JP2023059420A - 水素循環システム及び水素ステーション - Google Patents
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Abstract
【課題】水が不足している地域或いは空間において持続可能な水素社会の実現を図る。【解決手段】水素を燃料とする燃料電池11を搭載し、燃料電池11の発電の際に生成された水を貯留する燃料電池車両10と、燃料電池車両10に水素を供給する水素供給ユニット20と、燃料電池車両10に貯留された水を回収するとともに、回収した水を用いて水素を生成し、生成した水素を燃料電池車両供給用水素として水素供給ユニット20に供給する水素生成ユニット30と、を含む水素循環システム100。【選択図】図1
Description
本発明は、燃料電池の水素循環システム、特に、燃料電池車両に搭載した燃料電池の水素循環システム、及び、燃料電池車両に水素を充填する水素ステーションの構成に関する。
電気自動車や燃料電池自動車に対して再生可能エネルギーを利用して安定的に自立して電気或いは水素を供給することができる電気・水素供給システムが提案されている。
例えば、特許文献1には、再生可能エネルギーを利用して水を電気分解して水素を製造して燃料電池車両に供給したり、水素を燃料とする燃料電池、或いは水素エンジンで発電機を駆動する水素発電装置で発電を行い電気自動車に電力を供給したりする水素電力供給システムが開示されている。この水素電力供給システムでは、再生可能エネルギーを利用して燃料電池、或いは水素エンジンで生成された水を電気分解して水素を製造し、製造した水素を燃料電池や水素エンジンで再利用することが開示されている。
ところで、人口の増加に従って水不足が懸念されている。また、砂漠等の乾燥地帯において常に水は不足している。更に、将来的に人類が月面等の宇宙空間に進出した場合、水は非常に不足する。
しかし、特許文献1に記載されたシステムは、燃料電池車両に水素を供給するのみで、燃料電池車両で発生する水を回収していない。このため、水が不足している地域或いは空間において持続可能な水素社会の実現を図るには改善の余地があった。
そこで、本発明は、水が不足している地域或いは空間において持続可能な水素社会の実現を図ることを目的とする。
本開示の水素循環システムは、水素を燃料とする燃料電池を搭載し、前記燃料電池の発電の際に生成された水を貯留する燃料電池車両と、前記燃料電池車両に水素を供給する水素供給ユニットと、前記燃料電池車両に貯留された水を回収するとともに、回収した水を用いて水素を生成し、生成した水素を燃料電池車両供給用水素として前記水素供給ユニットに供給する水素生成ユニットと、を含むことを特徴とする。
このように、燃料電池車両から燃料電池の発電の際に生成された水を回収して水素を生成し、再度燃料電池車両で利用するので、水が不足している地域或いは空間において持続可能な水素社会の実現を図ることができる。
本開示の水素循環システムにおいて、前記水素供給ユニットが設置され、前記燃料電池車両に水素の充填を行う水素ステーションを含み、前記水素生成ユニットは、前記水素ステーションの中に設置されてもよい。
このように、水素生成ユニットと水素供給ユニットとが水素ステーションの中に併設されていることにより、燃料電池車両に水素を充填する際に、燃料電池車両から水の回収を行うことができ、燃料電池車両に搭載された燃料電池で生成された水を効率的に回収することができる。
本開示の水素循環システムにおいて、前記水素供給ユニットは、水素を前記燃料電池車両に充填するとともに前記燃料電池車両から水を回収するディスペンサを含み、前記水素生成ユニットは、前記ディスペンサを介して前記燃料電池車両に貯留された水を回収してもよい。
これにより、簡便な方法で燃料電池車両に貯留された水の回収を行うことができる。
本開示の水素循環システムは、水素を燃料とする燃料電池を搭載し、前記燃料電池の発電の際に生成された水を貯留する燃料電池車両と、水を用いて水素を生成し、生成した水素を前記燃料電池車両に供給する水素生成供給ユニットと、前記燃料電池車両に貯留された水を回収し、回収した水を前記水素生成供給ユニットに供給する水回収ユニットと、を含むことを特徴とする。
このように、燃料電池車両から燃料電池の発電の際に生成された水を回収して水素を生成し、再度燃料電池車両で利用するので、水が不足している地域或いは空間において持続可能な水素社会の実現を図ることができる。
本開示の水素循環システムにおいて、前記水素生成供給ユニットが設置され、前記燃料電池車両に水素の充填を行う水素ステーションを含み、前記水回収ユニットは、前記水素ステーションの中に設置されてもよい。
このように、水素生成供給ユニットと水回収ユニットとが水素ステーションの中に併設されていることにより、燃料電池車両に水素を充填する際に、燃料電池車両から水の回収を行うことができ、燃料電池車両に搭載された燃料電池で生成された水を効率的に回収することができる。
本開示の水素循環システムにおいて、前記水素生成供給ユニットは、水素を前記燃料電池車両に充填するとともに前記燃料電池車両から水を回収するディスペンサを含み、前記水回収ユニットは、前記ディスペンサを介して前記燃料電池車両に貯留された水を回収してもよい。
これにより、簡便な方法で燃料電池車両に貯留された水の回収を行うことができる。
本開示の水素循環システムは、水素を燃料とする燃料電池を搭載し、前記燃料電池の発電の際に生成された水を貯留する燃料電池車両と、水を用いて水素を生成し、生成した水素を前記燃料電池車両に供給する水素生成供給ユニットと、を含み、前記水素生成供給ユニットは、前記燃料電池車両に貯留された水を回収し、回収した前記水を用いて水素を生成すること、を特徴とする。
このように、燃料電池車両に供給する水素を生成する水素生成供給ユニットに燃料電池車両から回収した水を水素生成用として供給するので、簡便な構成で燃料電池車両から燃料電池の発電の際に生成された水を回収して水素を生成することができる。
本開示の水素循環システムにおいて、前記水素生成供給ユニットは、水素を前記燃料電池車両に充填するとともに前記燃料電池車両から水を回収するディスペンサを含んでもよい。
これにより、簡便な方法で燃料電池車両に貯留された水の回収を行うことができる。
本開示の水素ステーションは、燃料電池車両に水素の充填を行う水素ステーションであって、前記燃料電池車両から水を回収し、回収した水を用いて水素を生成し、生成した水素を前記燃料電池車両に供給すること、を特徴とする。
本開示の水素ステーションにおいて、前記燃料電池車両に水素を供給する水素供給ユニットと、前記燃料電池車両から水を回収するとともに、回収した水を用いて水素を生成し、生成した水素を前記水素供給ユニットに供給する水素生成ユニットと、を備えてもよい。
本開示の水素ステーションにおいて、外部から受け入れた水と、前記燃料電池車両から回収した水とを用いて水素を生成し、生成した水素を前記燃料電池車両に供給する水素生成供給ユニットを有してもよい。
本開示の水素ステーションにおいて、前記燃料電池車両から水を回収し、回収した水を前記水素生成供給ユニットに供給する水回収ユニットを備えてもよい。
本開示の水素ステーションにおいて、前記燃料電池車両は、水素を燃料とする燃料電池を搭載し、前記燃料電池の発電の際に生成された水を貯留し、前記水素生成ユニットは、前記燃料電池車両に貯留された水を回収してもよい。
本開示の水素ステーションにおいて、前記燃料電池車両は、水素を燃料とする燃料電池を搭載し、前記燃料電池の発電の際に生成された水を貯留し、前記水素生成供給ユニットは、前記燃料電池車両に貯留された水を回収してもよい。
本開示の水素ステーションにおいて、前記燃料電池車両は、水素を燃料とする燃料電池を搭載し、前記燃料電池の発電の際に生成された水を貯留し、前記水回収ユニットは、前記燃料電池車両に貯留された水を回収してもよい。
本発明は、水が不足している地域或いは空間において持続可能な水素社会の実現を図ることができる。
以下、図面を参照しながら第1~第8実施形態の水素循環システム100、200、300、400、500、600、700、800について説明する。最初に、図1を参照しながら第1実施形態の水素循環システム100について説明する。
図1に示すように、水素循環システム100は、燃料電池車両10と、水素供給ユニット20と、水素生成ユニット30とで構成されている。水素供給ユニット20と、水素生成ユニット30とは、水素ステーション40の中に設置されている。水素ステーション40は、燃料電池車両10に水素を充填する各種設備が設けられた場所である。
燃料電池車両10は、水素を燃料とする燃料電池11が発電した電力によりモータ16を駆動して走行する車両である。燃料電池車両10には、燃料電池11と、水素タンク12と、水タンク14と、バッテリ17と、モータ16とが搭載されている。
燃料電池11は、水素タンク12に貯留した燃料である水素ガスと空気中の酸素とを反応させて発電する。燃料電池11は発電の際に水を生成する。燃料電池11が発電の際に生成した水は、水タンク14に貯留される。また、燃料電池11が発電した電力は、バッテリ17を充電すると共に、モータ16に供給される。モータ16は、バッテリ17又は燃料電池11から供給される電力によって駆動されて燃料電池車両10を走行させる。
燃料電池車両10には、水素タンク12に接続されて水素を水素タンク12に充填する充填口13と、水タンク14に接続されて水タンク14に貯留された水を流出させる水出口15とが取り付けられている。
水素供給ユニット20は、水素受入設備21と、コンプレッサ22と、高圧水素タンク23と、ディスペンサ24とで構成されている。
水素受入設備21は、水素ステーション40とは別の場所に設置された水素製造設備(図示せず)から輸送された水素を受け入れて貯蔵するための設備である。水素受入設備21は、例えば、水素ボンベのカードルを格納する設備でもよい。
コンプレッサ22は、水素受入設備21の中に収容された水素ガスを燃料電池車両10の水素タンク12に充填可能な圧力まで昇圧する。コンプレッサ22から吐出された高圧水素は、高圧水素タンク23に充填される。
ディスペンサ24は、高圧水素タンク23に接続されたディスペンサ本体24aと、ディスペンサ本体24aに接続された水素充填管25と、水素充填管25の先端に取り付けられた充填ノズル26とを含んでいる。燃料電池車両10の水素タンク12に水素を充填する際には、充填ノズル26を燃料電池車両10の充填口13に差し込み固定し、充填ノズル26のレバーを操作すると、ディスペンサ本体24aからの高圧水素が充填ノズル26、充填口13を通して燃料電池車両10の水素タンク12に充填される。
水素生成ユニット30は、回収水タンク31と、水電解装置32と、水素コンプレッサ33と、高圧水素タンク34と、酸素コンプレッサ35と、酸素タンク36とで構成されている。
回収水タンク31は、燃料電池車両10の水出口15に接続される水回収管37が接続されて、燃料電池車両10の水タンク14の中に貯留された水を回収して貯留する。回収水タンク31は、水素ステーション40の地下に埋設されており、重力により燃料電池車両10の水タンク14から水を回収してもよいし、地上に配置し、水回収管37の中間に設けた図示しない吸出しポンプによって燃料電池車両10の水タンク14から吸い出した水を回収するように構成してもよい。回収水タンク31の容量は自由に決定できるが、例えば、十台から数十台の燃料電池車両10から水を回収できる程度の容量としてもよい。
水電解装置32は、例えば、風力などの再生可能エネルギーにより発電した電力が供給され、回収水タンク31に貯留した水を電気分解して水素と酸素とを生成する装置である。水電解装置32で生成された水素は、水素コンプレッサ33で圧縮されて高圧水素タンク34に充填される。また、水電解装置32で生成された酸素は、酸素コンプレッサ35で圧縮されて酸素タンク36に充填される。
高圧水素タンク34は、ディスペンサ本体24aに接続されており、高圧水素を燃料電池車両供給用水素としてディスペンサ本体24aに供給する。ディスペンサ24から燃料電池車両10の水素タンク12に水素を充填する際に、高圧水素タンク34は水素供給ユニット20の高圧水素タンク23と共に高圧水素をディスペンサ本体24aに供給する。供給された高圧水素は、充填ノズル26、充填口13を通って燃料電池車両10の水素タンク12に充填される。
また、酸素タンク36に充填された酸素は、酸素ボンベに充填されて搬出され、工業、あるいは医療などの分野で使用される。
このように、水素循環システム100は、燃料電池車両10の水素を燃料とする燃料電池11が発電の際に生成した水を水タンク14に貯留し、水タンク14に貯留した水を水素ステーション40の水素生成ユニット30の回収水タンク31に回収する。そして、回収した水を水電解装置32で電気分解して水素を生成し、生成した水素を圧縮して燃料電池車両10の水素タンク12に充填する。これにより、燃料電池車両10と水素生成ユニット30と水素供給ユニット20の間で水素を循環させることができる。そして、水電解装置32を再生可能エネルギーで発電した電力によって駆動するので、水が不足している地域或いは空間において持続可能な水素社会の実現を図ることができる。
次に図2を参照しながら第2実施形態の水素循環システム200について説明する。先に図1を参照して説明した第1実施形態の水素循環システム100と同一の部位には、同一の符号を付して説明は省略する。
図2に示すように、第2実施形態の水素循環システム200は、水素生成ユニット30の高圧水素タンク34を水素供給ユニット20の高圧水素タンク23に接続したものである。その他の構成は、水素循環システム100と同一である。水素循環システム200は、水素循環システム100と同様の作用効果を奏する。尚、水素生成ユニット30の高圧水素タンク34を水素供給ユニット20の水素受入設備21に接続するようにしてもよい。この場合には、水素生成ユニット30の水素コンプレッサ33を吐出圧力があまり高くない簡便なもので構成することができる。
次に、図3を参照しながら第3実施形態の水素循環システム300について説明する。先に図1を参照して説明した第1実施形態の水素循環システム100と同一の部位には、同一の符号を付して説明は省略する。
図3に示す水素循環システム300は、水素生成ユニット30を水素ステーション45に隣接する別の場所に設置したものである。水素生成ユニット30が水素ステーション45の中に設置されていない点以外は、図1を参照して説明した水素循環システム100と同一である。水素循環システム300は、例えば、水素ステーション45の中に水素生成ユニット30を設置するスペースがない場合などに好適なシステムである。
次に、図4を参照しながら第4実施形態の水素循環システム400について説明する。水素循環システム400は、燃料電池車両10と、水素生成供給ユニット50と、水回収ユニット60とで構成されている。水素生成供給ユニット50と水回収ユニット60とは水素ステーション70の中に設置されている。尚、先に図1を参照して説明した水素循環システム100と同一の部位には同一の符号を付して説明は省略する。
水素生成供給ユニット50は、純水タンク51と、水電解装置52と、水素コンプレッサ53と、高圧水素タンク23と、ディスペンサ24と、酸素コンプレッサ54と、酸素タンク55とで構成されている。
純水タンク51は、外部から搬送されてくる純水を貯留するタンクである。
水電解装置52は、純水タンク51に貯留された純水が供給され、風力などの再生可能エネルギーにより発電された電力で供給された純水を電気分解して水素と酸素とを生成する装置である。
水素コンプレッサ53は、水電解装置52で生成された水素を圧縮して高圧水素タンク23に充填する装置である。高圧水素タンク23は、ディスペンサ24に接続されている。また、酸素コンプレッサ54は、水電解装置52で生成された酸素を圧縮して酸素タンク55に充填する装置である。
水回収ユニット60は、先に図1を参照して説明したと同様の回収水タンク31を含んでいる。回収水タンク31は、燃料電池車両10の水出口15に接続される水回収管37が接続されて、燃料電池車両10の水タンク14の中に貯留された水を回収して貯留する。回収水タンク31は、水素生成供給ユニット50の純水タンク51に接続されており、回収水タンク31に貯留された水は、図示しない移送ポンプによって純水タンク51に移送され、水素生成供給ユニット50での水素の生成に使用される。
このように構成された水素循環システム400では、燃料電池車両10の水素を燃料とする燃料電池11が発電の際に生成した水を水タンク14に貯留し、水タンク14に貯留した水を水素ステーション70の水回収ユニット60の回収水タンク31に回収する。そして、回収した水を水素生成供給ユニット50の純水タンク51に移送し、水電解装置52で電気分解して水素を生成し、生成した水素を圧縮して燃料電池車両10の水素タンク12に充填する。つまり、水電解装置52は、外部から受け入れた水と、燃料電池車両10から回収した水とを用いて水素を生成する。これにより、燃料電池車両10と水回収ユニット60と水素生成供給ユニット50の間で水素を循環させることができる。そして、水電解装置52を再生可能エネルギーで発電した電力によって駆動するので、水が不足している地域或いは空間において持続可能な水素社会の実現を図ることができる。
次に図5を参照しながら第5実施形態の水素循環システム500について説明する。先に図4を参照して説明した水素循環システム400と同一の部位には同一の符号を付して説明は省略する。
図5に示す水素循環システム500は、水回収ユニット60を水素ステーション75の外に配置したものである。回収水タンク31に貯留された水は、移送ポンプ等で水素生成供給ユニット50の純水タンク51に移送されてもよいし、トラックなどで搬送してもよい。
水素循環システム500は、例えば、水素ステーション75の中に水回収ユニット60を設置するスペースがない場合などに好適なシステムである。水素循環システム500は、水素循環システム400と同様の作用効果を有する。
次に図6を参照しながら第6実施形態の水素循環システム600について説明する。先に図1を参照して説明した水素循環システム100と同一の部位には同一の符号を付して説明は省略する。水素循環システム600は、水素供給ユニット20のディスペンサ124が水素を燃料電池車両10に充填するとともに燃料電池車両10から水を回収し、水素生成ユニット30は、ディスペンサ124を介して燃料電池車両10に貯留された水を回収するように構成したものである。
図6に示すように、水素供給ユニット20のディスペンサ本体124aには水素充填管25と水回収管28とを一体とした複合管27が取付けられ、ディスペンサ本体124aと水素生成ユニット30の回収水タンク31とが水移送管38で接続されている。また、ディスペンサ本体124aの内部には、複合管27の水回収管28に接続されて燃料電池車両10の水タンク14に貯留されている水を吸い出す吸出しポンプ29が設けられている。
水素循環システム600において、燃料電池車両10に水素を充填する際には、水素充填管25の先端の充填ノズル26を燃料電池車両10の充填口13に接続するとともに、水回収管28の先端を燃料電池車両10の水出口15に接続する。そして、水素を充填する際には、吸出しポンプ29を駆動して水回収管28を通して燃料電池車両10の水タンク14に貯留されている水を吸出し、吸い出した水を吸出しポンプ29から水移送管38を通して水素生成ユニット30の回収水タンク31に移送する。
水素生成ユニット30の回収水タンク31に移送された水は、水素循環システム100と同様、水電解装置32で電気分解されて水素を生成し、生成された水素は、水素コンプレッサ33、高圧水素タンク34を通ってディスペンサ本体124aに供給され、複合管27中の水素充填管25を通って燃料電池車両10の水素タンク12に充填される。
このように、水素循環システム600は、水素充填管25と水回収管28とを一体とした複合管27により水素を供給する際に水の回収を行うことができるので、簡便な方法で燃料電池車両10に貯留された水を回収することができる。
次に図7を参照しながら第7実施形態の水素循環システム700について説明する。先に図4、図6を参照して説明した水素循環システム400、600と同一の部位には同一の符号を付して説明は省略する。
図7に示す水素循環システム700は、図4を参照して説明した水素循環システム400のディスペンサ24と水素充填管25の構成を、図6を参照して説明した水素循環システム600のディスペンサ124と、複合管27と、吸出しポンプ29と、水移送管38の構成としたものである。その他の構成は、図4を参照して説明した水素循環システム400と同様である。
水素循環システム700は、水素循環システム600と同様の作用効果を奏する。
次に、図8を参照しながら第8実施形態の水素循環システム800について説明する。先に図4、図7を参照して説明した水素循環システム400、700と同一の部位には同一の符号を付して説明は省略する。
図8に示す水素循環システム800は、図7に示す水素循環システム700の回収水タンク31を削除し、ディスペンサ本体124aの吸出しポンプ29と水素生成供給ユニット50の純水タンク51とを水移送管56で接続したものである。
水素循環システム800は、水素生成供給ユニット50が燃料電池車両10に貯留された水を回収し、回収した水を用いて水素を生成するので、簡便な構成で燃料電池車両10の水素を循環させることができる。
尚、以上の説明では、ディスペンサ本体124aの中に設けられた吸出しポンプ29によって燃料電池車両10の水タンク14に貯留された水を吸い出すとして説明したが、これに限らず、例えば、燃料電池車両10に水ポンプを搭載し、燃料電池車両10に搭載した水ポンプによって水タンク14に貯留した水を回収水タンク31に移送するように構成してもよい。
以上説明したように、水素循環システム100、200、300、400、500、600、700、800は、燃料電池車両10と水素生成ユニット30と水素供給ユニット20の間、または、燃料電池車両10と水回収ユニット60と水素生成供給ユニット50の間、または、燃料電池車両10と水素生成供給ユニット50との間で水素を循環させることができる。そして、水電解装置32、52を再生可能エネルギーで発電した電力によって駆動するので、水が不足している地域或いは空間において持続可能な水素社会の実現を図ることができる。
10 燃料電池車両、11 燃料電池、12 水素タンク、13 充填口、14 水タンク、15 水出口、16 モータ、17 バッテリ、20 水素供給ユニット、21 水素受入設備、22 コンプレッサ、23,34 高圧水素タンク、24,124 ディスペンサ、24a,124a ディスペンサ本体、25 水素充填管、26 充填ノズル、27 複合管、28,37 水回収管、29 吸出しポンプ、30 水素生成ユニット、31 回収水タンク、32,52 水電解装置、33,53 水素コンプレッサ、35,54 酸素コンプレッサ、36,55 酸素タンク、38,56 水移送管、40,45,70,75 水素ステーション、50 水素生成供給ユニット、51 純水タンク、60 水回収ユニット、100,200,300,400,500,600,700,800 水素循環システム。
Claims (15)
- 水素を燃料とする燃料電池を搭載し、前記燃料電池の発電の際に生成された水を貯留する燃料電池車両と、
前記燃料電池車両に水素を供給する水素供給ユニットと、
前記燃料電池車両に貯留された水を回収するとともに、回収した水を用いて水素を生成し、生成した水素を燃料電池車両供給用水素として前記水素供給ユニットに供給する水素生成ユニットと、
を含むことを特徴とする水素循環システム。 - 請求項1に記載の水素循環システムであって、
前記水素供給ユニットが設置され、前記燃料電池車両に水素の充填を行う水素ステーションを含み、
前記水素生成ユニットは、前記水素ステーションの中に設置されていること、
を特徴とする水素循環システム。 - 請求項2に記載の水素循環システムであって、
前記水素供給ユニットは、水素を前記燃料電池車両に充填するとともに前記燃料電池車両から水を回収するディスペンサを含み、
前記水素生成ユニットは、前記ディスペンサを介して前記燃料電池車両に貯留された水を回収すること、
を特徴とする水素循環システム。 - 水素を燃料とする燃料電池を搭載し、前記燃料電池の発電の際に生成された水を貯留する燃料電池車両と、
水を用いて水素を生成し、生成した水素を前記燃料電池車両に供給する水素生成供給ユニットと、
前記燃料電池車両に貯留された水を回収し、回収した水を前記水素生成供給ユニットに供給する水回収ユニットと、
を含むことを特徴とする水素循環システム。 - 請求項4に記載の水素循環システムであって、
前記水素生成供給ユニットが設置され、前記燃料電池車両に水素の充填を行う水素ステーションを含み、
前記水回収ユニットは、前記水素ステーションの中に設置されていること、
を特徴とする水素循環システム。 - 請求項5に記載の水素循環システムであって、
前記水素生成供給ユニットは、水素を前記燃料電池車両に充填するとともに前記燃料電池車両から水を回収するディスペンサを含み、
前記水回収ユニットは、前記ディスペンサを介して前記燃料電池車両に貯留された水を回収すること、
を特徴とする水素循環システム。 - 水素を燃料とする燃料電池を搭載し、前記燃料電池の発電の際に生成された水を貯留する燃料電池車両と、
水を用いて水素を生成し、生成した水素を前記燃料電池車両に供給する水素生成供給ユニットと、を含み、
前記水素生成供給ユニットは、前記燃料電池車両に貯留された水を回収し、回収した前記水を用いて水素を生成すること、
を特徴とする水素循環システム。 - 請求項7に記載の水素循環システムであって、
前記水素生成供給ユニットは、水素を前記燃料電池車両に充填するとともに前記燃料電池車両から水を回収するディスペンサを含むこと、
を特徴とする水素循環システム。 - 燃料電池車両に水素の充填を行う水素ステーションであって、
前記燃料電池車両から水を回収し、回収した水を用いて水素を生成し、生成した水素を前記燃料電池車両に供給すること、
を特徴とする水素ステーション。 - 請求項9に記載の水素ステーションであって、
前記燃料電池車両に水素を供給する水素供給ユニットと、
前記燃料電池車両から水を回収するとともに、回収した水を用いて水素を生成し、生成した水素を前記水素供給ユニットに供給する水素生成ユニットと、
を備えることを特徴とする水素ステーション。 - 請求項9に記載の水素ステーションであって、
外部から受け入れた水と、前記燃料電池車両から回収した水とを用いて水素を生成し、生成した水素を前記燃料電池車両に供給する水素生成供給ユニットを有すること、
を特徴とする水素ステーション。 - 請求項11に記載の水素ステーションであって、
前記燃料電池車両から水を回収し、回収した水を前記水素生成供給ユニットに供給する水回収ユニットを備えること、
を特徴とする水素ステーション。 - 請求項10に記載の水素ステーションであって、
前記燃料電池車両は、水素を燃料とする燃料電池を搭載し、前記燃料電池の発電の際に生成された水を貯留し、
前記水素生成ユニットは、前記燃料電池車両に貯留された水を回収すること、
を特徴とする水素ステーション。 - 請求項11に記載の水素ステーションであって、
前記燃料電池車両は、水素を燃料とする燃料電池を搭載し、前記燃料電池の発電の際に生成された水を貯留し、
前記水素生成供給ユニットは、前記燃料電池車両に貯留された水を回収すること、
を特徴とする水素ステーション。 - 請求項12に記載の水素ステーションであって、
前記燃料電池車両は、水素を燃料とする燃料電池を搭載し、前記燃料電池の発電の際に生成された水を貯留し、
前記水回収ユニットは、前記燃料電池車両に貯留された水を回収すること、
を特徴とする水素ステーション。
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