JP2023055076A - モータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】薄型化されたモータ装置を提供すること。【解決手段】モータ装置は、モータと、ベース24と、モータを駆動する回路基板84とが積層され、モータと回路基板との間にベースが設けられている。ベースは、積層方向に周辺よりも突出した少なくとも一つの固定用突起112が一体的に設けられている。回路基板は、固定用突起が挿入される少なくとも一つの固定用穴114が設けられている。モータ装置は、固定用穴に固定用突起が挿入された状態で、固定用突起と回路基板とを接合し、回路基板とベースとを固定するはんだ94aを備えている。【選択図】図6

Description

本開示は、モータ装置に関する。
特許文献1には、二つのねじによって、プリント基板がベースに固定されたモータ装置が開示されている。
特開2018-7417号公報
先行技術文献のモータ装置は、ねじによって、プリント基板をベースに固定している。このため、モータ装置は、ベースにねじ穴を設けるぶん、ベースの厚みが厚くなる。したがって、モータ装置は、ベースの厚み方向における体格が大型化するという問題がある。
開示される一つの目的は、薄型化されたモータ装置を提供することである。
ここに開示されたモータ装置は、
モータ(20)と、金属筐体(24)と、モータを駆動する回路基板(84)とが積層され、モータと回路基板との間に金属筐体が設けられたモータ装置であって、
金属筐体に一体的に設けられ、モータと金属筐体と回路基板とが積層された方向である積層方向に、周辺よりも突出した少なくとも一つの固定用突起(112,112a)と、
回路基板に設けられた、固定用突起が挿入される少なくとも一つの固定用穴(114,114a)と、
固定用穴に固定用突起が挿入された状態で、固定用突起と回路基板とを接合し、回路基板と金属筐体とを固定する接合部材(94a,94a1、94c)と、を備えていることを特徴とする。
このように、モータ装置は、回路基板と金属筐体とを接合部材によって固定する。このため、モータ装置は、回路基板と金属筐体とをねじ止めする構成と異なり、金属筐体にねじ穴を設ける必要がない。よって、モータ装置は、金属筐体にねじ穴を設ける構成よりも、金属筐体の積層方向における厚みを薄くできる。したがって、モータ装置は、積層方向における厚みを薄くできる。
この明細書において開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。請求の範囲及びこの項に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態の部分との対応関係を例示的に示すものであって、技術的範囲を限定することを意図するものではない。この明細書に開示される目的、特徴、及び効果は、後続の詳細な説明、及び添付の図面を参照することによってより明確になる。
第1実施形態に係るモータ装置が適用されたバルブタイミング調整装置の概略構成を示す断面図である。 モータ装置の概略構成を示す分解斜視図である。 ベースをモータ側から見た斜視図である。 ベースを回路基板側から見た平面図である。 ベースに回路基板を固定した状態を示す図である。 図5のVI-VI線に沿う断面図である。 図6のVII部の拡大断面図である。 第2実施形態に係る回路基板の固定構造を示す断面図である。 第3実施形態に係る回路基板の平面図である。 図9のX-X線に沿う断面図である。 第4実施形態に係る回路基板の概略構成を示すイメージ図である。 図11のXII-XII線に沿う断面図である。 正常時における回路図である。 兆候検出時における回路図である。 正常時と兆候検出時の検出電圧を示す図である。
以下において、図面を参照しながら、本開示を実施するための複数の形態を説明する。各形態において、先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において、構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を参照し適用することができる。
(第1実施形態)
先ず、図1に基づき、本実施形態に係るモータ装置が適用されたバルブタイミング調整装置について説明する。
図1に示すバルブタイミング調整装置10は、車両において内燃機関の図示しないクランク軸からカム軸12へクランクトルクを伝達する伝達系に設けられる。カム軸12は、内燃機関の動弁のうち、図示しない吸気弁をクランクトルクの伝達により開閉する。バルブタイミング調整装置10は、後述するモータ20により、吸気弁のバルブタイミングを制御する。
バルブタイミング調整装置10は、位相調整機構14及びモータ装置16を備えている。位相調整機構14については、本出願人による特開2015-203392号公報に開示された構成と基本的に同じであるから、特開2015-203392号公報の説明を参照することができる。よって、図1では位相調整機構14を簡略化して図示している。また、ここでの位相調整機構14の詳細な説明は省略する。
次に、図1~図5に基づき、モータ装置16について説明する。
図1に示すように、モータ装置16は、モータ20及び駆動装置80を備えている。モータ装置16は、駆動装置80(EDU:Electronic Driver Unit)が内蔵された回転電機と称することもできる。
モータ20は、ブラシレスの永久磁石型同期モータである。モータ20は、図1及び図2に示すように、ハウジング22、ベース24、軸受26,28、モータ軸30、ステータ32、ロータ34、及びセンサマグネット36を有している。
ハウジング22は、鉄系などの金属材料を用いて、略有底円筒状に設けられている。ベース24は、アルミニウム系材料を用いて、略円板状に設けられている。ベース24は、ハウジング22の開口部を塞ぐように設けられている。ハウジング22及びベース24を組み付けてなる収容空間には、モータ20を構成する他の要素26,28,30,32,34,36が配置されている。このように、ハウジング22及びベース24は、モータ20の筐体をなしている。ハウジング22及びベース24は、内燃機関においてチェーンケースなどの固定節に取り付けられる。ベース24は、金属筐体に相当する。
ハウジング22は、図1に示すように、小径部38、大径部40、及びフランジ部42を有している。小径部38は、モータ軸30の軸方向(以下、単に軸方向と示す)において、位相調整機構14側に設けられている。大径部40は、駆動装置80側に設けられ、小径部38よりも大きい径を有している。フランジ部42は、大径部40における駆動装置80側の端部に連なり、径方向外側に延設されている。フランジ部42は、ベース24における位相調整機構14側の一面44において、外周縁部44aに載置されている。
軸受26,28は、それぞれモータ軸30を正逆回転回能に支持している。軸方向において、位相調整機構14側の軸受26の外輪は、ハウジング22の小径部38の内面に固定され、内輪はモータ軸30に固定されている。軸受26は、ほぼ全体が軸方向において小径部38内に配置されている。
ベース24は、図1及び図3に示すように、一面44において外周縁部44aに対して凹んで設けられた第1凹部44bを有している。第1凹部44bは、軸受28及びモータ軸30に対応して設けられている。第1凹部44bは、略円板状をなすベース24の中心付近に設けられている。第1凹部44bは、ベース24の厚みの1/2以上の深さを有している。軸受28及びモータ軸30の一端は、第1凹部44bに収容されている。詳しくは、第1凹部44bの内周面に軸受28の外輪が固定され、軸受28の内輪はモータ軸30に固定されている。軸受28により、モータ軸30の一端がベース24に接触しないように保持されている。
ハウジング22における底部の中心付近には、開口部46が形成されている。モータ軸30は、開口部46を介してハウジング22の外部に突出し、位相調整機構14に連結されている。なお、モータ軸30の位相調整機構14側の端部には、貫通孔が形成されている。図1及び図2に示すように、この貫通孔にピン48を挿通させることで、位相調整機構14に連結するためのジョイント50が、モータ軸30に固定されている。また、ハウジング22における開口部46の周縁内面とモータ軸30との間には、環状のシール部材52が介在している。シール部材52は、軸受26よりも位相調整機構14側に設けられている。
ステータ32は、ベース24の一面44側に配置されている。ステータ32は、円筒状に形成され、複数のティース部を有するステータコア54、及び、各ティース部に樹脂ボビン56を介して巻回された巻線58を、それぞれ複数ずつ有している。各ステータコア54は、金属片を積層して形成され、モータ軸30の回転方向である周方向に沿って等間隔に配置されている。各巻線58は、それぞれ対応するステータコア54に個別に巻回されている。すなわち、各巻線58も、周方向に沿って等間隔に配置されている。モータ20のU,V,Wの各相に対応する巻線58は、中性点を形成するためのターミナル60を介して互いに接続されている。ステータ32は、後述する内部コネクタ106を介して巻線58に駆動電流が供給されることで、ロータ34の後述する永久磁石68に作用する回転磁界を発生する。ステータ32は、ハウジング22に保持されている。
ベース24は、図3に示すように、複数の第2凹部44c及び複数の補強部44dを有している。第2凹部44cは、一面44において外周縁部44aに対して凹んで設けられている。第2凹部44cは、ステータ32の各巻線58に対応して設けられている。すなわち、各第2凹部44cも、周方向に沿って等間隔に設けられている。第2凹部44cには、対応する巻線58が収容されている。軸方向において、第2凹部44cは、第1凹部44bよりも浅く設けられている。第2凹部44cが、凹部に相当する。
補強部44dは、周方向において隣り合う第2凹部44cの間に設けられている。すなわち、周方向において、第2凹部44cと補強部44dが交互に設けられている。補強部44dは、第2凹部44cを複数の領域に区画する部分である。一面44において、補強部44dは、第2凹部44cの底面よりも浅い位置であって、外周縁部44aに対して若干凹んだ位置とされている。このように補強部44dを有することで、環状の第2凹部44cを設ける場合に較べて、ベース24の剛性を高めることができる。
また、ベース24は、図1,図3,及び図4に示すように、一面44から一面44と反対の裏面62にわたって貫通する貫通孔64を有している。貫通孔64は、モータ20の中性点、すなわちターミナル60と各相の巻線58との接続部が、一面44側から裏面62側に突出するように設けられている。
ロータ34は、円筒状をなすステータ32の内側に、回転可能に収容されている。ロータ34は、モータ軸30から径方向外側に突出する円環板状に形成され、周方向に正逆回転可能となっている。ロータ34は、円板状のコアシートを複数枚積層してなるロータコア66、ロータコア66に対して一体的に回転可能に設けられた複数の永久磁石68、及びロータコア66の軸方向両端部に設けられた固定板70を有している。ロータコア66は、モータ軸30に直接固定されてもよいし、係合部材を介して固定されてもよい。複数の永久磁石68は、周方向で磁極が交互に入れ替わっている。
センサマグネット36は、環状をなしており、ロータ34のベース24側の面における外周端部に、ロータ34と一体的に回転可能に固定されている。センサマグネット36は、ロータ34の回転位置を検出するために設けられるものである。センサマグネット36には、N極とS極が所定角度毎に交互に設けられている。
ベース24は、図1及び図3に示すように、一面44において外周縁部44aに対して凹んで設けられた第3凹部44eを有している。第3凹部44eは、センサマグネット36に対応して略円環状に設けられている。第3凹部44eは、センサマグネット36を収容している。軸方向において第3凹部44eは、第1凹部44bよりも浅く、第2凹部44cよりも深く設けられている。モータ軸30の軸心から径方向外側に向けて、第1凹部44b、第3凹部44e、第2凹部44c、外周縁部44aの順に設けられている。第3凹部44eが、マグネット収容部に相当する。
駆動装置80は、カバー82及び回路基板84を有している。上記したベース24も、駆動装置80の構成要素とみなせる。モータ装置16は、モータ20と、ベース24と、回路基板84とが積層配置されている。モータ装置16は、モータ20と回路基板84との間にベース24が設けられている。また、モータ20と、ベース24と、回路基板84は、軸方向に積層されているといえる。よって、モータ20と、ベース24と、回路基板84の積層方向は、軸方向と一致している。
カバー82は、鉄系などの金属材料を用いて、略円板状に設けられている。カバー82は、ベース24の裏面62側に配置されている。このため、ベース24の裏面62がカバー配置面に相当する。ベース24及びカバー82を組み付けてなる収容空間には回路基板84が配置されており、ベース24及びカバー82は、回路基板84の筐体86をなしている。
回路基板84は、プリント基板88、及び、プリント基板88に実装された複数の部品90を有している。プリント基板88は、樹脂を材料として含む基材、及び、基材に配置された配線を有している。プリント基板88は、軸方向においてベース24との対向面である一面88a、及び、自身の板厚方向において一面88aと反対の面である裏面88bを有している。なお、プリント基板88の板厚方向は、モータ軸30の軸方向と略一致している。
ベース24は、図1及び図4に示すように、裏面62において、カバー82が載置される外周縁部62a、及び、外周縁部62aに対して軸方向に凹んで設けられた第4凹部62bを有している。第4凹部62bは、回路基板84に対応して設けられている。回路基板84の大部分、詳しくは、後述する外部コネクタ104の一部分を除く部分が、第4凹部62bに収容されている。
複数の部品90は、プリント基板88の一面88a及び裏面88bに実装されている。部品90は、プリント基板88の配線とともに、モータ20を駆動するための回路を形成する要素として、MOSFET92、コイル96、コンデンサ98,100などを含んでいる。さらに、複数の部品90は、モータ20を駆動するための回路を形成する要素として、駆動ICを含んでいる。また、回路基板84は、プリント基板88と部品90とを電気的に接続するためのはんだ94aを含んでいる。はんだ94aは、接合部材に相当する。
MOSFET92により、モータ20を駆動するための三相インバータが構成されている。このため、6つのMOSFET92が、プリント基板88の一面88aに実装されている。三相インバータを構成する各相の上アームは高電位電源ラインに接続され、各相の下アームは低電位電源ラインに接続されている。
駆動ICは、後述するホール素子102の検出信号に基づき、ロータ34の回転位置を検出する。また、駆動ICは、図示しないECUのマイコンから、モータ20の回転方向及び回転数を指示する信号を取得し、この指示信号と上記回転位置とに基づいて、各MOSFET92のゲート駆動信号を生成し、各MOSFET92に出力する。
ベース24は、図1,図4に示すように、裏面62において、第4凹部62bの底面からさらに凹んで設けられた第5凹部62cを有している。第5凹部62cは、プリント基板88の一面88aに配置された部品90のうち、後述するホール素子102を除く部品の少なくとも一部に対応して設けられている。
第5凹部62cは、MOSFET92及び駆動ICのそれぞれに対応して設けられている。軸方向からの投影視において、第5凹部62cは、図4に示すように第3凹部44eと重ならない位置、すなわちセンサマグネット36と重ならない位置に設けられている。図4では、参考線として、一面44側に設けられた第3凹部44eの外周を破線で示している。本実施形態では、軸方向において、MOSFET92の一部分が第5凹部62cに収容されている。
コイル96及びコンデンサ98,100は、裏面88bにおいて、プリント基板88に実装されている。コイル96及びコンデンサ98,100は、他の部品90よりも軸方向に背が高い高背部品である。コイル96及びコンデンサ98により、ノイズフィルタが構成されている。コンデンサ100は、平滑用のコンデンサである。本実施形態では、プリント基板88に、安定化のために3つのコンデンサ100が実装されている。コンデンサ100は、プリント基板88において、複数のMOSFET92が実装されている実装領域の裏面部分に実装されている。
部品90は、上記以外にも、ホール素子102、外部コネクタ104、及び内部コネクタ106を有している。ホール素子102は、ロータ34の回転位置を検出し、検出信号を駆動ICに出力する。ホール素子102は、一面88aにおいて、プリント基板88に実装されている。ホール素子102は、センサマグネット36に対応して設けられている。本実施形態では、3つのホール素子102が、周方向に沿って所定の回転角度間隔で設けられている。
外部コネクタ104の一部は、ベース24とカバー82により形成される図示しない開口部を介して、外部に突出している。外部コネクタ104は、上記したECUと駆動ICとを電気的に中継する。詳しくは、図示しないECUのマイコンから出力されたモータ20の指示信号が、外部コネクタ104を介して回路基板84に入力される。また、回路基板84から出力されたダイアグ信号、モータ20の実回転数及び実回転方向を示す信号が、外部コネクタ104を介して上記ECUに入力される。また、回路基板84には、外部コネクタ104を介して電源が供給される。
内部コネクタ106は、インバータの三相出力線とモータ20の巻線58とを電気的に中継している。外部コネクタ104及び内部コネクタ106は、プリント基板88の裏面88b側に配置され、プリント基板88に挿入実装されている。MOSFET92、駆動IC、外部コネクタ104、及び内部コネクタ106が、発熱部品に相当する。
ベース24は、一面44から裏面62にわたって貫通する貫通孔108,110を有している。貫通孔108は、ホール素子102に対応して設けられている。各ホール素子102は、対応する貫通孔108に個別に収容されている。このように、貫通孔108にホール素子102を配置することで、軸方向においてモータ装置16の体格を小型化することができる。また、金属製のベース24内で生じる渦電流によるセンサ感度の低下を抑制することもできる。貫通孔108は、第3凹部44eの底面に設けられている。貫通孔110は、内部コネクタ106と巻線58とを電気的に接続するために設けられている。
図5、図6に示すように、駆動装置80は、放熱ゲル122を備えている。また、放熱ゲル122は、第1熱伝導部122a,122b,122c及び第2熱伝導部122dを有している。放熱ゲル122は、駆動装置80の放熱性及び制振性を確保するために設けられている。つまり、モータ装置16は、放熱ゲル122によって、駆動装置80の放熱構造及び制振構造をなしている。駆動装置80の放熱構造及び制振構造に関しては、本出願人による特開2018-7417号公報に開示された構成と基本的に同じである。よって、駆動装置80の放熱構造及び制振構造に関しては、特開2018-7417号公報の説明を参照することができる。なお、図5、図6では、便宜上、カバー82を省略している。また、放熱ゲル122の配置を示すため、外部コネクタ104及び内部コネクタ106を省略している。さらに、一面88a側に位置する放熱ゲル122を破線で示している。
図1、図4、図5、図6、図7を用いて、ベース24と回路基板84の固定構造に関して説明する。図7などに示すように、ベース24は、積層方向に突出した二つの固定用突起112を備えている。固定用突起112は、ベース24における固定用突起112の周辺よりも突出した部位である。固定用突起112は、ベース24の一部であり、ベース24と一体物として設けられている。また、固定用突起112は、ベース24の裏面62に設けられている。本実施形態では、一例として、溝部116や基板支持部124よりも突出した固定用突起112を採用している。溝部116及び基板支持部124に関しては、後ほど説明する。
本実施形態では、一例として、ベース24に配置された回路基板84の対角位置に、固定用突起112が設けられたベース24を採用している。つまり、ベース24は、回路基板84の対向領域における対角線上に、二つの固定用突起112が設けられている。また、ベース24は、対向領域の対角線上における両端部のそれぞれに固定用突起112が設けられている。
ベース24は、二箇所以上に固定用突起112を備えることで、回路基板84を安定して固定することができる。例えば、ベース24は、対向領域の三つ、もしくは四つの角部のそれぞれに、固定用突起112を備えていることで、回路基板84を安定して固定することができる。しかしながら、本開示は、少なくとも一つの固定用突起112が設けられたベース24であれば採用できる。
本実施形態では、固定用突起112と回路基板84とを接合する接合部材として、はんだ94aを採用している。このため、図7に示すように、固定用突起112の表面には、めっき94bが設けられている。めっき94bは、固定用突起112の表面全域に設けられている。なお、図7以外の図面では、図面が煩雑になるのを抑えるために、めっき94bを省略することもある。
また、図4、図7に示すように、溝部116は、固定用突起112に対応してベース24に設けられている。溝部116は、ベース24の裏面62に設けられている。溝部116は、周辺よりも窪んだ部位である。溝部116は、固定用突起112の周囲に設けられている。つまり、溝部116は、環状に設けられている。本実施形態では、一例として、基板支持部124よりも窪んだ溝部116を採用している。このように、ベース24は、固定用突起112と基板支持部124との間に溝部116が形成されている。溝部116の外周の開口面積は、固定用穴114の開口面積よりも狭い。図4の固定用突起112を囲う円は、溝部116の外周を示している。
本実施形態では、固定用突起112の表面に加えて溝部116の表面にも、めっき94bが設けられた構成を採用している。しかしながら、めっき94bは、少なくとも固定用突起112の表面に設けられていればよい。
基板支持部124は、例えば、ベース24の一部であり、ベース24と一体物として設けられている。基板支持部124は、ベース24の裏面62に設けられている。基板支持部124は、回路基板84が配置される部位である。基板支持部124は、ベース24における基板支持部124の周辺よりも突出した部位である。
ベース24は、例えばダイカストなどの金型鋳造法によって形成されている。このため、ベース24は、固定用突起112、溝部116、基板支持部124などが一体物として設けられている。
図1に示すように、回路基板84は、ベース24の裏面62上に配置されている。回路基板84は、軸受28及びモータ軸30を避けるように、略クランク形状をなしている。そして、図5に示すように、プリント基板88は、軸方向からの投影視において、第1凹部44bと重ならないように、すなわち軸受28及びモータ軸30を避けるように、裏面62に配置されている。
回路基板84は、固定用突起112が挿入される固定用穴114が設けられている。詳述すると、固定用穴114は、プリント基板88に設けられている。固定用穴114は、プリント基板88を貫通する貫通穴である。
固定用穴114は、固定用突起112に対応して設けられている。よって、回路基板84は、二つの固定用穴114が設けられている。固定用穴114は、固定用突起112に対応して、プリント基板88の対角位置に設けられている。
図5、図6、図7に示すように、回路基板84は、基板支持部124に接した状態でベース24に配置される。この状態で、回路基板84は、固定用穴114に固定用突起112が挿入される。このとき、回路基板84は、固定用穴114が溝部116の対向領域の一部に配置される。よって、回路基板84は、固定用穴114の周囲における、固定用穴114から所定範囲の部分が、溝部116の対向領域の一部に配置される。
さらに、回路基板84は、固定用穴114に固定用突起112が挿入された状態で、はんだ94aによって固定用突起112と接合されている。詳述すると、はんだ94aは、めっき94bと、回路基板84における固定用穴114の周辺に接した状態で、回路基板84と固定用突起112とを接合している。はんだ94aと、固定用突起112と、回路基板84における固定用穴114を含みはんだ94aが接合された箇所は、基板固定部ともいえる。
このように、回路基板84は、はんだ94aによってベース24に固定されている。よって、モータ装置16は、回路基板84とベース24とが、はんだ94aで固定されているといえる。また、回路基板84とベース24とは、はんだ付けによって固定されているといえる。
なお、回路基板84は、はんだ94aで固定される固定領域130を二箇所に有しているともいえる。固定領域130は、基板固定部が形成される領域でもある。各固定領域130は、基板固定部が一つのみ形成されている。例えば、部品90が実装されない領域を固定領域130とすることができる。
図5、図6に示すように、プリント基板88は、延設方向における一端側に形成された貫通孔118、及び、他端側に形成された貫通孔120を有している。貫通孔118には、外部コネクタ104の端子が挿入され、はんだ付けされている。一方、貫通孔120には、内部コネクタ106の端子が挿入され、はんだ付けされている。
<効果>
このように、モータ装置16は、回路基板84とベース24とをはんだ94aによって固定する。このため、モータ装置16は、回路基板84とベース24とをねじ止めする構成と異なり、ベース24にねじ穴を設ける必要がない。よって、モータ装置16は、ベース24にねじ穴を設ける構成よりも、ベース24の積層方向における厚みを薄くできる。したがって、モータ装置16は、積層方向における厚みを薄くできる。言い換えると、モータ装置16は、軸方向においてモータ装置16の体格を小型化することができる。なお、モータ装置16は、基板固定部を増やすことで、回路基板84とベース24との固定力を向上できる。
モータ装置16は、はんだ94aによって、回路基板84とベース24とが固定されている。はんだ94aは、プリント基板88と部品90、外部コネクタ104、内部コネクタ106などとの接続にも用いられている。よって、モータ装置16は、部品点数を増やすことなく、回路基板84とベース24とを固定できる。
モータ装置16は、ベース24にねじ穴を設ける必要がない。よって、モータ装置16は、ベース24の構成材料であるの金属のねじくずを配慮する必要がない。
ところで、モータの軸方向に駆動装置が配置されたモータ装置は、回路基板とベースをねじ止め固定する構成が考えられる(比較例1)。また、比較例1のモータ装置は、軸方向における厚みの薄型化が望まれている。このため、比較例1のモータ装置は、ベースを貫通してねじ止め用のねじ穴を設ける場合、巻線間の対向領域にねじ穴を設けることが好ましい。もしくは、モータ装置は、モータハウジングにおける縁部の対向領域にねじ穴を設けることが好ましい。このため、比較例1のモータ装置は、回路基板とベースとを固定する位置の自由度は低い。
これに対して、モータ装置16は、回路基板84とベース24とを固定するために、ねじ穴を設ける必要がない。よって、モータ装置16は、比較例1のモータ装置よりも回路基板84とベース24とを固定する位置の自由度を向上できる。これに伴って、モータ装置16は、比較例1よりも、基板固定部を設ける箇所を増やすことができる。よって、モータ装置16は、比較例1よりも回路基板84に対する耐振性を向上できる。言い換えると、モータ装置16は、回路基板84に対する耐振設計の制約を小さくすることができる。なお、固定する位置は、基板固定部の位置と同意である。
さらに、モータ装置は、固定用突起112のかわりであるピンがインサートされたベースを採用することも考えられる(比較例2)。また、比較例2のモータ装置は、基板支持部にピンが挿入された構成となる。よって、比較例2のモータ装置は、基板支持部にピンが挿入されることで、基板支持部における回路基板が配置される部位の平面度を確保し難い。これに対して、モータ装置16は、固定用突起112を備えたベース24を一体物として構成している。よって、モータ装置16は、比較例2よりも基板支持部124の平坦度を確保しやすい。
また、モータ装置16は、基板支持部124の平坦度を確保することで、ベース24と回路基板84との間隔を設計値どおりにすることができる。よって、モータ装置16は、放熱ゲル122の厚みを必要以上に厚くする必要がない。また、モータ装置16は、ベース24と回路基板84の配線などがショートすることを抑制できる。
以上、本開示の好ましい実施形態について説明した。しかしながら、本開示は、上記実施形態に何ら制限されることはなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変形が可能である。以下に、本開示のその他の形態として、第2~第4実施形態に関して説明する。上記実施形態及び第2~第4実施形態は、それぞれ単独で実施することも可能であるが、適宜組み合わせて実施することも可能である。本開示は、実施形態において示された組み合わせに限定されることなく、種々の組み合わせによって実施可能である。
(第2実施形態)
図8を用いて、第2実施形態のモータ装置16に関して説明する。本実施形態は、主に、回路基板84とベース24とを固定する接合部材が第1実施形態と異なる。図8は、図7に相当する断面図である。
モータ装置16は、接合部材として導電性接着剤94cを用いている。つまり、モータ装置16は、はんだ94aのかわりに、導電性接着剤94cによって、回路基板84とベース24とが固定されている。本実施形態では、導電性接着剤94cを用いているため、めっき94bが不要になる。第2実施形態は、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。なお、その他の実施形態においても、はんだ94aのかわりに、導電性接着剤94cを用いることができる。
(第3実施形態)
図9、図10を用いて、第3実施形態のモータ装置16に関して説明する。本実施形態は、主に、基板固定部の数が第1実施形態と異なる。
図9、図10に示すように、回路基板84は、固定領域130を有している。固定領域130には、複数の固定用穴114が設けられている。一方、ベース24は、各固定用穴114に挿入される複数の固定用突起112が設けられている。つまり、回路基板84は、複数の固定用穴114のそれぞれに、一つの固定用突起112が挿入される。モータ装置16は、各固定用突起112と回路基板84とが、はんだ94aで接合されている。よって、固定領域130には、複数の基板固定部が含まれているともいえる。
また、各固定領域130内では、各基板固定部の間に部品90が配置されていない。各基板固定部は、互いの間に部品90が配置されることなく隣り合って設けられている。よって、一つの固定領域130内における基板固定部の間隔は、異なる固定領域130間における基板固定部の間隔よりも狭い。
ここでは、一つの固定領域130に、三つの固定用穴114が設けられている例を採用している。しかしながら、本開示は、一つの固定領域130に複数の固定用穴114が設けられていればよい。また、ベース24は、固定用穴114と同数の固定用突起112が設けられていればよい。
なお、固定領域130は、第1実施形態と同様、二箇所に設けられている。しかしながら、固定領域130は、少なくとも一箇所に設けられていればよい。よって、固定領域130は、一箇所のみに設けられていてもよいし、三箇所以上に設けられていてもよい。
第3実施形態は、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。また、モータ装置16は、固定領域130に複数の基板固定部が設けられている。このため、モータ装置16は、各基板固定部のはんだ94aにかかる応力を分散させることができる。よって、モータ装置16は、固定領域130に基板固定部が一つのみ設けられた構成よりも、はんだ94aの寿命を向上できる。
(第4実施形態)
図11~図15を用いて、第4実施形態のモータ装置16に関して説明する。本実施形態は、主に、はんだ94aにクラックが発生する兆候を検出する点が第1実施形態と異なる。本実施形態では、上記実施形態のECUとしてエンジンECU200を採用する。なお、図11は、検出回路140などの回路構成を回路基板84に簡略化して図示している。図12は、図10に相当する断面図である。
モータ装置16は、回路基板84とベース24との線膨張係数差によって、はんだ94aに応力が印加される。はんだ94aは、この応力によってクラックが発生することがある。モータ装置16は、はんだ94aにクラックが発生すると、回路基板84とベース24との固定力が低下する。
そこで、モータ装置16は、図11などに示すように、はんだ94aにおけるクラック発生の兆候の有無を検出する検出回路140を備えている。なお、モータ装置16は、外部コネクタ104を介してエンジンECU200と電気的に接続されている。エンジンECU200は、外部制御装置に相当する。
回路基板84は、検出回路140及び抵抗151~153が設けられている。また、回路基板84は、複数の基板固定部を備えている。回路基板84は、兆候の有無を検出するためには、少なくとも二つの基板固定部を備えていればよい。また、モータ装置16は、三つ以上の基板固定部を備えていると好ましい。そして、モータ装置16は、三つ以上の基板固定部のうちの、二つの基板固定部を用いることで兆候の有無を検出することができる。
ここでは、図11、図12に示すように、一例として、兆候の有無を検出するために、二つの基板固定部を採用している。一方の基板固定部は、はんだ94aと、固定用突起112と、固定用穴114とを含んでいる。他方の基板固定部は、検出用はんだ94a1と、検出用突起112aと、検出用穴114aとを含んでいる。つまり、他方の基板固定部では、固定用突起112を検出用突起112aと称し、固定用穴114を検出用穴114aと称している。このため、検出用突起112aは、検出用突起に相当する。検出用穴114aは、固定用穴に相当する。
検出用穴114aと固定用穴114は、例えば円柱状の穴である。検出用穴114aは、クラックの兆候の有無を検出するために、固定用穴114よりも開口面積が広く構成されている。また、検出用穴114aの直径x2は、固定用穴114の直径x1よりも長い。固定用突起112と検出用突起112aは、同様に構成されている。
よって、検出用はんだ94a1は、はんだ94aよりもクラックの進展が早い。つまり、二つの基板固定部は、検出用はんだ94a1にクラックが発生して、検出用はんだ94a1がオープンな状態になったとしても、はんだ94aにはクラックが発生しにくいように構成されている。よって、検出用はんだ94a1にクラックが進展してオープンな状態になった場合、はんだ94aにクラックが発生する兆候があるとみなすことができる。オープンな状態とは、検出用はんだ94a1の一部が分断された状態である。また、オープンな状態とは、検出用はんだ94a1を含む直列回路において、検出用はんだ94a1の箇所で電気的に切断された状態である。
なお、二つの基板固定部は、ベース24と回路基板84との固定機能を有している。しかしながら、モータ装置16は、検出用はんだ94a1のみがオープンな状態になったとしても、他のはんだ94aによってベース24と回路基板84との固定力を維持できるように構成されている。このため、他方の基板固定部は、兆候の有無を検出するための検出用基板固定部ともいえる。
図13に示すように、回路基板84は、はんだ94aと抵抗151の直列回路と、検出用はんだ94a1と抵抗152の直列回路が並列に接続されている。この並列回路は、抵抗153を介して電源と接続され、かつ、グランドと接続されている。よって、二つの基板固定部は、所定電圧が印加される。
図13、図14に示すように、検出回路140は、抵抗141,142とコンパレータ143を備えている。検出回路140は、電源とグランドとの間で、二つの抵抗141,142が直列に接続されている。コンパレータ143は、一方の入力端子に抵抗153と並列回路の中点が接続され、複数の基板固定部に印加される検出電圧が入力される。また、コンパレータ143は、他方の入力端子に抵抗141,142の中点が接続され、閾値電圧Vthが入力される。
検出電圧は、二つの基板固定部に印加される電圧である。図15に示すように、検出電圧は、はんだ94aのクラック兆候検出時の方が正常時よりも高くなる。正常時とは、検出用はんだ94a1がオープンになっていない状態である。つまり、正常時は、はんだ94aにクラック発生の兆候がみられない状態といえる。図13では、正常時における回路図を示している。一方、クラック兆候検出時は、検出用はんだ94a1がオープンになっている状態である。つまり、クラック兆候検出時は、はんだ94aにクラック発生の兆候がみられる状態といえる。図14では、クラック兆候検出時における回路図を示している。
検出回路140のコンパレータ143は、検出電圧と閾値電圧Vthとを比較する。そして、コンパレータ143は、検出電圧が閾値電圧Vthよりも低い場合に、クラックの兆候がないことを示す検出結果(検出信号)を出力する。一方、コンパレータ143は、検出電圧が閾値電圧Vthよりも高い場合に、クラックの兆候があることを示す検出結果(検出信号)を出力する。なお、兆候がないことを示す検出結果は、正常であることを示す検出結果ともいえる。
コンパレータ143の出力端子は、外部コネクタ104に接続されている。コンパレータ143は、検出電圧と閾値電圧の比較結果である検出信号を外部コネクタ104に出力する。なお、出力端子は、駆動ICと接続されていてもよい。この場合、比較結果は、駆動ICを介して外部コネクタ104に出力される。
外部コネクタ104は、エンジンECU200と電気的に接続されている。このため、検出回路140は、クラックの兆候の有無を検出した検出結果をエンジンECU200に出力する。
第4実施形態は、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。モータ装置16は、検出回路140を備えているため、はんだ94aにクラックが発生する前に、はんだ94aにクラックが発生する兆候を検出できる。また、モータ装置16は、クラックが発生する兆候をエンジンECU200に知らせることができる。
さらに、モータ装置16は、検出用穴114aの開口面積を固定用穴114よりも広くするだけで、同一工程のはんだ付け処理で検出用基板固定部を設けることができる。よって、モータ装置16は、製造工程を増やすことなく、検出用基板固定部を設けることができる。なお、同一工程のはんだ付け処理とは、はんだ94aと検出用はんだ94a1を同一の工程ではんだ付けすることである。
本開示は、実施形態に準拠して記述されたが、本開示は当該実施形態や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態が本開示に示されているが、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範畴や思想範囲に入るものである。
10…バルブタイミング調整装置、12…カム軸、14…位相調整機構、16…モータ装置、20…モータ、22…ハウジング、24…ベース、84…回路基板、86…筐体、88…プリント基板、88a…一面、88b…裏面、90…部品、92…MOSFET、94…はんだ、94a1…検出用はんだ、94b…めっき、94c…導電性接着剤、96…コイル、98,100…コンデンサ、102…ホール素子、104…外部コネクタ、106…内部コネクタ、108,110…貫通孔、112…固定用突起、112a…検出用突起、114…固定用穴、114a…検出用穴、116…溝部、118,120…貫通孔、122…放熱ゲル、122a,122b,122c…第1熱伝導部、122d…第2熱伝導部、124…基板支持部、130…固定領域、140…検出回路、141~143,151~153…抵抗、200…エンジンECU

Claims (5)

  1. モータ(20)と、金属筐体(24)と、前記モータを駆動する回路基板(84)とが積層され、前記モータと前記回路基板との間に前記金属筐体が設けられたモータ装置であって、
    前記金属筐体に一体的に設けられ、前記モータと前記金属筐体と前記回路基板とが積層された方向である積層方向に、周辺よりも突出した少なくとも一つの固定用突起(112,112a)と、
    前記回路基板に設けられた、前記固定用突起が挿入される少なくとも一つの固定用穴(114,114a)と、
    前記固定用穴に前記固定用突起が挿入された状態で、前記固定用突起と前記回路基板とを接合し、前記回路基板と前記金属筐体とを固定する接合部材(94a,94a1、94c)と、を備えているモータ装置。
  2. 前記接合部材は、はんだである請求項1に記載のモータ装置。
  3. 前記回路基板は、前記接合部材で固定される固定領域を有しており、
    前記固定領域には、複数の前記固定用穴が設けられており、
    前記金属筐体は、各固定用穴に挿入される複数の前記固定用突起が設けられている請求項1または2に記載のモータ装置。
  4. 前記接合部材におけるクラックの兆候の有無を検出する検出回路(140)をさらに備えており、
    前記接合部材と、前記固定用突起と、前記回路基板における前記固定用穴を含み前記接合部材が接合された箇所とを含み、前記検出回路と電気的に接続されるとともに所定電圧が印加される基板固定部を複数備えており、
    複数の前記基板固定部の一つは、前記固定用穴が他の前記基板固定部の前記固定用穴よりも広く設けられており、
    前記検出回路は、複数の前記基板固定部に印加される検出電圧と閾値電圧とを比較し、前記検出電圧が前記閾値電圧よりも低い場合に前記兆候がないことを示す検出結果を出力し、前記検出電圧が前記閾値電圧よりも高い場合に前記兆候があることを示す検出結果を出力する請求項1~3のいずれか1項に記載のモータ装置。
  5. 外部制御装置(200)と電気的に接続されており、
    前記検出回路は、検出結果を前記外部制御装置に出力する請求項4に記載のモータ装置。
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