JP2023058833A - 通信装置、通信方法、プログラムおよび通信システム - Google Patents

通信装置、通信方法、プログラムおよび通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】時刻を示すデータを送信するためのデータ量を低減する。【解決手段】通信装置は、取得制御部と、通信制御部と、を備える。取得制御部は、1以上の電子機器から出力された出力データを電子機器から取得する。通信制御部は、通信タイミングを示す番号を同期する通信方式によりサーバ装置と通信し、番号のうち出力データを取得したタイミングを示す第1番号を対応づけた出力データを、サーバ装置を宛先として送信する。【選択図】図5

Description

本発明の実施形態は、通信装置、通信方法、プログラムおよび通信システムに関する。
ネットワーク上の複数の通信装置(ノード)から、各通信装置に接続されるセンサで取得されたセンサデータを収集する通信システムが提案されている。センサデータは、接続されるセンサから取得したセンサデータを記録するデータロガーを介して収集される場合がある。
センサデータは、取得された時刻と対応づけて管理される。例えば、通信装置は、データロガーからセンシング時刻を取得し、または、自装置内の時計を用いてデータロガーからデータを取得した時刻を決定し、取得または決定した時刻をセンサデータに対応づけて無線ネットワークに送信するように構成することができる。
特許第5998909号公報 特許第6398359号公報
しかしながら、上記のような技術では、時刻を示すデータ自体を送信するため、送信に必要なデータ量が多くなる問題があった。
実施形態の通信装置は、取得制御部と、通信制御部と、を備える。取得制御部は、1以上の電子機器から出力された出力データを電子機器から取得する。通信制御部は、通信タイミングを示す番号を同期する通信方式によりサーバ装置と通信し、番号のうち出力データを取得したタイミングを示す第1番号を対応づけた出力データを、サーバ装置を宛先として送信する。
本実施形態の通信システムの構成図。 コンセントレータの機能ブロック図。 センサデータのデータ構造の一例を示す図。 実時間と時分割多重方式のタイムスロットとの関係を示す図。 ノードの機能ブロック図。 センサデータの記録方法の例を示す図。 ポーリングの例を説明するための図。 センサデータをまとめて送信する処理の例を説明するための図。 本実施形態におけるデータ取得処理のフローチャート。 変形例2のポーリングの例を説明するための図。 変形例3のポーリングの例を説明するための図。 実時間と時分割多重方式のスロットフレームとの関係を示す図。 実時間と時分割多重方式のスロットフレームとの関係を示す図。 実時間と時分割多重方式のスーパーフレームとの関係を示す図。 実施形態にかかる装置のハードウェア構成図。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる通信装置、通信方法、プログラムおよび通信システムの好適な実施形態を詳細に説明する。
上記のように、時刻をセンサデータに対応づけて送信する技術では、データ量が多くなる問題があった。また、例えばデータロガーが管理する時刻がずれる可能性があるため、データロガーが通知するセンシング時刻が不正確となる可能性がある。GPS(全地球測位システム)の受信機能に基づき時刻を補正するようにデータロガーを構成することは可能である。しかし、このような構成では、機能が複雑になるとともに、消費電力が増加する可能性がある。
本実施形態にかかる通信システムは、通信タイミングを示す番号を同期する通信方式によりサーバ装置(収集装置)と通信し、通信タイミングを示す番号のうちセンサデータを取得したときの番号を、センサデータが生成された時刻の代わりに使用する。
以下では、データロガー(電子機器の一例)から出力されたセンサデータ(出力データの一例)を収集する通信システムの例を主に説明する。適用可能な通信システムはこれに限られるものではなく、電子機器および出力データは、どのような機器およびデータであってもよい。例えば通信システムは、データロガーを介さずにセンサ(電子機器の一例)から出力されたセンサデータを収集するように構成されてもよい。また例えば、以下のような出力データが用いられてもよい。
・電子機器に内蔵または接続される電池の電圧を示す電圧データ
・電子機器が有するGPS受信機能により得られる緯度データおよび経度データ
・あるデータ(センサデータ)の変動が大きくなったことを示す警告データ
図1は、本実施形態の通信システムの構成例を示す図である。図1に示すように、本実施形態の通信システムは、コンセントレータ200(サーバ装置の一例)と、複数のノード100~10013(通信装置の一例)と、を備えている。
複数のノード100~10013は、それぞれ、データロガーを介して接続されるセンサ(または内蔵されるセンサ)により取得されたセンサデータをコンセントレータ200に送信する。複数のノード100~10013は同様の構成とすることができるため、区別する必要がない場合は単にノード100という場合がある。ノード100の個数は13に限られず、いくつであってもよい。
コンセントレータ200は、複数のノード100のそれぞれから送信されたセンサデータを集約する装置(集約装置)である。
コンセントレータ200とノード100~10013とは、無線マルチホップネットワークを構成する。無線マルチホップネットワーク内の通信は、例えば時分割多重方式で制御される。無線通信方式は、どのような方式でもよいが、例えばIEEE 802.11、および、IEEE 802.15.4などの無線通信方式を適用できる。
コンセントレータ200は、無線マルチホップネットワークに加えて、ネットワーク300に接続されてもよい。ネットワーク300は、どのようなネットワーク形態であってもよいが、例えば、インターネットのような広域ネットワーク、広域の閉域ネットワーク、または、企業内ネットワークなどのローカルネットワークである。
コンセントレータ200とネットワーク300との間の接続は、イーサネット(登録商標)ケーブルまたは光ファイバ等を用いた有線接続でもよいし、携帯電話網または衛星回線を用いた無線接続でもよい。ネットワーク300への接続は必須ではなく、コンセントレータ200とノード100~10013とにより構成される無線マルチホップネットワークのみで通信システムが構成されてもよい。
なお、ネットワーク300は、例えば複数のコンセントレータ200からセンサデータを収集し、収集したセンサデータを用いた処理を実行するサーバ装置などに接続されてもよい。
ここで、本実施形態の通信システムによるセンサデータの収集処理の概要を説明する。
ノード100にはデータロガーが接続される。データロガーにはさらにセンサが接続される。ノード100は、例えばポーリングなどの方法でデータロガーから新しいセンサデータを得る。このとき、ノード100は、センサデータ自体と、そのセンサデータのセンシング時刻のデータとを得る。センシング時刻は、例えばセンサデータがデータロガーに記録された時刻であるが、これに限られない。例えばセンサのプリヒートが行われる場合は、センシング時刻は、プリヒートを開始した時刻であってもよい。プリヒートは、例えば、センサからデータを得る前に、センサに電源を供給した状態で一定時間センサを暖める処理である。例えば、プリヒートの開始が10:00:00であり、プリヒートの完了が10:00:20であり、データロガーにセンサデータが記録された時刻が10:00:20であったとする。この場合、データロガーには、10:00:00がセンシング時刻として記録される。
ノード100は、これらの2つのデータ(センサデータ、センシング時刻)に相当するデータを無線により送信する必要があるが、可能な限りデータ量を減らすことが望ましい。例えば、センシング時刻を示すデータのデータ量を減らすことが望ましい。なお、以下では例えば“2021/08/23 11:30:00.000”などのように、日常生活で用いる時刻(後述の実時刻)を表す形式のデータを時刻データという場合がある。
本実施形態のノード100は、時刻データの代わりに、時分割多重方式の通信を実現するために既に無線マルチホップネットワーク内で使用している番号(通信タイミングを示す番号)を、センシング時刻を示すデータとして送信する。
時分割多重方式としては、例えば、TSCH(Time-Slotted Channel Hopping)などが適用できる。通信タイミングを示す番号は、例えば、タイムスロット番号(ASN:Absolute Slot Number)、スロットフレーム番号、および、スーパーフレーム番号などである。
例えばノード100は、毎タイムスロットの始端でデータロガーに対してポーリングを行い、新しいセンサデータが得られているかを確認する。新しいデータが存在する場合は、ノード100は、得られたセンサデータを現在のタイムスロット番号とともに無線で送信する。
また、他のノード100(外部通信装置の一例)から送信されたセンサデータをコンセントレータ200に中継する場合は、ノード100は、同じタイムスロット番号のセンサデータをまとめて送信してもよい。具体的には、無線で送信するメッセージの中にタイムスロット番号は1回のみ入れ、そのタイムスロット番号に対して複数のセンサデータを対応づけたメッセージを生成する。これにより、送信するデータ量をさらに減らすことができる。
何らかの理由でデータロガーの時刻が大きくずれた場合、時刻データをそのまま送信する構成では、センサデータが記録された正しい時刻が不明確になる可能性がある。本実施形態のように、センシング時刻を表すデータとしてタイムスロット番号を送信する構成であれば、受信したタイムスロット番号を時刻に変換することにより、センサデータが記録された正しい時刻を知ることができる。
例えば、データロガーは、毎正時0分および30分にセンシングを行い、センシングデータを内部に備えられる記憶媒体(以下、内部メモリ)に記録するように設定されているものとする。データロガーが管理する時刻が2分ずれたことにより、実際には毎正時2分と32分にセンシングをしていたとしても、データロガーは時刻がずれたことを知ることはできない。このため、データロガーは、毎正時0分または30分を示す時刻データをセンサデータに対応づけて送信する。毎正時0分または30分を示す時刻データが対応づけられたセンサデータを受信した装置は、実際のセンシング時刻が毎正時2分または32分であることを知ることはできない。
一方、本実施形態によれば、無線マルチホップネットワークで使用する通信方式による通信タイミングを示す番号が、時刻データの代わりに送信される。従って、ポーリング間隔(指定された時間間隔の一例)、または、通信タイミングを示す番号が表す時間間隔(例えばタイムスロット長)が適切に設定されれば、番号に対応する時刻と、実際のセンシングの時刻との誤差を最小限にすることができる。例えばポーリング間隔または通信タイミングを示す番号が表す時間間隔が30秒である場合、実際のセンシング時刻に対する送信したセンシング時刻の誤差は、30秒以内とすることができる。
次に、コンセントレータ200の機能構成例について説明する。図2は、コンセントレータ200の機能構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、コンセントレータ200は、時刻管理部201と、通信制御部202と、通信部211、212と、記憶部221と、を備えている。
記憶部221は、コンセントレータ200で用いられる各種データを記憶する。例えば記憶部221は、各ノード100から送信されたセンサデータや各ノードに送るべきデータ、例えば制御情報などを記憶する。センサデータをコンセントレータ200の外部の記憶装置などで保存および管理する場合は、記憶部221は備えられなくてもよい。
記憶部221は、フラッシュメモリ、メモリカード、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、および、光ディスクなどの一般的に利用されているあらゆる記憶媒体により構成することができる。
通信部211は、各ノード100と通信を行い、無線マルチホップネットワークを構成する。上記のように無線マルチホップネットワークは時分割多重方式で通信制御されるため、通信部211はタイムスロットごとに処理を切り替えて動作する。すなわち、自身がデータを送信できるタイムスロットでは通信部211は送信処理を行い、自身がデータ受信待ちをすべきタイムスロットでは通信部211は受信処理を行う。自身がデータを送信できるタイムスロットにも関わらず送信すべきデータがない場合、および、送信も受信もできないタイムスロットである場合は、通信部211は何の動作も行わない。送信処理も受信処理も行わないタイムスロットでは、通信部211は、超低消費電力モードおよび電源オフモードなどに遷移し、動作を停止することができる。通信部211が何の動作も行わない期間は、コンセントレータ200全体も超低消費電力モードで動作してもよい。
通信部212は、ネットワーク300との間の通信に用いられる。ネットワーク300に接続しない場合は、通信部212が備えられなくてもよい。
時刻管理部201は、現在時刻を実時刻で管理する。実時刻は、1日を24時間とする、日常生活で用いる時刻を意味する。時刻管理部201は、どのような手段で現在時刻を取得してもよいが、例えば以下のような手段を適用できる。
・ネットワーク300上の時刻サーバから現在時刻情報を得る。
・GPSを用いて現在時刻情報を得る。
・携帯電話の基地局から現在時刻情報を得る。
・現在の時刻を人が手動で入力する。
時刻管理部201は、コンセントレータ200が有する水晶発振子(クロック)の精度に合わせて適切な頻度で現在時刻情報を取得し、以降で説明する動作中は実用上問題のない誤差範囲内で常に現在時刻を保持できているものとする。
例えば工場出荷直後、かつ、電源投入直後のコンセントレータ200は正確な現在時刻を持たないかもしれないが、そのように現在時刻を持たない状態であることを時刻管理部201は認識できるものとする。現在時刻情報を持たない間は、コンセントレータ200は以降に説明する動作を行わない。例えば、現在時刻情報を取得すると、コンセントレータ200は以降に説明する動作を開始するとする。一度、現在時刻情報を取得した後、コンセントレータ200は所定のタイミング(一定時間経過後など)で現在時刻情報を取得し続けてもよいし、取得しなくてもよい。所定のタイミングで現在時刻情報を取得し続ける場合で、その取得に失敗したときには「現在時刻情報を持たない」状態としてコンセントレータ200が動作してもよいし、「時刻情報を持つ」状態としてコンセントレータ200が動作し続けてもよい。
通信制御部202は、ノード100とネットワーク300との間の通信を制御する。例えば通信制御部202は、時分割多重方式のスケジュールに従い、上記のような通信部211の動作の切り替えを行う。また、通信制御部202は、無線マルチホップネットワークの構築および維持、並びに、無線マルチホップネットワーク経由で送信されるセンサデータの受信および転送処理を行う。コンセントレータ200がネットワーク300に接続している場合、通信制御部202は、通信部212を介して受信したセンサデータをネットワーク300へ転送してもよいし、転送しなくてもよい。また、通信制御部202は、記憶部221にセンサデータを記憶させてもよいし、記憶させなくてもよい。また、通信制御部202は、記憶部221に保存されているセンサデータをネットワーク300へ転送してもよいし、転送しなくてもよい。また、通信制御部202は、ノード100への制御情報などの送信処理を行う。
図3は、記憶部221に記憶されるセンサデータのデータ構造の一例を示す図である。センサデータは、ノード識別子と生成時刻とに対応づけて記憶される。ノード識別子は、センサデータの送信元であるノード100を識別する識別情報の例である。生成時刻は、センサデータが取得(生成)された時刻である。
センサデータは、センサから取得した値(読み取った値)に加え、その値を取得したときの通信タイミングを示す番号(例えばタイムスロット番号)と共にコンセントレータ200に送信される。コンセントレータ200は、時刻管理部201と通信制御部202を用いて、センサデータに含まれるタイムスロット番号からそれに対応する実時刻を算出する。このような処理により、センサデータを生成時刻と共に管理できる。コンセントレータ200は、生成時刻を実時刻に変換せず、タイムスロット番号をそのまま生成時刻として扱ってもよい。また、コンセントレータ200が各センサデータを受信した時刻も同じ方法で管理することができるが、対応付けされた受信時刻を記憶部221に記録してもよいし、しなくてもよい。
上記各部(時刻管理部201、通信制御部202)は、例えば、1または複数のプロセッサにより実現される。例えば上記各部は、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサにプログラムを実行させること、すなわちソフトウェアにより実現してもよい。上記各部は、専用のIC(Integrated Circuit)などのプロセッサ、すなわちハードウェアにより実現してもよい。上記各部は、ソフトウェアおよびハードウェアを併用して実現してもよい。複数のプロセッサを用いる場合、各プロセッサは、各部のうち1つを実現してもよいし、各部のうち2以上を実現してもよい。
ここで、通信制御部202による時分割多重方式の通信制御の例について説明する。図4は、実時間と時分割多重方式のタイムスロットとの関係を示す図である。図4に示すように、コンセントレータ200が、19時38分15秒に無線マルチホップネットワークを開始したとする。1つのタイムスロットは250ミリ秒の長さであり、4つのタイムスロットを時分割多重のスケジュール単位401とする。すなわち、19時38分15秒以降、スケジュールが変わらなければ、毎秒同じ通信スケジュールが繰り返される。A、B、C、Dは毎秒実行される4つのスケジュールを表している。
各タイムスロットにはタイムスロット番号が付与される。図4の例では、コンセントレータ200が無線マルチホップネットワークを開始した直後のタイムスロットのタイムスロット番号が整数nであるとすると、先頭から6番目のタイムスロット402にはタイムスロット番号n+5が付与される。例えば、最初のタイムスロット(図4では左端のAに対応するタイムスロット)のタイムスロット番号nが0とすると、タイムスロット402のタイムスロット番号は5になる。基本的にタイムスロット番号は単調増加していく。タイムスロット番号の上限値がある場合はその上限値に達した後、タイムスロット番号が0に戻り、再び単調増加していく。
このような時分割多重の通信スケジュールおよびタイムスロット番号は、コンセントレータ200の通信制御部202が管理する。通信制御部202は、時刻管理部201から現在時刻を得ることにより、実時刻とタイムスロット番号の対応を取ることができる。図4の例では、通信制御部202は、19時38分17秒にタイムスロット番号n+8のタイムスロット403が始まることを判定できる。
次に、ノード100の構成について説明する。図5は、ノード100の機能構成の一例を示すブロック図である。図5に示すように、ノード100は、データロガー制御部101(取得制御部の一例)と、通信制御部110と、通信部121と、1以上のデータロガーインタフェース122~122(mは1以上の整数)と、を備えている。
各データロガーインタフェース122~122は、それぞれデータロガー131~131と接続される。データロガー131~131には、複数のセンサ141~141m2のいずれかが接続される。
データロガーインタフェース122~122は、区別する必要がない場合は単にデータロガーインタフェース122という。また、データロガー131~131は、区別する必要がない場合は単にデータロガー131という。同様に、センサ141~141m2は、区別する必要がない場合は単にセンサ141という。
センサ141は、予め定められた物理量の検知結果をセンサデータとして出力する電子機器である。検知する物理量はどのような物理量であってもよい。データロガー131は、センサ141により検知されたセンサデータを記憶媒体(内部メモリ)に記録するデータ記録装置として動作する電子機器である。
データロガー131のそれぞれには、1台以上のセンサ141が接続される。図5では、データロガー131および131に、それぞれ1台のセンサ141(センサ141、センサ141)が接続され、データロガー131に、2台のセンサ141m1、141m2が接続される例が示されているが、これに限られるものではない。
通信部121は、コンセントレータ200の通信部211と同様の動作を行う。
通信制御部110は、コンセントレータ200の通信制御部202と同様に時分割多重の通信スケジュールに従って通信部121の動作を切り替える。また、通信制御部110は、コンセントレータ200が開始した無線マルチホップネットワークの発見および接続、並びに、通信経路および通信スケジュールの設定および変更等を行う。通信制御部110は、これらの動作のために通信部121を介して、他のノード100との間で、ビーコンを含む制御フレームなどを送受信する。
また、通信制御部110は、無線マルチホップネットワークを構成する他のノード100との間の通信を制御する。例えば通信制御部110は、他のノード100により取得されたセンサデータを他のノード100から受信する。また、通信制御部110は、他のノード100またはコンセントレータ200に送信するデータを管理し、送信メッセージを生成する。例えば通信制御部110は、センサデータを取得したときのタイムスロット番号(データを取得したタイミングを示す第1番号の一例)を対応づけたセンサデータを、コンセントレータ200を宛先として送信する。
コンセントレータ200に直接接続されるノード100(図1ではノード100~100)以外のノード100は、コンセントレータ200との間の通信を中継する中継装置となる他のノード100を介して、センサデータをコンセントレータ200に送信することになる。
データロガー制御部101は、データロガー131から出力されたセンサデータをデータロガー131から取得する取得制御部として機能する。例えばデータロガー制御部101はデータロガーインタフェース122を介してデータロガー131の内部メモリに記録されている最新のセンサデータの番号、または、最新のセンサデータ自体を読み取る。この処理をポーリングと呼ぶ。
例えば、データロガー131は、内部メモリにセンサデータを記録するときに、センサデータを識別する情報として番号を付与して記録する場合がある。図6は、このように番号を付与して記録されるセンサデータの記録方法の例を示す図である。図6は、あるデータロガー131に、N個(Nは1以上の整数)のセンサ141が接続され、各センサ141からセンサデータSNが取得される場合の例である。データロガー131は、センサデータが得られるごとに、1を加算した番号を求め、求めた番号をセンサデータに付与して内部メモリに記録する。
番号に上限値を設定し、1を加算した値が上限値に達した場合は、以降は既存の番号を上書きするように構成されてもよい。例えば、上限値に達した後は、初期値である1に戻って番号が上書きされてもよい。上限値から初期値である1に向けて1を減算した値となるように番号が上書きされてもよい。
データロガー131は、このようにして最新のセンサデータの番号を管理しており、外部からの要求に対してその番号を通知するように構成されてもよい。
図6のデータ構造は一例であり、他の情報がさらに記録されてもよい。例えば、生成時刻は年月日などの情報がさらに記録されてもよい。GPSが接続されている場合は、例えば、GPSにより得られる位置情報などがさらに記録されてもよい。
データロガー制御部101は、データロガーインタフェース122ごとにポーリング間隔を設定し、設定したポーリング間隔で対応するデータロガーインタフェース122を介してポーリングを行ってもよい。データロガー制御部101は、コンセントレータ200からの指示に応じてポーリングを行ってもよい。ポーリング間隔は、動作中に変更されてもよい。センサデータを取得するために、いわゆる予備通電やプリヒートが必要な場合は、データロガー制御部101は、センサデータを取得するタイムスロットから逆算して事前に予備通電を開始する。予備通電およびプリヒートは、データロガー131自身によって制御されてもよい。また、予備通電およびプリヒートは、センサデータを取得するタイムスロットから逆算した時刻に開始する必要はなく、例えば、センサデータを取得するタイムスロットから予備通電およびプリヒートが開始されてもよい。
図5に戻り、データロガーインタフェース122は、データロガー制御部101からの要求に従い、データロガー131と通信してセンサデータなどのデータを取得するか、または、データロガー131に対する設定を行うことができる。例えば、ポーリング時には、データロガーインタフェース122は、データロガー131の内部メモリに記録されている最新のセンサデータの番号、または、最新のセンサデータ自体を取得する。
上記各部(データロガー制御部101、通信制御部110)は、例えば、1または複数のプロセッサにより実現される。例えば上記各部は、CPUなどのプロセッサにプログラムを実行させること、すなわちソフトウェアにより実現してもよい。上記各部は、専用のICなどのプロセッサ、すなわちハードウェアにより実現してもよい。上記各部は、ソフトウェアおよびハードウェアを併用して実現してもよい。複数のプロセッサを用いる場合、各プロセッサは、各部のうち1つを実現してもよいし、各部のうち2以上を実現してもよい。
次に、ポーリングの詳細について説明する。図7は、ポーリングの例を説明するための図である。
ノード100(データロガー制御部101)は、ポーリング間隔ごとにポーリングを行い、データロガー131に新しいセンサデータが記録されたか否かを確認する。図7の例では、データロガー制御部101は、240タイムスロット(タイムスロットの長さは250ミリ秒とする)ごとにデータロガー131にポーリングを行い、データロガー131に最新のセンサデータの番号を要求する。例えば、時刻13:00の前までは最新の番号として10が得られるが、時刻13:00から13:10までの間は、最新の番号として11が得られる。
ノード100は、データロガー131から得られたセンサデータの番号が以前取得した番号と異なる場合、データロガー131に新しいセンサデータが記録(生成)されたと判定することができる。新しいセンサデータが生成されたと判定した場合、ノード100(データロガー制御部101)は、さらに、得られた番号に対応するセンサデータをデータロガー131に要求する。ノード100は、得られたセンサデータを現在のタイムスロット番号とともにコンセントレータ200を宛先として送信する。
新しいセンサデータが生成されたか否かの判定方法はこれに限られない。例えば、データロガー制御部101は、センサデータに対応づけられた生成時刻を用いる判定方法を適用してもよい。例えば、データロガー制御部101は、データロガー131に対して最新のセンサデータを要求する。ノード100は、データロガー131から得られた最新のセンサデータに対応づけられた生成時刻と、以前取得したセンサデータの生成時刻とが異なる場合、新しいセンサデータが生成されたと判定する。測定対象の物理量変化が少ない場合は、測定物理量の変化を用いる判定方法を適用してもよい。例えば、データロガー制御部101は、データロガー131に対して最新のセンサデータを要求する。ノード100は、データロガー131から得られた最新の測定物理量と、以前取得した測定物理量とが異なる場合、新しいセンサデータが生成されたと判定する。これにより、送信回数を必要最低限に抑えることができる。
なお、例えばノード100が起動した後の最初のポーリング時には、ノード100は、コンセントレータ200に対してセンサデータを送信してもよいし、送信しなくてもよい。
上記のように、ノード100は、複数のセンサデータをまとめてコンセントレータ200に送信してもよい。すなわち、通信制御部110は、他のノード100から受信したセンサデータ、および、自身が生成したセンサデータをまとめてコンセントレータ200に送信する。具体的には、通信制御部110は、他のノード100から受信したセンサデータと、データロガー131から取得したセンサデータと、のうち、タイムスロット番号が同じである複数のセンサデータを、当該タイムスロット番号(同じタイムスロット番号)に対応づけてコンセントレータ200を宛先として送信する。
図8は、センサデータをまとめて送信する処理の例を説明するための図である。図8は、ノード100が、100および10012から受信したセンサデータをまとめてコンセントレータ200に送信する場合の例である。
ノード100は、ノード100とノード10012から受信したセンサデータを中継し、コンセントレータ200に送信する。仮に、時刻データ自体をセンサデータの生成時刻として通知する構成とした場合、ノード100とノード10012で生成されたセンサデータの時刻が微妙に異なることが考えられる。このような場合、ノード100は、受信したセンサデータをまとめることができないため、センサデータそれぞれに生成時刻を対応づけてコンセントレータ200に送信する。
一方、本実施形態のように、例えば生成時刻を示すデータとしてタイムスロット番号を用いる構成では、ノード100とノード10012のセンサデータの生成時刻が微妙に異なっていたとしても、同じタイムスロット番号が対応づけられる場合がある。このような場合、ノード100は、ノード100およびノード10012のセンサデータの生成時刻に相当するタイムスロット番号を送信メッセージに一度入れるのみでコンセントレータ200に生成時刻を通知することが可能である。これにより、送信メッセージのデータ量を削減することが可能となる。
なお、通信制御部110は、同じタイムスロット番号のセンサデータのすべてを1つにまとめてもよいし、さらに複数のグループに分けてまとめてもよい。例えば、通信制御部110は、同じタイムスロット番号のセンサデータの中で、同じデータロガーインタフェース122から得られたセンサデータ同士をまとめてもよい。通信制御部110は、同じタイムスロット番号のセンサデータの中で、同じ種類のセンサ141から得られたセンサデータ同士をまとめてもよい。通信制御部110は、同じタイムスロット番号のセンサデータの中で、事前に設定されたセンサデータ同士をまとめてもよい。
各データロガー131に対して、接続されるセンサ141が共通の規則に従い識別されるように管理される場合がある。例えば、複数のデータロガー131に対して、1以上のセンサ141を接続する1以上のインタフェース(仮想的なインタフェースを含む)に、IF1、IF2・・・のように同じ識別情報が付される場合がある。このような場合、通信制御部110は、同じ識別情報が付されたインタフェースに対応するセンサ141から得らえたセンサデータ同士をまとめてもよい。
複数の他のノード100から送信されるセンサデータは、同じタイムスロット番号が対応づけられていたとしても、異なるタイミングで受信される場合がある。このような場合を考慮し、通信制御部110は、受信したセンサデータをコンセントレータ200宛てにすぐに送信せず、一定期間待機し、可能なかぎりセンサデータをまとめて送信してもよい。
上記のようにして可能なかぎり多くのセンサデータをまとめて送信することにより、送信メッセージのデータ量の削減、および、送信回数の削減によるノード100のスリープ時間(省電力モードとなる時間)を増やすことによる電池寿命の向上などが可能となる。
なお、図8では記載が省略されているが、各センサデータには、センサデータを識別する識別情報が付される。この識別情報は、例えば、各ノード100によって個別に設定される。識別情報は、いずれのノード100のいずれのセンサ141から取得されたかを識別できる情報であってもよい。
次に、このように構成された本実施形態にかかるノード100によるデータ取得処理について説明する。図9は、本実施形態におけるデータ取得処理の一例を示すフローチャートである。
データロガー制御部101は、例えばポーリングのタイミングとなったときに、各データロガー131から、最新のセンサデータの番号を取得する(ステップS101)。データロガー制御部101は、例えば、取得した番号が前回取得した番号と異なるか否かにより、新しいセンサデータが生成されたか否かを判定する(ステップS102)。
新しいセンサデータが生成されたと判定した場合(ステップS102:Yes)、データロガー制御部101は、取得した番号に対応するセンサデータを、各データロガー131から取得する(ステップS103)。なお、新しいセンサデータが生成されたかの判定、および、新しいセンサデータの取得は、各データロガー131に対して実行される。
通信制御部110は、取得されたセンサデータに、センサデータを取得したときのタイムスロット番号を対応づけた送信メッセージを生成し、コンセントレータ200を宛先として送信メッセージを送信する(ステップS104)。
通信制御部110は、取得されたセンサデータをそのまま含む送信メッセージを送信してもよいし、センサデータの形式を変更して送信してもよい。例えば、センサデータは、オフセットバイナリに変更されて送信されてもよい。データ量を削減するため、センサデータの一部のみが送信されてもよい。例えば、取得されたセンサデータが1ずつ増加するカウント値で表される場合、センサデータのうち下位の予め定められた桁数分のみが送信されてもよい。
上記のように、通信制御部110は、複数のセンサデータをまとめた送信メッセージを生成して送信してもよい。また、他のノード100からコンセントレータ200に中継する送信メッセージを受信している場合は、通信制御部110は、他のノード100から受信した送信メッセージに含まれるセンサデータを、ステップS103で取得したセンサデータとまとめて送信してもよい。
センサデータを送信後、または、新しいセンサデータが生成されていない場合(ステップS102:No)、データ取得処理が終了する。
以上のように、本実施形態によれば、各ノード100は、時刻データ自体を送信せず、時刻に相当するタイムスロット番号を送信することにより、センサデータの生成時刻をコンセントレータ200に知らせることができる。これにより、時刻データ自体を送信するよりも少ないデータ量で時刻を示すデータを送信することができる。ノード100は、無線の送信に必要な時間をより減らし、スリープ時間を増やすことができるので、消費電力を抑えることが可能になる。
(変形例1)
通信システムは、中継ノード(中継装置)を含んでもよい。中継ノードは、他のノード100から送信されたセンサデータを中継(転送)する機能を有するノードである。中継ノードは、例えば、図5のノード100の各構成部のうち、センサデータを取得するための機能(データロガーインタフェース122、データロガー制御部101)の一部または全部を備えなくてもよい。
図5のような構成のノード100が中継ノードとして動作してもよい。例えば、ノード100が、起動時にデータロガー131が接続されていないことを検出した場合に中継ノードとして動作してもよい。また、中継ノードとして動作するよう事前に動作モードが設定されている場合に、ノード100が中継ノードとして動作してもよい。
(変形例2)
ノード100(データロガー制御部101)は、データロガー131がセンサデータを内部メモリに記録するタイミング付近でのみポーリングを行ってもよい。すなわち、データロガー制御部101は、データロガー131がセンサデータを内部メモリに記録する間隔に合わせてポーリング間隔を設定してもよい。図10は、このように構成される変形例2のノード100によるポーリングの例を説明するための図である。
例えば、データロガー131が10分ごとにセンサデータを内部メモリに記録する場合、データロガー制御部101は、この記録のタイミング付近でのみポーリングを行う。これにより、ノード100およびデータロガー131のスリープ時間を増やすことができ、消費電力をさらに減らすことが可能となる。データロガー131がセンサデータを内部メモリに記録する間隔は、例えば、事前にノード100に設定される。
データロガー制御部101は、例えば、新しいセンサデータが得られたタイミングの情報を用いて、データロガー131がセンサデータを内部メモリに記録する間隔(タイミング)を学習するように構成されてもよい。この場合、例えば起動直後には、データロガー制御部101は、図7で説明したようにポーリングを行うタイミングの個数を増加させた状態で動作する。センサデータを内部メモリに記録する間隔が学習により得られた場合、データロガー制御部101は、学習した間隔に対応するようにポーリングのタイミングを減少させる。
データロガー131がセンサデータを内部メモリに記録する間隔(タイミング)を学習することは、センサデータ取得の要求の送信(ポーリング)を開始する開始時間を学習することであると解釈することもできる。
また、運用中にデータロガー131から新しいセンサデータが得られなくなった場合などには、データロガー制御部101は、起動直後と同じ状態に戻り、ポーリングを行うタイミングを増加させて、再度タイミングの学習を行ってもよい。
(変形例3)
ノード100は、データロガー131がセンサデータを内部メモリに記録するタイミング付近で、ポーリング間隔を短くしてもよい。これにより、センサデータの生成時刻により近いタイムスロット番号を得ることができる。図11は、このように構成される変形例3のノード100によるポーリングの例を説明するための図である。
例えばデータロガー制御部101は、最初は比較的長いポーリング間隔を設定した状態で動作し、変形例2と同様にデータロガー131がセンサデータを内部メモリに記録するタイミングを学習する。このタイミングを学習した後は、データロガー制御部101は、ポーリング間隔を短くするとともに、学習したタイミング付近でのみポーリングを行う。
変形例2と同様に、運用中にデータロガー131から新しいセンサデータが得られなくなった場合などには、データロガー制御部101は、起動直後と同じ状態に戻り、再度タイミングの学習を行ってもよい。
(変形例4)
ノード100(データロガー制御部101)は、データロガー131の内部メモリに記録されているセンサデータのみではなく、データロガー131に接続されているセンサ141の現在のセンサデータを取得できるように構成されてもよい。例えばデータロガー制御部101は、データロガー131に対して現在のセンサデータの取得を要求し、データロガー131がセンサ141から取得し内部メモリに記録せずに送信した現在のセンサデータを取得する。ノード100(通信制御部110)は、得られた現在のセンサデータの生成時刻としてタイムスロット番号を送信する。
(変形例5)
ノード100は、ポーリングを行わず、データロガー131がセンサデータを内部メモリに記録するときに、データロガーインタフェース122を介してノード100に送信したセンサデータを取得するように構成されてもよい。ノード100は、受信したセンサデータについて、現在のタイムスロット番号を生成時刻として送信する。このとき、何らかの理由で同一の生成時刻の複数のセンサデータがデータロガー131から送信される場合は、ノード100(通信制御部110)は、1回のみセンサデータをコンセントレータ200に送信してもよい。
例えば通信制御部110は、センサデータに付与された生成時刻を参照して、複数のセンサデータが同一の生成時刻に生成されたか否かを判定し、同一の生成時刻に生成された複数のセンサデータのうちいずれか1つをコンセントレータ200に送信する。
データロガー131がセンサデータを内部メモリに記録したときに、新しいセンサデータを記録したことを示す情報のみをデータロガーインタフェース122を介してノード100に送信してもよい。この場合、例えばノード100は、新しいセンサデータを記録したことを示す情報を受信したときに、ポーリングにより、データロガー131から新しいセンサデータを取得してもよい。
(変形例6)
データロガー131は、時刻補正などの理由により内部で管理する時刻が前に戻る可能性がある。このような場合、データロガー131の内部メモリにほぼ同じタイミングでセンサデータが複数回記録されるケースが発生しうる。しかし、複数回分のセンサデータはほぼ同じタイミングで記録されているため、いずれも無線マルチホップネットワークで送信する必要はないかもしれない。そこで、ノード100は、ポーリングで得られたセンサデータの生成時刻を確認し、直前に送信したセンサデータと同じ生成時刻だった場合、センサデータを送信しなくてもよい。
(変形例7)
これまでは、主に通信タイミングを示す番号としてタイムスロット番号を用いる例を説明した。通信タイミングを示す番号としてスロットフレーム番号を用いるように構成してもよい。
図12は、実時間と時分割多重方式のスロットフレームとの関係を示す図である。スロットフレームは、一定数のタイムスロットを含むスケジュールの単位である。図12では、4つのタイムスロットそれぞれを含むスロットフレーム701、701n+1の例が示されている。タイムスロットと同様にスロットフレームにもスロットフレーム番号が付与される。スロットフレーム番号を用いることにより、より多くのセンサデータをまとめて送信することが可能となる。
(変形例8)
時分割多重方式によっては、1以上のチャネル(周波数)が用いられる場合がある。例えばTSCHでは、使用するチャネルがデータ送受信のたびに変更される。このような時分割多重方式に上記実施形態の手法を適用することもできる。図13は、2つのチャネル811、811が用いられる場合の、実時間と時分割多重方式のスロットフレームとの関係を示す図である。
このような時分割多重の通信スケジュールでは、タイムスロット番号に加えて通信に用いるチャネルが指定される。チャネルは、チャネルオフセットで指定されてもよい。コンセントレータ200およびノード100は、指定されたチャネルを用いてセンサデータを送受信する。
(変形例9)
通信タイミングを示す番号としてスーパーフレーム番号を用いるように構成してもよい。
図14は、実時間と時分割多重方式のスーパーフレームとの関係を示す図である。スーパーフレームは、一定数のスロットフレームを含むスケジュールの単位である。図14では、2つのスロットフレームそれぞれを含むスーパーフレーム901、901n+1の例が示されている。スーパーフレームにはスーパーフレーム番号が付与される。スーパーフレーム番号を用いることにより、さらに多くのセンサデータをまとめて送信することが可能となる。
スーパーフレームはタイムスロットよりも期間が長い。このため、ノード100は、時刻をより高精度に通知するために、スーパーフレーム番号に加えて、スーパーフレーム内のタイムスロットのオフセットを送信してもよい。タイムスロットのオフセットは、例えばスーパーフレームの先頭のタイムスロットに対するオフセットである。例えば通信制御部110は、スーパーフレーム番号とスーパーフレーム内のタイムスロットのオフセットとを時刻を示すデータとして対応づけたセンサデータをコンセントレータ200に送信する。
(変形例10)
ノード100(通信制御部110)は、センサデータが取得されたタイムスロット番号、スロットフレーム番号、または、スーパーフレーム番号自体ではなく、現在(メッセージを処理している時点)のタイムスロット番号、スロットフレーム番号、または、スーパーフレーム番号(第2番号の一例)に対する、センサデータが取得されたタイムスロット番号、スロットフレーム番号、または、スーパーフレーム番号の差分を送信してもよい。
例えば、無線マルチホップネットワークで送受信するメッセージの中には、既に現在のタイムスロット番号、スロットフレーム番号、または、スーパーフレーム番号が含まれていることがある。このような場合、通信制御部110は、既に含まれている番号に対する差分のみを、時刻を示すデータとして送信する。これにより、送信するデータ量をさらに削減することができる。
このように、本実施形態にかかる通信システムでは、時分割多重方式などの通信方式で用いられる通信タイミングを示す番号を、センサデータなどの出力データが生成された時刻の代わりに使用する。これにより、出力データを送信するときに必要なデータ量を削減することが可能となる。
次に、実施形態にかかる装置(コンセントレータ、ノード)のハードウェア構成について図15を用いて説明する。図15は、実施形態にかかる装置のハードウェア構成例を示す説明図である。
実施形態にかかる装置は、CPU51などの制御装置と、ROM(Read Only Memory)52やRAM(Random Access Memory)53などの記憶装置と、ネットワークに接続して通信を行う通信I/F54と、各部を接続するバス61を備えている。
実施形態にかかる装置で実行されるプログラムは、ROM52等に予め組み込まれて提供される。
実施形態にかかる装置で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、フレキシブルディスク(FD)、CD-R(Compact Disk Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録してコンピュータプログラムプロダクトとして提供されるように構成してもよい。
さらに、実施形態にかかる装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、実施形態にかかる装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
実施形態にかかる装置で実行されるプログラムは、コンピュータを上述した装置の各部として機能させうる。このコンピュータは、CPU51がコンピュータ読取可能な記憶媒体からプログラムを主記憶装置上に読み出して実行することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100~10013 ノード
101 データロガー制御部
110 通信制御部
121 通信部
122~122 データロガーインタフェース
131~131 データロガー
141~141 センサ
200 コンセントレータ
201 時刻管理部
202 通信制御部
211、212通信部
221 記憶部
300 ネットワーク

Claims (20)

  1. 1以上の電子機器から出力された出力データを前記電子機器から取得する取得制御部と、
    通信タイミングを示す番号を同期する通信方式によりサーバ装置と通信し、前記番号のうち前記出力データを取得したタイミングを示す第1番号を対応づけた前記出力データを、前記サーバ装置を宛先として送信する通信制御部と、
    を備える通信装置。
  2. 前記通信制御部は、前記第1番号が同じである複数の前記出力データを、同じ前記第1番号に対応づけて前記サーバ装置を宛先として送信する、
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記通信制御部は、前記第1番号が対応づけられた前記出力データを前記通信方式により通信する外部通信装置から受信し、
    前記通信制御部は、前記外部通信装置から受信した前記出力データと、前記電子機器から取得した前記出力データと、のうち、前記第1番号が同じである複数の前記出力データを、同じ前記第1番号に対応づけて前記サーバ装置を宛先として送信する、
    請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記通信制御部は、前記出力データを、前記通信装置と前記サーバ装置との間の通信を中継する中継装置を介して、前記サーバ装置を宛先として送信する、
    請求項1に記載の通信装置。
  5. 前記通信制御部は、前記出力データを、前記通信装置および前記通信方式により通信する外部通信装置を含む複数の装置から受信した複数の前記出力データのうち、前記第1番号が同じである複数の前記出力データを、同じ前記第1番号に対応づけて前記サーバ装置を宛先として送信する前記中継装置を介して、前記サーバ装置を宛先として送信する、
    請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記取得制御部は、指定された時間間隔で前記出力データを前記電子機器に要求し、要求に応じて送信された前記出力データを取得する、
    請求項1に記載の通信装置。
  7. 前記取得制御部は、取得した前記出力データに基づいて、前記要求の送信を開始する開始時間を学習し、学習した前記開始時間から前記時間間隔で前記要求を送信する、
    請求項6に記載の通信装置。
  8. 前記取得制御部は、学習した前記開始時間から、短くした時間間隔で前記要求を送信する、
    請求項7に記載の通信装置。
  9. 前記取得制御部は、前記出力データの要求によらずに前記電子機器が送信した前記出力データを取得する、
    請求項1に記載の通信装置。
  10. 前記取得制御部は、新たな出力データを記録したことを示す情報を前記電子機器から受信したときに、前記出力データを前記電子機器に要求し、要求に応じて送信された前記出力データを取得する、
    請求項1に記載の通信装置。
  11. 前記通信制御部は、前記出力データに付与された生成時刻に基づいて、複数の前記出力データが同一の生成時刻に生成されたか否かを判定し、同一の生成時刻に生成された複数の前記出力データのうちいずれか1つを、前記サーバ装置を宛先として送信する、
    請求項1に記載の通信装置。
  12. 前記通信制御部は、前記出力データを送信するための送信データの通信タイミングを示す第2番号と、前記出力データを取得したときの前記番号と、の差分を表す前記第1番号を、前記出力データに対応づけて前記サーバ装置を宛先として送信する、
    請求項1に記載の通信装置。
  13. 前記電子機器は、予め定められた物理量の検知結果を前記出力データとして出力するセンサ、および、前記センサにより検知された前記出力データを記憶媒体に記録するデータ記録装置の少なくとも一方である、
    請求項1に記載の通信装置。
  14. 前記通信方式は、時分割多重方式である、
    請求項1に記載の通信装置。
  15. 前記番号は、前記時分割多重方式により管理される、タイムスロット番号、スロットフレーム番号、または、スーパーフレーム番号である、
    請求項14に記載の通信装置。
  16. 前記番号は、前記時分割多重方式により管理されるスーパーフレーム番号であり、
    前記通信制御部は、前記スーパーフレーム番号とスーパーフレーム内のタイムスロットのオフセットとを前記第1番号として対応づけた前記出力データを、前記サーバ装置を宛先として送信する、
    請求項14に記載の通信装置。
  17. 通信装置により実行される通信方法であって、
    1以上の電子機器から出力された出力データを前記電子機器から取得する取得制御ステップと、
    通信タイミングを示す番号を同期する通信方式によりサーバ装置と通信し、前記番号のうち前記出力データを取得したタイミングを示す第1番号を対応づけた前記出力データを、前記サーバ装置を宛先として送信する通信制御ステップと、
    を含む通信方法。
  18. コンピュータに、
    1以上の電子機器から出力された出力データを前記電子機器から取得する取得制御ステップと、
    通信タイミングを示す番号を同期する通信方式によりサーバ装置と通信し、前記番号のうち前記出力データを取得したタイミングを示す第1番号を対応づけた前記出力データを、前記サーバ装置を宛先として送信する通信制御ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
  19. サーバ装置と、1以上の通信装置と、を備える通信システムであって、
    前記サーバ装置は、通信タイミングを示す番号を同期する通信方式により1以上の前記通信装置と通信し、
    1以上の前記通信装置のそれぞれは、
    1以上の電子機器から出力された出力データを前記電子機器から取得する取得制御部と、
    前記通信方式によりサーバ装置と通信し、前記番号のうち前記出力データを取得したタイミングを示す第1番号を対応づけた前記出力データを、前記サーバ装置を宛先として送信する通信制御部と、を備える、
    通信システム。
  20. 予め定められた物理量の検知結果を前記出力データとして出力するセンサにより検知された前記出力データを記憶媒体に記録するデータ記録装置である前記電子機器をさらに備える、
    請求項19に記載の通信システム。
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