JP2023049082A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本体フレームに現像カートリッジを装着するときに、仮に、本体フレームに対するホルダの挿入が途中で止まってしまったとしても、カバーの開閉動作により、現像カートリッジを本体フレームに装着することができる画像形成装置を提供する。【解決手段】現像カートリッジは、本体フレームに対して、第1位置と第2位置との間で移動可能である。現像カートリッジが第1位置の場合、メモリ40の電気的接触面41は、本体フレームの電気端子113に接触しない。現像カートリッジが第2位置の場合、メモリ40の電気的接触面41は、本体フレームの電気端子113に接触する。画像形成装置のカバー13は、突起14,15を有する。現像カートリッジが第1位置の場合、カバー13が開放位置から閉鎖位置へ回動する間に、突起14,15がホルダ50に接触する。これにより、現像カートリッジが、第1位置から第2位置へ移動する。【選択図】図8

Description

本開示は、画像形成装置に関する。
従来、LEDプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置が知られている。この種の画像形成装置は、開口を有する本体フレームと、本体フレームに着脱可能な現像カートリッジとを備える。本体フレームに着脱可能な現像カートリッジを有する従来の画像形成装置については、例えば、特許文献1に記載されている。
特許文献1の画像形成装置は、開口を開放する開放位置と、開口を閉鎖する閉鎖位置とに移動可能なカバーを備えている。現像カートリッジは、本体フレームの開口を介して、本体フレームに装着される。また、現像カートリッジは、筐体と、現像ローラと、電気的接触面を有するメモリと、電気接触面を保持するホルダと、を有する。ホルダは、筐体に対して移動可能である。
特開2013-54058号公報
この種の画像形成装置においては、本体フレームに現像カートリッジを装着するときに、本体フレームに対するホルダの挿入が途中で止まってしまい、本体フレームに対して現像カートリッジを装着することができない場合がある。
本開示の目的は、本体フレームに現像カートリッジを装着するときに、仮に、本体フレームに対するホルダの挿入が途中で止まってしまったとしても、カバーの開閉動作により、現像カートリッジを本体フレームに装着することができる画像形成装置を提供することである。
本願の第1開示は、現像カートリッジであって、筐体と、第1方向に延びる現像軸について回転可能な現像ローラと、前記第1方向における前記筐体の一端部に位置する電気的接触面を有するメモリと、前記電気的接触面を保持するホルダであって、前記筐体に対して移動可能なホルダと、を有する現像カートリッジと、前記現像カートリッジを装着可能な本体フレームであって、前記現像カートリッジの挿入を許容することが可能な開口を有する本体フレームであり、前記本体フレームに前記現像カートリッジが装着された状態において、前記電気的接触面と接触する電気端子を有する本体フレームと、前記開口を開放する開放位置と、前記開口を閉鎖する閉鎖位置との間で回動可能なカバーであって、突起を有するカバーと、転写ベルトと、を備える画像形成装置であって、前記現像カートリッジは、前記現像ローラと前記転写ベルトとの間の距離が第1距離である第1位置と、前記現像ローラと前記転写ベルトとの間の距離が前記第1距離よりも短い第2距離である第2位置と、の間で移動可能であり、前記現像カートリッジが前記第1位置に位置する状態において、前記電気的接触面は、前記電気端子から離間し、前記現像カートリッジが前記第2位置に位置する状態において、前記電気的接触面は、前記電気端子と接触し、前記現像カートリッジが前記第1位置に位置する場合、前記カバーが前記開放位置から前記閉鎖位置へ回動する間に、前記突起が、前記ホルダに接触し、前記現像カートリッジを、前記第1位置から前記第2位置へ移動させることを特徴とする。
本願の第2開示は、第1開示の画像形成装置であって、前記現像ローラは、前記第1方向と交差する第2方向における前記筐体の一端部に位置し、前記電気的接触面は、前記第2方向における前記筐体の他端部に位置することを特徴とする。
本願の第3開示は、第2開示の画像形成装置であって、前記ホルダは、前記筐体に対して、前記第2方向に移動可能であることを特徴とする。
本願の第4開示は、第2開示または第3開示の画像形成装置であって、前記現像カートリッジは、前記第2方向において、前記第1位置と前記第2位置との間で移動可能であることを特徴とする。
本願の第5開示は、第3開示の画像形成装置であって、前記ホルダは、前記電気的接触面を保持する第1端部と、前記第1方向および前記第2方向に対して交差する第3方向おいて、前記第1端部から離れた第2端部と、前記第3方向に伸縮可能な弾性部材と、を有し、前記第3方向における前記弾性部材の一端は、前記第1端部に接続され、前記第3方向における前記弾性部材の他端は、前記第2端部に接続されていることを特徴とする。
本願の第6開示は、第5開示の画像形成装置であって、前記弾性部材は、ばねであることを特徴とする。
本願の第7開示は、第5開示または第6開示の画像形成装置であって、前記突起は、前記ホルダの前記第1端部に接触可能な第1突起と、前記ホルダの前記第2端部に接触可能な第2突起と、を有することを特徴とする。
本願の第8開示は、第7開示の画像形成装置であって、前記カバーが前記閉鎖位置に位置する状態において、前記第1突起は、前記カバーから前記第1端部へ向けて、前記第2方向に突出し、前記第2突起は、前記カバーから前記第2端部へ向けて、前記第2方向に突出することを特徴とする。
本願の第9開示は、第7開示または第8開示の画像形成装置であって、前記現像カートリッジが前記第1位置に位置し、前記カバーが前記開放位置から前記閉鎖位置へ回動する場合、前記第1突起が前記ホルダに接触している状態で、前記第2突起は前記ホルダと接触することを特徴とする。
本願の第10開示は、第5開示から第9開示のいずれか一開示の画像形成装置であって、前記カバーが前記閉鎖位置に位置し、前記現像カートリッジが前記第2位置に位置する状態において、前記ホルダは、前記突起から前記第2方向に離れて位置することを特徴とする。
本願の第11開示は、第10開示の画像形成装置であって、前記ホルダおよび前記本体フレームの少なくともいずれか一方は、前記第2方向に対して傾斜する傾斜面を有し、前記カバーが前記開放位置から前記閉鎖位置へ回動することにより、前記突起が前記ホルダに接触した後、前記弾性部材の弾性力により、前記ホルダが、前記傾斜面に沿って移動することを特徴とする。
本願の第12開示は、第1開示から第11開示のいずれか一開示の画像形成装置であって、前記現像カートリッジは、前記本体フレームに対して、前記第2方向に装着されることを特徴とする。
本願の第13開示は、第1開示から第12開示のいずれか一開示の画像形成装置であって、前記筐体は、前記第1方向に延びることを特徴とする。
本願の第14開示は、第1開示から第13開示のいずれか一開示の画像形成装置であって、前記突起の太さが、前記カバーから前記ホルダへ向かうにつれて、小さくなることを特徴とする。
本願の第15開示は、第1開示から第14開示のいずれか一開示の画像形成装置であって、前記現像カートリッジが着脱可能なドラムカートリッジであって、前記第1方向に延びるドラム軸について回転可能な感光ドラムを有するドラムカートリッジをさらに備え、前記現像カートリッジが前記ドラムカートリッジに装着された状態で、前記現像カートリッジは、前記本体フレームに着脱可能であることを特徴とする。
本願の第16開示は、第15開示の画像形成装置であって、前記現像カートリッジが前記第1位置に位置する状態において、前記感光ドラムは、前記転写ベルトから離間し、前記現像カートリッジが前記第2位置に位置する状態において、前記感光ドラムは、前記転写ベルトと接触することを特徴とする。
本願の第17開示は、第15開示または第16開示の画像形成装置であって、前記感光ドラムを露光するためのLEDユニットであって、前記カバーと共に移動可能なLEDユニットをさらに備えることを特徴とする。
本願の第1開示~第17開示によれば、本体フレームに対する現像カートリッジの位置が第1位置にある場合、カバーを開放位置から閉鎖位置へ回動させる間に、突起がホルダに接触する。これにより、本体フレームに対して現像カートリッジが、第1位置から第2位置へ移動する。
また、本願の第5開示によれば、弾性部材の弾性力により、電気端子に対して電気的接触面を圧接させることができる。また、本体フレームに現像カートリッジを装着するときに、弾性部材の弾性力により、現像カートリッジが第1位置で止まったとしても、突起がホルダを押すことにより、現像カートリッジを第1位置から第2位置へ移動させることができる。
また、本願の第7開示によれば、ホルダが傾くことを抑制できる。
また、本願の第9開示によれば、ホルダが傾くことをより抑制できる。
また、本願の第10開示によれば、突起がホルダを押し込み過ぎることを防止できる。
また、本願の第14開示によれば、突起の強度を確保しつつ、突起とホルダとの摩擦を減らすことができる。
プロセスカートリッジの斜視図である。 プロセスカートリッジの分解斜視図である。 現像カートリッジの部分分解斜視図である。 画像形成装置の概要図である。 本体フレームの部分断面図である。 カバーの斜視図である。 現像カートリッジが第1位置に位置する状態を示した図である。 図7の状態から、カバーを閉鎖位置へ回動させる途中の状態を示した図である。 カバーが閉鎖位置に位置し、現像カートリッジが第2位置に位置する状態を示した図である。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
なお、以下では、現像ローラが延びる方向を「第1方向」と称する。また、現像カートリッジの筐体の、現像ローラが位置する一端と、電気的接触面が位置する他端とが並ぶ方向を「第2方向」と称する。また、ホルダの第1端部と第2端部とが並ぶ方向を「第3方向」と称する。以下の実施形態では、第1方向と第2方向とが交差(好ましくは直交)し、第2方向と第3方向とが交差し、第3方向と第1方向とが交差(好ましくは直交)する。
<1.プロセスカートリッジについて>
図1は、画像形成装置に装着可能なプロセスカートリッジ1の斜視図である。図2は、プロセスカートリッジ1の分解斜視図である。図1および図2に示すように、プロセスカートリッジ1は、ドラムカートリッジ2と現像カートリッジ3とを有する。現像カートリッジ3は、ドラムカートリッジ2に対して着脱可能である。画像形成装置のユーザは、ドラムカートリッジ2および現像カートリッジ3のうち、いずれか一方のみを新品に交換できる。したがって、ドラムカートリッジ2の寿命と現像カートリッジ3の寿命とを、それぞれ有効に消費することができる。
ドラムカートリッジ2は、現像カートリッジ3から供給されるトナーを、感光ドラム22を介して印刷用紙に転写する。図1および図2に示すように、本実施形態のドラムカートリッジ2は、ドラムフレーム21と、感光ドラム22と、ギア部23とを有する。
ドラムフレーム21は、現像カートリッジ3を装着可能なフレームである。図1および図2に示すように、本実施形態のドラムフレーム21は、第1フレーム211と第2フレーム212とを有する。第2フレーム212は、第1フレーム211に対して固定される。感光ドラム22は、第1フレーム211と第2フレーム212との間に位置する。ただし、ドラムフレーム21は、単一の部材で構成されていてもよく、3つ以上の部材で構成されていてもよい。
図1および図2に示すように、ドラムフレーム21は、第2方向における一端部213と、一端部213から第2方向に離れた他端部214と、を有する。一端部213は、他端部214よりも感光ドラム22に近い。ドラムフレーム21は、一端部213と他端部214との間に、現像カートリッジ3が挿入される凹部210を有する。
感光ドラム22は、第1方向に延びるドラム軸について回転可能なドラムである。感光ドラム22は、第2方向におけるドラムフレーム21の一端部213に位置する。本実施形態の感光ドラム22は、ドラム本体とドラムシャフトとを有する。ドラム本体は、第1方向に延びる円筒状の部材である。ドラム本体の外周面は、感光材料に被覆されている。ドラムシャフトは、感光ドラム22のドラム軸に沿って第1方向に延びる円柱状の部材である。ドラムシャフトは、第1方向におけるドラム本体の一端に位置する。ドラム本体は、ドラムシャフトに対して、相対回転不能に固定される。
なお、ドラムシャフトは、ドラム本体を第1方向に貫通していてもよい。例えば、ドラムシャフトは、ドラム本体が有する貫通孔に挿入されていてもよい。また、一対のドラムシャフトが、第1方向におけるドラム本体の両端から、第1方向にそれぞれ延びていてもよい。
ドラムシャフトの材料には、例えば、導体である金属が用いられる。ドラムシャフトは、画像形成装置のアース端子に接続される。これにより、ドラムシャフトは、基準電圧に維持される。
ギア部23は、第1方向におけるドラムカートリッジ2の一端に位置する。ギア部23は、複数のギアと、カップリング231とを有する。複数のギアは、フレーム本体211とフレームカバー212との間に形成される空間内に収容されている。カップリング231は、ドラムフレーム21から露出する。画像形成装置にプロセスカートリッジ1が装着されると、画像形成装置の駆動シャフトがカップリング231に接続される。そして、駆動シャフトの回転が、カップリング231を介して、複数のギアに伝達される。
なお、ギア部23の複数のギアは、歯の噛み合いによって回転力を伝達するものであってもよく、摩擦によって回転力を伝達するものであってもよい。
現像カートリッジ3は、ドラムフレーム21の凹部210に装着される。現像カートリッジ3は、トナーをドラムカートリッジ2の感光ドラム22へ供給する。図1および図2に示すように、本実施形態の現像カートリッジ3は、ケーシング31、現像ローラ32、ギア部33、およびメモリアセンブリ34を有する。
ケーシング31は、トナーを収容可能な筐体である。ケーシング31は、第1方向に延びる。ケーシング31は、第1側板311と第2側板312とを有する。第1側板311は、第1方向におけるケーシング31の一端に位置する。第2側板312は、第1方向におけるケーシング31の他端に位置する。第1側板311と第2側板312とは、第1方向に離れている。ギア部33およびメモリアセンブリ34は、第1側板311の外表面に位置する。
ケーシング31は、収容室313を有する。トナーは、収容室313に収容される。また、ケーシング31は、開口部314を有する。開口部314は、第2方向におけるケーシング31の一端に位置する。収容室313は、開口部314を介して、ケーシング31の外部と連通する。
現像ローラ32は、第1方向に延びる現像軸について回転可能なローラである。現像ローラ32は、ケーシング31の開口部314に位置する。すなわち、現像ローラ32は、第2方向におけるケーシング31の一端部に位置する。現像カートリッジ3がドラムカートリッジ2に装着されたときには、現像ローラ32の外周面が、感光ドラム22の外周面に接触する。
現像ローラ32は、現像ローラ本体と現像ローラシャフトとを有する。現像ローラ本体は、第1方向に延びる円筒状の部材である。現像ローラ本体の材料には、例えば、弾性を有するゴムが用いられる。現像ローラシャフトは、現像ローラ本体を第1方向に貫通する円柱状の部材である。現像ローラシャフトの材料には、金属または導電性を有する樹脂が用いられる。現像ローラ本体は、現像ローラシャフトに対して、相対回転不能に固定される。
ギア部33は、現像ローラギア(図示省略)を有する。現像ローラギアは、第1方向における現像ローラシャフトの一端部に固定される。したがって、現像ローラシャフトおよび現像ローラ本体は、ギア部33の駆動によって回転する。なお、現像ローラシャフトは、現像ローラ本体を第1方向に貫通していなくてもよい。例えば、一対の現像ローラシャフトが、第1方向における現像ローラ本体の両端から、第1方向にそれぞれ延びていてもよい。
また、現像カートリッジ3は、図示を省略した供給ローラを有する。供給ローラは、現像ローラ32と収容室313との間に位置する。トナーは、収容室313から、供給ローラを介して現像ローラ32の外周面に供給される。その際、供給ローラと現像ローラ32との間において、トナーは摩擦帯電される。一方、現像ローラ32の現像ローラシャフトには、バイアス電圧がかけられている。このため、現像ローラシャフトとトナーとの間の静電気力によって、現像ローラ32の外周面に、トナーが引き付けられる。
また、現像カートリッジ3は、図示を省略した層厚規制ブレードを有する。層厚規制ブレードは、現像ローラ32の外周面に供給されたトナーを、一定の厚みに成形する。その後、現像ローラ32の外周面のトナーは、感光ドラム22へ供給される。このとき、トナーは、感光ドラム22の外周面に形成された静電潜像に応じて、現像ローラ本体から感光ドラム22へ移動する。これにより、感光ドラム22の外周面において、静電潜像が可視像化される。
ギア部33は、ケーシング31の第1側板311の外表面に位置する。ギア部33は、上述した現像ローラギアを含む複数のギアと、カップリング331と、ギアカバー332とを有する。ギアカバー332は、ケーシング31の第1側板311に、例えばねじ止めで固定される。複数のギアの少なくとも一部は、第1側板311とギアカバー332との間に位置する。カップリング331は、ギアカバー332から露出する。画像形成装置にプロセスカートリッジ1が装着されると、画像形成装置の駆動シャフトがカップリング331に接続される。そして、駆動シャフトの回転が、カップリング331を介して、複数のギアに伝達される。
なお、ギア部33の複数のギアは、歯の噛み合いによって回転力を伝達するものであってもよく、摩擦によって回転力を伝達するものであってもよい。
メモリアセンブリ34は、第1方向におけるケーシング31の一端部に位置する。また、メモリアセンブリ34は、第2方向におけるケーシング31の他端部に位置する。図3は、メモリアセンブリ34の付近における現像カートリッジ3の部分分解斜視図である。図3に示すように、メモリアセンブリ34は、記憶媒体であるメモリ40と、ホルダ50とを有する。メモリ40は、例えばICチップである。メモリ40は、ホルダ50の外表面に保持される。
メモリ40は、現像カートリッジ3に関する種々の情報を記憶可能である。例えば、メモリ40は、現像ローラ32などの部品の寿命を示す情報を記憶可能である。具体的には、メモリ40は、現像ローラ32を使用した累積印刷枚数、現像ローラ32の累積回転数、および現像剤の累積消費量、の少なくともいずれか1つを記憶する。また、メモリ40は、現像カートリッジ3の製造番号、適合機種などの情報を記憶してもよい。メモリ40は、電気的接触面41を有する。電気的接触面41は、導体である金属からなる。
図1および図3に示すように、現像カートリッジ3は、ホルダカバー35を有する。ホルダカバー35は、第1方向におけるケーシング31の一端部に位置する。より具体的には、ホルダカバー35は、ギアカバー332の外表面に、例えばねじ止めで固定される。ホルダ50は、ギアカバー332とホルダカバー35との間に位置する。
ホルダ50は、第1ボス501、第2ボス502、および第3ボス503を有する。第1ボス501は、ホルダ50のホルダカバー35と向かい合う面から、ホルダカバー35へ向けて、第1方向に延びる。一方、ホルダカバー35は、第1孔351を有する。第1孔351は、ホルダカバー35を第1方向に貫通する貫通孔である。第1ボス501は、第1孔351に挿入される。
第2ボス502および第3ボス503は、それぞれ、ホルダ50のギアカバー332と向かい合う面から、ギアカバー332へ向けて、第1方向に延びる。一方、ギアカバー332は、第2孔333および第3孔334を有する。第2孔333および第3孔334は、ギアカバー332を第1方向に貫通する貫通孔、または、第1方向に凹む凹部である。第2ボス502は第2孔333に挿入される。第3ボス503は第3孔334に挿入される。
なお、第1ボス501、第2ボス502、および第3ボス503のそれぞれの形状は、円柱であってもよいし、角柱等の他の形状であってもよい。
第1孔351の第2方向の大きさ(内寸)は、第1ボス501の第2方向の大きさ(外寸)よりも大きい。第2孔333の第2方向の大きさ(内寸)は、第2ボス502の第2方向の大きさ(外寸)よりも大きい。また、第3孔334の第2方向の大きさ(内寸)は、第3ボス503の第2方向の大きさ(外寸)よりも大きい。このため、ホルダ50は、第1ボス501、第2ボス502、および第3ボス503と共に、ケーシング31、ギアカバー332、およびホルダカバー35に対して、第2方向に移動可能である。ホルダ50がケーシング31に対して第2方向に移動すると、ホルダ50と共に、電気的接触面41を有するメモリ40も、ケーシング31に対して第2方向に移動する。
第1孔351の第3方向の大きさ(内寸)は、第1ボス501の第3方向の大きさ(外寸)よりも大きい。第2孔333の第3方向の大きさ(内寸)は、第2ボス502の第3方向の大きさ(外寸)よりも大きい。また、第3孔334の第3方向の大きさ(内寸)は、第3ボス503の第3方向の大きさ(外寸)よりも大きい。このため、ホルダ50は、第1ボス501、第2ボス502、および第3ボス503と共に、ケーシング31、ギアカバー332、およびホルダカバー35に対して、第3方向に移動可能である。ホルダ50がケーシング31に対して第3方向に移動すると、ホルダ50と共に、電気的接触面41を有するメモリ40も、ケーシング31に対して第3方向に移動する。
図3に示すように、ホルダ50は、第1端部510と第2端部520とを有する。第1端部510は、第3方向におけるホルダ50の一端に位置する。第2端部520は、第3方向におけるホルダ50の他端に位置する。第1端部510と第2端部520とは、第3方向に離れている。また、第2端部520は、第1端部510に対して、第3方向に移動可能である。
より詳述すると、本実施形態のホルダ50は、第1ホルダ部材51と、第2ホルダ部材52と、それらの間に位置するコイルばね53とを有する。第1ホルダ部材51は、例えば樹脂製である。第2ホルダ部材52は、例えば樹脂製である。第1ホルダ部材51は、第1端部510を有する。メモリ40は、第1端部510に固定される。第2ホルダ部材52は、第2端部520を有する。
コイルばね53は、第3方向に伸縮可能な弾性部材である。コイルばね53は、第3方向において、第1端部510と第2端部520との間に位置する。第3方向におけるコイルばね53の一端は、ホルダ50の第1端部510に接続される。第3方向におけるコイルばね53の他端は、ホルダ50の第2端部520に接続される。
コイルばね53は、第1状態と、第1状態よりも縮んだ第2状態との間で、第3方向に伸縮する。第1状態におけるコイルばね53の第3方向の長さは、第2状態におけるコイルばね53の第3方向の長さよりも長い。したがって、第1状態における第1端部510と第2端部520との間の第3方向の距離は、第2状態における第1端部510と第2端部520との間の第3方向の距離よりも長い。また、少なくとも第2状態におけるコイルばね53の第3方向の長さは、コイルばね53の自然長よりも短い。
また、図3に示すように、第1ホルダ部材51は、第1爪511および第2爪512を有する。第1爪511および第2爪512は、それぞれ、第1ホルダ部材51から第3方向に対して交差する方向に突出する。一方、第2ホルダ部材52は、その内面に、第1爪受け部(図示省略)および第2爪受け部(図示省略)を有する。第1爪受け部および第2爪受け部は、開口、凹部、または段差である。
コイルばね53が第1状態の場合、第1爪511は第1爪受け部に接触する。また、コイルばね53が第1状態の場合、第2爪512は第2爪受け部に接触する。これにより、コイルばね53の第3方向の長さが、第1状態よりも長くなることが防止される。また、第1ホルダ部材51が、第2ホルダ部材52から取り外されるのが防止される。一方、コイルばね53が第2状態の場合、第1爪511が第1爪受け部から離れ、第2爪512が第2爪受け部から離れる。
なお、第2ホルダ部材52が爪を有し、第1ホルダ部材51が爪受け部を有していてもよい。
<2.画像形成装置について>
図4は、画像形成装置100の概要図である。この画像形成装置100は、プロセスカートリッジ1から供給されるトナーにより、印刷用紙に画像を形成する電子写真方式のプリンタである。より具体的には、画像形成装置100は、LEDプリンタである。図4に示すように、画像形成装置100は、本体フレーム11、転写ユニット12、カバー13、および4つのLEDユニット16を有する。
本体フレーム11は、複数のスロット110を有する。各スロット110は、プロセスカートリッジ1の挿入を許容することが可能な開口111を有する。プロセスカートリッジ1は、開口111を介してスロット110に挿入される。これにより、本体フレーム11にプロセスカートリッジ1が装着される。
プロセスカートリッジ1は、トナーの色ごとに用意される。したがって、本体フレーム11は、トナーの色ごとにスロット110を有する。本実施形態の画像形成装置100は、K(ブラック)、C(シアン)、M(マゼンタ)、およびY(イエロー)の4色のトナーを用いる。したがって、本実施形態の本体フレーム11は、4つのスロット110を有する。4つのスロット110は、第3方向に並ぶ。各スロット110には、1つのプロセスカートリッジ1が装着される。
図5は、本体フレーム11の部分断面図である。図5に示すように、本体フレーム11は、スロット110ごとに、ガイドフレーム112を有する。ガイドフレーム112は、第1ガイドプレート112aと第2ガイドプレート112bとを有する。第1ガイドプレート112aと第2ガイドプレート112bとは、第3方向に向かい合う。また、第1ガイドプレート112aは、電気端子113を有する。電気端子113は、本体フレーム11内に設けられた制御部と、電気的に接続されている。
プロセスカートリッジ1がスロット110に装着されると、そのプロセスカートリッジ1のメモリアセンブリ34は、第1ガイドプレート112aと第2ガイドプレート112bとの間に挟まれる。そして、そのメモリアセンブリ34のメモリ40の電気的接触面41が、電気端子113に接触する。電気的接触面41は、コイルばね53の弾性力により、電気端子113に向けて押し付けられる。これにより、電気的接触面41と電気端子113とが、電気的に導通する。その結果、画像形成装置100は、メモリ40からの情報の読み出しと、メモリ40への情報の書き込みとを行うことが可能となる。
図4に戻る。転写ユニット12は、転写ベルト121と、4つの転写ローラ122とを有する。転写ベルト121および4つの転写ローラ122は、各スロット110の開口111とは反対側の端部に位置する。転写ベルト121は、環状のベルトである。転写ベルト121は、2つのプーリ123の間で回動する。4つの転写ローラ122は、転写ベルト121の内側に位置する。転写ローラ122は、スロット110ごとに位置する。プロセスカートリッジ1がスロット110に装着された状態において、転写ローラ122は、転写ベルト121に対して、感光ドラム22の反対側に位置する。
スロット110にプロセスカートリッジ1が正常に装着されると、感光ドラム22の外周面と、転写ベルト121とが、互いに接触する。印刷用紙は、感光ドラム22と転写ベルト121との間を通過する。このとき、画像形成装置100は、転写ローラ122にバイアス電圧を供給する。これにより、感光ドラム22の外表面に付着したトナーが、印刷用紙に転写される。
カバー13は、本体フレーム11を覆う平板状の蓋である。第3方向におけるカバー13の一端は、本体フレーム11に対して回動可能に接続される。カバー13は、図4中に実線で示した開放位置と、図4において二点鎖線で示した閉鎖位置との間で、第1方向に延びるカバー回動軸130について回動可能である。カバー13が開放位置に位置する場合、カバー13が閉鎖位置に位置する場合よりも、第3方向におけるカバー13の他端は、本体フレーム11から離れる。
LEDユニット16は、感光ドラム22を露光するためのユニットである。4つのLEDユニット16は、カバー12の筐体11と向かい合う面に位置する。カバー13がカバー回動軸130について回動すると、カバー13と共に、LEDユニット16も移動する。LEDユニット16は、複数のLED(Light Emitting Diode)161を有する。複数のLED161は、第1方向に並ぶ。LED161は、感光ドラム22の外周面の感光材料を露光可能な光源である。
画像形成装置100のユーザは、本体フレーム11にプロセスカートリッジ1を装着するときには、カバー13を開放位置に位置させる。カバー13が開放位置に位置すると、4つのスロット110の開口111が開放される。また、画像形成装置100のユーザは、プロセスカートリッジ1の装着が完了すると、カバー13を閉鎖位置に位置させる。カバー13が閉鎖位置に位置すると、4つのスロット110の開口が閉鎖される。また、カバー13が閉鎖位置に位置すると、LEDユニット16の複数のLED161が、感光ドラム22の外周面と向かい合う。
図6は、カバー13の斜視図である。図6に示すように、カバー13は、4つの第1突起14と、4つの第2突起15とを有する。第1突起14は、カバー13が開放位置から閉鎖位置へ回動するときに、上述したホルダ50の第1端部510に接触可能な突起である。第2突起15は、カバー13が開放位置から閉鎖位置へ回動するときに、上述したホルダ50の第2端部520に接触可能な突起である。
カバー13が閉鎖位置に位置する状態において、4つの第1突起14および4つの第2突起15は、第3方向に並ぶ。また、プロセスカートリッジ1がスロット110に装着され、カバー13が閉鎖位置に位置する状態において、第1突起14は、カバー13からホルダ50の第1端部510へ向けて、第2方向に突出する。また、プロセスカートリッジ1がスロット110に装着され、カバー13が閉鎖位置に位置する状態において、第2突起15は、カバー13からホルダ50の第2端部520へ向けて、第2方向に突出する。
<3.プロセスカートリッジの装着時の動作について>
続いて、画像形成装置100の本体フレーム11に、プロセスカートリッジ1を装着するときの動作について、説明する。
本体フレーム11にプロセスカートリッジ1を装着するときには、まず、画像形成装置100のユーザが、カバー13を、閉鎖位置から開放位置へ回動させる。これにより、スロット110の開口111が開放される。次に、プロセスカートリッジ1が、本体フレーム11に対して、第2方向に装着される。具体的には、プロセスカートリッジ1が、開口111を介してスロット110に挿入される。
このとき、ホルダ50がガイドフレーム112の一部に接触することによって、抵抗が生じる。特に、本実施形態のホルダ50は、コイルばね53を有する。このため、コイルばね53の弾性力により、ガイドフレーム112とホルダ50との間の摩擦抵抗が大きくなる。これにより、メモリ40の電気的接触面41が電気端子113に接触する前に、ホルダ50の移動が止まる場合がある。そして、ホルダ50の移動が止まることにより、ホルダ50がホルダカバー35に接触し、プロセスカートリッジ1の移動も止まる場合がある。その結果、スロット110に対するプロセスカートリッジ1の挿入が、不完全な状態で止まる場合がある。
この場合、感光ドラム22の外周面は、まだ転写ベルト121に接触していない。すなわち、感光ドラム22の外表面が、転写ベルト121から離間した状態となっている。このときの本体フレーム11に対する現像カートリッジ3の位置を、以下では「第1位置」と称する。第1位置では、メモリ40の電気的接触面41も、まだガイドフレーム112の電気端子113に接触していない。また、第1位置では、現像ローラ32と転写ベルト121との間の距離は、第1距離である。
一方、スロット110に対してプロセスカートリッジ1が完全に挿入されると、感光ドラム22の外周面は、転写ベルト121に接触する。すなわち、感光ドラム22の外表面の少なくとも一部が、転写ベルト121に接触する。このときの本体フレーム11に対する現像カートリッジ3の位置を、以下では「第2位置」と称する。第2位置では、メモリ40の電気的接触面41が、ガイドフレーム112の電気端子113に接触する。また、第2位置では、現像ローラ32と転写ベルト121との間の距離は、第1距離よりも短い第2距離である。
すなわち、現像カートリッジ3は、本体フレーム11に対して、第1位置と第2位置との間で、第2方向に移動可能である。
現像カートリッジ3が、ドラムカートリッジ2に装着された状態で、第1位置または第2位置に挿入された後、画像形成装置100のユーザは、カバー13を、開放位置から閉鎖位置へ回動させる。4つの第1突起14および4つの第2突起15は、カバー13と共に、カバー回動軸130について回動する。
図7は、現像カートリッジ3が第1位置に位置する状態を示した図である。図8は、図7の状態から、カバー13を閉鎖位置へ回動させる途中の状態を示した図である。図9は、カバー13が閉鎖位置に位置し、現像カートリッジ3が第2位置に位置する状態を示した図である。
現像カートリッジ3が第1位置に位置する場合、図7のように、メモリ40の電気的接触面41は、まだ電気端子113から離間した状態となっている。この状態で、カバー13が開放位置から閉鎖位置へ回動すると、その回動の間に、図8のように、第1突起14および第2突起15が、ホルダ50に接触する。具体的には、第1突起14が、ホルダ50の第1端部510に接触し、第2突起15が、ホルダ50の第2端部520に接触する。
第1突起14が、ホルダ50の第1端部510に接触すると、第1端部510は、第1突起14から、第2方向において、転写ベルト121へ向かう押圧力を受ける。また、第2突起15が、ホルダ50の第2端部520に接触すると、第2端部520は、第2突起15から、第2方向において、転写ベルト121へ向かう押圧力を受ける。これにより、図9のように、ホルダ50が、転写ベルト121へ向けて、第2方向に移動する。その結果、メモリ40の電気的接触面41が、電気端子113に接触する。
また、本体フレーム11に対してホルダ50が正常な位置まで移動すると、ホルダ50による抵抗がなくなるため、現像カートリッジ3も、第1位置から第2位置へ向けて移動する。その結果、感光ドラム22の外表面が、転写ベルト121に接触する。このように、この画像形成装置100では、ホルダ50の抵抗により、現像カートリッジ3が第1位置に位置する状態で、スロット110に対するプロセスカートリッジ1の挿入が止まったとしても、第1突起14および第2突起15の少なくともいずれか一方がホルダ50を押すことにより、プロセスカートリッジ1を、スロット110に対して、さらに挿入することができる。その結果、現像カートリッジ3を第1位置から第2位置へ移動させることができる。
特に、本実施形態のカバー13は、ホルダ50の第1端部510に接触可能な第1突起14と、ホルダ50の第2端部520に接触可能な第2突起15と、を有する。このため、ホルダ50の第1端部510および第2端部520の両方に、押圧力を加えることができる。これにより、ホルダ50が傾くことを抑制しつつ、ホルダ50を正常な位置へ移動させることができる。
カバー13が開放位置から閉鎖位置へ回動するときに、第1突起14および第2突起15は、ホルダ50に対して、同時に接触する。すなわち、第1突起14がホルダ50の第1端部510に接触している状態で、第2突起15がホルダ50の第2端部520に接触する。これにより、ホルダ50が傾くことを、より抑制できる。
図9に示すように、ホルダ50の第1端部510は、第1傾斜面513を有する。第1傾斜面513は、第2方向に対して傾斜する。より具体的には、第1傾斜面513は、第2方向において転写ベルト121へ近づくにつれて、第3方向において電気端子113に近づくように、傾斜する。また、第1ガイドプレート112aは、第2傾斜面114を有する。第2傾斜面114は、第2方向に対して傾斜する。より具体的には、第2傾斜面114は、第2方向において転写ベルト121へ近づくにつれて、第3方向において電気端子113に近づくように、傾斜する。
現像カートリッジ3が第1位置に位置する状態において、第1突起14および第2突起15がホルダ50に接触し、ホルダ50が転写ベルト121へ向けて移動すると、第1傾斜面513は、第2傾斜面114に接触する。そして、コイルばね53が、その弾性力により伸びることに伴い、第1傾斜面513は、第2傾斜面114に沿って、電気端子113へ向けて移動する。これにより、メモリ40の電気的接触面41が、電気端子113に接触する。
したがって、電気的接触面41が電気端子113に接触し、現像カートリッジ3が第2位置に位置する状態では、図9のように、ホルダ50は、第1突起14および第2突起15から第2方向に離れて位置する。これにより、第1突起14および第2突起15がホルダ50を押し込み過ぎることを防止できる。
なお、必ずしも、ホルダ50および第1ガイドプレート112aの両方が、傾斜面を有していなくてもよい。ホルダ50および第1ガイドプレート112aの少なくともいずれか一方が、第2方向に対して傾斜する傾斜面を有していればよい。
また、本実施形態では、第1突起14の太さが、カバー13からホルダ50へ向かうにつれて、小さくなる。第1突起14のカバー13に近い部分を太くすることにより、第1突起14の強度を向上させることができる。また、第1突起14の先端部を細くすることにより、ホルダ50に対する第1突起14の摩擦を減らすことができる。したがって、第1突起14の太さを、カバー13からホルダ50へ向かうにつれて、小さくすることにより、第1突起14の強度を確保しつつ、ホルダ50に対する第1突起14の摩擦を減らすことができる。
また、本実施形態では、第2突起15の太さが、カバー13からホルダ50へ向かうにつれて、小さくなる。第2突起15のカバー13に近い部分を太くすることにより、第2突起15の強度を向上させることができる。また、第2突起15の先端部を細くすることにより、ホルダ50に対する第2突起15の摩擦を減らすことができる。したがって、第2突起15の太さを、カバー13からホルダ50へ向かうにつれて、小さくすることにより、第2突起15の強度を確保しつつ、ホルダ50に対する第2突起15の摩擦を減らすことができる。
<4.変形例>
以上、本開示の一実施形態について説明したが、本開示は上記の実施形態に限定されるものではない。
上記の実施形態では、カバー13が、ホルダ50の第1端部510に接触可能な第1突起14と、ホルダ50の第2端部520に接触可能な第2突起15と、を有していた。しかしながら、1つのホルダ50に接触可能な突起の数は、1つであってもよく、3つ以上であってもよい。
上記の実施形態では、画像形成装置100の本体フレーム11に、4つのプロセスカートリッジ1を装着可能であった。しかしながら、本体フレーム11に装着可能なプロセスカートリッジ1の数は、1~3つであってもよく、5つ以上であってもよい。また、本体フレーム11が有するスロット110の数も、1~3つであってもよく、5つ以上であってもよい。
また、上記の実施形態では、ホルダ50の外表面に、電気的接触面41を有するメモリ40が固定されていた。しかしながら、ホルダ50の外表面に電気的接触面41のみを固定し、メモリ40の電気的接触面41以外の部分は、現像カートリッジ3の他の箇所に位置していてもよい。
また、上記の実施形態では、弾性部材としてコイルばね53が用いられていた。しかしながら、コイルばね53に代えて、板ばね、トーションばねなどの他の種類のばねが用いられてもよい。
また、現像カートリッジ3およびドラムカートリッジ2の細部の形状については、本願の各図に示された形状と相違していてもよい。また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1 プロセスカートリッジ
2 ドラムカートリッジ
3 現像カートリッジ
11 本体フレーム
12 転写ユニット
13 カバー
14 第1突起
15 第2突起
21 ドラムフレーム
22 感光ドラム
31 ケーシング
32 現像ローラ
34 メモリアセンブリ
35 ホルダカバー
40 メモリ
41 電気的接触面
50 ホルダ
51 第1ホルダ部材
52 第2ホルダ部材
53 コイルばね
100 画像形成装置
110 スロット
111 開口
112 ガイドフレーム
113 電気端子
114 第2傾斜面
121 転写ベルト
122 転写ローラ
513 第1傾斜面

Claims (17)

  1. 現像カートリッジであって、
    筐体と、
    第1方向に延びる現像軸について回転可能な現像ローラと、
    前記第1方向における前記筐体の一端部に位置する電気的接触面を有するメモリと、
    前記電気的接触面を保持するホルダであって、前記筐体に対して移動可能なホルダと、
    を有する現像カートリッジと、
    前記現像カートリッジを装着可能な本体フレームであって、前記現像カートリッジの挿入を許容することが可能な開口を有する本体フレームであり、前記本体フレームに前記現像カートリッジが装着された状態において、前記電気的接触面と接触する電気端子を有する本体フレームと、
    前記開口を開放する開放位置と、前記開口を閉鎖する閉鎖位置との間で回動可能なカバーであって、突起を有するカバーと、
    転写ベルトと、
    を備える画像形成装置であって、
    前記現像カートリッジは、前記現像ローラと前記転写ベルトとの間の距離が第1距離である第1位置と、前記現像ローラと前記転写ベルトとの間の距離が前記第1距離よりも短い第2距離である第2位置と、の間で移動可能であり、
    前記現像カートリッジが前記第1位置に位置する状態において、前記電気的接触面は、前記電気端子から離間し、
    前記現像カートリッジが前記第2位置に位置する状態において、前記電気的接触面は、前記電気端子と接触し、
    前記現像カートリッジが前記第1位置に位置する場合、前記カバーが前記開放位置から前記閉鎖位置へ回動する間に、前記突起が、前記ホルダに接触し、前記現像カートリッジを、前記第1位置から前記第2位置へ移動させることを特徴とする、画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記現像ローラは、前記第1方向と交差する第2方向における前記筐体の一端部に位置し、
    前記電気的接触面は、前記第2方向における前記筐体の他端部に位置することを特徴とする、画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記ホルダは、前記筐体に対して、前記第2方向に移動可能であることを特徴とする、画像形成装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の画像形成装置であって、
    前記現像カートリッジは、前記第2方向において、前記第1位置と前記第2位置との間で移動可能であることを特徴とする、画像形成装置。
  5. 請求項3に記載の画像形成装置であって、
    前記ホルダは、
    前記電気的接触面を保持する第1端部と、
    前記第1方向および前記第2方向に対して交差する第3方向おいて、前記第1端部から離れた第2端部と、
    前記第3方向に伸縮可能な弾性部材と、
    を有し、
    前記第3方向における前記弾性部材の一端は、前記第1端部に接続され、
    前記第3方向における前記弾性部材の他端は、前記第2端部に接続されていることを特徴とする、画像形成装置。
  6. 請求項5に記載の画像形成装置であって、
    前記弾性部材は、ばねであることを特徴とする、画像形成装置。
  7. 請求項5または請求項6に記載の画像形成装置であって、
    前記突起は、
    前記ホルダの前記第1端部に接触可能な第1突起と、
    前記ホルダの前記第2端部に接触可能な第2突起と、
    を有することを特徴とする、画像形成装置。
  8. 請求項7に記載の画像形成装置であって、
    前記カバーが前記閉鎖位置に位置する状態において、
    前記第1突起は、前記カバーから前記第1端部へ向けて、前記第2方向に突出し、
    前記第2突起は、前記カバーから前記第2端部へ向けて、前記第2方向に突出することを特徴とする、画像形成装置。
  9. 請求項7または請求項8に記載の画像形成装置であって、
    前記現像カートリッジが前記第1位置に位置し、前記カバーが前記開放位置から前記閉鎖位置へ回動する場合、前記第1突起が前記ホルダに接触している状態で、前記第2突起は前記ホルダと接触することを特徴とする、画像形成装置。
  10. 請求項5から請求項9のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記カバーが前記閉鎖位置に位置し、前記現像カートリッジが前記第2位置に位置する状態において、前記ホルダは、前記突起から前記第2方向に離れて位置することを特徴とする、画像形成装置。
  11. 請求項10に記載の画像形成装置であって、
    前記ホルダおよび前記本体フレームの少なくともいずれか一方は、前記第2方向に対して傾斜する傾斜面を有し、
    前記カバーが前記開放位置から前記閉鎖位置へ回動することにより、前記突起が前記ホルダに接触した後、前記弾性部材の弾性力により、前記ホルダが、前記傾斜面に沿って移動することを特徴とする、画像形成装置。
  12. 請求項2から請求項11のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記現像カートリッジは、前記本体フレームに対して、前記第2方向に装着されることを特徴とする、画像形成装置。
  13. 請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記筐体は、前記第1方向に延びることを特徴とする、画像形成装置。
  14. 請求項1から請求項13のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記突起の太さが、前記カバーから前記ホルダへ向かうにつれて、小さくなることを特徴とする、画像形成装置。
  15. 請求項1から請求項14のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記現像カートリッジが着脱可能なドラムカートリッジであって、前記第1方向に延びるドラム軸について回転可能な感光ドラムを有するドラムカートリッジ
    をさらに備え、
    前記現像カートリッジが前記ドラムカートリッジに装着された状態で、前記現像カートリッジは、前記本体フレームに着脱可能であることを特徴とする、画像形成装置。
  16. 請求項15に記載の画像形成装置であって、
    前記現像カートリッジが前記第1位置に位置する状態において、前記感光ドラムは、前記転写ベルトから離間し、
    前記現像カートリッジが前記第2位置に位置する状態において、前記感光ドラムは、前記転写ベルトと接触することを特徴とする画像形成装置。
  17. 請求項15または請求項16に記載の画像形成装置であって、
    前記感光ドラムを露光するためのLEDユニットであって、前記カバーと共に移動可能なLEDユニット
    をさらに備えることを特徴とする、画像形成装置。
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