JP2023045386A - 個人向説明資料個別配布システム - Google Patents

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Abstract

【課題】説明時に公開していた情報に、配布資料としては秘匿したい情報をを含む場合でも、煩雑な作業を必要とせず、秘匿したい部分を秘匿しつつ自動で資料配布を配布可能な個人向説明資料個別配布システム、その動作方法及びプログラムを提供する。【解決手段】個人向説明資料個別配賦システムは、個人向説明資料端末、資料配布サーバ及び個人閲覧端末を備える。個人向説明資料端末は、資料配布サーバへ配布資料を配置し、資料のうち顧客に提示すべき部分ないし開示可能な部分のみを選択し、閲覧可能とする。個人閲覧端末は、被説明者に必要な部分のみ資料を閲覧させ、また、ダウンロードする。【選択図】図3

Description

本発明は、個人向けにカスタマイズされて作成された説明資料を資料配布サーバにアップロードし、特定の個人閲覧端末に対して配布を行うことの可能なシステムに関する。
特にプライベートな情報やプレゼンテーションを行う側に機密な情報(いわゆるアイズオンリー資料:目視のみ許される資料)を含むプレゼンテーションを面前で行った後に、そのプレゼンテーションを受けた者(以後「顧客」という場合もある。)がそのプレゼンテーション資料の配布を希望する場合がある。そのような場合には一旦その資料を紙に印刷し、機密な部分を削除するか又は塗りつぶして顧客に配布するのが一般的であった。しかし、この作業は煩雑であり、この作業を簡易に電子化、およびクラウド化(ネットワークアクセス可能化)できることが好ましいが、従来はそのような複雑な作業が可能なシステムは存在しなかった。
特許文献1では、プレゼンタ用ディスプレイ画面と顧客画面とを異ならせ、プレゼンテーションを容易にかつ円滑に行い得るようにしたプレゼンテーションシステムを提供する。
特許文献2では、プレゼンテーションサーバと複数台のモバイル端末により電子会議システムにおいて、個々のモバイル端末毎にファイルの部分的な秘匿/閲覧を容易に設定可能とするシステムを提供する。具体的には、モバイル端末が電子会議アプリケーションを利用することにより、モバイル端末のデバイスID毎に秘匿レベルの設定が行われ、プレゼンテーションサーバはそれぞれのモバイル端末の秘匿レベルに応じて各モバイル端末にプレゼンテーション資料の秘匿領域に秘匿効果を付与して、各モバイル端末に対してプレゼンテーション資料を表示するシステムである。
特開2015-191487号 特許4659537号
しかし特許文献1は、異なるファイルを組み合わせて、ファイル毎に閲覧可能な情報端末を設定するよう構成するのみであり、単一のファイルの内容の一部のみを顧客の情報端末において閲覧・ダウンロード可能とすることは不可能であったことから、ファイル管理の煩雑さを回避できない。
特許文献2では、会議の場において会議参加者毎に同一のプレゼンテーション資料のうち異なる部分を秘匿してこれを表示することを可能とする。しかし、会議の終了後にもこの資料を閲覧することを可能とする仕組みは存在せず、会議時に説明者により閲覧可能に提示された資料と、後日閲覧可能な資料の秘匿領域を異なるよう設定する仕組みも規定されていない。また、マスキングのような秘匿効果を生じさせることから、秘匿効果が施された領域に、秘匿情報が存在していた事実を参加者に認識されてしまうことを避けられない。
本発明は、上記の課題に着目しなされたものであり、説明時に公開していた情報に、配布資料としては秘匿したい情報をを含む場合でも、煩雑な作業を必要とせず、秘匿したい部分を秘匿しつつ自動で資料配布を配布可能なシステムを提供することを目的とする。
そこで、閲覧端末側の閲覧用アプリ等に一意の識別情報を付与し、その付与された識別情報を含む資料閲覧要求を受付けて資料が配置されたサーバ側において認証を行う。その結果、その認証を行った個人(原則的にはアプリと一対一に対応する。)に合わせて構成された資料に対しその個人が適正にアクセスが可能であり、説明者が被説明者に対して秘匿したいと考える秘匿事項については被説明者に閲覧等できないようにできる個人向説明資料個別配布システムを提供する。なお、前記閲覧用アプリは資料の説明者側の設備であり、その構造は秘匿されているので、アプリに一対一に対応して保持されている識別情報は極めてハッキングが困難であり、その点から秘匿事項が漏洩することが無いように構成されている。
具体的には、第一の態様として、パブリック(本システム運営主体の職域以外)では後記する個人閲覧端末及び自身(後記する個人向説明資料端末をさす。)並びに許可がある場合には許可された端末でのみ閲覧可能な個人向説明資料を構成するための資料構成要素を複数保持する資料構成要素保持部と、資料構成要素保持部から個人に合うように資料構成要素を選択するための選択部と、選択された一以上の資料構成要素によって一の個人向説明資料を構成する個人向説明資料構成部と、個人向説明資料を説明しながら対象となる個人に閲覧させるための説明用閲覧部と、説明用閲覧部で閲覧状態にある個人向説明資料の中でネットワークを介して説明を受けた個人が利用する個人閲覧端末に閲覧可能とする部分を選択する閲覧可能部分選択部と ダウンロード可能部分選択部で選択処理が行われた個人向説明資料の全部を個人が利用する個人閲覧端末の個人向説明資料閲覧部に関連付けられている識別情報(アプリID)と関連付けて資料配布サーバにアップロードするためのアップロード部と、を有する個人向説明資料端末と、前記識別情報と関連付けて前記選択された個人向説明資料の全部を個人向説明資料端末から取得する個人向説明資料取得部と、取得した個人向説明資料の全部を前記識別情報と関連付けて保持する個人向説明資料保持部と、識別情報と関連付けて個人向説明資料の閲覧要求を個人閲覧端末から受付ける閲覧要求受付部と、閲覧要求に関連付けられている識別情報と同一の識別情報に関連付けられている個人向説明資料が存在するか判断する判断部と、判断部での判断結果が存在するとの判断結果である場合に閲覧要求に応じて前記識別情報と関連付けられている個人閲覧端末の後記個人向説明資料閲覧部にて該当する個人向説明資料の前記選択部分を閲覧可能に処理する閲覧可能処理部と、を有する資料配布サーバと、後記する個人向説明資料閲覧部と関連付けられた識別情報を保持する識別情報保持部と、保持されている識別情報と関連付けて閲覧要求を資料配布サーバに対して出力する閲覧要求出力部と、出力した閲覧要求に応じて個人向説明資料の前記選択部分を取得する個人向説明資料取得部と、取得した個人向説明資料の前記選択部分を閲覧するための個人向説明資料閲覧部と、を有する個人閲覧端末と、からなる個人向説明資料個別配布システムである。
また、第二の態様としては、第一の態様の個人向説明資料個別配布システムに加えて、個人閲覧端末を汎用計算機に構成するためのアプリケーションである個人閲覧端末アプリを保持する個人閲覧端末アプリ保持部と、汎用計算機から個人閲覧端末アプリのダウンロード要求を受付けるダウンロード要求受付部と、受付けたダウンロード要求に応じて個人閲覧端末アプリを汎用計算機にダウンロードするダウンロード部と、を有する個人閲覧端末アプリサーバをさらに有する請求項1に記載の個人向説明資料個別配布システムである。
さらに第三の態様としては、第一または第二の態様の個人向説明資料個別配布システムに加えて、個人閲覧端末アプリのダウンロード要求を出力する個人閲覧端末アプリダウンロード要求出力部と、前記個人閲覧端末アプリダウンロード要求に応じて個人閲覧端末アプリを取得する個人閲覧端末アプリ取得部と、取得した個人閲覧端末アプリによって個人閲覧端末初期状態を構成する初期状態構成部と、構成された個人閲覧端末初期状態にて後記する識別情報サーバに識別情報の取得要求である識別情報取得要求を出力する識別情報取得要求出力部と、出力された識別情報取得要求に基づいて識別情報を取得する識別情報取得部と、取得した識別情報を個人向説明資料閲覧部と関連付けて識別情報保持部に保持させて自身に個人閲覧端末を構成する個人閲覧端末構成部と、を有する汎用計算機と、識別情報取得要求を取得する識別情報取得要求取得部と、前記取得要求があった場合に新規の識別情報を取得する新規識別情報取得部と、新規識別情報取得部にて取得された新規の識別情報を識別情報取得要求元の汎用計算機に出力する新規識別情報出力部と、を有する識別情報サーバと、をさらに有する個人向説明資料個別配布システムである。
第四の態様としては、第一または第二の態様の個人向説明資料個別配布システムに加えて、個人閲覧端末アプリのダウンロード要求を出力する個人閲覧端末アプリダウンロード要求出力部と、前記個人閲覧端末アプリダウンロード要求に応じて個人閲覧端末アプリを取得する個人閲覧端末アプリ取得部と、取得した個人閲覧端末アプリによって個人閲覧端末初期状態を構成する初期状態構成部と、構成された個人閲覧端末初期状態にて後記する識別情報サーバにアクセス許可情報を含む識別情報の取得要求である識別情報取得要求を出力する識別情報取得要求出力部と、出力された識別情報取得要求に基づいて識別情報を取得する識別情報取得部と、取得した識別情報を個人向説明資料閲覧部と関連付けて識別情報保持部に保持させて自身に個人閲覧端末を構成する個人閲覧端末構成部と、を有する汎用計算機と、識別情報取得要求を取得する識別情報取得要求取得部と、取得した識別情報取得要求に適正なアクセス許可情報が含まれるか判断するアクセス許可判断部と、アクセス許可判断部での判断結果が適正なアクセス許可が含まれているとの判断結果である場合に識別情報を取得する新規識別情報取得部と、新規識別情報取得部にて取得された新規の識別情報を識別情報取得要求元の汎用計算機に出力する新規識別情報出力部と、を有する識別情報サーバと、をさらに有する個人向説明資料個別配布システムである。
また、第五の態様としては、前記個人閲覧端末は、第一から第四の態様の個人向説明資料個別配布システムに加えて、保持されている識別情報を表示するための識別情報表示部をさらに有する個人向説明資料個別配布システムである。
さらにまた、第六の態様としては、個人向説明資料端末は、第一から第五の態様の個人向説明資料個別配布システムに加えて、個人向説明資料の少なくとも一部を個人向説明資料閲覧部と関連付けられた識別情報である二次元コードを用いてアクセス可能になるように個人向説明資料の全部を資料配布サーバにアップロードするための二次元コードアップロード部と、二次元コードアップロード部のアップロードに応じて資料配布サーバから配布資料への個人閲覧端末からのアクセスをするためのアクセス許可情報を取得するアクセス許可情報取得部と、取得したアクセス許可情報を二次元コードで表示するための二次元コード表示部と、を有し、資料配布サーバは、二次元コードアップロード部からアップロードされた個人向説明資料の前記選択部分をアクセス許可情報に基づいて閲覧可能に処理する閲覧可能処理部にて閲覧可能に保持する二次元コード個人向説明資料保持部と、二次元コード個人向説明資料保持部に保持されている個人向説明資料の前記選択部分を閲覧可能処理部を介して閲覧可能とするためアクセス許可情報を取得するアクセス許可情報取得部と、取得したクセス情報を個人向説明資料端末に送信するアクセス許可情報送信部と、アクセス許可情報と関連付けて個人向説明資料の閲覧要求を個人閲覧端末から受付ける二次元コード閲覧要求受付部と、受付けたアクセス許可情報を送信されたアクセス許可情報に基づいて適正か判断する二次元コード判断部と、二次元コード判断部での判断結果が適正であるとの判断結果である場合に保持されている個人向説明資料の前記選択部分を閲覧可能処理部にて閲覧可能に処理する制御部と、を有し、個人閲覧端末に代えて、又は、個人閲覧端末とともに、二次元コード表示部にて表示される二次元コードを読み取る二次元コード読取部と、読取られた二次元コードに基づいてアクセス許可情報を取得するアクセス許可情報取得部と、取得したアクセス許可情報に基づいて資料配布サーバにアクセスするアクセス部と、保持されているアクセス許可情報と関連付けて閲覧要求を資料配布サーバに対して出力する閲覧要求出力部と、出力した閲覧要求に応じて個人向説明資料の前記選択部分を取得する個人向説明資料取得部と、取得した個人向説明資料の前記選択部分を閲覧するための個人向説明資料閲覧部と、を有する二次元コード個人閲覧端末を有する記載の個人向説明資料個別配布システムである。
さらにまた、第七の態様としては、第一から第六の態様の個人向説明資料個別配布システムに加えて、資料構成要素保持部は、資料構成要素をページ単位で保持するページ単位保持手段を有し、閲覧可能部分選択部は、ページ単位で閲覧可能とする部分を選択するページ単位閲覧可能部分選択手段を有する個人向説明資料個別配布システムである。
さらにまた、第八の態様としては、第七の態様の個人向説明資料個別配布システムに加えて、個人向説明資料構成部は、ページ単位で構成する個人向説明資料に昇順又は降順に識別可能なページ識別情報を付して個人向説明資料を構成するページ単位付与個人向説明資料構成手段を有する個人向説明資料個別配布システムである。
さらにまた、第九の態様としては、第八の態様の個人向説明資料個別配布システムに加えて、資料配布サーバの閲覧可能処理部は、個人向説明資料の選択されたページが連続的に昇順又は降順にページ識別情報を再構成するページ識別情報再構成手段を有する個人向説明資料個別配布システムである。
さらにまた、第十の態様としては、個人向説明資料を構成するための資料構成要素を複数保持する資料構成要素保持部を有する個人向説明資料端末と、取得した個人向説明資料の全部を前記識別情報と関連付けて保持する個人向説明資料保持部を有する資料配布サーバと、後記する個人向説明資料閲覧部と関連付けられた識別情報を保持する識別情報保持を有する個人閲覧端末と、からなる個人向説明資料個別配布システムの動作方法であって、パブリック(本システム運営主体の職域以外)では後記する個人閲覧端末及び自身(後記する個人向説明資料端末をさす。)並びに許可がある場合には許可された端末でのみ閲覧可能な個人向説明資料を構成するための資料構成要素を複数保持する資料構成要素保持ステップと、前記個人向説明資料端末は、資料構成要素保持部から個人に合うように資料構成要素を選択するための選択ステップと、選択された一以上の資料構成要素によって一の個人向説明資料を構成する個人向説明資料構成ステップと、個人向説明資料を説明しながら対象となる個人に閲覧させるための説明用閲覧ステップと、説明用閲覧部で閲覧状態にある個人向説明資料の中でネットワークを介して説明を受けた個人が利用する個人閲覧端末に閲覧可能とする部分を選択する閲覧可能部分選択ステップと、閲覧可能部分選択部で選択処理が行われた個人向説明資料の全部を個人が利用する個人閲覧端末の個人向説明資料閲覧部に関連付けられている識別情報(アプリID)と関連付けて資料配布サーバにアップロードするためのアップロードステップと、を実行し、前記資料配布サーバは、前記識別情報と関連付けて個人向説明資料の全部を個人向説明資料端末から取得する個人向説明資料取得ステップと、取得した個人向説明資料の全部を前記識別情報と関連付けて保持する個人向説明資料保持ステップと、識別情報と関連付けて個人向説明資料の閲覧要求を個人閲覧端末から受付ける閲覧要求受付ステップと、閲覧要求に関連付けられている識別情報と同一の識別情報に関連付けられている個人向説明資料の全部が存在するか判断する判断ステップと、判断部での判断結果が存在するとの判断結果である場合に閲覧要求に応じて前記識別情報と関連付けられている個人閲覧端末の後記個人向説明資料閲覧部にて該当する個人向説明資料の前記選択部分を閲覧可能に処理する閲覧可能処理ステップと、を実行し、前記個人閲覧端末は、後記する個人向説明資料閲覧部と関連付けられた識別情報を保持する識別情報保持ステップと、保持されている識別情報と関連付けて閲覧要求を資料配布サーバに対して出力する閲覧要求出力ステップと、出力した閲覧要求に応じて個人向説明資料の前記選択部分を取得する個人向説明資料取得ステップと、取得した個人向説明資料の前記選択部分を閲覧するための個人向説明資料閲覧ステップと、を実行する、個人向説明資料個別配布システムの動作方法である。
さらにまた、第十一の態様としては、個人向説明資料を構成するための資料構成要素を複数保持する資料構成要素保持部を有する個人向説明資料端末と、取得した個人向説明資料の全部を前記識別情報と関連付けて保持する個人向説明資料保持部を有する資料配布サーバと、後記する個人向説明資料閲覧部と関連付けられた識別情報を保持する識別情報保持を有する個人閲覧端末と、からなる個人向説明資料個別配布システムの動作プログラムであって、パブリック(本システム運営主体の職域以外)では後記する個人閲覧端末及び自身(後記する個人向説明資料端末をさす。)並びに許可がある場合には許可された端末でのみ閲覧可能な個人向説明資料を構成するための資料構成要素を複数保持する資料構成要素保持ステップと、前記個人向説明資料端末は、資料構成要素保持部から個人に合うように資料構成要素を選択するための選択ステップと、選択された一以上の資料構成要素によって一の個人向説明資料を構成する個人向説明資料構成ステップと、個人向説明資料を説明しながら対象となる個人に閲覧させるための説明用閲覧ステップと、説明用閲覧部で閲覧状態にある個人向説明資料の中でネットワークを介して説明を受けた個人が利用する個人閲覧端末に閲覧可能とする部分を選択する閲覧可能部分選択ステップと、閲覧可能部分選択部で選択処理が行われた個人向説明資料の全部を個人が利用する個人閲覧端末の個人向説明資料閲覧部に関連付けられている識別情報(アプリID)と関連付けて資料配布サーバにアップロードするためのアップロードステップと、を実行し、前記資料配布サーバは、前記識別情報と関連付けて個人向説明資料の全部を個人向説明資料端末から取得する個人向説明資料取得ステップと、取得した個人向説明資料の全部を前記識別情報と関連付けて保持する個人向説明資料保持ステップと、識別情報と関連付けて個人向説明資料の閲覧要求を個人閲覧端末から受付ける閲覧要求受付ステップと、閲覧要求に関連付けられている識別情報と同一の識別情報に関連付けられている個人向説明資料の全部が存在するか判断する判断ステップと、判断部での判断結果が存在するとの判断結果である場合に閲覧要求に応じて前記識別情報と関連付けられている個人閲覧端末の後記個人向説明資料閲覧部にて該当する個人向説明資料の全部を閲覧可能に処理する閲覧可能処理ステップと、を実行し、前記個人閲覧端末は、後記する個人向説明資料閲覧部と関連付けられた識別情報を保持する識別情報保持ステップと、保持されている識別情報と関連付けて閲覧要求を資料配布サーバに対して出力する閲覧要求出力ステップと出力した閲覧要求に応じて個人向説明資料の前記選択部分を取得する個人向説明資料取得ステップと、取得した個人向説明資料の前記選択部分を閲覧するための個人向説明資料閲覧ステップと、を実行する、個人向説明資料個別配布システムの動作プログラムである。
本発明によれば、例えば営業活動時において、保険や年金等の金融商品などを個々の顧客の状況および情報に合わせて試算した結果である営業資料を提示しながらリアルに面前で説明を行うといったプレゼンテーションを行うにあたり、配布資料を従来の紙ベースではなく、説明者の専用端末(タブレット端末など)を用いて被説明者に配布不能な秘匿事項を含む情報を閲覧させることが可能となり、またサーバ等に配布資料を配置し、被説明者の個人閲覧端末(実際には個人閲覧端末の個人向説明資料閲覧部)でのみ閲覧可能なように認証を行いアクセス制限を行うことで、第三者に説明者のノウハウ情報などの企業秘密を含んだ資料を閲覧等させることを防ぐことが可能となる。つまり、資料のうち後日顧客に再度閲覧可能とする部分のみを選択して閲覧可能としながら、説明者は秘匿すべき情報も含めた資料全体を見ながら説明を行うことを可能とする。後日閲覧可能とするとは、説明者がリアルに面前に存在しない状態で被説明者単独で閲覧可能な状態や、被説明者と前記説明者の競合者などがいるかもしれない環境で閲覧可能な状態を指すものである。これに該当する秘匿情報とは、例えば金融商品の説明者側における利益率等の情報や、金融商品が保険である場合には、その保険の保険実行率、保険を設計するに際して利用したパラメータなどである。
ハードウエア図 全体図 実施形態1に係る個人向説明資料個別配賦システムの機能ブロック図 実施形態1に係る個人向説明資料個別配布システムの動作方法のフローチャート 実施形態1に係る個人向説明資料個別配布システムプログラムの個人向説明資料端末ハードウエア図 実施形態1に係る個人向説明資料個別配布システムプログラムの資料配布サーバハードウエア図 実施形態1に係る個人向説明資料個別配布システムプログラムの個人閲覧端末ハードウエア図 実施形態2に係る個人向説明資料個別配賦システムの機能ブロック図 実施形態2に係る個人向説明資料個別配布システムの動作方法のフローチャート 実施形態2に係る個人向説明資料個別配布システムプログラムの個人閲覧端末アプリサーバハードウエア図 実施形態3に係る個人向説明資料個別配賦システムの機能ブロック図 実施形態3に係る個人向説明資料個別配布システムの動作方法のフローチャート 実施形態3に係る個人向説明資料個別配布システムプログラムの汎用計算機ハードウエア図 実施形態3に係る個人向説明資料個別配布システムプログラムの識別情報サーバハードウエア図 実施形態4に係る個人向説明資料個別配賦システムの機能ブロック図 実施形態4に係る個人向説明資料個別配布システムの動作方法のフローチャート 実施形態4に係る個人向説明資料個別配布システムプログラムの汎用計算機ハードウエア図 実施形態4に係る個人向説明資料個別配布システムプログラムの識別情報サーバハードウエア図 実施形態5に係る個人向説明資料個別配賦システムの機能ブロック図 実施形態5に係る個人向説明資料個別配布システムの動作方法のフローチャート 実施形態5に係る個人向説明資料個別配布システムプログラムの個人閲覧端末ハードウエア図 実施形態6に係る個人向説明資料個別配賦システムの機能ブロック図 実施形態6に係る個人向説明資料個別配布システムの動作方法のフローチャート 実施形態6に係る個人向説明資料個別配布システムプログラムの個人向説明資料端末ハードウエア図 実施形態6に係る個人向説明資料個別配布システムプログラムの資料配布サーバハードウエア図 実施形態6に係る個人向説明資料個別配布システムプログラムの二次元コード個人閲覧端末ハードウエア図 実施形態7に係る個人向説明資料個別配賦システムの機能ブロック図 実施形態7に係る個人向説明資料個別配布システムの動作方法のフローチャート 実施形態7に係る個人向説明資料個別配布システムプログラムの個人向説明資料端末ハードウエア図 実施形態7に係る個人向説明資料個別配賦システムの機能ブロック図 実施形態7に係る個人向説明資料個別配布システムの動作方法のフローチャート 実施形態7に係る個人向説明資料個別配布システムプログラムの個人向説明資料端末ハードウエア図 実施形態8に係る個人向説明資料個別配賦システムの機能ブロック図 実施形態8に係る個人向説明資料個別配布システムの動作方法のフローチャート 実施形態8に係る個人向説明資料個別配布システムプログラムの資料配布サーバハードウエア図 資料構成要素選択インターフェイス画面図
<本発明を構成し得るハードウエアについて>
本件発明は、原則的に電子計算機を利用する発明であるが、ソフトウエアによって実現され、ハードウエアによっても実現され、ソフトウエアとハードウエアの協働によっても実現される。本件発明の各構成要件の全部又は一部を実現するハードウエアでは、コンピュータの基本的構成であるCPU、メモリ、バス、入出力装置、各種周辺機器、ユーザーインターフェイスなどによって構成される。各種周辺機器には、記憶装置、インターネット等インターフェイス、インターネット等機器、ディスプレイ、キーボード、マウス、スピーカー、カメラ、ビデオ、テレビ、実験室又は工場などでの生産状態を把握するための各種センサ(流量センサ、温度センサ、重量センサ、液量センサ、赤外線センサ、出荷個数計数機、梱包個数計数機、異物検査装置、不良品計数機、放射線検査装置、表面状態検査装置、回路検査装置、人感センサー、作業者作業状況把握装置(映像、ID、PC作業量などで)等)、CD装置、DVD装置、ブルーレイ装置、USBメモリ、USBメモリインターフェイス、着脱可能タイプのハードディスク、一般的なハードディスク、プロジェクタ装置、SSD、電話、ファックス、コピー機、印刷装置、ムービー編集装置、各種センサー装置などが含まれる。 また、本システムは、必ずしも一つの筐体によって構成されている必要はなく、複数の筐体を通信で結合して構成されるものであってもよい。また、通信は、LANであってもWAN、Wifi、ブルートゥース(登録商標)、赤外線通信、超音波通信であってもよく、さらに、一部が国境を跨いで設置されていてもよい。さらに、複数の筐体のそれぞれが異なる主体によって運営されていてもよく、一の主体によって運営されていてもよい。本件発明のシステムの運用主体は、単数であるか複数であるかは問わない。また、本システムの他に第三者の利用する端末、さらに他の第三者の利用する端末を含むシステムとしても発明を構成することができる。また、これらの端末は国境を越えて設置されていてもよい。さらに、本システムや前記端末の他に第三者の関連情報や、関連人物の登録のために利用される装置、登録の内容を記録するためのデータベースに利用される装置などが用意されてもよい。これらは、本システムに備えてもよいし、本システム外に備えてこれらの情報を利用可能に本システムを構成してもよい(図1)。
この図にあるように、計算機は、マザーボード上に構成される、チップセット、CPU、不揮発性メモリ、メインメモリ、各種バス、BIOS、USBやHDMI(登録商標)やLANなどの各種インターフェイス、リアルタイムクロック等からなる。これらはオペレーティングシステムやデバイスドライバ(USB、HDMI(登録商標)などの各種インターフェイス、カメラ、マイク、スピーカ又はヘッドホン、ディスプレイなどの各種機器組込み用)、各種プログラムなどと協働して動作する。本発明を構成する各種プログラムや各種データはこれらのハードウエア資源を効率的に利用して各種の処理を実行するように構成されている。
≪チップセット≫
「チップセット」は、計算機のマザーボードに実装され、CPUの外部バスと、メモリや周辺機器を接続する標準バスとの連絡機能、つまりブリッジ機能を集積した大規模集積回路(LSI)のセットである。2チップセット構成を採用する場合と、1チップセット構成を採用する場合とがある。CPUやメインメモリに近い側をノースブリッジ、遠い側で比較的低速な外部I/Oとのインターフェイスの側にサウスブリッジが設けられる。
(ノースブリッジ)
ノースブリッジには、CPUインターフェイス、メモリコントローラ、グラフィックインターフェイスが含まれる。従来のノースブリッジの機能のほとんどをCPUに担わせてもよい。ノースブリッジは、メインメモリのメモリスロットとはメモリバスを介して接続し、グラフィックカードのグラフィックカードスロットとは、ハイスピードグラフィックバス(AGP、PCI Express)で接続される。
(サウスブリッジ)
サウスブリッジには、PCIインターフェイス(PCIスロット)とはPCIバスを介して接続し、ATA(SATA)インターフェイス、USBインターフェイス、EthernetインターフェイスなどとのI/O機能やサウンド機能を担う。高速な動作が必要でない、あるいは不可能であるようなPS/2ポート、フロッピーディスクドライブ、シリアルポート、パラレルポート、ISAバスをサポートする回路を組み込むことは、チップセット自体の高速化の足かせとなるためサウスブリッジのチップから分離させ、スーパーI/Oチップと呼ばれる別のLSIに担当させることとしてもよい。CPU(MPU)と、周辺機器や各種制御部を繋ぐためにバスが用いられる。バスはチップセットによって連結される。メインメモリとの接続に利用されるメモリバスは、高速化を図るために、これに代えてチャネル構造を採用してもよい。バスとしてはシリアルバスかパラレルバスを採用できる。パラレルバスは、シリアルバスが1ビットずつデータを転送するのに対して、元データそのものや元データから切り出した複数ビットをひとかたまりにして、同時に複数本の通信路で伝送する。クロック信号の専用線がデータ線と平行して設け、受信側でのデータ復調の同期を行う。CPU(チップセット)と外部デバイスをつなぐバスとしても用いられ、GPIB、IDE/(パラレル)ATA、SCSI、PCIなどがある。高速化に限界があるため、PCIの改良版PCI ExpressやパラレルATAの改良版シリアルATAでは、データラインはシリアルバスでもよい。
≪CPU≫
CPUはメインメモリ上にあるプログラムと呼ばれる命令列を順に読み込んで解釈・実行することで信号からなる情報を同じくメインメモリ上に出力する。CPUは計算機内での演算を行なう中心として機能する。なお、CPUは演算の中心となるCPUコア部分と、その周辺部分とから構成され、CPU内部にレジスタ、キャッシュメモリや、キャッシュメモリとCPUコアとを接続する内部バス、DMAコントローラ、タイマー、ノースブリッジとの接続バスとのインターフェイスなどが含まれる。なお、CPUコアは一つのCPU(チップ)に複数備えられていてもよい。また、CPUに加えて、グラフィックインターフェイス(GPU)若しくはFPUによって、処理を行っても良い。なお、実施形態での説明は2コアタイプのものであるが、これに限定されない。またCPU内にプログラムを内蔵することもできる。
≪不揮発性メモリ≫
(HDD)
ハードディスクドライブの基本構造は、磁気ディスク、磁気ヘッド、および磁気ヘッドを搭載するアームから構成される。外部インターフェイスは、SATA(過去ではATA)を採用することができる。高機能なコントローラ、例えばSCSIを用いて、ハードディスクドライブ間の通信をサポートする。例えば、ファイルを別のハードディスクドライブにコピーする時、コントローラがセクタを読み取って別のハードディスクドライブに転送して書き込むといったことができる。この時ホストCPUのメモリにはアクセスしない。したがってCPUの負荷を増やさないで済む。
≪メインメモリ≫
CPUが直接アクセスしてメインメモリ上の各種プログラムを実行する。メインメモリは揮発性のメモリでDRAMが用いられる。メインメモリ上のプログラムはプログラムの起動命令を受けて不揮発性メモリからメインメモリ上に展開される。その後もプログラム内で各種実行命令や、実行手順に従ってCPUがプログラムを実行する。
≪オペレーティングシステム(OS)≫
オペレーティングシステムは計算機上の資源をアプリケーションに利用させるための管理をしたり、各種デバイスドライバを管理したり、ハードウエアである計算機自身を管理するために用いられる。小型の計算機ではオペレーティングシステムとしてファームウェアを用いることもある。
≪BIOS≫
BIOSは、計算機のハードウエアを立ち上げてオペレーティングシステムを稼働させるための手順をCPUに実行させるもので、最も典型的には計算機の起動命令を受けるとCPUが最初に読取りに行くハードウエアである。ここには、ディスク(不揮発性メモリ)に格納されているオペレーティングシステムのアドレスが記載されており、CPUに展開されたBIOSによってオペレーティングシステムが順次メインメモリに展開されて稼働状態となる。なお、BIOSは、バスに接続されている各種デバイスの有無をチェックするチェック機能をも有している。チェックの結果はメインメモリ上に保存され、適宜オペレーティングシステムによって利用可能な状態となる。なお、外部装置などをチェックするようにBIOSを構成してもよい。以上については、すべての実施形態でも同様である。
図に示すように、本発明は基本的に汎用計算機プログラム、各種デバイスで構成することが可能である。計算機の動作は基本的に不揮発性メモリに記録されているプログラムを主メモリにロードして、主メモリとCPUと各種デバイスとで処理を実行していく形態をとる。デバイスとの通信はバス線と繋がったインターフェイスを介して行われる。インターフェイスには、ディスプレイインターフェイス、キーボード、通信バッファ等が考えられる。以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
<本発明の自然法則の利用性の充足>
本発明は、コンピュータと通信設備とソフトウエアとの協働で機能するものである。従来、プレゼンテーション資料の配布には、資料の印刷や機密情報の塗りつぶしなど煩雑な作業が伴うが、これを自動化し、情報のマスキングから配布までをネットワークを介して行えるようにしたICTならではの処理が含まれているのでいわゆるビジネスモデル特許として成立するものである。また、各種識別情報やリスク情報、課題情報、タスク情報が各部で保持されたり、処理されたりしており、この観点からも本願発明はコンピュータなどのリソースを請求項や明細書に記載された事項と、それらの事項に関係する技術常識に基づいて判断すれば、本願発明は自然法則を利用したものであることとなる。
<特許法で求められる自然法則の利用の意義>
特許法で求められる自然法則の利用とは、法目的に基づいて、発明が産業上利用性を有し、産業の発達に寄与するものでなければならないとの観点から、産業上有用に利用することができる発明であることを担保するために求められるものである。つまり、産業上有用であること、すなわち出願に際して宣言した発明の効果がその発明の実施によってある一定の確実性の下再現できることを求めるものである。この観点から自然法則利用性とは、発明の効果を発揮するための発明の構成である発明特定事項(発明構成要件)のそれぞれが発揮する機能が自然法則を利用して発揮されるものであればよい、と解釈される。さらに言えば、発明の効果とはその発明を利用する利用者に所定の有用性を提供できる可能性があればよいのであって、その有用性を利用者がどのように感じたり、考えたりするかという観点で見るべきではない。したがって、利用者が本システムによって得る効果が心理的な効果であったとしても、その効果自体は求められる自然法則の利用性の対象外の事象である。
以下に、本発明の実施形態を説明する。実施形態と請求項の相互の関係は以下のとおりである。実施形態1は主に請求項1、10および11に関し、実施形態2は主に請求項2に関し、実施形態3は主に請求項3に関し、実施形態4は主に請求項4に関し、実施形態5は主に請求項5に関し、実施形態6は主に請求項6に、実施形態7は主に請求項7に、実施形態8は主に請求項8に、実施形態9は主に請求項9に関する。なお、本発明はこれらの実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得る。
<全体像:ビジネスモデルの説明>
まず、ビジネスモデルについて一例を用いて簡単に説明する。本件出願の基本的なアイデアを具体的に示すものである。本発明は、説明者が被説明者に対し、例えば営業活動時において、面談形式で商品説明を行う。例えば、保険や年金等の金融商品などを個々の顧客からのヒアリングを行い、その状況および情報に合わせて試算した結果である営業資料を例えば説明者が所持するタブレット端末に提示しながら説明を行う。資料を従来の紙ベースではなく、被説明者にタブレット端末の画面に示して閲覧させる。説明者はタブレット端末の画面に表示された種々のアイコンや、情報を指さしながら説明を行うことが可能となる。この際に顧客からのヒアリング事項をタブレット端末のアイコンやテンキーボタンなどを利用して随時入力し、顧客と伴走しながら将来設計図を徐々に明らかにしてゆく。そして将来設計図と併せて進めるべき商品の概要が示される。この場合に、顧客に対して説得力を与えるために、ある程度商品設計についての深い情報も提供される。その中には、ノウハウや営業秘密ないしは、営業秘密に近い情報が含まれる。ただし、これらのノウハウや営業秘密、営業秘密に近い情報はタブレット端末に表示されるだけでいわゆるアイズオンリーなので説明者も安心してタブレット端末に表示して説明に用いることが出来る。この説明は面談にて一過的に行われるので被説明者はときにその説明資料の配布を望むことがある。しかし、前述のようにアイズオンリーの資料部分があるので紙に印刷して郵送したり、電子データをそのまま渡すことが出来ない。本ビジネスモデルにかかる発明では、前述のように資料のうち顧客に提示すべき部分ないし開示可能な部分のみを閲覧可能とし、説明者は秘匿すべき情報も含めた資料全体を見ながら説明を行うことを可能とすることで、被説明者に対して、例えば金融商品の説明者側における利益率等の秘匿事項の秘匿性を保ちつつ、被説明者が資料を希望する場合には、被説明者に渡してもよい、ないしは後日閲覧させてもよい部分のみを選択してクラウド上などに存在する説明資料を閲覧可能にできる。つまり、被説明者に必要な部分のみ資料の閲覧(ダウンロードを含む、以下同じ)をさせることができる。なお、本件発明のようにアイズオンリー部分を含むプレゼンテーションを実行することは、その説明に説得力を与え、被説明者が金融商品等を購入する動機づけを強化する働きがあり、また、秘匿部分を除外した資料を被説明者に後日閲覧可能とすることで被説明者は、さらにその動機づけを強化できるので金融商品の販売のためのビジネスモデル等として優れた機能を発揮するものである。このビジネスモデルは、権利としては、物の発明として把握することができるが、それのみならず、営業等のための個人向説明資料端末の動作方法や、動作プログラムの発明としても把握することができる。
図2は、このビジネスモデルの全体像を示す図である。図中括弧囲みの数字で示されている順にビジネス処理手順が進行する。ここでは保険会社の営業マンである説明者が保険に関する個人向説明資料を作成して顧客に対して対面で説明を行い、顧客がこれを後日ダウンロードして、証券会社に見せて証券の購入の検討に役立てる場合を例にとって説明を行う。
(1)まず、保険等の説明時に、保険会社の営業マンである説明者が所持または管理する個人向説明資料端末には、資料構成要素が保持されている。営業マンは、資料構成要素から、被説明者の属性や金融商品の嗜好等を参考に、資料構成要素を選択する。例えば、資料構成要素としてある保険商品とそれと比較すべき別の保険商品の支払額と予想受取額の経年グラフ等を選択し、被説明者の年齢に沿ってこれを表示するなど、資料構成要素に基づいて個人向説明資料を構成し、顧客に対して営業マンの所持する情報端末に表示された個人向説明資料を閲覧させながら、口頭で資料の内容を説明する。
(2)説明終了後、顧客が個人向説明資料の取得を望んだ場合、営業マンはこれを閲覧可能とする処理を行う。具体的には、(3)個人向説明資料を秘匿部分と閲覧可能部分を選択した上で、顧客のスマートフォン端末の識別情報に関連付けて資料配布サーバにアップロードする。秘匿部分とは、例えば当該保険を販売した際の保険会社の利益率等の情報を含む部分などである。
(4)後日、顧客が個人向説明資料を証券会社に見てもらおうとした場合、顧客は個人向説明資料のダウンロード要求を資料配布サーバに対して行う。資料配布サーバはダウンロード要求に関連付けられた識別情報により認証を行い、個人向説説明資料のうち、秘匿部分を除いた閲覧可能部分のみを顧客のスマートフォン端末に対してダウンロードさせる。
(5)顧客は、証券会社に対してダウンロードした個人向説明資料を閲覧させながら、自身の保険支払い状況を含む生涯に必要な資金計画について証券会社と情報共有した上で、証券の購入を行うことが可能となる。
以上のように、説明者は秘匿すべき情報も含めた資料全体を被説明者に閲覧させながら説明を行うとともに、被説明者に対して、例えば金融商品の説明者側における利益率等の秘匿事項の秘匿性を保ちつつ、被説明者の情報端末に限定して、資料のうち被説明者に必要な部分のみを閲覧(ダウンロードを含む、以下同じ)をさせることが可能となる。これにより、被説明者が個人向説明資料を後日再利用することが可能となる。
<実施形態1(主に請求項1に対応)>
<実施形態1(主に請求項1に対応):概要>
本実施形態に係る個人向説明資料個別配布システムは、主に請求項1、10および11に対応する、資料構成要素保持部から個人に合うように資料構成要素を選択する。そしてそれらを取捨選択し、被説明者の状況に合わせた個人向説明資料を構成し、被説明者に閲覧可能な部分のみを閲覧可能とする個人向説明資料配布システムに関するものである。
<実施形態1(主に請求項1に対応):構成>
本実施形態の個人向説明資料個別配布システムは、図3に示すように、パブリック(本システム運営主体の職域以外)では後記する個人閲覧端末及び自身(後記する個人向説明資料端末をさす。)並びに許可がある場合には許可された端末でのみ閲覧可能な個人向説明資料を構成するための資料構成要素を複数保持する資料構成要素保持部0301と、資料構成要素保持部から個人に合うように資料構成要素を選択するための選択部0302と、選択された一以上の資料構成要素によって一の個人向説明資料を構成する個人向説明資料構成部0303と、個人向説明資料を説明しながら対象となる個人が利用する個人閲覧端末に閲覧させるための説明用閲覧部0304と、説明用閲覧部で閲覧状態にある個人向説明資料の中でネットワークを介して説明を受けた個人が利用する個人閲覧端末に閲覧可能とする部分を選択する閲覧可能部分選択部0305と、閲覧可能部分選択部で選択処理が行われた個人向説明資料の全部を個人が利用する個人閲覧端末の個人向説明資料閲覧部に関連付けられている識別情報(アプリID)と関連付けて資料配布サーバにアップロードするためのアップロード部0306と、を有する個人向説明資料端末0300と、前記識別情報と関連付けて前記選択された個人向説明資料の全部を個人向説明資料端末から取得する個人向説明資料取得部0307と、取得した個人向説明資料の全部を前記識別情報と関連付けて保持する個人向説明資料保持部0308と、識別情報と関連付けて個人向説明資料の閲覧要求を個人閲覧端末から受付ける閲覧要求受付部0309と、閲覧要求に関連付けられている識別情報と同一の識別情報に関連付けられている個人向説明資料が存在するか判断する判断部0310と、判断部での判断結果が存在するとの判断結果である場合に閲覧要求に応じて前記識別情報と関連付けられている個人閲覧端末の後記個人向説明資料閲覧部にて該当する個人向説明資料の前記選択部分を閲覧可能に処理する閲覧可能処理部0311と、を有する資料配布サーバ0390と、後記する個人向説明資料閲覧部と関連付けられた識別情報を保持する識別情報保持部0312と、保持されている識別情報と関連付けて閲覧要求を資料配布サーバに対して出力する閲覧要求出力部0313と、出力した閲覧要求に応じて個人向説明資料の前記選択部分を取得する個人向説明資料取得部0314と、取得した個人向説明資料の前記選択部分を閲覧するための個人向説明資料閲覧部0315と、を有する個人閲覧端末0391とから構成されている。
以下では、説明者が被説明者に対して保険に関する説明をポータブルPCである個人向説明資料端末により行い、説明者が被説明者の年齢や家族構成といった属性情報をもとに作成した個人向説明資料を資料配布サーバにアップロードし、説明者が被説明者の所有するスマートフォンである個人閲覧端末によりここから個人向説明資料のうちの一部を閲覧する場合を例として説明する。しかし、本発明の対象は金融商品に限定されるものではなく、用いる端末等の種類もこれらに限定されるものではなく、個人向説明資料端末が説明者の営業事務所に設置されたPC端末である場合や、個人閲覧端末がポータブルPC、タブレットや被説明者の自宅等に設置されたデスクトップPCである場合も想定されうる。
<実施形態1:構成の説明>
<実施形態1:構成の説明 個人向説明資料端末:資料構成要素保持部>
「資料構成要素保持部」0301は、パブリック(本システム運営主体の職域以外)では後記する個人閲覧端末及び自身(後記する個人向説明資料端末をさす。)並びに許可がある場合(請求項6に記載の場合など)には許可された端末でのみ閲覧可能な個人向説明資料を構成するための資料構成要素を複数保持するように構成されている。なお、本システム運営主体の職域とは、資料構成要素の作成や、メンテナンス、編集を行ったり、資料構成要素の作成のための情報を収集したり、整理したりする場所、並びに本システムを利用して金融商品の販売をしたり、販売の支援をしたりする職域、あるいは、本システムを金融商品販売者等に利用させるために管理している職域などを指す。なお、代替案として、この「のみ」の条件を取り払ったシステムとすることもできる。
資料構成要素とは、例えば資料の電子データであるファイルの、各ページ単位等が想定される。しかしこれに限らず、例えばファイルの各ページ内のグラフ等や、これらを除いた部分、別の資料より引用された部分や内容により特定される部分(例えば、個人の属性に関する情報が含まれる部分)等、資料が特定の部分の組み合わせにより構成される場合の、特定部分を指す。資料構成要素は、テキスト、ピクチャー、写真、グラフ、図表、音声、音楽、動画などのいずれか一以上から構成されていてよい。
例えば、氏名、年齢、家族構成と言った個人の属性に関する資料構成要素、子供の年齢と、私学/公立等の進学状況や習い事等の教育費に関する状況に関する資料構成要素、本人の収入状況について、手取り月収やボーナスの有無及び金額、退職金の金額と退職年齢等に関する資料構成要素、家族に関する収入状況に関する資料構成要素、持ち家の有無や住宅ローン、月々の食費、教育費等の支出に関する資料構成要素、保険の加入の有無および月々の支払金額や預貯金、所有不動産の有無等の金融資産に関する資料構成要素、既往症や病歴といった医療費に関する資料構成要素や、金融商品の利益率や金融商品販売者の担当者情報等、説明者が被説明者に秘匿したい内部情報に関する資料構成要素等が考えられる。資料構成要素の保持は、資料そのものが保持されている場合と、資料はネットワーク上に存在する資料配布サーバに保持されており、そのコピー等が保持されている場合を含む。つまり、WEBを介してHTML等の情報に基づいてこの資料構成要素保持部に保持されるような場合を含む。また、資料構成要素は資料の構成要素を識別する資料構成要素識別情報であってもよい。これも資料構成要素と呼ぶこととする。
<実施形態1:構成の説明 個人向説明資料端末:選択部>
「選択部」0302は、資料構成要素保持部から個人に合うように資料構成要素を選択する。
この選択は、典型的には前述の資料構成要素の中から顧客の属性や顧客の入力した出産、住居購入、子供の入学や退職といったライフイベント等のデータなどの情報により、適切なものを選択する。これは、説明者が任意に選択するように構成することも可能であるが、説明者が被説明者の状況をヒアリングして得た情報を入力していくことで予め定められた一定の条件に基づき自動的に定められるよう構成することも可能である。
例えば、被説明者が子供の進学に備えた学資保険と言った金融商品に関心がある場合では、家族構成と子供の年齢や進学状況に関する資料構成要素が選択され、退職後の年金や医療費、保有金融資産に関する資料構成要素は選択されない、といった取り扱いをすることが想定されうる。
<実施形態1:構成の説明 個人向説明資料端末:個人向説明資料構成部>
「個人向説明資料構成部」0303は、選択された一以上の資料構成要素によって一の個人向説明資料を構成する。
資料構成要素を用いた個人向説明資料の構成は、所定のフォーマットに従って、あるいは説明者が任意に、これらを配置することで作成される。また、被説明者の属性情報(例えば、生年月日や現在の職業、職位、現在の収入、現在の預金残高、現在の資産状況、退職予定年月日、現在の家族構成、現在の家族の年齢や性別、現在の生活環境(例えば持ち家に住んでいるか、賃貸住宅に住んでいるかなど)、将来の結婚願望、将来の持ち家の希望の有無、将来希望する子供の人数、将来希望する子供の人生設計、など)を入力することで、自動的にグラフ等(将来の収入や支出のグラフや、将来の資産状況を示すグラフ)の資料構成要素が作成されるよう構成し、これを資料構成要素として個人向説明資料を構成することも考えられる。さらに、資料構成要素は、シミュレーションエンジンなどと協働して、入力された被説明者の属性情報に基づいてシミュレーションを実行するように構成することもできる。シミュレーションは、残りの人生の中で想定される出費や、想定される収入などをシミュレーションするものが代表的であり、変数として、金利や、物価上昇率、代表的株価(東証株価指数や日経平均株価、ジャスダック指数、その他海外の株式指数など)、為替の変動予想、人口の増減(特に日本人であるがこれに限定されず、世界人口、代表的先進国の人口であってもよい。)、貿易に関する指数、鉱工業生産に関する指数などを利用することも考えられる。
これにより、金融商品の利回りや配当金等に関する一般的な情報ではなく、被説明者個々の状況やニーズに適合した、オーダーメイドの情報を提供することが可能となり、被説明者はより自身のライフプランに即して金融商品の購入について具体的なイメージをもとに意思決定を行うことが可能となる。また説明者にも、被説明者に具体的なイメージを持たせることが容易となることから、金融商品購入に繋がりやすいといったメリットが得られる。
<実施形態1:構成の説明 個人向説明資料端末:説明用閲覧部>
「説明用閲覧部」0304は、個人向説明資料を説明しながら対象となる個人に閲覧させる。
説明者は、例えば被説明者に対して対面で金融商品に関する営業を行う際に、所持するポータブルPCやタブレット等の個人向説明資料閲覧端末を被説明者に提示し閲覧させながら、金融商品の説明を行うことができる。これにより、例えば将来の金融資産に対する支出額や配当金の受取額の変動といった情報が一目瞭然となり、説明者の便宜に資するとともに、被説明者の理解を促進することが可能となる。
しかしながら説明者が被説明者に対して個人向説明資料を提示するプロセスは必須ではなく、個人向説明資料のうち、後述する閲覧可能として選択された部分のみを個人向説明資料閲覧端末を用いて被説明者に提示することや、選択された部分のみを被説明者の個人閲覧端末に送信し閲覧可能とすることで、これを閲覧させながら説明を行うことも可能である。また、説明者による説明は対面で行うことに限らず、オンラインで画面を共有する形でこれを行うことも想定される。
<実施形態1:構成の説明 個人向説明資料端末:閲覧可能部分選択部>
「閲覧可能部分選択部」0305は、説明用閲覧部で閲覧状態にある個人向説明資料の中でネットワークを介して説明を受けた個人が利用する個人閲覧端末に閲覧可能とする部分を選択する。
説明者は、個人向説明資料のうち、被説明者に対して閲覧させることが可能である部分である閲覧可能個人向説明資料の選択をすることができる。閲覧可能個人向説明資料に含まれうるものは、例えば前述の氏名、年齢、家族構成と言った個人の属性に関する資料構成要素、子供の年齢と、私学/公立等の進学状況や習い事等の教育費に関する状況に関する資料構成要素、本人の収入状況について、手取り月収やボーナスの有無及び金額、退職金の金額と退職年齢等に関する資料構成要素、家族に関する収入状況に関する資料構成要素、持ち家の有無や住宅ローン、月々の食費、教育費等の支出に関する資料構成要素、保険の加入の有無および月々の支払金額や預貯金、所有不動産の有無等の金融資産に関する資料構成要素、や既往症や病歴といった医療費に関する資料構成要素等である。これに対し、特定の金融商品を販売した際に販売者に発生する利益やキックバック等に関する情報や金融商品販売者の担当者情報や運用状況の詳細等、説明者が被説明者に秘匿したい内部情報に関する資料構成要素は、閲覧可能個人向説明資料から除外されることが想定される。
これにより、説明者は秘匿したい情報を被説明者に対して開示し、これを第三者に対して提示される等の再利用をされるリスクを防ぐことが可能となると同時に、自身はこれらの内部情報を参考としながら被説明者に対して商品説明を行うことで、説明者の利益にも即した形での営業活動を行うことが可能となる。
図36は、閲覧可能部分を選択するためのインターフェイス画面の一例を図に示したものである。資料構成要素とは、典型的にはプレゼンテーション資料を構成するページ単位であることが想定されるが、図36もこの場合を例として、ある金融商品の説明資料が個人向説明資料である場合の事例を図示している。この個人向説明資料には、被説明者の年齢や家族構成等の属性情報を基に、被説明者に適すると判断された金融商品の説明と、属性情報を用いて算出されたライフプランのシミュレーション結果等が含まれている。
まず、説明者は個人向説明資料の各ページを、被説明者が閲覧可能であるか選択を行う。具体的には、個人向説明資料の各シート番号に付けられた「OK」「NG」いずれかのチェックボックスのうち、閲覧可能であれば「OK」のチェックボックスを、秘匿事項としたい場合は「NG」のチェックボックスをクリックしてチェックを付け、閲覧可能部分を選択する。この事例では、シート番号6の「当社商品の特徴の原因」という資料構成要素に秘匿事項が含まれているため、このページのみを閲覧不可とするよう、「NG」のチェックボックスにチェックが付し、残りのシート番号については「OK」のチェックボックスにチェックが付されている。これにより、説明者がこの個人向説明資料を「アップロード」ボタンをクリックする等して資料配布サーバにアップロードすると、シート番号6の資料を含めた個人向説明資料全体がアップロードされることとなるが、被説明者がこれを個人閲覧端末において閲覧・ダウンロードする際には、「NG」のチェックが付されたシート番号6の資料は閲覧・ダウンロードの対象から除外されることとなる。
また、チェックボックスに対するチェックは、例えば全ての資料の「OK」のチェックボックスに予めチェックが入っており、説明者が閲覧対象から除外したいシート番号のチェックボックスのみこれを外すよう構成しても良いし、誤って閲覧可能とする危険を防ぐため、予め全ての資料の「NG」のチェックボックスにチェックが入っており、説明者が閲覧可能とするシート番号のチェックボックスのみ、これを外すように構成しても良い。また、これらは資料構成要素の選択方法の一例であり、資料構成要素の選択方法は本事例に限定されず、いかなる方法で行われても差支え無い。
<実施形態1:構成の説明 個人向説明資料端末:アップロード部>
「アップロード部」0306は、閲覧可能部分選択部で選択処理が行われた個人向説明資料の全部を個人が利用する個人閲覧端末の個人向説明資料閲覧部に関連付けられている識別情報(アプリID、個人識別情報、説明者識別情報と特定の時間情報、アプリID及び個人識別情報、あるいはこれらの組合せ)と関連付けて資料配布サーバにアップロードする。
識別情報とは、被説明者が個人向説明資料を閲覧するのに用いるための端末を唯一に識別する情報であることが想定され、典型的には個人向説明資料閲覧用アプリのIDであってよい。あるいはアプリを識別するIDとしても利用できるが、そのように利用されていない識別情報であってもよい。個人閲覧端末とは、汎用計算機に形成される専用端末(専用アプリケーション)を言うが、そのIDは他の同種の専用端末のものと重複しないように備えられる。そして、この識別情報(アプリID)は、個人向説明資料端末からの要求に応じて個人向説明資料端末にコピーが渡されるように構成することが好ましい。例えば個人向説明資料端末からの特有の信号形式の識別情報要求に応じてのみ近距離無線等で個人閲覧端末から送信されるように構成したり、同じく特有の信号形式の識別情報要求に応じて個人閲覧端末の画面に表示されるように構成したりすることが考えられる。一般には盗聴があるために近距離無線等を利用するよりも後者の画面表示が好ましい。この画面表示は例えばバーコードやQRコード(登録商標)など、一見して覚えられない形式の情報であることが好ましい。このコード表示の場合には、個人向説明資料端末のコード読取カメラなどによってその識別情報を読み取るようにする。また、その識別情報を読み取ったのちに個人向説明資料がアップロードされた場合には、その識別情報は、個人向説明両端末に残存しないように構成することが好ましい。さらにアップロードされた個人向説明資料は、その識別情報を利用しなければ閲覧できないように構成することも考えられるし、個人向説明資料の全部は、アップロード後は、個人向説明資料端末内に残存しないように構成することも考えられる。
これにより、個人向説明資料を閲覧・ダウンロード可能な端末が個人向説明資料と結びけられることから、個人の属性や収入および支出状況、金融資産の保有状況等の個人情報を含んだ個人向説明資料を第三者に閲覧・ダウンロードさせる危険を回避することができる。また、個人向説明資料が被説明者に閲覧・ダウンロードされた履歴の確認を行うことが出来るように構成することも考えられる。被説明者である顧客がその金融商品等にどの程度興味を抱いているかの目安として利用できる。
<実施形態1:構成の説明 資料配布サーバ:個人向説明資料取得部>
「個人向説明資料取得部」0307は、前記識別情報と関連付けて前記選択された個人向説明資料の全部を個人向説明資料端末から取得する。
資料配布サーバは、個人向説明資料を個人向説明資料閲覧端末より取得する。資料配布サーバは、説明者の属する企業等に配置されたサーバであり、個人向説明資料閲覧端末はこれに対し個人向説明資料のデータを、ウェブ等を介して、有線/無線で送信し、これを取得させることが想定されるが、これに限らない。
<実施形態1:構成の説明 資料配布サーバ:個人向説明資料保持部>
「個人向説明資料保持部」0308は、取得した個人向説明資料の全部を前記識別情報と関連付けて保持する。
<実施形態1:構成の説明 資料配布サーバ:閲覧要求受付部>
「閲覧要求受付部」0309は、 識別情報と関連付けて個人向説明資料の閲覧要求を後記する個人閲覧端末から受付けるように構成されている。閲覧要求は、例えば個人閲覧端末より個人向説明資料閲覧用アプリ等のボタンをクリックすること等により、ウエブ等を介して、有線/無線で送信されることが想定される。この際、個人閲覧端末のアプリIDである識別情報が、閲覧を要求する旨の情報である閲覧要求情報と関連づけられて資料配布サーバに対して送信され、資料配布サーバがこれを受信することが想定される。閲覧要求の受付とは、権限の確認を含むものであってもよい。また閲覧要求の受付があった場合には、その閲覧要求を出力したはずである個人閲覧端末に閲覧要求があった旨の通知をするように構成されていてもよい。これは後述する請求項6に記載する第三者の端末から閲覧要求があったばあいでも、本来の被説明者の端末であり、前記識別情報で識別される個人閲覧端末に対して閲覧要求があった旨を通知するようにすることが考えられ、閲覧要求があった旨の通地は、端末からその閲覧を拒否する応答を許すものであってもよい。
<実施形態1:構成の説明 資料配布サーバ:判断部>
「判断部」0310は、閲覧要求に関連付けられている識別情報と同一の識別情報に関連付けられている個人向説明資料が存在するか判断する。
<実施形態1:構成の説明 資料配布サーバ:閲覧可能処理部>
「閲覧可能処理部」0311は、判断部での判断結果が存在するとの判断結果である場合に閲覧要求に応じて前記識別情報と関連付けられている個人閲覧端末の後記個人向説明資料閲覧部にて該当する個人向説明資料の前記選択部分を閲覧可能に処理する。
「閲覧可能に処理」するとは、インターネット上に存在する個人閲覧端末専用のウエブページに情報を閲覧可能に表示する場合と、インターネット等を介して情報を閲覧要求元の個人閲覧端末にダウンロード処理可能とする場合のいずれであってもよい。前者の場合には、識別情報(アプリID)に関連付けられる場合のみ閲覧可能なウエブページをインターネット上に開設することによって実現される。これは、閲覧要求を受付けることによってウエブページが作成されるように構成することが好ましい。このウエブページは、個人閲覧端末の個人向説明資料閲覧部でのみ閲覧可能なように構成されているもので、一般のインターネットブラウザでは閲覧できないように情報が構成されている。さらに閲覧が終了した場合にはインターネット上からその個人向説明資料を構成する閲覧情報を消去するように構成することが望ましい。またダウンロードする場合でも一般のデータ閲覧ツールでは閲覧不能に構成されているデータであって、やはり個人向説明資料閲覧部でのみ閲覧可能なように構成されているデータであることが好ましい。つまり、そのデータファイルをコピーして他の端末で閲覧しようとしても閲覧できないように構成される。この場合に、そのデータファイルのコピー操作も個人閲覧端末の機能を介してのみ行われるように構成し、コピーされて外部に出力される場合には、内容を破壊するような構成が備えられていてもよい。
<実施形態1:構成の説明 個人閲覧端末:識別情報保持部>
「識別情報保持部」0312は、後記する個人向説明資料閲覧部と関連付けられた識別情報を保持する。
個人閲覧端末は、予め識別情報を保持する。
識別情報とは、前述のように個人閲覧端末を唯一に識別するアプリIDであることが想定されるが、これは、例えば被説明者が個人向説明資料閲覧アプリをインストールし初期設定する際に自動的に設定するよう構成することが可能である。また、後述の実施形態6等で二次元コードを用いてオンラインで説明を行う場合には、これに含まれるオンライン会議システム等のログインIDを識別情報と構成することも可能である。
<実施形態1:構成の説明 個人閲覧端末:閲覧要求出力部>
「閲覧要求出力部」0313は、保持されている識別情報と関連付けて閲覧要求を資料配布サーバに対して出力する。
この閲覧要求出力は、前述のようにウエブ等を介して閲覧要求情報と、これに関連付けられた識別情報が資料配布サーバに有線/無線で送信されることにより行われる。
<実施形態1:構成の説明 個人閲覧端末:個人向説明資料取得部>
「個人向説明資料取得部」0314は、出力した閲覧要求に応じて個人向説明資料の前記選択部分を取得する。
この取得は、資料配布サーバが送信した閲覧可能個人向説明資料を個人閲覧端末が受信することにより行われることが想定される。
<実施形態1:構成の説明 個人閲覧端末:個人向説明資料閲覧部>
「個人向説明資料閲覧部」0315は、取得した個人向説明資料の前記選択部分を閲覧する。
個人閲覧端末は、受信した閲覧可能個人向説明資料のデータを画面に表示する。これは、個人向説明資料閲覧アプリを介して行われることが想定されるが、後述の実施形態6の二次元コードを用いてオンライン会議システム等を用いて説明を行う場合に、画面を閲覧可能に共有することとしても差支えない。また、閲覧を行う者は被説明者であることが想定されるが、必ずしもこれに限らず、被説明者が個人向説明資料を閲覧させることを許可した者でも差支え無い。この場合個人閲覧端末は、被説明者から個人向説明資料の閲覧を許可された者の管理・占有する端末となる。なお、個人閲覧端末では、閲覧する個人向説明資料によって各種変数を入力して個人向説明資料の別のバージョンを作成することが可能なように構成されていてもよい。前述の個人向説明資料端末で行った個人属性の入力等によって個人向説明資料を構成すると同様なことがこの個人向説明資料閲覧部や、別途設けられる個人向説明資料再構成部にて実行可能なように個人向け閲覧端末を構成することができる。なお、この再構成は、個人向け閲覧端末単独で実行できるように構成してもよいし、資料配布サーバとの協働で実行するように構成することもできる。特に資料配布サーバは、前述の経済指標をアップデートできるのでこのような変数を個人閲覧端末が取得するように構成することができる。
<実施形態1(主に請求項1に対応):処理の流れ>
本実施形態1の個人向説明資料個別配布システムにて実行される処理の流れを説明する。
図4は、当該処理の流れを示す図である。この図にあるように、個人向説明資料個別配布システムの動作処理手順は、個人向説明資料を構成するための資料構成要素を複数保持する資料構成要素保持部を有する個人向説明資料端末と、取得した個人向説明資料の全部を前記識別情報と関連付けて保持する個人向説明資料保持部を有する資料配布サーバと、後記する個人向説明資料閲覧部と関連付けられた識別情報を保持する識別情報保持を有する個人閲覧端末と、からなる個人向説明資料個別配布システムの動作方法であって、前記個人向説明資料端末は、パブリック(本システム運営主体の職域以外)では後記する個人閲覧端末及び自身(後記する個人向説明資料端末をさす。)並びに許可がある場合には許可された端末でのみ閲覧可能な個人向説明資料を構成するための資料構成要素を複数保持する資料構成要素保持ステップ0401と、資料構成要素保持部から個人に合うように資料構成要素を選択するための選択ステップ0402と、選択された一以上の資料構成要素によって一の個人向説明資料を構成する個人向説明資料構成ステップ0403と、個人向説明資料を説明しながら対象となる個人に閲覧させるための説明用閲覧ステップ0404と、説明用閲覧部で閲覧状態にある個人向説明資料の中でネットワークを介して説明を受けた個人が利用する個人閲覧端末に閲覧可能とする部分を選択する閲覧可能部分選択ステップ0405と、閲覧可能部分選択部で選択処理が行われた個人向説明資料の全部を個人が利用する個人閲覧端末の個人向説明資料閲覧部に関連付けられている識別情報(アプリID)と関連付けて資料配布サーバにアップロードするためのアップロードステップ0406と、を実行し、前記資料配布サーバは、前記識別情報と関連付けて個人向説明資料の全部を個人向説明資料端末から取得する個人向説明資料取得ステップ0407と、取得した個人向説明資料の全部を前記識別情報と関連付けて保持する個人向説明資料保持ステップ0408と、識別情報と関連付けて個人向説明資料の閲覧要求を個人閲覧端末から受付ける閲覧要求受付ステップ0409と、閲覧要求に関連付けられている識別情報と同一の識別情報に関連付けられている個人向説明資料の全部が存在するか判断する判断ステップ0410と、判断部での判断結果が存在するとの判断結果である場合に閲覧要求に応じて前記識別情報と関連付けられている個人閲覧端末の後記個人向説明資料閲覧部にて該当する個人向説明資料の前記選択部分を閲覧可能に処理する閲覧可能処理ステップ0411と、を実行し、前記個人閲覧端末は、後記する個人向説明資料閲覧部と関連付けられた識別情報を保持する識別情報保持ステップ0412と、保持されている識別情報と関連付けて閲覧要求を資料配布サーバに対して出力する閲覧要求出力ステップ0413と、出力した閲覧要求に応じて個人向説明資料の前記選択部分を取得する個人向説明資料取得ステップ0414と、取得した個人向説明資料の前記選択部分を閲覧するための個人向説明資料閲覧ステップ0415と、を実行する、個人向説明資料個別配布システムの動作方法からなっている。
<実施形態1(主に請求項1に対応):ハードウエア的構成>
ハードウエア的構成は、図5ないし7に示すように、個人向説明資料を構成するための資料構成要素を複数保持する資料構成要素保持部を有する個人向説明資料端末(図5)0500と、取得した個人向説明資料の全部を前記識別情報と関連付けて保持する個人向説明資料保持部を有する資料配布サーバ(図6)0600と、後記する個人向説明資料閲覧部と関連付けられた識別情報を保持する識別情報保持を有する個人閲覧端末(図7)0700と、からなる。
個人向説明資料端末0500はCPU0501と、バス0502、不揮発性メモリ(例えばハードディスク、SSD)0503と主メモリ0504とI/O0505などを備えており、パブリック(本システム運営主体の職域以外)では後記する個人閲覧端末及び自身(後記する個人向説明資料端末をさす。)並びに許可がある場合には許可された端末でのみ閲覧可能な個人向説明資料を構成するための資料構成要素を複数保持する資料構成要素保持プログラム0506と、資料構成要素保持部から個人に合うように資料構成要素を選択するための選択プログラム0507と、選択された一以上の資料構成要素によって一の個人向説明資料を構成する個人向説明資料構成ブログラム0508と、個人向説明資料を説明しながら対象となる個人に閲覧させるための説明用閲覧プログラム0509と、説明用閲覧部で閲覧状態にある個人向説明資料の中でネットワークを介して説明を受けた個人が利用する個人閲覧端末に閲覧可能とする部分を選択する閲覧可能部分選択プログラム0510と、閲覧可能部分選択部で選択処理が行われた個人向説明資料の全部を個人が利用する個人閲覧端末の個人向説明資料閲覧部に関連付けられている識別情報(アプリID)と関連付けて資料配布サーバにアップロードするためのアップロードプログラム0511とを保持している。そしてCPUがこれらのプログラムを読み出し、メインメモリに格納し、実行する。
資料配布サーバ0600はCPU0601と、バス0602、不揮発性メモリ(例えばハードディスク、SSD)0603と主メモリ0604とI/O0605などを備えており、前記識別情報と関連付けて個人向説明資料の全部を個人向説明資料端末から取得する個人向説明資料取得プログラム0612と、取得した個人向説明資料の全部を前記識別情報と関連付けて保持する個人向説明資料保持プログラム0613と、識別情報と関連付けて個人向説明資料の閲覧要求を個人閲覧端末から受付ける閲覧要求受付プログラム0614と、閲覧要求に関連付けられている識別情報と同一の識別情報に関連付けられている個人向説明資料の全部が存在するか判断する判断プログラム0615と、判断部での判断結果が存在するとの判断結果である場合に閲覧要求に応じて前記識別情報と関連付けられている個人閲覧端末の後記個人向説明資料閲覧部にて該当する個人向説明資料の前記選択部分を閲覧可能に処理する閲覧可能処理プログラム0616とを保持している。そしてCPUがこれらのプログラムを読み出し、メインメモリに格納し、実行する。
個人閲覧端末0700は、CPU0701と、バス0702、不揮発性メモリ(例えばハードディスク、SSD)0703と主メモリ0704とI/O0705などを備えており、後記する個人向説明資料閲覧部と関連付けられた識別情報を保持する識別情報保持プログラム0717と、保持されている識別情報と関連付けて閲覧要求を資料配布サーバに対して出力する閲覧要求出力プログラム0718と、出力した閲覧要求に応じて個人向説明資料の前記選択部分を取得する個人向説明資料取得プログラム0719と、取得した個人向説明資料の前記選択部分を閲覧するための個人向説明資料閲覧プログラム0720を保持している。そしてCPUがこれらのプログラムを読み出し、メインメモリに格納し、実行する。
<実施形態1(主に請求項1に対応):効果>
上記したように、この実施形態1に係る個人向説明資料個別配布システムでは、第三者に対して被説明者の個人情報等の秘匿事項を漏洩することなく、被説明者に対して、個々人の状況に合わせた個人向説明資料を構成し、被説明者に開示可能な情報のみを閲覧させながら金融商品等の説明を行うことが可能となる。
このように、本発明は、被説明者に対して個々の状況やニーズに適合した、オーダーメイドの情報を提供する際に、説明者が秘匿したい情報までも被説明者に対して誤って開示し、これを第三者に対して提示される等の再利用をされるリスクを防ぐことが可能となると同時に、自身はこれらの内部情報を参考としながら被説明者に対して商品説明を行うことで、説明者の利益にも即した形での営業活動を行うことが可能となる。また、被説明者はこうした個人の状況に即したオーダーメイドの情報を自身の所持するスマートフォン等で後日においても閲覧可能となり、具体的なイメージを基に、より時間をかけて購入の検討を行う、あるいは家族や金融機関にこれを閲覧させる等しながら商品購入の意思決定を行うといったことが可能となり、よりよい意思決定に資する。また説明者も、被説明者に具体的なイメージを持たせることが容易となることから、金融商品購入意欲を喚起しやすく、購入に繋がりやすい、といった効果を得ることができる。以上のように、本発明は金融商品の販売および購入に際して、説明者と被説明者の双方にとってより良い意思決定を行うことを可能とするという、非常に優れた効果を奏する。
<実施形態2(主に請求項2に対応)>
<実施形態2(主に請求項2に対応):概要>
本実施形態に係る個人向説明資料個別配布システムは、実施形態1の個人向説明資料個別配布システムに加えて、個人閲覧端末に個人向説明資料の閲覧を可能とさせるアプリを個人閲覧端末アプリサーバよりダウンロードさせ、保持させる個人向説明資料個別配布システムである。
<実施形態2(主に請求項2に対応):構成>
本実施形態の個人向説明資料個別配布システムは、図8に示すように、実施形態1の資料構成要素保持部0801と、選択部0802と、個人向説明資料構成部0803と、説明用閲覧部0804と、閲覧可能部分選択部0805と、アップロード部0806と、を有する個人向説明資料端末0800と、個人向説明資料取得部0807と、個人向説明資料保持部0808と、閲覧要求受付部0809と、判断部0810と、閲覧可能処理部0811と、を有する資料配布サーバ0890と、識別情報保持部0812と、閲覧要求出力部0813と、個人向説明資料取得部0814と、個人向説明資料閲覧部0815と、を有する個人閲覧端末0891に加えて、個人閲覧端末を汎用計算機に構成するためのアプリケーションである個人閲覧端末アプリを保持する個人閲覧端末アプリ保持部0816と、汎用計算機から個人閲覧端末アプリのダウンロード要求を受付けるダウンロード要求受付部0817と、受付けたダウンロード要求に応じて個人閲覧端末アプリを汎用計算機にダウンロードするダウンロード部0818と、を有する個人閲覧端末アプリサーバ0892をさらに有する実施形態1の個人向説明資料個別配布システムから構成されている。
<実施形態2:構成の説明>
以下では、実施形態2のシステムにより、被説明者が金融商品に関する個人向説明資料アプリをダウンロードして自身のスマートフォンにインストールする場合を例として説明する。
<実施形態2:構成の説明 個人閲覧端末アプリサーバ:個人閲覧端末アプリ保持部>
「個人閲覧端末アプリ保持部」0816は、個人閲覧端末を汎用計算機に構成するためのアプリケーションである個人閲覧端末アプリを保持する。
個人閲覧端末アプリサーバは、個人向説明資料を閲覧するためのアプリである個人向説明資料閲覧アプリのデータを不揮発性メモリに保持する。個人閲覧端末アプリサーバは、資料配布サーバと同一であっても、異なっても良い。
汎用計算機とは、個人閲覧端末であるスマートフォンやタブレット等のポータブルPCであることが想定されるが、これに限らず、被説明者が個人向説明資料を閲覧するのに用いる端末であれば足り、例えば被説明者の所持するデスクトップ型PC等であっても差支え無い。また、被説明者自身がこれを所有している必要は無く、これを管理もしくは占有していれば足りる。また、一人の被説明者に対して複数存在することも妨げない。個人閲覧端末と同一であることが想定されるが、必ず一致することまで要しない。
<実施形態2:構成の説明 個人閲覧端末アプリサーバ:ダウンロード要求受付部>
「ダウンロード要求受付部」0817は、汎用計算機から個人閲覧端末アプリのダウンロード要求を受付ける。
これは、個人閲覧端末において被説明者が、例えばアプリの販売サイト、説明者の属する会社等のサイトや、説明者が二次元コードやリンクを送付する等して到達したサイト等より、「ダウンロード」「インストール」ボタンをクリックする等して行われたダウンロード要求がウエブ等を介して個人閲覧端末アプリサーバに対して送信され、個人閲覧端末アプリサーバがこれを受信して行われることが想定される。
<実施形態2:構成の説明 個人閲覧端末アプリサーバ:ダウンロード部>
「ダウンロード部」0818は、受付けたダウンロード要求に応じて個人閲覧端末アプリを汎用計算機にダウンロードする。
個人閲覧端末アプリサーバは、個人向説明資料閲覧アプリを汎用計算機に対してウエブ等を介して有線/無線で送信することにより、汎用計算機にこれを保持させる。個人閲覧端末アプリは自動的に、あるいは被説明者のインストール作業により、汎用計算機にインストールされる。
<実施形態2(主に請求項2に対応):処理の流れ>
本実施形態2の個人向説明資料個別配布システムの動作方法は、図9に示すように、資料構成要素保持部を有する個人向説明資料端末と、取得した個人向説明資料の全部を前記識別情報と関連付けて保持する個人向説明資料保持部を有する資料配布サーバと、後記する個人向説明資料閲覧部と関連付けられた識別情報を保持する識別情報保持を有する個人閲覧端末とに加えて、個人閲覧端末アプリサーバからなる個人向説明資料個別配布システムの動作方法であって、資料構成要素保持ステップ0901と、選択ステップ0902と、個人向説明資料構成ステップ0903と、説明用閲覧ステップ0904と、閲覧可能部分選択ステップ0905と、アップロードステップ0906と、個人向説明資料取得ステップ0907と、個人向説明資料保持ステップ0908と、閲覧要求受付ステップ0909と、判断ステップ0910と、閲覧可能処理ステップ0911と、識別情報保持ステップ0912と、閲覧要求出力ステップ0913と、個人向説明資料取得ステップ0914と個人向説明資料閲覧ステップ0915とに加えて、個人閲覧端末を汎用計算機に構成するためのアプリケーションである個人閲覧端末アプリを保持する個人閲覧端末アプリ保持ステップ0916と、汎用計算機から個人閲覧端末アプリのダウンロード要求を受付けるダウンロード要求受付ステップ0917と、受付けたダウンロード要求に応じて個人閲覧端末アプリを汎用計算機にダウンロードするダウンロードステップ0918とを有する個人閲覧端末アプリサーバを実行する、個人向説明資料個別配布システムの動作方法である。
<実施形態2(主に請求項2に対応):ハードウエア構成>
ハードウエア的構成は、図5ないし7に示す、個人向説明資料を構成するための資料構成要素を複数保持する資料構成要素保持部を有する個人向説明資料端末0500と、取得した個人向説明資料の全部を前記識別情報と関連付けて保持する個人向説明資料保持部を有する資料配布サーバ0600と、後記する個人向説明資料閲覧部と関連付けられた識別情報を保持する識別情報保持を有する個人閲覧端末0700に加えて、図10に示す、個人閲覧端末アプリサーバ1000からなる。
個人閲覧端末アプリサーバ1000は、CPU1001と、バス1002、不揮発性メモリ(例えばハードディスク、SSD)1003と主メモリ1004とI/O1005などを備えており、個人閲覧端末を汎用計算機に構成するためのアプリケーションである個人閲覧端末アプリを保持する個人閲覧端末アプリ保持プログラム1021と、汎用計算機から個人閲覧端末アプリのダウンロード要求を受付けるダウンロード要求受付プログラム1022と、受付けたダウンロード要求に応じて個人閲覧端末アプリを汎用計算機にダウンロードするダウンロードプログラム1023と、を保持している。そしてCPUがこれらのプログラムを読み出し、メインメモリに格納し、実行する。
<実施形態2(主に請求項2に対応):効果>
上記したように、この実施形態2に係る個人向説明資料個別配布システムでは、個人向説明資料を閲覧するに先立ち、個人向説明資料閲覧アプリを汎用計算機である被説明者のスマートフォン等にダウンロードし、これをインストールすることで、容易に個人向説明資料を閲覧することを可能とする効果を奏する。
<実施形態3(主に請求項3に対応)>
<実施形態3(主に請求項3に対応):概要>
本実施形態に係る個人向説明資料個別配布システムは、実施形態1の個人向説明資料個別配布システムに加えて、識別情報サーバを有し、初期設定において個人閲覧端末の識別情報の付与を行う個人向説明資料個別配布システムである。例えば、個人向説明資料閲覧アプリのダウンロードおよびインストールの際取得されるアプリIDを識別情報とすることで、個人向説明資料が誤って第三者に送信され閲覧されることを防ぐことが可能となる
<実施形態3(主に請求項3に対応):構成>
本実施形態の個人向説明資料個別配布システムは、図11に示すように、実施形態1の資料構成要素保持部1101と、選択部1102と、個人向説明資料構成部1103と、説明用閲覧部1104と、閲覧可能部分選択部1105と、アップロード部1106と、を有する個人向説明資料端末1100と、個人向説明資料取得部1107と、個人向説明資料保持部1108と、閲覧要求受付部1109と、判断部1110と、閲覧可能処理部1111と、を有する資料配布サーバ1190と、識別情報保持部1112と、閲覧要求出力部1113と、個人向説明資料取得部1114と、個人向説明資料閲覧部1115と、を有する個人閲覧端末1191に加えて、個人閲覧端末アプリのダウンロード要求を出力する個人閲覧端末アプリダウンロード要求出力部1119と、前記個人閲覧端末アプリダウンロード要求に応じて個人閲覧端末アプリを取得する個人閲覧端末アプリ取得部1120と、取得した個人閲覧端末アプリによって個人閲覧端末初期状態を構成する初期状態構成部1121と、構成された個人閲覧端末初期状態にて後記する識別情報サーバに識別情報の取得要求である識別情報取得要求を出力する識別情報取得要求出力部1122と、出力された識別情報取得要求に基づいて識別情報を取得する識別情報取得部1123と、取得した識別情報を個人向説明資料閲覧部と関連付けて識別情報保持部に保持させて自身に個人閲覧端末を構成する個人閲覧端末構成部1124と、を有する汎用計算機1193と、識別情報取得要求を取得する識別情報取得要求取得部1125と、前記取得要求があった場合に新規の識別情報を取得する新規識別情報取得部1126と、新規識別情報取得部にて取得された新規の識別情報を識別情報取得要求元の汎用計算機に出力する新規識別情報出力部1127と、を有する識別情報サーバ1194と、をさらに有する個人向説明資料個別配布システムにより構成される。
<実施形態3:構成の説明>
<実施形態3:構成の説明 汎用計算機(個人閲覧端末):個人閲覧端末アプリダウンロード要求出力部>
「個人閲覧端末アプリダウンロード要求出力部」1119は、個人閲覧端末アプリのダウンロード要求を出力する。
これは、汎用計算機である被説明者の管理・占有するスマートフォン等の個人閲覧端末により行われることが想定される。個人閲覧端末において被説明者が、例えばアプリの販売サイト、説明者の属する会社等のサイトや、説明者の二次元コードやリンクを送付する等して到達したサイト等より、「ダウンロード」「インストール」ボタンをクリックする等して行われたダウンロード要求が、インターネット等を介して個人閲覧端末アプリサーバに対して送信することが想定される。
<実施形態3:構成の説明 汎用計算機(個人閲覧端末):個人閲覧端末アプリ取得部>
「個人閲覧端末アプリ取得部」1120は、前記個人閲覧端末アプリダウンロード要求に応じて個人閲覧端末アプリを取得する。
これは、個人閲覧端末アプリダウンロードサーバ等よりウエブ等を介して個人閲覧端末アプリを汎用計算機である被説明者のスマートフォン等にダウンロードして行われる。
<実施形態3:構成の説明 汎用計算機(個人閲覧端末):初期状態構成部>
「初期状態構成部」1121は、得した個人閲覧端末アプリによって個人閲覧端末初期状態を構成する。
個人閲覧端末初期状態とは、前述の個人閲覧端末アプリを自動あるいは被説明者等のインストール手続きによりインストールした状態を指す。
<実施形態3:構成の説明 汎用計算機(個人閲覧端末):識別情報取得要求出力部>
「識別情報取得要求出力部」1122は、構成された個人閲覧端末初期状態にて後記する識別情報サーバに識別情報の取得要求である識別情報取得要求を出力する。
個人閲覧端末アプリがインストールされると、自動的に識別情報サーバに対して、アプリID等の識別情報の取得を要求する旨の情報である識別情報取得要求が送信されることが想定される。この要求は被説明者がボタンをクリックする等の作業により行われるように構成しても差し支えない。
識別情報サーバは、アプリID等の被説明者の個人閲覧端末あるいは汎用計算機、または被説明者を唯一に識別する情報である識別情報を保持および生成し付与するサーバであり、前述の資料配布サーバや個人閲覧端末アプリサーバと同一であっても異なっても良い。
<実施形態3:構成の説明 汎用計算機(個人閲覧端末):識別情報取得部>
「識別情報取得部」1123は、出力された識別情報取得要求に基づいて識別情報を取得する。
識別情報サーバが後述のように識別情報を生成しこれを汎用計算機に対して送信し、汎用計算機がこれを受信することで、汎用計算機に識別情報が取得される。
<実施形態3:構成の説明 汎用計算機(個人閲覧端末):個人閲覧端末構成部>
「個人閲覧端末構成部」1124は、取得した識別情報を個人向説明資料閲覧部と関連付けて識別情報保持部に保持させて自身に個人閲覧端末を構成する。
識別情報サーバよりウエブ等を介して付与された識別情報を汎用計算機に送信することで、汎用計算機は個人閲覧端末として構成される。
<実施形態3:構成の説明 識別情報サーバ:識別情報取得要求取得部>
「識別情報取得要求取得部」1125は、識別情報取得要求を取得する。
前述のように、被説明者が管理・占有するスマートフォン等の汎用計算機が個人閲覧端末アプリをインストールする際に、識別情報取得要求出力部が識別情報サーバに対して識別情報取得要求を送信する。識別情報サーバはこれを受信し取得する。
<実施形態3:構成の説明 識別情報サーバ:新規識別情報取得部>
「新規識別情報取得部」1126は、前記取得要求があった場合に新規の識別情報を取得する。
識別情報サーバはアプリID等の識別情報を生成し保持する。識別情報は、連続的に付与されても良いし、ランダムにこれを生成するようにしても、顧客の属性により所定のルールに基づいて生成されるように構成しても良い。
<実施形態3:構成の説明 識別情報サーバ:新規識別情報出力部>
「新規識別情報出力部」1127は、新規識別情報取得部にて取得された新規の識別情報を識別情報取得要求元の汎用計算機に出力する。
この出力は、ウエブ等を介して行われることが想定される。
<実施形態3(主に請求項3に対応):処理の流れ>
本実施形態3の個人向説明資料個別配布システムの動作方法は、図12に示すように、資料構成要素保持部を有する個人向説明資料端末と、取得した個人向説明資料の全部を前記識別情報と関連付けて保持する個人向説明資料保持部を有する資料配布サーバと、後記する個人向説明資料閲覧部と関連付けられた識別情報を保持する識別情報保持を有する個人閲覧端末とに加えて、汎用計算機および識別情報サーバからなる個人向説明資料個別配布システムの動作方法であって、資料構成要素保持ステップ1201と、選択ステップ1202と、個人向説明資料構成ステップ1203と、説明用閲覧ステップ1204と、閲覧可能部分選択ステップ1205と、アップロードステップ1206と、個人向説明資料取得ステップ1207と、個人向説明資料保持ステップ1208と、閲覧要求受付ステップ1209と、判断ステップ1210と、閲覧可能処理ステップ1211と、識別情報保持ステップ1212と、閲覧要求出力ステップ1213と、個人向説明資料取得ステップ1214と個人向説明資料閲覧ステップ1215とに加えて、個人閲覧端末アプリのダウンロード要求を出力する個人閲覧端末アプリダウンロード要求出力ステップ1219と、前記個人閲覧端末アプリダウンロード要求に応じて個人閲覧端末アプリを取得する個人閲覧端末アプリ取得ステップ1220と、取得した個人閲覧端末アプリによって個人閲覧端末初期状態を構成する初期状態構成ステップ1221と、構成された個人閲覧端末初期状態にて後記する識別情報サーバに識別情報の取得要求である識別情報取得要求を出力する識別情報取得要求出力ステップ1222と、出力された識別情報取得要求に基づいて識別情報を取得する識別情報取得ステップ1223と、取得した識別情報を個人向説明資料閲覧部と関連付けて識別情報保持部に保持させて自身に個人閲覧端末を構成する個人閲覧端末構成ステップ1224とを有する汎用計算機と、識別情報取得要求を取得する識別情報取得要求取得ステップ1225と、前記取得要求があった場合に新規の識別情報を取得する新規識別情報取得ステップ1226と、新規識別情報取得ステップにて取得された新規の識別情報を識別情報取得要求元の汎用計算機に出力する新規識別情報出力ステップ1227と、を有する識別情報サーバとからなる個人向説明資料個別配布システムの動作方法である。
<実施形態3(主に請求項3に対応):ハードウエア構成>
ハードウエア的構成は、図5ないし7に示す個人向説明資料を構成するための資料構成要素を複数保持する資料構成要素保持部を有する個人向説明資料端末0500と、取得した個人向説明資料の全部を前記識別情報と関連付けて保持する個人向説明資料保持部を有する資料配布サーバ0600と、後記する個人向説明資料閲覧部と関連付けられた識別情報を保持する識別情報保持を有する個人閲覧端末0700に加えて、図13に示す汎用計算機1300と図14に示す識別情報サーバ1400からなる。
汎用計算機1300は、CPU1301と、バス1302、不揮発性メモリ(例えばハードディスク、SSD)1303と主メモリ1304とI/O1305などを備えており、個人閲覧端末アプリのダウンロード要求を出力する個人閲覧端末アプリダウンロード要求出力プログラム1324と、前記個人閲覧端末アプリダウンロード要求に応じて個人閲覧端末アプリを取得する個人閲覧端末アプリ取得プログラム1325と、取得した個人閲覧端末アプリによって個人閲覧端末初期状態を構成する初期状態構成プログラム1326と、構成された個人閲覧端末初期状態にて後記する識別情報サーバに識別情報の取得要求である識別情報取得要求を出力する識別情報取得要求出力プログラム1327と、出力された識別情報取得要求に基づいて識別情報を取得する識別情報取得プログラム1328と、取得した識別情報を個人向説明資料閲覧部と関連付けて識別情報保持部に保持させて自身に個人閲覧端末を構成する個人閲覧端末構成プログラム1329と、を有する。そしてCPUがこれらのプログラムを読み出し、メインメモリに格納し、実行する。
識別情報サーバ1400は、CPU1401と、バス1402、不揮発性メモリ(例えばハードディスク、SSD)1403と主メモリ1404とI/O1405などを備えており、識別情報取得要求を取得する識別情報取得要求取得プログラム1430と、前記取得要求があった場合に新規の識別情報を取得する新規識別情報取得プログラム1431と、 新規識別情報取得部にて取得された新規の識別情報を識別情報取得要求元の汎用計算機に出力する新規識別情報出力プログラム1432とを有する。そしてCPUがこれらのプログラムを読み出し、メインメモリに格納し、実行する。
<実施形態3(主に請求項3に対応):効果>
上記したように、この実施形態3に係る個人向説明資料個別配布システムでは、被説明者が個人閲覧端末となるスマートフォン等に個人閲覧端末アプリをインストールする際に、アプリID等の認識情報が付与される。これにより、個人閲覧端末に対して確実に認識番号の付与が行われることになり、個人向説明資料を被説明者以外の第三者のアプリに対して誤送信し、閲覧させ、個人情報が漏洩するといったリスクを回避できる効果を奏する。
<実施形態4(主に請求項4に対応)>
<実施形態4(主に請求項4に対応):概要>
本実施形態に係る個人向説明資料個別配布システムは、実施形態1の個人向説明資料個別配布システムの個人閲覧端末を汎用計算機に構成するためのシステムに関する。
<実施形態4(主に請求項4に対応):構成>
本実施形態の個人向説明資料個別配布システムは、図15に示すように、本実施形態の個人向説明資料個別配布システムは、実施形態1の資料構成要素保持部1501と、選択部1502と、個人向説明資料構成部1503と、説明用閲覧部1504と、閲覧可能部分選択部1505と、アップロード部1506と、を有する個人向説明資料端末1500と、個人向説明資料取得部1507と、個人向説明資料保持部1508と、閲覧要求受付部1509と、判断部1510と、閲覧可能処理部1511と、を有する資料配布サーバ1590と、識別情報保持部1512と、閲覧要求出力部1513と、個人向説明資料取得部1514と、個人向説明資料閲覧部1515と、を有する個人閲覧端末1591に加えて、個人閲覧端末アプリのダウンロード要求を出力する個人閲覧端末アプリダウンロード要求出力部1528と、前記個人閲覧端末アプリダウンロード要求に応じて個人閲覧端末アプリを取得する個人閲覧端末アプリ取得部1529と、取得した個人閲覧端末アプリによって個人閲覧端末初期状態を構成する初期状態構成部1530と、構成された個人閲覧端末初期状態にて後記する識別情報サーバにアクセス許可情報を含む識別情報の取得要求である識別情報取得要求を出力する識別情報取得要求出力部1531と、出力された識別情報取得要求に基づいて識別情報を取得する識別情報取得部1532と、取得した識別情報を個人向説明資料閲覧部と関連付けて識別情報保持部に保持させて自身に個人閲覧端末を構成する個人閲覧端末構成部1533と、を有する汎用計算機1593と、識別情報取得要求を取得する識別情報取得要求取得部1534と、取得した識別情報取得要求に適正なアクセス許可情報が含まれるか判断するアクセス許可判断部1535と、アクセス許可判断部での判断結果が適正なアクセス許可が含まれているとの判断結果である場合に識別情報を取得する新規識別情報取得部1536と、新規識別情報取得部にて取得された新規の識別情報を識別情報取得要求元の汎用計算機に出力する新規識別情報出力部1537と、を有する識別情報サーバ1594と、をさらに有する個人向説明資料個別配布システムである。
<実施形態4:構成の説明>
本実施形態の構成の中で実施形態1にてすでに説明済みのものは説明を省略する。また、汎用計算機(個人閲覧端末)に関しては実施形態3にて説明した個人閲覧端末アプリダウンロード要求出力部、初期状態構成部、識別情報取得部、個人閲覧端末アプリ取得部については同様であるので説明は省略する。以下には、本実施形態4で特徴的な構成に関して説明をする。
<実施形態4 汎用計算機(個人閲覧端末):個人閲覧端末構成部>
「個人閲覧端末構成部」は、前述のようにダウンロードされた実行ファイルを実行することによって汎用計算機上に個人閲覧端末を構成する。実施形態3との相違点は、構成の際にアクセス許可情報を保持させるように構成する点にある。
「アクセス許可情報」とは、識別情報サーバに対して識別情報取得要求を出力して識別情報の取得を要求する際に、確かにアクセス権限があることを示すためのものである。最終的には個人閲覧端末ではいわゆる個人情報が閲覧可能となるためになりすましによって識別情報を付与してしまえば他人に個人情報が漏洩してしまうからである。このような観点からアクセス許可情報は外部に露呈しないように構成することが重要であり、個人閲覧端末の利用者にもその内容が知られないように構成する。
従って、このアクセス許可情報は、個人閲覧端末アプリに内包されて個人閲覧端末アプリを入手した場合にのみ外部出力可能に構成することが好ましい。このように構成すれば、アクセス許可情報は、ダウンロードされたアプリケーションの実行ファイル中に隠ぺいして保持させることが可能となり、取出しが困難であり、コピーすることによるアクセス許可情報の取得を排除することができるので不正な識別情報取得要求を排除することができる。
個人閲覧端末アプリはこのような観点から、個人向説明資料端末を利用した対面での金融商品等の説明時にその被説明者に対して説明者が案内をしてダウンロードできるように計らうのが好ましい。従ってこの対面状態を確保する観点から例えばダウンロードの画面への案内は個人向説明資料端末上に表示される二次元コードなどを汎用計算機で読み取ることによって行うようにすることが好ましい。なお、個人向説明資料端末上にこの二次元コードを表示させる手順については、個人向説明資料端末ないしはこれと同等の機能を有する計算機から実施形態2で説明した個人閲覧端末アプリサーバに対して被説明者を識別する情報である被説明者識別情報を登録し、その登録に応じてユニークな二次元コードを発行して、その二次元コードを個人向説明資料端末上に表示させるという手順をとることが好ましい。なお、被説明者識別情報の個人閲覧端末アプリサーバへの登録と同時に自動的に、その識別情報が識別情報サーバにも登録されるように構成することが好ましい。この被説明者識別情報の登録は順序が逆であっても構わない。逆とは最初に識別情報サーバに被説明者識別情報が登録されて、次に個人閲覧端末アプリサーバに登録される手順であってもよい。
このようにしてユニークに識別される被説明者識別情報をキーとして個人閲覧端末アプリケーションがダウンロードされるので、そのアプリケーションに含まれているアクセス許可情報は、その被説明者識別情報と一対一に対応するユニークな情報にすることができ、そのアプリケーション中に保持されているアクセス許可情報が真正なものであるかに関しては識別情報サーバですでに登録されている被説明者識別情報と比較等することによって確かめることが可能となる。
<実施形態4 汎用計算機(個人閲覧端末):識別情報取得要求出力部>
「識別情報取得要求出力部」は、実施形態3に記載した汎用計算機上に構成される個人閲覧端末のものと基本的な機能は同等であるが、特徴的な点は出力される識別情報取得要求中にアクセス許可情報が含まれている点にある。アクセス許可情報は前述の通り被説明者識別情報と一対一に関連付けられてユニークなものになっているために識別情報の付与権限が識別情報サーバにおいて確認可能となっている。
なお、識別情報取得要求出力のタイミングは、前述の説明者と被説明者が対面しているシーンでなくてもよい。被説明者が対面説明の後に適当な時間に識別情報の要求をするように構成することができる。
このように二段構えで識別情報の付与をするように構成した理由は以下の通りである。まず、説明者が対面時に被説明者を識別する情報を登録する、ないしは面談の事前に登録しておけばそれ自体でユニークな権限を付与可能であるからその被説明者識別情報を利用するだけでアプリケーションに対してユニークな識別情報を別途与える必要がないようにも考えられる。しかし、被説明者識別情報は完全にユニークなものとして存在させる必要があるが、場合によっては同じ被説明者識別情報に関連付けて複数のアプリケーションをダウンロードさせる場合が想定される。例えば被説明者識別情報は、定年退職した父親であるが、その父親の情報を息子や娘にも説明したという場合がある。そして娘や息子と別居しており、父親のアプリケーションを同時に一台の端末で利用できないような場合には、その被説明者識別情報に紐づけて息子や娘にも個人閲覧端末を構成するアプリケーションをダウンロードさせるようにしたい。そのようなばあであってもアプリケーション別に識別情報があることが好ましく、一の被説明者識別情報に複数のアプリケーション固有の識別情報を関連付ける必要性が生じる。このような観点から被説明者識別情報にさらに重ねて識別情報を個人閲覧端末に付与するように構成することが好ましい。なお、この例に即して言えば、父親が自身の汎用計算機に構成した個人閲覧端末には、前述の個人向説明資料端末同様に二次元コードを表示させる機能を備えて、息子や娘が個人閲覧端末構成用のアプリケーションをダウンロードできるように構成することが考えられる。また、この二次元コードの表示には少なくともパスワードやIDの入力をして個人閲覧端末にて認証を行ってからのみ表示させるように構成することが好ましい。
なお、以上ではアクセス許可情報を被説明者と関連付けたユニークな情報として説明したが、これに限定されるわけでなく、例えばアプリケーションのダウンロードに関連付けてユニークな情報として処理するように構成することもできる。アプリケーションのダウンロードに関連付けたユニークな情報とは、例えばダウンロード要求開始時刻と、そのダウンロードを要求した端末のMACアドレスや、ダウンロードの要求の原因となった個人向説明資料端末の二次元コードに自動的に付与される乱数などである。
なお、以上ではアクセス許可情報をユニークな情報として処理する手順等を説明したが、場合によってはアクセス許可情報を同種のアプリケーションの全体に共通の識別情報とすることも考えられる。正当なアプリケーションであることが識別情報の要求に際して判断できれば十分とする設計思想もあり得るからである。
<実施形態4:構成の説明 識別情報サーバ:識別情報取得要求取得部>
「識別情報取得要求取得部」1534は、識別情報取得要求を取得する。本項性に関しては実施形態3にて説明済みであるので詳細説明は省略する。
<実施形態4:構成の説明 識別情報サーバ:アクセス許可判断部>
「アクセス許可判断部」1535は、取得した識別情報取得要求に適正なアクセス許可情報が含まれるか判断する。実施形態3との相違点は、実施形態3ではアクセス許可判断部の有無は問わないが、本実施形態では必須の構成とした点にある。典型的にはすでに説明したように被説明者のユニークな情報と紐づけられているアクセス許可情報であるか判断することによって真正なアクセス許可情報であるか判断できる。また被説明者のユニークな情報と紐づけられているわけではないが、アプリケーションダウンロードに関連付けてアプリケーションを構成する実行ファイルに含ませたユニークな情報であるかを判断することによっても真正性が判断できる。もちろん識別情報サーバは、これらアクセス許可情報が真正であるか判断するための情報を個人閲覧端末アプリサーバ等から取得して準備しておく必要がある。あるいはアクセス許可情報の真正性の判断が必要となった際に個人閲覧端末アプリサーバや、場合によって個人向説明資料端末あるいはこれと同等の機能を有する計算機や、資料配布サーバから都度取得するように構成することも考えられる。
<実施形態4:構成の説明 識別情報サーバ:新規識別情報取得部>
「新規識別情報取得部」1536は、アクセス許可判断部での判断結果が適正なアクセス許可が含まれているとの判断結果である場合に識別情報を取得する。
例えば、汎用計算機から送信された個人閲覧端末アプリ自体の識別情報が識別情報サーバに保持された個人閲覧端末アプリ識別情報と一致した場合に、適正なアクセス許可が含まれていると判断され、この被説明者の汎用計算機に対して新たに識別情報が付与される、といったことが想定される。識別情報はユニークな値であり、さらに第三者によって予想されたり、作られたりしないことが重要である。ユニークな値とするために所定のルールに従って冗長化した情報としたり、値の並び順にルールをもった多数桁数の情報とすることが考えられる。また、その識別情報によって閲覧可能とされる個人向説明資料や、その被説明者の登録された属性情報などを要約関数で要約した値を利用することも考えられる。
<実施形態4:構成の説明 識別情報サーバ:新規識別情報出力部>
「新規識別情報出力部」1537は、新規識別情報取得部にて取得された新規の識別情報を識別情報取得要求元の汎用計算機に出力する。
これはウエブ等を介して行われることが想定される。
<実施形態4(主に請求項4に対応):処理の流れ>
本実施形態4の個人向説明資料個別配布システムの動作方法は、図16に示すように、資料構成要素保持部を有する個人向説明資料端末と、取得した個人向説明資料の全部を前記識別情報と関連付けて保持する個人向説明資料保持部を有する資料配布サーバと、後記する個人向説明資料閲覧部と関連付けられた識別情報を保持する識別情報保持を有する個人閲覧端末とに加えて、汎用計算機および識別情報サーバからなる個人向説明資料個別配布システムの動作方法であって、資料構成要素保持ステップ1601と、選択ステップ1602と、個人向説明資料構成ステップ1603と、説明用閲覧ステップ1604と、閲覧可能部分選択ステップ1605と、アップロードステップ1606と、個人向説明資料取得ステップ1607と、個人向説明資料保持ステップ1608と、閲覧要求受付ステップ1609と、判断ステップ1610と、閲覧可能処理ステップ1611と、識別情報保持ステップ1612と、閲覧要求出力ステップ1613と、個人向説明資料取得ステップ1614と個人向説明資料閲覧ステップ1615とに加えて、個人閲覧端末アプリのダウンロード要求を出力する個人閲覧端末アプリダウンロード要求出力ステップ1628と、前記個人閲覧端末アプリダウンロード要求に応じて個人閲覧端末アプリを取得する個人閲覧端末アプリ取得ステップ1629と、取得した個人閲覧端末アプリによって個人閲覧端末初期状態を構成する初期状態構成ステップ1630と、構成された個人閲覧端末初期状態にて後記する識別情報サーバにアクセス許可情報を含む識別情報の取得要求である識別情報取得要求を出力する識別情報取得要求出力ステップ1631と、出力された識別情報取得要求に基づいて識別情報を取得する識別情報取得ステップ1632と、取得した識別情報を個人向説明資料閲覧部と関連付けて識別情報保持部に保持させて自身に個人閲覧端末を構成する個人閲覧端末構成ステップ1633と、を有する汎用計算機と、識別情報取得要求を取得する識別情報取得要求取得ステップ1634と、取得した識別情報取得要求に適正なアクセス許可情報が含まれるか判断するアクセス許可判断部ステップ1635 と、アクセス許可判断部での判断結果が適正なアクセス許可が含まれているとの判断結果である場合に識別情報を取得する新規識別情報取得ステップ1636と、新規識別情報取得部にて取得された新規の識別情報を識別情報取得要求元の汎用計算機に出力する新規識別情報出力ステップ1637と、を有する識別情報サーバとをさらに有する個人向説明資料個別配布システムの動作方法である。
<実施形態4(主に請求項4に対応):ハードウエア構成>
ハードウエア的構成は、図5ないし7に示すように、個人向説明資料を構成するための資料構成要素を複数保持する資料構成要素保持部を有する個人向説明資料端末0500と、取得した個人向説明資料の全部を前記識別情報と関連付けて保持する個人向説明資料保持部を有する資料配布サーバ0600と、後記する個人向説明資料閲覧部と関連付けられた識別情報を保持する識別情報保持を有する個人閲覧端末0700に加えて、図17に示す汎用計算機1700と図18に示す識別情報サーバ1800からなる。
汎用計算機1700は、CPU1701と、バス1702、不揮発性メモリ(例えばハードディスク、SSD)1703と主メモリ1704とI/O1705などを備えており、個人閲覧端末アプリのダウンロード要求を出力する個人閲覧端末アプリダウンロード要求出力プログラム1733と、前記個人閲覧端末アプリダウンロード要求に応じて個人閲覧端末アプリを取得する個人閲覧端末アプリ取得プログラム1734と、取得した個人閲覧端末アプリによって個人閲覧端末初期状態を構成する初期状態構成プログラム1735と、構成された個人閲覧端末初期状態にて後記する識別情報サーバにアクセス許可情報を含む識別情報の取得要求である識別情報取得要求を出力する識別情報取得要求出力プログラム 1736と、出力された識別情報取得要求に基づいて識別情報を取得する識別情報取得プログラム 1737と、取得した識別情報を個人向説明資料閲覧部と関連付けて識別情報保持部に保持させて自身に個人閲覧端末を構成する個人閲覧端末構成プログラム1738と、を有する。そしてCPUがこれらのプログラムを読み出し、メインメモリに格納し、実行する。
識別情報サーバ1800は、CPU1801と、バス1802、不揮発性メモリ(例えばハードディスク、SSD)1803と主メモリ1804とI/O1805などを備えており、識別情報取得要求を取得する識別情報取得要求取得プログラム1839と、取得した識別情報取得要求に適正なアクセス許可情報が含まれるか判断するアクセス許可判断プログラム1840と、アクセス許可判断部での判断結果が適正なアクセス許可が含まれているとの判断結果である場合に識別情報を取得する新規識別情報取得プログラム1841と、新規識別情報取得部にて取得された新規の識別情報を識別情報取得要求元の汎用計算機に出力する新規識別情報出力プログラム1842と、を有する。そしてCPUがこれらのプログラムを読み出し、メインメモリに格納し、実行する。
<実施形態4(主に請求項4に対応):効果>
上記したように、この実施形態4に係る個人向説明資料個別配布システムでは、個人閲覧端末の構成時に汎用計算機(利用者の端末)からアクセス許可情報を取得して汎用計算機が権限を有することをチェックする。これにより、不正なアクセスにより個人情報が第三者に漏洩することをより確実に阻止する効果を奏する。
<実施形態5(主に請求項5に対応)>
<実施形態5(主に請求項5に対応):概要>
本実施形態に係る個人向説明資料個別配布システムは、実施形態1の個人向説明資料個別配布システムに加え、前記個人閲覧端末に、保持されている識別情報を表示するための識別情報表示部をさらに有する個人向説明資料個別配布システムである。前述したように識別情報は外部に漏洩することを防止するために原則的には表示されるように構成することは好ましくないが、個人情報の所有者である個人閲覧端末の所有者が了解する場合には識別情報を第三者に引き渡して、自身に対する個人向説明資料を第三者に閲覧させることが出来るように構成することも考えられる。この場合想定される第三者とは、やはりその個人が自身の個人情報を開示してでも閲覧させることに意味を感じうるものであり、例えば金融、保険、などのプロフェッショナルが考えられる。一例としては、相続の相談のため、あるいは老後の人生設計のため、あるいは子供たちの教育のためなどを理由としてプロフェッショナルに相談するような場面が想定される。
<実施形態5(主に請求項5に対応):構成>
本実施形態の個人向説明資料個別配布システムは、図19に示すように、実施形態1の資料構成要素保持部1901と、選択部1902と、個人向説明資料構成部1903と、説明用閲覧部1904と、閲覧可能部分選択部1905と、アップロード部1906と、を有する個人向説明資料端末1900と、個人向説明資料取得部1907と、個人向説明資料保持部1908と、閲覧要求受付部1909と、判断部1910と、閲覧可能処理部1911と、を有する資料配布サーバ1990と、識別情報保持部1912と、閲覧要求出力部1913と、個人向説明資料取得部1914と、個人向説明資料閲覧部1915と、を有する個人閲覧端末1991に加えて、前記個人閲覧端末は、保持されている識別情報を表示するための識別情報表示部1938をさらに有する個人向説明資料個別配布システムである。
<実施形態5:構成の説明>
<実施形態5:構成の説明 個人閲覧端末:識別情報表示部>
「識別情報表示部」1938は、保持されている識別情報を表示する。
識別情報は保持されている識別情報であるが、これに付加的な情報が加えられたものであってもよい。例えば、個人閲覧端末に保持されている識別情報に枝番を加えた情報、保持されている識別情報にその閲覧要求をしてきた端末の固有識別情報(例えばMACアドレス)を加えた情報、などが考えられる。資料配布サーバで、原始的に識別情報を配布した被説明者が閲覧にアクセスしたのか、被説明者から許可を得た第三者がアクセスしたのか識別できるからである。このようにオリジナルの識別情報に付加情報を加えた情報でアクセスがあった場合には、その例外的な閲覧要求の処理前に事前にその付加情報付識別情報を利用したものの属性などを登録するように資料配布サーバないしはこれと協働するサーバなどに記録、登録されるように構成することが考えられる。なお、情報の内容として閲覧端末に保持されている識別情報が含まれている限り、その識別情報の表示形式は問わない。例えば表示形式としてQRコード(登録商標)、バーコード、三次元コードなど各種の表示形式が考えられる。なお、識別情報の性質からして無線での識別情報の出力は除かれることが好ましい。ただし、NFCは、面接している当事者以外に漏洩する可能性が低いのでこれを採用することは考えられる。この場合NFCを介して出力された識別情報が送付先の端末にて表示される場合には、このNFCも本実施形態における識別情報表示部に該当する者とする。なお、NFCは、Near Field Communicationの略称で、13.56MHzの周波数を利用する通信距離10cm程度の近距離無線通信技術をいい、 非接触ICカードの通信および機器間相互通信が可能で、機器を近づけることで通信を行う「かざす」動作をきっかけにした通信手段である。
この識別情報表示部により、被説明者は自身の識別情報を個人閲覧端末の画面上確認することができ、これを例えば金融機関に対して表示し、金融機関の情報端末において個人向説明資料を共有するといったように使用することが可能となる。この場合、金融機関の情報端末においてダウンロードした個人閲覧端末アプリに表示された識別情報(アプリID)を用いて個人向説明資料を閲覧する、あるいは金融機関の情報閲覧端末において、最初に個人向説明資料を説明した説明者の会社のウエブページなどにアクセスする際のログインIDとして識別情報を用いてログインし、個人閲覧端末アプリをダウンロードせずに個人向説明資料を閲覧する等の利用を行うことが想定されるが、これに限らない。
<実施形態5(主に請求項5に対応):処理の流れ>
本実施形態5の個人向説明資料個別配布システムの動作方法は、図20に示すように、資料構成要素保持部を有する個人向説明資料端末と、取得した個人向説明資料の全部を前記識別情報と関連付けて保持する個人向説明資料保持部を有する資料配布サーバと、後記する個人向説明資料閲覧部と関連付けられた識別情報を保持する識別情報保持を有する個人閲覧端末とからなる個人向説明資料個別配布システムの動作方法であって、識別情報保持ステップ2012に加えて、前記個人閲覧端末は、保持されている識別情報を表示するための識別情報表示ステップ2038を有する。
<実施形態5(主に請求項5に対応):ハードウエア構成>
ハードウエア的構成は、図5ないし6に示すように、個人向説明資料を構成するための資料構成要素を複数保持する資料構成要素保持部を有する個人向説明資料端末0500と、取得した個人向説明資料の全部を前記識別情報と関連付けて保持する個人向説明資料保持部を有する資料配布サーバ0600と、図21に示すように後記する個人向説明資料閲覧部と関連付けられた識別情報を保持する識別情報保持を有する個人閲覧端末2100からなる。
個人閲覧端末2100は、CPU2101と、バス2102、不揮発性メモリ(例えばハードディスク、SSD)2103と主メモリ2104とI/O2105などを備えており、識別情報保持プログラム2117と、閲覧要求出力プログラム2118と、個人向説明資料取得プログラム2119と、個人向説明資料閲覧プログラム2120と、保持されている識別情報を表示するための識別情報表示プログラム2143を保持している。そしてCPUがこれらのプログラムを読み出し、メインメモリに格納し、実行する。
<実施形態5(主に請求項5に対応):効果>
上記したように、この実施形態5に係る個人向説明資料個別配布システムでは、被説明者は自身の識別情報を個人閲覧端末の画面上確認することができ、これを例えば金融機関に対して表示し、金融機関の情報端末において、ダウンロードした個人閲覧端末アプリに表示された識別情報(アプリID)を用いて、あるいは個人向説明資料を閲覧する、あるいは説明者の会社のウエブページにアクセスする際のログインIDとして前記アプリIDを用いてログインする等により、個人閲覧端末アプリをダウンロードせずに個人向説明資料を閲覧する等の利用を行うこと等が可能となる。
<実施形態6(主に請求項6に対応)>
<実施形態6(主に請求項6に対応):概要>
本実施形態に係る個人向説明資料個別配布システムでは、被説明者は、アクセス許可情報であるQRコード(登録商標)を個人向説明資料端末の表示画面から取得してアクセス許可のための認証を行い、個人向説明資料を閲覧することが可能となる。ただし、実施形態1等に示したアプリID等の識別番号により認証されるルートも許容するシステムである場合でもよい。
<実施形態6(主に請求項6に対応):構成>
本実施形態の個人向説明資料個別配布システムは、図22に示すように、実施形態1の資料構成要素保持部2201と、選択部2202と、個人向説明資料構成部2203と、説明用閲覧部2204と、閲覧可能部分選択部2205と、アップロード部2206と、を有する個人向説明資料端末2200と、個人向説明資料取得部2207と、個人向説明資料保持部2208と、閲覧要求受付部2209と、判断部2210と、閲覧可能処理部2211と、を有する資料配布サーバ2290とに加えて、個人向説明資料端末は、個人向説明資料の少なくとも一部を個人向説明資料閲覧部と関連付けられた識別情報である二次元コードを用いてアクセス可能になるように個人向説明資料の全部を資料配布サーバにアップロードするための二次元コードアップロード部2239と、二次元コードアップロード部のアップロードに応じて資料配布サーバから配布資料への個人閲覧端末からのアクセスをするためのアクセス許可情報を取得するアクセス許可情報取得部2240と、取得したアクセス許可情報を二次元コードで表示するための二次元コード表示部2241と、を有し、資料配布サーバは、二次元コードアップロード部からアップロードされた個人向説明資料の前記選択部分をアクセス許可情報に基づいて閲覧可能に処理する閲覧可能処理部にて閲覧可能に保持する二次元コード個人向説明資料保持部2242と、二次元コード個人向説明資料保持部に保持されている個人向説明資料の前記選択部分を閲覧可能処理部を介して閲覧可能とするためアクセス許可情報を取得するアクセス許可情報取得部2243と、取得したクセス情報を個人向説明資料端末に送信するアクセス許可情報送信部2244と、アクセス許可情報と関連付けて個人向説明資料の閲覧要求を個人閲覧端末から受付ける二次元コード閲覧要求受付部2245と、受付けたアクセス許可情報を送信されたアクセス許可情報に基づいて適正か判断する二次元コード判断部2246と、二次元コード判断部での判断結果が適正であるとの判断結果である場合に保持されている個人向説明資料の前記選択部分を閲覧可能処理部にて閲覧可能に処理する制御部2247と、を有し、個人閲覧端末に代えて、二次元コード表示部にて表示される二次元コードを読み取る二次元コード読取部2248と、読取られた二次元コードに基づいてアクセス許可情報を取得するアクセス許可情報取得部2249と、取得したアクセス許可情報に基づいて資料配布サーバにアクセスするアクセス部2250と、保持されているアクセス許可情報と関連付けて閲覧要求を資料配布サーバに対して出力する閲覧要求出力部2251と、出力した閲覧要求に応じて個人向説明資料の前記選択部分を取得する個人向説明資料取得部と2252と、取得した個人向説明資料の前記選択部分を閲覧するための個人向説明資料閲覧部2253と、を有する二次元コード個人閲覧端末2295を有する個人向説明資料個別配布システムである。
<実施形態6:構成の説明>
<実施形態6:構成の説明 個人向説明資料端末:二次元コードアップロード部>
「二次元コードアップロード部」2239は、個人向説明資料の少なくとも一部であって個人向説明資料端末にて選択された部分を個人向説明資料閲覧部と関連付けられた識別情報である二次元コードを用いてアクセス可能になるように個人向説明資料の全部を資料配布サーバにアップロードする。特徴点の一つは、実施形態1にも共通するが、アップロードするのは個人向説明資料の全部である点である。このようにすることで同じ説明を繰り返して同じ被説明者にする場合には個人向説明資料を再構成しなくてもよいからである。つまり、この個人向説明資料の全体は個人向説明資料端末に対しては全体がダウンロード又は閲覧可能に構成される。なお、実施形態1でも共通であるが、アップロードする個人向説明資料は、その個人向説明資料を構成している資料構成要素そのものであってもよいし、資料構成要素の識別情報である資料構成要素識別情報のみであってもよい。本願の全ての実施形態において、個人向説明資料端末から資料配布サーバにアップロードされる選択された個人向説明資料とは、このように資料構成要素識別情報である場合を含むものである。
また「二次元コードを用いてアクセス可能となる」とは、一般的に二次元コード個人閲覧端末が個人向説明資料端末から読み取った二次元コードを情報処理して資料配布サーバの個人向説明資料にアクセス、閲覧を可能とするようにする、ことを意味する。従って、二次元コード個人閲覧端末内では、二次元コードは情報処理されて主にインターネットを介して個人向説明資料を閲覧するための情報に処理される。その処理結果は、個人閲覧端末のディスプレイ等に表示するように構成してもよいが、ディスプレイには表示させないでアクセスの受付画面だけを表示するように構成することが好ましい。
そして、資料配布サーバにアップロードされる情報には、後に二次元コード個人閲覧端末に読み取らせる前記二次元コードを情報処理した結果に基づいて行われるアクセスに対してこれを許容するように資料配布サーバ内で処理されるための情報である。前述のように二次元コードが二次元コード個人閲覧端末内で情報処理される場合には、代表的にはユニーク情報として識別情報が含まれるので、そのユニークな識別情報の真正性を確認できる情報を資料配布サーバにアップロードすることとなる。また、二次元コード個人閲覧端末にて閲覧可能な個人向説明資料の選択部分に関する情報は、二次元コード個人向説明資料端末から個人向説明資料の全体をアップロードする際にそれぞれの選択部分ないしは非選択部分を識別できるように選択識別子が資料構成要素に関連付けられていてもよいし、アップロードされる個人向説明資料の全体には選択識別子が関連付けられず、二次元コード個人閲覧端末が資料配布サーバや資料配布サーバに保持されている個人向説明資料にアクセス際に二次元コードを処理した結果として資料構成要素の選択、非選択を示す選択識別情報が送信されるように構成されていてもよい。このように構成することで、個人向説明資料の選択された資料構成要素を個人閲覧端末に二次元コードを読み取らせる毎に変更することができる。つまり個人向説明資料端末では、個人向説明資料の資料配布サーバへのアップロードは1回で、個人閲覧端末に提示する二次元コードの提示毎に個人向説明資料の選択個所を変更することができる。これは、シーンとしては個人向説明資料端末での同じ個人(被説明者)への説明毎に後ほどのその者に閲覧させる資料構成要素(具体的には資料のページが代表例)の選択を変更することで行われる。一般的には、閲覧させる情報量を増やす方向に利用される機能である。
二次元コードを用いてアクセス可能にアップロードする、とは、二次元コードに情報として、例えばURLやパスワードを含み、これを個人向説明資料に関連付けられたそれらと照合することによりアクセス可能とするようにアップロードすること、すなわち個人向説明資料にこれらの二次元コード上の情報を関連付けてアップロードすること等を指すが、二次元コードを1回的な方法で個人向説明資料を唯一に識別するよう作成されたものであっても差支え無く、方法を問わない。
<実施形態6:構成の説明 個人向説明資料端末:アクセス許可情報取得部>
「アクセス許可情報取得部」2240は、二次元コードアップロード部のアップロードに応じて資料配布サーバから配布資料への個人閲覧端末からのアクセスをするためのアクセス許可情報を取得する。
アクセス許可情報とは、前述のように二次元コードに情報に含まれるURLやパスワード等を指す。
<実施形態6:構成の説明 個人向説明資料端末:二次元コード表示部>
「二次元コード表示部」2241は、取得したアクセス許可情報を二次元コードで表示する。
個人向資料端末は、アクセス許可情報を化体した二次元コードを画面に表示する。これにより、被説明者は自身のスマートフォン等の個人閲覧端末において二次元コードリーダー等を用いてこれを読み取ることが可能となる。
<実施形態6:構成の説明 資料配布サーバ:二次元コード個人向説明資料保持部>
「二次元コード個人向説明資料保持部」2242は、資料配布サーバにおいて、二次元コードアップロード部からアップロードされた個人向説明資料の前記選択部分をアクセス許可情報に基づいて閲覧可能に処理する閲覧可能処理部にて閲覧可能に保持する。なお、資料配布サーバは、複数の企業にわたって資料配布を外注処理するプラットフォームであってもよい。この場合には、アクセス許可情報に基づいて資料を配布するが、アクセス許可情報のなかに企業識別情報が含まれるように構成する。この企業識別情報は、資料の配布に伴って付加的にあるいは本質的に行われるサービスを選択するために利用されるように構成することが考えられる。例えば、付加的な情報サービスや、コンテンツの配信などである。また資料の配布に伴って、つまり資料の閲覧に伴って所定の権限を示す情報である所定権限情報を個人閲覧端末に送信するように構成することもできる。これらの付加的サービスは企業識別情報を利用することで資料配布サーバないしはこれと連携するサーバから選択されて個人閲覧端末に提供される。さらには、一の被説明者である利用者が、複数の企業にわたって横断的にこの資料配布サーバからサービスを享受することも考えられる。各企業が配布する資料のコンテンツが複数の企業間で連携し、新たな一の資料を構成したり、あるいは配布された個人向説明資料の内容に変化や変更や新たな情報が付加されるように構成することもできる。このように企業間の配布資料である個人向説明資料が連携する場合には個人向説明資料に連携識別情報を関連付けて置き、その被説明者が連携関係にある企業からともに配布資料である個人向説明資料の閲覧をした場合にいは、連携機能が働いて新資料の配布や、すでに配布済みの資料である個人向説明資料のコンテンツに変更、追加、削除処理をするように資料配布サーバが機能するように構成する。このような機能を実行する部としては、個人向説明資料連携処理部を資料配布サーバが有することが好ましい。
<実施形態6:構成の説明 アクセス許可情報取得部>
「アクセス許可情報取得部」2243は、二次元コード個人向説明資料保持部に保持されている個人向説明資料の前記選択部分を閲覧可能処理部を介して閲覧可能とするためアクセス許可情報を取得する。アクセス許可情報は二次元コード個人閲覧端末を起源として送信されたものである。アクセス許可情報に関してはすでに説明済みなので説明はおおむね省略する。ただし、二次元コードの生成が個人向説明資料端末で行われる際に時刻情報(例えば年月日)などを二次元コードに内包させ、資料配布サーバでは、その時刻情報に基づいて閲覧をコントロールするように構成することもできる。閲覧のコントロールとは、閲覧時間長の制限や、ダウンロードの制限(時間が長時間経過後はダウンロード不可とするなど)などをすることが考えられる。
<実施形態6:構成の説明 資料配布サーバ:アクセス許可情報送信部>
「アクセス許可情報送信部」2244は、取得したアクセス許可情報を個人向説明資料端末に送信する。
これにより、個人向説明資料端末において当該個人向説明資料に対するアクセス許可情報を二次元コードに化体することが可能となる。
<実施形態6:構成の説明 資料配布サーバ:二次元コード閲覧要求受付部>
「二次元コード閲覧要求受付部」2245は、アクセス許可情報と関連付けて個人向説明資料の閲覧要求を個人閲覧端末から受付ける。
このアクセス許可情報は、個人閲覧端末において個人向説明資料端末の画面から読み取られた二次元コードの形式、あるいはこれに関連づけられている情報である。
<実施形態6:構成の説明 資料配布サーバ:二次元コード判断部>
「二次元コード判断部」2246は、受付けたアクセス許可情報を送信されたアクセス許可情報に基づいて適正か判断する。
送信されたアクセス許可情報とは、前述の、個人向説明資料端末に対して送信した、当該個人向説明資料の閲覧対象者(被説明者が想定されるが、これに限らない)に関する情報を含む、あるいは個人向説明資料を唯一に識別する情報を含む二次元コード上の情報であることが想定される。これが、個人閲覧端末より送信された二次元コード上の情報と同一であるかについて認証を行い、判断を行う。
<実施形態6:構成の説明 資料配布サーバ:制御部>
「制御部」2247は、二次元コード判断部での判断結果が適正であるとの判断結果である場合に保持されている個人向説明資料の前記選択部分を閲覧可能処理部にて閲覧可能に処理する。
これは、アクセス許可情報の認証の結果、適正なアクセスであると判断された場合に、閲覧可能個人向説明資料をウエブ等を介して個人閲覧端末に対して送信すること等により行われる。
<実施形態6:構成の説明 二次元コード個人閲覧端末:二次元コード読取部>
「二次元コード読取部」2248は、二次元コード個人閲覧端末において、二次元コード表示部にて表示される二次元コードを読み取る。
これは、個人向説明資料端末画面に説明者の操作により表示された二次元コードを、被説明者が個人閲覧端末の二次元コードリーダー等を用いて読み取ることにより行われる。なお、二次元コード個人閲覧端末は、アプリID等を示す識別情報を別途保持していても良いが、保持していなくても差支え無い。
<実施形態6:構成の説明 二次元コード個人閲覧端末:アクセス許可情報取得部>
「アクセス許可情報取得部」2249は、二次元コード表示部にて表示される二次元コードを読み取る二次元コード読取部と、読取られた二次元コードに基づいてアクセス許可情報を取得する。
<実施形態6:構成の説明 二次元コード個人閲覧端末:アクセス部>
「アクセス部」2250は、取得したアクセス許可情報に基づいて資料配布サーバにアクセスする。
これは、アクセス許可情報を最低限含む個人向説明資料の閲覧要求を個人閲覧端末から資料配布サーバに対して送信することにより行われる。これに基づいて、例えば資料配布サーバの閲覧可能処理部が個人向説明資料選択部分を二次元コード個人閲覧端末に対して送信し、二次元コード個人閲覧端末内の個人向説明資料取得部においてこれを取得し、個人向説明資料閲覧部において閲覧することが可能になる。閲覧を可能にする方法は、個人向説明資料のダウンロードでも良いし、ウエブを利用した閲覧でもよい。あるいは両者が可能となっていてもよい。さらにダウンロードさせる場合には、閲覧のためにパスワードなどを設定できるようにその個人向説明資料を構成するファイル中に機能が盛り込まれていてもよい。また、ダウンロードされた資料の転送やコピーを禁止できるような機能が同じファイル内に保持されていてもよい。
<実施形態6:構成の説明 二次元コード個人閲覧端末:閲覧要求出力部>
「閲覧要求出力部」2251は、保持されているアクセス許可情報と関連付けて閲覧要求を資料配布サーバに対して出力する。
<実施形態6:構成の説明 二次元コード個人閲覧端末:個人向説明資料取得部>
「個人向説明資料取得部」2252は、出力した閲覧要求に応じて個人向説明資料の前記選択部分を取得する。
<実施形態6:構成の説明 二次元コード個人閲覧端末:個人向説明資料閲覧部>
「個人向説明資料閲覧部」2253は、取得した個人向説明資料の前記選択部分を閲覧させる。
<実施形態6(主に請求項6に対応):処理の流れ>
本実施形態6の個人向説明資料個別配布システムの動作方法は、図23に示すように、資料構成要素保持部を有する個人向説明資料端末と、取得した個人向説明資料の全部を前記識別情報と関連付けて保持する個人向説明資料保持部を有する資料配布サーバと、後記する、二次元コード個人閲覧端末とからなる個人向説明資料個別配布システムの動作方法であって、資料構成要素保持ステップ2301と、選択ステップ2302と、個人向説明資料構成ステップ2303と、説明用閲覧ステップ2304と、閲覧可能部分選択ステップ2305と、アップロードステップ2306と、個人向説明資料取得ステップ2307と、個人向説明資料保持ステップ2308と、閲覧要求受付ステップ2309と、判断ステップ2310と、閲覧可能処理ステップ2311と、識別情報保持ステップ2312と、閲覧要求出力ステップ2313と、個人向説明資料取得ステップ2314と個人向説明資料閲覧ステップ2315とに加えて、個人向説明資料端末は、個人向説明資料の少なくとも一部を個人向説明資料閲覧部と関連付けられた識別情報である二次元コードを用いてアクセス可能になるように個人向説明資料の全部を資料配布サーバにアップロードするための二次元コードアップロードステップ2339と、二次元コードアップロード部のアップロードに応じて資料配布サーバから配布資料への個人閲覧端末からのアクセスをするためのアクセス許可情報を取得するアクセス許可情報取得ステップと2340と、取得したアクセス許可情報を二次元コードで表示するための二次元コード表示ステップ2341と、を有し、資料配布サーバは、二次元コードアップロード部からアップロードされた個人向説明資料の前記選択部分をアクセス許可情報に基づいて閲覧可能に処理する閲覧可能処理部にて閲覧可能に保持する二次元コード個人向説明資料保持ステップ2342と、二次元コード個人向説明資料保持部に保持されている個人向説明資料の前記選択部分を閲覧可能処理部を介して閲覧可能とするためアクセス許可情報を取得するアクセス許可情報取得ステップ2343と、取得したクセス情報を個人向説明資料端末に送信するアクセス許可情報送信ステップ2344と、アクセス許可情報と関連付けて個人向説明資料の閲覧要求を個人閲覧端末から受付ける二次元コード閲覧要求受付ステップ2345と、受付けたアクセス許可情報を送信されたアクセス許可情報に基づいて適正か判断する二次元コード判断2346と、二次元コード判断部での判断結果が適正であるとの判断結果である場合に保持されている個人向説明資料の前記選択部分を閲覧可能処理部にて閲覧可能に処理する制御ステップ2347と、を有し、個人閲覧端末に代えて、二次元コード表示部にて表示される二次元コードを読み取る二次元コード読取ステップ2348と、読取られた二次元コードに基づいてアクセス許可情報を取得するアクセス許可情報取得ステップ2349と、取得したアクセス許可情報に基づいて資料配布サーバにアクセスするアクセスステップ2350と、保持されているアクセス許可情報と関連付けて閲覧要求を資料配布サーバに対して出力する閲覧要求出力ステップ2251と、出力した閲覧要求に応じて個人向説明資料の前記選択部分を取得する個人向説明資料取得ステップと2252と、取得した個人向説明資料の前記選択部分を閲覧するための個人向説明資料閲覧ステップ2253と、を有する二次元コード個人閲覧端末を有する個人向説明資料個別配布システムの動作方法である。
<実施形態6(主に請求項6に対応):ハードウエア構成>
ハードウエア的構成は、図24ないし26に示すように、個人向説明資料を構成するための資料構成要素を複数保持する資料構成要素保持部を有する個人向説明資料端末2400と、取得した個人向説明資料の全部を前記識別情報と関連付けて保持する個人向説明資料保持部を有する資料配布サーバ2500と、後記する二次元コード個人閲覧端末2600からなる。
個人向説明資料端末2400はCPU2401と、バス2402、不揮発性メモリ(例えばハードディスク、SSD)2403と主メモリ2404とI/O2405などを備えており、資料構成要素保持プログラム2406と、選択プログラム2407と、個人向説明資料構成ブログラム2408と、説明用閲覧プログラム2409と、閲覧可能部分選択プログラム2410と、アップロードプログラム2411と、個人向説明資料の少なくとも一部を個人向説明資料閲覧部と関連付けられた識別情報である二次元コードを用いてアクセス可能になるように個人向説明資料の全部を資料配布サーバにアップロードするための二次元コードアップロードプログラム2444と、二次元コードアップロード部のアップロードに応じて資料配布サーバから配布資料への個人閲覧端末からのアクセスをするためのアクセス許可情報を取得するアクセス許可情報取得プログラム2445と、取得したアクセス許可情報を二次元コードで表示するための二次元コード表示プログラム2446とを保持している。そしてCPUがこれらのプログラムを読み出し、メインメモリに格納し、実行する。
資料配布サーバ2500はCPU2501と、バス2502、不揮発性メモリ(例えばハードディスク、SSD)2503と主メモリ2504とI/O2505などを備えており、個人向説明資料取得プログラム2512と、個人向説明資料保持プログラム2513と、閲覧要求受付プログラム0514と、判断プログラム2515と、閲覧可能処理プログラム2516と、二次元コードアップロード部からアップロードされた個人向説明資料の前記選択部分をアクセス許可情報に基づいて閲覧可能に処理する閲覧可能処理部にて閲覧可能に保持する二次元コード個人向説明資料保持プログラム2547と、二次元コード個人向説明資料保持部に保持されている個人向説明資料の前記選択部分を閲覧可能処理部を介して閲覧可能とするためアクセス許可情報を取得するアクセス許可情報取得プログラム2548と、取得したクセス情報を個人向説明資料端末に送信するアクセス許可情報送信プログラム2549と、アクセス許可情報と関連付けて個人向説明資料の閲覧要求を個人閲覧端末から受付ける二次元コード閲覧要求受付プログラム2550と、受付けたアクセス許可情報を送信されたアクセス許可情報に基づいて適正か判断する二次元コード判断プログラム2551と、二次元コード判断部での判断結果が適正であるとの判断結果である場合に保持されている個人向説明資料の前記選択部分を閲覧可能処理部にて閲覧可能に処理する制御プログラム2552と、を保持している。そしてCPUがこれらのプログラムを読み出し、メインメモリに格納し、実行する。
二次元コード個人閲覧端末2600は、CPU2601と、バス2602、不揮発性メモリ(例えばハードディスク、SSD)2603と主メモリ2604とI/O2605などを備えており、二次元コード表示部にて表示される二次元コードを読み取る二次元コード読取プログラム2653と、読取られた二次元コードに基づいてアクセス許可情報を取得するアクセス許可情報取得プログラム2654と、取得したアクセス許可情報に基づいて資料配布サーバにアクセスするアクセスプログラム2655と、保持されているアクセス許可情報と関連付けて閲覧要求を資料配布サーバに対して出力する閲覧要求出力プログラム2256と、出力した閲覧要求に応じて個人向説明資料の前記選択部分を取得する個人向説明資料取得プログラムと2257と、取得した個人向説明資料の前記選択部分を閲覧するための個人向説明資料閲覧プログラム2258と、を保持している。そしてCPUがこれらのプログラムを読み出し、メインメモリに格納し、実行する。
<実施形態6(主に請求項6に対応):効果>
上記したように、この実施形態6に係る個人向説明資料個別配布システムでは、二次元コードを用いて個人向説明資料の閲覧に関するアクセス認証を行う。これにより、被説明者のアクセス認証手続きが簡便となる。さらに、被説明者が管理・占有するスマートフォン等の端末等のみならず、被説明者が第三者に対し個人向説明資料の共有を望んだ場合に、二次元コードをこの者に送信することにより、第三者がこれを閲覧することが容易になる。例えば、被説明者が家族に個人向説明資料の内容を共有したいと考えた際には、二次元コードを家族のスマートフォン等の端末に対し送信するだけで、個人向説明資料を共有することが可能となる、という効果を奏する。
<実施形態7(主に請求項7に対応)>
<実施形態7(主に請求項7に対応):概要>
本実施形態に係る個人向説明資料個別配布システムは、資料構成要素が個人向説明資料のページ単位で設定される個人向説明資料個別配布システムである。
本実施形態に係る個人向説明資料個別配布システムでは、個人向説明資料のうち、不必要または秘匿事項を含むページを削除して、被説明者に対して閲覧・ダウンロードさせることを可能とするシステムとなっている。
<実施形態7(主に請求項7に対応):構成>
本実施形態の個人向説明資料個別配布システムは、図27に示すように、実施形態1の、資料構成要素保持部2701と、選択部2702と、個人向説明資料構成部2703と、説明用閲覧部2704と、閲覧可能部分選択部2705と、アップロード部2706と、を有する個人向説明資料端末2700と、個人向説明資料取得部2708と、個人向説明資料保持部2709と、閲覧要求受付部2710と、判断部2711と、閲覧可能処理部2712と、を有する資料配布サーバ2790と、識別情報保持部2713と、個人向説明資料取得部2714と、個人向説明資料閲覧部2715と、を有する個人閲覧端末2791に加えて、資料構成要素保持部は、資料構成要素をページ単位で保持するページ単位保持手段2754を有し、閲覧可能部分選択部は、ページ単位で閲覧可能とする部分を選択するページ単位閲覧可能部分選択手段2755を有する個人向説明資料個別配布システムである。
<実施形態7:構成の説明>
<実施形態7:構成の説明 個人向説明資料端末:ページ単位保持手段>
「ページ単位保持手段」2754は、資料構成要素保持部において、資料構成要素をページ単位で保持する。この各ページの個人向説明資料端末や、個人閲覧端末のディスプレイ内でのサイズはページの全体がディスプレイに収まるサイズとする。すなわち、ページをスクロール等しないでコンテンツが一目で把握できるようなサイズである。説明資料の単位がスクロールされたり、ページめくりされたりしなければコンテンツの全体を把握できないようでは視聴者のコンテンツの理解に障害が生じるからである。また、ページのサイズは、上記ディスプレイに複数配置されるようなサイズであってもならない。コンテンツを説明する際に所望の説明対象となるコンテンツに対する視聴者の集中力が劣化するからである。このように、ディスプレイに対して最適なサイズでこのページを構成する情報が作られることが重要である。もしも、資料構成要素の選択がページのなかの一部に対して行われるようであれば、コンテンツの形状が崩れるとともに、視聴者に対して求める集中力を視聴者が有しえない状態が作られる。このようにコンテンツはページ単位で視聴者に対して訴求すべきコンテンツが構成されており、ページ単位でテーマが設定されており、ページ単位でテーマが完結するように構成されるのが好ましい。ページの作者は、このようなページ単位のテーマの中で視聴者が注意力を発揮してコンテンツを理解するように、文章だけでなく、図や絵、グラフなどを必ず用いてテーマに基づくコンテンツを理解させるようにする。このようにページ単位でテーマが設定されるがゆえに、ページ単位で個人向説明資料の選択が可能となっていることの意義がある。このテーマは、その被説明者である視聴者の属性や状況に応じて選択されるようなテーマとなっており、例えば被説明者である視聴者が高齢の場合とそうでない場合とでは選択されるテーマが異なるように作られる。例えば、相続関するテーマは高齢者の場合には相続をする側として選択される可能性があるが、高齢者でない場合は相続を受ける側としてのテーマは選択される可能性があるが、相続をする側として選択される可能性はほとんどない、という具合である。なお、
ページ単位で作成されるコンテンツのテーマの例としては以下のものがある。例えば、子育てに関する費用、住宅に関する費用、医療に関する費用、退職・セカンドライフに関する費用、公的年金制度の説明、税金に関する説明、地域サービスに関する説明、介護に関する説明、金融・経済に関する説明等である。
<実施形態7:構成の説明 個人向説明資料端末:ページ単位閲覧可能部分選択手段>
「ページ単位閲覧可能部分選択手段」2755は、閲覧可能部分選択部において、ページ単位で閲覧可能とする部分を選択する。
<実施形態7(主に請求項7に対応):処理の流れ>
本実施形態7の個人向説明資料個別配布システムの動作方法は、図28に示すように、資料構成要素保持部を有する個人向説明資料端末と、取得した個人向説明資料の全部を前記識別情報と関連付けて保持する個人向説明資料保持部を有する資料配布サーバと、個人閲覧端末とからなる個人向説明資料個別配布システムの動作方法であって、資料構成要素保持ステップ2801と、選択ステップ2802と、個人向説明資料構成ステップ2803と、説明用閲覧ステップ2804と、閲覧可能部分選択ステップ2805と、アップロードステップ2806と、個人向説明資料取得ステップ2807と、個人向説明資料保持ステップ2808と、閲覧要求受付ステップ2809と、判断ステップ2810と、閲覧可能処理ステップ2811と、識別情報保持ステップ2812と、閲覧要求出力ステップ2813と、個人向説明資料取得ステップ2814と個人向説明資料閲覧ステップ2815とに加えて、資料構成要素保持ステップは、資料構成要素をページ単位で保持するページ単位保持サブステップ2854を有し、閲覧可能部分選択ステップは、ページ単位で閲覧可能とする部分を選択するページ単位閲覧可能部分選択サブステップ2855を有する個人向説明資料個別配布システムの動作方法である。
<実施形態7(主に請求項7に対応):ハードウエア構成>
ハードウエア的構成は、図29に示すように、個人向説明資料を構成するための資料構成要素を複数保持する資料構成要素保持部を有する個人向説明資料端末2900と、図6ないし7に示すように取得した個人向説明資料の全部を前記識別情報と関連付けて保持する個人向説明資料保持部を有する資料配布サーバ0600と、後記する個人向説明資料閲覧部と関連付けられた識別情報を保持する識別情報保持を有する個人閲覧端末0700からなる。
個人向説明資料端末2900はCPU2901と、バス2902、不揮発性メモリ(例えばハードディスク、SSD)2903と主メモリ2904とI/O2905などを備えており、資料構成要素保持ステップ2906と、資料構成要素をページ単位で保持するページ単位保持サブプログラム2959 と、選択プログラム2907と、個人向説明資料構成ブログラム2908と、説明用閲覧プログラム2909と、閲覧可能部分選択プログラム2910と、ページ単位で閲覧可能とする部分を選択するページ単位閲覧可能部分選択サブプログラム2960と、アップロードプログラム2911とを保持している。そしてCPUがこれらのプログラムを読み出し、メインメモリに格納し、実行する。
<実施形態7(主に請求項7に対応):効果>
上記したように、この実施形態5に係る個人向説明資料個別配布システムでは、個人向説明資料のうち、不必要または秘匿事項を含むページを削除して、被説明者に対して閲覧・ダウンロードさせることを可能とする効果を奏する。
<実施形態8(主に請求項8に対応)>
<実施形態8(主に請求項8に対応):概要>
本実施形態に係る個人向説明資料個別配布システムは、実施形態7の個人向説明資料個別配布システムにおいて、ページ単位を資料構成要素として、このうち閲覧可能とするページを選択する際に、さらに昇順、降順等、資料構成要素相互の配列関係を識別可能とする個人向説明資料個別配布システムである。
<実施形態8(主に請求項8に対応):構成>
本実施形態の個人向説明資料個別配布システムは、図30に示すように、実施形態7の資料構成要素保持部3001と、ページ単位保持手段3054と、選択部3002と、個人向説明資料構成部3003と、閲覧部3004と、閲覧可能部分選択部3005と、ページ単位閲覧可能部分選択手段3055と、アップロード部3006と、を有する個人向説明資料端末3000と、個人向説明資料取得部3007と、個人向説明資料保持部3008と、閲覧要求受付部3009と、判断部3010と、閲覧可能処理部3011と、を有する資料配布サーバ3090と、識別情報保持部3012と、閲覧要求出力部3013と、個人向説明資料取得部3014と、個人向説明資料閲覧部3015と、を有する個人閲覧端末3091に加えて、個人向説明資料構成部は、ページ単位で構成する個人向説明資料に昇順又は降順に識別可能なページ識別情報を付して個人向説明資料を構成するページ単位付与個人向説明資料構成手段3056を有する個人向説明資料個別配布システムである。
<実施形態8:構成の説明>
<実施形態8:構成の説明 個人向説明資料端末:ページ単位付与個人向説明資料構成手段>
「ページ単位付与個人向説明資料構成手段」3056は、個人向説明資料構成部において、ページ単位で構成する個人向説明資料に昇順又は降順に識別可能なページ識別情報を付して個人向説明資料を構成する。
<実施形態8(主に請求項8に対応):処理の流れ>
本実施形態8の個人向説明資料個別配布システムの動作方法は、図31に示すように、資料構成要素保持部を有する個人向説明資料端末と、取得した個人向説明資料の全部を前記識別情報と関連付けて保持する個人向説明資料保持部を有する資料配布サーバと、後記する個人向説明資料閲覧部と関連付けられた識別情報を保持する識別情報保持を有する個人閲覧端末とからなる個人向説明資料個別配布システムの動作方法であって、資料構成要素保持ステップ3101と、ページ単位保持サブステップ3154と、選択ステップ3102と、個人向説明資料構成ステップ3103と、説明用閲覧ステップ3104と、閲覧可能部分選択ステップ3105と、単位閲覧可能部分選択サブステップ3155と、アップロードステップ3106と、個人向説明資料取得ステップ3107と、個人向説明資料保持ステップ3108と、閲覧要求受付ステップ3109と、判断ステップ3110と、閲覧可能処理ステップ3111と、識別情報保持ステップ3112と、閲覧要求出力ステップ3113と、個人向説明資料取得ステップ3114と個人向説明資料閲覧ステップ3115とに加えて、個人向説明資料構成ステップは、ページ単位で構成する個人向説明資料に昇順又は降順に識別可能なページ識別情報を付して個人向説明資料を構成するページ単位付与個人向説明資料構成サブステップ3156を有する個人向説明資料個別配布システムの動作方法である。
<実施形態8(主に請求項8に対応):ハードウエア構成>
ハードウエア的構成は、図32に示すように、個人向説明資料を構成するための資料構成要素を複数保持する資料構成要素保持部を有する個人向説明資料端末3200と、図6ないし7に示すように取得した個人向説明資料の全部を前記識別情報と関連付けて保持する個人向説明資料保持部を有する資料配布サーバ0600と、後記する個人向説明資料閲覧部と関連付けられた識別情報を保持する識別情報保持を有する個人閲覧端末0700からなる。
個人向説明資料端末3200はCPU3201と、バス3202、不揮発性メモリ(例えばハードディスク、SSD)3203と主メモリ3204とI/O3205などを備えており、資料構成要素保持プログラム3206と、ページ単位保持サブプログラム3259と、選択プログラム3207と、個人向説明資料構成ブログラム3208と、ページ単位で構成する個人向説明資料に昇順又は降順に識別可能なページ識別情報を付して個人向説明資料を構成するページ単位付与個人向説明資料構成サブプログラム3261と、説明用閲覧プログラム3209と、閲覧可能部分選択プログラム3210と、ページ単位で閲覧可能とする部分を選択するページ単位閲覧可能部分選択サブプログラム3260と、アップロードプログラム3211とを保持している。そしてCPUがこれらのプログラムを読み出し、メインメモリに格納し、実行する。
<実施形態8(主に請求項8に対応):効果>
上記したように、この実施形態8に係る個人向説明資料個別配布システムでは、ページ単位を資料構成要素とし、このうち閲覧可能とするページを選択する際に、昇順、降順等の配列関係を認識することが可能となる。これにより、後述の実施形態9と併せると、昇順、降順等にソートし被説明者に閲覧させることが可能となる、という効果を奏する。
<実施形態9(主に請求項9に対応)>
<実施形態9(主に請求項9に対応):概要>
本実施形態に係る個人向説明資料個別配布システムは、個人向説明資料のうち、被説明者が閲覧可能な部分のみを昇順、降順等にソートし、ページを降りなおす個人向説明資料個別配布システムである。
例えば、選択されたページで元の資料中の3ページが抜けて、1、2、4、5である場合には、ページは元の資料の4ページが新たに3ページとされ、元の資料の5ページが新たに4ページとされる。される、というのは、その資料にページ番号が付されることなどを言う。
<実施形態9(主に請求項9に対応):構成>
本実施形態の個人向説明資料個別配布システムは、図33に示すように、資料構成要素保持部3301と、ページ単位保持手段3354と、選択部3302と、個人向説明資料構成部3303と、ページ単位付与個人向説明資料構成手段3356と、閲覧部3304と、閲覧可能部分選択部3305と、ページ単位閲覧可能部分選択手段3355と、アップロード部3306と、を有する個人向説明資料端末3300と、個人向説明資料取得部3307と、個人向説明資料保持部3308と、閲覧要求受付部3309と、判断部3310と、閲覧可能処理部3311と、を有する資料配布サーバ3390と、識別情報保持部3312と、閲覧要求出力部3313と、個人向説明資料取得部3314と、個人向説明資料閲覧部3315と、を有する個人閲覧端末3391に加えて、資料配布サーバの閲覧可能処理部は、個人向説明資料の選択されたページが連続的に昇順又は降順にページ識別情報を再構成するページ識別情報再構成手段3357を有する個人向説明資料個別配布システムである。
<実施形態9:構成の説明>
<実施形態9:構成の説明 資料配布サーバ:ページ識別情報再構成手段>
「ページ識別情報再構成手段」3357は、閲覧可能処理において、個人向説明資料の選択されたページが連続的に昇順又は降順にページ識別情報を再構成する。
<実施形態9(主に請求項9に対応):処理の流れ>
本実施形態9の個人向説明資料個別配布システムの動作方法は、図34に示すように、資料構成要素保持部を有する個人向説明資料端末と、取得した個人向説明資料の全部を前記識別情報と関連付けて保持する個人向説明資料保持部を有する資料配布サーバと、後記する個人向説明資料閲覧部と関連付けられた識別情報を保持する識別情報保持を有する個人閲覧端末とに加えて、資料構成要素保持ステップ3401と、ページ単位保持サブステップ3454と、選択ステップ3402と、個人向説明資料構成ステップ3403と、ページ単位付与個人向説明資料構成サブステップ3456と、説明用閲覧ステップ3404と、閲覧可能部分選択ステップ3405と、単位閲覧可能部分選択サブステップ3455と、アップロードステップ3406と、個人向説明資料取得ステップ3407と、個人向説明資料保持ステップ3408と、閲覧要求受付ステップ3409と、判断ステップ3410と、閲覧可能処理ステップ3411と、識別情報保持ステップ3412と、閲覧要求出力ステップ3413と、個人向説明資料取得ステップ3114と個人向説明資料閲覧ステップ3415と、に加えて、資料配布サーバの閲覧可能処理ステップは、個人向説明資料の選択されたページが連続的に昇順又は降順にページ識別情報を再構成するページ識別情報再構成サブステップ3457を有する個人向説明資料個別配布システムの動作方法である。
<実施形態9(主に請求項9に対応):ハードウエア構成>
ハードウエア的構成は、図32に示す個人向説明資料を構成するための資料構成要素を複数保持する資料構成要素保持部を有する個人向説明資料端末3200と、図35に示す取得した個人向説明資料の全部を前記識別情報と関連付けて保持する個人向説明資料保持部を有する資料配布サーバ3500と、図7に示す後記する個人向説明資料閲覧部と関連付けられた識別情報を保持する識別情報保持を有する個人閲覧端末0700からなる。
資料配布サーバ3500はCPU3501と、バス3502、不揮発性メモリ(例えばハードディスク、SSD)3503と主メモリ3504とI/O3505などを備えており、個人向説明資料取得プログラム3512と、個人向説明資料保持プログラム3513と、閲覧要求受付プログラム3514と、判断プログラム3515と、閲覧可能処理プログラム3516と、個人向説明資料の選択されたページが連続的に昇順又は降順にページ識別情報を再構成するページ識別情報再構成サブプログラム3562を保持している。そしてCPUがこれらのプログラムを読み出し、メインメモリに格納し、実行する。
<実施形態9(主に請求項9に対応):効果>
上記したように、この実施形態9に係る個人向説明資料個別配布システムでは、ページ単位を資料構成要素とし、このうち閲覧可能とするページを選択する際に、昇順/降順等にソートして被説明者に対して閲覧させることが可能となる。これにより、資料の一部を削除したとしても自然な構成を保った状態で被説明者に閲覧させることが可能となる、という効果を奏する。
個人向説明資料端末 0300
資料構成要素保持部 0301
選択部 0302
個人向説明資料構成部 0303
説明用閲覧部 0304
閲覧可能部分選択部 0305
アップロード部 0306
個人向説明資料取得部 0307
個人向説明資料保持部 0308
閲覧要求受付部 0309
判断部 0310
閲覧可能処理部 0311
資料配布サーバ 0390
識別情報保持部 0312
閲覧要求出力部 0313
個人向説明資料取得部 0314
個人向説明資料閲覧部 0315
個人閲覧端末 0391
個人閲覧端末アプリ保持部 0816
ダウンロード要求受付部 0817
ダウンロード部 0818
個人閲覧端末アプリサーバ 0892
個人閲覧端末アプリダウンロード要求出力部 1119
個人閲覧端末アプリ取得部 1120
初期状態構成部 1121
識別情報取得要求出力部 1122
識別情報取得部 1123
個人閲覧端末構成部 1124
汎用計算機 1193
識別情報取得要求取得部 1125
新規識別情報取得部 1126
新規識別情報出力部 1127
識別情報サーバ 1194
個人閲覧端末アプリダウンロード要求出力部 1528
個人閲覧端末アプリ取得部 1529
初期状態構成部 1530
識別情報取得要求出力部 1531
識別情報取得部 1532
個人閲覧端末構成部 1533
識別情報取得要求取得部 1534
アクセス許可判断部 1535
新規識別情報取得部 1536
新規識別情報出力部 1537
識別情報表示部 1938
二次元コードアップロード部 2239
アクセス許可情報取得部 2240
二次元コード表示部 2241
二次元コード個人向説明資料保持部 2242
アクセス許可情報取得部 2243
アクセス許可情報送信部 2244
二次元コード閲覧要求受付部 2245
二次元コード判断部 2246
制御部 2247
二次元コード読取部 2248
アクセス許可情報取得部 2249
アクセス部 2250
閲覧要求出力部 2251
個人向説明資料取得部 2252
個人向説明資料閲覧部 2253
二次元コード個人閲覧端末 2295
ページ単位保持手段 2754
ページ単位閲覧可能部分選択手段 2755
ページ単位付与個人向説明資料構成手段 3056
ページ識別情報再構成手段 3357
資料構成要素保持ステップ 0401
選択ステップ 0402
個人向説明資料構成ステップ 0403
説明用閲覧ステップ 0404
閲覧可能部分選択ステップ 0405
アップロードステップ 0406
個人向説明資料取得ステップ 0407
個人向説明資料保持ステップ 0408
閲覧要求受付ステップ 0409
判断ステップ 0410
閲覧可能処理ステップ 0411
識別情報保持ステップ 0412
閲覧要求出力ステップ 0413
個人向説明資料取得ステップ 0414
個人向説明資料閲覧ステップ 0415
個人閲覧端末アプリ保持ステップ 0916
ダウンロード要求受付ステップ 0917
ダウンロードステップ 0918
個人閲覧端末アプリダウンロード要求出力ステップ 1219
個人閲覧端末アプリ取得ステップ 1220
初期状態構成ステップ 1221
識別情報取得要求出力ステップ 1222
識別情報取得ステップ 1223
個人閲覧端末構成ステップ 1224
識別情報取得要求取得ステップ 1225
新規識別情報取得ステップ 1226
新規識別情報出力ステップ 1227
個人閲覧端末アプリダウンロード要求出力ステップ 1628
個人閲覧端末アプリ取得ステップ 1629
初期状態構成ステップ 1630
識別情報取得要求出力ステップ 1631
識別情報取得ステップ 1632
個人閲覧端末構成ステップ 1633
識別情報取得要求取得ステップ 1634
アクセス許可判断部ステップ 1635
新規識別情報取得ステップ 1636
新規識別情報出力ステップ 1637
識別情報表示ステップ 2038
二次元コードアップロードステップ 2339
アクセス許可情報取得ステップ 2340
二次元コード表示ステップ 2341
二次元コード個人向説明資料保持ステップ 2342
アクセス許可情報取得ステップ 2343
アクセス許可情報送信ステップ 2344
二次元コード閲覧要求受付ステップ 2345
二次元コード判断ステップ 2346
制御ステップ 2347
二次元コード読取ステップ 2348
アクセス許可情報取得ステップ 2349
アクセスステップ 2350
閲覧要求出力ステップ 2351
個人向説明資料取得ステップ 2252
個人向説明資料閲覧ステップ 2253
ページ単位保持サブステップ 2854
ページ単位閲覧可能部分選択サブステップ 2855
ページ単位付与個人向説明資料構成サブステップ 3156
ページ識別情報再構成サブステップ 3457
CPU 0501
バス 0502
不揮発性メモリ 0503
主メモリ 0504
I/O 0505
資料構成要素保持プログラム 0506
選択プログラム 0507
個人向説明資料構成ブログラム 0508
説明用閲覧プログラム 0509
閲覧可能部分選択プログラム 0510
アップロードプログラム 0511
個人向説明資料取得プログラム 0612
個人向説明資料保持プログラム 0613
閲覧要求受付プログラム 0614
判断プログラム 0615
閲覧可能処理プログラム 0616
識別情報保持プログラム 0717
閲覧要求出力プログラム 0718
個人向説明資料取得プログラム 0719
個人向説明資料閲覧プログラム 0720
個人閲覧端末アプリ保持プログラム 1021
ダウンロード要求受付プログラム 1022
ダウンロードプログラム 1023
個人閲覧端末アプリダウンロード要求出力プログラム1324
個人閲覧端末アプリ取得プログラム 1325
初期状態構成プログラム 1326
識別情報取得要求出力プログラム 1327
識別情報取得プログラム 1328
個人閲覧端末構成プログラム 1329
識別情報取得要求取得プログラム 1430
新規識別情報取得プログラム 1431
新規識別情報出力プログラム 1432
個人閲覧端末アプリダウンロード要求出力プログラム1733
個人閲覧端末アプリ取得プログラム 1734
初期状態構成プログラム 1735
識別情報取得要求出力プログラム 1736
識別情報取得プログラム 1737
個人閲覧端末構成プログラム 1738
識別情報取得要求取得プログラム 1839
アクセス許可判断部プログラム 1840
新規識別情報取得プログラム 1841
新規識別情報出力プログラム 1842
識別情報表示プログラム 2143
二次元コードアップロードプログラム 2444
アクセス許可情報取得プログラム 2445
二次元コード表示プログラム 2446
二次元コード個人向説明資料保持プログラム 2547
アクセス許可情報取得プログラム 2548
アクセス許可情報送信プログラム 2549
二次元コード閲覧要求受付プログラム 2550
二次元コード判断プログラム 2551
制御プログラム 2552
二次元コード読取プログラム 2653
アクセス許可情報取得プログラム 2654
アクセスプログラム 2655
閲覧要求出力プログラム 2656
個人向説明資料取得プログラム 2657
個人向説明資料閲覧プログラム 2658
ページ単位保持サブプログラム 2959
ページ単位閲覧可能部分選択サブプログラム 2960
ページ単位付与個人向説明資料構成サブプログラム 3261
ページ識別情報再構成サブプログラム 3562

Claims (11)

  1. パブリック(本システム運営主体の職域以外)では後記する個人閲覧端末及び自身(後記する個人向説明資料端末をさす。)並びに許可がある場合には許可された端末でのみ閲覧可能な個人向説明資料を構成するための資料構成要素を複数保持する資料構成要素保持部と、資料構成要素保持部から個人に合うように資料構成要素を選択するための選択部と、選択された一以上の資料構成要素によって一の個人向説明資料を構成する個人向説明資料構成部と、個人向説明資料を説明しながら対象となる個人に閲覧させるための説明用閲覧部と、説明用閲覧部で閲覧状態にある個人向説明資料の中でネットワークを介して説明を受けた個人が利用する個人閲覧端末に閲覧可能とする部分を選択する閲覧可能部分選択部と、 閲覧可能部分選択部で選択処理が行われた個人向説明資料の全部を個人が利用する個人閲覧端末の個人向説明資料閲覧部に関連付けられている識別情報(アプリIDや個人識別情報)と関連付けて資料配布サーバにアップロードするためのアップロード部と、を有する個人向説明資料端末と、前記識別情報と関連付けて前記選択された個人向説明資料の全部を個人向説明資料端末から取得する個人向説明資料取得部と、取得した個人向説明資料の全部を前記識別情報と関連付けて保持する個人向説明資料保持部と、 識別情報と関連付けて個人向説明資料の閲覧要求を後記する個人閲覧端末から受付ける閲覧要求受付部と、閲覧要求に関連付けられている識別情報と同一の識別情報に関連付けられている個人向説明資料が存在するか判断する判断部と、判断部での判断結果が存在するとの判断結果である場合に閲覧要求に応じて前記識別情報と関連付けられている個人閲覧端末の後記個人向説明資料閲覧部にて該当する個人向説明資料の前記選択部分を閲覧可能に処理する閲覧可能処理部と、を有する資料配布サーバと、後記する個人向説明資料閲覧部と関連付けられた識別情報を保持する識別情報保持部と、保持されている識別情報と関連付けて閲覧要求を資料配布サーバに対して出力する閲覧要求出力部と、出力した閲覧要求に応じて個人向説明資料の前記選択部分を取得する個人向説明資料取得部と、取得した個人向説明資料の前記選択部分を閲覧するための個人向説明資料閲覧部と、を有する個人閲覧端末とからなる個人向説明資料個別配布システム。
  2. 個人閲覧端末を汎用計算機に構成するためのアプリケーションである個人閲覧端末アプリを保持する個人閲覧端末アプリ保持部と、汎用計算機から個人閲覧端末アプリのダウンロード要求を受付けるダウンロード要求受付部と、受付けたダウンロード要求に応じて個人閲覧端末アプリを汎用計算機にダウンロードするダウンロード部と、を有する個人閲覧端末アプリサーバをさらに有する請求項1に記載の個人向説明資料個別配布システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の個人向説明資料端末と、請求項1又は請求項2に記載の資料配布サーバと、を有するとともに、個人閲覧端末アプリのダウンロード要求を出力する個人閲覧端末アプリダウンロード要求出力部と、前記個人閲覧端末アプリダウンロード要求に応じて個人閲覧端末アプリを取得する個人閲覧端末アプリ取得部と、取得した個人閲覧端末アプリによって個人閲覧端末初期状態を構成する初期状態構成部と、構成された個人閲覧端末初期状態にて後記する識別情報サーバに識別情報の取得要求である識別情報取得要求を出力する識別情報取得要求出力部と、出力された識別情報取得要求に基づいて識別情報を取得する識別情報取得部と、取得した識別情報を個人向説明資料閲覧部と関連付けて識別情報保持部に保持させて自身に個人閲覧端末を構成する個人閲覧端末構成部と、を有する汎用計算機と、識別情報取得要求を取得する識別情報取得要求取得部と、前記取得要求があった場合に新規の識別情報を取得する新規識別情報取得部と、新規識別情報取得部にて取得された新規の識別情報を識別情報取得要求元の汎用計算機に出力する新規識別情報出力部と、を有する識別情報サーバと、をさらに有する個人向説明資料個別配布システム。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の個人向説明資料端末と、請求項1又は請求項2に記載の資料配布サーバと、を有するとともに、個人閲覧端末アプリのダウンロード要求を出力する個人閲覧端末アプリダウンロード要求出力部と、前記個人閲覧端末アプリダウンロード要求に応じて個人閲覧端末アプリを取得する個人閲覧端末アプリ取得部と、取得した個人閲覧端末アプリによって個人閲覧端末初期状態を構成する初期状態構成部と、構成された個人閲覧端末初期状態にて後記する識別情報サーバにアクセス許可情報を含む識別情報の取得要求である識別情報取得要求を出力する識別情報取得要求出力部と、出力された識別情報取得要求に基づいて識別情報を取得する識別情報取得部と、取得した識別情報を個人向説明資料閲覧部と関連付けて識別情報保持部に保持させて自身に個人閲覧端末を構成する個人閲覧端末構成部と、を有する汎用計算機と、識別情報取得要求を取得する識別情報取得要求取得部と、取得した識別情報取得要求に適正なアクセス許可情報が含まれるか判断するアクセス許可判断部と、アクセス許可判断部での判断結果が適正なアクセス許可が含まれているとの判断結果である場合に識別情報を取得する新規識別情報取得部と、新規識別情報取得部にて取得された新規の識別情報を識別情報取得要求元の汎用計算機に出力する新規識別情報出力部と、を有する識別情報サーバと、をさらに有する個人向説明資料個別配布システム。
  5. 前記個人閲覧端末は、保持されている識別情報を表示するための識別情報表示部をさらに有する請求項1から請求項4のいずれか一に記載の個人向説明資料個別配布システム。
  6. 個人向説明資料端末は、個人向説明資料の少なくとも一部を個人向説明資料閲覧部と関連付けられた識別情報である二次元コードを用いてアクセス可能になるように個人向説明資料の全部を資料配布サーバにアップロードするための二次元コードアップロード部と、二次元コードアップロード部のアップロードに応じて資料配布サーバから配布資料への個人閲覧端末からのアクセスをするためのアクセス許可情報を取得するアクセス許可情報取得部と、取得したアクセス許可情報を二次元コードで表示するための二次元コード表示部と、を有し、資料配布サーバは、二次元コードアップロード部からアップロードされた個人向説明資料の前記選択部分をアクセス許可情報に基づいて閲覧可能に処理する閲覧可能処理部にて閲覧可能に保持する二次元コード個人向説明資料保持部と、二次元コード個人向説明資料保持部に保持されている個人向説明資料の前記選択部分を閲覧可能処理部を介して閲覧可能とするためアクセス許可情報を取得するアクセス許可情報取得部と、取得したクセス情報を個人向説明資料端末に送信するアクセス許可情報送信部と、アクセス許可情報と関連付けて個人向説明資料の閲覧要求を個人閲覧端末から受付ける二次元コード閲覧要求受付部と、受付けたアクセス許可情報を送信されたアクセス許可情報に基づいて適正か判断する二次元コード判断部と、二次元コード判断部での判断結果が適正であるとの判断結果である場合に保持されている個人向説明資料の前記選択部分を閲覧可能処理部にて閲覧可能に処理する制御部と、を有し、個人閲覧端末に代えて、又は、個人閲覧端末とともに、二次元コード表示部にて表示される二次元コードを読み取る二次元コード読取部と、読取られた二次元コードに基づいてアクセス許可情報を取得するアクセス許可情報取得部と、取得したアクセス許可情報に基づいて資料配布サーバにアクセスするアクセス部と、保持されているアクセス許可情報と関連付けて閲覧要求を資料配布サーバに対して出力する閲覧要求出力部と、出力した閲覧要求に応じて個人向説明資料の前記選択部分を取得する個人向説明資料取得部と、取得した個人向説明資料の前記選択部分を閲覧するための個人向説明資料閲覧部と、を有する二次元コード個人閲覧端末を有する請求項1から請求項5のいずれか一に記載の個人向説明資料個別配布システム。
  7. 資料構成要素保持部は、資料構成要素をページ単位で保持するページ単位保持手段を有し、閲覧可能部分選択部は、ページ単位で閲覧可能とする部分を選択するページ単位閲覧可能部分選択手段を有する請求項1から請求項6のいずれか一に記載の個人向説明資料個別配布システム。
  8. 個人向説明資料構成部は、ページ単位で構成する個人向説明資料に昇順又は降順に識別可能なページ識別情報を付して個人向説明資料を構成するページ単位付与個人向説明資料構成手段を有する請求項7に記載の個人向説明資料個別配布システム。
  9. 資料配布サーバの閲覧可能処理部は、個人向説明資料の選択されたページが連続的に昇順又は降順にページ識別情報を再構成するページ識別情報再構成手段を有する請求項8記載の個人向説明資料個別配布システム。
  10. 個人向説明資料を構成するための資料構成要素を複数保持する資料構成要素保持部を有する個人向説明資料端末と、取得した個人向説明資料の全部を前記識別情報と関連付けて保持する個人向説明資料保持部を有する資料配布サーバと、後記する個人向説明資料閲覧部と関連付けられた識別情報を保持する識別情報保持を有する個人閲覧端末と、からなる個人向説明資料個別配布システムの動作方法であって、
    前記個人向説明資料端末は、パブリック(本システム運営主体の職域以外)では後記する個人閲覧端末及び自身(後記する個人向説明資料端末をさす。)並びに許可がある場合には許可された端末でのみ閲覧可能な個人向説明資料を構成するための資料構成要素を複数保持する資料構成要素保持ステップと、 資料構成要素保持部から個人に合うように資料構成要素を選択するための選択ステップと、選択された一以上の資料構成要素によって一の個人向説明資料を構成する個人向説明資料構成ステップと、個人向説明資料を説明しながら対象となる個人に閲覧させるための説明用閲覧ステップと、説明用閲覧部で閲覧状態にある個人向説明資料の中でネットワークを介して説明を受けた個人が利用する個人閲覧端末に閲覧可能とする部分を選択する閲覧可能部分選択ステップと、閲覧可能部分選択部で選択処理が行われた個人向説明資料の全部を個人が利用する個人閲覧端末の個人向説明資料閲覧部に関連付けられている識別情報(アプリIDや個人識別情報)と関連付けて資料配布サーバにアップロードするためのアップロードステップと、を実行し、前記資料配布サーバは、前記識別情報と関連付けて個人向説明資料の全部を個人向説明資料端末から取得する個人向説明資料取得ステップと、取得した個人向説明資料の全部を前記識別情報と関連付けて保持する個人向説明資料保持ステップと、識別情報と関連付けて個人向説明資料の閲覧要求を個人閲覧端末から受付ける閲覧要求受付ステップと、閲覧要求に関連付けられている識別情報と同一の識別情報に関連付けられている個人向説明資料の全部が存在するか判断する判断ステップと、判断部での判断結果が存在するとの判断結果である場合に閲覧要求に応じて前記識別情報と関連付けられている個人閲覧端末の後記個人向説明資料閲覧部にて該当する個人向説明資料の前記選択部分を閲覧可能に処理する閲覧可能処理ステップと、を実行し、前記個人閲覧端末は、後記する個人向説明資料閲覧部と関連付けられた識別情報を保持する識別情報保持ステップと、保持されている識別情報と関連付けて閲覧要求を資料配布サーバに対して出力する閲覧要求出力ステップと出力した閲覧要求に応じて個人向説明資料の前記選択部分を取得する個人向説明資料取得ステップと、取得した個人向説明資料の前記選択部分を閲覧するための個人向説明資料閲覧ステップと、を実行する個人向説明資料個別配布システムの動作方法。
  11. 個人向説明資料を構成するための資料構成要素を複数保持する資料構成要素保持部を有する個人向説明資料端末と、取得した個人向説明資料の全部を前記識別情報と関連付けて保持する個人向説明資料保持部を有する資料配布サーバと、後記する個人向説明資料閲覧部と関連付けられた識別情報を保持する識別情報保持を有する個人閲覧端末と、からなる個人向説明資料個別配布システムの動作プログラムであって、前記個人向説明資料端末は、パブリック(本システム運営主体の職域以外)では後記する個人閲覧端末及び自身(後記する個人向説明資料端末をさす。)並びに許可がある場合には許可された端末でのみ閲覧可能な個人向説明資料を構成するための資料構成要素を複数保持する資料構成要素保持ステップと、資料構成要素保持部から個人に合うように資料構成要素を選択するための選択ステップと、選択された一以上の資料構成要素によって一の個人向説明資料を構成する個人向説明資料構成ステップと、個人向説明資料を説明しながら対象となる個人に閲覧させるための説明用閲覧ステップと、説明用閲覧部で閲覧状態にある個人向説明資料の中でネットワークを介して説明を受けた個人が利用する個人閲覧端末に閲覧可能とする部分を選択する閲覧可能部分選択ステップと、閲覧可能部分選択部で選択処理が行われた個人向説明資料の全部を個人が利用する個人閲覧端末の個人向説明資料閲覧部に関連付けられている識別情報(アプリIDや個人識別情報)と関連付けて資料配布サーバにアップロードするためのアップロードステップと、を実行し、前記資料配布サーバは、前記識別情報と関連付けて個人向説明資料の全部を個人向説明資料端末から取得する個人向説明資料取得ステップと、取得した個人向説明資料の全部を前記識別情報と関連付けて保持する個人向説明資料保持ステップと、識別情報と関連付けて個人向説明資料の閲覧要求を個人閲覧端末から受付ける閲覧要求受付ステップと、閲覧要求に関連付けられている識別情報と同一の識別情報に関連付けられている個人向説明資料の全部が存在するか判断する判断ステップと、判断部での判断結果が存在するとの判断結果である場合に閲覧要求に応じて前記識別情報と関連付けられている個人閲覧端末の後記個人向説明資料閲覧部にて該当する個人向説明資料の全部を閲覧可能に処理する閲覧可能処理ステップと、を実行し、前記個人閲覧端末は、後記する個人向説明資料閲覧部と関連付けられた識別情報を保持する識別情報保持ステップと、保持されている識別情報と関連付けて閲覧要求を資料配布サーバに対して出力する閲覧要求出力ステップと、出力した閲覧要求に応じて個人向説明資料の前記選択部分を取得する個人向説明資料取得ステップと、取得した個人向説明資料の前記選択部分を閲覧するための個人向説明資料閲覧ステップと、を実行する個人向説明資料個別配布システムの動作プログラム。
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