JP2023045065A - 撮像装置及び監視システム - Google Patents

撮像装置及び監視システム Download PDF

Info

Publication number
JP2023045065A
JP2023045065A JP2021153251A JP2021153251A JP2023045065A JP 2023045065 A JP2023045065 A JP 2023045065A JP 2021153251 A JP2021153251 A JP 2021153251A JP 2021153251 A JP2021153251 A JP 2021153251A JP 2023045065 A JP2023045065 A JP 2023045065A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
light
imaging
imaging device
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021153251A
Other languages
English (en)
Inventor
拓洋 澁谷
Takuhiro Shibuya
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Kokusai Electric Inc filed Critical Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority to JP2021153251A priority Critical patent/JP2023045065A/ja
Publication of JP2023045065A publication Critical patent/JP2023045065A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Blocking Light For Cameras (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)

Abstract

【課題】映像における光ノイズの発生を抑制しつつ、光学フィルタの位置を高精度で判定すること。【解決手段】外部からの光を結像するレンズ(2)と、レンズを通過する光を制限する複数の光学フィルタ(4、5)と、光学フィルタを通過する光を電気信号に変換する露光処理を行う露光期間及び露光処理を行わない非露光期間とが設けられている撮像素子(8)と、光学フィルタに対して検出光を発光し、当該検出光を受光することにより、光学フィルタの位置を判定するフィルタ位置判定部(6)と、フィルタ位置判定部を制御するフィルタ検出部(11)とを含む撮像装置において、フィルタ検出部は、撮像素子の非露光期間に合わせて検出光を発光させるようにフィルタ位置判定部を制御すること。【選択図】図1

Description

本開示は、撮像装置及び監視システムに関する。
従来から、被写体を撮像し、映像データを取得する撮像装置が知られている。これらの撮像装置の一例として、不審物や不審者を撮像可能な監視カメラが挙げられる。主に屋外での監視用途に用いられるこれらの撮像装置の中には、レンズ又は撮像素子の前面に複数の光学フィルタを有し、撮影環境の変化に応じて適切な光学フィルタに切替を行うものが開発されている。
例えば、撮影環境の変化に応じて適切な光学フィルタに切替を行う手段の一つとして、特許文献1が存在する。
特許文献1には、「赤外光により被写体を照射する照射手段と、赤外光を遮断し可視光を透過する第一のフィルタと、赤外領域の光を透過可能な第一のフィルタよりも透過波長幅が狭い第二のフィルタと、第一のフィルタと第二のフィルタのいずれかを撮像光学系の光路中に配置する挿入手段と、撮像手段を制御するための撮像モードを切り替える切り替え手段と、を備え、撮像モードには、第一のフィルタを撮像光学系の光路中に配置した状態で白黒撮像を行う第一の撮像モードと、第二のフィルタを撮像光学系の光路中に配置した状態で白黒撮像を行う第二の撮像モードとを含み、切り替え手段は赤外光照射手段の照明設定に応じて、第一の撮像モードと第二の撮像モードを切り替える」技術が開示されている。
特開2017-28501号公報
特許文献1には、赤外光遮断フィルタと可視光遮断フィルタを切替するフィルタ構成が記載されている。この構成により、撮影環境の照明条件に応じて、カラー撮像と近赤外撮像とを自由に切り替えることが可能になる。
特許文献1に記載されているような、光学フィルタの切り替えが可能な撮像装置において、光学フィルタの切替動作を行う際には、光学フィルタを所定の位置に精確に移動させるため、また、光学フィルタの動作不良を素早く検出するため、光学フィルタの位置を検出する位置検出センサを用いることが望ましい。
この位置検出センサには、検出対象(すなわち、光学フィルタ)と直接接触することで位置検出を行う接触型センサと、対向する発光素子と受光素子を有し、発光素子から発光される検出光を物体が遮ることを受光部で検出することで位置検出を行う非接触型センサ(例えば、フォトインタラプタ等)とが存在する。
しかし、接触型センサは、検出対象とセンサが接触を繰り返すことにより、検出対象やセンサの検出部が劣化・破損してしまい、検出精度が落ちてしまうことがある。
一方、フォトインタラプタのような非接触型センサは、検出対象の位置検出のために発光された検出光の反射光が撮像素子によって受光され、その結果、撮像素子から出力される映像において光ノイズが発生してしまう課題がある。
上記の課題により、例えば特許文献1に記載の従来の撮像装置では、光ノイズを抑えつつ、撮像装置における光学フィルタの位置を高精度で判定することが困難である。
そこで、本開示は、撮像素子の非露光期間に合わせて光学フィルタの位置検出のための発光を行うことで、映像における光ノイズの発生を抑制しつつ、光学フィルタの位置を高精度で判定することが可能な撮像装置及び監視システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、代表的な本開示の撮像装置の一つは、外部からの光を結像するレンズと、前記レンズを通過する光を制限する複数の光学フィルタと、前記光学フィルタを通過する光を電気信号に変換する露光処理を行う露光期間と、前記露光処理を行わない非露光期間とが設けられている撮像素子と、前記光学フィルタに対して検出光を発光し、当該検出光を受光することにより、前記光学フィルタの位置を判定するフィルタ位置判定部と、前記フィルタ位置判定部を制御するフィルタ検出部とを含む撮像装置において、前記フィルタ検出部は、
前記撮像素子の前記非露光期間に合わせて前記検出光を発光させるように前記フィルタ位置判定部を制御する。
本開示によれば、撮像素子の非露光期間に合わせて光学フィルタの位置検出のための発光を行うことで、映像における光ノイズの発生を抑制しつつ、光学フィルタの位置を高精度で判定することが可能な撮像装置及び監視システムを提供することができる。
上記以外の課題、構成及び効果は、以下の発明を実施するための形態における説明により明らかにされる。
図1は、本開示の実施形態に係る撮像装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、撮像素子の非露光期間の一例を示す図である。 図3は、本開示の実施形態に係る撮像装置の第1の撮像モードにおける動作の一例を示す図である。 図4は、本開示の実施形態に係る撮像装置の第2の撮像モードにおける動作の一例を示す図である。 図5は、本開示の実施形態に係る撮像装置を用いた監視システムの構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施例について説明する。なお、この実施例により本発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付して示している。
上述したように、撮像装置において、光学フィルタの位置を検出する位置検出センサを用いることが望ましい。
位置検出センサには、検出対象が移動して接触することによりレバーやスイッチが押されたり、あるいは電極そのものを接触させることにより位置検出を行う方式のもの等が存在する。
しかし、このような接触型のセンサは、検出対象とセンサが接触を繰り返すことにより、検出対象やセンサの検出部が劣化・破損するまでの寿命が比較的に短く、破損状態によっては検出対象の動作を妨げてしまう可能性すらある。
一方、位置検出センサのもう一つとして、近赤外線を発光する近赤外光LED(Light Emitting Diode)と、近赤外光LEDによって発光された近赤外線を検出するフォトトランジスタ等の受光センサからなるフォトインタラプタと呼ばれる非接触型のセンサが存在する。フォトインタラプタは、非接触型である故、検出対象の動作及び寿命に影響を与えることなく精確な位置検出が可能であるため、位置検出手段として有用である。
しかしながら、撮像装置における光学フィルタの位置検出手段としてフォトインタラプタを用いた場合には、特有の問題が生じる。即ち、撮像素子もまた光を検出するセンサであるため、フォトインタラプタが位置検出のために検出光を発すると、撮像素子は、検出対象から反射した光を受光してしまうことがある。その結果、出力される映像信号中において、本来の被写体には存在しない光の映像ノイズが発生してしまう。この光ノイズは、特に夜間撮影において撮像素子の感度を上げて動作させる際に顕著に影響を与えてしまう。
尚、一般に、フォトインタラプタの検出光には、不可視領域である近赤外光が用いられることが多いが、撮像素子もまた近赤外光を受光可能であるものが殆ど(撮像対象に近赤外光を照射し、その反射光を受光して撮像する構成の撮像装置も存在する)であるため、フォトインタラプタの光による感光は避けられない。
上記の課題を解決する方法の一つとして、光学フィルタの切替動作及び検出時にのみフォトインタラプタを発光させ、光学フィルタが所定の位置に移動したことが検出できた後にフォトインタラプタの発光を止め、次にフィルタを動作させるまではフォトインタラプタを発光させないという方法が考えられる。これは、フィルタの切替動作時には、フィルタの仕切り板が画面内を横切り、映像に一時的な映り込み(欠落)が発生するため、その際には光ノイズによる影響も許容するという考えによるものである。
しかし、主に監視用途に用いられる撮像装置は、屋外の鉄柱や道路の鉄橋等の環境条件が厳しい場所に設置されることが多く、光学フィルタ動作時以外にも、突発的な衝撃又は継続的な振動により光学フィルタの位置がずれてしまう可能性がある。この場合、定期的な位置検出を行うためにフォトインタラプタを定期的に発光させる必要があるが、特に高速道路における車両ナンバー監視用途等では、一瞬(1フレーム)でも映像に光ノイズが発生したり、フレーム欠落させてしまうと、高速で移動する車両のナンバーを見逃してしまう可能性があり、用途として好ましくない。
従って、これらの課題を鑑み、映像に光ノイズ等の影響を与えることなく、光学フィルタの位置を高精度で判定することが可能な撮像装置が望まれている。
そこで、本開示は、撮像素子の非露光期間に合わせて光学フィルタの位置検出のための発光を行うことで、映像における光ノイズの発生を抑制しつつ、光学フィルタの位置を高精度で判定することが可能な撮像装置を提供することができる。
(撮像装置の構成)
図1を参照して、本開示の実施形態に係る撮像装置の構成について説明する。
図1は、本開示の実施形態に係る撮像装置1の構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、本開示の実施形態に係る撮像装置1は、レンズ2、フィルタスライダ3、可視光フィルタ4、近赤外光フィルタ5、フォトインタラプタ6、アクチュエータ7、撮像素子8、近赤外光LED9、照射制御部10、フィルタ検出部11、フィルタ駆動部12、撮像素子制御部13、映像信号処理部14、及びCPU(Central Processing Unit)部15で構成されている。
レンズ2は、外部からの光を撮像装置に入射させるためのレンズである。本開示の実施形態に係るレンズ2は、単独のレンズであってもよく、光軸シフトレンズ、ズームレンズ、フォーカスレンズを含む複数のレンズからなるレンズ群であってもよく、本開示では特に限定されない。
フィルタスライダ(「フィルタ切り替え部」ともいう)3は、上下に移動することにより、撮像装置1において設置される複数の光学フィルタの内、特定の光学フィルタを、レンズ2を通過する光の光路中に配置することで、フィルタ切り替えを行うための機能部である。例えば、本開示の実施形態では、可視光のみを透過する可視光フィルタ(第1の光学フィルタ)4と、近赤外光のみを透過する近赤外光フィルタ(第2の光学フィルタ)5がフィルタスライダ3に嵌め込まれてもよい。
この場合、フィルタスライダ3は、レンズ2を通過する光の光路中に可視光フィルタ4を配置した第1の撮像モードと、レンズ2を通過する光の光路中に近赤外光フィルタ5を配置した第2の撮像モードとを切り替えることができる。
フォトインタラプタ(「フィルタ位置判定部」ともいう)6は、フィルタスライダ3に設置される光学フィルタの位置を判定するための機能部である。ある実施形態では、フォトインタラプタ6は、対向する発光素子(例えばLED等)と受光素子とから構成される。発光素子は、受光素子に向けて検出光を発光する。光学フィルタが発光素子と受光素子との間を通過し、発光素子からの検出光を遮ることにより、当該光学フィルタの有無や位置を判定することができる。
なお、ここでの「検出光」とは、光学フィルタ等の検出対象物を検出するために発光される光を意味する。
アクチュエータ7は、後述するフィルタ駆動部12の指示に従ってフィルタスライダ3を移動させるための機能部である。より具体的には、フィルタスライダ3は、アクチュエータ7の動作により上下に可動し、フィルタスライダ3の爪状の部分が上下端に配置されたフォトインタラプタ6の検出光を遮ることにより、光学フィルタの位置検出が可能となる。
尚、フィルタスライダ3に嵌め込まれている光学フィルタの位置をより正確に検出するためには、フォトインタラプタ6は、光学フィルタの移動方向(例えば上下方向)に対して異なる2箇所の位置でフォトダイオード(受光素子)を有していることが望ましい。これにより、2箇所のフォトダイオードのどちらが遮られているかで、フィルタスライダ3が上方向に移動しているか、下方向に移動しているかを検出することができ、光学フィルタの位置をより正確に判定することが可能となる。
但し、フォトインタラプタ6がフィルタスライダ3の移動限界に位置している、即ちフィルタスライダ3がフォトインタラプタ6を行き過ぎることがない構成であれば、フォトインタラプタ6は1箇所のフォトダイオードのみを有してもよい。
フィルタ検出部11は、フォトインタラプタ6の発光素子の発光期間を制御すると共に、受光素子の出力信号を検出し、フィルタスライダ3が所定の位置に移動しているか否かを検出する機能部である。本明細書では、「発光期間」とは、光が発光されている期間を意味し、「非発光期間」とは、光が発光されていない期間を意味する。
フィルタ駆動部12は、アクチュエータ7を駆動制御することにより、フィルタスライダ3を上下方向に移動させるための機能部である。
近赤外光LED9は、近赤外光を発光させる機能部であり、例えば光量の少ない夜間等で撮像を行う際に用いられる。
撮像素子8は、レンズ2や光学フィルタを通過する光を電気信号に変換する素子である。撮像素子8では、レンズ2や光学フィルタを通過した光にさらされ、感光し、光を電気信号に変換する露光処理を行う「露光期間」と、メモリ等にアクセスしているため露光処理ができない「非露光期間」とが設けられている。後述するように、本開示では、撮像素子8のこの非露光期間に合わせて光学フィルタの位置検出のための発光を行うことで、映像における光ノイズの発生を抑制しつつ、光学フィルタの位置を高精度で判定することが可能となる。
照射制御部10は、近赤外光LED9の発光期間を制御するための機能部である。
撮像素子制御部13は、撮像素子8の露光期間等を制御するための機能部である。
映像信号処理部14は、撮像素子8から出力される電気信号を映像信号に変換する機能部である。映像信号処理部14によって生成される映像信号は、例えばHD-SDI(High-Definition Serial Interface)を介して、後述する監視確認端末等の外部装置に転送してもよい。
CPU部15は、照射制御部10、フィルタ検出部11、フィルタ駆動部12、撮像素子制御部13、及び映像信号処理部14の各機能部を制御するための処理部である。
(撮像素子の露光期間及び非露光期間)
上述したように、一般的には、撮像素子は、光を電気信号に変換する露光処理を行う「露光期間」と、露光処理ができない「非露光期間」とが設けられている。以下では、この露光期間及び非露光期間の詳細について説明する。
撮像素子の駆動信号の一つとして、垂直同期信号が存在する。この垂直同期信号は、撮像素子と、映像信号処理部のフレーム単位の処理タイミングを同期させると共に、撮像映像のフレームレートを決定する機能を果たす。また、露光期間等の撮像素子の各種設定は、垂直同期信号に合わせて反映される。これは、フレームの途中で露光時間等が変化した場合、画面の上側と下側とで輝度が異なり、違和感のある映像が撮像されてしまうからである。
メモリ等がワンチップ化されたCMOS撮像素子では、垂直同期信号が入力された前後の数ラインに非露光期間(露光不可期間ともいう)が設けられていることが一般的である。この非露光期間は、撮像素子が露光処理を行うことができない期間を意味し、例えば撮像素子が設定を反映するためにメモリ等にアクセスしている時間等に相当する。この非露光期間の長さは、撮像素子の種類や仕様等によって異なる。
撮像装置の非露光期間の一例を図2に示す。一般的には、撮像装置の電子シャッタ設定の最小設定値(shutter_min)はモード毎に異なり、図2では、撮像装置のモード毎のshutter_minをテーブル形式で示す。図2に記載のテーブルに示すように、当該撮像装置においては、shutter_min設定値の6ライン、4ライン又は2ラインが撮像素子の非露光期間に相当する。
本開示では、この非露光期間を利用する。即ち、本開示の実施形態に係る撮像装置1では、フォトインタラプタ6を制御するCPU部15と撮像素子8を制御する撮像素子制御部13が連携し、撮像素子8の非露光期間に合わせてフォトインタラプタ6を発光させることにより、フォトインタラプタ6による撮像素子8の感光を防ぐことができると共に、フォトインタラプタ6を利用した非接触で正確な光学フィルタ位置検出を行うことができる。このように、映像における光ノイズの発生を抑制しつつ、光学フィルタの位置を高精度で判定することが可能となる。
(撮像装置の動作)
次に、図3及び図4を参照し、本開示の実施形態に係る撮像装置1の動作について説明する。図3は、本開示の実施形態に係る撮像装置1の(例えば、光量が多い日中に用いられる)第1の撮像モードにおける動作の一例を示す図である。図4は、本開示の実施形態に係る撮像装置1の(例えば、光量が少ない夜間に用いられる)第2の撮像モードにおける動作の一例を示す図である。
まず、撮像装置1において、被写体からの入射光はレンズ2で結像され、光学フィルタを介し、撮像素子8で電気信号に光電変換される。次に、映像信号処理部14は、当該電気信号に対してガンマ補正、ニー補正、輪郭補正、色補正等の各種映像信号処理を施すことで、映像信号を生成し、外部(例えば、後述する監視確認端末等の外部装置)に出力する。ここで、映像信号処理部14は、例えばHD-SDI(High Definition Serial Digital Interface)信号を映像信号として出力してもよいが、本開示はこれに限定されず、圧縮や暗号化等も行ってもよい。
CPU部15は、映像信号処理部14で処理された映像信号の輝度レベルを予め定めた所定の輝度レベルに比較する。
映像信号処理部14で処理された映像信号の輝度レベルが所定の輝度レベルを満たす(撮像環境の光量が多い)場合、フィルタ駆動部12は、アクチュエータ7を駆動制御し、フィルタスライダ3を移動させることにより、可視光フィルタ4を、レンズ2を通過する光の光路中(つまり、レンズ2と撮像素子8との間)に配置する。これにより、撮像装置1は、可視光フィルタ4を用いる第1の撮像モードに設定される。
本開示の実施形態に係る撮像装置1の第1の撮像モードにおける動作を図3に示す。図3では、1フレームにおける、撮像素子8の露光期間22及び非露光期間24と、フォトインタラプタ6の発光期間26及び非発光期間28とが示される。ここでは、横軸は時間の経過を示す。
図3に示すように、撮像装置1が第1の撮像モードで撮像を行う場合、フィルタ検出部11は、フォトインタラプタ6の発光素子の発光期間26を、撮像素子8の非露光期間24と一致するように発光制御を行う。言い換えれば、フィルタ検出部11は、撮像素子8の非露光期間24内に、発光素子に検出光を発光させる。
ここで、撮像素子8の非露光期間24は、上述した撮像素子制御部13の動作によって定まるため、CPU部15は、撮像素子制御部13とフィルタ検出部11とを連動して制御することにより、撮像素子8の非露光期間24内に、発光素子に検出光を発光させる動作を行うことができる。
なお、この時、撮像素子8の非露光期間24が短く、フィルタ検出部11の動作が間に合わない(すなわち、撮像素子8の非露光期間24が所定の基準を満たさない)場合には、撮像素子制御部13により非露光期間24を延長してもよい。一例として、仮に撮像素子8の非露光期間24を1ミリ秒増やした場合、30フレーム/秒の映像では、3%の感度低下が発生するが、これは、利得補正で違和感なく補整できるレベルである。感度低下の影響が好ましくない場合には、フィルタ検出部11の動作を毎フレームではなく、数秒毎、数分毎として影響が発生するフレームを減らすことができる。
一方、映像信号処理部14で処理された映像信号の輝度レベルが所定の輝度レベルを満たさない(撮像環境の光量が少ない)場合、フィルタ駆動部12は、アクチュエータ7を駆動制御し、フィルタスライダ3を移動させることにより、近赤外光フィルタ5を、レンズ2を通過する光の光路中(つまり、レンズ2と撮像素子8との間)に配置する。これにより、撮像装置1は、近赤外光フィルタ5を用いる第2の撮像モードに設定される。
本開示の実施形態に係る撮像装置1の第2の撮像モードにおける動作を図4に示す。図4では、1フレームにおける、撮像素子8の露光期間22及び非露光期間24と、フォトインタラプタ6の発光期間26及び非発光期間28と、近赤外光LED9の発光期間34及び非発光期間36とが示される。ここでは、横軸は時間の経過を示す。
図4に示すように、撮像装置1が第2の撮像モードで撮像を行う場合、照射制御部10は、近赤外光LED9の発光期間34を、撮像素子8の露光期間22に一致するように発光制御を行うと共に、フィルタ検出部11は、フォトインタラプタ6の発光素子の発光期間26を、撮像素子8の非露光期間24と一致するように発光制御を行う。言い換えれば、照射制御部10は、撮像素子8の露光期間22に合わせて近赤外光LED9を発光させ、フィルタ検出部11は、撮像素子8の非露光期間24内に、発光素子に検出光を発光させる。
上述したように、ここで、撮像素子8の非露光期間24は、撮像素子制御部13の動作によって定まるため、CPU部15は、撮像素子制御部13とフィルタ検出部11とを連動して制御することにより、撮像素子8の非露光期間24内に、発光素子に検出光を発光させる動作を行うことができる。
なお、このとき、近赤外光LED9のパルス発光に合わせて撮像素子8の露光期間22を短くしているため、撮像素子8の非露光期間24は十分に長く、非露光期間24内であればフィルタ検出部11は任意のタイミングで光学フィルタの位置を判定するための発光を行ってもよい。
以上説明したように構成した本開示の実施形態に係る撮像装置1において、撮像素子8の非露光期間に合わせてフォトインタラプタ6を発光させることにより、フォトインタラプタ6による撮像素子8の感光を防ぐことができると共に、フォトインタラプタ6を利用した精確かつ非接触の光学フィルタ位置検出を行うことができる。
このように、映像における光ノイズの発生を抑制しつつ、光学フィルタの位置を高精度で判定することが可能となる。
次に、図5を参照して、本開示の実施形態に係る撮像装置を用いた監視システムの構成について説明する。
図5は、本開示の実施形態に係る撮像装置1を用いた監視システム40の構成の一例を示す図である。図5に示すように、監視システム40は、撮像装置1と、制御機器42と、通信ネットワーク45と、監視管理装置47と、監視確認端末49とを主に含む。
撮像装置1は、例えば図1に示す、本開示の実施形態に係る撮像装置である。撮像装置1は、所定の環境や、当該環境における監視対象を撮影し、映像データ(監視映像)を取得するように構成されている。また、撮像装置1の設置箇所及び数は、本開示では特に限定されず、監視対象に応じて適宜に定められてもよい。
なお、撮像装置1の構成や動作については図1~図4を参照して説明したため、ここではその説明を省略する。
制御機器42は、監視対象に関する情報を取得すると共に、撮像装置1の動作を支援するための装置である。制御機器42は、例えば、撮像装置1によって取得された監視映像を録画し記憶するためのデコーダーや記憶装置、監視管理装置47からの指示に従って撮像装置1を制御するための制御装置、設置されている環境の音声情報を取得するための録音装置、マイクロフォン、VOIP装置等であってもよい。
通信ネットワーク45は、撮像装置1、制御機器42、監視管理装置47、及び監視確認端末49との間のデータ通信を行うためのネットワークであり、例えばインターネット、LAN(Local Area Network)接続、MAN(Metropolitan Area Network)接続、WAN(Wide Area Network)接続などを含んでもよい。
監視管理装置47は、撮像装置1や制御機器42の制御や、撮像装置1や制御機器42によって取得された監視映像を管理するための装置である。監視管理装置47は、撮像装置1や制御機器42によって取得された情報を監視確認端末49に出力したり、撮像装置1や制御機器42を制御する指令を撮像装置1や制御機器42に転送したりしてもよい。一例として、監視管理装置47は、いわゆるVMS(Video Management System)ソフトウェアを搭載したサーバ装置であってもよい。
監視確認端末49は、監視システム40の管理者等のユーザが使用する端末であり、撮像装置1や制御機器42によって取得された情報(監視映像等)の表示や制御、監視管理装置47で保持される情報の設定等を行う装置である。
以上説明した、本開示の実施形態に係る撮像装置1を用いた監視システム40によれば、映像における光ノイズの発生を抑制した監視映像を取得することが可能となるため、不審物や不審者の検出精度を向上させることができる。
なお、本開示は、上述の実施形態に限定されない。本発明の範囲内において、上述の実施形態の任意の構成要素の変形が可能である。また、上述の実施形態において任意の構成要素の追加または省略が可能である。
1 撮像装置
2 レンズ
3 フィルタスライダ
4 可視光フィルタ
5 近赤外光フィルタ
6 フォトインタラプタ
7 アクチュエータ
8 撮像素子
9 近赤外光LED
10 照射制御部
11 フィルタ検出部
12 フィルタ駆動部
13 撮像素子制御部
14 映像信号処理部
15 CPU部
22 撮像素子の露光期間
24 撮像素子の非露光期間
26 フォトインタラプタの発光期間
28 フォトインタラプタの非発光期間
34 近赤外光LEDの発光期間
36 近赤外光LEDの非発光期間
40 監視システム
42 制御機器
45 通信ネットワーク
47 監視管理装置
49 監視確認端末

Claims (7)

  1. 外部からの光を結像するレンズと、
    前記レンズを通過する光を制限する複数の光学フィルタと、
    前記光学フィルタを通過する光を電気信号に変換する露光処理を行う露光期間と、前記露光処理を行わない非露光期間とが設けられている撮像素子と、
    前記光学フィルタに対して検出光を発光し、当該検出光を受光することにより、前記光学フィルタの位置を判定するフィルタ位置判定部と、
    前記フィルタ位置判定部を制御するフィルタ検出部とを含む撮像装置において、
    前記フィルタ検出部は、
    前記撮像素子の前記非露光期間に合わせて前記検出光を発光させるように前記フィルタ位置判定部を制御する、
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記複数の光学フィルタの内、前記レンズを通過する光の光路中に第1の光学フィルタを配置した第1の撮像モードと、
    前記複数の光学フィルタの内、前記レンズを通過する光の光路中に第2の光学フィルタを配置した第2の撮像モードとを切り替えるフィルタ切り替え部を更に含む、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第1の光学フィルタが可視光フィルタであり、
    前記第2の光学フィルタが近赤外光フィルタである、
    ことを特徴とする、請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記撮像素子からの電気信号に基づいて輝度レベルを判定する映像信号処理部と、
    前記光学フィルタの動作を制御するフィルタ駆動部とを更に含み、
    前記フィルタ駆動部は、
    前記輝度レベルが所定の輝度レベルを満たす場合、前記第1の撮像モードに切り替えるように前記フィルタ切り替え部を制御し、
    前記輝度レベルが所定の輝度レベルを満たさない場合、前記第2の撮像モードに切り替えるように前記フィルタ切り替え部を制御する、
    ことを特徴とする、請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記撮像素子の前記非露光期間が所定の基準を満たさない場合、前記撮像素子の前記非露光期間を延長する撮像素子制御部を更に含む、
    ことを特徴とする、請求項4に記載の撮像装置。
  6. 近赤外光を発光する近赤外光LEDと、
    前記近赤外光LEDの発光期間を制御する照射制御部とを更に含み、
    前記第2の撮像モードにおいて、
    前記照射制御部は、
    前記撮像素子の前記露光期間に合わせて近赤外光を発光させるように前記近赤外光LEDを制御し、
    前記フィルタ検出部は、
    前記撮像素子の前記非露光期間に合わせて前記検出光を発光させるように前記フィルタ位置判定部を制御する、
    ことを特徴とする、請求項4に記載の撮像装置。
  7. 監視システムであって、
    監視対象に関する監視映像を取得するための1つ以上の撮像装置と、
    前記撮像装置の制御を行い、前記監視映像を管理する監視管理装置と、
    前記監視映像を確認する監視確認端末とが通信ネットワークを介して接続されており、
    前記撮像装置は、
    外部からの光を結像するレンズと、
    前記レンズを通過する光を制限する複数の光学フィルタと、
    前記光学フィルタを通過する光を電気信号に変換する露光処理を行う露光期間と、前記露光処理を行わない非露光期間とが設けられている撮像素子と、
    前記撮像素子からの電気信号を映像信号に変換する映像信号処理部と、
    前記光学フィルタに対して検出光を発光し、当該検出光を受光することにより、前記光学フィルタの位置を判定するフィルタ位置判定部と、
    前記フィルタ位置判定部を制御するフィルタ検出部とを含み、
    前記フィルタ検出部は、
    前記撮像素子の前記非露光期間に合わせて前記検出光を発光させるように前記フィルタ位置判定部を制御する、
    前記映像信号処理部は、
    前記通信ネットワークを介して、前記映像信号を前記監視管理装置及び前記監視確認端末のいずれか一方に転送する、
    ことを特徴とする、監視システム。
JP2021153251A 2021-09-21 2021-09-21 撮像装置及び監視システム Pending JP2023045065A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021153251A JP2023045065A (ja) 2021-09-21 2021-09-21 撮像装置及び監視システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021153251A JP2023045065A (ja) 2021-09-21 2021-09-21 撮像装置及び監視システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023045065A true JP2023045065A (ja) 2023-04-03

Family

ID=85776625

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021153251A Pending JP2023045065A (ja) 2021-09-21 2021-09-21 撮像装置及び監視システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023045065A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015108778A (ja) 撮像装置及びその制御方法
US9609193B2 (en) Compact interchangeable lens type camera
JP2013059011A (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP2023045065A (ja) 撮像装置及び監視システム
KR102139663B1 (ko) 적외선을 이용한 노광 시간 제어 방법 및 상기 방법을 기록한 컴퓨터 판독 가능 저장매체 및 디지털 촬영 장치.
JP2009017272A (ja) カメラ
JP6393091B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
JP5430125B2 (ja) 撮像装置、ストロボシステムおよび発光制御方法
JP5947489B2 (ja) 焦点調節装置および焦点調節方法
CN114928728A (zh) 投影设备及异物检测方法
JP2014150409A (ja) 画像処理装置、撮像装置および画像処理プログラム
JP2021034852A (ja) カメラ装置
JP2006166342A (ja) 撮像装置、および、撮像システム
JP5264318B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP2016219905A (ja) 撮像装置、その制御方法、および制御プログラム
JP2011114442A (ja) 電子カメラ
JPH0698220A (ja) ビデオカメラ
US20230269485A1 (en) Imaging device and imaging method
JP2010206434A (ja) 撮像装置
JP2024030507A (ja) 監視システム
JP5546381B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
US20230067669A1 (en) Imaging device
JP2008257083A (ja) 電子カメラ
KR100509362B1 (ko) 디지탈 카메라의 패시브 초점 조절 장치 및 그 방법
JP2008193635A (ja) 電子カメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230913