JP2023049536A - 車両の駐車支援装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】乗員の意思を反映して駐車支援制御を中止できる駐車支援装置を提供する。【解決手段】駐車支援装置11の駐車支援ECU21は、乗員の操作による支援要求が発生した場合、車両10の駐車を完了したときの車両10の位置である目標駐車位置を設定し、乗員の操作による移動要求が発生した場合、車両10を前記目標駐車位置に移動させ、前記移動要求の発生後前記車両10の駐車の完了までの間に、トランスミッション42のシフトレンジを変更する操作を2回以上検出した場合、駐車支援制御を中止するように構成される。【選択図】図5

Description

本発明は、車両の周辺領域に存在する駐車場に車両を自動的に駐車させることができる車両の駐車支援装置およびプログラムに関する。
特許文献1には、車両を駐車場に自動的に駐車する制御である駐車支援制御を実行可能に構成されている車両の駐車支援装置が開示されている。このような車両の駐車支援装置は、乗員(運転者)によるステアリングホイール、アクセルペダルおよびブレーキペダル等の操作を必要とせずに、車両を自動的に駐車場に移動させることができる。
ところで、乗員は、車両の駐車支援装置による駐車支援制御の実行中に(特に、駐車支援制御により車両が自動的に移動している間に)、駐車支援制御を中止し、車両を自己の操作により走行させたいという意思を有することがある。例えば、車両の駐車支援装置による駐車支援制御の実行中に、他の車両や歩行者の通行を阻害しないように、車両を速やかに駐車場に駐車させたい場合、または車両を退避させたい場合などに、駐車支援制御を中止して車両を自己の操作により走行させたいという意思を有することがある。このような場合、駐車支援制御の中止後、速やかに車両の操作を乗員に引き渡すことが求められる。
特許文献1に開示されている車両の駐車支援装置は、駐車支援制御の実行中にブレーキペダルの操作以外の操作があった場合に駐車支援制御を中断し、その後所定の期間が経過した場合、または所定の期間内にアクセルペダルまたはブレーキペダルが操作された場合や、HMIのディスプレイに表示されている中止アイコンが操作された場合に駐車支援制御を終了するように構成されている。
駐車支援制御の実行中に乗員が車両を自ら操作する意思を有した場合、乗員は、トランスミッションのシフトレンジを所望のシフトレンジに切替える操作を行うことがある。しかしながら、特許文献1に記載の車両の駐車支援装置によれば、駐車支援制御を終了して乗員の操作により車両を走行させるためには、乗員は、まず駐車支援制御を中断させる操作(ブレーキペダルの操作以外の操作)を行い、次いで、駐車支援制御を終了する操作(所定期間内でのアクセルペダル又はブレーキペダルの操作等)を行う。その後、乗員の操作により車両を走行させるためにトランスミッションを所望のシフトレンジに切替える操作を行う。このため、例えば、駐車支援制御の実行中、乗員が自己の操作により車両を走行させるためにトランスミッションのシフトレンジを切替える操作(例えば、トランスミッションのシフトレンジを「Dレンジ」または「Rレンジ」に切替える操作)を行っただけでは駐車支援制御は終了せず、かつ、トランスミッションのシフトレンジは切替わらない。つまり、乗員が自己の操作により車両を走行させるという意思(すなわちトランスミッションのシフトレンジを所望のシフトレンジに切替える操作)を装置に反映させて駐車支援制御を中止することができない。この場合、乗員は車両を自己の意思によって走行させるためにどのような操作を行うべきか分からない、という問題が発生するおそれがある。
特開2020-142752号公報
(発明が解決しようとする課題)
本発明は、上述した課題に対処するためになされたものである。すなわち、本発明の目的の1つは、比較的簡単な操作によって「駐車支援制御を中止して車両を自己の操作により走行させたい」という乗員の意思を反映することができ、それにより駐車支援制御を中止することができる車両の駐車支援装置およびコンピュータプログラムを提供することである。
(課題を解決するための手段)
前記目的を達成するため、本発明は、
乗員の操作によりシフトレンジを変更可能な変速装置(42)を備える車両(10)の駐車支援装置(11)であって、
前記車両(10)の駐車を完了したときの前記車両(10)の位置である目標駐車位置を決定し、前記車両(10)を前記目標駐車位置に移動させて停止させる駐車支援制御を実行するように構成されるとともに、
乗員による前記目標駐車位置への前記車両(10)の移動の開始を要求する移動要求が発生した後、前記車両(10)が前記目標駐車位置に到達するよりも前の時点で、1回目の前記シフトレンジを変更する操作を検出し、かつ、前記1回目の前記シフトレンジを変更する操作を検出した後の2回目以降の前記シフトレンジを変更する操作の検出を成立の条件として含む特定条件が成立した場合、前記駐車支援制御を中止するように構成される制御装置(21)を備える。
移動要求の発生後(すなわち、駐車支援制御により車両が移動中である場合)における1回のシフトレンジを切替える操作は誤操作の可能性がある。一方で、2回にわたるシフトレンジを切替える操作は、車両の乗員の「駐車支援制御を中止したい」という意思が反映された操作である可能性が高い。そこで、本発明に係る車両の駐車支援装置は、1回のシフトレンジを切替える操作によっては駐車支援制御を中止せず、2回にわたるシフトレンジを切替える操作を検出した場合に駐車支援制御を中止する。したがって、本発明によれば、「駐車支援制御を終了して車両を自己の操作により走行させたい」という乗員の意思を、2回にわたりシフトレンジを切替えるといった比較的簡単な操作によって駐車支援装置に反映させて、駐車支援制御を中止させることができる。なお、本発明において、「駐車支援制御の中止」は、「駐車支援制御によって車両が目標駐車位置に到達するよりも前の時点で駐車支援制御を終了すること」である。
本発明の一側面において、
前記制御装置(21)は、
前記移動要求が発生した後、前記車両(10)が前記目標駐車位置に到達するよりも前の時点で、前記1回目の前記シフトレンジを変更する操作を検出した場合、前記駐車支援制御を中断し、
前記駐車支援制御を中断している間に前記特定条件が成立した場合、前記駐車支援制御を中止するように構成される。
移動要求の発生後における1回のシフトレンジを切替える操作は、前記のように誤操作の可能性があるが、車両の乗員の「駐車支援制御を中止したい」という意思による操作である可能性もある。そこで、制御装置は、移動要求の発生後に1回のシフトレンジを切替える操作を検出した場合、駐車支援制御を中断する。これにより、車両の乗員が「駐車支援制御を中止したい」という意思を有しているにもかかわらず、駐車支援制御が継続することが防止される。なお、「駐車支援制御の中断」は、「駐車支援制御によって車両が目標駐車位置に到達するよりも前の時点で駐車支援制御を一時的に停止すること」である。
本発明の一側面において、
前記制御装置(21)は、
前記移動要求が発生した後、前記車両(10)が前記目標駐車位置に到達するよりも前の時点で、前記1回目の前記シフトレンジを変更する操作以外の所定の操作を検出した場合、前記駐車支援制御を中断し、
前記駐車支援制御を中断している間に、前記1回目の前記シフトレンジを変更する操作を検出し、かつ前記特定条件が成立した場合、前記駐車支援制御を中止するように構成される。
このような構成によれば、駐車支援制御の中断中であっても、乗員は、シフトレンジを切替える操作を2回行うことによって駐車支援制御を中止できる。したがって、駐車支援制御を中止するための操作を統一することができる。
本発明の一側面において、
前記制御装置(21)は、前記駐車支援制御を中止する場合、前記変速装置の前記シフトレンジを前記2回目以降であって最後の前記シフトレンジを変更する操作に対応するシフトレンジに切替えるように構成される。
このような構成によれば、駐車支援制御が中止された時点において、トランスミッションのシフトレンジは2回目以降のシフトレンジを切替える操作に対応したシフトレンジに切替わっている。したがって、したがって、乗員は、さらにシフトレンジを切替える操作を行うことなく、直ちに車両を走行させることができる。
本発明の一側面において、
前記制御装置(21)は、
前記2回目以降の前記シフトレンジを変更する操作を検出した時点において、前記車両(10)が停止しており、かつ、ブレーキペダル(45)が操作されている場合、前記特定条件が成立したと判定する。
このような構成によれば、駐車支援制御が中止された時点で車両の移動が開始することが防止される。換言すると、乗員の意図しない車両の移動の開始を防止できる。
本発明の一側面において、
前記制御装置(21)は、
前記駐車支援制御を中断している間、前記1回目の前記シフトレンジを変更する操作または前記2回目以降の前記シフトレンジを変更する操作を検出することなく前記シフトレンジを変更する操作とは異なる操作である所定の再開操作を検出した場合、駐車支援制御を再開し、
前記駐車支援制御を中断している間、前記シフトレンジを変更する操作とは異なる操作である中止操作を検出した場合、前記駐車支援制御を中止するように構成される。
このような構成によれば、乗員は、駐車支援制御の中断中に所定の再開操作を行うことによって、駐車支援制御を再開させることができる。したがって、誤操作により駐車支援制御が中断した場合、または一時的に車両を停止させたいという意思に基づく操作によって駐車支援制御を中断した場合であっても、駐車支援制御を中断した時点から再開できる。一方、車両の乗員は、駐車支援制御の中断中に所定の中止操作を行うことによって、駐車支援制御を中止できる。このため利便性が向上する。
本発明に係るプログラムは、
乗員の操作によりシフトレンジを変更可能な変速装置を備える車両の駐車を完了したときの前記車両の位置である目標駐車位置を決定し、乗員による前記目標駐車位置への前記車両の移動の開始を要求する移動要求が発生すると前記車両を前記目標駐車位置に移動させて停止させる駐車支援制御を実行するように構成される車両の駐車支援装置のコンピュータに、
前記移動要求の発生後、前記車両が前記目標駐車位置に到達するよりも前の時点で、1回目の前記シフトレンジを変更する操作があり、かつ、前記1回目の前記シフトレンジを変更する操作を検出した後の2回目以降の前記シフトレンジを変更する操作の検出を成立の条件として含む特定条件が成立したか否かを判定するステップと、
前記1回目の前記シフトレンジを変更する操作があり、かつ前記特定条件が成立した場合、前記駐車支援制御を中止するステップと、
を実行させる。
本発明に係るプログラムによれば、「駐車支援制御を終了して車両を自己の操作により走行させたい」という乗員の意思を反映して駐車支援制御を中止させることができる。
図1は、車両の駐車支援装置を示す図である。 図2は、タッチパネル表示器の画面の例を示す図である。 図3は、中断画像の例を示す図である。 図4は、中止画像の例を示す図である。 図5は、CPUが実行するルーチンを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態につて、図面を参照して説明する。以下の説明では、車両10の駐車支援装置11を、「支援装置11」と略して記すことがある。
(装置構成)
支援装置11は、車両10に搭載される。図1に示されるように、支援装置11は、駐車支援ECU21、エンジンECU22、SBW・ECU23、ブレーキECU24、およびEPS・ECU25を備える。なお、「ECU」は電子制御装置(Electronic Control Unit)を意味する。これらのECUはマイクロコンピュータを含む。マイクロコンピュータは、CPU、ROM、RAM、読み書き可能な不揮発性メモリおよびインターフェース等を含む。CPUはROMに格納されたインストラクション(プログラム、ルーチン)を実行することにより各種機能を実現する。これらのECUは、CAN(Controller Area Network)を介してデータ交換可能(通信可能)に互いに接続されている。従って、ある1つのECUに接続されたセンサによる検出結果およびスイッチ等に対する操作は、別のECUも取得できる。
駐車支援ECU21は、後述する駐車支援制御および中断・中止制御を行う中枢となる制御装置である。なお、駐車支援ECU21が、本発明の制御装置の例である。駐車支援ECU21には、支援開始スイッチ31、周囲センサ32、HMI33、および車速センサ34が接続されている。
支援開始スイッチ31は、乗員が支援装置11に対して後述する駐車支援制御の第二段階以降の実行を要求する際に操作されるスイッチである。駐車支援ECU21は、支援開始スイッチ31が操作されたか否かを検出できるように構成される。
周囲センサ32は、車両周辺情報を取得するように構成されている。車両周辺情報は、車両10の周辺領域(車両10の位置から所定距離範囲内)に存在する立体物についての情報および車両10の周囲の路面上の区画線についての情報を含む。立体物は、例えば、自動車、歩行者および自転車などの移動物、並びに、ガードレールおよびフェンスなどの固定物を表す。周囲センサ32は、複数のレーダセンサ321、複数の超音波センサ322および複数のカメラ323を含む。なお、図1においては、簡略化のため、レーダセンサ321、超音波センサ322およびカメラ323を1つずつ記す。
各レーダセンサ321は、図略のレーダ送受信部および信号処理部を備えている。レーダ送受信部は、ミリ波帯の電波(以下、「ミリ波」と称呼する。)を車両10の周辺領域に放射するとともに、車両10の周辺領域に存在する立体物によって反射されたミリ波(即ち、反射波)を受信する。信号処理部は、送信したミリ波と受信した反射波との位相差、反射波の減衰レベルおよびミリ波を送信してから反射波を受信するまでの時間等に基いて、車両10と立体物との距離、車両10と立体物との相対速度、車両10に対する立体物の相対位置(方向)等を表す情報を取得する。そして、各レーダセンサ321は、取得した情報を駐車支援ECU21に出力する。
各超音波センサ322は、超音波をパルス状に車両10の周辺領域に送信し、立体物によって反射された反射波を受信する。各超音波センサ322は、超音波の送信から受信までの時間に基いて、「送信した超音波が反射された立体物上の点である反射点」および「各超音波センサ322との距離」等を表す情報を取得する。各超音波センサ322は、取得した情報を駐車支援ECU21に出力する。
各カメラ323は、例えば、CCD(charge coupled device)或いはCIS(CMOS image sensor)の撮像素子を内蔵するデジタルカメラである。各カメラ323は、所定のフレームレートで車両10の周辺領域の画像データを生成し、生成した画像データを駐車支援ECU21に出力する。複数のカメラ323には、車両10の前方の領域を撮影する前方カメラ、車両10の後方の領域を撮影する後方カメラ、車両10の右側の領域を撮影する右側方カメラ、および車両10の左側の領域を撮影する左側方カメラが含まれる。
駐車支援ECU21は、所定時間(この所定時間を第一所定時間と記す)が経過するごとに、レーダセンサ321および超音波センサ322のそれぞれから情報を受信する。駐車支援ECU21は、受信した情報(具体的には、ミリ波が反射された点である反射点の位置、および超音波が反射された点である反射点の位置)を、二次元マップにプロットする。この二次元マップは、車両10の位置を原点とし、車両10の進行方向をX軸、車両10の左方向をY軸とした平面図である。なお、「車両10の位置」とは、車両10の平面視における所定の幾何学的中心位置である。駐車支援ECU21は、二次元マップ上における反射点の一群がなす形状に基いて、車両10の周辺領域にある立体物を検出し、その立体物の車両10に対する位置(距離および方位)および形状を特定する。なお、上述した「車両10の位置」は、車両10上の他の特定位置(例えば、左前輪および右前輪の平面視における中央位置および平面視における左後輪および右後輪の中央位置等)であってもよい。
駐車支援ECU21は、第一所定時間が経過するごとに、各カメラ323から画像データを取得する。駐車支援ECU21は、各カメラ323からの画像データを解析することによって車両10の周辺領域にある立体物を検出し、その立体物の車両10に対する位置(距離および方位)および形状を特定する。駐車支援ECU21は、画像データに基いて特定(検出)された立体物を上述した二次元マップに描く。従って、駐車支援ECU21は、二次元マップ上に示された情報に基いて、車両10の周辺領域に存在する立体物を検出できる。
駐車支援ECU21は、車両10の走行中であって車速が所定の閾値以下になった場合、車両10を駐車可能な駐車場の探索を開始する。そして、駐車支援ECU21は、車両10の走行中であって車速が所定の閾値以下である間、車両10を駐車可能な駐車場の探索を継続する。具体的には、駐車支援ECU21は、二次元マップ上に示された情報に基いて、車両10の周辺領域に含まれる「立体物が存在しない領域」を探索する。駐車支援ECU21は、立体物が存在しない領域を検出でき、かつ、当該領域が車両10を駐車可能な大きさおよび形状を有する領域である場合、その領域を「車両10を駐車可能な駐車場」として決定する。なお、車両10の周辺領域の路面に描かれた駐車場を区画する区画線が検出されている場合、駐車場は、区画線を跨がない長方形の領域であり、その長辺が車両10の前後方向長さよりも所定のマージンだけ大きく、その短辺が車両10の左右方向長さよりも他の所定のマージンだけ大きい領域である。
HMI33(Human Machine Interface)は、車両10の運転席に着座している乗員(運転者)が視認可能かつ操作可能な箇所に配置されている。HMI33は、タッチパネル表示器331を備える。タッチパネル表示器331は、画像を表示できるとともにタッチ操作を受け付けることができるように構成される。駐車支援ECU21は、HMI33のタッチパネル表示器331に各種の画像を表示させることができるとともに、タッチパネル表示器331に対する操作(タッチ操作)を検出できる。
車速センサ34は車両10の速度(車速)を検出し、その車速を示す信号を駐車支援ECU21に出力する。
エンジンECU22には、アクセルペダル操作量センサ35およびエンジンアクチュエータ36が接続されている。アクセルペダル操作量センサ35は、アクセルペダル37の操作量(アクセル開度)を検出し、アクセルペダル37の操作量を表す信号を出力する。エンジンECU22は、アクセルペダル37の操作量に基いてエンジンアクチュエータ36を駆動する。これにより、エンジンECU22は、車両10の駆動力源であるエンジン38が発生するトルク(エンジン発生トルク)を制御できる。エンジン発生トルクは、トランスミッション42を介して駆動輪に伝達される。従って、エンジンECU22は、エンジンアクチュエータ36を制御することによって、車両10の駆動力を制御できる。
なお、車両10が、ハイブリッド車両である場合、エンジンECU22は、車両10の走行用の駆動力源としての「内燃機関および電動機」の何れか一方または両方によって発生する車両10の駆動力を制御することができる。車両10が電気自動車である場合、エンジンECU22は、車両10の走行用の駆動力源としての電動機によって発生する車両10の駆動力を制御できる。
駐車支援ECU21は、エンジンECU22に対して、車両10の目標駆動力が含まれる駆動力制御指令を送信できる。エンジンECU22は、駐車支援ECU21から駆動力制御指令を受信すると、車両10の駆動力が受信した駆動力制御指令に含まれる目標駆動力になるように、エンジンアクチュエータ36を自動的に(すなわち、乗員によるアクセルペダル37の操作を必要とせずに)制御する。
SBW・ECU23は、シフトレバー位置センサ39およびSBWアクチュエータ40に接続されている。シフトレバー位置センサ39は、シフトレバー41の位置を検出する。SBW・ECU23は、シフトレバー41の位置をシフトレバー位置センサ39から取得し、取得したシフトレバー41の位置に基いてSBWアクチュエータ40を制御するように構成されている。SBWアクチュエータ40は、SBW・ECU23からの指令に基づいてトランスミッション42のシフトレンジを、複数のシフトレンジのうちの所定の一つへと切替える。
トランスミッション42のシフトレンジには、駐車レンジ、ニュートラルレンジ、前進レンジ、および後退レンジが含まれる。駐車レンジは、エンジン38の駆動力が駆動輪に伝達されず、かつ車両10が機械的に停止位置にロックされるレンジである。ニュートラルレンジは、エンジン38の駆動力が駆動輪に伝達されず、かつ車両10が機械的に停止位置にロックされないレンジである。前進レンジは、エンジン38の車両10を前進させる駆動力が駆動輪に伝達されるレンジである。後退レンジは、エンジン38の車両10を後退させる駆動力が駆動輪に伝達されるレンジである。
シフトレバー41は、乗員がトランスミッション42のシフトレンジを変更するために操作可能な操作部材である。シフトレバー41は、車両10の運転席に着座している乗員が操作可能な位置に設けられている。シフトレバー41は、初期位置と、P対応位置と、N対応位置と、D対応位置と、R対応位置とのいずれかの位置に選択的に移動可能に構成される。P対応位置は、トランスミッション42のシフトレンジを駐車レンジに切替えるための位置である。N対応位置は、トランスミッション42のシフトレンジをニュートラルレンジに切替えるための位置である。D対応位置は、トランスミッション42のシフトレンジを前進レンジに切替えるための位置である。R対応位置は、トランスミッション42のシフトレンジを後退レンジに切替えるための位置である。シフトレバー41は、バネなどの付勢部材によって初期位置に常時弾性付勢されている。乗員は、シフトレバー41を付勢部材の付勢力に抗して、P対応位置、N対応位置、D対応位置、R対応位置の何れか所望の位置に移動させることができる。そして、シフトレバー41は、乗員の操作によって初期位置からP対応位置、N対応位置、D対応位置、およびR対応位置の何れかの位置に移動した後、乗員が手を離すと、付勢部材の付勢力によって初期位置に移動する。
なお、車両10が、トランスミッション42のシフトレンジを変更するために操作可能な操作部材として、シフトレバー41に加え、パーキングスイッチを有していてもよい。パーキングスイッチは、乗員がシフトレンジを駐車レンジに切替えるために操作するスイッチであり、例えば、押し釦スイッチが適用される。車両10がパーキングスイッチを有する場合、シフトレバー41が移動可能な位置にP対応位置が含まれない。この場合、パーキングスイッチの操作が、P対応位置に移動可能なシフトレバー41をP対応位置に移動させる操作に相当する。
SBW・ECU23は、シフトレバー41が所定時間(この所定時間を第二所定時間と記す)にわたってP対応位置に位置したことを検出すると、SBWアクチュエータ40を駆動して、トランスミッション42のシフトレンジが駐車レンジに切替える。したがって、車両10の乗員は、シフトレバー41を初期位置からP対応位置に移動させ、その後、第二所定時間以上シフトレバー41をP対応位置に位置に保持し、さらにその後シフトレバー41を初期位置に戻す(またはシフトレバー41から手を離す)ことによって、トランスミッション42のシフトレンジを駐車レンジに切替えることができる。なお、SBW・ECU23は、シフトレバー41がP対応位置に位置することを検出した時点でトランスミッション42のシフトレンジが駐車レンジである場合、トランスミッション42のシフトレンジを駐車レンジに維持する。N対応位置、D対応位置およびR対応位置についても同様である。以下、「シフトレンジを切替える操作」を「シフト操作」と略して記すことがある。また、「1回のシフト操作」とは、「シフトレバー41を初期位置からP対応位置、N対応位置、D対応位置、およびR対応位置の何れかに移動させ、その後シフトレバー41を初期位置に戻す操作(シフトレバー41が付勢部材の付勢力によって初期位置に戻る場合も含む)」を意味する。なお、前記のように車両10がパーキングスイッチを備える構成であれば、パーキングスイッチの操作もシフト操作に含まれる。この場合、パーキングスイッチの1回の操作(パーキングスイッチが押し釦スイッチであれば、1回押下する操作)が、「1回のシフト操作」である。
駐車支援ECU21は、SBW・ECU23に対して、目標シフトレンジが含まれるシフト制御指令を送信できる。SBW・ECU23は、駐車支援ECU21からシフト制御指令を受信すると、トランスミッション42のシフトレンジがシフト制御指令に含まれる目標シフトレンジになるように、SBWアクチュエータ40を自動的に(すなわち、乗員によるシフトレバー41の操作を必要とせずに)制御する。
ブレーキECU24は、ブレーキペダル操作量センサ43およびブレーキアクチュエータ44に接続されている。ブレーキペダル操作量センサ43は、ブレーキペダル45の操作量を検出できるように構成される。ブレーキアクチュエータ44は、ブレーキECU24からの指令に基づいて摩擦ブレーキ機構の図示しないホイールシリンダに供給する油圧を調整することにより、車輪に対する摩擦制動力を発生させる。そして、ブレーキECU24は、ブレーキペダル45の操作量に応じてブレーキアクチュエータ44を動作させることにより、ブレーキペダル45の操作量に応じた制動力を車輪に付与する。
駐車支援ECU21は、ブレーキECU24に対して、目標制動力が含まれる信号である制動力制御指令を送信できる。ブレーキECU24は、駐車支援ECU21から制動力制御指令を受信すると、車両10の制動力が受信した制動力制御指令に含まれる目標制動力になるように、ブレーキアクチュエータ44を制御する。このように、ブレーキECU24は、駐車支援ECU21からの制動力制御指令に基づいてブレーキアクチュエータ44を駆動することによって、車両10の制動力を自動的に(すなわち、乗員によるブレーキペダル45の操作を必要とせずに)制御できる。
EPS・ECU25は、電動パワーステアリングシステムの制御装置である。EPS・ECU25は、操舵トルクセンサ46および転舵モータドライバ47に接続されている。操舵トルクセンサ46は、乗員によるステアリングホイール49の回転操作のトルクを検出できるように構成されている。転舵モータドライバ47は、転舵モータ48を駆動する。転舵モータ48は、操舵アシストトルク(乗員によるステアリングホイール49の回転操作をアシストするトルク)を発生したり、左右の操舵輪を転舵したりすることができる。すなわち、転舵モータ48は、車両10の舵角を変更できる。
駐車支援ECU21は、目標舵角が含まれる舵角制御指令をEPS・ECU25に送信できる。EPS・ECU25は、駐車支援ECU21から舵角制御指令を受信すると、操舵輪の舵角が受信した舵角制御指令に含まれる目標転舵角になるように、転舵モータドライバ47を制御する。このように、駐車支援ECU21は、EPS・ECU25を介して車両10の操舵輪の舵角を自動的に(すなわち、乗員によるステアリングホイール49の操作を必要とせずに)変更できる。
(駐車支援制御および中断・中止制御の概要)
駐車支援制御は、「車両10の周辺領域に存在する駐車場を検出し、検出した駐車場を目標駐車位置に設定し、現在の車両10の位置から目標駐車位置までの目標移動経路を決定し、決定した目標移動経路に沿って車両10を目標駐車位置に移動させ、車両10を目標駐車位置で停止させる」という制御である。「車両10の周辺領域に存在する駐車場を検出する」制御が、駐車支援制御の第一段階である。「検出した駐車場を目標駐車位置に設定し、現在の車両10の位置から目標駐車位置までの目標移動経路を決定する」制御が、駐車支援制御の第二段階である。「決定した目標移動経路に沿って車両10を目標駐車位置に移動させ、車両10を目標駐車位置で停止させる」制御が、駐車支援制御の第三段階である。また、本実施形態において、「駐車支援制御の中断」は、「駐車支援制御(特に駐車支援制御の第三段階)によって車両10が目標駐車位置に到達して停車するよりも前の時点で、駐車支援制御を一時的に停止する」ことをいう。「駐車支援制御の中止」は、「駐車支援制御によって車両10が目標駐車位置に到達して停車するよりも前の時点で、駐車支援制御を終了する」ことをいう。
(駐車支援制御の内容)
駐車支援ECU21は、車両10の走行中に車速が所定値以下になった場合、駐車支援制御の第一段階を開始する。具体的には、前述のとおり、駐車支援ECU21は、車両10の周辺領域に存在する車両10を駐車可能な駐車場の探索を開始する。そして、駐車支援ECU21は、車速が所定値以下である間、駐車場の探索を継続する。
駐車支援ECU21は、車両10を駐車可能な駐車場を検出できた場合、車両10の停車後(停車中)に支援開始スイッチ31の操作を検出すると、駐車支援制御の第二段階を開始する。なお、乗員による支援開始スイッチ31の操作が、本発明における「乗員の操作による支援要求」である。具体的には、駐車支援ECU21は、支援開始スイッチ31への操作を検出すると、HMI33のタッチパネル表示器331に、視点画像501および進行方向画像502を表示する。図2は、視点画像501および進行方向画像502を表示している状態のHMI33のタッチパネル表示器331の画面50の例を示す図である。図2に示すように、駐車支援ECU21は、の画面50を左右2つの領域に分割する。そして、駐車支援ECU21は、分割した一方の領域(図2では右側の領域)に視点画像501を表示し、他方の領域(図2では左側の領域)に進行方向画像502を表示する。
視点画像501は、設定された仮想視点から車両10と車両10の周辺領域とを見た画像である。このような視点画像501を生成する方法は周知である(例えば、特開2012-217000号公報および特開2013-021468号公報等を参照)。従って、以下、視点画像501の生成方法の一例を簡単に説明する。駐車支援ECU21は、画像データに基いて、車両10の周辺領域についての3次元データを生成する。駐車支援ECU21は、生成した3次元データにおいて仮想視点を設定する。仮想視点は、視点位置と視野方向とによって定義される。そして、駐車支援ECU21は、生成した3次元データから、設定された仮想視点に基づく画像を切り出すことにより、車両10および車両10の周辺領域を見た様子を示す視点画像501を生成する。例えば、仮想視点の視点位置は、車両10の車体の平面視の中央位置から直上方向へ所定距離だけ離れた位置に設定される。仮想視点の視野方向は、上記の視点位置から車両10へ向けて直下方向に設定される。従って、視点画像501は、車両10の直上位置から車両10を見下ろすような画像となる。このような視点画像501は「俯瞰画像」とも称呼される。
進行方向画像502は、車両10の進行方向の領域を表示する画像である。駐車支援ECU21は、前方カメラから取得した画像データ、または後方カメラから取得した画像データに基いて進行方向画像502を生成する。例えば、車両10が前進または停止しているとき、駐車支援ECU21は、前方カメラから取得した画像データ(前方カメラが撮影した画像)に基いて、車両10の前方領域を示す進行方向画像502を生成する。一方、車両10が後退しているとき、駐車支援ECU21は、後方カメラから取得した画像データに基いて、車両10の後方領域を示す進行方向画像502を生成する。なお、この進行方向画像502は、駐車支援ECU21により検出された駐車場が含まれる周辺領域を表示する画像であってもよい。この場合、駐車支援ECU21は、各カメラ323から取得した画像データに基づいて、駐車場を含む周辺領域を示す進行方向画像502を生成する。
そして、駐車支援ECU21は、目標駐車位置を示す画像である目標駐車位置画像503を、視点画像501に写っている駐車場に重畳して表示する。これにより、乗員に対して目標駐車位置を示す。なお、車両10の周辺領域に駐車可能な駐車場が1か所存在する場合、駐車支援ECU21は、視点画像501に写っている当該1か所の駐車場の範囲内に目標駐車位置画像50を表示する。一方、車両10の周辺領域に駐車可能な駐車場が複数所存在する場合、視点画像501に写っている当該複数の駐車場のそれぞれに、それらが駐車可能な駐車場であることを示す図形を重畳して表示するとともに、そのうちの1か所の駐車場(例えば、車両10の現在位置から最も近い位置に存在する駐車場)の範囲内に目標駐車位置画像50を表示する。そして、駐車支援ECU21は、視点画像501に写っている当該複数の駐車場の何れかへのタッチ操作(タッチパネル表示器へのタッチ操作)を検出すると、タッチ操作された駐車場の範囲内に目標駐車位置画像50を表示する。このように、駐車支援ECU21は、車両10の周辺領域に複数の駐車可能な駐車場が存在する場合、それら複数のうちの1カ所の駐車場を目標駐車位置の初期値として設定し、乗員によるHMI33の視点画像へのタッチ操作に応じて目標駐車位置を変更するように構成される。
さらに、駐車支援ECU21は、駐車方向設定ボタン画像505および開始ボタン画像504を、視点画像501の所定の位置(例えば下辺近傍)に重畳して表示する。駐車方向設定ボタン画像505は、車両10の駐車方向(すなわち、前進駐車であるか後退駐車であるか)を切替えるためのボタン画像である。駐車支援ECU21は、駐車方向設定ボタン画像505に対するタッチ操作を1回検出するごとに、前進駐車から後退駐車へ、または後退駐車から前進駐車へ、駐車方向を切替える。なお、前進駐車と後退駐車とのいずれか一方(例えば後退駐車)が初期値として設定されている。開始ボタン画像504は、駐車支援制御の第三段階の開始を指示するためのボタン画像である。
なお、駐車支援制御の第一段階において車両10を駐車可能な駐車場を検出できなかった場合(換言すると、車両10の周辺領域に車両10を駐車可能な駐車場が存在しない場合)、駐車支援ECU21は駐車支援制御の第二段階および第三段階を実行できない。この場合、駐車支援ECU21は、支援開始スイッチ31の操作を検出すると、HMI33のタッチパネル表示器331に、前述の視点画像501および進行方向画像502に代えて、「駐車可能な駐車場が存在しない」旨を乗員に報知するための画像を表示する。
駐車支援ECU21は、開始ボタン画像504へのタッチ操作を検出した場合、駐車支援制御の第三段階を開始する。具体的には、駐車支援ECU21は、目標移動経路を決定する。なお、開始ボタン画像504へのタッチ操作が、本発明における「乗員の操作による移動要求」である。目標移動経路は、車両10と車両10の周辺領域に存在する立体物(他車両、縁石およびガードレール等)との距離を所定距離以上に保持しながら、車両10を現在位置から目標駐車位置まで移動させることができる経路である。なお、目標移動経路の決定方法は特に限定されるものではなく、従来公知の各種の方法が適用できる。例えば、特開2015-3565号公報に開示されている方法が適用できる。
駐車支援ECU21は、目標移動経路を決定すると、車両10を目標移動経路に沿って移動させるための「車両10の移動方向(具体的には、トランスミッション42のシフトレンジ)、舵角パターンおよび速度パターン」を決定する。舵角パターン(舵角情報)は、目標移動経路上の車両10の中心位置と舵角とを関連付けたデータであり、車両10の中心位置が目標移動経路に沿って移動する際の舵角(舵角の目標値)を表す。速度パターン(速度情報)は、目標移動経路上の車両10の中心位置と走行速度とを関連付けたデータであり、車両10の中心位置が目標移動経路に沿って移動する際の車速(走行速度)の目標値を表す。速度パターンは、車両10の中心位置が目標駐車位置に到達した時点で車速が所定の最終目標車速(具体的には、0km/h)に一致するように設定される。なお、以降において、「車両10の移動方向、舵角パターンおよび速度パターン」は、まとめて「移動支援情報」と称呼される場合がある。
そして、駐車支援ECU21は、移動支援情報を決定すると、決定した移動支援情報に基づいて、車両10の移動を開始する。具体的には、駐車支援ECU21は、移動支援情報に基づいてSBW・ECU23に対して、目標シフトレンジが含まれたシフト制御指令を送信する。SBW・ECU23は、駐車支援ECU21からシフト制御指令を受信すると、SBWアクチュエータ40を駆動して、トランスミッション42のシフトレンジをシフト制御指令に含まれる目標シフトレンジに変更する(即ち、シフト制御を実行する)。駐車支援ECU21は、決定された移動支援情報に基づいて、EPS・ECU25に対して舵角制御指令を送信する。EPS・ECU25は、駐車支援ECU21から舵角制御指令を受信すると、舵角制御指令に基いて転舵モータドライバ47を制御することにより転舵モータ48を駆動し、実際の舵角を目標舵角に一致させる(即ち、操舵角制御を実行する。)。駐車支援ECU21は、決定された移動支援情報に基づいて、エンジンECU22に対して駆動力制御指令を送信する。エンジンECU22は、駐車支援ECU21から駆動力制御指令を受信すると、駆動力制御指令に基づいてエンジンアクチュエータ36を制御する(即ち、駆動力制御を実行する)。更に、駐車支援ECU21は、決定された移動支援情報に基づいて、ブレーキECU24に対して制動力制御指令を送信する。ブレーキECU24は、駐車支援ECU21から制動力制御指令を受信した場合には、制動力制御指令に基づいて油圧回路を制御する(即ち、制動力制御を実行する)。そして、車両10が目標駐車位置に到達すると、駐車支援ECU21は、車両10を停止させ、駐車支援制御を終了する。
(中断・中止制御の内容)
駐車支援ECU21は、駐車支援制御の実行中に所定の介入操作を検出すると、駐車支援制御を中断する。具体的には、駐車支援ECU21は、車両10を目標駐車位置に移動させている間に所定の介入操作を検出すると、車両10を一時的に停止させる。本実施形態では、所定の介入操作として、シフトレバー41の操作、アクセルペダル37の操作、ブレーキペダル45の操作、およびステアリングホイール49の操作が適用される。より具体的には、駐車支援ECU21は、前述の介入操作のいずれかを検出すると、ブレーキECU24に対して、車両10を停止させる内容の制動力制御指令を送信するとともに、エンジンECU22に対して、エンジン38の出力を0(またはアイドリング状態)にする内容の駆動力制御指令を送信する。これにより、車両10が一時的に停止する。なお、駐車支援ECU21は、介入操作を検出したことにより駐車支援制御を中断した場合、移動支援情報を保持する。さらに、駐車支援ECU21は、HMI33のタッチパネル表示器331に、視点画像501の表示に代えて(すなわち、視点画像501を消去して)、中断画像506を表示する。図3は中断画像506の例を示す図である。図3に示すように、中断画像506には、中止ボタン画像509と再開ボタン画像508とが含まれる。
駐車支援ECU21は、HMI33のタッチパネル表示器331に中断画像506を表示している間に、シフト操作を検出することなく再開ボタン画像508へのタッチ操作を検出すると、駐車支援制御の第三段階(車両10の目標駐車位置への移動)を再開する。この場合、駐車支援ECU21は、中断画像506の表示を停止し、前述の視点画像501および進行方向画像502の表示を再開する。一方、駐車支援ECU21は、HMI33のタッチパネル表示器331に中断画像506を表示している間に、シフト操作を検出することなく中止ボタン画像509へのタッチ操作を検出すると、トランスミッション42のシフトレンジを駐車レンジに切替えるとともに、駐車支援制御を中止する。そして、駐車支援制御を中止した後は、乗員によるシフトレバー41の操作、アクセルペダル37の操作、ブレーキペダル45の操作、およびステアリングホイール49の操作に応じて車両10を制御する。換言すると、駐車支援ECU21は、駐車支援制御を終了すると、車両10の制御を乗員に引き渡す。この際、駐車支援ECU21は、移動支援情報を破棄する。また、この場合、駐車支援ECU21は、HMI33のタッチパネル表示器331の画面50に、支援開始スイッチ31が操作される直前に表示していた画像の表示を再開する。
このように、乗員は、駐車支援制御の実行中に介入操作を実行することにより駐車支援制御を中断することができる。さらに乗員は、駐車支援制御の中断中に再開ボタン画像508をタッチ操作することにより駐車支援制御を再開でき、駐車支援制御の中断中に中止ボタン画像509をタッチ操作することにより駐車支援制御を中止できる。
さらに、駐車支援ECU21は、前述の中止ボタン画像509へのタッチ操作を検出した場合のほかに、駐車支援制御の第三段階の開始後(すなわち、車両10の移動の開始後)であって車両10が目標駐車位置に到達するよりも前の時点でシフト操作を2回検出した場合、駐車支援制御を中止する。つまり、中止ボタン画像509へのタッチ操作を行わなくても、シフト操作を2回行うことで、駐車支援制御が中止される。すなわち、2回目のシフト操作の検出が、本発明の特定条件の成立条件である。なお、前述のとおり、駐車支援ECU21は、駐車支援制御の第三段階の開始後にシフト操作を検出すると、駐車支援制御を中断する。そして、駐車支援ECU21は、シフト操作により駐車支援制御を中断した場合、当該駐車支援制御の中断のトリガーとなったシフト操作を、2回のシフト操作のうちの1回(すなわち、1回目のシフト操作)とみなす。このため、1回目のシフト操作が検出された時点で駐車支援制御が中断していたか否かに応じて、駐車支援制御の中止に至る過程が相違する。
(1)1回目のシフト操作の時点で駐車支援制御が中断していない場合
駐車支援ECU21は、駐車支援制御の実行中(駐車支援制御が中断されていない間)にシフト操作(1回目のシフト操作)を検出すると、上述のように駐車支援制御を中断するとともに、HMI33のタッチパネル表示器331に中断画像506を表示する。そして、駐車支援ECU21は、中断画像506に含まれる再開ボタン画像508または中止ボタン画像509へのタッチ操作を検出することなく再度シフト操作(2回目のシフト操作)を検出した場合(特定条件が成立した場合)、駐車支援制御を中止する。駐車支援ECU21は、駐車支援制御を中止すると、車両10の制御を乗員に引き渡す。なお、この場合、駐車支援ECU21は、トランスミッション42のシフトレンジを、2回目のシフト操作に応じたシフトレンジに切替える。したがって、乗員は、駐車支援制御の終了後、直ちに、2回目のシフト操作に対応するシフトレンジで車両10の走行を開始させることができる。
なお、駐車支援ECU21は、2回目のシフト操作によって駐車支援制御を中止すると、車両10の制御を乗員に引き渡す。このため、駐車支援制御の中止後は、車両10は、2回目のシフト操作に応じたシフトレンジで走行を開始する。このため、「2回目のシフト操作の検出」により特定条件が成立したと判定する構成では、駐車支援制御の中止の時点で車両10の挙動が急激に変化することがある。このような車両10の挙動の急激な変化を防止するため、駐車支援ECU21は次のような制御を実行してもよい。
駐車支援ECU21は、2回目以降のシフト操作を検出した場合、当該2回目以降のシフト操作を検出した時点において車両10が停止しているか否か、およびブレーキペダル45が操作されているか否かを判定する。そして、駐車支援ECU21は、2回目以降のシフト操作を検出した場合、その時点において車両10が停止しており、かつ、ブレーキペダル45が操作されている場合、駐車支援制御を中止する。すなわち、駐車支援ECU21は、2回目以降のシフト操作を検出し、かつ、2回目以降のシフト操作を検出した時点で車両10が停止しているとともにブレーキペダル45が操作されている場合、特定条件が成立すると判定してもよい。この際、駐車支援ECU21は、図4に示すように、シフト操作により駐車支援制御を中止したことを示す画像である中止画像507を、シフト操作を検出した時点から所定の時間にわたって、HMI33のタッチパネル表示器331に表示する。この中止画像507には、「シフトレバーが操作された」ことを表示する中止メッセージ画像510が含まれる。なお、中止メッセージ画像510の内容は、図4に示す内容に限定されない。中止メッセージ画像510は、「シフトレバーが操作された」ことを示す画像のほか、「シフトレバーが操作されたことにより駐車支援制御を中止した」ことを示す画像などが適用できる。
なお、特定条件の内容は、前記内容に限定されない。少なくとも「1回目のシフト操作を検出した後の2回目以降のシフト操作の検出(2回以上のシフト操作)」が特定条件の成立条件に含まれればよい。そして、特定条件は、「2回以上のシフト操作が検出され、かつ、2回目以降のシフト操作の検出時点で車両10の停止が維持される」という条件であることが好ましい。換言すると、特定条件は、「2回以上のシフト操作が検出され、かつ、2回目以降のシフト操作により駐車支援制御が中止した時点で車両10の移動が開始しない場合」に成立する条件であることが好ましい。
この場合、駐車支援ECU21は、前述のように、2回目以降のシフト操作を検出した時点において、車両10が停止していない場合とブレーキペダル45が操作されていない場合の少なくとも一方である場合、駐車支援制御を中止しない。ただし、駐車支援ECU21は、駐車支援制御の中断を継続する。具体的には、駐車支援ECU21は、車両10の停止を維持するとともに、HMI33に中断画像506の表示を継続する。この場合、駐車支援ECU21は、再開ボタン画像508へのタッチ操作を検出すると駐車支援制御を再開し、中止ボタン画像509へのタッチ操作を検出すると駐車支援制御を中止する。ただし、駐車支援ECU21は、HMI33のタッチパネル表示器331に「シフトレバー41は操作されたが、車両10が停止していない、またはブレーキペダル45が操作されていないために駐車支援制御を中止できない」旨のメッセージを表示してもよい。
そして、3回目のシフト操作の際に、車両10が停止しており、かつ、ブレーキペダル45が操作されている場合、駐車支援ECU21は駐車支援制御を中止する。すなわち、この場合、駐車支援ECU21は、3回目のシフト操作により駐車支援制御を中止する。そしてこの場合、駐車支援ECU21は、トランスミッション42のシフトレンジを3回目のシフト操作に対応するシフトレンジに切替える。この場合の「3回目のシフト操作」は、2回目以降のシフト操作であって最後のシフト操作である。したがって、このような構成によれば、乗員は2回以上シフト操作を行うことによって、駐車支援制御を中止することができる。そして、駐車支援ECU21は、トランスミッション42のシフトレンジを、2回目以降のシフト操作であって最後のシフト操作特定条件が成立した際のシフト操作)に対応するシフトレンジに切替える。「最後のシフト操作」は、特定条件が成立した際のシフト操作(換言すると、特定条件を成立させたシフト操作)であり、駐車支援制御の中止のトリガーとなったシフト操作である、ということもできる。
なお、駐車支援ECU21は、2回目以降のシフト操作を検出した時点において単に「ブレーキペダル45が操作されているか否か」を判定するのではなく、「ブレーキペダル45の操作量が閾値以上であるか否か」を判定してもよい。そして、駐車支援ECU21は、ブレーキペダル45の操作量が閾値以上である場合に駐車支援制御を中止し、ブレーキペダル45の操作量が閾値未満である場合駐車支援制御の中断を継続してもよい。この場合、「所定の閾値」として、「車両10の停止を維持できる制動力を発生させる操作量」が適用できる。このような制御によれば、駐車支援ECU21が駐車支援制御を中止した時点で(中止した瞬間に)車両10の走行が開始することが防止される。換言すると、乗員の意図しない車両10の移動の開始を防止できる。
(2)1回目のシフト操作を検出した時点で駐車支援制御が中断している場合
この場合は、シフト操作以外の介入操作によって駐車支援制御が中断した場合である。この場合、駐車支援ECU21は、駐車支援制御の中断中に、再開ボタン画像508または中止ボタン画像509へのタッチ操作を検出することなく、シフト操作(1回目のシフト操作)を検出すると、駐車支援制御の中断を継続するとともに、HMI33のタッチパネル表示器331による中断画像506の表示を継続する。なおこの場合、駐車支援ECU21は、トランスミッション42のシフトレンジを切替えない(SBW・ECU23に、シフトレンジの変更を指示するシフト制御指令を送信しない)。そして、この場合、駐車支援ECU21は、1回目のシフト操作を検出した後、再度シフト操作を検出することなく再開ボタン画像508へのタッチ操作を検出した場合、駐車支援制御を再開する。一方、駐車支援ECU21は、1回目のシフト操作を検出した後、再度シフト操作を検出することなく中止ボタン画像509へのタッチ操作を検出した場合、駐車支援制御を中止する。
また、駐車支援ECU21は、1回目のシフト操作を検出した後、再開ボタン画像508または中止ボタン画像509へのタッチ操作を検出することなく、再度シフト操作(2回目のシフト操作)を検出した場合、上記(1)と同様に、駐車支援制御を中止するとともに、トランスミッション42のシフトレンジを、2回目のシフト操作に応じたシフトレンジ(運転者要求レンジ)に切替える。したがって、乗員は、駐車支援制御の中止後、直ちに、所定のシフトレンジ(運転者要求レンジ)で車両10の走行を開始させることができる。
なお、この場合も、上記(1)の場合と同様に、駐車支援ECU21は、「2回目以降のシフト操作を検出した時点で車両10が停止しており、かつブレーキペダル45が操作されている場合、駐車支援制御を中止する」という制御を実行してもよい。
このような制御によれば、乗員は駐車支援制御の実行中にシフトレバー41を2回以上操作することにより、駐車支援制御を中止することができる。したがって、このような駐車支援ECU21によれば、「駐車支援制御を終了して車両10を自己の操作により走行させたい」という乗員の意思が、2回以上にわたるシフト操作により簡単に反映されて、駐車支援制御を中止できる。
すなわち、乗員は、駐車支援制御の実行中に駐車支援制御を中止して自己の操作によって車両10の走行を制御したいという意思を有することがある。そして乗員は、このような場合に、トランスミッション42のシフトレンジを自己の望むシフトレンジに切替えるためシフト操作を行うことがある。ただし、開始ボタン画像504へのタッチ操作後における1回のシフト操作は、誤操作である可能性がある。一方で、シフト操作が2回以上行われた場合には、乗員が「駐車支援制御を中止して自己の操作によって車両10の走行を制御したい」という意思を有している可能性が高いとみなすことができる。
そこで、駐車支援ECU21は、開始ボタン画像504へのタッチ操作後においては(すなわち、移動開始要求の発生後においては)、1回のシフト操作によっては駐車支援制御を中止せず、2回以上のシフト操作を検出した場合に駐車支援制御を中止する。このように、乗員は、移動要求の発生後にシフト操作を2回以上行うことによって、駐車支援制御を中止できる。特に、乗員が所望のシフトレンジで車両10を走行させたいという意思を有する場合、乗員はトランスミッション42のシフトレンジを所望のシフトレンジに切替えるシフト操作を行う。このため、2回以上のシフト操作によって駐車支援制御を中止する構成であると、乗員は、トランスミッション42のシフトレンジを所望のシフトレンジに切替えるシフト操作を2回以上行うことによって、駐車支援制御を簡便に中止できる。このため、乗員が駐車支援制御を中止するためにどのような操作を行うべきか(車両を自己の意思によって走行させるためにどのような操作を行うべきか)分からない、という問題が発生しないようにできる。
なお、1回のシフト操作が誤操作である場合には、駐車支援制御が継続されることが好ましいが、当該1回のシフト操作が「乗員による駐車支援制御を中止させたいという意思に基づく操作」である場合には駐車支援制御が中止されることが好ましい。しかしながら、駐車支援ECU21は、シフト操作を1回検出した場合、当該操作が誤操作であるか、乗員による駐車支援制御を中止させたいという意思に基づく操作であるかを判別することは困難である。そこで、本実施形態では、駐車支援ECU21は、駐車支援制御の実行中(駐車支援制御が中断していない間)に1回のシフト操作(1回目のシフト操作)を検出した場合、駐車支援制御を中断する。
このような制御によれば、乗員は、誤操作によりシフト操作を行った場合、再開ボタン画像508にタッチ操作することにより、直ちに駐車支援制御を再開できる。一方、1回のシフト操作は、車両10の乗員の「駐車支援制御を中止したい」という意思による操作である可能性もある。そこで、駐車支援ECU21は、開始ボタン画像504へのタッチ操作を検出した後(すなわち、移動要求の発生後)にシフト操作を1回検出した場合、駐車支援制御を中断する。これにより、乗員が駐車支援制御を中止したいという意思を有しているにもかかわらず、駐車支援制御が継続すること(特に、車両10の移動が継続すること)が防止される。
また、駐車支援ECU21は、シフト操作以外の介入操作により駐車支援制御を中断している場合であっても、シフト操作を2回以上検出した場合、駐車支援制御を中止する。このような制御によれば、駐車支援制御が中断しているか否かにかかわらず、乗員はシフト操作を2回以上行うことによって駐車支援制御を中止できる。すなわち、駐車支援制御を中止するための操作を統一することができる。
また、本実施形態によれば、車両10の乗員は、駐車支援制御の中断中に所定の再開操作である再開ボタン画像508へのタッチ操作を行うことによって、駐車支援制御を再開できる。このため、誤操作により駐車支援制御が中断した場合、または一時的に車両10を停止させたいという意思に基づく操作によって駐車支援制御を中断した場合であっても、中断した時点から駐車支援制御を再開できる。一方、乗員は、駐車支援制御の中断中に中止ボタン画像509へタッチ操作することによって、駐車支援制御を中止できる。このため利便性が向上する。
さらに、本実施形態では、駐車支援ECU21は、2回以上のシフト操作によって駐車支援制御を中止する場合、トランスミッション42のシフトレンジを2回目以降であって最後のシフト操作に応じたシフトレンジに切替える。このような制御によれば、乗員は、駐車支援制御の中止後、さらなるシフト操作をすることなく、所望のシフトレンジ(運転者要求レンジ)で車両10を走行させることができる。
(駐車支援ECU21の具体的な動作)
次に、駐車支援ECU21の具体的な動作について説明する。駐車支援制御を実行するためのルーチン(プログラム)および中断・中止制御を実行するためのルーチン(プログラム)は、駐車支援ECU21のROMにあらかじめ格納されている。そして、駐車支援ECU21のCPUは、駐車支援制御を実行するためのルーチンを読み出して実行する。これにより、前述の駐車支援制御が実現する。さらに、駐車支援ECU21のCPUは、駐車支援制御の実行中に、中断・中止制御を実行するためのルーチンを実行する。図5は、中断・中止制御を実行するためのルーチンである中断・中止ルーチンの内容を示すフローチャートである。以下の説明では、駐車支援ECU21のCPUを単にCPUと略して記すことがある。
ステップS101において、CPUは、駐車支援制御の第三段階の実行中であるか否かを判定する。具体的には、CPUは、駐車支援制御の第三段階の開始を指示する「開始ボタン画像504」へのタッチ操作を検出し、その後、駐車走行処理が終了、中断、または中止していない場合、駐車支援制御の第三段階の実行中であると判定する。CPUは、駐車支援制御の第三段階の実行中ではないと判定した場合、このステップS101の処理を繰り返す。CPUは、駐車支援制御の第三段階の実行中であると判定した場合、駐車支援制御の第三段階を継続する。そしてこの場合には、CPUは、処理をステップS102に進める。
ステップS102において、CPUは、シフト操作(1回目のシフト操作)があったか否かを判定する。CPUは、シフト操作があったと判定した場合(シフト操作を検出した場合)、処理をステップS103に進める。一方、CPUは、シフト操作が無いと判定した場合(シフト操作を検出しない場合)、処理をステップS111に進める。
ステップS103において、CPUは、駐車支援制御を中断する。具体的には、CPUは、ブレーキECU24に車両10を停止させる制動力を発生させるための制動力制御指令を送信するとともに、エンジンECU22に対してエンジン38の出力を0(またはアイドリング状態)に設定するための駆動力制御指令を送信する。あわせて、CPUは、HMI33のタッチパネル表示器331に中断画像506を表示する。そして、CPUは、処理をステップS104に進める。
ステップS104において、CPUは、HMI33のタッチパネル表示器331への操作があったか否かを判定する。CPUは、HMI33のタッチパネル表示器331への操作があったと判定した場合、処理をステップS105に進め、HMI33のタッチパネル表示器331への操作が無いと判定した場合、処理をステップS109に進める。
ステップS105において、CPUは、HMI33のタッチパネル表示器331への操作が「再開ボタン画像508」へのタッチ操作(駐車支援制御の再開を指示する操作)であるか否かを判定する。CPUは、HMI33のタッチパネル表示器331への操作が再開ボタン画像508へのタッチ操作である場合、処理をステップS106に進める。CPUは、HMI33のタッチパネル表示器331への操作が再開ボタン画像508へのタッチ操作ではない場合、処理をステップS107へ進める。
ステップS106において、CPUは、中断した駐車走行処理を再開する。そして、CPUは、処理をステップS102に戻す。
ステップS107において、CPUは、HMI33のタッチパネル表示器331への操作が中止ボタン画像509へのタッチ操作(駐車支援制御の中止を指示する操作)であるか否かを判定する。CPUは、HMI33のタッチパネル表示器331への操作が中止ボタン画像509へのタッチ操作ではない場合、処理をステップS103に戻す。すなわち、HMI33のタッチパネル表示器331への操作が再開ボタン画像508へのタッチ操作と中止ボタン画像509へのタッチ操作のいずれでもない場合、CPUは駐車支援制御の中断を継続する。一方、CPUは、HMI33のタッチパネル表示器331への操作が中止ボタン画像509へのタッチ操作である場合、処理をステップS108に進める。
ステップS108において、CPUは、SBW・ECU23に、トランスミッション42のシフトレンジを駐車レンジに切替えるように指示するシフト制御指令を送信する。そして、CPUは、駐車支援制御を中止する。これにより、トランスミッション42のシフトレンジが駐車レンジに切替わった状態で駐車支援制御が中止する。そして、それ以降、CPUは、乗員のステアリングホイール49、アクセルペダル37、ブレーキペダル45、およびシフトレバー41の操作に応じて車両10を制御する。
ステップS109において、CPUは、特定条件が成立したか否かを判定する。具体的には、CPUは、シフト操作があったか否かを判定する。なお、このステップS109においては、ステップS102において検出したシフト操作(すなわち、1回目のシフト操作)の後に更にシフト操作があったか否か(すなわち、2回目のシフト操作があったか否か)が判定される。CPUは、シフト操作があったと判定した場合、処理をステップS110に進める。一方、CPUは、シフト操作が無いと判定した場合、処理をステップS103に戻す。
なお、ステップS109において、CPUは、シフト操作があったか否かの判定に加え、車両10が停止しているか、およびブレーキペダル45が操作されているかを判定してもよい。この場合、CPUは、シフト操作を検出し、かつ、シフト操作を検出した時点で車両10が停止しているとともにブレーキペダル45が操作されている場合、特定条件が成立したと判定する。そして、この場合、CPUは、処理をステップS110に進める。一方、CPUは、シフト操作を検出した時点で、車両10が停止していない場合とブレーキペダル45が操作されていない場合の少なくとも一方の場合、すなわち、特定条件が成立していないと判定した場合、処理をステップS103に戻す。なお、CPUは、「ブレーキペダル45が操作されているか否か」に代えて、「ブレーキペダル45の操作量が所定の閾値以上であるか否か」を判定してもよい。
ステップS110において、CPUは、SBW・ECU23に対し、トランスミッション42のシフトレンジを、ステップS109であったと判定されたシフト操作に対応するシフトレンジ(運転者要求レンジ)に切替えるように指示するシフト制御指令を送信する。そして、CPUは、駐車支援制御を中止する。
CPUは、ステップS102においてシフト操作が無いと判定した場合、処理をステップS111に進める。ステップS111において、CPUは、シフト操作以外の介入操作があったか否かを判定する。CPUは、シフト操作以外の介入操作が無いと判定した場合、処理をステップS102に戻す。CPUは、シフト操作以外の介入操作があったと判定した場合、処理をステップS112に進める。ステップS112において、CPUは、駐車支援制御を中断する。このステップの処理の内容は、ステップS103の処理の内容と同じである。そして、CPUは、処理をステップS113に進める。
ステップS113において、CPUは、HMI33のタッチパネル表示器331へ操作があったか否かを判定する。このステップの処理の内容は、ステップS104の処理の内容と同じである。CPUは、HMI33のタッチパネル表示器331への操作があったと判定した場合、処理をステップS114に進め、操作が無かったと判定した場合、処理をステップS117に進める。
ステップS114において、CPUは、再開ボタン画像508へのタッチ操作があったか否かを判定する。CPUは、再開ボタン画像508へのタッチ操作があったと判定した場合、処理をステップS115に進め、再開ボタン画像508へのタッチ操作が無いと判定した場合、処理をステップS116に進める。
ステップS115において、CPUは、駐車支援制御を再開する。そして、CPUは、処理をステップS102に戻す。
ステップS116において、CPUは、HMI33のタッチパネル表示器331への操作が中止ボタン画像509へのタッチ操作であるか否かを判定する。CPUは、HMI33のタッチパネル表示器331への操作が中止ボタン画像509へのタッチ操作であると判定した場合、処理をステップS108に進める。一方、CPUは、HMI33のタッチパネル表示器331への操作が中止ボタン画像509へのタッチ操作でないと判定した場合、処理をステップS112に戻す。
ステップS117において、CPUは、シフト操作があったか否かを判定する。なお、このステップS109においては、ステップS102においてシフト操作が無いと判定された後にシフト操作があったか否か(特定条件が成立したか否か)が判定される。このため、このステップにおいてシフト操作があったと判定された場合(特定条件が成立したと判定された場合)、当該シフト操作は1回目のシフト操作である。CPUは、シフト操作があったと判定した場合、処理をステップS103に戻す。一方、CPUは、シフト操作が無いと判定した場合、処理をステップS112に戻す。
このような中断・中止ルーチンによれば、上述の中断・中止制御が実現する。
具体的には、CPUは、駐車支援制御の第三段階の実行中(ステップS101において「Y」)に、シフト操作以外の介入操作を検出することなくシフト操作(1回目のシフト操作)を検出すると(ステップS102において「Y」)、駐車支援制御を中断する(ステップS103)。そして、CPUは、駐車支援制御を中断している間に、HMI33のタッチパネル表示器331へのタッチ操作を検出することなく(ステップS104において「N」)、シフト操作(2回目以降のシフト操作)を検出すると(ステップS109において「Y」)、駐車支援制御を中止する(ステップS110)。この際、CPUは、トランスミッション42のシフトレンジを、2回目以降のシフト操作に対応するレンジ(運転者要求レンジ)に切替える。なお、前述のとおり、CPUは、駐車支援制御を中断している間にシフト操作があり、シフト操作があった時点で車両10が停止しており、かつブレーキペダル45が操作されている場合、駐車支援制御を中止してもよい。このように、乗員は、駐車支援制御の実行中に、シフト操作を2回以上行うことによって、駐車支援制御を中止できる。
一方、CPUは、駐車支援制御の第三段階の実行中(ステップS101において「Y」)に、シフト操作を検出することなくシフト操作以外の介入操作を検出すると(ステップS102において「N」、ステップS111において「Y」)、駐車支援制御を中断する(ステップS112)。そして、CPUは、駐車支援制御を中断している間に、HMI33のタッチパネル表示器331への操作を検出することなく(ステップS113において「N」)、シフト操作(1回目のシフト操作)を検出すると(ステップS117において「Y」)、駐車支援制御の中断を継続する(ステップS103)。その後、CPUは、駐車支援制御の中断を継続している間に、HMI33のタッチパネル表示器331への操作を検出することなく(ステップS104において「N」)、シフト操作(2回目以降のシフト操作)を検出すると、駐車支援制御を中止する(ステップS110)。したがって、乗員は、シフト操作以外の介入操作によって駐車支援制御を中断している間であっても、シフト操作を2回以上行うことによって、駐車支援制御を中止できる。
なお、乗員は、駐車支援制御が中断している間に、HMI33のタッチパネル表示器331に表示されている再開ボタン画像508をタッチ操作することにより(ステップS104において「Y」、かつステップS105において「Y」、または、ステップS113において「Y」、かつステップS114において「Y」)、駐車支援制御を再開できる(ステップS106,ステップS115)。また、乗員は、駐車支援制御が中断している間に、HMI33のタッチパネル表示器331に表示されている中止ボタン画像509をタッチ操作することにより(ステップS104において「Y」、ステップS105において「N」、かつ、ステップS107において「Y」、または、ステップS113において「Y」、ステップS114において「N」、かつ、ステップS116において「Y」)、駐車支援制御を中止できる(ステップS108)。なお、CPUは、HMI33のタッチパネル表示器331に表示されている中止ボタン画像509へのタッチ操作により駐車支援制御を中止する場合、トランスミッション42のシフトレンジを、駐車レンジに切替える。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変形例を採用することができる。
例えば、前記実施形態では、車両10が走行用の駆動力源としてエンジン38(内燃機関)を有する構成を示したが、本発明が適用可能な車両10はこのような構成に限定されない。例えば、車両10は、ハイブリッド車両または電気自動車であってもよい。
車両10の周辺領域に存在する駐車場を探索する方法および目標駐車位置に車両10を移動させる方法は、上記方法に限定されない。例えば、特開2021-064104号公報に記載の方法や、特開2021-062736号公報に記載の方法などを用いてもよい。
車両10は、周囲センサ32として、複数のレーダセンサ321、複数の超音波センサ322および複数のカメラ323の全てを備える必要はなく、レーダセンサ321、超音波センサ322およびカメラ323の少なくとも1つを備えればよい。
シフトレンジの種類は、前記種類に限定されない。例えば、前進レンジは、エンジンブレーキの強さが互いに異なる複数のレンジを含んでいてもよい。この場合、シフトレバーは、それらの複数のレンジに対応する位置にも移動可能に構成される。
本実施形態では、変速装置のシフトレンジを切替えるために乗員が操作可能な操作部材がシフトレバー41である構成を示したが、このような構成に限定されない。例えば、乗員により操作可能な操作部材が、複数の押し釦スイッチであってもよい。例えば、複数の押し釦スイッチのそれぞれが、複数のシフトレンジのそれぞれに、一対一で対応している。この場合、複数の押し釦スイッチの何れかを1回の押下する操作が「シフトレンジを切替える操作」である。
本実施形態では、変速装置がトランスミッション42であり、SBW・ECU23がシフトレバー41の位置に応じてトランスミッション42のシフトレンジを切替える構成を示したが、本発明はこのような構成に限定されない。例えば、車両10が駆動力源として電動機(モータ)を備える電気自動車である場合、当該車両10はトランスミッション42を有さないことがある。このような車両10は、シフトレバー41の位置に応じてモータに供給する電流の極性および電流の大きさを制御する制御装置(例えば、コンピュータを備える制御装置)を有している。したがって、このような車両においては、この制御装置が本発明の変速装置に相当する。このように、シフトレンジを切替えるための操作部材を有する車両であれば、駆動力源および駆動力源から駆動輪に動力を伝達する機構の種類および構成にかかわらず、本発明を適用できる。
前記実施形態では、「2回目のシフト操作が検出された場合」に特定条件が成立する構成と、「2回目以降のシフト操作が検出され、かつ、2回目以降のシフト操作が検出された時点で車両10が停止していとともにブレーキペダル45が操作されている場合」に特定条件が成立する構成を示したが、特定条件の成立条件はこのような条件に限定されない。少なくとも「1回目のシフト操作を検出した後の2回目以降のシフト操作の検出」が特定条件の成立条件に含まれればよい。
さらに、前記実施形態では、駐車支援ECU21が駐車支援制御および中断・中止制御を実行する構成を示したが、駐車支援ECU21以外の装置が駐車支援制御および中断・中止制御を実行してもよい。このほか、支援装置11が、駐車支援ECU21、エンジンECU22、SBW・ECU23、ブレーキECU24、およびEPS・ECU25以外の他のECUを有しており、当該他のECUが駐車支援制御および中断・中止制御を実行してもよい。さらに、複数の装置が協働して駐車支援制御および中断・中止制御を実行してもよい。このように、駐車支援制御および中断・中止制御を実行する装置は限定されるものではない。
10…車両、11…駐車支援装置、21…駐車支援ECU、31…支援開始スイッチ、33…HMI、41…シフトレバー、42…トランスミッション、331…タッチパネル表示器、504…開始ボタン画像

Claims (7)

  1. 乗員の操作によりシフトレンジを変更可能な変速装置を備える車両の駐車支援装置であって、
    前記車両の駐車を完了したときの前記車両の位置である目標駐車位置を決定し、前記車両を前記目標駐車位置に移動させて停止させる駐車支援制御を実行するように構成されるとともに、
    前記乗員による前記目標駐車位置への前記車両の移動の開始を要求する移動要求が発生した後、前記車両が前記目標駐車位置に到達するよりも前の時点で、1回目の前記シフトレンジを変更する操作を検出し、かつ、前記1回目の前記シフトレンジを変更する操作を検出した後の2回目以降の前記シフトレンジを変更する操作の検出を成立の条件として含む特定条件が成立した場合、前記駐車支援制御を中止するように構成される制御装置を備える、
    車両の駐車支援装置。
  2. 請求項1に記載の車両の駐車支援装置であって、
    前記制御装置は、
    前記移動要求が発生した後、前記車両が前記目標駐車位置に到達するよりも前の時点で、前記1回目の前記シフトレンジを変更する操作を検出した場合、前記駐車支援制御を中断し、
    前記駐車支援制御を中断している間に前記特定条件が成立した場合、前記駐車支援制御を中止するように構成される、
    車両の駐車支援装置。
  3. 請求項1に記載の車両の駐車支援装置であって、
    前記制御装置は、
    前記移動要求が発生した後、前記車両が前記目標駐車位置に到達するよりも前の時点で、前記1回目の前記シフトレンジを変更する操作以外の所定の操作を検出した場合、前記駐車支援制御を中断し、
    前記駐車支援制御を中断している間に、前記1回目の前記シフトレンジを変更する操作を検出し、かつ前記特定条件が成立した場合、前記駐車支援制御を中止するように構成される、
    車両の駐車支援装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の車両の駐車支援装置であって、
    前記制御装置は、前記駐車支援制御を中止する場合、前記変速装置の前記シフトレンジを前記2回目以降であって最後の前記シフトレンジを変更する操作に対応するシフトレンジに切替えるように構成される、
    車両の駐車支援装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の車両の駐車支援装置であって、
    前記制御装置は、
    前記2回目以降の前記シフトレンジを変更する操作を検出した時点において、前記車両が停止しており、かつ、ブレーキペダルが操作されている場合、前記特定条件が成立したと判定する、
    車両の駐車支援装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の車両の駐車支援装置であって、
    前記制御装置は、
    前記駐車支援制御を中断している間、前記1回目の前記シフトレンジを変更する操作または前記2回目以降の前記シフトレンジを変更する操作を検出することなく前記シフトレンジを変更する操作とは異なる操作である所定の再開操作を検出した場合、駐車支援制御を再開し、
    前記駐車支援制御を中断している間、前記シフトレンジを変更する操作とは異なる操作である中止操作を検出した場合、前記駐車支援制御を中止する、
    車両の駐車支援装置。
  7. 乗員の操作によりシフトレンジを変更可能な変速装置を備える車両の駐車を完了したときの前記車両の位置である目標駐車位置を決定し、乗員による前記目標駐車位置への前記車両の移動の開始を要求する移動要求が発生すると前記車両を前記目標駐車位置に移動させて停止させる駐車支援制御を実行するように構成される車両の駐車支援装置のコンピュータに、
    前記移動要求の発生後、前記車両が前記目標駐車位置に到達するよりも前の時点で、1回目の前記シフトレンジを変更する操作があり、かつ、前記1回目の前記シフトレンジを変更する操作を検出した後の2回目以降の前記シフトレンジを変更する操作の検出を成立の条件として含む特定条件が成立したか否かを判定するステップと、
    前記1回目の前記シフトレンジを変更する操作があり、かつ前記特定条件が成立した場合、前記駐車支援制御を中止するステップと、
    を実行させる、プログラム。
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