JP2023056761A - 光コネクタ - Google Patents

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芳享 為國
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Nippon Tsushin Denzai KK
Sumitomo Electric Optifrontier Co Ltd
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Abstract

【課題】インナーハウジングとアウターハウジングとの係合力を向上させる光コネクタを提供する。【解決手段】光コネクタは、一対のフェルールと、一対のフェルールのうち対応するフェルールをそれぞれ内部に収納する一対のフロントハウジングと、一対のフロントハウジングの後端に連結されるインナーハウジングと、第1ラッチを有し、インナーハウジングを内部に収納するアウターハウジングと、アウターハウジングに対して第1方向と交差する第2方向に配置されているタブと、を備えている。インナーハウジングは、第1方向及び第2方向の双方と交差する第3方向での一対の側部にそれぞれ配置されている一対の第2ラッチを有している。一対の第2ラッチのそれぞれは、アウターハウジングに係合可能な係合部を含んでいる。各係合部が、インナーハウジングの内側に向かって押し込まれることで、インナーハウジングとアウターハウジングとの係合状態が解除される。【選択図】図8

Description

本開示は、光コネクタに関する。
特許文献1には、光コネクタが開示されている。この光コネクタは、それぞれが光ファイバを保持可能な一対のフェルールと、一対のフェルールのうち対応するフェルールをそれぞれ内部に収納する一対のフロントハウジングと、一対のフロントハウジングの後端に連結されているインナーハウジングと、インナーハウジングを内部に収納するアウターハウジングと、を備えている。インナーハウジングの上下面には、傾斜面を有している一対の突起が設けられている。アウターハウジングの下面には、孔が設けられている。
米国特許出願公開第2021/0255400号明細書
特許文献1の光コネクタは、一対のフェルールがそれぞれ光ファイバを保持するよう構成されている。このような光コネクタでは、様々な理由により、一対のフェルールに保持されている光ファイバの極性を変更することがある。その際には、アウターハウジングをインナーハウジングから取り外し、アウターハウジングを180°回転させることで、光ファイバの極性を変更する。そのため、インナーハウジングとアウターハウジングとは挿抜可能に構成されている必要がある。
特許文献1の光コネクタでは、インナーハウジングの上下面に設けられた一対の突起のいずれかが、アウターハウジングの下面に設けられた孔に係合することで、インナーハウジングのアウターハウジングからの意図しない抜出が防止されている。この突起は、インナーハウジングがアウターハウジングから抜出可能となるように、傾斜面によってアウターハウジングの孔と係合している。そのため、光コネクタが延在している方向にアウターハウジングを強く引っ張ることで、インナーハウジングとアウターハウジングとの係合状態を解除することができる。しかしながら、このような光コネクタに対して、光コネクタが延在している方向に対して傾斜している方向に力が加わると、インナーハウジングとアウターハウジングとの係合状態が意図せず解除されることがある。以下、光コネクタが延在している方向に対して傾斜している方向は、「斜め方向」と称されることがある。特に光コネクタを外部装置から取り外す際に、斜め方向に力が加わると、インナーハウジングとアウターハウジングとの係合状態が意図せず解除されることがある。そこで、斜め方向に力が加わった際にも、インナーハウジングとアウターハウジングとの係合状態が意図せず解除されないために、インナーハウジングとアウターハウジングとの係合力を向上させる光コネクタが望まれている。
本開示は、インナーハウジングとアウターハウジングとの係合力を向上させる光コネクタを提供することを目的とする。
本開示は、前端及び前端の第1方向における反対側の後端を有し、後端から一対の光ファイバを挿入可能な光コネクタを提供する。この光コネクタは、一対の光ファイバをそれぞれ保持する一対のフェルールと、一対のフェルールのうち対応するフェルールをそれぞれ内部に収納する一対のフロントハウジングと、一対のフロントハウジングの後端に連結されているインナーハウジングと、第1方向に沿って前端に向けて突出するとともにその先端部分が外部装置に係合可能に構成されている第1ラッチを有し、インナーハウジングを内部に収納するアウターハウジングと、アウターハウジングに対して第1方向と交差する第2方向に配置され、アウターハウジングに対して第1方向に沿って後方に移動することにより第1ラッチと外部装置との係合状態を解除させるように構成されているタブと、を備えている。インナーハウジングは、第1方向に沿った中心軸を中心としてアウターハウジングに対して180°回転することにより一対のフロントハウジングの極性を変更可能なように、アウターハウジングに対して第1方向に挿抜可能に構成されている。インナーハウジングは、第1方向及び第2方向の双方と交差する第3方向での一対の側部にそれぞれ配置されておりタブから露出している一対の第2ラッチを有している。一対の第2ラッチのそれぞれは、アウターハウジングからのインナーハウジングの抜出を規制するようにアウターハウジングに係合可能な係合部を含んでいる。各係合部は、インナーハウジングの内側に向かって弾性的に押し込み可能に構成されている。各係合部が、インナーハウジングの内側に向かって押し込まれることで、インナーハウジングとアウターハウジングとの係合状態が解除される。
本開示によれば、インナーハウジングとアウターハウジングとの係合力を向上させる光コネクタを提供することが可能となる。
図1は、一実施形態に係る光コネクタを示す斜視図である。 図2は、一実施形態に係る光コネクタの分解斜視図である。 図3は、インナーハウジングを示す斜視図である。 図4は、インナーハウジングの断面構成を示す図である。 図5は、アウターハウジングを示す斜視図である。 図6は、インナーハウジングとアウターハウジングとを示す図である。 図7は、インナーハウジングとアウターハウジングとを示す図である。 図8は、インナーハウジング及びアウターハウジングの断面構成を示す図である。 図9は、一実施形態に係る光コネクタ及びアダプタを示す斜視図である。 図10は、タブを示す斜視図である。 図11は、タブを示す斜視図である。 図12は、フロントハウジング及びインナーハウジングの構成を示す斜視図である。 図13は、フロントハウジング及びインナーハウジングの構成を示す斜視図である。 図14は、光ファイバの極性を変更するための操作を示す図である。 図15は、光ファイバの極性を変更するための操作を示す図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に、本実施形態の内容を列挙して説明する。
一実施形態に係る光コネクタは、前端及び前端の第1方向における反対側の後端を有し、後端から一対の光ファイバを挿入可能な光コネクタを提供する。この光コネクタは、一対の光ファイバをそれぞれ保持する一対のフェルールと、一対のフェルールのうち対応するフェルールをそれぞれ内部に収納する一対のフロントハウジングと、一対のフロントハウジングの後端に連結されているインナーハウジングと、第1方向に沿って前端に向けて突出するとともにその先端部分が外部装置に係合可能に構成されている第1ラッチを有し、インナーハウジングを内部に収納するアウターハウジングと、アウターハウジングに対して第1方向と交差する第2方向に配置され、アウターハウジングに対して第1方向に沿って後方に移動することにより第1ラッチと外部装置との係合状態を解除させるように構成されているタブと、を備えている。インナーハウジングは、第1方向に沿った中心軸を中心としてアウターハウジングに対して180°回転することにより一対のフロントハウジングの極性を変更可能なように、アウターハウジングに対して第1方向に挿抜可能に構成されている。インナーハウジングは、第1方向及び第2方向の双方と交差する第3方向での一対の側部にそれぞれ配置されておりタブから露出している一対の第2ラッチを有している。一対の第2ラッチのそれぞれは、アウターハウジングからのインナーハウジングの抜出を規制するようにアウターハウジングに係合可能な係合部を含んでいる。各係合部は、インナーハウジングの内側に向かって弾性的に押し込み可能に構成されている。各係合部が、インナーハウジングの内側に向かって押し込まれることで、インナーハウジングとアウターハウジングとの係合状態が解除される。
この光コネクタでは、インナーハウジングが有する一対の第2ラッチの係合部が、インナーハウジングの内側に押し込まれることで、インナーハウジングとアウターハウジングとの係合状態が解除される。すなわち、一対の第2ラッチの係合部が、インナーハウジングの内側に押し込まれていない状態では、インナーハウジングとアウターハウジングとの係合状態は解除されがたい。したがって、この光コネクタを外部装置から取り外す際、斜め方向に力が加わった場合でも、インナーハウジングとアウターハウジングとの係合状態は解除されがたい。これにより、この光コネクタによれば、インナーハウジングとアウターハウジングとの係合力が向上する。なお、ここでいう外部装置には、たとえば、光コネクタ同士を接続するアダプタ及び光コネクタを接続する光トランシーバが含まれる。また、この光コネクタでは、一対の第2ラッチが、タブが設けられていない第3方向での一対の側部にそれぞれ配置されており、タブから露出している。これにより、一対の第2ラッチを指で摘まむことが容易にでき、一対の第2ラッチをインナーハウジングの内側に容易に押し込むことができる。
上記の光コネクタにおいて、一対の第2ラッチのそれぞれは、前端に向けて延在している弾性体である本体部を含んでいてもよい。係合部は、本体部の前端に位置していてもよい。
この場合、弾性体である本体部により、係合部がインナーハウジングの内側に弾性的に押し込み可能となる。
上記の光コネクタにおいて、アウターハウジングは、一対の第2ラッチの本体部上にそれぞれ配置されていると共にアウターハウジングの外側に突出する一対の押し込み部を有していてもよい。各押し込み部は、アウターハウジングの内側に向かって弾性的に押し込み可能に支持されていてもよい。インナーハウジングとアウターハウジングとの係合状態を解除する際に、各押し込み部が各第2ラッチの本体部を押し込むことで係合部がインナーハウジングの内側に押し込まれるように構成されていてもよい。
この場合、アウターハウジングの押し込み部の押し込みに連動して、インナーハウジングの係合部がインナーハウジングの内側に押し込まれる。したがって、アウターハウジングの内側に収容されているインナーハウジングの係合部を直接押し込むことなく、インナーハウジングとアウターハウジングとの係合状態を解除することができる。これにより、インナーハウジングとアウターハウジングとの係合状態の解除をスムーズに行うことが可能となり、両者の着脱性が向上する。また、押し込み部がアウターハウジングの外側に突出している構成では、作業者が各押し込み部を容易にアウターハウジングの内側に押し込むことが可能である。
上記光コネクタにおいて、インナーハウジングは、第2方向において対向する一対の外面にそれぞれ配置されている一対の突起を有していてもよい。アウターハウジングは、インナーハウジングの一対の外面とそれぞれ対向する一対の部分を有していてもよい。アウターハウジングの一対の部分それぞれには開口が形成されていてもよい。各突起は、アウターハウジングからのインナーハウジングの抜出を規制するように、対応する開口に係合する傾斜面を含んでいてもよい。
この場合、インナーハウジングとアウターハウジングとの係合力が確実に向上する。
上記光コネクタにおいて、係合部は、アウターハウジングと係合するように構成されている係合面を含んでいてもよい。係合面は、第1方向に対して垂直であってもよい。
この場合、インナーハウジングとアウターハウジングとの係合力がより一層確実に向上する。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の光コネクタの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。以下の説明では、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1及び図2を参照して、本実施形態に係る光コネクタ1の構成を説明する。図1は、本実施形態に係る光コネクタを示す斜視図である。図2は、本実施形態に係る光コネクタの分解斜視図である。
図1及び図2に示されるように、光コネクタ1は、一対のフロントハウジング10,11と、一対のフェルール14,15と、インナーハウジング20と、アウターハウジング30と、タブ50と、ブーツ60と、弾性部材70と、ケーブル保持部材80と、を備えている。
図1に示されるように、光コネクタ1は、長手方向Xに横長形状のコネクタであり、前端1a及び後端1bを有している。後端1bは、前端1aの長手方向Xの反対側に位置している。光コネクタ1が保持している光ケーブルKは、光コネクタ1の後端1bから挿入される。光ケーブルKに内包される、図示しない一対の光ファイバは、光コネクタ1内では被覆樹脂が取り除かれ、一対のフェルール14,15それぞれに収納されて保持されている。光コネクタ1は、たとえば、二連LCタイプの光コネクタ(Duplex LC Connector)であり、ユニブーツタイプ(Uniboot Type)の光コネクタである。光コネクタ1は、他の構成の光コネクタであってもよい。
図2に示されるように、一対のフロントハウジング10,11は、本体12,13を有している。本体12,13は合成樹脂から形成され、内部に丸孔12a,13aが設けられた四角柱形状の外形を有する。本体12,13は、それぞれが光ファイバを保持可能な一対のフェルール14,15を、それぞれの先端14a,15aが光コネクタ1の前端1aにおいて外部に露出するように、丸孔12a,13a内に収納する。フェルール14,15の先端14a,15aからは、保持された光ファイバの先端が露出する。フェルール14,15の先端14a,15aは、長手方向Xに交差する上下方向Yに対して平行な面であってもよいし、傾斜した面であってもよい。本体12,13の後端には、それぞれの四隅に突起12b,13bが設けられている。これら突起12b,13bは、フロントハウジング10,11がインナーハウジング20の前端に連結される場合に、相互の位置関係を規定する。フロントハウジング10の両側面には、長方形状の一対の開口部16が設けられており、フロントハウジング11の両側面には、長方形状の一対の開口部17が設けられている。
図3及び図4を参照して、インナーハウジング20の構成を説明する。図3は、インナーハウジングを示す斜視図である。図4は、長手方向X及び上下方向Yの双方に交差する横方向Zと長手方向Xとに沿った、インナーハウジングの断面構成を示す図である。
インナーハウジング20は、光ファイバを収納することができる空間が内部に形成されたハウジングであり、合成樹脂から形成される。インナーハウジング20は、前端部21とテーパ部22と後端部23とを有し、後端から前端に向かってテーパ部22の内部空間が徐々に広がるように形成されている。インナーハウジング20は、光ケーブルKに内包される一対の光ファイバをフェルール14,15に分岐させるための領域であり、一対のフロントハウジング10,11の後端に連結される。インナーハウジング20の前端部21には一対のラッチ24及び一対のラッチ25が設けられており、一対のラッチ24がフロントハウジング10の一対の開口部16に内側から挿入されて係合し、一対のラッチ25がフロントハウジング11の一対の開口部17に内側から挿入されて係合する。これにより、一対のフロントハウジング10,11がインナーハウジング20に連結される。
インナーハウジング20は、上下方向Yにおいて互いに対向する一対の外面20a,20bにそれぞれ配置されている一対の突起26,27を有している(図6及び図7を参照)。一対の突起26,27は、一対の外面20a,20bのうち対応する外面の中心やや前方付近に設けられている。本実施形態において、突起26は、外面20a上に配置されており、突起27は、外面20b上に配置されている。突起26は、傾斜面26a,26bを含んでおり、突起27は、傾斜面27a,27bを含んでいる。傾斜面26a及び傾斜面27aは、前端1a寄りに位置しており、傾斜面26b及び傾斜面27bは、後端1b寄りに位置している。傾斜面26a,26b及び傾斜面27a,27bは上下方向Yに対して、それぞれインナーハウジング20の内側に向かって傾斜している。
インナーハウジング20は、横方向Zでの一対の側部20c,20dにそれぞれ配置されており、タブ50から露出している一対のラッチ28を有している。一対のラッチ28は、前端1aに向けて延在している棒状の本体部28aと、本体部28aの前端に位置している係合部28bと、を含んでいる。すなわち、本体部28aは、後端においてインナーハウジング20のラッチ28以外の部分と一体化され、係合部28bは、ラッチ28の前端に位置している。本実施形態において、本体部28aと係合部28bとは一体に形成されており、本体部28aと係合部28bとは連続している。本体部28aの延在方向は、光コネクタ1の長手方向Xに対して、前端に近づくほど光コネクタ1の中心軸から横方向Zに離れるように傾斜している。本実施形態の各ラッチ28は、側部20c(20d)に形成されたU字形のスリット29に、後端を除く三方から囲まれており、スリット29によってその輪郭が形成されている。本体部28aが有する弾性によって、係合部28bは、横方向Zに沿った矢印S1方向(図4を参照)、すなわち、インナーハウジング20の内側に向かって、弾性的に押し込み可能に構成されている。各係合部28bは、アウターハウジング30と係合するように構成されている係合面28cを含んでいる。各係合面28cは、例えば、前方を向き長手方向Xに対して垂直な平坦面である。
図5~図8を参照して、アウターハウジング30の構成を説明する。図5は、アウターハウジングを示す斜視図である。図6及び図7は、インナーハウジングとアウターハウジングとが結合した状態を示す図である。図8は、長手方向Xと横方向Zとに沿った、インナーハウジング及びアウターハウジングの断面構成を示す図である。
アウターハウジング30は、インナーハウジング20を内部に収納すると共に、インナーハウジング20に連結されるハウジングである。アウターハウジング30は、前方及び後方それぞれに開口31,32を有するハウジング本体33を有している。アウターハウジング30の上面30aには、弾性部材70を収納する部分36aをその内側に画定する一対の壁部36と、壁部36の外側に位置する一対のガイド突起37とが設けられている。部分36aに収納される弾性部材70は、アウターハウジング30とタブ50との間に配置される。そのため、タブ50をアウターハウジング30に対して後端1b寄りに移動させた場合には、弾性部材70は、タブ50を通常位置に復帰させるように機能する。弾性部材70は、たとえば圧縮コイルバネである。各ガイド突起37は、タブ50がアウターハウジング30に連結された場合にタブ50のスリット55,56(図10を参照)内に位置し、タブ50の長手方向Xに沿った移動をガイドする。アウターハウジング30は、タブ50との連結構造として、前方側に設けられた突出部34と、各ガイド突起37の下方に設けられた連結用のスリット35と、を有している。
図6及び図7に示されるように、アウターハウジング30は、インナーハウジング20の一対の外面20a,20bとそれぞれ対向する一対の部分30c,30dを有している。一対の部分30c,30dは上下方向Yにおいてインナーハウジング20を間に挟んで互いに対向している。上面30aは、部分30cの外側の表面を含む。下面30bは、部分30dの外側の表面を含む。部分30cには開口30eが形成され、部分30dには、開口30fが形成されている。図6及び図7に示されるように、インナーハウジング20とアウターハウジング30とが結合する際には、突起26,27が、開口30e,30fのうち対応する開口にそれぞれ入り込む。本実施形態においては、突起26が開口30eに、突起27が開口30fに、それぞれ入り込む。インナーハウジング20の一対の突起26,27がアウターハウジング30の開口30e,30fにそれぞれ入り込むことで、インナーハウジング20のアウターハウジング30からの抜出が防止される。
図5~図8に示されるように、アウターハウジング30は、一対のラッチ28の本体部28a上にそれぞれ配置されていると共に、アウターハウジング30の外側に突出している一対の押し込み部39を有している。一対の押し込み部39は、アウターハウジング30の横方向Zでの一対の側面に配置されている。したがって、一対の押し込み部39は、タブ50から露出している。インナーハウジング20とアウターハウジング30とが結合状態にあるときは、各押し込み部39は対応する本体部28aと接している。各押し込み部39は、アウターハウジング30の内側に向かって押し込み可能なように、弾性支持部90によって弾性的に支持されている。弾性支持部90は、対応するラッチ28の本体部28aに沿って延在している。各押し込み部39は、本体部28aに接触する面の反対側に、側面39aを有する。側面39aは、横方向Zに対して垂直な平坦面である。インナーハウジング20の一対のラッチ28に対する係合構造として、アウターハウジング30の一対の側面には、一対のスリット38が設けられている。各スリット38は、対応する押し込み部39より前端1a寄りに形成されている。本実施形態では、各スリット38は、各押し込み部39の周囲を、各押し込み部39の弾性支持部90を除く三方から囲むように形成されている。言い換えると、各スリット38は、各押し込み部39の輪郭を形成する。一対のスリット38は、係合部28bが内側から引っかかるように構成された係合面38aを有する。各係合面38aは、例えば、後方を向き長手方向Xに対して垂直な平坦面である。インナーハウジング20の一対のラッチ28とアウターハウジング30の一対のスリット38とが互いに係合し、インナーハウジング20のアウターハウジング30からの抜出が防止される。
アウターハウジング30は、長手方向Xに沿って前端1aに向けて突出しているラッチ40を有している。ラッチ40は長手方向Xに沿って前端1aに向かって延在しているラッチ部材である部材41,42を含む。図9は、本実施形態に係る光コネクタがアダプタに挿入されている状態を示す斜視図である。ラッチ40の部材41,42は、その先端部分40bに、図9に示されるアダプタ100等の外部装置に係合可能な係合部43,44が設けられている。係合部43,44は、たとえば長手方向Xに沿って延在する係合本体45,46と、各係合本体45,46から長手方向X及び上下方向Yの双方に交差する横方向Zに沿って外に突出する一対の係合突部47,48とを含んで構成されている。たとえば、長手方向Xが第1方向を規定し、上下方向Yが第2方向を規定する場合、横方向Zが第3方向を規定する。係合部43,44の係合突部47,48がアダプタ100内の係合部に係合されることにより、光コネクタ1のアダプタ100からの抜出が防止される。光コネクタ1がアダプタ100に取り付けられる前の状態においては、ラッチ40の先端部分40b、すなわち係合部43,44は、フロントハウジング10,11から離間して浮くような状態になっている。
ラッチ40の部材41,42には、その中央付近において、傾斜面41a,42aと、傾斜面41b,42bと、凹部41c,42cと、が設けられている。傾斜面41a,42aは、ラッチ40の内側に設けられている。傾斜面41b,42bは、ラッチ40の外側に設けられており、凹部41c,42cの一部を為している。なお、ラッチ40の部材41,42においては、全体が同じ厚みとなるように形成されていてもよいし、端40aの板厚が傾斜面41a,42a又は傾斜面41b,42bが位置する領域での板厚よりも薄くてもよい。この場合、端40aを支点としたラッチ40の先端部分40b、すなわち係合部43,44の上下方向の移動がよりスムーズになる。なお、ここでいう板厚は、各箇所における面に対して垂直な方向の厚さを意味する。
図10及び図11を参照して、タブ50の構成を説明する。図10及び図11は、タブを示す斜視図である。
タブ50は、係合部43,44を除く部分を覆うように、アウターハウジング30に対して上下方向Yに並んでアウターハウジング30の外側に配置されている。本実施形態では、タブ50は、上面30aと対向して配置されている。また、タブ50は、横方向Zにおいて互いに対向するアウターハウジング30の一対の側面、及び下面30bを露出する。タブ50の前端50aの内側にある突出部58がアウターハウジング30の上面30aにある突出部34に連結すると共に、タブ50の内側の左右にある一対のラッチ59が、アウターハウジング30の上面30aの左右にあるスリット35に内側から引っかかる。これにより、タブ50は、アウターハウジング30に対して長手方向Xに沿って移動可能なようにアウターハウジング30に連結される。タブ50は、長手方向Xに沿って前端1aから後端1bに向かう方向への移動に応じてラッチ40の係合部43,44を上下方向Yであるフロントハウジング10,11に向けて押し下げるように構成されている。より具体的には、タブ50の前端50aには下方に突出する突起51,52が設けられており、タブ50が後方に移動すると、これら突起51,52がラッチ40の傾斜面41b,42bに沿って後方に向かって移動し、これにより、ラッチ40の係合部43,44が下方に押し下げられる。
タブ50の中央部には、一対のスリット55,56が設けられている。これらスリット55,56には、上述したアウターハウジング30の一対のガイド突起37が配置される。一対のガイド突起37のそれぞれがこれらスリット55,56内をスライドすることにより、タブ50の長手方向Xに沿った移動がガイドされる。また、タブ50の後端50bには、把持部57が設けられている。アダプタ100(図9を参照)に取り付けられた光コネクタ1をアダプタ100から取り外す際には把持部57を作業者が把持して後方に引っ張ることにより、突起51,52が上述した動作を行い、ラッチ40の係合が解除される。本実施形態における把持部57は、上下方向Y及び横方向Zの何れにおいても作業者が把持できるように一周回る筒形状になっているが、上下方向Y及び横方向Zの少なくとも一方の方向で把持できる構成であればよい。
ブーツ60及びケーブル保持部材80は、光ケーブルKを光コネクタ1に対して導入させると共に、光コネクタ1内の所定の位置で光ケーブルKを固定するための部材である。ブーツ60は、タブ50の把持部57の内部に収納される。ブーツ60の一部及びケーブル保持部材80は、アウターハウジング30等の内部に収納される。
続いて、上記構成を備えた光コネクタ1において、インナーハウジング20に対するアウターハウジング30の取り付け及び取り外しの操作について、説明する。
インナーハウジング20にアウターハウジング30を取り付ける際には、作業者がアウターハウジング30を長手方向Xに沿って前端1aに向かって移動させることで、インナーハウジング20とアウターハウジング30とを結合させる。より具体的には、アウターハウジング30の前方に形成されている開口31にインナーハウジング20の後端部23を挿入するように、アウターハウジング30を長手方向Xに沿って前端1aに向かって移動させる。その際、一対のラッチ28の各係合部28bが、対応するスリット38に内側から引っかかり、該スリット38に係合する。これにより、インナーハウジング20の一対のラッチ28がアウターハウジング30に係合する。これにより、アウターハウジング30のインナーハウジング20からの意図しない抜出が規制される。
また、アウターハウジング30の開口31にインナーハウジング20の後端部23を挿入するようにアウターハウジング30を移動させると、突起26の傾斜面26bに沿って、開口30eの端縁が前端1aに向かって移動し、突起27の傾斜面27bに沿って、開口30fの端縁が前端1aに向かって移動する。その結果、突起26が開口30eに、突起27が開口30fに、それぞれ入り込んで係合する。このとき、傾斜面26aが、アウターハウジング30からのインナーハウジング20の抜出を規制するように開口30eに係合し、傾斜面27aがアウターハウジング30からのインナーハウジング20の抜出を規制するように開口30fに係合する。
インナーハウジング20からアウターハウジング30を取り外す際には、作業者がアウターハウジング30を長手方向Xに沿って後端1bに向かって移動させることで、インナーハウジング20からアウターハウジング30を分離させる。その際、作業者が各押し込み部39を矢印S1方向に押し込みながら、アウターハウジング30を長手方向Xに沿って後端1bに向かう方向に移動させる。このとき、各押し込み部39が各ラッチ28の本体部28aを押し込む。この押し込み部39の押し込みに連動して、インナーハウジング20の係合部28bがインナーハウジング20の内側に押し込まれる。その結果、各係合部28bが対応するスリット38から外れ、インナーハウジング20のラッチ28とアウターハウジング30のスリット38との係合状態が解除される。
また、インナーハウジング20からアウターハウジング30を取り外す際、作業者がアウターハウジング30を長手方向Xに沿って後端1bに向かって移動させることで、突起26,27が開口30e,30fから外れ、突起26,27と開口30e,30fとの係合状態が解除される。より具体的には、突起26の傾斜面26aに沿って、開口30eの端縁が後端1b寄りに移動し、突起27の傾斜面27aに沿って、開口30fの端縁が後端1b寄りに移動する。その結果、突起26が開口30eから、突起27が開口30fから、それぞれ外れる。このように、一対の突起26,27と開口30e,30fとの係合状態は、長手方向Xに沿って力を加えることで、解除される。
次に、上記構成を備えた光コネクタ1において、一対のフェルール14,15に保持される光ファイバの極性を変更する操作について、図12~図15を参照して説明する。図12及び図13は、フロントハウジング及びインナーハウジングの双方を含む構成を示す斜視図である。図14及び図15は、光ファイバの極性を変更するための操作を示す図である。ここで、極性とは、ラッチ40が上方となるように置いた時の横方向Zにおける一対のフロントハウジング10,11の並び順のことをいう。
図12及び図13に示されるように、光コネクタ1は、それぞれが光ファイバを収納する一対のフェルール14,15を備えている。光コネクタ1の接続作業においては、図12に示される極性でそのままアダプタ100(図9を参照)に接続する場合だけでなく、極性変更を行い、図13に示される、上記極性と異なる極性でアダプタ100に接続する場合もある。本実施形態では、極性変更は、たとえば、ラッチ40の位置を基準として、送信用光ファイバと受信用光ファイバとの位置を横方向Zにおいて逆転させることを意味する。そこで、図14に示されるように、まずアウターハウジング30の各押し込み部39をアウターハウジング30の内側に押し込みながら、フロントハウジング10,11及びインナーハウジング20を矢印S2方向に示す方向に移動させ、フロントハウジング10,11及びインナーハウジング20をアウターハウジング30から取り外す。
続いて、フロントハウジング10,11及びインナーハウジング20を長手方向Xに平行な中心軸として矢印S3方向に180°回転して、反転させる。そして、図15に示されるように、この反転されたフロントハウジング10,11及びインナーハウジング20を矢印S4方向に示す方向に移動して、再びアウターハウジング30に挿入して連結させる。このように、光コネクタ1では、その極性を容易に変更することができる。
以上、本実施形態に係る光コネクタ1では、インナーハウジング20が有する一対のラッチ28の係合部28bが、インナーハウジング20の内側に押し込まれることで、インナーハウジング20とアウターハウジング30との係合状態が解除される。すなわち、一対のラッチ28の係合部28bが、インナーハウジング20の内側に押し込まれていない状態では、インナーハウジング20とアウターハウジング30との係合状態は解除されない。このため、光コネクタ1では、光コネクタ1をアダプタ100等の外部装置から取り外す際、斜め方向に力が加わった場合でも、インナーハウジング20とアウターハウジング30との係合状態は解除されがたい。また、光コネクタ1では、一対のラッチ28が、タブ50が設けられていない横方向Zでの一対の側部20c,20dにそれぞれ配置されており、タブ50から露出している。これにより、一対のラッチ28を指で摘まむことが容易にでき、一対のラッチ28をインナーハウジング20の内側に容易に押し込むことができる。
光コネクタ1では、一対のラッチ28のそれぞれは、前端1aに向けて延在している弾性体である本体部28aを含んでいる。また、係合部28bは、本体部28aの前端に位置している。
この場合、弾性体である本体部28aにより、係合部28bがインナーハウジング20の内側に弾性的に押し込み可能となる。
光コネクタ1では、アウターハウジング30は、一対のラッチ28の本体部28a上にそれぞれ配置されていると共にアウターハウジング30の外側に突出する一対の押し込み部39を有している。各押し込み部39は、アウターハウジング30の内側に向かって弾性的に押し込み可能に支持されている。インナーハウジング20とアウターハウジング30との係合状態を解除する際に、各押し込み部39が各ラッチ28の本体部28aを押し込むことで係合部28bがインナーハウジング20の内側に押し込まれるように構成されている。
この場合、アウターハウジング30の押し込み部39の押し込みに連動して、インナーハウジング20の係合部28bがインナーハウジング20の内側に押し込まれる。したがって、アウターハウジング30の内側に収容されているインナーハウジング20の係合部28bを直接押し込むことなく、インナーハウジング20とアウターハウジング30との係合状態の解除をスムーズに行うことが可能となり、両者の着脱性が向上する。また、押し込み部39がアウターハウジング30の外側に突出している構成では、作業者が各押し込み部39を容易にアウターハウジング30の内側に押し込むことが可能となる。
光コネクタ1では、インナーハウジング20は、上下方向Yにおいて対向する一対の外面20a,20bにそれぞれ配置されている一対の突起26,27を有している。アウターハウジング30は、インナーハウジング20の一対の外面20a,20bとそれぞれ対向する一対の部分30c,30dを有している。アウターハウジング30の一対の部分30c,30dそれぞれには開口30e,30fが形成されている。各突起26,27は、アウターハウジング30からのインナーハウジング20の抜出を規制するように、対応する開口30e,30fに係合する傾斜面26a,27aを含んでいる。
この場合、インナーハウジング20とアウターハウジング30との係合力が確実に向上する。
光コネクタ1では、係合部28bは、アウターハウジング30と係合するように構成されている係合面28cを含んでいる。係合面28cは、長手方向Xに対して垂直である。
この場合、インナーハウジング20とアウターハウジング30との係合力がより一層確実に向上する。
以上、本開示の実施形態について詳細に説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、様々な実施形態に適用することができる。
光コネクタ1において、一対のラッチ28のそれぞれは、前端1aに向けて延在している弾性体である本体部28aを含んでいなくともよく、係合部28bは、本体部28aの前端に位置していなくともよい。この場合であっても、係合部28bがインナーハウジング20の内側に向かって弾性的に押し込み可能に構成されていれば、上記実施形態の効果を奏することができる。
光コネクタ1において、アウターハウジング30は、一対のラッチ28の本体部28a上にそれぞれ配置されていると共にアウターハウジング30の外側に突出する一対の押し込み部39を有していなくてもよい。この場合であっても、一対のラッチ28を直接押し込む等によって上記実施形態の効果を奏することができる。
光コネクタ1において、インナーハウジング20は、上下方向Yにおいて互いに対向する一対の外面20a,20bにそれぞれ配置されている一対の突起を有していなくてもよく、アウターハウジング30の、インナーハウジング20の一対の外面20a,20bとそれぞれ対向している一対の部分30c,30dには開口30e,30fが形成されていなくてもよい。この場合であっても、インナーハウジング20の一対のラッチ28とアウターハウジング30の一対のスリット38とが係合することによって、アウターハウジング30とインナーハウジング20との係合力を十分に得ることができる。
光コネクタ1において、係合部28bは、アウターハウジング30と係合するように構成されている係合面28cを含んでいなくてもよく、係合面28cは、長手方向Xに対して垂直でなくてもよい。他の態様にて係合部28bがアウターハウジング30と係合する場合であっても、上記実施形態の効果を奏することができる。
1…光コネクタ、1a…前端、1b…後端、10,11…フロントハウジング、14,15…フェルール、20…インナーハウジング、20a,20b…一対の外面、20c,20d…一対の側部、26…一対の突起、26a,27a…傾斜面、28…一対のラッチ、28a…本体部、28b…係合部,28c…係合面、30…アウターハウジング、30c,30d…一対の部分、30e,30f…開口、39…押し込み部、50…タブ。

Claims (5)

  1. 前端及び前記前端の第1方向における反対側の後端を有し、前記後端から一対の光ファイバを挿入可能な光コネクタであって、
    前記一対の光ファイバをそれぞれ保持する一対のフェルールと、
    前記一対のフェルールのうち対応するフェルールをそれぞれ内部に収納する一対のフロントハウジングと、
    前記一対のフロントハウジングの後端に連結されているインナーハウジングと、
    前記第1方向に沿って前記前端に向けて突出するとともにその先端部分が外部装置に係合可能に構成されている第1ラッチを有し、前記インナーハウジングを内部に収納するアウターハウジングと、
    前記アウターハウジングに対して前記第1方向と交差する第2方向に配置され、前記アウターハウジングに対して前記第1方向に沿って後方に移動することにより前記第1ラッチと前記外部装置との係合状態を解除させるように構成されているタブと、を備え、
    前記インナーハウジングは、前記第1方向に沿った中心軸を中心として前記アウターハウジングに対して180°回転することにより前記一対のフロントハウジングの極性を変更可能なように、前記アウターハウジングに対して前記第1方向に挿抜可能に構成されており、
    前記インナーハウジングは、前記第1方向及び前記第2方向の双方と交差する第3方向での一対の側部にそれぞれ配置されており前記タブから露出している一対の第2ラッチを有し、
    前記一対の第2ラッチのそれぞれは、前記アウターハウジングからの前記インナーハウジングの抜出を規制するように前記アウターハウジングに係合可能な係合部を含んでおり、
    各前記係合部は、前記インナーハウジングの内側に向かって弾性的に押し込み可能に構成されており、
    各前記係合部が、前記インナーハウジングの内側に向かって押し込まれることで、前記インナーハウジングと前記アウターハウジングとの係合状態が解除される、光コネクタ。
  2. 前記一対の第2ラッチのそれぞれは、前記前端に向けて延在している弾性体である本体部を含んでおり、
    前記係合部は前記本体部の前端に位置している、請求項1に記載の光コネクタ。
  3. 前記アウターハウジングは、前記一対の第2ラッチの前記本体部上にそれぞれ配置されていると共に前記アウターハウジングの外側に突出する一対の押し込み部を有し、
    各前記押し込み部は、前記アウターハウジングの内側に向かって弾性的に押し込み可能に支持されており、
    前記インナーハウジングと前記アウターハウジングとの係合状態を解除する際に、各前記押し込み部が各前記第2ラッチの前記本体部を押し込むことで前記係合部が前記インナーハウジングの内側に押し込まれるように構成されている、請求項2に記載の光コネクタ。
  4. 前記インナーハウジングは、前記第2方向において対向する一対の外面にそれぞれ配置されている一対の突起を有し、
    前記アウターハウジングは、前記インナーハウジングの前記一対の外面とそれぞれ対向する一対の部分を有し、
    前記アウターハウジングの前記一対の部分それぞれには開口が形成されており、各前記突起は、前記アウターハウジングからの前記インナーハウジングの抜出を規制するように、対応する前記開口に係合する傾斜面を含んでいる、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の光コネクタ。
  5. 前記係合部は、前記アウターハウジングと係合するように構成されている係合面を含んでおり、
    前記係合面は、前記第1方向に対して垂直である、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の光コネクタ。
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