実施形態は、必要に応じて動作するように構成され得る。開示された機構は、例えば、無線デバイス、基地局、無線環境、ネットワーク、上記の組み合わせなどで、特定の基準が満たされるときに実行され得る。例示的な基準は、例えば、無線デバイスまたはネットワークノード構成、トラフィック負荷、初期システム設定、パケットサイズ、トラフィック特性、上記の組み合わせなどに少なくとも部分的に基づいてもよい。一つまたは複数の基準が満たされると、さまざまな例示的実施形態が適用されることができる。従って、開示されたプロトコルを選択的に実装する例示的実施形態を実装することが可能であり得る。
基地局は、無線デバイスの混合と通信することができる。無線デバイスおよび/または基地局は、複数の技術、および/または同じ技術の複数のリリースをサポートすることができる。無線デバイスは、無線デバイスのカテゴリーおよび/または能力に応じて、いくつかの特定の能力を有し得る。本開示が複数の無線デバイスと通信する基地局に言及する場合、本開示は、カバレッジエリア内の全無線デバイスのサブセットに言及することができる。本開示は、例えば、所定の能力を含み、基地局の所定のセクターにある、所定のLTEまたは5Gリリースの複数の無線デバイスに言及することができる。本開示における複数の無線デバイスは、選択された複数の無線デバイス、および/または開示された方法などに従って実行するカバレッジエリア内の全無線デバイスのサブセットに言及することができる。開示された方法に準拠し得ないカバレッジエリアに複数の基地局または複数の無線デバイスが存在し得る。例えば、それらの無線デバイスまたは基地局は、LTEまたは5G技術の古いリリースに基づいて実行される。
本明細書では、「a」と「an」および同様の語句は「少なくとも一つ」および「一つまたは複数」として解釈される。同様に、接尾辞「(s)」で終わる任意の用語は、「少なくとも一つ」および「一つまたは複数」として解釈されるべきである。本明細書では、用語「may」は「例えば、~であり得る」として解釈される。言い換えると、用語「may」は、用語「may」に続く語句が複数の適切な可能性の一つの実施例であり、種々の実施形態の一つまたは複数によって用いられても用いられなくてもよいことを示す。本明細書で使用される場合、用語「含む(comprises)」および「からなる(consists of)」は、記載される要素の一つまたは複数の構成要素を列挙する。用語「含む(comprises)」は、「含む(includes)」と互換性があり記載される要素に含まれる列挙されていない構成要素を除外しない。対照的に、「からなる(consists of)」は、記述される要素の一つまたは複数の構成要素の完全な列挙を提供する。本明細書で使用される場合、用語「に基づく」は、例えば、「のみに基づく」というよりも、むしろ「少なくとも部分的に基づく」と解釈されるべきである。本明細書で使用される場合、「および/または」という用語は、列挙された要素の任意の可能な組み合わせを表す。例えば、「A、B、および/またはC」は、A、B、C、AおよびB、AおよびC、BおよびC、またはA、B、およびCを表し得る。
AおよびBがセットであり、Aの全ての要素がBの要素でもある場合、AはBのサブセットと呼ばれる。本明細書では、非空集合およびサブセットのみが考慮される。例えば、B={セル1、セル2}の可能なサブセットは、{セル1}、{セル2}、および{セル1、セル2}である。「に基づいて」(または同等に「に少なくとも基づいて」)というフレーズは、用語「に基づいて」に続くフレーズがさまざまな実施形態の一つまたは複数に用いられる場合と用いられない場合とがある多数の好適な可能性の一つの実施例であることを示す。「に応答して」(または同等に「に少なくとも応答して」)というフレーズは、フレーズ「に応答して」に続くフレーズがさまざまな実施形態の一つまたは複数に用いられる場合と用いられない場合とがある多数の好適な可能性の一つの実施例であることを示す。「に応じて」(または同等に「に少なくとも応じて」)というフレーズは、フレーズ「に応じて」に続くフレーズがさまざまな実施形態の一つまたは複数に用いられる場合と用いられない場合とがある多数の好適な可能性の一つの実施例であることを示す。「採用/使用」(または同等に「少なくとも採用/使用」)というフレーズは、フレーズ「採用/使用」に続くフレーズがさまざまな実施形態の一つまたは複数に使用される場合とされない場合とがある多数の適切な可能性の一つの実施例であることを示す。
用語「構成される」は、装置が動作状態にあるか非動作状態にあるかにかかわらず、装置の容量に関連し得る。「構成される」とは、デバイスが動作状態にあるか非動作状態にあるかにかかわらず、デバイスの動作特性に影響するデバイスの特定の設定に言及することもできる。換言すれば、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、レジスタ、メモリー値などは、デバイスが特定の特性を提供するために、デバイスが動作状態または非動作状態にあるかどうかにかかわらず、デバイス内で「構成され」得る。「装置において発生する制御メッセージ」などの用語は、装置が動作状態か非動作状態かにかかわらず、制御メッセージが装置における特定の特性を構成するために使用することができる、または装置における特定のアクションを実装するために使用することができるパラメーターを有することを意味し得る。
本開示では、パラメーター(または同等にフィールド、または情報要素: IEと呼ばれる)は、一つまたは複数の情報オブジェクトを含むことができ、情報オブジェクトは、一つまたは複数の他のオブジェクトを含むことができる。例えば、パラメーター(IE)Nがパラメーター(IE)Mを含み、パラメーター(IE)Mがパラメーター(IE)Kを含み、パラメーター(IE)Kがパラメーター(情報要素)Jを含む場合、例えば、NはKを含み、NはJを含む。例示的実施形態においては、一つまたは複数のメッセージが複数のパラメーターを含むとき、それは、複数のパラメーターのうちのパラメーターが一つまたは複数のメッセージのうちの少なくとも一つに含まれるが、一つまたは複数のメッセージの各々に含まれる必要はないことを意味する。
さらにまた、上記で提示された多くの特徴は、「may」の使用または括弧の使用により任意選択であるものとして説明される。簡潔さおよび読みやすさのために、本開示は、任意選択の特徴のセットから選択することによって得られ得るありとあらゆる変更を明示的に記載していない。本開示は、そのような全ての変更を明示的に開示すと解釈されるべきである。例えば、三つの任意選択の特徴を有するものとして説明されたシステムは、七つの方式、すなわち、三つの可能な特徴の一つのみ、三つの特徴のいずれか二つ、または三つの特徴の三つによって具現化されることができる。
開示された実施形態で説明される要素の多くは、モジュールとして実装され得る。ここで、モジュールは、定義された機能を実行し、他の要素への定義されたインターフェイスを有する要素として定義される。本開示で説明されるモジュールは、ハードウェア、ハードウェアと組み合わせたソフトウェア、ファームウェア、ウェットウェア(例えば、生物学的要素を有するハードウェア)、またはそれらの組み合わせで実装されてもよく、それらは、挙動的に等価とすることができる。例えば、モジュールは、ハードウェアマシン(C、C++、Fortran、Java(登録商標)、Basic、Matlab(登録商標)など)もしくはSimulink、Stateflow、GNU Octave、またはLabVIEWMathScriptで実行されるように構成されるコンピューター言語で記述されたソフトウェアルーチンで実装され得る。ディスクリートまたはプログラム可能なアナログ、デジタル、および/または量子ハードウェアを組み込む物理ハードウェアを使用してモジュールを実装することも可能であり得る。プログラム可能なハードウェアの例には、コンピューター、マイクロコントローラー、マイクロプロセッサー、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コンプレックスプログラマブルロジックデバイス(CPLD)が含まれる。コンピューター、マイクロコントローラー、およびマイクロプロセッサーは、アセンブリー、C、C+ + などの言語を使用してプログラムされる。FPGA、ASIC、CPLDは、多くの場合、プログラマブルデバイスの機能が少ない内部ハードウェアモジュール間の接続を構成するVHSICハードウェア記述言語(VHDL)またはVerilogなどのハードウェア記述言語(HDL)を使用してプログラムされる。機能モジュールの結果を達成するために、上記の技術がしばしば組み合わせて使用される。
図1Aは、本開示の実施形態が実装され得る移動体通信ネットワーク100の実施例を示す。移動体通信ネットワーク100は、例えば、ネットワークオペレーターによって実行される公共の土地移動体ネットワーク(PLMN)であり得る。図1Aに示すように、移動体通信ネットワーク100は、コアネットワーク(CN)102、無線アクセスネットワーク(RAN)104、および無線デバイス106を含む。
CN102は、無線デバイス106に、パブリックDN(例えば、インターネット)、プライベートDN、および/またはオペレーター内DNなどの一つまたは複数のデータネットワーク(DN)へのインターフェイスを提供し得る。インターフェイス機能の一部として、CN102は、無線デバイス106と一つまたは複数のDNとの間のエンドツーエンドの接続をセットアップし、無線デバイス106を認証し、充電機能を提供し得る。
RAN104は、エアインターフェイス上で無線通信を介して、CN102を無線デバイス106に接続し得る。無線通信の一部として、RAN104は、スケジューリング、無線リソース管理、および再送信プロトコルを提供し得る。エアインターフェイス上でRAN104から無線デバイス106への通信方向は、ダウンリンクとして知られ、エアインターフェイス上で無線デバイス106からRAN104への通信方向は、アップリンクとして知られる。ダウンリンク送信は、周波数分割二重化(FDD)、時間分割二重化(TDD)、および/または二つの二重化技術のいくつかの組み合わせを使用して、アップリンク送信から分離され得る。
無線デバイスという用語は、本開示全体を通して、無線通信が必要または利用可能な任意のモバイルデバイスまたは固定(非携帯)デバイスを指し、および包含するために使用され得る。例えば、無線デバイスは、電話、スマートフォン、タブレット、コンピューター、ラップトップ、センサー、メーター、ウェアラブルデバイス、モノのインターネット(IoT)装置、車両道路側ユニット(RSU)、中継ノード、自動車、および/またはそれらの任意の組み合わせであり得る。無線デバイスという用語は、ユーザー機器(UE)、ユーザー端末(UT)、アクセス端末(AT)、携帯ステーション、ハンドセット、無線送受信ユニット(WTRU)、および/または無線通信装置を含む、他の用語を包含する。
RAN104は、一つまたは複数の基地局(図示せず)を含み得る。基地局という用語は、ノードB(UMTSおよび/または3G標準に関連付けられる)、進化したノードB(eNB、E-UTRAおよび/または4G規格と関連)、遠隔無線ヘッド(RRH)、一つまたは複数のRRHに結合されたベースバンド処理ユニット、ドナーノードのカバレッジエリアを拡張するために使用されるリピーターノードまたは中継ノード、次世代進化ノードB(ng-eNB)、生成ノードB(gNB、NRおよび/または5G規格と関連)、アクセスポイント(AP、例えばWiFiまたはその他の適切な無線通信規格に関連している)、および/またはそれらの任意の組み合わせを指し、かつそれを包含するために、本開示全体を通して使用され得る。基地局は、少なくとも一つのgNB 中央ユニット(gNB-CU)および少なくとも一つのgNB 分散ユニット(gNB-DU)を含み得る。
RAN104に含まれる基地局は、無線デバイス106とエアインターフェイス上で通信するためのアンテナの一つまたは複数のセットを含み得る。例えば、一つまたは複数の基地局は、三つのセル(またはセクター)をそれぞれ制御するための三つのアンテナセットを含み得る。セルのサイズは、受信機(例えば、基地局受信機)が、セルで動作する送信機(例えば、無線デバイス送信機)から送信を首尾よく受信できる範囲によって決定され得る。一緒に、基地局のセルは、無線デバイス可動性をサポートするために、広い地理的エリアにわたって無線デバイス106に無線カバレッジを提供し得る。
三つのセクターサイトに加えて、基地局の他の実装も可能である。例えば、RAN104の一つまたは複数の基地局は、三つより多いまたはそれ未満のセクターを有するセクターサイトとして実装され得る。RAN104の一つまたは複数の基地局は、アクセスポイントとして、複数の遠隔無線ヘッド(RRH)に結合されたベースバンド処理ユニットとして、および/またはドナーノードのカバレッジエリアを拡張するために使用されるリピータまたは中継ノードとして実装され得る。RRHに結合されたベースバンド処理ユニットは、集中型またはクラウドRANアーキテクチャーの一部であってもよく、ベースバンド処理ユニットは、ベースバンド処理ユニットのプール内に集中型であるか、または仮想化されていてもよい。リピーターノードは、ドナーノードから受信した無線信号を増幅および再ブロードキャストし得る。中継ノードは、リピーターノードと同じ/類似の機能を実行し得るが、ドナーノードから受信した無線信号を復号化して、無線信号を増幅および再ブロードキャストする前にノイズを除去し得る。
RAN104は、類似のアンテナパターンおよび類似の高レベル送信電力を有するマクロセル基地局の均質なネットワークとして展開され得る。RAN104は、異種ネットワークとして展開され得る。異種ネットワークでは、小さなセル基地局を使用して、例えば、マクロセル基地局によって提供される比較的大きなカバレッジエリアと重複するカバレッジエリアなど、小さなカバレッジエリアを提供することができる。小さなカバレッジエリアは、データトラフィックの多いエリア(またはいわゆるホットスポット)、またはマクロセルカバレッジが弱いエリアに提供され得る。スモールセル基地局の例としては、カバレッジエリアが縮小する順に、マイクロセル基地局、ピコセル基地局、およびフェムトセル基地局またはホーム基地局が挙げられる。
第三世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)は、図1Aの移動体通信ネットワーク100と同様の移動体通信ネットワークの仕様のグローバル標準化を提供するために1998年に形成された。現在までに、3GPPは、ユニバーサルモバイル通信システム(UMTS)として知られる第三世代(3G)ネットワーク、ロング・ターム・エボリューション(LTE)として知られる第四世代(4G)ネットワーク、および5Gシステム(5GS)として知られる第五世代(5G)ネットワークという、三世代のモバイルネットワークの仕様を生産している。本開示の実施形態は、次世代RAN(NG-RAN)と呼ばれる、3GPP 5GネットワークのRANを参照して記載される。実施形態は、図1AのRAN104、以前の3Gおよび4GネットワークのRAN、およびまだ仕様化されていない将来のネットワーク(例えば、3GPP 6Gネットワーク)などの他の移動体通信ネットワークのRANに適用可能であり得る。NG-RANは、新しい無線(NR)として知られる5G無線アクセス技術を実装し、4G無線アクセス技術または非3GPP無線アクセス技術を含むその他の無線アクセス技術を実装するために供給され得る。
図1Bは、本開示の実施形態が実装され得る、別の実施例の移動体通信ネットワーク150を示す。移動体通信ネットワーク150は、例えば、ネットワークオペレーターによって実行されるPLMNであり得る。図1Bに示すように、移動体通信ネットワーク150は、5Gコアネットワーク(5G-CN)152、NG-RAN154、およびUE156AおよびUE156B(総称してUE156)を含む。これらの構成要素は、図1Aに関して説明された対応する構成要素と同じまたは同様の方法で実装および動作することができる。
5G-CN152は、UE156に、パブリックDN(例えば、インターネット)、プライベートDN、および/またはオペレーター内DNなどの一つまたは複数のDNへのインターフェイスを提供する。インターフェイス機能の一部として、5G-CN152は、UE156と一つまたは複数のDNとの間のエンドツーエンドの接続をセットアップし、UE156を認証し、充電機能を提供し得る。3GPP 4GネットワークのCNと比較して、5G-CN152のベースは、サービスベースのアーキテクチャーであり得る。これは、5G-CN152を構成するノードのアーキテクチャーが、他のネットワーク機能へのインターフェイスを介してサービスを提供するネットワーク機能として定義され得ることを意味する。5G‐CN152のネットワーク機能は、専用もしくは共有ハードウェア上のネットワーク要素として、専用もしくは共有ハードウェア上で動作するソフトウェアインスタンスとして、またはプラットフォーム(例えば、クラウドベースのプラットフォーム)上でインスタンス化された仮想化機能として、いくつかの方法で実装され得る。
図1Bに示すように、5G-CN152は、簡単に説明できるように、図1Bで一つの構成要素AMF/UPF158として示すように、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)158Aおよびユーザープレーン機能(UPF)158Bを含む。UPF158Bは、NG-RAN154と一つまたは複数のDNとの間のゲートウェイとして機能し得る。UPF158Bは、パケットルーティングおよび転送、パケット検査およびユーザープレーンポリシールールの施行、トラフィック利用の報告、一つまたは複数のDNへのトラフィックフローのルーティングをサポートするアップリンク分類、ユーザープレーンに対するサービス品質(QoS)処理(例えば、パケットフィルターリング、ゲーティング、アップリンク/ダウンリンクレート実施、およびアップリンクトラフィック検証)、ダウンリンクパケットバッファリング、およびダウンリンクデータ通知トリガーなどの機能を実行し得る。UPF158Bは、イントラ/インター無線アクセス技術(RAT)モビリティのアンカーポイント、一つまたは複数のDNに相互接続される外部プロトコル(またはパケット)データユニット(PDU)セッションポイント、および/または分岐ポイントとして機能して、マルチホームPDUセッションをサポートし得る。UE156は、UEとDNとの間の論理接続である、PDUセッションを介してサービスを受信するように構成され得る。
AMF158Aは、非アクセス層(NAS)シグナリングの終了、NASシグナリングセキュリティ、アクセス層(AS)セキュリティ制御、3GPPアクセスネットワーク間のモビリティのためのCN間ノードシグナリング、アイドルモードUE到達可能性(例えば、ページング再送信の制御と実行)、登録エリア管理、システム内およびシステム間モビリティサポート、アクセス認証、ローミング権限のチェックを含むアクセス許可、モビリティ管理制御(サブスクリプションとポリシー)、ネットワークスライシングのサポート、および/またはセッション管理機能(SMF)の選択などの機能を実行できる。NASは、CNとUEの間で動作する機能を指してもよく、ASは、UEとRANの間で動作する機能を指し得る。
5G-CN152は、わかりやすくするために図1Bに示されていない一つまたは複数の追加のネットワーク機能を含み得る。例えば、5G-CN152は、セッション管理機能(SMF)、NRリポジトリ機能(NRF)、ポリシー制御機能(PCF)、ネットワーク露出機能(NEF)、統一データ管理(UDM)、アプリケーション機能(AF)、および/または認証サーバー機能(AUSF)のうちの一つまたは複数を含んでもよい。
NG-RAN154は、5G-CN 152を、エアインターフェイス上で無線通信を介してUE156に接続し得る。NG-RAN154は、gNB160AおよびgNB160Bとして図示された一つまたは複数のgNB(まとめてgNBs160)および/またはng-eNB162Aおよびng-eNB162Bとして図示された一つまたは複数のng-eNB(まとめてng-eNBs162)を含み得る。gNBs160およびng-eNBs162は、より一般的に基地局と呼んでもよい。gNB160およびng-eNB162は、エアインターフェイス上でUE156と通信するためのアンテナの一つまたは複数のセットを含み得る。例えば、gNB160の一つまたは複数および/またはng-eNB162の一つまたは複数は、三つのセル(またはセクター)をそれぞれ制御するための三つのアンテナセットを含んでもよい。合わせて、gNBs160およびng-eNBs162のセルは、UEモビリティをサポートするために、広い地理的エリアにわたってUE156に無線カバレッジを提供し得る。
図1Bに示すように、gNB160および/またはng-eNB162は、NGインターフェイスによって5G-CN152に接続されてもよく、Xnインターフェイスによって他の基地局に接続され得る。NGおよびXnインターフェイスは、インターネットプロトコル(IP)トランスポートネットワークなどの基となるトランスポートネットワーク上に、直接的な物理的接続および/または間接的な接続を使用して確立され得る。gNBs160および/またはng-eNBs162は、UuインターフェイスによってUE156に接続され得る。例えば、図1Bに示すように、gNB160Aは、UuインターフェイスによってUE156Aに接続され得る。NG、Xn、およびUuインターフェイスは、プロトコルスタックに関連付けられている。インターフェイスに関連付けられるプロトコルスタックは、データおよびシグナリングメッセージを交換するため図1Bのネットワーク要素によって使用されてもよく、ユーザープレーンおよび制御プレーンの二つのプレーンを含み得る。ユーザープレーンは、ユーザーにとって関心対象のデータを処理し得る。制御プレーンは、ネットワーク要素に対する関心対象のシグナリングメッセージを処理し得る。
gNB160および/またはng-eNB162は、一つまたは複数のNGインターフェイスによって、AMF/UPF158など、5G-CN152の一つまたは複数のAMF/UPF機能に接続され得る。例えば、gNB160Aは、NGユーザープレーン(NG-U)インターフェイスによって、AMF/UPF158のUPF158Bに接続され得る。NG-Uインターフェイスは、gNB160AとUPF158B間のユーザープレーンPDUの供給を提供し得る(例えば、非保証供給)。gNB160Aは、NG制御プレーン(NG-C)インターフェイスを使用してAMF158Aに接続できる。NG-Cインターフェイスは、例えば、NGインターフェイス管理、UEコンテキスト管理、UEモビリティ管理、NASメッセージの転送、ページング、PDUセッション管理および構成の転送および/または警告メッセージの送信を提供することができる。
gNB160は、Uuインターフェイス上のUE156に向かってNRユーザープレーンおよび制御プレーンプロトコル終端を提供し得る。例えば、gNB160Aは、第一のプロトコルスタックに関連付けられるUuインターフェイス上で、UE156Aに向かってNRユーザープレーンおよび制御プレーンプロトコル終端を提供し得る。ng-eNBs162は、Uuインターフェイス上のUE156に向かって、Evolved UMTS地上無線アクセス(E‐UTRA)ユーザープレーンおよび制御プレーンプロトコル終端を提供してもよく、E‐UTRAは3GPP 4G無線アクセス技術を指す。例えば、ng-eNB162Bは、第二のプロトコルスタックに関連付けられるUuインターフェイス上で、UE156Bに向かってE‐UTRAユーザープレーンおよび制御プレーンプロトコル終端を提供し得る。
5G-CN152は、NRおよび4Gの無線アクセスを処理するように構成されると記述された。当業者であれば、NRが4Gコアネットワークに、「非スタンドアローン動作」として知られるモードで接続することが可能であり得ることを理解するであろう。非スタンドアローン動作では、4Gコアネットワークを使用して、制御プレーン機能(例えば、初期アクセス、モビリティ、およびページング)を提供する(または少なくともサポートする)。一つのAMF/UPF158のみが図1Bに示されるが、一つのgNBまたはng-eNBは、複数のAMF/UPFノードに接続されて、冗長性を提供し、および/または複数のAMF/UPFノードにわたって共有をロードし得る。
論じるように、図1Bにおいて、ネットワーク要素間のインターフェイス(例えば、Uu、Xn、およびNGインターフェイス)がデータおよびシグナリングメッセージを交換するためにネットワーク要素が使用するプロトコルスタックと関連付けられてもよい。プロトコルスタックは、二つのプレーン、すなわち、ユーザープレーンおよび制御プレーンを含み得る。ユーザープレーンは、ユーザーにとって関心対象のデータを処理してもよく、制御プレーンは、ネットワーク要素に対する関心対象のシグナリングメッセージを処理し得る。
図2Aおよび図2Bはそれぞれ、UE210とgNB220の間にあるUuインターフェイス用のNRユーザープレーンおよびNR制御プレーンプロトコルスタックの例を示す。図2Aおよび図2Bに示されるプロトコルスタックは、例えば、図1Bに示されるUE156AとgNB160Aとの間のUuインターフェイスに使用されるものと同じまたは類似であり得る。
図2Aは、UE210およびgNB220に実装された五つの層を含むNRユーザープレーンプロトコルスタックを示す。プロトコルスタックの底部で、物理層(PHYs)211および221は、プロトコルスタックの上位層にトランスポートサービスを提供してもよく、オープンシステム相互接続(OSI)モデルの層1に対応し得る。PHY211および221の上の次の四つのプロトコルは、メディアアクセス制御層(MAC)212および222、無線リンク制御層(RLC)213および223、パケットデータ収束プロトコル層(PDCP)214および224、ならびにサービスデータアプリケーションプロトコル層(SDAP)215および225を含む。合わせて、これらの四つのプロトコルは、OSIモデルの層2またはデータリンク層を構成し得る。
図3は、NRユーザープレーンプロトコルスタックのプロトコル層間に提供されるサービスの実施例を示す。図2Aおよび図3の上からスタートして、SDAP215および225は、QoSフロー処理を実行し得る。UE210は、UE210とDNとの間の論理接続であり得る、PDUセッションを介してサービスを受信し得る。PDUセッションは、一つまたは複数のQoSフローを有し得る。CNのUPF(例えば、UPF158B)は、QoS要件(例えば、遅延、データ速度、および/またはエラーレートに関して)に基づいて、PDUセッションの一つまたは複数のQoSフローにIPパケットをマッピングし得る。SDAP215および225は、一つまたは複数のQoSフローと一つまたは複数のデータ無線ベアラとの間のマッピング/マッピング解除を実行し得る。QoSフローとデータ無線ベアラとの間のマッピング/マッピング解除は、gNB220でSDAP225によって決定され得る。UE210でのSDAP215は、gNB220から受信した反射マッピングまたは制御シグナリングを介して、QoSフローとデータ無線ベアラとの間のマッピングについて通知され得る。反射マッピングについては、gNB220でのSDAP225は、ダウンリンクパケットを、UE210のSDAP215によって観察されて、QoSフローとデータ無線ベアラとの間のマッピング/マッピング解除を決定することができる、QoSフローインジケーター(QFI)でマークし得る。
PDCP214およびPDCP224は、エアインターフェイス上で送信する必要のあるデータ量を低減するためのヘッダー圧縮/解凍、エアインターフェイス上で送信されるデータの不正な復号化を防止するための暗号/暗号解除、および完全性保護(制御メッセージが意図されたソースから発信されることを確実にするため)を行ってもよい。PDCP214および224は、例えば、未送信のパケットの再送信、パケットのシーケンス内送達および再配列、ならびにgNB内ハンドオーバーのために、重複して受信されたパケットの除去を実行し得る。PDCP214および224は、受信されるパケットの可能性を改善し、受信機で、任意の重複パケットを除去するために、パケット重複を実行し得る。パケット重複は、高信頼性を必要とするサービスに有用であり得る。
図3には示されていないが、PDCP214および224は、デュアル接続シナリオにおいて、分割無線ベアラとRLCチャネルとの間のマッピング/マッピング解除を実行し得る。デュアル接続は、UEが二つのセル、またはより一般的には、マスターセルグループ(MCG)およびセカンダリーセルグループ(SCG)の二つのセルグループに接続することを可能にする技術である。分割ベアラは、SDAP215および225へのサービスとしてPDCP214および224によって提供される無線ベアラの一つなどの単一の無線ベアラが、デュアル接続でセルグループによって処理されるときである。PDCP214および224は、セルグループに属するRLCチャネル間で分割無線ベアラをマッピング/マッピング解除し得る。
RLC213および223は、それぞれ、MAC212および222から受信した複製データユニットのセグメンテーション、自動反復要求(ARQ)を通した再送信、および除去を実行し得る。RLC213および223は、トランスペアレントモード(TM)、未確認応答モード(UM)、および確認応答モード(AM)の三つの送信モードをサポートし得る。RLCが動作している送信モードに基づいて、RLCは、指摘された機能のうちの一つまたは複数を実行し得る。このRLC構成は、ヌメロロジおよび/または送信時間間隔(TTI)持続時間に依存せずに論理チャネル毎とすることができる。図3に示すように、RLC213および223は、それぞれPDCP214および224にサービスとしてRLCチャネルを提供し得る。
MAC212およびMAC222は、論理チャネルの多重化/多重分離、および/または論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピングを実行し得る。多重化/多重分離は、PHY211および221へ/から送達されるトランスポートブロック(TB)へ/からの一つまたは複数の論理チャネルに属するデータユニットの多重化/多重分離を含んでもよい。MAC222は、動的スケジューリングによって、UE間の、スケジューリング、スケジューリング情報報告、および優先度処理を行うように構成され得る。スケジューリングは、ダウンリンクおよびアップリンクのためにgNB220(MAC222にて)で実施され得る。MAC212および222は、ハイブリッド自動反復要求(HARQ)(例えば、キャリアアグリゲーション(CA)の場合、キャリアごとに一つのHARQエンティティ)を通して、エラー訂正、論理チャネル優先順位付けによるUE210の論理チャネル間の優先度処理、および/またはパディングを行うように構成され得る。MAC212およびMAC222は、一つまたは複数のヌメロロジおよび/または送信タイミングをサポートし得る。一実施例では、論理チャネル優先度付けにおけるマッピング制限により、論理チャネルがどのヌメロロジおよび/または送信タイミングを使用することができるかを制御することができる。図3に示すように、MAC212および222は、サービスとしてRLC213および223に論理チャネルを提供し得る。
PHY211および221は、エアインターフェイス上で情報を送受信するために、物理チャネルへのトランスポートチャネルのマッピングおよびデジタルおよびアナログ信号処理機能を実行し得る。これらのデジタルおよびアナログ信号処理機能は、例えば、符号化/復号化および変調/復調を含み得る。PHY211および221は、マルチアンテナマッピングを実行し得る。図3に示すように、PHY211および221は、サービスとして、MAC212および222に一つまたは複数のトランスポートチャネルを提供し得る。
図4Aは、NRユーザープレーンプロトコルスタックを通るダウンリンクデータフローの例を示す。図4Aは、NRユーザープレーンプロトコルスタックを通した三つのIPパケット(n、n+1、およびm)のダウンリンクデータフローを示し、gNB220で二つのTBを生成する。NRユーザープレーンプロトコルスタックを通るアップリンクデータフローは、図4Aに示すダウンリンクデータフローと類似し得る。
図4Aのダウンリンクデータフローは、SDAP225が、一つまたは複数のQoSフローから三つのIPパケットを受信し、三つのパケットを無線ベアラにマッピングしたときに開始する。図4Aでは、SDAP225は、IPパケットnおよびn+1を第一の無線ベアラ402にマッピングし、IPパケットmを第二の無線ベアラ404にマッピングする。SDAPヘッダー(図4Aで「H」とラベル付けされている)がIPパケットに追加される。より高いプロトコル層から/へのデータユニットは、より低いプロトコル層のサービスデータユニット(SDU)と呼ばれ、より低いプロトコル層へ/からのデータユニットは、より高いプロトコル層のプロトコルデータユニット(PDU)と呼ばれる。図4Aに示すように、AP225からのデータユニットは、より低いプロトコル層PDCP224のSDUであり、SDAP225のPDUである。
図4Aの残りのプロトコル層は、関連する機能(例えば、図3に関して)を実行し、対応するヘッダーを追加し、それぞれの出力を次の下位層に転送し得る。例えば、PDCP224は、IPヘッダー圧縮および暗号化を実行し、その出力をRLC223に転送し得る。RLC223は、任意選択で(例えば、図4AのIPパケットmについて示されるように)セグメンテーションを実行し、その出力をMAC222に転送することができる。MAC222は、いくつかのRLC PDUを多重化してもよく、MACサブヘッダーをRLC PDUに取り付けてトランスポートブロックを形成し得る。NRでは、図4Aに示すように、MACサブヘッダーはMAC PDU全体に分散され得る。LTEでは、MACサブヘッダーはMAC PDUの先頭に完全に配置され得る。NR MAC PDU構造は、MAC PDUサブヘッダーが、完全なMAC PDUが組み立てられる前に計算され得るため、処理時間および関連待ち時間を低減し得る。
図4Bは、MAC PDUにおけるMACサブヘッダーのフォーマット例を示す。MACサブヘッダーには、MACサブヘッダーが対応しているMAC SDUの長さ(バイト単位など)を示すためのSDU長さフィールド、MAC SDUが多重分離プロセスを支援するために開始した論理チャネルを識別するための論理チャネル識別子(LCD)フィールド、SDU長さフィールドのサイズを示すためのフラグ(F)、および将来使用するための予約ビット(R)フィールドが含まれる。
図4Bはさらに、MAC223またはMAC222などのMACによってMAC PDUに挿入されるMAC制御要素(CE)を示す。例えば、図4Bは、MAC PDUに挿入された二つのMAC CEを示す。MAC CEは、ダウンリンク送信(図4Bに示されるように)のためMAC PDUの開始に、およびアップリンク送信のためMAC PDUの終わりに挿入され得る。MAC CEは、インバンド制御シグナリングに使用され得る。MAC CEの例としては、バッファステータスレポートや電力ヘッドルームレポートなどのスケジューリング関連MAC CE、PDCP重複検出の起動/停止、チャネル状態情報(CSI)レポート、サウンディング基準信号(SRS)送信、および事前構成済みコンポーネント、のためのものなどの起動/停止MAC CE、不連続受信(DRX)関連MAC CE、タイミング進行MAC CE、およびランダムアクセス関連MAC CEが挙げられる。MAC CEは、MAC SDUに説明されるのと類似したフォーマットのMACサブヘッダーによって先行されてもよく、MAC CEに含まれる制御情報のタイプを示すLCIDフィールドに予約値で識別され得る。
NR制御プレーンプロトコルスタックを説明する前に、論理チャネル、トランスポートチャネル、および物理チャネル、ならびにチャネルタイプ間のマッピングを最初に説明する。一つまたは複数のチャネルを使用して、後述するNR制御プレーンプロトコルスタックに関連する機能を実行し得る。
図5Aおよび図5Bは、それぞれダウンリンクおよびアップリンクについて、論理チャネル、トランスポートチャネル、および物理チャネル間のマッピングを示す。情報は、NRプロトコルスタックのRLC、MAC、およびPHY間のチャネルを通して送信される。論理チャネルは、RLCとMACとの間で使用することができ、NR制御プレーン内に制御および構成情報を伝達する制御チャネルとして、またはNRユーザープレーン内にデータを伝達するトラフィックチャネルとして分類することができる。論理チャネルは、特定のUE専用の専用論理チャネルとして、または複数のUEによって使用され得る共通の論理チャネルとして分類され得る。論理チャネルはまた、それが運ぶ情報のタイプによって定義され得る。NRによって定義される論理チャネルのセットには、例えば、
- 位置がセルレベルでネットワークに知られていないUEをページングするために使用されるページングメッセージを表示するためのページング制御チャネル(PCCH)と、
- マスター情報ブロック(MIB)およびいくつかのシステム情報ブロック(SIB)の形態でシステム情報メッセージを伝達するためのブロードキャスト制御チャネル(BCCH)であって、システム情報メッセージがUEによって使用されて、セルがどのように構成され、セル内でどのように動作するかについての情報を取得し得る、ブロードキャスト制御チャネルと、
- ランダムアクセスとともに制御メッセージを送信するための共通制御チャネル(CCCH)と、
- UEを構成するために、特定のUEとの間で制御メッセージを送信するための専用制御チャネル(DCCH)と、
- ユーザーデータを特定のUEとの間で送信するための専用トラフィックチャネル(DTCH)とを含む。
トランスポートチャネルは、MAC層とPHY層の間で使用され、それらが送信する情報をエアインターフェイス上でどのように送信するかによって定義され得る。NRによって定義されるトランスポートチャネルのセットには、例えば、
- PCCHから発信されたページングメッセージを送信するためのページングチャネル(PCH)と、
- BCCHからMIBを運ぶためのブロードキャストチャネル(BCH)と、
- BCCHからのSIBを含む、ダウンリンクデータおよびシグナリングメッセージの送信用のダウンリンク共有チャネル(DL-SCH)
- アップリンクデータおよびシグナリングメッセージを送信するためのアップリンク共有チャネル(UL-SCH)と、
- 事前スケジューリングなしに、UEがネットワークに接続できるようにするランダムアクセスチャネル(RACH)とを含む。
PHYは、物理チャネルを使用して、PHYの処理レベル間で情報を渡すことができる。物理チャネルは、一つまたは複数のトランスポートチャネルの情報を運ぶための時間周波数リソースの関連セットを有し得る。PHYは、制御情報を生成して、PHYの低レベル動作をサポートし、L1/L2制御チャネルとして知られる物理制御チャネルを介して、PHYの低レベルへ制御情報を提供し得る。NRによって定義される物理チャネルおよび物理的制御チャネルのセットは、例えば、
- BCHからMIBを運ぶための物理ブロードキャストチャネル(PBCH)と、
- DL-SCHからのダウンリンクデータおよびシグナリングメッセージ、ならびにPCHからのページングメッセージを運ぶための物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)と、
- ダウンリンクスケジューリングコマンド、アップリンクスケジューリング許可、およびアップリンク電力制御コマンドを含み得る、ダウンリンク制御情報(DCI)を運ぶための物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)と、
- UL-SCHおよび以下に記載されるように、一部の例ではアップリンク制御情報(UCI)からアップリンクデータおよびシグナリングメッセージを運ぶための物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)と、
- HARQ確認応答、チャネル品質インジケーター(CQI)、プリコーディングマトリックスインジケーター(PMI)、ランクインジケーター(RI)、およびスケジューリング要求(SR)を含み得る、UCIを運ぶための物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)と、
- ランダムアクセスのための物理的ランダムアクセスチャネル(PRACH)とを含む。
物理制御チャネルと同様に、物理層は、物理層の低レベル動作をサポートするために物理信号を生成する。図5Aおよび図5Bに示すよう、NRによって定義される物理層信号には、プライマリー同期信号(PSS)、セカンダリー同期信号(SSS)、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)、復調基準信号(DMSR)、サウンディング基準信号(SRS)、および位相トラッキング基準信号(PT-RS)が含まれる。これらの物理層信号は、以下でより詳細に説明される。
図2Bは、NR制御プレーンプロトコルスタックの例を示す。図2Bにおいて、NR制御プレーンプロトコルスタックは、NRユーザープレーンプロトコルスタックの例と同じ/類似の第一の四つのプロトコル層を使用し得る。これら四つのプロトコル層には、PHY211および221、MAC212および222、RLC213および223、ならびにPDCP214および224が含まれる。NRユーザープレーンプロトコルスタックのように、スタックの上部にSDAP215および225を有する代わりに、NR制御プレーンスタックは、NR制御プレーンプロトコルスタックの上部に無線リソース制御(RRC)216および226、ならびにNASプロトコル217および237を持つ。
NASプロトコル217および237は、UE210とAMF230(例えば、AMF158A)の間、またはより一般的には、UE210とCNとの間に制御プレーン機能を提供し得る。NASプロトコル217および237は、NASメッセージと呼ばれるシグナリングメッセージを介して、UE210とAMF230との間に制御プレーン機能を提供し得る。UE210とAMF230の間には、NASメッセージを送信できる直接経路はない。NASメッセージは、UuおよびNGインターフェイスのASを使用して送信され得る。NASプロトコル217および237は、認証、セキュリティ、接続セットアップ、モビリティ管理、およびセッション管理などの制御プレーン機能を提供し得る。
RRC216および226は、UE210とgNB220との間に、またはより一般的には、UE210とRANとの間に制御プレーン機能を提供し得る。RRC216および226は、RRCメッセージと呼ばれるシグナリングメッセージを介して、UE210とgNB220との間に制御プレーン機能を提供し得る。RRCメッセージは、シグナリング無線ベアラ、および同一/類似のPDCP、RLC、MAC、およびPHYプロトコル層を使用して、UE210とRANとの間で送信され得る。MACは、制御プレーンおよびユーザープレーンデータを、同じトランスポートブロック(TB)内に多重化し得る。RRC216および226は、ASおよびNASに関連するシステム情報のブロードキャスト、CNまたはRANによって開始されたページング、UE210とRANとの間のRRC接続の確立、メンテナンス、およびリリース、キー管理を含むセキュリティ機能、シグナリング無線ベアラおよびデータ無線ベアラの確立、構成、メンテナンス、およびリリース、モビリティ機能、QoS管理機能、UE測定レポートとレポートの制御、無線リンク障害(RLF)の検出と回復、および/またはNASメッセージ転送のような制御プレーン機能を提供できる。RRC接続の確立の一部として、RRC216および226は、UE210とRANとの間の通信のためのパラメーターの設定を伴い得る、RRCコンテキストを確立し得る。
図6は、UEのRRC状態遷移を示す例示的な図である。UEは、図1Aに示す無線デバイス106、図2Aおよび図2Bに示すUE210、または本開示に記載される任意の他の無線デバイス、と同一または類似であり得る。図6に示されるように、UEは、三つのRRC状態のうちの少なくとも一つにあり得る。つまり、RRC接続602(例えば、RRC_CONNECTED)、RRCアイドル604(例えば、RRC_IDLE)、およびRRC非アクティブ606(例えば、RRC_INACTIVE)。
RRC接続602では、UEは確立されたRRCコンテキストを有し、基地局と少なくとも一つのRRC接続を有し得る。基地局は、図1Aに示すRAN104に含まれる一つまたは複数の基地局の一つ、図1Bに示すgNB160またはng-eNB162の一つ、図2Aおよび図2Bに示すgNB220、または本開示に記載される任意の他の基地局に類似であり得る。UEが接続される基地局には、UEのRRCコンテキストがあり得る。UEコンテキストと呼ばれるRRCコンテキストは、UEと基地局との間の通信のためのパラメーターを含んでもよい。これらのパラメーターには、例えば、一つまたは複数のASコンテキスト、一つまたは複数の無線リンク構成パラメーター、ベアラ構成情報(例えば、データ無線ベアラ、シグナリング無線ベアラ、論理チャネル、QoSフロー、および/またはPDUセッションに関連する)、セキュリティ情報、および/またはPHY、MAC、RLC、PDCP、および/またはSDAP層構成情報が含まれ得る。RRC接続602では、UEのモビリティはRAN(例えば、RAN104またはNG-RAN154)によって管理され得る。UEは、サービングセルおよび隣接セルからの信号レベル(例えば、基準信号レベル)を測定し、これらの測定値を現在UEにサービスを提供している基地局に報告し得る。UEのサービス基地局は、報告された測定値に基づいて、隣接基地局の一つのセルへのハンドオーバーを要求し得る。RRC状態は、RRC接続602から、接続リリース手順608を介して、RRCアイドル604に、移行してもよく、または接続非アクティブ手順610を介してRRC非アクティブ606に移行し得る。
RRCアイドル604では、RRCコンテキストはUEに対して確立され得ない。RRCアイドル604では、UEは基地局とのRRC接続を有し得ない。RRCアイドル604中、UEは、ほとんどの時間の間、スリープ状態であり得る(例えば、バッテリー電力を節約するため)。UEは、定期的に(例えば、不連続受信サイクル毎に1回)起動して、RANからのページングメッセージを監視することができる。UEのモビリティは、セル再選択として知られる手順を通してUEによって管理され得る。RRC状態は、以下でより詳細に論じるようにランダムアクセス手順を伴い得る接続確立手順612を介して、RRCアイドル604からRRC接続602に移行し得る。
RRC非アクティブ606では、以前に確立されたRRCコンテキストは、UEおよび基地局で維持される。これにより、RRCアイドル604からRRC接続602への遷移と比較して、シグナリングのオーバーヘッドが低減されて、RRC接続602への高速遷移が可能となる。RRC非アクティブ606では、UEはスリープ状態にあり、UEのモビリティは、セル再選択を通してUEによって管理され得る。RRC状態は、RRC非アクティブ606から、接続再開手順614によって、RRC接続602に、または接続リリース手順608と同一または類似の接続リリース手順616を介して、RRCアイドル604に移行し得る。
RRC状態は、モビリティ管理機構と関連付けられてもよい。RRCアイドル604およびRRC非アクティブ606では、モビリティは、セル再選択を通してUEによって管理される。RRCアイドル604およびRRC非アクティブ606におけるモビリティ管理の目的は、ネットワークが、移動体通信ネットワーク全体にわたりページングメッセージをブロードキャストすることなく、ページングメッセージを介してイベントをUEに通知できるようにすることである。RRCアイドル604およびRRC非アクティブ606で使用されるモビリティ管理機構は、ページングメッセージが、移動体通信ネットワーク全体の代わりにUEが現在存在するセルグループのセル上にブロードキャストされ得るように、ネットワークがセルグループレベル上でUEを追跡することを可能にし得る。RRCアイドル604およびRRC非アクティブ606のモビリティ管理機構は、セルグループレベル上でUEを追跡する。それらは、異なる粒度のグループ化を使用して、そうすることができる。例えば、セルグループ化の粒度の三つのレベル、すなわち、個々のセル、RANエリア識別子(RAI)によって識別されるRANエリア内のセル、および追跡エリアと呼ばれ、追跡エリア識別子(TAI)によって識別されるRANエリアのグループ内のセル、であり得る。
追跡エリアは、CNレベルでUEを追跡するために使用され得る。CN(例えば、CN102または5G-CN152)は、UE登録エリアに関連付けられるTAIのリストをUEに提供し得る。UEが、セル再選択を通して、UE登録エリアに関連付けられるTAIのリストに含まれないTAIに関連付けられているセルに移動した場合、UEは、CNがUEの位置を更新できるようにCNで登録更新を行い、UEに新しいUE登録エリアを提供し得る。
RANエリアは、RANレベルでUEを追跡するために使用され得る。RRC非アクティブ606状態のUEについては、UEにRAN通知エリアを割り当てることができる。RAN通知エリアは、一つまたは複数のセルアイデンティティ、RAIのリスト、またはTAIのリストを含み得る。一実施例では、基地局は、一つまたは複数のRAN通知エリアに属し得る。一実施例では、セルは、一つまたは複数のRAN通知エリアに属することができる。UEがセル再選択を通して、UEに割り当てられたRAN通知エリアに含まれないセルに移動した場合、UEは、RANで通知エリアの更新を実行し、UEのRAN通知エリアを更新することができる。
UEに対するRRCコンテキストを格納する基地局、またはUEの最後のサービス基地局は、アンカー基地局と呼んでもよい。アンカー基地局は、少なくとも、UEがアンカー基地局のRAN通知エリアに留まっている時間の間、および/またはUEがRRRC非アクティブ606に留まっている時間の間に、UEに対するRRCコンテキストを維持し得る。
図1BのgNB160などのgNBは、二つの部分、つまり中央ユニット(gNB-CU)、および一つまたは複数の分散ユニット(gNB-DU)に分割できる。gNB-CUは、F1インターフェイスを使用して、一つまたは複数のgNB-DUに結合され得る。gNB‐CUは、RRC、PDCP、およびSDAPを含んでもよい。gNB-DUは、RLC、MAC、およびPHYを含んでもよい。
NRでは、物理信号および物理チャネル(図5Aおよび図5B)を直交周波数分割多重化(OFDM)シンボル上にマッピングし得る。OFDMは、F直交サブキャリア(またはトーン)上でデータを送信するマルチキャリア通信方式である。送信前に、データは、ソースシンボルと呼ばれ、F平行シンボルストリームに分割される、一連の複雑なシンボル(例えば、M直交振幅変調(M-QAM)またはM相シフトキーイング(M-PSK)シンボル)にマッピングされ得る。F平行シンボルストリームは、それらが周波数ドメイン内にあるかのように扱われ、それらを時間ドメインに変換する逆高速フーリエ変換(IFFT)ブロックへの入力として使用され得る。IFFTブロックは、F平行シンボルストリームのそれぞれから一つを、Fソースシンボルに一度に取り込み、各ソースシンボルを使用して、F直交サブキャリアに対応するF正弦波基底関数の一つの振幅および位相を変調することができる。IFFTブロックの出力は、F直交サブキャリアの総和を表すF時間ドメインサンプルであり得る。F時間ドメインサンプルは、単一のOFDMシンボルを形成し得る。いくつかの処理(例えば、サイクリックプレフィックスの追加)およびアップコンバージョンの後、IFFTブロックによって提供されるOFDMシンボルは、キャリア周波数上でエアインターフェイス上で送信され得る。F平行シンボルストリームは、IFFTブロックによって処理される前に、FFTブロックを使用して混合され得る。この処理は、ディスクリートフーリエ変換(DFT)であらかじめ符号化されたOFDMシンボルを生成し、アップリンク内のUEにより使用され、ピーク対平均電力比(PAPR)を減少させることができる。逆処理は、FFTブロックを使用して受信機でOFDMシンボル上で実行されて、ソースシンボルにマッピングされたデータを復元し得る。
図7は、OFDMシンボルがグループ化されたNRフレームの構成例を示す。NRフレームは、システムフレーム番号(SFN)によって識別され得る。SFNは、1024フレームの期間で繰り返し得る。図示するように、一つのNRフレームは、持続時間が10ミリ秒(ms)であってもよく、持続時間が1ミリ秒である10個のサブフレームを含んでもよい。サブフレームは、例えば、スロット当たり14個のOFDMシンボルを含むスロットに分割され得る。
スロットの持続時間は、スロットのOFDMシンボルに使用されるヌメロロジに依存し得る。NRでは、異なるセル展開(例えば、最大mm波の範囲のキャリア周波数のセルまでのキャリア周波数が1GHz未満のセル)を収容するために、柔軟なヌメロロジがサポートされる。ヌメロロジは、サブキャリア間隔およびサイクリックプレフィックス持続時間に関して定義され得る。NRにおけるヌメロロジについては、サブキャリア間隔は、15kHzのベースラインサブキャリア間隔から2の累乗によってスケールアップされてもよく、サイクリックプレフィックス持続時間は、4.7umsのベースラインサイクリックプレフィックス持続時間から2の累乗によってスケールダウンされ得る。例えば、NRは、以下のサブキャリア間隔/サイクリックプレフィックス持続時間の組み合わせを、用いてヌメロロジを定義する:15kHz/4.7ums、30kHz/2.3ums、60kHz/1.2ums、120kHz/0.59ums、および240kHz/0.29ums。
スロットは、固定数のOFDMシンボル(例えば、14個のOFDMシンボル)を有し得る。より高いサブキャリア間隔を有するヌメロロジは、スロット持続時間が短く、それに応じて、サブフレーム当たりのスロット数が多い。図7は、このヌメロロジ依存性スロット持続時間およびサブフレーム当たりのスロット送信構造を示す(図示を容易にするために、240kHzのサブキャリア間隔を有するヌメロロジは図7には示されていない)。NR内のサブフレームは、ヌメロロジ非依存時間基準として使用され得るが、スロットは、アップリンクおよびダウンリンク送信がスケジュールされるユニットとして使用され得る。低待ち時間をサポートするために、NRでのスケジューリングは、スロット持続時間から分離され、任意のOFDMシンボルで始まり、送信に必要なだけ多くのシンボルで終わってもよい。これらの部分スロット送信は、ミニスロット送信またはサブスロット送信と呼んでもよい。
図8は、NRキャリアの時間および周波数ドメインにおけるスロットの構成例を示す。スロットには、リソース要素(RE)とリソースブロック(RB)が含まれる。REは、NRの中で最小の物理リソースである。REは、図8に示されるように、周波数ドメインの一つのサブキャリアによって、時間ドメインの一つのOFDMシンボルにわたる。RBは、図8に示されるように、周波数ドメインで12個の連続するREにわたる。NRキャリアは、275RBまたは275×12=3300サブキャリアの幅に制限され得る。こうした制限は、使用される場合、NRキャリアをサブキャリア間隔が15、30、60、および120kHzのそれぞれについて、50、100、200、および400MHzに制限してもよく、400MHzの帯域幅が、キャリア帯域幅制限当たり400MHzに基づいて設定され得る。
図8は、NRキャリアの全帯域幅にわたって使用される単一のヌメロロジを示す。他の例示的な構成では、複数のヌメロロジが、同じキャリア上でサポートされ得る。
NRは、広範なキャリア帯域幅(例えば、120kHzのサブキャリア間隔に対して最大400MHz)をサポートし得る。全てのUEが、キャリアの全帯域幅を受信できるとは限らない(例えば、ハードウェアの制限など)。また、全キャリア帯域幅を受信することは、UEの電力消費量の観点からは禁止され得る。一実施例では、電力消費量を低減するため、および/または他の目的のために、UEは、UEが受信を予定しているトラフィック量に基づいて、UEの受信帯域幅のサイズを適合させ得る。これは帯域幅適応と呼ばれる。
NRは、全キャリア帯域幅を受信できないUEをサポートし、帯域幅適応をサポートする帯域幅部分(BWP)を定義する。一実施例では、BWPは、キャリア上の連続RBのサブセットによって定義され得る。UEは、サービングセル当たり一つまたは複数のダウンリンクBWPおよび一つまたは複数のアップリンクBWP(例えば、サービングセル当たり最大四つのダウンリンクBWPおよび最大四つのアップリンクBWP)で(例えば、RRC層を介して)で構成され得る。所与の時間で、サービングセルに対して構成されるBWPのうちの一つまたは複数がアクティブであり得る。これらの一つまたは複数のBWPは、サービングセルのアクティブBWPと呼んでもよい。サービングセルがセカンダリーアップリンクキャリアで構成されるとき、サービングセルは、アップリンクキャリアに一つまたは複数の第一のアクティブBWP、およびセカンダリーアップリンクキャリアに一つまたは複数の第二のアクティブBWPを有し得る。
ペアでないスペクトルについては、ダウンリンクBWPのダウンリンクBWPインデックスとアップリンクBWPのアップリンクBWPインデックスが同じ場合、構成済みダウンリンクBWPのセットからのダウンリンクBWPを、構成済みアップリンクBWPのセットからのアップリンクBWPとリンクし得る。ペアでないスペクトルについては、UEは、ダウンリンクBWPの中心周波数がアップリンクBWPの中心周波数と同じであると予想し得る。
プライマリーセル(PCell)上の構成済みダウンリンクBWPのセット内のダウンリンクBWPについて、基地局は、少なくとも一つの検索空間に対してUEを、一つまたは複数の制御リソースセット(CORESET)で構成し得る。検索空間は、UEが制御情報を見つけることができる、時間および周波数ドメイン内の位置のセットである。検索空間は、UE固有の検索空間または共通検索空間(複数のUEによって潜在的に使用可能)であり得る。例えば、基地局は、アクティブダウンリンクBWPにおいて、PCell上またはプライマリーセカンダリーセル(PSCell)上に、共通検索空間でUEを構成することができる。
構成済みアップリンクBWPのセット内のアップリンクBWPの場合、BSは、一つまたは複数のPUCCH送信のための一つまたは複数のリソースセットでUEを構成することができる。UEは、ダウンリンクBWPに対して、構成されるヌメロロジ(例えば、サブキャリア間隔およびサイクリックプレフィックス持続時間)に従って、ダウンリンクBWP内のダウンリンク受信(例えば、PDCCHまたはPDSCH)を受信し得る。UEは、構成されるヌメロロジ(例えば、アップリンクBWPのサブキャリア間隔およびサイクリックプレフィックス長)に従って、アップリンクBWP内のアップリンク送信(例えば、PUCCHまたはPUSCH)を送信し得る。
一つまたは複数のBWPインジケーターフィールドは、ダウンリンク制御情報(DCI)に提供され得る。BWPインジケーターフィールドの値は、構成されるBWPのセットのどのBWPが、一つまたは複数のダウンリンク受信に対するアクティブダウンリンクBWPであるかを示し得る。一つまたは複数のBWPインジケーターフィールドの値は、一つまたは複数のアップリンク送信に対するアクティブアップリンクBWPを示し得る。
基地局は、PCellに関連付けられる構成済みダウンリンクBWPのセット内のデフォルトダウンリンクBWPで、UEを半静的に構成し得る。基地局が、UEに対するデフォルトダウンリンクBWPを提供していない場合、デフォルトダウンリンクBWPは、初期アクティブダウンリンクBWPとすることができる。UEは、PBCHを使用して取得されたCORESET構成に基づいて、どのBWPが初期アクティブダウンリンクBWPであるかを決定し得る。
基地局は、PCellのBWP非アクティブタイマー値でUEを構成できる。UEは、適切な任意の時点でBWP非アクティブタイマーを開始または再起動することができる。例えば、(a)UEが、対のスペクトル動作に対するデフォルトダウンリンクBWP以外のアクティブダウンリンクBWPを示すDCIを検出するときに、または(b)UEが、ペアでないスペクトル動作に対するデフォルトダウンリンクBWPまたはアップリンクBWP以外のアクティブダウンリンクBWPまたはアクティブアップリンクBWPを示すDCIを検出するときに、UEがBWP非アクティブタイマーを開始または再起動し得る。UEが一定期間(例えば、1ミリ秒または0.5ミリ秒)DCIを検出しない場合、UEは、BWP非アクティブタイマーを満了に向かって実行し得る(例えば、ゼロからBWP非アクティブタイマー値まで増加させるか、またはBWP非アクティブタイマー値からゼロへ減少させる)。BWP非アクティブタイマーが満了になると、UEはアクティブダウンリンクBWPからデフォルトダウンリンクBWPに切り替えられてもよい。
一実施例では、基地局は、一つまたは複数のBWPを備えたUEを半静的に構成することができる。UEは、第二のBWPをアクティブBWPとして示すDCIを受信することに応答して、および/またはBWP非アクティブタイマーの満了に応答して(例えば、第二のBWPがデフォルトBWPである場合)、アクティブBWPを第一のBWPから第二のBWPに切り替えることができる。
ダウンリンクおよびアップリンクBWPスイッチング(BWPスイッチングが、現在アクティブBWPから、現在アクティブでないBWPへのスイッチングを指す)は、ペアのスペクトルで独立して行われてもよい。ペアでないスペクトルでは、ダウンリンクおよびアップリンクBWPスイッチングを同時に実施し得る。構成されるBWP間の切り替えは、RRCシグナリング、DCI、BWP非アクティブタイマーの満了、および/またはランダムアクセスの開始に基づいて発生し得る。
図9は、NRキャリアに対して三つの構成されるBWPを使用した帯域幅適応の実施例を示す。三つのBWPで構成されるUEは、切替点で、一つのBWPから別のBWPに切り替えてもよい。図9に示される例では、BWPに、帯域幅が40MHz、サブキャリア間隔が15kHzのBWP902、帯域幅が10MHz、サブキャリア間隔が15kHzのBWP904、および帯域幅が20MHz、サブキャリア間隔が60kHzのBWP906が含まれる。BWP902は、初期アクティブBWPであってもよく、BWP904は、デフォルトBWPであり得る。UEは、切替点においてBWP間を切り替えることができる。図9の例では、UEは、切替点908でBWP902からBWP904に切り替えてもよい。切替点908での切り替えは、例えば、BWP非アクティブタイマー(デフォルトBWPへのスイッチングを示す)の満了に応答して、および/またはアクティブBWPとしてBWP904を示すDCIを受信することに応答して、任意の適切な理由のために発生し得る。UEは、アクティブBWPとしてBWP906を示すDCIを受信する応答で、切替点910でアクティブBWP904からBWP906に切り替えてもよい。UEは、BWP非アクティブタイマーの満了に応答して、および/またはBWP904をアクティブBWPとして示すDCIを受信することに応答して、切替点912でアクティブBWP906からBWP904に切り替えてもよい。UEは、BWP902をアクティブBWPとして示すDCIを受信する応答で、切替点914でアクティブBWP904からBWP902に切り替えてもよい。
UEが、構成済みダウンリンクBWPのセットとタイマー値におけるデフォルトダウンリンクBWPでセカンダリーセルに対して構成される場合、セカンダリーセル上のBWPを切り替えるためのUE手順は、プライマリーセル上のものと同一/類似であり得る。例えば、UEは、UEがプライマリーセルに対してこれらの値を使用するのと同じ/同様の様式で、セカンダリーセルに対してタイマー値およびデフォルトダウンリンクBWPを使用し得る。
より大きなデータ速度を提供するために、キャリアアグリゲーション(CA)を使用して、二つ以上のキャリアをアグリゲーションし、同じUEとの間で同時に送信することができる。CAのアグリゲーションキャリアは、コンポーネントキャリア(CC)と呼んでもよい。CAを使用する場合、UE用のサービングセルは多数あり、CC用のセルは一つである。CCは、周波数ドメイン内に三つの構成を有し得る。
図10Aは、二つのCCを有する三つのCA構成を示す。帯域内、連続的な構成1002において、二つのCCは、同じ周波数帯(周波数帯A)にアグリゲーションされ、周波数帯内で互いに直接隣接して配置される。帯域内、連続しない構成1004では、二つのCCは、同じ周波数帯(周波数帯A)にアグリゲーションされ、ギャップによって周波数帯に分離される。帯域内構成1006では、二つのCCは、周波数帯(周波数帯Aおよび周波数帯B)に位置する。
一実施例では、最大32個のCCがアグリゲーションされ得る。アグリゲーションCCは、同じまたは異なる帯域幅、サブキャリア間隔、および/または二重化スキーム(TDDまたはFDD)を有し得る。CAを使用するUEのサービングセルは、ダウンリンクCCを有し得る。FDDについて、一つまたは複数のアップリンクCCは、任意選択で、サービングセル用に構成され得る。アップリンクキャリアよりも多くのダウンリンクキャリアをアグリゲーションすることができることは、例えば、UEがアップリンクよりもダウンリンクにおいてより多くのデータトラフィックを有する場合に有用であり得る。
CAを使用する場合、UEのアグリゲーションセルの一つを、プライマリーセル(PCell)と呼んでもよい。PCellは、UEが最初にRRC接続確立、再確立、および/またはハンドオーバーで接続するサービングセルであり得る。PCellは、UEにNASモビリティ情報とセキュリティ入力を提供し得る。UEは異なるPCellを有し得る。ダウンリンクでは、PCellに対応するキャリアは、ダウンリンクプライマリーCC(DL PCC)と呼んでもよい。アップリンクでは、PCellに対応するキャリアは、アップリンクプライマリーCC(UL PCC)と呼んでもよい。UEのその他のアグリゲーションセルは、セカンダリーセル(SCell)と呼んでもよい。一実施例では、SCellは、PCellがUEに対して構成される後に構成され得る。例えば、SCellは、RRC接続再構成手順を介して構成され得る。ダウンリンクでは、SCellに対応するキャリアは、ダウンリンクセカンダリーCC(DL SCC)と呼んでもよい。アップリンクでは、SCellに対応するキャリアは、アップリンクセカンダリーCC(UL SCC)と呼んでもよい。
UEに対して構成されるSCellは、例えば、トラフィックおよびチャネル条件に基づいて起動および停止され得る。SCellの停止は、SCell上のPDCCHおよびPDSCH受信が停止され、SCell上のPUSCH、SRS、およびCQI送信が停止されることを意味し得る。構成されたSCellは、図4Bに関して、MAC CEを使用して起動および停止され得る。例えば、MAC CEは、ビットマップ(例えば、SCellあたり1ビット)を使用して、UEに対するどのSCell(例えば、構成されるSCellのサブセットの中)が起動または停止されるかを示し得る。構成されるSCellは、SCell停止タイマー(例えば、SCell当たり一つのSCell停止タイマー)の満了に応答して停止され得る。
セルのスケジューリング割り当ておよびスケジューリング許可などのダウンリンク制御情報は、自己スケジューリングとして知られる、割り当ておよび許可に対応するセル上で送信され得る。セルに対するDCIは、クロスキャリアスケジューリングとして知られる別のセル上で送信され得る。アグリゲーションセルに対するアップリンク制御情報(例えば、CQI、PMI、および/またはRIなどのHARQ確認応答およびチャネル状態フィードバック)は、PCellのPUCCH上で送信され得る。アグリゲーションされたダウンリンクCCの数が多いと、PCellのPUCCHが過負荷になるかもしれない。セルは、複数のPUCCHグループに分けられてもよい。
図10Bは、アグリゲーションセルがどのように一つまたは複数のPUCCHグループに構成され得るかの実施例を示す。PUCCHグループ1010およびPUCCHグループ1050は、それぞれ一つまたは複数のダウンリンクCCを含み得る。図10Bの実施例において、UCCHグループ1010は、PCell1011、SCell1012、およびSCell1013の三つのダウンリンクCCを含む。PUCCHグループ1050は、本実施例において、PCell1051、SCell1052、およびSCell1053の三つのダウンリンクCCを含む。一つまたは複数のアップリンクCCは、PCell1021、SCell1022、およびSCell1023として構成され得る。一つまたは複数の他のアップリンクCCは、プライマリーSセル(PSCell)1061、SCell1062、およびSCell1063として構成され得る。UCI1031、UCI1032、およびUCI1033として示されるPUCCHグループ1010のダウンリンクCCに関連するアップリンク制御情報(UCI)は、PCell1021のアップリンクで送信され得る。UCI1071、UCI1072、およびUCI1073として示されるPUCCHグループ1050のダウンリンクCCに関連するアップリンク制御情報(UCI)は、PSCell1061のアップリンクで送信され得る。一実施例では、図10Bに描写されるアグリゲーションセルがPUCCHグループ1010およびPUCCHグループ1050に分割されていない場合、ダウンリンクCCに関連するUCIを送信するための単一のアップリンクPCellおよびPCellは、過負荷状態になり得る。UCIの送信をPCell1021とPSCell1061の間で分割することによって、過負荷を防止し得る。
ダウンリンクキャリアとオプションのアップリンクキャリアを含むセルには、物理セルIDとセルインデックスを割り当てることができる。物理セルIDまたはセルインデックスは、例えば、物理セルIDが使用される、コンテキストに応じて、セルのダウンリンクキャリアおよび/またはアップリンクキャリアを識別し得る。物理セルIDは、ダウンリンクコンポーネントキャリア上で送信される同期信号を使用して決定することができる。セルインデックスは、RRCメッセージを使用して判定することができる。本開示において、物理セルIDは、キャリアIDと呼ばれることがある。セルインデックスは、キャリアインデックスと呼ばれることがある。例えば、本開示が第一のダウンリンクキャリアに対する第一の物理セルIDに言及する場合、本開示は、第一の物理セルIDが、第一のダウンリンクキャリアを含むセルに対するものであることを意味することができる。同じ概念は、例えば、キャリアの起動に適用し得る。本開示が第一のキャリアが起動されることを示す場合、本明細書は、第一のキャリアを含むセルが起動されることを意味し得る。
CAでは、PHYのマルチキャリアの性質がMACに曝露され得る。一実施例では、HARQエンティティは、サービングセル上で動作し得る。トランスポートブロックは、サービングセル当たりの割り当て/許可当たりに生成され得る。トランスポートブロックおよびトランスポートブロックの潜在的なHARQ再送信は、サービングセルにマッピングされ得る。
ダウンリンクでは、基地局が、UEへの一つまたは複数の基準信号(RS)(例えば、図5Aに示されるように、PSS、SSS、CSI-RS、DMRS、および/またはPT-RS)を送信(例えば、ユニキャスト、マルチキャスト、および/またはブロードキャスト)し得る。アップリンクでは、UEは、一つまたは複数のRSを基地局(例えば、図5Bに示されるように、DMRS、PT-RS、および/またはSRS)に送信することができる。PSSおよびSSSは、基地局によって送信され、UEによって使用され、UEを基地局に同期化することができる。PSSおよびSSSは、PSS、SSS、およびPBCHを含む同期信号(SS)/物理ブロードキャストチャネル(PBCH)ブロック内に提供され得る。基地局は、SS/PBCHブロックのバーストを定期的に送信し得る。
図11Aは、SS/PBCHブロックの構造および位置の実施例を示す。SS/PBCHブロックのバーストは、一つまたは複数のSS/PBCHブロック(例えば、図11Aに示すように、4つのSS/PBCHブロック)を含んでもよい。バーストは、定期的に送信され得る(例えば、2フレーム毎または20ミリ秒毎)。バーストは、ハーフフレーム(例えば、持続時間5ミリ秒を有する第一のハーフフレーム)に制限され得る。図11Aは一例であり、これらのパラメーター(バースト当たりのSS/PBCHブロックの数、バーストの周期性、フレーム内のバーストの位置)は、例えば、SS/PBCHブロックが送信されるセルのキャリア周波数、セルのヌメロロジまたはサブキャリア間隔、ネットワークによる構成(例えば、RRCシグナリングを使用する)、または任意の他の適切な要因に基づいて構成され得ることが理解されよう。一実施例では、UEは、監視されるキャリア周波数に基づいてSS/PBCHブロックに対するサブキャリア間隔を想定し得る。ただし、無線ネットワークが、異なるサブキャリア間隔を想定するようUEを構成している場合はこの限りではない。
SS/PBCHブロックは、時間ドメイン内の一つまたは複数のOFDMシンボル(例えば、図11Aの例に示されるような4つのOFDMシンボル)にわたってもよく、周波数ドメインの一つまたは複数のサブキャリア(例えば、240個の連続したサブキャリア)にわたってもよい。PSS、SSS、およびPBCHは、共通中心周波数を有し得る。PSSは、最初に送信されてもよく、例えば、1つのOFDMシンボルおよび127個のサブキャリアにわたってもよい。SSSは、PSSの後に送信されてもよく(例えば、後の二つのシンボル)、1OFDMシンボルおよび127サブキャリアにわたってもよい。PBCHは、PSSの後に送信されてもよく(例えば、次の3つのOFDMシンボルにわたって)、240個のサブキャリアにわたってもよい。
時間および周波数ドメインにおけるSS/PBCHブロックの位置は、UEに知られ得ない(例えば、UEがセルを検索している場合)。セルを見つけて選択するために、UEはPSSのキャリアを監視し得る。例えば、UEは、キャリア内の周波数位置を監視し得る。ある特定の期間(例えば、20ミリ秒)後にPSSが見つからない場合、UEは、同期ラスタによって示されるように、キャリア内の異なる周波数位置でPSSを検索し得る。PSSが時間および周波数ドメイン内の位置に見られる場合、UEは、SS/PBCHブロックの既知の構造に基づいて、SSSおよびPBCHの位置をそれぞれ決定し得る。SS/PBCHブロックは、セル定義SSブロック(CD-SSB)であり得る。一実施例では、プライマリーセルは、CD-SSBと関連付けられてもよい。CD-SSBは、同期ラスタ上に配置され得る。一実施例では、セル選択/検索および/または再選択は、CD-SSBに基づいてもよい。
SS/PBCHブロックは、UEによってセルの一つまたは複数のパラメーターを決定するのに使用され得る。例えば、UEは、PSSおよびSSSの配列それぞれに基づいて、セルの物理セル識別子(PCI)を決定し得る。UEは、SS/PBCHブロックの位置に基づいて、セルのフレーム境界の位置を決定し得る。例えば、SS/PBCHブロックは、送信パターンに従って送信されたことを示してもよく、送信パターン中のSS/PBCHブロックは、フレーム境界から既知の距離である。
PBCHは、QPSK変調を使用してもよく、順方向エラー訂正(FEC)を使用し得る。FECは、極性コーディングを使用し得る。PBCHによってスパンされる一つまたは複数のシンボルは、PBCHの復調のために一つまたは複数のDMRSを運んでもよい。PBCHは、セルの現在のシステムフレーム番号(SFN)および/またはSS/PBCHブロックタイミングインデックスの表示を含み得る。これらのパラメーターは、UEの基地局への時間同期を容易にし得る。PBCHは、UEに一つまたは複数のパラメーターを提供するために使用されるマスター情報ブロック(MIB)を含んでもよい。MIBは、UEによって使用され、セルに関連付けられる残りの最小システム情報(RSSI)を見つけることができる。RMSIは、システム情報ブロックタイプ1(SIB1)を含んでもよい。SIB1は、UEがセルにアクセスするために必要な情報を含み得る。UEは、PDSCHをスケジュールするために使用され得る、PDCCHを監視するためにMIBの一つまたは複数のパラメーターを使用し得る。PDSCHは、SIB1を含み得る。SIB1は、MIBに提供されたパラメーターを使用して復号化され得る。PBCHは、SIB1の不在を示し得る。SIB1が存在しないことを示すPBCHに基づいて、UEは周波数を指し示し得る。UEは、UEが指される周波数でSS/PBCHブロックを検索し得る。
UEは、同じSS/PBCHブロックインデックスで送信された一つまたは複数のSS/PBCHブロックが、準同じ位置に配置される(QCLされる)(例えば、同じ/類似のドップラー拡散、ドップラーシフト、平均利得、平均遅延、および/または空間Rxパラメーターを持つ)と想定することができる。UEは、SS/PBCHブロック送信に対してQCLが異なるSS/PBCHブロックインデックスを有することを想定し得ない。
SS/PBCHブロック(例えば、半フレーム内にあるブロック)は、空間方向(例えば、セルのカバレッジエリアにわたる異なるビームを使用して)に送信され得る。一実施例では、第一のSS/PBCHブロックは、第一のビームを使用して第一の空間方向に送信されてもよく、第二のSS/PBCHブロックは、第二のビームを使用して第二の空間方向に送信され得る。
一実施例では、キャリアの周波数スパン内で、基地局は、複数のSS/PBCHブロックを送信し得る。一実施例では、複数のSS/PBCHブロックの第一のSS/PBCHブロックの第一のPCIは、複数のSS/PBCHブロックの第二のSS/PBCHブロックの第二のPCIとは異なってもよい。異なる周波数位置で送信されるSS/PBCHブロックのPCIは、異なってもよく、または同一であり得る。
CSI-RSは、基地局によって送信され、UEによってチャネル状態情報(CSI)を取得するために使用され得る。基地局は、チャネル推定またはその他の任意の適切な目的のために、一つまたは複数のCSI-RSでUEを構成し得る。基地局は、同一/類似のCSI-RSのうちの一つまたは複数でUEを構成し得る。UEは、一つまたは複数のCSI-RSを測定することができる。UEは、一つまたは複数のダウンリンクCSI-RSの測定に基づいて、ダウンリンクチャネル状態を推定し、および/またはCSIレポートを生成することができる。UEは、CSIレポートを基地局に提供し得る。基地局は、UEによって提供されるフィードバック(例えば、推定されたダウンリンクチャネル状態)を使用して、リンク適合を実行し得る。
基地局は、一つまたは複数のCSI-RSリソースセットでUEを半静的に構成できる。CSI-RSリソースは、時間および周波数ドメイン内の位置および周期性と関連付けられてもよい。基地局は、CSI-RSリソースを選択的に起動および/または停止し得る。基地局は、CSI-RSリソースセット内のCSI-RSリソースが起動および/または停止されることをUEに示し得る。
基地局は、CSI測定値を報告するようにUEを構成し得る。基地局は、定期的に、不定期に、または半永続的にCSIレポートを提供するようにUEを構成し得る。定期的なCSIレポートのために、UEは、複数のCSIレポートのタイミングおよび/または周期性で構成され得る。不定期のCSIレポートについては、基地局がCSIレポートを要求し得る。例えば、基地局は、UEに、構成されるCSI-RSリソースを測定し、測定値に関するCSIレポートを提供するように命令し得る。半永続的CSIレポートについては、基地局は、定期レポートを定期的に送信し、選択的に起動または停止するようUEを構成することができる。基地局は、RRCシグナリングを使用して、CSI-RSリソースセットおよびCSIレポートでUEを構成し得る。
CSI-RS構成は、例えば、最大32個のアンテナポートを示す一つまたは複数のパラメーターを含み得る。UEは、ダウンリンクCSI-RSおよびCORESETが空間的にQCLされ、ダウンリンクCSI-RSに関連付けられるリソース要素がCORESET用に構成される物理リソースブロック(PRB)の外部にある場合、ダウンリンクCSI-RSと制御リソースセット(CORESET)に同じOFDMシンボルを使用するように構成できる。UEは、ダウンリンクCSI-RSおよびSS/PBCHブロックが空間的にQCLされ、ダウンリンクCSI-RSに関連付けられるリソース要素がSS/PBCHブロック用に構成されるPRBの外部にある場合、ダウンリンクCSI-RSおよびSS/PBCHブロックに同じOFDMシンボルを使用するように構成できる。
ダウンリンクDMRSは、基地局によって送信されてもよく、UEによってチャネル推定のために使用され得る。例えば、ダウンリンクDMRSは、一つまたは複数のダウンリンク物理チャネル(例えば、PDSCH)のコヒーレント復調に使用され得る。NRネットワークは、データ復調のために一つまたは複数の可変および/または構成可能なDMRSパターンをサポートし得る。少なくとも一つのダウンリンクDMRS構成は、フロントロードされたDMRSパターンをサポートすることができる。フロントロードされたDMRSは、一つまたは複数のOFDMシンボル(例えば、一つまたは二つの隣接するOFDMシンボル)にマッピングできる。基地局は、PDSCHのフロントロードされたDMRSシンボルの数(例えば、最大数)を使用してUEを半静的に構成できる。DMRS構成は、一つまたは複数のDMRSポートをサポートし得る。例えば、シングルユーザーMIMOの場合、DMRS構成は、UE当たり最大8つの直交ダウンリンクDMRSポートをサポートし得る。マルチユーザーMIMOの場合、DMRS構成は、UEあたり最大4つの直交ダウンリンクDMRSポートをサポートできる。無線ネットワークは、ダウンリンクとアップリンクの一般的なDMRS構造を(例えば、少なくともCP-OFDMに対し)サポートできる。DMRS位置、DMRSパターン、および/またはスクランブリングシーケンスは、同じであっても異なっていてもよい。基地局は、同じプリコーディングマトリックスを使用して、ダウンリンクDMSおよび対応するPDSCHを送信し得る。UEは、PDSCHのコヒーレント復調/チャネル推定のために一つまたは複数のダウンリンクDMRを使用し得る。
一実施例では、送信機(例えば、基地局)は、送信帯域幅の一部に対してプリコーダマトリックスを使用し得る。例えば、送信機は、第一の帯域幅に第一のプリコーダマトリックスを、第二の帯域幅に第二のプリコーダマトリックスを使用し得る。第一のプリコーダマトリックスおよび第二のプリコーダマトリックスは、第一の帯域幅が第二の帯域幅とは異なることに基づいて異なってもよい。UEは、同じプリコーディングマトリックスが、PRBのセットにわたって使用されると仮定し得る。PRBのセットは、プリコーディングリソースブロックグループ(PRG)として示され得る。
PDSCHは、一つまたは複数の層を含んでもよい。UEは、DMSを有する少なくとも一つのシンボルが、PDSCHの一つまたは複数の層の層上に存在すると仮定し得る。上位層は、PDSCHに対して最大3つのDMRSを構成し得る。
ダウンリンクPT-RSは、基地局によって送信されてもよく、位相雑音補償のためにUEによって使用され得る。ダウンリンクPT-RSが存在するかどうかは、RRC構成によって異なる。ダウンリンクPT-RSの存在および/またはパターンは、RRCシグナリングの組み合わせ、および/またはDCIによって示され得る、他の目的(例えば、変調および符号化スキーム(MCS))に使用される一つまたは複数のパラメーターとの関連付けを使用して、UE固有ベースに構成できる。構成される場合、ダウンリンクPT-RSの動的な存在は、少なくともMCSを含む一つまたは複数のDCIパラメーターに関連付けることができる。NRネットワークは、時間および/または周波数ドメインで定義された複数のPT-RS密度をサポートすることができる。周波数ドメイン密度は、それが存在する場合、スケジュールされた帯域幅の少なくとも一つの構成に関連付けられることができる。UEは、DMRSポートおよびPT-RSポートのための同じプリコーディングを想定し得る。PT-RSポート数は、スケジュールされたリソース内のDM-RSポート数よりも少ない場合がある。ダウンリンクPT-RSは、UEのスケジュールされた時間/周波数期間に制限される場合がある。ダウンリンクPT-RSは、受信機での相追跡を容易にするためにシンボル上で送信され得る。
UEは、アップリンクDMRSを基地局に送信してチャネル推定を行うことができる。例えば、基地局は、一つまたは複数のアップリンク物理チャネルのコヒーレント復調のためにアップリンクDMRSを使用し得る。例えば、UEは、PUSCHおよび/またはPUCCHでアップリンクDMRを送信し得る。アップリンクDM-RSは、対応する物理チャネルに関連付けられる周波数の範囲に類似する周波数の範囲にわたってもよい。基地局は、一つまたは複数のアップリンクDMRS構成でUEを構成することができる。少なくとも一つのDMRS構成が、フロントロードされたDMRSパターンをサポートし得る。フロントロードされたDMRSは、一つまたは複数のOFDMシンボル(例えば、一つまたは二つの隣接するOFDMシンボル)にマッピングできる。一つまたは複数のアップリンクDMRSは、PUSCHおよび/またはPUCCHの一つまたは複数のシンボルで送信するように構成され得る。基地局は、UEが、単一シンボルDMRSおよび/または二重シンボルDMRSをスケジュールするために使用し得る、PUSCHおよび/またはPUCCH用のフロントロードDMRSシンボルの数(例えば、最大数)を用いて、UEを半静的に構成し得る。NRネットワークは、ダウンリンクおよびアップリンク用の共通DMRS構造(例えば、サイクリックプレフィックス直交周波数分割多重化(CP-OFDM)のために)を支持してもよく、ここで、DMRS位置、DMRSパターン、および/またはDMRSのスクランブル配列は、同一であっても異なってもよい。
PUSCHは、一つまたは複数の層を含んでもよく、UEは、PUSCHの一つまたは複数の層の層上に存在するDMSを有する少なくとも一つのシンボルを送信し得る。一実施例では、上位層は、PUSCHに対して最大三つのDMRSを構成し得る。
アップリンクPT-RS(位相トラッキングおよび/または位相雑音補償のために基地局によって使用され得る)は、UEのRRC構成に応じて存在し得るか、または存在しなくてもよい。アップリンクPT-RSの存在および/またはパターンは、RRCシグナリングおよび/またはDCIによって示され得る、他の目的(例えば、Modulation and Coding Scheme (MCS))に使用される一つまたは複数のパラメーターの組み合わせによってUE固有ベースに構成できる。構成される場合、アップリンクPT-RSの動的な存在は、少なくともMCSを含む一つまたは複数のDCIパラメーターに関連付けることができる。無線ネットワークは、時間/周波数ドメインで画定される複数のアップリンクPT-RS密度をサポートすることができる。周波数ドメイン密度は、それが存在する場合、スケジュールされた帯域幅の少なくとも一つの構成に関連付けられることができる。UEは、DMRSポートおよびPT-RSポートのための同じプリコーディングを想定し得る。PT-RSポート数は、スケジュールされたリソース内のDM-RSポート数よりも少ない場合がある。例えば、アップリンクPT-RSは、UEのスケジュールされた時間/周波数期間に制限され得る。
SRSは、アップリンクチャネル依存スケジューリングおよび/またはリンク適合をサポートするために、チャネル状態推定のためにUEによって基地局に送信され得る。UEによって送信されるSRSは、基地局が一つまたは複数の周波数でアップリンクチャネル状態を推定することを可能にし得る。基地局のスケジューラは、推定されたアップリンクチャネル状態を使用して、UEからのアップリンクPUSCH送信のために一つまたは複数のリソースブロックを割り当てることができる。基地局は、一つまたは複数のSRSリソースセットを用いてUEを半静的に構成することができる。SRSリソースセットの場合、基地局は、一つまたは複数のSRSリソースを用いてUEを構成することができる。SRSリソースセットの適用可能性は、上位層(例えば、RRC)のパラメーターによって構成されることができる。例えば、上位層パラメーターがビーム管理を示す場合、一つまたは複数のSRSリソースセット(例えば、同一/類似の時間ドメイン挙動、周期性、非周期性、および/または同種のものを有する)のSRSリソースセット内のSRSリソースが、瞬時に(例えば、同時に)送信され得る。UEは、SRSリソースセット内の一つまたは複数のSRSリソースを送信することができる。NRネットワークは、非周期的、周期的、および/または半永続的なSRS送信をサポートし得る。UEは、一つまたは複数のトリガータイプに基づいてSRSリソースを送信してもよく、一つまたは複数のトリガータイプは、上位層シグナリング(例えば、RRC)および/または一つまたは複数のDCIフォーマットを含んでもよい。一実施例では、少なくとも一つのDCIフォーマットが、UEに対して用いられて、一つまたは複数の構成されるSRSリソースセットのうちの少なくとも一つを選択し得る。SRSトリガータイプ0は、上位層のシグナリングに基づいてトリガーされたSRSを指し得る。SRSトリガータイプ1は、一つまたは複数のDCIフォーマットに基づいてトリガーされたSRSを指すことができる。例では、PUSCHとSRSが同じスロットで送信される場合、UEは、PUSCHおよび対応するアップリンクDMRSの送信の後にSRSを送信するように構成され得る。
基地局は、以下のうちの少なくとも一つを示す一つまたは複数のSRS構成パラメーターを用いてUEを準統計学的に構成することができる:SRSリソース構成識別子、いくつかのSRSポート、SRSリソース構成の時間ドメイン挙動(例えば、周期的、半永続的、または非周期的なSRSの表示)、スロット、ミニスロット、および/またはサブフレームレベル周期性、周期的および/または非周期的SRSリソースのためのオフセット、SRSリソース内のいくつかのOFDMシンボル、SRSリソースの開始OFDMシンボル、SRS帯域幅、周波数ホッピング帯域幅、サイクリックシフト、および/またはSRSシーケンスID。
アンテナポートは、アンテナポート上のシンボルが搬送されるチャネルが、同じアンテナポート上の別のシンボルが搬送されるチャネルから推測され得るように画定される。第一のシンボルおよび第二のシンボルが同じアンテナポート上に送信される場合、受信機は、アンテナポート上の第一のシンボルを搬送するためのチャネルから、アンテナポート上の第二のシンボルを搬送するためのチャネル(例えば、フェードゲイン、マルチパス遅延、および/または同種のもの)を推測し得る。第一のアンテナポートおよび第二のアンテナポートは、第一のアンテナポート上の第一のシンボルが伝達されるチャネルの一つまたは複数の大規模な特性が、第二のアンテナポートの第二のシンボルが送信される、チャネルから推測され得る場合、準同じ位置に配置される(QCLされる)と呼ばれてもよい。一つまたは複数の大規模プロパティは、遅延拡散、ドップラー拡散、ドップラーシフト、平均利得、平均遅延、および/または空間受信(Rx)パラメーターの少なくとも一つを含んでもよい。
ビームフォーミングを使用するチャネルでは、ビーム管理が必要である。ビーム管理は、ビーム測定、ビーム選択、およびビーム表示を含み得る。ビームは、一つまたは複数の基準信号と関連付けられてもよい。例えば、ビームは、一つまたは複数のビーム形成基準信号によって識別され得る。UEは、ダウンリンク基準信号(例えば、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS))に基づいてダウンリンクビーム測定を実行し、ビーム測定レポートを生成し得る。UEは、RRC接続が基地局でセットアップされた後、ダウンリンクビーム測定手順を実施することができる。
図11Bは、時間および周波数ドメインにマッピングされるチャネル状態情報基準信号(CSI-RS)の実施例を示す。図11Bに示される正方形は、セルの帯域幅内のリソースブロック(RB)にわたってもよい。基地局は、一つまたは複数のCSI-RSを示すCSI-RSリソース構成パラメーターを含む一つまたは複数のRRCメッセージを送信できる。次のパラメーターの一つまたは複数は、CSI-RSリソース構成に対する、上位層のシグナリング(例えば、RRCおよび/またはMACシグナリング)によって設定できる。CSI-RSリソース構成アイデンティティ、いくつかのCSI-RSポート、CSI-RS構成(例えば、サブフレーム内のシンボルおよびリソース要素(RE)の位置)、CSI-RSサブフレーム構成(例えば、サブフレーム位置、オフセット、および無線フレームの周期性)、CSI-RS電力パラメーター、CSI-RSシーケンスパラメーター、符号分割多重(CDM)タイプパラメーター、周波数密度、送信コーム、準同一位置(QCL)パラメーター(例えば、QCL-scramblingidentity、crs-portscount、mbsfn-subframeconfiglist、csi-rs-configZPid、qcl-csi-rs-configNZPid)、および/または他の無線リソースパラメーター。
図11Bに示す三つのビームは、UE固有の構成のUEに対して構成され得る。三つのビームを図11Bに示し(ビーム#1、ビーム#2、およびビーム#3)、それより多い、またはそれより少ないビームを構成し得る。ビーム#1は、第一のシンボルのRB内の一つまたは複数のサブキャリアで送信され得るCSI-RS1101で割り当てられ得る。ビーム#2は、第二のシンボルのRB内の一つまたは複数のサブキャリアで送信され得るCSI-RS1102で割り当てられ得る。ビーム#3は、第三のシンボルのRB内の一つまたは複数のサブキャリアで送信され得るCSI-RS1103で割り当てられ得る。周波数分割多重化(FDM)を使用することにより、基地局は、同じRB内の他のサブキャリア(例えば、CSI-RS1101を送信するために使用されないもの)を使用して、別のUEのビームに関連付けられる別のCSI-RSを送信し得る。時間ドメイン多重化(TDM)を使用することで、UEに使用されるビームは、UEのビームが他のUEのビームからのシンボルを使用するように構成され得る。
図11B示されるCSI-RS(例えば、CSI-RS1101、1102、1103)は、基地局によって送信され、一つまたは複数の測定のためにUEによって使用され得る。例えば、UEは、構成されるCSI-RSリソースの基準信号受信電力(RSRP)を測定することができる。基地局は、レポート構成を用いてUEを構成してもよく、UEは、レポート構成に基づいて、RSRP測定値をネットワークに(例えば、一つまたは複数の基地局を介して)報告し得る。一実施例では、基地局は、報告された測定結果に基づいて、いくつかの基準信号を含む一つまたは複数の送信構成表示(TCI)状態を決定し得る。一実施例では、基地局は、一つまたは複数のTCI状態をUEに示し得る(例えば、RRCシグナリング、MAC CE、および/またはDCIを介して)。UEは、一つまたは複数のTCI状態に基づいて決定される受信(Rx)ビームを有するダウンリンク送信を受信し得る。一実施例では、UEは、ビームコレスポンデンス能力を有してもよく、または有しなくてもよい。UEがビームコレスポンデンス能力を有する場合、UEは、コレスポンデンスするRxビームの空間ドメインフィルターに基づいて、送信(Tx)ビームの空間ドメインフィルターを決定し得る。UEがビームコレスポンデンス能力を有していない場合、UEは、アップリンクビーム選択手順を実行して、Txビームの空間ドメインフィルターを決定し得る。UEは、基地局によってUEに構成される一つまたは複数のサウンディング基準信号(SRS)リソースに基づいて、アップリンクビーム選択手順を実行し得る。基地局は、UEによって送信される一つまたは複数のSRSリソースの測定値に基づいて、UE用のアップリンクビームを選択し、表示し得る。
ビーム管理手順において、UEは、一つまたは複数のビームペアリンク、基地局によって送信される送信ビーム、およびUEによって受信される受信ビームを含むビームペアリンクのチャネル品質を評価(例えば、測定)し得る。評価に基づいて、UEは、例えば、一つまたは複数のビーム識別(例えば、ビームインデックス、基準信号インデックス、または類似のもの)、RSRP、プリコーディングマトリックスインジケーター(PMI)、チャネル品質インジケーター(CQI)、および/またはランクインジケーター(RI)を含む、一つまたは複数のビームペア品質パラメーターを示すビーム測定レポートを送信し得る。
図12Aは、三つのダウンリンクビーム管理手順、P1、P2、およびP3の例を示す。手順P1は、例えば、一つまたは複数の基地局Txビームおよび/またはUE Rxビーム(P1の一番上の行と一番下の行にそれぞれ楕円として表示される)の選択をサポートするために、送信受信点(TRP)(または複数のTRP)の送信(Tx)ビームでのUE測定を可能にし得る。TRPでのビームフォーミングは、ビームのセットのTxビームスイープを含み得る(P1とP2の一番上の行に、破線の矢印で示されるように、楕円が反時計回りに回転しているように示されている)。UEでのビームフォーミングは、ビームのセットのためのRxビームスイープを含み得る(P1とP3の下の行に示されるように、楕円は破線の矢印で示される時計回りの方向に回転している)。手順P2を使用して、TRPのTxビームでUE測定を有効にすることができる。(P2の一番上の行に、破線の矢印で示されるように、楕円が反時計回りに回転しているように示されている)。UEおよび/または基地局は、手順P1で使用されるよりも小さなビームのセットを使用して、または手順P1で使用されるビームよりも狭いビームを使用して、手順P2を実施することができる。これは、ビームリファインメントと呼んでもよい。UEは、基地局で同じTxビームを使用し、UEでRxビームをスイープすることによって、Rxビーム決定のための手順P3を実施することができる。
図12Bは、三つのアップリンクビーム管理手順、U1、U2、およびU3の例を示す。手順U1を使用して、例えば、一つまたは複数のUE Txビームおよび/または基地局Rxビーム(U1の最上行および最下行にそれぞれ楕円として示される)の選択をサポートするために、UEのTxビームに対して基地局が測定を実行できるようにし得る。UEでのビームフォーミングは、例えば、ビームのセットからのTxビームスイープを含み得る。(U1とU3の下の行に、破線の矢印で示される時計回りに回転した楕円として示されている)。基地局でのビームフォーミングは、例えば、ビームのセットからのRxビームスイープを含み得る。(U1とU2の一番上の行に、破線の矢印で示されるように、楕円が反時計回りに回転しているように示されている)。手順U2を使用して、UEが固定Txビームを使用するときに基地局がそのRxビームを調整できるようにし得る。UEおよび/または基地局は、手順P1で使用されるよりも小さなビームのセットを使用して、または手順P1で使用されるビームよりも狭いビームを使用して、手順U2を実施することができる。これは、ビームリファインメントと呼んでもよい。UEは、基地局が固定Rxビームを使用するときに、そのTxビームを調整する手順U3を実施することができる。
UEは、ビーム故障の検出に基づいて、ビーム故障回復(BFR)手順を開始し得る。UEは、BFR手順の開始に基づいて、BFR要求(例えば、プリアンブル、UCI、SR、MAC CE、および/または同種のもの)を送信し得る。UEは、関連する制御チャネルのビームペアリンクの品質が満足のいかない(例えば、エラーレート閾値よりも高いエラーレート、受信信号パワー閾値より低い受信信号パワー、タイマーの満了、および/または類似のものを有する)という判定に基づいて、ビーム故障を検出し得る。
UEは、一つまたは複数のSS/PBCHブロック、一つまたは複数のCSI-RSリソース、および/または一つまたは複数の復調基準信号(DMRS)を含む一つまたは複数の基準信号(RS)を使用して、ビームペアリンクの品質を測定し得る。ビームペアリンクの品質は、ブロックエラーレート(BLER)、RSRP値、信号対干渉プラスノイズ比(SINR)値、基準信号受信品質(RSRQ)値、および/またはRSリソースで測定されるCSI値の一つまたは複数に基づいてもよい。基地局は、RSリソースが、チャネル(例えば、制御チャネル、共有データチャネル、および/または類似のもの)の一つまたは複数のDM-RSと準同じ位置に配置される(QCLされる)ことを示し得る。チャネルのRSリソースおよび一つまたは複数のDMRSは、RSリソースを介してUEへの送信からのチャネル特性(例えば、ドップラーシフト、ドップラー拡散、平均遅延、遅延拡散、空間Rxパラメーター、フェード、および/または同種のもの)が、チャネルを介してUEへの送信からのチャネル特性と類似または同一であるとき、QCL化され得る。
ネットワーク(例えば、ネットワークのgNBおよび/またはng-eNB)および/またはUEは、ランダムアクセス手順を開始し得る。RRC_IDLE状態のUEおよび/またはRRC_INACTIVE状態のUEは、ランダムアクセス手順を開始して、ネットワークへの接続セットアップを要求し得る。UEは、RRC_CONNECTED状態からランダムアクセス手順を開始し得る。UEは、ランダムアクセス手順を開始して、アップリンクリソースを要求し(例えば、利用可能なPUCCHリソースがない場合にSRのアップリンク送信のために)、および/またはアップリンクタイミング(例えば、アップリンク同期状態が同期されていない場合)を取得することができる。UEは、ランダムアクセス手順を開始し、一つまたは複数のシステム情報ブロック(SIB)(例えば、SIB2、SIB3、および/または類似のものなどの他のシステム情報)を要求し得る。UEは、ビーム故障回復要求のためのランダムアクセス手順を開始することができる。ネットワークは、ハンドオーバーのための、および/またはSCell追加のための時間アライメントを確立するためのランダムアクセス手順を開始し得る。
図13Aは、4ステップの競合ベースのランダムアクセス手順を示す。手順の開始前に、基地局は、構成メッセージ1310をUEに送信し得る。図13Aは、Msg1 1311、Msg2 1312、Msg3 1313、およびMsg4 1314の四つのメッセージの送信を含む。Msg1 1311は、プリアンブル(またはランダムアクセスプリアンブル)を含んでもよく、および/またはプリアンブルと呼んでもよい。Msg2
1312は、ランダムアクセス応答(RAR)を含んでもよく、および/またはランダムアクセス応答(RAR)と呼んでもよい。
構成メッセージ1310は、例えば、一つまたは複数のRRCメッセージを使用して送信され得る。一つまたは複数のRRCメッセージは、UEへの一つまたは複数のランダムアクセスチャネル(RACH)パラメーターを示し得る。一つまたは複数のRACHパラメーターは、一つまたは複数のランダムアクセス手順に対する一般パラメーター(例えば、RACH-configGeneral)、セル特有のパラメーター(例えば、RACH-ConfigCommon)、および/または専用パラメーター(例えば、RACH-configDedicated)のうちの少なくとも一つを含んでもよい。基地局は、一つまたは複数のRRCメッセージを一つまたは複数のUEにブロードキャストまたはマルチキャストすることができる。一つまたは複数のRRCメッセージは、UE固有であり得る(例えば、RRC_CONNECTED状態および/またはRRC_INACTIVE状態において、UEに送信される専用RRCメッセージ)。UEは、一つまたは複数のRACHパラメーターに基づいて、Msg1 1311および/またはMsg3 1313の送信のための時間周波数リソースおよび/またはアップリンク送信電力を決定し得る。一つまたは複数のRACHパラメーターに基づいて、UEは、Msg2 1312およびMsg4 1314を受信するための受信タイミングおよびダウンリンクチャネルを決定し得る。
構成メッセージ1310に提供される一つまたは複数のRACHパラメーターは、Msg1 1311の送信に利用可能な一つまたは複数の物理RACH(PRACH)機会を示し得る。一つまたは複数のPRACH機会は、事前に定義されていてもよい。一つまたは複数のRACHパラメーターは、一つまたは複数のPRACH機会の一つまたは複数の利用可能なセットを示し得る(例えば、prach-ConfigIndex)。一つまたは複数のRACHパラメーターは、(a)一つまたは複数のPRACH機会と、(b)一つまたは複数の基準信号との間の関連を示し得る。一つまたは複数のRACHパラメーターは、(a)一つまたは複数のプリアンブルと、(b)一つまたは複数の基準信号との間の関連を示し得る。一つまたは複数の基準信号は、SS/PBCHブロックおよび/またはCSI-RSであり得る。例えば、一つまたは複数のRACHパラメーターは、PRACH機会にマッピングされたいくつかのSS/PBCHブロック、および/またはSS/PBCHブロックにマッピングされたいくつかのプリアンブルを示し得る。
構成メッセージ1310に提供される一つまたは複数のRACHパラメーターを使用して、Msg1 1311および/またはMsg3 1313のアップリンク送信電力を決定し得る。例えば、一つまたは複数のRACHパラメーターは、プリアンブル送信用の基準電力(例えば、受信したターゲット電力および/またはプリアンブル送信の初期電力)を示し得る。一つまたは複数のRACHパラメーターによって示される一つまたは複数の電力オフセットがあり得る。例えば、一つまたは複数のRACHパラメーターは、パワーランピングステップ、SSBとCSI-RSとの間の電力オフセット、Msg1 1311とMsg3 1313の送信間の電力オフセット、および/またはプリアンブルグループ間の電力オフセット値を示し得る。一つまたは複数のRACHパラメーターは、UEが少なくとも一つの基準信号(例えば、SSBおよび/またはCSI-RS)および/またはアップリンクキャリア(例えば、正常アップリンク(NUL)キャリアおよび/または補完的アップリンク(SUL)キャリア)を決定し得るための、一つまたは複数の閾値を示し得る。
Msg1 1311は、一つまたは複数のプリアンブル送信(例えば、プリアンブル送信および一つまたは複数のプリアンブル再送信)を含み得る。RRCメッセージは、一つまたは複数のプリアンブルグループ(例えば、グループAおよび/またはグループB)を構成するために使用され得る。プリアンブルグループは、一つまたは複数のプリアンブルを含んでもよい。UEは、経路損失測定および/またはMsg3 1313のサイズに基づいて、プリアンブルグループを決定し得る。UEは、一つまたは複数の基準信号(例えば、SSBおよび/またはCSI-RS)のRSRPを測定し、RSRP閾値(例えば、rsrp-ThresholdSSBおよび/またはrsrp-ThresholdCSI-RS)を超えるRSRPを有する少なくとも一つの基準信号を決定し得る。UEは、例えば、一つまたは複数のプリアンブルと少なくとも一つの基準信号との間の関連付けがRRCメッセージによって構成される場合、一つまたは複数の基準信号および/または選択されたプリアンブルグループに関連付けられる少なくとも一つのプリアンブルを選択し得る。
UEは、構成メッセージ1310に提供される一つまたは複数のRACHパラメーターに基づいて、プリアンブルを決定し得る。例えば、UEは、経路損失測定、RSRP測定、および/またはMsg3 1313のサイズに基づいて、プリアンブルを決定し得る。別の実施例として、一つまたは複数のRACHパラメーターは、プリアンブル形式、プリアンブル送信の最大数、および/または一つまたは複数のプリアンブルグループ(例えば、グループAおよびグループB)を決定するための一つまたは複数の閾値を示し得る。基地局は、一つまたは複数のRACHパラメーターを使用して、一つまたは複数のプリアンブルと一つまたは複数の基準信号(例えば、SSBおよび/またはCSI-RS)との間の関連付けでUEを構成し得る。関連付けが構成される場合、UEは、関連付けに基づいて、Msg1 1311に含めるようにプリアンブルを決定し得る。Msg1 1311は、一つまたは複数のPRACH機会を介して基地局に送信され得る。UEは、プリアンブルの選択およびPRACH機会の決定のために、一つまたは複数の基準信号(例えば、SSBおよび/またはCSI-RS)を使用し得る。一つまたは複数のRACHパラメーター(例えば、ra-ssb-OccasionMskIndexおよび/またはra-OccasionList)は、PRACH機会と一つまたは複数の基準信号との間の関連付けを示し得る。
UEは、プリアンブル送信後に応答が受信されない場合、プリアンブル再送信を実行し得る。UEは、プリアンブル再送信のためにアップリンク送信電力を増加させ得る。UEは、ネットワークによって構成される、経路損失測定および/またはターゲット受信プリアンブル電力に基づいて、初期プリアンブル送信電力を選択し得る。UEは、プリアンブルを再送信することを決定してもよく、アップリンク送信電力をランプアップし得る。UEは、プリアンブル再送信のランピングステップを示す一つまたは複数のRACHパラメーター(例えば、PREAMBLE_POWER_RAMPING_STEP)を受信し得る。ランピングステップは、再送信のためのアップリンク送信電力の増分増加の量であり得る。UEが、前のプリアンブル送信と同じ基準信号(例えば、SSBおよび/またはCSI-RS)を決定する場合、UEはアップリンク送信電力をランプアップし得る。UEは、プリアンブル送信および/または再送信の数を数えることができる(例えば、PREAMBLE_TRANSMISSION_STATEER)。UEは、ランダムアクセス手順が、例えば、プリアンブル送信の数が、一つまたは複数のRACHパラメーター(例えば、preambleTransMax)によって構成される閾値を超える場合、失敗して完了したと決定し得る。
UEが受信するMsg2 1312は、RARを含んでもよい。一部のシナリオでは、Msg2 1312は、複数のUEに対応する複数のRARを含んでもよい。Msg2 1312は、Msg1 1311の送信の後またはそれに応答して受信され得る。Msg2 1312は、DL-SCH上でスケジュールされ、ランダムアクセスRNTI(RA-RNTI)を使用してPDCCH上で表示され得る。Msg2 1312は、Msg1
1311が基地局によって受信されたことを示し得る。Msg2 1312は、UEがUEの送信タイミングを調整するために使用し得る時間アライメントコマンド、Msg3
1313の送信のためのスケジューリング許可、および/または一時セルRNTI(TC-RNTI)を含み得る。プリアンブルを送信した後、UEは、Msg2 1312のPDCCHを監視する時間ウィンドウ(例えば、ra-ResponseWindow)を開始し得る。UEは、UEがプリアンブルを送信するために使用するPRACH機会に基づいて、いつ時間ウィンドウを開始するかを決定し得る。例えば、UEは、プリアンブルの最後のシンボルの一つまたは複数のシンボルの後に(例えば、プリアンブル送信の終わりからの第一のPDCCHの機会に)、時間ウィンドウを開始し得る。一つまたは複数のシンボルは、ヌメロロジに基づいて決定され得る。PDCCHは、RRCメッセージによって構成される共通検索空間(例えば、Type1-PDCCH共通検索空間)の中にあり得る。UEは、無線ネットワーク一時識別子(RNTI)に基づいてRARを識別し得る。RNTIは、ランダムアクセス手順を開始する一つまたは複数のイベントに応じて使用され得る。UEは、ランダムアクセスRNTI(RA-RNTI)を使用し得る。RA-RNTIは、UEがプリアンブルを送信するPRACH機会と関連付けられてもよい。例えば、UEは、OFDMシンボルインデックス、スロットインデックス、周波数ドメインインデックス、および/またはPRACH機会のULキャリアインジケーターに基づいて、RA-RNTIを決定し得る。RA-RNTIの例は、以下の通りであり得る。
RA-RNTI=1+s_id+14×t_id+14×80×f_id+14×80×8×ul_carrier_id
式中、s_idは、PRACH機会の第一のOFDMシンボルのインデックスであってもよく(例えば、0≦s_id<14)、t_idは、システムフレーム内のPRACH機会の第一のスロットのインデックスであってもよく(例えば、0≦t_id<80)、f_idは、周波数ドメインでのPRACH機会のインデックスであってもよく(例えば、0≦f_id<8)、ul_carrier_idは、プリアンブル送信に使用されるULキャリアであり得る(例えば、NULキャリアの場合は0、SULキャリアの場合は1)。
UEは、Msg2 1312の受信成功に応答して(例えば、Msg2 1312で識別されたリソースを使用して)、Msg3 1313を送信し得る。Msg3 1313は、例えば、図13Aに示される競合ベースのランダムアクセス手順における競合解決のために使用され得る。一部のシナリオでは、複数のUEが、同じプリアンブルを基地局に送信してもよく、基地局は、UEに対応するRARを提供し得る。複数のUEが、RARをそれ自体に対応するものとして解釈する場合、不一致が発生する可能性がある。競合解決(例えば、Msg3 1313およびMsg4 1314の使用)を使用して、UEが別のUEのアイデンティティを誤って使用しない可能性を増大させてもよい。競合解決を実施するために、UEは、Msg3 1313にデバイス識別子(例えば、割り当てられた場合、C-RNTI、Msg2 1312に含まれるTC-RNTI、および/または任意の他の適切な識別子)を含んでもよい。
Msg4 1314は、Msg3 1313の送信の後、またはそれに応答して受信され得る。C-RNTIがMsg3 1313に含まれていた場合、基地局は、C-RNTIを使用してPDCCH上のUEに対処する。UEの固有のC-RNTIがPDCCH上で検出された場合、ランダムアクセス手順が成功裏に完了したと判定される。TC-RNTIがMsg3 1313に含まれる場合(例えば、UEがRRC_IDLE状態であるか、またはそうでなければ基地局に接続されていない場合)、Msg4 1314は、TC-RNTIに関連付けられるDL-SCHを使用して受信される。MAC PDUが正常に復号化され、MAC PDUが、メッセージ3 1313で送信された(例えば、送信された)CCCH SDUと一致するか、そうでなければ対応するUE競合解決アイデンティティEtOAc CEを含む場合、UEは、競合解決が成功したと判断することができる、および/またはUEは、ランダムアクセス手順が成功裏に完了したと決定し得る。
UEは、補完的アップリンク(SUL)キャリアおよび正常アップリンク(NUL)キャリアで構成され得る。初期アクセス(例えば、ランダムアクセス手順)は、アップリンクキャリアでサポートされ得る。例えば、基地局は、二つの別個のRACH構成、すなわち、一つはSULキャリア用、もう一つはNULキャリア用であるUEを構成し得る。SULキャリアで構成されるセル内のランダムアクセスについて、ネットワークは、どのキャリア(NULまたはSUL)を使用するかを示し得る。UEは、例えば、一つまたは複数の基準信号の測定品質がブロードキャスト閾値よりも低い場合、SULキャリアを決定し得る。ランダムアクセス手順(例えば、Msg1 1311および/またはMsg3 1313)のアップリンク送信は、選択されたキャリア上にとどまることができる。UEは、一つまたは複数の事例において、ランダムアクセス手順(例えば、Msg1 1311とMsg3 1313の間)中にアップリンクキャリアを切り替えることができる。例えば、UEは、チャネルクリアアセスメント(例えば、話す前に聞く)に基づいて、Msg1 1311および/またはMsg3 1313のアップリンクキャリアを決定および/または切り替え得る。
図13Bは、2ステップの競合のないランダムアクセス手順を示す。図13Aに示される4ステップの競合ベースのランダムアクセス手順と同様、基地局は、手順の開始前に、構成メッセージ1320をUEに送信することができる。構成メッセージ1320は、構成メッセージ1310に対して一部の点で類似し得る。図13Bは、Msg1 1321およびMsg2 1322の二つのメッセージの送信を含む。Msg1 1321およびMsg2 1322は、いくつかの点で、図13Aそれぞれに示されるMsg1 1311およびMsg2 1312に類似し得る。図13Aおよび13Bから理解されるように、競合のないランダムアクセス手順は、Msg3 1313および/またはMsg4 1314に類似したメッセージを含み得ない。
図13Bに示す競合のないランダムアクセス手順は、ビーム故障回復、他のSI要求、SCell追加、および/またはハンドオーバーのために開始され得る。例えば、基地局は、Msg1 1321に使用されるプリアンブルをUEに表示または割り当ててもよい。UEは、PDCCHおよび/またはRRCを介して基地局から、プリアンブル(例えば、ra-PreambleIndex)の表示を受信し得る。
プリアンブルを送信した後、UEは、RARのPDCCHを監視する時間ウィンドウ(例えば、ra-ResponseWindow)を開始し得る。ビーム故障回復要求の場合、基地局は、RRCメッセージ(例えば、recoverySearchSpaceId)によって示される検索空間内に別個の時間ウィンドウおよび/または別個のPDCCHでUEを構成し得る。UEは、検索空間上のCell RNTI(C-RNTI)宛のPDCCH送信に対し監視し得る。図13Bに示す競合のないランダムアクセス手順において、UEは、Msg1 1321の送信および対応するMsg2 1322の受信の後、またはこれに応答して、ランダムアクセス手順が成功裏に完了したと決定し得る。UEは、例えば、PDCCH送信がC-RNTIにアドレス指定される場合に、ランダムアクセス手順が成功裏に完了すると決定し得る。UEは、ランダムアクセス手順が、例えば、UEが、UEによって送信されるプリアンブルに対応するプリアンブル識別子を含むRARを受信した場合、および/またはRARが、プリアンブル識別子を含むMACサブPDUを含む場合、成功裏に完了すると決定し得る。UEは、応答をSI要求に対する確認の指標として決定し得る。
図13Cは、別の2ステップのランダムアクセス手順を示す。図13Aおよび13Bに示されるランダムアクセス手順と同様に、基地局は、手順の開始前に、構成メッセージ1330をUEに送信することができる。構成メッセージ1330は、構成メッセージ1310および/または構成メッセージ1320に対して一部の点で類似し得る。図13Cは、二つのメッセージ、すなわち、Msg A 1331およびMsg B 1332の送信を含む。
Msg A 1320は、UEによってアップリンク送信で送信され得る。Msg A
1320は、プリアンブル1341の一つまたは複数の送信および/またはトランスポートブロック1342の一つまたは複数の送信を含み得る。トランスポートブロック1342は、図13Aに示されるメッセージ3 1313の内容物と類似および/または同等である内容物を含み得る。トランスポートブロック1342は、UCI(例えば、SR、HARQ ACK/NACK、および/または類似のもの)を含んでもよい。UEは、Msg A 1320の送信の後、またはその送信に応答して、Msg B 1350を受信し得る。Msg B 1350は、図13Aおよび13B示されるMsg 2 1312(例えば、RAR)、および/または図13Aに示されるメッセージ4 1314の内容物と類似および/または同等である内容物を含み得る。
UEは、ライセンスされたスペクトルおよび/またはライセンスされていないスペクトルに対し、図13Cの2ステップのランダムアクセス手順を開始することができる。UEは、一つまたは複数の要因に基づいて、2ステップのランダムアクセス手順を開始するかどうかを決定し得る。一つまたは複数の要因は、使用中の無線アクセス技術(例えば、LTE、NR、および/または同種のもの)、UEが有効なTAを有するかどうか、セルサイズ、UEのRRC状態、スペクトルのタイプ(例えば、ライセンス供与された対ライセンス供与されていない)、および/または任意の他の適切な要因であり得る。
UEは、構成メッセージ1330に含まれる2ステップのRACHパラメーターに基づいて、プリアンブル1341および/またはMsg A 1331に含まれるトランスポートブロック1342に対する無線リソースおよび/またはアップリンク送信電力を決定し得る。RACHパラメーターは、変調および符号化スキーム(MCS)、時間周波数リソース、および/またはプリアンブル1341および/またはトランスポートブロック1342に対する電力制御を示し得る。プリアンブル1341(例えば、PRACH)の送信のための時間周波数リソースおよびトランスポートブロック1342(例えば、PUSCH)の送信のための時間周波数リソースは、FDM、TDM、および/またはCDMを使用して多重化され得る。RACHパラメーターは、UEが、Msg B 1350の監視および/または受信のための受信タイミングおよびダウンリンクチャネルを決定することを可能にし得る。
トランスポートブロック1342は、データ(例えば、遅延に敏感なデータ)、UEの識別子、セキュリティ情報、および/またはデバイス情報(例えば、International Mobile Subscriber Identity(IMSI))を含み得る。基地局は、Msg A 1331に対する応答としてMsg B 1332を送信し得る。Msg B 1332は、プリアンブル識別子、タイミングアドバンスコマンド、電力制御コマンド、アップリンク許可(例えば、無線リソース割り当ておよび/またはMCS)、競合解決のためのUE識別子、および/またはRNTI(例えば、C-RNTIまたはTC-RNTI)のうちの少なくとも一つを含み得る。UEは、Msg B 1332のプリアンブル識別子がUEによって送信されるプリアンブルに一致し、および/またはMsg B 1332のUEの識別子がMsg A 1331のUEの識別子(例えば、トランスポートブロック1342)に一致した場合に、2ステップのランダムアクセス手順が成功裏に完了されると決定し得る。
UEおよび基地局は、制御シグナリングを交換し得る。制御シグナリングは、L1/L2制御シグナリングと呼ばれてもよく、PHY層(例えば、層1)および/またはMAC層(例えば、層2)に由来し得る。制御シグナリングは、基地局からUEに送信されるダウンリンク制御シグナリングおよび/またはUEから基地局に送信されるアップリンク制御シグナリングを含み得る。
ダウンリンク制御シグナリングは、ダウンリンクスケジューリング割り当て、アップリンク無線リソースおよび/またはトランスポートフォーマットを示すアップリンクスケジューリング許可、スロットフォーマット情報、プリエンプション表示、電力制御コマンド、および/またはその他の任意の適切なシグナリングを含み得る。UEは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上の基地局によって送信されるペイロード内のダウンリンク制御シグナリングを受信し得る。PDCCH上で送信されるペイロードは、ダウンリンク制御情報(DCI)と呼ばれてもよい。一部のシナリオでは、PDCCHは、UEのグループに共通なグループ共通PDCCH(GC-PDCCH)であり得る。
基地局は、送信エラーの検出を容易にするために、一つまたは複数の巡回冗長検査(CRC)パリティビットをDCIに取り付け得る。DCIがUE(またはUEのグループ)に対して意図される場合、基地局は、UEの識別子(またはUEのグループの識別子)でCRCパリティビットをスクランブルし得る。識別子を用いてCRCパリティビットをスクランブルすることは、識別子値およびCRCパリティビットのModulo-2追加(または排他的OR演算)を含んでもよい。識別子は、16ビットの値の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を含んでもよい。
DCIは、異なる目的に使用され得る。目的は、CRCパリティビットをスクランブルするために使用されるRNTIのタイプによって示され得る。例えば、ページングRNTI(P-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、ページング情報および/またはシステム情報変更通知を示し得る。P-RNTIは、16進数で「FFFE」として事前に定義され得る。システム情報RNTI(SI-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、システム情報のブロードキャスト送信を示し得る。SI-RNTIは、16進数で「FFFE」として事前に定義され得る。ランダムアクセスRNTI(RA-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、ランダムアクセス応答(RAR)を示し得る。セルRNTI(C-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、動的スケジュールのユニキャスト送信および/またはPDCCH順序のランダムアクセスのトリガーを示し得る。一時セルRNTI(TC-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、競合解決を示し得る(例えば、図13Aに示されるMsg3 1313に類似するMsg3)。基地局によってUEに構成される他のRNTIの符号化は、Configured Scheduling RNTI (CS-RNTI)、Transmit Power Control-PUCCH RNTI (TPC-PUCCH-RNTI)、Transmit Power Control-PUSCH RNTI (TPC-PUSCH-RNTI)、Transmit Power Control-SRS RNTI (TPC-SRS-RNTI)、Interruption RNTI (INT-RNTI)、Slot Format Indication RNTI (SFI-RNTI)、Semi-Persistent CSI RNTI (SP-CSI-RNTI)、Modulation and Coding Scheme Cell RNTI (MCS-C-RNTI)、および/または類似のものを含む。
DCIの目的および/または内容に応じて、基地局は、一つまたは複数のDCIフォーマットでDCIを送信し得る。例えば、DCIフォーマット0_0は、セル内のPUSCHのスケジューリングに使用できる。DCIフォーマット0_0は、フォールバックDCIフォーマットであり得る(例えば、コンパクトなDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット0_1は、セル内のPUSCHのスケジューリングに使用され得る(例えば、DCIフォーマット0_0よりも多くのDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット1_0は、セル内のPDSCHのスケジューリングに使用できる。DCIフォーマット1_0は、フォールバックDCIフォーマットであり得る(例えば、コンパクトなDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット1_1は、セル内のPDSCHのスケジューリングに使用され得る(例えば、DCIフォーマット1_0よりも多くのDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット2_0は、UEのグループにスロットフォーマット表示を提供するために使用され得る。DCIフォーマット2_1は、UEがUEへの送信を意図していないと想定する物理リソースブロックおよび/またはOFDMシンボルをUEのグループに通知するために使用され得る。DCIフォーマット2_2は、PUCCHまたはPUSCH用の送信電力制御(TPC)コマンドの送信に使用され得る。DCIフォーマット2_3は、一つまたは複数のUEによるSRS送信用のTPCコマンドのグループの送信に使用され得る。新機能のDCIフォーマットは、今後のリリースで定義され得る。DCIフォーマットは、異なるDCIサイズを有するか、または同じDCIサイズを共有し得る。
RNTIでDCIをスクランブルした後、基地局は、チャネル符号化(例えば、極性コーディング)、レートマッチング、スクランブルおよび/またはQPSK変調を用いてDCIを処理し得る。基地局は、PDCCHのために使用および/または構成されるリソース要素上に、符号化および変調されたDCIをマッピングし得る。DCIのペイロードサイズおよび/または基地局のカバレッジに基づいて、基地局は、いくつかの連続制御チャネル要素(CCE)を占有するPDCCHを介してDCIを送信し得る。連続するCCEの数(集計レベルと呼ばれる)は、1、2、4、8、16、および/または任意の他の適切な数であり得る。CCEは、リソース-要素グループ(REG)の数(例えば、6)を含んでもよい。REGは、OFDMシンボル内のリソースブロックを含んでもよい。リソース要素上の符号化および変調されたDCIのマッピングは、CCEおよびREGのマッピング(例えば、CCE-to-REGマッピング)に基づいてもよい。
図14Aは、帯域幅部分に対するCORESET構成の実施例を示す。基地局は、一つまたは複数の制御リソースセット(CORESET)上のPDCCHを介してDCIを送信し得る。CORESETは、UEが一つまたは複数の検索空間を使用してDCIを復号化しようとする時間周波数リソースを含んでもよい。基地局は、時間周波数ドメイン内のCORESETのサイズおよび位置を構成し得る。図14Aの実施例において、第一のCORESET1401および第二のCORESET1402は、スロット内の第一のシンボルで生じる。第一のCORESET1401は、周波数ドメイン内の第二のCORESET1402とオーバーラップする。第三のCORESET1403は、スロット内の第三のシンボルで生じる。第四のCORESET1404は、スロットの第七のシンボルで生じる。CORESETは、周波数ドメイン内に異なる数のリソースブロックを有し得る。
図14Bは、CORESETおよびPDCCH処理上のDCI送信に対するCCE-REGマッピングの実施例を示す。CCE-to-REGマッピングは、インターリーブマッピング(例えば、周波数多様性を提供する目的で)または非インターリーブマッピング(例えば、干渉調整および/または制御チャネルの周波数選択送信を促進する目的で)であり得る。基地局は、異なるまたは同一のCCE-to-REGマッピングを異なるCORESET上で実行し得る。CORESETは、RRC構成によるCCE-REGマッピングと関連付けられてもよい。CORESETは、アンテナポート準同一位置(QCL)パラメーターで構成され得る。アンテナポートのQCLパラメーターは、CORESET内のPDCCH受信用の復調基準信号(DMRS)のQCL情報を示し得る。
基地局は、一つまたは複数のCORESETおよび一つまたは複数の検索空間セットの構成パラメーターを含むRRCメッセージをUEに送信することができる。構成パラメーターは、検索空間セットとCORESETとの間の関連を示し得る。検索空間セットは、所与の集計レベルでCCEによって形成されるPDCCH候補のセットを含んでもよい。構成パラメーターは、集計レベルごとに監視されるいくつかのPDCCH候補、PDCCH監視周期およびPDCCH監視パターン、UEによって監視される一つまたは複数のDCIフォーマット、および/または検索空間セットが、共通検索空間セットまたはUE固有の検索空間セットであるかどうかを示し得る。共通検索空間セット内のCCEのセットは、事前に定義され、UEに既知であり得る。UE固有の検索空間セット内のCCEのセットは、UEのアイデンティティ(例えば、C-RNTI)に基づいて構成され得る。
図14Bに示すように、UEは、RRCメッセージに基づいて、CORESETの時間周波数リソースを決定し得る。UEは、CORESETの構成パラメーターに基づいて、CORESETに対するCCE-REGマッピング(例えば、インターリーブまたは非インターリーブ、および/またはマッピングパラメーター)を決定し得る。UEは、RRCメッセージに基づいて、CORESET上に構成される検索空間セットの数(例えば、最大で10)を決定し得る。UEは、検索空間セットの構成パラメーターに従って、PDCCH候補のセットを監視し得る。UEは、一つまたは複数のDCIを検出するために、一つまたは複数のCORESET内のPDCCH候補のセットを監視し得る。監視は、監視されたDCIフォーマットに従って、PDCCH候補のセットの一つまたは複数のPDCCH候補を復号化することを含み得る。監視は、可能な(または構成される)PDCCH位置、可能な(または構成される)PDCCHフォーマット(例えば、共通検索空間におけるCCEの数、PDCCH候補の数、および/またはUE固有の検索空間におけるPDCCH候補の数)、および可能な(または構成される)DCIフォーマットを有する一つまたは複数のPDCCH候補のDCI内容を復号化することを含み得る。復号化は、ブラインドデコーディングと呼んでもよい。UEは、CRCチェック(例えば、RNTI値に一致するDCIのCRCパリティビットに対するスクランブルビット)に応答して、UEに対して有効なDCIを決定し得る。UEは、DCIに含まれる情報(例えば、スケジューリング割り当て、アップリンク許可、電力制御、スロットフォーマット表示、ダウンリンクプリエンプション、および/または同種のもの)を処理し得る。
UEは、アップリンク制御シグナリング(例えば、アップリンク制御情報(UCI))を基地局に送信し得る。アップリンク制御シグナリングは、受信したDL-SCHトランスポートブロックに対するハイブリッド自動反復要求(HARQ)確認応答を含んでもよい。UEは、DL-SCHトランスポートブロックを受信した後、HARQ確認応答を送信し得る。アップリンク制御シグナリングは、物理ダウンリンクチャネルのチャネル品質を示すチャネル状態情報(CSI)を含み得る。UEは、CSIを基地局に送信し得る。基地局は、受信したCSIに基づいて、ダウンリンク送信のための送信フォーマットパラメーター(例えば、マルチアンテナおよびビーム形成スキームを含む)を決定し得る。アップリンク制御シグナリングは、スケジューリング要求(SR)を含んでもよい。UEは、アップリンクデータが基地局に送信可能であることを示すSRを送信し得る。UEは、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)または物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を介して、UCI(例えば、HARQ確認応答(HARQ-ACK)、CSIレポート、SRなど)を送信し得る。UEは、いくつかのPUCCHフォーマットのうちの一つを使用して、PUCCHを介してアップリンク制御シグナリングを送信し得る。
五つのPUCCHフォーマットがあり得、UEは、UCIのサイズ(例えば、UCI送信のいくつかのアップリンクシンボルおよびいくつかのUCIビット)に基づいてPUCCHフォーマットを決定し得る。PUCCHフォーマット0は、一つまたは二つのOFDMシンボルの長さを有してもよく、2以下のビットを含んでもよい。UEは、送信が一つまたは二つのシンボルを超えており、正または負のSRを持つHARQ-ACK情報ビットの数(HARQ-ACK/SRビット)が一つまたは二つである場合、PUCCHフォーマット0を使用して、PUCCHリソースでUCIを送信することができる。PUCCHフォーマット1は、4~14個のOFDMシンボルの間の数を占めてもよく、2以下のビットを含んでもよい。UEは、送信が四つ以上のシンボルであり、HARQ-ACK/SRビットの数が一つまたは二つである場合、PUCCHフォーマット1を使用し得る。PUCCHフォーマット2は、一つまたは二つのOFDMシンボルを占有してもよく、2ビット超を含んでもよい。UEは、送信が一つまたは二つのシンボルを超え、UCIビットの数が二つ以上である場合、PUCCHフォーマット2を使用し得る。PUCCHフォーマット3は、4~14個のOFDMシンボルの間の数を占めてもよく、2ビット超を含んでもよい。UEは、送信が四つ以上のシンボルであり、UCIビットの数が二つ以上であり、PUCCHリソースが直交カバーコードを含まない場合、PUCCHフォーマット3を使用し得る。PUCCHフォーマット4は、4~14個のOFDMシンボルの間の数を占めてもよく、2ビット超を含んでもよい。UEは、送信が四つ以上のシンボルであり、UCIビットの数が二つ以上であり、PUCCHリソースが直交カバーコードを含む場合、PUCCHフォーマット4を使用し得る。
基地局は、例えば、RRCメッセージを使用して、複数のPUCCHリソースセットの構成パラメーターをUEに送信し得る。複数のPUCCHリソースセット(例えば、最大四つのセット)は、セルのアップリンクBWP上に構成され得る。PUCCHリソースセットは、PUCCHリソースセットインデックス、PUCCHリソース識別子(例えば、pucch-Resourceid)によって識別されるPUCCHリソースを有する複数のPUCCHリソース、および/またはUEが、PUCCHリソースセット内の複数のPUCCHリソースのうちの一つを使用して送信することができるUCI情報ビットの数(例えば、最大数)で構成され得る。複数のPUCCHリソースセットで構成する場合、UEは、UCI情報ビット(例えば、HARQ-ACK、SR、および/またはCSI)の合計ビット長に基づいて、複数のPUCCHリソースセットのうちの一つを選択し得る。UCI情報ビットの合計ビット長が2以下である場合、UEは、PUCCHリソースセットのインデックスが「0」に等しい第一のPUCCHリソースセットを選択し得る。UCI情報ビットの合計ビット長が2より大きく、第一の設定された値以下の場合、UEは、「1」に等しいPUCCHリソースセットインデックスを有する第二のPUCCHリソースセットを選択することができる。UCI情報ビットの合計ビット長が第一の設定された値より大きく、第二の設定された値以下の場合、UEは、「2」に等しいPUCCHリソースセットインデックスを有する第三のPUCCHリソースセットを選択することができる。UCI情報ビットの合計ビット長が第二の設定された値より大きく、第三の値(例えば、1406)以下である場合、UEは、「3」に等しいPUCCHリソースセットインデックスを有する第四のPUCCHリソースセットを選択することができる。」。
複数のPUCCHリソースセットからPUCCHリソースセットを決定した後、UEは、UCI(HARQ-ACK、CSI、および/またはSR)送信用のPUCCHリソースセットからPUCCHリソースを決定し得る。UEは、PDCCH上で受信されたDCI(例えば、DCIフォーマット1_0またはDCIフォーマット1_1)内のPUCCHリソースインジケーターに基づいて、PUCCHリソースを決定し得る。DCIの3ビットPUCCHリソースインジケーターは、PUCCHリソースセット内の8つのPUCCHリソースの一つを示し得る。PUCCHリソースインジケーターに基づいて、UEは、DCI内のPUCCHリソースインジケーターによって示されるPUCCHリソースを使用してUCI (HARQ-ACK、CSIおよび/またはSR)を送信することができる。
図15は、本開示の実施形態による基地局1504と通信する無線デバイス1502の実施例を示す。無線デバイス1502および基地局1504は、図1Aに示される移動体通信ネットワーク100、図1Bに示される移動体通信ネットワーク150、またはその他の通信ネットワークなどの移動体通信ネットワークの一部であり得る。図15には、一つの無線デバイス1502および一つの基地局1504のみが示されている。しかし、移動体通信ネットワークは、図15に示されるものと同じまたは同様の構成を有する、複数のUEおよび/または複数の基地局を含み得ることが理解されよう。
基地局1504は、無線デバイス1502を、エアインターフェイス(または無線インターフェイス)1506上で無線通信を介してコアネットワーク(図示せず)に接続し得る。エアインターフェイス1506上で基地局1504から無線デバイス1502への通信方向は、ダウンリンクとして知られ、エアインターフェイス上で無線デバイス1502から基地局1504への通信方向は、アップリンクとして知られる。ダウンリンク送信は、FDD、TDD、および/または二つの二重化技術のいくつかの組み合わせを使用して、アップリンク送信から分離され得る。
ダウンリンクでは、基地局1504から無線デバイス1502に送信されるデータは、基地局1504の処理システム1508に提供され得る。データは、例えば、コアネットワークによって処理システム1508に提供され得る。アップリンクでは、無線デバイス1502から基地局1504に送信されるデータは、無線デバイス1502の処理システム1518に提供され得る。処理システム1508および処理システム1518は、層3および層2のOSI機能を実装して、送信のためにデータを処理し得る。層2は、例えば、図2A、図2B、図3、および図4Aに関して、SDAP層、PDCP層、RLC層、およびMAC層を含み得る。層3は、図2Bに関してRRC層を含み得る。
処理システム1508によって処理された後、無線デバイス1502に送信されるデータは、基地局1504の送信処理システム1510に提供され得る。同様に、処理システム1518によって処理された後、基地局1504に送信されるデータは、無線デバイス1502の送信処理システム1520に提供され得る。送信処理システム1510および送信処理システム1520は、層1のOSI機能を実装し得る。層1は、図2A、図2B、図3、および図4Aに関してPHY層を含み得る。送信処理のために、PHY層は、例えば、トランスポートチャネルの順方向エラー訂正符号化、インターリーブ、レートマッチング、トランスポートチャネルの物理チャネルへのマッピング、物理チャネルの変調、多重入力多重出力(MIMO)またはマルチアンテナ処理、および/または同種のものを実行し得る。
基地局1504で、受信処理システム1512は、無線デバイス1502からアップリンク送信を受信し得る。無線デバイス1502では、受信処理システム1522は、基地局1504からダウンリンク送信を受信し得る。受信処理システム1512および受信処理システム1522は、層1のOSI機能を実装し得る。層1は、図2A、図2B、図3、および図4Aに関してPHY層を含み得る。受信処理のために、PHY層は、例えば、エラー検出、順方向エラー訂正復号化、デインターリーブ、物理チャネルへのトランスポートチャネルのデマッピング、物理チャネルの復調、MIMOまたはマルチアンテナ処理、および/または同種のものを実行し得る。
図15に示すように、無線デバイス1502および基地局1504は、複数のアンテナを含み得る。複数のアンテナは、空間多重化(例えば、単一ユーザーMIMOまたは複数ユーザーMIMO)、送信/受信多様性、および/またはビームフォーミングなどの一つまたは複数のMIMOまたはマルチアンテナ技術を実施するために使用され得る。他の実施例では、無線デバイス1502および/または基地局1504は、単一のアンテナを有し得る。
処理システム1508および処理システム1518は、それぞれメモリー1514およびメモリー1524と関連付けられてもよい。メモリー1514およびメモリー1524(例えば、一つまたは複数の非一時的コンピューター可読媒体)は、本出願で論じる一つまたは複数の機能を実施するために、処理システム1508および/または処理システム1518によって実行され得るコンピュータープログラム命令またはコードを記憶し得る。図15には示されていないが、送信処理システム1510、送信処理システム1520、受信処理システム1512、および/または受信処理システム1522は、それらのそれぞれの機能のうちの一つまたは複数を実行するために実行され得るコンピュータープログラム命令またはコードを格納するメモリー(例えば、一つまたは複数の非一時的コンピューター可読媒体)に結合され得る。
処理システム1508および/または処理システム1518は、一つまたは複数のコントローラーおよび/または一つまたは複数のプロセッサーを含んでもよい。一つまたは複数のコントローラーおよび/または一つまたは複数のプロセッサーは、例えば、汎用プロセッサー、デジタル信号プロセッサー(DSP)、マイクロコントローラー、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)および/またはその他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートおよび/またはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、オンボードユニット、またはそれらの任意の組み合わせを含んでもよい。処理システム1508および/または処理システム1518は、信号符号化/処理、データ処理、電力制御、入出力処理、および/または無線デバイス1502および基地局1504がワイヤレス環境で動作するのを可能にし得る他の任意の機能のうちの少なくとも一つを実行し得る。
処理システム1508および/または処理システム1518は、それぞれ、一つまたは複数の周辺装置1516および一つまたは複数の周辺装置1526に接続され得る。一つまたは複数の周辺装置1516および一つまたは複数の周辺装置1526は、特徴および/または機能を提供するソフトウェアおよび/またはハードウェア、例えばスピーカー、マイク、キーパッド、表示装置、タッチパッド、電源、衛星トランシーバー、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、ハンズフリーヘッドセット、周波数変調(FM)無線ユニット、メディアプレーヤー、インターネットブラウザ、電子制御ユニット(例えば、車両用)、および/または一つまたは複数のセンサー(例えば、加速度計、ジャイロスコープ、温度センサー、レーダーセンサー、ライダーセンサー、超音波センサー、光センサー、カメラ、および/または類似のもの)を含んでもよい。処理システム1508および/または処理システム1518は、一つまたは複数の周辺装置1516および/または一つまたは複数の周辺装置1526からユーザー入力データを受信し、および/またはユーザー出力データを提供し得る。無線デバイス1502内の処理システム1518は、電源から電力を受け取ることができ、および/または無線デバイス1502内の他のコンポーネントに電力を分配するように構成することができる。電源は、一つまたは複数の電源、例えば、バッテリー、太陽電池、燃料電池、またはそれらの任意の組み合わせを含んでもよい。処理システム1508および/または処理システム1518は、それぞれ、GPSチップセット1517およびGPSチップセット1527に接続され得る。GPSチップセット1517およびGPSチップセット1527は、それぞれ、無線デバイス1502および基地局1504の地理的位置情報を提供するように構成され得る。
図16Aは、アップリンク送信のための例示的な構造を示す。物理アップリンク共有チャネルを代表するベースバンド信号は、一つまたは複数の機能を実行することができる。この一つまたは複数の機能は、スクランブリング、複素数値シンボルを生成するためのスクランブルビットの変調、一つまたはいくつかの送信層上への複素数値変調シンボルのマッピング、複素数値シンボルを生成するための変換プリコーディング、複素数値シンボルのプリコーディング、プリコーディングされた複素数値シンボルのリソース要素へのマッピング、複素数値時間ドメイン単一キャリア周波数分割多重アクセス(SC-FDMA)またはCP-OFDM信号のアンテナポートへの生成、および/または同様のもの、のうちの少なくとも一つを含むことができる。一実施例では、変換プリコーディングが有効である場合は、アップリンク送信のためのSC-FDMA信号が生成され得る。一実施例では、変換プリコーディングが有効でない場合は、図16Aによって、アップリンク送信のためのCP-OFDM信号が生成されることができる。これらの機能は、例として示されており、さまざまな実施形態で他の機構を実装することができることが予想される。
図16Bは、ベースバンド信号のキャリア周波数への変調およびアップコンバージョンのための例示的な構造を示す。ベースバンド信号は、アンテナポートに対する、複素数値SC-FDMAまたはCP-OFDMベースバンド信号および/または複素数値物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)ベースバンド信号であり得る。送信前にフィルターリングを用いることができる。
図16Cは、ダウンリンク送信の例示的な構造を示す。物理ダウンリンクチャネルを表すベースバンド信号は、一つまたは複数の機能を実行できる。この一つまたは複数の機能は、物理チャネル上で送信されるべきコードワード内の符号化されたビットのスクランブリング、複素数値変調シンボルを生成するためのスクランブルされたビットの変調、複素数値変調シンボルの一つまたはいくつかの送信層上へのマッピング、アンテナポート上での送信のための層上にある複素数値変調シンボルのプリコーディング、アンテナポートの複素数値変調シンボルのリソース要素へのマッピング、アンテナポート毎の複素数値時間ドメインOFDM信号の生成、および/または同様のものを含むことができる。これらの機能は、例として示されており、さまざまな実施形態で他の機構を実装することができることが予想される。
図16Dは、ベースバンド信号のキャリア周波数への変調およびアップコンバージョンのための別の実施例示的な構造を示す。ベースバンド信号は、アンテナポート用の複素数値OFDMベースバンド信号であり得る。送信前にフィルターリングを用いることができる。
無線デバイスは、複数のセル(例えば、プライマリーセル、セカンダリーセル)の構成パラメーターを含む一つまたは複数のメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を基地局から受信し得る。無線デバイスは、複数のセルを介して、少なくとも一つの基地局(例えば、デュアル接続の二つ以上の基地局)と通信し得る。一つまたは複数のメッセージ(例えば、構成パラメーターの一部として)は、無線デバイスを構成するための物理的、MAC、RLC、PCDP、SDAP、RRC層のパラメーターを含んでもよい。例えば、構成パラメーターは、物理層およびMAC層チャネル、ベアラなどを構成するためのパラメーターを含み得る。例えば、構成パラメーターは、物理層、MAC層、RLC層、PCDP層、SDAP層、RRC層、および/または通信チャネル用のタイマーの値を示すパラメーターを含んでもよい。
タイマーが開始されると実行を開始し、停止するまで、または満了するまで、実行を継続し得る。タイマーは、動いていない場合に開始され得るか、動いている場合に再起動され得る。タイマーは、値と関連付けられてもよい(例えば、タイマーは、ある値から開始または再開されてもよく、またはゼロから開始され、値に到達したら満了し得る)。タイマーの持続時間は、(例えば、BWPスイッチングにより)タイマーが停止するか、または満了するまで更新され得ない。タイマーを使用して、プロセスの期間/ウィンドウを測定することができる。本明細書が、一つまたは複数のタイマーに関連する実装および手順を指す場合、一つまたは複数のタイマーを実装する複数の方法があることが理解されよう。例えば、タイマーを実施するための複数の方法のうちの一つまたは複数が、手順の期間/ウィンドウを測定するために使用され得ることが理解されよう。例えば、ランダムアクセス応答ウィンドウタイマーは、ランダムアクセス応答を受信するためのウィンドウ時間を測定するために使用され得る。一実施例では、ランダムアクセス応答ウィンドウタイマーの開始および満了の代わりに、二つのタイムスタンプ間の時間差を使用し得る。タイマーが再開されると、時間ウィンドウの測定のためのプロセスが再開され得る。他の例示的実施は、時間ウィンドウの測定を再開するために提供され得る。
基地局は、サービングセルに対する上位層パラメーターPDSCH-Configによって、一つまたは複数のTCI-State構成のリストで無線デバイスを構成し得る。一つまたは複数のTCI状態の数は、無線デバイスの能力に依存し得る。無線デバイスは、一つまたは複数のTCI-Statesを使用して、DCIを有する検出されたPDCCHに従ってPDSCHを復号化し得る。DCIは、無線デバイスおよび無線デバイスのサービングセルのために意図され得る。
一実施例では、一つまたは複数のTCI-State構成のTCI状態は、一つまたは複数のパラメーターを含んでもよい。無線デバイスは、一つまたは複数のパラメーターを使用して、PDSCHの一つまたは二つのダウンリンク基準信号(例えば、第一のDL RSおよび第二のDL RS)とDM-RSポートとの間の準同一位置(QCL)関係を構成し得る。 QCL関係は、第一のDL RSの上位層パラメーターqcl-Type1によって構成し得る。準同一位置関係は、第二のDL RS(構成される場合)に対する上位層パラメーターqcl-Type2によって構成され得る。
例では、無線デバイスが二つのダウンリンク基準信号とPDSCHのDM-RSポートの間にQCL関係を構成する場合(例えば、第一のDL RSと第二のDLRS)、第一のDL RSの第一のQCLタイプと第二のDLRSの第二のQCLタイプは同じでなくてもよい。一実施例では、第一のDL RSと第二のDL RSは同一であり得る。一実施例では、第一のDL RSと第二のDL RSは異なってもよい。
一実施例では、DLRS(例えば、第一のDL RS、第二のDL RS)のQCLタイプ(例えば、第一のQCLタイプ、第二のQCLタイプ)は、QCL-Infoの上位層パラメーターqcl-Typeによって無線デバイスに提供され得る。上位層パラメーターのQCL-Typeは、QCL-タイプA:{ドップラーシフト、ドップラー拡散、平均遅延、遅延拡散}、QCL-タイプB:{ドップラーシフト、ドップラー拡散}、QCL-タイプC:{平均遅延、ドップラーシフト}およびQCL-タイプD:{Spatial Rxパラメーター}の少なくとも一つをとり得る。
一実施例では、無線デバイスは、起動コマンドを受信することができる。起動コマンドは、一つまたは複数のTCI状態(例えば、最大8個まで)を、DCIフィールド「送信構成表示(TCI)」の一つまたは複数のコードポイントにマッピングするために使用され得る。
一実施例では、無線デバイスが、一つまたは複数のTCI状態の初期の上位層構成を受信した後、および起動コマンドの受信前に、無線デバイスは、サービングセルのPDSCHの一つまたは複数のDM-RSポートが、SSB/PBCHブロックと準同じ位置に配置されると想定し得る。一実施例では、無線デバイスは、「QCL-タイプA」に関して、初期アクセス手順において、SSB/PBCHブロックを決定し得る。一実施例では、無線デバイスは、(適用可能である場合に)「QCL-タイプD」に関して、初期アクセス手順において、SSB/PBCHブロックを決定し得る。
一実施例では、無線デバイスは、一つまたは複数のスロット内のサービングセルのアクティブBWP(例えば、アクティブダウンリンクBWP)内の一つまたは複数のコアセット(または一つまたは複数の検索空間)を監視し得る。一実施例では、一つまたは複数のスロット内のサービングセルのアクティブBWP内における一つまたは複数のコアセットを監視することは、一つまたは複数のスロットの各スロット内のサービングセルのアクティブBWP内における少なくとも一つのコアセットを監視することを含み得る。一実施例では、一つまたは複数のスロットの最新のスロットは、最新の時に発生し得る。一実施例では、無線デバイスは、サービングセルのアクティブBWP内において、最新のスロット内の一つまたは複数のコアセットの一つまたは複数の第二のコアセットを監視し得る。最新のスロットの一つまたは複数の第二のコアセットを監視し、最新のスロットが最新の時刻で発生することに応答して、無線デバイスは、最新のスロットを決定し得る。一実施例では、一つまたは複数の第二のコアセットの各コアセットは、コアセット固有インデックス(例えば、上位層CORESET-IDによって示される)によって識別され得る。一実施例では、一つまたは複数のセカンダリーコアセットのあるコアセットのコアセット固有インデックスは、一つまたは複数の第二のコアセットのコアセット固有インデックスの中で最低であり得る。一実施例では、無線デバイスは、最新のスロット内のコアセットに関連付けられる検索空間を監視し得る。一実施例では、コアセットのコアセット固有インデックスが最低であり、および最新のスロット内のコアセットに関連付けられる検索空間を監視することに応答して、無線デバイスは、一つまたは複数のセカンダリーコアセットのコアセットを選択し得る。
一実施例では、基地局は、上位層パラメーターSRS-リソースセットによって、一つまたは複数のサウンディング基準信号(SRS)リソースセットで無線デバイスを構成し得る。一実施例では、一つまたは複数のSRSリソースセットのSRSリソースセットについて、基地局は、上位層パラメーターのSRS-リソースによって一つまたは複数のSRSリソースで無線デバイスを構成し得る。
一実施例では、上位層パラメーターSRS-リソースは、SRSリソースの構成を示すsrsリソースインデックス(例えば、上位層パラメーターsrs-リソースIDによって提供される)、および基準RSと標的SRSとの間の空間関係の構成のうち、少なくとも一つを半静的に構成し得る。一実施例では、基地局は、上位層パラメーターspatialRelationInfoで無線デバイスを構成することができる。一実施例では、上位層パラメーターsatialRelationInfoは、基準RSのインデックス(ID)を含んでもよい。
一実施例では、基地局は、上位層パラメーターspatialRelationInfoで無線デバイスを構成することができる。上位層パラメーターsatialRelationInfoは、基準RS(例えば、ssb-Index、csi-RS-Index、srs)のIDを含んでもよい。
一実施例では、基準RSはSS/PBCHブロックであり得る。一実施例では、基準RSは、CSI-RS(例えば、周期的CSI-RS、半永続的CSI-RS、非周期的CSI-RS)であり得る。一実施例では、無線デバイスは、空間ドメイン受信フィルターを使用して、基準RSを受信し得る。一実施例では、上位層パラメーターsatualRelationInfoが基準RS(例えば、基準RSのIDによる)がSS/PBCHブロックまたはCSI-RSであることを示すことに応答して、無線デバイスは、空間ドメイン受信フィルターと同じ空間ドメイン送信フィルターを用いて、標的SRSリソースを送信し得る。一実施例では、上位層パラメーターsatualRelationInfoが基準RSを示す(例えば、基準RSのIDによって)ことに応答して、無線デバイスは、空間ドメイン受信フィルターを用いて、標的SRSリソースを送信し得る。
一実施例では、基準RSは、SRS(例えば、周期的SRS、半永続的SRS、非周期的SRS)であり得る。一実施例では、無線デバイスは、空間ドメイン送信フィルターを使用して、基準RSを送信し得る。一実施例では、上位層パラメーターsatualRelationInfoが基準RS(例えば、基準RSのIDにより)がSRSであることを示すことに応答して、無線デバイスは、空間ドメイン送信フィルターを用いて標的SRSリソースを送信し得る。
一実施例では、基地局は、サービングセル内の一つまたは複数のDL BWPで無線デバイスを構成することができる。一実施例では、一つまたは複数のDL BWPのDL BWPについて、無線デバイスは、上位層シグナリングによって、一つまたは複数の(例えば、2、3)制御リソースセット(コアセット)を設けてもよい。一つまたは複数のコアセットのコアセットについて、基地局は、上位層パラメーターのControlSourceSetによって、コアセットインデックス(例えば、上位層パラメーターのcontrol controlリソースセットIdによって提供される)、アンテナポートの準同一位置(例えば、第一の上位層パラメーターtci-StatesPDC-CH-Add secondiciおよび第二の上位層パラメーターtci-StatesPDCCH-ToReleaseListによって提供されるアンテナポートの準同一位置のセットから)のうちの少なくとも一つを無線デバイスに提供し得る。一実施例では、アンテナポートの準同一位置は、コアセットにおけるPDCCH受信のための一つまたは複数のDM-RSアンテナポートの準同一位置情報を示し得る。一実施例では、コアセットインデックスは、サービングセルの一つまたは複数のDL BWPの中で一意であり得る。
一実施例では、第一の上位層パラメーターtci-StatesPDCCH-ToAddListおよび第二の上位層パラメーターtci-StatesPDCCH-ToReleaseListは、pdsch-Configで定義されるTCI状態のサブセットを提供し得る。一実施例では、無線デバイスは、TCI状態のサブセットを使用して、TCI状態のサブセットのTCI状態の一つまたは複数のRSと、コアセットのPDCCH受信の一つまたは複数のDM-RSポートとの間の一つまたは複数のQCL関係を提供し得る。
一実施例では、基地局は、無線デバイス用のコアセットを構成することができる。一実施例では、コアセットのコアセットインデックス(例えば、上位層パラメーターのControlResourceSetIdによって提供される)は、ゼロでなくてもよい。一実施例では、基地局は、コアセットに対して、第一の上位層パラメーターtci-StatesPDCCH-ToAddListおよび/または第二の上位層パラメーターtci-StatesPDCCH-ToReleaseListによって、一つまたは複数のTCI状態の構成を無線デバイスに提供し得ない。一実施例では、コアセットに対する一つまたは複数のTCI状態の構成が提供されないことに応答して、無線デバイスは、コアセット内のPDCCH受信のための一つまたは複数のDMRSアンテナポートが、RS(例えば、SS/PBCHブロック)と準同じ位置に配置されると想定し得る。一実施例では、無線デバイスは、初期アクセス手順中にRSを識別し得る。
一実施例では、基地局は、無線デバイス用のコアセットを構成することができる。一実施例では、コアセットのコアセットインデックス(例えば、上位層パラメーターのControlResourceSetIdによって提供される)は、ゼロでなくてもよい。一実施例では、基地局は、コアセットに対して、第一の上位層パラメーターtci-StatesPDCCH-ToAddListおよび/または第二の上位層パラメーターtci-StatesPDCCH-ToReleaseListによって、無線デバイスに少なくとも二つのTCI状態の初期構成を提供し得る。一実施例では、無線デバイスは、基地局から少なくとも二つのTCI状態の初期構成を受信し得る。一実施例では、無線デバイスは、コアセットに対する少なくとも二つのTCI状態のうちの少なくとも一つに対して、MAC CE起動コマンドを受信し得ない。一実施例では、コアセットに対する初期構成が提供され、コアセットに対するMAC CE起動コマンドを受信しないことに応答して、無線デバイスは、コアセット内のPDCCH受信用の一つまたは複数のDMSRSアンテナポートが、RS(例えば、SS/PBCHブロック)と準同じ位置に配置されると想定し得る。一実施例では、無線デバイスは、初期アクセス手順中にRSを識別し得る。
一実施例では、基地局は、無線デバイス用のコアセットを構成することができる。一実施例では、コアセットのコアセットインデックス(例えば、上位層パラメーターControlResourceSetIdによって提供される)は、ゼロと等しくてもよい。一実施例では、無線デバイスは、コアセットのTCI状態に対するMAC CE起動コマンドを受信し得ない。MAC CE起動コマンドを受信しないことに応答して、無線デバイスは、コアセット内のPDCCH受信用の一つまたは複数のDMSRアンテナポートが、RS(例えば、SS/PBCHブロック)と準同じ位置に配置されると想定し得る。一実施例では、無線デバイスは、初期アクセス手順中にRSを識別し得る。一実施例では、無線デバイスは、最新のランダムアクセス手順からRSを識別し得る。一実施例では、無線デバイスは、非競合ベースのランダムアクセス手順をトリガーするPDCCH命令の受信に応答して、最新のランダムアクセス手順を開始し得ない。
一実施例では、無線デバイスに基地局は、コアセットに対して単一のTCI状態を提供し得る。一実施例では、基地局は、第一の上位層パラメーターtci-StatesPDCCH-ToAddListおよび/または第二の上位層パラメーターtci-StatesPDCCH-ToReleaseListによって単一のTCI状態を提供し得る。コアセットに対して単一のTCI状態が提供されることに応答して、無線デバイスは、コアセット内のPDCCH受信用の一つまたは複数のDM-RSアンテナポートが、単一のTCI状態によって構成される一つまたは複数のDL RSと準同じ位置に配置されると想定し得る。
一実施例では、基地局は、無線デバイス用のコアセットを構成することができる。一実施例では、基地局は、コアセットに対して、第一の上位層パラメーターtci-StatesPDCCH-ToAddListおよび/または第二の上位層パラメーターtci-StatesPDCCH-ToReleaseListによって、無線デバイスに少なくとも二つのTCI状態の構成を提供し得る。一実施例では、無線デバイスは、基地局から少なくとも二つのTCI状態の構成を受信し得る。一実施例では、無線デバイスは、コアセットの少なくとも二つのTCI状態のうちの少なくとも一つに対するMAC CE起動コマンドを受信し得る。少なくとも二つのTCI状態のうちの少なくとも一つに対するMAC CE起動コマンドを受信することに応答して、無線デバイスは、コアセット内のPDCCH受信用の一つまたは複数のDM-RSアンテナポートが、少なくとも二つのTCI状態の少なくとも一つによって構成される一つまたは複数のDL RSと準同じ位置に配置されると想定し得る。
一実施例では、基地局は、無線デバイス用のコアセットを構成することができる。一実施例では、コアセットのコアセットインデックス(例えば、上位層パラメーターControlResourceSetIdによって提供される)は、ゼロと等しくてもよい。一実施例では、基地局は、コアセットに対して少なくとも二つのTCI状態の構成を無線デバイスに提供し得る。一実施例では、無線デバイスは、基地局から少なくとも二つのTCI状態の構成を受信し得る。一実施例では、無線デバイスは、コアセットの少なくとも二つのTCI状態のうちの少なくとも一つに対するMAC CE起動コマンドを受信し得る。一実施例では、コアセットインデックスがゼロに等しいことに応答して、無線デバイスは、少なくとも二つのTCI状態のうちの少なくとも一つにおける第一のRS(例えば、CSI-RS)のQCLタイプ(例えば、QCL-タイプD)が、第二のRS(例えば、SS/PBCHブロック)によって提供されると期待し得る。一実施例では、コアセットインデックスがゼロに等しいことに応答して、無線デバイスは、少なくとも二つのTCI状態のうちの少なくとも一つにおける第一のRS(例えば、CSI-RS)のQCLタイプ(例えば、QCL-タイプD)が、第二のRS(例えば、SS/PBCHブロック)を有する空間的QCL-edであることを期待し得る。
一実施例では、無線デバイスは、コアセットに対して、少なくとも二つのTCI状態のうちの少なくとも一つに対するMAC CE起動コマンドを受信し得る。
一実施例では、無線デバイスは、サービングセルのアクティブDL BWP上のUSSセットにおける一つまたは複数のPDCCH候補を監視し得る。一実施例では、基地局は、キャリアインジケーターフィールドで無線デバイスを構成し得ない。キャリアインジケーターフィールドで構成されていないことに応答して、無線デバイスは、キャリアインジケーターフィールドなしで一つまたは複数のPDCCH候補を監視し得る。
一実施例では、無線デバイスは、サービングセルのアクティブDL BWP上のUSSセットにおける一つまたは複数のPDCCH候補を監視し得る。一実施例では、基地局は、キャリアインジケーターフィールドで無線デバイスを構成し得る。キャリアインジケーターフィールドで構成されることに応答して、無線デバイスは、キャリアインジケーターフィールドを有する一つまたは複数のPDCCH候補を監視し得る。
一実施例では、基地局は、第一のセル内にキャリアインジケーターフィールドを有する一つまたは複数のPDCCH候補を監視するように無線デバイスを構成し得る。一実施例では、キャリアインジケーターフィールドは、第二のセルを示し得る。一実施例では、キャリアインジケーターフィールドは、第二のセルに対応し得る。キャリアインジケーターフィールドが第二のセルを示す状態で、第一のセルにおいて、一つまたは複数のPDCCH候補を監視することに応答して、無線デバイスは、第二のセルのアクティブDL BWP上の一つまたは複数のPDCCH候補を監視することを期待し得ない。
一実施例では、無線デバイスは、サービングセルのアクティブDL BWP上の一つまたは複数のPDCCH候補を監視し得る。サービングセルのアクティブDL BWP上の一つまたは複数のPDCCH候補を監視することに応答して、無線デバイスは、サービングセルに対する一つまたは複数のPDCCH候補を監視し得る。
一実施例では、無線デバイスは、サービングセルのアクティブDL BWP上の一つまたは複数のPDCCH候補を監視し得る。サービングセルのアクティブDL BWP上の一つまたは複数のPDCCH候補を監視することに応答して、無線デバイスは、少なくとも、サービングセルに対する一つまたは複数のPDCCH候補を監視し得る。一実施例では、無線デバイスは、サービングセルおよび少なくとも第二のサービングセルに対する一つまたは複数のPDCCH候補を監視し得る。
一実施例では、基地局は、一つまたは複数のセルで無線デバイスを構成することができる。一実施例では、一つまたは複数のセルの数が一つであるとき、基地局は、無線デバイスを単一セル動作のために構成し得る。一実施例では、一つまたは複数のセルの数が1よりも多い、基地局は、同じ周波数帯(例えば、帯域内)におけるキャリアアグリゲーションを有する動作のために無線デバイスを構成し得る。
一実施例では、無線デバイスは、複数のコアセットから、いくつかのアクティブなTCI状態を決定し得る。
一実施例では、基地局は、UE固有PDCCH MAC CEに対するTCI状態表示を送信することによって、無線デバイスに、サービングセルのコアセットに対するPDCCH受信に対するTCI状態を示し得る。一実施例では、無線デバイスのMACエンティティが、サービングセル上の/に対する、UE固有PDCCH MAC CEに対するTCI状態表示を受信するとき、MACエンティティは、UE固有PDCCH MAC CEに対するTCI状態表示に関する情報を、下位層(例えば、PHY)に表示し得る。
一実施例では、UE固有PDCCH MAC CEに対するTCI状態表示は、LCIDを有するMAC PDUサブヘッダーによって識別され得る。UE固有PDCCH MAC CEのTCI状態表示は、一つまたは複数のフィールドを含む16ビットの固定サイズを有し得る。一実施例では、一つまたは複数のフィールドは、サービングセルID、コアセットID、TCI状態ID、および予約ビットを含み得る。
一実施例では、サービングセルIDは、UE固有PDCCH MAC CEに対するTCI状態表示が適用される、サービングセルのアイデンティティを示し得る。サービングセルIDの長さは、nビット(例えば、n=5ビット)であり得る。
一実施例では、コアセットIDは、制御リソースセットを示し得る。制御リソースセットは、制御リソースセットID(例えば、ControlResourceSetId)で識別され得る。TCI状態は、その制御リソースセットIDに示される。コアセットIDの長さは、n3ビット(例えば、n3=4ビット)であり得る。
一実施例では、TCI状態IDは、TCI-StateIdによって識別されるTCI状態を示し得る。TCI状態は、コアセットIDによって識別される制御リソースセットに適用可能であり得る。TCI状態IDの長さは、n4ビットであり得る(例えば、n4=6ビット)。
情報要素のControlResourceSetを使用して、ダウンリンク制御情報を検索する時間/周波数制御リソースセット(CORESET)を構成し得る。
情報要素TCI-Stateは、一つまたは二つのDL基準信号を、対応する準コロケーション(QCL)タイプと関連付け得る。情報要素TCI-Stateは、TCI-StateIdおよびQCL-Infoを含む一つまたは複数のフィールドを含んでもよい。QCL-Infoは、一つまたは複数の第二のフィールドを含み得る。一つまたは複数の第二のフィールドは、サービングセルインデックス、BWP ID、基準信号インデックス(例えば、SSB-インデックス、NZP-CSI-RS-リソースID)、およびQCLタイプ(例えば、QCL-タイプA、QCL-タイプB、QCL-タイプC、QCL-タイプD)を含み得る。一実施例では、TCI-StateIDは、TCI状態の構成を識別し得る。
一実施例では、サービングセルインデックスは、基準信号インデックスによって示される基準信号が、その中に位置付けられる、サービングセルを示し得る。情報要素TCI-Stateにサービングセルインデックスが存在しない場合、情報要素TCI-Stateは、情報要素TCI-Stateが構成されるサービングセルに適用され得る。基準信号は、情報要素TCI-Stateが、QCL-タイプが第一のタイプ(例えば、タイプD、タイプA、タイプB)として構成される場合にのみ構成される、サービングセル以外の第二のサービングセル上に位置し得る。一実施例では、BWP IDは、基準信号が位置するサービングセルのダウンリンクBWPを示し得る。
情報要素SearchSpaceは、検索空間におけるPDCCH候補の検索方法/場所を定義し得る。検索空間は、情報要素SearchSpace内のsearchSpaceIdフィールドによって識別され得る。各検索空間は、制御リソースセット(例えば、controlResourceSetId)と関連付けられてもよい。制御リソースセットは、情報要素SearchSpaceのControlResourceSetIdフィールドによって識別され得る。controlResourceSetIdフィールドは、SearchSpaceに適用可能である制御リソースセット(CORESET)を示すことができる。
一実施例では、無線デバイスは、送信点および受信点(TRP)の一つまたは複数の送信(TX)ビームに対してダウンリンク測定を実行し得る。一実施例では、TRPは、TRPの一つまたは複数の受信(RX)ビームに対してアップリンク測定を実行し得る。一実施例では、TRPでのTx/Rxビームコレスポンデンスは、TRPが、無線デバイスでのダウンリンク測定に基づいてアップリンク受信のためのTRPのRXビームを決定するときに成り立ちえる。一実施例では、TRPでのTx/Rxビームコレスポンデンスは、TRPが、TRPでのアップリンク測定に基づいて、ダウンリンク送信に対し、TRPのTXビームを決定するときに成り立ちえる。
一実施例では、無線デバイスは、無線デバイスの一つまたは複数のRXビームに対してダウンリンク測定を実行し得る。一実施例では、TRPは、無線デバイスの一つまたは複数の受信TXビームに対してアップリンク測定を実行し得る。一実施例では、TRPは、アップリンク測定値の表示を無線デバイスに送信し得る。一実施例では、無線デバイスにおけるTx/Rxビームコレスポンデンスは、無線デバイスが、無線デバイスにおけるダウンリンク測定に基づいてアップリンク送信のために無線デバイスのTXビームを決定するときに成り立ちえる。一実施例では、無線デバイスにおけるTx/Rxビームコレスポンデンスは、無線デバイスが、アップリンク測定の表示に基づいて、ダウンリンク受信のために無線デバイスのRXビームを決定するときに成り立ちえる。
一実施例では、Tx/Rxビームコレスポンデンスが成り立つとき、基地局は、アップリンク受信におけるRXビームのダウンリンク送信に対してTXビームを使用し得る。一実施例では、Tx/Rxビームコレスポンデンスが成り立つとき、無線デバイスは、アップリンク送信におけるTXビームのダウンリンク受信に対してRXビームを使用し得る。
一実施例では、一つの可能なアンテナ実装は、送信アンテナを分離し、アンテナを受信することであり得る。送信アンテナと受信アンテナの分離に基づいて、送信アンテナと受信アンテナは、物理アンテナ素子を共有し得ない。送信アンテナおよび受信アンテナが物理アンテナ素子を共有しない場合、到着角度および出発角度は異なってもよい。到着角度および出発角度が異なることに基づいて、Tx/Rxビームコレスポンデンスは成り立ち得ない。
送信アンテナと受信アンテナが物理的アンテナ素子を共有するとき、到着角度と出発角度は同じであり得る。到着角度および出発角度が同じであることに基づいて、Tx/Rxビームコレスポンデンスが成り立ちえる。
Tx/Rxビームコレスポンデンスは、無線デバイスでアンテナアレイのキャリブレーションを必要とし得る。一実施例では、アンテナアレイのキャリブレーションは、達成が困難であり得る。一実施例では、達成が困難であるアンテナアレイのキャリブレーションに基づいて、一部のUEは、TX/RXビームコレスポンデンスを使用し得ない。TX/RXビームコレスポンデンスを使用できる(かつULビームスイープをスキップできる)UEとTX/RXビームコレスポンデンスを使用できないUEとを区別するために、能力表示またはシグナリング機構が必要とされ得る。一実施例では、無線デバイスは、無線デバイスにおけるTx/Rxビームコレスポンデンスの能力表示をTRP(または基地局)に送信し得る。一実施例では、無線デバイスは、初期アクセス段階中にTx/Rxビームコレスポンデンスの能力表示をTRPに報告し得る。
既存のシステムでは、各物理チャネル(例えば、PDCCH/PDSCH/SRS/PUCCH)は、独立した(または別個の)ビーム表示/構成(例えば、ダウンリンクチャネルのQCL-タイプDを有するTCI状態、およびアップリンクチャネルの空間関係情報)を有し得る。各物理チャネルに対する独立したビーム表示は、シグナリングのオーバーヘッドを増加させ得る。実用的なセル展開では、基地局は、ダウンリンクチャネル(例えば、PDCCH、PDSCH)に対して同じTCI状態(例えば、ビームまたはQCLタイプD)、およびアップリンクチャネル(例えば、SRS、PUCCH、PUSCH)に対して同じ空間関係を構成し得る。一実施例では、無線デバイスがビームコレスポンデンスを支持するとき、基地局は、ダウンリンクチャネルに対するTCI状態(またはQCLタイプD)の基準RS、およびアップリンクチャネルに対する空間関係の基準RSに対して、同じ基準信号(例えば、ダウンリンク基準信号)を構成/表示し得る。アップリンクチャネルおよびダウンリンクチャネルの両方の基準RSと同じ基準信号を使用することで、空間関係および/またはTCI状態の(ビーム)表示に対する(構成/起動の)シグナリングオーバーヘッドを低減することができる。一実施例では、同じ基準信号が、アップリンクチャネルおよびダウンリンクチャネルの両方の基準RSとして使用されるとき、基地局は、アップリンクチャネルの空間関係を構成/起動/更新し得ない。一実施例では、基地局が、例えば、RRCまたはMAC CEによって、ダウンリンクチャネルのTCI状態(またはQCL仮定)を構成/起動/更新する場合、無線デバイスは、アップリンクチャネルの空間関係を自動的に更新し得る(例えば、シグナリング伝達なし、表示なし、基地局からのRRC/MAC CE構成/起動なし)。一実施例では、無線デバイスは、ダウンリンクチャネルの(更新/構成/起動)TCI状態からのアップリンクチャネルの空間関係を決定し得る。
一実施例では、PUCCH/SRSリソースの空間関係情報は、FR2(例えば、6GHzを超える高い周波数)では構成され得ない。空間関係情報が構成されていない場合、無線デバイスは、PUCCH/SRSリソースの空間関係情報としてQCLタイプDを有する、アクティブTCI状態中の(またはそれによって示される)ダウンリンク基準信号を仮定し得る。一実施例では、ダウンリンクRSは、ダウンリンク受信ビーム(例えば、PDCCH、PDSCH、CSI取得のためのCSI-RS、RLMのためのCSI-RS)およびアップリンク送信ビーム(例えば、コードブック/非コードブック送信のためのPUCCHおよびSRS)の両方を決定するための基準RSであり得る。
一実施例では、無線デバイスは、送信および/または受信のために、限定された数のビーム(例えば、単一のビーム)を使用し得る。一実施例では、無線デバイスは、ビームコレスポンデンスを支持し得る。一実施例では、無線デバイスが、限定された数のビームを使用する場合、基地局は、支持ビームコレスポンデンスに基づいて、ダウンリンクチャネル(例えば、PDCCH、PDSCH)およびアップリンクチャネル(例えば、PUCCH、SRS)のために、単一のビームを構成し得る。無線デバイスは、アップリンクチャネルを介して、単一のビームを使用してアップリンク信号を送信し得る。無線デバイスは、ダウンリンクチャネルを介して、単一のビームを使用してダウンリンクメッセージ(例えば、DCI、PDSCH、トランスポートブロック)を受信し得る。無線デバイスは、アップリンクチャネルおよびダウンリンクチャネルに同じ単一のビームを使用し得る。一実施例では、基地局は、例えば、第一のMAC CEを無線デバイスに送信することによって、ダウンリンクチャネル(例えば、単一のビーム用)のTCI状態を更新/再構成/起動し得る。一実施例では、基地局は、ダウンリンクチャネルの品質(例えば、BLER、SINR、RSRP)が悪化する(例えば、BLERが閾値より高くなる、SINRが閾値より低くなるなど)時に、ダウンリンクチャネルのTCI状態を更新/再構成/起動し得る。アップリンクチャネルとダウンリンクチャネルに同じ単一のビームを使用することに基づいて、基地局がダウンリンクチャネルのTCI状態を更新/再構成/起動する場合、基地局はアップリンクチャネルの空間関係を更新/再構成/起動する必要がある場合がある。無線デバイスが、限定された数のビーム(例えば、単一のビーム動作)を使用する場合、ダウンリンクチャネルのTCI状態の更新/再構成/起動に基づいて、基地局は、第二のMAC CEを無線デバイスに送信することによって、アップリンクチャネルの空間関係を更新し得る。第二のMAC CEを送信する(空間関係を更新するために)と、シグナリングのオーバーヘッドが増大し得る。第二のMAC CEを(空間関係を更新するために)送信することは、無線デバイスが、限定された数のビーム(例えば、単一のビーム動作)を使用するときに、冗長であり得る。第二のMAC CEを(空間関係を更新するために)送信することは、無線デバイスがアップリンクチャネルおよびダウンリンクチャネルに対して同じ単一のビームを使用するとき、冗長であり得る。第二のMAC CEを(空間関係を更新するために)送信することは、無線デバイスがビームコレスポンデンスを支持するとき、冗長であり得る。無線デバイスは、DCIについて、第二のMAC CEをスケジュールするのを監視し得る。これにより、無線デバイスの電力消費量が増大しえる。一実施例では、基地局は、アップリンクチャネルの空間関係を構成/起動/更新するための第二のMAC CEを送信し得ない。これにより、シグナリングのオーバーヘッドが低減され得る。
既存の技術では、基地局は、RRCを使用してアップリンクリソース(例えば、PUCCHリソース、SRSリソース)の空間関係情報を構成し、MACを使用してアップリンクリソース用の空間関係情報を起動し、RRCを送信することによって、アップリンクリソース用の空間関係情報を提供し得る。
既存の技術では、基地局が、無線デバイスに、セルのアップリンクチャネルの空間関係を構成/起動/提供しない場合、無線デバイスは、アップリンクチャネルを介して送信するための適切な空間関係を決定することができない場合がある。例えば、このようなシナリオでは、無線デバイスは、アップリンクチャネルを介して送信するために、ダウンリンク制御チャネルの空間関係を使用し得る。これには、一部のセル、例えば、スケジュールされたセルに対して構成されないダウンリンク制御チャネルが必要とされ得る。例えば、こうしたシナリオでは、無線デバイスは、アップリンクチャネルを介して送信するために、オムニ指向性ビームを使用し得る。これにより、アップリンクチャネルを介したアップリンク送信のカバレッジを減少させることができる。
一実施例では、アップリンクチャネルの空間関係を構成/起動/提供していない基地局に基づいて、無線デバイスは、セルのアップリンクチャネルを介したアップリンク送信(例えば、UCI、SR、HARQ、PUSCH、SRS)に使用する空間送信フィルターを決定し得ない。一実施例では、アップリンクチャネルの空間関係を構成/起動/提供しない基地局に基づいて、無線デバイスは、セルのアップリンクチャネルを介したアップリンク送信(例えば、UCI、SR、HARQ、PUSCH、SRS)に使用する準最適の空間送信フィルターを決定し得る。準最適の空間送信フィルターでは、無線デバイスは、アップリンクチャネルを介して送信するために送信ビームを使用してもよく、基地局は、送信ビームの方向ではない、または信号対ノイズ比(または受信品質)を最大化/増加させる最適なビームではない、受信ビームを使用し得る。
一実施例では、無線デバイスは、ビームコレスポンデンスを支持し得る。無線デバイスは、ビームコレスポンデンスを支持することに基づいて、セルのアップリンクチャネル(例えば、PUCCH)およびセルのダウンリンクチャネル(例えば、PDCCH)に同じビームを使用し得る。
既存のシステムでは、基地局は、ビームコレスポンデンスを支持することに基づいて、セルのアップリンクチャネルの空間関係を無線デバイスに構成/起動/提供し得ない。このような場合、無線デバイスは、適切な空間関係を決定することができない場合がある。例えば、無線デバイスは、セルのダウンリンク制御チャネルを介して受信(例えば、DCI)するために使用されるダウンリンク基準信号に基づいて、アップリンクチャネルを介したアップリンク送信のための空間送信フィルターを決定し得る。
一実施例では、クロスキャリアスケジューリングは、セルに対して構成され得る。セルは、スケジュールされたセルであり得る。セルがスケジュールされたセルであるとき、セルは、ダウンリンク制御情報を監視するためのダウンリンク制御チャネルを含み得ない。一実施例では、基地局は、セルがスケジュールされたセルであることに基づいて、セルのダウンリンク制御チャネルを構成し得ない。ダウンリンク制御チャネルに基づく既存の空間送信フィルター決定の実施は、スケジュールされたセルに適用可能であり得ない。一実施例では、アップリンクチャネルの空間関係が、スケジュールされたセルに対して構成され/起動され/提供されていない場合、無線デバイスは、ダウンリンク制御チャネルに基づいて、アップリンクチャネルを介したアップリンク送信(例えば、UCI、SR、HARQ、PUSCH、SRS)に使用する空間送信フィルターを決定し得ない。一実施例では、無線デバイスおよび基地局は、無線デバイスで、使用される空間送信フィルター上でずれてもよい。一実施例では、無線デバイスは、第一のビームに基づいて、アップリンクチャネルを介したアップリンク送信のために、空間送信フィルターを使用し得る。基地局は、無線デバイスが第二のビームに基づいて空間送信フィルターを使用することを前提として、アップリンク送信を受信するようにアップリンクチャネルを監視し得る。この(例えば、無線デバイスで別の送信ビームに対して最適な、基地局で受信ビームを使用するなど、アライメントがずれたビーム)ことにより、アップリンク送信を受信する際の基地局でのエラーレートが増加することをもたらし得る。この(アライメントがずれたビーム)ことにより、アップリンク送信が再送信され、無線デバイスでの電力消費量の増加および/またはデータ通信の遅延/待ち時間の増加をもたらし得る。アップリンクチャネル(例えば、またはリソース)が、空間関係で構成され/起動され/提供されていない場合、空間フィルター決定のための強化された手順を実施する必要がある。
例示的実施形態は、セルのアップリンクチャネル(例えば、またはリソース)が、空間関係で構成/起動/更新されていない場合に、空間フィルター決定のための強化された手順を実施する。例えば、無線デバイスは、セルに対する/セルを介したPDSCHの復号化に使用されるTCI状態のTCI状態インデックスに基づいて、アップリンクチャネルの空間フィルターを決定/選択し得る。例えば、無線デバイスは、セルに対して/セルを介してPDCCHを復号化するために使用されるTCI状態のTCI状態インデックスに基づいて、アップリンクチャネルの空間フィルターを決定/選択し得る。例えば、無線デバイスは、アップリンクチャネルを介したアップリンク送信の経路損失推定に使用される経路損失基準RSの経路損失基準RSインデックスに基づいて、アップリンクチャネルの空間フィルターを決定/選択し得る。例えば、無線デバイスは、セルの初期アクセス手順で決定される基準信号(例えば、SSB)に基づいて、アップリンクチャネルの空間フィルターを決定/選択し得る。例えば、無線デバイスは、PDSCHのQCL(またはTCI状態)に基づいて、アップリンクチャネル用の空間フィルターを決定/選択し得る。
強化された手順の例示的実施形態は、アップリンクチャネルの空間関係情報の表示のためのシグナリングオーバーヘッドを低減し得る。強化された手順の例示的実施形態は、無線デバイスと基地局との間の(ビーム)ミスアライメントを低減し、再送信を低減し、無線デバイスおよび基地局における電力消費を低減し、データ通信の遅延/待ち時間を低減し得る。
図17は、本開示の実施形態の一態様による、ダウンリンクビーム管理のためのTCI状態情報要素(IE)の実施例を示す。
一実施例では、基地局は、サービングセル(例えば、PCell、SCell)のための上位層パラメーターPDSCH-Configによって、一つまたは複数のTCI状態を備えた無線デバイスを構成することができる。一実施例では、無線デバイスは、PDCCHをサービングセル用のDCIで検出し得る。無線デバイスは、一つまたは複数のTCI状態を使用して、PDCCHによってスケジュールされるPDSCHを復号化し得る。DCIは、無線デバイスおよび/または無線デバイスのサービングセルのために意図され得る。
一実施例では、一つまたは複数のTCI状態のTCI状態は、一つまたは複数のパラメーターを含み得る(例えば、qcl-Type1、qcl-Type2、referenceSignalなど)。一実施例では、TCI状態は、TCI状態インデックス(例えば、図17のtci-StateId)によって識別され得る。無線デバイスは、TCI状態の一つまたは複数のパラメーターを使用して、少なくとも一つのダウンリンク基準信号(例えば、SS/PBCHブロック、CSI-RS)、およびPDSCHのDM-RSポート間の一つまたは複数の準同一位置関係を構成することができる。図17において、一つまたは複数の準同一位置関係の第一の準同一位置関係は、少なくとも一つのダウンリンク基準信号の第一のDL RS(例えば、図17のreferenceSignalによって示される)の上位層パラメーターqcl-Type1によって構成され得る。図17において、一つまたは複数の準同一位置関係の第二の準同一位置関係は、構成される場合、少なくとも一つのダウンリンク基準信号の第二のDL RS(例えば、図17のreferenceSignalによって示される)の上位層パラメーターqcl-Type2によって構成され得る。
一実施例では、少なくとも一つのダウンリンク基準信号(例えば、第一のDL RS、第二のDL RS)の少なくとも一つの準同一位置タイプが、図17のQCL-Infoにおける上位層パラメーターqcl-Typeによって、無線デバイスに提供され得る。一実施例では、少なくとも二つのダウンリンク基準信号とPDSCHのDM-RSポートとの間の、第一のQCLタイプと第二のQCLタイプを含む少なくとも二つの準同一位置関係が構成されるとき、少なくとも二つのダウンリンク基準信号の第一のDL RSの第一のQCLタイプ(例えば、QCLタイプA、QCLタイプB)と少なくとも二つのダウンリンク基準信号の第二のDL RSの第二のQCLタイプ(例えば、QCLタイプC、QCLタイプD)が同じでなくてもよい。一実施例では、第一のDL RSと第二のDL
RSは同一であり得る。一実施例では、第一のDL RSと第二のDL RSは異なってもよい。
一実施例では、無線デバイスは、基地局から、セルのアクティブアップリンクBWPのアップリンクチャネル/信号(例えば、PUCCH、PUSCH、SRS)に対する空間関係を示す構成パラメーターまたは起動コマンドを受信し得ない。無線デバイスは、ビームコレスポンデンスを支持し得る。ビームコレスポンデンスを支持することに基づいて、無線デバイスは、セルのアクティブダウンリンクBWPを介して、ダウンリンクチャネル/信号(例えば、PDCCH、PDSCH、CSI-RS)を受信するために使用されるビームを用いて、アップリンクチャネル/信号(例えば、PUCCH、PUSCH、SRS)を送信し得る。
実施例では、セルのアクティブダウンリンクBWPは、一つまたは複数の制御リソースセット(コアセット)を含んでもよい。既存のシステムでは、無線デバイスは、一つまたは複数のコアセット間のコアセットのTCI状態に基づいて、アクティブアップリンクBWPを介したアップリンクチャネル/チャネルの送信のための空間ドメイン送信フィルターを決定し得る。コアセットは、例えば、一つまたは複数のコアセットの一つまたは複数のコアセットインデックスの中で最も低いコアセットインデックスを有し得る。
実施例では、セルのアクティブダウンリンクBWPは、少なくとも一つのコアセットを含み得ない。既存システムの実施において、無線デバイスは、コアセットのTCI状態に基づいて、アクティブアップリンクBWPを介したアップリンクチャネル/信号の送信のための空間ドメイン送信フィルターを決定し得る。これは、セルのアクティブダウンリンクBWPが少なくとも一つのコアセットを含まない場合、適用可能であり得ない。無線デバイスは、アクティブダウンリンクBWPが少なくとも一つのコアセットを含まない場合、コアセットのTCI状態に基づいて、アクティブアップリンクBWPを介したアップリンクチャネル/チャネルの送信のための空間ドメイン送信フィルターを決定し得ない。
実施例では、無線デバイスは、アップリンクチャネル/信号の送信のための空間ドメイン送信フィルターをランダムに決定/選択し得る。無線デバイスおよび基地局は、無線デバイスで、決定された/選択された空間ドメイン送信フィルター上にミスアライメントされ得る。一実施例では、無線デバイスは、第一のビームに基づいて、空間ドメイン送信フィルターを決定/選択し得る。基地局は、無線デバイスが第二のビームに基づいて空間ドメイン送信フィルターを決定/選択することを前提として、アップリンクチャネル/信号を監視する(または受信を試みる)ことができる。これにより、アップリンクチャネル/信号の受信において、基地局でのエラーレートが増加し得る。これにより、アップリンクチャネル/信号の再送信が、無線デバイスでの電力消費量の増加および/またはデータ通信の遅延/待ち時間の増加をもたらし得る。セルのアクティブダウンリンクBWPが少なくとも一つのコアセットを含まない場合、空間関係のないアップリンクチャネル/信号(例えば、またはリソース)に対する空間ドメイン送信フィルター決定のための強化された手順が必要である。
例示的実施形態では、無線デバイスは、セルのアクティブダウンリンクBWPに対する/を介してPDSCHを復号化するための、起動TCI状態のTCI状態インデックスに基づいて、アップリンクチャネル/信号用の空間ドメイン送信フィルターを決定/選択し得る。例示的実施形態では、無線デバイスは、経路損失基準RSの経路損失基準RSインデックスに基づいて、アップリンクチャネル/信号用の空間ドメイン送信フィルターを決定/選択し得る。無線デバイスは、アップリンクチャネル/信号(例えば、PUSCH、PUCCH、SRS)の送信の経路損失推定のための経路損失基準RSを測定/追跡し得る。例示的実施形態では、無線デバイスは、セルの初期アクセス手順で決定された基準信号(例えば、SSB)に基づいて、アップリンクチャネル/信号用の空間ドメイン送信フィルターを決定/選択し得る。
強化された手順の例示的実施形態は、アップリンクチャネル/信号の空間関係情報の表示のためのシグナリングオーバーヘッドを低減し得る。強化された手順の例示的実施形態は、無線デバイスと基地局との間の(ビーム)ミスアライメントを低減し、再送信を低減し、無線デバイスおよび基地局における電力消費を低減し、データ通信の遅延/待ち時間を低減し得る。
図18および図19は、本開示の実施形態の一態様による、空間フィルター決定の実施例である。
一実施例では、無線デバイスは、一つまたは複数のメッセージを受信することができる。(例えば、図18および図19の時間T0で)。一実施例では、無線デバイスは、基地局から一つまたは複数のメッセージを受信することができる。一つまたは複数のメッセージは、一つまたは複数の構成パラメーターを含んでもよい(例えば、図18および図19の構成パラメーター)。一つまたは複数の構成パラメーターは、セル(例えば、図18および図19のセル)の/に対するPDSCHを(復号化すること)に対する一つまたは複数の送信構成インジケーター(TCI)状態(例えば、図18および図19のPDSCHに対するTCI状態)を示し得る。
一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、セル上の/に対する一つまたは複数のアップリンクリソースを示し得る。一実施例では、一つまたは複数のアップリンクリソースは、セル上の/に対する一つまたは複数の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソース(例えば、図18のPUCCHリソース、PUCCHリソース0、PUCCHリソース1、PUCCHリソース2、およびPUCCHリソース3)を含んでもよい。一実施例では、一つまたは複数のアップリンクリソースは、セル上の/に対する一つまたは複数のサウンディング基準信号(SRS)リソース(例えば、図19のSRSリソース、SRSリソース0、SRSリソース1、SRSリソース2、およびSRSリソース3)を含んでもよい。
一実施例では、一つまたは複数のSRSリソースをビーム管理に使用し得ない。一実施例では、一つまたは複数のSRSリソースのSRSリソースに対する使用パラメーターは、beamManagement(例えば、使用!= beamManagement)でなくてもよい。一実施例では、一つまたは複数のSRSリソースのSRSリソースに対する使用パラメーターは、コードブック(例えば、使用=コードブック)、非コードブック(例えば、使用=非コードブック)、またはアンテナスイッチング(例えば、使用=アンテナスイッチング)のうちの一つであり得る。
一実施例では、セルは、スケジュールされたセルであり得る。一実施例では、セルは、PUCCHSCellであり得る。セカンダリーセルは、セカンダリーセルが、例えば、基地局によって、PUCCHリソースで構成されるとき、PUCCH SCellである。
一実施例では、セルは、制御リソースセット(コアセット)を含み得ない。一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、セルのコアセットを示し得ない。一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、セルのアクティブダウンリンクBWPのコアセットを示し得ない。
一実施例では、セルがスケジュールされたセルであるとき、セルはスケジューリングセルによってクロスキャリアスケジュールされ得る。セルがスケジューリングセルによってクロスキャリアスケジュールされることは、無線デバイスが、セルのトランスポートブロック(TB)をスケジューリングするダウンリンク制御情報(DCI)について、スケジューリングセルのダウンリンク制御チャネル(またはコアセット)を監視することを含み得る。TBはPDSCHであり得る。TBは、PUSCHであり得る。無線デバイスは、セルを介してTBを送信/受信し得る。
一実施例では、セルは、複数のBWPを含み得る。複数のBWPは、セルのアップリンクBWPを含む一つまたは複数のアップリンクBWPを含み得る。複数のBWPは、セルのダウンリンクBWPを含む一つまたは複数のダウンリンクBWPを含み得る。
一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、セルのダウンリンクBWPのPDSCHを復号化するための一つまたは複数のTCI状態を示し得る。
一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、セルのアップリンクBWP上の/に対する一つまたは複数のアップリンクリソースを示し得る。
一実施例では、複数のBWPのBWPは、アクティブ状態および非アクティブ状態のうちの一つであり得る。一実施例では、一つまたは複数のダウンリンクBWPのダウンリンクBWPのアクティブ状態は、ダウンリンクBWP上の/に対する/を経由してダウンリンクチャネル/信号(例えば、PDCCH、DCI、CSI-RS、PDSCH)を監視することを含み得る。一実施例では、一つまたは複数のダウンリンクBWPのダウンリンクBWPのアクティブ状態は、ダウンリンクBWP上で/を経由してPDSCHを受信することを含み得る。一実施例では、一つまたは複数のダウンリンクBWPのダウンリンクBWPの非アクティブ状態は、ダウンリンクBWP上の/に対するダウンリンクチャネル/信号(例えば、PDCCH、DCI、CSI-RS、PDSCH)を監視しないことを含み得る。一実施例では、一つまたは複数のダウンリンクBWPのダウンリンクBWPの非アクティブ状態は、ダウンリンクBWP上で/を経由してPDSCHを受信しないことを含んでもよい。
一実施例では、一つまたは複数のアップリンクBWPのアップリンクBWPのアクティブ状態は、アップリンクBWPを介してアップリンク信号/チャネル(例えば、PUCCH、プリアンブル、PUSCH、PRACH、SRSなど)を送信することを含み得る。一実施例では、一つまたは複数のアップリンクBWPのアップリンクBWPの非アクティブ状態は、アップリンクBWPを介してアップリンク信号/チャネル(例えば、PUCCH、プリアンブル、PUSCH、PRACH、SRSなど)を送信しないことを含み得る。
一実施例では、無線デバイスは、セルの一つまたは複数のダウンリンクBWPのダウンリンクBWP(例えば、図18および図19のダウンリンクBWP)を起動し得る。一実施例では、ダウンリンクBWPの起動は、無線デバイスが、ダウンリンクBWPをセルのアクティブダウンリンクBWPとして設定することを含み得る。一実施例では、ダウンリンクBWPの起動は、無線デバイスがダウンリンクBWPをアクティブ状態に設定することを含み得る。一実施例では、ダウンリンクBWPの起動は、ダウンリンクBWPを非アクティブ状態からアクティブ状態に切り替えることを含み得る。
一実施例では、無線デバイスは、セルの一つまたは複数のアップリンクBWPのアップリンクBWPを起動し得る。一実施例では、アップリンクBWPの起動は、無線デバイスが、アップリンクBWPをセルのアクティブアップリンクBWPとして設定することを含み得る。一実施例では、アップリンクBWPの起動は、無線デバイスがアップリンクBWPをアクティブ状態に設定することを含み得る。一実施例では、アップリンクBWPの起動は、アップリンクBWPを非アクティブ状態からアクティブ状態に切り替えることを含み得る。
一実施例では、一つまたは複数のTCI状態(例えば、図18および図19のTCI状態19、TCI状態46、TCI状態52、およびTCI状態61)のTCI状態は、一つまたは複数の準同一位置情報(例えば、図17のQCL-Info)を示し/含んでもよい。一つまたは複数の準同一位置情報の各準同一位置情報は、それぞれの基準信号(例えば、図17のreferenceSignal)および/またはそれぞれの準同一位置タイプ(例えば、図17のqcl-Type)を含んでも/示し得る。一実施例では、一つまたは複数の準同一位置情報の準同一位置情報は、基準信号(例えば、図17のReferenceSignal、図18および図19のTCI状態19のRS-1、およびTCI状態46のRS-2)を含んでも/示し得る。一つまたは複数の準同一位置情報の準同一位置情報は、準同一位置タイプ(例えば、図17のqcl-Type)を含んでも/示し得る。一実施例では、準同一位置タイプは、タイプA、タイプB、タイプC、またはタイプDであり得る。
一実施例では、無線デバイスは、一つまたは複数のTCI状態のTCI状態に基づき、セルについて、PDSCHを受信/復号化することができる。一実施例では、無線デバイスは、PDSCHをスケジューリングするDCIを受信することができる。一実施例では、DCIは、TCI状態を示し得る。一実施例では、DCIは、TCI状態を示すTCIフィールドを含み得る。一実施例では、TCI状態に基づいてPDSCHを受信/復号化することは、PDSCHの少なくとも一つのDM-RSポートが、それぞれの準同一位置タイプ(一つまたは複数の準同一位置情報の各準同一位置情報によって示される)に対して、それぞれの基準信号と準同じ位置に配置される(QCLされる)と(無線デバイスが、判定する)ことを含み得る。一実施例では、TCI状態に基づいてPDSCHを受信/復号化することは、PDSCHの少なくとも一つのDM-RSポートが、準同一位置タイプ(準同一位置情報によって示される)に関して基準信号(準同一位置情報によって示される)と準同じ位置に配置される(QCLされる)と(無線デバイスが、判定する)ことを含み得る。
一実施例では、図18および図19では、一つまたは複数のTCI状態は、第一のTCI状態(例えば、TCI状態19)および第二のTCI状態(例えば、TCI状態46)を含み得る。第一のTCI状態は、少なくとも一つの第一の基準信号(例えば、図18および図19のRS-1)を含んでも/示し得る。第一のTCI状態は、少なくとも一つの第一の準同一位置タイプ(例えば、QCL TypeD、QCL TypeA)を含んでも/示し得る。第一のTCI状態は、少なくとも一つの第一の基準信号に対する少なくとも一つの第一の準同一位置タイプを含んでも/示し得る。第二のTCI状態は、少なくとも一つの第二の基準信号(例えば、図18および図19のRS-2)を含んでも/示し得る。第二のTCI状態は、少なくとも一つの第二の準同一位置タイプ(例えば、QCL TypeD、QCL TypeA)を含んでも/示し得る。第二のTCI状態は、少なくとも一つの第二の基準信号に対して、少なくとも一つの第二の準同一位置タイプを含んでも/示し得る。
一実施例では、無線デバイスは、第一のTCI状態に基づき、セルについて、PDSCHを受信/復号化することができる。一実施例では、無線デバイスは、PDSCHをスケジューリングするDCIを受信することができる。一実施例では、DCIは、第一のTCI状態を示し得る。一実施例では、DCIは、第一のTCI状態を示すTCIフィールドを含み得る。一実施例では、第一のTCI状態に基づいてPDSCHを受信/復号化することは、)PDSCHの少なくとも一つのDM-RSポートが、少なくとも一つの第一の準同一位置タイプに関して、少なくとも一つの第一の基準信号と準同じ位置に配置される(QCLされる)と(無線デバイスが、判定する)ことを含み得る。
一実施例では、無線デバイスは、第二のTCI状態に基づき、セルについて、PDSCHを受信/復号化することができる。一実施例では、無線デバイスは、PDSCHをスケジューリングするDCIを受信することができる。一実施例では、DCIは、第二のTCI状態を示し得る。一実施例では、DCIは、第二のTCI状態を示すTCIフィールドを含み得る。一実施例では、第二のTCI状態に基づいてPDSCHを受信/復号化することは、PDSCHの少なくとも一つのDM-RSポートが、少なくとも一つの第二の準同一位置タイプに関して、少なくとも一つの第二の基準信号と準同じ位置に配置される(QCLされる)と(無線デバイスが、判定する)ことを含み得る。
一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、一つまたは複数のTCI状態に対して、TCI状態インデックス(例えば、図17の上位層パラメーターtci-SatuentIDによって提供される)を示し得る。一実施例では、一つまたは複数のTCI状態の各TCI状態は、TCI状態インデックスのそれぞれのTCI状態インデックスによって識別され得る。一実施例では、第一のTCI状態は、TCI状態インデックスの第一のTCI状態インデックスによって識別され得る。一実施例では、第二のTCI状態は、TCI状態インデックスの第二のTCI状態インデックスによって識別され得る。
一実施例では、図18および図19の時間T1において、無線デバイスは、媒体アクセス制御制御要素(MAC CE)、例えば、一つまたは複数のTCI状態(例えば、図18および図19のTCI状態19およびTCI状態46、TCI状態52、およびTCI状態61)の少なくとも一つのTCI状態(例えば、図18および図19のTCI状態19およびTCI状態46)を起動させる、UE固有のPDSCH MAC CEのTCI状態の起動/停止を受信し得る。一実施例では、MAC CEは、少なくとも一つのTCI状態の少なくとも一つのTCI状態インデックスを示すフィールドを有し得る。フィールドは、少なくとも一つのTCI状態の起動を示す値(例えば、1)に設定され得る。少なくとも一つのTCI状態を示し、かつその値に設定されるフィールドに基づいて、無線デバイスは、少なくとも一つのTCI状態を起動し得る。一実施例では、少なくとも一つのTCI状態の起動に基づいて、無線デバイスは、少なくとも一つのTCI状態を少なくとも一つのコードポイントにマッピングし得る。少なくとも一つのコードポイントは、TCIフィールドを含むDCIのコードポイントであり得る。一実施例では、DCIのTCIフィールドは、少なくとも一つのコードポイントのコードポイントを示し得る(または等しくてもよい)。一実施例では、少なくとも一つのTCI状態は、第一のTCI状態および第二のTCI状態を含み得る。無線デバイスは、第一のTCI状態を、少なくとも一つのコードポイントの第一のコードポイント(例えば、000、001、111)にマッピングし得る。無線デバイスは、第二のTCI状態を、少なくとも一つのコードポイントの第二のコードポイント(例えば、100、100、101)にマッピングし得る。
一実施例では、(起動された)少なくとも一つのTCI状態は、セルにおけるPDSCHに適用可能であり得る。一実施例では、(起動された)少なくとも一つのTCI状態が、セルのアクティブダウンリンクBWPにおけるPDSCHに適用可能であり得る。一実施例では、(起動された)少なくとも一つのTCI状態が、セルのアクティブダウンリンクBWPにおけるPDSCHに適用可能であることは、セルのアクティブダウンリンクBWPに対してPDSCHをスケジューリングするDCIが、PDSCHの受信/復号化のための少なくとも一つのTCI状態のTCI状態を示すことを含んでもよい。一実施例では、(起動された)少なくとも一つのTCI状態が、セルのアクティブダウンリンクBWPにおけるPDSCHに適用可能であることは、セルのアクティブダウンリンクBWPのPDSCHをスケジューリングするDCIが、PDSCHの受信/復号化のための少なくとも一つのTCI状態の中にないTCI状態を示さないことを含んでもよい。一実施例では、セルのアクティブダウンリンクBWPに対してPDSCHをスケジューリングするDCIが、PDSCHの受信/復号化のための少なくとも一つのTCI状態のTCI状態を示す場合、無線デバイスは、TCI状態に基づいてPDSCHを受信/復号化し得る。TCI状態に基づいてPDSCHを受信/復号化することは、PDSCHの少なくとも一つのDM-RSポートが、TCI状態によって示される準同一位置タイプ(例えば、QCL
TypeD)に関し、TCI状態によって示される基準信号と準同じ位置に配置される(QCLされる)と(無線デバイスが、判定する)ことを含み得る。
一実施例では、無線デバイスは、PDSCHをスケジューリングするDCIを受信することができる。一実施例では、無線デバイスは、スケジューリングセルを介してDCIを受信することができる。一実施例では、DCIは、セルのアクティブダウンリンクBWPに対してPDSCHをスケジュールし得る。一実施例では、DCIは、少なくとも一つのTCI状態のTCI状態を示し得る。一実施例では、DCIは、TCI状態を示す(またはTCI状態のコードポイントを示す)TCIフィールドを含み得る。DCIの、TCI状態を示すTCIフィールドに基づいて、無線デバイスは、TCI状態に基づいて、セルのアクティブダウンリンクBWPに対し、PDSCHを受信/復号化し得る。
一実施例では、無線デバイスは、DCIの受信に基づいて、アクティブ(アップリンクおよび/またはダウンリンク)BWPからBWPに切り替えてもよい。DCIは、TB(例えば、PDSCH、PUSCH)をスケジュールし得る。一実施例では、DCIは、BWPスイッチングをトリガーすることができる。無線デバイスは、アクティブ(アップリンクおよび/またはダウンリンク)BWPとは異なるBWPを示すDCIのフィールド(例えば、BWPインジケーターフィールド)に基づいて、アクティブ(アップリンクおよび/またはダウンリンク)BWPからBWPに切り替えてもよい。一実施例では、BWPスイッチングは、ダウンリンクBWPスイッチングを含んでもよい。一実施例では、BWPスイッチングは、アップリンクBWPスイッチングを含んでもよい。一実施例では、無線デバイスが、アクティブ(アップリンクおよび/またはダウンリンク)BWPからBWPに切り替わるとき、無線デバイスは、DCIによって示されるBWPをセルのアクティブダウンリンクBWPとして設定する。
一実施例では、無線デバイスは、一つまたは複数のアップリンクリソースのうち、アップリンク情報/シグナリングを送信するためのアップリンクリソースが、空間関係情報(例えば、PUCCH-SpatialRelationInfo、SRS用のSpatialRelationInfo)で構成されていないと決定し得る。一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、アップリンクリソースに対する空間関係情報を示し得ない。一実施例では、図18では、アップリンクリソースはPUCCHリソース1およびPUCCHリソース3であり得る。一実施例では、図19では、アップリンクリソースはSRSリソース1およびSRSリソース3であり得る。
一実施例では、無線デバイスは、一つまたは複数のアップリンクリソースのうち、アップリンク情報/シグナリングを送信するためのアップリンクリソースが、MAC CEによって空間関係情報(例えば、PUCCH空間関係起動/停止MAC CE、SP SRS起動/停止MAC CE)で起動/提供されていないと決定し得る。一実施例では、無線デバイスは、MAC CE(例えば、PUCCH空間関係起動/停止MAC CE、SP SRS起動/停止MAC CE)が、アップリンクリソース(例えば、図18および図19の時間T0とT2の間)に対して受信されていないと決定し得る。
一実施例では、アップリンク情報/シグナリングは、PUCCH送信を含んでもよい。一実施例では、アップリンク情報/シグナリングは、アップリンク制御情報(UCI)を含んでもよい。一実施例では、UCIは、HARQ-ACK情報(例えば、ACK、NACK)を含んでもよい。一実施例では、UCIは、スケジューリング要求(SR)を含み得る。一実施例では、UCIは、CSIレポートを含んでもよい。一実施例では、アップリンク情報/シグナリングは、SRS送信を含んでもよい。
一実施例では、アップリンクリソースは、PUCCHリソースであり得る/含んでもよい。一実施例では、無線デバイスは、アップリンクリソースを介して、トランスポートブロック(PDSCHなど)をスケジュールするDCIの受信に基づき送信し得る。DCIは、PUCCH送信のためのアップリンクリソース(例えば、PUCCHリソース)を示すフィールド(例えば、PUCCHリソースインジケーターフィールド)を含み得る。無線デバイスは、アップリンクリソースを介して、PUCCH送信内のトランスポートブロックのHARQ-ACK情報/フィードバックを送信し得る。一実施例では、無線デバイスは、アップリンクリソースを介して、アップリンク許可を要求するための(または新しいアップリンク送信のためのUL-SCHリソースを要求するための)SRを送信し得る。一実施例では、無線デバイスは、アップリンクリソースを介して、CSIレポート(例えば、周期的)を送信し得る。一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターが、CSIレポート用のアップリンクリソースを示し得る。
例では、アップリンクリソースは、SRSリソース(例えば、周期的SRS、非周期的SRS、半永続的SRS)であり得る/含んでもよい。一実施例では、無線デバイスは、アップリンクリソースを介して、SRS送信(例えば、周期的SRS)のためのアップリンクリソースを示す一つまたは複数の構成パラメーターに基づいて、送信し得る。一実施例では、無線デバイスは、アップリンクリソースを介して、SRS送信(例えば、半永続的SRS)のためのアップリンクリソースのための起動コマンド(例えば、SP SRS起動/停止MAC CE)の受信に基づいて、送信し得る。一実施例では、無線デバイスは、アップリンクリソースを介して、アップリンクリソースを示し、SRS送信(例えば、非周期的SRS)をトリガーするDCIを受信する一つまたは複数の構成パラメーターに基づいて、送信し得る。
一実施例では、無線デバイスは、一つまたは複数のアップリンクリソースのうちの、アップリンク情報/シグナリングを送信するための第二のアップリンクリソースが、空間関係情報(例えば、図18および図19の空間関係)で構成されることを決定し得る。一実施例では、図18では、第二のアップリンクリソースはPUCCHリソース0およびPUCCHリソース2であり得る。一実施例では、図19では、第二のアップリンクリソースはSRSリソース0およびSRSリソース2であり得る。空間関係情報は、第二のアップリンクリソースを介したアップリンク送信(例えば、PUCCH、UCI、SRS)のための空間設定を提供/示すことができる。空間関係情報は、基準RSのインデックス(例えば、ssb-Index、csi-RS-Index、srs)を示し/含んでもよい。基準RSは、空間ドメイン送信フィルターを(例えば、決定するため)であり得る。無線デバイスは、空間ドメイン送信フィルターに決定するために、基準RSを使用し得る。一つまたは複数の構成パラメーターは、基準RSのインデックスを示し得る。
一実施例では、基準RSは、ダウンリンクRSであり得る。ダウンリンクRSは、SS/PBCHブロックを含んでもよい。ダウンリンクRSは、CSI-RS(例えば、周期的CSI-RS、半永続的CSI-RS、非周期的CSI-RS)を含んでもよい。ダウンリンクRSは、DM-RS(例えば、PUCCH、PUSCHなど)を含んでもよい。一実施例では、無線デバイスは、空間ドメイン受信フィルターを使用して、ダウンリンクRSを受信し得る。一実施例では、基準RS(例えば、空間関係情報によって示される)がダウンリンクRSであることに基づいて、無線デバイスは、第二のアップリンクリソースを介して、空間ドメイン受信フィルターと同じ空間ドメイン送信フィルターを使用して、アップリンク情報/シグナリングを送信し得る。一実施例では、基準RS(例えば、空間関係情報によって示される)がダウンリンクRSであることに基づいて、無線デバイスは、第二のアップリンクリソースを介して、空間ドメイン受信フィルターを用いて、アップリンク情報/シグナリングを送信し得る。
一実施例では、基準RSは、アップリンクRS(例えば、周期的SRS、半永続的SRS、非周期的SRS、DM-RS)であり得る。一実施例では、無線デバイスは、空間ドメイン送信フィルターを使用して、アップリンクRSを送信し得る。基準RS(例えば、空間関係情報によって示される)がアップリンクRSであることに基づく一実施例では、無線デバイスは、アップリンクRSを送信するために使用される空間ドメイン送信フィルターと同じ空間ドメイン送信フィルターを使用して、第二のアップリンクリソースを介して、アップリンク情報/シグナリングを送信し得る。
一実施例では、一つまたは複数のアップリンクリソースのうち、アップリンク情報/シグナリングを送信するためのアップリンクリソースが、空間関係情報で構成され/起動され/提供されていないと判定することに基づいて、無線デバイスは、少なくとも一つのTCI状態の中からTCI状態を決定/選択し得る。TCI状態は、基準信号(RS)を含んでも/示し得る。RSは、基準RSであり得る。RSは、ダウンリンクRS(例えば、SSB、CSI-RS、DM-RS)であり得る。RSは、アップリンクRS(例えば、SRS、DM-RS)であり得る。TCI状態は、準同一位置タイプを含んでも/示し得る。準同一位置タイプは、QCLタイプDとすることができる。一実施例では、TCI状態は、RSの準同一位置タイプを示し得る。一実施例では、TCI状態は、一つまたは複数の準同一位置情報(例えば、図17のQCL-Info)を含んでもよい。一つまたは複数の準同一位置情報の準同一位置情報は、RSおよび/または準同一位置タイプを含んでも/示し得る。一実施例では、無線デバイスは、一つまたは複数の準同一位置情報のうち、QCL TypeDと同じ準同一位置タイプを示す/含む、準同一位置情報を選択し得る。準同一位置情報の選択に基づいて、無線デバイスは、準同一位置情報によって示される基準信号(RS)を決定し得る。
一実施例では、無線デバイスは、空間ドメイン受信フィルターを使用して、TCI状態によって(またはその中に)示されるRSを受信し得る。一実施例では、無線デバイスは、RSの受信のために空間ドメイン受信フィルターを使用し得る。無線デバイスは、アップリンクリソースを介して、空間ドメイン受信フィルターと同じ空間ドメイン送信フィルターを使用して、アップリンク情報/シグナリングを送信することができる(例えば、図18および図19の時間T2で)。一実施例では、RSを示すTCI状態を決定/選択することに基づいて、無線デバイスは、アップリンクリソースを介して、(RSを受信するために使用される、またはRSの受信のために使用される)空間ドメイン受信フィルターと同じ空間ドメイン送信フィルターを使用して、アップリンク情報/シグナリングを送信し得る。一実施例では、RSを示すTCI状態を決定/選択することに基づいて、無線デバイスは、アップリンク情報/シグナリングシグナリングを、アップリンクリソースを介して、空間ドメイン受信フィルター(RSを受信するために使用される、またはRSの受信のために使用される)を用いて、送信し得る。
一実施例では、無線デバイスは、TCI状態によって(またはその中に)示されるRSを送信するために、空間ドメイン送信フィルターを使用し得る。一実施例では、無線デバイスは、空間ドメイン送信フィルターをRSの送信に使用し得る。無線デバイスは、アップリンクリソースを介して、RSの送信に使用される空間ドメイン送信フィルターと同じ空間ドメイン送信フィルターを使用して、アップリンク情報/シグナリングを送信し得る。一実施例では、RSを示すTCI状態を決定/選択することに基づいて、無線デバイスは、アップリンクリソースを介して、(RSを送信するために使用される、またはRSの送信のために使用される)空間ドメイン送信フィルターと同じ空間ドメイン送信フィルターを使用して、アップリンク情報/シグナリングを送信し得る。一実施例では、RSを示すTCI状態を決定/選択することに基づいて、無線デバイスは、アップリンク情報/シグナリングシグナリングを、アップリンクリソースを介して、(RSを送信するために使用される、またはRSの送信のために使用される)空間ドメイン送信フィルターで送信し得る。
一実施例では、図18および図19の時間T2で、RSを示すTCI状態を決定/選択することに基づいて、無線デバイスは、アップリンクリソースを介して、空間ドメイン受信フィルター(RSを受信するために使用される、またはRSの受信のために使用される)に基づいて、空間ドメイン送信フィルターを用いて、アップリンク情報/シグナリングを送信し得る。一実施例では、空間ドメイン送信フィルターおよび空間ドメイン受信フィルターは、同一であり得る。一実施例では、無線デバイスは、空間ドメイン受信フィルターを角度で回転させることによって、空間ドメイン送信フィルターを取得し得る。一実施例では、角度は固定され得る(例えば、5度、10度、2度)。一実施例では、角度は、ハードウェア/RF設計に依存し得る。一実施例では、角度は、UE実装であり得る。一実施例では、角度は、ビームコレスポンデンスの程度に基づいてもよい。一実施例では、全ビームコレスポンデンス下で、角度はゼロとし得る。一実施例では、角度は、ビームコレスポンデンスのレベルが減少するときに増加し得る。
一実施例では、一つまたは複数のアップリンクリソースのうちアップリンク情報/シグナリングを送信するためのアップリンクリソースが、空間関係情報で構成され/起動され/提供されていないと判定することに基づいて、無線デバイスは、少なくとも一つのTCI状態の中のTCI状態の(またはそれによって示される)RSの受信(または送信)用の(に使用される)空間ドメイン送信フィルターを用いて、アップリンクリソースを介して、アップリンク情報/シグナリングを送信し得る。
一実施例では、TCI状態は、少なくとも一つの基準信号を含んでも/示し得る。TCI状態は、少なくとも一つの準同一位置タイプ(例えば、QCL TypeD、QCL TypeA)を含んでも/示し得る。一実施例では、無線デバイスは、少なくとも一つの基準信号の基準信号を選択し得る。基準信号は、QCL TypeDと同じ準同一位置タイプと関連付けられてもよい。一実施例では、無線デバイスは、少なくとも一つの基準信号のうち、QCL TypeDと同じ準同一位置タイプを有する、基準信号を選択し得る。
一実施例では、少なくとも一つのTCI状態の中からTCI状態を決定/選択することは、TCI状態インデックス(例えば、図17の上位層パラメーターtci-StateIDによって提供される)に基づいてもよい。一実施例では、少なくとも一つのTCI状態の中からTCI状態を決定/選択することは、少なくとも一つのTCI状態の少なくとも一つのTCI状態インデックスに基づいてもよい。一実施例では、無線デバイスは、少なくとも一つのTCI状態の少なくとも一つのTCI状態インデックスの中で、最も低い(または最も高い)TCI状態インデックスを有するTCI状態を決定/選択し得る。一実施例では、少なくとも一つのTCI状態は、第一のTCI状態インデックスによって識別される第一のTCI状態と、第二のTCI状態インデックスによって識別される第二のTCI状態とを含んでもよい。一実施例では、第一のTCI状態と第二のTCI状態の中でTCI状態を決定/選択することは、第一のTCI状態インデックスおよび第二のTCI状態インデックスに基づいてもよい。一実施例では、無線デバイスは、第一のTCI状態インデックスおよび第二のTCI状態インデックスの中で、最も低い(または最も高い)TCI状態インデックスを有するTCI状態を決定/選択し得る。
一実施例では、第一のTCI状態インデックスは、第二のTCI状態インデックスよりも低くてもよい。一実施例では、第一のTCI状態インデックスが第二のTCI状態インデックスよりも低いことに基づいて、無線デバイスは、第一のTCI状態を(選択された/決定された)TCI状態として選択し得る。一実施例では、第一のTCI状態インデックスが第二のTCI状態インデックスよりも低いことに基づいて、無線デバイスは、第二のTCI状態を(選択された/決定された)TCI状態として選択し得る。
一実施例では、第一のTCI状態インデックスは、第二のTCI状態インデックスよりも高くてもよい。一実施例では、第一のTCI状態インデックスが第二のTCI状態インデックスよりも高いことに基づいて、無線デバイスは、第一のTCI状態を(選択された/決定された)TCI状態として選択し得る。一実施例では、第一のTCI状態インデックスが第二のTCI状態インデックスよりも高いことに基づいて、無線デバイスは、第二のTCI状態を(選択された/決定された)TCI状態として選択し得る。
一実施例では、少なくとも一つのTCI状態の中からTCI状態を決定/選択することは、少なくとも一つのTCI状態の少なくとも一つのコードポイントに基づいてもよい。一実施例では、無線デバイスは、少なくとも一つのTCI状態の少なくとも一つのコードポイントの中で、最も低い(または最も高い)コードポイントで、TCI状態を決定/選択し得る。一実施例では、少なくとも一つのTCI状態は、第一のコードポイントにマッピングされた第一のTCI状態と、第二のコードポイントにマッピングされた第二のTCI状態とを含んでもよい。一実施例では、第一のTCI状態と第二のTCI状態との間のTCI状態を決定/選択することは、第一のコードポイントおよび第二のコードポイントに基づいてもよい。一実施例では、無線デバイスは、第一のコードポイントおよび第二のコードポイントの中で最も低い(または最も高い)コードポイントを有するTCI状態を決定/選択し得る。
一実施例では、第一のコードポイント(例えば、000)は、第二のコードポイント(例えば、101)よりも低くてもよい。一実施例では、第一のコードポイントが第二のコードポイントよりも低いことに基づいて、無線デバイスは、第一のTCI状態を(選択された/決定された)TCI状態として選択し得る。一実施例では、第一のコードポイントが第二のコードポイントよりも低いことに基づいて、無線デバイスは、第二のTCI状態を(選択された/決定された)TCI状態として選択し得る。
一実施例では、第一のコードポイント(例えば、100)は、第二のコードポイント(例えば、010)よりも高くてもよい。一実施例では、第一のコードポイントが第二のコードポイントよりも高いことに基づいて、無線デバイスは、第一のTCI状態を(選択された/決定された)TCI状態として選択し得る。一実施例では、第一のコードポイントが第二のコードポイントよりも高いことに基づいて、無線デバイスは、第二のTCI状態を(選択された/決定された)TCI状態として選択し得る。
一実施例では、一つまたは複数のアップリンクリソースのうちの無線デバイスは、アップリンク情報/シグナリングを送信するためのアップリンクリソースが、空間関係情報(例えば、PUCCH-SpatialRelationInfo、SRSのspatialRelationInfo)で、(一つまたは複数の構成パラメーターにより)構成されていない/(例えば、PUCCH空間関係の起動/停止MAC CEにより)起動されていない/(一つまたは複数の構成パラメーターにより)提供されていない、と決定し得る。一実施例では、無線デバイスは、少なくとも一つのTCI状態を起動させる、MAC
CE(例えば、図18および図19の時間T1で)を受信する前に、一つまたは複数のアップリンクリソースのうち、アップリンク情報/シグナリングを送信するために、一つまたは複数のアップリンクリソースが、空間関係情報(例えば、PUCCH-SpatialRelationInfo、SRSに対するspatialRelationInfo)で構成され/起動され/提供されていないことを決定し得る。
一実施例では、無線デバイスは、初期アクセス手順(例えば、ランダムアクセス手順)における/のための基準信号(RS)を決定/選択し得る。RSは、SS/PBCHブロックであり得る。一実施例では、一つまたは複数のアップリンクリソースのうち、アップリンク情報/シグナリングを送信するためのアップリンクリソースが、空間関係情報で構成され/起動され/提供されていないと判定することに基づいて、無線デバイスは、アップリンクリソースを介して、初期アクセス手順で決定/選択されたRSの受信用の(に使用される)空間ドメイン送信フィルターを用いて、アップリンク情報/シグナリングを送信し得る。一実施例では、無線は、アップリンクリソースが、少なくとも一つのTCI状態を起動させる、MAC CE(例えば、図18および図19の時間T1で)を受信する前に、空間関係情報で構成され/起動され/提供されていないことを決定し得る。
一実施例では、無線デバイスは、空間ドメイン受信フィルターを使用して、初期アクセス手順で決定/選択されたRSを受信し得る。一実施例では、一つまたは複数のアップリンクリソースのうちのアップリンク情報/シグナリングを送信するためのアップリンクリソースが、空間関係情報で構成され/起動され/提供されていないと判定することに基づいて、無線デバイスは、アップリンクリソースを介して、空間ドメイン受信フィルターと同じ空間ドメイン送信フィルター(RSを受信するために使用される、または初期アクセス手順で決定/選択されたRSの受信のために使用される)を使用して、アップリンク情報/シグナリングを送信することができる。一実施例では、一つまたは複数のアップリンクリソースのうちの、アップリンク情報/シグナリングを送信するためのアップリンクリソースが、空間関係情報で構成され/起動され/提供されていないと判定することに基づいて、無線デバイスは、アップリンクリソースを介して、空間ドメイン受信フィルター(RSの受信に使用される、またはRSの受信のために使用される)を用いて、アップリンク情報/シグナリングを送信し得る。一実施例では、無線は、アップリンクリソースが、少なくとも一つのTCI状態を起動させる、MAC CE(例えば、図18および図19の時間T1で)を受信する前に、空間関係情報で構成され/起動され/提供されていないことを決定し得る。
一実施例では、一つまたは複数のアップリンクリソースのうち、アップリンク情報/シグナリングを送信するためのアップリンクリソースが、空間関係情報で構成され/起動され/提供されていないと判定することに基づいて、無線デバイスは、一つまたは複数のTCI状態の中からTCI状態を決定/選択し得る。TCI状態は、基準信号(RS)を含んでも/示し得る。RSは、基準RSであり得る。RSは、ダウンリンクRS(例えば、SSB、CSI-RS、DM-RS)であり得る。RSは、アップリンクRS(例えば、SRS、DM-RS)であり得る。TCI状態は、準同一位置タイプを含んでも/示し得る。準同一位置タイプは、QCLタイプDとすることができる。一実施例では、TCI状態は、RSの準同一位置タイプを示し得る。一実施例では、一つまたは複数のアップリンクリソースのうち、アップリンク情報/シグナリングを送信するためのアップリンクリソースが、空間関係情報で構成され/起動され/提供されていないと判定することに基づいて、無線デバイスは、アップリンクリソースを介して、一つまたは複数のTCI状態の中で、TCI状態中の(またはそれによって示される)、RSの受信(または送信)用の(に使用される)空間ドメイン送信フィルターを用いて、アップリンク情報/シグナリングを送信し得る。
一実施例では、一つまたは複数のTCI状態の中からTCI状態を決定/選択することは、TCI状態インデックス(例えば、図17の上位層パラメーターtci-StateIDによって提供される)に基づいてもよい。一実施例では、無線デバイスは、一つまたは複数のTCI状態のTCI状態インデックスの中で、最も低い(または最も高い)TCI状態インデックスを有するTCI状態を決定/選択し得る。一実施例では、一つまたは複数のTCI状態は、第一のTCI状態インデックスによって識別される第一のTCI状態と、第二のTCI状態インデックスによって識別される第二のTCI状態とを含んでもよい。一実施例では、第一のTCI状態と第二のTCI状態の中でTCI状態を決定/選択することは、第一のTCI状態インデックスおよび第二のTCI状態インデックスに基づいてもよい。一実施例では、無線デバイスは、第一のTCI状態インデックスおよび第二のTCI状態インデックスの中で、最も低い(または最も高い)TCI状態インデックスを有するTCI状態を決定/選択し得る。
図20は、本開示の実施形態の一態様による、空間フィルター決定の例示的なフロー図である。
一実施例では、無線デバイスは、例えば、基地局から、セルの一つまたは複数の構成パラメーターを含む一つまたは複数のメッセージを受信することができる。一つまたは複数の構成パラメーターは、セルのPDSCHを(復号化すること)に対する一つまたは複数の送信構成インジケーター(TCI)の状態を示し得る。一つまたは複数の構成パラメーターは、セルに対する/上の一つまたは複数のアップリンクリソース(例えば、PUCCHリソース、SRSリソース)を示し得る。
一実施例では、無線デバイスは、一つまたは複数のTCI状態のうちの少なくとも一つのTCI状態を起動させる、媒体アクセス制御要素(MAC CE)を受信し得る。
一実施例では、一つまたは複数のアップリンクリソースのうち、無線デバイスは、アップリンク情報/シグナリングを送信するためのアップリンクリソースが空間関係情報で構成されていないことを決定し得る。
一実施例では、アップリンクリソースが空間関係情報で構成されていないと判定することに基づいて、無線デバイスは、アップリンクリソースを介して、少なくとも一つのTCI状態の中のTCI状態における(またはそれによって示される)基準信号の受信用の(に使用される)空間ドメインフィルターを使用して、アップリンク情報/シグナリングを送信し得る。
一実施例では、少なくとも一つのTCI状態の中からTCI状態を決定/選択することは、TCI状態インデックス(例えば、図17の上位層パラメーターtci-StateIDによって提供される)に基づいてもよい。一実施例では、少なくとも一つのTCI状態の中からTCI状態を決定/選択することは、少なくとも一つのTCI状態の少なくとも一つのTCI状態インデックスに基づいてもよい。一実施例では、無線デバイスは、少なくとも一つのTCI状態の少なくとも一つのTCI状態インデックスの中で、最も低い(または最も高い)TCI状態インデックスを有するTCI状態を決定/選択し得る。
一実施例では、少なくとも一つのTCI状態の中からTCI状態を決定/選択することは、少なくとも一つのTCI状態の少なくとも一つのコードポイントに基づいてもよい。一実施例では、無線デバイスは、少なくとも一つのTCI状態の少なくとも一つのコードポイントの中で、最も低い(または最も高い)コードポイントで、TCI状態を決定/選択し得る。
一実施例では、一つまたは複数のTCI状態の中からTCI状態を決定/選択することは、TCI状態インデックス(例えば、図17の上位層パラメーターtci-StateIDによって提供される)に基づいてもよい。一実施例では、無線デバイスは、一つまたは複数のTCI状態のTCI状態インデックスの中で、最も低い(または最も高い)TCI状態インデックスを有するTCI状態を決定/選択し得る。
一実施例では、無線デバイスは、一つまたは複数のアップリンクリソースのうちの、アップリンク情報/シグナリングを送信するための第二のアップリンクリソースが、空間関係情報で構成されると決定し得る。
無線デバイスは、第二のアップリンクリソースを介して、空間関係情報によって示される基準信号の送信(または受信)に使用される空間ドメイン送信フィルター(または空間ドメイン受信フィルター)と同じ空間ドメイン送信フィルターを使用して、アップリンク情報/シグナリングを送信し得る。
図21は、本開示の実施形態の一態様による、空間フィルター決定の実施例である。図22は、本開示の実施形態の一態様による、図21で論じた空間フィルター決定の例示的なフロー図である。
一実施例では、無線デバイスは、一つまたは複数のメッセージを受信することができる(例えば、図21の時間T0で)。一実施例では、無線デバイスは、基地局から一つまたは複数のメッセージを受信することができる。一つまたは複数のメッセージは、一つまたは複数の構成パラメーターを含んでもよい(例えば、図21の構成パラメーター)。一実施例では、無線デバイスは、セル(例えば、図21のセル)に対する一つまたは複数の構成パラメーターを受信し得る。一つまたは複数の構成パラメーターは、セルの/に対するアップリンクチャネル(例えば、PUCCH、PUSCH)の経路損失推定のための一つまたは複数の経路損失基準基準信号(RS)を示し得る。一実施例では、アップリンクチャネルは、PUCCHであり得る(例えば、PUCCH-PowerControlのPUCCH-PathlossReferenceRSによって提供される一つまたは複数の経路損失基準RS)。一実施例では、アップリンクチャネルは、PUSCHであり得る(例えば、PUSCH-PowerControlのPUSCH-PathlossReferenceRSによって提供される一つまたは複数の経路損失基準RS)。
一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、セル上の/に対する一つまたは複数のアップリンクリソース(例えば、図21のアップリンクリソース0、アップリンクリソース1、アップリンクリソース2、アップリンクリソース3)を示し得る。一実施例では、一つまたは複数のアップリンクリソースは、セル上の/に対する一つまたは複数の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソース(例えば、図18に記述される通り)を含み得る。一実施例では、一つまたは複数のアップリンクリソースは、セル上の/に対する一つまたは複数のサウンディング基準信号(SRS)リソース(例えば、図19に記述されるように)を含み得る。
一実施例では、セルは、スケジュールされたセルであり得る。一実施例では、セルは、PUCCHSCellであり得る。一実施例では、セルは、制御リソースセット(コアセット)を含み得ない。一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、セルのコアセットを示し得ない。一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、セルのアクティブダウンリンクBWPのコアセットを示し得ない。一実施例では、セルがスケジュールされたセルであるとき、セルはスケジューリングセルによってクロスキャリアスケジュールされ得る。
一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、セルのアップリンクBWP(例えば、図21のアップリンクBWP)上の/に対するアップリンクBWPのための一つまたは複数のアップリンクリソースを示し得る。
一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、セルのアップリンクBWPに対する一つまたは複数の経路損失基準RS(例えば、図21の経路損失基準RS、経路損失基準RS1、経路損失基準RS2、経路損失基準RS3)を示し得る。
一実施例では、無線デバイスは、セルのアップリンクBWPを起動し得る。
一実施例では、一つまたは複数の経路損失基準RSの経路損失基準RSは、基準信号(例えば、ssb-indexにより識別されるSSB、csi-rs-indexにより識別されるCSI-RS)を示し得る。一実施例では、一つまたは複数の経路損失基準RSの各経路損失基準RSは、それぞれの基準信号を示し得る(例えば、図21では、経路損失基準RS1はRS-1を示し、経路損失基準RS2はRS-2を示し、経路損失基準RS3はRS-3を示す)。一実施例では、無線デバイスは、アップリンクチャネル(例えば、PUCCH、PUSCH)を介して、アップリンク送信(例えば、PUSCH、UCI、PUCCH、SRSなど)に対する/の経路損失推定のために、経路損失基準RS中の(またはそれによって示される)基準信号を使用し得る。
一実施例では、一つまたは複数の経路損失基準RSは、第一の経路損失基準RS(例えば、図21の経路損失基準RS1)および第二の経路損失基準RS(例えば、図21の経路損失基準RS2)を含んでもよい。第一の経路損失基準RSは、第一の基準信号(例えば、図21のRS-1)を含んでも/示し得る。第二の経路損失基準RSは、第二の基準信号(例えば、図21のRS-2)を含んでも/示し得る。
一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、一つまたは複数の経路損失基準RSに対して、経路損失基準RSインデックス(例えば、PUCCHに対して、上位層パラメーターpusch-PathlossReferenceRS-Idによって提供される、PUCCHに対して、上位層パラメーターpucch-PathlossReferenceRS-Idによって提供される)を示し得る。一実施例では、一つまたは複数の経路損失基準RSの各経路損失基準RSは、経路損失基準RSインデックスのそれぞれの経路損失基準RSインデックスによって識別され得る。一実施例では、第一の経路損失基準RSは、経路損失基準RSインデックスの第一の経路損失基準RSインデックスによって識別され得る。一実施例では、第二の経路損失基準RSは、経路損失基準RSインデックスの第二の経路損失基準RSインデックスによって識別され得る。
一実施例では、無線デバイスは、一つまたは複数のアップリンクリソースのうち、アップリンク情報/シグナリングを送信するためのアップリンクリソースが、空間関係情報(例えば、PUCCH-SpatialRelationInfo、SRS用のSpatialRelationInfo)で構成されていないと決定し得る。一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、アップリンクリソースに対する空間関係情報を示し得ない。一実施例では、図21では、アップリンクリソースはアップリンクリソース1およびアップリンクリソース3であり得る。
一実施例では、無線デバイスは、一つまたは複数のアップリンクリソースのうち、アップリンク情報/シグナリングを送信するためのアップリンクリソースが、MAC CEによって空間関係情報(例えば、PUCCH空間関係起動/停止MAC CE、SP SRS起動/停止MAC CE)で起動/提供されていないと決定し得る。一実施例では、無線デバイスは、MAC CE(例えば、PUCCH空間関係起動/停止MAC CE、SP SRS起動/停止MAC CE)が、アップリンクリソース(例えば、図21の時間T0とT1の間)に対して受信されていないと決定し得る。
一実施例では、一つまたは複数のアップリンクリソースのうち、アップリンク情報/シグナリングを送信するためのアップリンクリソースが、空間関係情報で構成され/起動され/提供されていないと判定することに基づいて、無線デバイスは、一つまたは複数の経路損失基準RSの中から経路損失基準RSを決定/選択し得る。経路損失基準RSは、基準信号(RS)を含んでも/示し得る。RSは、基準RSであり得る。RSは、ダウンリンクRS(例えば、SSB、CSI-RS、DM-RS)であり得る。
一実施例では、無線デバイスは、空間ドメイン受信フィルターを使用して、経路損失基準RSによって(またはその中に)示されるRSを受信し得る。一実施例では、無線デバイスは、RSの受信のために空間ドメイン受信フィルターを使用し得る。無線デバイスは、アップリンクリソースを介して、空間ドメイン受信フィルターと同じ空間ドメイン送信フィルターを使用して、アップリンク情報/シグナリングを送信することができる(例えば、図21の時間T2で)。一実施例では、RSを示す経路損失基準RSを決定/選択することに基づいて、無線デバイスは、アップリンクリソースを介して、空間ドメイン受信フィルター(RSを受信するのに使用される、またはRSの受信のために使用される)と同じ空間ドメイン送信フィルターを使用して、アップリンク情報/シグナリングを送信し得る。一実施例では、RSを示す経路損失基準RSを決定/選択することに基づいて、無線デバイスは、アップリンク情報/シグナリングシグナリングを、アップリンクリソースを介して、空間ドメイン受信フィルター(RSを受信するために使用される、またはRSの受信のために使用される)を用いて、送信し得る。
一実施例では、図21の時間T2で、RSを示す経路損失基準RSを決定/選択することに基づいて、無線デバイスは、アップリンクリソースを介して、空間ドメイン受信フィルター(RSを受信するために、またはRSの受信のために使用される)に基づいて、空間ドメイン送信フィルターを用いて、アップリンク情報/シグナリングを送信し得る。一実施例では、空間ドメイン送信フィルターおよび空間ドメイン受信フィルターは、同一であり得る。一実施例では、無線デバイスは、空間ドメイン受信フィルターを角度で回転させることによって、空間ドメイン送信フィルターを取得し得る。一実施例では、角度は固定され得る(例えば、5度、10度、2度)。一実施例では、角度は、ハードウェア/RF設計に依存し得る。一実施例では、角度は、UE実装であり得る。一実施例では、角度は、ビームコレスポンデンスの程度に基づいてもよい。一実施例では、全ビームコレスポンデンス下で、角度はゼロとし得る。一実施例では、角度は、ビームコレスポンデンスのレベルが減少するときに増加し得る。
一実施例では、一つまたは複数のアップリンクリソースのうち、アップリンク情報/シグナリングを送信するためのアップリンクリソースが、空間関係情報で構成され/起動され/提供されていないと判定することに基づいて、無線デバイスは、一つまたは複数の経路損失基準RSの中の経路損失基準RS中の(またはそれによって示される)RSの受信用の(に使用される)空間ドメイン送信フィルターを用いて、アップリンクリソースを介して、アップリンク情報/シグナリングを送信し得る。
一実施例では、一つまたは複数の経路損失基準RSの中から経路損失基準RSを決定/選択することは、一つまたは複数の経路損失基準RSの経路損失基準RSインデックスに基づいてもよい。一実施例では、無線デバイスは、一つまたは複数の経路損失基準RSの経路損失基準RSインデックスの中で、最も低い(または最も高い)経路損失基準RSインデックスを有する、経路損失基準RSを決定/選択し得る。一実施例では、一つまたは複数の経路損失基準RSは、第一の経路損失基準RSインデックスによって識別される第一の経路損失基準RS、および第二の経路損失基準RSインデックスによって識別される第二の経路損失基準RSを含んでもよい。一実施例では、第一の経路損失基準RSおよび第二の経路損失基準RSの中から経路損失基準RSを決定/選択することは、第一の経路損失基準RSインデックスおよび第二の経路損失基準RSインデックスに基づいてもよい。一実施例では、無線デバイスは、第一の経路損失基準RSインデックスおよび第二の経路損失基準RSインデックスの中で、最も低い(または最も高い)経路損失基準RSインデックスを有する経路損失基準RSを決定/選択し得る。
一実施例では、第一の経路損失基準RSインデックスは、第二の経路損失基準RSインデックスよりも低くてもよい。一実施例では、第一の経路損失基準RSインデックスが第二の経路損失基準RSインデックスよりも低いことに基づいて、無線デバイスは、第一の経路損失基準RSを(選択された/決定された)経路損失基準RSとして選択し得る。一実施例では、第一の経路損失基準RSインデックスが第二の経路損失基準RSインデックスよりも低いことに基づいて、無線デバイスは、第二の経路損失基準RSを(選択された/決定された)経路損失基準RSとして選択し得る。
一実施例では、第一の経路損失基準RSインデックスは、第二の経路損失基準RSインデックスよりも高くてもよい。一実施例では、第一の経路損失基準RSインデックスが第二の経路損失基準RSインデックスよりも高いことに基づいて、無線デバイスは、第一の経路損失基準RSを(選択された/決定された)経路損失基準RSとして選択し得る。一実施例では、第一の経路損失基準RSインデックスが第二の経路損失基準RSインデックスよりも高いことに基づいて、無線デバイスは、第二の経路損失基準RSを(選択された/決定された)経路損失基準RSとして選択し得る。
一実施例では、一つまたは複数の経路損失基準RSの中から経路損失基準RSを決定/選択することは、一つまたは複数の経路損失基準RSの経路損失基準RSインデックスに基づいてもよい。一実施例では、無線デバイスは、値(例えば、ゼロ)と等しい経路損失基準RSインデックスを有する経路損失基準RSを決定/選択し得る。一実施例では、無線デバイスは、一つまたは複数の経路損失基準RSの経路損失基準RSインデックスの中で、ある値と等しい、経路損失基準RSインデックスを有する経路損失基準RSを決定/選択し得る。一実施例では、値はゼロであり得る。一実施例では、値は事前構成され得る。一実施例では、値は固定され得る。一実施例では、値は、基地局によって構成され得る。一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターが値を示し得る。
一実施例では、第一の経路損失基準RSインデックスは、値(例えば、ゼロ)と等しくてもよい。一実施例では、第二の経路損失基準RSインデックスは、値とは異なってもよい。一実施例では、第一の経路損失基準RSインデックスがある値と等しいことに基づいて、無線デバイスは、第一の経路損失基準RSを(選択された/決定された)経路損失基準RSとして選択し得る。
一実施例では、第二の経路損失基準RSインデックスは、値(例えば、ゼロ)と等しくてもよい。一実施例では、第一の経路損失基準RSインデックスは、値とは異なってもよい。一実施例では、第二の経路損失基準RSインデックスがある値と等しいことに基づいて、無線デバイスは、第二の経路損失基準RSを(選択された/決定された)経路損失基準RSとして選択し得る。
一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、セルに対する基準セル(例えば、上位層パラメーターpathlossReferenceLinkingによって)を示し得ない。一つまたは複数の構成パラメーターが基準セルを示さない場合、RS(例えば、TCI状態によって示される、経路損失基準RSによって示される)は、セル上で/を経由して送信され得る。一つまたは複数の構成パラメーターが基準セルを示さない場合、基地局は、RS(例えば、TCI状態によって示される、経路損失基準RSによって示される)をセル上で/を経由して送信し得る。一つまたは複数の構成パラメーターが基準セルを示さない場合、基地局は、セルに対してRS(例えば、TCI状態によって示される、経路損失基準RSによって示される)を構成し得る。一つまたは複数の構成パラメーターが基準セルを示していない場合、一つまたは複数の構成パラメーターは、セルによってRS(例えば、TCI状態によって示される、経路損失基準RSによって示される)を示し得る。
一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、セルに対する基準セル(例えば、上位層パラメーターpathlossReferenceLinkingによって)を示し得る。一実施例では、基準セルはセルとは異なってもよい。一実施例では、基準セルはセルと同じであり得る。セルに対する基準セルを示す一つまたは複数の構成パラメーターに基づいて、RSは、基準セル上で/を経由して送信され得る。セルに対する基準セルを示す一つまたは複数の構成パラメーターに基づいて、基地局は、RSを基準セル上で/を経由して送信し得る。セルに対する基準セルを示す一つまたは複数の構成パラメーターに基づいて、基地局は、RSを基準セルに対して構成し得る。セルに対する基準セルを示す一つまたは複数の構成パラメーターに基づいて、一つまたは複数の構成パラメーターは、基準セルのRSを示し得る。一実施例では、基準セルは、セルの経路損失推定用であり得る。一実施例では、無線デバイスは、セルの経路損失推定のための基準セルのRSを測定し得る。
図23は、本開示の実施形態の一態様による、空間フィルター決定の一例である。
一実施例では、無線デバイスは、一つまたは複数のメッセージを受信することができる(例えば、図23の時間T0で)。一実施例では、無線デバイスは、基地局から一つまたは複数のメッセージを受信することができる。一つまたは複数のメッセージは、一つまたは複数の構成パラメーターを含んでもよい(例えば、図23の構成パラメーター)。一つまたは複数の構成パラメーターは、セル(例えば、図23のセル)のダウンリンクBWPの一つまたは複数の制御リソースセット(コアセット)について、一つまたは複数の送信構成インジケーター(TCI)の状態(例えば、図23のPDCCHのTCI状態)を示し得る。一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、セルのダウンリンクBWPの一つまたは複数のコアセットを示し得る。
一実施例では、一つまたは複数のTCI状態は、一つまたは複数のTCI状態のTCI状態におけるダウンリンク基準信号とPDCCH DMSRSポート間のQCL関係を提供し得る。
一実施例では、一つまたは複数のコアセットは、第一のコアセット(例えば、図23の第一のコアセット)を含み得る。一実施例では、一つまたは複数のコアセットは、第二のコアセット(例えば、図23の第二のコアセット)を含み得る。一つまたは複数のTCI状態は、第一のコアセットに対して一つまたは複数の第一のTCI状態(例えば、図23の第一のTCI状態)を含み得る。一つまたは複数のTCI状態は、第二のコアセットに対して一つまたは複数の第二のTCI状態(例えば、図23の第二のTCI状態)を含み得る。
一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、セル上の/に対する一つまたは複数のアップリンクリソースを示し得る。一実施例では、一つまたは複数のアップリンクリソースは、セル上の/に対する一つまたは複数の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを含んでもよい。一実施例では、一つまたは複数のアップリンクリソースは、セル上の/に対する一つまたは複数のサウンディング基準信号(SRS)リソースを含んでもよい。一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、セルのアップリンクBWP上の/に対する一つまたは複数のアップリンクリソースを示し得る。
一実施例では、セルはスケジューリングセルであり得る。一実施例では、セルがスケジューリングセルであるとき、セルは自己スケジューリングし得る。セルが自己スケジュールすることは、無線デバイスが、セルのトランスポートブロック(TB)をスケジューリングするダウンリンク制御情報(DCI)について、セルの一つまたは複数のコアセットを監視することを含み得る。TBはPDSCHであり得る。TBは、PUSCHであり得る。無線デバイスは、セルを介してTBを送信/受信し得る。
一実施例では、無線デバイスは、ダウンリンクBWPを起動し得る。一実施例では、無線デバイスは、アップリンクBWPを起動し得る。
一実施例では、無線デバイスは、DCIに対して、一つまたは複数の第一のTCI状態(例えば、図23のTCI状態0、TCI状態19、TCI状態21、TCI状態46)の第一のTCI状態(例えば、図23のTCI状態0、TCI状態19、TCI状態21、TCI状態46)に基づいて、一つまたは複数のコアセットの第一のコアセットの中/を介して、PDCCHを監視し得る。一実施例では、無線デバイスは、第一のTCI状態に基づいて、第一のコアセットの中/を介してDCIを有するPDCCHを受信し得る。第一のTCI状態に基づいて第一のコアセットの中/を介してPDCCHを受信することは、PDCCHの少なくとも一つのDM-RSポートが、第一の準同一位置タイプ(第一のTCI状態によって示される)に関し、第一の基準信号(第一のTCI状態によって示される)と準同じ位置に配置される(QCLされる)と(無線デバイスが、判定する)ことを含み得る。一実施例では、図23では、第一のTCI状態がTCI状態0であるとき、第一の基準信号はRS-0である。第一のTCI状態がTCI状態19であるとき、第一の基準信号はRS-1である。第一のTCI状態がTCI状態21であるとき、第一の基準信号はRS-2である。第一のTCI状態がTCI状態46であるとき、第一の基準信号はRS-3である。
一例では、無線デバイスは、DCIに対し、一つまたは複数の第二のTCI状態(例えば、図23のTCI状態0、TCI状態5、TCI状態12、TCI状態37)の第二のTCI状態に基づいて、一つまたは複数のコアセットの第二のコアセットの中/を介してPDCCHを監視し得る。一実施例では、無線デバイスは、第二のTCI状態に基づいて、第二のコアセットの中/を介してDCIを有するPDCCHを受信することができる。第二のTCI状態に基づいて第二のコアセットの中/を介してPDCCHを受信することは、PDCCHの少なくとも一つのDM-RSポートが、第二の準同一位置タイプ(第二のTCI状態によって示される)に関して、第二の基準信号(第二のTCI状態によって示される)と準同じ位置に配置される(QCLされる)と(無線デバイスが、判定する)ことを含み得る。一実施例では、図23では、第二のTCI状態がTCI状態0であるとき、第二の基準信号はRS-0である。第二のTCI状態がTCI状態5であるとき、第二の基準信号はRS-4である。第二のTCI状態がTCI状態12であるとき、第二の基準信号はRS-5である。第二のTCI状態がTCI状態37であるとき、第二の基準信号はRS-0である。
一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、一つまたは複数のコアセットの(例えば、上位層パラメーターControlResourceSetIdによって提供される)コアセットインデックスを示し得る。一実施例では、一つまたは複数のコアセットの各コアセットは、コアセットインデックスのそれぞれのコアセットインデックスによって識別され得る。一実施例では、第一のコアセットは、コアセットインデックスの第一のコアセットインデックス(例えば、図23の第一のコアセットインデックス)によって識別され得る。一実施例では、第二のコアセットは、コアセットインデックスの第二のコアセットインデックス(例えば、図23の第二のコアセットインデックス)によって識別され得る。
一実施例では、図23の時刻T1で、無線デバイスは、一つまたは複数のMAC CE、例えば、一つまたは複数のコアセットに対して、一つまたは複数のTCI状態のうちの一つまたは複数の起動TCI状態を起動させる、UE固有のPDCCH MAC CEに対するTCI状態表示を受信し得る。一実施例では、無線デバイスは、各々が、一つまたは複数のコアセットのコアセットに対してそれぞれのTCI状態を起動させる、一つまたは複数のMAC CEを受信し得る。一実施例では、無線デバイスは、一つまたは複数のコアセットのコアセットに対して、一つまたは複数の起動TCI状態の各TCI状態を起動/使用し得る。一実施例では、無線デバイスは、一つまたは複数のコアセットの(単一、一つのみ)コアセットに対して、一つまたは複数の起動TCI状態の各TCI状態を起動/使用し得る。一実施例では、(起動された)一つまたは複数の起動TCI状態は、セルのアクティブダウンリンクBWPにおけるPDCCH受信(一つまたは複数のコアセット内)に適用可能であり得る。
一実施例では、図23の時間T1で、無線デバイスは、第一の媒体アクセス制御要素(MAC CE)、例えば、第一のコアセットの一つまたは複数の第一のTCI状態(例えば、図23のTCI状態19)の第一のTCI状態を起動させる、UE固有のPDCCH
MAC CEに対するTCI状態表示を受信し得る。一実施例では、第一のMAC CEは、第一のTCI状態の第一のTCI状態インデックス(例えば、図17のより上位層パラメーターtci-StateIDによって提供される)を示すフィールドを有し得る。フィールドは、第一のTCI状態の起動を示す値(例えば、1)に設定され得る。フィールドが第一のTCI状態を示し、かつ値に設定されることに基づいて、無線デバイスは、第一のコアセットに対して第一のTCI状態を起動し得る。
一実施例では、図23の時間T1で、無線デバイスは、第二のMAC CE、例えば、第二のコアセットの一つまたは複数の第二のTCI状態の第二のTCI状態(例えば、図23のTCI状態12)を起動させる、UE固有のPDCCH MAC CEに対するTCI状態表示を受信し得る。一実施例では、第二のMAC CEは、第二のTCI状態の第二のTCI状態インデックスを示すフィールドを有し得る。フィールドは、第二のTCI状態の起動を示す値(例えば、1)に設定され得る。フィールドが第二のTCI状態を示し、かつ値に設定されることに基づいて、無線デバイスは、第二のコアセットに対して第二のTCI状態を起動し得る。
一実施例では、一つまたは複数の起動TCI状態は、第一のコアセットに対する第一のTCI状態と、第二のコアセットに対する第二のTCI状態とを含んでもよい。
一実施例では、(起動された)第一のTCI状態は、セルの(アクティブ)ダウンリンクBWPの第一のコアセットにおけるPDCCH受信に適用可能であり得る。(起動された)第一のTCI状態がセルの(アクティブな)ダウンリンクBWPの第一のコアセットにおけるPDCCH受信に適用可能であることは、PDCCHの少なくとも一つのDM-RSポートが、第一のTCI状態によって示される第一の準同一位置タイプ(例えば、QCL TypeD)に関して、第一のTCI状態によって示される、第一の基準信号(例えば、TCI状態19で示されるRS-1)と準同じ位置に配置される(QCLされる)と(無線デバイスが、判定する)ことを含み得る。一実施例では、(起動された)第一のTCI状態が、セルの(アクティブ)ダウンリンクBWPの第一のコアセットにおけるPDCCH受信に適用可能であることは、無線デバイスが、第一のTCI状態に基づいて、セルの(アクティブ)ダウンリンクBWPの第一のコアセットの中/を介して、DCIを有するPDCCHを受信することを含み得る。
一実施例では、(起動された)第二のTCI状態は、セルの(アクティブ)ダウンリンクBWPの第二のコアセットにおけるPDCCH受信に適用可能であり得る。(起動された)第二のTCI状態が、セルの(アクティブ)ダウンリンクBWPの第二のコアセットにおけるPDCCH受信に適用可能であることは、PDCCHの少なくとも一つのDM-RSポートが、第二のTCI状態によって示される第二の準同一位置タイプ(例えば、QCL TypeD)に関して、第二のTCI状態によって示される、第二の基準信号(例えば、TCI状態12によって示されるRS-5)と、準同じ位置に配置される(QCLされる)と(無線デバイスが、判定する)ことを含んでもよい。一実施例では、(起動された)第二のTCI状態が、セルの(アクティブ)ダウンリンクBWPの第二のコアセットにおけるPDCCH受信に適用可能であることは、無線デバイスが、第二のTCI状態に基づいて、セルの(アクティブ)ダウンリンクBWPの第二のコアセットの中/を介して、DCIを有するPDCCHを受信することを含み得る。
一実施例では、無線デバイスは、一つまたは複数のアップリンクリソースのうち、アップリンク情報/シグナリングを送信するためのアップリンクリソースが、空間関係情報(例えば、PUCCH-SpatialRelationInfo、SRS用のSpatialRelationInfo)で構成されていないと決定し得る。一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、アップリンクリソースに対する空間関係情報を示し得ない。一実施例では、図23では、アップリンクリソースはアップリンクリソース1およびアップリンクリソース3であり得る。
一実施例では、無線デバイスは、一つまたは複数のアップリンクリソースのうち、アップリンク情報/シグナリングを送信するためのアップリンクリソースが、MAC CEによって空間関係情報(例えば、PUCCH空間関係起動/停止MAC CE、SP SRS起動/停止MAC CE)で起動/提供されていないと決定し得る。一実施例では、無線デバイスは、MACCE(例えば、PUCCH空間関係起動/停止MAC CE、SPSRS起動/停止MACCE)が(例えば、図23の時間T0とT2の間)アップリンクリソースに対して受信されないと決定し得る。
一実施例では、一つまたは複数のアップリンクリソースのうち、アップリンク情報/シグナリングを送信するためのアップリンクリソースが、空間関係情報で構成され/起動され/提供されていないと判定することに基づいて、無線デバイスは、一つまたは複数の起動TCI状態の中からTCI状態を決定/選択し得る。TCI状態は、基準信号(RS)を含んでも/示し得る。RSは、基準RSであり得る。RSは、ダウンリンクRS(例えば、SSB、CSI-RS、DM-RS)であり得る。RSは、アップリンクRS(例えば、SRS、DM-RS)であり得る。TCI状態は、準同一位置タイプを含んでも/示し得る。準同一位置タイプは、QCLタイプDとすることができる。一実施例では、TCI状態は、RSの準同一位置タイプを示し得る。一実施例では、TCI状態は、一つまたは複数の準同一位置情報(例えば、図17のQCL-Info)を含んでもよい。一つまたは複数の準同一位置情報の準同一位置情報は、RSおよび/または準同一位置タイプを含んでも/示し得る。一実施例では、無線デバイスは、一つまたは複数の準同一位置情報のうち、QCL TypeDと同じ準同一位置タイプを示す/含む、準同一位置情報を選択し得る。QCLタイプDと同じ準同一位置情報を選択することに基づいて、無線デバイスは、準同一位置情報によって示される基準信号(RS)を決定し得る。
一実施例では、無線デバイスは、空間ドメイン受信フィルターを使用して、TCI状態によって(またはその中に)示されるRSを受信し得る。一実施例では、無線デバイスは、RSの受信のために空間ドメイン受信フィルターを使用し得る。無線デバイスは、アップリンクリソースを介して、(例えば、図23の時間T2で)空間ドメイン受信フィルターと同じ空間ドメイン送信フィルターを使用して、アップリンク情報/シグナリングを送信することができる。一実施例では、RSを示すTCI状態を決定/選択することに基づいて、無線デバイスは、アップリンクリソースを介して、(RSを受信するために使用される、またはRSの受信のために使用される)空間ドメイン受信フィルターと同じ空間ドメイン送信フィルターを使用して、アップリンク情報/シグナリングを送信し得る。一実施例では、RSを示すTCI状態を決定/選択することに基づいて、無線デバイスは、アップリンク情報/シグナリングシグナリングを、アップリンクリソースを介して、空間ドメイン受信フィルター(RSを受信するために使用される、またはRSの受信のために使用される)を用いて、送信し得る。
一実施例では、無線デバイスは、TCI状態によって(またはその中に)示されるRSを送信するために、空間ドメイン送信フィルターを使用し得る。一実施例では、無線デバイスは、空間ドメイン送信フィルターをRSの送信に使用し得る。無線デバイスは、アップリンクリソースを介して、RSの送信に使用される空間ドメイン送信フィルターと同じ空間ドメイン送信フィルターを使用して、アップリンク情報/シグナリングを送信し得る。一実施例では、RSを示すTCI状態を決定/選択することに基づいて、無線デバイスは、アップリンクリソースを介して、(RSを送信するために使用される、またはRSの送信のために使用される)空間ドメイン送信フィルターと同じ空間ドメイン送信フィルターを使用して、アップリンク情報/シグナリングを送信し得る。一実施例では、RSを示すTCI状態を決定/選択することに基づいて、無線デバイスは、アップリンク情報/シグナリングシグナリングを、アップリンクリソースを介して、(RSを送信するために使用される、またはRSの送信のために使用される)空間ドメイン送信フィルターで送信し得る。
一実施例では、図23の時間T2で、RSを示すTCI状態を決定/選択することに基づいて、無線デバイスは、アップリンクリソースを介して、空間ドメイン受信フィルター(RSを受信するために使用される、またはRSの受信のために使用される)に基づいて、空間ドメイン送信フィルターを用いて、アップリンク情報/シグナリングを送信し得る。一実施例では、空間ドメイン送信フィルターおよび空間ドメイン受信フィルターは、同一であり得る。一実施例では、無線デバイスは、空間ドメイン受信フィルターを角度で回転させることによって、空間ドメイン送信フィルターを取得し得る。一実施例では、角度は固定され得る(例えば、5度、10度、2度)。一実施例では、角度は、ハードウェア/RF設計に依存し得る。一実施例では、角度は、UE実装であり得る。一実施例では、角度は、ビームコレスポンデンスの程度に基づいてもよい。一実施例では、全ビームコレスポンデンス下で、角度はゼロとし得る。一実施例では、角度は、ビームコレスポンデンスのレベルが減少するときに増加し得る。
一実施例では、一つまたは複数のアップリンクリソースのうち、アップリンク情報/シグナリングを送信するためのアップリンクリソースが、空間関係情報で構成され/起動され/提供されていないと判定することに基づいて、無線デバイスは、アップリンクリソースを介して、一つまたは複数の起動TCI状態の中で、TCI状態中の(またはそれによって示される)、RSの受信(または送信)用の(に使用される)空間ドメイン送信フィルターを用いて、アップリンク情報/シグナリングを送信し得る。
一実施例では、一つまたは複数の起動TCI状態の中からTCI状態を決定/選択することは、一つまたは複数のコアセットのコアセットインデックス(例えば、上位層パラメーターのControlSourceSetIdによって提供される)に基づいてもよい。一実施例では、無線デバイスは、一つまたは複数の起動TCI状態の中で、一つまたは複数のコアセットのコアセットインデックスの中で、最低(または最高)のコアセットインデックスを有するコアセットに対して、(起動された)TCI状態を決定/選択し得る。一実施例では、一つまたは複数の起動TCI状態は、第一のコアセットインデックスによって識別される第一のコアセットの第一のTCI状態と、第二のコアセットインデックスによって識別される第二のコアセットの第二のTCI状態とを含んでもよい。一実施例では、第一のTCI状態と第二のTCI状態との間におけるTCI状態を決定/選択することは、第一のコアセットインデックスおよび第二のコアセットインデックスに基づいてもよい。一実施例では、無線デバイスは、第一のコアセットと第二のコアセットの中で、第一のコアセットインデックスと第二のコアセットインデックスとの間における、最も低い(または最も高い)コアセットインデックスを有する、コアセットのTCI状態を決定/選択し得る。
一実施例では、第一のコアセットインデックスは、第二のコアセットインデックスよりも低くてもよい。一実施例では、第一のコアセットインデックスが第二のコアセットインデックスよりも低いことに基づいて、無線デバイスは、第一のTCI状態を(選択された/決定された)TCI状態として選択し得る。一実施例では、第一のコアセットインデックスが第二のコアセットインデックスよりも低いことに基づいて、無線デバイスは、第二のTCI状態を(選択された/決定された)TCI状態として選択し得る。
一実施例では、第一のコアセットインデックスは、第二のコアセットインデックスよりも高くてもよい。一実施例では、第一のコアセットインデックスが第二のコアセットインデックスよりも高いことに基づいて、無線デバイスは、第一のTCI状態を(選択された/決定された)TCI状態として選択し得る。一実施例では、第一のコアセットインデックスが第二のコアセットインデックスよりも高いことに基づいて、無線デバイスは、第二のTCI状態を(選択された/決定された)TCI状態として選択し得る。
一実施例では、無線デバイスは、セルのアクティブダウンリンクBWP内の一つまたは複数のコアセットに関連付けられる一つまたは複数の検索空間セットを監視し得る。一実施例では、無線デバイスは、セルのアクティブダウンリンクBWPの一つまたは複数のコアセットのコアセットに関連付けられる、一つまたは複数の検索空間セットの少なくとも一つの検索空間セットを監視し得る。一実施例では、無線デバイスは、セルのアクティブダウンリンクBWP中の一つまたは複数のコアセットの各コアセットに対して、少なくとも一つのそれぞれの検索空間セットを監視し得る。
一実施例では、無線デバイスは、最新のスロット内の一つまたは複数のコアセットを監視し得る。一実施例では、無線デバイスは、第一のスロット内の一つまたは複数のコアセットの少なくとも一つのコアセットを監視し得ない。無線デバイスは、第二のスロット内の一つまたは複数のコアセットの少なくとも一つのコアセットを監視し得ない。無線デバイスは、第三のスロット内の一つまたは複数のコアセットの少なくとも一つのコアセットを監視し得る。第三のスロット内の一つまたは複数のコアセットの少なくとも一つのコアセットを監視することに基づいて、第三のスロットは、最新のスロットとし得る。
一実施例では、無線デバイスは、第一のスロット内の一つまたは複数のコアセットの少なくとも一つのコアセットを監視し得ない。無線デバイスは、第二のスロット内の一つまたは複数のコアセットの少なくとも一つのコアセットを監視し得る。無線デバイスは、第三のスロット内の一つまたは複数のコアセットの少なくとも一つのコアセットを監視し得ない。第二のスロット内の一つまたは複数のコアセットの少なくとも一つのコアセットを監視することに基づいて、第二のスロットは、最新のスロットであり得る。
一実施例では、無線デバイスは、第一のスロット内の一つまたは複数のコアセットの少なくとも一つのコアセットを監視し得る。無線デバイスは、第二のスロット内の一つまたは複数のコアセットの少なくとも一つのコアセットを監視し得る。無線デバイスは、第三のスロット内の一つまたは複数のコアセットの少なくとも一つのコアセットを監視し得ない。一実施例では、第二のスロットは、第一のスロットよりも時間的に遅くてもよい。第一のスロットおよび第二のスロットの少なくとも一つのコアセットを監視すること、および第二のスロットは第一のスロットよりも時間的に遅いことに基づいて、第二のスロットは最新のスロットであり得る。
図24は、本開示の実施形態の一態様による、空間フィルター決定の一例である。
一実施例では、無線デバイスは、一つまたは複数のメッセージを受信することができる。一実施例では、無線デバイスは、基地局から一つまたは複数のメッセージを受信することができる。一つまたは複数のメッセージは、第一のセル(例えば、図24の第一のセル)と第二のセル(例えば、図24の第二のセル)を含む複数のセルに対する一つまたは複数の構成パラメーターを含み得る。一つまたは複数の構成パラメーターは、第一のセルの第一のダウンリンクBWPの一つまたは複数のコアセット(例えば、図24のCoreset)に対する、一つまたは複数の第一の送信構成インジケーター(TCI)の状態を示し得る。一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、第一のセルの第一のダウンリンクBWPに対する一つまたは複数のコアセットを示し得る。
一つまたは複数の構成パラメーターは、第一のセルの第一のダウンリンクBWPの/に対するPDSCHを(復号化すること)に対する、一つまたは複数の第二のTCI状態を示し得る。一つまたは複数の構成パラメーターは、第二のセルの第二のダウンリンクBWPの/に対するPDSCHを(復号化すること)に対する、一つまたは複数の第三のTCI状態を示し得る。
一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、第一のセルの第一のアップリンクBWP上の/に対する一つまたは複数の第一のアップリンクリソース(例えば、PUCCH、SRSリソース)を示し得る。一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、第二のセルの第二のアップリンクBWP上の/に対する一つまたは複数の第二のアップリンクリソース(例えば、PUCCH、SRSリソース)を示し得る。
一実施例では、第一のセルは、スケジューリングセルであり得る。一実施例では、第二のセルは、スケジュールされたセルであり得る(例えば、第二のセルに対するPDSCHは、図24のスケジューリングセルを介してクロスキャリアスケジュールされる)。一実施例では、第二のセルは、PUCCH SCellであり得る。一実施例では、第二のセルは、制御リソースセット(コアセット)を含まなくてもよい。一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、第二のセルのコアセットを示し得ない。一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、第二のセルの第二のダウンリンクBWPのコアセットを示し得ない。
一実施例では、無線デバイスは、第一のセルの第一のアクティブダウンリンクBWPとして、第一のダウンリンクBWPを起動し得る。一実施例では、無線デバイスは、第一のセルの第一のアクティブアップリンクBWPとして、第一のアップリンクBWPを起動し得る。一実施例では、無線デバイスは、第二のセルの第二のアクティブダウンリンクBWPとして第二のダウンリンクBWPを起動し得る。一実施例では、無線デバイスは、第二のセルの第二のアクティブアップリンクBWPとして、第二のアップリンクBWPを起動し得る。
一実施例では、無線デバイスは、第一のセルについて、一つまたは複数の第一のMAC
CE、例えば、一つまたは複数のコアセットに対する一つまたは複数の第一のTCI状態の少なくとも一つの第一のTCI状態(例えば、図24のPDCCHに対する第一の起動TCI状態)を起動させる、UE固有のPDCCH MAC CEに対するTCI状態表示を受信し得る。一実施例では、無線デバイスは、各々が、一つまたは複数のコアセットのコアセットに対してそれぞれのTCI状態を起動させる、一つまたは複数の第一のMAC CEを受信し得る。一実施例では、無線デバイスは、一つまたは複数のコアセットのコアセットに対して、少なくとも一つの第一のTCI状態の各TCI状態を起動/使用し得る。一実施例では、無線デバイスは、一つまたは複数のコアセットの(単一の、一つののみ)コアセットに対して、少なくとも一つの第一のTCI状態の各TCI状態を起動/使用し得る。一実施例では、(起動された)少なくとも一つの第一のTCI状態は、第一のセルの第一のアクティブダウンリンクBWPにおけるPDCCH受信(一つまたは複数のコアセット内)に適用可能であり得る。
一実施例では、無線デバイスは、第一のセルについて、第二のMAC CE、例えば、一つまたは複数の第二のTCI状態の少なくとも一つの第二のTCI状態(例えば、図24のPDSCHに対する第二の起動TCI状態)を起動させる、UE固有のPDSCH MAC CEに対するTCI状態の起動/停止を受信し得る。一実施例では、(起動された)少なくとも一つの第二のTCI状態は、第一のセルの第一のアクティブダウンリンクBWPにおけるPDSCHに適用可能であり得る。一実施例では、無線デバイスは、第二のセルについて、第三のMAC CE、例えば、一つまたは複数の第三のTCI状態のうちの少なくとも一つの第三のTCI状態(例えば、図24のPDSCHに対する第三の起動TCI状態)を起動させる、UE固有のPDSCH MAC CEに対するTCI状態の起動/停止を受信し得る。一実施例では、(起動された)少なくとも一つの第三のTCI状態は、第二のセルの第二のアクティブダウンリンクBWPにおけるPDSCHに適用可能であり得る。
一実施例では、無線デバイスは、第一のセルの一つまたは複数の第一のアップリンクリソースのうち、アップリンク情報/シグナリングを送信するための第一のアップリンクリソースが、空間関係情報(例えば、PUCCH-SpatialRelationInfo、SRS用のSpatialRelationInfo)で構成されていないと決定し得る。一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、第一のアップリンクリソースに対する空間関係情報を示し得ない。
一実施例では、無線デバイスは、第二のセルの一つまたは複数の第二のアップリンクリソースのうち、アップリンク情報/シグナリングを送信するための第二のアップリンクリソースが、空間関係情報(例えば、PUCCH-SpatialRelationInfo、SRSのSpatialRelationInfo)で構成されていないと決定し得る。一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、第二のアップリンクリソースに対する空間関係情報を示し得ない。
一実施例では、無線デバイスは、第一のセルの一つまたは複数の第一のアップリンクリソースのうち、アップリンク情報/シグナリングを送信するための第一のアップリンクリソースが、MAC CE(例えば、PUCCH空間関係起動/停止MAC CE、SP SRS起動/停止MAC CE)によって空間関係情報で起動/提供されていないと決定し得る。一実施例では、無線デバイスは、MAC CE(例えば、PUCCH空間関係起動/停止MAC CE、SP SRS起動/停止MAC CE)が、第一のアップリンクリソース(例えば、時間的に第一のアップリンクリソースの前)に対し、受信されていないと決定し得る。
一実施例では、無線デバイスは、第二のセルの一つまたは複数の第二のアップリンクリソースのうち、アップリンク情報/シグナリングを送信するための第二のアップリンクリソースが、MAC CE(例えば、PUCCH空間関係起動/停止MAC CE、SP SRS起動/停止MAC CE)によって空間関係情報で起動/提供されていないと決定し得る。一実施例では、無線デバイスは、MAC CE(例えば、PUCCH空間関係起動/停止MAC CE、SP SRS起動/停止MAC CE)が、第二のアップリンクリソース(例えば、時間的に第二のアップリンクリソースの前)に対し、受信されていないと決定し得る。
一実施例では、一つまたは複数の第一のアップリンクリソースのうち、アップリンク情報/シグナリングを送信するための第一のアップリンクリソースが、空間関係情報で構成され/起動され/提供されていないと判定することに基づいて、無線デバイスは、少なくとも一つの第一のTCI状態の中で第一のTCI状態を決定/選択し得る(例えば、図23に記述のPDCCHに対する少なくとも一つのTCI状態の中でTCI状態を選択する)。一実施例では、アップリンク情報/シグナリングを送信するための第一のアップリンクリソースが、空間関係情報で構成され/起動され/提供されておらず、第一のセルがスケジューリングセルであると判定することに基づいて、無線デバイスは、少なくとも一つの第一のTCI状態の中から第一のTCI状態を決定/選択し得る。一実施例では、アップリンク情報/シグナリングを送信するための第一のアップリンクリソースが、空間関係情報で構成され/起動され/提供されておらず、および一つまたは複数の構成パラメーターが第一のセルに対する一つまたは複数のコアセットを示すと判定することに基づいて、無線デバイスは、少なくとも一つの第一のTCI状態(PDCCHに適用可能)の中で第一のTCI状態を決定/選択し得る。
一実施例では、一つまたは複数の第一のアップリンクリソースのうち、アップリンク情報/シグナリングを送信するための第一のアップリンクリソースが、空間関係情報で構成され/起動され/提供されていないと判定することに基づいて、無線デバイスは、少なくとも一つの第二のTCI状態(PDSCHに適用可能)の中で第一のTCI状態を決定/選択し得ない。一実施例では、アップリンク情報/シグナリングを送信するための第一のアップリンクリソースが、空間関係情報で構成され/起動され/提供されておらず、第一のセルがスケジューリングセルであると判定することに基づいて、無線デバイスは、少なくとも一つの第二のTCI状態の中で第一のTCI状態を決定/選択し得ない。一実施例では、アップリンク情報/シグナリングを送信するための第一のアップリンクリソースが、空間関係情報で構成され/起動され/提供されておらず、および一つまたは複数の構成パラメーターが第一のセルの第一のダウンリンクBWPに対する一つまたは複数のコアセットを示すと判定することに基づいて、無線デバイスは、少なくとも一つの第二のTCI状態(PDSCH用)の中で第一のTCI状態を特定/選択し得ない。
一実施例では、一つまたは複数の第二のアップリンクリソースのうちの、アップリンク情報/シグナリングを送信するための第二のアップリンクリソースが、空間関係情報で構成され/起動され/提供されていないと判定することに基づいて、無線デバイスは、少なくとも一つの第三のTCI状態(例えば、図18~図20に記述されるPDSCHの少なくとも一つのTCI状態の中のTCI状態を選択する)の中で第二のTCI状態を決定/選択し得る。一実施例では、アップリンク情報/シグナリングを送信するための第二のアップリンクリソースが、空間関係情報で構成され/起動され/提供されておらず、第二のセルがスケジュールされたセルであると判定することに基づいて、無線デバイスは、少なくとも一つの第三のTCI状態の中で第二のTCI状態を決定/選択し得る。一実施例では、アップリンク情報/シグナリングを送信するための第二のアップリンクリソースが、空間関係情報で構成され/起動され/提供されておらず、および一つまたは複数の構成パラメーターが第二のセルの第二のダウンリンクBWPのコアセットを示していないと判定することに基づいて、無線デバイスは、少なくとも一つの第三のTCI状態(PDSCHに適用可能)の中で第二のTCI状態を決定/選択し得る。
一実施例では、無線デバイスは、空間ドメイン受信フィルターを使用して、少なくとも一つの第一のTCI状態の中で、第一のTCI状態によって(またはその中に)示される第一のRSを受信し得る。一実施例では、無線デバイスは、第一のRSの受信のために空間ドメイン受信フィルターを使用し得る。無線デバイスは、第一のアップリンクリソースを介して、空間ドメイン受信フィルターと同じ空間ドメイン送信フィルターを使用して、アップリンク情報/シグナリングを送信し得る。一実施例では、第一のRSを示す第一のTCI状態を決定/選択することに基づいて、無線デバイスは、第一のアップリンクリソースを介して、空間ドメイン受信フィルターと同じ空間ドメイン送信フィルター(第一のRSを受信するために使用される、または第一のRSの受信のために使用される)を使用して、アップリンク情報/シグナリングを送信し得る。一実施例では、第一のRSを示す第一のTCI状態を決定/選択することに基づいて、無線デバイスは、第一のアップリンクリソースを介して、空間ドメイン受信フィルター(第一のRSを受信するために使用される、または第一のRSの受信のために使用される)を用いて、アップリンク情報/シグナリングを送信し得る。
一実施例では、無線デバイスは、空間ドメイン受信フィルターを使用して、少なくとも一つの第三のTCI状態の中で第二のTCI状態によって(またはその中に)示される第二のRSを受信し得る。一実施例では、無線デバイスは、第二のRSの受信のために空間ドメイン受信フィルターを使用し得る。無線デバイスは、第二のアップリンクリソースを介して、空間ドメイン受信フィルターと同じ空間ドメイン送信フィルターを使用して、アップリンク情報/シグナリングを送信し得る。一実施例では、第二のRSを示す第二のTCI状態を決定/選択することに基づいて、無線デバイスは、第二のアップリンクリソースを介して、空間ドメイン受信フィルターと同じ空間ドメイン送信フィルター(第二のRSを受信するために使用される、または第二のRSの受信のために使用される)を使用して、アップリンク情報/シグナリングを送信し得る。一実施例では、第二のRSを示す第二のTCI状態を決定/選択することに基づいて、無線デバイスは、第二のアップリンクリソースを介して、空間ドメイン受信フィルター(第二のRSを受信するために使用される、または第二のRSの受信のために使用される)を用いて、アップリンク情報/シグナリングを送信し得る。
一実施例では、無線デバイスは、基地局から、セルのアクティブアップリンクBWPのアップリンクチャネル/信号(例えば、PUCCH、PUSCH、SRS)に対する空間関係を示す構成パラメーターまたは起動コマンドを受信し得ない。無線デバイスは、ビームコレスポンデンスを支持し得る。ビームコレスポンデンスを支持することに基づいて、無線デバイスは、セルのアクティブダウンリンクBWPを介して、ダウンリンクチャネル/信号(例えば、PDCCH、PDSCH、CSI-RS)を受信するために使用されるビームを用いて、アップリンクチャネル/信号(例えば、PUCCH、PUSCH、SRS)を送信し得る。
実施例では、セルのアクティブダウンリンクBWPは、一つまたは複数の制御リソースセット(コアセット)を含んでもよい。既存のシステムでは、無線デバイスは、一つまたは複数のコアセット間のコアセットのTCI状態に基づいて、アクティブアップリンクBWPを介したアップリンクチャネル/チャネルの送信のための空間ドメイン送信フィルターを決定し得る。コアセットは、例えば、一つまたは複数のコアセットの一つまたは複数のコアセットインデックスの中で最も低いコアセットインデックスを有し得る。
一実施例では、無線デバイスは、基地局から構成パラメーターを受信することができる。構成パラメーターは、セルのダウンリンクBWPに対する複数のコアセットを示し得る。ダウンリンクBWPは、複数のコアセットを含んでもよい。構成パラメーターは、複数のコアセットのうちの一つまたは複数の第一のコアセットに対する第一のコアセットグループインデックス(例えば、0)を示し得る。構成パラメーターは、複数のコアセットのうちの一つまたは複数の第二のコアセットに対する第二のコアセットグループインデックス(例えば、1)を示し得る。
一実施例では、無線デバイスが、第一のTRPおよび第二のTRPを含む複数のTRPによってサーブ(例えば、送信または受信)され得る。第一のTRPは、第一のコアセットグループインデックスを有する一つまたは複数の第一のコアセットを介してDCIを送信し得る。第一のTRPは、第二のコアセットグループインデックスを有する一つまたは複数の第二のコアセットを介してDCIを送信し得ない。第二のTRPは、第二のコアセットグループインデックスを有する一つまたは複数の第二のコアセットを介してDCIを送信し得る。第二のTRPは、第一のコアセットグループインデックスを有する一つまたは複数の第一のコアセットを介してDCIを送信し得ない。
一実施例では、空間関係のないアップリンクチャネル/信号は、第一のTRPに対して(構成)され得る。構成パラメーターは、第一のTRPのアップリンクチャネル/信号を示し得る。第一のTRPは、アップリンクチャネル/信号を監視し得る。第二のTRPは、第一のTRPのアップリンクチャネル/信号(構成)に基づいて、アップリンクチャネル/信号を監視し得ない。既存のシステムの実施において、無線デバイスは、複数のコアセットの中のコアセットのTCI状態に基づいて、アップリンクチャネル/信号の送信のための空間ドメイン送信フィルターを決定し得る。コアセットは、例えば、複数のコアセットのうちの複数のコアセットインデックスの中で、最も低いコアセットインデックスを有し得る。これにより、第二のTRPに関連付けられる一つまたは複数の第二のコアセットの中から、コアセットを選択する結果となり得る。コアセットは、第二のTRPに関連付けられる一つまたは複数の第二のコアセットの中であり得る。例えば、一つまたは複数の第二のコアセットのコアセットは、複数のコアセットの複数のコアセットインデックスの中で最も低いコアセットインデックスで識別/表示され得る。無線デバイスは、第一のTRPおよび第二のTRPに対して、異なるTCI状態(例えば、異なる方向、異なる幅、狭い範囲などを有するビーム)を使用し得る。第一のTRPの(またはその方向の)アップリンクチャネル/信号を、第二のTRPに関連付けられるコアセットに基づいて決定される空間ドメイン送信フィルターで送信することは、ビームのミスアライメント、カバレッジ損失、データ速度の低下、および他のセル/無線デバイスへの干渉の増加をもたらし得る。無線デバイスが複数のTRPによってサーブされるとき(またはセルのアクティブダウンリンクBWPは、第一のコアセットグループインデックスおよび第二のコアセットグループインデックスを有するコアセットを含む)、空間関係のないアップリンクチャネル/信号(例えば、またはリソース)に対する空間ドメイン送信フィルター決定のための強化された手順が必要である。
例示的実施形態は、無線デバイスが複数のTRPによってサーブされる場合に、コアセットの選択を改善/強化する。アップリンクチャネル/信号は、アップリンクリソースインデックスと関連付けられてもよい。構成パラメーターは、例えば、アップリンクチャネル/信号のアップリンクリソースインデックスを示し得る。無線デバイスは、例えば、コアセットグループインデックスを有するコアセットを介してDCIを受信することに基づいて、アップリンクリソースインデックスを決定し得る。DCIはアップリンクリソースを示す。無線デバイスがDCIを受信するコアセットのコアセットグループインデックスは、アップリンクリソースを示し得る。
例示的実施形態では、無線デバイスは、複数のコアセットの中から、アップリンクチャネル/信号のアップリンクリソースインデックスと同じ(または等しい)コアセットグループインデックスを有するコアセットを選択し得る。例えば、アップリンクリソースインデックスが第一のコアセットグループインデックスと等しい場合、無線デバイスは、一つまたは複数の第一のコアセットの中からコアセットを選択する。アップリンクリソースインデックスが第二のコアセットグループインデックスと等しい場合、無線デバイスは、一つまたは複数の第二のコアセットの中からコアセットを選択する。
例示的実施形態では、無線デバイスは、複数のコアセットの中からコアセットを選択し得る。コアセットは、i)複数のコアセットの複数のコアセットインデックスの中で最も低いコアセットインデックスを有してもよく、ii)アップリンクリソースインデックスと同じ(または等しい)コアセットグループインデックスを有し得る。
例えば、アップリンクチャネル/信号のアップリンクリソースインデックスが第一のコアセットグループインデックスと等しい場合、無線デバイスは、一つまたは複数の第一のコアセットの中からコアセットを選択する。一つまたは複数の構成パラメーターは、コアセットについて、アップリンクリソースインデックスと同じ第一のコアセットグループインデックスを示し得る。コアセットは、一つまたは複数の第一のコアセットの一つまたは複数の第一のコアセットインデックスの中で、最も低いコアセットインデックスを有し得る。無線デバイスは、第一のTRPのアップリンクチャネル/信号を、第一のTRPに関連付けられるコアセットに基づいて決定される空間ドメイン送信フィルターで送信し得る。これは、ビームのミスアライメント、カバレッジ損失、データ速度の低下、および他のセル/無線デバイスへの干渉の増加を低減し得る。
図25は、本開示の実施形態の一態様による、空間フィルター決定の一例である。
一実施例では、無線デバイスは、一つまたは複数のメッセージを受信することができる(例えば、図25の時間T0で)。一実施例では、無線デバイスは、基地局から一つまたは複数のメッセージを受信することができる。一つまたは複数のメッセージは、一つまたは複数の構成パラメーターを含んでもよい(例えば、図25の構成パラメーター)。一つまたは複数の構成パラメーターは、複数のコアセットグループを示し得る(例えば、図25の第一のコアセットグループ、第二のコアセットグループ)。一実施例では、複数のコアセットグループは、複数のコアセットを含んでもよい(例えば、図25のCoreset-1、Coreset-2、Coreset-3、Coreset-4)。一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、セルのダウンリンクBWPのための複数のコアセットグループを示し得る(例えば、図25のセル)。一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、セルのダウンリンクBWPに対する複数のコアセットを示し得る。複数のコアセットグループの各コアセットグループは、それぞれの一つまたは複数のコアセットを含んでもよい。一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、複数のコアセットグループにグループ化された複数のコアセットを示し得る。
一実施例では、図25では、複数のコアセットグループは、第一のコアセットグループおよび第二のコアセットグループを含んでもよい。第一のコアセットグループは、一つまたは複数の第一のコアセットを含んでもよい(例えば、図25のCoreset-1およびCoreset-2)。一実施例では、一つまたは複数の第一のコアセットは、第一のコアセット(例えば、Coreset-1)を含み得る。一つまたは複数の第一のコアセットは、第二のコアセット(例えば、Coreset-2)を含み得る。第二のコアセットグループは、一つまたは複数の第二のコアセットを含み得る(例えば、Coreset-3およびCoreset-4)。一実施例では、一つまたは複数の第二のコアセットは、第三のコアセット(例えば、Coreset-3)を含み得る。一つまたは複数の第二のコアセットは、第四のコアセット(例えば、Coreset-4)を含んでもよい。
一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、複数のコアセットのコアセットインデックス(例えば、上位層パラメーターControlResourceSetIdによって提供される)を示し得る。一実施例では、複数のコアセットの各コアセットは、コアセットインデックスのそれぞれのコアセットインデックスによって識別され得る。一実施例では、第一のコアセットは、コアセットインデックスの第一のコアセットインデックス(例えば、図25の第一のコアセットインデックス)によって識別され得る。一実施例では、第二のコアセットは、コアセットインデックスの第二のコアセットインデックス(例えば、図25の第二のコアセットインデックス)によって識別され得る。一実施例では、第三のコアセットは、コアセットインデックスの第三のコアセットインデックス(例えば、図25の第三のコアセットインデックス)によって識別され得る。一実施例では、第四のコアセットは、コアセットインデックスの第四のコアセットインデックス(例えば、図25の第四のコアセットインデックス)によって識別され得る。
一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、複数のコアセットのコアセットグループインデックスを示し得る。一実施例では、複数のコアセットの各コアセットは、コアセットグループインデックスのそれぞれのコアセットグループインデックスによって識別され得る。一実施例では、第一のコアセットグループの第一のコアセットは、コアセットグループインデックスの第一のコアセットグループインデックス(例えば、図25の第一のコアセットグループインデックス)によって識別され得る。一実施例では、第一のコアセットグループの第二のコアセットは、コアセットグループインデックスの第二のコアセットグループインデックス(例えば、図25の第二のコアセットグループインデックス)によって識別され得る。一実施例では、第二のコアセットグループの第三のコアセットは、コアセットグループインデックスの第三のコアセットグループインデックス(例えば、図25の第三のコアセットグループインデックス)によって識別され得る。一実施例では、第二のコアセットグループの第四のコアセットは、コアセットグループインデックスの第四のコアセットグループインデックス(例えば、図25の第四のコアセットグループインデックス)によって識別され得る。
一実施例では、無線デバイスは、複数のコアセットのうち、一つまたは複数のコアセットを、複数のコアセットグループのコアセットグループ内の同じコアセットグループインデックスでグループ化し得る。一実施例では、無線デバイスは、複数のコアセットのうち、コアセットを、異なるコアセットグループ内の異なるコアセットグループインデックスでグループ化し得る。一実施例では、複数のコアセットのうち、複数のコアセットグループのコアセットグループにおける、一つまたは複数のコアセットは、同じコアセットグループインデックスを有し得る/共有し得る。一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、コアセットグループ内の一つまたは複数のコアセットに対して、同じコアセットグループインデックスを示し得る。コアセットグループ内の一つまたは複数のコアセットの一つまたは複数のコアセットグループインデックスは、同じ/等しくてもよい。一実施例では、コアセットグループ中の一つまたは複数のコアセットの各コアセットのそれぞれのコアセットグループインデックスは、同じ/等しくてもよい。
一実施例では、第一のコアセットグループ内の一つまたは複数の第一のコアセットは、同じコアセットグループインデックス(例えば、ゼロ、1、2など)を有し得る/共有し得る。一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、第一のコアセットグループにおける一つまたは複数の第一のコアセットに対して、同じコアセットグループインデックスを示し得る。一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、第一のコアセットグループにおける一つまたは複数の第一のコアセットの各コアセットに対して、同じコアセットグループインデックスを示し得る。一実施例では、第一のコアセットグループインデックスおよび第二のコアセットグループインデックスは、同じ/等しくてもよい。無線デバイスは、第一のコアセットグループインデックスおよび第二のコアセットグループインデックスが同じ/等しいことに基づいて、第一のコアセットおよび第二のコアセットを第一のコアセットグループ内にグループ化し得る。第一のコアセットと第二のコアセットは、第一のコアセットグループインデックスと第二のコアセットグループインデックスが同じ/等しいことに基づいて、同じコアセットグループ(例えば、第一のコアセットグループ)内にあり得る。
一実施例では、第二のコアセットグループの一つまたは複数の第二のコアセットは、同じコアセットグループインデックス(例えば、ゼロ、1、2など)を有し得る/共有し得る。一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、第二のコアセットグループ内の一つまたは複数の第二のコアセットに対して同じコアセットグループインデックスを示し得る。一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、第二のコアセットグループにおける一つまたは複数の第二のコアセットの各コアセットに対して、同じコアセットグループインデックスを示し得る。一実施例では、第三のコアセットグループインデックスおよび第四のコアセットグループインデックスは、同じ/等しくてもよい。無線デバイスは、第三のコアセットグループインデックスおよび第四のコアセットグループインデックスが同じ/等しいことに基づいて、第三のコアセットおよび第四のコアセットを第二のコアセットグループ内にグループ化し得る。第三のコアセットおよび第四のコアセットは、第三のコアセットグループインデックスおよび第四のコアセットグループインデックスが同じ/等しいことに基づいて、同じコアセットグループ(例えば、第二のコアセットグループ)の中にあり得る。
一実施例では、第一のコアセットグループインデックスと第三のコアセットグループインデックスは異なってもよい。無線デバイスは、第一のコアセットグループインデックスおよび第三のコアセットグループインデックスが異なることに基づいて、第一のコアセットおよび第三のコアセットを異なるコアセットグループ内にグループ化し得る。一実施例では、無線デバイスは、第一のコアセットを第一のコアセットグループ内にグループ化することができる。無線デバイスは、第一のコアセットグループインデックスおよび第三のコアセットグループインデックスが異なることに基づいて、第三のコアセットを第一のコアセットグループとは異なる第二のコアセットグループにグループ化し得る。
一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、セルのダウンリンクBWPの複数のコアセットに対する一つまたは複数のTCI状態(例えば、PDCCHに対するTCI状態)を示し得る。一実施例では、一つまたは複数のTCI状態は、一つまたは複数のTCI状態のTCI状態におけるダウンリンク基準信号とPDCCH DMSRSポート間のQCL関係を提供し得る。
一実施例では、一つまたは複数のTCI状態は、一つまたは複数の第一のTCI状態および一つまたは複数の第二のTCI状態を含み得る。一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、第一のコアセットグループにおける一つまたは複数の第一のコアセットに対する一つまたは複数の第一のTCI状態を示し得る。一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、第二のコアセットグループにおける一つまたは複数の第二のコアセットに対する一つまたは複数の第二のTCI状態を示し得る。
一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、セル上の/に対する一つまたは複数のアップリンクリソース(例えば、図25のアップリンクリソース0、アップリンクリソース1、アップリンクリソース2、アップリンクリソース3)を示し得る。一実施例では、一つまたは複数のアップリンクリソースは、セル上の/に対する一つまたは複数の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを含んでもよい。一実施例では、一つまたは複数のアップリンクリソースは、セル上の/に対する一つまたは複数のサウンディング基準信号(SRS)リソースを含んでもよい。一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、セルのアップリンクBWP上の/に対する一つまたは複数のアップリンクリソースを示し得る。
一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、一つまたは複数のアップリンクリソースのアップリンクリソースインデックスを示し得る。一実施例では、一つまたは複数のアップリンクリソースの各アップリンクリソースは、アップリンクリソースインデックスのそれぞれのアップリンクリソースインデックスによって識別され得る。一実施例では、一つまたは複数のアップリンクリソースのうちの第一のアップリンクリソース(例えば、アップリンクリソース0)は、アップリンクリソースインデックスの第一のアップリンクリソースインデックスによって識別され得る。一実施例では、一つまたは複数のアップリンクリソースのうちの第二のアップリンクリソース(例えば、アップリンクリソース1)は、アップリンクリソースインデックスの第二のアップリンクリソースインデックスによって識別され得る。一実施例では、一つまたは複数のアップリンクリソースのうちの第三のアップリンクリソース(例えば、アップリンクリソース2)は、アップリンクリソースインデックスの第三のアップリンクリソースインデックスによって識別され得る。一実施例では、一つまたは複数のアップリンクリソースの第四のアップリンクリソース(例えば、アップリンクリソース3)は、アップリンクリソースインデックスの第四のアップリンクリソースインデックスによって識別され得る。
一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、一つまたは複数のアップリンクリソースを含む複数のアップリンクリソースセットを示し得る。複数のアップリンクリソースセットのアップリンクリソースセットは、一つまたは複数のアップリンクリソースのうちの少なくとも一つのアップリンクリソースを含んでもよい。一実施例では、一つまたは複数のアップリンクリソースセットは、第一のアップリンクリソースセットおよび第二のアップリンクリソースセットを含んでもよい。第一のアップリンクリソースセットは、第一のアップリンクリソースを含んでもよい(例えば、図25のアップリンクリソース0)。第一のアップリンクリソースセットは、第二のアップリンクリソースを含んでもよい(例えば、図25のアップリンクリソース1)。第二のアップリンクリソースセットは、第三のアップリンクリソースを含んでもよい(例えば、図25のアップリンクリソース2)。第二のアップリンクリソースセットは、第四のアップリンクリソースを含んでもよい(例えば、図25のアップリンクリソース3)。
一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、複数のアップリンクリソースセットに対するアップリンクリソースセットのインデックスを示し得る。一実施例では、複数のアップリンクリソースセットの各アップリンクリソースセットは、アップリンクリソースセットインデックスのそれぞれのアップリンクリソースセットインデックスによって識別され得る。一実施例では、複数のアップリンクリソースセットの第一のアップリンクリソースセットは、アップリンクリソースセットインデックスの第一のアップリンクリソースセットインデックスによって識別され得る。一実施例では、複数のアップリンクリソースセットの第二のアップリンクリソースセットは、アップリンクリソースセットインデックスの第二のアップリンクリソースセットインデックスによって識別され得る。
一実施例では、無線デバイスは、ダウンリンクBWPを起動し得る。一実施例では、無線デバイスは、アップリンクBWPを起動し得る。
一実施例では、図25の時刻T1で、無線デバイスは、複数のコアセットに対して、一つまたは複数のTCI状態のうちの一つまたは複数の起動TCI状態を起動させる、複数のMAC CE(例えば、UE固有のPDCCH MAC CEに対するTCI状態表示)を受信し得る。一実施例では、無線デバイスは、各々が、複数のコアセットのコアセットに対してそれぞれのTCI状態を起動させる、複数のMAC CEを受信し得る。一実施例では、無線デバイスは、複数のコアセットのコアセットに対して、一つまたは複数の起動TCI状態の各TCI状態を起動/使用し得る。一実施例では、無線デバイスは、複数のコアセットのうちの(単一の、一つのみ)コアセットに対して、一つまたは複数の起動TCI状態の各TCI状態を起動/使用し得る。一実施例では、(起動された)一つまたは複数の起動TCI状態は、セルのアクティブダウンリンクBWPにおけるPDCCH受信(一つまたは複数のコアセット内)に適用可能であり得る。
一例では、一つまたは複数の起動TCI状態は、一つまたは複数の第一のTCI状態のうちの、第一のコアセットグループ内の一つまたは複数の第一のコアセットに対する(または適用可能な)一つまたは複数の第一の起動TCI状態、および一つまたは複数の第二のTCI状態のうちの、第二のコアセットグループ内の一つまたは複数の第二のコアセットに対する(または適用可能な)一つまたは複数の第二の起動TCI状態を含み得る。
一実施例では、一つまたは複数の起動TCI状態は、第一のコアセットに対する第一のTCI状態、第二のコアセットに対する第二のTCI状態、第三のコアセットに対する第三のTCI状態、第四のコアセットに対する第四のTCI状態を含んでもよい。一つまたは複数の第一の起動TCI状態は、第一のTCI状態および第二のTCI状態を含み得る。一つまたは複数の第二の起動TCI状態は、第三のTCI状態および第四のTCI状態を含んでもよい。
一実施例では、無線デバイスは、複数のコアセットのうち、一つまたは複数のコアセットを、複数のコアセットグループのコアセットグループ内に同じTCI状態でグループ化し得る。一実施例では、同じTCI状態を有する一つまたは複数のコアセットをグループ化することは、無線デバイスが、それぞれ、コアセットグループにおいて同じ準同一位置タイプ(例えば、QCLタイプD)を有する同じ基準信号を示すそれぞれのTCI状態を有する、一つまたは複数のコアセットをグループ化することを含んでもよい。一実施例では、無線デバイスは、複数のコアセットのうち、コアセットを異なるコアセットグループにおいて異なるTCI状態で、グループ化し得る。一実施例では、複数のコアセットのうち、複数のコアセットグループのコアセットグループにおける、一つまたは複数のコアセットは、同じTCI状態を有し得る/共有し得る。一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、コアセットグループ内の一つまたは複数のコアセットに対して、同じTCI状態を示し得る。コアセットグループ内の一つまたは複数のコアセットの一つまたは複数のTCI状態は、同じ/等しくてもよい。一実施例では、コアセットグループ中の一つまたは複数のコアセットの各コアセットのそれぞれのTCI状態は、同じ/等しくてもよい。
一実施例では、第一のコアセットグループ内の一つまたは複数の第一のコアセットは、同じTCI状態を有し得る/共有し得る。一実施例では、複数のMAC CEは、第一のコアセットグループ中の一つまたは複数の第一のコアセットに対して、同じTCI状態を起動し得る。一実施例では、複数のMAC CEは、第一のコアセットグループ内の一つまたは複数の第一のコアセットの各コアセットに対して、同じTCI状態を起動し得る。一実施例では、第一のTCI状態および第二のTCI状態は、同じ/等しくてもよい。無線デバイスは、第一のTCI状態および第二のTCI状態が同じ/等しいことに基づいて、第一のコアセットおよび第二のコアセットを第一のコアセットグループにグループ化し得る。第一のコアセットおよび第二のコアセットは、第一のTCI状態および第二のTCI状態が同じ/等しいことに基づいて、同じコアセットグループ(例えば、第一のコアセットグループ)の中にあり得る。
一実施例では、第二のコアセットグループ内の一つまたは複数の第二のコアセットは、同じTCI状態を有し得る/共有し得る。一実施例では、複数のMAC CEは、第二のコアセットグループ中の一つまたは複数の第二のコアセットに対して、同じTCI状態を起動し得る。一実施例では、複数のMAC CEは、第二のコアセットグループ中の一つまたは複数の第二のコアセットの各コアセットに対して、同じTCI状態を起動し得る。一実施例では、第三のTCI状態および第四のTCI状態は、同じ/等しくてもよい。無線デバイスは、第三のTCI状態および第四のTCI状態が同じ/等しいことに基づいて、第三のコアセットおよび第四のコアセットを第二のコアセットグループ内にグループ化し得る。第三のコアセットおよび第四のコアセットは、第三のTCI状態および第四のTCI状態が同じ/等しいことに基づいて、同じコアセットグループ(例えば、第二のコアセットグループ)の中にあり得る。
一実施例では、第一のTCI状態と第三のTCI状態は異なってもよい。無線デバイスは、第一のTCI状態および第三のTCI状態が異なることに基づいて、第一のコアセットおよび第三のコアセットを、異なるコアセットグループにグループ化し得る。一実施例では、無線デバイスは、第一のコアセットを第一のコアセットグループ内にグループ化することができる。無線デバイスは、第一のTCI状態および第三のTCI状態が異なることに基づいて、第三のコアセットを第一のコアセットグループとは異なる第二のコアセットグループ内にグループ化し得る。
一実施例では、(起動された)第一のTCI状態は、セルの(アクティブ)ダウンリンクBWPの第一のコアセットにおけるPDCCH受信に適用可能であり得る。一実施例では、(起動された)第二のTCI状態は、セルの(アクティブ)ダウンリンクBWPの第二のコアセットにおけるPDCCH受信に適用可能であり得る。一実施例では、(起動された)第三のTCI状態は、セルの(アクティブ)ダウンリンクBWPの第三のコアセットにおけるPDCCH受信に適用可能であり得る。一実施例では、(起動された)第四のTCI状態は、セルの(アクティブ)ダウンリンクBWPの第四のコアセットにおけるPDCCH受信に適用可能であり得る。
一実施例では、無線デバイスは、一つまたは複数のアップリンクリソースのうち、アップリンク情報/シグナリングを送信するためのアップリンクリソースが、空間関係情報(例えば、PUCCH-SpatialRelationInfo、SRS用のSpatialRelationInfo)で構成されていないと決定し得る。一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、アップリンクリソースに対する空間関係情報を示し得ない。一実施例では、図25では、アップリンクリソースはアップリンクリソース1およびアップリンクリソース3であり得る。
一実施例では、無線デバイスは、一つまたは複数のアップリンクリソースのうち、アップリンク情報/シグナリングを送信するためのアップリンクリソースが、MAC CEによって空間関係情報(例えば、PUCCH空間関係起動/停止MAC CE、SP SRS起動/停止MAC CE)で起動/提供されていないと決定し得る。一実施例では、図25では、アップリンクリソースはアップリンクリソース1およびアップリンクリソース3であり得る。一実施例では、無線デバイスは、MACCE(例えば、PUCCH空間関係起動/停止MAC CE、SPSRS起動/停止MACCE)が、アップリンクリソース(例えば、図25のT0とT2の間)に対して受信しないと判断し得る。
例では、アップリンクリソースは、アップリンクリソースインデックスのアップリンクリソースインデックスによって識別され得る。
一実施例では、複数のアップリンクリソースセットのアップリンクリソースセットは、アップリンクリソースを含んでもよい。アップリンクリソースセットは、アップリンクリソースセットインデックスのアップリンクリソースセットインデックスによって識別され得る。
一実施例では、一つまたは複数のアップリンクリソースのうち、アップリンク情報/シグナリングを送信するためのアップリンクリソースが、空間関係情報で構成され/起動され/提供されていないと判定することに基づいて、無線デバイスは、複数のコアセットグループの中からコアセットグループを決定/選択し得る。
一実施例では、決定/選択されたコアセットグループは、一つまたは複数のコアセットを含んでもよい。一実施例では、図25では、決定/選択されたコアセットグループが第一のコアセットグループであるとき、一つまたは複数のコアセットは、第一のコアセットグループの一つまたは複数の第一のコアセット(例えば、Coreset-1およびCoreset-2)を含んでもよい。一実施例では、決定/選択されたコアセットグループが第二のコアセットグループであるとき、一つまたは複数のコアセットは、第二のコアセットグループの一つまたは複数の第二のコアセット(例えば、Coreset-3およびCoreset-4)を含んでもよい。一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、決定/選択されたコアセットグループ内の一つまたは複数のコアセットに対して、(例えば、上位層パラメーターのControlSourceSetIdによって提供される、コアセットインデックスの)一つまたは複数のコアセットインデックスを示し得る。一実施例では、一つまたは複数のコアセットの各コアセットは、一つまたは複数のコアセットインデックスのそれぞれのコアセットインデックスによって識別され得る。
一実施例では、一つまたは複数の起動TCI状態は、一つまたは複数の選択された起動TCI状態を含み得る。一実施例では、一つまたは複数の起動TCI状態の中で、一つまたは複数の選択された起動TCI状態は、決定された/選択されたコアセットグループ中の一つまたは複数のコアセットに対して(または適用可能)であり得る。一実施例では、決定/選択されたコアセットグループが第一のコアセットグループであるとき、一つまたは複数の選択された起動TCI状態は、一つまたは複数の第一の起動TCI状態を含み得る。一実施例では、決定/選択されたコアセットグループが第二のコアセットグループであるとき、一つまたは複数の選択された起動TCI状態は、一つまたは複数の第二の起動TCI状態を含み得る。
一実施例では、図23に記載されるように、コアセットグループを決定/選択することに基づいて、無線デバイスは、一つまたは複数の選択された起動TCI状態の中からTCI状態を決定/選択する。TCI状態は、基準信号(RS)を含んでも/示し得る。RSは、基準RSであり得る。RSは、ダウンリンクRS(例えば、SSB、CSI-RS、DM-RS)であり得る。RSは、アップリンクRS(例えば、SRS、DM-RS)であり得る。TCI状態は、準同一位置タイプを含んでも/示し得る。準同一位置タイプは、QCLタイプDとすることができる。一実施例では、TCI状態は、RSの準同一位置タイプを示し得る。
一実施例では、無線デバイスは、空間ドメイン受信フィルターを使用して、一つまたは複数の選択された起動TCI状態の中で、TCI状態によって(またはその中に)示されるRSを受信し得る。一実施例では、無線デバイスは、RSの受信のために空間ドメイン受信フィルターを使用し得る。無線デバイスは、アップリンクリソースを介して、(例えば、図25の時間T2で)空間ドメイン受信フィルターと同じ空間ドメイン送信フィルターを使用して、アップリンク情報/シグナリングを送信することができる。一実施例では、RSを示すTCI状態を決定/選択することに基づいて、無線デバイスは、アップリンクリソースを介して、(RSを受信するために使用される、またはRSの受信のために使用される)空間ドメイン受信フィルターと同じ空間ドメイン送信フィルターを使用して、アップリンク情報/シグナリングを送信し得る。一実施例では、RSを示すTCI状態を決定/選択することに基づいて、無線デバイスは、アップリンク情報/シグナリングシグナリングを、アップリンクリソースを介して、空間ドメイン受信フィルター(RSを受信するために使用される、またはRSの受信のために使用される)を用いて、送信し得る。
一実施例では、無線デバイスは、空間ドメイン送信フィルターを使用して、一つまたは複数の選択された起動TCI状態の中で、TCI状態によって(またはその中に)示されるRSを送信し得る。一実施例では、無線デバイスは、空間ドメイン送信フィルターをRSの送信に使用し得る。無線デバイスは、アップリンクリソースを介して、RSの送信に使用される空間ドメイン送信フィルターと同じ空間ドメイン送信フィルターを使用して、アップリンク情報/シグナリングを送信し得る。一実施例では、RSを示すTCI状態を決定/選択することに基づいて、無線デバイスは、アップリンクリソースを介して、(RSを送信するために使用される、またはRSの送信のために使用される)空間ドメイン送信フィルターと同じ空間ドメイン送信フィルターを使用して、アップリンク情報/シグナリングを送信し得る。一実施例では、RSを示すTCI状態を決定/選択することに基づいて、無線デバイスは、アップリンク情報/シグナリングシグナリングを、アップリンクリソースを介して、(RSを送信するために使用される、またはRSの送信のために使用される)空間ドメイン送信フィルターで送信し得る。
一実施例では、コアセットグループを決定/選択することに基づいて、無線デバイスは、アップリンクリソースを介して、一つまたは複数の選択された起動TCI状態の中のTCI状態中の(またはそれによって示される)RSの受信(または送信)用の(に使用される)空間ドメイン送信フィルターを用いて、アップリンク情報/シグナリングを送信し得る。
一実施例では、図23に記載されるように、一つまたは複数の選択された起動TCI状態の中で、TCI状態を決定/選択することは、決定された/選択されたコアセットグループ内の一つまたは複数のコアセットの一つまたは複数のコアセットインデックスに基づいてもよい。一実施例では、無線デバイスは、一つまたは複数の選択された起動TCI状態の中で、一つまたは複数のコアセットの一つまたは複数のコアセットインデックスの中で、中で最も低い(または最も高い)コアセットインデックスを有する、決定された/選択されたコアセットグループにおける、コアセットに対し(起動された)TCI状態を決定/選択し得る。一実施例では、決定/選択されたコアセットグループが第一のコアセットグループであるとき、一つまたは複数の選択された起動TCI状態は、第一のコアセットインデックスによって識別された第一のコアセットの第一のTCI状態と、第二のコアセットインデックスによって識別された第二のコアセットの第二のTCI状態とを含んでもよい。一実施例では、第一のTCI状態と第二のTCI状態との間におけるTCI状態を決定/選択することは、第一のコアセットインデックスおよび第二のコアセットインデックスに基づいてもよい。一実施例では、無線デバイスは、第一のコアセットと第二のコアセットの中で、第一のコアセットインデックスと第二のコアセットインデックスとの間における、最も低い(または最も高い)コアセットインデックスを有する、コアセットのTCI状態を決定/選択し得る。一実施例では、決定/選択されたコアセットグループが第二のコアセットグループであるとき、一つまたは複数の選択された起動TCI状態は、第三のコアセットインデックスによって識別された第三のコアセットの第三のTCI状態と、第四のコアセットインデックスによって識別された第四のコアセットの第四のTCI状態とを含み得る。一実施例では、第三のTCI状態と第四のTCI状態との間におけるTCI状態を決定/選択することは、第三のコアセットインデックスおよび第四のコアセットインデックスに基づいてもよい。一実施例では、無線デバイスは、第三のコアセットと第四のコアセットとの間において、第三のコアセットインデックスと第四のコアセットインデックスとの間において、最も低い(または最も高い)コアセットインデックスを有する、コアセットのTCI状態を決定/選択し得る。
一実施例では、無線デバイスは、セルのアクティブダウンリンクBWP内の決定された/選択されたコアセットグループ内の一つまたは複数のコアセットに関連付けられる一つまたは複数の検索空間セットを監視し得る。一実施例では、無線デバイスは、セルのアクティブダウンリンクBWP内の決定された/選択されたコアセットグループ内の一つまたは複数のコアセットのコアセットに関連付けられる、一つまたは複数の検索空間セットのうちの、少なくとも一つの検索空間セットを監視し得る。一実施例では、無線デバイスは、セルのアクティブダウンリンクBWP中の決定された/選択されたコアセットグループ内の一つまたは複数のコアセットの各コアセットに対して、少なくとも一つのそれぞれの検索空間セットを監視し得る。
一実施例では、無線デバイスは、最新のスロット内の決定/選択されたコアセットグループの中の一つまたは複数のコアセットを監視し得る。
一実施例では、複数のコアセットグループは、グループインデックスによって識別され得る(またはそれと関連付けられてもよい)。一実施例では、複数のコアセットグループの各コアセットグループは、グループインデックスのそれぞれのグループインデックスによって識別され得る。一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、複数のコアセットグループのグループインデックスを示し得る。一実施例では、図25では、第一のコアセットグループは、第一のグループインデックスによって識別され得る(またはそれと関連付けられてもよい)。第一のコアセットグループが第一のグループインデックスによって識別される(または関連される)ことは、第一のコアセットグループ中の各コアセットのそれぞれのコアセットグループインデックスが第一のグループインデックスと等しいことを含み得る。第一のコアセットグループが第一のグループインデックスによって識別される(または関連付けられる)ことは、第一のコアセットグループ中の一つまたは複数の第一のコアセットの各コアセットのそれぞれのコアセットグループインデックスが、第一のグループインデックスと等しいことを含み得る。一実施例では、第一のコアセットグループにおける第一のコアセットの第一のコアセットグループインデックスは、第一のグループインデックスと等しい。一実施例では、第一のコアセットグループにおける第二のコアセットの第二のコアセットグループインデックスは、第一のグループインデックスと等しい。図25では、第二のコアセットグループは、第二のグループインデックスによって識別され得る(またはそれと関連付けられてもよい)。第二のコアセットグループが第二のグループインデックスによって識別される(または関連付けられる)ことは、第二のコアセットグループ中の各コアセットのそれぞれのコアセットグループインデックスが第二のグループインデックスと等しいことを含み得る。第二のコアセットグループが第二のグループインデックスによって識別される(または関連付けられる)ことは、第二のコアセットグループ中の一つまたは複数の第二のコアセットの各コアセットのそれぞれのコアセットグループインデックスが、第二のグループインデックスと等しいことを含み得る。一実施例では、第二のコアセットグループ中の第三のコアセットの第三のコアセットグループインデックスは、第二のグループインデックスと等しい。一実施例では、第二のコアセットグループ中の第四のコアセットの第四のコアセットグループインデックスは、第二のグループインデックスと等しい。
一実施例では、複数のコアセットグループの中からコアセットグループを決定/選択することは、複数のコアセットグループのグループインデックスに基づいてもよい。一実施例では、無線デバイスは、複数のコアセットグループの中で、複数のコアセットグループのグループインデックスの中で、最低(または最高)のグループインデックスを有するコアセットグループを決定/選択し得る。一実施例では、複数のコアセットグループは、第一のグループインデックスによって識別される第一のコアセットグループと、第二のグループインデックスによって識別される第二のコアセットグループとを含み得る。一実施例では、第一のコアセットグループと第二のコアセットグループとの間のコアセットグループを決定/選択することは、第一のグループインデックスおよび第二のグループインデックスに基づいてもよい。一実施例では、無線デバイスは、第一のコアセットグループおよび第二のコアセットグループの中で、第一のグループインデックスおよび第二のグループインデックスの中で最も低い(または最も高い)グループインデックスを有するコアセットグループを決定/選択し得る。
一実施例では、第一のグループインデックスは、第二のグループインデックスよりも低くてもよい。一実施例では、第一のグループインデックスが第二のグループインデックスよりも低いことに基づいて、無線デバイスは、第一のコアセットグループ状態を(選択された/決定された)コアセットグループとして選択し得る。一実施例では、第一のグループインデックスが第二のグループインデックスよりも低いことに基づいて、無線デバイスは、第二のコアセットグループを(選択された/決定された)コアセットグループとして選択し得る。
一実施例では、第一のグループインデックスは、第二のグループインデックスよりも高くてもよい。例では、第一のグループインデックスが第二のグループインデックスよりも高いことに基づいて、無線デバイスは、第一のコアセットグループを(選択された/決定された)コアセットグループとして選択することができる。一実施例では、第一のグループインデックスが第二のグループインデックスよりも高いことに基づいて、無線デバイスは、第二のコアセットグループを(選択された/決定された)コアセットグループとして選択し得る。
一実施例では、複数のコアセットグループの中からコアセットグループを決定/選択することは、アップリンクリソースのアップリンクリソースインデックスに基づいてもよい。一実施例では、無線デバイスは、複数のコアセットグループの中から、アップリンクリソースインデックスと同じ複数のコアセットグループのグループインデックスの中から、グループインデックスを有するコアセットグループを決定/選択し得る。一実施例では、複数のコアセットグループの中からコアセットグループを決定/選択することは、アップリンクリソースのアップリンクリソースインデックスに基づいてもよい。一実施例では、無線デバイスは、複数のコアセットグループの中から、アップリンクリソースインデックス(例えば、アップリンクリソースインデックス、アップリンクリソースインデックスの関数、アップリンクリソースインデックスプラス1、アップリンクリソースインデックスマイナス1などに等しい)に基づく複数のコアセットグループのグループインデックスのうち、グループインデックスを有する、コアセットグループを決定/選択し得る。
一実施例では、アップリンクリソースが、第二のアップリンクリソースインデックスによって識別される第二のアップリンクリソース(例えば、図25のアップリンクリソース1)であるとき、無線デバイスは、第一のコアセットグループおよび第二のコアセットグループの中で、第二のアップリンクリソースインデックスと同じグループインデックスを有するコアセットグループを選択/決定し得る。一実施例では、第一のコアセットグループの第一のグループインデックスと第二のアップリンクリソースインデックスは、同一であり得る。第二のコアセットグループの第二のグループインデックスと第二のアップリンクリソースインデックスは異なっていてもよい。第一のグループインデックスおよび第二のアップリンクリソースインデックスが同じであることに基づいて、無線デバイスは、第一のコアセットグループを(選択された/決定された)コアセットグループとして選択し得る。一実施例では、第一のコアセットグループの第一のグループインデックスと第二のアップリンクリソースインデックスは異なっていてもよい。第二のコアセットグループの第二のグループインデックスと第二のアップリンクリソースインデックスは、同一であり得る。第二のグループインデックスおよび第二のアップリンクリソースインデックスが同じであることに基づいて、無線デバイスは、第二のコアセットグループを(選択された/決定された)コアセットグループとして選択し得る。
一実施例では、アップリンクリソースが、第四のアップリンクリソースインデックスによって識別される第四のアップリンクリソース(例えば、図25のアップリンクリソース3)であるとき、無線デバイスは、第一のコアセットグループおよび第二のコアセットグループの中から、第四のアップリンクリソースインデックスと同じグループインデックスを有する、コアセットグループを選択/決定し得る。一実施例では、第一のコアセットグループの第一のグループインデックスと、第四のアップリンクリソースインデックスは、同一であり得る。第二のコアセットグループの第二のグループインデックスと第四のアップリンクリソースインデックスは異なってもよい。第一のグループインデックスおよび第四のアップリンクリソースインデックスが同じであることに基づいて、無線デバイスは、第一のコアセットグループを(選択された/決定された)コアセットグループとして選択し得る。一実施例では、第一のコアセットグループの第一のグループインデックスと第四のアップリンクリソースインデックスは異なってもよい。第二のコアセットグループの第二のグループインデックスと第四のアップリンクリソースインデックスは同一であり得る。第二のグループインデックスおよび第四のアップリンクリソースインデックスが同じであることに基づいて、無線デバイスは、第二のコアセットグループを(選択された/決定された)コアセットグループとして選択し得る。
一実施例では、複数のコアセットグループの中からコアセットグループを決定/選択することは、アップリンクリソースを含むアップリンクリソースセットのアップリンクリソースセットインデックスに基づいてもよい。一実施例では、無線デバイスは、複数のコアセットグループの中から、アップリンクリソースを含むアップリンクリソースセットのアップリンクリソースセットインデックスと同じ複数のコアセットグループのグループインデックスのうち、グループインデックスを有する、コアセットグループを決定/選択し得る。一実施例では、複数のコアセットグループの中からコアセットグループを決定/選択することは、アップリンクリソースを含むアップリンクリソースセットのアップリンクリソースセットインデックスに基づいてもよい。一実施例では、無線デバイスは、複数のコアセットグループの中から、アップリンクリソースセットインデックス(例えば、アップリンクリソースセットインデックス、アップリンクリソースセットインデックスの関数、アップリンクリソースセットインデックスプラス1、アップリンクリソースセットインデックスマイナス1など)に基づく複数のコアセットグループのグループインデックスの中で、グループインデックスを有する、コアセットグループを決定/選択し得る。
一実施例では、第一のアップリンクリソースセットインデックスによって識別される第一のアップリンクリソースセットが、アップリンクリソース(例えば、図25のアップリンクリソース1)を含む場合、無線デバイスは、第一のコアセットグループおよび第二のコアセットグループの中から、第一のアップリンクリソースセットインデックスと同じグループインデックスを有するコアセットグループを選択/決定することができる。一実施例では、第一のコアセットグループの第一のグループインデックスと第一のアップリンクリソースセットインデックスは、同一であり得る。第二のコアセットグループの第二のグループインデックスと第一のアップリンクリソースセットインデックスは異なってもよい。第一のグループインデックスおよび第一のアップリンクリソースセットインデックスが同じであることに基づいて、無線デバイスは、第一のコアセットグループを(選択された/決定された)コアセットグループとして選択し得る。一実施例では、第一のコアセットグループの第一のグループインデックスと第一のアップリンクリソースセットインデックスは異なっていてもよい。第二のコアセットグループの第二のグループインデックスと第一のアップリンクリソースセットインデックスは、同一であり得る。第二のグループインデックスおよび第一のアップリンクリソースセットインデックスが同じであることに基づいて、無線デバイスは、第二のコアセットグループを(選択された/決定された)コアセットグループとして選択し得る。
一実施例では、第二のアップリンクリソースセットインデックスによって識別される第二のアップリンクリソースセットが、アップリンクリソース(例えば、図25のアップリンクリソース3)を含む場合、無線デバイスは、第一のコアセットグループおよび第二のコアセットグループの中で、第二のアップリンクリソースセットインデックスと同じグループインデックスを有する、コアセットグループを選択/決定し得る。一実施例では、第一のコアセットグループの第一のグループインデックスと第二のアップリンクリソースセットインデックスは、同一であり得る。第二のコアセットグループの第二のグループインデックスと第二のアップリンクリソースセットインデックスは異なっていてもよい。第一のグループインデックスおよび第二のアップリンクリソースセットインデックスが同じであることに基づいて、無線デバイスは、第一のコアセットグループを(選択された/決定された)コアセットグループとして選択し得る。一実施例では、第一のコアセットグループの第一のグループインデックスと第二のアップリンクリソースセットインデックスは異なっていてもよい。第二のコアセットグループの第二のグループインデックスと第二のアップリンクリソースセットインデックスは、同一であり得る。第二のグループインデックスおよび第二のアップリンクリソースセットインデックスが同じであることに基づいて、無線デバイスは、第二のコアセットグループを(選択された/決定された)コアセットグループとして選択し得る。
図26は、本開示の実施形態の一態様による、空間フィルター決定の例示的なフロー図である。
一実施例では、無線デバイスは、例えば、基地局から、一つまたは複数のメッセージを受信することができる。一つまたは複数のメッセージは、セルの一つまたは複数の構成パラメーターを含み得る。一つまたは複数の構成パラメーターは、複数のコアセットグループを示し得る。一つまたは複数の構成パラメーターは、一つまたは複数のアップリンクリソースを示し得る。
一実施例では、無線デバイスは、一つまたは複数のアップリンクリソースのうち、アップリンク情報/シグナリングを送信するためのアップリンクリソースが、空間関係情報で構成され/起動され/提供されていないと決定し得る。
一実施例では、アップリンクリソースが空間関係情報で構成されていないと判定することに基づいて、無線デバイスは、複数のコアセットグループの中からコアセットグループを選択/決定し得る。
一実施例では、無線デバイスは、複数のコアセットグループのグループインデックスに基づいて、コアセットグループを選択/決定し得る。一実施例では、無線デバイスは、複数のコアセットグループの中で、複数のコアセットグループのグループインデックスの中で、最低(または最高)のグループインデックスを有するコアセットグループを決定/選択し得る。
一実施例では、無線デバイスは、アップリンクリソースのアップリンクリソースインデックスに基づいて、コアセットグループを選択/決定し得る。一実施例では、無線デバイスは、複数のコアセットグループの中から、アップリンクリソースインデックスと同じ複数のコアセットグループのグループインデックスの中から、グループインデックスを有するコアセットグループを決定/選択し得る。
一実施例では、無線デバイスは、アップリンクリソースを含むアップリンクリソースセットのアップリンクリソースセットインデックスに基づいて、コアセットグループを選択/決定し得る。一実施例では、無線デバイスは、複数のコアセットグループの中から、アップリンクリソースを含むアップリンクリソースセットのアップリンクリソースセットインデックスと同じ複数のコアセットグループのグループインデックスのうち、グループインデックスを有する、コアセットグループを決定/選択し得る。
一実施例では、コアセットグループを選択/決定することに基づいて、無線デバイスは、アップリンクリソースを介して、選択された/決定されたコアセットグループ内のコアセットのTCI状態における基準信号の受信(または送信)用の(に使用される)空間ドメインフィルターを使用して、アップリンク情報/シグナリングを送信し得る。一実施例では、コアセットグループは、コアセットを含んでもよい。
一実施例では、無線デバイスは、一つまたは複数のアップリンクリソースのうちの、アップリンク情報/シグナリングを送信するための第二のアップリンクリソースが、空間関係情報で構成されると決定し得る。無線デバイスは、第二のアップリンクリソースを介して、空間関係情報によって示される基準信号の送信(または受信)に使用される空間ドメイン送信フィルター(または空間ドメイン受信フィルター)と同じ空間ドメイン送信フィルターを使用して、アップリンク情報/シグナリングを送信し得る。
一実施例では、無線デバイスは、一つまたは複数のアップリンクリソースのうち、アップリンク情報/シグナリング送信のためのセルのアップリンクリソースが、空間関係情報(例えば、PUCCH-SpatialRelationInfo、SRS用のSpatialRelationInfo)で構成されていないと期待し得ない。一実施例では、無線デバイスは、セルの一つまたは複数のアップリンクリソースのうち、アップリンク情報/シグナリングを送信するためのアップリンクリソースが、セルがスケジュールされたセルであるときに、空間関係情報で構成され/起動され/提供されないと期待し得ない。一実施例では、無線デバイスは、セルの一つまたは複数のアップリンクリソースのうち、アップリンク情報/シグナリングを送信するためのアップリンクリソースが、セルがコアセットで構成されていないとき(例えば、一つまたは複数の構成パラメーターが、セルのまたはセルのアクティブダウンリンクBWPに対するコアセット示し得ない)、空間関係情報で構成されていないと期待し得ない。
一実施例では、基地局は、セルがスケジュールされたセルであると決定し得る。決定に基づいて、基地局は、セルの一つまたは複数のアップリンクリソースのうち、空間関係情報(例えば、PUCCH-SpatialRelationInfo、SRSのSpatialRelationInfo)を用いてアップリンク情報/シグナリングを送信するためのアップリンクリソースを構成/起動/提供し得る。決定に基づいて、基地局は、セルの一つまたは複数のアップリンクリソースのうち、それぞれの空間関係情報(例えば、PUCCH-SpatialRelationInfo、SRSのSpatialRelationInfo)を用いてアップリンク情報/シグナリングを送信するための各アップリンクリソースを構成/起動/提供し得る。
一実施例では、基地局は、セル(またはセルのアクティブダウンリンクBWP)がコアセットを含まないと決定し得る。決定に基づいて、基地局は、セルの一つまたは複数のアップリンクリソースのうち、空間関係情報(例えば、PUCCH-SpatialRelationInfo、SRSのSpatialRelationInfo)を用いてアップリンク情報/シグナリングを送信するためのアップリンクリソースを構成/起動/提供し得る。決定に基づいて、基地局は、セルの一つまたは複数のアップリンクリソースのうち、それぞれの空間関係情報(例えば、PUCCH-SpatialRelationInfo、SRSのSpatialRelationInfo)を用いてアップリンク情報/シグナリングを送信するための各アップリンクリソースを構成/起動/提供し得る。
一実施例では、セルがスケジューリングセルであるとき、無線デバイスは、セルの一つまたは複数のアップリンクリソースのうち、アップリンク情報/シグナリングを送信するためのアップリンクリソースが、空間関係情報で構成され/起動され/提供されていないと予想し得るか、または予想しなくてもよい。一実施例では、セルがコアセットで構成される時(例えば、一つまたは複数の構成パラメーターが、セルまたはセルのアクティブダウンリンクBWPのコアセットを示し得る)、無線デバイスは、セルの一つまたは複数のアップリンクリソースのうち、アップリンク情報/シグナリングを送信するためのアップリンクリソースが、空間関係情報で構成され/起動され/提供されないと予想してもよく、または予想しなくてもよい。
一実施例では、基地局は、セルがスケジューリングセルであると決定し得る。決定に基づいて、基地局は、セルの一つまたは複数のアップリンクリソースのうち、空間関係情報(例えば、PUCCH-SpatialRelationInfo、SRSのSpatialRelationInfo)を用いてアップリンク情報/シグナリングを送信するためのアップリンクリソースを構成/起動/提供し得るか、またはそうしなくてもよい。決定に基づいて、基地局は、セルの一つまたは複数のアップリンクリソースのうち、各々の空間関係情報(例えば、PUCCH-SpatialRelationInfo、SRSのSpatialRelationInfo)を用いてアップリンク情報/シグナリングを送信するためのアップリンクリソースを構成/起動/提供し得るか、またはそうしなくてもよい。
一実施例では、基地局は、セル(またはセルのアクティブダウンリンクBWP)がコアセットを含むと決定し得る。決定に基づいて、基地局は、セルの一つまたは複数のアップリンクリソースのうち、空間関係情報(例えば、PUCCH-SpatialRelationInfo、SRSのSpatialRelationInfo)を用いてアップリンク情報/シグナリングを送信するためのアップリンクリソースを構成/起動/提供し得るか、またはそうしなくてもよい。決定に基づいて、基地局は、セルの一つまたは複数のアップリンクリソースのうち、各々の空間関係情報(例えば、PUCCH-SpatialRelationInfo、SRSのSpatialRelationInfo)を用いてアップリンク情報/シグナリングを送信するためのアップリンクリソースを構成/起動/提供し得るか、またはそうしなくてもよい。
一実施例では、無線デバイスは、一つまたは複数のアップリンクリソースのうち、アップリンク情報/シグナリングを送信するためのアップリンクリソースが、空間関係情報で構成され/起動され/提供されていないと決定し得るか、または決定しなくてもよい。一実施例では、MAC CE(例えば、UE固有のPDSCH MAC CEに対するTCI状態の起動/停止)の受信に基づいて、無線デバイスは、少なくとも一つのTCI状態の中からTCI状態を決定/選択し得る。TCI状態は、基準信号(RS)を含んでも/示し得る。RSは、基準RSであり得る。RSは、ダウンリンクRS(例えば、SSB、CSI-RS、DM-RS)であり得る。RSは、アップリンクRS(例えば、SRS、DM-RS)であり得る。TCI状態は、準同一位置タイプを含んでも/示し得る。準同一位置タイプは、QCLタイプDとすることができる。一実施例では、TCI状態は、RSの準同一位置タイプを示し得る。一実施例では、TCI状態は、一つまたは複数の準同一位置情報(例えば、図17のQCL-Info)を含んでもよい。一つまたは複数の準同一位置情報の準同一位置情報は、RSおよび/または準同一位置タイプを含んでも/示し得る。一実施例では、無線デバイスは、一つまたは複数の準同一位置情報のうち、QCL TypeDと同じ準同一位置タイプを示す/含む、準同一位置情報を選択し得る。準同一位置情報の選択に基づいて、無線デバイスは、準同一位置情報によって示される基準信号(RS)を決定し得る。
一実施例では、少なくとも一つのTCI状態の中からTCI状態を選択することに基づいて、無線デバイスは、TCI状態中の(またはそれによって示される)RSで、アップリンクリソースに対する/の空間関係情報を更新/起動し得る。TCI状態中の(またはそれによって示される)RSで、アップリンクリソースに対する/の空間関係情報の更新/起動は、無線デバイスが、アップリンクリソースを介して、少なくとも一つのTCI状態におけるTCI状態中の(またはそれによって示される)RSの受信(または送信)用の(に使用される)空間ドメイン送信フィルターを用いて、アップリンク情報/シグナリングを送信し得ることを含み得る。
一実施例では、少なくとも一つのTCI状態の中からTCI状態を決定/選択することは、TCI状態インデックス(例えば、図17の上位層パラメーターtci-StateIDによって提供される)に基づいてもよい。一実施例では、少なくとも一つのTCI状態の中からTCI状態を決定/選択することは、少なくとも一つのTCI状態の少なくとも一つのTCI状態インデックスに基づいてもよい。一実施例では、無線デバイスは、少なくとも一つのTCI状態の少なくとも一つのTCI状態インデックスの中で、最も低い(または最も高い)TCI状態インデックスを有するTCI状態を決定/選択し得る。
一実施例では、無線デバイスは、コアセットグループのコアセット(例えば、第一のコアセットグループまたは第二のコアセットグループ)を介してDCIを受信し得る。複数のコアセットグループは、コアセットグループを含み得る。DCIは、TB(例えば、PDSCH)をスケジュールし得る。DCIは、アップリンク送信(例えば、PUCCH送信)用のアップリンクリソース(例えば、PUCCHリソース)を示すフィールド(例えば、PUCCHリソースインジケーターフィールド)を含み得る。一つまたは複数のアップリンクリソースは、アップリンクリソースを含んでもよい。無線デバイスは、アップリンクリソースを介して、アップリンク送信におけるTBのアップリンク情報/シグナリング(例えば、HARQ-ACK情報/フィードバック)を送信し得る。
一実施例では、無線デバイスは、アップリンク情報/シグナリングを送信するためのアップリンクリソースが、空間関係情報(例えば、PUCCH-SpatialRelationInfo, SpatialRelationInfo for SRS)で構成されていないと決定し得る。一実施例では、一つまたは複数の構成パラメーターは、アップリンクリソースに対する空間関係情報を示し得ない。一実施例では、無線デバイスは、アップリンク情報/シグナリングを送信するためのアップリンクリソースが、MAC CE(例えば、PUCCH空間関係起動/停止MAC CE、SP SRS起動/停止MAC CE)によって空間関係情報で起動/提供されていないと決定し得る。
一実施例では、無線デバイスが、一つまたは複数のアップリンクリソースのうち、アップリンク情報/シグナリングを送信するためアップリンクリソースが、空間関係情報で構成され/起動され/提供されていないと判定する場合、無線デバイスは、コアセットグループのコアセットを介してDCIを受信することに基づいて、コアセットグループ内の選択されたコアセットを決定/選択し得る。一実施例では、一つまたは複数のアップリンクリソースのうち、アップリンク情報/シグナリングを送信するためのアップリンクリソースが、空間関係情報で構成され/起動され/提供されていないと判定することに基づいて、無線デバイスは、複数のコアセットグループの中から選択されたコアセットグループを決定/選択し得る。選択されたコアセットグループを決定/選択することは、複数のコアセットグループの中から、DCIが受信されるコアセットを含む、選択されたコアセットグループを決定/選択することを含み得る。選択されたコアセットグループを決定/選択することは、コアセットグループのコアセットを介してDCIを受信することに基づいて、選択されたコアセットグループとしてコアセットグループを決定/選択することを含み得る。一実施例では、無線デバイスは、コアセットグループを決定/選択することに基づいて、選択されたコアセットグループ内の選択されたコアセットを決定/選択し得る。
一実施例では、選択されたコアセットグループは、一つまたは複数のコアセットを含んでもよい。一実施例では、一つまたは複数の起動TCI状態は、一つまたは複数の選択された起動TCI状態を含み得る。一実施例では、一つまたは複数の起動TCI状態の中で、一つまたは複数の選択された起動TCI状態は、選択されたコアセットグループ内の一つまたは複数のコアセットに対して(または適用可能)であり得る。一実施例では、選択されたコアセットグループが第一のコアセットグループであるとき、一つまたは複数の選択された起動TCI状態は、一つまたは複数の第一の起動TCI状態を含み得る。一実施例では、選択されたコアセットグループが第二のコアセットグループであるとき、一つまたは複数の選択された起動TCI状態は、一つまたは複数の第二の起動TCI状態を含み得る。一実施例では、図23に記載されるように、選択されたコアセットグループを決定/選択することに基づいて、無線デバイスは、一つまたは複数の選択された起動TCI状態の中からTCI状態を決定/選択する。TCI状態は、基準信号(RS)を含んでも/示し得る。
一実施例では、無線デバイスは、空間ドメイン受信フィルターを使用して、一つまたは複数の選択された起動TCI状態の中で、TCI状態によって(またはその中に)示されるRSを受信し得る。一実施例では、無線デバイスは、RSの受信のために空間ドメイン受信フィルターを使用し得る。無線デバイスは、アップリンクリソースを介して、空間ドメイン受信フィルターと同じ空間ドメイン送信フィルターを使用して、アップリンク情報/シグナリングを送信し得る。一実施例では、RSを示すTCI状態を決定/選択することに基づいて、無線デバイスは、アップリンクリソースを介して、(RSを受信するために使用される、またはRSの受信のために使用される)空間ドメイン受信フィルターと同じ空間ドメイン送信フィルターを使用して、アップリンク情報/シグナリングを送信し得る。一実施例では、RSを示すTCI状態を決定/選択することに基づいて、無線デバイスは、アップリンク情報/シグナリングシグナリングを、アップリンクリソースを介して、空間ドメイン受信フィルター(RSを受信するために使用される、またはRSの受信のために使用される)を用いて、送信し得る。
一実施例では、無線デバイスは、空間ドメイン送信フィルターを使用して、一つまたは複数の選択された起動TCI状態の中で、TCI状態によって(またはその中に)示されるRSを送信し得る。一実施例では、無線デバイスは、空間ドメイン送信フィルターをRSの送信に使用し得る。無線デバイスは、アップリンクリソースを介して、RSの送信に使用される空間ドメイン送信フィルターと同じ空間ドメイン送信フィルターを使用して、アップリンク情報/シグナリングを送信し得る。一実施例では、RSを示すTCI状態を決定/選択することに基づいて、無線デバイスは、アップリンクリソースを介して、(RSを送信するために使用される、またはRSの送信のために使用される)空間ドメイン送信フィルターと同じ空間ドメイン送信フィルターを使用して、アップリンク情報/シグナリングを送信し得る。一実施例では、RSを示すTCI状態を決定/選択することに基づいて、無線デバイスは、アップリンク情報/シグナリングシグナリングを、アップリンクリソースを介して、(RSを送信するために使用される、またはRSの送信のために使用される)空間ドメイン送信フィルターで送信し得る。
一実施例では、選択されたコアセットグループを決定/選択することに基づいて、無線デバイスは、アップリンクリソースを介して、一つまたは複数の選択された起動TCI状態の中のTCI状態中の(またはそれによって示される)RSの受信(または送信)用の(に使用される)空間ドメイン送信フィルターを用いて、アップリンク情報/シグナリングを送信し得る。
一実施例では、図23に記載されるように、一つまたは複数の選択された起動TCI状態の中でTCI状態を決定/選択することは、選択されたコアセットグループ中の一つまたは複数のコアセットの一つまたは複数のコアセットインデックスに基づいてもよい。一実施例では、無線デバイスは、一つまたは複数の選択された起動TCI状態のうち、一つまたは複数のコアセットの一つまたは複数のコアセットインデックスの中で、最低(または最高)のコアセットインデックスを有する、選択されたコアセットグループにおける、コアセットに対し(起動された)TCI状態を決定/選択し得る。一実施例では、選択されたコアセットグループが第一のコアセットグループであるとき、一つまたは複数の選択された起動TCI状態は、第一のコアセットインデックスによって識別される第一のコアセットの第一のTCI状態と、第二のコアセットインデックスによって識別される第二のコアセットの第二のTCI状態とを含んでもよい。一実施例では、第一のTCI状態と第二のTCI状態との間におけるTCI状態を決定/選択することは、第一のコアセットインデックスおよび第二のコアセットインデックスに基づいてもよい。一実施例では、無線デバイスは、第一のコアセットと第二のコアセットの中で、第一のコアセットインデックスと第二のコアセットインデックスとの間における、最も低い(または最も高い)コアセットインデックスを有する、コアセットのTCI状態を決定/選択し得る。一実施例では、選択されたコアセットグループが第二のコアセットグループであるとき、一つまたは複数の選択された起動TCI状態は、第三のコアセットインデックスによって識別される第三のコアセットの第三のTCI状態と、第四のコアセットインデックスによって識別される第四のコアセットの第四のTCI状態とを含み得る。一実施例では、第三のTCI状態と第四のTCI状態との間におけるTCI状態を決定/選択することは、第三のコアセットインデックスおよび第四のコアセットインデックスに基づいてもよい。一実施例では、無線デバイスは、第三のコアセットと第四のコアセットとの間において、第三のコアセットインデックスと第四のコアセットインデックスとの間において、最も低い(または最も高い)コアセットインデックスを有する、コアセットのTCI状態を決定/選択し得る。
図27は、本開示の例示的実施形態の一態様による、フロー図である。2710で、無線デバイスは、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を復号化するために、一つまたは複数の送信構成インジケーター(TCI)状態を起動し得る。2720で、無線デバイスは、一つまたは複数のTCI状態の起動TCI状態における基準信号に基づいて、空間ドメイン送信フィルターを決定し得る。起動TCI状態は、一つまたは複数のTCI状態の一つまたは複数のTCI状態インデックスの中で、最も低いTCI状態インデックスを有し得る。2730で、無線デバイスは、空間ドメイン送信フィルターを用いて、サウンディング基準信号(SRS)を送信し得る。
例示的実施形態によれば、空間ドメイン送信フィルターは、基準信号の受信に使用され得る。
例示的実施形態によれば、無線デバイスは、セルの一つまたは複数の構成パラメーターを含む一つまたは複数のメッセージを受信することができる。例示的実施形態によれば、一つまたは複数の構成パラメーターは、一つまたは複数のTCI状態を含むTCI状態を示し得る。
例示的実施形態によれば、一つまたは複数の構成パラメーターは、構成される空間関係なしに、セルのSRSリソースを示し得る。例示的実施形態によれば、SRSの送信は、SRSリソースを介してSRSを送信することを含み得る。
例示的実施形態によれば、SRSリソースを介して、空間ドメイン送信フィルターを使用してSRSを送信することは、構成される空間関係のないSRSリソースを示す一つまたは複数の構成パラメーターに基づいてもよい。
例示的実施形態によれば、一つまたは複数の構成パラメーターは、セルに制御リソースセットがないことを示し得る。例示的実施形態によれば、SRSリソースを介して、空間ドメイン送信フィルターを使用してSRSを送信することは、セル内に制御リソースセットがないことを示す、一つまたは複数の構成パラメーターにさらに基づいてもよい。
例示的実施形態によれば、基準信号に基づいて決定される空間ドメイン送信フィルターでSRSを送信することは、基準信号の受信に使用される第二の空間ドメイン送信フィルターに基づいて決定される空間ドメイン送信フィルターを使用してSRSを送信することを含み得る。例示的実施形態によれば、SRSを、基準信号の受信に使用される第二の空間ドメイン送信フィルターに基づいて決定される空間ドメイン送信フィルターを使用して送信することは、基準信号の受信に使用される第二の空間ドメイン送信フィルターと同じSRSリソースの空間ドメイン送信フィルターを設定することを含み得る。
図28は、本開示の例示的実施形態の一態様に従った、フロー図である。2810で、基地局は、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を復号化するために、一つまたは複数の送信構成インジケーター(TCI)状態を起動し得る。2820で、基地局は、一つまたは複数のTCI状態の起動TCI状態における基準信号に基づいて、空間ドメイン送信フィルターを決定し得る。起動TCI状態は、一つまたは複数のTCI状態の一つまたは複数のTCI状態インデックスの中で、最も低いTCI状態インデックスを有し得る。2830で、基地局は、空間ドメイン送信フィルターでサウンディング基準信号(SRS)を受信し得る。
図29は、本開示の例示的実施形態の一態様に従った、フロー図である。2910で、無線デバイスは、コアセットに対する制御リソースセット(コアセット)グループインデックスを示す構成パラメーターを受信し得る。2920で、無線デバイスは、アップリンクリソースインデックスを有するアップリンクリソースについて、コアセットのあるコアセットの起動送信構成インジケーター(TCI)状態に基づいて、空間ドメイン送信フィルターを決定し得る。コアセットは、コアセットグループインデックスの中で、アップリンクリソースインデックスと同じコアセットグループインデックスを有し得る。2930で、無線デバイスは、アップリンクリソースを介して、空間ドメイン送信フィルターでアップリンク信号を送信し得る。
例示的実施形態によれば、構成パラメーターは、コアセットのコアセットインデックスを示し得る。例示的実施形態によれば、コアセットは、コアセットインデックスの中で最も低いコアセットインデックスを有し得る。
例示的実施形態によれば、アップリンクリソースを介して、空間ドメイン送信フィルターを使用してアップリンク信号を送信することは、アップリンクリソースが空間関係を有しないことに応答し得る。
例示的実施形態によれば、起動TCI状態に基づいて空間ドメイン送信フィルターを決定することは、起動TCI状態における基準信号に基づいて空間ドメイン送信フィルターを決定することを含み得る。例示的実施形態によれば、基準信号に基づいて空間ドメイン送信フィルターを決定することは、基準信号の受信に使用される空間ドメイン送信フィルターを決定することを含み得る。
図30は、本開示の例示的実施形態の一態様に従った、フロー図である。3010で、基地局は、コアセットに対する制御リソースセット(コアセット)グループインデックスを示す構成パラメーターを送信し得る。3020で、基地局は、アップリンクリソースインデックスを有するアップリンクリソースについて、コアセットのあるコアセットの起動送信構成インジケーター(TCI)状態に基づいて、空間ドメイン送信フィルターを決定し得る。コアセットは、コアセットグループインデックスの中で、アップリンクリソースインデックスと同じコアセットグループインデックスを有し得る。3030で、基地局は、アップリンクリソースを介して、空間ドメイン送信フィルターでアップリンク信号を受信し得る。
例示的実施形態によれば、無線デバイスは、一つまたは複数のメッセージを受信することができる。一つまたは複数のメッセージは、セルの一つまたは複数の構成パラメーターを含み得る。一つまたは複数の構成パラメーターは、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を復号化するための送信構成インジケーター(TCI)の状態を示し得る。一つまたは複数の構成パラメーターは、サウンディング基準信号(SRS)リソースを示し得る。例示的実施形態によれば、無線デバイスは、TCI状態の一つまたは複数のTCI状態を起動させる、媒体アクセス制御要素(MAC CE)を受信し得る。例示的実施形態によれば、一つまたは複数の構成パラメーターがSRSリソースとセル内の制御リソースセットに対する空間関係を示さないことに応答して、無線デバイスは、起動TCI状態の基準信号に基づいて、空間ドメイン送信フィルターを決定し得る。例示的実施形態によれば、起動TCI状態は、一つまたは複数のTCI状態の一つまたは複数のTCI状態インデックスの中で最も低いTCI状態インデックスを有し得る。例示的実施形態によれば、無線デバイスは、SRSリソースを介して、空間ドメイン送信フィルターを使用してSRSを送信することができる。
例示的実施形態によれば、空間ドメイン送信フィルターは、基準信号の受信に使用され得る。
例示的実施形態によれば、TCI状態は、セルのダウンリンク帯域幅部分(BWP)においてPDSCHを復号化するためのものであり得る。例示的実施形態によれば、無線デバイスは、セルのアクティブダウンリンクBWPとしてダウンリンクBWPを起動し得る。例示的実施形態によれば、無線デバイスは、ダウンリンク制御情報を受信することができる。ダウンリンク制御情報は、セルのダウンリンクBWPに対してPDSCHをスケジュールし得る。ダウンリンク制御情報は、起動TCI状態を示すフィールドを含み得る。例示的実施形態によれば、無線デバイスは、起動TCI状態によって示される基準信号に基づいて、PDSCHを受信し得る。例示的実施形態によれば、基準信号に基づいてPDSCHを受信することは、PDSCHの少なくとも一つの復調基準信号(DM-RS)ポートが、基準信号と準同じ位置に配置されることを含み得る。
例示的実施形態によれば、起動TCI状態は、セルのダウンリンクBWPにおけるPDSCHの受信に適用可能であり得る。例示的実施形態によれば、起動TCI状態がPDSCHの受信に適用可能であることは、セルのダウンリンクBWPのPDSCHの少なくとも一つのDM-RSポートが、i)ダウンリンクBWPに対してDCSCHをスケジューリングするDCIを受信すること、およびii)DCIが起動TCI状態を示すことに応答して基準信号と準同じ位置に配置されることを含んでもよい。
例示的実施形態によれば、一つまたは複数の構成パラメーターは、SRSリソースの使用に対するビーム管理を示し得ない。例示的実施形態によれば、セルは、周波数範囲2で動作し得る。
例示的実施形態によれば、セルは、スケジューリングセルによってクロスキャリアスケジュールされる、スケジュールされたセルであり得る。例示的実施形態によれば、スケジュールされたセルがスケジューリングセルによってスクロスキャリアスケジュールされることは、ダウンリンク制御情報に対するスケジューリングセルのダウンリンク制御チャネルを監視することを含み得る。ダウンリンク制御情報は、スケジュールされたセルのトランスポートブロックをスケジュールし得る。
例示的実施形態によれば、一つまたは複数の構成パラメーターは、TCI状態のTCI状態インデックスを示し得る。例示的実施形態によれば、TCI状態の各TCI状態は、TCI状態インデックスのそれぞれのTCI状態インデックスによって識別され得る。例示的実施形態によれば、TCI状態インデックスは、一つまたは複数のTCI状態の一つまたは複数のTCI状態インデックスを含んでもよい。
例示的実施形態によれば、起動TCI状態は、基準信号に対する準同一位置タイプ(QCLタイプ)を示し得る。例示的実施形態によれば、QCLタイプは、QCLタイプDであり得る。
例示的実施形態によれば、無線デバイスは、一つまたは複数の第二のメッセージを受信することができる。一つまたは複数のメッセージは、第二のセルのダウンリンクBWPに対し、一つまたは複数のコアセットを示す、一つまたは複数の第二の構成パラメーターを含み得る。例示的実施形態によれば、一つまたは複数の第二の構成パラメーターが第二のセルの第二のSRSリソースに対する空間関係情報を示さないことに応答して、無線デバイスは、コアセットの第二の起動TCI状態によって示される第二の基準信号に基づいて、第二の空間ドメイン送信フィルターを決定し得る。例示的実施形態によれば、コアセットは、一つまたは複数のコアセットの一つまたは複数のコアセットインデックスの中で、最も低いコアセットインデックスを有し得る。例示的実施形態によれば、無線デバイスは、第二のSRSリソースを介して、第二の空間ドメイン送信フィルターを使用してSRSを送信し得る。
例示的実施形態によれば、一つまたは複数の構成パラメーターがセルの第二のSRSリソースに対する第二の空間関係を示すことに応答して、無線デバイスは、第二の空間関係によって示される第二の基準信号に基づいて、第二の空間ドメイン送信フィルターを決定し得る。例示的実施形態によれば、無線デバイスは、第二のSRSリソースを介して、第二の空間ドメイン送信フィルターを使用してSRSを送信し得る。
例示的実施形態によれば、セルのアクティブアップリンクBWPは、SRSリソースを含んでもよい。
例示的実施形態によれば、無線デバイスは、セルの構成パラメーターを含む一つまたは複数のメッセージを受信することができる。構成パラメーターは、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を復号化するための送信構成インジケーター(TCI)の状態を示し得る。構成パラメーターは、構成される空間関係のないサウンディング基準信号(SRS)リソースを示し得る。例示的実施形態によれば、無線デバイスは、TCI状態の一つまたは複数のTCI状態を起動させる、媒体アクセス制御要素(MAC CE)を受信し得る。例示的実施形態によれば、構成パラメーターがセル内の制御リソースセットを示さないことに応答して、無線デバイスは、起動TCI状態の基準信号に基づいて、SRSリソースの空間ドメイン送信フィルターを決定し得る。例示的実施形態によれば、起動TCI状態は、一つまたは複数のTCI状態の一つまたは複数のTCI状態インデックスの中で最も低いTCI状態インデックスを有し得る。例示的実施形態によれば、無線デバイスは、SRSリソースを介して、空間ドメイン送信フィルターを使用してSRSを送信することができる。
例示的実施形態によれば、無線デバイスは、セルの構成パラメーターを含む一つまたは複数のメッセージを受信することができる。構成パラメーターは、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を復号化するための送信構成インジケーター(TCI)の状態を示し得る。構成パラメーターは、構成される空間関係のないサウンディング基準信号(SRS)リソースを示し得る。構成パラメーターは、セル内に制御リソースセットがないことを示し得る。例示的実施形態によれば、無線デバイスは、TCI状態の一つまたは複数のTCI状態を起動させる、媒体アクセス制御要素(MAC CE)を受信し得る。例示的実施形態によれば、無線デバイスは、起動TCI状態の基準信号に基づいて、SRSリソースの空間ドメイン送信フィルターを決定し得る。例示的実施形態によれば、起動TCI状態は、一つまたは複数のTCI状態の一つまたは複数のTCI状態インデックスの中で最も低いTCI状態インデックスを有し得る。例示的実施形態によれば、無線デバイスは、SRSリソースを介して、空間ドメイン送信フィルターを使用してSRSを送信することができる。
例示的実施形態によれば、SRSリソースの空間ドメイン送信フィルターを決定することは、構成される空間関係のないSRSリソースを示す構成パラメーターにさらに基づいてもよい。例示的実施形態によれば、SRSリソースの空間ドメイン送信フィルターを決定することは、セル内に制御リソースセットがないことを示す構成パラメーターにさらに基づいてもよい。
例示的実施形態によれば、無線デバイスは、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を復号化するために、一つまたは複数の送信構成インジケーター(TCI)状態を起動し得る。例示的実施形態によれば、無線デバイスは、起動TCI状態の基準信号に基づいて、サウンディング基準信号(SRS)リソースの空間ドメイン送信フィルターを決定し得る。例示的実施形態によれば、起動TCI状態は、一つまたは複数のTCI状態の一つまたは複数のTCI状態インデックスの中で最も低いTCI状態インデックスを有し得る。例示的実施形態によれば、無線デバイスは、SRSリソースを介して、空間ドメイン送信フィルターを使用してSRSを送信することができる。
例示的実施形態によれば、無線デバイスは、セルの一つまたは複数の構成パラメーターを含む一つまたは複数のメッセージを受信することができる。例示的実施形態によれば、一つまたは複数の構成パラメーターは、一つまたは複数のTCI状態を含むTCI状態を示し得る。例示的実施形態によれば、一つまたは複数の構成パラメーターは、構成される空間関係のないSRSリソースを示し得る。例示的実施形態によれば、SRSリソースの空間ドメイン送信フィルターを決定することは、構成される空間関係のないSRSリソースを示す一つまたは複数の構成パラメーターにさらに基づいてもよい。例示的実施形態によれば、一つまたは複数の構成パラメーターは、セルに制御リソースセットがないことを示し得る。例示的実施形態によれば、SRSリソースの空間ドメイン送信フィルターを決定することは、セル内に制御リソースセットがないことを示す、一つまたは複数の構成パラメーターにさらに基づいてもよい。
例示的実施形態によれば、基準信号に基づいて空間ドメイン送信フィルターを決定することは、基準信号の受信に使用される第二の空間ドメイン送信フィルターに基づいて、空間ドメイン送信フィルターを決定することを含み得る。
例示的実施形態によれば、空間ドメイン送信フィルターは、基準信号の受信に使用され得る。
例示的実施形態によれば、無線デバイスは、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を復号化するために、一つまたは複数の送信構成インジケーター(TCI)状態を起動し得る。例示的実施形態によれば、無線デバイスは、一つまたは複数のTCI状態の起動TCI状態における基準信号に基づいて決定される空間ドメイン送信フィルターを用いて、サウンディング基準信号(SRS)を送信し得る。例示的実施形態によれば、起動TCI状態は、一つまたは複数のTCI状態の一つまたは複数のTCI状態インデックスの中で最も低いTCI状態インデックスを有し得る。
例示的実施形態によれば、無線デバイスは、セルの一つまたは複数の構成パラメーターを含む一つまたは複数のメッセージを受信することができる。例示的実施形態によれば、一つまたは複数の構成パラメーターは、一つまたは複数のTCI状態を含むTCI状態を示し得る。例示的実施形態によれば、一つまたは複数の構成パラメーターは、構成される空間関係なしに、セルのSRSリソースを示し得る。例示的実施形態によれば、SRSの送信は、SRSリソースを介してSRSを送信することを含み得る。例示的実施形態によれば、SRSリソースを介して、空間ドメイン送信フィルターを使用してSRSを送信することは、構成される空間関係のないSRSリソースを示す一つまたは複数の構成パラメーターに基づいてもよい。例示的実施形態によれば、一つまたは複数の構成パラメーターは、セルに制御リソースセットがないことを示し得る。例示的実施形態によれば、SRSリソースを介して、空間ドメイン送信フィルターを使用してSRSを送信することは、セル内に制御リソースセットがないことを示す、一つまたは複数の構成パラメーターにさらに基づいてもよい。
例示的実施形態によれば、基準信号に基づいて決定される空間ドメイン送信フィルターでSRSを送信することは、基準信号の受信に使用される第二の空間ドメイン送信フィルターに基づいて決定される空間ドメイン送信フィルターを使用してSRSを送信することを含み得る。例示的実施形態によれば、SRSを、基準信号の受信に使用される第二の空間ドメイン送信フィルターに基づいて決定される空間ドメイン送信フィルターを使用して送信することは、基準信号の受信に使用される第二の空間ドメイン送信フィルターと同じSRSリソースの空間ドメイン送信フィルターを設定することを含み得る。
例示的実施形態によれば、空間ドメイン送信フィルターは、基準信号の受信に使用され得る。
例示的実施形態では、無線デバイスは、一つまたは複数の構成パラメーターを含む一つまたは複数のメッセージを受信することができる。一つまたは複数の構成パラメーターは、セルのアップリンクチャネルの経路損失推定のための一つまたは複数の経路損失基準基準信号(RS)を示し得る。一つまたは複数の構成パラメーターは、セル上の一つまたは複数のアップリンクリソースを示し得る。例示的実施形態によれば、一つまたは複数のアップリンクリソースのうち、アップリンクリソースが、空間関係を有しないことに応答して、無線デバイスは、一つまたは複数の経路損失基準RSの中から、経路損失基準RSによって示される基準信号に基づいて、空間ドメイン送信フィルターを決定し得る。例示的実施形態によれば、無線デバイスは、アップリンクリソースを介して、空間ドメイン送信フィルターを用いてアップリンク信号を送信し得る。
例示的実施形態によれば、一つまたは複数の構成パラメーターは、一つまたは複数の経路損失基準RSに対する一つまたは複数の経路損失基準RSインデックスを示し得る。例示的実施形態によれば、一つまたは複数の経路損失基準RSの各経路損失基準RSは、一つまたは複数の経路損失基準RSインデックスのそれぞれの経路損失基準RSインデックスによって識別され得る。例示的実施形態によれば、無線デバイスは、一つまたは複数の経路損失基準RSの一つまたは複数の経路損失基準RSインデックスの中で、最も低い経路損失基準RSインデックスを有する経路損失基準RSを選択し得る。例示的実施形態によれば、無線デバイスは、一つまたは複数の経路損失基準RSの一つまたは複数の経路損失基準RSインデックスの中で、ある値と等しい、経路損失基準RSインデックスを有する経路損失基準RSを選択し得る。例示的実施形態によれば、値はゼロに等しくてもよい。
例示的実施形態によれば、一つまたは複数の構成パラメーターは、セルの基準信号を示し得る。
例示的実施形態によれば、一つまたは複数の構成パラメーターは、セルの経路損失基準セルを示し得る。例示的実施形態によれば、一つまたは複数の構成パラメーターは、経路損失基準セルの基準信号を示し得る。例示的実施形態によれば、アップリンクチャネルは、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)を含み得る。例示的実施形態によれば、アップリンクチャネルは、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を含み得る。
例示的実施形態によれば、一つまたは複数のアップリンクリソースは、一つまたは複数のPUCCHリソースを含み得る。例示的実施形態によれば、一つまたは複数のアップリンクリソースは、一つまたは複数のSRSリソースを含み得る。
例示的実施形態によれば、空間関係を有しないアップリンクリソースは、アップリンクリソースに対する空間関係を示していない一つまたは複数の構成パラメーターを含んでもよい。例示的実施形態によれば、空間関係を有しないアップリンクリソースは、アップリンクリソースに対する空間関係を示す起動コマンドを受信しないことを含んでもよい。例示的実施形態によれば、起動コマンドは、媒体アクセス制御制御要素(MAC-CE)であり得る。
例示的実施形態によれば、セルの第二のアップリンクリソースが第二の空間関係を有することに応答して、無線デバイスは、第二の空間関係によって示される第二の基準信号に基づいて、第二の空間ドメイン送信フィルターを決定し得る。例示的実施形態によれば、無線デバイスは、第二のアップリンクリソースを介して、第二の空間ドメイン送信フィルターを使用してアップリンク信号を送信し得る。
例示的実施形態によれば、無線デバイスは、セルの一つまたは複数の構成パラメーターを含む一つまたは複数のメッセージを受信することができる。一つまたは複数の構成パラメーターは、複数のコアセットに対する制御リソースセット(コアセット)インデックスを示し得る。一つまたは複数の構成パラメーターは、複数のコアセットに対するコアセットグループインデックスを示し得る。例示的実施形態によれば、アップリンクリソースインデックスを有する、セルの、アップリンクリソースが空間関係を有しないことに応答して、無線デバイスは、複数のコアセットの中のコアセットの起動TCI状態に基づいて、空間ドメイン送信フィルターを決定し得る。例示的実施形態によれば、コアセットは、コアセットインデックスの中で最も低いコアセットインデックスを有し得る。例示的実施形態によれば、コアセットは、コアセットグループインデックスの中で、アップリンクリソースインデックスと同じコアセットグループインデックスを有し得る。例示的実施形態によれば、無線デバイスは、アップリンクリソースを介して、空間ドメイン送信フィルターを用いてアップリンク信号を送信し得る。
例示的実施形態によれば、アップリンクリソースは、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースであり得る。例示的実施形態によれば、アップリンクリソースは、サウンディング基準信号(SRS)リソースであり得る。例示的実施形態によれば、一つまたは複数の構成パラメーターは、SRSリソースの使用に対するビーム管理を示し得ない。
例示的実施形態によれば、無線デバイスは、ビームコレスポンデンスのサポートを示すユーザー機器(UE)能力レポートを送信し得る。例示的実施形態によれば、空間ドメイン送信フィルターを決定することは、ビームコレスポンデンスのサポートを示すUE能力レポートの送信に応答し得る。
例示的実施形態によれば、起動TCI状態に基づいて空間ドメイン送信フィルターを決定することは、起動TCI状態における基準信号に基づいて空間ドメイン送信フィルターを決定することを含み得る。例示的実施形態によれば、基準信号に基づいて空間ドメイン送信フィルターを決定することは、基準信号の受信に使用される空間ドメイン送信フィルターを決定することを含み得る。
例示的実施形態によれば、セルは、周波数範囲2で動作し得る。
例示的実施形態によれば、起動TCI状態は、コアセット内の物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)の受信に適用可能であり得る。例示的実施形態によれば、起動TCI状態がPDCCHの受信に適用可能であることは、コアセット中のPDCCHの少なくとも一つの復調基準信号(DM-RS)ポートが、起動TCI状態において基準信号と準同じ位置に配置されることを含み得る。
例示的実施形態によれば、空間関係を有しないアップリンクリソースは、アップリンクリソースに対する空間関係を示していない一つまたは複数の構成パラメーターを含んでもよい。例示的実施形態によれば、空間関係を有しないアップリンクリソースは、アップリンクリソースに対する空間関係を示す起動コマンドを受信しないことを含んでもよい。例示的実施形態によれば、起動コマンドは、媒体アクセス制御制御要素(MAC-CE)であり得る。
例示的実施形態によれば、セルの第二のアップリンクリソースが第二の空間関係を有することに応答して、無線デバイスは、第二の空間関係によって示される第二の基準信号に基づいて、第二の空間ドメイン送信フィルターを決定し得る。例示的実施形態によれば、無線デバイスは、第二のアップリンクリソースを介して、第二の空間ドメイン送信フィルターを使用してアップリンク信号を送信し得る。
例示的実施形態によれば、一つまたは複数の構成パラメーターは、アップリンクリソースのアップリンクリソースインデックスを示し得る。
例示的実施形態によれば、アップリンクリソースインデックスを有するアップリンクリソースは、アップリンクリソースインデックスと等しい第二のコアセットグループインデックスを有する第二のコアセットを介して、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)をスケジューリングするダウンリンク制御情報を受信することを含み得る。コアセットグループインデックスは、第二のコアセットグループインデックスを含んでもよい。ダウンリンク制御情報は、PDSCHのハイブリッド自動反復要求ACK(HARQ-ACK)情報を送信するためのアップリンクリソースを示し得る。
例示的実施形態によれば、無線デバイスは、構成パラメーターを受信することができる。構成パラメーターは、コアセットに対する制御リソースセット(コアセット)インデックスを示し得る。構成パラメーターは、コアセットのコアセットグループインデックスを示し得る。例示的実施形態によれば、無線デバイスは、アップリンクリソースインデックスを有するアップリンクリソースについて、コアセットの起動送信構成インジケーター(TCI)状態に基づいて、空間ドメイン送信フィルターを決定し得る。例示的実施形態によれば、コアセットは、コアセットインデックスの中で最も低いコアセットインデックスを有し得る。コアセットは、コアセットグループインデックスの中で、アップリンクリソースインデックスと同じコアセットグループインデックスを有し得る。例示的実施形態によれば、無線デバイスは、アップリンクリソースを介して、空間ドメイン送信フィルターとアップリンク信号を送信し得る。
例示的実施形態によれば、決定は、アップリンクリソースが空間関係を有しないことに応答し得る。
例示的実施形態によれば、起動TCI状態に基づいて空間ドメイン送信フィルターを決定することは、起動TCI状態における基準信号に基づいて空間ドメイン送信フィルターを決定することを含み得る。例示的実施形態によれば、基準信号に基づいて空間ドメイン送信フィルターを決定することは、基準信号の受信に使用される空間ドメイン送信フィルターを決定することを含み得る。
例示的実施形態によれば、無線デバイスは、構成パラメーターを受信することができる。構成パラメーターは、コアセットに対する制御リソースセット(コアセット)グループインデックスを示し得る。例示的実施形態によれば、無線デバイスは、アップリンクリソースインデックスを有するアップリンクリソースを介して、空間ドメイン送信フィルターを使用してアップリンク信号を送信し得る。例示的実施形態によれば、空間ドメイン送信フィルターは、コアセットグループインデックスの中で、コアセットグループインデックスを有するコアセットの起動送信構成インジケーター(TCI)状態に基づいてもよい。例示的実施形態によれば、コアセットグループインデックスは、アップリンクリソースインデックスと同じ(または等しい)であり得る。
例示的実施形態によれば、構成パラメーターは、コアセットのコアセットインデックスを示し得る。例示的実施形態によれば、コアセットは、コアセットインデックスの中で最も低いコアセットインデックスを有し得る。
例示的実施形態によれば、アップリンクリソースを介して、空間ドメイン送信フィルターを使用してアップリンク信号を送信することは、アップリンクリソースが空間関係を有しないことに応答し得る。
例示的実施形態によれば、空間ドメイン送信フィルターが起動TCI状態に基づくことは、空間ドメイン送信フィルターが起動TCI状態における基準信号に基づくことを含み得る。例示的実施形態によれば、空間ドメイン送信フィルターが基準信号に基づくことは、基準信号の受信に使用される空間ドメイン送信フィルターを決定することを含み得る。