JP2023063786A - Fitting - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、建具に関するものである。 The present disclosure relates to fittings.
従来から、建物には、枠体と、障子と、障子の傾斜角度を調整する傾斜角度調整装置と、を備えた内倒し窓が知られている（例えば、特許文献１参照）。 2. Description of the Related Art Conventionally, there is known an inward-tilting window for a building, which includes a frame, a shoji, and an inclination angle adjusting device for adjusting the inclination angle of the shoji (see, for example, Patent Document 1).
障子を開閉する際に障子の幅方向の端部を指で把持すると、可動するアーム等の傾斜角度調整装置に指を挟む虞がある。 When opening and closing the shoji, if the edges of the shoji in the width direction are gripped with fingers, there is a risk that the fingers may be caught in the tilt angle adjusting device such as a movable arm.
本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであり、開閉時に指を挟むことを抑制することができる建具を提供する。 The present disclosure has been made in view of the circumstances described above, and provides fittings capable of suppressing pinching of fingers when opening and closing.
本開示の一態様に係る建具は、枠体と、前記枠体の内側に配置される障子と、前記枠体に取り付けられ、前記障子側に延びるアームと、前記障子に取り付けられ、前記アームに設けられた可動軸を案内する案内部材と、前記案内部材における前記可動軸の可動範囲の少なくとも一部を、前記可動軸よりも外側から覆うカバーと、を備える。 A fitting according to an aspect of the present disclosure includes a frame, a shoji arranged inside the frame, an arm attached to the frame and extending toward the shoji, and a frame attached to the shoji and attached to the arm. A guide member that guides the provided movable shaft, and a cover that covers at least part of a movable range of the movable shaft in the guide member from the outside of the movable shaft.
以下、一実施形態に係る建具について、図面に基づいて説明する。図１に示すように、建具１００は、例えば内倒し窓である。建具１００は、枠体１と、障子２と、一対の傾斜角度調整装置３，３と、一対の操作部４，４と、一対のアームカバー５，５と、を備えている。アームカバー５は、カバーの一例である。
A fitting according to one embodiment will be described below with reference to the drawings. As shown in FIG. 1, the
屋外側と屋内側とを結び水平面に沿う方向を、屋内外方向と称する。屋内外方向と直交し、水平面に沿う方向を、幅方向と称する。幅方向のうち建物の開口の中央側に向かう方向を、幅方向の内側と称する。幅方向のうち建物の開口の中央から端部側に向かう方向を、幅方向の外側と称する。 A direction along a horizontal plane connecting the outdoor side and the indoor side is referred to as an indoor/outdoor direction. A direction perpendicular to the indoor/outdoor direction and along the horizontal plane is referred to as a width direction. A direction toward the central side of the opening of the building in the width direction is referred to as the inner side in the width direction. A direction in the width direction from the center of the opening of the building to the end side is referred to as the outside in the width direction.
枠体１は、建物の開口に設置されている。枠体１は、四方枠状に形成されている。枠体１は、上枠１１と、下枠１２と、一対の縦枠１３，１３と、を有している。上枠１１及び下枠１２は、幅方向に延びている。縦枠１３は、上下方向に延びている。縦枠１３は、上枠１１の幅方向の端部と下枠１２の端部とを連結している。
A
障子２は、枠体１の内側に配置されている。障子２は、框体２０と、ガラス２９と、を有している。框体２０は、四方枠状に形成されている。框体２０は、上框２１と、下框２２と、一対の縦框２３，２３と、を有している。上框２１及び下框２２は、幅方向に延びている。縦框２３は、上下方向に延びている。各縦框２３は、上框２１の幅方向の端部と下框２２の幅方向の端部とを連結している。ガラス２９は、框体２０内に納められている。上框２１には、上部操作部２１ａが取り付けられている。上部操作部２１ａを操作することで、上枠１１に取り付けられたラッチ部１１ａとの施錠及び解錠が可能となる。
The
傾斜角度調整装置３は、障子の幅方向の両端部に設けられている。傾斜角度調整装置３は、縦枠１３と縦框２３とを接続している。傾斜角度調整装置３は、案内部材３１（図３参照）と、アーム３２と、を有している。
The
図３に示すように、障子２の縦框２３は、屋内側板部２３１と、見込み板部２３２と、を有している。屋内側板部２３１は、板状に形成されている。屋内側板部２３１の板面は屋内外方向を向いている。見込み板部２３２は、屋内側板部２３１から屋外側に向かって延びている。見込み板部２３２は、板状に形成されている。見込み板部２３２の板面は、幅方向を向いている。案内部材３１は、見込み板部２３２に取り付けられている。
As shown in FIG. 3 , the
案内部材３１には、案内溝３１１が形成されている。案内溝３１１は、案内部材３１を幅方向に貫通する貫通孔である。
A
案内溝３１１は、幅広溝部３１１ａと、幅狭溝部３１１ｂと、を有している。幅広溝部３１１ａは、幅狭溝部３１１ｂの上側に配置されている。幅広溝部３１１ａの下部と幅狭溝部３１１ｂの上部とは連続している。
The
図２に示すように、アーム３２の一端部は、取付具３２１を介して縦枠１３に回動可能に取り付けられている。図４に示すように、アーム３２の他端部は、縦框２３側に延びている。アーム３２の他端部には、幅方向の内側に突出する可動軸３２２が設けられている。可動軸３２２は、案内部材３１の案内溝３１１に挿入されている。
As shown in FIG. 2 , one end of the
可動軸３２２は、可動軸底部（不図示）と、大外径部３２２ｂと、小外径部３２２ａと、圧縮バネ３２２ｄと、を有している。
The
可動軸底部は、案内部材３１における幅方向の内側を向く面に摺動可能に係止されている。大外径部３２２ｂは、可動軸底部の幅方向の外側に設けられている。大外径部３２２ｂの径は、可動軸底部の径よりも小さい。大外径部３２２ｂは、案内溝３１１の幅広溝部３１１ａの溝幅と略同一である。大外径部３２２ｂは、案内溝３１１の幅広溝部３１１ａの範囲で摺動可能に案内される。小外径部３２２ａは、大外径部３２２ｂの幅方向の外側に設けられている。小外径部３２２ａの径は、大外径部３２２ｂの径よりも小さい。小外径部３２２ａの径は、案内溝３１１の幅狭溝部３１１ｂの溝幅と略同一である。小外径部３２２ａは、案内溝３１１の幅狭溝部３１１ｂの範囲で摺動可能に案内される。
The bottom portion of the movable shaft is slidably engaged with a surface of the
圧縮バネ３２２ｄは、可動軸３２２の小外径部３２２ａに設けられている。圧縮バネ３２２ｄは、案内部材３１における幅方向の外側を向く面を押圧している。
The
図３に示すように、操作部４は、縦框２３に取り付けられている。操作部４は、操作固定部材４１と、操作カバー４２と、操作部本体４３と、を有している。操作部４は、樹脂材料で形成されているが、金属材料で形成されていてもよい。
As shown in FIG. 3 , the
操作固定部材４１は、後述する螺子５１２によって縦框２３の屋内側板部２３１の屋内側を向く面に固定されている。操作カバー４２は、操作固定部材４１を屋内側から覆っている。操作部本体４３は、操作固定部材４１及び操作カバー４２に形成された屋内外方向に貫通する不図示の貫通孔に挿通されている。
The
操作部本体４３は、操作つまみ４３１と、回動軸支部４３２と、可動軸押圧片４３３と、を有している。操作つまみ４３１は、操作カバー４２の屋内側に配置されている。操作つまみ４３１は、操作カバー４２に形成された貫通孔内を幅方向に移動可能に配置されている。回動軸支部４３２は、操作つまみ４３１の屋外側に設けられている。回動軸支部４３２は、操作固定部材４１の屋外側に配置されている。回動軸支部４３２は、上下方向の軸線方向として、軸線回りに回動可能に操作固定部材４１に支持されている。可動軸押圧片４３３は、回動軸支部４３２の屋外側に設けられている。指で操作つまみ４３１を縦枠１３（図１参照）側に押すと、回動軸支部４３２が回動して、可動軸押圧片４３３が縦框２３の見込み板部２３２に近づくように移動する。操作つまみ４３１から指を離すと、不図示の付勢部によって操作部本体４３は元の位置に復帰する。可動軸押圧片４３３は、押圧部の一例である。
The operation portion
縦框２３の屋内側板部２３１には、屋内外方向に貫通する挿通孔２３４が形成されている。挿通孔２３４には、操作部４の回動軸支部４３２及び可動軸押圧片４３３が挿通されている。
The indoor
図４の左側の図に示すように、障子２が閉じた状態では、アーム３２の可動軸３２２の大外径部３２２ｂが、案内部材３１の幅広溝部３１１ａの上端部に配置されている。
As shown in the left side of FIG. 4, when the
障子２の上框２１に設けられた上部操作部２１ａ（図１参照）を操作すると、ラッチ部１１ａ（図１参照）が開錠される。手で上部操作部２１ａを屋内側に倒そうとすると、可動軸３２２の大外径部３２２ｂが幅広溝部３１１ａ内を下方に移動する。可動軸３２２の大外径部３２２ｂは、案内部材３１の幅広溝部３１１ａの下端部まで到達すると移動が規制される。図４の真中の図に示すように、障子２が所定角度まで開く。障子２の図４の真中の図に示す状態を、第一開状態とする。
When the
この状態で、指で操作つまみ４３１を縦枠１３（図１参照）側に押すと、可動軸押圧片４３３は、縦框２３の見込み板部２３２に近づくように移動して、可動軸３２２を見込み板部２３２側に押圧する。可動軸３２２は、案内部材３１の幅広溝部３１１ａ内に深く入り込む。手で障子２の縦框２３を持って屋内側に倒そうとすると、図４の右側の図に示すように、可動軸３２２の小外径部３２２ａが、案内部材３１の幅狭溝部３１１ｂ内を移動する。障子２が、更に開く。可動軸３２２の小外径部３２２ａが案内部材３１の幅狭溝部３１１ｂの下端部に当たると、可動軸３２２の移動が規制される。障子２の図４の右側の図に示す状態を、第二開状態とする。
In this state, when the
図５に示すように、アームカバー５は、取付板部５１と、カバー部５２と、を有している。アームカバー５は、金属材料で形成されているが、樹脂材料で形成されていてもよい。
As shown in FIG. 5 , the
取付板部５１は、板状に形成されている。図３に示すように、取付板部５１は、縦框２３の屋内側板部２３１の屋外側を向く面に配置されている。取付板部５１の板面は、屋内外方向を向いている。取付板部５１は、略矩形状をしている。取付板部５１には、幅方向の外側から内側に凹む切欠き部５１６が形成されている。
The mounting
取付板部５１には、屋内外方向に貫通する取付孔５１１が上下に離れて２箇所に形成されている。螺子５１２が、屋外側から取付孔５１１に挿通され、縦框２３の屋内側板部２３１に形成された取付孔２３３に挿通され、操作部４の操作固定部材４１に形成された螺子孔４１１に螺合されている。操作部４とアームカバー５とは、別々の部材である。螺子５１２によって、アームカバー５の取付板部５１及び操作部４が縦框２３の屋内側板部２３１に共締めされ、取り付けられている。
The mounting
取付板部５１における上側の取付孔５１１よりも上方の部分を、上側取付片部５１７とする。取付板部５１における下側の取付孔５１１よりも下方の部分を、下側取付片部５１８とする。
A portion of the mounting
カバー部５２は、上側カバー片部５２１と、下側カバー片部５２２と、を有している。上側カバー片部５２１は、上側取付片部５１７の幅方向の外側の端部から屋外側に延びている。下側カバー片部５２２は、下側取付片部５１８の幅方向の外側の端部から屋外側に延びている。
The
図２に示すように、カバー部５２は、傾斜角度調整装置３のアーム３２の幅方向の外側に配置されている。図４に示すように、上側カバー片部５２１は、案内部材３１の幅広溝部３１１ａの下部以外の部分を幅方向の外側から覆っている。下側カバー片部５２２は、案内部材３１の幅狭溝部３１１ｂの上部以外の部分を幅方向の外側から覆っている。可動軸３２２の可動範囲は、案内部材３１の幅広溝部３１１ａの上端部から幅狭溝部３１１ｂの下端部までの範囲である。カバー部５２は、案内部材３１における可動軸３２２の可動範囲の少なくとも一部を、幅方向の外側から覆っている。図４の真中の図に示す第一開状態では、下側カバー片部５２２は、アーム３２の上部を幅方向の外側から覆っている。
As shown in FIG. 2 , the
建具１００では、アームカバー５のカバー部５２は、案内部材３１における可動軸３２２の可動範囲の少なくとも一部を、幅方向の外側から覆っている。障子２の第一開状態では、下側カバー片部５２２は、案内部材３１の幅狭溝部３１１ｂの上部以外の部分及びアーム３２の上部を幅方向の外側から覆っている。手で障子２の縦框２３を持って屋内側に倒して第二開状態まで開こうとする際に、手がアーム３２に接触したり、案内部材３１の幅狭溝部３１１ｂ内に入り込んだりすることがなく、開閉時に指を挟むことを抑制することができる。
In the fitting 100 , the
アームカバー５の上側カバー片部５２１は、案内部材３１の幅広溝部３１１ａの下部以外の部分を幅方向の外側から覆っている。指が幅方向の外側から幅広溝部３１１ａ側に伸びても、上側カバー片部５２１が幅広溝部３１１ａを覆っているため、指が幅広溝部３１１ａ、幅広溝部３１１ａに配置された可動軸３２２及び可動軸３２２から延びるアームに接触することがなく、開閉時に指を挟むことを抑制することができる。
The upper
アームカバー５のカバー部５２は、縦框２３の見込み板部２３２に取り付けられた取付板部５１から屋外側に延びている。縦框２３の見込み板部２３２とカバー部５２との間には屋内外方向の隙間がないため、屋内側から傾斜角度調整装置３に接触することがない。
The
操作部４とアームカバー５とは、別々の部材である。操作部４は樹脂材料で形成され、アームカバー５は金属材料で形成されている。操作部４とアームカバー５とが金属材料で一体で形成されている場合よりも、金属部分の金型を小さくできて、コストを抑えることができる。既存の操作部４を利用して、アームカバー５のみ新規で製作すれば、既存の操作部４にアームカバー５を取り付けることができる。
The operating
（変形例）
次に、変形例に係る建具について、主に図６を用いて説明する。下記に示す変形例の説明において、前述した部材と同一の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
(Modification)
Next, fittings according to a modification will be described mainly with reference to FIG. 6 . In the description of the modification shown below, the same reference numerals are given to the same members as those described above, and the description thereof will be omitted.
図６に示すように、変形例に係る建具１００Ａでは、上記に示す実施形態の操作部とアームカバーとが同一の部材で構成された操作カバー部材６を備えている。操作カバー部材６は、操作固定部材４１（図３参照）と、操作カバー４２と、操作部本体カバー部５３と、を有している。操作カバー部材６は、樹脂部材で形成されている。
As shown in FIG. 6, the fitting 100A according to the modification includes an operation cover member 6 in which the operation portion and the arm cover of the embodiment shown above are made of the same member. The operation cover member 6 has an operation fixing member 41 (see FIG. 3), an
操作部本体カバー部５３は、操作つまみ４３１と、回動軸支部４３２と、可動軸押圧カバー部５４と、を有している。
The operation section main
可動軸押圧カバー部５４は、上記に示す実施形態の操作部４の可動軸押圧片４３３とアームカバー５のカバー部５２との機能を有している。可動軸押圧カバー部５４は、回動軸支部４３２の屋外側に設けられている。可動軸押圧カバー部５４は、上下方向に長い形状をしている。可動軸押圧カバー部５４は、可動軸３２２を見込み板部２３２側に押圧可能である。可動軸押圧カバー部５４は、案内部材３１の幅広溝部３１１ａの上端部から幅狭溝部３１１ｂの下端部までを幅方向の外側から覆っている。
The movable shaft pressing
建具１００Ａでは、アームカバー５の可動軸押圧カバー部５４は、案内部材３１の幅広溝部３１１ａの上端部から幅狭溝部３１１ｂの下端部までを幅方向の外側から覆っている。手で障子２の縦框２３を持って屋内側に倒して第二開状態まで開こうとする際に、手がアーム３２に接触したり、案内部材３１の幅狭溝部３１１ｂ内に入り込んだりすることがなく、開閉時に指を挟むことを抑制することができる。
In the fitting 100A, the movable shaft pressing
操作カバー部材６は、操作部とカバーとの機能を有した部材である。部品点数を抑えることができるとともに、操作カバー部材６を樹脂部材で形成することができる。 The operation cover member 6 is a member having functions of an operation portion and a cover. The number of parts can be suppressed, and the operation cover member 6 can be formed of a resin member.
上述した実施の形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本開示の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。 The various shapes, combinations, and the like of the constituent members shown in the above-described embodiments are examples, and can be variously changed based on design requirements and the like without departing from the gist of the present disclosure.
１ 枠体、２ 障子、４ 操作部、５ アームカバー、カバー、３１ 案内部材、３２ アーム、１００，１００Ａ 建具、３２２ 可動軸、４３３ 可動軸押圧片、押圧部
1
Claims (4)
前記枠体の内側に配置される障子と、
前記枠体に取り付けられ、前記障子側に延びるアームと、
前記障子に取り付けられ、前記アームに設けられた可動軸を案内する案内部材と、
前記案内部材における前記可動軸の可動範囲の少なくとも一部を、前記可動軸よりも外側から覆うカバーと、を備える建具。 a frame;
A shoji placed inside the frame;
an arm attached to the frame and extending toward the shoji;
a guide member attached to the shoji and guiding the movable shaft provided on the arm;
and a cover that covers at least part of the movable range of the movable shaft in the guide member from the outside of the movable shaft.
前記操作部と前記カバーとは、別々の部材である請求項１または２に記載の建具。 A pressing portion that presses the movable shaft is provided, and an operation portion attached to the shoji is provided,
The fitting according to claim 1 or 2, wherein the operation part and the cover are separate members.
前記操作部と前記カバーとは、同一の部材で構成されている請求項１または２に記載の建具。 A pressing portion that presses the movable shaft is provided, and an operation portion attached to the shoji is provided,
The fitting according to claim 1 or 2, wherein the operation part and the cover are made of the same member.
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2021173799A JP2023063786A (en) | 2021-10-25 | 2021-10-25 | Fitting |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2021173799A JP2023063786A (en) | 2021-10-25 | 2021-10-25 | Fitting |
Publications (1)
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|---|---|
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Family Applications (1)
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| JP2021173799A Pending JP2023063786A (en) | 2021-10-25 | 2021-10-25 | Fitting |
Country Status (1)
| Country | Link |
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2021
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