JP2023048562A - Fitting - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、建具に関する。 The present disclosure relates to fittings.
従来、上枠及び下枠に設けたレール溝に、障子の上部及び下部をケンドン式に収納して支持し、左右の縦枠では障子を支持しない建具が知られている(例えば、特許文献1参照)。この建具では、障子が地震の縦揺れによって上方に浮き上がることによって、障子が下枠から外れることを阻止するために、障子の下桟のハンドルの固定部に、下枠のレール溝内に向けて突出する外れ止め部材が設けられている。
Conventionally, fittings that store and support the upper and lower parts of the shoji in the rail grooves provided in the upper frame and the lower frame in the Kendon style and do not support the shoji in the left and right vertical frames are known (for example,
発明者は、地震による縦揺れによって障子が下枠から外れる場合以外に、枠体から障子が外れる原因についてさらに検討した。その結果、障子の框が熱変形して面材の重みによって縮んだ場合、枠体の施工不良等によって下枠が撓んだ場合等に、障子が下方に移動して障子と上枠との係合が解除され、障子が枠体から外れるおそれがあることが判明した。障子の熱変形による障子の外れは、框が樹脂材を含む場合に特に顕著である。 The inventor further examined the cause of the shoji coming off from the frame other than the case where the shoji comes off from the lower frame due to pitching caused by an earthquake. As a result, when the frame of the shoji is thermally deformed and shrinks due to the weight of the face material, or when the lower frame is bent due to poor construction of the frame, the shoji moves downward and the upper frame and the shoji It was found that there was a possibility that the engagement would be released and the shoji would come off the frame. Disengagement of the shoji due to thermal deformation of the shoji is particularly conspicuous when the stile includes a resin material.
よって、発明者は、障子と上枠との係合状態を維持できるようにすることによって、枠体からの障子の外れを阻止する、という課題を見出した。 Therefore, the inventor has found a problem of preventing the shoji from coming off the frame by maintaining the engaged state between the shoji and the upper frame.
本開示の建具は、上枠、下枠及び左右の縦枠を有するとともに前記上枠及び前記下枠に溝部を有する枠体と、上桟、下桟及び左右の縦框を有する框体の内側に面材を有し、上端部及び下端部が前記溝部に挿入されることによって前記上枠及び前記下枠に保持される障子と、前記障子の前記上桟に、前記上枠の前記溝部内に向けて突出して設けられ、前記障子が前記上枠から外れることを阻止する外れ止め部材と、前記障子の前記上桟に配置され、前記外れ止め部材と接触することによって前記外れ止め部材の前記障子に対する回転を阻止する回転止め部と、を備える。 The fittings of the present disclosure include a frame body having an upper frame, a lower frame, and left and right vertical frames, and having grooves in the upper frame and the lower frame, and the inside of the frame body having the upper crosspiece, the lower crosspiece, and the left and right vertical frames. a shoji that is held by the upper frame and the lower frame by inserting the upper end and the lower end into the groove; and a retaining member that prevents the shoji from coming off from the upper frame, and a retaining member that is disposed on the upper rail of the shoji and contacts the retaining member to prevent the retaining member from coming off. and a rotation stopper that prevents rotation with respect to the shoji.
以下、本開示の建具の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。本実施形態は、建具としてのFIX窓1を示している。FIX窓1は、いわゆる嵌め殺し窓であり、建物躯体の矩形の開口部100の内周に沿って設けられる額縁101の内側に取り付けられている。FIX窓1は、掃除等のために障子3が取り外される場合以外では、開口部100を開閉しない。
Hereinafter, embodiments of fittings of the present disclosure will be described in detail with reference to the drawings. This embodiment shows a
図1は、FIX窓1を室内側から見た正面図である。図2,図3,図5及び図6において、X1方向はFIX窓1の室外側を示し、X2方向はFIX窓1の室内側を示す。FIX窓1の室外側の額縁101の内側には、FIX窓、引違い窓等の他の窓(図示せず)がさらに取り付けられてもよい。これによって、額縁101の内側に二重窓が構築され、断熱性及び遮音性がさらに向上する。本実施形態のFIX窓1は、既存の窓(図示せず)の室内側に後付けすることができる。
FIG. 1 is a front view of the
FIX窓1は、額縁101の内側に設けられる枠体2と、枠体2の内側に納められる障子3と、外れ止め部材4と、を有する。枠体2は、上枠21と、下枠22と、左右の縦枠23,24と、を矩形に枠組みすることによって構成される。障子3は、枠体2の内側に取り外し可能に嵌め込まれている。外れ止め部材4は、障子3が上枠21から外れることを阻止するものであり、障子3の上端部の室内側の面に取り付けられている。
A
枠体2の上枠21は、樹脂材によって一体に押出し成形されている。上枠21は、室外側に配置される断面矩形の中空構造を有する第1ホロー部211と、室内側に配置される断面矩形の中空構造を有する第2ホロー部212と、第1ホロー部211及び第2ホロー部212の上端部同士を連結する平板状の基板部213と、を有する。第1ホロー部211、第2ホロー部212及び基板部213は、上枠21の延び方向の全長に亘って延びている。本実施形態の第1ホロー部211及び第2ホロー部212は、基板部213から下方に向けて同一の高さで突出しているが、必ずしも同一の高さで突出していなくてもよい。
An
第1ホロー部211と第2ホロー部212とは、室内外方向に離隔して平行に配置される。これによって、第1ホロー部211と第2ホロー部212と基板部213との間には、上枠21の延び方向の全長に亘る溝部214が形成される。溝部214は、下方に向けて開放し、障子3の上端部を収容する。基板部213は、溝部214の内底面を構成する。第1ホロー部211の下端部には、室内側に向けて突出し、障子3の室外側の面に弾性的に接触する封止部215が一体に設けられる。第2ホロー部212の下端部には、室外側に向けて突出し、障子3の室内側の面に弾性的に接触するヒレ部216が一体に設けられる。上枠21は、基板部213を貫通する固定ねじSC1によって、額縁101の上部内面に固定される。
The first
枠体2の下枠22は、樹脂材によって一体に押出し成形されている。下枠22は、室外側に配置される断面矩形の中空構造を有する第1ホロー部221と、室内側に配置される断面矩形の中空構造を有する第2ホロー部222と、第1ホロー部221及び第2ホロー部222の下端部同士を連結する平板状の基板部223と、を有する。第1ホロー部221、第2ホロー部222及び基板部223は、下枠22の延び方向の全長に亘って延びている。本実施形態の第1ホロー部221及び第2ホロー部222は、基板部223から上方に向けて同一の高さで突出しているが、必ずしも同一の高さで突出していなくてもよい。
A
第1ホロー部221と第2ホロー部222とは、室内外方向に離隔して平行に配置される。これによって、第1ホロー部221と第2ホロー部222と基板部223との間には、上枠21と同様に、下枠22の延び方向の全長に亘る溝部224が形成される。溝部224は、上方に向けて開放し、障子3の下端部を収容する。基板部223は、溝部224の内底面を構成する。第1ホロー部221の上端部には、室内側に向けて突出し、障子3の室外側の面に弾性的に接触する封止部225が一体に設けられる。第2ホロー部222の上端部には、室外側に向けて突出し、障子3の室内側の面に弾性的に接触するヒレ部226が一体に設けられる。下枠22は、基板部223を貫通する固定ねじSC2によって、額縁101の下部内面に固定される。
The first
枠体2の縦枠23,24は、それぞれ樹脂材によって略L字状に一体に押出し成形されている。縦枠23,24は、上枠21と下枠22との間に亘って上下に延びている。縦枠23,24は、額縁101の縦方向に沿って所定幅で延びる基板部231,241と、基板部231,241の室外端部から額縁101の内側に向けて略直角に延びる室外壁部232,242と、室外壁部232,242の内端部から室内側に向けて略直角に延びる当接片部233,243と、を有する。
The
当接片部233,243は、障子3の室外側の面に接触するように、基板部231,241に比べて幅狭に形成される。当接片部233,243の先端には、それぞれ障子3の室外側の面に弾性的に接触する軟質ゴム等からなる封止部材234,244が設けられる。縦枠23,24は、基板部231,241を貫通する固定ねじSC3,SC4によって、額縁101の左右の側部内面にそれぞれ固定される。
The
障子3は、上桟31と、下桟32と、左右の縦框33,34と、を矩形に框組みした框体30の内側に、ガラス等の面材35を納めることによって構成される。上桟31及び下桟32は、図2に示すように、金属製芯材311,321と、その外側を覆う樹脂製カバー材312,322と、樹脂製カバー材312,322の上端面及び下端面に装着される樹脂製の上端カバー材313及び下端カバー材323と、によってそれぞれ構成される。縦框33,34は、図3に示すように、金属製芯材331,341と、その外側を覆う樹脂製カバー材332,342と、によってそれぞれ構成される。
The
図1に示すように、障子3は、左右の縦框33,34の間に上桟31及び下桟32が配置される縦勝ち構造を有する。詳しくは、左右の縦框33,34は、障子3の高さ方向の全長に亘って延びている。上桟31及び下桟32は、左右の縦框33,34の間に配置され、縦框33,34の上端部同士及び下端部同士をそれぞれ連結している。下桟32の室内側の面の中央部には、略コ字型のハンドル36が取り付けられている。
As shown in FIG. 1, the
障子3は、上枠21の溝部214と下枠22の溝部224に対して、次のようにして室内側からケンドン式で挿入される。まず、障子3の上端部が上枠21の溝部214の奥深くまで挿入される。次に、障子3の下端部が下枠22の溝部224に位置合わせされる。その後、障子3が下降することによって、障子3の下端部が下枠22の溝部224に挿入される。これによって、障子3の上端部及び下端部がそれぞれ溝部214,224に収容され、障子3が上枠21と下枠22とに嵌め込まれて保持される。左右の縦枠23,24は、当接片部233,243の先端の封止部材233a,243aを障子3の室外側の面に当接させるだけであり、障子3を保持しない。
The
上枠21の溝部214と下枠22の溝部224の深さは同一である。しかし、図2に示すように、下枠22の溝部224の内部には、障子3の下端部を支持する複数の樹脂製のライナー227が所定間隔で設けられている。ライナー227は、ブロック状に形成され、下枠22の第1ホロー部221及び第2ホロー部222の高さよりも少し低い高さを有している。そのため、下枠22の溝部224に収容される障子3の下端面は、下枠22の第1ホロー部221及び第2ホロー部222の上端面よりも若干低い位置に配置される。
The
この状態において、障子3の上端部は、上枠21の溝部214に収容された状態を維持して上枠21と係合している。障子3の下端部は、下枠22の溝部224に収容された状態を維持して下枠22と係合している。上枠21の封止部215及びヒレ部216は、障子3の上端部に対して室外側及び室内側からそれぞれ当接する。これによって、上枠21において、障子3の上端部のガタツキの防止、室外からのごみ等の侵入の阻止、及び気密性の確保が達成される。下枠22の封止部225及びヒレ部226は、障子3の下端部に対して室外側及び室内側からそれぞれ当接する。これによって、下枠22において、障子3の下端部のガタツキの防止、室外からのごみ等の侵入の阻止、及び気密性の確保が達成される。
In this state, the upper end portion of the
外れ止め部材4は、障子3の上桟31の室内側の面31aに取り付けられる。本実施形態の外れ止め部材4は、図1に示すように、上桟31の室内側の面31aの左右両端部にそれぞれ1つずつ配置される。面31aに設けられる外れ止め部材4は、2つのうちのいずれか一方のみでもよい。2つの外れ止め部材4は同一構造であるため、以下においては、図1に示す左側の外れ止め部材4について、図4~図6を参照して説明する。
The retaining
外れ止め部材4は、図4に示すように、縦長矩形状の金属製あるいは樹脂製のケースである保持部41と、保持部41の内部に収容される金属製板材からなる係止舌片42とで構成される。係止舌片42は、保持部41よりも上下方向に長い長板状に形成される。係止舌片42の略下半分は、保持部41内に挿入されている。係止舌片42の略上半分は、図5及び図6に示すように、保持部41から上枠21の溝部214内に向けて突出している。保持部41から突出する係止舌片42の上端の角は、R状に面取りされている。
As shown in FIG. 4, the retaining
保持部41の室内側の壁部41aの中央には、上下方向に長い長孔411が形成されている。長孔411は、下端に円形の大径部411aを一体に有する。室内側の壁部41aに相反する保持部41の室外側の壁部には、長孔411に重なる上下方向に長い長孔412が形成されている。長孔412は、下端に大径部を有していない。
A
保持部41の内部の係止舌片42にも、保持部41の長孔411,412に重なるように、上下方向に長い長孔421が形成されている。係止舌片42の長孔421は、保持部41の長孔411と同一形状であり、下端に円形の大径部421aを一体に有する。
The locking
保持部41は、上方に向けて突出する突出部413を一体に有する。突出部413は、係止舌片42よりも上桟31の室内側の面31a側の保持部41の上面に配置される。突出部413は、保持部41の左右の幅と同じ幅を有し、係止舌片42の突出高さに比べて小さい突出高さを有する。
The holding
外れ止め部材4は、1つの固定ねじ43によって、室内側から上桟31に取り付けられる。詳しくは、外れ止め部材4は、枠体2に取り付けられる前の障子3の上桟31の室内側の面31aに、固定ねじ43によって仮止めされる。このときの固定ねじ43の軸部431は、保持部41の長孔411,412及び係止舌片42の長孔421の上端側に配置される。固定ねじ43の頭部432は、保持部41の室内側の壁部41aの表面に配置される。したがって、外れ止め部材4は、最終的な取り付け位置よりも下方の位置に仮止めされる。
The retaining
障子3がケンドン式によって枠体2に嵌め込まれた後、外れ止め部材4を、固定ねじ43の頭部432が大径部411a,421aに位置するまで、長孔411,412,421に沿って上方にスライドさせる。これによって、係止舌片42は、図5に示すように、上枠21の第1ホロー部212と障子3の上桟31との隙間から上枠21の溝部214内に挿入される。溝部214内の係止舌片42の上端部42aは、上枠21の基板部213に対して、ごく僅かな隙間を残して近接して配置される。係止舌片42の上端部42aと基板部213との距離d1は、障子3の下端部が下枠22の溝部224内に挿入されて下枠22と掛かり合う距離d2(図2参照)よりも小さい。
After the
固定ねじ43の頭部432が大径部411a,412aに位置した後、固定ねじ43が締め付けられる。これによって、保持部41の室外側の壁部が、固定ねじ43の頭部432と障子3の上桟31との間で挟着され、外れ止め部材4が上桟31に固定される。固定ねじ43の軸部431は、上桟31の樹脂製カバー材312を貫通し、金属製芯材311に捩じ込まれている。外れ止め部材4が固定ねじ43によって上桟31に固定された状態では、係止舌片42は、保持部41内に移動不能に保持される。
After the
外れ止め部材4は、上桟31の左右の端部の上隅部において、上桟31に形成される段部に接触して取り付けられる。詳しくは、上桟31の室内外方向の厚みは、左右の縦框33,34の室内外方向の厚みよりも少し厚い。そのため、上桟31の室内側の面31aの左右端部には、図6に示すように、上桟31と縦框33,34との寸法差によって、上下方向に延びる第1の段部30aが形成される。第1の段部30aは、縦框33,34の内側端面によって構成される。保持部41は、保持部41の左右に配置されて上下方向に直線状に延びる側端面41bを、第1の段部30aに沿って接触させて取り付けられている。これによって、第1の段部30aは、固定ねじ43を中心とする外れ止め部材4の回転方向の移動を阻止する回転止め部として機能する。外れ止め部材4を上下方向にスライドさせる際、外れ止め部材4は第1の段部30aに沿って直線的に案内されるため、外れ止め部材4を所定の位置に、回転することなく容易に位置決めすることができる。
The retaining
図4に示すように、保持部41の長孔411の両側には、固定ねじ43の頭部432を長孔411の大径部411aに案内するためのテーパ部411bが形成されている。そのため、外れ止め部材4を上方にスライドさせた後に固定ねじ43を締め込む際に、固定ねじ43の頭部432と大径部411aとの位置が多少ずれていたとしても、頭部432をテーパ部411bに沿って大径部411a内に案内することができる。
As shown in FIG. 4 , tapered
障子3の上桟31の上端面に取り付けられる上端カバー材313は、樹脂製カバー材312の室内外方向の寸法よりも少し大きい室内外方向の寸法を有し、樹脂製カバー材312の上端面に対して外嵌合するように取り付けられている。そのため、障子3の框体30には、図5に示すように、樹脂製カバー材312よりも室内側に突出する上端カバー材313の端部313aと上桟31の室内側の面31aとの間に、横方向に延びる第2の段部30bが形成されている。外れ止め部材4は、上方にスライドした際に、保持部41の突出部413を第2の段部30bに突き当てている。これによって、第2の段部30bは、固定ねじ43を中心とする外れ止め部材4の回転方向の移動を阻止するもう一つの回転止め部として機能する。保持部41の突出部413が第2の段部30bに突き当たることによって、外れ止め部材4を上方にスライドさせる際に、外れ止め部材4の移動方向の上端位置が容易に位置決めされる。
The upper
次に、外れ止め部材4が障子3の上部に取り付けられたFIX窓1の作用について説明する。
Next, the operation of the
外れ止め部材4の係止舌片42は、障子3の上桟31から上枠21の溝部214内に挿入され、上枠21の基板部213に近接して配置されている。この状態で、例えば、障子3の框体30が熱変形によって縮んだり、枠体2の施工不良等によって下枠21が撓んだりして、障子3が下方に移動しても、外れ止め部材4の係止舌片42は上枠21の溝部214内に挿入された状態を維持する。そのため、障子3と上枠21との係合が解除されることはなく、障子3の枠体2からの外れが阻止される。地震等の縦揺れによって障子3が上方に移動したとしても、外れ止め部材4の係止舌片42の上端部42aが上枠21の基板部213に当接し、障子3の上方への移動が規制される。このとき、d1<d2であるため、障子3が下枠22から外れることはない。
The locking
外れ止め部材4は、保持部41の側端面41bと框体30の第1の段部30aと、保持部41の突出部413と框体30の第2の段部30bとの接触によって、障子3に対する回転が阻止される。そのため、例えば、長期使用によって固定ねじ43に緩みが発生しても、外れ止め部材4が障子3に対して回転方向に位置ずれしてガタツキを生じるようなことはない。
The
外れ止め部材4が接触する第1の段部30aと第2の段部30bとは、互いに略直交する2方向に延びているため、外れ止め部材4の回転方向の移動をより確実に阻止するができる。しかも、外れ止め部材4が、これら第1の段部30aと第2の段部30bとに接触することによって、障子3の上桟31に対する外れ止め部材4の位置を所定位置に容易に位置決めすることができる。外れ止め部材4と接触する回転止め部は、第1の段部30aと第2の段部30bとのいずれか一方だけでもよい。
Since the first stepped
以上のとおり、本実施形態のFIX窓1によれば、以下の効果を奏する。すなわち、本実施形態のFIX窓1は、上枠21、下枠22及び左右の縦枠23,24を有するとともに上枠21及び下枠22に溝部214,224を有する枠体2と、上桟31、下桟32及び左右の縦框33,34を有する框体30の内側に面材35を有し、上端部及び下端部が溝部214,224に挿入されることによって上枠21及び下枠22に保持される障子3と、障子3の上桟31に、上枠21の溝部214内に向けて突出して設けられ、障子3が上枠21から外れることを阻止する外れ止め部材4と、障子3の上桟31に配置され、外れ止め部材4と接触することによって外れ止め部材4の障子3に対する回転を阻止する回転止め部と、を備える。これによれば、障子3の框体30が熱変形によって縮んだり、枠体2の施工不良等によって下枠21が撓んだりして、障子3が下方に移動しても、外れ止め部材4によって障子3と上枠21との係合状態を維持することができる。そのため、障子3が枠体2から外れることが阻止される。しかも、外れ止め部材4は、障子3の上桟31に配置される回転止め部との接触によって、障子3に対する回転が阻止されるため、外れ止め部材4が障子3に対して回転方向に位置ずれしてガタツキを生じるようなことはない。
As described above, the
回転止め部は、上桟31の左右端部に配置され、上下方向に延びる第1の段部30aであってよい。これによれば、外れ止め部材4の回転方向の移動を阻止できることに加えて、上下方向にスライドさせる際、外れ止め部材4を第1の段部30aに沿って直線的に案内することができる。そのため、外れ止め部材4を所定の位置に、回転することなく容易に位置決めすることができる。
The rotation stoppers may be first stepped
回転止め部は、上桟31の上端部に配置され、横方向に延びる第2の段部30bであってよい。これによれば、外れ止め部材4の回転方向の移動を阻止できることに加えて、保持部41の突出部413が第2の段部30bに突き当たることによって、外れ止め部材4を上方にスライドさせる際に、外れ止め部材4の移動方向の上端位置を容易に位置決めすることができる。
The rotation stopping portion may be a second stepped
上枠21及び下枠22と上桟31及び下桟32とは、それぞれ樹脂材を含む。これによれば、FIX窓1は、障子3が枠体2から外れることのない効果に加えて、断熱性及び防露性に優れる。
The
外れ止め部材4と接触してその回転方向の移動を阻止する回転止め部は、図示しないが、上桟31の室内側の面31aから室内側に向けて突出する凸部によって構成されてもよい。回転止め部は、図示しないが、外れ止め部材4に設けられる凸部を収容可能な凹部によって構成されてもよい。
Although not shown, the rotation stopper that comes in contact with the
1 FIX窓、 2 枠体、 21 上枠、 22 下枠、 214,224 溝部、 23,24 縦枠、 3 障子、 30 框体、 30a 第1の段部(回転止め部)、 30b 第2の段部(回転止め部)、 31 上桟、 32 下桟、 312,322 樹脂製カバー材、 33,34 縦框、 35 面材、 4 外れ止め部材
1
Claims (4)
上桟、下桟及び左右の縦框を有する框体の内側に面材を有し、上端部及び下端部が前記溝部に挿入されることによって前記上枠及び前記下枠に保持される障子と、
前記障子の前記上桟に、前記上枠の前記溝部内に向けて突出して設けられ、前記障子が前記上枠から外れることを阻止する外れ止め部材と、
前記障子の前記上桟に配置され、前記外れ止め部材と接触することによって前記外れ止め部材の前記障子に対する回転を阻止する回転止め部と、を備える、建具。 a frame body having an upper frame, a lower frame and left and right vertical frames and having grooves in the upper frame and the lower frame;
A shoji having a face material inside a frame body having an upper crosspiece, a lower crosspiece, and left and right vertical frames, and held by the upper frame and the lower frame by inserting the upper end and the lower end into the groove. ,
a stopper member provided on the upper crosspiece of the shoji so as to protrude into the groove of the upper frame and prevent the shoji from coming off the upper frame;
a rotation stopping part arranged on the upper crosspiece of the shoji and preventing rotation of the stopping member with respect to the shoji by coming into contact with the stopping member.
The fitting according to any one of claims 1 to 3, wherein said upper frame, said lower frame, and said upper rail and said lower rail each include a resin material.
Priority Applications (1)
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JP2021157959A JP2023048562A (en) | 2021-09-28 | 2021-09-28 | Fitting |
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2021
- 2021-09-28 JP JP2021157959A patent/JP2023048562A/en active Pending
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