可能となる。また、基材11が不透明である場合、基材11の裏面11Bに個別識別情報12を形成することで、基材11の裏面11Bから個別識別情報12が読み取り可能となる。
また、基材11は、透明又は半透明であることがより好ましい。この場合、基材11の表面11A及び裏面11Bのいずれに個別識別情報12が形成されていても、基材11の裏面11Bからのみでなく表面11Aからも個別識別情報12が読み取り可能となる。このため、基材11の表面11Aに現れる個別識別情報12を、例えば商品販売時に読み取るコードとして用い、基材11の裏面11Bに現れる個別識別情報12を、個別識別処理のための情報として用いることができる。
透明又は半透明の基材11を構成する材料としては、透明性、ラベル1の基材11として必要な強度及び印刷等による個別識別情報12の形成性を有する材料が用いられる。透明の基材11を構成する材料としては、例えば樹脂材料であることが好ましい。また、半透明の基材11を構成する材料としては、例えば着色剤を混合した半透明の着色樹脂材料や、半透明等の材料が用いられることが好ましい。
樹脂材料としては、熱可塑性樹脂であることがより好ましい。熱可塑性樹脂を用いることにより、商品のパッケージの形状に応じて変形し、外観性が向上する。熱可塑性樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリスチレン(PS)等であることが好ましい。また、熱可塑性樹脂で形成された基材11は、一軸又は二軸延伸されて形成されていることが好ましい。
また、不透明な基材11としては、ラベル1の基材11として必要な強度及び印刷等による個別識別情報12の形成性を有する材料が用いられる。不透明な基材11としては、上述した樹脂材料に着色剤を混合した不透明の着色樹脂材料や、紙等の材料等が用いられる。
<個別識別情報>
個別識別情報12は、例えば、基材11上に印刷等により形成されている。このような個別識別情報12は、それぞれ、形成過程において、個別識別情報12の端部におけるエッジ線形性、明色領域と暗色領域とのコントラスト、パターンの相違(余分な暗色領域)、部分的な印刷のかすれ、外形のアスペクト比、配置位置とパターンのサイズ等に固有の特徴(以下、特徴点と記載する)を有している。このため、個別識別情報12を撮像して生成した個別識別情報画像を解析することにより、商品ごとに貼り付けられたラベル1に印刷された個別識別情報12のユニーク性を検出することができる。
本実施形態における特徴点を有する個別識別情報12は、JANコード、QRコード(登録商標)、DataMatrix、PDF417等の一次元コード又は二次元コードを用いることができるが、これら以外の絵柄、特殊コード等の画像上から特徴点情報が識別可能なコードも用いることができる。また、個別識別情報12は、個別識別情報12ごとの固有情報や、個別識別処理のための情報を含んでいてもよい。具体的には、固有情報は、例えば英字及び数字の少なくとも一方で表された個別識別情報12固有のID等であり、個別識別処理のための情報は、例えば個別識別情報12を用いたキャンペーンのキャンペーンページへの接続先情報(URL)等である。
このような個別識別情報12は、基材11の表面11A上又は裏面11B上に、裏面11B側から読み取り可能な形状に形成される。個別識別情報12を裏面11B側から読み取り可能とするために、個別識別情報12は、透明又は半透明の基材11の表面11A又は裏面11Bに形成されている。また、個別識別情報12を裏面11B側から読み取り可能とするために、個別識別情報12は、不透明の基材11の裏面11Bに形成されている。
ここで、「裏面11B側から読み取り可能な形状」とは、裏面11B側から見た場合に、個別識別情報12の向きが表裏反転していない正しい向きとなっていることをいう。
例えば、商品購入時にレジ等で読み取られるJANコードの特徴点を有する個別識別情報12として用いる場合、ラベル1の表面11A側から見た場合のJANコードの形状をレジ読み取り用のコードとしての正しい向きとし、ラベル1の裏面11B側から見た場合のJANコードの形状を、特徴点を有する個別識別情報12としての正しい向きとする。
また、個別識別情報12は、ラベル1の裏面(基材11の裏面11B側の面)のみに表示され、ユニーク性の検出のためのみに用いられてもよい。例えば、ラベル1の裏面のみに表示されたQRコードを個別識別情報12として用いる場合、ラベル1の裏面11B側から見た場合のQRコードの形状を、特徴点を有する個別識別情報12としての正しい向きとする。
なお、前述したJANコードの場合のように、従来からラベル1に印刷されているコード等の裏面側の形状を、ユニーク性の検出のために用いることがより好ましい。ユニーク性の検出のために新たなコードを印刷する必要がないためである。また、一般的には、ラベル1の裏面側は、商品を購入した購入者のみが撮影できるため、ラベル1の裏面側に現れるコードの形状から特徴点を抽出してユニーク性を検出することで、商品を購入したことを併せて証明することができる。
<隠蔽層>
隠蔽層13は、少なくとも、基材11上の個別識別情報12の周辺領域に形成された層である。隠蔽層13は、個別識別情報12が背景色によって読み取りにくくなることを防止するために個別識別情報12と異なる色で形成されており、個別識別情報12と色の差や明暗の差が大きい色で形成されていることが好ましい。これにより、隠蔽層13と個別識別情報12とのコントラストが大きくなり、個別識別情報12が読み取り易くなる。具体的には、例えば個別識別情報12が黒色の場合、隠蔽層13は白色で形成される。
図1に示すように、隠蔽層13は、例えば、基材11の裏面11B上に形成された個別識別情報12の全部を覆うように形成されている。このとき、隠蔽層13は、個別識別情報12の形状が読み取り可能な程度の厚さで形成されている。これにより、隠蔽層13を介して個別識別情報12の形状が読み取り可能となり、特徴点を抽出して個別識別情報12のユニーク性を検出することができる。具体的に、個別識別情報12のユニーク性は、個別識別情報12と隠蔽層13との重なりによって形成される。隠蔽層13を介して読み取られた個別識別情報12から抽出される特徴点は、隠蔽層13を除去した場合の個別識別情報12から抽出される特徴点とは異なる場合がある。また、個別識別情報12の印刷部分の間の領域を隠蔽層13が埋めることにより、ラベル1の裏面から個別識別情報12を撮像する場合に背景を隠蔽し、個別識別情報12を読み取り易くすることができる。
(1.2)変形例
(1.2.1)変形例1
図2Aに示すラベル1Aのように、例えば、基材11の裏面11B上に個別識別情報12が形成されており、隠蔽層13は個別識別情報12が形成された領域以外の領域に形成されていてもよい。これにより、個別識別情報12の形状が読み取り可能となり、特徴点を抽出して個別識別情報12のユニーク性を検出することができる。
(1.2.2)変形例2
図2Bに示すラベル1Bのように、例えば、基材11の表面11A上に個別識別情報12が形成されており、隠蔽層13が、個別識別情報12が形成された領域以外の領域に形成されていてもよい。すなわち、隠蔽層13は、基材11の厚さ方向から見て、個別識別情報12と重複しないように形成されていてもよい。これにより、個別識別情報12の形状が読み取り可能となり、特徴点を抽出して個別識別情報12のユニーク性を検出することができる。
(1.2.3)変形例3
図2Cに示すラベル1Cのように、例えば、基材11の表面11A上に隠蔽層13が形成され、隠蔽層13上に個別識別情報12が形成されていてもよい。すなわち、隠蔽層13は、基材11の個別識別情報12が形成された側の面(図4中では表面11A)に形成され、個別識別情報12は、隠蔽層13の基材11と反対側の面に形成されていてもよい。これにより、隠蔽層13を介して個別識別情報12の形状が読み取り可能となり、特徴点を抽出して個別識別情報12のユニーク性を検出することができる。
(1.2.4)変形例4
図2Dに示すラベル1Dのように、例えば、基材11の裏面11B上に形成された個別識別情報12の一部を覆うように隠蔽層13が形成されていてもよい。個別識別情報12と隠蔽層13とが重複した部分は、個別識別情報12の色とも隠蔽層13の色とも異なる色の領域となる。これにより、個別識別情報12を撮像した個別識別情報画像中では、個別識別情報12が複数色で形成されているように表示される。これにより、個別識別情報12の形状が読み取り可能となり、特徴点を抽出して個別識別情報12のユニーク性を検出するとともに、個別識別情報12の情報量を増大することができる。
(1.2.5)変形例5
図2E(A)及び図2E(B)に示すラベル1Eのように、基材11の表面上又は裏面上に形成された表裏反転検知用識別情報14を備えていてもよい。なお、図2E(A)及び図2E(B)に示すラベル1Eは、図1に示すラベル1に表裏反転検知用識別情報14が設けられた場合の一構成例であり、図2E(A)はラベル1Eの断面図、図2E(B)は、ラベル1Eの裏面側(図2E(A)の上方側から見た場合)の構成を示す平面図である。表裏反転検知用識別情報14は、上述したラベル1A~1Dに設けられていてもよい。
表裏反転検知用識別情報14は、文字、数字又は図形であり、印刷体の裏面側から読み取った場合に予め定められた文字、数字又は図形の形状となるように形成されている。表裏反転検知用識別情報14は、商品名や会社名等を示す文字、例えばJANコード等の通常印刷体に印刷されるコードの下部に表示される数字、又は会社ロゴ・製品ロゴ等の図形等であっても良い。
表裏反転検知用識別情報14は、基材11の厚さ方向から見て個別識別情報12と隣接する領域(個別識別情報12とともに表裏反転検知用識別情報14が一画像内に収まる程度の位置)に形成されていればどのような形態であってもよい。例えば、図2E(A)及び図2E(B)に示すように、個別識別情報12がJANコードである場合、JANコードの下部に表示される数字を表裏反転検知用識別情報14としてもよい。このとき、個別識別情報12は、JANコードの裏面パターンであり、表裏反転検知用識別情報14の「予め定められた形状」は、JANコードの下部に表示される数字の裏面パターンである。すなわち、読み取られたJANコードの数字が反転した反転パターンである場合に、個別識別情報画像113は表裏反転していないと判定することができる。なお、図2E(B)では、表裏反転検知用識別情報14であるJANコードの下部に表示される数字を一部省略して記載している。
(1.3)本実施形態の効果
本実施形態に係る印刷体は、少なくとも以下の効果を有する。
(1)本実施形態に係る印刷体は、基材と、基材の表面上又は裏面上に、裏面側から読み取り可能な形状に形成された個別識別情報と、少なくとも個別識別情報の周辺領域に形成された隠蔽層と、を備えている。
このため、本実施形態に係る印刷体は、印刷体の裏面のみから、すなわち印刷体が貼り付けられた商品が購入されて印刷体を剥がすことができる状態である場合にのみ読み取り可能な形状に形成されており、固有の特徴を含む個別識別情報を、商品を購入したことを証明するために用いることができる。
2.第二実施形態
以下、第一実施形態に係る印刷体の一例であるラベル1及びラベル1A~1Dの裏面から個別識別情報12を読み取り、個別識別情報12から特徴点を抽出して、ラベルが付与された商品を購買したことを証明する第二実施形態に係る個別識別情報判定システムについて説明する。
(2.1)個別識別情報判定システムの基本構成
以下、第二実施形態に係る個別識別情報判定システム100の構成を、図3を参照して説明する。図3は、個別識別情報判定システム100の一構成例を示すブロック図である。図3を参照して、個別識別情報判定システム100の基本構成及び各部の機能について説明する。
なお、本実施形態において、「個別識別処理のための情報」として「キャンペーンのための情報」を一例とし、個別識別情報判定システム100は、商品に付された印刷体に印刷された個別識別情報を用いて利用者をキャンペーンに参加させる際に、一つの個別識別情報について一人の利用者がキャンペーンに参加できるようにするためのシステムとして説明するがこの限りではない。
図3に示すように、個別識別情報判定システム100は、個別識別情報12を撮像可能な撮像部111と、表示部112とを少なくとも備える端末110とネットワークを介して接続されている。ここで、図3では、一例として、端末110の表示部112が設けられた面と反対側の面(図3中の裏面側)に破線で示す撮像部111が設けられている場合を示している。
また、個別識別情報判定システム100は、図3に示すように、外部のキャンペーンサーバと接続された構成であってもよく、個別識別情報判定システム100の内部にキャンペーンサーバを備えた構成であってもよい(不図示)。
以下、端末110及びキャンペーンサーバ120と、個別識別情報判定システム100の各部について説明する。
<端末>
端末110は、撮像部111と表示部112とを少なくとも備え、裏面に個別識別情報12が付与されたラベル1を撮像部111によって撮像することにより、個別識別情報12の撮像画像である個別識別情報画像113を取得する。
撮像部111は、例えば通信端末110に設けられたカメラである。撮像部111の撮像波長域は、撮像環境に応じて選択されればよい。撮像部111の撮像波長域は可視光の波長帯域であってもよく、赤外線、紫外線等の不可視光の波長帯域であっても良い。
また、撮像部111で取得された個別識別情報画像113の解像度は、個別識別情報12を正確に認識可能な程度に高く設定されていればよく、例えば300dpi以上に設定される。
<キャンペーンサーバ>
キャンペーンサーバ120は、キャンペーン情報を発信し、キャンペーンの管理・運営を行うWEBサーバである。ここで、「キャンペーン」とは、例えば商品の販売促進等のためのキャンペーンであり、所定期間、所定の商品を購入したユーザ、あるいは商店(電子商取引の仮想店舗を含む)へ来店したユーザ、あるいはキャンペーンを実施しているウェブサイトにアクセスしたユーザに特典のサービスポイントや割引券・引換券等を付与するサービスである。
キャンペーンサーバ120は、例えば、所定の商品を購入したユーザ等が端末110を用いて商品に付されたラベル1の裏面から個別識別情報12を読み取った場合に、ユーザに対してポイントを付与したり、同一の、又は他の商品の割引券や引換券を提供する。本実施形態のキャンペーンサーバ120では、例えば、個別識別情報12を初めて読み取った場合にのみポイントの付与等を行う。
キャンペーンサーバ120は、各商品を販売する事業者や当該事業者から委託された他の事業者によって、商品の販売促進のキャンペーンを管理・運用させるために設置される。
<個別識別情報判定システム>
個別識別情報判定システム100は、商品に貼り付けられたラベル1上に形成された個別識別情報12をラベル1の裏面から撮像した撮像画像を取得し、取得した個別識別情報12の撮像画像を用いて個別識別情報12の特徴点情報の抽出を行う。これにより、ラベル1が貼り付けられていた商品が正規に購入されたか否かの判断を行う。
個別識別情報判定システム100は、画像取得部101と、画像解析部(特徴点情報取得部の一例)102と、特徴点情報記憶部103と、反転検知部104と、特徴点情報比較部105と、を備えている。個別識別情報判定システム100は、反転検知部104によって、取得した個別識別情報12の画像が表裏反転しているか否かを検知し、表裏反転していない場合にはラベル1の裏面側から読み取られた個別識別情報12の画像であると判断する。また、個別識別情報判定システム100は、個別識別情報12の画像が表裏反転していない場合に、特徴点情報記憶部に記憶された、過去に撮像された個別識別情報12の画像から抽出された特徴点情報と、今回取得した個別識別情報12の特徴点情報とを照合して、当該個別識別情報が初めて読み取られた個別識別情報であるか否かを判定する。
以下、個別識別情報判定システム100の各部について詳細に説明する。
<特徴点情報記憶部>
特徴点情報記憶部103は、過去に個別識別情報が撮像されて生成された個別識別情報画像から抽出された特徴点情報を記憶している。
特徴点情報記憶部103は、過去に画像解析部102において個別識別情報画像113から抽出された特徴点情報を記憶している。特徴点情報記憶部103は、個別識別情報画像113から抽出された個別識別情報12の特徴点情報のうち、特徴点情報記憶部103に保存されていない個別識別情報12の特徴点情報が追加して記憶される。すなわち、特徴点情報記憶部103は、個別識別情報判定システム100に初めて送信された個別識別情報12の特徴点情報を記憶する。
特徴点情報記憶部103は、事前にいずれの特徴点情報も記憶していない。すなわち、キャンペーンに用いられる個別識別情報12のすべては、事前(例えばキャンペーン対象商品が工場から出荷される前)に登録されていない。また、特徴点情報記憶部103は、過去に画像解析部102において個別識別情報画像113から抽出された特徴点情報がない場合には、特徴点情報を記憶していない。このため、特徴点情報記憶部103に保存されていない特徴点情報は、個別識別情報判定システム100に初めて送信された個別識別情報12の特徴点情報であり、それまで読み取られたことがない(1回目のキャンペーン応募に用いられた)個別識別情報12の特徴点情報となる。また、特徴点情報記憶部103に保存されている特徴点情報は、すでに読み取られたことがある個別識別情報12の特徴点情報である。
個別識別情報判定システム100が1つの個別識別情報12で複数回のキャンペーン応募を許容する場合には、個別識別情報12の特徴点情報と共に、個別識別情報12の読み取り回数を互いに関連付けて保存しても良い。
なお、特徴点情報記憶部103の他の例として、商品の工場出荷前に、例えば商品に貼り付けられる前のラベル1の裏面から読み取った個別識別情報12の画像から抽出した特徴点情報を記憶していてもよい。この場合、商品購入後に購入者等によって読み取られた個別識別情報画像113から抽出した特徴点情報と、特徴点情報記憶部103に記憶された特徴点情報を照合することで、正規の個別識別情報12が読み取られたか否かを判定できる。また、特徴点情報記憶部103が照合回数を記憶することで、個別識別情報12が初めて読み取られた個別識別情報12であるか否かを判断することができる。
<画像取得部>
画像取得部101は、ラベル1に印刷された個別識別情報12をラベル1の裏面から撮像して生成された個別識別情報画像113を取得する。画像取得部101は、例えば撮像部111から送信された個別識別情報画像113を取得する。
画像取得部101が取得した個別識別情報画像113は、画像解析の前処理として、サイズの変更(拡大等)、ノイズ除去、二値化等が行なわれても良い。画像取得部101は、取得した個別識別情報画像113を画像解析部102に出力する。
なお、画像取得部101は、端末110の撮像部111で撮像及び生成された個別識別情報画像113のみを取得する。すなわち、画像取得部101は、例えばインターネットを介して収集したラベル1裏面の画像等を取得することができないようになっている。これにより、商品を購入した購入者等以外の者が、不正に収集した個別識別情報画像113を用いてキャンペーンに参加することを防止することができる。
(画像解析部)
画像解析部102は、画像取得部101が取得した個別識別情報画像113から特徴点情報を抽出する。特徴点情報の抽出は、個別識別情報画像113を解析して、個別識別情報画像113中に表示される個別識別情報12の特徴点を画像認識技術を用いて特徴点情報として抽出する。画像解析部102は、例えば、画像の回転によりコードの上下左右方向を所定の方向に一致させる処理や、ノイズの除去や画像の歪みの補正、彩度や明度の調整等の前処理を行った後、特徴点情報の抽出を行う。
本実施形態において「特徴点」とは、人間の目やスキャナ等のコード読取部では区別できない個々の画像に固有の特徴をいい、例えば個別識別情報12に含まれる情報に応じて相違する個別識別情報12毎の特徴的なパターン形状等をいう。具体的に、特徴点は、個別識別情報12の端部におけるエッジ線形性、明色領域と暗色領域とのコントラスト、パターンの相違(余分な暗色領域)、部分的な印刷のかすれ、外形のアスペクト比、配置位置とパターンのサイズ等の情報をいう。
画像解析部102は、上述したような特徴点に着目し、各特徴を数値化した特徴点情報に変換する。個別識別情報12の形成には、形成時に自然発生する形成装置の振動、形成スピード、塗布スピード、インクなどの材料、形成公差、室温、湿度、形成時の基材11の振動等の様々な環境要因により、微細な差異が生じる。このような差異は人の目には視認しにくいものの、画像認識技術を用いて特徴点を解析する事により認識することが可能となる。特徴点情報は、個体に特有の情報であり、その個体を一意に識別する情報である。
<反転検知部>
反転検知部104は、画像取得部101が取得した個別識別情報画像113に含まれる個別識別情報12が表裏反転しているか否かを検知する。個別識別情報12の反転は、個別識別情報12の種類に応じて一般的に用いられている方法で検知される。反転検知部104は、個別識別情報画像113に含まれる個別識別情報12が表裏反転していると判定した場合、ラベル1を商品から剥がしてラベル1の裏面から個別識別情報12を読み取ることを、端末110の表示部112に表示させる。反転検知部104は、反転検知結果を特徴点情報比較部105に出力し、個別識別情報12が表裏反転していない場合のみ、特徴点情報比較部105での処理を行うようにすることができる。
<特徴点情報比較部>
特徴点情報比較部105は、反転検知部104において個別識別情報画像113に含まれる個別識別情報12が表裏反転していないと検知された場合に、個別識別情報12から抽出した特徴点情報が、特徴点情報記憶部103に記憶されているか否かを照合する。特徴点情報比較部105は、照合結果に応じて、個別識別情報画像113に含まれる個別識別情報12が初めて読み取られた個別識別情報であるか否かを判定する。
特徴点情報比較部105は、画像解析部102から取得した個別識別情報12の特徴点情報と、特徴点情報記憶部103に記憶されている特徴点情報とを比較し、画像解析部102から取得した個別識別情報12の特徴点情報と同一の特徴点情報が特徴点情報記憶部103に記憶されているかを判定する。特徴点情報比較部105は、判定を行った個別識別情報12の特徴点情報が特徴点情報記憶部103に記憶されていない場合には、当該個別識別情報12が初めて読み取られた(1回目のキャンペーン応募に用いられた)個別識別情報12であると判定する。また、特徴点情報比較部105は、判定を行った個別識別情報12の特徴点情報が特徴点情報記憶部103に記憶されている場合には、当該個別識別情報12が2回目以降のキャンペーン応募に用いられた個別識別情報12であると判定する。キャンペーンは、1つの個別識別情報12に対して1回の応募しか認められないことがほとんどである。このため、画像解析部102から取得した個別識別情報12の特徴点情報と同一の特徴点情報が特徴点情報記憶部103に記憶されているかを判定することにより、個別識別情報12が応募に適した個別識別情報12であるか否かを判定することができる。
特徴点情報比較部105は、判定を行った個別識別情報12が、1回目のキャンペーン応募に用いられた個別識別情報12であるか、2回目以降の応募に用いられた個別識別情報12であるかを比較結果として、比較結果出力部106に出力する。
(比較結果出力部)
比較結果出力部106は、特徴点情報比較部105から取得した比較結果に応じて、画像解析部102から取得した個別識別情報12の特徴点情報を特徴点情報記憶部103に記憶させる制御信号Smを出力する。
例えば、比較結果出力部106は、判定を行った個別識別情報12が初めて読み取られた(1回目のキャンペーン応募に用いられた)個別識別情報12であることを示す比較結果を受信した場合、画像取得部101に対して個別識別情報12の特徴点情報を特徴点情報記憶部103に記憶させる制御信号Smを出力する。また、比較結果出力部106は、判定を行った個別識別情報12が2回目以降のキャンペーン応募に用いられた個別識別情報12であることを示す比較結果を受信した場合、上述した制御信号Smを出力しない。これにより、1回目のキャンペーン応募に用いられた個別識別情報12の特徴点情報を特徴点情報記憶部103に記憶させることができる。
また、比較結果出力部106は、比較結果又は比較結果に応じた情報を端末110に送信する。
例えば、比較結果出力部106は、判定を行った個別識別情報12が2回目以降のキャンペーン応募に用いられた個別識別情報12であることを示す比較結果を受信した場合、端末110に対して個別識別情報12が応募に適していないことを示すエラー情報を送信する。このとき、図4に示すように、端末110の表示部112には、エラー情報が表示される。
また、比較結果出力部106は、判定を行った個別識別情報12が1回目のキャンペーン応募に用いられた個別識別情報12であることを示す比較結果を受信した場合、端末110に対して個別識別情報12が応募に適していることを示す登録情報を送信する。登録情報には、キャンペーン応募画面へのリンク情報(URL)が含まれていてもよい。図5(A)に示すように、端末110の表示部112には、例えばキャンペーン応募画面へのリンク情報(URL)が表示され、リンク情報が選択されることにより、図5(B)に示すように、表示部112の表示がキャンペーン応募画面に遷移する。また、端末110では、登録情報を受信した際に、表示部112に図5(A)に示すキャンペーン応募画面へのリンク情報(URL)が表示されることなく、図5(B)に示すキャンペーン応募画面が自動で表示されてもよい。
さらに、比較結果出力部106は、端末110に対して登録情報を送信する代わりに、表示部112にキャンペーン応募画面を表示させる信号を送信してもよい。これにより、端末110の表示部112には、自動でキャンペーン応募画面が表示される。
以上説明したように、個別識別情報判定システム100では、個別識別情報12をラベル1の裏側から読み取ったか否かを判断することができる。このため、個別識別情報判定システム100は、個別識別情報12がラベル1の裏面から読み取られた場合を、商品が購入されてラベル1を剥がすことができる状態であると判断することができる。すなわち、個別識別情報判定システム100は、個別識別情報12が印刷されたラベル1が貼り付けられた商品が購入済みであることを証明する事ができる。
また、個別識別情報判定システム100は、個別識別情報12の特徴点情報を抽出して、個別識別情報12が初めて読み取られたか否か等の読み取られた回数を判定することができる。このため、個別識別情報判定システム100は、応募上限回数を超えてキャンペーンに参加することを防止できる。
(2.2)個別識別情報判定方法の基本構成
以下、本実施形態に係る個別識別情報判定方法を説明する。本実施形態に係る個別識別情報判定システム100は、予め記憶された、個別識別情報判定方法をコンピュータに実行させる個別識別情報判定プログラムに従って、個別識別情報12の判定処理を行う。
本実施形態に係る個別識別情報判定方法は、少なくとも以下の方法により実行される。
(a)印刷体に印刷された個別識別情報が撮像されて生成された個別識別情報画像を取得する
(b)取得した個別識別情報画像に含まれる個別識別情報が表裏反転しているか否かを検知する
(c)個別識別情報画像が表裏反転していないと検知された場合に、個別識別情報から抽出した特徴点情報を、特徴点情報記憶部に記憶された過去に個別識別情報が撮像されて生成された個別識別情報画像から抽出された特徴点情報と照合する
(d)特徴点情報の照合結果に応じて、個別識別情報画像に含まれる個別識別情報が初めて読み取られた個別識別情報であるか否かを判定する
以下、個別識別情報判定方法を、図3とともに図6を参照してより詳細に説明する。図6は、本実施形態に係る個別識別情報判定方法を説明するフローチャートである。以下に説明する個別識別情報判定方法では、個別識別情報12を読み取ってキャンペーンへの応募を行う場合について説明するが、このような構成には限られない。
まず、図6に示すように、個別識別情報判定システム100の画像取得部101は、端末110から個別識別情報判定システム100へインターネットを介して送信された個別識別情報画像113を取得する(ステップS11)。個別識別情報画像113は、例えば端末110の操作者によって、商品のラベル1に印刷された個別識別情報12がラベル1の裏面から撮像されて生成される。個別識別情報画像113は、画像解析部102及び反転検知部に送信される。
続いて、画像解析部102は、画像認識技術を用いて個別識別情報12の特徴点情報を抽出する(ステップS12)。画像解析部102は、特徴点情報比較部105に特徴点情報を送信する。
また、反転検知部104は、例えば個別識別情報12の種類に応じて一般的に用いられている方法により、個別識別情報画像113に含まれる個別識別情報12が表裏反転しているか否かを検知する(ステップS13)。反転検知部104は、個別識別情報12が表裏反転していると検知した場合(ステップS13のYes)、端末110にエラー信号を送信して、ラベル1を商品から剥がしてラベル1の裏面から個別識別情報12を読み取ることを、端末110の表示部112に表示させる(ステップS14)。また、反転検知部104は、個別識別情報12が表裏反転していると検知した場合(ステップS13のYes)、当該検知結果を特徴点情報比較部105に通知してもよい。一方、反転検知部104は、個別識別情報12が表裏反転していないと検知した場合(ステップS13のNo)、当該検知結果を特徴点情報比較部105に通知して処理がステップS15に移行する。
特徴点情報比較部105は、反転検知部104において、個別識別情報画像113に含まれる個別識別情報12が反転していないと判定された場合に、画像解析部102から入力された個別識別情報12の特徴点情報と、特徴点情報記憶部103に記憶されている特徴点情報とを比較して、個別識別情報画像113から抽出された特徴点情報と同一の特徴点情報が特徴点情報記憶部103に記憶されているか否かを判定する(ステップS15)。特徴点情報比較部105は、比較結果を比較結果出力部106に出力する。
個別識別情報画像113から抽出された個別識別情報12の特徴点情報と同一の特徴点情報が特徴点情報記憶部103に記憶されている場合(ステップS15のYes)、比較結果出力部106は、端末110に対してエラー情報を送信する(ステップS16)。これにより、端末110の表示部112には、エラー情報が表示される(図4参照)。
一方、個別識別情報画像113から抽出された個別識別情報12の特徴点情報と同一の特徴点情報が特徴点情報記憶部103に記憶されていない場合(ステップS15のNo)、比較結果出力部106は、個別識別情報画像113から抽出された特徴点情報(特徴点情報記憶部103に記憶されていない、すなわち1回目のキャンペーン応募に用いられた個別識別情報12の特徴点情報)を特徴点情報記憶部103に記憶させるための制御信号Smを画像取得部101に出力し、制御信号Smを受信した画像取得部101は、個別識別情報画像113から抽出された個別識別情報12の特徴点情報を特徴点情報記憶部103に記憶させる(ステップS17)。
また、比較結果出力部106は、端末110に対して、例えばキャンペーン応募画面へのリンク情報(URL)が含まれた登録情報を送信する(ステップS18)。これにより、端末110の表示部112には、キャンペーン応募画面へのリンク情報(URL)が表示される(図5(A)参照)。端末110の操作者は、表示部112に表示されたリンク情報を選択してキャンペーン応募画面を表示させ、キャンペーンへの応募を行う。
これにより、個別識別情報判定システム100の動作は終了する。
(2.3)個別識別情報判定プログラムの基本構成
本実施形態に係る個別識別情報判定システム100により実行される個別識別情報判定プログラムについて説明する。個別識別情報判定システム100は、少なくとも以下の(A)~(D)の各動作をコンピュータに実行させるプログラムに従って、個別識別情報の判定を行う。以下のプログラムは、例えばハードディスクドライブ、メモリ等の記録媒体やDVDディスク又はBlu-ray(登録商標)等の光ディスクに非一時的に記録される。以下のプログラムは、インターネットを介して配布されても良い。さらに、以下のプログラムは、クラウドサーバに記録され、インターネットを介して実行されても良い。
このような個別識別情報判定プログラムは、ソフトウェア開発キット(SDK:Software Development Kit)として提供されても良い。
(A)印刷体に印刷された個別識別情報が撮像されて生成された個別識別情報画像を取得すること
(B)取得した個別識別情報画像に含まれる個別識別情報が表裏反転しているか否かを検知すること
(C)個別識別情報画像が表裏反転していないと検知された場合に、個別識別情報から抽出した特徴点情報を、特徴点情報記憶部に記憶された過去に個別識別情報が撮像されて生成された個別識別情報画像から抽出された特徴点情報と照合すること
(D)特徴点情報の照合結果に応じて、個別識別情報画像に含まれる個別識別情報が初めて読み取られた個別識別情報であるか否かを判定すること
(2.4)変形例
(2.4.1)変形例1
図7Aに示すように、本実施形態の第1の変形例である個別識別情報判定システム100Aは、ラベル1が撮像部111によって直接読み取られていないことを検知する偽造判別部107を備えていてもよい。
例えば、実際に商品を購入していないユーザが、ラベル1の裏面から個別識別情報12を撮像した画像をインターネット等を介して不正に入手する場合がある。この場合、ディスプレイ等に表示された個別識別情報12は、第三者が購入した商品に付された正規のラベル1に印刷された個別識別情報12である場合がある。この場合、ディスプレイに表示された個別識別情報12は表裏反転しないため、個別識別情報12が読み込まれて特徴点の抽出が行われる場合がある。
個別識別情報判定システム100Aは、個別識別情報12がディスプレイ等に表示されたことを検出する偽造判別部107を備えている。偽造判別部107は、取得した個別識別情報画像113から、ディスプレイを撮像した場合に特有のモアレの発生領域の有無を検出し、個別識別情報画像113中にモアレの発生領域がある場合には、個別識別情報画像113が偽造された画像であると判別する。また、偽造判別部107において個別識別情報画像113が偽造された画像であると判別された場合に、反転検知部104又は特徴点情報比較部105の少なくとも一方は、処理を行わないようにする。これにより、個別識別情報判定システム100Aは、偽造された画像中の個別識別情報12に基づいて、キャンペーン等への応募を行うことを防止することができる。
(2.4.2)変形例2
本実施形態にかかる個別識別情報判定システム100の反転検知部104では、個別識別情報12の種類に応じて一般的に用いられている方法で表裏反転を検知していたが、このような構成に限られない。
本実施形態の第2の変形例である個別識別情報判定システム100Bは、表裏反転検知用識別情報14を備えたラベル1E(図2E参照)を読み取る場合、反転検知部104が表裏反転検知用識別情報14が予め定められた形状となっているか否かを判定し、表裏反転検知用識別情報14が予め定められた形状となっている場合に、個別識別情報12が表裏反転していないと判定しても良い。なお、個別識別情報判定システム100Bは、図3に示す個別識別情報判定システム100と同様の構成であるため、図示を省略する。反転検知部104は、個別識別情報画像113において、表裏反転検知用識別情報14が含まれているか否かを判定し、表裏反転検知用識別情報14が含まれている場合、表裏反転検知用識別情報14が予め定められた形状となっているか否かを判定する。例えば、個別識別情報12がJANコードの裏面パターンである場合、JANコードの下部に表示される数字が表裏反転検知用識別情報14となる。反転検知部104Bは、例えばJANコードの下部に表示される数字が反転パターンである場合に、個別識別情報12がラベル1の裏面から読み取られたと判断する。
(2.4.3)変形例3
本実施形態にかかる個別識別情報判定システム100,100A,100Bでは、画像解析部102での個別識別情報画像113の画像解析(特徴点の抽出)、反転検知部103での個別識別情報12の表裏反転検知、偽造判別部107における、ラベル1が撮像部111によって直接読み取られていないことの検知等が行われているが、このような構成に限られない。
例えば図7Bに示すように、個別識別情報判定システム100Cは、画像解析部102、反転検知部103及び偽造判別部107と同様の機能を有する端末110Aとネットワークを介して接続されており、特徴点情報比較部105における特徴点情報の比較や比較結果の出力のみを行っても良い。この場合、端末110Aは、抽出した特徴点情報を個別識別情報判定システム100Cに送信する。また、個別識別情報判定システム100Cは、画像取得部101に代えて特徴点情報取得部101Cを備えており、端末110Aから特徴点情報を取得する。
また、例えば図7Cに示すように、個別識別情報判定システム100Dは、画像解析部102、反転検知部103及び偽造判別部107の機能のうちの1つ又は2つを有する端末110Bと接続されていても良い。例えば、端末110Bが個別識別情報12の反転検知及び偽造判別の機能を有しており、個別識別情報画像113中の個別識別情報12が反転されておらず、かつ個別識別情報画像113が偽造された画像でない場合にのみ、端末110Bが個別識別情報画像113を個別識別情報判定システムに送信する構成であっても良い。個別識別情報判定システム100Dは、個別識別情報画像113の画像解析及び特徴点情報の比較を行い、比較結果の出力のみを行う。
この場合、端末110A,110Bには、例えば画像解析部102、反転検知部103及び偽造判別部107等と同様の機能を有するアプリケーション等が予めダウンロードされることで、各部の動作が端末110A,110Bにて実行可能となる。
(2.5)本実施形態の効果
本実施形態に係る個別識別情報判定システムは、以下の効果を有する。
(2)個別識別情報判定システムは、画像取得部で取得した個別識別情報画像に含まれる個別識別情報が表裏反転しているか否かを検知する反転検知部を備え、反転検知部において個別識別情報画像が表裏反転していないと検知された場合に、個別識別情報が初めて読み取られた個別識別情報であるか否かを判定する。
これにより、例えば購入前の商品に貼り付けられた印刷体の個別識別情報を読み取る等の、印刷体の表面側から取得した個別識別情報を用いた場合には、当該個別識別情報を用いたキャンペーンへの応募等の処理を行わないようにすることができる。
(3)個別識別情報判定システムは、印刷体に印刷された個別識別情報を撮像して個別識別情報画像を生成する撮像部を備え、画像取得部は、撮像部で生成された個別識別情報画像のみを取得する。
これにより、印刷体に印刷された個別識別情報を撮像せず、個別識別情報画像のみを取得した場合に、当該個別識別情報画像に基づく各処理を行わないようにすることができる。
(4)個別識別情報判定システムは、個別識別情報画像中にモアレの発生領域がある場合には、個別識別情報画像が偽造された画像であると判別する偽造判別部を備えている。
これにより、例えばディスプレイに表示された個別識別情報画像を撮像した画像に基づく各処理を行わないようにすることができる。
3.個別識別情報判定システムのハードウェア構成
図8は、個別識別情報判定システム100の各機能部を実現するハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図14に示すように、個別識別情報判定システム100は、演算装置1000により実現される。演算装置1000は、プロセッサ1001、ROM(Read Only Memory)1002、RAM(Random access memory)103及び補助記憶装置(メモリ)1004を備える情報処理装置である。演算装置1000には、例えば外部インタフェース(I/F)1005を介して例えば出力装置1011、入力装置1012及び表示装置1013が接続されている。演算装置1000には、例えば通信インタフェース(I/F)1006を介してコンピュータ1014が接続されている。また、出力装置1011、入力装置1012、表示装置1013及びコンピュータ1014は、演算装置1000と接続するためのユーザインタフェース(不図示)を備えている。ここで、演算装置1000の各部のハードウェア資源が所定のプログラムと協働することにより、個別識別情報判定システム100の画像取得部101、画像解析部102、特徴点情報記憶部103、反転検知部104、特徴点情報比較部105、比較結果出力部106、キャンペーンサーバ120の各機能が構築される。
プロセッサ1001は、個別識別情報判定システム100を全体的に制御するプロセッサである。プロセッサ1001は、バス1007を介してROM1002に格納された個別識別情報判定プログラムを読み出し、個別識別情報判定プログラムに従って個別識別情報判定システム100を制御する。
ROM1002は、個別識別情報判定方法を実行するプログラムを格納している。
RAM1003は、計算データ、入力装置1012を介して作業者により入力された各種データ等が一時的に格納されている。
補助記憶装置1004は、例えば図示しないバッテリでバックアップされており、個別識別情報判定システム100の電源がオフされても記憶状態が保持される。補助記憶装置1004には、外部インタフェース1005を介して入力された画像データや、各処理によって生じたデータが記憶される。また、補助記憶装置1004には、入力装置1012から作業者によって入力された入力データの他、外部インタフェース1005、通信インタフェース1006を介して入力された各種データが記憶される。
出力装置1011は、外部インタフェース1005を介して画像データを演算装置1000に入力する。出力装置1011による撮影の制御は、個別識別情報判定システム100の演算装置1000がプログラムを実行することにより行うようにしてもよいし、他の装置からの制御により行うようにしても良い。
入力装置1012は、キーボード、ポインティングデバイス又はマイク等の音声入力装置等であり、外部インタフェース1005を介して作業者の操作に基づく指令や入力データを演算装置1000に入力する。
表示装置1013は、例えば液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機ELディスプレイ(OELD:Organic Electro-Luminescence Display)であり、外部インタフェース1005を介して演算装置1000から各種データを受信して表示する。表示装置1013は、例えば演算装置1000のメモリ上に読み込まれた各データ、プログラム等が実行された結果として得られたデータ、端末110から取得した個別識別情報画像データ等を表示する。
コンピュータ1014は、通信インタフェース1006を介してネットワーク1008経由で演算装置1000と接続されている。コンピュータ1014は、図示しない表示装置および入力装置を備え、ネットワーク1008経由で入力装置を介して作業者の操作に基づく指令や入力データを演算装置1000に入力したり、演算装置1000から各種データを受信して表示装置に表示させることができる。ネットワーク1008は、有線ネットワーク又は無線ネットワークのいずれであってもよい。ネットワーク1008が無線LAN、Bluetooth(登録商標)、モバイル通信ネットワーク等の無線ネットワークである場合、個別識別情報判定システム100は、作業領域外等の遠隔地にいる作業者からリアルタイムで指令を受け付けたり、遠隔地にいる作業者に対してプログラム等の実行状態や取得データの表示を行うことができる。
以上、本開示を実施の形態を用いて説明したが、本開示の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本開示の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1,1A,1B,1C,1D ラベル
11 基材
11A 表面
11B 裏面
12個別識別情報
13 隠蔽層
14 表裏反転検知用識別情報
100,100A,100B 個別識別情報判定システム
101 画像取得部
102 画像解析部
103 特徴点情報記憶部
104,104B 反転検知部
105 特徴点情報比較部
106 比較結果出力部
107 偽造判別部
110 端末
111 撮像部
112 表示部
113 個別識別情報画像
120 キャンペーンサーバ

Claims (16)

  1. 基材と、
    前記基材の表面上又は裏面上に、前記裏面側から読み取り可能な形状に形成された個別識別情報と、
    少なくとも前記個別識別情報の周辺領域に形成された隠蔽層と、
    を備える印刷体。
  2. 前記基材は、透明又は半透明である
    請求項1に記載の印刷体。
  3. 前記基材は、不透明であり、
    前記個別識別情報が前記基材の前記裏面に形成されている
    請求項1に記載の印刷体。
  4. 前記隠蔽層は、前記基材の前記個別識別情報が形成された領域以外の領域に形成されている
    請求項1から3のいずれか1項に記載の印刷体。
  5. 前記隠蔽層は、前記個別識別情報の一部又は全部を覆うように形成されている
    請求項1から3のいずれか1項に記載の印刷体。
  6. 前記隠蔽層は、前記基材の前記個別識別情報形成側面に形成され、
    前記個別識別情報は、前記隠蔽層の前記基材と反対側の面に形成されている
    請求項1から3のいずれか1項に記載の印刷体。
  7. 前記基材の前記表面上又は前記裏面上に形成された反転検知用識別情報を備え、
    前記反転検知用識別情報は、文字、数字又は図形であり、前記裏面側から読み取った場合に予め定められた文字又は図形の形状となるように形成されている
    請求項1から3のいずれか1項に記載の印刷体。
  8. 前記反転検知用識別情報は、前記基材の厚さ方向から見て前記個別識別情報と隣接する領域に形成されている
    請求項7に記載の印刷体。
  9. 過去に個別識別情報が撮像されて生成された個別識別情報画像から抽出された特徴点情報を記憶している特徴点情報記憶部と、
    印刷体に印刷された個別識別情報が撮像されて生成された個別識別情報画像から抽出された特徴点情報を取得する特徴点情報取得部と、
    前記印刷体に印刷された個別識別情報が撮像されて生成された前記個別識別情報画像が表裏反転していない場合に、前記個別識別情報から抽出した特徴点情報が、前記特徴点情報記憶部に記憶されているか否かを照合し、照合結果に応じて前記印刷体に印刷された前記個別識別情報が初めて読み取られた個別識別情報であるか否かを判定する特徴点情報比較部と、
    を備える個別識別情報判定システム。
  10. 前記画像取得部で取得した前記個別識別情報画像に含まれる前記個別識別情報が表裏反転しているか否かを検知する反転検知部を備える
    請求項9に記載の個別識別情報判定システム。
  11. 前記印刷体に印刷された前記個別識別情報が撮像されて生成された前記個別識別情報画像を取得する画像取得部を備え、
    前記特徴点情報取得部は、前記画像取得部で取得した前記個別識別情報画像の画像解析を行って前記特徴点情報を抽出することにより、前記特徴点情報を取得する
    請求項9又は10に記載の個別識別情報判定システム。
  12. 前記印刷体に印刷された前記個別識別情報を撮像して前記個別識別情報画像を生成する撮像部を備え、
    前記画像取得部は、前記撮像部で生成された前記個別識別情報画像のみを取得する
    請求項9から11のいずれか1項に記載の個別識別情報判定システム。
  13. 前記画像取得部で取得した前記個別識別情報画像から、モアレの発生領域の有無を検出し、前記個別識別情報画像中に前記モアレの発生領域がある場合には、前記個別識別情報画像が偽造された画像であると判別する偽造判別部を備え、
    前記偽造判別部において前記個別識別情報画像が偽造された画像であると判別された場合に、前記反転検知部又は前記特徴点情報比較部の少なくとも一方は、処理を行わないようにする
    請求項9から12のいずれか1項に記載の個別識別情報判定システム。
  14. 前記反転検知部は、前記個別識別情報画像において、反転検知用識別情報が含まれているか否かを判定し、前記反転検知用識別情報が含まれている場合、前記反転検知用識別情報が予め定められた形状となっているか否かを判定し、前記反転検知用識別情報が予め定められた形状となっている場合に、前記個別識別情報が表裏反転していないと判定する
    請求項9から13のいずれか1項に記載の個別識別情報判定システム。
  15. 印刷体に印刷された個別識別情報が撮像されて生成された個別識別情報画像に含まれる個別識別情報が表裏反転していない場合に、前記個別識別情報から抽出した特徴点情報を、特徴点情報記憶部に記憶された過去に個別識別情報が撮像されて生成された個別識別情報画像から抽出された特徴点情報と照合し、
    前記特徴点情報の照合結果に応じて、前記印刷体に印刷された個別識別情報が初めて読み取られた個別識別情報であるか否かを判定する
    個別識別情報判定方法。
  16. 印刷体に印刷された個別識別情報が撮像されて生成された個別識別情報画像に含まれる個別識別情報が表裏反転していない場合に、前記個別識別情報から抽出した特徴点情報を、特徴点情報記憶部に記憶された過去に個別識別情報が撮像されて生成された個別識別情報画像から抽出された特徴点情報と照合することと、
    前記特徴点情報の照合結果に応じて、前記印刷体に印刷された個別識別情報が初めて読み取られた個別識別情報であるか否かを判定することと、
    をコンピュータに実行させる個別識別情報判定プログラム。

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