JP2023066210A - boom head and mobile crane - Google Patents
boom head and mobile crane Download PDFInfo
- Publication number
- JP2023066210A JP2023066210A JP2021176793A JP2021176793A JP2023066210A JP 2023066210 A JP2023066210 A JP 2023066210A JP 2021176793 A JP2021176793 A JP 2021176793A JP 2021176793 A JP2021176793 A JP 2021176793A JP 2023066210 A JP2023066210 A JP 2023066210A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boom
- boom head
- mobile crane
- head
- sheave
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Jib Cranes (AREA)
Abstract
Description
本発明は、移動の際の走行時にブームの下方に運転席からの視界を有する移動式クレーンに関するものである。 BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a mobile crane that has a view from the driver's seat below the boom during travel.
特許文献1、2に示されているような移動式クレーンは、車両の後方に設けた旋回体にブームが取り付けられている。そして、作業現場では旋回体からブームを持ち上げた状態でブームの先端からフックを吊り下げる。図1に、ブーム11を持ち上げた状態の、従来の移動式クレーン8におけるブームヘッド9の近傍を示す。図1では、上部シーブ212とメインシーブ222を介したメインワイヤー41によりメインフック31を吊り下げ、上部シーブ212とサブシーブであるシングルトップシーブ223を介したサブワイヤー42によりサブフック32を吊り下げている。作業のために図1のようにブーム11を立ててメインフック31やサブフック32を使用する際には、メインワイヤー41やサブワイヤー42をブーム11から離間させなければならない。そのために、メインシーブ222とシングルトップシーブ223は、図1に示すようにブーム11の先端から矢印で示す前方へずれた位置に設けられている。そして、メインシーブ222とシングルトップシーブ223を保持するブームヘッド9も、ブーム11の先頭から前方へ突出する。シングルトップシーブ223、サブワイヤー42、サブフック32がないような、フックが一つだけの移動式クレーンであっても、同様に、シーブはブーム11の先端から前方へずれた位置に設けられ、ブームヘッドはブーム11の先端から前方へ突出する。
A mobile crane as shown in Patent Documents 1 and 2 has a boom attached to a revolving body provided at the rear of a vehicle. At the work site, the hook is suspended from the tip of the boom while the boom is lifted from the revolving structure. FIG. 1 shows the vicinity of a boom head 9 in a conventional
移動式クレーンは、ブームを移動式クレーンの前方へ向けて倒した状態で走行する。ブームを倒した状態では、シーブはブームの下方に突出する。そのため、走行時にブームを倒した状態でブームの下方に運転席からの視界を有する移動式クレーンでは、走行時に下方へ突出したブームヘッドとシーブにより運転席からの前方視界が部分的に遮られる。このような移動式クレーンの走行時には、運転者は十分な注意を払うことになる。 The mobile crane travels with the boom tilted toward the front of the mobile crane. When the boom is reclined, the sheave protrudes below the boom. Therefore, in a mobile crane that has a view from the driver's seat below the boom with the boom folded down during travel, the forward view from the driver's seat is partially blocked by the boom head and sheave that protrude downward during travel. The operator must pay sufficient attention when traveling such a mobile crane.
以上の点を、図を用いて説明する。図2は、図1の移動式クレーン8が走行する際の状態を示す。走行する際には、旋回体12からブーム11を前方へ倒した状態となる。メインフック31とサブフック32は、車両本体13の前方に係止され、繋がれたワイヤー4がメインシーブ、シングルトップシーブ223、上部シーブ212を介して、旋回体12に設けたウィンチ(図示せず)に接続している。
The above points will be explained with reference to the drawings. FIG. 2 shows the state when the
そして、走行する状態での移動式クレーン8では、図2においてブーム11の下方に点線で囲んだ突出領域Pに、ブームヘッド9が突出する。走行する状態では、ブーム11の先端は運転席14の前方に位置する。そのため、ブームヘッド9とメインシーブ222、シングルトップシーブ223が、運転席14の前方でブーム11から下方へ突出することとなる。図2に示す移動式クレーン8は、運転席14を有した運転室がブーム11の右側に設けられている。そのため、運転席14からみて左前方が、ブーム11から下方へ突出したブームヘッド9およびメインシーブ222、シングルトップシーブ223により見えにくい状態となる。そしてそのような状態で十分に注意を払いつつ、運転者は移動式クレーン8を走行させることになる。
When the
このような見えにくさは単一のフックを備えた移動式クレーンでも生じる。しかし、図1に記載したような、メインフック31とサブフック32を備えている移動式クレーン8では、ブーム11が倒れた状態でメインシーブ222よりもさらに下方にシングルトップシーブ223が位置する。そのため、単一のフックの場合よりも遮る範囲が大きくなる。
Such obscurity also occurs in mobile cranes with a single hook. However, in the
なお、図2の移動式クレーン8と異なり、移動する際に運転室の上にブームを倒す移動式クレーンにおいても、ブームから垂下するブームヘッドとシーブにより、運転席から斜め前方が見えにくい状態となる。
Note that unlike the
このような見えにくさを解消するために、移動式クレーンの左前方に、前に向けてカメラを設置し、運転席に設けたディスプレイによって左前方を確認できるようにすることも可能である。しかしながら、カメラ等の設置コストや、機器の故障時には左前方の確認が難しくなるといった問題が生じる。 In order to eliminate such difficulty in seeing, it is possible to install a camera facing forward on the left front of the mobile crane so that the left front can be confirmed on the display provided in the driver's seat. However, there are problems such as the cost of installing cameras and the like, and difficulty in checking the left front in the event of equipment failure.
本発明は、走行時にブームの下方に運転席からの視界を有する移動式クレーンにおいて、走行時に運転席からの視界を良好にすることを課題とする。 An object of the present invention is to improve the visibility from the driver's seat during travel in a mobile crane having a visibility from the driver's seat below the boom during travel.
本発明の一実施形態によるブームヘッドは、移動式クレーンにおけるブームの先端に取り付けられるブームヘッドであって、前記ブームの先端に固定されるブームヘッド固定部と、前記ブームヘッド固定部に軸支され、シーブを有するブームヘッド可動部を有し、前記ブームヘッド可動部の前面は、前記ブームの逆方向へ屈曲しており、前記ブームヘッド可動部が前記ブームヘッド固定部から伸展した伸展状態と、前記ブームヘッド可動部が屈曲した方向で前記ブームヘッド固定部に重なる折り畳み状態とに移行可能であることを特徴とする。 A boom head according to one embodiment of the present invention is a boom head attached to the tip of a boom in a mobile crane, and comprises a boom head fixing part fixed to the tip of the boom, and a boom head fixing part pivotally supported. a boom head movable part having a sheave, wherein the front surface of the boom head movable part is bent in the opposite direction of the boom, and the boom head movable part is extended from the boom head fixed part; It is characterized in that the boom head movable part can shift to a folded state in which it overlaps with the boom head fixed part in a bent direction.
本発明により、移動式クレーンの全長や全高を抑えつつ、ブーム下方への突出を小さくして視界を良好にすることができる。 According to the present invention, the visibility can be improved by reducing the downward protrusion of the boom while suppressing the overall length and height of the mobile crane.
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、図において、隠れている構成の一部を点線で示す。 BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION The present invention will be described below based on preferred embodiments with reference to the drawings. The same or equivalent constituent elements, members, and processes shown in each drawing are denoted by the same reference numerals, and duplication of description will be omitted as appropriate. Also, in the figure, a portion of the hidden configuration is indicated by a dotted line.
本発明による実施形態の移動式クレーン1を図3に示す。ブーム11は旋回体12を介して車両本体13に取り付けられている。また、車両本体13の上には、運転席14を備えた運転室がブーム11の右側に設けられている。図3の移動式クレーン1は、ブーム11を下げた状態である。ブーム11の先端にはブームヘッド2が設けられている。図2の従来の移動式クレーン8と同様に、ブームヘッド2はブーム11の下方にメインシーブ222とサブシーブであるシングルトップシーブ223が突出している。なお、図3では、後述する被押圧腕23や押圧装置5、センサ6の記載を省略している。
A mobile crane 1 of an embodiment according to the invention is shown in FIG. The
図3において、ブームヘッド2は、ブームヘッド固定部21とブームヘッド可動部22の2つのパーツに分かれている。そして、ブームヘッド可動部22はブームヘッド固定部21に軸支され、折り畳み可能となっている。図3のブームヘッド2は、ブームヘッド可動部22がブームヘッド固定部21から伸展した伸展状態である。ブームヘッド固定部21の上方には、上部シーブ212が軸支されている。また、ブームヘッド可動部22には、ブーム11に近い側にメインシーブ222が軸支され、先端側にシングルトップシーブ223が軸支されている。
In FIG. 3 , the boom head 2 is divided into two parts, a boom head fixed
実施形態の移動式クレーン1も、2つのフック3を備えている。そして、上部シーブ212には、旋回体12に設けられたウィンチ(図示せず)からブーム11に沿って延びる2本のワイヤー4が掛けられている。メインワイヤー41は、上部シーブ212からメインシーブ222を介してメインフック31に繋がり、サブワイヤー42は、上部シーブ212からシングルトップシーブ223を介してサブフック32に繋がる。図3において、メインフック31とサブフック32は、車両本体13に係止されている。
The mobile crane 1 of the embodiment also has two hooks 3 . Two wires 4 extending along the
走行時のブーム11を下げた状態では、運転席14からブーム11の下方を通して移動式クレーン1の左方の領域を目視することになる。しかしながら、図3の、ブーム11を下げた状態では、ブームヘッド2が突出領域Pに突出していて、図2の従来例と同様にブーム11の下方への突出量が大きい。そのため、運転席14から移動式クレーン1の左前方の領域が見にくい状態である。
When the
本実施形態では、走行前に、図4のようにブームヘッド可動部22を回転させながら前方へ持ち上げてブームヘッド固定部21に重ね、ブームヘッド2を折り畳み状態にする。図4の折り畳み状態では、ブーム11の下方の突出領域Pに、ブームヘッド2が突出していない。このように、ブームヘッド2のブーム11の下方への突出量を小さくすることができるため、移動式クレーン1の走行時に運転席14からの視界を向上させることができる。
In this embodiment, before traveling, the boom head
次に、本実施形態のブームヘッド2について詳述する。図5に、ブームヘッド2を構成するパーツの左側面図を示す。図5では、図3,4のブームヘッド2よりも拡大して記載している。図5(a)はブームヘッド固定部21であり、ブーム11の先端に固定されている。また、図5(b)はブームヘッド可動部22であり、ブームヘッド固定部21に軸支され、回転可能に取り付けられる。
Next, the boom head 2 of this embodiment will be described in detail. FIG. 5 shows a left side view of parts constituting the boom head 2. As shown in FIG. In FIG. 5, the boom head 2 in FIGS. 3 and 4 is enlarged. FIG. 5(a) shows the boom
図5(a)のブームヘッド固定部21は、固定部本体211の内側の上部に挟んで、上部シーブ212を回転可能に軸支している。また、下部にヘッドチルト軸213が設けられ、その横にヘッドチルト固定ピン214が設けられている。さらに、固定部本体211の内側には、ヘッドチルト軸213の下方に当接部215が設けられている。ヘッドチルト軸213とヘッドチルト固定ピン214が設けられている固定部本体211の下部は、肉厚側板216となっている。ヘッドチルト固定ピン214はアクチュエータにより電動で突出したり元の位置にもどったりする。
The boom
図5(b)のブームヘッド可動部22は、可動部本体221にメインシーブ222とシングルトップシーブ223を挟んで、回転可能に軸支している。可動部本体221の上部には、ヘッドチルト軸213を通して軸支されるヘッドチルト孔224が設けられ、図5(b)におけるヘッドチルト孔224の側方には第1固定孔225が、下方には第2固定孔226が設けられている。また、可動部本体221において、ヘッドチルト孔224と第2固定孔226の間のブーム11の側の面は当接部227となっており、伸展状態でブームヘッド固定部21の当接部215と当接する。可動部本体221は、上部のヘッドチルト孔224、第1固定孔225から中程のメインシーブ222の軸支部にかけて、肉厚側板228となっている。
The boom head
また、可動部本体221には、左側方に張り出した被押圧腕23が設けられている。被押圧腕23は、可動部本体221から左側方に突出した突出筒231、突出筒231の端面に設けた側方板232、側方板232から左側方に突出した半円筒形の被押圧凹部233、被押圧凹部の端面に設けた小側方板234を備えている。可動部本体221の前面を、図5(b)に上部前面Aと下部前面Bとして一点鎖線で示す。下部前面Bは上部前面Aから68°で屈曲しており、上部前面Aと下部前面Bの内角は112°である。
Further, the movable portion
図6に、ブームヘッド2を構成するパーツの前面図を示す。図3と図5においては、左側の前面から見た図である。図6(a)は、ブーム11の先端に固定されているブームヘッド固定部21であり、図6(b)は、ブームヘッド固定部21に回転可能に取り付けられるブームヘッド可動部22である。上部シーブ212としては、メインワイヤー41用とサブワイヤー42用に2つのシーブが設けられている。固定部本体211の下略半分の両側部には、肉厚側板216が設けられており、2つの肉厚側板216の間にヘッドチルト軸213を設けている。また、固定部本体211の下略半分の前面は、折り畳んだ際にブームヘッド可動部22の一部が入り込む開口部217を有する。開口部217の上部は、固定部本体211の前面板218である。さらに、図6(a)では記載を省略しているが、肉厚側板216にはヘッドチルト固定ピン214が設けられている。
FIG. 6 shows a front view of parts constituting the boom head 2. As shown in FIG. 3 and 5 are views viewed from the left front. 6(a) shows a boom
図6(b)のブームヘッド可動部22では、可動部本体221における肉厚側板228の上部にヘッドチルト孔224が設けられている。ブームヘッド固定部21のヘッドチルト軸213がヘッドチルト孔224を通過することにより、ブームヘッド可動部22がブームヘッド固定部21に回転可能に軸支される。また、2つの肉厚側板228の間にはメインシーブ222が設けられている。メインシーブ222は、4つのシーブからなる。メインフック31には動滑車が設けられており、メインワイヤー41は、動滑車と4つのシーブの間を複数回捲き回される。可動部本体221の下部には、シングルトップシーブ223が設けられている。シングルトップシーブ223は1つのシーブで構成される。さらに、図6(b)では記載を省略しているが、肉厚側板228には第1固定孔225と第2固定孔226も設けられている。
In the boom head
可動部本体221の左側方(図6(b)では右側方)には、被押圧腕23が設けられている。被押圧腕23の突出筒231は、一端が可動部本体221に接続しており、一端から左側方に延在している。そして、突出筒231の他端は側方板232の一端に接続する。側方板232は、図5(b)に示すようにブーム11の方向へ延在し、他端の左側方に被押圧凹部233の一端を接続する。被押圧凹部233は、凹部をブーム11の方向へ向けつつ左側方へ延在し、他端が半円板状の小側方板234で塞がれている。
A pressed arm 23 is provided on the left side (right side in FIG. 6B) of the movable portion
図7は、伸展状態における、ブームヘッド固定部21とブームヘッド可動部22からなるブームヘッド2の近傍の側面図である。図5,6のブームヘッド固定部21でブームヘッド可動部22を軸支したものであり、図3のブームヘッド2を部分拡大したものに相当する。図7(a)は左側面を、図7(b)は右側面を示す。図7のブームヘッド2の伸展状態ではブームヘッド可動部22は作業位置であり、図1のようにブーム11を立ち上げてフック3により荷物を吊り上げることができる。
FIG. 7 is a side view of the vicinity of the boom head 2 composed of the boom head fixed
ヘッドチルト軸213はヘッドチルト孔224を通過しており、ブームヘッド可動部22を軸支している。ヘッドチルト軸213とヘッドチルト孔224の中心位置は、ヘッドチルト回転中心となる。また、図7(a)に示すように、第1固定孔225は、ヘッドチルト固定ピン214により係止され、ブームヘッド可動部22がブームヘッド固定部21に固定されている。このヘッドチルト固定ピン214による固定は、ブームヘッド可動部22の回転を防止するためのものであって、荷重を受けるためのものではない。ブームヘッド可動部22が作業位置である伸展状態において、ブームヘッド固定部21の当接部215は、ブームヘッド可動部22の当接部227と当接する。荷物を取り付けたフック3をワイヤー4により吊り下げる際の荷重はメインシーブ222又はシングルトップシーブ223を介して可動部本体221に作用する。そして、当接部215と当接部227による当接と、ヘッドチルト孔224を通過するヘッドチルト軸213による軸支により支えられる。
The
ヘッドチルト軸213は肉厚側板216の間に設けられており、ブームヘッド2は、荷物を取り付けたフック3をワイヤー4により吊り下げる際の荷重に耐えられる構造となっている。また、メインシーブ222は、シングルトップシーブ223よりもヘッドチルト孔224や当接部227に近い位置に設けられており、肉厚側板228の間に軸が設けられている。このことにより、大荷重に耐えられる構造となっている。
The
図7(a)に示すように、ブーム11を倒した状態におけるブーム11の先端近傍の左下には、押圧装置5が設けられている。移動式クレーン1において、押圧装置5はブーム11に対して運転席14と反対側に設けられている。押圧装置5のチルトシリンダ51は、一端を軸支部52で軸支され、中程を支持バネ53により支持されて吊り下げられている。チルトシリンダ51の内部には、油圧で押し出されるシャフト54が設けられ、シャフト54の先端には、半円筒状に突出したシャフト先端55が設けられている。シャフト先端55は、ブームヘッド可動部22に固定された被押圧腕23の被押圧凹部233の中に嵌め込まれる。被押圧凹部233は反円筒状に窪んでおり、シャフト先端55と形状が略一致する。そして、被押圧凹部233の両端は、側方板232と小側方板234により塞がれており、シャフト先端55は、被押圧凹部233、側方板232、小側方板234により囲まれる。被押圧腕23の端部に形成された被押圧凹部233は、被押圧部である。
As shown in FIG. 7A, a pressing device 5 is provided at the lower left near the tip of the
図8は、折り畳み状態における、ブームヘッド固定部21とブームヘッド可動部22からなるブームヘッド2の近傍の側面図である。図4のブームヘッド2を部分拡大したものに相当する。図8(a)は左側面を、図8(b)は右側面を示す。図8のブームヘッド2の折り畳み状態では、ブームヘッド可動部22は走行位置である。折り畳み状態では、図5(b)に示す可動部本体221の上部前面Aである図6(b)に示す肉厚側板228の前面が、図6(a)に示す固定部本体211の前面に設けられた開口部217に入り込む。そして、図5(a)に示す可動部本体221の下部前面Bが、図5(a)に示す固定部本体211の前面Cの前方に位置するように折り畳まれて、図8のような折り畳み状態となる。
FIG. 8 is a side view of the vicinity of the boom head 2 composed of the boom
以上のように、ブームヘッド可動部22がブームヘッド固定部21から伸展した伸展状態と、ブームヘッド可動部22が屈曲した方向でブームヘッド固定部21に重なる折り畳み状態とに移行可能としている。そして、図4に示すように折り畳み状態として、突出領域Pにブームヘッド可動部22が突出せず、運転席14から左前方を見やすい良好な視界で移動式クレーン1を走行させることができる。
As described above, the boom head
ブームヘッド2の伸展状態と折り畳み状態の移行状態を検出するため、移動式クレーン1には、センサ6が設けられている。図6(a)、図7(b)、図8(b)に示すように、ブームヘッド固定部21には作業位置検出スイッチ61と走行位置検出スイッチ62が設けられている。作業位置である伸展状態では、図7(b)に示すように、作業位置検出スイッチ61に可動部本体221が当接して、ブームヘッド可動部22が作業位置であることを検出する。また、走行位置である折り畳み状態では図8(b)に示すように、走行位置検出スイッチ62に可動部本体221が当接して、ブームヘッド可動部22が走行位置であることを検出する。押圧装置5には、チルトシリンダ51からのシャフト54の突出量を検出する長さ検出器63が設けられている。
A sensor 6 is provided in the mobile crane 1 in order to detect the state of transition between the extended state and the folded state of the boom head 2 . As shown in FIGS. 6(a), 7(b), and 8(b), the boom
現場での作業が終わると、移動式クレーン1はブーム11を下げた後、ブームヘッド2を図3の伸展状態から図4の折り畳み状態に移行させて、運転席14からの視界を向上させる。図7の伸展状態から図8の折り畳み状態へ移行する際には、アクチュエータ(図示せず)によりヘッドチルト固定ピン214を第1固定孔225から引き抜く。その後、チルトシリンダ51に油圧を与えてシャフト54を押し出す。押し出されたシャフト54の先端に設けられたシャフト先端55が、被押圧凹部233を押すことにより、ヘッドチルト軸213を中心として、被押圧腕23とブームヘッド可動部22が回転する。
After the work at the site is completed, the mobile crane 1 lowers the
その際、シャフト先端55は被押圧凹部233の中で滑りながら図8(a)の左方へ移動する。そうすると、被押圧凹部233の位置が一時的に下がるが、チルトシリンダ51を吊り下げる支持バネ53が伸びるため、シャフト先端55は被押圧凹部233から外れない。また、押圧装置5はチルトシリンダ51の上部にストッパボルト56を有しており、シャフト先端55が上がりすぎて被押圧凹部233から外れることを防止している。
At that time, the shaft tip 55 moves leftward in FIG. As a result, the position of the
ブームヘッド可動部22がブームヘッド固定部21に折り畳まれる図8の状態になったとき、ヘッドチルト固定ピン214の位置には、第2固定孔226が重なり、走行位置検出スイッチ62がオンとなる。走行位置検出スイッチ62がオンになることによって、アクチュエータ(図示せず)によりヘッドチルト固定ピン214を第2固定孔226に差し込んで、ブームヘッド可動部22を折り畳み状態で固定する。
When the boom head
図4のようにブームヘッド2を折り畳み状態として走行した移動式クレーン1が作業現場に到着すると、ブームヘッド2を図3の伸展状態に移行する。その際には、最初にアクチュエータ(図示せず)によってヘッドチルト固定ピン214を第2固定孔226から引き抜く。押圧装置5は、オーバーロードリリーフ弁を備えた油圧装置を備えている。サブフック32が移動式クレーン1の前方に固定された状態で、旋回体12に設けたウィンチ(図示せず)によりサブワイヤー42を巻き上げると、ブームヘッド可動部22の先端が下方に引かれる。この力とブームヘッド可動部22の自重により、被押圧腕23を介してシャフト54がチルトシリンダ51に押し込まれ、油圧装置の圧力が上昇してオーバーロードリリーフ弁が開く。そして、ブームヘッド2は、図3,7に示す伸展状態となる。ブームヘッド可動部22が図7のように下がった状態では、ヘッドチルト固定ピン214の位置に第1固定孔225が一致し、作業位置検出スイッチ61がオンとなる。作業位置検出スイッチ61がオンとなることによって、アクチュエータ(図示せず)により第1固定孔225へヘッドチルト固定ピン214を差し込んで、ブームヘッド可動部22を係止する。
When the mobile crane 1 traveling with the boom head 2 folded as shown in FIG. 4 arrives at the work site, the boom head 2 is shifted to the extended state shown in FIG. At that time, the head
ブームヘッド可動部22は、軸支された位置から延在して前記ブームの逆方向へ屈曲しており、折り畳み状態では、前記ブームヘッド可動部22が屈曲した方向で前記ブームヘッド固定部21に重なる。このような構成であるため、図4に示すように、移動式クレーン1が走行する折り畳み状態では、突出領域Pに視界を確保できるとともに、移動式クレーン1の前方への突出も小さくすることができる。また、折り畳み状態での上方への突出量も小さくすることができ、移動式クレーン1の走行時の高さを抑えることができる。メインシーブ222とシングルトップシーブ223の取り付け位置によるブームヘッド可動部22の屈曲を利用して、移動式クレーンの走行時の前方への突出量と高さが抑えられる。
The boom head
実施形態においては、ブームヘッド可動部22は68°で前方へ屈曲している。屈曲の角度はこれに限らないが、ブームヘッド可動部は、45°から90°の範囲(可動部本体221の上部前面Aと下部前面Bの内角は135°から90°)で前方へ屈曲することが好ましい。
In the embodiment, the boom head
実施形態ではヘッドチルト固定ピン214の位置をアクチュエータで電動により操作して第1固定孔225と第2固定孔226への抜き差しを行うが、作業者が人力によりヘッドチルト固定ピン214の抜き差しを行うようにしてもよい。また、実施形態では、ブームヘッド2を折り畳み状態から伸展状態に移行する際に、ウィンチを用いてブームヘッド可動部22に力を加え、オーバーロードリリーフ弁により押圧装置5のシャフト54をチルトシリンダ51に収容する。しかし、押圧装置5の油圧を下げることにより押圧装置5のシャルと54をチルトシリンダ51に収容してもよい。ブームヘッド2をヘッドチルト固定ピン214により折り畳み状態に固定した後、押圧装置5の油圧を下げて押圧装置5のシャルと54をチルトシリンダ51に収容することもできる。被押圧腕は、押圧装置5が後退した際に、押圧装置5と離間する。このような状態で移動式クレーン1を走行させるようにしてもよい。
In the embodiment, the position of the head
その他、具体的な構成は実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。また、上述の各実施の形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの技術を流用して組み合わせることが可能である。 In addition, the specific configuration is not limited to the embodiment, and even if there is a change in design within the scope of the present invention, it is included in the present invention. In addition, each of the above-described embodiments can be combined by utilizing each other's techniques unless there is a particular contradiction or problem in the purpose, configuration, or the like.
1 移動式クレーン
11 ブーム
12 旋回体
13 車両本体
14 運転席
2 ブームヘッド
21 ブームヘッド固定部
211 固定部本体
212 上部シーブ
213 ヘッドチルト軸
214 ヘッドチルト固定ピン
215 当接部
216 肉厚側板
217 開口部
218 前面板
22 ブームヘッド可動部
221 可動部本体
222 メインシーブ
223 シングルトップシーブ
224 ヘッドチルト孔
225 第1固定孔
226 第2固定孔
227 当接部
228 肉厚側板
23 被押圧腕
231 突出筒
232 側方板
233 被押圧凹部
234 小側方板
3 フック
31 メインフック
32 サブフック
4 ワイヤー
41 メインワイヤー
42 サブワイヤー
5 押圧装置
51 チルトシリンダ
52 軸支部
53 支持バネ
54 シャフト
55 シャフト先端
56 ストッパボルト
6 センサ
61 作業位置検出スイッチ
62 走行位置検出スイッチ
63 長さ検出器
8 移動式クレーン
9 ブームヘッド
P 突出領域
A 可動部本体221の上部前面
B 可動部本体221の下部前面
1
Claims (10)
前記ブームの先端に固定されるブームヘッド固定部と、
前記ブームヘッド固定部に軸支され、シーブを有するブームヘッド可動部を有し、
前記ブームヘッド可動部の前面は、前記ブームの逆方向へ屈曲しており、
前記ブームヘッド可動部が前記ブームヘッド固定部から伸展した伸展状態と、前記ブームヘッド可動部が屈曲した方向で前記ブームヘッド固定部に重なる折り畳み状態とに移行可能であることを特徴とするブームヘッド。 A boom head attached to the tip of a boom in a mobile crane,
a boom head fixing portion fixed to the tip of the boom;
Having a boom head movable part pivotally supported by the boom head fixed part and having a sheave,
a front surface of the boom head movable portion is bent in a direction opposite to the boom;
A boom head that can shift between an extended state in which the boom head movable portion extends from the boom head fixed portion and a folded state in which the boom head movable portion overlaps the boom head fixed portion in a bent direction. .
前記ブームの先端に請求項1または2に記載されたブームヘッドを設けたことを特徴とする移動式クレーン。 A mobile crane having a view from the driver's seat below the boom when traveling,
A mobile crane, wherein the boom head according to claim 1 or 2 is provided at the tip of the boom.
前記チルトシリンダは、回転可能に軸支されるとともに支持バネにより支持されることを特徴とする請求項4に記載された移動式クレーン。 The pressing device has a tilt cylinder,
5. The mobile crane according to claim 4, wherein said tilt cylinder is rotatably pivoted and supported by a support spring.
前記被押圧腕が前記押圧装置により押されて、前記伸展状態から前記折り畳み状態へ移行することを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項に記載された移動式クレーン。 The boom head movable part has a pressed arm projecting laterally,
7. The mobile crane according to any one of claims 4 to 6, wherein the pushed arm is pushed by the pushing device to shift from the extended state to the folded state.
前記伸展状態では、前記軸支部と前記当接部により前記ブームヘッド可動部を支えることを特徴とする請求項3乃至9のいずれか一項に記載された移動式クレーン。 The boom head movable part has a contact part below a pivot supported by the boom head fixed part,
10. The mobile crane according to any one of claims 3 to 9, wherein in the extended state, the boom head movable part is supported by the pivot part and the contact part.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021176793A JP2023066210A (en) | 2021-10-28 | 2021-10-28 | boom head and mobile crane |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021176793A JP2023066210A (en) | 2021-10-28 | 2021-10-28 | boom head and mobile crane |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023066210A true JP2023066210A (en) | 2023-05-15 |
Family
ID=86322404
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021176793A Pending JP2023066210A (en) | 2021-10-28 | 2021-10-28 | boom head and mobile crane |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2023066210A (en) |
-
2021
- 2021-10-28 JP JP2021176793A patent/JP2023066210A/en active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3925761B2 (en) | A-type frame of construction machinery | |
EP2275378A1 (en) | Gantry of construction machinery | |
US6036035A (en) | Apparatus and method for extending and storing jib of crane | |
JP2000044173A (en) | Jib projecting and storing device of movable crane | |
JP2023066210A (en) | boom head and mobile crane | |
JP2796950B2 (en) | Counterweight desorption device | |
JP3946897B2 (en) | Tower crane with telescopic boom | |
JP2018131311A (en) | Counterweight device and construction device | |
JP5121351B2 (en) | Mobile crane | |
JP5121352B2 (en) | Mobile crane | |
JP4226683B2 (en) | Roughing jib back tension device | |
JP4424141B2 (en) | crane | |
JPH07125986A (en) | Stretching/storing device for horizontal boom | |
JP2001302181A (en) | Jib extension and storage device of mobile crane | |
KR20180126147A (en) | Crane vehicle | |
JP6727545B2 (en) | Mobile crane hook block storage | |
JP2006096506A5 (en) | ||
JP2006199392A (en) | Crane having live mast | |
JP2009040599A (en) | Mobile crane | |
JP7452399B2 (en) | crane | |
JP4964520B2 (en) | Telescopic cylinder storage device for jib undulation operation of crane truck | |
JP2912958B2 (en) | Mobile tower crane | |
JP4098875B2 (en) | Self-propelled crane | |
JP4199468B2 (en) | Mobile crane safety equipment | |
JP4287526B2 (en) | Mobile crane with detachable boom head |