JP2023047873A - 充電装置 - Google Patents

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慶幸 土屋
Yoshiyuki Tsuchiya
茂樹 木野村
Shigeki Kinomura
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Abstract

【課題】可動式の充電装置において、可動部の上昇によって、歩行者の通行を妨げるリスクを低減する。【解決手段】充電装置は、車両9に送電するための充電コネクタ111を有する可動部11と、可動部11が地下に収容された状態と、可動部11が地上に露出した状態との間で可動部11を昇降させる昇降ユニット12と、発光部13またはスピーカ14を有する報知装置と、上昇開始時刻に可動部11を上昇させるとともに、上昇開始時刻よりも前から報知装置の出力を開始させ、その後上昇開始時刻に近づいたことに応じて、報知装置の出力を変化させるコントローラ15とを備える。【選択図】図2

Description

本開示は、充電装置に関する。
車両外部から供給される電力による、いわゆるプラグイン充電が可能な車両の普及が進もうとしている。プラグイン充電のための充電装置は、一般に駐車場等に設置されるが、一定程度の設置スペースを占有する。そのため、充電装置を可動式とし、地下に収容する技術が提案されている。たとえば特許第5475407号公報(特許文献1)に開示された充電用ボールは、地面から立ち上がった状態にできるとともに、地下に収容された状態にできるように構成されている。
特許第5475407号公報
可動式の充電装置は、駐車スペースに近接する歩道などに設置され得る。可動部は、不使用時には地下に収容されているため、歩行者にとっては可動部の存在を認識しにくい。可動部が上昇した場合に歩行者の通行が妨げられる可能性がある。
本開示は上記課題を解決するためになされたものであり、本開示の目的は、可動式の充電装置において、可動部の上昇によって、歩行者の通行を妨げるリスクを低減することである。
本開示の充電装置は、車両に送電するための送電部を有する可動部と、可動部が地下に収容された状態と、可動部が地上に露出した状態との間で可動部を昇降させる昇降装置と、発光部またはスピーカを有する報知装置と、上昇開始時刻に可動部を上昇させるとともに、上昇開始時刻よりも前から報知装置の出力を開始させ、その後上昇開始時刻に近づいたことに応じて、報知装置の出力を変化させるコントローラとを備える。
上記構成において、コントローラは、上昇開始時刻に可動部を上昇させるとともに、上昇開始時刻よりも前から報知装置の出力を開始させ、その後上昇開始時刻に近づいたことに応じて、報知装置の出力を変化させる。これによって、歩行者が、可動部がいつ上昇するのかが分かりやすくなるため、可動部の不意の上昇によって、歩行者の歩行が妨害されるのを抑制できる。
本開示によれば、可動式の充電設備において、可動部の上昇によって、歩行者の通行を妨げるリスクを低減することができる。
実施の形態1に係る車両の充電システムのレイアウトの一例を示す図である。 実施の形態1における地下に収容された充電スタンド1および車両9の構成の一例を示す図である。 実施の形態1において、地上に露出した充電スタンド1および車両9の構成の一例を示す図である。 コントローラ15による発光部13の制御の例を表わす図である。 発光部13の第1の出力、第2の出力、および第3の出力の例である。 実施の形態1における充電スタンド1の昇降制御の処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態2における地下に収容された充電スタンド1および車両9の構成の一例を示す図である。 実施の形態2において、地上に露出した充電スタンド1および車両9の構成の一例を示す図である。 コントローラ15によるスピーカ14の制御の例を表わす図である。 スピーカ14の第1の出力、第2の出力、および第3の出力の例である。 実施の形態2における充電スタンド1の昇降制御の処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
[第1の実施形態]
<充電システムの構成>
図1は、実施の形態1に係る車両の充電システムのレイアウトの一例を示す図である。図1には、駐車場に設けられた複数の駐車スペースのうちの2つの各々に車両9が駐車している様子が図示されている。
本実施の形態において、充電システム10は複数の充電スタンド1を備える。複数の充電スタンド1の各々は、駐車スペースに隣接するスペース(たとえば歩道)に設置されている。ただし、充電スタンド1の設置数は特に限定されない。充電スタンド1の設置数は1台のみであってもよい。
充電システム10は、各充電スタンド1について、地下に収容された「収容状態」と、地上に露出した「露出状態」との間で昇降可能(上下方向に移動可能)に構成されている。図1では、地上に露出した充電スタンド1を実線で示し、地下に収容された充電スタンド1を破線で示している。
図2は、実施の形態1における地下に収容された充電スタンド1および車両9の構成の一例を示す図である。図3は、実施の形態1において、地上に露出した充電スタンド1および車両9の構成の一例を示す図である。収容状態とは図2に示すように、充電スタンド1の上端が地面と略同じ高さとなるまで充電スタンド1が低下した状態である。露出状態とは図3に示すように、充電スタンド1の上端が地上の所定高さまで充電スタンド1が上昇した状態である。
充電スタンド1は、たとえば円筒形状の筐体を有する。充電スタンド1は、地面に形成された凹部の底面に設置されている。この凹部は、充電スタンド1の筐体の外周面と所定の間隙を有するように形成されている。凹部の深さは、収容状態の充電スタンド1の鉛直方向の長さと同程度である。
充電スタンド1は、車両9のプラグイン充電が可能に構成されている。充電スタンド1は、ユーザの携帯端末(たとえばスマートホン)2と通信可能に構成されている。充電スタンド1は、ユーザが携帯端末2に対して行った操作に応じて制御される。充電スタンド1は、車両9と通信可能に構成されていてもよい。この場合、充電スタンド1は、車両9の操作パネル等(図示せず)に対して行った操作に応じて制御される。充電スタンド1は、可動部11と、昇降ユニット12と、発光部13と、コントローラ15とを含む。
可動部11は、昇降ユニット12により昇降されるように構成されている。可動部11の昇降方向は、この例では鉛直方向であるが、鉛直方向から所定角度だけ傾いていてもよい。可動部11は、充電コネクタ111および充電ケーブル112を含む。充電コネクタ111および充電ケーブル112は、可動部11の上部に設けられた収容スペースに収容可能である。
充電コネクタ111は、車両9のインレット91(後述)に接続される。充電コネクタ111は、充電ケーブル112の一方端に電気的に接続されている。充電ケーブル112の他方端には電源3が電気的に接続されている。電源3は、たとえば、商用電源などの交流電源である。充電ケーブル112と電源3との間に電力変換装置(図示せず)が設けられていてもよい。充電ケーブル112は、ユーザが充電コネクタ111を収容スペースから取り出すことによってインレット91まで伸縮可能である。なお、充電コネクタ111は、本開示に係る「送電部」に相当する。
昇降ユニット12は、地面に形成された凹部の底面に固定されている。昇降ユニット12は、収容状態と露出状態との間で可動部11を昇降させる。昇降ユニット12には様々な機構を採用できる。具体的には、昇降ユニット12は、ラックピニオン式の機構を有していてもよいし、油圧シリンダを用いた機構を有していてもよいし、磁力式の機構を有していてもよい。ラックピニオン式の機構は、可動部11に固定されたラックギヤに噛み合わされたピニオンギヤを電動アクチュエータを用いて回転させることにより可動部11を昇降させる。油圧シリンダを用いた機構は、ピストンに接続されたロッドを可動部11に固定し、シリンダ本体に供給される油圧を増減させることにより可動部11を昇降させる。磁力式の機構は、可動部11と昇降ユニット12との間に磁力による反発力を発生させることにより可動部11を昇降させる。
昇降ユニット12は、可動部11の上下方向の過度の移動を制限する機構(ストッパなど)を含むことが望ましい。これにより、昇降ユニット12は、可動部11が収容状態に相当する位置を超えて下降しないように構成されているとともに、可動部11が露出状態に相当する位置を超えて上昇しないように構成されている。なお、昇降ユニット12は、本開示に係る「昇降装置」に相当する。
前述のように、充電スタンド1は歩道に設置されている。可動部11は、不使用時には地下に収容されているため、歩行者にとっては可動部11の存在を認識しにくい。したがって、可動部11の昇降が歩行者の通行を妨げる可能性がある。そこで、実施の形態1においては、発光部13を用いて、可動部11の上昇前および上昇中に周囲の歩行者に可動部11の上昇を報知する。実施の形態1において、発光部13は、報知装置である。
発光部13は、コントローラ15からの制御指令に従って、光を出力する。発光部13は、赤色、黄色、および青色の光を出力することができる。発光部13の点滅間隔は、可変である。発光部13としては、たとえばLED(Light Emitting Diode)、蛍光ランプ、有機EL(OEL:Organic Electro-Luminescence)を採用できる。
コントローラ15は、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサ151と、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)などのメモリ152と、充電スタンド1の外部機器との間で有線および/または無線での通信が可能な通信モジュール153とを含む。本実施の形態において、通信モジュール153は、他の充電スタンド1の通信モジュール(図示せず)との間で各種情報をやり取りするように構成されている。これにより、複数の充電スタンド1が協調して動作可能である。通信モジュール153は、複数の充電スタンド1を統括して制御可能な管理サーバ(図示せず)と通信可能に構成されていてもよい。
コントローラ15は、メモリ152に記憶された情報、通信モジュール153を経由して受信した情報、および/または、図示しないセンサ類から取得された情報に基づいて、充電スタンド1の構成機器(昇降ユニット12、発光部13)を制御する。コントローラ15は、可動部11を上昇させる「上昇制御」と、可動部11を下降させる「下降制御」とを実行する。
上昇制御は、上昇開始時刻t1に開始される。上昇開始時刻t1は、予め定められた時刻、ユーザが携帯端末2を操作して上昇ボタン(図示せず)を操作した時刻、充電スタンド1での充電の予約時刻、または、充電スタンド1での充電を予約した車両9が充電スタンド1の近くに到着した時刻などである。
下降制御は、下降開始時刻t2に開始される。下降開始時刻t2は、予め定められた時刻、またはユーザが携帯端末2を操作して下降ボタン(図示せず)を操作した時刻などである。
車両9は、この例では電気自動車である。車両9は、プラグイン充電が可能な車両であればよく、たとえばプラグインハイブリッド車であってもよい。車両9は、インレット91と、充電器92と、バッテリ93と、インバータ94と、モータジェネレータ95とを含む。
インレット91は、車両9の外装部分に設けられたリッド等のカバー(図示せず)の内部に配置されている。インレット91は、充電スタンド1の充電コネクタ111を挿入可能に構成されている。充電コネクタ111がインレット91に挿入されると、インレット91と充電コネクタ111とが電気的に接続される。これにより、充電スタンド1から車両9への電力伝送が可能になる。
充電器92は、インレット91から交流電力が供給される場合には、その交流電力を直流電力に変換してバッテリ93に供給する。バッテリ93は、ニッケル水素電池またはリチウムイオン電池等の二次電池である。
インバータ94は、バッテリ93に蓄えられた直流電力を交流電力に変換し、その交流電力をモータジェネレータ95に供給する。また、インバータ94は、モータジェネレータ95からの交流電力(回生電力)を直流電力に変換し、その直流電力をバッテリ93に充電する。モータジェネレータ95は、インバータ94からの電力供給を受けて駆動輪に回転力を与えることで車両9を走行させる。
コントローラ15は、上昇開始時刻t1に可動部11を上昇させるとともに、上昇開始時刻t1よりも前から発光部13の出力を開始させ、その後、上昇開始時刻t1に近づくにつれて、発光部13の出力を変化させる。
図4は、コントローラ15による発光部13の制御の例を表わす図である。
t1は、可動部11の上昇開始時刻である。Δta>Δtb>Δtcである。たとえば、Δtaは15分、Δtbは10分、Δtcは15秒とすることができる。たとえば、Δtdは、可動部11の上昇に要する時間とすることができる。
コントローラ15は、現在の時刻tが、(t1-Δta)以上かつ(t1-Δta)未満のときに、発光部13に第1の出力を開始させる。
コントローラ15は、現在の時刻tが、(t1-Δtb)以上かつ(t1-Δtc)未満のときに、発光部13の出力を第1の出力から第2の出力に変化させる。
コントローラ15は、現在の時刻tが、(t1-Δtc)以上かつ(t1+Δtd)以下のときに、発光部13の出力を第2の出力から第3の出力に変化させる。
第1の出力から、第2の出力、第3の出力に順に進むにつれて、歩行者への注意を喚起するレベルが増加する。
図5は、発光部13の第1の出力、第2の出力、および第3の出力の例である。
第1例では、第1の出力が青色の光の出力で、第2の出力が黄色の光の出力で、第3の出力が赤色の光の出力である。
第2例では、第1の出力が長い点滅間隔の光の出力で、第2の出力が中間の点滅間隔の光の出力で、第3の出力が短い点滅間隔の光の出力である。
<処理フロー>
図6は、実施の形態1における充電スタンド1の昇降制御の処理手順の一例を示すフローチャートである。このフローチャートは、たとえば予め定められた周期毎にメインルーチン(図示せず)から呼び出されて実行される。各ステップは、コントローラ15によるソフトウェア処理により実現されるが、コントローラ15内に配置されたハードウェア(電気回路)により実現されてもよい。各ステップは、コントローラ15に代えて、図示しない前述の管理サーバにより実行されてもよい。以下、ステップをSと略す。
S101において、コントローラ15は、現在の時刻が上昇開始時刻t1よりも第1の時間Δta前(t1-Δta)であるかどうかを判定する。現在の時刻が上昇開始時刻t1よりも第1の時間Δta前(t1-Δta)である場合(S101においてYES)、コントローラ15は、処理をS107に進める。
S107において、コントローラ15は、発光部13に第1の出力を開始させる。
現在の時刻が上昇開始時刻t1よりも第1の時間Δta前(t1-Δta)でない場合(S101においてNO)、S102において、コントローラ15は、現在の時刻が上昇開始時刻t1よりも第2の時間Δtb前(t1-Δtb)であるかどうかを判定する。現在の時刻が上昇開始時刻t1よりも第2の時間Δtb前(t1-Δtb)である場合(S102においてYES)、コントローラ15は、処理をS108に進める。
S108において、コントローラ15は、発光部13の出力を第2の出力に変化させる。
現在の時刻が上昇開始時刻t1よりも第1の時間Δtb前(t1-Δtb)でない場合(S102においてNO)、S103において、コントローラ15は、現在の時刻が上昇開始時刻t1よりも第3の時間Δtc前(t1-Δtc)であるかどうかを判定する。現在の時刻が上昇開始時刻t1よりも第3の時間Δtc前(t1-Δtc)である場合(S103においてYES)、コントローラ15は、処理をS109に進める。
S109において、コントローラ15は、発光部13の出力を第3の出力に変化させる。
現在の時刻が上昇開始時刻t1よりも第1の時間Δtc前(t1-Δtc)でない場合(S103においてNO)、S104において、コントローラ15は、現在の時刻が上昇開始時刻t1であるかどうかを判定する。現在の時刻が上昇開始時刻t1である場合(S104においてYES)、コントローラ15は、処理をS110に進める。
S110において、コントローラ15は、可動部11の上昇制御を実行するように昇降ユニット12を制御する。その後、コントローラ15は、可動部11が露出状態を維持するように昇降ユニット12を制御する。
現在の時刻が上昇開始時刻t1でない場合(S104においてNO)、S105において、コントローラ15は、現在の時刻が上昇開始時刻t1よりも第4の時間Δtd後(t1+Δtd)であるかどうかを判定する。現在の時刻が上昇開始時刻t1よりも第4の時間Δtd後(t1+Δtd)である場合(S105においてYES)、コントローラ15は、処理をS111に進める。
S111において、コントローラ15は、発光部13に第1の出力を停止させる。
現在の時刻が上昇開始時刻t1よりも第4の時間Δtd後(t1+Δtd)でない場合(S105においてNO)、S106において、コントローラ15は、現在の時刻や下降開始時刻t2であるかどうかを判定する。現在の時刻が下降開始時刻t2である場合(S106においてYES)、コントローラ15は、処理をS112に進める。
S112において、コントローラ15は、可動部11の下降制御を実行するように昇降ユニット12を制御する。その後、コントローラ15は、可動部11が収容状態を維持するように昇降ユニット12を制御する。
現在の時刻が下降開始時刻でない場合(S106においてNO)、コントローラ15は、処理をメインルーチンに戻す。
以上のように、実施の形態1においては、可動部11の上昇が予定されている時刻に近づくにつれて、発光部13の出力を順次変化させる。これによって、歩行者が、可動部11がいつ上昇するのかが分かりやすくなるため、可動部11の不意の上昇によって、歩行者の歩行が妨害されるのを抑制できる。
[第2の実施形態]
図7は、実施の形態2における地下に収容された充電スタンド1および車両9の構成の一例を示す図である。図8は、実施の形態2において、地上に露出した充電スタンド1および車両9の構成の一例を示す図である。
実施の形態2の充電スタンド1は、発光部13の代わりに、スピーカ14を備える。
実施の形態2においては、スピーカ14を用いて、可動部11の上昇前および上昇中に周囲の歩行者に可動部11の上昇を報知する。実施の形態1において、スピーカ14は、報知装置である。
発光部13は、コントローラ15からの制御指令に従って、音を出力する。スピーカ14は、任意の音声メッセージを出力することができる。スピーカ14の音量は、可変である。
コントローラ15は、上昇開始時刻t1に可動部11を上昇させるとともに、上昇開始時刻t1よりも前からスピーカ14の出力を開始させ、その後、上昇開始時刻t1に近づくにつれて、スピーカ14の出力を変化させる。
図9は、コントローラ15によるスピーカ14の制御の例を表わす図である。
t1は、可動部11の上昇開始時刻である。Δta>Δtb>Δtcである。たとえば、Δtaは15分、Δtbは10分、Δtcは15秒とすることができる。たとえば、Δtdは、可動部11の上昇に要する時間とすることができる。
コントローラ15は、現在の時刻tが、(t1-Δta)以上かつ(t1-Δta)未満のときに、スピーカ14に第1の出力を開始させる。コントローラ15は、現在の時刻tが、(t1-Δtb)以上かつ(t1-Δtc)未満のときに、スピーカ14の出力を第1の出力から第2の出力に変化させる。コントローラ15は、現在の時刻tが、(t1-Δtc)以上かつ(t1+Δtd)以下のときに、スピーカ14の出力を第2の出力から第3の出力に変化させる。
第1の出力から、第2の出力、第3の出力に順に進むにつれて、歩行者への注意を喚起するレベルが増加する。
図10は、スピーカ14の第1の出力、第2の出力、および第3の出力の例である。
第1例では、第1の出力が小さい音のアラーム音の出力で、第2の出力が中間の音量のアーム音の出力で、第3の出力が大きい音量のアラーム音の出力である。
第2例では、第1の出力が「充電スタンドの上昇が予定されています。」という音声メッセージの出力で、第2の出力が「まもなく、充電スタンドが上昇します。」という音声メッセージの出力で、第3の出力が「充電スタンドが上昇します。ご注意下さい。」という音声メッセージの出力である。
<処理フロー>
図11は、実施の形態2における充電スタンド1の昇降制御の処理手順の一例を示すフローチャートである。このフローチャートは、たとえば予め定められた周期毎にメインルーチン(図示せず)から呼び出されて実行される。各ステップは、コントローラ15によるソフトウェア処理により実現されるが、コントローラ15内に配置されたハードウェア(電気回路)により実現されてもよい。各ステップは、コントローラ15に代えて、図示しない前述の管理サーバにより実行されてもよい。以下、ステップをSと略す。
S101において、コントローラ15は、現在の時刻が上昇開始時刻t1よりも第1の時間Δta前(t1-Δta)であるかどうかを判定する。現在の時刻が上昇開始時刻t1よりも第1の時間Δta前(t1-Δta)である場合(S101においてYES)、コントローラ15は、処理をS207に進める。
S207において、コントローラ15は、スピーカ14に第1の出力を開始させる。
現在の時刻が上昇開始時刻t1よりも第1の時間Δta前(t1-Δta)でない場合(S101においてNO)、S102において、コントローラ15は、現在の時刻が上昇開始時刻t1よりも第2の時間Δtb前(t1-Δtb)であるかどうかを判定する。現在の時刻が上昇開始時刻t1よりも第2の時間Δtb前(t1-Δtb)である場合(S102においてYES)、コントローラ15は、処理をS208に進める。
S208において、コントローラ15は、スピーカ14の出力を第2の出力に変化させる。
現在の時刻が上昇開始時刻t1よりも第1の時間Δtb前(t1-Δtb)でない場合(S102においてNO)、S103において、コントローラ15は、現在の時刻が上昇開始時刻t1よりも第3の時間Δtc前(t1-Δtc)であるかどうかを判定する。現在の時刻が上昇開始時刻t1よりも第3の時間Δtc前(t1-Δtc)である場合(S103においてYES)、コントローラ15は、処理をS209に進める。
S209において、コントローラ15は、スピーカ14の出力を第3の出力に変化させる。
現在の時刻が上昇開始時刻t1よりも第1の時間Δtc前(t1-Δtc)でない場合(S103においてNO)、S104において、コントローラ15は、現在の時刻が上昇開始時刻t1であるかどうかを判定する。現在の時刻が上昇開始時刻t1である場合(S104においてYES)、コントローラ15は、処理をS110に進める。
S110において、コントローラ15は、可動部11の上昇制御を実行するように昇降ユニット12を制御する。その後、コントローラ15は、可動部11が露出状態を維持するように昇降ユニット12を制御する。
現在の時刻が上昇開始時刻t1でない場合(S104においてNO)、S105において、コントローラ15は、現在の時刻が上昇開始時刻t1よりも第4の時間Δtd後(t1+Δtd)であるかどうかを判定する。現在の時刻が上昇開始時刻t1よりも第4の時間Δtd後(t1+Δtd)である場合(S105においてYES)、コントローラ15は、処理をS211に進める。
S211において、コントローラ15は、スピーカ14に第1の出力を停止させる。
現在の時刻が上昇開始時刻t1よりも第4の時間Δtd後(t1+Δtd)でない場合(S105においてNO)、S106において、コントローラ15は、現在の時刻や下降開始時刻t2であるかどうかを判定する。現在の時刻が下降開始時刻t2である場合(S106においてYES)、コントローラ15は、処理をS112に進める。
S112において、コントローラ15は、可動部11の下降制御を実行するように昇降ユニット12を制御する。その後、コントローラ15は、可動部11が収容状態を維持するように昇降ユニット12を制御する。
現在の時刻が下降開始時刻でない場合(S106においてNO)、コントローラ15は、処理をメインルーチンに戻す。
以上のように、実施の形態2においては、可動部11の上昇を予定する時刻に近づくにつれて、スピーカ14の出力を順次変化させる。これによって、歩行者が、可動部11がいつ上昇するのかが分かりやすくなるため、可動部11の不意の上昇によって、歩行者の歩行妨害を抑制できる。
[変形例]
(1)時間帯に応じた制御
複数の充電スタンドが同時に上昇する場合に、周囲に光または音が発せられることによって、周囲において騒音などの不快を与える場合がある。特に深夜の時間帯は、騒音が問題となる。時間帯に応じて、発光部13、またはスピーカ14の制御を変化させることにしてもよい。
たとえば、深夜の時間帯において、昼間の時間帯におけるよりも、発光部13から出力される光の光量を小さくしてもよく、またはスピーカ14から出力される音声メッセージの音量を小さくしてもよい。
特に騒音が問題となる場合は、上昇する複数の充電スタンドのうちいずれか1つはスピーカ14を用いた報知を行ない、上昇する他の充電スタンドは、発光部13による報知を行なうものとしてもよい。
さらに、特に騒音が問題となる場合は、上昇開始時刻が近い複数の充電スタンドについては、それぞれのスピーカ14から出力される音を同期させるものとしてもよい。
(2)報知装置の出力
上記の実施形態では、発光部13の出力、およびスピーカ14の出力が3段階で変化させたが、これに限定するものではない。発光部13の出力、およびスピーカ14の出力が2段階で変化させてもよく、あるいは4段階以上で変化させてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 充電スタンド、2 携帯端末、3 電源、9 車両、10 充電システム、11 可動部、12 昇降ユニット、13 発光部、14 スピーカ、15 コントローラ、91 インレット、92 充電器、93 バッテリ、94 インバータ、95 モータジェネレータ、111 充電コネクタ、112 充電ケーブル、151 プロセッサ、152 メモリ、153 通信モジュール。

Claims (1)

  1. 車両に送電するための送電部を有する可動部と、
    前記可動部が地下に収容された状態と、前記可動部が地上に露出した状態との間で前記可動部を昇降させる昇降装置と、
    発光部またはスピーカを有する報知装置と、
    上昇開始時刻に前記可動部を上昇させるとともに、前記上昇開始時刻よりも前から前記報知装置の出力を開始させ、その後前記上昇開始時刻に近づいたことに応じて、前記報知装置の出力を変化させるコントローラと、を備えた充電装置。
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