JP2023061417A - Wiring harness - Google Patents
Wiring harness Download PDFInfo
- Publication number
- JP2023061417A JP2023061417A JP2021171279A JP2021171279A JP2023061417A JP 2023061417 A JP2023061417 A JP 2023061417A JP 2021171279 A JP2021171279 A JP 2021171279A JP 2021171279 A JP2021171279 A JP 2021171279A JP 2023061417 A JP2023061417 A JP 2023061417A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shield
- peripheral surface
- shield case
- cylindrical body
- wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
- Cable Accessories (AREA)
- Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
- Connection Or Junction Boxes (AREA)
Abstract
Description
本発明は、ワイヤハーネスに関する。 The present invention relates to wire harnesses.
従来、ワイヤハーネスとしては、シールドケースの貫通孔を通すシールド電線に対してシールドコネクタを組み付けたものが知られている。そのシールドコネクタは、シールド電線を挿通させるフランジ付きのハウジングと、シールド電線のシールド材(編組等)を金属製のシールドケースに電気接続させるシールド端子と、を備える。このシールドコネクタにおいては、シールド端子の一部をハウジングのフランジとシールドケースの外壁体とで挟み込み、これらを共締め固定することによって、シールド端子を介してシールド材をシールドケースに電気接続させる。この種のワイヤハーネスについては、例えば、下記の特許文献1に開示されている。
Conventionally, as a wire harness, one in which a shield connector is attached to a shield electric wire passing through a through hole of a shield case is known. The shield connector includes a housing with a flange through which a shield wire is inserted, and a shield terminal for electrically connecting a shield material (such as a braid) of the shield wire to a metal shield case. In this shield connector, a portion of the shield terminal is sandwiched between the flange of the housing and the outer wall body of the shield case, and these are fastened together to electrically connect the shield material to the shield case via the shield terminal. A wire harness of this type is disclosed, for example, in
ところで、シールドコネクタにおいては、ハウジングをシールドケースと同じ金属材料で成形するが、シールド端子がシールドケースとは別のイオン化傾向の異なる異種金属材料で成形されることもある。このようなシールドコネクタにおいては、シールド端子とシールドケースの間に水や電解質溶液が入り込むなどすると、シールド端子とシールドケースの内のイオン化傾向の大きいものの方でガルバニック腐食が発生し、その腐食が進むと、その二者間が固着してしまう可能性がある。よって、このシールドコネクタにおいては、ガルバニック腐食が発生してしまうと、その腐食箇所でシールド性能を低下させてしまう虞がある。 By the way, in the shield connector, the housing is made of the same metal material as the shield case, but the shield terminal may be made of a different metal material having a different ionization tendency from that of the shield case. In such a shield connector, if water or an electrolyte solution enters between the shield terminal and the shield case, galvanic corrosion occurs in the shield terminal and the shield case that tend to be more ionized, and the corrosion progresses. And there is a possibility that the two are stuck together. Therefore, in this shield connector, if galvanic corrosion occurs, there is a possibility that the shielding performance may be degraded at the corroded portion.
そこで、本発明は、水等の液体が触れる場所でのシールドコネクタの異種金属間接触を防ぎ得るワイヤハーネスを提供することを、その目的とする。 SUMMARY OF THE INVENTION Accordingly, it is an object of the present invention to provide a wire harness capable of preventing contact between dissimilar metals of a shield connector at a location exposed to liquid such as water.
上記目的を達成する為、本発明は、金属製のシールド材が設けられているシールド電線と、筒内が前記シールド電線を挿通させる電線挿通路となり、かつ、金属製のシールドケースにおける外壁体の貫通孔に挿通させる筒体、及び、前記筒体を前記外壁体の外壁面に固定させる被固定部を有する金属製のハウジングと、前記シールド材に対して物理的且つ電気的に接続させるシールド端子と、前記シールドケースの外の液体が前記筒体の外周面と前記貫通孔の内周面との間の環状の隙間を介して前記シールドケースの室内へと浸入せぬように配置された環状のシール部材と、を備え、前記シールド端子は、前記シール部材よりも前記シールドケースの室内側で前記筒体の外周面に対して物理的且つ電気的に接続させることを特徴としている。 In order to achieve the above object, the present invention provides a shielded wire provided with a metallic shielding material, and an outer wall body of a metallic shielded case, the inside of which serves as a wire insertion passage for inserting the shielded wire. A metal housing having a cylindrical body to be inserted into the through-hole and a fixed portion for fixing the cylindrical body to the outer wall surface of the outer wall body, and a shield terminal physically and electrically connected to the shield material. and an annular gap arranged so that the liquid outside the shield case does not enter the chamber of the shield case through the annular gap between the outer peripheral surface of the cylindrical body and the inner peripheral surface of the through hole. and a seal member, wherein the shield terminal is physically and electrically connected to the outer peripheral surface of the cylinder on the interior side of the shield case from the seal member.
本発明に係るワイヤハーネスにおいて、シールドコネクタでは、シールドケースの外から入り込んだ水等の液体がシール部材によって浸入し難くなっている場所で、シールド端子をハウジングに対して物理的且つ電気的に接続させ、そのハウジングを介してシールド端子をシールドケースに間接的に電気接続させる。よって、このシールドコネクタにおいては、ハウジングがシールドケースとイオン化傾向の同じ金属材料で成形され、かつ、シールド端子がハウジングやシールドケースとはイオン化傾向の異なる別の金属材料で成形されていたとしても、水等の液体が入り込んでこない場所でのシールド端子とハウジングとの異種金属間接触になる。このため、このシールドコネクタにおいては、シールド端子とハウジングとの間及びシールド端子とシールドケースとの間でのガルバニック腐食の発生を抑えることができる。このように、本発明に係るワイヤハーネスにおいては、水等の液体が触れる場所でのシールドコネクタの異種金属間接触を防ぐことができるので、このシールドコネクタにおいての異種金属間のガルバニック腐食の発生を抑えることができると共に、このシールドコネクタと相手方のシールドケースとの間においての異種金属間のガルバニック腐食の発生を抑えることができる。従って、このワイヤハーネスは、自身や相手方の耐久性を向上させることができ、かつ、シールド性能の低下を抑制することができる。 In the wire harness according to the present invention, in the shield connector, the shield terminal is physically and electrically connected to the housing at a location where the sealing member makes it difficult for liquid such as water entering from the outside of the shield case to enter. and indirectly electrically connect the shield terminal to the shield case through the housing. Therefore, in this shield connector, even if the housing is made of the same metal material that has the same ionization tendency as the shield case, and the shield terminal is made of a different metal material that has a different ionization tendency from those of the housing and the shield case, This results in dissimilar metal-to-metal contact between the shield terminal and the housing at a location where liquids such as water do not enter. Therefore, in this shield connector, it is possible to suppress the occurrence of galvanic corrosion between the shield terminals and the housing and between the shield terminals and the shield case. Thus, in the wire harness according to the present invention, it is possible to prevent contact between dissimilar metals of the shield connector at a location where liquid such as water comes into contact. In addition, the occurrence of galvanic corrosion between dissimilar metals between the shield connector and the mating shield case can be suppressed. Therefore, this wire harness can improve the durability of itself and the other party, and can suppress deterioration of the shielding performance.
以下に、本発明に係るワイヤハーネスの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。 EMBODIMENT OF THE INVENTION Below, embodiment of the wire harness which concerns on this invention is described in detail based on drawing. In addition, this invention is not limited by this embodiment.
[実施形態]
本発明に係るワイヤハーネスの実施形態の1つを図1から図6に基づいて説明する。
[Embodiment]
One embodiment of a wire harness according to the present invention will be described with reference to FIGS. 1 to 6. FIG.
図1から図6に示す符号1は、本実施形態のワイヤハーネスを示す。このワイヤハーネス1は、互いに組み付けられるシールド電線10とシールドコネクタ20とを備える。
このワイヤハーネス1は、例えば、車両の電気機器(例えば、回転機やインバータ)500を車両の他の電気機器(図示略)等に電気接続させるために設けられ、その電気機器500における金属製の筐体(以下、「シールドケース」という。)501に取り付けられる(図2及び図3)。シールド電線10は、そのシールドケース501の室内501aで機器本体(図示略)に電気接続させ、そのシールドケース501の外壁体(以下、「シールド壁」という。)501bの貫通孔501cに通して、室内501aからシールドケース501の外に引き出させる(図2及び図3)。シールドコネクタ20は、その内方にシールド電線10を挿通させ、シールドケース501の外でシールド壁501bに固定して、例えば、貫通孔501cからシールドケース501の室内501aへのノイズの侵入を抑制する。
The
シールド電線10は、円柱状の導電性の芯線11と、この芯線11を同心で覆う円筒状の絶縁性の内部被覆(内部シース)12と、この内部被覆12を同心で覆う円筒状の導電性のシールド材13と、このシールド材13を同心で覆う円筒状の絶縁性の外部被覆(外部シース)14と、を備える(図1から図3、図5及び図6)。
The shielded
芯線11とシールド材13は、金属材料で成形される。例えば、芯線11は、1本の円柱状の金属製の線状導体から成るものであってもよく、複数本の金属製の線状導体を撚り合わせるなどして円柱状の1本として束ねたものであってもよい。また、シールド材13は、その芯線11へのノイズの侵入を抑えるべく設けられる。例えば、このシールド材13は、金属製の線状導体を網目状で且つ円筒状に編み上げた編組体であってもよく、円筒状に形成された金属製の箔材(所謂金属箔)であってもよい。
The
シールドコネクタ20は、そのシールド電線10を挿通させる金属製のハウジング30を備える(図1から図6)。更に、このシールドコネクタ20は、シールド電線10のシールド材13をシールドケース501に電気接続させ、そのシールド材13に乗ったノイズをシールドケース501から車体に逃がすシールド端子40を備える(図1から図6)。
The
ハウジング30は、筒内がシールド電線10を挿通させる電線挿通路30aとなり、かつ、シールド壁501bの円形の貫通孔501cに挿通させる筒体31を有する(図1から図6)。更に、このハウジング30は、その筒体31をシールド壁501bの外壁面501b1に固定させる被固定部32を有する(図1から図3、図5及び図6)。
The
筒体31は、貫通孔501cを介して内方のシールド電線10をシールドケース501の室内501aと外との間に亘って配索させる。ここでは、シールド壁501bの貫通孔501cが円形状に形成され、かつ、筒体31が円筒状に形成されている。この筒体31は、同軸上で外径が大小異なる大径筒部31aと小径筒部31bとを有する(図3及び図5)。
The
被固定部32は、小径部と大径部とを同一平面上で繋げた水滴形(所謂ティアドロップ形状)の平板状のフランジ部である。この被固定部32は、その大径部が筒体31の大径筒部31aよりも大きな外径に形成され、この大径部が大径筒部31aにおける筒軸上の途中で同心上に配置される。この被固定部32においては、その小径部に貫通孔32aが形成されている(図1から図3及び図5)。この被固定部32は、その貫通孔32aに通した雄螺子部材(図示略)をシールド壁501bの雌螺子部501dに螺合させることによって、シールド壁501bの外壁面501b1に固定される(図2及び図3)。
The fixed
このハウジング30は、筒体31を小径筒部31bからシールド壁501bの貫通孔501cに差し込み、被固定部32の平面がシールド壁501bの外壁面501b1に当接した位置で当該シールド壁501bに螺子止め固定させる。よって、筒体31においては、大径筒部31aにおける被固定部32よりも小径筒部31b側と小径筒部31bとが貫通孔501cに差し込まれる。このため、この筒体31においては、シールド壁501bの貫通孔501cの内径よりも小さい外径の大径筒部31aと小径筒部31bが形成されている(図3)。
In this
シールド端子40は、金属材料で成形される。このシールド端子40は、シールド電線10のシールド材13をシールドケース501に対して間接的に電気接続させるものである。よって、このシールド端子40は、少なくともシールド電線10のシールド材13に対して物理的且つ電気的に接続させることによって、そのシールド材13に対して直接的に電気接続させる(図3及び図4)。
The
一方、このシールド端子40は、シールドケース501の外から入り込んだ水や電解質溶液に触れない場所でハウジング30に対して物理的且つ電気的に接続させることによって、そのハウジング30を介してシールドケース501に対して間接的に電気接続させる。例えば、ハウジング30は、筒体31の外周面とシールド壁501bの貫通孔501cの内周面との間に環状の隙間を形成する。このため、シールドコネクタ20は、シールドケース501の外の水等の液体がその筒体31と貫通孔501cとの間の隙間を介してシールドケース501の室内501aへと浸入せぬように配置された環状のシール部材(以下、「第1シール部材」という。)51を備える(図1から図3、図5及び図6)。よって、シールドコネクタ20においては、その第1シール部材51よりもシールドケース501の室内501a側がシールドケース501の外から入り込んだ液体に触れない場所となる。シールド端子40は、その第1シール部材51よりもシールドケース501の室内501a側で筒体31の外周面に対して物理的且つ電気的に接続させる(図3及び図4)。
On the other hand, the
第1シール部材51は、筒体31と同心上で被固定部32の大径部の平面とシールド壁501bの外壁面501b1との間に挟み込んで、筒体31とシールド壁501bの貫通孔501cとの間の隙間よりもシールドケース501の外側で防水性を高めるものであってもよい。これに替えて、この第1シール部材51は、筒体31とシールド壁501bの貫通孔501cとの間の環状の隙間を埋めるものとして当該隙間に配置されてもよい。ここで示す第1シール部材51は、筒体31の外周面に設けた環状溝31a1に同心上で配置した所謂Oリングであり、その筒体31とシールド壁501bの貫通孔501cとの間の隙間を埋めて防水性を高めている(図3及び図5)。ここで示すハウジング30は、筒体31の大径筒部31aの外周面とシールド壁501bの貫通孔501cの内周面との間に円環状の隙間を形成する。よって、この第1シール部材51は、円環状に成形され、筒体31の大径筒部31aの外周面に設けた円環状の環状溝31a1に組み付けられる。
The
このように、このシールドコネクタ20においては、被固定部32の平面とシールド壁501bの外壁面501b1との間から水等の液体が染み入ってきたとしても、その液体が第1シール部材51よりもシールドケース501の室内501a側に浸入し難くなっている。そして、このシールドコネクタ20においては、シールドケース501の外から入り込んだ水等の液体が第1シール部材51によって浸入し難くなっている場所で、シールド端子40をハウジング30に対して物理的且つ電気的に接続させ、そのハウジング30を介してシールド端子40をシールドケース501に間接的に電気接続させる。よって、このシールドコネクタ20においては、ハウジング30がシールドケース501とイオン化傾向の同じ金属材料で成形され、かつ、シールド端子40がハウジング30やシールドケース501とはイオン化傾向の異なる別の金属材料で成形されていたとしても、水等の液体が入り込んでこない場所でのシールド端子40とハウジング30との異種金属間接触になる。このため、このシールドコネクタ20においては、シールド端子40とハウジング30との間及びシールド端子40とシールドケース501との間でのガルバニック腐食の発生を抑えることができる。例えば、ハウジング30とシールドケース501は、アルミニウム又はアルミニウム合金で成形されている。そして、シールド端子40は、銅又は銅合金で成形されている。
As described above, in this
具体的に、シールド端子40は、第1シール部材51よりもシールドケース501の室内501a側に配置して、この第1シール部材51よりもシールドケース501の室内501a側で筒体31の外周面に対して物理的且つ電気的に接続させる(図3及び図4)。このため、シールド端子40は、筒体31とシールド壁501bの貫通孔501cとの間の隙間の中又はシールドケース501の室内501aで筒体31の外周面に対して物理的且つ電気的に接続させることになる。例えば、このシールド端子40は、その隙間に少なくとも一部分が配置される場合、この隙間の中でシールドケース501に対して直接的に触れる形状に形成されたものであってもよく、この隙間の中でシールドケース501に対して直接的に触れることのない形状に形成されたものであってもよい。このシールド端子40は、シールドケース501に接触していたとしても、その接触している場所に水等の液体が入ってこないので、シールドケース501との間でのガルバニック腐食の発生を抑えることができる。
Specifically, the
ここで示すシールド端子40は、筒体31の小径筒部31bの外周面に対して物理的且つ電気的に接続させる。
The
例えば、筒体31は、その小径筒部31bにおける大径筒部31a側の端部をシールド壁501bの貫通孔501cの中に配置させるものとして形成されていてもよい。この場合、シールド端子40は、小径筒部31bにおけるシールドケース501の室内501a側の外周面に対してだけ物理的且つ電気的に接続させてもよく、小径筒部31bにおける貫通孔501cの中の外周面にまで物理的且つ電気的に接続させてもよい。ここでは、小径筒部31bの全てをシールドケース501の室内501aに配置させるものとして筒体31が形成されており、これ故、その室内501aでシールド端子40が筒体31の小径筒部31bの外周面に対して物理的且つ電気的に接続されている(図3及び図4)。
For example, the
ここで示すシールド端子40は、円筒状に形成されている。そして、このシールド端子40は、同軸上で外径が大小異なる大径筒部41と小径筒部42とを有する(図3及び図5)。
The
大径筒部41は、筒体31の小径筒部31bの外周面に対して物理的且つ電気的に接続させるための部位である(図3及び図4)。この大径筒部41は、その内方に筒体31の小径筒部31bを嵌入させて同心上に配置し、自らの内周面を小径筒部31bの外周面に対して物理的且つ電気的に接続させる。ここでは、この大径筒部41を小径筒部31bの外周面に圧着させる。
The large-
小径筒部42は、シールド電線10のシールド材13に対して物理的且つ電気的に接続させるための部位である(図3及び図4)。この小径筒部42は、その内方に筒体31の小径筒部31bから引き出されたシールド電線10を同心上で挿通させる。シールド電線10は、この小径筒部42から引き出された先で、シールド材13を折り返して小径筒部42の外周面に同心上で被せる。このシールドコネクタ20においては、そのシールド材13の折返し部13aの上から円筒状のスリーブ61を同心上で被せて、このスリーブ61と共にシールド材13の折返し部13aをシールド端子40の小径筒部42の外周面に圧着させる(図3及び図4)。そのスリーブ61は、例えば、シールド材13と同じ金属材料又はシールド端子40と同じ金属材料で成形される。
The small-diameter
例えば、ここでは、シールド端子40の大径筒部41の外周面とスリーブ61の外周面を第1金型601と第2金型602とでそれぞれに挟み込みながら加圧して、筒体31の小径筒部31bとシールド端子40の大径筒部41を加締め圧着させ、かつ、シールド材13の折返し部13aと小径筒部42とスリーブ61を加締め圧着させる(図6)。
For example, here, the outer peripheral surface of the large-diameter
ここで示す第1金型601と第2金型602は、加締め圧着完了時の加圧終了位置で円柱の空間を形成するための半円弧状の壁面603をそれぞれに有し、かつ、その加圧終了位置で1つの円環を成す半円環状の膨出部604をそれぞれの半円弧状の壁面603から膨出させている(図6)。この第1金型601と第2金型602は、その円柱の空間内に筒体31の小径筒部31bとシールド端子40の大径筒部41を配置し、その大径筒部41における筒軸上の一部分をそれぞれの膨出部604で円環の溝状に凹ませて、小径筒部31bと大径筒部41を加締め圧着させる。尚、ここで示す小径筒部31bには、その大径筒部41における円環の溝状の凹みの形成に伴い出来上がった当該大径筒部41の内周面側の円環の膨出部が入り込み、この膨出部によって圧着される円環状の環状溝31b1が形成されている(図3から図5)。
The
また、ここで示す第1金型601と第2金型602は、加圧終了位置で六角柱の空間を形成するための壁面605をそれぞれに3つ有している(図6)。この第1金型601と第2金型602は、シールド材13の折返し部13aと小径筒部42とスリーブ61を挟み込んで加圧しながら、6つの壁面605で円筒状のスリーブ61を六角形に変形させて、シールド材13の折返し部13aと小径筒部42とスリーブ61を加締め圧着させる。
Also, the
このように、このシールドコネクタ20においては、ハウジング30とシールド端子40との間の接続構造に圧着構造を採用している。このため、このシールドコネクタ20においては、ハウジング30とシールド端子40との間に、その相互間で保持し合うためのロック構造を設ける必要がない。よって、このワイヤハーネス1においては、シールドコネクタ20の体格の小型化が可能になる。
As described above, in this
ハウジング30は、筒体31の内周面とシールド電線10の外部被覆14の外周面との間に環状の隙間を形成する。その隙間は、シールドケース501の外で筒体31の大径筒部31aの開口(以下、「電線引出口」という。)30b(図3及び図5)に繋がっている。そこで、シールドコネクタ20は、その電線引出口30bから大径筒部31aの中に挿入され、その筒体31とシールド電線10との間の隙間を埋める環状のシール部材(以下、「第2シール部材」という。)52を備える(図3及び図5)。この第2シール部材52は、その隙間に電線引出口30bから浸入した水等の液体を当該隙間からシールドケース501の室内501a側へと流れていかぬように大径筒部31aで止めて、防水性を向上させる。また、シールドコネクタ20は、この第2シール部材52が電線引出口30bから抜け出ぬように止めるリアホルダ71を備える(図3及び図5)。このリアホルダ71は、合成樹脂等の絶縁性材料で成形され、電線引出口30bを塞いだ状態で大径筒部31aに組み付けられている。
The
以上示したように、本実施形態のワイヤハーネス1においては、水等の液体が触れる場所でのシールドコネクタ20の異種金属間接触を防ぐことができる。このため、このワイヤハーネス1は、シールドコネクタ20においての異種金属間のガルバニック腐食の発生を抑えることができると共に、このシールドコネクタ20と相手方のシールドケース501との間においての異種金属間のガルバニック腐食の発生を抑えることができる。従って、このワイヤハーネス1は、自身や相手方の耐久性を向上させることができ、かつ、シールド性能の低下を抑制することができる。
As described above, in the
1 ワイヤハーネス
10 シールド電線
13 シールド材
20 シールドコネクタ
30 ハウジング
30a 電線挿通路
31 筒体
32 被固定部
40 シールド端子
51 第1シール部材(シール部材)
501 シールドケース
501a 室内
501b シールド壁(外壁体)
501b1 外壁面
501c 貫通孔
501
501b 1
Claims (4)
筒内が前記シールド電線を挿通させる電線挿通路となり、かつ、金属製のシールドケースにおける外壁体の貫通孔に挿通させる筒体、及び、前記筒体を前記外壁体の外壁面に固定させる被固定部を有する金属製のハウジングと、
前記シールド材に対して物理的且つ電気的に接続させるシールド端子と、
前記シールドケースの外の液体が前記筒体の外周面と前記貫通孔の内周面との間の環状の隙間を介して前記シールドケースの室内へと浸入せぬように配置された環状のシール部材と、
を備え、
前記シールド端子は、前記シール部材よりも前記シールドケースの室内側で前記筒体の外周面に対して物理的且つ電気的に接続させることを特徴としたワイヤハーネス。 A shielded wire provided with a metallic shielding material;
A cylindrical body that serves as an electric wire insertion passage through which the shielded electric wire is inserted, and that is inserted through the through hole of the outer wall body in the metal shield case, and a fixing target that fixes the cylindrical body to the outer wall surface of the outer wall body. a metal housing having a portion;
a shield terminal physically and electrically connected to the shield material;
An annular seal arranged to prevent liquid outside the shield case from entering the chamber of the shield case through an annular gap between the outer peripheral surface of the cylinder and the inner peripheral surface of the through hole. a member;
with
A wire harness according to claim 1, wherein the shield terminal is physically and electrically connected to the outer peripheral surface of the cylinder on the interior side of the shield case with respect to the seal member.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021171279A JP2023061417A (en) | 2021-10-20 | 2021-10-20 | Wiring harness |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021171279A JP2023061417A (en) | 2021-10-20 | 2021-10-20 | Wiring harness |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023061417A true JP2023061417A (en) | 2023-05-02 |
Family
ID=86249641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021171279A Pending JP2023061417A (en) | 2021-10-20 | 2021-10-20 | Wiring harness |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2023061417A (en) |
-
2021
- 2021-10-20 JP JP2021171279A patent/JP2023061417A/en active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5711594B2 (en) | Shield connector | |
US6837728B2 (en) | Equipment-mounting wire harness | |
US6991493B2 (en) | Shielded wire-connecting structure | |
US8167653B2 (en) | Shield shell | |
US8430696B2 (en) | Connector having improved fitting properties | |
US9033734B2 (en) | Connector | |
US9466967B2 (en) | Oil-cooled equipment harness | |
JP2009129811A (en) | Electromagnetic wave shield connector | |
WO2011093242A1 (en) | Connector | |
US10038271B2 (en) | Electrical connector with reduced size in a direction perpendicular to the arrangement and extending directions of two wires | |
JP5799965B2 (en) | Floating connector | |
JP2010061891A (en) | Connector | |
JP2019003806A (en) | connector | |
JP4550305B2 (en) | Shield connector for device connection | |
US10205268B1 (en) | Electrical connector having cable seals providing electromagnetic shielding | |
JP4503458B2 (en) | Shield wire ground connector and ground connection method | |
JP4116939B2 (en) | Conductive path | |
JP2019220255A (en) | Terminal | |
JP7393393B2 (en) | Connector connection structure | |
JP2023061417A (en) | Wiring harness | |
JP6984492B2 (en) | Connector and wire harness | |
JP2015018743A (en) | Connector and shield connector | |
JP2016219104A (en) | Conductive member | |
WO2023157786A1 (en) | Wire harness | |
JP2006294514A (en) | Shield fitting and shield structure provided with shield fitting |