JP2023049094A - 異音診断システム - Google Patents
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Abstract
【課題】異音の原因の診断精度の向上を図る。【解決手段】車両に搭載される集音装置で集音された音を用いて車両で発生する異音の原因を診断する異音診断システムであって、集音装置により集音された音に含まれる暗騒音の音圧レベルが所定レベルを超えているときには、異音の原因の診断を行なわずに、集音装置で集音する際の環境としての集音環境を変更して集音装置による集音の再実行を促す報知を行なう。これにより、異音の原因の診断精度の向上を図ることができる。【選択図】図3
Description
本発明は、異音診断システムに関し、詳しくは、車両に搭載される集音装置で集音された音を用いて車両で発生する異音の原因を診断する異音診断システムに関する。
従来、録音システムとして、測定した音(騒音)のうち音圧レベル(騒音レベル)が所定レベルより高い音だけを収録するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このシステムでは、所定レベルより高い音圧レベルの音だけを収録することにより、録音時間の増大を抑制しつつ、診断の対象とする音だけを収録できるとしている。
しかしながら、上述の録音システムを、車両に搭載される集音装置で集音された音を用いて車両で発生する異音の原因を診断する異音診断システムに適用しようとすると、異音以外の暗騒音の音圧レベルが所定レベルより高いときには、異音と共に暗騒音が収録されてしまう。この場合、異音が暗騒音に埋もれてしまい、異音の原因を精度よく診断することができなくなる。
本発明の異音診断システムは、異音の原因の診断精度の向上を図ることを主目的とする。
本発明の異音診断システムは、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の異音診断システムは、
車両に搭載される集音装置で集音された音を用いて前記車両で発生する異音の原因を診断する異音診断システムであって、
前記集音装置により集音された音に含まれる暗騒音の音圧レベルが所定レベルを超えているときには、前記異音の原因の診断を行なわずに、前記集音装置で集音する際の環境としての集音環境を変更して前記集音装置による集音の再実行を促す報知を行なう
ことを要旨とする。
車両に搭載される集音装置で集音された音を用いて前記車両で発生する異音の原因を診断する異音診断システムであって、
前記集音装置により集音された音に含まれる暗騒音の音圧レベルが所定レベルを超えているときには、前記異音の原因の診断を行なわずに、前記集音装置で集音する際の環境としての集音環境を変更して前記集音装置による集音の再実行を促す報知を行なう
ことを要旨とする。
この本発明の異音診断システムでは、集音装置により集音された音に含まれる暗騒音の音圧レベルが所定レベルを超えているときには、異音の原因の診断を行なわずに、集音装置で集音する際の環境としての集音環境を変更して集音装置による集音の再実行を促す報知を行なう。これにより、ユーザに集音装置による集音の再実行を促すことができる。集音装置による集音の再実行を促されたユーザにより集音の再実行が行なわれることにより、異音の原因の診断精度の向上を図ることができる。ここで、「所定レベル」は、暗騒音の音圧レベルが十分に小さく異音が暗騒音に埋もれることなく異音診断を適正に行なるか否かを判定するための閾値としてもよい。
こうした本発明の異音診断システムにおいて、前記暗騒音の前記音圧レベルが前記所定レベル以下のときには、前記異音の原因を診断してもよい。こうすれば、異音の原因の診断精度の向上を図ることができる。
また、本発明の異音診断システムにおいて、前記暗騒音の前記音圧レベルが前記所定レベルを超えている場合において、前記暗騒音に含まれるロードノイズの音圧レベルが第1レベルを超えているときには、前記集音環境として前記集音装置で集音する集音場所を変更して前記集音の再実行を促す報知を行なってもよい。こうすれば、報知を認識したユーザにより、報知前とは異なる場所で集音が再実行される可能性が高くなるから、こうした報知を行なわないものに比して、異音の原因の診断精度の向上を図ることができる。ここで、「第1レベル」は、ロードノイズが十分に小さいか否かを判定するための音圧レベルの閾値としてもよい。
この場合において、前記集音場所として、ロードノイズが小さい場所として予め定められた場所への変更を促す報知を行なってもよい。こうすれば、より確実に、ロードノイズが小さい場所で集音を再実行できる。
さらに、本発明の異音診断システムにおいて、前記暗騒音の前記音圧レベルが前記所定レベルを超えている場合において、前記暗騒音に含まれる風切り音の音圧レベルが第2レベルを超えているときには、前記集音装置で集音する場所としての集音場所および前記集音装置で集音する日時としての集音日時の少なくとも一方を変更して前記集音装置による集音の再実行を促す報知を行なってもよい。こうすれば、報知を認識したユーザにより、報知前とは異なる場所、日時で集音が再実行される可能性が高くなるから、こうした報知を行なわないものに比して、異音の原因の診断精度の向上を図ることができる。ここで、「第2レベル」は、風切り音が十分に小さいか否かを判定するための閾値としてもよい。
この場合において、前記集音場所として前記暗騒音に含まれる風切り音が小さい場所として予め定められた場所への変更、および、前記集音日時として前記暗騒音に含まれる風切り音が小さい日時として予め定めた日時への変更のうち、少なくとも1つの変更を促す報知を行なってもよい。こうすれば、より確実に、風切り音が小さい場所、日時で集音を再実行できる。
そして、本発明の異音診断システムにおいて、前記暗騒音の前記音圧レベルが前記所定レベルを超えている場合において、前記暗騒音に含まれる前記車両周辺の環境音の音圧レベルが第3レベルを超えているときには、前記集音装置で集音する場所としての集音場所および前記集音装置で集音する日時としての集音日時の少なくとも一方を変更して前記集音装置による集音の再実行を促す報知を行なってもよい。こうすれば、報知を認識したユーザにより、報知前とは異なる場所、日時で集音が再実行される可能性が高くなるから、こうした報知を行なわないものに比して、異音の原因の診断精度の向上を図ることができる。ここで、「第3レベル」は、車両周辺の環境音が十分に小さいか否かを判定するための閾値としてもよい。
この場合において、前記集音場所として前記暗騒音に含まれる前記車両周辺の環境音の小さい場所として予め定められた場所への変更、および、前記集音日時として前記暗騒音に含まれる前記車両周辺の環境音が小さい日時として予め定めた日時への変更のうち、少なくとも1つの変更を促す報知を行なってもよい。こうすれば、より確実に、車両周辺の環境音が小さい場所、日時で集音を再実行できる。
また、本発明の異音診断システムでは、前記暗騒音の前記音圧レベルが前記所定レベルを超えている場合において、前記暗騒音に含まれるロードノイズの音圧レベルが第1レベルを超えているか否かを判定し、前記暗騒音に含まれるロードノイズの音圧レベルが第1レベルを超えているときには、前記集音環境として前記集音装置で集音する集音場所を変更して前記集音の再実行を促す報知を行ない、前記暗騒音に含まれるロードノイズの音圧レベルが前記第1レベル以下のときには、前記暗騒音に含まれる風切り音の音圧レベルが第2レベル以下であるか否かを判定し、前記暗騒音に含まれる風切り音の音圧レベルが前記第2レベルを超えているときには、前記集音装置で集音する場所としての集音場所および前記集音装置で集音する日時としての集音日時の少なくとも一方を変更して前記集音装置による集音の再実行を促す報知を行ない、前記暗騒音に含まれる風切り音の音圧レベルが前記第2レベル以下のときには、前記暗騒音に含まれる前記車両周辺の環境音の音圧レベルが第3レベル以下であるか否かを判定し、前記暗騒音に含まれる前記車両周辺の環境音の音圧レベルが前記第3レベルを超えているときには、前記集音装置で集音する場所としての集音場所および前記集音装置で集音する日時としての集音日時の少なくとも一方を変更して前記集音装置による集音の再実行を促す報知を行なってもよい。一般に、暗騒音に含まれるロードノイズおよび風切り音および車両周辺の環境音は、この順で音圧レベルが大きい。したがって、暗騒音に含まれるロードノイズの音圧レベルが第1レベルを超えているか否かを判定し、暗騒音に含まれるロードノイズの音圧レベルが第1レベル以下のときには、暗騒音に含まれる風切り音の音圧レベルが第2レベルを超えているか否かを判定し、暗騒音に含まれる風切り音の音圧レベルが第2レベル以下のときには、暗騒音に含まれる車両周辺の環境音の音圧レベルが第3レベルを超えているか否かを判定することにより、効率よく、暗騒音を小さくできる。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての異音診断システム20の構成の概略を示す構成図である。実施例の異音診断システム20は、図示するように、車両22と、管理サーバ30と、診断端末40と、情報提供サーバ50と、を備える。
車両22は、エンジンからの動力とモータからの動力を車軸に連結された駆動軸に出力しながら走行するハイブリッド自動車として構成されており、マイク(集音装置)24と、制御装置26と、ドングル28と、を備える。マイク24は、乗員が着座する座席のヘッドレストに内蔵されている。
制御装置26は、CPUを中心とする汎用のマイクロコンピュータとして構成されており、CPUの他にROMやRAM,フラッシュメモリ、記憶装置、入出力ポート、通信ポートなどを備える。制御装置26には、各種センサにより検出される信号が入力されている。制御装置26に入力される信号としては、車速センサにより検出される車速Vなどを挙げることができる。制御装置26からは、エンジンやモータを制御するための各種制御信号が出力されている。制御装置26は、エンジンのクランクシャフトの回転位置を検出するクランクポジションセンサからのクランク角に基づいてエンジンの回転数Neを演算したり、エンジンの運転状態やモータのトルク指令に基づいて駆動軸に出力されている出力トルクToutを演算する。
ドングル28は、無線通信モジュールを搭載する通信装置として構成されており、ハンドルの下方に設けられた接続端子(図示せず)に取り付けられている。この接続端子は、制御装置26に接続されている。ドングル28には、制御装置26からの各種データやマイク24により集音された音のデータが入力されている。ドングル28は、制御装置26やマイク24から入力したデータを無線で管理サーバ30に送信したり、管理サーバ30からのデータを受信したりする。
管理サーバ30は、車両22を製造するメーカに設置されている。管理サーバ30は、CPUを中心とする汎用のマイクロコンピュータとして構成されており、CPUの他にROMやRAM,フラッシュメモリ、記憶装置、入出力ポート、通信ポートなどを備える。
管理サーバ30は、個々の車両のハード構成に関する情報としての車両情報と、車両を構成する部品に起因して走行中に発生する異音に関する部品毎の情報としての部品異音情報と、走行中に発生する暗騒音の車種毎の情報としての暗騒音情報と、過去の走行で収録した音の情報としての過去収録情報と、をデータベース32に記憶している。
車両情報としては、個々の車両を識別するための識別番号や、各識別番号に対応する車両を構成する部品の諸元、各識別番号に対応する車両の車種を挙げることができる。
部品異音情報として、車両の走行状態(エンジンの回転数Neと駆動軸の出力トルクTout)とその走行状態で異音が発生する部品との関係を挙げることができる。図2は、車両の走行状態(エンジンの回転数Neと駆動軸の出力トルクTout)と特定の部品を原因として発生する異音の音圧レベルSPLと周波数fとの関係の一例を示す説明図である。異音は、図示するように、車両が特定の走行状態のときに大きくなる。異音が大きくなる走行状態や異音の周波数fは、部品に応じて異なる。したがって、車両の走行状態と異音が発生する部品との間には相関関係があり、この相関関係を部品異音情報としてデータベース32に記憶する。
暗騒音情報としては、走行中における標準的な暗騒音の周波数毎の音圧レベル、標準的なロードノイズの周波数毎の音圧レベル、標準的な風切り音の周波数毎の音圧レベル、標準的な周辺環境音の周波数毎の音圧レベルなどを挙げることができる。なお、暗騒音は、ロードノイズ、風切り音、周辺環境音を含んでいる。
過去収録情報としては、過去に車両22のマイク24で集音された音データと、その音が収録された場所や日時の情報などを挙げることができる。
管理サーバ30は、通信を介して、車両22や診断端末40や情報提供サーバ50と各種データをやり取りする。
診断端末40は、車両販売店のスタッフが携帯可能な携帯端末として構成されている。診断端末40は、CPUを中心とする汎用のマイクロコンピュータとして構成されており、CPUの他にROMやRAM,フラッシュメモリ、記憶装置、ディスプレイ42、入出力ポート、通信ポートなどを備える。診断端末40は、通信を介して、管理サーバ30と各種データをやり取りする。診断端末40は、管理サーバ30から受信した各種情報をディスプレイ42に表示する。
情報提供サーバ50は、各種情報を提供する情報提供サービス施設に設置されている。情報提供サーバ50は、CPUを中心とする汎用のマイクロコンピュータとして構成されており、CPUの他にROMやRAM,フラッシュメモリ、記憶装置、入出力ポート、通信ポートなどを備える。情報提供サーバ50は、車両22の周辺の環境の情報としての周辺環境情報、例えば、気象情報や地図情報、新設道路や補修跡の道路の情報としての道路情報、道路の渋滞情報、道路近くの建物や壁、ガードレールなどの施設に関する施設情報をデータベース52として記憶装置に記憶している。情報提供サーバ50は、通信を介して、管理サーバ30と各種データをやり取りする。
次に、こうして構成された異音診断システム20の動作、特に、異音の診断対象とする車両(診断車両)22で発生する異音の原因を診断する異音診断の際の動作について説明する。図3、図4は、車両22の制御装置26と管理サーバ30と情報提供サーバ50とにおいて異音診断の際に実行される車両処理と管理サーバ処理と情報提供サーバ処理との一例を示す説明図である。こうした異音診断は、車両22が修理のために販売店に入庫しているときに行なわれる。
なお、異音診断に先立って、異音の確認のために車両22を走行させる検査走行が行なわれている。この検査走行では、制御装置26は、車両22が走行を開始してから走行を終了する期間に亘って、マイク24により収録された音のデータとしての音データと、その音データが収録されている間に所定時間毎に演算したエンジンの回転数Neおよび駆動軸への出力トルクToutのデータとしての走行データとを記憶装置に記憶している。
異音診断では、まず、管理サーバ30は、管理サーバ処理において、データベース32に蓄積されている識別番号VINに対応する車両情報と識別番号VINに対応する車両情報に含まれる車種に対応する部品異音情報とを入力する処理を実行し(ステップS200)、データ送信要求を車両22に送信する(ステップS210)。
車両22の制御装置26は、車両処理において、データ送信要求を受信すると、検査走行時に記憶装置に記憶した音データと走行データとをドングル28を介して管理サーバ30に送信して(ステップS100)、車両処理を終了する。
管理サーバ30は、管理サーバ処理において、車両22の制御装置26からの検査走行時の車両22からの音データと走行データとを受信して(ステップS220)、受信した音データから暗騒音の音圧レベルSPLbnを設定する(ステップS230)。暗騒音の音圧レベルSPLbnの演算では、最初に、受信した音データを高速フーリエ変換を用いて周波数分解して周波数f毎の音圧レベルSPLtotalを算出する。図5は、周波数f毎の音圧レベルSPLtotalの一例を示す概略図である。図中、実線は、周波数f毎の音圧レベルSPLtotalの一例である。破線は、暗騒音の音圧レベルの一例である。周波数f毎の音圧レベルSPLtotalは、図示するように、裾野に広がる暗騒音に、異音による鋭いピークが乗っている形状となっている。暗騒音の音圧レベルSPLbnは、異音による鋭いピークが発生している周波数を含む所定周波数範囲における音圧レベルSPLtotalのうち最も大きいものに設定されている。所定周波数範囲は、異音判定に影響がある周波数範囲として、異音によるピークが発生している周波数などに基づいて設定された範囲である。なお、異音により複数のピークが発生しているときには、ピーク毎に、ピークが発生している周波数を含む所定周波数範囲における音圧レベルSPLtotalの最大値SPLmaxを導出し、ピーク毎の最大値SPLmaxのうち最も大きいものを暗騒音の音圧レベルSPLbnとする。
続いて、設定した暗騒音の音圧レベルSPLbnが所定レベルSPLbth以下であるか否かを判定する(ステップS240)。所定レベルSPLbthは、暗騒音の音圧レベルSPLbnが十分に小さく異音が暗騒音に埋もれることなく異音診断を適正に行なるか否かを判定するための閾値である。音圧レベルSPLbnが所定レベルSPLth以下のときには、暗騒音の音圧レベルSPLbnが十分に小さく異音診断を適正に行なえると判断して、異音の原因となっている部品を診断する異音診断を実行して(ステップS250)、診断サーバ処理を終了する。診断サーバ処理が終了したときには、管理サーバ30で実行している管理サーバ処理および情報提供サーバ50で実行している情報提供サーバ処理も終了する。異音診断は、ステップS220で受信した音データ、走行データを用いて、異音が発生しているときの車両22の走行状態を取得し、ステップS200で受信した部品異音情報と取得した異音が発生しているときの車両22の走行状態から異音が発生する原因となっている部品を特定することにより行なわれる。暗騒音の音圧レベルSPLbnが所定レベルSPLth以下であるときに異音診断を行なうから、精度よく異音診断を行なうことができる。
ステップS240で設定した暗騒音の音圧レベルSPLbnが所定レベルSPLbthを超えているときには、暗騒音の音圧レベルSPLbnが大きいため異音が暗騒音に埋もれて異音診断を適正に行なうことができないと判断して、ステップS220で受信した音データにおけるロードノイズの音圧レベルSPLlnを設定する(ステップS260)。図7は、暗騒音に含まれるロードノイズ、風切り音、周辺環境音の周波数f毎の音圧レベルSPLの一例を示す説明図である。ロードノイズ、風切り音、周辺環境音は、図示するように、ある特定の周波数帯域で大きいという特性を備える。ロードノイズの音圧レベルSPLlnの設定は、予め実験や解析などでロードノイズが大きくなる周波数帯域flnを求めておき、ステップS220で受信した音データの周波数帯域flnでの音圧レベルの最大値を音圧レベルSPLlnに設定することにより行なわれる。
続いて、設定した音圧レベルSPLlnが所定レベルSPLlthを超えているか否かを判定する(ステップS270)。所定レベルSPLlthは、ロードノイズが十分に小さいか否かを判定するための音圧レベルの閾値である。音圧レベルSPLlnが所定レベルSPLlth以下のときには、ロードノイズが十分に小さいと判断して、ステップS310に進む。
ステップS270で音圧レベルSPLlnが所定レベルSPLlthを超えているときには、ロードノイズが大きいと判断して、管理サーバ30の周辺の道路情報の送信要求を情報提供サーバ50に送信する(ステップS280)。
情報提供サーバ50は、情報提供サーバ処理において、管理サーバ30が設置されている場所の周辺の道路情報を管理サーバ30に送信する(ステップS500)。
管理サーバ30は、管理サーバ処理において、管理サーバ30からの過去収録情報と情報提供サーバ50からの周辺の道路情報を受信して(ステップS290)、異音の確認のための検査走行においてマイク24による集音を行なう集音場所の変更の提案を診断端末40に送信して(ステップS300)、管理サーバ処理を終了する。管理サーバ処理が終了したときには、情報提供サーバ50で実行している情報提供サーバ処理も終了する。
ステップS300の集音場所の変更の提案としては、過去収録情報に基づいて、管理サーバ30の周辺でロードノイズが小さかった場所を特定し、その場所への変更や、過去の道路情報に基づいて路面が痛んでおらずロードノイズが小さい道路(例えば、新設されたばかりの道路や補修後の道路)への変更などが挙げられる。集音場所の変更の提案を受信した診断端末40は、ディスプレイ42に集音場所の変更の提案内容と集音の再実行を促す旨を表示する。このように、暗騒音の音圧レベルSPLbnが所定レベルSPLbthを超えていて、ロードノイズの音圧レベルSPLlnが所定レベルSPLlthを超えているときには、異音診断を実行しないから、異音診断の精度の低下を抑制できる。また、集音場所の変更の提案内容や再実行を促す旨を診断端末40に表示するから、診断端末40のディスプレイ42を視認した車両販売店のスタッフにロードノイズが小さい場所で再度検査走行を行なうよう促すことができる。
なお、診断端末40のディスプレイ42を視認した車両販売店のスタッフにより、再度車両22の検査走行が行なわれマイク24により集音の再実行が行なわれると、検査走行で収録される音データに含まれるロードノイズが小さくなることから、異音の原因の診断精度の向上を図ることができる。
ステップS270で設定した音圧レベルSPLlnが所定レベルSPLlth以下であるときには、ロードノイズが十分小さいと判定して、次に、ステップS220で受信した音データにおける風切り音の音圧レベルSPLwnを設定する(ステップS310)。風切り音の音圧レベルSPLwnの設定は、予め実験や解析などで風切り音が大きくなる周波数帯域fwnを求めておき、ステップS220で受信した音データにおいて周波数帯域fwnでの音圧レベルの最大値を音圧レベルSPLlwnに設定することにより行なわれる。
続いて、設定した音圧レベルSPLwnが所定レベルSPLwthを超えているか否かを判定する(ステップS320)。所定レベルSPLwthは、風切り音が十分に小さいか否かを判定するための音圧レベルの閾値である。音圧レベルSPLwnが所定レベルSPLwth以下のときには、風切り音が十分に小さいと判断して、ステップS360に進む。
ステップS320で設定したの音圧レベルSPLwnが所定レベルSPLwthを超えているときには、風切り音が大きいと判断して、気象情報の送信要求を情報提供サーバ50に送信する(ステップS330)。
情報提供サーバ50は、情報提供サーバ処理において、管理サーバ30が設置されている場所の周辺の気象情報を管理サーバ30に送信する(ステップS510)。
管理サーバ30は、管理サーバ処理において、情報提供サーバ50からの気象情報を受信して(ステップS340)、受信した気象情報に基づいて異音の確認のための検査走行においてマイク24による集音を行なう集音場所と集音日時の変更の提案を診断端末40に送信して(ステップS350)、管理サーバ処理を終了する。管理サーバ処理が終了したときには、情報提供サーバ50で実行している情報提供サーバ処理も終了する。
ステップS350の集音場所の変更の提案としては、受信した気象情報に基づいて風の弱い場所への変更などが挙げられる。集音日時の変更の提案としては、受信した気象情報に基づいて風の収まる日時や追い風が吹いている日時への変更などが挙げられる。集音場所および集音日時の変更の提案を受信した診断端末40は、ディスプレイ42に集音場所および集音日時の変更の提案内容および集音の再実行を促す旨を表示する。このように、暗騒音の音圧レベルSPLbnが所定レベルSPLbthを超えていて、風切り音の音圧レベルSPLwnが所定レベルSPLwthを超えているときには、異音診断を実行しないから、異音診断の精度の低下を抑制できる。また、集音場所および日時の変更の提案内容および集音の再実行を促す旨を診断端末40に表示するから、診断端末40のディスプレイ42を視認した車両販売店のスタッフに風切り音が小さい場所および日時で再度検査走行を行なうよう促すことができる。
なお、診断端末40のディスプレイ42を視認した車両販売店のスタッフにより、提案された変更後の集音場所と集音日時で再度車両22の検査走行を行なわれマイク24により集音の再実行が行なわれると、検査走行で収録される音データに含まれる風切り音が小さくなることから、異音の原因の診断精度の向上を図ることができる。
ステップS320で設定した音圧レベルSPLwnが所定レベルSPLwth以下であるときには、風切り音が十分小さいと判定して、次に、ステップS220で受信した音データにおける周辺環境音の音圧レベルSPLsenを設定する(ステップS360)。周辺環境音の音圧レベルSPLsenの設定は、予め実験や解析などで周辺環境音が大きくなる周波数帯域fsenを求めておき、ステップS20で受信した音データにおいて周波数帯域fsenでの音圧レベルの最大値を音圧レベルSPLlsenに設定することにより行なわれる。
続いて、設定した音圧レベルSPLsenが所定レベルSPLsethを超えているか否かを判定する(ステップS370)。所定レベルSPLsethは、周辺環境音が十分に小さいか否かを判定するための音圧レベルの閾値である。音圧レベルSPLwnが所定レベルSPLseth以下のときには、風切り音が十分に小さいと判断し、管理サーバ処理を終了する。管理サーバ処理が終了したときには、情報提供サーバ50で実行している情報提供サーバ処理も終了する。
ステップS380で設定した音圧レベルSPLsenが所定レベルSPLsethを超えているときには、周辺環境音が大きいと判断して、周辺環境情報の送信要求を情報提供サーバ50に送信する(ステップS380)。
情報提供サーバ50は、情報提供サーバ処理において、管理サーバ30が設置されている場所の周辺環境情報を管理サーバ30に送信して(ステップS520)、情報提供サーバ処理を終了する。
管理サーバ30は、管理サーバ処理において、情報提供サーバ50からの周辺環境情報を受信して(ステップS390)、異音の確認のための検査走行においてマイク24による集音を行なう集音場所と集音日時の変更の提案を診断端末40に送信して(ステップS400)、管理サーバ処理を終了する。
ステップS400の集音場所の変更の提案としては、周辺環境情報に含まれる交通情報に基づいた他車の音に邪魔されにくい管理サーバ30の周辺の交通量が少ない道路への変更や、施設情報に基づいた周辺に工場や大規模な商業施設がない場所への変更や、管理サーバ30の周辺で施設情報に基づいたガードレールや壁、建物等音を反射する反射面がない場所への変更、気象情報と交通情報とに基づいて晴れて路面が乾いた場所への変更などが挙げられる。集音日時の変更の提案としては、気象情報と交通情報とに基づいて晴れて路面が乾いている日時への変更などが挙げられる。集音場所および集音日時の変更の提案の受信した診断端末40は、ディスプレイ42に集音場所および集音日時の変更の提案内容と集音の再実行を促す旨を表示する。このように、暗騒音の音圧レベルSPLbnが所定レベルSPLbthを超えていて、周辺環境音の音圧レベルSPLsenが所定レベルSPLsethを超えているときには、異音診断を実行しないから、異音診断の精度の低下を抑制できる。また、集音場所および日時の変更の提案内容と集音の再実行を促す旨を診断端末40に表示するから、診断端末40のディスプレイ42を視認した車両販売店のスタッフに周辺環境音が小さい場所および日時で再度検査走行を行なうよう促すことができる。
なお、診断端末40のディスプレイ42を視認した車両販売店のスタッフにより、周辺環境音が小さい場所および日時で再度車両22の検査走行を行なわれマイク24により集音の再実行が行なわれると、検査走行で収録される音データに含まれる周辺環境音が小さくなるから、異音の原因の診断精度の向上を図ることができる。
また、一般に、暗騒音に含まれるロードノイズおよび風切り音および車両周辺の環境音は、この順で音圧レベルが大きい。したがって、マイク24により集音された音に含まれる異音以外の暗騒音の音圧レベルSPLbnが所定レベルSPLbntを超えているときには、ロードノイズの音圧レベルSPLlnが所定レベルSPLlthを超えているか否かと、風切り音の音圧レベルSPLwnが所定レベルSPLwthを超えているか否かと、周辺環境音の音圧レベルSPLsenが所定レベルSPLsethを超えているか否かを、この順に判定し、ロードノイズの音圧レベルSPLlnが所定レベルSPLlthを超えているときや、風切り音の音圧レベルSPLwnが所定レベルSPLwthを超えているときには、以降の判定を行なわずに管理サーバ処理を終了することにより、効率よく、暗騒音を小さくできる。
以上説明した実施例の異音診断システム20によれば、マイク24により集音された音に含まれる暗騒音の音圧レベルSPLbnが所定レベルSPLbnthを超えている場合において、ロードノイズの音圧レベルSPLlnが所定レベルSPLlthを超えているときや風切り音の音圧レベルSPLwnが所定レベルSPLwthを超えているとき、周辺環境音の音圧レベルSPLsenが所定レベルSPLsethを超えているときには、異音の原因の診断を行なわずに、マイク24で集音する際の環境としての集音環境を変更しマイク24による集音の再実行を促す報知を行なうから、異音の原因の診断精度の向上を図ることができる。
実施例の異音診断システム20では、マイク24により集音された音に含まれる異音以外の暗騒音の音圧レベルSPLbnが所定レベルSPLbntを超えているときには、ロードノイズの音圧レベルSPLlnが所定レベルSPLlthを超えているか否かと、風切り音の音圧レベルSPLwnが所定レベルSPLwthを超えているか否かと、周辺環境音の音圧レベルSPLsenが所定レベルSPLsethを超えているか否かとを、この順で判定している。しかしながら、これらの3つの判定の順番を変更してもよく、例えば、風切り音の音圧レベルSPLwnが所定レベルSPLwthを超えているか否かを判定し、風切り音の音圧レベルSPLwnが所定レベルSPLwth以下であるときに、ロードノイズの音圧レベルSPLlnが所定レベルSPLlthを超えているか否かを判定してもよい。
実施例の異音診断システム20では、マイク24により集音された音に含まれる異音以外の暗騒音の音圧レベルSPLbnが所定レベルSPLbntを超えているときには、ロードノイズの音圧レベルSPLlnが所定レベルSPLlthを超えているか否かの判定、および、風切り音の音圧レベルSPLwnが所定レベルSPLwthを超えているか否かの判定、および、周辺環境音の音圧レベルSPLsenが所定レベルSPLsethを超えているか否かの判定の3つの判定を行なっている。しかしながら、3つの判定のうち2つ以下の判定を行なってもよいし、他の判定を行なってもよい。また、3つの判定を行なわずに、マイク24により集音された音に含まれる異音以外の暗騒音の音圧レベルSPLbnが所定レベルSPLbntを超えているときには、異音の原因の診断を行なわずに、マイク24で集音する際の環境としての集音環境を変更しマイク24による集音の再実行を促す報知を行なってもよい。
実施例の異音診断システム20では、ステップS350、S400で集音場所と集音日時との変更を提案している。しかしながら、集音場所と集音日時の一方のみの変更を提案してもよい。
実施例の異音診断システム20では、ステップS300で集音場所の変更を提案している。しかしながら、集音場所の変更と共に、車両22の一時的なタイヤの交換等ロードノイズを低減できる他の手法を提案してもよい。
実施例の異音診断システム20では、ステップS350で集音場所および集音日時の変更を提案している。しかしながら、集音場所および集音日時の変更と共に、ルーフラックなど車体に取り付けられている付属品の取り外しなど風切り音を低減できる他の手法を提案してもよい。
実施例の異音診断システム20では、ステップS300、S350、S400において、集音場所や集音日時の変更と集音の再実行との提案を診断端末40のディスプレイ42に表示させている。しかしながら、集音場所や集音日時の変更と集音の再実行との提案をユーザとしての販売店のスタッフに報知できればよく、例えば、診断端末40がスピーカを搭載している場合には、集音場所や集音日時の変更と集音の再実行との提案を診断端末40のスピーカから音声として出力させてもよい。また、管理サーバ30がディスプレイを備える場合、管理サーバ30のディスプレイに表示させてもよいし、車両22がディスプレイを備える場合、車両22のディスプレイに表示させてもよい。
実施例の異音診断システム20では、マイク24を座席のヘッドレストに内蔵している。しかしながら、マイク24を、車両22で発生する音を集音できる位置に取り付ければよいから、例えば、車室内の天井やエンジンルーム内に取り付けてもよい。また、診断端末40にマイクを搭載し、検査走行の際に診断端末40を車両22に置いて、診断端末40のマイクで集音してもよい。
実施例の異音診断システム20では、車両22で車両処理を実行し、管理サーバ30でサーバ処理を実行し、情報提供サーバ50で情報提供サーバ処理を実行している。しかしながら、車両処理、管理サーバ処理、情報提供サーバ処理をそれぞれ車両22、管理サーバ30、情報提供サーバ50で実行するものに限定されるものではなく、例えば、管理サーバ処理を診断端末40で実行するなど、車両処理、管理サーバ処理、情報提供サーバ処理を車両22、管理サーバ30、診断端末40、情報提供サーバ50の少なくとも1つで実行すればよい。
実施例の異音診断システム20では、管理サーバ処理を汎用のマイクロコンピュータとしての管理サーバ30で実行している。しかしながら、管理サーバ処理を、クラウドサービス提供者が提供するクラウド上で実行してもよい。
実施例の異音診断システム20では、車両22は、エンジンからの動力とモータとからの動力で走行する自動車として構成している。しかしながら、車両22を、モータからの動力で走行する電気自動車や走行用の動力を出力するモータを搭載せずにエンジンからの動力で走行する自動車などにしてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、異音診断システム20が「異音診断システム」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、異音診断システムの製造産業などに利用可能である。
20 異音診断システム、22 車両、24 マイク、26 制御装置、28 ドングル、30 管理サーバ、32,52 データベース、40 診断端末、42 ディスプレイ、50 情報提供サーバ。
Claims (1)
- 車両に搭載される集音装置で集音された音を用いて前記車両で発生する異音の原因を診断する異音診断システムであって、
前記集音装置により集音された音に含まれる暗騒音の音圧レベルが所定レベルを超えているときには、前記異音の原因の診断を行なわずに、前記集音装置で集音する際の環境としての集音環境を変更して前記集音装置による集音の再実行を促す報知を行なう
異音診断システム。
Priority Applications (1)
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JP2021158636A JP2023049094A (ja) | 2021-09-29 | 2021-09-29 | 異音診断システム |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2023049094A true JP2023049094A (ja) | 2023-04-10 |
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ID=85801689
Family Applications (1)
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JP2021158636A Pending JP2023049094A (ja) | 2021-09-29 | 2021-09-29 | 異音診断システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2023049094A (ja) |
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2021
- 2021-09-29 JP JP2021158636A patent/JP2023049094A/ja active Pending
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